JP2712813B2 - 光ディスク用カートリッジ - Google Patents
光ディスク用カートリッジInfo
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- JP2712813B2 JP2712813B2 JP2293385A JP29338590A JP2712813B2 JP 2712813 B2 JP2712813 B2 JP 2712813B2 JP 2293385 A JP2293385 A JP 2293385A JP 29338590 A JP29338590 A JP 29338590A JP 2712813 B2 JP2712813 B2 JP 2712813B2
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- Japan
- Prior art keywords
- opening
- optical disk
- optical
- case
- thin portion
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、光学的に情報の記憶若しくは再生を行う光
ディスクを収納するための光ディスク用カートリッジに
関し、特にそのケースの開口部端縁の構成に改良を施し
た光ディスク用カートリッジに関する。
ディスクを収納するための光ディスク用カートリッジに
関し、特にそのケースの開口部端縁の構成に改良を施し
た光ディスク用カートリッジに関する。
[従来の技術] 近年においては画像、情報記憶検索装置や音楽あるい
は映像再生装置の膨大な情報量を扱う装置の記憶媒体と
して、光学的手段を用いて情報を記憶する光ディスクが
広く用いられている。この光ディスクは通常光ディスク
を外力や埃から保護するために、樹脂製のカートリッジ
に収容した形態で使用されている。このような光ディス
クを収容したカートリッジを記憶再生装置としての光デ
ィスク装置に挿填すると、この装置内でカートリッジに
開閉自在に設けられているシャッターが機械的に移動さ
れて光ディスクの一部が露出され、この露出部分に光ヘ
ッドを介して光を照射し、かつ磁気ヘッドを介して磁界
を与えることで光学的に情報の記憶が行われ、また光ヘ
ッドを介して光を照射し、この反射光の偏光面または反
射率を光検出器によって検出することにより光学的に情
報の再生を行い得るようになっている。
は映像再生装置の膨大な情報量を扱う装置の記憶媒体と
して、光学的手段を用いて情報を記憶する光ディスクが
広く用いられている。この光ディスクは通常光ディスク
を外力や埃から保護するために、樹脂製のカートリッジ
に収容した形態で使用されている。このような光ディス
クを収容したカートリッジを記憶再生装置としての光デ
ィスク装置に挿填すると、この装置内でカートリッジに
開閉自在に設けられているシャッターが機械的に移動さ
れて光ディスクの一部が露出され、この露出部分に光ヘ
ッドを介して光を照射し、かつ磁気ヘッドを介して磁界
を与えることで光学的に情報の記憶が行われ、また光ヘ
ッドを介して光を照射し、この反射光の偏光面または反
射率を光検出器によって検出することにより光学的に情
報の再生を行い得るようになっている。
このような光ディスク用カートリッジは第6図に示す
ように正方形または矩形状をなし基本的に上下対称な構
造を有する樹脂製の上ケース1と下ケース2とを端辺部
で重ね合わせてねじ3または接着剤により固定してお
り、内部には光ディスク4が回転可能に収納されてい
る。前記上ケース1と下ケース2からなるケース5は厚
さ数mmの中空、平板状をなし、その一面には矩形ホール
6とセンターホール7とが連続形成された第1の開口部
8が形成されていると共に、その他面には前記矩形ホー
ル6と対向する矩形状の第2の開口部9が形成されてい
る。前記第1の開口部8は光ヘッド(図示せず)をアク
セスするためのものであり、その幅及び長さは光ヘッド
が光ディスク4をアクセスできる大きさとなっている。
前記第2の開口部9は光ディスク4の最内周のトラック
を磁気ヘッド(図示せず)がアクセスできる長さで開口
している。またカートリッジには前記第1,第2の開口部
8,9を開閉するシャッター10がケース5の一端縁つまり
記憶再生装置(図示せず)への挿入側の端縁部11に沿っ
て移動可能に設けられている。前記シャッター10は金属
薄板をコ字状に折り曲げて形成されており、ケース5の
端縁部11から両面を挟むように取り付けられ、通常はス
プリング(図示せず)により第1,第2の開口部8,9を遮
蔽する位置に付勢されている。前記端縁部11は全横幅に
わたり同一の厚さを有し、一部に案内部12が形成され、
この案内部12に摺動可能に配設された合成樹脂製の摺動
体13に前記シャッター10がねじ14により固定されてい
る。前記光ディスク用カートリッジを記憶再生装置に挿
入すると、装置内にてシャッター10がスプリングの付勢
力に抗して開放され第1,第2の開口部8,9を介して光デ
ィスク4の一部が露出され、さらにセンターホール7よ
りスピンドル(図示せず)が挿入されて光ディスク4が
回転可能に保持されると共に、光ヘッド、磁気ヘッドが
光ディスク4に対し垂直方向に移動して第1,第2の開口
部8,9に挿入されて設定間隔に保持され、この状態で光
ディスク4上をアクセスして情報の記憶、再生を行うよ
うになっている。このように第6図に示す光ディスク用
カートリッジにおいては、光ヘッドおよび磁気ヘッドを
光ディスク4に対し垂直方向に相対移動させて第1,第2
の開口部8,9内に挿入しかつ設定間隔で保持するように
構成しているため、光ヘッドおよび磁気ヘッドを移動す
る機構が複雑になり装置が大型化する上、ヘッドの位置
精度が低くなるという問題がある。
ように正方形または矩形状をなし基本的に上下対称な構
造を有する樹脂製の上ケース1と下ケース2とを端辺部
で重ね合わせてねじ3または接着剤により固定してお
り、内部には光ディスク4が回転可能に収納されてい
る。前記上ケース1と下ケース2からなるケース5は厚
さ数mmの中空、平板状をなし、その一面には矩形ホール
6とセンターホール7とが連続形成された第1の開口部
8が形成されていると共に、その他面には前記矩形ホー
ル6と対向する矩形状の第2の開口部9が形成されてい
る。前記第1の開口部8は光ヘッド(図示せず)をアク
セスするためのものであり、その幅及び長さは光ヘッド
が光ディスク4をアクセスできる大きさとなっている。
前記第2の開口部9は光ディスク4の最内周のトラック
を磁気ヘッド(図示せず)がアクセスできる長さで開口
している。またカートリッジには前記第1,第2の開口部
8,9を開閉するシャッター10がケース5の一端縁つまり
記憶再生装置(図示せず)への挿入側の端縁部11に沿っ
て移動可能に設けられている。前記シャッター10は金属
薄板をコ字状に折り曲げて形成されており、ケース5の
端縁部11から両面を挟むように取り付けられ、通常はス
プリング(図示せず)により第1,第2の開口部8,9を遮
蔽する位置に付勢されている。前記端縁部11は全横幅に
わたり同一の厚さを有し、一部に案内部12が形成され、
この案内部12に摺動可能に配設された合成樹脂製の摺動
体13に前記シャッター10がねじ14により固定されてい
る。前記光ディスク用カートリッジを記憶再生装置に挿
入すると、装置内にてシャッター10がスプリングの付勢
力に抗して開放され第1,第2の開口部8,9を介して光デ
ィスク4の一部が露出され、さらにセンターホール7よ
りスピンドル(図示せず)が挿入されて光ディスク4が
回転可能に保持されると共に、光ヘッド、磁気ヘッドが
光ディスク4に対し垂直方向に移動して第1,第2の開口
部8,9に挿入されて設定間隔に保持され、この状態で光
ディスク4上をアクセスして情報の記憶、再生を行うよ
うになっている。このように第6図に示す光ディスク用
カートリッジにおいては、光ヘッドおよび磁気ヘッドを
光ディスク4に対し垂直方向に相対移動させて第1,第2
の開口部8,9内に挿入しかつ設定間隔で保持するように
構成しているため、光ヘッドおよび磁気ヘッドを移動す
る機構が複雑になり装置が大型化する上、ヘッドの位置
精度が低くなるという問題がある。
ところで、このような問題を解決するものとして、第
7図乃至第9図に示す光ディスク用カートリッジが知ら
れている。この光ディスク用カートリッジには上ケース
1と下ケース2における前記端縁部11の開口部8,9と対
応する位置に段部15を介して上,下部の横桟16A,16Bを
一体形成し、この上部横桟16Aと下部横桟16Bとを重ね合
わせて、予め設定間隔で配設された光ヘッドと磁気ヘッ
ドを挿通可能にする薄肉部16を形成している。摺動体13
Aはシャッター10の横幅と略等しい長さを有する取付部1
7と、前記薄肉部16と等しい厚さでかつ前記開口部8,9の
横幅と略等しい長さを有する薄肉部18とが一体に連設し
ており、前記取付部17に取付けられたシャッター10が開
放された場合にケース5の薄肉部16の端面に摺動体13A
の薄肉部18が整合するようになっている。そして、上記
の光ディスク用カートリッジを記憶再生装置に挿入する
と、装置内にてシャッター10が開放されて摺動体13の薄
肉部18がケース5の薄肉部16の位置まで移動し、スピン
ドルによって光ディスク4が保持された状態で予め設定
間隔に配置された光ヘッド、磁気ヘッドが水平移動して
前記薄肉部16,18部分から開口部8,9内に挿入され、情報
の記録、再生が行われるものである。このように第7図
乃至第9図に示す光ディスク用カートリッジにおいて
は、光ヘッド及び磁気ヘッドを設定間隔に配設した状態
で薄肉部16,18を通して開口部8,9に挿入できるため、第
6図に示した光ディスク用カートリッジを用いる際に必
要とした光ディスクおよび磁気ディスクを光ディスク4
に対し垂直方向に相対移動させる機構を省略することが
でき装置の小型化を図り、光ヘッドと磁気ヘッドの位置
精度も高めようとする提案がなされている。
7図乃至第9図に示す光ディスク用カートリッジが知ら
れている。この光ディスク用カートリッジには上ケース
1と下ケース2における前記端縁部11の開口部8,9と対
応する位置に段部15を介して上,下部の横桟16A,16Bを
一体形成し、この上部横桟16Aと下部横桟16Bとを重ね合
わせて、予め設定間隔で配設された光ヘッドと磁気ヘッ
ドを挿通可能にする薄肉部16を形成している。摺動体13
Aはシャッター10の横幅と略等しい長さを有する取付部1
7と、前記薄肉部16と等しい厚さでかつ前記開口部8,9の
横幅と略等しい長さを有する薄肉部18とが一体に連設し
ており、前記取付部17に取付けられたシャッター10が開
放された場合にケース5の薄肉部16の端面に摺動体13A
の薄肉部18が整合するようになっている。そして、上記
の光ディスク用カートリッジを記憶再生装置に挿入する
と、装置内にてシャッター10が開放されて摺動体13の薄
肉部18がケース5の薄肉部16の位置まで移動し、スピン
ドルによって光ディスク4が保持された状態で予め設定
間隔に配置された光ヘッド、磁気ヘッドが水平移動して
前記薄肉部16,18部分から開口部8,9内に挿入され、情報
の記録、再生が行われるものである。このように第7図
乃至第9図に示す光ディスク用カートリッジにおいて
は、光ヘッド及び磁気ヘッドを設定間隔に配設した状態
で薄肉部16,18を通して開口部8,9に挿入できるため、第
6図に示した光ディスク用カートリッジを用いる際に必
要とした光ディスクおよび磁気ディスクを光ディスク4
に対し垂直方向に相対移動させる機構を省略することが
でき装置の小型化を図り、光ヘッドと磁気ヘッドの位置
精度も高めようとする提案がなされている。
[発明が解決しようとする課題] 前述した従来技術においては、光ディスク用カートリ
ッジは、第7図乃至第9図に示すように上ケース1の端
縁部11に形成された上部横桟16Aと下ケース2の端縁部1
1に形成された下部横桟16Bとを重ね合せて設定間隔で配
設された光ヘッドと磁気ヘッドを挿通可能な薄肉部16を
形成しているため、上部横桟16Aと下部横桟16Bは1mm以
下の非常に薄い部分となり強度的に弱く外力により変形
し易く変形した場合には光ヘッドと磁気ヘッドの挿通に
支障を来たす上、この薄肉部16に沿って移動する摺動体
13が不安定になり易いという問題点があった。
ッジは、第7図乃至第9図に示すように上ケース1の端
縁部11に形成された上部横桟16Aと下ケース2の端縁部1
1に形成された下部横桟16Bとを重ね合せて設定間隔で配
設された光ヘッドと磁気ヘッドを挿通可能な薄肉部16を
形成しているため、上部横桟16Aと下部横桟16Bは1mm以
下の非常に薄い部分となり強度的に弱く外力により変形
し易く変形した場合には光ヘッドと磁気ヘッドの挿通に
支障を来たす上、この薄肉部16に沿って移動する摺動体
13が不安定になり易いという問題点があった。
本発明は、前記従来の問題点を解決するもので、光ヘ
ッドと磁気ヘッドを挿通可能なケースの薄肉部の強度を
高めることが可能な光ディスク用カートリッジを提供す
ることを目的とする。
ッドと磁気ヘッドを挿通可能なケースの薄肉部の強度を
高めることが可能な光ディスク用カートリッジを提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するために本発明の光ディスク用カー
トリッジは、上ケースと下ケースのいずれか一方におけ
るシャッターが摺動する一端縁側の開口部と対応する箇
所に、設定間隔で配置された光ヘッドと磁気ヘッドが挿
通可能な薄肉部を光ディスクに対応させて一体形成し、
他方における前記一端縁側の開口部と対応する箇所にそ
の開口部に連通する開放部を形成したものである。
トリッジは、上ケースと下ケースのいずれか一方におけ
るシャッターが摺動する一端縁側の開口部と対応する箇
所に、設定間隔で配置された光ヘッドと磁気ヘッドが挿
通可能な薄肉部を光ディスクに対応させて一体形成し、
他方における前記一端縁側の開口部と対応する箇所にそ
の開口部に連通する開放部を形成したものである。
[作用] 本発明の光ディスク用カートリッジにおいては、上ケ
ースと下ケースのいずれか一方に1個の横桟からなる薄
肉部を所要の厚さで一体形成することにより、従来の横
桟の2倍の厚さが得られ、薄肉部の強度が高められる。
ースと下ケースのいずれか一方に1個の横桟からなる薄
肉部を所要の厚さで一体形成することにより、従来の横
桟の2倍の厚さが得られ、薄肉部の強度が高められる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面を用いて具体的に説明
する。尚第7図乃至第9図と同一部分に同一符号を付し
同一箇所の詳細な説明は省略する。
する。尚第7図乃至第9図と同一部分に同一符号を付し
同一箇所の詳細な説明は省略する。
第1図〜第4図は本発明の実施例を示しており、上ケ
ース1と下ケース2とで、第1,第2の開口部8,9を有す
るケース5を形成している点、ケース5内には光ディス
ク4が回転可能に収納されている点、およびシャッター
10がケース5の端縁部11に沿って移動自在に設けられて
いる点、並びに摺動体13Bは取付部17と薄肉部18を有し
ている点は第7図乃至第9図で示したものと同一であ
る。また、第1図において端縁部11の一側端側に設けら
れている凹部19は誤挿入防止用であり、端縁部11の開口
部8,9一側に設けられている凹部20はシャッター検知用
である。
ース1と下ケース2とで、第1,第2の開口部8,9を有す
るケース5を形成している点、ケース5内には光ディス
ク4が回転可能に収納されている点、およびシャッター
10がケース5の端縁部11に沿って移動自在に設けられて
いる点、並びに摺動体13Bは取付部17と薄肉部18を有し
ている点は第7図乃至第9図で示したものと同一であ
る。また、第1図において端縁部11の一側端側に設けら
れている凹部19は誤挿入防止用であり、端縁部11の開口
部8,9一側に設けられている凹部20はシャッター検知用
である。
本実施例においては、上ケース1における端縁部11の
開口部8と対応する箇所に1個の横桟からなる薄肉部21
を段部22を介して光ディスク4と対応させて一体形成
し、下ケース2における端縁部11の開口部9と対応する
箇所にその開口部9に連通する開放部23を形成してい
る。薄肉部21は第7図乃至第9図で示した従来の薄肉部
16に相当する厚さを有しており、1箇の横桟によって従
来の上部横桟16Aと下部横桟16Bとを合せた厚みを有して
いる。また、薄肉部21下面の左右側端にはリブ24が形成
されていると共に、前記開放部23の左右側端にもリブ25
が形成されており、上ケース1と下ケース2とを重ね合
せて固定した状態では、第2図に示すように薄肉部21側
のリブ24が開放部23側のリブ25の外側方に嵌挿されて位
置決めされる。摺動体13Bは第3図、第4図に示すよう
に取付部17と薄肉部18とが連設されており、取付部17の
外端にはケース5の内面に形成された凹状レール26に挿
入されこの凹状レール26に沿って移動する突起27が上下
に設けられ、薄肉部18の外端にはケース5の内面に形成
された凸状レール28を挟んで配置されこの凸状レール28
に沿って移動する二股状の突起29が上下に設けられてい
る。そして第1図乃至第4図に示す光ディスク用カート
リッジを記憶再生装置に挿入すると、装置内にてシャッ
ター10が開放され、シャッター10と同体的に摺動体18が
凹状レール26、凸状レール28および突起27,29を介して
摺動して摺動体13Bの薄肉部18がケース5の薄肉部21の
位置まで移動して整合し、スピンドルによって光ディス
ク4が保持された状態で設定間隔に配置された光ヘッ
ド、磁気ヘッドが水平移動して薄肉部18,21部分から開
口部8,9内に挿入されて、情報の記憶、再生が行われる
ものである。
開口部8と対応する箇所に1個の横桟からなる薄肉部21
を段部22を介して光ディスク4と対応させて一体形成
し、下ケース2における端縁部11の開口部9と対応する
箇所にその開口部9に連通する開放部23を形成してい
る。薄肉部21は第7図乃至第9図で示した従来の薄肉部
16に相当する厚さを有しており、1箇の横桟によって従
来の上部横桟16Aと下部横桟16Bとを合せた厚みを有して
いる。また、薄肉部21下面の左右側端にはリブ24が形成
されていると共に、前記開放部23の左右側端にもリブ25
が形成されており、上ケース1と下ケース2とを重ね合
せて固定した状態では、第2図に示すように薄肉部21側
のリブ24が開放部23側のリブ25の外側方に嵌挿されて位
置決めされる。摺動体13Bは第3図、第4図に示すよう
に取付部17と薄肉部18とが連設されており、取付部17の
外端にはケース5の内面に形成された凹状レール26に挿
入されこの凹状レール26に沿って移動する突起27が上下
に設けられ、薄肉部18の外端にはケース5の内面に形成
された凸状レール28を挟んで配置されこの凸状レール28
に沿って移動する二股状の突起29が上下に設けられてい
る。そして第1図乃至第4図に示す光ディスク用カート
リッジを記憶再生装置に挿入すると、装置内にてシャッ
ター10が開放され、シャッター10と同体的に摺動体18が
凹状レール26、凸状レール28および突起27,29を介して
摺動して摺動体13Bの薄肉部18がケース5の薄肉部21の
位置まで移動して整合し、スピンドルによって光ディス
ク4が保持された状態で設定間隔に配置された光ヘッ
ド、磁気ヘッドが水平移動して薄肉部18,21部分から開
口部8,9内に挿入されて、情報の記憶、再生が行われる
ものである。
以上の光ディスク用カートリッジによれば、光ヘッド
および磁気ヘッドを設定間隔に配置した状態で薄肉部1
8,21部分を通して開口部8,9に挿入できるので光ヘッド
および磁気ヘッドを光ディスク4に対し垂直方向に相対
移動させる機構を省略することができ装置の小型化を図
ることができると共に光ヘッドおよび磁気ヘッドの位置
精度の向上も図ることができる。さらに上記光ディスク
用カートリッジによれば、上ケース1の端縁部11の開口
部8と対応する箇所に1個の横桟による薄肉部21を段部
22を介して一体形成し、下ケース2の端縁部11に開口部
9と連通する開放部23を形成しているため、薄肉部21は
従来のように2個の構成によるのではなく一本物であ
り、かつ2個の横桟を合せた厚みを有するため強度的に
高くなり、外力による変形を防止することができ、この
変形によって光ヘッドと磁気ヘッドの挿通に支障を来た
す心配がない。しかも、このように強度的に優れた薄肉
部21に沿って摺動体13Bが移動するので摺動体13Bの安定
性も高められる。
および磁気ヘッドを設定間隔に配置した状態で薄肉部1
8,21部分を通して開口部8,9に挿入できるので光ヘッド
および磁気ヘッドを光ディスク4に対し垂直方向に相対
移動させる機構を省略することができ装置の小型化を図
ることができると共に光ヘッドおよび磁気ヘッドの位置
精度の向上も図ることができる。さらに上記光ディスク
用カートリッジによれば、上ケース1の端縁部11の開口
部8と対応する箇所に1個の横桟による薄肉部21を段部
22を介して一体形成し、下ケース2の端縁部11に開口部
9と連通する開放部23を形成しているため、薄肉部21は
従来のように2個の構成によるのではなく一本物であ
り、かつ2個の横桟を合せた厚みを有するため強度的に
高くなり、外力による変形を防止することができ、この
変形によって光ヘッドと磁気ヘッドの挿通に支障を来た
す心配がない。しかも、このように強度的に優れた薄肉
部21に沿って摺動体13Bが移動するので摺動体13Bの安定
性も高められる。
尚、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、
本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば第5図に示すように第2図における薄肉部21側の
リブ24を省略し、薄肉部21を開放部23側のリブ25A間に
挿入するようにしてもよく、また薄肉部21の厚さは設定
間隔に配置された記憶再生ヘッドが挿入可能な範囲で適
宜選定すればよい。また、薄肉部21を下ケースに設け開
放部23を上ケースに設けてもよい。さらに、光磁気用に
おいては第1の開口部8に磁気ヘッドを第2の開口部9
に光ヘッドを挿入すればよい。
本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば第5図に示すように第2図における薄肉部21側の
リブ24を省略し、薄肉部21を開放部23側のリブ25A間に
挿入するようにしてもよく、また薄肉部21の厚さは設定
間隔に配置された記憶再生ヘッドが挿入可能な範囲で適
宜選定すればよい。また、薄肉部21を下ケースに設け開
放部23を上ケースに設けてもよい。さらに、光磁気用に
おいては第1の開口部8に磁気ヘッドを第2の開口部9
に光ヘッドを挿入すればよい。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明は一方のケースにおける
一端縁側の開口部と対応する箇所に記憶再生ヘッドが挿
通可能な薄肉部を一体形成し、他方のケースにおける前
記薄肉部と対応する部分に開口部と連通する開放部を形
成したことにより、装置の小型化およびヘッドの位置精
度の向上を図ると共に、薄肉部の強度が高められ薄肉部
の変形を防止することができる。
一端縁側の開口部と対応する箇所に記憶再生ヘッドが挿
通可能な薄肉部を一体形成し、他方のケースにおける前
記薄肉部と対応する部分に開口部と連通する開放部を形
成したことにより、装置の小型化およびヘッドの位置精
度の向上を図ると共に、薄肉部の強度が高められ薄肉部
の変形を防止することができる。
第1図〜第4図は本発明の実施例を示し、第1図は光デ
ィスク用カートリッジの分解斜視図、第2図は薄肉部と
開放部の関係を示す組付状態の一部切欠斜視図、第3図
は摺動体の斜視図、第4図は摺動体と下ケースの関係を
示す平面図、第5図は本発明の他の実施例を示す一部切
欠斜視図、第6図〜第9図は従来例を示し、第6図およ
び第7図は光ディスク用カートリッジの全体斜視図、第
8図は第7図で示した光ディスク用カートリッジの分解
斜視図、第9図は薄肉部を示す要部の正面図である。 1…上ケース 2…下ケース 4…光ディスク 5…ケース 8…第1の開口部 9…第2の開口部 10…シャッター 11…一端縁(端縁部) 21…薄肉部 22…段部 23…開放部
ィスク用カートリッジの分解斜視図、第2図は薄肉部と
開放部の関係を示す組付状態の一部切欠斜視図、第3図
は摺動体の斜視図、第4図は摺動体と下ケースの関係を
示す平面図、第5図は本発明の他の実施例を示す一部切
欠斜視図、第6図〜第9図は従来例を示し、第6図およ
び第7図は光ディスク用カートリッジの全体斜視図、第
8図は第7図で示した光ディスク用カートリッジの分解
斜視図、第9図は薄肉部を示す要部の正面図である。 1…上ケース 2…下ケース 4…光ディスク 5…ケース 8…第1の開口部 9…第2の開口部 10…シャッター 11…一端縁(端縁部) 21…薄肉部 22…段部 23…開放部
Claims (1)
- 【請求項1】開口部を有する上ケースと下ケースの間に
光ディスクを回転可能に収納すると共に、前記開口部を
開閉するシャッターを前記両ケースの一端縁に沿って移
動可能に設け、前記一端縁側の前記開口部と対応する箇
所に、設定間隔で配置された光ヘッドおよび磁気ヘッド
が挿通可能な薄肉部を段部を介して形成してなる光ディ
スク用カートリッジにおいて、一方のケースには前記一
端縁側の開口部と対応する箇所に前記薄肉部を前記光デ
ィスクに対応させて一体形成し、他方のケースには前記
一端縁側の開口部と対応する箇所にその開口部に連通す
る開放部を形成したことを特徴とする光ディスク用カー
トリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2293385A JP2712813B2 (ja) | 1990-10-29 | 1990-10-29 | 光ディスク用カートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2293385A JP2712813B2 (ja) | 1990-10-29 | 1990-10-29 | 光ディスク用カートリッジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04167282A JPH04167282A (ja) | 1992-06-15 |
JP2712813B2 true JP2712813B2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=17794087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2293385A Expired - Lifetime JP2712813B2 (ja) | 1990-10-29 | 1990-10-29 | 光ディスク用カートリッジ |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2712813B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7730504B2 (en) | 2003-07-28 | 2010-06-01 | Sony Corporation | Disc cartridge |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0515179U (ja) * | 1991-07-30 | 1993-02-26 | 株式会社イノアツクコーポレーシヨン | デイスクカートリツジ |
-
1990
- 1990-10-29 JP JP2293385A patent/JP2712813B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7730504B2 (en) | 2003-07-28 | 2010-06-01 | Sony Corporation | Disc cartridge |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04167282A (ja) | 1992-06-15 |
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