JP2003196943A - 小型磁気ディスクカートリッジ - Google Patents

小型磁気ディスクカートリッジ

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JP2003196943A
JP2003196943A JP2001393405A JP2001393405A JP2003196943A JP 2003196943 A JP2003196943 A JP 2003196943A JP 2001393405 A JP2001393405 A JP 2001393405A JP 2001393405 A JP2001393405 A JP 2001393405A JP 2003196943 A JP2003196943 A JP 2003196943A
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magnetic disk
shutter
magnetic
cartridge
opening
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JP2001393405A
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Kengo Oishi
健吾 大石
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型磁気ディスクカートリッジにおいて、磁
気ディスクの回転の安定化を図る。 【解決手段】 磁気ディスクカートリッジが、ディスク
ドライブの磁気ヘッドを磁気ディスクの両面にアクセス
させるための開口と該開口を開閉するシャッターとを備
えたハウジング内に、フレキシブルな磁気ディスク14
を回転自在に収容してなり、この磁気ディスク14の両
面にそれぞれ対向して磁気ディスク14を保護する一対
の滑りシート28,38が配置され、これら滑りシート
28,38の、磁気ディスク14の回転中心に関して上
記開口側とは反対側の部位における磁気ディスク14と
の対向面に、磁気ディスク14の半径方向に延びる突条
45を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルスチルカ
メラ、デジタルビデオカメラ、ノートパソコン等の電子
機器のカードスロットに装填可能なカード型ディスクド
ライブに交換自在に装填可能な小型の磁気ディスクカー
トリッジに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、デジタルスチルカメラ、デジタル
ビデオカメラ、ノートパソコン等の電子機器のカードス
ロットには、種々の記録メディアが挿抜可能に装填さ
れ、記録再生をするようになっている。このような記録
媒体としては、半導体メモリタイプのもの、ハードディ
スク型のもの、光ディスク型のもの、フロッピー(登録
商標)ディスクのような磁気ディスクの小型のもの等、
各種のものが実用に供されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】この中では、半導体の
メモリが取り扱いやすく、記録容量も適当に大きいの
で、最もポピュラーであるが、比較的価格が高い。した
がって、これらのメモリを用いるデジタルカメラなどで
は、撮影した画像データをパソコンなどに転送して保存
し、その後データは削除し、記録媒体は繰返し使うのが
一般的である。 【0004】ハードディスク型のものとしては、340
MBや1GBの容量を持つものが知られているが、これも価
格が高く、データは他に転送して保存し、記録媒体は繰
返し使うことになる。 【0005】光ディスク型のものは大きさの割に記録容
量が大きく、例えば35mm×41mm×11mmのサ
イズの中に256MBのデータを記録することができ、5
12MBの記録容量を持ったものも実現しようとしてい
る。しかし、光ディスクは書込みに時間がかかるので記
録速度が遅いという難点がある。 【0006】一方、フロッピー(登録商標)ディスクの
ような磁気ディスクを50mm×55mm×2mm程度
の小型のものとし、これをパソコン等のカードスロット
に挿入できるサイズのディスクドライブに交換自在に装
填可能としたものも知られているが、これは容量が40
MBと小さく、カメラの画像を記録するという観点では容
量不足であるし、大きさもデジタルカメラには向かな
い。 【0007】近年、デジタルカメラが、その記録の簡便
さ、撮像素子の開発による画質の向上、データの削除や
転送の可能性や記録容量の大きさなど、パソコンが普及
した社会の背景と相俟って、急速に広く普及している
が、記録媒体(以下、メディアという)が上述のように
価格や容量の面で制限されているため、その使用の態様
に制限がある。例えば、メディアが高価であるため、1
台のカメラにメディアを何枚も持つということはしない
で、データが一杯になったらパソコンに移して削除する
などして、1枚のメディアを繰返し使用するのが普通で
あることは上述の通りである。そのため、旅先で記録媒
体が足りなくなることがあり、またデータを入れたメデ
ィアをそのまま保存したり、人にあげたりするというよ
うなことができない。 【0008】そこで、デジタルカメラで撮影したデータ
をそのまま保存したり、気軽に人にあげたりすることが
できるように、大容量で安価な小型のメディアの実現が
望まれる。また、パソコンにおいても、データを入れて
人に渡したりすることができる大容量で安価な小型のメ
ディアの実現が望まれる。 【0009】そのような要望に応え、デジタルカメラで
撮影したデータやパソコンのデータをそのまま保存した
り、気軽に人にあげたりすることができるような大容量
で安価な小型のメディアとして、パソコンやデジタルカ
メラなどの電子機器に装填可能なカード型ディスクドラ
イブと、そのディスクドライブに装填可能な磁気ディス
クカートリッジとからなるメディアが考えられる。すな
わち、そのような磁気ディスクカートリッジとして、開
閉シャッターを備えたハウジングに高密度磁気記録が可
能なフレキシブルな磁気ディスクを回転自在に収容し、
例えば200MB以上の記録容量を備えた磁気ディスクカ
ートリッジとすることが考られる。そのための高記録密
度磁気記録媒体としては、蒸着法またはスパッタリング
法により金属薄膜を施したもの、あるいはバリウムフェ
ライト粉末や強磁性金属粉末を用いたものが採用でき
る。バリウムフェライト粉末を用いたものの例として、
本出願人が出願した特願2001−312864号があ
る。 【0010】「バリウムフェライト粉末を用いた高記録
密度磁気記録媒体」とは、磁性層にバリウムフェライト
粉末を含有した磁気ディスクであって、高記録密度の実
現が可能な材料を用いたものであり、例えば、特願20
01−205290号に開示された、非磁性支持体の少
なくとも一方の面に、非磁性粉末及び結合剤を含む非磁
性層と、六方晶系フェライト粉末である強磁性粉末及び
結合剤を含む磁性層とをこの順に有する磁気記録媒体で
あって、非磁性層が平均粒径10〜30nmのカーボン
ブラックを前記非磁性粉末100質量部に対して10〜
50質量部含有し、磁性層の厚さが0.2μm以下であ
り、電子線マイクロアナリシスによる強磁性粉末に起因
する元素の平均強度aに対する強度の標準偏差bが0.
03≦b/a≦0.4であり、かつ、磁性層の中心面平
均粗さRaが5nm以下、10点平均粗さRzが40n
m以下である磁気記録媒体である。この材料を用いた磁
気ディスクに対しては、例えば高記録密度の可能なMR
ヘッド等の磁気ヘッドを用いて情報の記録再生を行う。 【0011】上記メディアによれば、記録容量200MB
以上、好ましくは500MB以上の高記録密度のメディア
を実現することができ、これにより、例えば静止画であ
れば一枚約1MBとして、500枚記録させることがで
き、また動画であれば30分程度の映像コンテンツを記
録できるようになる。したがってデジタルカメラで撮影
した動画や、携帯電話で配信される動画等を記録するこ
とができ、コンテンツを使用する際のユーザーの利便性
を向上させることができる。また、もちろんパソコンに
おいても安価な大容量のデータ保存メディアとして便利
に利用することができ、その利便性は大きい。 【0012】なお、電子機器に装填可能なカード型ディ
スクドライブとは、一般にパソコンの場合は、図13
(a)に示すように、PCカードのカードスロットに挿
入されるカード2の受容部のソケット4に電気的に接続
されて装填されるディスクドライブ6であり、デジタル
カメラ3などの小型の電子機器の場合には、図13
(b)に示すように、電子機器側の受容部5のソケット
に電気的に接続されて装填されるディスクドライブ6で
ある。したがって、このディスクドライブ6は極めて小
型であり、例えば38mm〜55mmの長さと35mm
〜51mmの幅と3mm〜5mmの厚さを有し、磁気デ
ィスクカートリッジ8は、例えば25mm〜36mmの
長さおよび幅と1mm〜3mmの厚さを有する。 【0013】ところで、このような磁気ディスクカート
リッジにおいては、そのハウジングに、ディスクドライ
ブの磁気ヘッドを磁気ディスクの両面にアクセスさせる
ための開口と、この開口を開閉するシャッターとが設け
られており、磁気ディスクカートリッジのディスクドラ
イブへの装填に伴って上記シャッターが開作動されて、
磁気ディスクの両面にアクセスするように構成されてい
るが、超小型の磁気ディスクカートリッジでは、そのハ
ウジング内に回転自在に収容されているフレキシブルな
磁気ディスクが極めて薄いために、磁気ディスクの回転
中に、磁気ディスクが空気流によって変形することがあ
る。 【0014】その場合、ハウジングに磁気ヘッドアクセ
ス用の開口が形成されている部位では、磁気ヘッドが両
面からアクセスするために、これら磁気ヘッドによって
磁気ディスクの位置が規制されるが、磁気ディスクの回
転中心に関して開口側とは反対側は位置規制がなされな
いために、磁気ディスクが傘型に変形し、これによって
記録再生特性に悪影響が生じるという問題があった。 【0015】上述の事情に鑑み、本発明は、磁気ディス
クの記録再生面を保護するために設けられる滑りシート
を利用して磁気ディスクの回転の安定化を図った小型磁
気ディスクカートリッジを提供することを目的とするも
のである。 【0016】 【課題を解決するための手段】本発明による小型磁気デ
ィスクカートリッジは、電子機器に装填可能なカード型
ディスクドライブに装填可能な磁気ディスクカートリッ
ジであって、この磁気ディスクカートリッジが、ディス
クドライブの磁気ヘッドを磁気ディスクの両面にアクセ
スさせるための開口とこの開口を開閉するシャッターと
を備えたハウジング内に、フレキシブルな磁気ディスク
を回転自在に収容してなるものであり、上記磁気ディス
クの両面にそれぞれ対向して該磁気ディスクを保護する
一対の滑りシートが配置され、これら滑りシートの、磁
気ディスクの回転中心に関して上記開口側とは反対側の
部位における磁気ディスクとの対向面に、磁気ディスク
の半径方向に延びる突条を設けたことを特徴とするもの
である。 【0017】上記滑りシートは、低い摩擦係数と低発塵
性を備えたものが好ましく、例えば超高分子ポリエチレ
ン、潤滑剤を含むポリテトラフルオロエチレン(PTF
E)、あるいはポリエステルの表面に潤滑剤含む物質を
塗布したもの等が適している。また上記滑りシートは、
平坦性を確保するために比較的剛性の高いものが好まし
く、2枚貼りわせたものでもよい。さらに、磁気ディス
クとの摩擦による静電気の発生を防止するために、表面
の電気抵抗値が1012Ω/cm以下の材料が好まし
い。 【0018】上記突条は、例えば打出しによって形成す
ることができる。そして、この突条は、磁気ディスクの
記録範囲の内側端および外側端を越えて延びていること
が好ましい。また、上記滑りシートは、磁気ディスクの
周方向に若干移動可能にハウジングに取り付けられてい
ることが好ましい。 【0019】さらに、上記シャッターの磁気ディスクと
の対向面に、磁気ディスクの半径方向に延びるクリーニ
ング部材が設けられていることが好ましい。上記クリー
ニング部材は、シャッターがハウジングの開口を閉塞し
ているときには、上記開口のシャッター閉方向のエッジ
に近接し、シャッターがハウジングの開口を開放してい
るときには、上記開口のシャッター開方向のエッジに近
接する位置に設けられることが好ましい。 【0020】このクリーニング部材も、磁気ディスクの
半径方向に延び、かつ磁気ディスクの記録範囲の内側端
および外側端を越えて延びていることが好ましい。 【0021】上記クリーニング部材は、磁気ディスクの
盤面に軽く接触する状態で設けられていることが好まし
く、その材料は例えば不織布の起毛タイプ等が適してお
り、上記滑りシートの突条と略同一高さに設けられるこ
とが好ましい。 【0022】 【発明の効果】本発明の磁気ディスクカートリッジによ
れば、滑りシートの、磁気ディスクの回転中心に関して
上記開口側とは反対側の部位における磁気ディスクとの
対向面に、磁気ディスクの半径方向に延びる突条を設け
たことにより、上記開口側とは反対側の磁気ディスクの
表面に沿う空気流が制御され、これにより、磁気ディス
クが同一平面上で回転させることができる。 【0023】また、上記滑りシートが、磁気ディスクの
周方向に若干移動可能にハウジングに取り付けられてい
る場合は、磁気ディスクが回転を開始するときの磁気デ
ィスクに加わる衝撃を緩和することができる。 【0024】さらに、シャッターの磁気ディスクとの対
向面にクリーニング部材が設けられることにより、磁気
ディスクの盤面の清浄化に加えて、磁気ディスクの位置
規制効果も得ることができる。 【0025】 【発明の実施の形態】以下、本発明による磁気ディスク
カートリッジの実施の形態を図面に基づいて説明する。 【0026】図1は、図13(a)に示したものと同様
のPCカードのカードスロットに挿入されるカード2の
受容部のソケット4に電気的に接続されて装填されるデ
ィスクドライブ6と、このディスクドライブ6に挿入さ
れる本発明による小型磁気ディスクカートリッジを示
し、このディスクカートリッジ10は、偏平なハウジン
グ12内にフレキシブルな円盤状磁気ディスク14を回
転自在に収容してなり、ハウジング12は、ディスクド
ライブ6の磁気ヘッドを磁気ディスク14の表面にアク
セスさせるための開口を開閉する回動式シャッター35
を備えるとともに、磁気ディスク14の輪郭に沿った円
と、互いに直交する方向に直線的に延びる2本の上記円
の外接線とからなる形状の外縁からなる雨滴状の平面形
を有する。 【0027】図1に概略的に示された磁気ディスクカー
トリッジ10の詳細構成が図2〜図5に示してあり、図
2はこの磁気ディスクカートリッジ10を上方から見た
斜視図、図3は下方から見た斜視図、図4はシャッター
が開かれた状態を図2に対応させて示す斜視図、図5は
分解斜視図である。 【0028】この磁気ディスクカートリッジ10は、そ
のハウジング12が、金属製の下シェル20と、この下
シェル20の内側に上方から嵌合される金属製の上シェ
ル30とによって構成され、図5に示すように、下シェ
ル20側の金属製シャッター25は下シェル20に内蔵
され、上シェル30側の金属製シャッター35は上シェ
ル30の外側に配置され、かつすべての構成要素が下シ
ェル20内に積上げ方式で組み付けられるようになって
いる。 【0029】図5から明らかなように、下シェル20
は、ハウジング12の平面形の輪郭を画成する底板20
aと、後述する開口24の部位を除いて底板20aの周
縁から上方へ立ち上がる周壁とを備え、底板20aの上
記2本の外接線に沿って画成される三角形のコーナー外
縁から立ち上がる一対の側壁21,22は、互いに直交
する方向に直線的に延び、これら側壁21,22その上
縁が上シェル30の上面よりも突出し、かつ両端部が、
円周面を形成する周壁20bの外接線よりも若干外方に
張り出して誤挿入防止壁を形成している。そして、一方
の側壁21は、このディスクカートリッジ10のディス
クドライブ6への挿入方向に関しトレーリング側の隅部
において挿入方向と直交するように形成され、他方の側
壁22は挿入方向と平行に形成されている。側壁22の
ディスクドライブ6への挿入方向に関しリーディング側
の端部は、ディスクドライブ6に対する挿入位置決め段
部22aを形成している。また、側壁21,22によっ
て画成されたハウジング12のコーナー部には、上下シ
ェル30,20を磁気ディスク14の回転軸線と略平行
方向に貫通する孔16が形成され、下シェル20側の孔
16が位置決め基準孔となっている。 【0030】磁気ディスク14の中心部には、センター
コア15が固定され、下シェル20の底板20aの中央
部には、センターコア15の底面を外部に臨ませる中心
孔23が形成されている。この中心孔23の周囲の上面
には、後述する下側シャッター25の環状部25aを回
動可能に軸支する環状壁20cが同軸的に形成され、さ
らに環状壁20cは平坦な上面を備え、この上面上に、
後述する下部滑りシート28の中心部を支持するため
の、より小径の環状壁20dが同軸的に形成されてい
る。これら大小の環状壁20c,20dは、底板20a
に対する搾り加工によって形成することができる。ま
た、下シェル20の底板20aのコーナー部に形成され
た位置決め基準孔16の周囲にも環状壁(図示は省略)
が搾り加工によって形成されている。 【0031】さらに下シェル20には、中心孔23に関
して位置決め基準孔16側とは反対側に、ディスクドラ
イブ6の後述する磁気ヘッドを磁気ディスク14の表面
にアクセスさせるための扇形に開いた開口24が、中心
孔23の周りに所定の角度範囲に亘って形成され、この
開口24を開閉する回転式の下側シャッター25が下シ
ェル20の内側に配置されている。 【0032】金属板によって形成された下側シャッター
25は、その拡大上面図である図6(a)、図6(a)
のA−A線に沿った断面図である図6(b)、および図
6(a)の右方から見た側面図である図6(c)から明
らかなように、下シェル20の上記環状壁20cによっ
て回動可能に軸支される中心の環状部25aと、上記開
口24よりも広い角度範囲に亘って環状部25aから放
射方向に水平に延びる扇形の主板部25bと、この主板
部25bの円弧状の外縁に沿って上方へ略直角に折り曲
げられた垂直板部25cとから構成されている。垂直板
部25cの両端縁には、図7に示す上側シャッター35
の垂直板部35cの両端に突設された係合舌片35f,
35fが係入する切欠き25d,25dが形成されてい
る。 【0033】さらに、下側シャッター25の主板部25
bの上面には、その閉方向側のエッジの近傍位置に、磁
気ディスク14の半径方向に延びるクリーニング部材4
4が設けられている。このクリーニング部材44は、例
えば不織布の起毛タイプのものが適している。 【0034】一方、上シェル30は、下シェル20の底
板20aと略相似形でかつ若干小さい頂板30aと、後
述する開口34の部位を除いて頂板30aの周縁から下
方へ垂下して、下シェル20の周壁20bの内側に弾性
的に嵌着される周壁30bとを備え、下シェル20の開
口24に一致する位置に、ディスクドライブ6の磁気ヘ
ッドを磁気ディスク14の表面にアクセスさせるための
開口34が形成され、この開口34を開閉する上側シャ
ッター35が上シェル30の外側に設けられている。 【0035】さらに、上シェル30の互いに直交する方
向に延びる2本の直線によって外縁が画成されているコ
ーナー部には、下シェル20側の位置決め基準孔16に
一致する孔16に隣接して、例えば光の反射、透過また
は特定波長の透過によって情報の読取りが可能な識別片
18を後から埋め込むことができる穴17が形成されて
いる。孔16の周囲の下面には環状壁(図示は省略)が
絞り加工によって形成されている。 【0036】下側シャッター25と略相似形をなす金属
板で形成された上側シャッター35は、その拡大底面図
である図7(a)、図7(a)のB−B線に沿った断面
図である図7(b)、および図7(a)の右方から見た
側面図である図7(c)から明らかなように、中心の環
状部35aと、この環状部35aから放射方向に水平に
延びる扇状の主板部35bと、この主板部35bの円弧
状の外縁に沿って下方へ略直角に折り曲げられた垂直板
部35cとを備えている。この垂直板部35cは、下側
シャッター25の垂直板部25cに係着可能な構成を有
し、弾性を有する奇数枚(本実施の形態では5枚)の係
着片に分割されている。そして、中央および両端に位置
する3枚の係着片35c1は、下側シャッター25の垂
直板部25cの外面に弾性的に係着し、中間の2枚の係
着片35c2は下側シャッター25の垂直板部25cの
内面に弾性的に係着し得るように、回動中心からの距離
を異にして形成されている。 【0037】この上側シャッター35は、シャッター2
5,35を開作動させるために、主板部35bのシャッ
ター開方向リーディング側の外端から上方へ切り起こさ
れた作動用突片35dを備えている。なお、このシャッ
ター作動用突片35dの上縁は、組立て後、ハウジング
12のコーナー側壁21,22の上縁と略同一高さにな
るように規定されている。 【0038】また、上側シャッター35の主板部35b
の下面にも、その閉方向側のエッジの近傍位置に、磁気
ディスク14の半径方向に延びるクリーニング部材44
が設けられている。 【0039】さらに、上側シャッター35の主板部35
bの根元には、後述するシャッター付勢用の渦巻きバネ
40の外端40aを係止する切欠き35eが形成され、
また、垂直板部35cの両端縁には、図6に示す下側シ
ャッター25の垂直板部25cの両端縁に形成された切
欠き25d,25dに係入し得る係合舌片35f,35
fが回動中心側に向かって突設されている。 【0040】このような構成を有する下側シャッター2
5および上側シャッター35は、連結後の状態を示す上
面図である図8(a)、図8(a)のC−C線に沿った
断面図である図8(b)、および図8(a)の右方から
見た側面図である図8(c)から明らかなように、下側
シャッター25の垂直板部25cが、上側シャッター3
5の垂直板部35cを構成する係着片35c1,35c
2の間に圧入されて内外から挟着され、かつ上側シャッ
ター35の垂直板部35cが備えている係合舌片35
f,35fが、下側シャッター25の切欠き25d,2
5dに係入する態様で一体化される。そして、下側シャ
ッター25に設けられているクリーニング部材44と、
上側シャッター35に設けられているクリーニング部材
44とが僅かな間隙を隔てて対向するように配置され、
クリーニング部材44,44が回転中の磁気ディスク1
4の両面に軽く接触して、磁気ディスク14の記録再生
面を浄化するように構成されている。 【0041】上述のように組立て時に互いに連結される
垂直板部25c,35cを回動自在に収容するために、
下シェル20の開口24の両側には、シャッター25,
35の回動範囲範囲に亘って半径方向外方へ張り出した
周壁26,27が形成され、これら周壁26,27の内
側に凹部26a,27aを形成している。図2には、こ
れら凹部26a,27aが円弧状溝として表れている。 【0042】また、上シェル30の頂板30aの上面に
は、シャッター35の環状部35aおよび主板部35b
を収容し、かつシャッター35の回動を許容するための
凹部36(図5参照)が形成され、この凹部36の中心
部には、シャッター35の環状部35aを回動可能に軸
支するための円形凸部37が形成されている。そして、
シャッター35の環状部35aが円形凸部37に軸支さ
れた場合、シャッター35の主板部35bが凹部36の
底面に接し、垂直板部35cが上シェル30の開口34
の両側の円弧状周壁30bの外側に被さるようになって
いる。 【0043】そして、下側シャッター25の垂直板部2
5cと、上側シャッター35の垂直板部35cとは、上
シェル30が下シェル20に嵌着された後に、上側シャ
ッター35を上シェル30上に載置し、位置合わせ後、
上方から力を加えることによ8り、上側シャッター35
の垂直板部35cの係着片35c1,35c2の間に下
側シャッター25の垂直板部25cが圧入され、その際
に、上側シャッター35の垂直板部35cの両端の係着
片35c1、35c1が弾性的に撓むことにより、係合
舌片35f,35fが、下側シャッター25の切欠き2
5d,25dに係入して、図8の状態に一体化されるよ
うに構成されている。 【0044】そして、シャッター25,35がハウジン
グ12の磁気ヘッドアクセス用開口24,34を閉塞し
ているときには、クリーニング部材44がそれぞれ、開
口24,34のシャッタ閉方向のエッジに近接し、シャ
ッター25,35がハウジング12の磁気ヘッドアクセ
ス用開口24,34を開放しているときには、クリーニ
ング部材44がそれぞれ、開口24,34のシャッタ開
方向のエッジに近接するようになっている。 【0045】図9は、磁気シート14の下面側に配置さ
れる滑りシート28を示し、この下部滑りシート28
は、その拡大平面図である図9(a)および図9(a)
のD−D線に沿った断面図である図9(b)に示すよう
に、下シェル20の底板20aと略相似形をなし、下シ
ェル20の開口24よりも若干広い角度範囲に亘って中
心孔28cから外方に延びる扇形の開口28aと、互い
に直交する方向に直線状に延びるエッジ28d,28d
によって画成されたコーナー部とを備え、その中心部
は、中心孔28cが下シェル20の底板20aの環状壁
20dに嵌められ、かつ下側の環状壁20cの平坦な上
面で支持されるようになっている。 【0046】下部滑りシート28はそのコーナー部に、
下シェル20の底板20aの形成された位置決め基準孔
16に一致する孔28bを備えており、この孔28bに
下シェル20の位置決め基準孔16の周囲に形成された
図示しない環状壁を嵌めるとともに、コーナー部のエッ
ジ28d,28dを下シェル20の側壁21,22の内
面に対向させることによって、下部滑りシート28のコ
ーナー部が、周方向に若干移動可能な状態で下シェル2
0に支持される。 【0047】下部滑りシート28の、中心孔28cに関
して開口28a側とは反対側における上面、すなわち磁
気ディスク14との対向面には、磁気ディスク14の半
径方向に延びる突条45が、例えば打出し加工によって
クリーニング部材44と略同一高さに形成されている。
この滑りシート28は、低い摩擦係数と低発塵性を備え
たものが好ましく、例えば超高分子ポリエチレン、潤滑
剤入りのポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、あ
るいはポリエステルの表面に潤滑剤含む物質を塗布した
もの等が適している。 【0048】なお、図9(a)には、シャッター25,
35が開いているときのクリーニング部材44の位置を
仮想線で示してある。 【0049】磁気ディスク14の上側には、上部滑りシ
ート38が配置されるが、この上部滑りシート38は、
図9(a),(b)に示す下部滑りシート28と同一の
材料で同形に形成され、下部滑りシート28が備えてい
る突条45に対向する位置に、同様の突条45が形成さ
れている。 【0050】そして、図10の拡大断面図に示すよう
に、センターコア15を備えた磁気ディスク14が下部
滑りシート28の上方に配置され、さらにその上方に、
上部滑りシート38が配置されて、突条45,45が磁
気ディスク14を介して互いに対向するようになるが、
この上部滑りシート38は、そのコーナー部の孔38b
に、上シェル30の頂板30aのコーナー部に形成され
ている孔16の環状壁を嵌め、かつそのコーナー部のエ
ッジを上シェル30の側壁の内面に対向させることによ
って、周方向に若干移動可能な状態で上シェル20に支
持される。 【0051】この磁気ディスクカートリッジ10は、す
べての構成部品を下シェル20上に積み上げ式に組み立
てることができる特徴を有しており、次に、上記した構
成部品以外の構成部品の説明とともに、この磁気ディス
クカートリッジ10の組立て方法について図5を参照し
て説明する。 【0052】先ず下シェル20の底板20aの環状壁2
0cに下側シャッター25の環状部25aを嵌める。こ
の場合、シャッター25は、その垂直板部25cが開口
24の両側の凹部26a,27aの内壁面に接する態様
で主板部35bが下シェル20の開口24を閉鎖した閉
位置とする。次に下部滑りシート28を配置し、下シェ
ル20に支持させる。次に、センターコア15を備えた
磁気ディスク14を配置し、次いで上シェル30を上部
滑りシート38とともに配置し、上シェル30の周壁3
0bを下シェル20の周壁20bの内側に嵌着する。こ
れにより、上記凹部26a,27aにあるシャッター2
5の垂直板部25cが、上記凹部26a,27aと上シ
ェル30の周壁30bとによって形成される溝内で溝に
沿って移動可能になる。 【0053】次に、上側のシャッター35を、その環状
部35aが上シェル30上面の円形凸部37に軸支され
る態様で上方から組み付け、図8に示すように、その垂
直板部35cの係着片35c1,35c2の間に下側シ
ャッター25の垂直板部25cを圧入してシャッター2
5,35を一体化するとともに、上側シャッター35の
垂直板部35cの両端の係合舌片35f,35fを、下
側シャッター25の切欠き25d,25dに係入させ
る。次に、シャッター付勢用の平面形状の渦巻きバネ4
0を円形凸部37に嵌め、この渦巻きバネ40の内端4
0bを円形凸部37のスリット37bに係入させ、外端
40aをシャッター35の主板部35bの切欠き35e
に係止することによって、シャッター25,35は閉方
向に付勢され、かつ閉位置に保持される。 【0054】次に、上シェル30の開口34に倣う開口
41aを備え、かつ上シェル30の凹部36よりも大径
の金属製のカバープレート41を、図5に破線41bで
示されている中心部を上シェル30の円形凸部37上に
接着し、周縁部を上シェル30の頂板30a上に接着す
ることによって、渦巻きバネ40が外れないようにする
とともに、カバープレート41の下面側にシャッター3
5の回動空間を画成し、以上をもってディスクカートリ
ッジ10の組立てが完了する。 【0055】上記カバープレート41の上面は凹凸面と
することによって、ディスクカートリッジ10の表裏を
触感で識別することができる。あるいは、カバープレー
ト41の上面に蛍光塗料を塗布して、暗闇の中でもディ
スクカートリッジ10の表裏を識別できるようにしても
よい。さらにはカバープレート41の上面にマット加工
を施して、鉛筆で数字等を書き込めるようにしてもよ
い。あるいは図示のように、カバープレート41の上面
に例えば紙製の円形ラベル42を貼付して、これに情報
を書き込むことができるようにしてもよい。その場合、
カバープレート41の開口41aの輪郭に沿ったミシン
目42aをラベル42に設け、使用時にこのミシン目4
2aで囲まれた領域42bを切り取るようにすることに
よって、未使用のカートリッジ10のバージン保証に供
することができ、また露出した上側シャッター35の保
護を図ることもできる。 【0056】なお、上下シェル30,20の周壁30
b,20b同士を弾性的に嵌合させるために、周壁30
b,20bのいずれか一方、例えば周壁30bに、図示
のような複数のスリット39を設けることによって、周
壁30bに弾性を与えることが好ましい。 【0057】図11は、ディスクドライブ6に磁気ディ
スクカートリッジ10を挿入する場合の状態を示す概略
的平面図、図12は、磁気ディスクカートリッジ10が
ディスクドライブ6に装着された状態を示す概略的平面
図である。なお、図11および図12は、磁気ディスク
カートリッジ10とディスクドライブ6との相対位置関
係の説明に供するもので、細部については省略してあ
る。 【0058】ディスクドライブ6は、カートリッジ挿入
スロット6aと、内部のカートリッジ収容スペース7と
を備え、さらに、通常はカートリッジ10の挿入通路
(通路の端縁を破線Lで示してある)外に退避している
上下一対の回動式アーム51を備えたヘッドアセンブリ
50と、ディスクドライブ6へのカートリッジ10の挿
入に伴って、シャッター35の作動用突片35dに係合
して、シャッター25,35を開作動させるシャッター
作動部材52とを備えている。アーム51の先端には磁
気ヘッド53が互いに対向するようにそれぞれ固定され
て、磁気ディスク14の両面にアクセスするように構成
されている。 【0059】また、上記カートリッジ挿入スロット6a
は、ディスクドライブ6のヘッドアセンブリ50側とは
反対側の側壁面6bに接して形成され、この側壁面6b
に、磁気ディスクカートリッジ10の側壁22の挿入位
置決め段部22aに係合する位置決め突起6cが形成さ
れている。また、図示は省略するが、カートリッジ挿入
用スロット6aの上縁には、磁気ディスクカートリッジ
10の側壁22の上縁部と、閉位置にあるシャッター3
5の作動用作動用突片35dとに対応する位置に、これ
らの通過を許容する切欠きが形成されて、磁気ディスク
カートリッジ10の誤挿入を防止している。 【0060】磁気ディスクカートリッジ10は、図11
に矢示する方向からディスクドライブ6に挿入され、そ
の際に、シャッター35が備えている作動用突片35d
に、ディスクドライブ6のシャッター作動部材52が係
合して、磁気ディスクカートリッジ10の挿入に伴って
シャッター25,35が開作動される。その場合、上側
シャッター35の作動用突片35dが磁気ディスクカー
トリッジ10の挿入方向に対して右側方に設けられてい
るため、磁気ディスクカートリッジ10の挿入に伴っ
て、シャッター作動部材52から磁気ディスクカートリ
ッジ10に対しこれを図の時計方向に回動させようとす
る力Fが加えられるが、ハウジング12のコーナー部の
直線状に延びる側壁22がディスクドライブ6の内壁面
6bに当接して回動が阻止されるようになっている。 【0061】そして、図12に示すように、磁気ディス
クカートリッジ10が完全にディスクドライブ6内に挿
入されると、ディスクドライブ6が備えている図示しな
い位置決め突起が位置決め基準孔16に係入し、さらに
必要に応じてハウジング12の側壁22に形成されてい
る位置決め凹部22bに、ディスクドライブ6側の図示
しない位置決め突起が係入して、磁気ディスクカートリ
ッジ10がディスクドライブ6内の所定位置に係止され
る。そして、ヘッドアセンブリ50のアーム51が図の
反時計方向に回動して、磁気ヘッド53が磁気ディスク
14の両面にアクセスする。 【0062】以上の説明で明らかなように、本発明によ
る磁気ディスクカートリッジ10によれば、上部滑りシ
ート38および下部滑りシート28の、磁気ディスク1
4の回転中心に関してハウジング12の開口24,34
側とは反対側の部位における磁気ディスク14との対向
面に、磁気ディスク14の半径方向に延びる突条45を
それぞれ設けたことにより、ハウジングの開口34,2
4側とは反対側の磁気ディスクの表面における空気流が
制御され、これにより、磁気ディスク14の位置を規制
して、磁気ディスク14を同一平面内で回転させること
ができる。 【0063】また、滑り28,38シートが、磁気ディ
スク14の周方向に若干移動可能にハウジング12に取
り付けられていることにより、磁気ディスク14が回転
を開始するときの磁気ディスク14に加わる衝撃を緩和
することができる。 【0064】さらに、シャッター25,35の磁気ディ
スク14との対向面にクリーニング部材44,44が設
けられることにより、磁気ディスク14の盤面の清浄化
に加えて、磁気ディスク14の位置規制効果も得ること
ができる。 【0065】さらに、本実施の形態においては、そのハ
ウジング12が、下シェル20と、この下シェル20の
内側に上方から嵌合される上シェル30とによって構成
され、かつ上記シャッターが、下シェル20の内面に配
設される下側シャッター25と、上シェル30の外面に
配設される上側シャッター35とによって構成されてい
るとともに、下側シャッター25と上側シャッター30
とが、カートリッジ組立て時に、上側シャッター35の
垂直板部35cを構成する係着片35c1,35c2の
間に、下側シャッター25の垂直板部25cを圧入する
ことによって、上下のシャッター35,25が一体化さ
れるように構成されていることにより、上シェル30を
下シェル20に嵌合させた後に、下シェル20内の下側
シャッター25に上側シャッター35を結合させること
ができるから、ハウジング12に対するシャッターの組
付けが極めて容易となる利点がある。 【0066】また、上側シャッター35の垂直板部35
cの両端に係合舌片35f,35fが、上記圧入に伴っ
て、下側シャッター25の切欠き25d,25dに係入
するように構成されているから、上下のシャッター3
5,25の結合状態が外れる虞れもなくなる。 【0067】さらに、ハウジング12が、下シェル20
と、この下シェル20の内側に上方から嵌着される上シ
ェル30とによって構成され、かつこの磁気ディスクカ
ートリッジ10を構成するすべての構成要素が、上シェ
ル30の円形凹部37上に接着されるカバープレート4
1を除いては、全て下シェル内に積上げ方式で嵌合によ
り組み付けられるようになっているため、超小型であり
ながら組立て性に優れているという利点を有するもので
ある。 【0068】さらに、ハウジング12が、磁気ディスク
14の輪郭に沿った円と、互いに直交する方向に延びる
2本の上記円の外接線とからなる形状の外縁からなる雨
滴状の平面形を有することにより、ディスクドライブ6
に挿入する際、ディスクドライブ6に対して確実に所定
の向きで位置決めすることができる。 【0069】特に、ハウジング12の互いに直交する2
本の外接線に沿って直線状に延びる一対の側壁21,2
2の外面が、これに隣接する、磁気ディスク14の輪郭
に沿った円を描く周壁20bの外周面の外接線よりも若
干外方に張り出し、かつ上記二つの側壁21,22の上
縁がハウジング12の面板部の上面から突出しているた
め、ディスクカートリッジ10を手で摘んだだけで、デ
ィスクカートリッジ10の表裏およびディスクドライブ
6に対する正しい挿入方向を識別することができるとと
もに、ディスクドライブ6側のカートリッジ挿入スロッ
ト6aの形状が側壁21,22の突出形状に一致させて
あることにより、ディスクカートリッジ10の誤挿入も
防止することができる。 【0070】また、一対の側壁21,22によって画成
されるハウジングコーナー部が、磁気ディスク14の外
周から離れた位置にあるため、このコーナー部に、ハウ
ジングを上下に貫通する位置決め基準孔16を設けた
り、あるいは、例えば光の反射、透過または特定波長の
透過によって情報を読み取ることができる識別片18を
ハウジング12に後から埋め込むこむこともでき、その
場合、この識別片によって記録容量等を識別することが
できるから、ハウジングを共通にすることができるとい
う利点もある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明による小型磁気ディスクカートリッジ
を、このディスクカートリッジが挿入されるディスクド
ライブと、このディスクドライブが装填されるカードス
ロットを備えた電子機器とともに示す概略的説明図 【図2】本発明による小型磁気ディスクカートリッジの
一実施の形態を上方から見た斜視図 【図3】図2の小型磁気ディスクカートリッジを下方か
ら見た斜視図 【図4】図2の小型磁気ディスクカートリッジをシャッ
ターが開かれた状態で示す図2に対応する斜視図 【図5】図2の小型磁気ディスクカートリッジの分解斜
視図 【図6】下側シャッターを示す図で、図6(a)はその
拡大上面図、図6(b)は図6(a)のA−A線に沿っ
た断面図、図6(c)は図6(a)の右方から見た側面
図 【図7】上側シャッターを示す図で、図7(a)はその
拡大底面図、図7(b)は図7(a)のB−B線に沿っ
た断面図、図7(c)は図7(a)の右方から見た側面
図 【図8】上下のシャッタの連結後の状態を示す図で、図
8(a)はその拡大上面図、図8(b)は図8(a)の
C−C線に沿った断面図、図8(c)は図8(a)の右
方から見た側面図 【図9】下部滑りシートを示す図で、図9(a)は拡大
平面図、図9(b)は図9(a)のD−D線に沿った断
面図 【図10】磁気ディスクの上下に滑りシートが配置され
た状態を示す拡大断面図 【図11】図2の小型磁気ディスクカートリッジをディ
スクドライブに挿入する場合の状態を示す概略的平面図 【図12】図2の小型磁気ディスクカートリッジがディ
スクドライブに装着された状態を示す概略的平面図 【図13】本発明の前提となるディスクドライブを、こ
のディスクドライブが装填されるカードスロットを備え
た電子機器とともに示す概略的説明図 【符号の説明】 6 ディスクドライブ 10 磁気ディスクカートリッジ 12 ハウジング 14 磁気ディスク 15 センターコア 18 識別片 20 下シェル 21,22 側壁 24,34 磁気ヘッドアクセス用開口 25,35 シャッター 28、38 滑りシート 30 上シェル 40 渦巻きスプリング 41 カバープレート 42 ラベル 44 クリーニング部材 45 突条 50 ヘッドアセンブリ 51 アーム 52 シャッター作動部材 53 磁気ヘッド

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 電子機器に装填可能なカード型ディスク
    ドライブに装填可能な磁気ディスクカートリッジであっ
    て、 該磁気ディスクカートリッジが、前記ディスクドライブ
    の磁気ヘッドを前記磁気ディスクの両面にアクセスさせ
    るための開口と該開口を開閉するシャッターとを備えた
    ハウジング内に、フレキシブルな磁気ディスクを回転自
    在に収容してなるものであり、 前記磁気ディスクの両面にそれぞれ対向して該磁気ディ
    スクを保護する一対の滑りシートが配置され、 該滑りシートが、前記磁気ディスクの回転中心に関して
    前記開口側とは反対側の部位における前記磁気ディスク
    との対向面に、該磁気ディスクの半径方向に延びる突条
    を備えていることを特徴とする小型磁気ディスクカート
    リッジ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7730504B2 (en) * 2003-07-28 2010-06-01 Sony Corporation Disc cartridge

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