JPH0621091Y2 - デイスクカセツト - Google Patents

デイスクカセツト

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JPH0621091Y2
JPH0621091Y2 JP1985147292U JP14729285U JPH0621091Y2 JP H0621091 Y2 JPH0621091 Y2 JP H0621091Y2 JP 1985147292 U JP1985147292 U JP 1985147292U JP 14729285 U JP14729285 U JP 14729285U JP H0621091 Y2 JPH0621091 Y2 JP H0621091Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はディスクカセットに関し、特にたとえば磁気
ディスクあるいは光学系ディスクカセットのような可撓
性を有する記録再生用ディスクがカセットケース内に回
転自在に収納された、ディスクカセットに関する。
(従来技術) この種の記録再生用ディスクカセットの一例が、たとえ
ば、昭和57年3月1日付で公開された実開昭57−3
8388号公報(第1従来技術),昭和57年12月2
4日付で公開された特開昭57−210486号公報
(第2従来技術)および昭和60年3月7日付で公開さ
れた特開昭60−43279号(第3従来技術)に開示
されている。
(考案が解決しようとする問題点) 第1従来技術では、シャッタの移動方向が一方のみであ
るため、裏返して挿入することができず、したがって両
面に記録する場合、磁気ディスクを挾んで磁気ヘッドを
上下に2つ設ける必要がある。そのために、ディスク駆
動装置の構成が複雑になるばかりでなく、高価でもあ
る。
第2従来技術では、1つのヘッドで両面に記録すること
ができるが、シャッタがカセットケース内にあるため、
シャッタ開閉機構とイジェクト機構とがそれぞれ別々に
必要であり、したがってディスク駆動装置の構成が複雑
である。
第3従来技術では、幅の狭いI型シャッタを用いるた
め、一方の辺で保持するだけでは移動時や取り付けに際
しての安定性が悪く、他方片を押さえるための別の押え
板が必要となる。そのために、部品点数が多くかつ組み
立てが煩雑で、コスト高になる。
それゆえに、この発明の主たる目的は、ディスク駆動装
置の構造を簡単にでき、しかも1つのヘッドでディスク
の両面にアクセスでき、構造が簡単で、低コストで製造
可能なディスクカセットを提供することである。
(問題点を解決するための手段) この考案は、簡単にいえば、中心部に軸を含むディスク
を回転可能に収納したカセットケース、カセットケース
の両面のそれぞれ対応する位置であってかつカセットケ
ースの挿入方向先端縁と軸との間に所定の幅で形成され
るヘッド作用孔、カセットケースの挿入方向先端縁側に
おいて断面コ字状に折り曲げられた保持部と保持部から
延びてカセットケースの両面にそれぞれ沿う平面を有す
る2つのシャッタ板とを有し、かつ保持部が挿入方向先
端縁に嵌め合わされることによって2つのシャッタ板を
挿入方向先端縁に直交する方向に移動可能に保持し、さ
らに2つのシャッタ板の移動方向ほぼ中央に形成され、
かつヘッド作用孔と同じかそれよりやや大きい形状を有
してヘッド作用孔を遮蔽する閉塞部と、閉塞部の移動方
向両側に形成されかつヘッド作用孔と同じかそれより大
きい開口部とを含むシャッタ部材、およびシャッタ部材
を移動方向両側から中央に向けて偏奇させるためのばね
を備える、ディスクカセットである。
(作用) 定常状態では、ばねによって、シャッタ部材がその両側
から中央位置に向けて偏奇される。したがって、その状
態では、カセットケースのヘッド作用孔はシャッタ部材
のシャッタ板に形成された閉塞部によって閉塞される。
ディスク駆動装置に挿入されると、シャッタ部材がばね
のばね力に抗して一方方向に移動され、それによって閉
塞部の両側の開口部の一方を通してヘッド作用孔が開放
される。裏返して挿入されると、シャッタ部材は他方方
向に移動され、同じように、開口部の他方を通してヘッ
ド作用孔が開放される。
(考案の効果) この考案によれば、ヘッド作用孔を覆うためのシャッタ
部材が両方向に移動可能であるため、第1従来技術と異
なり、1つのヘッドあるいはピックアップでディスクの
両面にアクセスしてたとえば記録再生することがきる。
しかもシャッタ部材の一方端側を折り曲げて形成した保
持部をカセットケースの端縁に嵌めてシャッタ板を保持
した構成であるので、第2従来技術と異なり、ディスク
駆動装置においてシャッタ開閉機構とイジェクト機構と
を一部共用することができるので、それを用いるディス
ク駆動装置の構成が簡略化され、したがって低価格化が
期待できる。さらに、閉塞部の幅に比べて保持部の長さ
が長いので、第3従来技術のような移動時あるいは取り
付けの際の不安定性がなく、したがって別の押え部材が
不要で、さらにコストを低くできる。
この考案の上述の目的,その他の目的,特徴および利点
は、図面を参照して行なう以下の実施例の詳細な説明か
ら一層明らかとなろう。
(実施例) 第1図はこの考案の1実施例を示す分解斜視図である。
記録再生用ディスクカセット10は、たとえば高分子フ
ィルムからなる薄い円板状の磁気ディスク12を含む。
この磁気ディスク12は、その中心に形成された軸14
によって偏平なカセットケース16内に、回転自在に収
納される。
カセットケース16は、ほぼ同じ形状の下ハーフ18お
よび上ハーフ20によって構成され、これら下ハーフ1
8および上ハーフ20の外周部が互いに溶着されて、全
体として、平面矩形の1つの偏平なカセットケース16
を構成する。
下ハーフ18の内面には、収納される磁気ディスク12
の外周縁に沿って配置される複数のリブ22が形成され
る。なお、図示しないが、上ハーフ20の内面にも、同
様のリブが形成されている。これらのリブ22は、磁気
ディスク12の位置ずれを規制するためのものである。
下ハーフ18および上ハーフ20には、それぞれ、その
ほぼ中心位置に、円形の開口24および26が形成さ
れ、これら開口24および26に磁気ディスク12の軸
14が挿入され、それによって磁気ディスク12が回転
自在に保持される。
下ハーフ18および上ハーフ20には、それぞれ対応す
る位置に、磁気ディスク12の径方向に延びる縦長のヘ
ッド作用孔28および30が形成される。これらヘッド
作用孔28および30の長さは、磁気ディスク12の有
効記録部分の径方向長さより長くなければならないこと
は当然である。
下ハーフ18の内面には、ヘッド作用孔28の左側コー
ナ部分にコイルばね34が配置される。同じように、上
ハーフ20のヘッド作用孔30の右側コーナ部分には、
コイルばね38が配置される。ばね34の一方辺34a
は下ハーフ18の内面の所定位置に固定され、他方辺3
4bは開放されている。ばね38の一方辺38aは上ハ
ーフ20の所定位置に係止され、他方辺38bは開放さ
れている。ばね34および38のそれぞれの他方辺34
bおよび38bは、後述のように、シャッタ50に対し
て偏奇力ないしばね力を付与するためにシャッタ50に
係合される。
下ハーフ18のリブ22によって規定される内面に、開
口24およびヘッド作用孔28に相当する開口部分が形
成された保護シート40が配置される。その上に軸14
が開口24に挿通されて磁気ディスク12が配置され
る。磁気ディスク12の上には、さらに上ハーフ20の
中心開口26およびヘッド作用孔30に対応する開口部
分を有する保護シート42が配置される。これら保護シ
ート40および42は、磁気ディスク12の両面を保護
するためのものであり、たとえば不織布などからなる。
保護シート40および42は、それぞれ対応の下ハーフ
18および上ハーフ20の内面に接着されてもよいが、
単に載せられるだけでもよい。
その後、下ハーフ18に上ハーフ20が重ね合わされ
て、その内面の対応する位置に形成された突起および凹
部が嵌め合わされて、その周縁がたとえば溶着される。
このようにして、磁気ディスク12が回転自在に収納さ
れた偏平なカセットケース16が構成される。
上ハーフ20の外面には、ヘッド作用孔30を含んで凹
部44が形成される。このような凹部44は、図示しな
いが、下ハーフ18にも形成されている。そして、上ハ
ーフ20の凹部44には、ヘッド作用孔より右側にこの
上ハーフ20の端縁に沿って溝46が形成される。同じ
ように、下ハーフ18の凹部にも、ヘッド作用孔28よ
り左側にこの下ハーフ18の端縁に沿って溝48が形成
される。これら溝46および48は、シャッタ50を係
止するために利用される。
シャッタ50は、折り曲げ部52によって折り曲げら
れ、断面「コ」字状に形成される。シャッタ50のカセ
ットケース16の両主面に対応する2つのシャッタ板5
4および56には、それぞれ対応する位置に、閉塞部5
8aおよび60aを挟んで両側に、開口58b,58c
および60b,60cが形成される。閉塞部58aおよ
び60aの形状および大きさは、開口58b,58c,
60bおよび60cと同じように、ヘッド作用孔28お
よび30の形状および大きさに対応する。すなわち、閉
塞部58aおよび60aは、それぞれ、ヘッド作用孔2
8および30とほぼ同じ形状および同じ大きさに形成さ
れるか、あるいはその長さおよび幅ともこれらヘッド作
用孔28および30よりやや大きく形成される。開口5
8bおよび58cも、ヘッド作用孔28とほぼ同じ大き
さに形成されるか、あるいはその幅および長さともヘッ
ド作用孔28よりやや大きくされる。同様に、開口60
bおよび60cも、ヘッド作用孔30とほぼ同じ大きさ
に形成されるかあるいはそれよりやや大きく形成され
る。
シャッタ50の折り曲げ部52の近傍にはシャッタ板5
4の左端に引き起こし片62が形成され、シャッタ板5
4の右端に引き起こし片64が形成される。これら引き
起こし片62および64は、それぞれ、下ハーフ18の
溝48および上ハーフ20の溝46に係合される。
シャッタ板56の引き起こし片64に対向するシャッタ
板54の位置には、V字状に変形されたノッチ66が形
成され、シャッタ板54の引き起こし片62に対応する
シャッタ板56の位置にはV字状のノッチ68が形成さ
れる。これらノッチ66および68は、それぞれ、ばね
38の他方辺38bおよびばね34の他方辺34bを係
止する。
第2図に示すように、下ハーフ18および上ハーフ20
からなるカセットケース16の端縁に、シャッタ50が
嵌め込まれる。このとき、第1図に示す引き起こし片6
4が、第3図に示すように上ハーフ20の溝46に嵌め
られ、引き起こし片62が第4図に示すように下ハーフ
18の溝48に嵌め込まれる。これによって、シャッタ
50は、カセットケース16の端縁に直交する方向への
抜けが防止されるとともに、その端縁に沿う方向すなわ
ちヘッド作用孔28および30の両側方向に移動自在に
支持される。
この状態で、第3図に示すように、ばね34の他方辺3
4bが、シャッタ50のノッチ68に嵌め合わされると
ともに、ばね38の他方辺38bがシャッタ50のノッ
チ66に嵌め合わされる。第5図および第6図を参照し
て詳しく説明すると、ばね34の他方辺34bはシャッ
タ板56の下方から延び、その先端が情報に折り曲げら
れている。この折り曲げられて直立している先端が、V
字状に変形されたノッチ68の凹部に係合する。なお、
第6図には、引き起こし片66が溝48に係合している
状態も併せて図示されている。
なお、もう一方のばね38およびノッチ66の係合状態
もこの第6図と同様であることは勿論である。
第1図および第7図に示すように、上ハーフ20の左側
コーナ部分の近傍には、その端縁に沿って延びる長孔7
0が形成される。この長孔70は、ばね34の他方辺3
4bすなわちシャッタ50のストッパとして作用する。
詳しくいうと、長孔70は、ばね34の両辺34aおよ
び34bが最大に開いた状態で、他方辺34bの先端が
長孔70の一方端と同じ位置かそれり内方にある、その
ような長さに形成される。したがって、ばね34が最大
に開いた状態でも、シャッタ50は、それ以上ヘッド作
用孔30(第1図)側すなわち右方には偏奇されない。
なお、この長孔70は、第7図に示すように、ばね34
の両辺34aおよび34bが閉じるときにそのガイドと
しても有効に働く。
第7図に示す長孔70は、図示しないが、他方のばね3
8に関連して下ハーフ18にも形成されていることは勿
論である。
第8図に示すように、このような記録再生用ディスクカ
セット10のためのディスク駆動装置80には、その内
方のカセット挿入部に関連する所定位置に、つめ82が
設けられる。このつめ82は、図示しないばねによっ
て、定常的には、矢印84で示す反時計方向に偏奇され
ている。
第8図に示すように記録再生用ディスクカセット10が
ディスク駆動装置80に十分挿入されていない状態で
は、つめ82はカセット10に対して何等作用せず、し
たがってシャッタ50は、第3図の実線で示す位置にあ
る。この状態では、ヘッド作用孔28および30は、と
もに、シャッタ50の閉塞部58aおよび60aによっ
て閉塞される。したがって、ヘッド作用孔28および3
0を通して磁気ディスク12に直接接触したり、磁気デ
ィスク12にごみなどが付着するのが有効に防止され
る。
第9図に示すように、ディスク駆動装置80内に矢印8
6方向に、記録再生用ディスクカセット10が挿入され
ると、つめ82の先端はカセットケース16の先端縁に
沿って、矢印84(第8図)方向へのばね力に抗して、
矢印90方向に押される。このとき、つめ82の先端が
シャッタ50の折り曲げ部に係合する。したがって、記
録再生用カセットケース10がさらに押されると、シャ
ッタ50は、つめ82によって、矢印92の方向に押さ
れ、第3図の一点鎖線で示す位置に動かされる。この状
態では、ヘッド作用孔30は、閉塞部60aの右側の開
口60cと位置的に対応する。したがって、磁気ディス
ク12には、その開口60cおよびヘッド作用孔30を
通してヘッド(図示せず)が作用し得る状態になる。
また、記録再生用ディスクカセット10を裏返して入れ
たときも、第9図と同じようにシャッタ50が変位し、
シャッタ50の閉塞部58aによって閉塞されていたヘ
ッド作用孔28が、開口58bを通して、開放され得
る。
ヘッド作用孔28または30が開放された状態では、第
9図に示すように、つめ82の係合部94が、ディスク
駆動装置80の所定位置に形成された係合ピン96に係
合し、したがってつめ82は第9図に示す状態でロック
される。
図示しないイジェクトボタンを押すと、つめ82の係合
部94と係合ピン96との係合が外れ、第8図の矢印8
4方向へのばね(図示せず)の力で、つめ82がその方
向に回動する。このときのばね力によって、記録再生デ
ィスクカセット10が、第8図の矢印98方向に押し出
される。このように、この考案のディスクカセット10
によれば、シャッタ50を開閉するためのつめ82がイ
ジェクト機構の一部としても利用可能である。
第10図はこの考案の他の実施例を示す部分平面図であ
る。この実施例は、先の実施例に比べて、ただ1つのば
ね100を用いるという点で異なる。すなわち、ケース
16の上辺のヘッド作用孔30を挟む両側には、点線で
示すように、円弧状の切欠部99aおよび99bが形成
される。そして、上ハーフ30の表面には、ヘッド作用
孔30の両側にガイド溝101aおよび101bが、そ
の上辺に沿って細長く形成される。磁気ディスク12の
軸14の位置にばね100の円弧状部が配置され、この
ばね100の両辺100aおよび100bがそこから延
びてシャッタ50の引き起こし片64に係合され、両辺
100aおよび100bの先端は、折り曲げられて、切
欠部99aおよび99bに沿って移動自在とされる。こ
の場合、ばね100の両辺100aおよび100bは互
いに相反する方向すなわちヘッド作用孔30の両側方向
にばね力を与える。したがって、定常状態では、両辺1
00aおよび100bのばね力のバランスによって、シ
ャッタ50は第10図で示すように、閉塞部60a(5
8a)がヘッド作用孔30(28)を閉塞した状態にあ
る。
そして、第9図に示すようにディスク駆動装置80内に
挿入されると、つめ82によって押されて、シャッタ5
0が第10図の矢印102方向に変位される。したがっ
て、閉塞部60a(58a)が変位し、ヘッド作用孔3
0(28)がシャッタ50の開口を通して開放される。
第10図の実施例において、定常状態では、ばね100
の両辺100aおよび100bは相反する方向にばね力
が働いていて、したがってその両辺100aおよび10
0bの先端は切欠部99aおよび99bの段差部で係止
される。そのために、シャッタ50はばね100の両辺
100aおよび100bのばね力がバランスしたそのほ
ぼ中央の位置、すなわち閉塞部60aがヘッド作用孔3
0を閉塞する位置に位置決めされる。もしシャッタ50
が矢印102方向に押されると、ばね100の一方辺1
00bは切欠部99bの円弧にガイドされて同じように
矢印102方向に押される。したがって、シャッタ50
がヘッド作用孔30を開放したときは、引き起こし片6
4がガイド溝101bの左側端部に当たって、シャッタ
50の矢印102方向への移動を阻止することになる。
なお、シャッタ部50は、第11図または第12図に示
すように変形されてもよい。第11図に示す例では、シ
ャッタ50の平面形状はT字状に形成され、第12図に
示す例では、シャッタ50の平面形状はH字状に形成さ
れる。これら第11図ならびに第12図に示す実施例で
は、いずれも、閉塞部60a(58a)の両側に開口で
はなく切欠104aおよび104bならびに106aお
よび106bが形成されている。すなわち、シャッタ5
0の開口部としては、第1図に示すような開口ではな
く、第11図または第12図に示すように閉塞部の両側
に設けられた切欠であってもよいのである。
なお、上述の実施例では、磁気ディスク12がカセット
ケース16内に収納された例について説明した。しかし
ながら、カセットケース16内に収納されるディスク
は、磁気ディスクに限らず、その他光学ディスクであっ
てもよい。光学ディスクが用いられる場合には、ヘッド
作用孔28および30は、光学系ピックアップがディス
クに対して作用するための開口部として働くであろう。
また、ディスクは記録再生可能なものとして説明した
が、その他の再生だけが可能なものについても同様に考
えられ得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す分解斜視図である。 第2図はこの実施例の正面図である。 第3図はこの実施例の要部を示す平面図である。 第4図はこの実施例の要部を示す底面図である。 第5図および第6図はシャッタとばねとの係合状態を示
す図解図であり、第5図は部分平面図、第6図は部分断
面図である。 第7図はストッパとしての長孔を説明するための要部図
解図である。 第8図および第9図はディスク駆動装置に記録再生用デ
ィスクカセットが挿入されるときのシャッタの変位につ
いて説明するための図解図である。 第10図はこの考案の他の実施例を示す要部平面図であ
る。 第11図および第12図はシャッタの他の例を示す平面
図解図である。 図において、10は記録再生用ディスクカセット、12
は磁気ディスク、16はカセットケース、28,30は
ヘッド作用孔、34、38はばね、50はシャッタ、5
8a,60aは閉塞部、58b,58c,60b,60
cは開口、104a,104b,106a,106bは
切欠を示す。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心部に軸を含むディスクを回転可能に収
    納したカセットケース、 前記カセットケースの両面のそれぞれ対応する位置であ
    ってかつ前記カセットケースの挿入方向先端縁と前記軸
    との間に所定の幅で形成されるヘッド作用孔、 前記カセットケースの前記挿入方向先端縁側において断
    面コ字状に折り曲げられた保持部と前記保持部から延び
    て前記カセットケースの両面にそれぞれ沿う平面を有す
    る2つのシャッタ板とを有し、かつ前記保持部が前記挿
    入方向先端縁に嵌め合わされることによって前記2つの
    シャッタ板を前記挿入方向先端縁に直交する方向に移動
    可能に保持し、さらに前記2つのシャッタ板の前記移動
    方向ほぼ中央に形成され、かつ前記ヘッド作用孔と同じ
    かそれよりやや大きい形状を有して前記ヘッド作用孔を
    遮蔽する閉塞部と、前記閉塞部の前記移動方向両側に形
    成されかつ前記ヘッド作用孔と同じかそれより大きい開
    口部とを含むシャッタ部材、および 前記シャッタ部材を前記移動方向両側から中央に向けて
    偏奇させるためのばねを備える、ディスクカセット。
  2. 【請求項2】前記ばねは前記シャッタ部材の両側に設け
    られた2つのばねを含み、それぞれのばねは前記シャッ
    タ部材に対してその両側から相互に対向する方向にばね
    力を付与する、実用新案登録請求の範囲第1項記載のデ
    ィスクカセット。
  3. 【請求項3】前記ばねはその両辺が前記シャッタ部材の
    両側端に係止された1つのばねを含み、そのばねの両辺
    は前記シャッタ部材に対して相反する方向にばね力を付
    与する、実用新案登録請求の範囲第1項記載のディスク
    カセット。
  4. 【請求項4】前記ケースに設けられ、前記ばねのばね力
    が作用する方向への前記シャッタ部材の移動を阻止する
    ためのストッパを備える、実用新案登録請求の範囲第1
    項ないし第3項のいずれかに記載のディスクカセット。
  5. 【請求項5】前記ストッパは前記ケースに形成され、前
    記シャッタ部材の移動方向に延びる長孔を含む、実用新
    案登録請求の範囲第4項記載のディスクカセット。
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