JP3601480B2 - ディスクカートリッジ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスクや光磁気ディスク、磁気ディスク等のディスク状記録媒体がカートリッジ筐体のディスク収納室内に回転自在に収納されたディスクカートリッジ、特に、上,下シェルの周壁を突き合せることによって形成したカートリッジ筐体内に、ディスク状記録媒体と、インナーロータと、シャッタとを収納し、インナーロータを回転させることにより、シャッタをカートリッジ筐体のシェルに設けた開口部を閉じる第1の位置と、開口部を解放する第2の位置との間で移動させるようにしたディスクカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般に、音声、映像或いはコンピュータのデータ等の情報の記録及び/又は再生が可能なディスク状記録媒体がカートリッジ筐体内に回転自在に収納されたディスクカートリッジとしては、例えば、コンピュータのデータ等の情報を使用者が後から記録書き込みできる追記型あるいは書換型光ディスクを内蔵しているものが知られている。
【0003】
図24に示すように、上記ディスクカートリッジ101は、上シェル102a及び下シェル102bによって構成されるカートリッジ筐体102内に光ディスク103が回転自在に収納されている。
【0004】
カートリッジ筐体102の上下面には光ディスク103を外部に臨ませる開口部104が設けられている。カートリッジ筐体102には開口部104を開閉するシャッタ105がスライド可能に取り付けられている。
【0005】
一方、光ディスク103の中央部には、金属によって円盤状に形成されたセンタハブ106が取り付けられている。このセンタハブ106は、情報記録再生装置の本体側に設けられるターンテーブルにチャッキングされる。センタハブ106をターンテーブルにチャッキングされた光ディスク103は、所定速度(例えば、線速度一定)で回転駆動される。そして、開口部104を介して、光学ピックアップ装置の働きにより、光ディスク103に対する情報信号の記録又は再生が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
近年、光ディスクの大容量化・高記録密度化の流れの中、記録パターンの狭ピッチ化、線密度の増大化が進んでいる。このような大容量化・高記録密度の光ディスク或いは光ディスクは、記録面上にゴミや埃(以下、塵埃という)が侵入することによって読取り或いは書込みビームが遮蔽されたり、情報記録面への傷つけによって正常な情報の読み書きができなくなってしまう場合がある。
【0007】
ところで、従来のディスクカートリッジ101は、カートリッジ筐体102の外側に断面コ字状のシャッタ105を嵌め込んでスライド可能に取り付けているために、カートリッジ筐体102とシャッタ105との間に隙間が発生しやすく、微小な塵埃の侵入を防ぐことが難しいという問題点があった。また、カートリッジ筐体102の外側にシャッタ105が所謂剥き出しの状態で取り付けられているため、使用者が誤ってシャツタ105をスライドさせて、開口部104を解放してしまう虞れがあった。更に、シャッタ105がカートリッジ筐体102の一辺に沿って直線的に移動するため、カートリッジ筐体102の表面積を小さくできないという問題点もあった。
【0008】
本発明は、上記従来に問題点を解決し、微小な塵埃等の侵入も許さない防塵効果に優れたディスクカートリッジを提供することを目的としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上,下シェルの周壁を突き合せることによって形成したカートリッジ筐体内に、ディスク状記録媒体と、インナーロータと、シャッタとを収納し、インナーロータを回転させることにより、シャッタをカートリッジ筐体のシェルに設けた開口部を閉じる第1の位置と、上記開口部を解放する第2の位置との間で移動させるディスクカートリッジであって、
上,下シェルの周壁の内側には、上,下シェルの周壁の突き合せ面側からディスク状記録媒体側に塵埃が侵入するのを阻止するクランク状の第1の塵埃侵入阻止部を設けた。
【0010】
また、本発明は、シェルとシャッタの摺接面に、開口部側からディスク状記録媒体側に塵埃が侵入するのを阻止するクランク状の第2の塵埃侵入阻止部及び/又は凹凸状の第3の塵埃侵入阻止部を設けた。
【0011】
このように、本発明のディスクカートリッジは、カートリッジ筐体内にシャッタを収納したので、使用者が誤ってシャツタをスライドさせてしまうのを防止することができる。また、上,下シェルの周壁の突き合せ面側から侵入してきた塵埃をクランク状の第1の塵埃侵入阻止部でカットすると共に、開口部側から侵入してきた塵埃をクランク状の第2の塵埃侵入阻止部及び/又はラビリンス状の第3の塵埃侵入阻止部でカットして、微小な塵埃から大容量化・高記録密度の光ディスク或いは光磁気ディスク等のディスク状記録媒体を保護する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のディスクカートリッジを、(1)ディスクカートリッジ及び第1〜第3の塵埃侵入阻止部の概略構成、(2)カートリッジ筐体の構成、(3)ディスク状記録媒体の構成、(4)インナーロータの構成、(5)シャッタの構成、(6)ディスクカートリッジの組立方法、(7)作用、(8)他の実施例、の各項に分けて順に説明する。
【0013】
(1)ディスクカートリッジ及び第1〜第3の塵埃侵入阻止部の概略構成
図1はディスクカートリッジを上シェル側から見た斜視図、図2は分解斜視図、図3は下シェル側から見たシャッタ開状態の斜視図、図4は分解斜視図である。 図1〜図4に示したように、ディスクカートリッジ1は、カートリッジ筐体2内に、ディスク状記録媒体3と、インナーロータ4と、シャッタ5とを収納することにより構成されていて、インナーロータ4を一方向に回転させると、シャッタ5がカートリッジ筐体2に設けた開口部6を閉じる第1の位置に移動し、インナーロータ4を他方向に回転させると、シャッタ5がカートリッジ筐体2に設けた開口部6を解放する第2の位置に移動するようになっている。
【0014】
カートリッジ筐体2は、上,下シェル21,22の周壁21a,22aを突き合せることにより形成されていて、下シェル22に上記開口部6が設けられている。 図5に示したように、上,下シェル21,22の周壁21a,22aの内側には、上,下シェルの周壁21,22の突き合せ面Sからディスク状記録媒体3側に塵埃が侵入するのを阻止するクランク状の第1の塵埃侵入阻止部11が設けられている。
【0015】
第1の塵埃侵入阻止部11は、下シェル22の周壁22aの内面に重ね合わせた状態で、これと一体に形成された第1の防塵壁11aと、上シェル21に設けられていて上記第1の防塵壁11aの内面に重なる第2の防塵壁11bとで構成されている。
【0016】
第1の防塵壁11aと第2の防塵壁11bとの間のクリアランスCは、0.1mm以上、0.5mm以下に設定されている。
【0017】
また、第1の防塵壁11aと第2の防塵壁11bの高さHは、少なくてもどちらか一方が上シェル21の周壁21aの高さHに、下シェル22の周壁22aの高さHを加えた値と略等しい値に形成されている。
【0018】
図6に示したように、下シェル22とシャッタ5の摺接面(接触面)には、シャッタ5が開口部6を閉じる第1の位置にある状態において、開口部6からディスク状記録媒体3側に塵埃が侵入するのを阻止するクランク状の第2の塵埃侵入阻止部12が設けられている。
【0019】
第2の塵埃侵入阻止部12は、開口部6を囲むように下シェル22に設けられたリブ状の凸部12aと、シャッタ5に設けられていて該シャッタ5が開口部6を閉じる第1の位置に移動してきたときに上記リブ状の凸部12aが嵌合する溝状の凹部12bとで構成されている。
【0020】
リブ状の凸部12aと溝状の凹部12bの幅方向の端部は、傾斜面12cになっていて、シャッタ5が開口部6を閉じている第1の位置から開口部6を解放する第2の位置に移動する際に、リブ状の凸部12aが溝状の凹部12bから抜け出しやすくなっている。
【0021】
また、下シェル22とシャッタ5の摺接面の上記クランク状の第2の塵埃侵入阻止部12よりも更に内側には、凹凸状の第3の塵埃侵入阻止部13が設けられている。
【0022】
(2)カートリッジ筐体の構成
上述したように、カートリッジ筐体2は、上,下シェル21,22の周壁21a,22aを突き合せることにより形成されている。
【0023】
図7に示したように、上シェル21は、正面側が円弧形状とされた略四角形をなす薄い皿状部材からなり、外周縁部には周壁21aが設けられている。
【0024】
周壁21aは、前縁部21bと、一対の側縁部21c,21dと、後縁部21eからなっている。後縁部21eの中央部には、下シェル22との位置決めを行う位置決め用の凹部21fが設けられている。
【0025】
周壁21aの内側、詳しくは、前縁部21bと一方の側縁部21cのコーナー部分、一方の側縁部21cと後縁部21eのコーナー部分、後縁部21eと他方の側縁部21dのコーナー部分のそれぞれには、次に説明する下シェル22の第1の防塵壁11aの内側に重なり合って、第1の防塵壁11aと共に第1の塵埃侵入阻止部11を構成する第1の防塵壁11bが設けられている。
【0026】
上述したように、第1の防塵壁11aと第2の防塵壁11bの高さHは、上シェル21の周壁21aの高さHに、下シェル22の周壁22aの高さHを加えた値(H=H+H)の高さに形成されている。
【0027】
第2の防塵壁11bの内側には、これと略同じ高さの円弧状リブ14が、第2の防塵壁11bの一端部から他端部に跨るように円弧状に形成されている。
【0028】
円弧状リブ14の内側には、リング状リブ15が設けられている。このリング状リブ15の内側は、ディスク状記録媒体3の収納部16になっている。
【0029】
リング状リブ15の外側には、後に詳しく説明するインナーロータ4のリング部の先端が嵌合するリング状の凹部17が設けられている。リング状の凹部17の底面の前後対称位置(180°位相をずらした位置)にはインナーロータ4を下シェル22から離間する方向に移動させるためのリフトアップ用の凸部18が設けられている。リフトアップ用の凸部18は、インナーロータ4のリング部41の先端面に設けたインナーロータ側のリフトアップ用の凸部46が乗り上げることにより、インナーロータ4を上シェル21から離間する方向に移動させるようになっている。
【0030】
図8に示したように、下シェル22は、上シェル21と同様に正面側が円弧形状とされた略四角形をなす薄い皿状部材からなり、外周縁部には周壁22aが設けられている。
【0031】
周壁22aは、前縁部22bと、一対の側縁部22c,22dと、後縁部22eからなっている。後縁部22eの中央部には、上シェル21との位置決めを行う位置決め用の凸部22fが設けられている。
【0032】
周壁22aの内側、詳しくは、前縁部22bと一方の側縁部22cのコーナー部分、一方の側縁部22cと後縁部22eのコーナー部分、後縁部22eと他方の側縁部22dのコーナー部分には、それぞれ上シェル21の第2の防塵壁11bの外側に重なり合って、第2の防塵壁11bと共に第1の塵埃侵入阻止部11を構成する第1の防塵壁11aが設けられている。
【0033】
第1の防塵壁11aは、下シェル22の周壁22aの先端から突出するように、下シェル22の周壁22aの内面に重ね合わせた状態でこれと一体に形成されている。上述したように、第1の防塵壁11aの高さHは、下シェル22の周壁22aの高さHに、上シェル21の周壁21aの高さHを加えた値(H=H+H)の高さに形成されている。
【0034】
第1の防塵壁11aの内側には、これと略同じ高さの円弧状リブ19が、第1の防塵壁11aの一端部から他端部に跨るように円弧状に形成されている。
【0035】
下シェル22の円弧状リブ19…19の内側は、インナーロータ4の肉厚方向の略半分及び一対のシャッタ5を収納する収納部になっている。
【0036】
上,下シェル21,22は、位置決め用の凹部21fに位置決め用の凸部22fを嵌合した状態で、互いの周壁21a,22aを突き合せた状態で重ね合わされている。
【0037】
そして、上,下シェル21,22を重ね合わせると、図5に示したように、上シェル21の第2の防塵壁11bが下シェル22の第1の防塵壁11aの内側面に0.1mm以上、0.5mm以下のクリアランスCで重なり合って、第1の塵埃侵入阻止部11が形成される。また、第1の塵埃侵入阻止部11の内側(ディスク収納部側)においては、上シェル21の円弧状リブ14と下シェル22の円弧状リブ19が重なり合って、該部においても塵埃侵入阻止部が構成されている。
【0038】
下シェル22には、中央部から前縁部22bにかけて開口部6が設けられている。この開口部6は、ディスク回転駆動機構のターンテーブルと光学ピックアップ装置の光学ヘッドをディスク状記録媒体3に臨ませるためのもので、これらが自由に出入りできる広さに設定されている。
【0039】
第2の塵埃侵入阻止部12を構成するリブ状の凸部12aは、開口部6を囲むように平面視略H形状に、且つ略0.5mm程度の高さに形成されている。略H形状のリブ状の凸部12aの4つの端部には第1〜第4の背高部(閉塞部)12d〜12gが設けられている。第1〜第4の背高部12d〜12gは、リブ状の凸部12aの高さの2倍程度の高さに形成されている。略H形状のリブ状の凸部12aの4端部は第1〜第4の背高部12d〜12gを介して、上記円弧状リブ19に接続されている。また、下シェル22の内面には、後に説明する一対のシャッタ部材5a,5bの長孔53に挿入されるボス状(円柱状)の凸部20が設けられている。ボス状の凸部20は、上記略H形状のリブ状の凸部12aを挟んでその両側部に1個づつ形成されている。
【0040】
また、図3に示したように、上,下シェル21,22の一方の側縁部21d,22dの略中央部には、インナーロータ4の外周面のギヤ43の一部を露出させるための開口窓30が設けられている。この開口窓30は、上シェル21に設けた上シェル側切欠き部30aと、下シェル22に設けた下シェル側切欠き部30bとによって形成されている。更に、上,下シェル21,22の一方の側縁部21c,22cには、その接合面に沿って前後方向に延びるガイド溝31が設けられている。このガイド溝31は、ディスクカートリッジ1をディスク記録再生装置に装着する際の誤挿入防止等を目的として設けられたものである。このガイド溝31には開口窓30が連通されている。
【0041】
図2に示したように、下シェル22の前縁部22bと一方の側縁部22dとのコーナー部には、ロック部材32が回動可能に収納されるロック収納部33が設けられている。このロック収納部33は、下シェル22のインナーロータ等の収納部に連通されていると共に、一方の側縁部22dに設けられた開口穴34を介してガイド溝31に連通されている。更に、下シェル22のロック収納部33には、ロック部材32を回動自在に支持する支持軸35が、上シェル21側へ突出するように設けられている。
【0042】
ロック部材32は、支持軸35に回動自在に嵌合されて平面方向へ揺動可能とされたレバー状部材によって形成されている。ロック部材32の長手方向の一端には複数の歯を有するストッパ部36が設けられ、長手方向の他端には操作部37が設けられている。更に、ロック部材32には、ストッパ部36と対向するよう同方向に突出されたバネ片38が一体に設けられている。
【0043】
上記ロック部材32は、ストッパ部36をインナーロータ等の収納部側に向けた状態で支持軸35に嵌入され、バネ片38が前縁部22bの内面に当接される。このバネ片38のバネ力によってストッパ部36がインナーロータ等の収納部側に付勢されると共に、操作部37が開口穴34を内側から貫通してガイド溝31内に突出される。また、図2に示したように、下シェル22の一方の側縁部22cと後縁部22eのコーナー部分に設けた誤消去防止部材取付部91には、光ディスク等の記録媒体に記録された情報の誤消去を防止するための誤消去防止部材92が取り付けられている。
(3)ディスク状記録媒体の構成
ディスク状記録媒体3として、オーディオ情報としての音楽信号やビデオ情報としての映像信号及び音楽信号等の各種の情報信号が予め記録された再生専用型の光ディスク、或いはオーディオ情報やビデオ情報等の情報信号が1度だけ記録可能(追記型)若しくは何度でも繰り返して記録可能(書換え型)とされた記録可能型の光ディスクが知られているが、実施例では記録可能型の光ディスク(以下、ディスク状記録媒体を単に光ディスクと称する)が使用されている。
【0044】
図4に示したように、光ディスク3は、中央部にセンタ穴3aが設けられた厚みの薄い円板状の記録部材からなる。この光ディスク3の中央部の一面には、センタ穴3aを覆うようにセンタハブ28が接着剤等の個着手段によって固定されている。
【0045】
センタハブ28は、マグネットによって吸着される鉄板等の磁性材料によって形成されている。このセンタハブ28にはディスク記録再生装置に内蔵されるディスク回転駆動装置のターンテーブルがセンタ穴3aを介して嵌合される。このターンテーブルに設けられたマグネットの磁力によってセンタハブ28が吸着され、光ディスク3がターンテーブルにチャッキングされて回転方向に一体化され、このターンテーブルが取り付けられるスピンドルモータの駆動により、所定速度(例えば、線速度一定)で回転される。
【0046】
光ディスク3の一面には、ディスク記録再生装置に内蔵される光学ピックアップ装置の光学ヘッドが対向される情報記録の可能な情報記録領域29aと、情報記録の不可能な非記録領域29bとが設けられている。非記録領域29bは、光ディスク3の内側であるセンタハブ28の外側に所定幅で設けられた内側の非記録領域29bと、光ディスク3の外周縁に所定幅で設けられた外側の非記録領域29bとからなる。この内外側の非記録領域29b,29b間に情報記録領域29aが設けられている。
【0047】
光ディスク3は、次に説明するインナーロータ4のリング部41内に回転自在に収納される。なお、光ディスク3の基板の材質としては、例えば、ポリカーボネート(PC)やポリオレフィン等の合成樹脂が好適であるが、他の合成樹脂を用いることができることは勿論のこと、合成樹脂以外でも、ガラス材やアルミニウム合金等の各種の材料を用いることができる。
【0048】
ディスク状記録媒体としては、光ディスクに限定されるものではなく、薄い円盤の表面に、磁性薄膜層を形成して特定位置の磁化状態により情報を記憶するようにした磁気ディスク、同様に形成した磁性薄膜層に光ヘツドと磁気ヘツドを使用して情報を書き込み又は読み出すようにした光磁気ディスクその他の記憶媒体を適用することができる。
【0049】
(4)インナーロータの構成
インナーロータ4は、図2に示すように、円盤状の薄い板材からなる平面部40と、この平面部40の外周縁に連続して設けられたリング部41とを有している。インナーロータ4の平面部40には、開口部42が形成されている。この開口部42は、下シェル22の開口部6と形状及び大きさが等しく形成されている。
【0050】
リング部41は、上シェル21のリング状リブ15の外径よりも稍大径の円筒状に形成され、上記リング状リブ15の外周に回転自在に嵌合され、その先端部が上記リング状リブ15の外側に設けられたリング状の凹部17に挿入されるようになっている。また、リング部41の外周面には、周方向の所定範囲に渡って多数の歯を有するギア部43が設けられている。このギア部43は、インナーロータ4の回転角度よりも少々大きい角度範囲となるように設定されている。即ち、図10に示すように、下シェル22の開口部6に対してインナーロータ4の開口部42が最大に傾いて、次に説明する一対のシャッタ部材5a,5bが完全に閉じた状態になると、ギア部43の周方向の一端が開口窓30に露出される。また、図9に示すように、インナーロータ4が所定角度回転して開口部42と開口部6が重なり合った状態となり、一対のシャッタ部材5a,5bが完全に開いたときに、ギア部43の周方向の他端が開口窓30に露出される。
【0051】
インナーロータ4のギア部43の両側には、インナーロータ4の回転移動量を制限するストッパ部44a,44bが半径方向外側へ突出するように設けられている。
【0052】
このようにギア部43及びストッパ部44a,44bがリング部41の外周面から外側へ突出しているため、上シェル21及び下シェル22の対応する部分には、ストッパ部44a,44b等との接触を回避してその通過を許容するための逃げ溝45a,45bがそれぞれ設けられている。
【0053】
図9に示したように、インナーロータ4の開口部42と下シェル22の開口部6が重なり合った状態になると、ストッパ部44aの一端部が逃げ溝45aの一端部に設けたストッパ係合部45cに係合してインナーロータ4の更なる回転を阻止する。また、図10に示したように、インナーロータ4の開口部42が下シェル22の開口部6に対して最大に傾いた状態になると、ストッパ部44bの一端部が開口部6の一端部に設けたストッパ係合部45dに係合してインナーロータ4の更なる回転を阻止する。
【0054】
更に、リング部41の先端面には、周方向の2箇所にリフトアップ用の凸部46が設けられている。これらインナーロータ側のリフトアップ用の凸部46は、図10に示したように、インナーロータ4の開口部42が下シェル22の開口部6に対して最大に傾いた状態において、図17に示したように、上シェル21のリング状の凹部17内に設けたリフトアップ用の凸部18に乗り上げるようになっている。 更に、インナーロータ4の平面部40のリング部41と反対側の面には、図4に示したように、一対のシャッタ部材5a,5bを平面方向へ回動自在に支持するための一対の支持軸49,49が設けられている。この一対の支持軸49,49は、開口部42を中心にして点対称となるよう1個づつ設けられている。また、一対の支持軸49,49の近傍には、下シェル22に設けた略H形状のリブ状の凸部12aと略同じ高さの台形状の嵌合解除用の凸部48、48が設けられている。これら嵌合解除用の凸部48、48は、シャッタ部材5a,5bが開口部6を閉じている図10の位置(第1の位置)から開口部6を解放する図9の位置(第2の位置)に移動する際に、リブ状の凸部12aを溝状の凹部12bから抜き出すためのものである。
【0055】
嵌合解除用の台形状の凸部48、48は、図10に示す位置において、下シェル22に設けた略H形状のリブ状の凸部12aの端部に設けた第2,第4の背高部12e,12gの側方に位置している。
【0056】
(5)シャッタの構成
図11及び図12に示したように、シャッタ5は、同一の形状及び大きさに形成された一対のシャッタ部材5a,5bによって構成されている。上記一対のシャッタ部材5a,5bは、略半円形をなす上記リブ状の凸部12aの第1〜第4の背高部12d〜12gの高さと略同じ板厚の板体によって形成されている。各シャッタ部材5a、5bの弦側辺の略中央部には、弦線と直交する方向に所定の長さで形成された段部50が設けられており、この段部50を介してその両側に凸側接合部50aと凹側接合部50bとが形成されている。更に、シャッタ部材5a,5bの各接合部50a,50bには、弦の延在方向と直交する方向に庇状に突出する庇部51a,51bがそれぞれ設けられている。 かくして、一対のシャッタ部材5a,5bにおいて、互いの凸側接合部50aの端面と凹側接合部50bの端面とがそれぞれ対向され、凸側接合部50aの庇部51aが凹側接合部50bの庇部51bにそれぞれ重なり合わされる。このシャッタ部材5a,5bの弦側辺の凸側接合部50b側の端部である軸組付部50cには、軸受孔52がそれぞれ設けられている。
【0057】
シャッタ部材5a、5bの弦側辺の凹側接合部50b側の端部には、それぞれ下シェル22の略H形状のリブ状の凸部12aの端部に設けた第2の背高部12e又は第4の背高部12gを導入する切欠部50dが設けられている。
【0058】
上記軸受孔52に平面部40の支持軸49を嵌合させることにより、各シャッタ部材5a,5bがインナーロータ4にそれぞれ回動自在に取り付けられる。この際、一対のシャッタ部材5a,5bは、互いの弦側辺を対向させて取り付けるようにする。その結果、図13に示すように、一対のシャッタ部材5a、5bをそれぞれ外側へ離反させるように回動させたとき、各シャッタ部材5a,5bは、インナーローラ4の開口部42を挟んで、その両側部上に重なるように載置される。一方、一対のシャッタ部材5a,5bをそれぞれ内側へ回動させて互いの接合部50a,50bをそれぞれ当接させることにより、図14に示すように、開口部42の中央部が一対のシャッタ部材5a,5bによって閉じられる。
【0059】
更に、図11〜図14に示したように、シャッタ部材5a,5bの凹側接合部50b側には、このシャッタ部材5a,5bを開閉動作させるための長孔(開閉溝)53がそれぞれ設けられている。各長孔53は、それらが設けられているシャッタ部材5a,5bの軸受孔52を中心に放射方向へ延びるように形成されている。この長孔53には、下シェル22のボス状の凸部20が摺動可能に係合される。更に、各長孔53の外側の端部には、周囲に切り込みを入れることによって形成された弾性片54と、ボス状の凸部20を逃がすための凹部53aとが設けられている。また、シャッタ部材5a,5bの円弧側辺には閉鎖用の凸片55が設けられている。図16に示したように、シャッタを閉じた状態において、上記シャッタ部材5aの凸片55は、下シェル22の第1の背高部12dに当接し、シャッタ部材5bの凸片55は、下シェル22の第3の背高部12fに当接して、これらの間の隙間を塞ぐようになっている。
【0060】
また、図13、図14に示したように、シャッタ部材5a,5bの下シェル22との摺接面には、略H形状のリブ状の凸部12aと係合して、第2の塵埃侵入阻止部12を構成する溝状の凹部12bが設けられている。溝状の凹部12bには、シャッタ部材5a,5bが開口部42を閉じている状態において、下シェル22のリブ状の凸部12aが嵌合するようになっている。また、第2の塵埃侵入阻止部12の内側には、多数の凹凸からなるラビリンス状の第3の塵埃侵入阻止部13が設けられている。
【0061】
シャッタ部材5a,5bの材質としては、例えば、ABS樹脂(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂)、HIPS(高衝撃性ポリスチレン)、POM(ポリアセタール)等の合成樹脂が用いられ、更には摺動性が付与されあタイプの材料が好適である。しかしながら、その他の合成樹脂を適用できることは勿論のこと、アルミニウム合金、ステンレス鋼その他の金属材料を用いることもできる。
【0062】
(6)ディスクカートリッジの組立方法
上述したような構成を有するディスクカートリッジ1の組立作業は、図4に示すように、上シェル21を下に配置した状態で、次のような第1〜第5工程で行われる。まず、第1の工程として、上シェル21の中央部のディスク収納部16内に光ディスク3を載置する。このとき、光ディスク3は、センタハブ28側の面を下にしてディスク収納部内に収納する。
【0063】
次に、第2の工程として、光ディスク3を覆うようにインナーロータ4のリング部41を上シェル21のリング状リブ15の外側に嵌合させる。これにより、インナーロータ4と上シェル21との間に光ディスク3が回転自在に収納される。このとき、インナーロータ4の開口部42が延在する方向を上シェル21の前後方向に一致させ、ギア部43の一端を開口窓30に臨ませる。
【0064】
次に、第3の工程として、シャッタ5をインナーロータ4に組み付ける。これは、一対のシャッタ部材5a,5bの互いの弦側を対向させ、この状態で軸受孔52にインナーロータ4の平面部40の支持軸49にそれぞれ嵌合させる。そして、各シャッタ部材5a、5bを互いに離反させ、インナーロータ4の開口部42の両側部上にそれぞれ重ね合わせする。これと同時に、又は前後して、ロック収納部33の支持軸35にロック部材32を取り付ける。この際、ロック部材32のバネ片38を上シェル21の前縁部21aの内面に当接させ、このバネ片38のバネ力によって入力部37を開口穴34からガイド溝31内に突出させる。
【0065】
次に、第4の工程として、シャッタ5を含むインナーロータ4の上に下シェル22を被せ、この下シェル22を上シエル21に重ね合わせる。下シェル22を上シエル21に重ね合わせると図5に示したように、上,下シェル21,22の周壁部の内側に設けた第1,第2の防塵壁11a,11bが0.1mm以上、0.5mm以下のクリアランスCをもって重なり合って、第1の防塵侵入阻止部11が構成されると共に、下シェル22とシャッタ部材5a,5bの接触面間にラビリンス状の第3の塵埃侵入阻止部13が構成される。上,下シェル21,22を重ね合わせるときに、下シェル22の位置決め用凸部22fを上シェル21の位置決め用凹部21fに嵌め込む。これにより、下シェル22が上シェル21に対して自動的に位置決めされる。この際、一対のシャッタ部材5a、5bを上述した位置に配置しておくことにより、下シェル22に設けた一対のボス状の凸部20,20を一対の長孔53,53にそれぞれ対向させることができる。従って、一対の長孔53,53の位置を気に掛けることなく、下シェル22を上シェル21に重ね合わせるだけで一対のボス状の凸起20,20を一対の長孔53,30に係合させることができる。
【0066】
その後、第5(最終)の工程として、複数本の固定ネジを用いて下シェル22を上シェル21に締め付け固定する。これにより、ディスクカートリッジ1の組立作業が完了する。この場合、固定ネジ等の別部材からなる固着手段を用いることなく、例えば、接着剤等を用いて上シェル21と下シェル22の接合面を直に接合する構成とすることもできる。このように、本実施例に係るディスクカートリッジによれば、使用される構成部品の数が少なく、しかも、極めて簡単に組立作業を行うことができる。
【0067】
上述のようにして、上シェル21に下シェル22を重ね合わせると、下シェル22の開口部6とインナーロータ4の開口部42が重なり合って、これら開口部6,42を介して光ディスク3の記録面が外部に臨むようになっている。
【0068】
そして、この状態からインナーロータ4の外周のギヤ部43を操作して、インナーロータ4を一方向に回転させれば、図16に示したように、シャッタ部材5a,5bの接合部50a,50bが重なり合って、下シェル22の開口部6は閉じられた状態になる。
【0069】
この場合、上述したように一対のシャッタ部材5a、5bの接合部50a,50bには、それぞれ厚みが半分程度の庇部51a,51bがそれぞれ設けられており、これらの庇部51a,51bが他方の接合部50a,50bの下方に入り込む構成となっている。そのため、接合部50a,50bの全体が適度に重ね合わされることから、ラビリンス効果を生じさせて、接合部50a,50bの全長に亘って塵埃が入り難い構造になる。しかも、接合部50a,50bを内側へ回動押圧した場合には、その接合部50a,50bに加えられた外力を内側に位置する庇部51a,51bによって受けることになる。そのため、庇部51a,51bによって接合部50a,50b間の係合状態をより強固なものにすることができ、シャッタ部材の変形を防止できると共に塵埃の侵入をより確実に防止することができる。
【0070】
更にまた、シャッタ部材5a,5bで下シェル22の開口部6を閉じた状態において、シャッタ部材5a,5bに設けた溝状の凹部12bに下シェル22の略H形状のリブ状の凸部12aが嵌合して、下シェル22とシャッタ部材5a,5bの間にクランク状の第2の塵埃侵入阻止部12を構成し、この第2の塵埃侵入阻止部12が下シェル22の開口部6の周縁部を囲った状態になっているので塵埃が開口部6側から下シェル22とシャッタ部材5a,5bの接触面を介して光ディスク3側に侵入するのをより確実に阻止する。
【0071】
上述したように、ディスクカートリッジ1がディスク記録再生装置に装着される前には、シャッタ5の一対のシャッタ部材5a,5bは、その自重や下シェル22とインナーロータ4との間に生じている摩擦力等によって下シェル22の開口部6及びインナーロータ4の開口部42が完全に閉じられた状態に維持される。更に、インナーロータ4の2個のリフトアップ用の凸部46が、上シェル21のリング状凹部17に設けた2個のリフトアップ用の凸部18に乗り上げた状態になっている。そのため、一対のシャッタ部材5a、5bは、図17Aに示すように、上シェル21とインナーロータ4とによって両側から挟持された状態となっている。
【0072】
更に、図16に示すように、ロック部材32のバネ片38のバネ力によってストッパ部36がインナーロータ4のギア部43に係合されている。そのため、一対のシャッタ部材5a,5bは、二重にロックされた状態となっている。従って、シャッタ5による開口部6,42の閉塞状態を確実に保持することができ、振動等に起因してシャッタ5が誤って開かれるのを確実に防止することができる。
【0073】
このような状態のディスクカートリッジ1を、図15に示すように、ディスク記録再生装置60に挿入することにより、このディスク記録再生装置60に設けられているシャッタ開閉機構によってロック部材32のロック状態が解除される。その後、このシャッタ開閉機構によってシャッタ5が開放され、開口部6,42が開かれる。このシャッタ5の開閉動作は、次のディスクカートリッジの項で説明する。
【0074】
(7)ディスクカートリッジの作用
次に、ディスクカートリッジの作用をディスク記録再生装置の構成と共に説明する。ディスク記録再生装置60は、図15に示すように、中空の筐体からなる外装ケース61と、この外装ケース61内に収納された記録再生装置本体(図示省略)等を備えて構成されている。外装ケース61は、上面及び前面に開口されたケース本体62と、このケース本体62の上面を閉じるように上部に着脱可能に取り付けられたケース蓋体63と、ケース本体62及びケース蓋体63の前面を閉じるように前部に着脱可能に取り付けられた前面パネル64等を備えている。
【0075】
ケース本体62の4箇所には、下方に突出する脚体62aが設けられている。これらの脚体62aによってディスク記録再生装置60が支えられている。前面パネル64は、横長とされた板状部材からなり、その上部には横長のカートリッジ出入口65が設けられている。カートリッジ出入口65は、ディスクカートリッジ1の正面側の大きさ略同程度の大きさに形成されている。このカートリッジ出入口65は、その内側に配置された開閉扉66によって常時は閉じられている。
【0076】
この開閉扉66をディスクカートリッジ1の前部で押圧し、所定の位置まで差し込む。これにより、図示しないローディング機構によってディスクカートリッジ1が自動的に取リ込まれる。そして、ローディング機構で搬送されたディスクカートリッジ1は、ディスク記録再生装置60内の所定位置で位置決めされて固定される。これと同時に又は前後して、ディスク記録再生装置60に設けられているシャッタ開閉機構によってシャッタ5が操作され、開口部6,42が開放される。
【0077】
ディスクカートリッジ1が所定の位置まで挿入されると、図16に示すように、ディスク記録再生装置60に内蔵されたシャッタ開閉機構のラック棒70が、ディスクカートリッジ1の一方の側面部に設けたガイド溝31内に入り込む。これにより、ガイド溝31内に突出されているロック部材32の操作部37が、バネ片38の付勢力に抗してラック棒70の押圧力によりロック収納部33内に押し込められる。更に、ラック棒70が相対的に前進することにより、そのギア部70aの先端がインナーロータ4のギア部43に噛み合わされる。
【0078】
このギア部43がラック棒70のギア部70aに噛み合うことにより、ラック棒70の移動量に応じてインナーロータ4が回転される。
【0079】
図16は、ラック棒70のギア部70aがインナーロータ4のギア部43に噛み合う前の状態を示すものである。この状態では、一対のシャッタ部材5a,5bの凸側接合部50a及び凹側接合部50bは互いに突き当てられて密着されている。このとき、インナーロータ4の開口部42は、下シェル22の開口部6に対して傾斜された位置にあるため、両開口部6,42の重なり合った中央部分のみが開口されるが、その開口部は一対のシャッタ部材5a,5bによって閉じられている。従って、開口部6・42の重複部分から塵埃がディスク収納部内に入り込む虞れがない。
【0080】
更に、開口部6と開口部42とが鋭角で接近している部分には、一対のシャッタ部材5a,5bの軸取付部50cが介在されており、これら軸取付部50cがリブ状の凸部12aの第2,第4の背高部12e,12gの内側に位置して隙間を消滅させている。また、第1,第3の背高部12d,12fの内側には閉鎖用の突片55が介在されて隙間を消滅させている。更に、一対のシャッタ部材5a,5bに設けた長孔53は、シャッタ部材5a,5bが重なっている下シェル22によって閉じられている。更にまた、図17(A)及び図6に示したように、開口部6を囲むように下シェル22に設けた略H形状のリブ状の凸部12aがシャッタ部材5a,5bに設けた溝状の凹部12bに嵌まり込んでクランク状の第2の塵埃侵入阻止部12が形成されると共に、第2の塵埃侵入阻止部12の内側にはシャッタ部材5a,5bに設けた多数の凹凸からなるラビリンス状の第3の塵埃侵入阻止部13が形成されているので、開口部6,42を介して塵埃がディスク収納部内に侵入するおそれが無い。
【0081】
この状態から、ディスクカートリッジ1の挿入動作に対応してラック棒70がガイド溝31内に入り込み、そのギア部70aとインナーロータ4のギア部43との噛み合いが開始されると、インナーロータ4が反時計方向に回転される。この場合、インナーロータ4が回転動作を開始する初期状態では、図16及び図17Aに示すように、インナーロータ4のリフトアップ用の凸部46が上シェル21のリフトアップ用の凸部18に乗り上げてインナーロータ4との間で一対のシャッタ部材5a、5bを挟持した状態となっているため、インナーロータ4の回転動作には比較的大きな力が必要とされる。リフトアップ用の凸部18,46相互の乗り上げによる大きな摩擦力に抗してインナーロータ4を回転させることにより、図17Bに示すように、リフトアップ用の凸部18,46相互の係合が外れ摩擦力が消滅する。そのため、これ以後のインナーロータ4の回転動作は、極めて軽く且つスムースに行うことができる。
【0082】
インナーロータ4を回転により、インナーロータ4の底面に設けた嵌合解除用の台形状の凸部48,48が下シェル22のリブ状の凸部12aの第1,第3の背高部12d,12fに乗り上げて、下シェル22に対してインナーロータ4が持ち上げられた状態になると共に、シャッタ部材5a,5bも上昇して、リブ状の凸部12aから溝状の凹部12bが抜け出た状態になるのである。
【0083】
このとき、シャッタ部材5a,5bの各軸受孔52は、インナーロータ4の回転によって同様に回転される一方、他端側に設けた長孔53には下シェル22のボス状の凸部20,20がそれぞれ摺動可能に係合されている。この一対のボス状の凸部20,20は、下シェル22に設けられていて移動することがない。その一方、長孔53は、シャッタ部材5a,5bの回動に追従してボス状の凸部20,20との間に相対移動が可能なように軸受孔52とボス状の凸部20を結ぶ方向Sに延在されているので、シャッタ部材5a,5bの回動量に応じてボス状の凸部20が長孔53内を軸受孔52側に相対移動する。これにより、各シャッタ部材5a,5bにおいて軸受孔52が対応するボス状の凸部20側に移動する。その結果、図18の状態から、図19、図20及び図21の状態を経て、図22に示すように、各シャッタ部材5a,5bがインナーロータ4の開口部42の両側部に移動する。これにより、上下の開口部6,42が完全に開放される。そのため、ディスク収納部内に収納されている光デイスク3の一部が開口部6,42によって露出される。
【0084】
その結果、図23に示すように、開口部6,42に対するターンテーブル67及び図示省略の光学ヘッドの挿入が可能となる。そこで、ターンテーブル67等をディスクカートリッジ1側へ移動するか又はディスクカートリッジ1をターンテーブル67側へ移動することにより、ターンテーブル67及び光学ヘッドが開口部6内に入り込む。その結果、ターンテーブル67に光ディスク3が装着されてチャッキングされると共に、光学ヘッドが所定の間隔を保持して光ディスク3の情報記録領域29aに対面される。これにより、ディスク記録再生装置60による光ディスク3の情報記録領域29aに対する情報信号の再生又は記録が可能となる。
【0085】
そこで、スピンドルモータの駆動によリターンテーブル67を介して光ディスク3を回転させると共に、光学ヘッドからレーザ光を出射して情報記録領域29aに予め記録されている情報信号を読み出し、又はその情報記録領域29aに対して新たな情報信号を書き込むことができる。これにより、記録再生装置本体62による情報信号の再生又は記録が実行される。
【0086】
このようにして行われる情報信号の再生又は記録の後、例えば、ディスク記録再生装置60に設けられるカートリッジ排出ボタン(図示せず)を操作することにより、ローディング機構の作動を介してディスクカートリッジ1がディスク記録再生装置60から排出される。即ち、ローディング機構の排出動作によってディスクカートリッジ1がカートリッジ出入口65側に移動すると、相対的にラック棒70が後退動作される。
【0087】
このラック棒70の後退動作により、インナーロータ4及び一対のシャッタ部材5a,5bが上述した挿入時とは逆の動作を実行する。即ち、図22に示す一対のシャッタ部材5a,5bが完全に開いた状態から、インナーロータ4及び一対のシャッタ部材5a,5bが時計方向に回動し、図21、図20及び図19の状態を経て、図18の状態に変化する。この図21〜図18の状態では、インナーロータ4のリフトアップ用の凸部46は、下シェル22のリフトアップ用の凸部18と非接触状態にあるため、インナーロータ4を軽い力Fで回転させることができる。
【0088】
次に、インナーロータ4が図18の状態から図16の状態に変化する際に、インナーロータ4のリフトアップ用の凸部46が下シェル22のリフトアップ用の凸部18に乗り上げるため、これ以後、インナーロータ4の回動には上述した摩擦力が加えられる。一方、ボス状の凸部20に対して長孔53が最外側部まで移動し、弾性片54に接触してこれを抑圧する。これにより、ボス状の凸部20の押圧力によって弾性片54にバネ力Xが発生する。この弾性片54のバネ力Xによって中央の段部50には、他方のシャッタ部材5a又は5bに作用する圧接力Yが発生する。
【0089】
この圧接力Yは、一対のシャッタ部材5a,5bの両者に発生するため、互いの圧接力Yによって一対のシャッタ部材5a,5bの密閉性が更に高められる。従って、一対のシャッタ部材5a,5bの接合部における防塵性を向上させて、塵埃等がディスク収納部内に侵入するのをより効果的に防止することができる。
【0090】
その後、ラック棒70のギア部70aがギア部43から外れた後、そのラック棒70が開口穴34を通過することにより、ロック部材32の操作部37が開口穴34からガイド溝31内に突出される。これと同時に、ストッパ部36が内側に移動してギア部43に噛み合わされる。その結果、ロック部材32によってインナーロータ4がロックされ、その回動が停止される。そして、図14及び図16に示すように、一対のシャッタ部材5a,5bによって開口部6,42の全体が完全に閉じられる。
【0091】
(8)他の実施例
実施例においては、情報記録媒体として光ディスクを用いた例について説明したが、光磁気ディスク、フロッピーディスク等の磁気ディスク、その他各種のディスク状記録媒体に適用することができる。更に、上記実施例では、情報記録再生装置として記録再生兼用のディスク記録再生装置に適用した例について説明したが、記録又は再生の一方のみが可能なディスク記録装置又はディスク再生装置に適用できることは勿論である。
【0092】
また、上記実施例においては、カートリッジ筐体2の下シェル22に開口部6を設けた例について説明したが、例えば、上シェル21にも開口部6を設け、カートリッジ筐体2の上,下シェル21,22の両方から光ディスク3に同時にアクセスできる構造とすることもできる。また、開口部6の形状を変えて複数の光学ヘッドを同時に挿入できるようにしてもよい。
【0093】
【発明の効果】
本発明のディスクカートリッジには次に述べるような効果がある。
(1)請求項1のディスクカートリッジは、上,下シェルの周壁の突き合せ面から侵入してきた塵埃がディスク状記録媒体側に移動するのをクランク状の第1の塵埃侵入阻止部で確実に阻止することができる。
(2)請求項2のディスクカートリッジは、第1の塵埃侵入阻止部を構成する第1,第2の防塵壁を、カートリッジ筐体の周壁の高さと同じ高さに形成したので、これら第1,第2の防塵壁の先端面は、それぞれ上シェル又は下シェルの内面に接触して、該接触面においても塵埃の侵入を阻止する。
(3)請求項3のディスクカートリッジは、第1の防塵壁と第2の防塵壁との間のクリアランスを、0.1mm以上、0.5mm以下に設定したので、上下シェルの組付性を損なうことなく微小な塵埃の侵入も阻止することができる。
(4)請求項4のディスクカートリッジは、万一、開口部から塵埃が侵入した場合でも、クランク状の第2の塵埃侵入阻止部によって、上記塵埃がディスク状記録媒体側に移動するのを阻止することができる。
(5)請求項5のディスクカートリッジは、上記第2の塵埃侵入阻止部を、開口部を囲むようにカートリッジ筐体のシェルに設けられたリブ状の凸部と、シャッタが開口部を閉じる第1の位置に移動してきたときに上記リブ状の凸部が嵌合する溝状の凹部とで構成したので、これら凸部と凹部の嵌合により、塵埃がディスク状記録媒体側に侵入するのを確実に阻止することができる。
(6)請求項6のディスクカートリッジは、開口部から侵入してきた塵埃がディスク状記録媒体側に移動するのをシェルとシャッタの摺接面に設けたラビリンス状の第3の塵埃侵入阻止部で阻止することができる。
(7)請求項7のディスクカートリッジは、第2の塵埃侵入阻止部の内側に第3の塵埃侵入阻止部を設けたので、これら第2、第3の塵埃侵入阻止部によって2段階で塵埃の侵入を阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例のディスクカートリッジを上面側から見た斜視図。
【図2】図1の分解斜視図。
【図3】第1の実施例のディスクカートリッジを下面側から見た斜視図。
【図4】図3の分解斜視図。
【図5】図1のA−A断面図。
【図6】図3のB−B断面図。
【図7】上シェルの内面側の平面図。
【図8】下シェルの内面側の平面図。
【図9】下シェルにインナーロータを組み付けて両者の開口部の位置を合わせた状態の平面図。
【図10】下シェルにインナーロータを組み付けて両者の開口部の位置をずらした状態の平面図。
【図11】シャッタ部材を上面側から見た斜視図。
【図12】シャッタ部材を下面側から見た斜視図。
【図13】シャッタ部材をインナーロータに取り付けて開口部を開いた状態の斜視図。
【図14】シャッタ部材をインナーロータに取り付けて開口部を閉じた状態の斜視図。
【図15】ディスク記録再生装置の斜視図。
【図16】カートリッジ筐体とシャッタ機構との動作関係を示し、シャッタ部材で開口部を完全に閉じた状態を示す説明図。
【図17】(A)はインナーロータのリフトアップ用の凸部が上シェルのリフトアップ用の凸部に乗り上げた状態を示す断面図、(B)はインナーロータと上シェルのリフトアップ用の凸部の係合が外れた状態を示す断面図。
【図18】図16の状態からインナーロータが少し回転して一対のシャッタ部材が少し開いた状態を示す説明図。
【図19】図18の状態からインナーロータが更に少し回転して一対のシャッタ部材が更に少し開いた状態を示す説明図。
【図20】図19の状態からインナーロータが更に回転して一対のシャッタ部材が更に開いた状態を示す説明図。
【図21】図20の状態からインナーロータが更に回転して一対のシャッタ部材が更に開いた状態を示す説明図。
【図22】図21の状態からインナーロータが更に回転して一対のシャッタ部材が完全に開いた状態を示す説明図。
【図23】ディスクカートリッジの中央部を縦方向に断面にし、ターンテーブルとの関係を示す説明図。
【図24】従来のディスクカートリッジを示す斜視図。
【符号の説明】
1…ディスクカートリッジ、2…カートリッジ筐体、3…光ディスク(ディスク状記録媒体)、4…インナーロータ、5…シャッタ機構、6…開口部、11…第1の塵埃侵入阻止部、11a,11b…第1,第2の防塵壁、12…第2の塵埃侵入阻止部、12a…リブ状の凸部、12b…溝状の凹部、13…第3の塵埃侵入阻止部、21,22…上,下シェル,21,22…周壁部。

Claims (7)

  1. 上,下シェルの周壁を突き合せることによって形成したカートリッジ筐体内に、ディスク状記録媒体と、インナーロータと、シャッタとを収納し、インナーロータを回転させることにより、シャッタをカートリッジ筐体のシェルに設けた開口部を閉じる第1の位置と、上記開口部を解放する第2の位置との間で移動させるディスクカートリッジにおいて、
    上,下シェルの周壁の内側には、上,下シェルの周壁の突き合せ面側からディスク状記録媒体側に塵埃が侵入するのを阻止するクランク状の第1の塵埃侵入阻止部を設けたことを特徴とするディスクカートリッジ。
  2. 上記第1の塵埃侵入阻止部は、上,下シェルの一方のシェルの周壁の内面に重ね合わされていて上記周壁の先端部から突出する第1の防塵壁と、他方のシェルに設けられていて上記第1の防塵壁の内面に重なる第2の防塵壁とからなり、上記第1,第2の防塵壁の高さは、少なくても一方が上シェルの周壁の高さに下シェルの周壁の高さを加えた値と略等しい高さに形成されていることを特徴とする請求項1に記載のディスクカートリッジ。
  3. 上記第1の防塵壁と第2の防塵壁との間のクリアランスは、0.1mm以上で、かつ0.5mm以下に設定されていることを特徴とする請求項2に記載のディスクカートリッジ。
  4. 上,下シェルの周壁を突き合せることによって形成したカートリッジ筐体内に、ディスク状記録媒体と、インナーロータと、シャッタとを収納し、インナーロータを回転させることにより、シャッタをカートリッジ筐体のシェルに設けた開口部を閉じる第1の位置と、開口部を解放する第2の位置との間で移動させるディスクカートリッジにおいて、
    シェルとシャッタの摺接面には、開口部側からディスク状記録媒体側に塵埃が侵入するのを阻止するクランク状の第2の塵埃侵入阻止部を設けたことを特徴とするディスクカートリッジ。
  5. 上記第2の塵埃侵入阻止部は、開口部を囲むようにカートリッジ筐体のシェルに設けられたリブ状の凸部と、シャッタが開口部を閉じる第1の位置に移動してきたときに上記リブ状の凸部が嵌合する溝状の凹部と、で構成されていることを特徴とする請求項4に記載のディスクカートリッジ。
  6. 上,下シェルの周壁を突き合せることによって形成したカートリッジ筐体内に、ディスク状記録媒体と、インナーロータと、シャッタとを収納し、インナーロータを回転させることにより、シャッタをカートリッジ筐体のシェルに設けた開口部を閉じる第1の位置と、開口部を解放する第2の位置との間で移動させるディスクカートリッジにおいて、
    シェルとシャッタの摺接面には、開口部側からディスク状記録媒体側に塵埃が侵入するのを阻止する凹凸状の第3の塵埃侵入阻止部を設けたことを特徴とするディスクカートリッジ。
  7. 上記第3の塵埃侵入阻止部は、上記シャッタの第2の塵埃侵入阻止部の内側に、開口部から侵入してきた塵埃に対して交差する方向に多数の凹凸部を設けることにより形成されていることを特徴とする請求項6に記載のディスクカートリッジ。
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