JP2549660Y2 - ディスクカートリッジ - Google Patents
ディスクカートリッジInfo
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- JP2549660Y2 JP2549660Y2 JP1990032587U JP3258790U JP2549660Y2 JP 2549660 Y2 JP2549660 Y2 JP 2549660Y2 JP 1990032587 U JP1990032587 U JP 1990032587U JP 3258790 U JP3258790 U JP 3258790U JP 2549660 Y2 JP2549660 Y2 JP 2549660Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shutter
- case
- slider
- opening
- opened
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はディスク状記録媒体を収納したディスクカー
トリッジに関する。
トリッジに関する。
記録再生装置に使用されるディスク状記録媒体は、不
使用時に破損したり、塵埃が付着したりするのを防止す
るために、ディスクカートリッジ内にこのディスク状記
録媒体を収納することによって保護している。このよう
なディスクカートリッジとして、例えば第8図および第
9図に示すようなものがある。第8図において、符号10
1はケースであり、このケース101にはディスク状記録媒
体106が収納されいている。ケース101にはこのディスク
カートリッジが記録再生装置に装着されたときに、ディ
スク状記録媒体106を回転させるための回転穴102や情報
の読み書きを行うためにヘッドを接近可能なヘッド挿入
穴103が形成されている。
使用時に破損したり、塵埃が付着したりするのを防止す
るために、ディスクカートリッジ内にこのディスク状記
録媒体を収納することによって保護している。このよう
なディスクカートリッジとして、例えば第8図および第
9図に示すようなものがある。第8図において、符号10
1はケースであり、このケース101にはディスク状記録媒
体106が収納されいている。ケース101にはこのディスク
カートリッジが記録再生装置に装着されたときに、ディ
スク状記録媒体106を回転させるための回転穴102や情報
の読み書きを行うためにヘッドを接近可能なヘッド挿入
穴103が形成されている。
ここで、前記回転穴102やヘッド挿入穴103からケース
101内部に塵埃が侵入するのを防止するために、このケ
ース101にはシャッタ104が取り付けられている。シャッ
タ104には第9図に示すようにばね受部108が形成され、
このばね受部108はケース101内に収装されたねじりコイ
ルばね107の一先端と係合している。シャッタ104の一端
に開閉ピンPを当接させて摺動させると、前記回転穴10
2やヘッド挿入穴103は開口される。
101内部に塵埃が侵入するのを防止するために、このケ
ース101にはシャッタ104が取り付けられている。シャッ
タ104には第9図に示すようにばね受部108が形成され、
このばね受部108はケース101内に収装されたねじりコイ
ルばね107の一先端と係合している。シャッタ104の一端
に開閉ピンPを当接させて摺動させると、前記回転穴10
2やヘッド挿入穴103は開口される。
しかしながら、このような従来のディスクカートリッ
ジにあっては、金属製のシャッタ104をケース101に直に
摺接しているので、このシャッタ104をケース101に対し
てスムーズに摺動させにくいという問題点があり、更に
はケースを落下させてしまった時等に加わる衝撃でシャ
ッターがケースより脱落してしまうという問題点もあっ
た。
ジにあっては、金属製のシャッタ104をケース101に直に
摺接しているので、このシャッタ104をケース101に対し
てスムーズに摺動させにくいという問題点があり、更に
はケースを落下させてしまった時等に加わる衝撃でシャ
ッターがケースより脱落してしまうという問題点もあっ
た。
そこで、シャッタ104の折り曲げ部104aの内側にポリ
アセタール等の滑性を有する合成樹脂からなるスライダ
ー(図示せず)を取付け、シャッタ104をこのスライダ
ーを介してケース101に対して摺動させるという方法が
考えられる。この合成樹脂のスライダーにもばね受部を
形成しなければならないが、このばね受部は一定の強度
を持たせる必要からスライダー内に係合溝として形成し
なければならないことになる。そうすると、組立の際に
ねじりコイルばね107の一端を前記係合溝に嵌入して係
合させなければならず、煩雑であるという問題が生じ
る。
アセタール等の滑性を有する合成樹脂からなるスライダ
ー(図示せず)を取付け、シャッタ104をこのスライダ
ーを介してケース101に対して摺動させるという方法が
考えられる。この合成樹脂のスライダーにもばね受部を
形成しなければならないが、このばね受部は一定の強度
を持たせる必要からスライダー内に係合溝として形成し
なければならないことになる。そうすると、組立の際に
ねじりコイルばね107の一端を前記係合溝に嵌入して係
合させなければならず、煩雑であるという問題が生じ
る。
一方、光ディスク106の両面に対して情報の読み書き
を行うには、対向する一対のヘッドがディスクカートリ
ッジの側方からヘッド挿入穴103へ接近可能なようにし
なければならない。そのためには、第10図に示すように
シャツタ104における開閉ピンPが当接する側の部分104
bを、一端のヘッドと接触しないように切欠しなければ
ならない。そうすると、シャッタ104の切り欠かれた部
分104bは強度が低下して、開閉ピンPでシャッタ104を
押圧して開閉する際に塑性変形してしまう虞が生じ、又
外部からの衝撃にも弱い。
を行うには、対向する一対のヘッドがディスクカートリ
ッジの側方からヘッド挿入穴103へ接近可能なようにし
なければならない。そのためには、第10図に示すように
シャツタ104における開閉ピンPが当接する側の部分104
bを、一端のヘッドと接触しないように切欠しなければ
ならない。そうすると、シャッタ104の切り欠かれた部
分104bは強度が低下して、開閉ピンPでシャッタ104を
押圧して開閉する際に塑性変形してしまう虞が生じ、又
外部からの衝撃にも弱い。
このような問題点を解決するために、本考案にあって
は、ディスク状記録媒体2が収納されたケース1と、こ
のケース1に形成されたヘッド挿入穴3およびディスク
状記録媒体2を回転させるための回転穴4と、このヘッ
ド挿入穴3および回転穴4を開閉可能に前記ケース1に
取付けられた開閉ピンPによって開閉されるシャッタ5
と、このシャッタ5を閉止方向へ付勢する付勢部材18
と、前記シャッタ5に取付けられ、前記ケース1に対し
て滑接するスライダー15と、前記ケース1に形成された
前記開閉ピンPがシャッタ5を開放したときに落込むた
めの逃げ凹み14とを備え、前記付勢部材18をシャッタ5
に係合させ、前記スライダー15の一端に前記付勢部材18
とシャッタ5との係合位置の反対側に伸びる伸設部分15
aを形成し、この伸設部分15aには、開閉ピン当接部33を
形成するとともにスライダー外れ防止用突出部22を前記
逃げ凹み14より下方へ該逃げ凹みの長さよりも長く突設
したディスクカートリッジとするものである。
は、ディスク状記録媒体2が収納されたケース1と、こ
のケース1に形成されたヘッド挿入穴3およびディスク
状記録媒体2を回転させるための回転穴4と、このヘッ
ド挿入穴3および回転穴4を開閉可能に前記ケース1に
取付けられた開閉ピンPによって開閉されるシャッタ5
と、このシャッタ5を閉止方向へ付勢する付勢部材18
と、前記シャッタ5に取付けられ、前記ケース1に対し
て滑接するスライダー15と、前記ケース1に形成された
前記開閉ピンPがシャッタ5を開放したときに落込むた
めの逃げ凹み14とを備え、前記付勢部材18をシャッタ5
に係合させ、前記スライダー15の一端に前記付勢部材18
とシャッタ5との係合位置の反対側に伸びる伸設部分15
aを形成し、この伸設部分15aには、開閉ピン当接部33を
形成するとともにスライダー外れ防止用突出部22を前記
逃げ凹み14より下方へ該逃げ凹みの長さよりも長く突設
したディスクカートリッジとするものである。
ディスクカートリッジを記録再生装置に装着すると、
この回転穴やヘッド挿入穴を開口するためにこの装置の
開閉ピンがシャッタを押して摺動させる。このとき、シ
ャッタはケースに対して直に滑接しているのではなく、
スライダーを介して摺接している。したがって、シャッ
タをケースに対してスムーズに摺動させると共に確実に
スライダーをガイドすることができる。また、付勢部材
をシャッタに係合させたので、このシャッタの付勢部材
から係合する部分は、この表面から突出した形に折り曲
げて形成することができる。このため、このディスクカ
ートリッジを組み立てる際に付勢部材を前記シャッタの
突出した部分に係合させればよい。さらに、スライダー
の伸設部分に開閉ピンを当接させてシャッタを開閉する
ようにしたので、このスライダーの伸設部分はシャッタ
とは関係なく、断面積を大きくとることができる。この
ため、前記スライダーの伸設部分は、シャッタを伸設す
る場合に比べて強度を高くすることができる。
この回転穴やヘッド挿入穴を開口するためにこの装置の
開閉ピンがシャッタを押して摺動させる。このとき、シ
ャッタはケースに対して直に滑接しているのではなく、
スライダーを介して摺接している。したがって、シャッ
タをケースに対してスムーズに摺動させると共に確実に
スライダーをガイドすることができる。また、付勢部材
をシャッタに係合させたので、このシャッタの付勢部材
から係合する部分は、この表面から突出した形に折り曲
げて形成することができる。このため、このディスクカ
ートリッジを組み立てる際に付勢部材を前記シャッタの
突出した部分に係合させればよい。さらに、スライダー
の伸設部分に開閉ピンを当接させてシャッタを開閉する
ようにしたので、このスライダーの伸設部分はシャッタ
とは関係なく、断面積を大きくとることができる。この
ため、前記スライダーの伸設部分は、シャッタを伸設す
る場合に比べて強度を高くすることができる。
また、前記スライダーの伸設部分には、スライダーの
外れ防止用突出部が逃げ凹みよりも長く形成されている
ので、開閉ピンによりシャッタが開放される場合におい
ても、スライダーがケースから外れることもない。
外れ防止用突出部が逃げ凹みよりも長く形成されている
ので、開閉ピンによりシャッタが開放される場合におい
ても、スライダーがケースから外れることもない。
以下、本考案を図面に基づいて説明する。
第1図ないし第7図は本考案に係る3.5インチ用のデ
ィスクカートリッジの一実施例を示す図である。
ィスクカートリッジの一実施例を示す図である。
第1図および第2図において符号1はディスクカート
リッジのケースであり、このケース1に合成樹脂製であ
って全体が矩形の平板状筺体の上半片1aと下半片1bとか
らなっている。ケース1内には光学的情報を記録した3.
5インチの光ディスク2(ディスク状記録媒体)が収納
されている。ケース1の下半片1bの中央には、光ディス
ク2が記録再生装置に装着されたときに、ケース1内の
光ディスク2をスピンドルモータ(図示せず)によって
回転させるための回転穴4が形成され、この回転穴4か
ら光ディスク2の中心部に設けられたハブ部2aが露出し
ている。またケース1の上下半片1a,1bには光ディスク
2に記録された情報を読み取るための光ヘッド(図示せ
ず)が接近可能なようにヘッド挿入穴3が形成されてい
る。
リッジのケースであり、このケース1に合成樹脂製であ
って全体が矩形の平板状筺体の上半片1aと下半片1bとか
らなっている。ケース1内には光学的情報を記録した3.
5インチの光ディスク2(ディスク状記録媒体)が収納
されている。ケース1の下半片1bの中央には、光ディス
ク2が記録再生装置に装着されたときに、ケース1内の
光ディスク2をスピンドルモータ(図示せず)によって
回転させるための回転穴4が形成され、この回転穴4か
ら光ディスク2の中心部に設けられたハブ部2aが露出し
ている。またケース1の上下半片1a,1bには光ディスク
2に記録された情報を読み取るための光ヘッド(図示せ
ず)が接近可能なようにヘッド挿入穴3が形成されてい
る。
光ディスク2を使用しない場合には、前記回転穴4や
ヘッド挿入穴3から塵埃がケース1内に侵入するのを防
止するために、このケース1にはシャッタ5が取付けら
れている。シャッタ5は第3図に示すようにステンレス
鋼等の金属薄板を略中央から略コの字形に折り曲げて形
成され、前記回転穴4及びヘッド挿入穴3を開閉するた
めの開閉板部6と、この開閉板部6よりも折り曲げ長さ
が短い補助開閉板部7とを有している。また、前記シャ
ッタ5の折り曲げられた部分(同図中上部)にはケース
1の記録再生装置挿入側先端部に位置するガイド板部8
が形成されている。
ヘッド挿入穴3から塵埃がケース1内に侵入するのを防
止するために、このケース1にはシャッタ5が取付けら
れている。シャッタ5は第3図に示すようにステンレス
鋼等の金属薄板を略中央から略コの字形に折り曲げて形
成され、前記回転穴4及びヘッド挿入穴3を開閉するた
めの開閉板部6と、この開閉板部6よりも折り曲げ長さ
が短い補助開閉板部7とを有している。また、前記シャ
ッタ5の折り曲げられた部分(同図中上部)にはケース
1の記録再生装置挿入側先端部に位置するガイド板部8
が形成されている。
ここで、ケース1の記録再生装置挿入先端部分に形成
されたガイド部Gは、第4図および第5図に示すよう
に、図上左側に形成されケース1の上端面から落込んだ
位置に水平方向に伸びるガイド表面11a,11bと、このガ
イド表面11a,11bとは前記ヘッド挿入穴3に対して反対
側に形成され、ガイド段部12a,12bとを有している。そ
して、前記ガイド表面11a,11bとガイド段部12a,12bとの
間には、連結部13が形成されている。前記第1ガイド表
面11a,11bの前記ヘッド挿入穴3側には、シャッタ5を
開閉するための開閉ピンPがシャッタ5を開放したとき
に落込むための逃げ凹み14が形成されている。このよう
にヘッド挿入穴3が開放されたときに前記開閉ピンPは
前記逃げ凹み14内に落込む。
されたガイド部Gは、第4図および第5図に示すよう
に、図上左側に形成されケース1の上端面から落込んだ
位置に水平方向に伸びるガイド表面11a,11bと、このガ
イド表面11a,11bとは前記ヘッド挿入穴3に対して反対
側に形成され、ガイド段部12a,12bとを有している。そ
して、前記ガイド表面11a,11bとガイド段部12a,12bとの
間には、連結部13が形成されている。前記第1ガイド表
面11a,11bの前記ヘッド挿入穴3側には、シャッタ5を
開閉するための開閉ピンPがシャッタ5を開放したとき
に落込むための逃げ凹み14が形成されている。このよう
にヘッド挿入穴3が開放されたときに前記開閉ピンPは
前記逃げ凹み14内に落込む。
断面略コの字型のガイド板部8の内面側にはガイド部
Gに摺接するポリアセタール等の滑性を有する合成樹脂
製のスライダー15が取り付けられている。すなわち、ス
ライダー15の表面側(第4図中上面側)には略すり鉢状
の第1凹み25が形成され、この第1凹み25に嵌合可能な
略すり鉢状の第2凹み26がシャッタ5のガイド板部8に
プレス加工(いわゆるピアスプレス)によって形成され
ている。第1凹み25と第2凹み26とを嵌合させると、ス
ライダー15はシャッタ5に位置決めされる。この位置決
め後に第1,第2凹み25,26をタッピングねじ16を挿通さ
せて、このタッピングねじ16によってシャッタ5にスラ
イダー15を固着する。
Gに摺接するポリアセタール等の滑性を有する合成樹脂
製のスライダー15が取り付けられている。すなわち、ス
ライダー15の表面側(第4図中上面側)には略すり鉢状
の第1凹み25が形成され、この第1凹み25に嵌合可能な
略すり鉢状の第2凹み26がシャッタ5のガイド板部8に
プレス加工(いわゆるピアスプレス)によって形成され
ている。第1凹み25と第2凹み26とを嵌合させると、ス
ライダー15はシャッタ5に位置決めされる。この位置決
め後に第1,第2凹み25,26をタッピングねじ16を挿通さ
せて、このタッピングねじ16によってシャッタ5にスラ
イダー15を固着する。
スライダー15は第6図に示すように、このスライダー
15をシャッタ5の摺動方向にガイドするためにケース1
に形成された一対のガイド段部12a,12bに摺接してい
る。スライダー15は前記したように滑性を有しているの
で、ガイド段部12a,12bをスムーズに摺動する。また、
シャッタ5の摺動時に、このシャッタ5がケース1から
外れないようにするために、シャッタ5には嵌合爪部2
9,30が形成され、この嵌合爪部29,30はケース1に前記
摺動方向に向けて形成された案内溝31,32に嵌入してい
る。一方、記録再生装置にディスクカートリッジの表裏
を誤って逆に装着すると、開閉ピンPは誤動作してしま
うことになり、この誤動作を防止するために、上半片1a
および下半片1bの前記挿入先端部分には、誤動作防止壁
14a,14bが同図中上方へ向けて形成されている。また、
誤動作防止壁14bの先端側(第6図中上端側)にはねじ
りコイルばね18の一先端18aが位置するので、この高さ
を誤動作防止壁14aの高さより低くしている。
15をシャッタ5の摺動方向にガイドするためにケース1
に形成された一対のガイド段部12a,12bに摺接してい
る。スライダー15は前記したように滑性を有しているの
で、ガイド段部12a,12bをスムーズに摺動する。また、
シャッタ5の摺動時に、このシャッタ5がケース1から
外れないようにするために、シャッタ5には嵌合爪部2
9,30が形成され、この嵌合爪部29,30はケース1に前記
摺動方向に向けて形成された案内溝31,32に嵌入してい
る。一方、記録再生装置にディスクカートリッジの表裏
を誤って逆に装着すると、開閉ピンPは誤動作してしま
うことになり、この誤動作を防止するために、上半片1a
および下半片1bの前記挿入先端部分には、誤動作防止壁
14a,14bが同図中上方へ向けて形成されている。また、
誤動作防止壁14bの先端側(第6図中上端側)にはねじ
りコイルばね18の一先端18aが位置するので、この高さ
を誤動作防止壁14aの高さより低くしている。
シャッタ5のガイド板部8に固着されたスライダー15
は、このガイド板部8から第4図中少し左方へずらすよ
うな形で固着されているので、このガイド板部8の右端
部分にはスライダー15が位置していないことになる。そ
こで、ガイド板部8の右端部分には第1ばね受部17がプ
レス切断して下方に折り曲げて形成されている。ケース
1内にはねじりコイルばね18を収納するための収納室19
が設けられ、この収納室19の右上方端のケース1には第
2ばね受部20が形成されている。第1,第2ばね受部17,2
0にはねじりコイルばね18の一端、他端がそれぞれ係合
し、このねじりコイルばね18によってスライダー15を第
4図中左方へ付勢している。
は、このガイド板部8から第4図中少し左方へずらすよ
うな形で固着されているので、このガイド板部8の右端
部分にはスライダー15が位置していないことになる。そ
こで、ガイド板部8の右端部分には第1ばね受部17がプ
レス切断して下方に折り曲げて形成されている。ケース
1内にはねじりコイルばね18を収納するための収納室19
が設けられ、この収納室19の右上方端のケース1には第
2ばね受部20が形成されている。第1,第2ばね受部17,2
0にはねじりコイルばね18の一端、他端がそれぞれ係合
し、このねじりコイルばね18によってスライダー15を第
4図中左方へ付勢している。
一方、スライダー15の略左半分は第5図に示すように
開閉ピンPと当接可能なように同図中左方へ伸設されて
いる。この伸設部分15aの左端が開閉ピンPの当接部33
となっている。またこの伸設部分15aは記録再生装置の
一対のヘッド(図示せず)が側方からヘッド挿入口3へ
接近しても接触しないように厚さを薄く形成している。
また、このスライダー15の伸設部分15aの左端側部には
ガイド表面11a,11bと摺接する摺接面部15bが突出形成さ
れており、この摺接面部15bは前記同様の理由からガイ
ド表面11a,11bに対して滑性を有している。
開閉ピンPと当接可能なように同図中左方へ伸設されて
いる。この伸設部分15aの左端が開閉ピンPの当接部33
となっている。またこの伸設部分15aは記録再生装置の
一対のヘッド(図示せず)が側方からヘッド挿入口3へ
接近しても接触しないように厚さを薄く形成している。
また、このスライダー15の伸設部分15aの左端側部には
ガイド表面11a,11bと摺接する摺接面部15bが突出形成さ
れており、この摺接面部15bは前記同様の理由からガイ
ド表面11a,11bに対して滑性を有している。
また、伸設部分15aの第4図中左端には第7図に示す
ように断面略矢じり状の嵌入突起部21が一体形成されて
いる。嵌入突起部21はケース1に前記摺動方向に沿って
それぞれ形成された嵌入溝23内に圧入されて、スライダ
ー15が摺動されるときにこのケース1から容易に外れる
の防止している。すなわち、嵌入突起部21の先端には、
開閉ピン当接部33よりもシャッタ閉鎖位置側であって前
記逃げ凹み14より下方に位置し、逃げ凹み14よりも長い
スライダー外れ防止用突出部22が突設され(b>a)、
これがケースの内面のレール24に係合している。このた
め、開閉ピンPによりシャッタが開放された場合におい
ても、スライダーが上方に外れ出ることはない。
ように断面略矢じり状の嵌入突起部21が一体形成されて
いる。嵌入突起部21はケース1に前記摺動方向に沿って
それぞれ形成された嵌入溝23内に圧入されて、スライダ
ー15が摺動されるときにこのケース1から容易に外れる
の防止している。すなわち、嵌入突起部21の先端には、
開閉ピン当接部33よりもシャッタ閉鎖位置側であって前
記逃げ凹み14より下方に位置し、逃げ凹み14よりも長い
スライダー外れ防止用突出部22が突設され(b>a)、
これがケースの内面のレール24に係合している。このた
め、開閉ピンPによりシャッタが開放された場合におい
ても、スライダーが上方に外れ出ることはない。
ここで、ディスクカートリッジを記録再生装置に装着
すると、回転穴4やヘッド挿入穴3を開口するためにこ
の装置の開閉ピンPがスライダー15の伸設部分15aの第
4図中左上端部を押し、シャッタ5を右方向へ摺動させ
る。このとき、シャッタ5はケース1に対して直に摺接
しているのではなく、スライダー15を介して摺接してい
る。したがって、シャッタ5を開閉ピンPで押せば、ケ
ース1に対してスムーズに摺動させることができる。
すると、回転穴4やヘッド挿入穴3を開口するためにこ
の装置の開閉ピンPがスライダー15の伸設部分15aの第
4図中左上端部を押し、シャッタ5を右方向へ摺動させ
る。このとき、シャッタ5はケース1に対して直に摺接
しているのではなく、スライダー15を介して摺接してい
る。したがって、シャッタ5を開閉ピンPで押せば、ケ
ース1に対してスムーズに摺動させることができる。
また、ねじりコイルばね18が係合する第1ばね受部17
はスライダー15に形成されるのではなく、ガイド板部8
に折り曲げて形成され、この表面から突出した形となっ
ている。このため、このディスクカートリッジを組み立
てる際にねじりコイルばね18の一端を突出した形の第1
ばね受部17に係合させればよく、この係合はスライダー
15内に係合溝を形成して、この係合溝に嵌入させて係合
させるのに比べれば、はるかに容易に行うことができ
る。
はスライダー15に形成されるのではなく、ガイド板部8
に折り曲げて形成され、この表面から突出した形となっ
ている。このため、このディスクカートリッジを組み立
てる際にねじりコイルばね18の一端を突出した形の第1
ばね受部17に係合させればよく、この係合はスライダー
15内に係合溝を形成して、この係合溝に嵌入させて係合
させるのに比べれば、はるかに容易に行うことができ
る。
一方、シャッタ5に固着されたスライダー15は前記し
たように開閉ピンPと当接可能なように第5図中左方へ
伸設され、この伸設部分15aの厚さを薄く形成している
が、伸設部分15aは金属薄板のシャッタ5とは関係なく
断面積を大きくとることができる。このため、シャッタ
5のガイド板部8を伸設してこの伸設した部分を切欠す
る場合に比べ、スライダー15の伸設部分15aの強度は高
くなっている。したがって、開閉ピンPによってスライ
ダー15の伸設部分15aを押圧してシャッタ5を開閉して
も、この伸設部分15aが塑性変形してしまうようなこと
はない。
たように開閉ピンPと当接可能なように第5図中左方へ
伸設され、この伸設部分15aの厚さを薄く形成している
が、伸設部分15aは金属薄板のシャッタ5とは関係なく
断面積を大きくとることができる。このため、シャッタ
5のガイド板部8を伸設してこの伸設した部分を切欠す
る場合に比べ、スライダー15の伸設部分15aの強度は高
くなっている。したがって、開閉ピンPによってスライ
ダー15の伸設部分15aを押圧してシャッタ5を開閉して
も、この伸設部分15aが塑性変形してしまうようなこと
はない。
以上説明したように本考案によれば、シャッターをス
ライダーに固定したので、シャッターのスライドがスム
ーズとなり、落下衝撃等にも耐えられる。又、付勢部材
をシャッタに係合させたので、このシャッタの付勢部材
と係合する部分は、この表面から突出した形に折り曲げ
て形成することができる。このため、このディスクカー
トリッジを組み立てる際に付勢部材を前記シャッタの突
出した部分に係合させればよく、この係合はスライダー
内に係合溝を形成して、この係合溝に嵌入させて係合さ
せるのに比べればはるかに容易に行うことができる。
ライダーに固定したので、シャッターのスライドがスム
ーズとなり、落下衝撃等にも耐えられる。又、付勢部材
をシャッタに係合させたので、このシャッタの付勢部材
と係合する部分は、この表面から突出した形に折り曲げ
て形成することができる。このため、このディスクカー
トリッジを組み立てる際に付勢部材を前記シャッタの突
出した部分に係合させればよく、この係合はスライダー
内に係合溝を形成して、この係合溝に嵌入させて係合さ
せるのに比べればはるかに容易に行うことができる。
またスライダーに伸設部分を形成してこの伸設部分に
開閉ピンを当接させ、シャッタを開閉するようにしたの
で、このスライダーの伸設部分はシャッタとは関係なく
断面積を大きくとることができる。このため、前記スラ
イダーの伸設部分は、シャッタを伸設する場合に比べて
強度を高くすることができる。したがって、開閉ピンに
よってスライダーを押圧してシャッタを開閉しても、ス
ライダーの伸設部分が塑性変形してしまうようなことは
ない。
開閉ピンを当接させ、シャッタを開閉するようにしたの
で、このスライダーの伸設部分はシャッタとは関係なく
断面積を大きくとることができる。このため、前記スラ
イダーの伸設部分は、シャッタを伸設する場合に比べて
強度を高くすることができる。したがって、開閉ピンに
よってスライダーを押圧してシャッタを開閉しても、ス
ライダーの伸設部分が塑性変形してしまうようなことは
ない。
さらに、伸設部分にはケースと係合するスライダー外
れ防止用突出部22を逃げ凹みよりも長く突設したので、
開閉ピンによりシャッタが開放された状態においても逃
げ凹みからケース外に外れ出ることがなく、従ってシャ
ッタは円滑に開閉動作することになる。しかも、スライ
ダー外れ防止用突出部22は逃げ凹み14より下方へ突出し
ているので、開閉ピンや逃げ凹み14と干渉することがな
く、従ってシャッタの円滑な開閉動作を確保することが
できる。
れ防止用突出部22を逃げ凹みよりも長く突設したので、
開閉ピンによりシャッタが開放された状態においても逃
げ凹みからケース外に外れ出ることがなく、従ってシャ
ッタは円滑に開閉動作することになる。しかも、スライ
ダー外れ防止用突出部22は逃げ凹み14より下方へ突出し
ているので、開閉ピンや逃げ凹み14と干渉することがな
く、従ってシャッタの円滑な開閉動作を確保することが
できる。
第1図ないし第7図は本考案に係るディスクカートリッ
ジの一実施例を示す図であり、第1図はこのディスクカ
ートリッジの表側の斜視図、第2図は同裏側の斜視図、
第3図はシャッタの断面図、第4図はこの下半片の部分
拡大正面図、第5図はこのディスクカートリッジの平面
図、第6図は第4図におけるVI-VI線断面図、第7図は
第4図におけるVII-VII線断面図であり、第8図および
第9図は従来のディスクカートリッジを示す図であり、
第8図はこのディスクカートリッジの斜視図、第9図は
この部分拡大図、第10図は他に考えられるシャッタの斜
視図である。 1……ケース、2……光ディスク、3……ヘッド挿入
穴、4……回転穴、5……シャッタ、15……スライダ
ー、15a……伸設部分、17……第1ばね受部、18……ね
じりコイルばね、P……開閉ピン。
ジの一実施例を示す図であり、第1図はこのディスクカ
ートリッジの表側の斜視図、第2図は同裏側の斜視図、
第3図はシャッタの断面図、第4図はこの下半片の部分
拡大正面図、第5図はこのディスクカートリッジの平面
図、第6図は第4図におけるVI-VI線断面図、第7図は
第4図におけるVII-VII線断面図であり、第8図および
第9図は従来のディスクカートリッジを示す図であり、
第8図はこのディスクカートリッジの斜視図、第9図は
この部分拡大図、第10図は他に考えられるシャッタの斜
視図である。 1……ケース、2……光ディスク、3……ヘッド挿入
穴、4……回転穴、5……シャッタ、15……スライダ
ー、15a……伸設部分、17……第1ばね受部、18……ね
じりコイルばね、P……開閉ピン。
Claims (1)
- 【請求項1】ディスク状記録媒体が収納されたケース
と、このケースに形成されたヘッド挿入穴およびディス
ク状記録媒体を回転させるための回転穴と、このヘッド
挿入穴および回転穴を開閉可能に前記ケースに取付けら
れた開閉ピンによって開閉されるシャッタと、このシャ
ッタを閉止方向へ付勢する付勢部材と、前記シャッタに
取付けられ、前記ケースに対して滑接するスライダー
と、前記ケースに形成された前記開閉ピンがシャッタを
開放したときに落込むための逃げ凹みとを備え、前記付
勢部材をシャッタに係合させ、前記スライダーの一端に
前記付勢部材とシャッタとの係合位置の反対側に伸びる
伸設部分を形成し、この伸設部分には、開閉ピン当接部
を形成するとともにスライダー外れ防止用突出部を前記
逃げ凹みより下方へ該逃げ凹みの長さよりも長く突設し
たことを特徴とするディスクカートリッジ。
Priority Applications (16)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990032587U JP2549660Y2 (ja) | 1990-03-28 | 1990-03-28 | ディスクカートリッジ |
KR1019910002405A KR100252370B1 (ko) | 1990-02-14 | 1991-02-13 | 3.5인치용의디스크카트리지 |
DE69119924T DE69119924T2 (de) | 1990-02-14 | 1991-02-14 | Plattenkassette |
DE1991633023 DE69133023T2 (de) | 1990-02-14 | 1991-02-14 | Plattenkassette |
EP95114972A EP0691650B1 (en) | 1990-02-14 | 1991-02-14 | Disk cartridge |
DE1991633278 DE69133278T2 (de) | 1990-02-14 | 1991-02-14 | Plattenkassette |
DE1991632490 DE69132490T2 (de) | 1990-02-14 | 1991-02-14 | Plattenkassette |
EP95114971A EP0690444B1 (en) | 1990-02-14 | 1991-02-14 | Disk cartridge |
EP95114967A EP0690443B1 (en) | 1990-02-14 | 1991-02-14 | Disk cartridge |
EP91102110A EP0442502B1 (en) | 1990-02-14 | 1991-02-14 | Disk cartridge |
US08/116,807 US5325257A (en) | 1990-02-14 | 1993-09-03 | Disk cartridge |
US08/226,455 US5436783A (en) | 1990-02-14 | 1994-04-12 | Structure for moving a shutter provided slidably on a disk cartridge |
US08/226,752 US5381293A (en) | 1990-02-14 | 1994-04-12 | Disk cartridge having slider supported shutter with compressable projections to secure the shutter-slider to the cartridge |
US08/425,047 US5638240A (en) | 1990-02-14 | 1995-04-19 | Structure for moving disk cartridge shutter |
US08/523,039 US5627707A (en) | 1990-02-14 | 1995-09-01 | Disk cartridge with a stop wall to engage a shutter plate projection and at least one support located between the stop wall and a cartridge side edge |
US08/587,513 US5654856A (en) | 1990-02-14 | 1996-01-17 | Writing protection structure of a disk cartridge |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990032587U JP2549660Y2 (ja) | 1990-03-28 | 1990-03-28 | ディスクカートリッジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03124375U JPH03124375U (ja) | 1991-12-17 |
JP2549660Y2 true JP2549660Y2 (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=31535628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990032587U Expired - Lifetime JP2549660Y2 (ja) | 1990-02-14 | 1990-03-28 | ディスクカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2549660Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61211888A (ja) * | 1985-03-16 | 1986-09-19 | Hitachi Maxell Ltd | デイスクカ−トリツジ |
-
1990
- 1990-03-28 JP JP1990032587U patent/JP2549660Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03124375U (ja) | 1991-12-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |