JP2001135058A - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JP2001135058A
JP2001135058A JP31847699A JP31847699A JP2001135058A JP 2001135058 A JP2001135058 A JP 2001135058A JP 31847699 A JP31847699 A JP 31847699A JP 31847699 A JP31847699 A JP 31847699A JP 2001135058 A JP2001135058 A JP 2001135058A
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信之 高森
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秀春 田島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャッタにて開閉可能に覆われるヘッド挿入
用開口部をヘッドが確実に挿入できるように大きく形成
した場合にも、ディスクカートリッジの大型化を抑制す
る。 【解決手段】 ディスクカートリッジ1は、光ディスク
2を回転可能に収納し、光ディスク2を露出させる光ヘ
ッド挿入孔3bを有するケース3と、光ヘッド挿入孔3
bを開閉可能に覆うシャッタ4とを備える。シャッタ4
は、開状態のときに長さが短縮され、閉状態のときに長
さが伸長されるものからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミニディスク、光
磁気ディスク、CD、DVD等の各種光ディスクや、フ
ロッピーディスク等の各種磁気ディスクなどのディスク
状記録媒体を収納するディスクカートリッジに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ミニディスク、光磁気ディス
ク、CD、DVD等の各種光ディスクや、フロッピーデ
ィスク等の各種磁気ディスクなどのディスク状記録媒体
(以下、単にディスクと称する)には、傷の発生やゴミ
から保護するため、ディスクカートリッジに収納される
ものがあり、また、このような使用形態に限定されるも
のもある。このようなディスクカートリッジは、ディス
クを収納した状態でディスク駆動装置に装着され、ディ
スク状記録媒体に対して所定の情報信号の記録または再
生が可能となるように構成されている。
【0003】この種の従来のディスクカートリッジは、
例えば図11に示す構成となっている。このディスクカ
ートリッジ101は、ディスクの記録再生に磁気ヘッド
と光ヘッドとを使用するものであり、図12および図1
3に示すように、ディスク102を収納するケース10
3の一方の面に磁気ヘッド挿入孔103aを有し、他方
の面に光ヘッド挿入孔103bを有している。
【0004】上記磁気ヘッド挿入孔103aおよび光ヘ
ッド挿入孔103bは、スライドシャッタ104により
開閉され、ディスク102の記録再生時に開放され、非
記録再生時に閉じられる。そして、ディスク102の記
録再生時には、上記磁気ヘッド挿入孔103aおよび光
ヘッド挿入孔103bを通じてディスク102の信号記
録面にアクセスする磁気ヘッド105および光ヘッド1
06により、ディスク102に対する情報信号の書き込
みおよび読み出しが行われる。
【0005】ディスク102に対する記録再生を行うと
き、ディスクカートリッジ101は、ディスク駆動装置
に対し、例えば図12に示すように、矢印A方向に挿入
され、例えば磁気ヘッド105が磁気ヘッド挿入孔10
3aに配される。このとき、磁気ヘッド105は、ケー
ス103の周壁部103cを乗り越えなければならず、
この乗り越えが可能な高さ位置に配される。この場合、
ディスク102の位置に対する磁気ヘッド105の高さ
位置が高いと、ディスク駆動装置の厚みが厚くなり、装
置の大型化を招来する。また、ディスク102に対する
記録再生の際には、その動作を正確に行うため、磁気ヘ
ッド105を可能な限りディスク102に接近させるこ
とが好ましい。したがって、このような点からも磁気ヘ
ッド105の高さ位置を低くすることが求められる。
【0006】このような要求に対し、特許第27168
05号公報には、磁気ヘッドおよび光ヘッドのディスク
に対する高さを低くするために、即ちディスクからの距
離を短くするために、磁気ヘッドおよび光ヘッドがディ
スクにアクセスする際に通過する周壁部の部分に凹部を
形成するとともに、開放時に前記凹部の位置に配される
シャッタの部分に切欠き部を形成した構成が開示されて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、例えば、デ
ィスクカートリッジ101が小型のものである場合な
ど、図13に示すように、光ヘッド挿入孔103bの開
口幅W1 とこの方向に対応する光ヘッド幅W2 とが折り
合わず、光ヘッド106を光ヘッド挿入孔103b内に
完全に挿入できない場合には、ディスク102とこれに
対向する光ヘッド106との距離が長くなる。この結
果、たとえ前記特許公報に記載の構成、即ちケース周壁
部に凹部を形成した構成を採用した場合であっても、デ
ィスク駆動装置の厚みが厚くなり、装置の大型化を招来
し、かつ、正確な記録再生を行い難くなる。
【0008】一方、上記の不都合を回避するためには、
図14に示すように、光ヘッド挿入孔103bの開口幅
1 を光ヘッド幅W2 よりも広くすればよいものの、単
に、両幅W1 、W2 の関係をこのように設定し、光ヘッ
ド挿入孔103bの開口幅W 1 の増加に対応して、スラ
イドシャッタ104の幅を広くしたのでは、ディスクカ
ートリッジ101が大型化する。即ち、ディスクカート
リッジ101は、図14に二点鎖線で示した大きさに対
し、実線で示した大きさに拡大される。この結果、この
結果、却ってディスク駆動装置を大型化する必要が生じ
る。
【0009】また、ディスク駆動装置の設計時には、デ
ィスクカートリッジ101のそりやディスクカートリッ
ジ101が斜めに挿入されたりすることにより、ディス
クカートリッジ101とヘッドが接触しないようにディ
スク2の表面に対するヘッドの上昇量を設定する必要が
ある。そして、もしこの上昇量に余裕がなければ、ディ
スクカートリッジ101とヘッドが接触し、ヘッドが破
損する事態やディスク駆動装置にディスクカートリッジ
101を装着できないといった問題を生じる可能性もあ
る。
【0010】また、前記特許公報に記載の構成では、デ
ィスク駆動装置へのディスクカートリッジ101の挿入
方向とスライドシャッタ104の開閉方向とが垂直方向
となっているので、ディスク駆動装置へのディスクカー
トリッジ101の挿入時や排出時の力を利用して、スラ
イドシャッタ104の開閉を行うためには、上記力を垂
直方向に変換する機構が必要となる。この結果、この機
構を設けることによりディスク駆動装置の厚さや大きさ
が増大することになるという問題点を有している。
【0011】したがって、本発明は、シャッタにて開閉
可能に覆われるヘッド挿入用開口部をヘッドが確実に挿
入できるように大きく形成した場合にも、ディスクカー
トリッジ自体の大型化、並びにディスクカートリッジを
使用するディスク駆動装置の大型化を抑制することがで
きるディスクカートリッジの提供を目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明のディスクカートリッジは、ディスク状記
録媒体を回転可能に収納し、前記ディスク状記録媒体を
露出させるヘッド挿入用開口部を有するケースと、前記
ヘッド挿入用開口部を開閉可能に覆うシャッタとを備え
たディスクカートリッジにおいて、前記シャッタが、開
状態のときに長さが短縮され、閉状態のときに長さが伸
長されるものからなることを特徴としている。
【0013】上記の構成によれば、シャッタが、開状態
のときに長さが短縮され、閉状態のときに長さが伸長さ
れるので、ケース上でのシャッタの閉状態における収納
領域を小さくすることができる。したがって、ディスク
状記録媒体を収容するケース、即ちディスクカートリッ
ジを大型化することなく、ケースのヘッド挿入用開口部
を大きく形成し、ディスク状記録媒体の記録時あるいは
再生時には、ヘッド挿入用開口部にヘッドを完全に挿入
することが可能となる。この結果、ディスク状記録媒体
の表面に対するヘッドの高さ位置を、ヘッド挿入用開口
部に完全に挿入することができない場合と比較して、低
くすることができ、ディスクカートリッジを使用するデ
ィスク駆動装置を薄型化および小型化することができ
る。
【0014】また、本発明のディスクカートリッジは、
ディスク状記録媒体を回転可能に収納し、前記ディスク
状記録媒体を露出させるヘッド挿入用開口部を有するケ
ースと、前記ヘッド挿入用開口部を開閉可能に覆うスラ
イド式のシャッタとを備えたディスクカートリッジにお
いて、前記シャッタが、開状態のときに互いに重なる状
態となり、閉状態のときに、開状態での互いの重なり量
を減少させるように移動して、一方向に並ぶ状態となる
複数のシャッタ部材からなることを特徴としている。
【0015】上記の構成によれば、シャッタが、開状態
のときに互いに重なる状態となり、閉状態のときに、開
状態での互いの重なり量を減少させるように移動して、
一方向に並ぶ状態となる複数のシャッタ部材からなるの
で、ケース上でのシャッタの閉状態における収納領域を
小さくすることができる。したがって、ディスク状記録
媒体を収容するケース、即ちディスクカートリッジを大
型化することなく、ケースのヘッド挿入用開口部を大き
く形成し、ディスク状記録媒体の記録時あるいは再生時
には、ヘッド挿入用開口部にヘッドを完全に挿入するこ
とが可能となる。この結果、ディスク状記録媒体の表面
に対するヘッドの高さ位置を、ヘッド挿入用開口部に完
全に挿入することができない場合と比較して、低くする
ことができ、ディスクカートリッジを使用するディスク
駆動装置を薄型化および小型化することができる。
【0016】また、シャッタは、複数のシャッタ部材か
らなる簡単な構成とすることができるので、ディスクカ
ートリッジのコストアップを抑制することができる。
【0017】上記のディスクカートリッジにおいて、前
記複数のシャッタ部材は、シャッタの閉状態において閉
じ方向の最後尾に位置するシャッタ部材がケース表面に
対して最も内側位置に配され、このシャッタ部材に順次
つながるシャッタ部材がケース表面に対して前記最後尾
のシャッタ部材の順次外側位置に配されている構成とし
てもよい。
【0018】上記の構成によれば、シャッタを構成する
複数のシャッタ部材は、シャッタの閉状態において閉じ
方向の最後尾に位置するシャッタ部材がケース表面に対
して最も内側位置に配され、このシャッタ部材に順次つ
ながるシャッタ部材がケース表面に対して前記最後尾の
シャッタ部材の順次外側位置に配されているので、最後
尾のシャッタ部材の表面とこれに隣合うケース表面との
段差が小さくなり、このケース表面から閉じ方向の先頭
に位置するシャッタ部材の表面までの面の連続性が高ま
る。この結果、シャッタによるディスクカートリッジの
遮蔽性が向上する。これにより、ケース内へのダストの
侵入を防止し、ダストが原因となるディスク状記録媒体
に対する記録再生時のエラーの発生を抑制することがで
きる。
【0019】また、上記のディスクカートリッジは、シ
ャッタの閉状態において互いに隣合うシャッタ部材同士
を少なくともシャッタの開閉時に係合させるシャッタ部
材間係合部と、シャッタの閉状態において閉じ方向の先
頭に位置する第1シャッ部材に形成され、ディスク駆動
装置にディスクカートリッジを挿入する際に、ディスク
駆動装置に設けられた装置側係合部に係合し、このとき
の挿入動作に伴って第1シャッタ部材を開方向へ移動さ
せるためのシャッタ側係合部とを備えている構成として
もよい。
【0020】上記の構成によれば、ディスクカートリッ
ジをディスク駆動装置に挿入すると、第1シャッタ部材
のシャッタ側係合部がディスク駆動装置の装置側係合部
に係合し、このときの挿入動作に伴って第1シャッタ部
材が開方向へ移動する。このとき、隣合うシャッタ部材
同士はシャッタ部材間係合部により互いに係合されるの
で、第1シャッタ部材の移動に伴って他のシャッタ部材
も開方向へ移動する。これにより、シャッタが開状態と
なる。
【0021】したがって、簡単な構成により、ディスク
駆動装置へのディスクカートリッジの挿入動作によりシ
ャッタを開状態とすることができる。
【0022】また、上記のディスクカートリッジは、デ
ィスク駆動装置からディスクカートリッジを抜脱する際
に、前記装置側係合部とシャッタ側係合部とが係合する
ことにより、抜脱動作に伴い第1シャッタ部材が閉方向
へ移動し、シャッタが閉状態となる構成としてもよい。
【0023】上記の構成によれば、簡単な構成により、
ディスク駆動装置からのディスクカートリッジの抜脱動
作によりシャッタを閉状態とすることができる。
【0024】また、上記のディスクカートリッジは、シ
ャッタの閉状態において閉じ方向の先頭に位置する第1
シャッタ部材と係合し、第1シャッタ部材を閉状態に保
持するシャッタロック手段と、シャッタの閉状態におい
て互いに隣合うシャッタ部材同士を少なくともシャッタ
の閉状態時に係合させるとともに、前記第1シャッタ以
外のシャッタ部材のシャッタ開方向および閉方向への移
動を阻止するシャッタ部材間係合部とを備えている構成
としてもよい。
【0025】上記の構成によれば、シャッタの閉状態に
おいては、閉じ方向の先頭に位置する第1シャッタ部材
が、シャッタロック手段により閉状態に保持され、シャ
ッタの閉状態において互いに隣合うシャッタ部材同士
が、シャッタ部材間係合部によりシャッタ開方向および
閉方向への移動を阻止される。これにより、シャッタ部
材の閉状態においては、第1シャッタ部材をロックする
だけで、シャッタ全体を閉状態にロックすることができ
る。
【0026】また、上記のディスクカートリッジは、シ
ャッタの開閉方向がディスクカートリッジが装着される
ディスク駆動装置へのディスクカートリッジの挿入方向
と平行である構成としてもよい。
【0027】上記の構成によれば、ディスク駆動装置へ
のディスクカートリッジの挿入時にディスクカートリッ
ジに作用させる力によってシャッタの開閉を行う機構を
容易に構成することができる。これにより、シャッタの
開閉機構を非常に簡単かつ低コストの構成とすることが
できる。
【0028】また、上記のディスクカートリッジは、前
記複数枚のシャッタ部材の摺動を案内するための案内部
が前記ケースの同じ側の面に形成されている構成として
もよい。
【0029】上記の構成によれば、複数枚のシャッタ部
材の摺動を案内するための案内部がディスクカートリッ
ジのケースの例えば表面と裏面とに分散することなく、
同じ側の面に集中して形成されるので、即ち前記案内部
を形成するのに要する厚み分をケースの表面と裏面とに
分散させることなく、片面に集中させることができるの
で、ディスクカートリッジの厚さを薄くすることができ
る。
【0030】また、上記のディスクカートリッジは、シ
ャッタの閉状態において互いに隣合うシャッタ部材同士
を少なくともシャッタの開閉時に係合させるシャッタ部
材間係合部を有し、このシャッタ部材間係合部が、内側
のシャッタ部材に形成されてシャッタの開閉方向に延び
る長穴部と、外側のシャッタ部材に形成されて内側のシ
ャッタ部材の前記長穴部に挿入された係合凸部とからな
る構成としてもよい。
【0031】上記の構成によれば、シャッタの開閉時に
は、例えばシャッタの閉状態において閉じ方向の先頭に
位置するシャッタ部材のみを操作することにより、シャ
ッタを開閉することができる。また、シャッタ部材同士
を少なくともシャッタの開閉時に係合させるシャッタ部
材間係合部を簡単な構成とすることができる。
【0032】また、上記のディスクカートリッジは、ヘ
ッドが前記ヘッド挿入用開口部に挿入されるときに通過
する、ヘッド挿入用開口部の周りのケースの壁部に、ヘ
ッドが通過可能な凹部が形成されている構成としてもよ
い。
【0033】上記の構成によれば、ヘッドがヘッド挿入
用開口部に挿入されるときに通過する、ヘッド挿入用開
口部の周りのケースの壁部に、ヘッドが通過可能な凹部
が形成されているので、ヘッドをヘッド挿入用開口部に
挿入する際のディスク状記録媒体の表面に対するヘッド
の上昇量を抑制することができる。
【0034】しかも、ディスクカートリッジは、前述の
ように、ケースを大型化することなくケースのヘッド挿
入用開口部を大きく形成し、記録再生時において、ヘッ
ド挿入用開口部にヘッドを完全に挿入し、ディスク状記
録媒体の表面に対するヘッドの高さ位置を低くすること
ができる。したがって、ディスク駆動装置を確実に薄型
化し、小型化することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1ない
し図10に基づいて以下に説明する。本実施の形態のデ
ィスクカートリッジは、図1に示す構成を有し、例えば
掌に収まる程度の大きさに形成されている。このディス
クカートリッジ1は、例えば画像情報信号を光ディスク
(ディスク状記録媒体)の信号記録面に同心円状に形成
される記録トラックに記録し、記録された情報信号を再
生するようにしたディスク駆動装置の記録媒体として用
いられる。
【0036】このディスクカートリッジ1の光ディスク
の記録再生には磁気ヘッドと光ヘッドとが使用される。
ディスクカートリッジ1は、図2および図3に示すよう
に、光ディスク2がケース3内に回転可能に収納され、
ケース3の一方の面に磁気ヘッド挿入孔(ヘッド挿入用
開口部)3aを有し、他方の面に光ヘッド挿入孔(ヘッ
ド挿入用開口部)3bを有している。
【0037】光ディスク2は、透明基板に記録膜が形成
されておりその上に保護膜が形成されている。
【0038】上記磁気ヘッド挿入孔3aおよび光ヘッド
挿入孔3bは、シャッタ4により開閉され、光ディスク
2の記録再生時に開放され、非記録再生時に閉じられ
る。そして、光ディスク2の記録再生時には、上記磁気
ヘッド挿入孔3aおよび光ヘッド挿入孔3bを通じて光
ディスク2の信号記録面にアクセスする磁気ヘッド5お
よび光ヘッド6により、光ディスク2に対する情報信号
の書き込みおよび読み出しが行われる。
【0039】ケース3は、上ハーフ7と下ハーフ8とが
接合された形態を有し、薄い方形の筐体状となってい
る。上ハーフ7と下ハーフ8は射出成形等によりプラス
チック材料で薄板状に形成されており、その外形寸法は
略同一である。上ハーフ7には前記磁気ヘッド挿入孔3
aが形成され、下ハーフ8には前記光ヘッド挿入孔3b
が形成されている。
【0040】磁気ヘッド挿入孔3aは、光ディスク2の
信号記録面をその半径方向に亘って部分的に外方に臨ま
せるものであり、ケース3の一側面であるシャッタスラ
イド側面3dに沿って、このシャッタスライド側面3d
と直交する一方の側面から他方の側面方向に延びる状態
に形成されている。ケース3の周壁部における磁気ヘッ
ド挿入孔3aの始端部に相当する部分には、周壁部の高
さを低くした凹部3cが形成されている。
【0041】ディスクカートリッジ1は、ディスク駆動
装置に対し、図2に示す矢印B方向に挿入される。した
がって、上記凹部3cは、ケース3および磁気ヘッド挿
入孔3aの挿入側端部に位置し、磁気ヘッド5は、例え
ば、光ディスク2に対する最適高さ位置に保持された状
態で上記凹部3cを経て磁気ヘッド挿入孔3aに挿入さ
れ、ディスク4の記録領域上を半径方向に走査可能であ
る。
【0042】光ヘッド挿入孔3bは、光ディスク2の信
号記録面の反対側をやはりその半径方向に亘って部分的
に外方に臨ませるものであり、ケース3のシャッタスラ
イド側面3dに沿って、このシャッタスライド側面3d
と直交する一方の側面と他方の側面との間に形成されて
いる。光ヘッド挿入孔3bは、シャッタスライド側面3
dを始端部とし、光ディスク2の中心部を越える位置ま
で延びている。ケース3の周壁部における光ヘッド挿入
孔3bの始端部に相当する部分には、周壁部の高さを低
くした前記凹部3cと同様の凹部3eが形成されてい
る。
【0043】磁気ヘッド5および光ヘッド6はディスク
駆動装置に備えられ、磁気ヘッド5はディスク駆動装置
に設けられた支持アーム9の先端部に取り付けられてい
る。
【0044】シャッタ4は、例えばステンレス鋼板等の
薄板金属にて形成され、ほぼコ字形に折曲された第1シ
ャッタ部材10と第2シャッタ部材11とからなる。こ
れら第1および第2シャッタ部材10、11はケース3
のシャッタスライド側面3dを経て、上ハーフ7の表面
と下ハーフ8の表面とに跨がる形状を有する。即ち、第
1シャッタ部材10は、図4(a)(b)(c)にも示
すように、磁気ヘッド挿入孔3aに対応する短板部10
a、シャッタスライド側面3dに対応する中間部10
b、および光ヘッド挿入孔3bに対応する長板部10c
を有する。同様に、第2シャッタ部材11は、磁気ヘッ
ド挿入孔3aに対応する短板部11a、シャッタスライ
ド側面3dに対応する中間部11b、および光ヘッド挿
入孔3bに対応する長板部11cを有する。
【0045】第1シャッタ部材10の短板部10aは第
2シャッタ部材11の短板部11aと略同様の形状を有
する一方、長板部10cは第2シャッタ部材11の長板
部11cと異なり、B方向側の部分が切り欠かれ、幅が
狭くなっている。
【0046】第1および第2シャッタ部材10、11
は、図2および図3に示す開状態のときに互いに重なる
状態となり、図1に示す閉状態のときに、重なりを解く
方向への摺動により、一方向に並ぶ状態となる。また、
開状態においては第1シャッタ部材10が第2シャッタ
部材11の上側に位置し、閉状態においては第1シャッ
タ部材10が磁気ヘッド挿入孔3aの始端側、即ち矢印
B方向側に位置する。即ち、閉状態において閉じ方向の
先頭に位置する第1シャッタ部材10がケース3の表面
に対して最も外側位置に配され、第1シャッタ部材10
につながり、第2シャッタ部材11がケース3の表面に
対して第1シャッタ部材10よりも内側に位置する。言
い換えると、閉状態において閉じ方向の最後尾に位置す
る第2シャッタ部材11がケース3の表面に対して最も
内側位置に配され、この第2シャッタ部材11につなが
り、閉状態において第2シャッタ部材11の閉じ方向前
側に位置する第1シャッタ部材10が第2シャッタ部材
11の外側に配されている。
【0047】第1シャッタ部材10の短板部10aにお
けるB方向側の端部には、図1に示すように、この端部
をケース3側に折り曲げることにより凹部閉塞部10d
が形成されている。この凹部閉塞部10dは、シャッタ
4の閉状態においてケース3の凹部3cを塞ぐためのも
のである。
【0048】上記のように、第1シャッタ部材10が第
2シャッタ部材11の外側に位置することにより、シャ
ッタ4の閉状態においてディスクカートリッジ1のB方
向側の表面が、シャッタ4の部分とそれ以外の部分とに
おいて段差を生じることなく、ほぼ均一な平坦面とな
る。
【0049】また、シャッタ4の閉状態において閉じ方
向の最後尾に位置する第2シャッタ部材11がケース3
の表面に対して最も内側位置に配され、第1シャッタ部
材10が第2シャッタ部材11の外側位置に配されるの
で、第2シャッタ部材11の表面とこれに隣合うケース
3の表面との段差が小さくなり、このケース3の表面か
ら閉じ方向の先頭に位置する第1シャッタ部材10の表
面までの面の連続性が高まる。この結果、シャッタ4に
よるディスクカートリッジ1の遮蔽性が向上する。
【0050】また、シャッタ4が凹部閉塞部10dを有
することにより、ディスクカートリッジ1は、凹部3c
を有していてもB方向側、即ちディスク駆動装置への挿
入側の側面がほぼ平坦面となる。
【0051】第1シャッタ部材10の短板部10aに
は、シャッタ4の閉状態を示す図4、シャッタ4の開状
態を示す図5、および図2におけるX−X線矢視断面図
である図6に示すように、B方向に並ぶ2個の案内凸部
(シャッタ部材間係合部)10e・10eが形成されて
いる。これら案内凸部10e・10eは、短板部10a
を切り込み、ケース3方向に折り曲げることにより形成
されている。上記案内凸部10e・10eに対応して、
第2シャッタ部材11の短板部11aには長穴部(シャ
ッタ部材間係合部)11eが形成され、ケース3には案
内溝部(案内部)3fが形成されている。
【0052】上記長穴部11eは、短板部11aにおけ
るB方向側端部から逆B方向に延びている。即ち、B方
向側端部が開放され、逆B方向側端部が閉じた形状を有
する。この長穴部11eは、シャッタ4の開動作の際に
第1シャッタ部材10の案内凸部10e・10eがこの
長穴部11eに入り込むことにより、第1シャッタ部材
10が第2シャッタ部材11と重なり合えるようにする
ものである。また、長穴部11eの逆B方向側端部の位
置は、第1シャッタ部材10が逆B方向、即ちシャッタ
4の開方向に移動し、その案内凸部10e・10eが長
穴部11eの逆B方向側端部と当接したときに、第1シ
ャッタ部材10と第2シャッタ部材11との短板部10
a、11a同士がほぼ完全に重なりあった状態となる位
置に設定されている。
【0053】ケース3の案内溝部3fは、B方向に延び
ており、第1シャッタ部材10の案内凸部10e・10
eが摺動可能に挿入されることにより、Bおよび逆B方
向への第1シャッタ部材10の摺動を案内するものであ
る。
【0054】また、第2シャッタ部材11の短板部11
aには、前記案内凸部10e・10eと同様にして、B
方向に並ぶ2個の案内凸部11f・11fが形成されて
いる。上記案内凸部11e・11eに対応して、ケース
3には案内溝部(案内部)3gが形成されている。
【0055】上記案内溝部3gは、B方向に延びてお
り、第2シャッタ部材11の案内凸部11f・11fが
摺動可能に挿入されることにより、Bおよび逆B方向へ
の第2シャッタ部材11の摺動を案内するものである。
【0056】また、第1シャッタ部材10の中間部10
bには、中間部10bを切り込み、ケース3方向に折り
曲げることにより、ロック用凸部(シャッタ部材間係合
部、シャッタロック手段)10fが形成されている。こ
のロック用凸部10fの横には、嵌合穴(シャッタ側係
合部)10gが形成されている。
【0057】上記ロック用凸部10fに対応して、第2
シャッタ部材11の中間部11bには、図4(a)に示
すように、長穴部(シャッタ部材間係合部)11gが形
成され、ケース3には、図4(b)に示すように、ロッ
ク部材(シャッタロック手段)12が設けられている。
【0058】上記長穴部11gは、中間部11bにおい
てB方向に延びている。この長穴部11gは、シャッタ
4の閉動作の際に第1シャッタ部材10のロック用凸部
10fがこの長穴部11g内を移動することにより、第
1シャッタ部材10が第2シャッタ部材11と重なり合
えるようにするものである。
【0059】ロック部材12は、シャッタ4を閉状態と
したときに、ロック用凸部10fと嵌合し、第1シャッ
タ部材10を閉状態にロックするものである。このロッ
ク部材12は、ロック用凸部10fと嵌合するロック用
爪部12aを有し、軸部12bを中心に回転可能であ
り、弾性部12cにより図4(b)に示したC方向に付
勢されている。したがって、第1シャッタ部材10がシ
ャッタ4を閉状態とする所定の閉位置に摺動して来たと
きに、第1シャッタ部材10のロック用凸部10fが上
記ロック部材12と嵌合するようになっている。
【0060】第2シャッタ部材11は、図5(a)
(b)に示すように、中間部11bにおける中央付近の
部分がB方向に延びた状態の延設部(シャッタ部材間係
合部)11hを有している。この延設部11hにも前記
長穴部11gが延長した状態で形成され、この長穴部1
1g内には第1シャッタ部材10のロック用凸部10f
が挿入されている。
【0061】ケース3には、ケース3からのシャッタ4
の脱落を防止するために、図1に示すように、シャッタ
スライド側面3dにおけるB方向側端部に係止部3hが
形成され、逆B方向側端部に係止部3iが形成されてい
る。さらに、シャッタスライド側面3dに案内溝部3j
が形成されている。
【0062】第2シャッタ部材11は、図4(a)
(b)に示したシャッタ4の閉状態において、延設部1
1hの先端部が上記係止部3hに当接し、長穴部11g
におけるB方向側端部がロック用凸部10fと当接して
いる。また、ロック用凸部10fは上記のように、ロッ
ク部材12と嵌合している。したがって、この状態にお
いて、第2シャッタ部材11は、Bおよび逆B方向への
移動が阻止され、所定の閉位置に固定された状態とな
る。
【0063】また、ディスク駆動装置には、図5(a)
(b)に示すように、棒状のシャッタロック解除部材1
3、および弾性部材、例えば板ばねからなるシャッタオ
ープナ(装置側係合部)14が設けられている。
【0064】上記の構成において、以下にディスクカー
トリッジ1の動作について説明する。
【0065】まず、シャッタ4の閉状態について説明す
る。ディスクカートリッジ1は、ディスク駆動装置に装
着されていないとき、図1および図1におけるY−Y線
矢視断面図である図7に示すように、シャッタ4が閉じ
られた状態となっている。この状態においては、図4に
示すように、シャッタ4は閉状態にロックされている。
即ち、第1シャッタ部材10のロック用凸部10fがロ
ック部材12と嵌合し、第1シャッタ部材10が閉位置
にロックされている。
【0066】また、第2シャッタ部材11は、延設部1
1hの先端部がケース3の係止部3hと当接し、それ以
上のB方向への移動が阻止されとともに、延設部11h
の長穴部11gにおけるB方向側端部に第1シャッタ部
材10のロック用凸部10fが位置するので、逆B方向
(開方向)への移動も阻止されている。したがって、第
2シャッタ部材11も所定の閉位置に固定される。
【0067】次に、ディスク駆動装置へのディスクカー
トリッジ1の挿入に伴う、シャッタ4の開状態への移行
動作について説明する。
【0068】ディスク駆動装置にディスクカートリッジ
1を装着する際には、従来の例えばMD装置の場合と同
様、ディスク駆動装置に設けられているカートリッジホ
ルダにディスクカートリッジ1を挿入する。この動作を
開始すると、ディスク駆動装置に設けられたシャッタロ
ック解除部材13(図5参照)がスライド側面3dにお
ける案内溝部3jに入り込む。そして、シャッタロック
解除部材13の先端部がロック部材12の斜面に衝突
し、ロック部材12がシャッタロック解除部材13に押
されて逆C方向に回転する。これにより、ロック部材1
2と第1シャッタ部材10のロック用凸部10fとの嵌
合が外れ、第1シャッタ部材10、即ちシャッタ4のロ
ック状態が解除される。このとき、ロック部材12の弾
性部12cは、図5(b)に示すように、ケース3の例
えば案内溝部3jに圧接され、撓んだ状態となる。
【0069】その後、ディスク駆動装置のシャッタオー
プナ14が第1シャッタ部材10の中間部10bにおけ
る嵌合穴10gに嵌合し、ディスクカートリッジ1の挿
入動作に伴い、第1シャッタ部材10が開方向へ移動す
る。
【0070】その後、第1シャッタ部材10の案内凸部
10eが第2シャッタ部材11の長穴部11eに入り込
む。そして、案内凸部10eが長穴部11eにおける逆
B方向側の端部に到達すると、第1シャッタ部材10と
第2シャッタ部材11とが最終的な重なり状態となり、
第2シャッタ部材11が第1シャッタ部材10とともに
開方向へ移動する。このとき、第1および第2シャッタ
部材10、11は、それらの案内凸部10e・10e、
11f・11fがケース3の案内溝部3g、3f内を移
動することにより、良好に摺動する。
【0071】その後、ディスク駆動装置へのディスクカ
ートリッジ1の挿入が終了すると、第1および第2シャ
ッタ部材10、11の逆B方向側端部が係止部3iに当
接するとともに、図5(a)(b)に示すように、第1
シャッタ部材10の中間部10bにおける嵌合穴10g
に、ディスク駆動装置のシャッタオープナ14が嵌合す
る。これにより、シャッタ4が開状態となる。
【0072】次に、ディスク駆動装置からのディスクカ
ートリッジ1の抜脱に伴う、シャッタ4の閉状態への移
行動作について説明する。
【0073】ディスク駆動装置からのディスクカートリ
ッジ1の抜脱を開始し、ディスクカートリッジ1を逆B
方向へ移動させると、図5(a)(b)に示すように、
シャッタオープナ14が第1シャッタ部材10の嵌合穴
10gに嵌合しているので、ディスクカートリッジ1の
移動に伴い、第1シャッタ部材10がケース3に対しB
方向へ移動する。
【0074】その後、第1シャッタ部材10のロック用
凸部10fが第2シャッタ部材11の延設部11hにお
ける長穴部11gのB方向側端部に到達すると、ロック
用凸部10fに引っ張られて第2シャッタ部材11が第
1シャッタ部材10とともにB方向に移動する。
【0075】その後、第1シャッタ部材10がケース3
のB方向側端部、即ちB方向側の係止部3hと当接する
位置に到達すると、ロック用凸部10fがロック部材1
2と嵌合し、第1シャッタ部材10が閉位置にロックさ
れ、シャッタ4が前述の閉状態となる。
【0076】上記のように、本ディスクカートリッジ1
では、シャッタ4を伸縮可能な構造とし、開状態のとき
に長さが短縮され、閉状態のときに長さが伸長されるよ
うにしている。したがって、ケース3上でのシャッタ4
の閉状態での収納領域を小さくすることができ、光ディ
スク2を収容するケース3を大型化することなく、磁気
ヘッド挿入孔3aおよび光ヘッド挿入孔3bを大きく形
成することができる。これにより、ケース3、即ちディ
スクカートリッジ1は、光ディスク2とほぼ同じ大きさ
(例えば一辺が光ディスク2の直径とほぼ等しい大きさ
の方形の板形状)とすることも可能である。
【0077】また、本実施の形態のディスクカートリッ
ジ1は、シャッタ4が第1シャッタ部材10と第2シャ
ッタ部材11との2枚のシャッタ部材からなるので、磁
気ヘッド挿入孔3aおよび光ヘッド挿入孔3bの開口面
積(開口幅)を、ケース3の大きさを変更することな
く、従来のものに対して拡大(最大2倍程度に)するこ
とができる。即ち、例えば本ディスクカートリッジ1の
ようにシャッタ4が2枚のシャッタ部材10、11から
なる構成とした場合には、シャッタ4の開状態における
シャッタ4の幅を従来のものと同じ幅としながら、磁気
ヘッド挿入孔3aおよび光ヘッド挿入孔3bのB方向の
幅を最大2倍にすることができる。
【0078】また、ディスクカートリッジ1は、その大
きさを小型化した場合でも、十分な大きさの磁気ヘッド
挿入孔3aおよび光ヘッド挿入孔3bを形成することが
できるので、ディスクカートリッジ1の小型化にも対応
可能である。
【0079】これに対し、例えば図9および図10に示
すように、シャッタ54を1個のシャッタ部材のみで構
成しているディスクカートリッジ51では、例えば磁気
ヘッド挿入孔53aを大きくした分だけケース53が大
型化することになる。
【0080】即ち、ディスクカートリッジ51は、ディ
スクカートリッジ1と同様、ディスク駆動装置に対して
B方向に挿入し、逆B方向にシャッタ54が開放され、
かつディスクカートリッジ1の磁気ヘッド挿入孔3aと
同じ大きさの磁気ヘッド挿入孔53aを有している。し
かしながら、このディスクカートリッジ51では、シャ
ッタ54のB方向の長さが磁気ヘッド挿入孔53aの拡
大に伴って長くなっているので、磁気ヘッド挿入孔53
a、即ちシャッタ54の開状態において、シャッタを収
納するために少なくともシャッタ54と同じ大きさの領
域が必要となり、ケース53が大型化する。
【0081】また、ディスクカートリッジ1は、図2お
よび図3に示すように、磁気ヘッド挿入孔3aおよび光
ヘッド挿入孔3bの始端位置におけるケース3の壁部に
凹部3cおよび凹部3eが形成されているので、シャッ
タ4を開放した状態において、上記壁部の上面と光ディ
スク2の表面との段差を抑制することができる。これに
より、磁気ヘッド5および光ヘッド6を磁気ヘッド挿入
孔3aおよび光ヘッド挿入孔3bに挿入する際のこれら
両ヘッド3a、3bの光ディスク2の面に対する上昇量
を抑制できる。
【0082】また、磁気ヘッド挿入孔3aおよび光ヘッ
ド挿入孔3bを大きく形成して、磁気ヘッド5および光
ヘッド6共に、それぞれ、磁気ヘッド挿入孔3aおよび
光ヘッド挿入孔3bに挿入することができるので、磁気
ヘッド5および光ヘッド6を光ディスク2の記録再生位
置に配した状態において、両ヘッド3a、3bの光ディ
スク2の表面に対する上昇量を、両ヘッド3a、3bが
光ディスク2の表面に接触しない程度に設定することが
できる。これにより、光ディスク2の表面に対する両ヘ
ッド5、6の上昇量を抑制することができる。例えば、
従来のように光ヘッド6を光ヘッド挿入孔3bに挿入せ
ずにケース3上に配して光ディスク2にアクセスさせる
場合と比較して、光ヘッド6の上昇量を抑制することが
できる。
【0083】上記の点を図面により具体的に示すと、図
8に示すように、光ヘッド6は、光ディスク2に対する
記録再生時に、光ヘッド挿入孔3bに完全に挿入できた
場合(本ディスクカートリッジ1の場合)に実線で示す
位置となり、完全に挿入でない場合(従来のディスクカ
ートリッジの場合)に波線で示す光ヘッド6’の位置と
なる。また、磁気ヘッド5および支持アーム9は、磁気
ヘッド挿入孔3aの始端部の凹部3cが形成されている
場合、磁気ヘッド挿入孔3aへの挿入動作時に、磁気ヘ
ッド5a1 および支持アーム9a1 の位置に保持され、
光ディスク2に対する記録再生時に、磁気ヘッド5a2
および支持アーム9a2 の位置に配される。また、上記
凹部3cが形成されていない場合、磁気ヘッド挿入孔3
aへの挿入動作時に、磁気ヘッド5b1 および支持アー
ム9b1 の位置に保持され、光ディスク2に対する記録
再生時に、磁気ヘッド5a2 および支持アーム9b2
位置に配される。
【0084】上記のように、本ディスクカートリッジ1
を使用した場合には、磁気ヘッド5および光ヘッド6の
光ディスク2の面に対する上昇量を抑制することができ
るので、磁気ヘッド5および光ヘッド6のそれぞれの光
ディスク2へのアクセスの際の移動のための空間を小さ
くし、ディスク駆動装置を薄型化および小型化すること
ができる。
【0085】また、シャッタ4の閉状態においては、上
記凹部3cが第1シャッタ部材10の凹部閉塞部10d
により覆われるので、凹部3cからのケース3内へのダ
ストの侵入を防止することができる。
【0086】また、シャッタ4の閉状態において、シャ
ッタ折り曲げ部31と上ハーフの凹部3cには段差が生
じず、ディスクカートリッジ1は、連続的な面を有する
立体となるため、ハンドリング性に優れかつラックケー
スなどに収納し易いものとなる。
【0087】なお、以上の説明において、シャッタ4
は、第1シャッタ部材10と第2シャッタ部材11との
2枚のシャッタ部材からなる場合について示したが、3
枚以上のシャッタ部材からなるものであってもよい。こ
の場合、隣り合うシャッタ部材同士は、例えば第1シャ
ッタ部材10と第2シャッタ部材11との関係を有する
ものとなる。
【0088】以上のように、本発明のディスクカートリ
ッジは、従来のディスクカートリッジに比べ、シャッタ
を複数枚で構成することにより、ディスクカートリッジ
を大きくすることなくディスクを外方に臨ませる開口部
の面積を大きくとることができる。
【0089】また、ケース端部の厚さをディスクカート
リッジ全体の厚さより薄くし、開口部をシャッタのスラ
イド方向に沿って上記ケース端部から設け、かつシャッ
タ開閉方向とディスク駆動装置へのカートリッジ挿入方
向とを同一方向としている。これにより、簡単なシャッ
タ開閉機構を持ち、かつヘッド(信号書き込み読み出し
手段)の移動量を大きくとる必要がないばかりか、ディ
スクに近接させた状態でヘッドの上記ディスクに対する
接離を行うことができる。したがって、ヘッドの移動量
を小さくでき、ディスク駆動装置の大幅な小型化が可能
となる。
【0090】本発明のディスクカートリッジは、シャッ
タの閉状態において互いに隣合うシャッタ部材同士を少
なくともシャッタの閉状態時に係合させ、シャッタ部材
が閉方向側のシャッタ部材に対して開方向へ移動するの
を阻止するシャッタ部材間係合部と、シャッタの閉状態
において閉じ方向の先頭に位置する第1シャッタ部材と
係合し、第1シャッタ部材を閉状態に保持するシャッタ
ロック手段と、前記第1シャッタ部材以外のシャッタ部
材に設けられ、シャッタの閉状態においてそのシャッタ
部材以外の部材に当接し、開方向へのシャッタ部材の移
動を阻止する開方向移動阻止部とを備えている構成とし
てもよい。
【0091】
【発明の効果】以上のように、本発明のディスクカート
リッジは、ディスク状記録媒体を回転可能に収納し、前
記ディスク状記録媒体を露出させるヘッド挿入用開口部
を有するケースと、前記ヘッド挿入用開口部を開閉可能
に覆うシャッタとを備えたディスクカートリッジにおい
て、前記シャッタが、開状態のときに長さが短縮され、
閉状態のときに長さが伸長されるものからなる構成であ
る。
【0092】上記の構成によれば、ケース上でのシャッ
タの閉状態における収納領域を小さくすることができ
る。したがって、ディスク状記録媒体を収容するケース
を大型化することなく、ケースのヘッド挿入用開口部を
大きく形成し、ディスク状記録媒体の記録時あるいは再
生時には、ヘッド挿入用開口部にヘッドを完全に挿入す
ることが可能となる。この結果、ディスク状記録媒体の
表面に対するヘッドの高さ位置を、ヘッド挿入用開口部
に完全に挿入することができない場合と比較して、低く
することができ、ディスクカートリッジを使用するディ
スク駆動装置を薄型化および小型化することができる。
【0093】また、本発明のディスクカートリッジは、
ディスク状記録媒体を回転可能に収納し、前記ディスク
状記録媒体を露出させるヘッド挿入用開口部を有するケ
ースと、前記ヘッド挿入用開口部を開閉可能に覆うスラ
イド式のシャッタとを備えたディスクカートリッジにお
いて、前記シャッタが、開状態のときに互いに重なる状
態となり、閉状態のときに、開状態での互いの重なり量
を減少させるように移動して、一方向に並ぶ状態となる
複数のシャッタ部材からなる構成である。
【0094】上記の構成によれば、ケース上でのシャッ
タの閉状態における収納領域を小さくすることができ
る。したがって、ディスク状記録媒体を収容するケース
を大型化することなく、ケースのヘッド挿入用開口部を
大きく形成し、ディスク状記録媒体の記録時あるいは再
生時には、ヘッド挿入用開口部にヘッドを完全に挿入す
ることが可能となる。この結果、ディスク状記録媒体の
表面に対するヘッドの高さ位置を、ヘッド挿入用開口部
に完全に挿入することができない場合と比較して、低く
することができ、ディスクカートリッジを使用するディ
スク駆動装置を薄型化および小型化することができる。
【0095】また、シャッタは、複数のシャッタ部材か
らなる簡単な構成とすることができるので、ディスクカ
ートリッジのコストアップを抑制することができる。
【0096】上記のディスクカートリッジにおいて、前
記複数のシャッタ部材は、シャッタの閉状態において閉
じ方向の最後尾に位置するシャッタ部材がケース表面に
対して最も内側位置に配され、このシャッタ部材に順次
つながるシャッタ部材がケース表面に対して前記最後尾
のシャッタ部材の順次外側位置に配されている構成とし
てもよい。
【0097】上記の構成によれば、最後尾のシャッタ部
材の表面とこれに隣合うケース表面との段差が小さくな
り、このケース表面から閉じ方向の先頭に位置するシャ
ッタ部材の表面までの面の連続性が高まる。この結果、
シャッタによるディスクカートリッジの遮蔽性が向上す
る。これにより、ケース内へのダストの侵入を防止し、
ダストが原因となるディスク状記録媒体に対する記録再
生時のエラーの発生を抑制することができる。
【0098】また、上記のディスクカートリッジは、シ
ャッタの閉状態において互いに隣合うシャッタ部材同士
を少なくともシャッタの開閉時に係合させるシャッタ部
材間係合部と、シャッタの閉状態において閉じ方向の先
頭に位置する第1シャッ部材に形成され、ディスク駆動
装置にディスクカートリッジを挿入する際に、ディスク
駆動装置に設けられた装置側係合部に係合し、このとき
の挿入動作に伴って第1シャッタ部材を開方向へ移動さ
せるためのシャッタ側係合部とを備えている構成として
もよい。
【0099】上記の構成によれば、ディスクカートリッ
ジをディスク駆動装置に挿入すると、第1シャッタ部材
のシャッタ側係合部がディスク駆動装置の装置側係合部
に係合し、このときの挿入動作に伴って第1シャッタ部
材が開方向へ移動する。このとき、隣合うシャッタ部材
同士はシャッタ部材間係合部により互いに係合されるの
で、第1シャッタ部材の移動に伴って他のシャッタ部材
も開方向へ移動する。これにより、シャッタが開状態と
なる。
【0100】したがって、簡単な構成により、ディスク
駆動装置へのディスクカートリッジの挿入動作によりシ
ャッタを開状態とすることができる。
【0101】また、上記のディスクカートリッジは、デ
ィスク駆動装置からディスクカートリッジを抜脱する際
に、前記装置側係合部とシャッタ側係合部とが係合する
ことにより、抜脱動作に伴い第1シャッタ部材が閉方向
へ移動し、シャッタが閉状態となる構成としてもよい。
【0102】上記の構成によれば、簡単な構成により、
ディスク駆動装置からのディスクカートリッジの抜脱動
作によりシャッタを閉状態とすることができる。
【0103】また、上記のディスクカートリッジは、シ
ャッタの閉状態において閉じ方向の先頭に位置する第1
シャッタ部材と係合し、第1シャッタ部材を閉状態に保
持するシャッタロック手段と、シャッタの閉状態におい
て互いに隣合うシャッタ部材同士を少なくともシャッタ
の閉状態時に係合させるとともに、前記第1シャッタ以
外のシャッタ部材のシャッタ開方向および閉方向への移
動を阻止するシャッタ部材間係合部とを備えている構成
としてもよい。
【0104】上記の構成によれば、シャッタの閉状態に
おいては、閉じ方向の先頭に位置する第1シャッタ部材
が、シャッタロック手段により閉状態に保持され、シャ
ッタの閉状態において互いに隣合うシャッタ部材同士
が、シャッタ部材間係合部によりシャッタ開方向および
閉方向への移動を阻止される。これにより、シャッタ部
材の閉状態においては、第1シャッタ部材をロックする
だけで、シャッタ全体を閉状態にロックすることができ
る。
【0105】また、上記のディスクカートリッジは、シ
ャッタの開閉方向がディスクカートリッジが装着される
ディスク駆動装置へのディスクカートリッジの挿入方向
と平行である構成としてもよい。
【0106】上記の構成によれば、ディスク駆動装置へ
のディスクカートリッジの挿入時にディスクカートリッ
ジに作用させる力によってシャッタの開閉を行う機構を
容易に構成することができる。これにより、シャッタの
開閉機構を非常に簡単かつ低コストの構成とすることが
できる。
【0107】また、上記のディスクカートリッジは、前
記複数枚のシャッタ部材の摺動を案内するための案内部
が前記ケースの同じ側の面に形成されている構成として
もよい。
【0108】上記の構成によれば、複数枚のシャッタ部
材の摺動を案内するための案内部がディスクカートリッ
ジのケースの例えば表面と裏面とに分散することなく、
同じ側の面に集中して形成されるので、即ち前記案内部
を形成するのに要する厚み分をケースの表面と裏面とに
分散させることなく、片面に集中させることができるの
で、ディスクカートリッジの厚さを薄くすることができ
る。
【0109】また、上記のディスクカートリッジは、シ
ャッタの閉状態において互いに隣合うシャッタ部材同士
を少なくともシャッタの開閉時に係合させるシャッタ部
材間係合部を有し、このシャッタ部材間係合部が、内側
のシャッタ部材に形成されてシャッタの開閉方向に延び
る長穴部と、外側のシャッタ部材に形成されて内側のシ
ャッタ部材の前記長穴部に挿入された係合凸部とからな
る構成としてもよい。
【0110】上記の構成によれば、シャッタの開閉時に
は、例えばシャッタの閉状態において閉じ方向の先頭に
位置するシャッタ部材のみを操作することにより、シャ
ッタを開閉することができる。また、シャッタ部材同士
を少なくともシャッタの開閉時に係合させるシャッタ部
材間係合部を簡単な構成とすることができる。
【0111】また、上記のディスクカートリッジは、ヘ
ッドが前記ヘッド挿入用開口部に挿入されるときに通過
する、ヘッド挿入用開口部の周りのケースの壁部に、ヘ
ッドが通過可能な凹部が形成されている構成としてもよ
い。
【0112】上記の構成によれば、ヘッドがヘッド挿入
用開口部に挿入されるときに通過する、ヘッド挿入用開
口部の周りのケースの壁部に、ヘッドが通過可能な凹部
が形成されているので、ヘッドをヘッド挿入用開口部に
挿入する際のディスク状記録媒体の表面に対するヘッド
の上昇量を抑制することができる。
【0113】しかも、ディスクカートリッジは、前述の
ように、ケースを大型化することなくケースのヘッド挿
入用開口部を大きく形成し、記録再生時において、ヘッ
ド挿入用開口部にヘッドを完全に挿入し、ディスク状記
録媒体の表面に対するヘッドの高さ位置を低くすること
ができる。したがって、ディスク駆動装置を確実に薄型
化し、小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態におけるディスクカート
リッジを示す斜視図である。
【図2】図1に示したシャッタを開状態とし、磁気ヘッ
ド挿入孔に磁気ヘッドを挿入した状態を示す斜視図であ
る。
【図3】図1に示したシャッタを開状態とし、光ヘッド
挿入孔に光ヘッドを挿入した状態を示す斜視図である。
【図4】図4(a)は図1に示したシャッタの閉状態に
おける平面図、図4(b)は同正面図、図4(c)は同
側面図である。
【図5】図5(a)は図1に示したシャッタの開状態に
おける平面図、図5(b)は同正面図である。
【図6】図2におけるX−X線矢視断面図である。
【図7】図1におけるY−Y線矢視断面図である。
【図8】図2におけるZ−Z線矢視断面図である。
【図9】本発明の前提となるディスクカートリッジの構
成であって、ヘッド挿入孔を大きく形成したディスクカ
ートリッジにおけるシャッタの閉状態を示す斜視図であ
る。
【図10】図9に示したディスクカートリッジにおい
て、シャッタを開状態とし、磁気ヘッド挿入孔に磁気ヘ
ッドを挿入した状態を示す斜視図である。
【図11】従来のディスクカートリッジにおけるシャッ
タの閉状態を示す斜視図である。
【図12】図11に示したシャッタを開状態とし、磁気
ヘッド挿入孔に磁気ヘッドを挿入した状態を示す斜視図
である。
【図13】図11に示したシャッタを開状態とし、光ヘ
ッド挿入孔に光ヘッドを配した状態を示す斜視図であ
る。
【図14】図13に示したディスクカートリッジにおい
て、光ヘッド挿入孔に光ヘッドを完全に挿入可能とする
ために、光ヘッド挿入孔を大きく形成した場合にディス
クカートリッジが大型化する状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ディスクカートリッジ 2 光ディスク(ディスク状記録媒体) 3 ケース 3a 磁気ヘッド挿入孔(ヘッド挿入用開口部) 3b 光ヘッド挿入孔(ヘッド挿入用開口部) 3c 凹部 3d シャッタスライド側面 3e 凹部 3f 案内溝部(案内部) 3g 案内溝部(案内部) 3h 係止部 3i 係止部 3j 案内溝部 4 シャッタ 5 磁気ヘッド 6 光ヘッド 10 第1シャッタ部材 10a 短板部 10b 中間部 10c 長板部 10d 凹部閉塞部 10e 案内凸部(シャッタ部材間係合部) 10f ロック用凸部(シャッタ部材間係合部、シャッ
タロック手段) 10g 嵌合穴(シャッタ側係合部) 11 第2シャッタ部材 11a 短板部 11b 中間部 11c 長板部 11e 長穴部(シャッタ部材間係合部) 11f 案内凸部 11g 長穴部(シャッタ部材間係合部) 11h 延設部(シャッタ部材間係合部) 12 ロック部材(シャッタロック手段) 13 シャッタロック解除部材 14 シャッタオープナ(装置側係合部)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク状記録媒体を回転可能に収納し、
    前記ディスク状記録媒体を露出させるヘッド挿入用開口
    部を有するケースと、 前記ヘッド挿入用開口部を開閉可能に覆うシャッタとを
    備えたディスクカートリッジにおいて、 前記シャッタが、開状態のときに長さが短縮され、閉状
    態のときに長さが伸長されるものからなることを特徴と
    するディスクカートリッジ。
  2. 【請求項2】ディスク状記録媒体を回転可能に収納し、
    前記ディスク状記録媒体を露出させるヘッド挿入用開口
    部を有するケースと、 前記ヘッド挿入用開口部を開閉可能に覆うスライド式の
    シャッタとを備えたディスクカートリッジにおいて、 前記シャッタが、開状態のときに互いに重なる状態とな
    り、閉状態のときに、開状態での互いの重なり量を減少
    させるように移動して、一方向に並ぶ状態となる複数の
    シャッタ部材からなることを特徴とするディスクカート
    リッジ。
  3. 【請求項3】前記複数のシャッタ部材は、シャッタの閉
    状態において閉じ方向の最後尾に位置するシャッタ部材
    がケース表面に対して最も内側位置に配され、このシャ
    ッタ部材に順次つながるシャッタ部材がケース表面に対
    して前記最後尾のシャッタ部材の順次外側位置に配され
    ていることを特徴とする請求項2に記載のカートリッ
    ジ。
  4. 【請求項4】シャッタの閉状態において互いに隣合うシ
    ャッタ部材同士を少なくともシャッタの開閉時に係合さ
    せるシャッタ部材間係合部と、 シャッタの閉状態において閉じ方向の先頭に位置する第
    1シャッタ部材に形成され、ディスク駆動装置にディス
    クカートリッジを挿入する際に、ディスク駆動装置に設
    けられた装置側係合部に係合し、このときの挿入動作に
    伴って第1シャッタ部材を開方向へ移動させるためのシ
    ャッタ側係合部とを備えていることを特徴とする請求項
    2に記載のディスクカートリッジ。
  5. 【請求項5】ディスク駆動装置からディスクカートリッ
    ジを抜脱する際に、前記装置側係合部とシャッタ側係合
    部とが係合することにより、抜脱動作に伴い第1シャッ
    タが閉方向へ移動し、シャッタが閉状態となることを特
    徴とする請求項4に記載のディスクカートリッジ。
  6. 【請求項6】シャッタの閉状態において閉じ方向の先頭
    に位置する第1シャッタ部材と係合し、第1シャッタ部
    材を閉状態に保持するシャッタロック手段と、 シャッタの閉状態において互いに隣合うシャッタ部材同
    士を少なくともシャッタの閉状態時に係合させるととも
    に、前記第1シャッタ以外のシャッタ部材のシャッタ開
    方向および閉方向への移動を阻止するシャッタ部材間係
    合部とを備えていることを特徴とする請求項2に記載の
    ディスクカートリッジ。
  7. 【請求項7】シャッタの開閉方向がディスクカートリッ
    ジが装着されるディスク駆動装置へのディスクカートリ
    ッジの挿入方向と平行であることを特徴とする請求項2
    に記載のディスクカートリッジ。
  8. 【請求項8】前記複数枚のシャッタ部材の摺動を案内す
    るための案内部が前記ケースの同じ側の面に形成されて
    いることを特徴とする請求項2に記載のディスクカート
    リッジ。
  9. 【請求項9】シャッタの閉状態において互いに隣合うシ
    ャッタ部材同士を少なくともシャッタの開閉時に係合さ
    せるシャッタ部材間係合部を有し、このシャッタ部材間
    係合部が、内側のシャッタ部材に形成されてシャッタの
    開閉方向に延びる長穴部と、外側のシャッタ部材に形成
    されて内側のシャッタ部材の前記長穴部に挿入された係
    合凸部とからなることを特徴とする請求項3に記載のデ
    ィスクカートリッジ。
  10. 【請求項10】ヘッドが前記ヘッド挿入用開口部に挿入
    されるときに通過する、ヘッド挿入用開口部の周りのケ
    ースの壁部に、ヘッドが通過可能な凹部が形成されてい
    ることを特徴とする請求項2に記載のディスクカートリ
    ッジ。
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