JP2018122622A - ロッキングタング及びシートベルト装置 - Google Patents

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【課題】規制部の端部におけるウェビングのクランプ力を抑制してウェビングの損傷を防止し、運転者や同乗者を確実に保護することができるロッキングタング及びシートベルト装置を提供する。【解決手段】バックル7に結合可能なタング本体11と、タング本体11に保持されて解放位置とロック位置との間で移動自在なロック部材30と、有する。タング本体11は、ロック部材30がロック位置に移動した際に、ロック部材30と協働してウェビング3をクランプする接触面26を有する規制部25を備える。規制部25の接触面26は、幅方向両端部に、規制部25の幅方向中央から両端部に向かって、次第にウェビング3から離れる方向に傾斜する一対の傾斜面26bを有する。【選択図】図4

Description

本発明は、ロッキングタング及びシートベルト装置に関し、より詳細には、バックルに着脱自在に結合されてウェビングをクランプするロッキングタング及びシートベルト装置に関する。
従来、自動車などの車両において、車両衝突時に、運転者や同乗者を保護するための、いわゆる三点式シートベルト装置が提案されている。三点式シートベルト装置では、タングがバックルに適切に結合されたとき、座席に座っている乗員の腰部を横切るように延在するラップベルトと、乗員の胸部を横切るように延在するショルダーベルトとによって乗員を保護している。
また、ウェビングは、通常、リトラクタから自由に引き出すことができ、乗員が、所定位置に締められるようになっている。車両衝突時には、リトラクタは、例えば慣性機構によってロックされ、ウェビングがそれ以上引き出されることを防止する。その結果、衝突時にあっては、ウェビングは乗員を座席上の所定位置にしっかりと保持する。
車両衝突時においては、基本的には、リトラクタはロックされてウェビングは引き出されない。このとき、ラップ側(腰ベルト側)の張力が大きくなるが、ショルダー側(肩ベルト側)の張力もラップ側の張力増加に引きずられて増大する。これを防止するために、ロッキングタング内に配置されたロック部材を移動、あるいは回転させて、ロッキングタングのウェビング挿通孔に挿通されるウェビングをクランプしてウェビングの移動を防止し、ショルダーベルトとラップベルトとを分離するロッキングタングが考案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のロッキングタングは、ロック部材のウェビングと接触する部分、および規制部のウェビングと接触する部分の少なくとも一方の長さを、ウェビングの幅よりも短く形成する。これにより、クランプ時にロック部材又は規制部がウェビングの幅方向端部に接触することを防止して、ウェビングの端部におけるほつれを解消し、車両衝突時のクランプ性能の向上を図っている。
国際公開第2015/025801号
しかしながら、特許文献1では、規制部及びロック部材のウェビングとの接触部分が直線形状であるため、車両衝突時に、規制部が前記ロック部材と共に前記ウェビングをクランプした際、ロッキングタングが変形し、ウェビングには、ロック部材の端部、又は規制部の端部と接触する部分にクランプ力が集中する。このため、車両衝突時、ウェビングに想定を超えるような高荷重が作用すると、該端部とのウェビングの接触部分でのクランプ力はさらに大きくなり、ウェビングの当該接触部分が損傷する可能性があり、改善の余地があった。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、規制部の端部におけるウェビングのクランプ力を抑制してウェビングの損傷を防止し、運転者や同乗者を確実に保護することができるロッキングタング及びシートベルト装置を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) ウェビングが挿通される少なくとも第1及び第2のウェビング挿通孔を有し、バックルに結合可能なタング本体と、
前記第1のウェビング挿通孔から離間した解放位置と、前記第1のウェビング挿通孔に接近したロック位置と、の間で移動自在に前記タング本体に保持されるロック部材と、
有し、前記ロック部材が前記ロック位置に移動することで、前記第1のウェビング挿通孔に挿通される前記ウェビングをクランプして前記ウェビングの移動を阻止するロッキングタングであって、
前記タング本体は、前記第1のウェビング挿通孔近傍に形成され、前記ロック部材が前記ロック位置に移動した際に、前記ロック部材と共に前記ウェビングをクランプする接触面を有する規制部を備え、
前記規制部の接触面は、前記第1のウェビング挿通孔の長手方向に沿った幅方向両端部に、前記規制部の幅方向中央から両端部に向かって、次第に前記ウェビングから離れる方向に傾斜する一対の傾斜面を有することを特徴とするロッキングタング。
(2) 前記規制部の接触面は、前記一対の傾斜面間の距離が、前記ウェビングの幅方向長さより短いことを特徴とする(1)に記載のロッキングタング。
(3) 前記傾斜面は、曲面から構成されることを特徴とする(1)又は(2)に記載のロッキングタング。
(4) 前記規制部の接触面は、前記一対の傾斜面の幅方向の間に平面を備えることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載のロッキングタング。
(5) (1)〜(4)のいずれかに記載のロッキングタングを備えることを特徴とするシートベルト装置。
本発明のロッキングタングによれば、バックルに結合可能なタング本体と、タング本体に保持されて解放位置とロック位置との間で移動自在なロック部材と、有する。タング本体は、ロック部材がロック位置に移動した際に、ロック部材と協働してウェビングをクランプする接触面を有する規制部を備える。規制部の接触面は、幅方向両端部に、規制部の幅方向中央から両端部に向かって、次第にウェビングから離れる方向に傾斜する一対の傾斜面を有するので、車両衝突時に、想定を超えるような高荷重がウェビングに作用しても、規制部の端部と接触する部分における過大なクランプ力を抑制することができ、ウェビングの損傷を防止することができる。
本発明に係るロッキングタングを備えたシートベルト装置の一例を模式的に示す斜視図である。 ロッキングタングがバックルに結合された状態を拡大して示す斜視図である。 ロッキングタングのタング本体からロック部材を取り外した状態を示す分解斜視図である。 図3のIV−IV線に沿った断面図である。 (a)は一部を切り欠いて示すロック部材の斜視図、(b)はロック部材の平面図、(c)は図5(b)のV一V線に沿った断面図である。 (a)は、通常使用時のロッキングタングを示す断面図、(b)は、ウェビングロック時のロッキングタングを示す断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係るロッキングタングについて、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、ロッキングタング10が適用される三点式のシートベルト装置1の一例を示す。シートベルト装置1は、車両の座席(図示せず)に対して片側の床に取り付けられたリトラクタ2を備えている。ウェビング3の一端は、リトラクタ2の内部にあるバネ付勢された慣性リールに巻き取られ、ウェビング3の他端は、ラップアンカー4によって車体に固定されている。ウェビング3には、ロッキングタング10が摺動自在に設けられており、ロッキングタング10は、座席に対してリトラクタ2とは反対側に設けられたバックル7と着脱可能に結合される。
ウェビング3は、リトラクタ2から、ショルダーアンカー5へと、実質的に垂直上方に延びる。また、ウェビング3は、ショルダーアンカー5からバックル7へと斜め下方へ延びて、乗員の肩部から腰部にかけて斜めに掛け渡されるショルダーベルト6を構成する。さらに、ウェビング3は、バックル7からラップアンカー4へと車幅方向に延びて、乗員の腰部を跨ぐラップベルト8を構成する。
図2〜図4に示すように、ロッキングタング10は、タング本体11と、ロック部材30と、を有する。タング本体11は、バックル7に結合可能であると共に、ウェビング3が挿通される肩部側ウェビング挿通孔(第1のウェビング挿通孔)12と、腰部側ウェビング挿通孔(第2のウェビング挿通孔)13とを有する。
ロック部材30は、肩部側ウェビング挿通孔12から離間した解放位置と、肩部側ウェビング挿通孔12に接近したロック位置との間で移動可能にタング本体11に保持され、ロック位置に移動することで、肩部側ウェビング挿通孔12に通されるウェビング3をクランプしてウェビング3の移動を防止する。
タング本体11は、金属製のタングプレート15と、該タングプレート15を部分的に覆い、二つのウェビング挿通孔12、13を形成する樹脂モールド16と、を有する。また、タング本体11は、タングプレート15が露出する平坦部分17と、樹脂モールド16によって覆われ、ロック部材30が内側に配置される湾曲部分18と、によって構成される。平坦部分17には、バックル7の内部に設けられるロック要素(図示せず)に係合する開口部14が形成されている。
二つのウェビング挿通孔12、13間に位置する湾曲部分18の内側には、ロック部材30を回転移動可能に支持する内側案内面19が形成される。また、二つのウェビング挿通孔12、13間に位置する湾曲部分18の内側には、肩部側ウェビング挿通孔12に対して内側案内面19と反対側で、肩部側ウェビング挿通孔12近傍に、ロック部材30がロック位置に移動した際に、ロック部材30と共にウェビング3をクランプする接触面26を有する規制部25が形成される(図6参照)。
図4に示すように、ウェビング3をクランプする際、ウェビング3が接触する規制部25の接触面26は、接触面26の幅方向中央に形成された平面26aと、平面26aから規制部25の両端に向かって次第にウェビング3から離れる方向に傾斜する左右一対の傾斜面26bと、から構成されている。図に示す傾斜面26bは、凸曲面で形成されているが、直線で形成されてもよく、また、曲線と直線との組み合わせで構成されてもよい。さらに、平面26aと傾斜面26bとの境界部が曲線で面取りされることが好ましい。
また、接触面26の一対の傾斜面26b間の距離L1、即ち、接触面26の平面26aの長手方向における長さL1は、図2に示す、ウェビング3の幅L3よりも短く、肩部側ウェビング挿通孔12の長さL4よりも短く形成されている。
なお、ロック部材30のウェビング3と接触可能な部分の長さL5(図5(b)参照)は、接触面26の平面26aの長手方向における長さL1よりも長く設計されている。
また、接触面26の長手方向における全体の長さL2は、本実施形態では、ウェビング3の幅L3より短く設計されているが、これに限らず、ウェビング3の幅L3以上であってもよい。
これにより、ロック部材30がロック位置に位置するとき、規制部25の平面26aは、ウェビング3の幅方向中間部においてロック部材30と共にウェビング3をクランプし、平面26aはウェビング3の幅方向両端部には接触しない。
さらに、規制部25は、接触面26を確保する高さhを有する(図6(a)参照)一方、ロック部材30がロック位置に移動した際の衝撃に耐えるように、規制部25の高さhより大きなロック部材30の移動方向における幅Wを有する(図4参照)。
また、タング本体11には、内側案内面19の幅方向両側で、内側に起立する一対の突起部(位置決め部)20が設けられている。一対の突起部20は、樹脂モールド16とともに一体形成されており、ロック部材30の幅方向両側に形成された一対のノッチ31と係止して、ロック部材30を解放位置に位置決めする(図6(a)参照)。また、突起部20は、ショルダーベルト6側のウェビング3から所定値以上の力が作用した時に破断するように設計されている。
ロック部材30の幅方向両側には、湾曲形状のガイド部32がそれぞれ形成されており、ガイド部32は、湾曲部分18の幅方向両側に形成された湾曲形状のガイド溝21に沿って案内される。また、湾曲部分18の内側に配置されたロック部材30は、2つのウェビング挿通孔12、13間に位置する折り返されたウェビング3と接触して覆われている(図6参照)。
図5に示すように、ロック部材30は、強度補強のための円柱状の金属部材33を用いた樹脂モールディングによって形成されており、少なくともウェビング3と接触する部分は樹脂34によって覆われている。
ロック部材30の回転規制は、規制部25によって行われるが、ロック部材30に設けたエンボス部(断面曲面状の凸部)36を用いることで、補助的に回転規制を行うことができ、ロック部材30のストッパ性能を向上することができる。
また、このエンボス部36が、ウェビング3の折り返し部に形成されることで、この部分の曲率を緩やかにでき、ウェビング3に応力集中が生じるのを避けることができる。加えて、ベルトパスを変更することができ、ウェビング3に対する摩耗性能を向上することができる。さらに、ロック部材30自体は、この折り返し部分での厚みが増加するので、ロック部材30の剛性をアップすることができ、ロック性能の向上にもつながる。
このように構成されたロッキングタング10では、通常使用時、ロック部材30は、タング本体11の突起部20によって係止されて、図6(a)に示すように、湾曲部分18の内側の解放位置に位置決めされている。ロック部材30が解放位置に位置する場合には、ウェビング3は、タング本体11に対する相対移動が規制されずに、2つのウェビング挿通孔12、13を通って自由に移動可能である。このため、ロック部材30は、タング本体11の内側案内面19の曲率と略等しい曲率を有する湾曲面37を有する(図5(c)参照)。また、ロック部材30は、金属部材33に対して湾曲面37と反対側に、ロック部材30が解放位置に位置するときに、ウェビング挿通孔12を挿通するウェビング3を直線状に案内する平面38を有する。
なお、ロック部材30の湾曲面と平面38との間には、ウェビング3をクランプする部分である凸曲面39が滑らかに連続して形成されている。
一方、ロッキングタング10がバックル7に装着された状態で、車両衝突時など、ウェビング3(即ち、乗員の上半身を拘束するショルダーベルト6)に所定値以上の力が作用したとき、ロック部材30は、ウェビング3の張力によって押圧され、ノッチ31が突起部20を破断する。さらに、ロック部材30は、ウェビング3に作用する力によってガイド部32がガィド溝21に案内されながら移動し、図6(b)に示すように、ウェビング3を介して規制部25の接触面26に当接して、ロック位置に移動する。そして、ロック部材30がロック位置に移動することで、ウェビング3をロック部材30と規制部25とでクランプし、ウェビング3の移動を防止する。
具体的に、ロック部材30がロック位置に移動すると、まず、ロック部材30と、規制部25の中央部付近の平坦な平面26aとでウェビング3のクランプが開始される。この車両衝突時における通常のウェビング3の張力であれば、ウェビング3は、ロック部材30と、規制部25の平面26aのみによってクランプされ、ロック部材30と、左右一対の傾斜面26bとによるウェビング3のクランプ力は作用しない。
また、ウェビング3をクランプする接触面26の平面26aの長手方向における長さL1は、ウェビング3の幅L3よりも小さく、しかも平面26aは、ウェビング3の幅方向中間部に形成されているため、ウェビング3の幅方向端部に平面26aが接触することはない。
一方、車両衝突時に、想定を超えるような高荷重がウェビング3に作用した場合には、ウェビング3の張力が増大するにつれて、規制部25とロック部材30の当たり面がわずかに塑性変形し、ウェビング3は、ロック部材30と一対の傾斜面26bとによってもクランプされてクランプ力が増大する。一対の傾斜面26bは、規制部25の端部に集中するクランプ力を分散させるため、想定を超えるような高荷重がウェビング3に作用しても、ウェビング3の損傷を最小限に抑制することができ、信頼性が大幅に向上する。
また、接触面26の長手方向における長さL2が、ウェビング3の幅L3より短い場合には、ウェビング3の幅方向端部には接触面26が接触しないので、従来、ウェビング3の幅方向端部において発生していたほつれなどの損傷は防止される。さらに、接触面26の長手方向における長さL2が、ウェビング3の幅L3以上である場合であっても、ウェビング3の幅方向端部には傾斜面26bのみが接触するので、規制部25の端部におけるクランプ力が抑制されて、従来、ウェビング3の幅方向端部において発生していた損傷を防止することができる。
また、ロック部材30の、少なくともクランプ時にウェビング3と接触する部分が樹脂34で覆われているので、ウェビング3は、樹脂同士で挟まれてクランプされ、より効果的にウェビング3の損傷を抑制することができる。
これにより、ラップベルト8側の張力が大きくなっても、ウェビング3はロック部材30及び規制部25によって拘束されているので、ラップベルト8側の張力がショルダーベルト6側に伝わることはない。ロードリミッタ作動時など、緊急時にショルダー側でベルトの引き出しがある場合などでは、ラップ側のウェビング3がロックされているので、引き出されたウェビング3がすべてショルダー側で使われる。従って、ウェビング3による乗員胸部ヘの必要以上の圧迫を回避することができる。
以上説明したように、本実施形態のロッキングタング10によれば、バックル7に結合可能なタング本体11と、タング本体11に保持されて解放位置とロック位置との間で移動自在なロック部材30と、有する。タング本体11は、ロック部材30がロック位置に移動した際に、ロック部材30と協働してウェビング3をクランプする接触面26を有する規制部25を備える。規制部25の接触面26は、幅方向両端部に、規制部25の幅方向中央から両端部に向かって、次第にウェビング3から離れる方向に傾斜する一対の傾斜面26bを有するので、車両衝突時に、想定を超えるような高荷重がウェビング3作用しても、規制部25の端部に形成された傾斜面26bと接触する部分の過大なクランプ力が抑制されて、ウェビング3の損傷を防止することができ、信頼性が向上する。
また、規制部25の接触面26は、一対の傾斜面26b間の距離L1が、ウェビング3の幅方向長さL3より短いので、ウェビング3をクランプした時、平面26aはウェビング3の幅方向端部をクランプしないので、ウェビング3の幅方向端部における損傷を防止することができる。
また、傾斜面26bは、曲面から構成されるので、規制部25の端部に向かうに従って、クランプ力を滑らかに低減させることができ、ウェビング3の損傷をより効果的に防止することができる。
また、規制部25の接触面26は、一対の傾斜面26bの幅方向の間に平面26aを備えるので、ウェビング3の幅方向中央部を平面26aで確実にクランプすることができる。
また、シートベルト装置1は、上記のロッキングタング10を備えるので、ロッキングタング10がウェビング3をクランプすることで乗員を確実に保護することができる。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
なお、本実施形態の接触面26は、平面26aと傾斜面26bとで形成されているが、本発明の接触面26は、幅方向中央に平面26aを備えない形状、即ち、接触面26全体が1つの凸曲面、あるいは先端部が面取りされた緩やかなV字形状とすることもできる。
1 シートベルト装置
3 ウェビング
7 バックル
10 ロッキングタング
11 タング本体
12 肩部側ウェビング挿通孔(第1のウェビング挿通孔)
13 腰部側ウェビング挿通孔(第2のウェビング挿通孔)
25 規制部
26 接触面
26a 平面
26b 傾斜面(曲面)
30 ロック部材
L1 傾斜面間の距離
L3 ウェビングの幅方向長さ

Claims (5)

  1. ウェビングが挿通される少なくとも第1及び第2のウェビング挿通孔を有し、バックルに結合可能なタング本体と、
    前記第1のウェビング挿通孔から離間した解放位置と、前記第1のウェビング挿通孔に接近したロック位置と、の間で移動自在に前記タング本体に保持されるロック部材と、
    有し、前記ロック部材が前記ロック位置に移動することで、前記第1のウェビング挿通孔に挿通される前記ウェビングをクランプして前記ウェビングの移動を阻止するロッキングタングであって、
    前記タング本体は、前記第1のウェビング挿通孔近傍に形成され、前記ロック部材が前記ロック位置に移動した際に、前記ロック部材と共に前記ウェビングをクランプする接触面を有する規制部を備え、
    前記規制部の接触面は、前記第1のウェビング挿通孔の長手方向に沿った幅方向両端部に、前記規制部の幅方向中央から両端部に向かって、次第に前記ウェビングから離れる方向に傾斜する一対の傾斜面を有することを特徴とするロッキングタング。
  2. 前記規制部の接触面は、前記一対の傾斜面間の距離が、前記ウェビングの幅方向長さより短いことを特徴とする請求項1に記載のロッキングタング。
  3. 前記傾斜面は、曲面から構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のロッキングタング。
  4. 前記規制部の接触面は、前記一対の傾斜面の幅方向の間に平面を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のロッキングタング。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のロッキングタングを備えることを特徴とするシートベルト装置。
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