JP2515312Y2 - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JP2515312Y2
JP2515312Y2 JP2158190U JP2158190U JP2515312Y2 JP 2515312 Y2 JP2515312 Y2 JP 2515312Y2 JP 2158190 U JP2158190 U JP 2158190U JP 2158190 U JP2158190 U JP 2158190U JP 2515312 Y2 JP2515312 Y2 JP 2515312Y2
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秋山  登
克巳 亀田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はディスク状記録媒体を収納したディスクカー
トリッジに関する。
〔従来の技術〕
記録再生装置に使用されるディスク状記録媒体は、不
使用時に破損したり、塵埃が付着したりするのを防止す
るために、ディスクカートリッジ内にこのディスク状記
録媒体を収納することによって保護している。このよう
なディスクカートリッジとして、例えば第8図および第
9図に示すようなものがある。第8図において、符号10
1はケースであり、このケース101にはディスク状記録媒
体(図示せず)が収納されている。ケース101にはこの
ディスクカートリッジが記録再生装置に装着されたとき
に、ディスク状記録媒体を回転させるための回転穴(図
示せず)や情報の読み書きを行うために、ヘッドを接近
可能なヘッド挿入穴(図示せず)が形成されている。
ここで、前記回転穴やヘッド挿入穴からケース101内
部に塵埃が侵入するのを防止するために、このケース10
1にはシャッタ102が取り付けられている。
シャッタ102には第9図に示すようにばね受部103が形
成され、このばね受部103はケース101内に収装されたね
じりコイルばね104の一先端104aと係合し、このねじり
コイルばね104の他先端104bはケース101の端縁部101aと
係合している。ねじりコイルばね104の一先端104aおよ
び他先端104bは互いに向き合うように略直角に折り曲げ
られている。シャッタ102を開放するために、このシャ
ッタ102がねじりコイルばね104の付勢力に抗して第9図
中右下方へ摺動されると、一先端104aは端縁部101aへ向
けて移動することになる。
ところで、記録再生装置にこのディスクカートリッジ
の表裏を誤って逆に装着すると、記録再生装置の開閉ピ
ンPはケース101の反対側(第9図中右下方側)に対向
してしまうことになる。このようにケース101の右下方
側へ開閉ピンPが位置すると、この開閉ピンPは閉止状
態にあるシャッタ102を閉止方向に動かそうとする。そ
うすると、開閉ピンPによってシャッタ102やケース101
が損壊してしまう虞が生じる。そこで、そのような場合
は開閉ピンPの動作を阻止するために、ケース101に阻
止壁105a,105bを第9図中上方へ突出形成している。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来のディスクカートリッ
ジにおいては、シャッタ102を摺動させると、ねじりコ
イルばね104の一先端104aは端縁部101aに向けて移動す
るが、配設されたねじりコイルばね104近傍のケース101
には阻止壁105aが突出形成されているために、一先端10
4aはこの阻止壁105aの角部105cに引掛ってしまうことが
ある。そうすると、シャッタ102にねじりコイルばね104
の付勢力が作用しなくなる。したがって、このディスク
カートリッジの使用後に、シャッタ102は閉止方向へ戻
らなくなってしまうという問題があった。
〔課題を解決するための手段〕
このような問題点を解決するために、本考案にあって
は、ディスク状記録媒体2が収納されたケース1と、こ
のケース1に取り付けられた、開閉ピンPによって開放
されるシャッタ5と、このシャッタ5と前記ケース1と
に係合されて前記シャッタ5を閉止方向に付勢するため
の付勢部材10と、前記ケース1の前記付勢部材10の作動
範囲の近傍に設けられた、閉止状態にある前記シャッタ
5に対し閉止方向への前記開閉ピンPの動作を阻止する
ための阻止壁14a,14bと、前記シャッタ5が往復摺動す
る際に前記付勢部材10が引っ掛らないように前記阻止壁
14a,14bの角部14c,14dに設けられた面取りとを具備した
ディスクカートリッジの構成とするものである。
〔作用〕
シャッタを阻止壁に沿って摺動させると、シャッタに
係合している付勢部材の先端は、この阻止壁の角部に引
掛りそうになる。しかし、前記角部は面取りされている
ために、前記先端はこの角部を擦り抜けて引掛るような
ことはない。このため、付勢部材の付勢力はシャッタに
引き続き作用することになる。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に基づいて説明する。
第1図ないし第7図は本考案に係るディスクカートリ
ッジの一実施例を示す図である。
第1図および第2図において符号1はディスクカート
リッジのケースであり、このケース1は合成樹脂製であ
って全体が矩形の平板状筐体の上半片1aと下半片1bとか
らなっている。ケース1内には光学的情報を記録した3.
5インチ用の光ディスク2(ディスク状記録媒体)が収
納されている。ケース1の下半片1bの中央には、光ディ
スク2が記録再生装置に装着されたときに、ケース1内
の光ディスク2をスピンドルモータ(図示せず)によっ
て回転させるための回転穴4が形成され、この回転穴4
から光ディスク2の中心部に設けられたハブ部2aが露出
している。またケース1の上下半片1a,1bには光ディス
ク2に記録された情報を読み取るための光ヘッド(図示
せず)が接近可能なようにヘッド挿入穴3が形成されて
いる。
光ディスク2を使用しない場合には、前記回転穴4や
ヘッド挿入穴3から塵埃がケース1内に侵入するのを防
止するために、このケース1にはシャッタ5が取付けら
れている。シャッタ5は第3図および第4図に示すよう
にステンレス鋼等の金属薄板を略中央から略コの字形に
折り曲げて形成され、前記回転穴4及びヘッド挿入穴3
を開閉するための開閉板部6と、この開閉板部6よりも
折り曲げ長さが短い補助開閉板部7とを有している。
前記シャッタ5の折り曲げられた部分(同図中上部)
にはケース1の記録再生装置挿入側先端部分に係合する
ガイド板部8が設けられている。このガイド板部8の折
り曲げ片方側であって前後両端にはガイド突起部8a,8b
が形成されている。また、このガイド板部8のガイド突
起部8bの形成されている近傍にはばね受部9が形成され
ている。
一方、第5図および第6図に示すようにケース1内で
あって前記挿入方向先端部側にはねじりコイルばね10
(付勢部材)が収納され、このねじりコイルばね10の一
先端10aはばね受部9と係合し、他先端10bはケース1の
端縁部1aに係合してシャッタ10を常時この閉止方向(第
5図中左上方向)に付勢している。また、ねじりコイル
ばね10の一先端10aと他先端10bは互いに相反する方向に
直角に折り曲げられている。
ここで、ケース1の下半片1bであって記録再生装置挿
入先端部分に形成されたガイド部Gは、第7図に示すよ
うに、図上左側に形成されケース1の上端面から落込ん
だ位置に水平方向に伸びるガイド表面13を有している。
ガイド表面13のヘッド挿入穴3側には、シャッタ5を開
閉するための開閉ピンPがシャッタ5を開放したときに
落込むための逃げ凹み16が形成されている。
前記開閉ピンPが第2図に示すようにシャッタを図上
右側に移動せしめ、ヘッド挿入穴2を開放する。また、
下半片1bのガイド部G近傍にはガイド突起部8a,8bが嵌
入する一対のガイド溝17a,17bが形成され、このガイド
溝17a,17bはガイド部Gに沿ってほぼ全長に亘って伸び
ている。
ところで、記録再生装置にディスクカートリッジの表
裏を誤って逆に装着すると、前記したように開閉ピンP
は閉止状態にあるシャッタ5をさらに閉止するような動
作をしてしまう。このような開閉ピンPの動作を阻止す
るために、第7図に示すように上半片1aおよび下半片1b
の前記挿入先端部分であってガイド表面13とヘッド挿入
穴3に対して反対側に、阻止壁14a,14bが同図中上方へ
向けて形成されている。すなわち、阻止壁14a,14bは第
5図および第6図中上方へ突出形成され、シャッタ5の
摺動をガイドする役目も果している。また、阻止壁14b
の先端側(第5図中上端側)にはねじりコイルばね10の
一先端10aが位置するので、この高さを阻止壁10aの高さ
より低くしている。
阻止壁14a,14bの近傍にはケース1内に収納されたね
じりコイルばね10が配設されているが、シャッタ5が第
5図中右下方へ往復摺動する際に、直角に折り曲げられ
たねじりコイルばね10の一先端10aが引っ掛りそうにな
るので、阻止壁14a,14bの角部14c,14dにはこの引っ掛り
を防止するために斜面をつけることによって(あるいは
丸味(アール)をつけてもよい)面取りしている。な
お、面取りするのは阻止壁14aの角部14cだけでもよい
が、角部14dに行えばより完璧となる。
そこで、ヘッド挿入穴3等を開放又は閉止するため
に、シャッタ5を第5図中阻止壁14a,14bに沿って右下
方へ往復摺動する際に、ばね受部9に係合している一先
端10aは前記したように略直角に折り曲げられているた
めに、この一先端10aの折り曲げられた部分が阻止壁14a
の角部14cに引掛りそうになる。しかし、角部14cは面取
りされているために、一先端10aの折り曲げられた部分
がこの角部14cを擦り抜けてしまい、これに引掛るよう
なことはない。このため、ねじりコイルばね10の付勢力
はシャッタ5に引き続き作用することになる。したがっ
て、ディスクカートリッジ使用後にシャッタ5はこの閉
止方向へ戻ることが可能となり、今後もこのディスクカ
ートリッジを使用することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、作動する付勢
部材が引っ掛らないように阻止壁の角部を面取りしたの
で、シャッタを摺動させても、付勢部材の先端が前記角
部を擦り抜けてしまい、これに引掛るようなことはな
い。このため、付勢部材の付勢力はシャッタに引き続き
作用することになる。したがって、ディスクカートリッ
ジの使用後に、シャッタはこの閉止方向へ戻ることが可
能となり、今後もこのディスクカートリッジを使用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本考案に係るディスクカートリッ
ジの一実施例を示す図であり、第1図はこのディスクカ
ートリッジの表側の斜視図、第2図は同裏側の斜視図、
第3図および第4図はシャッタの斜視図、第5図は阻止
壁部を示す斜視図、第6図は第5図におけるVI−VI線断
面図、第7図はケースの部分拡大平面図である。第8図
および第9図は従来のディスクカートリッジを示す図で
あり、第8図はこのディスクカートリッジの裏側の斜視
図、第9図は阻止壁を示す斜視図である。 1……ケース、3……ヘッド挿入穴、4……回転穴、9
……ばね受部、10……ねじりコイルばね、10a……一先
端、10b……他先端、14a,14b……阻止壁、14c,14d……
角部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク状記録媒体が収納されたケース
    と、このケースに取り付けられた、開閉ピンによって開
    放されるシャッタと、このシャッタと前記ケースとに係
    合されて前記シャッタを閉止方向に付勢するための付勢
    部材と、前記ケースの前記付勢部材の作動範囲の近傍に
    設けられた、閉止状態にある前記シャッタに対し閉止方
    向への前記開閉ピンの動作を阻止するための阻止壁と、
    前記シャッタが往復摺動する際に前記付勢部材が引っ掛
    らないように前記阻止壁の角部に設けられた面取りとを
    具備したことを特徴とするディスクカートリッジ。
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