JP2006290053A - シートベルト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】2つのプリテンショナーを2段階に作動させてもラップベルトの緩みを確実に除去して乗員拘束の効果が十分に得ることのできるシートベルト装置を提供する。
【解決手段】まずシートベルトリトラクタ3のプリテンショナー9が作動して、ショルダーベルト4bおよびラップベルト4cがともに矢印Aで示すシートベルトリトラクタ3側に引っ張られる。その後、ラップアンカー部4aのプリテンショナー10が作動して、シートベルト4がラップアンカー部4a側に引っ張られることで、ワンウェイタング5がシートベルト4を挟持してロックする。これにより、ショルダーベルト4bはタング5を通過してラップベルト4cの方へ移動しない。したがって、ラップベルト4cの緩みが確実に除去され、乗員の腰が堅固に拘束される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車等の車両に装備され、シートベルトにより乗員を拘束保護するシートベルト装置であって、2つのプリテンショナーを備えるシートベルト装置の技術分野に関するものである。
従来から自動車等の車両シートに付設されているシートベルト装置は、衝突時等の車両に大きな減速度が作用した場合のような緊急時に、シートベルトで乗員を拘束することにより乗員のシートからの飛び出しを阻止して、乗員を保護している。
従来、このような従来シートベルト装置の1つとして、例えば図9に示すように三点式シートベルト装置がある。図中、1は車両シート2に付設されたシートベルト装置、3は車両シート2近傍の車体に固定されて、シートベルト4を引出可能に巻き取るように常時付勢し、緊急時にはシートベルト4を引出不能にするシートベルトリトラクタ、5はシートベルト4に摺動可能に支持されたタング、6は車両シート2の側方に位置して車両シート2あるいは車体に固定され、タング5が係止されるバックル、および7はセンターピラー8等の車両側部上方に取り付けられシートベルトリトラクタ3から引き出されたシートベルト4をガイドするベルトガイドである。なお、シートベルトリトラクタ3から引き出されたシートベルト4の先端のベルトアンカー部4aは、車両シート2あるいは車体に固定されている。
このように構成されたシートベルト装置1は、乗員がシートベルト4を装着するにあたっては、乗員が車両シート2に着座してシートベルト4をシートベルトリトラクタ3から引き出し、タング5をバックル6に係止した後、タング5から手を離すことにより、余分に引き出されたシートベルト4がシートベルトリトラクタ3で巻き取られてシートベルト4の弛みが解消され、シートベルト4が乗員に装着される。その場合、ベルトガイド7とタング5との間のシートベルト4が乗員の肩および胸を拘束するショルダーベルト4bとして機能し、また、車体に固定されたベルトアンカー部4aとタング5との間のシートベルト4が乗員のラップ(腰)を拘束するラップベルト4cとして機能する。
そして、車両衝突等の車両にきわめて大きな減速度が作用する緊急時には、シートベルトリトラクタ3の緊急ロック機構が作動してシートベルト4の引き出しを阻止して乗員の慣性による前方移動を防止することにより、乗員を拘束保護する。特に、近年では、シートベルトリトラクタ3、ラップアンカー部4aあるいはバックル等にプリテンショナーを設け、緊急事態発生時にこのプリテンショナーが作動してシートベルト4を引っ張ることによりシートベルト4の緩みを迅速になくして乗員の前方移動をできるだけ少なくし、乗員の拘束保護効果を向上している。
ところで、このようなプリテンショナーを備えたシートベルト装置として、シートベルトリトラクタおよびラップアンカー部とにそれぞれプリテンショナーを設けるとともに、緊急時に最初シートベルトリトラクタのプリテンショナーを作動して、シートベルトリトラクタでシートベルトを巻き取り、その後、ラップアンカー部のプリテンショナーを作動して、シートベルトを引っ張ることでシートベルトの緩みを迅速になくしてする乗員を拘束するシートベルト装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に開示のシートベルト装置では、2つのプリテンショナーを2段階に作動させることで、1つ目のプリテンショナーでシートベルトの緩みを十分に除去することはできない場合があっても、2つ目のプリテンショナーでこのシートベルトの緩みを除去して、乗員の拘束を確実に行うことができる。
特開2001ー287622号公報。
しかしながら、特許文献1に開示のシートベルト装置では、図10(a)に示すように1つ目のシートベルトリトラクタ3のプリテンショナー9が作動して、シートベルト4がシートベルトリトラクタ3に巻き取られるとき、ショルダーベルト4bおよびラップベルト4cがともに矢印Aで示すようにシートベルトリトラクタ3側に引っ張られるが、その後、図10(b)に示すように2つ目のラップアンカー部4aのプリテンショナー10が作動して、シートベルト4がラップアンカー部4a側に引っ張られるとき、ラップベルト4cおよびショルダーベルト4bがともに矢印Bで示すようにラップアンカー部4a側に引っ張られる。したがって、せっかく1つ目のプリテンショナー9でラップベルト4cを引っ張ってラップベルト4cの緩みを除去しても、2つ目のプリテンショナー10でラップベルト4cとともにショルダーベルト4bが逆方向に引っ張られるため、ラップベルト4cが緩んでしまう。このため、乗員拘束に最も機能するラップベルト4cが緩むことで、乗員拘束の効果が十分に得ることができなくなってしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、2つのプリテンショナーを2段階に作動させてもラップベルトの緩みを確実に除去して乗員拘束の効果が十分に得ることのできるシートベルト装置を提供することである。
前述の課題を解決するために、請求項1の発明のシートベルト装置は、乗員の上半身側を拘束するショルダーベルトおよび乗員の腰を拘束するラップベルトからなるシートベルトと、このシートベルトを引き出し可能に巻き取り緊急時に前記シートベルトの引出しを阻止するシートベルトリトラクタと、このシートベルトリトラクタから引き出されたシートベルトの先端を車体に固定するベルトアンカー部と、前記シートベルトに摺動可能に支持され前記ショルダーベルトおよび前記ラップベルトを区画するタングと、車体に固定されて前記タングが係合可能なバックルと、前記シートベルトリトラクタ、前記ベルトアンカー部、および前記バックルのうち、いずれか2つにそれぞれ設けられ、緊急時に作動して前記シートベルトを引っ張る第1および第2プリテンショナーとを少なくとも備え、第1および第2プリテンショナーは、前記第1プリテンショナーが作動した後、前記第2プリテンショナーが作動する2段階に作動するようになっているシートベルト装置において、前記第2プリテンショナーが作動したとき、前記ショルダーベルトが前記ラップベルトの方へ移動するのを阻止するベルト一方向移動手段を備えていることを特徴としている。
また、請求項2の発明は、前記タングが、前記シートベルトに前記ショルダーベルトの方への所定の引っ張り力が加えられている状態で、前記シートベルトに前記所定の引っ張り力より大きな前記ラップベルトの方への力が加えられたとき、前記ショルダーベルトが前記ラップベルトの方へ移動するのを阻止するワンウェイタングであり、前記ベルト一方向移動手段が前記ワンウェイタングで構成されていることを特徴としている。
このように構成された請求項1および2の発明に係るシートベルト装置によれば、2つ目の第2プリテンショナーが作動したとき、ショルダーベルトがラップベルトの方へ移動するおそれがあるときは、ベルト一方向移動阻止手段でショルダーベルトがラップベルトの方へ移動するのを阻止しているので、ラップベルトの緩みを確実に除去することができる。これにより、ラップベルトによる乗員の腰を堅固に拘束することができ、乗員拘束の効果を十分に得ることができる。
特に、請求項2の発明によれば、ベルト一方向移動阻止手段として、ワンウェイタングからなるタングを用いているので、ベルト一方向移動阻止手段として特別な部品を設ける必要はなく、部品点数を削減できるとともに構成を簡単にでき、しかも、シートベルト装置を安価に製造できる。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明にかかるシートベルト装置の実施の形態の一例を模式的に示し、(a)はシートベルトリトラクタのプリテンショナーが作動した状態を説明する図、(b)はラップアンカ部のプリテンショナーが作動した状態を説明する図である。なお、前述の図9および図10に示す従来のシートベルト装置1と同じ構成要素には同じ符号を付すことで、その詳細な説明は省略する。
図1(a)に示すように、この例のシートベルト装置1は、前述のような従来の一般的な3点式のシートベルト装置と同様に、乗員を拘束するシートベルト4の一端側のベルトアンカー部4aが車体に固定されるとともにシートベルト4の他端側がセンターピラー等の車体の上部に取り付けられたベルトガイド7でガイドされた後、車体下部に固定されたシートベルトリトラクタ3に引き出し可能に巻き取られており、更に、ベルトアンカー部4aとベルトガイド7との間のシートベルト4に摺動可能に支持されたタング5を、車体等に固定されたバックル6に係合することで、車両シートに着座した乗員を拘束するようになっている。
この例のシートベルト装置1に用いられているタング5はワンウェイタング(本発明のベルト一方向移動阻止手段に相当)で構成されている。このワンウェイタングは、通常時は、シートベルト4がタング5をいずれの方向にも自由に通過可能となっているが、ショルダーベルト4bにシートベルトリトラクタ3側に向かう所定の引張り力が加えられている状態で、ラップベルト4cにこの所定の引張り力より大きな引張り力がベルトアンカー部4aの方向に加えられると、シートベルト4を挟持しかつロックしてショルダーベルト4bがラップベルト4cの方へ移動するのを阻止するとともに、ラップベルト4cがショルダーベルト4bの方へ移動するのを許容するようになっている。
このようなワンウェイタングとして、この例のシートベルト装置1では、本出願人が先に特許出願した特願2004−375760で提案しているタングを用いている。
図2は、特願2004−375760のタングを示す分解斜視図である。
図2に示すように、このタング5は、金属製のタングプレート11およびこのタングプレート11を部分的に樹脂で被覆したタングモールド12からなるタング本体13と、このタング本体13に相対回動可能に設けられたウェビングガイド14と、タング本体13の一対の取付孔13a,13bおよびウェビングガイド14の貫通孔14aにそれぞれ嵌合されることでこのタング本体13に架設されてウェビングガイド14を回転可能に支持する回転軸15と、ウェビングガイド14に相対回動可能に支持されたロックバー16と、ウェビングガイド14の貫通孔14bおよびロックバー16の一対の取付孔16a,16bにそれぞれ嵌合されることでロックバー16を回転可能に支持するボルトからなる一対の回転軸17,18と、タングモールド12およびロックバー16にそれぞれ取り付けられてこのロックバー16を常時一方向に付勢するバースプリング19とを備えている。
図3はタングプレート11を示し、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は上面図である。
図3(a)ないし(c)に示すように、タングプレート11は横方向延設部11aとこの横方向延設部11aの中央部から一体にかつ垂直に延びる縦方向延設部11bとを有するほぼT字状の金属板から形成されている。横方向延設部11aには、横方向に延びる大きな矩形状の開口11cが穿設されているとともに、縦方向延設部11bには、縦方向に延びる矩形状の開口11dが穿設されている。縦方向の開口11dは、従来の一般的なタングと同様に図示しないバックル6のラッチ部材が係合するようになっている。したがって、縦方向延設部11bはタング5と係合する係合片として構成されている。以下、縦方向延設部11bを係合片11bともいう。
横方向延設部11aの両端には、一対の側壁11e,11fが立設されている。これらの側壁11e,11fには、それぞれ同じ大きさの孔11g,11hが穿設されている。また、一対の側壁11e,11fには、それぞれ同じ大きさの凹溝11i,11jが設けられている。図3(b)に明りょうに示すように、一方の凹溝11iは側壁11eの外周縁に開口する横方向溝11i1とこの横方向溝11i1に連通する縦方向溝11i2とからT字状に形成されている。他方の凹溝11jも凹溝11iと同じ形状で横方向溝11j1と縦方向溝11j2とからT字状に形成されている(なお、符号11h,11j1,11j2は図示されないが、それぞれ11g,11i1,11i2に対応するものであり、説明の便宜上使用する)。
そして、図2に示すようにタングプレート11の横方向延設部11aのほとんどすべてが樹脂でモールドされて、タングモールド12が形成される。その場合、一対の孔11g,11hの内周面が樹脂モールドされることで、回転軸15が嵌合される前述の一対の取付孔13a,13bが形成される。また、凹溝11iの図3(a)において右端および凹溝11jの図3(a)において左端がそれぞれモールド樹脂で閉塞されているとともに、図2に示すように一対の凹溝11i,11jの内周面が樹脂モールドされることで、それぞれガイド溝13c,13dが形成されている。一方のガイド溝13dは、上方に開口する縦方向溝13d1とこの縦方向溝13d1に連通する横方向溝13d2とからT字状に形成されている。他方のガイド溝13cもガイド溝13dと同じ形状で縦方向溝13c1とこの縦方向溝13c1に連通する横方向溝13c2とからT字状に形成されている(なお、符号13c2は図示されないが13d2に対応するものであり、説明の便宜上使用する)。更に、タングプレート11の開口11cの内周面が樹脂モールドされることで、タング本体13に大きな矩形状の開口13eが形成される。
図4はウェビングガイド14を示し、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は下面図である。
図4(a)ないし(c)に示すように、ウェビングガイド14は横断面がほぼ四角形状に形成されているとともに4つの角部が大きな径のR部に丸く形成された比較的長いガイド本体14cを備えている。なお、四角形状のガイド本体14cの4辺にそれぞれ対応する4面14c1,14c2,14c3,14c4はいずれも若干外側に膨出する湾曲面として形成されている。もちろん、これらの4辺の少なくとも1辺は直線状の平面として形成することもできる。
ガイド本体14cの図2において下方に向く1面14c1には、所定数(図示例では7個)の矩形状の凹部14dが形成されている。そして、前述の貫通孔14aがガイド本体14cにその長手方向に貫通して設けられている。ガイド本体14cの他の1面14c4には、取付部14eがガイド本体14cの長手方向に沿って一体に形成されている。前述の貫通孔14bが取付部14eにその長手方向に貫通して設けられている。
また、ガイド本体14cの1面14c1とこの1面14c1に連続しかつ上方に向く1面14c2との角を含む境界部は、シートベルト4の入力側でシートベルト4をガイドするウェビングガイド部14fとされている。更に、ガイド本体14cの1面14c4は、後述するようにストッパとして機能するようになっている。
ウェビングガイド14をタング本体13に回動可能に支持する回転軸15は、緊急時にシートベルト4に大きな引っ張り力が加えられたときに、この引っ張り力を支持できる強度保持部材としても構成されている。
図5はロックバー16を示し、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は上面図である。
図5(a)ないし(c)に示すように、ロックバー16は横断面がほぼ矩形状の長いロック本体16cを備えている。このロック本体16cの両端には、それぞれガイド軸16d,16eが設けられている。これらのガイド軸16d,16eは、それぞれタング本体13のガイド溝13c,13dに移動可能に嵌合され、ロック本体16cをガイドするようになっている。また、ロック本体16cの両端部には、それぞれ横断面円弧状の取付部16f,16gが所定間隔を置いて一体に立設されている。一対の取付部16f,16gの間隔は、ウェビングガイド14の取付部14eがこれらの取付部16f,16gの間に進入可能な大きさに設定されている。前述の一対の取付孔16a,16bがそれぞれこれらの取付部16f,16gに穿設されている。更に、ロック本体16cの両端部には、それぞれ断面円形の取付穴16h,16iが穿設されている。
図6はバースプリング19を示し、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は上面図、(d)は斜視図である。
図6(a)ないし(d)に示すように、バースプリング19は弾性線材からなり、図6(a)および(c)において左右対称の比較的複雑な形状に形成されている。すなわち、バースプリング19は、中央の第1部分19aから右側部においては、右端に向かってまず上下方向に直角に曲げられた第2部分19b、続いて第2部分19bから第1および第2部分19a,19bのいずれにも直角となるように曲げられた第3部分19c、続いて第3部分19cから第2部分19bと平行で第2部分19b側にかつ第3部分19cに直角となるように曲げられた第4部分19d、続いて第4部分19dから第1部分19aと平行で第1部分19aと反対側にかつ第4部分19dに直角となるように曲げられた第5部分19e、続いて第5部分19eから第1部分19aと反対側にかつ第5部分19eに直角となるように曲げられた第6部分19fを有している。また、バースプリング19は、中央の第1部分19aから左側部においては、右側部の各部分とそれぞれ対応する第2部分19g、第3部分19h、第4部分19i、第5部分19j、および第6部分19kを有している。
そして、バースプリング19は、中央の第1部分19aが図2に示すタングモールド12の凹溝からなるばね支持部12aに嵌合されて支持されるとともに、左右の第6部分19k,19fがそれぞれロックバー16の取付穴16h,16iに嵌合されて取り付けられるようになっている。
このような構成を備えたこの例のタング5は、例えば次のようにして組み立てられる。ウェビングガイド14の取付部14eをロックバー16の取付部16f,16gの間に位置させ、回転軸17,18をそれぞれロックバー16の取付孔16a,16bおよびウェビングガイド14の貫通孔14bに嵌合させて、ウェビングガイド14の出力側である取付部14eにロックバー16を相対回動可能に取り付ける。ロックバー16の取付穴16h,16iにそれぞれバースプリング19の第6部分19f,19kを嵌合して、ロックバー16にバースプリング19を取り付ける。
そして、図7に示すようにタングモールド12の左右側壁12b,12cの間に、ウェビングガイド14をそのウェビングガイド部14fが係合片11b側に向くように位置させ、回転軸15をタング本体13の取付孔13a,13bおよびウェビングガイド14の貫通孔14aに嵌合させて、タング本体13にウェビングガイド14を相対回動可能に取り付ける。また、ロックバー16の左右のガイド軸16d,16eを、それぞれガイド溝13c,13dの縦方向溝13c1,13d1を通して横方向溝13c2,13d2に摺動可能に嵌合させる。
最後に、バースプリング19の中央の第1部分19aをタングモールド12のばね支持部12aの凹溝に嵌合する。このとき、ロックバー16のガイド軸16d,16eがバースプリング19の付勢力で図8(a)において左方に押圧されてタングモールド12のガイド溝13c,13dの横方向溝13c2,13d2に沿って左方に移動する。同時に、バースプリング19の付勢力によって、ウェビングガイド14およびロックバー16に回転軸15を中心に時計回りのモーメントが加えられるので、ウェビングガイド14およびロックバー16が回転軸15を中心に時計回りに回動する。その場合、回転軸15の位置が固定されていることからガイド軸16d,16eが回転軸15に次第に接近していくので、図8(a)に示すようにウェビングガイド14およびロックバー16は、回転軸17,18の中心が回転軸15の中心とガイド軸16d,16eの中心とを結ぶ直線より下方に位置するように、互いに屈曲運動しながら回動する。
そして、ロックバー16がウェビングガイド14の1面14c4で構成されるストッパに当接してウェビングガイド14に対してそれ以上の屈曲運動を阻止されてほぼ直角に屈曲保持された状態となる。ガイド軸16d,16eが更に左方へ移動してガイド溝13c,13dの横方向溝13c2,13d2の一端に当接すると、ガイド軸16d,16eのそれ以上の左方への移動が阻止されて、ウェビングガイド14およびロックバー16が図8(a)に示す初期位置に保持された状態でタング5が組み立てられる。
このようにウェビングガイド14およびロックバー16が図8(a)に示す初期位置に保持された状態では、ウェビングガイド14のウェビングガイド部14fとこのウェビングガイド部14fに対向するタングモールド12の部分12dとの間に隙間αが形成されるとともに、ロックバー16のロック本体16cの角部とこの角部に対向するタングモールド12の部分12eとの間に隙間βが形成される。これらの隙間α,βは、いずれも図8(a)に示す状態ではシートベルト4の厚みよりかなり大きく最大に設定されている。したがって、タング5がシートベルト4に、シートベルト4が隙間αを貫通してウェビングガイド14にガイドされ、更に隙間βを貫通するようにして支持されたとき、タング5はシートベルト4にほとんど抵抗なくスムーズに摺動するようになっている。しかも、タング本体13の開口13eにより、ウェビングガイド14にガイドされるシートベルト4はタング本体3のタングモールド12と干渉することがないので、タング5はシートベルト4に対して更に一層スムーズに摺動する。なお、隙間αはあまり大きくなると、シートベルト4の反転が生じやすくなるので、シートベルト4の反転が生じない程度の大きさに設定されている。
また、ウェビングガイド14は、回転軸15を中心とする反時計回りのモーメントを生じさせる所定の大きさ以上の力が加えられたとき、バースプリング19の付勢力によるモーメントに抗して反時計回りに回動するようになっている。そして、このウェビングガイド14の回動により、ロックバー16がガイド軸16d,16eを中心に時計回りに回動しつつガイド軸16d,16eがタングモールド12のガイド溝13c,13dに沿って直線的に移動する。このロックバー16の時計回りの回動かつ直線移動とにより、シートベルト4がロック本体16cの角部とタングモールド12の部分12eとの間に挟圧されてロックされるようになっている。
すなわち、これらのウェビングガイド14とロックバー16との2ピースで、緊急時においてシートベルト4をロックしてそのラップベルト4bの伸び出しを防止するラップベルト伸び出し防止手段が構成されている。その場合、ロックバー16が回動かつ直線移動することにより、ウェビングガイド14の回動量を比較的大きくしつつ、ロックバー16の回動量を比較的小さくしても、ロックバー16の直線移動量が十分に確保されるようになっている。
次に、この例のタング5の作用について説明する。
図8(a)に示すシートベルト4の非装着時は、シートベルト4が図示しないシートベルトリトラクタ3に巻き取られて、タング5が格納状態にされている。タング5の格納状態では、前述のようにバースプリング19の付勢力とストッパ(ガイド本体14cの1面14c4)とでウェビングガイド14およびロックバー16が図8(a)に示す初期位置に保持されて隙間α,βがともに最大に設定されているので、タング5はシートベルト4に対してスムーズに摺動可能となっている。
シートベルト4を装着するために、乗員がタング5を格納位置から引き寄せてタング5の係合片11bを反対側のバックル6に挿入係合する。このとき、シートベルト4がシートベルトリトラクタ3から引き出されるとともに、ウェビングガイド14およびロックバー16が回動しなく初期位置に保持されているので、タング5がシートベルト4に対してスムーズに摺動する。乗員がタング5をバックル6に係合した後タング5を放すと、余分に引き出されたシートベルト4はシートベルトリトラクタ3に巻き取られて乗員に圧迫感を抱くことなくフィットし、タング5は図8(b)に示す状態となる。この図8(b)に示す状態では、シートベルト4にシートベルトリトラクタ3の巻取り力が作用するので、シートベルト4は乗員のショルダー側(SHO側)に軽く引っ張られている状態となっている。このため、ウェビングガイド14およびロックバー16は初期位置に保持されている。この状態では、シートベルト4はウェビングガイド部14fに当接しているとともにウェビングガイド14の取付部14eにも当接している。
車両衝突等の車両にきわめて大きな減速度が加えられた緊急時に、まずシートベルトリトラクタ3に設けられている図示しないプリテンショナーが作動すると、シートベルト4が迅速にシートベルトリトラクタ3に巻き取られて、シートベルト4はSHO側に更に強く引っ張られる。このため、ウェビングガイド14およびロックバー16は依然として初期位置に保持される。
プリテンショナーの作動終了後、今度は乗員の腰(LAP)における前方への慣性力により、シートベルト4が乗員の腰側(LAP側)に強く引っ張られる。このシートベルト4のLAP側への引張り力がウェビングガイド14のウェビングガイド部14fおよび取付部14eに作用してウェビングガイド14に回転軸15を中心とする反時計回りの大きなモーメントが加えられるので、ウェビングガイド14が回転軸15を中心として反時計回りに回動する。このとき同時に、ロックバー16がガイド軸16d,16eを中心に時計回りに回動しつつガイド軸16d,16eがタングモールド12のガイド溝13c,13dの横方向溝13c2,13d2に沿ってその一端側から他端側(図8(b)において右方)に直線的に移動する。
これらのウェビングガイド14の反時計回りの回動とロックバー16の時計回りの回動かつ直線移動とにより、ロックバー16のロック本体16cの角部がタングモールド12の部分12eに接近して隙間βが小さくなる。これにより、図8(c)に示すようにシートベルト4がロック本体16cの角部とタングモールド12の部分12eとの間に挟圧される。その場合、ロックバー16が回動かつ直線移動することにより、回動量が小さくても直線移動量が十分に確保されるので、シートベルト4の挟圧力は大きいものとなる。
そのうえ、このようにシートベルト4がロック本体16cの角部とタングモールド12の部分12eとの間に挟圧された状態では、ウェビングガイド14およびロックバー16を連結する回転軸17,18の中心が回転軸15の中心とガイド軸16d,16eの中心とを結ぶ直線より若干上方に位置するようになるので、バースプリング19の付勢力がウェビングガイド14およびロックバー16を回転軸15を中心として反時計回りに回転させるように付勢している。すなわち、ロック本体16cの角部とタングモールド12の部分12eとによるシートベルト4の挟圧力は、シートベルト4のLAP側への引張り力とバースプリング19の付勢力とにより更に一層大きな力となっている。したがって、シートベルト4はロック本体16cの角部とタングモールド12の部分12eとによって強固に挟圧されてロックバー16によるシートベルト4のロックが確実に行われ、シートベルト4はロック本体16cの角部とタングモールド12の部分12eとの間で摺動が阻止されてシートベルト4の延び出しが防止され、シートベルト4による乗員の拘束が確実なものとなる。
この例のシートベルト装置1の他の構成および他の作動は前述の図9および図10に示す例と同じである。
この例のシートベルト装置1においては、まず1つ目のシートベルトリトラクタ3のプリテンショナー9が作動して、シートベルト4がシートベルトリトラクタ3に巻き取られるとき、図1(a)に示すようにショルダーベルト4bおよびラップベルト4cがともに矢印で示すようにシートベルトリトラクタ3側に引っ張られる。その後、2つ目のラップアンカー部4aのプリテンショナー10が作動して、図1(b)に示すようにシートベルト4がラップアンカー部4a側に引っ張られる。このとき、タング5が前述のワンウェイタングで構成されているので、1つ目のプリテンショナー9の作動でショルダーベルト4bおよびラップベルト4cがともに所定の引張り力でシートベルトリトラクタ3の方へ引っ張られている状態で2つ目のプリテンショナー10の作動でラップベルト4cがこの所定の引張り力より大きな引張り力で矢印Bで示すようにベルトアンカー部4aの方へ引っ張られることで、タング5がシートベルト4を挟持してロックする。これにより、ラップベルト4cがベルトアンカー部4aの方へ引っ張られたとき、ショルダーベルト4bはタング5を通過してラップベルト4cの方へ移動しない。したがって、ラップベルト4cの緩みが確実に除去され、乗員の腰が堅固に拘束される。
この例のシートベルト装置1によれば、最初にシートベルトリトラクタ3のプリテンショナー9が作動し、次いでベルトアンカー部4aのプリテンショナー10が作動するという2つのプリテンショナーが2段階に作動したとき、タング5でショルダーベルト4bがラップベルト4cの方へ移動するのを阻止しているので、ラップベルト4cの緩みを確実に除去することができる。これにより、ラップベルト4cによる乗員の腰を堅固に拘束することができ、乗員拘束の効果を十分に得ることができる。
また、ベルト一方向移動阻止手段として、ワンウェイタングからなるタング5を用いているので、ベルト一方向移動阻止手段として特別な部品を設ける必要はなく、部品点数を削減できるとともに構成を簡単にでき、しかも、シートベルト装置1を安価に製造できる。
なお、前述の例では、2つのプリテンショナー9,10がシートベルトリトラクタ3およびベルトアンカー部4に設けるものとしているが、本発明は、2つのプリテンショナー9,10をシートベルトリトラクタ3、ベルトアンカー部4およびバックル6のいずれか2つに設けることができる。その場合、2つ目のプリテンショナーが作動したとき、ショルダーベルト4bがラップベルト4cの方へ移動するおそれがあるときは、ベルト一方向移動阻止手段でショルダーベルト4bがラップベルト4cの方へ移動するのを阻止するようにすればよい。なお、2つ目のプリテンショナーが作動したとき、ラップベルト4cがショルダーベルト4bの方へ移動するおそれがあっても、ラップベルト4cの緩みを除去する方向であるので、ベルト一方向移動阻止手段はラップベルト4cがショルダーベルト4bの方へ移動するのを阻止しないようにすればよい。
また、タング5を構成しているワンウェイタングとして前述の特願2004−375760のタングを用いるものとしているが、これに限定されるものではなく、2段目のプリテンショナーが作動してラップベルト4bが引っ張られるとき、ショルダーベルト4aがタング5を通過してラップベルト4b側に移動するの阻止するものであれば、他のワンウェイタングを用いることもできる。また、ベルト一方向阻止手段として、タング以外のたの適宜の手段で構成することもできる。
本発明のタングは、自動車等の車両に装備され、シートベルトにより乗員を拘束保護するシートベルト装置に用いられ、シートベルトに摺動可能に支持されかつバックルに係合されるタングに好適に利用することができる。
は本発明にかかるシートベルト装置の実施の形態の一例を模式的に示し、(a)はシートベルトリトラクタのプリテンショナーが作動した状態を説明する図、(b)はラップアンカ部のプリテンショナーが作動した状態を説明する図である。 本発明にかかるシートベルト装置におけるタングの実施の形態の一例を示す分解斜視図である。 図2に示す例のタングプレートを示し、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は上面図である。 図2に示す例のウェビングガイドを示し、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は上面図である。 図2に示す例のロックバーを示し、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は上面図である。 図2に示す例のバースプリングを示し、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は上面図、(d)は斜視図である。 図2に示す例のタングの斜視図である。 図2に示す例のタングの作用を説明し、(a)はシートベルト非装着時における格納位置にあるタングの状態を示す断面図、(b)はシートベルト装着時およびプリテンショナーの作動時におけるタングの状態を示す断面図、(c)はシートベルト装着時およびプリテンショナーの作動後におけるタングの状態を示す断面図である。 従来の一般的な三点式シートベルト装置を模式的に示す斜視図である。 従来のプリテンショナーを備えたシートベルト装置の一例を模式的に示し、(a)はシートベルトリトラクタのプリテンショナーが作動した状態を説明する図、(b)はラップアンカ部のプリテンショナーが作動した状態を説明する図である。
符号の説明
1…シートベルト装置、3…シートベルトリトラクタ、4…シートベルト、4a…ベルトアンカー部、4b…ショルダーベルト、4c…ラップベルト、5…タング、6…バックル、9,10…プリテンショナー

Claims (2)

  1. 乗員の上半身側を拘束するショルダーベルトおよび乗員の腰を拘束するラップベルトからなるシートベルトと、このシートベルトを引き出し可能に巻き取り緊急時に前記シートベルトの引出しを阻止するシートベルトリトラクタと、このシートベルトリトラクタから引き出されたシートベルトの先端を車体に固定するベルトアンカー部と、前記シートベルトに摺動可能に支持され前記ショルダーベルトおよび前記ラップベルトを区画するタングと、車体に固定されて前記タングが係合可能なバックルと、前記シートベルトリトラクタ、前記ベルトアンカー部、および前記バックルのうち、いずれか2つにそれぞれ設けられ、緊急時に作動して前記シートベルトを引っ張る第1および第2プリテンショナーとを少なくとも備え、第1および第2プリテンショナーは、前記第1プリテンショナーが作動した後、前記第2プリテンショナーが作動する2段階に作動するようになっているシートベルト装置において、
    前記第2プリテンショナーが作動したとき、前記ショルダーベルトが前記ラップベルトの方へ移動するのを阻止するベルト一方向移動手段を備えていることを特徴とするシートベルト装置。
  2. 前記タングは、前記シートベルトに前記ショルダーベルトの方への所定の引っ張り力が加えられている状態で、前記シートベルトに前記所定の引っ張り力より大きな前記ラップベルトの方への力が加えられたとき、前記ショルダーベルトが前記ラップベルトの方へ移動するのを阻止するワンウェイタングであり、
    前記ベルト一方向移動手段は前記ワンウェイタングで構成されていることを特徴とする請求項1記載のシートベルト装置。
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