JP3500408B2 - ディスクカートリッジおよびディスク駆動装置 - Google Patents

ディスクカートリッジおよびディスク駆動装置

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JP3500408B2
JP3500408B2 JP26585099A JP26585099A JP3500408B2 JP 3500408 B2 JP3500408 B2 JP 3500408B2 JP 26585099 A JP26585099 A JP 26585099A JP 26585099 A JP26585099 A JP 26585099A JP 3500408 B2 JP3500408 B2 JP 3500408B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カートリッジケー
スとディスクとの間に回転自在な状態で介在された回転
式シャッタが往復回転することによって前記カートリッ
ジケースの開口窓を開閉するように構成されたシャッタ
回転方式のディスクカートリッジに関する。本発明が対
象とするディスクカートリッジにおけるディスクについ
ては、情報の再生や記録再生のためのディスクを一般的
なものとするが、必ずしもそれにとらわれる必要性はな
く、任意の態様のディスクを収納するディスクカートリ
ッジを対象とし得るものとする。
【0002】
【従来の技術】ディスクカートリッジの代表例として、
音声を記録/再生するミニディスク(MD)やデータを
記録/再生するフロッピーディスクなどのディスク状記
録媒体を回転自在に収納するカートリッジがある。カー
トリッジに収納するのは、他物との接触等に起因して記
録面に傷がついたりすることを防止するとともに、塵埃
などが付着することに起因して記録/再生に不具合を生
じたりすることを防止するためである。このようなディ
スクカートリッジにおいては、光ピックアップを含む光
ヘッドや磁気ヘッドなどをディスクに対してアクセスさ
せる必要性があることから、カートリッジケースに開口
窓を形成しておく必要があり、そして、非使用状態では
ディスクをほぼ完全に覆って外部空気から遮蔽する必要
があることから、開口窓に対してこれを開閉するための
シャッタを設けてある。使用状態において光ヘッドや磁
気ヘッドをディスクにアクセスするときには、開口窓を
開けて、その開いた開口窓を通してアクセスするように
している。
【0003】図13は従来の技術における一般的なMD
(ミニディスク)のカートリッジの分解状態の斜視図で
ある。この図において、符号の110はディスク(光磁
気ディスク)、111はディスク110の中心孔に接着
されるクランピングプレート、120はカートリッジ上
ハーフ、130はカートリッジ下ハーフ、140はシャ
ッタロック、150はスライド式シャッタ、160はラ
イトプロテクタである。ディスク110に接着されたク
ランピングプレート111がカートリッジ下ハーフ13
0の中心開口窓130b(駆動軸挿入用)に嵌着される
状態でディスク110がカートリッジ下ハーフ130上
に載せられ、また、シャッタロック140とライトプロ
テクタ160が所定の位置に配置された状態で、カート
リッジ下ハーフ130に対してカートリッジ上ハーフ1
20が止着されている。そして、互いに位置対応するカ
ートリッジ下ハーフ130の光ヘッド挿入用開口窓13
0aとカートリッジ上ハーフ120の磁気ヘッド挿入用
開口窓120aを開閉するためのスライド式シャッタ1
50が両カートリッジハーフ120,130の横側部に
その側辺に沿ってスライド自在に係合されている。スラ
イド式シャッタ150は、両開口窓120a,130a
に対する閉止状態でシャッタロック140によって、そ
の閉止状態がロックされるようになっている。
【0004】スライド式シャッタ150の一直線方向に
沿ったスライドによって開閉される形態の両開口窓12
0a,130aについて、その幅寸法Wを考察すると、
その開口面積をできるだけ大きくするとしても、前記の
一直線のスライドの形態のために、高々、ディスクカー
トリッジの奥行き寸法L0 の約3分の1までが限度であ
る。それ以上に大きな開口面積とすると、スライド式シ
ャッタによって完全閉止ができなくなるか、スライド式
シャッタの最大限開動の状態でそのシャッタの一部分が
開口窓に重なってしまって完全開放ができなくなる。大
きな開口面積の開口窓を完全閉止しかつ完全開放するス
ライド式シャッタとするためには、カートリッジ上ハー
フおよびカートリッジ下ハーフ自体を面積の大きなもの
としなければならない。しかし、そのようにすることは
合理的なことではない。
【0005】以上のような理由のため、図13に示す従
来の技術のディスクカートリッジにおいては、その上下
の開口窓120a,130aの開口面積が比較的に小さ
なものとなっている。その結果として、光ピックアップ
を含む光ヘッドのうち対物レンズだけがカートリッジ下
ハーフ130の開口窓130aに進入できるにとどま
り、光ヘッドのアクチュエータを開口窓130aに進入
させることができない。
【0006】また、磁気ヘッドのうちヘッド先端部だけ
がカートリッジ上ハーフ120の開口窓120aに進入
できるにとどまり、ヘッドアームを開口窓120aに進
入させることができないものとなっている。なお、図1
2は後述する本発明の実施の形態におけるディスクカー
トリッジをディスク駆動装置にローディングした状態の
断面図であるが、この図12において、図13に示す従
来の技術との比較対照のために、従来の技術のディスク
カートリッジの場合の光ヘッド80(対物レンズ81、
アクチュエータ82)と磁気ヘッド90(ヘッド先端部
91、ヘッドアーム92)の状態を点線で示してある。
図13の従来の技術の場合には、上記の理由によって、
ディスク駆動装置の配置に必要なスペースの上下寸法H
0 が比較的に大きなものとなっている。
【0007】図13に示す従来の技術とは別に、スライ
ド式シャッタに代えて回転式シャッタを用いるディスク
カートリッジについての従来の技術として、例えば、実
用新案登録第2554171号公報や特開平10−32
0952号公報に開示されたディスクカートリッジがあ
る。
【0008】実用新案登録第2554171号公報に開
示のディスクカートリッジにおいては、カートリッジケ
ースに放射状に複数の光ピックアップ挿入用開口窓を形
成してあるとともに、カートリッジケースに回転自在に
収納する回転式シャッタにも放射状に前記と同じ個数の
開口部を形成してあり、回転式シャッタの回転によっ
て、回転式シャッタの複数の開口部をカートリッジケー
スの複数の光ピックアップ挿入用開口窓に位置合わせす
るようにして光ピックアップ挿入用開口窓を開いてディ
スクを露出させ、その開かれた光ピックアップ挿入用開
口窓から光ピックアップをカートリッジケース内に進入
させるように構成してある。カートリッジケースの横側
部に、ディスク駆動装置に対するディスクカートリッジ
の挿入に伴って挿入方向と反対側の後方にスライドされ
るスライダが係合されている。そして、スライダに設け
た連結部材(ピン)が回転式シャッタに設けたカム溝
(長孔)に係合しており、スライダが後方にスライドす
ることに伴って連結部材(ピン)からカム溝(長孔)に
回転力が与えられ、この回転力によって回転式シャッタ
が回転されるようになっている。
【0009】特開平10−320952号公報に開示さ
れているディスクカートリッジの一つは、図14、図1
5に示すようなものとなっている。この図14、図15
は表裏を反転した状態で図示している。このディスクカ
ートリッジにおいては、カートリッジケースS10の裏
面に180°よりも充分に大きな中心角の扇形の開口窓
S40を形成してあり、この開口窓S40よりやや小型
の同程度の展開角度を有するほぼ半円形の内装カバーS
21を開口窓S40に位置合わせした状態でカートリッ
ジケースS10の内面に接合してある。この内装カバー
S21には、ほぼ90°の中心角の開口窓S41が形成
されている。開口窓S41の一方の端縁は矢印で示すデ
ィスクカートリッジの挿抜方向に沿っており、他方の端
縁は挿抜方向に対する直角方向に沿っている。この開口
窓S41からディスクSDに対するアクセスを行うよう
になっている。開口窓S41が形成された内装カバーS
21の表面(実際は裏面)に沿って回転摺動する回転式
シャッタS12が内装カバーS21の中心部に回転自在
に装着されている。回転式シャッタS12を回転駆動す
るためのディスク駆動装置側において、シャッタ回転ロ
ーラS34が垂直軸心まわりに駆動回転自在に設けられ
ており、カートリッジケースS10の横側部には、この
ディスクカートリッジをディスク駆動装置に挿入したと
きにシャッタ回転ローラS34が回転式シャッタS12
に接触するようにするための横切欠き部S10cが形成
されている。回転式シャッタS12の外周縁の全体に鋸
歯状凸部S43が形成されており、この鋸歯状凸部S4
3にシャッタ回転ローラS34が接触するようになって
いる。シャッタ回転ローラS34の駆動回転により、回
転式シャッタS12を大きく開動して内装カバーS21
の開口窓S41を全開するようになっている。図14は
全開状態を示しており、全開となった開口窓S41を通
してディスクSDが露出している様子が図示されてい
る。図15は回転式シャッタS12の全閉状態を示して
いる。回転式シャッタS12を開き切るようにするため
に、回転式シャッタS12の外周部が周方向に一体的に
延出されてフック状の先導部S42とされている。回転
式シャッタS12の全閉状態において先導部S42を入
り込ませるための収納部S40bがカートリッジケース
S10の開口窓S40に連ねられて形成されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】実用新案登録第255
4171号公報に開示のディスクカートリッジの場合に
は、回転式シャッタの回転動作の原動としてスライダの
摺動を利用しており、カートリッジケースの横側部にス
ライダを摺動自在に装着しておく必要があることから、
カートリッジケースの横幅が図13の方式のディスクカ
ートリッジと同様に大きくなっている。また、スライダ
の直線的移動を回転式シャッタの回転移動に変換する方
式であるため、回転式シャッタの最大の回転角度が比較
的小さいものとならざるを得ない。その回転角度は高々
40°すなわち2π/9ラジアン程度である。逆算する
と、スライダの直線移動量は、回転式シャッタの半径を
rとして、ほぼ2πr/9程度である。
【0011】カートリッジケースに形成された開口窓に
対して回転式シャッタに形成すべき開口部はほぼ同形同
大とするのが原則である。実用新案登録第255417
1号公報では、開口窓と開口部の両者の形状・サイズに
若干の違いをもたせたことを特徴としているが、原則を
ほぼ踏襲していることに変わりはない。このように開口
窓と開口部の両者を原則同形同大とするときに、回転式
シャッタの最大の回転角度が高々40°ということは、
各開口窓の半径方向内端部の中心角も高々40°という
ことになる。そして、開口窓の形状は半径方向に沿った
長円状のものとなっている。仮に、扇状にするとして
も、その中心角が高々40°の扇状となるに過ぎない。
すなわち、あまり大きな開口窓を形成することはできな
いのである。実用新案登録第2554171号公報で
は、周方向に複数個の、具体的には4つの開口窓を形成
してあるので、トータルの開口面積は大きいが、1つの
開口窓の開口面積は、図13の方式の場合の開口面積に
比べると、却って小さなものとなっている。これでは、
その小さな開口窓を通して光ヘッドや磁気ヘッドを進入
させることが却ってむずかしいものとなる。
【0012】特開平10−320952号公報に開示の
図14、図15に示したディスクカートリッジにおいて
は、開口窓S41の開閉のために回転式シャッタS12
を回転させるのに、ディスク駆動装置のディスクカート
リッジ挿入空間の横側部にシャッタ回転ローラS34を
配置しなければならないので、ディスク駆動装置が大型
化する。また、そのシャッタ回転ローラS34は駆動式
のものであって、このシャッタ回転ローラS34を強制
的に駆動回転させるための駆動機構を必要とする。しか
も、その駆動機構は正逆転の切り換えが可能なものでな
ければならない。したがって、ディスク駆動装置の構造
が複雑なものとなり、それに要するコストも高いものに
ついてしまう。
【0013】なお、上記の特開平10−320952号
公報では何ら触れられていないのであるが、ここで、仮
定のこととして、駆動式のシャッタ回転ローラS34に
代えて、ディスクカートリッジの挿入に伴う挿入操作力
によって回転式シャッタS12を開動させる従動方式に
ついて考察を進めてみる。この場合、開口窓S41を開
けるために回転式シャッタS12の開動を開始するタイ
ミングは、ディスク駆動装置に対するディスクカートリ
ッジの挿入が完了した段階からであり、挿入の初期段階
からは回転式シャッタS12の開動を開始することはで
きない。この開動開始までのディスクカートリッジの挿
入量は、ディスクカートリッジの奥行き寸法のほぼ2分
の1である。そのようなシャッタ回転ローラS34に代
わるものとしては、回転式シャッタS12の鋸歯状凸部
S43を摺接させる位置固定の摩擦部材が考えられる
が、この摩擦部材に回転式シャッタS12の外周部を摺
接させて回転式シャッタS12を90°(=π/2)に
わたって回転させるためには、回転式シャッタS12の
半径をrとして、ディスクカートリッジをπr/2に相
当する距離以上をさらに挿入しなければならない。加え
て、上記のように、回転式シャッタS12の開動開始ま
でに、ディスクカートリッジの奥行き寸法の2分の1を
挿入していなければならない。この寸法はrよりも大き
い。したがって、挿入開始から全開までの合計の挿入量
は(1+π/2)r以上と非常に大きなものとなってし
まう。これでは、機構の簡単な従動方式で回転式シャッ
タS12を回転させるという方式は、実質的には実現不
可能ということになる。
【0014】また、特開平10−320952号公報に
開示のディスクカートリッジでは、開口窓S40や開口
窓S41がカートリッジの片面にしか形成されていな
い。したがって、光磁気ディスクのように、光ピックア
ップを含む光ヘッドと磁気ヘッドとの2つのアクセス手
段がディスクを挟んで対向する位置に配される記録/再
生装置で使用される記録媒体のカートリッジに対して
は、適用することができない。
【0015】本発明は、これらの問題に鑑みてなされた
もので、ディスク面にアクセスさせるための開口窓の開
口面積をなるべく大きく確保するためにその開口窓を開
閉するシャッタとして回転式シャッタを採用することを
前提として、その回転式シャッタの開閉の機構をできる
だけコンパクトかつシンプルに構成できるようにするこ
とを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】第1の発明のディスクカ
ートリッジは、前提的な構成として、上下両面のうち少
なくともいずれか一方に開口窓が形成されたカートリッ
ジケースの内部にディスクが回転自在に収納されている
とともに、前記カートリッジケースと前記ディスクとの
間に回転自在な状態で回転式シャッタが介在されて前記
カートリッジケースに収納され、そして、その回転式シ
ャッタが往復回転することによって前記カートリッジケ
ースの開口窓を開閉するように構成されている。以上の
ような構成に加えて、第1の発明は、さらに次のような
構成を備えている。すなわち、前記回転式シャッタの外
周部に回転力受け手段が形成されている。また、ディス
クカートリッジを装填した状態で前記ディスクにアクセ
スするヘッドなどのアクセス手段を備えたディスク駆動
装置側には、ディスクカートリッジにおける回転式シャ
ッタの回転力受け手段に作用する回転力付与手段を備え
ておくようにする。そして、ディスクカートリッジにお
いては、前記カートリッジケースの内部で前記回転式シ
ャッタの外周部の回転力受け手段が回転力付与手段から
回転力を受ける状態で回転軌跡を描いて移動するように
構成してある。すなわち、前記回転付与力手段がカート
リッジケース内の挿入方向の前縁側に前記回転付与手段
の進入を許容する進入許可口を有する円弧条通路を移動
することに伴ってこのような回転力付与手段の回転軌跡
に沿った移動に伴って回転式シャッタが回転することに
なり、前記カートリッジケースの開口窓を開いたり閉じ
たりすることとなる。ディスク駆動装置における回転力
付与手段は、相対的に、前記の回転軌跡に沿う状態でデ
ィスクの外側領域でカートリッジケースの内部において
移動することになる。その回転力付与手段の回転軌跡に
沿った移動を許容するための円弧状通路が前記カートリ
ッジケースと回転式シャッタとの間に形成されている。
【0017】 以上を要するに、第1の発明のディスク
カートリッジは、カートリッジケースとディスクとの間
に回転自在な状態で介在された回転式シャッタが往復回
転することによって前記カートリッジケースの開口窓を
開閉するように構成されたディスクカートリッジであっ
て、前記回転式シャッタの外周部の回転力受け手段が回
転力付与手段から回転力を受ける状態でその回転付与力
手段が前記カートリッジ内の挿入方向の前縁側に前記回
転付与手段の進入を許容する進入許容口を有する円弧状
通路を移動することに伴って前記回転式シャッタが回転
して前記開口窓を開閉するように構成されていることを
特徴としている。
【0018】 この第1の発明の構成によると、次のよ
うな作用がある。すなわち、回転式シャッタの回転動作
の原動としてのディスク駆動装置側の回転力付与手段
を、相対的にディスクカートリッジの内部で円弧状通路
に沿って移動させるようにしてあるので、その原動とし
てのスライダやシャッタ回転ローラをディスクカートリ
ッジの外部でのみ回転式シャッタに作用させるに過ぎな
い従来の技術に比べて、回転式シャッタの回転の機構を
コンパクトかつシンプルに構成することが可能となる。
また、ディスクカートリッジをディスク駆動装置に挿入
するときに、ディスク駆動装置側の回転力付与手段がカ
ートリッジケースの前縁側の進入許容口から進入して、
進入許容口に位置している回転力受け手段に対して回転
力付与手段が作用することとなり、回転式シャッタの開
き動作を開始するので、ディスク駆動装置側の回転力付
与手段としてディスクカートリッジの挿入に伴ってその
挿入操作力を受けて動作するようになし、また、この回
転力付与手段の動作に伴って回転力受け手段が従動して
円弧状通路に沿って移動し、回転式シャッタが回転する
ようになした場合において、ディスクカートリッジの挿
入の初期段階から回転式シャッタを回転させることが可
能となり、ディスクカートリッジの挿入量の割に比較的
に大きな角度にわたって回転式シャッタを回転させるこ
とが可能となる。したがって、カートリッジケースに形
成する開口窓として、開口面積の大きな開口窓を形成す
ることが可能となる。そして、開口面積の大きな開口窓
を有するディスクカートリッジに対しては、ヘッドなど
のアクセス手段を、そのアクセス手段の比較的広い範囲
にわたって開口窓から内部に進入させることが可能とな
り、ひいては、ディスク駆動装置の配置スペースを削減
する上で有利となる。
【0019】なお、上記において、ディスクカートリッ
ジの挿入操作力を原動として、回転力付与手段と回転力
受け手段との間の作用・反作用で回転式シャッタが回転
するような説明をしたが、必ずしもそのことにとらわれ
る必要性はなく、ディスク駆動装置側の回転力付与手段
としては、ディスクカートリッジの挿入に同期して、あ
るいはディスクカートリッジの挿入の完了時点から、強
制的に回転式シャッタを回転させる方式のものであって
もよきものとする。
【0020】第2の発明のディスクカートリッジは、上
記第1の発明において、次のように構成されている。す
なわち、ディスク駆動装置側の回転力付与手段を、ディ
スクカートリッジの挿抜方向に対して交差する方向に沿
って往復摺動するものとして構成する。そして、前記回
転式シャッタの外周部の回転力受け手段としては、その
ように摺動する回転力付与手段に対して、ディスクカー
トリッジの挿入に伴って作用することにより、その回転
力付与手段を摺動させ、この摺動する回転力付与手段か
ら反作用の回転力を受けることによって、回転力受け手
段が前記の円弧状通路に沿って移動し、回転式シャッタ
が回転するように構成してある。上記の「交差する方
向」とは、一般的には直交する方向であるが、必ずしも
それにとらわれる必要性はなく、斜交する方向などであ
ってもよいと解釈し得るものとし、また、必ずしも直線
的方向とする必要性はなく、カーブする方向でも蛇行す
る方向でもよきものとする。この第2の発明の構成によ
ると、回転式シャッタを回転動作の原動としての回転力
付与手段を、従動タイプの摺動方式のものとして構成す
るので、回転力付与手段の構成をコンパクトかつシンプ
ルなものにすることが可能となる。
【0021】
【0022】 第の発明のディスクカートリッジは、
上記第1または第2の発明において、前記カートリッジ
ケースと前記回転式シャッタとの間に、回転力受け手段
がその待機位置にある状態で、すなわち回転力受け手段
が前記進入許容口に位置する状態で、回転式シャッタの
回転を規制してロックするシャッタロック手段を設けて
ある。そして、ディスクカートリッジをディスク駆動装
置に対して挿入することに伴って前記シャッタロック手
段のロック状態を解除するように構成してある。この第
4の発明の構成によると、ディスクカートリッジをディ
スク駆動装置から抜き出しているディスクカートリッジ
の非使用状態にあっては、回転式シャッタをその全閉状
態にロックしており、塵埃などの侵入を防止することが
可能となっている。また、ディスクカートリッジをディ
スク駆動装置に挿入するときには、ロック状態を自動的
に解除して、回転式シャッタの開き動作を許容すること
が可能となっている。
【0023】 第の発明のディスクカートリッジは、
上記第1〜第発明において、前記カートリッジケース
としてはその上下両面に開口窓が形成されたものとし、
前記回転式シャッタとしてはそれら上下の開口窓を同時
的に開閉するように構成されたものとする。この構成に
おいて、上側の開口窓と下側の開口窓の形成の位相につ
いては、一般的には同一位相とするが、必ずしもそれに
とらわれる必要性はなく、異なる位相としてもよい。こ
の第5の発明の構成によると、一方の開口窓を通してデ
ィスクに第1のアクセス手段をアクセスさせ、また、他
方の開口窓を通してディスクに別の第2のアクセス手段
をアクセスさせることが可能となり、それぞれの開口窓
を比較的に大きな開口面積のものとなし得るので、それ
ら両アクセス手段をともに、大きな範囲にわたって各開
口窓から内部に進入させることが可能となり、ひいて
は、ディスク駆動装置の配置スペースを削減する上で有
利となる。
【0024】 第の発明はディスク駆動装置について
のものであって、上記第1〜第4の発明のディスクカー
トリッジの挿抜方向に対して交差する方向に摺動する回
転力付与手段が挿入口の近傍に設けてられていることを
特徴とするものである。この第の発明の構成による
と、上記の発明のディスクカートリッジを挿抜したとき
に、その回転式シャッタを適正に開閉することが可能と
なり、ディスクカートリッジの装填完了の状態において
開口窓に対するアクセス手段の進入を広い範囲で可能と
なし得ることから、ディスク駆動装置をコンパクトに構
成することが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかわるディスク
カートリッジの実施の形態について図面に基づいて詳細
に説明する。以下の実施の形態では、ディスクカートリ
ッジとして、記録および再生が可能なミニディスクのカ
ートリッジを例にあげ、ディスク駆動装置としてトップ
オープンタイプのものを例にあげる。もっとも、本発明
はそのようなものに限定される必要性はなく、それ以外
のものにも適用され得るものとする。
【0026】図1は本発明の実施の形態のディスクカー
トリッジAの構造を示すための分解状態の斜視図、図2
はディスクカートリッジAの構成要素の一つである回転
式シャッタ20を示す斜視図、図3は同じく構成要素の
一つであるカートリッジケース30を示す斜視図、図4
は組み立てられた完成状態のディスクカートリッジAの
外観を示す斜視図、図5はシャッタロック40の形態を
詳しく示すための表裏を反転した状態で見ている部分拡
大反転平面図、図6(a)はトップオープンタイプのデ
ィスク駆動装置Bの概略を示す側面図、図6(b)はそ
の斜視図、図7はディスク駆動装置Bにおけるカートリ
ッジホルダー62に対してディスクカートリッジAの挿
入を開始するときの様子を示す斜視図、図8は図7の挿
入の直後における様子を表裏を反転した状態で見ている
反転平面図、図9は図8における円弧部分を拡大して示
す部分拡大反転平面図、図10は図9におけるC−C線
での断面図(ただし、表裏の反転はしていない)、図1
1はカートリッジホルダー62に対するディスクカート
リッジAの挿入が完了して回転式シャッタ20が完全に
開かれたときの様子を示す斜視図、図12はディスク駆
動装置Bの上面パネルを閉じてディスクカートリッジA
のローディングが完了したときの様子を示す断面図であ
る。
【0027】図4において最も端的に示されているよう
に、本実施の形態のディスクカートリッジAは、全体と
して正方形に近い矩形状となっている。このディスクカ
ートリッジAの左右方向に相当する幅方向をXで表し、
前後方向に相当する挿抜方向をYで表す。XLは幅方向
Xにおける左側方向、XRは幅方向Xにおける右側方
向、Yfは挿抜方向Yにおける前側方向、Yrは挿抜方
向Yにおける後側方向である。
【0028】ディスクカートリッジAは、部品として大
きく分けて、図1の上下中央部に示すディスク(光磁気
ディスク)10と、このディスク10を回転自在に収納
する図2に示す回転式シャッタ20と、回転式シャッタ
20を回転自在に収納する図3に示すカートリッジケー
ス30とから構成されている。
【0029】図1に示すように、ディスク10には、そ
の中心孔にセンターハブ(クランピングプレート)11
が接着されている。ディスク10は、従来の技術のミニ
ディスクにおける記録媒体と同じものを採用してよい。
【0030】回転式シャッタ20は、図2および図1に
示すように、真円のリング状のハウジングリング21
と、ハウジングリング21の上端縁に接合されるシャッ
タ上板22と、ハウジングリング21の下端縁に接合さ
れるシャッタ下板23とから構成されており、この回転
式シャッタ20の内部にディスク10を回転自在に収納
するようになっている。ハウジングリング21の直径は
ディスク10の直径よりやや大きく設定されており、そ
の肉厚(半径方向の厚み)は充分に薄いものとなってい
る。シャッタ上板22もシャッタ下板23も充分に薄い
扁平な板状体となっている。ハウジングリング21に接
合されたシャッタ上板22には、磁気ヘッド90(図1
2参照)を進入させてディスク10にアクセスさせるた
めの磁気ヘッド挿入用開口部(切欠き)22aが形成さ
れている。ハウジングリング21に接合されたシャッタ
下板23には、光ピックアップおよびレーザーを含む光
ヘッド80(図12参照)を進入させてディスク10に
アクセスさせるための光ヘッド挿入用開口部(切欠き)
23aと、ディスク10のセンターハブ11をゆるく嵌
め込むとともにディスク駆動装置Bにおける駆動軸を挿
入させるための中心開口部23bとが形成されている。
中心開口部23bと光ヘッド挿入用開口部23aとは連
なっている。シャッタ上板22の磁気ヘッド挿入用開口
部22aとシャッタ下板23の光ヘッド挿入用開口部2
3aとは同一形状、同一サイズとなっている。磁気ヘッ
ド挿入用開口部22aおよび光ヘッド挿入用開口部23
aは、直角状態で互いに隣接する2つの直線状の端縁を
有している。両開口部22a,23aの外周に相当する
部分円弧の周方向長さは全周に対してほぼ1/4となっ
ている。ハウジングリング21に対して、その軸心方向
視で磁気ヘッド挿入用開口部22aおよび光ヘッド挿入
用開口部23aがちょうど重なり合う状態で、シャッタ
上板22とシャッタ下板23がハウジングリング21に
接合されている。すなわち、磁気ヘッド挿入用開口部2
2aと光ヘッド挿入用開口部23aとは同一位相となっ
ている。以上のように構成された回転式シャッタ20に
おいて、その周方向の1箇所に回転力受け用ノッチ20
nが形成され、この回転力受け用ノッチ20nに対して
後述のシャッタ開閉のためのディスク駆動装置Bにおけ
る回転力付与ピン70が係合するようになっている。回
転力受け用ノッチ20nは、ハウジングリング21の肉
厚よりも浅く、シャッタ上板22、ハウジングリング2
1、シャッタ下板23に対して軸心方向に沿った通し溝
の状態に形成されている。図1では、回転式シャッタ2
0における回転力受け用ノッチ20nを形成するため
の、ハウジングリング21、シャッタ上板22、シャッ
タ下板23それぞれに形成されているノッチ21n,2
2n,23nが示されている。
【0031】上記の説明において、回転力受け用ノッチ
20nが特許請求の範囲の記載における「回転力受け手
段」に相当している。また、回転力付与ピン70が特許
請求の範囲の記載における「回転力付与手段」に相当し
ている。
【0032】図3および図1に示すように、カートリッ
ジケース30は、ケース上板32とケース下板33と左
右一対のスペーサ34,35とからなり、左右一対のス
ペーサ34,35の上面にケース上板32を接合してあ
るとともに、左右一対のスペーサ34,35の下面にケ
ース下板33を接合してある。両スペーサ34,35の
内周面34a,35aは部分円弧状に形成されており、
両スペーサ34,35とケース上板32およびケース下
板33で囲んで作られるほぼ円柱状の空間に、ディスク
10を収納してある回転式シャッタ20が回転自在に収
納されるようになっている。カートリッジケース30に
おける両スペーサ34,35の円弧状内周面34a,3
5aの半径は、回転式シャッタ20の半径とほぼ等しく
なっていて、カートリッジケース30内において回転式
シャッタ20は円弧状内周面34a,35aに摺接する
状態で回転するようになっている。
【0033】ケース上板32には、磁気ヘッド90(図
12参照)を進入させてディスク10にアクセスさせる
ための磁気ヘッド挿入用開口窓32aが形成されてい
る。ケース下板33には、光ピックアップおよびレーザ
ーを含む光ヘッド80(図12参照)を進入させてディ
スク10にアクセスさせるための光ヘッド挿入用開口窓
33aと、ディスク10のセンターハブ11を外部へ露
出させるための中心開口窓33bと、回転力付与ピン7
0を進入させるためのピン進入許容口33cと、回転力
付与ピン70を奥まで案内するための円弧スリット33
dとが形成されている。これらの光ヘッド挿入用開口窓
33aと中心開口窓33bとピン進入許容口33cと円
弧スリット33dとは連なっている。ケース下板33に
おける中心開口窓33bおよび円弧スリット33dを除
く光ヘッド挿入用開口窓33aは、ケース上板32にお
ける磁気ヘッド挿入用開口窓32aと同一形状、同一サ
イズとなっており、また、前述の回転式シャッタ20に
おける上下の磁気ヘッド挿入用開口部22aおよび光ヘ
ッド挿入用開口部23aとも同一形状、同一サイズとな
っている。ケース上板32とケース下板33は、両開口
窓32a,33aがちょうど重なり合う状態で、左右一
対のスペーサ34,35に接合されている。すなわち、
磁気ヘッド挿入用開口窓32aと光ヘッド挿入用開口窓
33aとは同一位相となっている。挿抜方向Yの前側方
向Yfの端面において左右一対のスペーサ34,35間
に開口部36Aが形成され、また、挿抜方向Yの後側方
向Yrの端面において左右一対のスペーサ34,35間
に開口部36Bが形成されている。前側の開口部36A
は、回転力付与ピン70を通すためのものである。両開
口部36A,36Bから内部の回転式シャッタ20にお
けるハウジングリング21の一部が露出している。それ
は、ディスクカートリッジAの奥行き寸法Lをできるだ
け短くした結果である。回転式シャッタ20は、その往
復回転によってカートリッジケース30の開口窓32
a,33aを開閉するようになっている。
【0034】回転式シャッタ20におけるハウジングリ
ング21の外周面と右側のスペーサ34の円弧状内周面
34aとの間に回転力付与ピン70の回転軌跡に沿った
移動を許容するための円弧状通路38が形成されてい
る。円弧状通路38は、ケース下板33におけるピン進
入許容口33cから光ヘッド挿入用開口窓33aの外周
円弧部を通り円弧スリット33dの奥まで連なってい
る。回転力付与ピン70を、このように円弧状通路38
に沿って回転軌跡を描いて移動させるように構成してあ
ること、すなわち、ディスクカートリッジAの内部で動
かすように構成してあることが、本実施の形態の重要な
ポイントである。
【0035】ここで、回転式シャッタ20やカートリッ
ジケース30の材質について説明する。回転式シャッタ
20を構成しているハウジングリング21、シャッタ上
板22およびシャッタ下板23の材質、また、カートリ
ッジケース30を構成しているケース上板32、ケース
下板33および両スペーサ34,35の材質について
は、特に限定する必要性はないのであるが、一般的に
は、プラスチックや金属とする。回転式シャッタ20に
ついては、各構成要素の材質として、耐蝕性のあるステ
ンレス鋼やアルミニウム合金などを好適に利用すること
ができる。ただし、それ以外の金属材料でもよいし、あ
るいはプラスチックでもよい。プラスチックとする場合
にはポリカーボネートとするのが好ましい。カートリッ
ジケース30については、各構成要素の材質として、例
えば、プラスチックや金属が考えられる。シャッタ上板
22やシャッタ下板23については、プラスチックでも
よいが、薄肉化のためには、ステンレス鋼やアルミニウ
ム合金などの金属が好ましい。両スペーサ34,35に
ついては、プラスチックでも金属でもよいが、ABS樹
脂(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂)や
ポリプロピレン(PP)や高衝撃性ポリスチレン(HI
PS)などを好適に利用することができる。
【0036】ディスクカートリッジAの薄肉化を図るた
めには、シャッタ上板22とシャッタ下板23のうち少
なくともいずれか一方を金属製とすること、あるいは、
ケース上板32とケース下板33のうち少なくともいず
れか一方を金属製とすることが好ましい。より好ましく
は、シャッタ上板22とシャッタ下板23の双方を金属
製とし、あるいは、ケース上板32とケース下板33の
双方を金属製とする。
【0037】さらに好ましくは、シャッタ上板22とシ
ャッタ下板23とケース上板32とケース下板33のす
べてを金属製とする。このように金属製とする場合に
は、プラスチック製とする場合と同等の強度を得ること
を前提とすると、回転式シャッタ20やカートリッジケ
ース30の肉厚をかなり小さくすることができる。すな
わち、ディスクカートリッジA自体の薄肉化を図ること
ができる。
【0038】なお、シャッタ上板22およびシャッタ下
板23とハウジングリング21との接合の手法、ならび
に、ケース上板32およびケース下板33と両スペーサ
34,35との接合の手法については、各々の材質にも
よるが、例えば、溶接、接着、嵌合、加締め等の手法が
用いられる。
【0039】左側のスペーサ35の側面には、前端から
後端にかけて通しのガイド溝35bが形成されている。
ディスクカートリッジAの前端側の左側に相当する箇所
において、左側のスペーサ35の前側部分(図1、図3
のDの箇所)にシャッタロック40が内蔵されている。
【0040】図5はシャッタロック40の構造の詳細を
示すものである。この図5は表裏を反転した状態で見て
いるものである。左側のスペーサ35の挿抜方向Yの前
側方向Yfの端部近くに、シャッタロック40を収納す
るためのロック収納空間37が形成されている。このロ
ック収納空間37は、外側直線空間部37aと中間直線
空間部37bと内側直線空間部37cの3つの部分から
なっている。外側直線空間部37aは、ディスクカート
リッジAの幅方向Xに沿っており、その左側方向XLの
端部が左側のスペーサ35の側面におけるガイド溝35
bに開口している。内側直線空間部37cは、ハウジン
グリング21の半径方向に沿っており、その端部がスペ
ーサ35の円弧状内周面35aに開口している。中間直
線空間部37bの一方の端部と外側直線空間部37aの
内端部とが連続し、中間直線空間部37bの他方の端部
と内側直線空間部37cの内端部とが連続しており、外
側直線空間部37aと中間直線空間部37bとはV字形
をなし、中間直線空間部37bと内側直線空間部37c
とはより大きな角度で逆V字形をなしている。
【0041】ロック収納空間37に収納されているシャ
ッタロック40は、ロック収納空間37の形状に合わせ
て、外側棒状部40aと中間棒状部40bと内側棒状部
40cの3つの部分からなっており、外側棒状部40a
の内端部と中間棒状部40bの一方の端部とが一連一体
となっており、内側棒状部40cの内端部と中間棒状部
40bの他方の端部とが一連一体となっている。これら
3つの部分が一連一体となっているシャッタロック40
は、弾性材料から構成されていて、中間棒状部40bは
外側棒状部40aに対して拡開付勢の状態となってい
る。その弾性材料としては、通常はプラスチックまたは
金属が好ましいといえる。ロック収納空間37の外側直
線空間部37aに位置する外側棒状部40aの遊端部4
0a1 は、ガイド溝35bに臨む外側直線空間部37a
の開口部に対して出退自在となっており、内側直線空間
部37cに位置する内側棒状部40cの遊端部40c1
は、円弧状内周面35aに臨む内側直線空間部37cの
開口部に対して出退自在となっている。ロック収納空間
37の中間直線空間部37bの内方側の内壁面はゆるや
かな円弧状カム内壁面37b1 に形成されており、外側
棒状部40aの押し込みに伴う中間棒状部40bの円弧
状カム内壁面37b1 上での相対変位によるカム作用に
よって内側棒状部40cが矢印α方向へ揺動されて、内
側棒状部40cの遊端部40c1 がハウジングリング2
1のロックノッチ21aから離脱するように構成されて
いる。
【0042】より詳しくは、次のとおりである。ハウジ
ングリング21が所定のロック位置にあって、そのロッ
クノッチ21aが外側直線空間部37aの開口部に位置
対応しているディスクカートリッジAの非使用状態で
は、外側棒状部40aに対する中間棒状部40bの拡開
付勢の作用によって、点線で示すように、内側棒状部4
0cの遊端部40c1 がハウジングリング21のロック
ノッチ21aに係合するようになっている。そして、こ
の係合状態において、外側棒状部40aの遊端部40a
1 が点線で示すように外側直線空間部37aの開口部よ
り外側に突出するようになっている。前記の拡開付勢を
効果的にするため、外側棒状部40aの中間棒状部40
bに対する付け根部分40a2 が細く形成されている。
なお、図5では、シャッタロック40のロック姿勢が点
線状態で図示され、ロック解除姿勢が実線で図示されて
おり、実線のロック解除姿勢では、外側棒状部40aの
遊端部40a1 がカートリッジホルダー62の左フレー
ム62aにおけるロック解除突条62a1 によって内側
へ押し込まれ、その結果として、内側棒状部40cの遊
端部40c1 がハウジングリング21のロックノッチ2
1aの係合から離脱することになる。このスペーサ35
に装着されたシャッタロック40と回転式シャッタ20
に形成されたロックノッチ21aとが特許請求の範囲の
記載における「シャッタロック手段」に相当している。
【0043】次に、ディスクカートリッジAにおける回
転式シャッタ20の所定のロック位置について説明す
る。回転式シャッタ20の外周部には回転力受け用ノッ
チ20nが形成されているが、この回転力受け用ノッチ
20nがカートリッジケース30の前側方向Yfの端部
におけるピン進入許容口33cの位置にちょうど位置し
ているときに、すなわち図7や図8に示すような回転式
シャッタ20の閉止状態において、シャッタロック40
の内側棒状部40cの遊端部40c1 がハウジングリン
グ21のロックノッチ21aに弾性的に係合している。
これが回転式シャッタ20のロック位置である。この回
転式シャッタ20のロック位置は、すなわちディスクカ
ートリッジAの非使用状態に相当している。この回転式
シャッタ20のロック姿勢において、回転式シャッタ2
0の上下の扇状の磁気ヘッド挿入用開口部22aおよび
光ヘッド挿入用開口部23aは、カートリッジケース3
0の上下の扇状の開口窓32a,33aに対して完全に
位置がずれており、回転式シャッタ20のシャッタ上板
22でケース上板32の磁気ヘッド挿入用開口窓32a
を完全に閉止しているとともに、シャッタ下板23でケ
ース下板33の光ヘッド挿入用開口窓33aを完全に閉
止している。
【0044】シャッタロック40がロックノッチ21a
に係合しかつ回転力受け用ノッチ20nがピン進入許容
口33cにちょうど位置している状態が、回転力受け用
ノッチ20nひいては回転式シャッタ20の待機位置P
であり、このとき回転式シャッタ20は開口窓32a,
33aを全閉していることとなる。これがディスクカー
トリッジAの非使用状態である。
【0045】前側方向Yfの端面での両スペーサ34,
35間の開口部36Aと、後側方向Yrの端面での両ス
ペーサ34,35間の開口部36Bとにおいて、回転式
シャッタ20のハウジングリング21が露出している
が、ディスク10は露出していないので、回転式シャッ
タ20の閉止状態において、回転式シャッタ20内のデ
ィスク10は外部空気に対してほぼ完全に遮蔽されてお
り、外部空気中の塵埃などの侵入が確実に防止されてい
る。
【0046】図6(a),(b)は、トップオープンタ
イプのディスク駆動装置Bの概略の構成を示す側面図と
斜視図である。このディスク駆動装置Bは、フレーム6
0に対して一端において回動自在に枢着された上面パネ
ル61にカートリッジホルダー62が設けられている。
このカートリッジホルダー62をオープンして傾斜姿勢
にした状態で、カートリッジホルダー62のディスク挿
入口62dよりディスクカートリッジAを挿入するよう
になっている。そして、カートリッジホルダー62にデ
ィスクカートリッジAを挿入した上面パネル61を下方
回動してディスクカートリッジAの装填(ローディン
グ)状態を得るようにしている。
【0047】図7に示すように、カートリッジホルダー
62は、左フレーム62aと右フレーム62bと入口ガ
イドフレーム62cとからなり、入口ガイドフレーム6
2cには左右方向X1に沿ってスライド自在な状態で回
転力付与ピン70が設けられている。入口ガイドフレー
ム62cに左右方向X1に沿った長孔62c1 が形成さ
れており、入口ガイドフレーム62cの下側から長孔6
2c1 に回転力付与ピン70が挿入され、長孔62c1
に沿って回転力付与ピン70がスライド自在となってい
る。入口ガイドフレーム62cの下側において、回転力
付与ピン70を長孔62c1 の内端であるホームポジシ
ョンHPに位置決めするためのバネ63が設けられてい
る。この回転力付与ピン70は、回転式シャッタ20の
回転力受け用ノッチ20nに係合することで回転式シャ
ッタ20を回転させるものであるが、その回転力付与ピ
ン70の動作は、カートリッジホルダー62に対するデ
ィスクカートリッジAの挿入に伴う手動の挿入操作力に
よって、回転式シャッタ20が回転力付与ピン70から
抗力を受けて回転するのと同期して、回転力付与ピン7
0が左右方向X1にスライドするといった具合になって
いる。すなわち、回転力付与ピン70は、駆動式のもの
ではなく、従動式のものに構成されている。なお、ディ
スクカートリッジAをカートリッジホルダー62に挿入
する際においては、カートリッジホルダー62の左右方
向X1に対してディスクカートリッジAの幅方向Xを平
行にすることになり、同じ意味のことであるが、カート
リッジホルダー62の左右方向X1に対してディスクカ
ートリッジAの挿抜方向Yを直角にすることになる。
【0048】回転力付与ピン70を係合して往復摺動さ
せる長孔62c1 の方向は左右方向X1であり、これは
ディスクカートリッジAの挿抜方向Yに対して直角な方
向である。この左右方向X1が特許請求の範囲の記載に
おける「交差する方向」に相当している。
【0049】回転式シャッタ20の扇状の磁気ヘッド挿
入用開口部22aおよび光ヘッド挿入用開口部23aが
カートリッジケース30の上下の扇状の開口窓32a,
33aに合致するまでの回転式シャッタ20の開き動作
についての回転方向すなわち開き方向βは、上からみ
て、時計方向であるが、非使用状態から回転式シャッタ
20を開くために回転力付与ピン70を進入させるため
のケース下板33におけるピン進入許容口33cの位
置、ひいては、非使用状態(閉止状態)でこのピン進入
許容口33cにちょうど一致している回転式シャッタ2
0の回転力受け用ノッチ20nの位置は、ディスクカー
トリッジAの前端面における幅方向Xの中央点よりも開
き方向βの下手側に偏った位置に設定されている。そし
て、そのようなピン進入許容口33cの位置に合わせ
て、回転力付与ピン70のホームポジションHPが設定
されている。
【0050】なお、ディスク駆動装置Bには、図12に
示すような、光ヘッド80や磁気ヘッド90も含まれて
いる。
【0051】次に、以上のように構成されたディスクカ
ートリッジAおよびディスク駆動装置Bの動作を説明す
る。
【0052】回転式シャッタ20が閉止状態となってい
る非使用状態のディスクカートリッジAを、MDシステ
ムにおけるトップオープンタイプのディスク駆動装置B
に装填する。このとき、まず、図6に示すように、ディ
スク駆動装置Bにおける上面パネル61をオープンして
斜め姿勢とする。そして、ディスクカートリッジAの前
端面をカートリッジホルダー62のディスク挿入口62
dに向けて近づけるようにして、カートリッジホルダー
62にディスクカートリッジAを挿入する。挿入の開始
時には、ディスクカートリッジAの下面をカートリッジ
ホルダー62の入口ガイドフレーム62cに載せるよう
にして、奥に差し込んでいく(図7参照)。この挿入の
開始段階において、ディスクカートリッジAのピン進入
許容口33cおよび閉止状態の回転式シャッタ20の回
転力受け用ノッチ20nがちょうどホームポジションH
Pにある回転力付与ピン70に位置対応する。また、左
側のスペーサ35の側面に形成してあるガイド溝35b
がカートリッジホルダー62の左フレーム62aの内面
側に一体的に形成してあるロック解除突条62a1に係
合する状態で案内されていく。
【0053】図8は、ディスクカートリッジAの挿入開
始時の様子をMDシステムごと上下を反転して見ている
状態を示している。下からみた状態に相当しているの
で、左右方向つまりは幅方向Xについての左側方向XL
と右側方向XRが図1等とは左右逆転している。挿抜方
向Yについての前側方向Yfと後側方向Yrは図1等と
同じである。ディスクカートリッジAについては、カー
トリッジケース30におけるケース下板33が見えてい
る。また、そのケース下板33における扇状の光ヘッド
挿入用開口窓33aや中心開口窓33bや円弧スリット
33dやピン進入許容口33cも見えている。ディスク
10におけるセンターハブ11も見えている。
【0054】挿入開始の初期段階においてまず、カート
リッジホルダー62の左フレーム62aのロック解除突
条62a1 に対してディスクカートリッジAのガイド溝
35bが係合した状態で挿入が進み、それまでガイド溝
35bに突出していたシャッタロック40の外側棒状部
40aの遊端部40a1 がロック解除突条62a1 によ
って内部に押し込まれるようになり、これによって、シ
ャッタロック40の中間棒状部40bがロック収納空間
37の中間直線空間部37bのゆるやかな円弧状カム内
壁面37b1 によって矢印α方向へ揺動されることとな
り、これに伴って、シャッタロック40の内側棒状部4
0cが内側に引き込まれることとなって、内側棒状部4
0cの遊端部40c1 がそれまで係合していたハウジン
グリング21のロックノッチ21aから離脱するように
なる。すなわち、ハウジングリング21ひいては回転式
シャッタ20のロック状態が解除されることとなり、回
転式シャッタ20の回転が許容される状態となる。
【0055】この回転式シャッタ20のロック解除から
引き続いてディスクカートリッジAをさらに挿入する
と、ディスクカートリッジAのピン進入許容口33cが
カートリッジホルダー62におけるホームポジションH
Pにある回転力付与ピン70の位置に達し、回転力付与
ピン70が回転式シャッタ20の回転力受け用ノッチ2
0nに係合するに至る。この状態が図8に示されてい
る。図9および図10は、図8の状態での回転力付与ピ
ン70と回転力受け用ノッチ20nとの係合状態を詳し
く示す拡大図である。図9は図8と同様に上下を反転し
て見ている状態を示す。図10は上下を反転していない
通常の状態を示す。
【0056】この図8、図9、図10の状態から引き続
いてディスクカートリッジAをさらに挿入すると、その
手動の挿入操作力によって、回転力付与ピン70が従動
的にバネ63の付勢力に抗して右側方向XRに動かさ
れ、その右側方向XRの回転力付与ピン70の動きに伴
って回転式シャッタ20が開き方向βに回転されること
となる。すなわち、ディスクカートリッジAの挿抜方向
Yに沿った中心線CLにおいて挿入操作力F1が働き、
それによって、中心線CLから偏位した回転力付与ピン
70に対して押し力F2が働くが、これに対して、回転
力付与ピン70からは回転式シャッタ20に対して反力
F3が働くことになる。この反力F3は、回転式シャッ
タ20の中心に向かう分力F4と接線方向に向かう分力
F5とに分割されるが、中心に向かう分力F4は回転式
シャッタ20の回転に寄与しない。接線方向に向かう分
力F5は回転式シャッタ20を開き方向βに回転させる
ように作用する。これに伴い、従動的に回転力付与ピン
70が右側方向XRに動いていくことになる。回転式シ
ャッタ20は、そのハウジングリング21が、ハウジン
グリング21より径のやや大きい両スペーサ34,35
円弧状内周面34a,35aに摺動するようにして回転
されることになる。
【0057】カートリッジホルダー62に対するディス
クカートリッジAの挿入の進行に伴って、回転力受け用
ノッチ20nに係合している回転力付与ピン70の右側
方向XRへの動きが進行し、同時に回転式シャッタ20
の開き方向βへの回転が進行する。回転式シャッタ20
が開き方向βに回転するのに伴って、回転式シャッタ2
0における上下の扇状の磁気ヘッド挿入用開口部22a
および光ヘッド挿入用開口部23aが一部、カートリッ
ジケース30の上下の扇状の開口窓32a,33aに重
なるようになり、また、回転式シャッタ20の回転の進
行に伴って、その重なりが増加していくことになる。つ
まり、カートリッジケース30の上下の扇状の開口窓3
2a,33aは次第に開かれていくことになる。
【0058】回転力付与ピン70が右側方向XRの最外
端(図8のQ点相当位置)まで動くと、さらなるディス
クカートリッジAの挿入に伴って、今度は、回転式シャ
ッタ20の開き方向βへの回転に伴って回転力付与ピン
70は動きを反転して、左側方向XLに戻るようになる
が、このような戻りによって回転式シャッタ20の回転
は支障を受けることはなく、回転式シャッタ20は引き
続いてスムーズに回転していく。回転力付与ピン70の
戻りにおいては、それまで増加していたバネ63の付勢
力が減少することになる。回転力付与ピン70の戻りの
過程において、回転力付与ピン70はケース下板33の
円弧スリット33dに入っていくことになり、円弧スリ
ット33dの奥の端部(図8のR点相当位置)に達した
ときに、それ以上のディスクカートリッジAの挿入は停
止されることとなり、回転式シャッタ20の上下の扇状
の磁気ヘッド挿入用開口部22aおよび光ヘッド挿入用
開口部23aはカートリッジケース30の上下の扇状の
開口窓32a,33aに対して完全に合致し、扇状の開
口窓32a,33aは完全に開かれた状態となる。これ
が図11に示す状態である。完全に開かれた扇状の開口
窓32a,33aによってディスク10のディスク面の
一部が外部に露出する状態となる。
【0059】回転式シャッタ20の開き動作に伴う光ヘ
ッド挿入用開口窓33aの開放動作と磁気ヘッド挿入用
開口窓32aの開放動作とは同期しており、これら両方
の開口窓32a,33aは同時的に完全開放されること
となる。
【0060】以上のようにして、図6(b)に示すよう
に、ディスク駆動装置Bのカートリッジホルダー62に
対するディスクカートリッジAの挿入が完了する。この
ように、カートリッジホルダー62に対するディスクカ
ートリッジAの挿入が完了すると、引き続いて、上面パ
ネル61が下側に向けて回動し、閉じ姿勢となる。これ
に伴って、図12に示すように、上下の扇状の開口窓3
2a,33aが完全に開かれたディスクカートリッジA
が光ピックアップおよびレーザーを含む光ヘッド80に
対してローディングされるようになる。次いで、磁気ヘ
ッド90がセッティングされることになる。なお、ディ
スク駆動装置Bにおける図示しないスピンドル(駆動
軸)に対してディスク10のセンターハブ11が磁力に
よって吸着保持される。そして、スピンドルの回転に伴
って、光ヘッド80の光ピックアップによってディスク
10を再生したり、光ヘッド80のレーザーと磁気ヘッ
ド90との協働によってディスク10に音声などのデジ
タル情報を記録する。
【0061】図8に示すように、回転力付与ピン70は
相対的にディスクカートリッジAに対して、点HPから
点Qを通って点Rまで移動し、これに伴って、回転式シ
ャッタ20の回転力受け用ノッチ20nは中心Oまわり
に待機位置Pから点Rまで回転し、その回転角度θは、
図示の例の場合で、約125°にもなっている。この回
転式シャッタ20の約125°に及ぶ回転に対して、デ
ィスクカートリッジAのカートリッジホルダー62に対
する挿入量は、図7と図11の比較で理解されるよう
に、せいぜいディスクカートリッジAの奥行き寸法Lよ
りも小さいL′の寸法ですんでいる。
【0062】このように、回転式シャッタ20を回転さ
せるのに、従動式でありながら大きな回転角度θにわた
って回転式シャッタ20を回転させることができるの
は、回転式シャッタ20の回転力受け用ノッチ20nに
係合する回転力付与ピン70を、それ自体はディスクカ
ートリッジAの幅方向Xに沿って往復移動自在となし、
しかも、この回転力付与ピン70をディスクカートリッ
ジAの内部で動かす、詳しくは、回転式シャッタ20に
おけるハウジングリング21の外周面と右側のスペーサ
34の円弧状内周面34aとの間の円弧状通路38に沿
ってディスクカートリッジAの内部で回転軌跡を描いて
移動させるようにしているためである。
【0063】もし、仮に、回転力付与ピン70をディス
クカートリッジAの幅方向Xの横外側方に配置したり、
あるいはその回転力付与ピン70を挿抜方向Yに沿って
動かすようにしたり、あるいはその回転力付与ピン70
をディスクカートリッジAの外側で動かしたりするとな
れば、上記のように従動式でありながら大きく回転させ
ることは非常にむずかしいものとなるのである。
【0064】本実施の形態においては、従動方式で回転
式シャッタ20を大きな回転角度θにわたって回転させ
ることができながら、その回転式シャッタ20の回転の
機構をコンパクトかつシンプルに構成することができ
る。
【0065】なお、回転式シャッタ20が点Pから点R
までの回転角度θの範囲で回転する間に回転力付与ピン
70が移動する範囲(距離ではない)は、回転式シャッ
タ20の半径よりも短い長孔62c1 の長さ範囲に過ぎ
ない。
【0066】回転式シャッタ20の上下の扇状の磁気ヘ
ッド挿入用開口部22aおよび光ヘッド挿入用開口部2
3aがカートリッジケース30の上下の扇状の開口窓3
2a,33aに完全に合致した状態で、カートリッジケ
ース30の両開口窓32a,33aは最大限に開かれた
ことになるが、この両開口窓32a,33aの開口面積
が従来の技術の場合よりもかなり大きいことから、次の
ような利点が生じている。これを図12によって説明す
る。図12は、図4のE−E線断面に相当し、図6およ
び図11を用いて上記で説明したように、カートリッジ
ホルダー62に対する挿入が完了した回転式シャッタ2
0におけるシャッタ上板22およびシャッタ下板23の
磁気ヘッド挿入用開口部22aおよび光ヘッド挿入用開
口部23aがカートリッジケース30におけるケース上
板32およびケース下板33の開口窓32a,33aと
完全に合致した状態で、カートリッジホルダー62が上
面パネル61とともに下動されて閉じられた状態を示し
ている。この状態では、完全合致した下側の光ヘッド挿
入用開口部23aおよび光ヘッド挿入用開口窓33aに
対して、アクセス手段の一つとしての光ヘッド80にお
ける実線で示した対物レンズ81だけでなく、実線で示
したアクチュエータ82までも進入させることが可能と
なっている。また、完全合致した上側の磁気ヘッド挿入
用開口部22aおよび磁気ヘッド挿入用開口窓32aに
対して、別のアクセス手段としての磁気ヘッド90にお
ける実線で示したヘッド先端部91だけでなく、実線で
示したヘッドアーム92までも進入させることが可能と
なっている。
【0067】すでに説明したように、図13に示した従
来の技術の場合には、開口面積が小さいために、図12
で点線で示したように、光ヘッド80のうち、その小さ
な開口部に進入させることが可能なのはせいぜい対物レ
ンズ81だけであって、アクチュエータ82の方は開口
部に進入させることができなかったし、また、磁気ヘッ
ド90のうち、その小さな開口部に進入させることが可
能なのはせいぜいヘッド先端部91だけであって、ヘッ
ドアーム92の方は開口部に進入させることができなか
った。
【0068】これに対して、本発明の本実施の形態の場
合には、対物レンズ81のみならずアクチュエータ82
をも下側の光ヘッド挿入用開口部23aおよび光ヘッド
挿入用開口窓33aに進入させることができるととも
に、ヘッド先端部91のみならずヘッドアーム92をも
上側の磁気ヘッド挿入用開口部22aおよび磁気ヘッド
挿入用開口窓32aに進入させることができるため、デ
ィスク駆動装置Bの配置に必要なスペースの上下寸法H
を従来の技術の場合の寸法H0 よりも小さくすることが
できる。
【0069】上記のように、本実施の形態においては、
ディスク10の一部を露出させる開口窓32a,33a
の開口面積がかなり大きいにもかかわらず、その大きな
開口面積の開口窓32a,33aを完全に開くまでに必
要となるディスクカートリッジAの挿入の量が高々ディ
スクカートリッジAの奥行き寸法Lの程度であり、しか
も、回転式シャッタ20を開く要因としての回転力付与
ピン70の形態は、駆動方式ではなくて、構造のきわめ
てシンプルな従動方式ですんでいる。
【0070】ディスクカートリッジAの排出の動作は、
上記の挿入・ローディングの動作とは逆の関係で行われ
る。上面パネル61が上方に向けて開き回動され、ディ
スクカートリッジAに対して抜き操作力が作用すると、
ディスクカートリッジAの引き抜きに伴って回転力付与
ピン70が長孔62c1 に沿って左右方向X1に摺動
し、これに伴って回転式シャッタ20が反β方向に回転
して、ケース上板32およびケース下板33の両開口窓
32a,33aを全閉するに至る。ディスクカートリッ
ジAがカートリッジホルダー62から抜け出す直前にお
いて、回転式シャッタ20の回転力受け用ノッチ20n
は、その本来の待機位置Pに復帰するとともに、回転力
受け用ノッチ20nに係合している回転力付与ピン70
は、バネ63の付勢力によってそのホームポジションH
Pに復帰することになり、回転式シャッタ20が全閉状
態となった段階から、ディスクカートリッジAがカート
リッジホルダー62から抜け出していくようになる。
【0071】なお、上記においては説明しなかったが、
記録/再生可能なミニディスクを対象とする場合には、
ディスクカートリッジAにおいて誤消去防止用のライト
プロテクタ等を設けるものとする。また、ディスクカー
トリッジAの表面すなわちケース上板32の正面にカー
トリッジの挿入方向を示す標記を設けてもよい。
【0072】以上、一つの実施の形態について詳細に説
明してきたが、本発明は次のように構成したものも含み
得るものとする。
【0073】(1)上記の実施の形態においては、回転
式シャッタ20においてシャッタ上板22に形成の磁気
ヘッド挿入用開口部22aとシャッタ下板23に形成の
光ヘッド挿入用開口部23aとを同一位相とし、カート
リッジケース30においてケース上板32に形成の磁気
ヘッド挿入用開口窓32aとケース下板33に形成の光
ヘッド挿入用開口窓33aとを同一位相としたが、必ず
しもそれにとらわれる必要性はなく、それぞれを異なる
位相としてもよきものとする。ただし、回転式シャッタ
20の所定の回転位相において、磁気ヘッド挿入用開口
部22aが磁気ヘッド挿入用開口窓32aに合致したと
きに、光ヘッド挿入用開口部23aが光ヘッド挿入用開
口窓33aに合致するように位相関係を定めておく必要
はある。
【0074】(2)上記の実施の形態においては、シャ
ッタ上板22とシャッタ下板23に開口部22a,23
aを形成し、ケース上板32とケース下板33に開口窓
32a,33aを形成したが、ミニディスクが再生専用
のものである場合には、これら上下双方の開口部22
a,23aや開口窓32a,33aに代えて、上下のい
ずれか一方の開口部と開口窓としてもよい。なお、この
ような形態は、再生専用のミニディスクの場合に限るも
のではない。
【0075】(3)上記の実施の形態においては、全閉
状態にある回転式シャッタ20をその全閉位置でロック
するシャッタロック40を設けたが、必ずしもそれにと
らわれる必要性はなく、シャッタロックに代わり得る摩
擦での位置規制などを利用するようにしてもよいし、あ
るいはシャッタロックを省略した状態での実施の形態も
含み得るものとする。
【0076】(4)上記の実施の形態においては、記憶
および再生が可能なミニディスクを例にあげて説明した
が、本発明は必ずしもそれにとらわれる必要性はなく、
任意の形態のディスクを対象となし得るものとする。例
えば、再生専用のミニディスクでもよい。また、記録/
再生が可能なDVD(Digital Versatile Disk)‐RA
Mのディスクでもよいし、CD‐RWのディスクでもよ
きものとする。また、ディスクに記録されている、ある
いは記録する情報としては、音声にとらわれる必要性は
なく、映像やデータなど任意のものを対象となし得るも
のとする。さらには、情報を記録するためのディスクに
とらわれる必要性はなく、他の使用目的のためのディス
クを対象としてよきものとする。
【0077】再生専用とする場合において、開口窓は光
ヘッド(光ピックアップ)側の下側片方のみでよいとす
るのが一般的であるが、記録/再生タイプとの間での部
材の共用のために、上下に開口部を設けたものとするの
でもよい。
【0078】(5)その他本発明の要旨と直接に関係し
ない任意の事項については、公知の任意のものが適用可
能であり、また、公知以外のものであっても、本発明の
要旨を逸脱しない範囲において適用可能であることはい
うまでもない。
【0079】上記の(1)〜(5)は互いに独立した事
項であり、これらのうち任意の事項を任意数適当に組み
合わせてもよきものとする。
【0080】最後に、本件にかかわる明細書の記述につ
いての留意事項を述べる。本件にかかわる明細書(特に
発明の詳細な説明および特許請求の範囲)または図面に
おいては、記載してある任意の事項(任意の要素または
任意の要素の結合関係・組み合わせ関係を含む)につい
て、その省略の可能性を留保する。さらに、特許請求の
範囲に記載していないが発明の詳細な説明または図面に
記載してある任意の事項について特許請求の範囲への追
加の可能性ならびにその追加に伴う説明の変更の可能性
を留保する。
【0081】
【発明の効果】シャッタ回転方式のディスクカートリッ
ジについての第1の発明によれば、回転式シャッタを回
転させるに際して回転力付与手段の変位箇所をカートリ
ッジケースの内部としたので、スライダやシャッタ回転
ローラをディスクカートリッジの外部でのみ回転式シャ
ッタに作用させるに過ぎない従来の技術に比べて、回転
式シャッタの回転の機構をコンパクトかつシンプルに構
成することができるとともに、ディスク駆動装置に対す
るディスクカートリッジの挿入の初期段階から回転式シ
ャッタを回転させることが可能で、カートリッジケース
に開口面積の大きな開口窓を形成することができるた
め、ヘッドなどのアクセス手段を、そのアクセス手段の
比較的広い範囲にわたって開口窓から内部に進入させる
ことが可能となり、ひいては、ディスク駆動装置の配置
スペースの削減を有利に進めることができることに加
え、ディスク駆動装置側の回転力付与手段をカートリッ
ジケース前縁の進入許容口から進入させ、あるいは抜け
出させることに伴って、回転力付与手段を回転式シャッ
タ外周部の回転力受け手段に作用させることにより、回
転式シャッタの開き動作を適正に開始させることがで
き、また、閉じ動作の完了時点で回転力受け手段を進入
許容口に正しく戻すことができる。
【0082】また、第2の発明によれば、回転式シャッ
タの回転動作の原動としての回転力付与手段を従動タイ
プの摺動方式のものとして構成してあるので、ディスク
駆動装置における回転力付与手段の構成をコンパクトか
つシンプルなものにすることができる。
【0083】
【0084】 また、第の発明によれば、シャッタロ
ック手段によって、ディスク駆動装置からの抜き出しに
伴って回転式シャッタをその全閉状態にロックして、塵
埃などの侵入を防止するとともに、ディスク駆動装置に
挿入するときにはロック状態を自動的に解除して回転式
シャッタの開き動作を許容することができる。
【0085】 また、第の発明によれば、ともに開口
面積が大きな上下の開口窓に対して、第1および第2の
アクセス手段をともに大きな範囲にわたって内部に進入
させることができるため、結果として、ディスク駆動装
置の配置スペースの削減を有利に進めることができる。
【0086】また、ディスク駆動装置についての第6の
発明によれば、摺動する形態の回転力付与手段という簡
単な構成でありながら、この発明のシャッタ回転方式の
ディスクカートリッジにおける回転式シャッタの開閉を
適正に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態のディスクカートリッジ
の構造を示すための分解状態の斜視図
【図2】 実施の形態のディスクカートリッジの構成要
素の一つである回転式シャッタを示す斜視図
【図3】 実施の形態のディスクカートリッジの構成要
素の一つであるカートリッジケースを示す斜視図
【図4】 実施の形態についての組み立てられた完成状
態のディスクカートリッジの外観を示す斜視図
【図5】 実施の形態におけるシャッタロックの形態を
詳しく示すための表裏を反転した状態で見ている部分拡
大反転平面図
【図6】 実施の形態におけるトップオープンタイプの
ディスク駆動装置の概略を示す側面図と斜視図
【図7】 実施の形態についてのディスク駆動装置にお
けるカートリッジホルダーに対してディスクカートリッ
ジの挿入を開始するときの様子を示す斜視図
【図8】 実施の形態のディスクカートリッジについ
て、図7の挿入の直後における様子を表裏を反転した状
態で見ている反転平面図
【図9】 実施の形態のディスクカートリッジについ
て、図8における円弧部分を拡大して示す部分拡大反転
平面図
【図10】 実施の形態のディスクカートリッジについ
て、図9におけるC−C線での断面図(ただし、表裏の
反転はしていない)
【図11】 実施の形態のディスク駆動装置について、
カートリッジホルダーに対するディスクカートリッジの
挿入が完了して回転式シャッタが完全に開かれたときの
様子を示す斜視図
【図12】 実施の形態のディスク駆動装置について、
上面パネルを閉じてディスクカートリッジのローディン
グが完了したときの様子を示す断面図
【図13】 シャッタスライド方式の従来の技術のディ
スクカートリッジの構造を示す分解状態の斜視図
【図14】 シャッタ回転方式の従来の技術のディスク
カートリッジの構造をその回転式シャッタの開き状態で
示す斜視図
【図15】 上記のシャッタ回転方式の従来の技術のデ
ィスクカートリッジの構造をその回転式シャッタの閉じ
状態で示す斜視図
【符号の説明】
A…ディスクカートリッジ、B…ディスク駆動装置、1
0…ディスク、11…センターハブ(クランピングプレ
ート)、20…回転式シャッタ、20n…回転力受け用
ノッチ(回転力受け手段)、21…ハウジングリング、
21a…ロックノッチ(シャッタロック手段)、22…
シャッタ上板、22a…磁気ヘッド挿入用開口部、23
…シャッタ下板、23a…光ヘッド挿入用開口部、23
b…中心開口部、30…カートリッジケース、32…ケ
ース上板、32a…磁気ヘッド挿入用開口窓、33…ケ
ース下板、33a…光ヘッド挿入用開口窓、33b…中
心開口窓、33c…ピン進入許容口(進入許容口)、3
3d…円弧スリット、34,35…スペーサ、34a,
35a…円弧状内周面、35b…ガイド溝、37…ロッ
ク収納空間、37b1 …円弧状カム内壁面、38…円弧
状通路、40…シャッタロック(シャッタロック手
段)、61…上面パネル、62…カートリッジホルダ
ー、62a1 …ロック解除突条、62c…入口ガイドフ
レーム、62c1 …長孔、62d…ディスク挿入口、6
3…バネ、70…回転力付与ピン(回転力付与手段)、
80…光ヘッド、81…対物レンズ、82…アクチュエ
ータ、90…磁気ヘッド、91…ヘッド先端部、92…
ヘッドアーム、P…回転力受け用ノッチ(回転力受け手
段)の待機位置、HP…回転力付与ピン(回転力付与手
段)のホームポジション
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−25637(JP,A) 実開 昭61−193583(JP,U) 特表2002−503865(JP,A) 国際公開99/041743(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 23/03

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カートリッジケースとディスクとの間に回
    転自在な状態で介在された回転式シャッタが往復回転す
    ることによって前記カートリッジケースの開口窓を開閉
    するように構成されたディスクカートリッジであって、
    前記回転式シャッタの外周部の回転力受け手段が回転力
    付与手段から回転力を受ける状態でその回転付与力手段
    が前記カートリッジ内の挿入方向の前縁側に前記回転付
    与手段の進入を許容する進入許容口を有する円弧状通路
    を移動することに伴って前記回転式シャッタが回転して
    前記開口窓を開閉するように構成されていることを特徴
    とするディスクカートリッジ。
  2. 【請求項2】前記回転力受け手段は、ディスクカートリ
    ッジの挿抜に伴ってその挿抜方向に交差する方向に沿っ
    て摺動する回転力付与手段に作用し、その回転力付与手
    段を摺動させることに伴って回転力付与手段から反作用
    を受けて回転するように構成されている請求項1に記載
    のディスクカートリッジ。
  3. 【請求項3】前記回転力受け手段が前記進入許容口に位
    置する状態で前記回転式シャッタの回転を規制するシャ
    ッタロック手段を備えており、ディスクカートリッジの
    挿入に伴って前記シャッタロック手段のロックが解除さ
    れるように構成されている請求項1または請求項2に記
    載のディスクカートリッジ。
  4. 【請求項4】前記カートリッジケースは、その上下に開
    口窓が形成されており、前記回転式シャッタは、前記上
    下の開口窓を同時的に開閉するように構成されている請
    求項1から請求項3までのいずれかに記載のディスクカ
    ートリッジ。
  5. 【請求項5】請求項1から請求項4のいずれかに記載の
    ディスクカートリッジの挿抜方向に対して交差する方向
    に摺動する回転力付与手段が挿入口の近傍に設けられて
    いることを特徴とするディスク駆動装置。
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