JP2014043233A - シートベルト装置用タング及びシートベルト装置 - Google Patents

シートベルト装置用タング及びシートベルト装置 Download PDF

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Abstract

【課題】付勢手段の搭載スペースが小さい構成や、クランプ部材がウェビングをクランプするまでの所定の方向への移動量が小さい構成であっても、付勢手段に充分な大きさの付勢力を付与できるシートベルト装置用タング及びシートベルト装置を得る。
【解決手段】本シートベルト装置用タング10では、スライダ62の内側に付勢力がウェビング16の幅方向に沿う圧縮コイルばね86が設けられ、この圧縮コイルばね86の付勢力で押圧片82がスライダ収容部54の内壁に設定されたガイド部92を押圧する。押圧片82、ひいては、スライダ62はガイド部92からの押圧反力でクランプ方向とは反対方向へ付勢される。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両のシートベルト装置に適用されるシートベルト装置用タング及びこのようなタングを備えたシートベルト装置に関する。
特許文献1に開示されたシートベルト装置用のタング(特許文献1では「安全ベルト用舌部」と称している)は、側面視で略半円の凹形状に形成された舌部本体部を備えている。この舌部本体部には、2箇所の通過孔(特許文献1では一方を「上目部」、他方を「下目部」と称している)が形成されている。ウェビング(特許文献1では「ベルトウェッビング」と称している)は、この2箇所の通過孔を通過しており、更に、ウェビングは両通過孔の間で舌部本体部の内側を通過している。
また、舌部本体部の内側には、略半円形状に湾曲したクランプ部材(特許文献1では「曲げ及び締め付け要素」と称している)が設けられている。このクランプ部材の湾曲方向一端にはウェビングが掛け回されている。ウェビングの張力が所定の大きさを超えると、クランプ部材はウェビングによって押圧される。これによって、クランプ部材が舌部本体部の内周面に沿って回動される。
クランプ部材が上記のように回動すると、クランプ部材の湾曲方向他端がウェビングに押圧される。さらに、ウェビングがクランプ部材の湾曲方向他端に押圧されると、ウェビングはクランプ部材の湾曲方向他端側と舌部本体部とによってクランプされる。これにより、ウェビングにおいてタングよりも基端側の部分であるショルダウェビング側の部分がタングよりも先端側の部分であるラップウェビング側に移動することを抑制できる。
特表2009−525909号の公報
ところで、シートに着座した乗員がウェビングを装着する場合に、上記のようにウェビングがクランプされると、タングがウェビングに沿って移動し難くなり、タングをバックルに装着し難い。このため、特定の荷重がクランプ部材に作用しないとクランプ部材が移動しないようにシェアピンを設けたり、クランプ部材を舌部本体部から離間させるような付勢部材を設けたりしている。
シェアピンは1度破断するとその後はクランプ部材を保持できない。これに対して、付勢部材でクランプ部材を付勢する構成では何度もクランプ部材を移動させ、その後には付勢力でクランプ部材を保持できる。
しかしながら、小型化が求められるタングでは、付勢部材の搭載スペースが限られ、しかも、ウェビングをクランプするまでのクランプ部材の移動ストロークを小さく設定すると、付勢部材に充分な大きさの付勢力を付与することが難しい。
本発明は、上記事実を考慮して、付勢手段の搭載スペースが小さい構成や、クランプ部材がウェビングをクランプするまでの所定の方向への移動量が小さい構成であっても、付勢手段に充分な大きさの付勢力を持たせることができるシートベルト装置用タング及びシートベルト装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係るシートベルト装置用タングは、ウェビングが内側を通過して前記ウェビングの長手方向に移動可能に前記ウェビングに設けられると共に、バックルに挿し込み可能な挿込部を有するタング本体と、前記タング本体に対して所定の方向へ移動可能に前記タング本体に設けられると共に、前記ウェビングが掛け回され、前記ウェビングに引っ張られることによって前記所定の方向へ移動して、前記タング本体とで前記ウェビングをクランプするクランプ部材と、前記タング本体の幅方向へ向いた付勢力を有し、この付勢力によって前記クランプ部材を間接的に前記所定方向とは反対方向へ付勢する付勢手段と、を備えている。
請求項1に記載の本発明に係るシートベルト装置用タングでは、タング本体の挿込部がバックルに挿し込まれる。この状態でウェビングがシートに着座した乗員の身体に掛け回されていれば、乗員の身体に対するウェビングの装着状態になり、乗員の身体がウェビングによって拘束される。また、タング本体にはクランプ部材が設けられる。このクランプ部材にはウェビングが掛け回される。
例えば、車両が急減速すると、乗員の身体は車両前方へ慣性移動しようとする。これによって、ウェビングが乗員の身体に引っ張られると、クランプ部材がウェビングに引っ張られる。これによって、クランプ部材がタング本体に対して所定の方向へ移動される。
このようにクランプ部材が所定の方向へ移動すると、ウェビングはクランプ部材とタング本体とによってクランプされる。これによって、ウェビングはその長手方向に沿った移動が防止又は抑制される。このようにして、例えば、ウェビングにおいて乗員の肩部や胸部を拘束する「ショルダウェビング」が、タング本体を通過して、乗員の腰部を拘束する「ラップウェビング」側へ移動することを防止又は抑制でき、ラップウェビングがそれまでよりも長くなることを防止又は抑制できる。
一方、請求項1に記載の本発明に係るシートベルト装置用タングは付勢手段を備えている。この付勢手段は、タング本体の幅方向へ向いた付勢力を有している。クランプ部材は付勢手段の付勢力によって上述した所定方向とは反対方向へ間接的に付勢される。これによって、クランプ部材は、ウェビングからの比較的弱い引っ張り力では上記の所定の方向へ移動し難くなる。したがって、ウェビングを装着する場合等にウェビングがクランプされることを防止又は抑制できる。
また、付勢手段は、クランプ部材を所定の方向とは反対方向へ間接的に付勢する。しかしながら、付勢手段の付勢力自体は、タング本体の幅方向に向いている。このように、付勢手段の付勢力自体は、クランプ部材の移動ストロークの向きに沿わない。このため、ウェビングをクランプするために必要なクランプ部材の移動量が小さい構成であっても、付勢手段に比較的大きな付勢力を持たせることができる。
請求項2に記載の本発明に係るシートベルト装置用タングは、請求項1に記載の本発明において、前記クランプ部材は、前記タング本体の幅方向側の端部にて開口した収容部を有し、前記付勢手段は、前記収容部の内側に設けられた押圧部材と、前記収容部の内側に設けられて前記収容部の開口側へ前記押圧部材を付勢する付勢部材と、前記押圧部材の先端と対向するように前記タング本体に形成されて、前記押圧部材からの押圧力に基づく反力で前記押圧部材と共に前記クランプ部材を前記所定の方向とは反対側へ移動させるガイド部と、を含んで構成されている。
請求項2に記載の本発明に係るシートベルト装置用タングによれば、クランプ部材には、タング本体の幅方向に開口した収容部が形成されている。この収容部の内側には、付勢手段を構成する押圧部材と、付勢部材と、が設けられる。押圧部材は、付勢部材によって収容部の開口側へ付勢される。
一方、タング本体にはガイド部が設けられる。ガイド部は押圧部材の先端と対向している。押圧部材は付勢部材によって付勢されるため、押圧部材の先端はガイド部に圧接される。ガイド部は、押圧部材から受けた押圧力に基づく反力によって押圧部材と共にクランプ部材を所定の方向とは反対方向(ウェビングをクランプする際のクランプ部材の移動方向とは反対方向)へ移動させる。
このように、付勢部材は収容部の開口側、すなわち、タング本体の幅方向に沿った外側を向く付勢力を有する構成である。このため、収容部の内周形状が小さくても、収容部におけるタング本体の幅方向に沿った長さを確保できる。このため、タング本体の幅方向に沿った付勢部材の寸法も大きくでき、この結果、付勢部材の付勢力を大きくできる。
請求項3に記載の本発明に係るシートベルト装置用タングは、請求項2に記載の本発明において、前記ガイド部の前記押圧部材との当接部位は、前記所定の方向へ向かうにつれて、前記タング本体の幅方向中央側へ変位する斜面又は曲面とされている。
請求項3に記載の本発明に係るシートベルト装置用タングによれば、ガイド部の押圧部材との当接部位は、所定の方向(ウェビングをクランプする際のクランプ部材の移動方向)へ向かうにつれて、タング本体の幅方向中央側へ変位する斜面又は曲面とされている。このため、クランプ部材が所定の方向へ移動すると、押圧部材は収容部の内側へ押し込まれる。これにより、付勢部材の付勢力が増大される。
押圧部材は、付勢部材の付勢力によって収容部の外側へ移動しようとする。このため、ウェビングによる引っ張りが解消された状態では、押圧部材がガイド部からの反力を受けると、押圧部材は収容部の外側へ移動しつつ、ガイド部に倣って上記の所定の方向とは反対方向へ移動する。これによって、クランプ部材が上記の所定の方向とは反対方向へ移動される。
請求項4に記載の本発明に係るシートベルト装置用タングは、請求項2又は請求項3に記載の本発明において、前記ガイド部は、前記押圧部材の先端が入り込み可能に形成されると共に、前記所定の方向とは反対側へ向けて漸次開口幅が大きくなるガイド溝を含んで構成され、前記押圧部材が前記所定の方向とは反対側へ移動するにつれて、前記付勢部材の付勢力で前記ガイド溝の奥へ前記押圧部材が入り込むように構成されている。
請求項4に記載の本発明に係るシートベルト装置用タングによれば、ガイド部はガイド溝を含んで構成される。ガイド溝は、上記の所定の方向(ウェビングをクランプする際のクランプ部材の移動方向)とは反対方向へ向けて開口幅が広がるように形成される。このガイド溝には押圧部材の先端が入り込む。クランプ部材と共に押圧部材が所定の方向へ移動すると、ガイド溝において押圧部材の先端が入り込んでいる部分の開口幅は漸次狭くなる。このため、押圧部材は、ガイド溝から押し出されて収容部の内側へ移動する。これにより、付勢部材の付勢力が増大される。
押圧部材は、付勢部材の付勢力によって収容部の外側へ移動しようとする。このため、ウェビングからの引っ張りが解消された状態では、押圧部材がガイド溝からの反力を受けると、押圧部材は収容部の外側へ移動しつつ、ガイド溝に倣って上記の所定の方向とは反対方向へ移動する。これによって、クランプ部材が上記の所定の方向とは反対方向へ移動される。
請求項5に記載の本発明に係るシートベルト装置用タングは、請求項2から請求項4の何れか1項に記載の本発明において、前記収容部は、前記タング本体の幅方向に前記クランプ部材を貫通し、前記押圧部材は、先端が前記収容部の一端側へ向き、前記付勢部材の付勢力によって先端が前記収容部の一端の外側で前記ガイド部に圧接可能な第1押圧部と、前記収容部内における前記第1押圧部の前記付勢部材とは反対側に設けられて、先端が前記収容部の他端側へ向き、前記付勢部材の付勢力によって先端が前記収容部の他端の外側で前記ガイド部に圧接可能な第2押圧部と、前記第1押圧部と前記第2押圧部とを一体的に連結すると共に、前記第1押圧部と前記第2押圧部とが互いに接近することによって破断されて、前記第1押圧部と前記第2押圧部との連結を解消する連結部と、を含んで構成されている。
請求項5に記載の本発明に係るシートベルト装置用タングによれば、収容部はタング本体の幅方向にクランプ部材を貫通している。この収容部の内側に設けられる押圧部材は、第1押圧部と第2押圧部とを備えている。第1押圧部は、収容部の内側に設けられて、その先端は収容部の一端側へ向けられている。これに対して、第2押圧部は、収容部内において第1押圧部の付勢部材とは反対側に設けられて、その先端は収容部の他端側へ向けられている。
第1押圧部及び第2押圧部は付勢部材に付勢される。しかしながら、第1押圧部と第2押圧部とは連結部によって一体的に連結されている。このため、この状態では、第1押圧部及び第2押圧部が付勢部材の付勢力によってガイド部に圧接されることはない。
クランプ部材が所定の方向(ウェビングをクランプする際のクランプ部材の移動方向)へ移動すると、第1押圧部は、収容部の一端の外側からガイド部に押圧されて収容部の内側へ押し込まれる。また、この状態では、第2押圧部は、収容部の他端の外側からガイド部に押圧されて収容部の内側へ押し込まれる。このようにして、第1押圧部と第2押圧部とが互いに接近するように移動される。これによって、連結部が破断される。連結部が破断されると、第1押圧部と第2押圧部との一体的な連結が解消される。これによって、第1押圧部及び第2押圧部の各々の先端が付勢部材の付勢力によってガイド部を押圧する。
ここで、本発明に係るシートベルト装置用タングでは、上記のように、クランプ部材が最初にクランプ方向へ移動する前は、第1押圧部と第2押圧部とが一体的に連結されている。このため、連結部を破断できるような荷重が、ガイド部から第1押圧部及び第2押圧部に入力されなければ、第1押圧部と第2押圧部とは互いに接近できない。このため、このような場合には、クランプ部材はクランプ方向へ移動できない。
したがって、連結部の機械的強度を適宜に設定することにより、例えば、ウェビングを装着するためにクランプ部材がウェビングに引っ張られた場合に、クランプ部材がクランプ方向へ移動することを連結部によって防止又は抑制することができる。これにより、このような場合のクランプ部材の移動を付勢部材の付勢力で規制しなくてもよく、付勢部材の付勢力を比較的小さく設定することができる。
さらに、連結部は押圧部材に設けられる構成である。このため、連結部のように破断することでクランプ部材の移動規制を解除するような構成をクランプ部材に設定しなくてもよい。これによって、クランプ部材の形状を単純化できる。
また、第1押圧部と第2押圧部とは一体的に連結され、しかも、第1押圧部と第2押圧部との間に付勢部材が設けられる。このため、収容部内に押圧部材や付勢部材を配置する際の作業が容易になる。
請求項6に記載の本発明に係るシートベルト装置は、先端側が車両用のシートにおける乗員の着座位置の側方で前記シート又は車両の車体に直接又は間接的に係止されたウェビングと、前記着座位置を介して前記ウェビングの先端側の係止位置とは反対側に設けられたバックルと、前記請求項1から請求項5の何れか1項に記載のシートベルト装置用タングと、を備えている。
請求項6に記載のシートベルト装置では、車両用のシートにおける乗員の着座位置の側方でウェビングの先端側がシート又は車両の車体に直接又は間接的に係止される。このシートに着座した乗員の身体に対してウェビングが掛け回された状態でシートにおける乗員の着座位置を介してウェビングの先端側の係止位置とは反対側に設けられたバックルにシートベルト装置用タングが装着されると、シートベルト装置用タングがバックルに保持されて、乗員の身体に対するウェビングの装着状態になる。
ここで、本発明に係るシートベルト装置を構成するシートベルト装置用タングは、上述している。請求項1から請求項5の何れか1項に記載のシートベルト装置用タングである。このため、上述した請求項1から請求項5の何れか1項に記載の本発明と同じ作用を奏し、その結果、上述した請求項1から請求項5の何れか1項に記載の本発明と同じ効果を得ることができる。
以上、説明したように、本発明では、付勢手段の搭載スペースが小さい構成や、クランプ部材がウェビングをクランプするまでの所定の方向への移動量が小さい構成であっても、付勢手段に充分な大きさの付勢力を付与できる
第1の実施の形態に係るシートベルト装置の構成を概略的に示す正面図である。 第1の実施の形態に係るシートベルト装置用タングの構成を概略的に示す分解斜視図である。 第1の実施の形態に係るシートベルト装置用タングの要部の構成を示す平面断面図である。 第1の実施の形態に係るシートベルト装置用タングの要部の構成を示す側面断面図である。 図4図示状態における要部を拡大した平面断面図である。 クランプ部材が所定の方向へ移動した状態を示す図4に対応した側面断面図である。 図6図示状態における要部を拡大した図5に対応する平面断面図である。 第2の実施の形態に係るシートベルト装置用タングの要部の構成を示す側面断面図である。 クランプ部材が所定の方向へ移動した状態を示す図8に対応した側面断面図である。 第2の実施の形態に係るシートベルト装置用タングの要部の構成を示す正面断面図で、(A)はクランプ部材が所定の方向へ移動する前の状態を示し、(B)はクランプ部材が所定の方向へ移動した状態を示している。 第3の実施の形態に係るシートベルト装置用タングの要部の構成を示す正面断面図で、(A)はクランプ部材が所定の方向へ移動する前の状態を示し、(B)はクランプ部材が所定の方向へ移動した状態を示している。 第4の実施の形態に係るシートベルト装置用タングの要部の構成を示す正面断面図で、(A)はクランプ部材が所定の方向へ移動する前の状態を示し、(B)はクランプ部材が所定の方向へ移動した状態を示している。 第5の実施の形態に係るシートベルト装置用タングの要部の構成を示す分解斜視図である。 第5の実施の形態に係るシートベルト装置用タングの要部の構成を示す平面断面図で、(A)はクランプ方向へ移動する前の状態を示し、(B)はクランプ方向へ移動した状態を示している。
次に、本発明の各実施の形態について説明する。なお、以下の各実施の形態を説明するに際して、説明している実施の形態よりも前出の実施の形態と基本的に同一の部位に関しては、同一の符号を付与してその詳細な説明を省略する。
<第1の実施の形態の構成>
図1には第1の実施の形態に係るシートベルト装置用タング10(以下、単に「タング10」と称する)を用いたシートベルト装置12の全体構成の概略が正面図により示されている。
この図に示されるように、本シートベルト装置12は、ウェビング格納手段としてのウェビング巻取装置14を備えている。ウェビング巻取装置14は、例えば、車両のセンターピラーの下端側で、車両を構成する車体に固定されている。このウェビング巻取装置14にはスプールが、例えば、車両の前後方向を軸方向とする軸周りに回転可能に設けられている。スプールには、可撓性を有する長尺帯状に形成されたウェビング16の長手方向基端側が係止されている。ウェビング16の長手方向基端側は、上記のスプールの外周部に巻取られた状態で格納されている。
一方、ウェビング16におけるスプールよりも先端側は、センターピラーに沿って車両の上方へ引出され、センターピラーの上端部近傍に設けられたショルダアンカ18を通過して、車両の下方へ折り返されている。車両下方へ折り返されたウェビング16の先端は、車両用のシート20の側方で車体に固定されたアンカ部材としてのアンカ22に係止されている。本実施の形態に係るタング10は、ウェビング16の先端(アンカ22に係止される部分)とショルダアンカ18との間に設けられている。
なお、本実施の形態は、車体側にウェビング巻取装置14やアンカ22が固定された構成である。しかしながら、例えば、ウェビング巻取装置14はシート20を構成するシートバック24に内蔵される構成であってもよいし、シートバック24の後方にウェビング巻取装置14が設けられる構成であってもよい。また、アンカ22も車体ではなく、シート20の骨格等を構成する部材に取り付けられる構成であってもよい。
シート20を介してウェビング巻取装置14やアンカ22の配置位置と反対側にはバックル26が車体又はシート20の骨格等を構成する部材に固定されている。詳細に関しては後述するが、タング10はバックル26に装着できるようになっている。シート20のシートクッション28に着座した乗員30がタング10を引っ張ると、ウェビング16がウェビング巻取装置14のスプールから引出される。このようにして引出されたウェビング16が、前方から乗員30の身体に掛け回されて、タング10がバックル26に装着されると、乗員30の身体にウェビング16が装着される。
この状態では、ウェビング16におけるタング10とアンカ22との間の部分は、ラップウェビング32とされて、乗員30の腰部がラップウェビング32によって前方から拘束される。これに対して、ウェビング16におけるショルダアンカ18とタング10との間の部分は、ショルダウェビング34とされて、乗員30の肩部や胸部等がショルダウェビング34によって前方から拘束される。
なお、本実施の形態のシートベルト装置12は、例えば、車両の運転席や助手席等の一人掛のシート20に対応した構成であるが、例えば、車両の後部座席等に用いられる複数人掛のベンチシートに本発明を適用することができる。このようなベンチシートに本発明を適用する場合、ベンチシートにおける乗員30の着座位置に対してシート幅方向一方の側にウェビング巻取装置14やアンカ22が設けられ、他方の側にバックル26が設けられる。
<タング10の構成>
図2にはタング10の構成の概略が分解斜視図により示されており、図4にはタング10の構成が側面断面図により示されている。なお、図2以降の各図において、矢印L1は後述するタング本体40(又はタング本体112)の基端側を示し、矢印L2はタング本体40(又はタング本体112)の先端側を示す。また、矢印W1はタング本体40(又はタング本体112)の幅方向一端側を示し、矢印L2はタング本体40(又はタング本体112)の幅方向他端側を示す。さらに、矢印T1はタング本体40(又はタング本体112)の厚さ方向一端側を示し、矢印T2はタング本体40(又はタング本体112)の厚さ方向他端側を示す。
これらの図に示されるように、タング10はタング本体40を構成する芯金42を備えている。芯金42は金属平板を打ち抜いて曲げ成形することにより形成されている。この芯金42は挿込部44を備えている。タング10がバックル26に装着される際には、挿込部44がバックル26に形成された開口からバックル26に挿入される。挿込部44には透孔46が形成されている。挿込部44がバックル26に挿入されると、バックル26に設けられたラッチが透孔46に入り込む。挿込部44がバックル26から抜け出ようとすると、ラッチが透孔46の内周部に当接する。これによって、バックル26から抜け出る方向への挿込部44の移動が規制される。これによって、タング10がバックル26に装着される。
また、図4に示されるように、芯金42において挿込部44よりもタング本体40の基端側は基部48とされている。基部48は、タング本体40の幅方向を軸方向とする軸周りにクランク状(鉤状)に曲げ成形することによって形成されている。基部48においてクランク状に曲げ成形された部分には、タング本体40の厚さ方向に貫通した図示しない孔部(例えば、矩形孔)が形成されている。さらに、基部48は合成樹脂材によって形成された被覆部52により被覆されている。
この被覆部52にはスライダ収容部54が形成されている。スライダ収容部54は、上述した基部48の孔部に対応する部分に形成されている。このスライダ収容部54は、タング本体40の厚さ方向一方の側へ向けて開口していると共にタング本体40の先端側へ向けて開口している。
また、被覆部52にはウェビング通過孔56が形成されている。ウェビング通過孔56においてタング本体40の先端側の端部はスライダ収容部54の内面にて開口している。これに対して、ウェビング通過孔56においてタング本体40の基端側の端部は被覆部52の外面にて開口している。ショルダアンカ18からアンカ22へ向かうウェビング16は、ウェビング通過孔56を通過してからスライダ収容部54を通過する。
また、スライダ収容部54の内側にはクランプ部材としてのスライダ62が設けられている。スライダ62は金属部材によってタング本体40の幅方向に貫通した略筒形状に形成されている。スライダ62は摺接部64を備えている。摺接部64では、スライダ62の外面が平面状とされている。スライダ収容部54において、この摺接部64と対向する面はガイド面66とされている。ガイド面66は、タング本体40の基端側への向きに対してタング本体40の厚さ方向他方の側へ漸次変位するように傾斜した傾斜面とされている。スライダ62の摺接部64はガイド面66に当接している。スライダ62は、ガイド面66に案内されることによってガイド面66に沿って移動できる。
また、スライダ62にはスライダ側クランプ部68が形成されている。スライダ側クランプ部68は、スライダ62の外周面がタング本体40の幅方向を軸方向とする軸周りに適宜に屈曲又は湾曲されることによって側面視で波状に形成されている。一方、タング本体40のスライダ収容部54の内側には、本体側クランプ部70が形成されている。本体側クランプ部70は、ガイド面66に沿ったスライダ62の移動方向にスライダ側クランプ部68と対向している。
本体側クランプ部70は、側面視でタング本体40の幅方向を軸方向とする軸周りに適宜に屈曲又は湾曲した波状に形成されている。スライダ62は、ガイド面66に沿って一方へスライドすると、スライダ側クランプ部68が本体側クランプ部70に接近する。なお、以下、スライダ側クランプ部68が本体側クランプ部70に接近する向きを、便宜上、「クランプ方向」と称する。
本体側クランプ部70の凹部は、クランプ方向にスライダ側クランプ部68の凸部と対向し、本体側クランプ部70における凸部はクランプ方向にスライダ側クランプ部68における凹部と対向している。このため、スライダ62がクランプ方向にスライドすると、ウェビング16は本体側クランプ部70とスライダ側クランプ部68とにクランプされ、本体側クランプ部70の凹凸と、スライダ側クランプ部68の凹凸とに倣うように湾曲される。
また、スライダ62には掛け回し部72が形成されている。図4に示されるように、ウェビング通過孔56を通過してスライダ収容部54に入り込んだウェビング16は、スライダ62におけるスライダ側クランプ部68とは反対側で掛け回し部72に掛け回される。このように掛け回し部72に掛け回されたウェビング16は、掛け回し部72よりも長手方向基端側(すなわち、ショルダアンカ18側)がショルダウェビング34となり、長手方向先端側(すなわち、アンカ22側)がラップウェビング32となる。
さらに、図2及び図4に示されるように、スライダ62には、タング本体40の幅方向に貫通する収容部73が形成されている。この収容部73には、各々が押圧部材として付勢手段を構成する一対の押圧片82が設けられている。図2に示されるように、押圧片82は、外周形状が収容部73の内周形状に略一致(厳密には僅かに小さな)板状又はブロック状に形成されている。これらの押圧片82の一方は、収容部73の一端から収容部73に嵌挿されて、その先端が収容部73の一端側へ向けられている。これに対して、他方の押圧片82は、収容部73の他端から収容部73に嵌挿されて、その先端が収容部73の他端側へ向けられている。
これらの押圧片82における収容部73の貫通方向中央側の部分には、ばね係止溝84が形成されている。これらの押圧片82の間には、付勢部材として付勢手段を構成する圧縮コイルばね86が配置されている。圧縮コイルばね86の一端は、一方の押圧片82に形成されたばね係止溝84に係止されており、圧縮コイルばね86の他端は、他方の押圧片82に形成されたばね係止溝84に係止されている。一対の押圧片82は、圧縮コイルばね86の付勢力によって互いに離間する向き、すなわち、タング本体40の幅方向外側へ付勢されている。
また、各押圧片82の先端には、係合突起88が形成されている。図5に示されるように、この係合突起88は押圧片82からの突出方向へ向けて外周形状が漸次小さくなるテーパ形状となっている。
一方、図2、図3、及び図5に示されるように、スライダ収容部54の内壁には付勢手段を構成するガイド部92が形成されている。ガイド部92は、スライダ収容部54の内壁においてタング本体40の幅方向両側の部分に形成されている。これらのガイド部92の一方は、一方の押圧片82の係合突起88と対向しており、他方のガイド部92は、他方の押圧片82の係合突起88と対向している。各ガイド部92はガイド斜面94を備えている。
ガイド斜面94は上記のクランプ方向へ向けて漸次タング本体40の幅方向中央側へ変位する斜面とされている。さらに、ガイド斜面94にはガイド溝96が形成されている。ガイド溝96の開口幅は、係合突起88の突出方向基端側における外径寸法よりも小さく設定されている。しかも、ガイド溝96の開口幅は上記のクランプ方向へ向けて漸次狭くなるように設定されている。このガイド溝96のクランプ方向とは反対側には保持孔98が形成されている。この保持孔98は内径寸法がガイド溝96の開口幅よりも大きく設定されている。
<第1の実施の形態の作用、効果>
次に、本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
本タング10では、圧縮コイルばね86の付勢力によって押圧片82が収容部73の貫通方向外側(すなわち、タング本体40の幅方向外側)へ付勢される。これにより、初期状態では押圧片82の係合突起88が保持孔98の内側に入り込んでいる。この状態でスライダ62がクランプ方向へスライドするには、係合突起88の先端側が保持孔98からガイド溝96に移動できるまで、押圧片82が圧縮コイルばね86の付勢力に抗して収容部73の貫通方向内側へスライドしなくてはならない。
このため、シート20のシートクッション28に着座した乗員30が、身体にウェビング16を装着するためにタング10と共にウェビング16を引っ張っても、ウェビング16の張力でスライダ62がクランプ方向へスライドすることを防止又は抑制できる。
一方、乗員30の身体にウェビング16が装着された状態では、図4に示されるように、ウェビング通過孔56を通過してスライダ収容部54内に入り込んだウェビング16が、スライダ62の掛け回し部72に掛け回される。このようにして掛け回し部72に掛け回されたウェビング16の長手方向先端側は、スライダ収容部54を抜け出つつウェビング16の長手方向基端側へ折り返される。この状態では、乗員30の腰部がシート20の前方や上方からラップウェビング32によって拘束され、乗員30の肩部や胸部がシート20の前方からショルダウェビング34によって拘束される。
このウェビング16の装着状態で、例えば、車両が急減速すると乗員30の身体によってウェビング16におけるラップウェビング32及びショルダウェビング34の双方がシート20の前方へ引っ張られる。このようにラップウェビング32及びショルダウェビング34が引っ張られると、スライダ62がウェビング16によってクランプ方向へ引っ張られる。
これによって、スライダ62がクランプ方向へスライドしようとする力が充分に大きいと、各押圧片82が圧縮コイルばね86の付勢力に抗して収容部73の貫通方向中央側へ移動する。これによって、図7に示されるように、係合突起88が保持孔98から抜け出て、ガイド溝96に入り込む。
ガイド溝96に係合突起88が入り込んだ状態でスライダ62がクランプ方向へスライドすると、ウェビング16はスライダ側クランプ部68に押圧されて本体側クランプ部70に押し付けられる。これにより、図6に示されるように、ウェビング16は、スライダ側クランプ部68及び本体側クランプ部70の凹凸に倣って湾曲されつつ、スライダ側クランプ部68と本体側クランプ部70とによってクランプされる。このように、ウェビング16がクランプされることによって、ウェビング16におけるショルダウェビング34側の部分がスライダ収容部54を通過してラップウェビング32側へ移動することを防止又は抑制できる。
ここで、ガイド溝96はクランプ方向へ向けて漸次開口幅が狭くなる。このため、ガイド溝96に入り込んだ係合突起88がクランプ方向へ移動するには、係合突起88の外周形状がガイド溝96の開口幅に対応する位置まで押圧片82が収容部73の貫通方向内側へスライドしなくてはならない。しかも、このガイド溝96が形成されたガイド斜面94はクランプ方向へ向けてタング本体40の幅方向中央側へ変位している。
したがって、押圧片82はこのガイド斜面94の変位量に相当するストローク分も収容部73の貫通方向内側へスライドしなくてはならない。このため、初期状態からウェビング16をクランプするまでのスライダ62の移動ストロークが短くても、収容部73内への押圧片82のスライドストロークを長くできる。これにより、スライダ62がウェビング16をクランプするために必要なウェビング16の張力を比較的高く設定できる。
しかも、押圧片82を付勢する圧縮コイルばね86の付勢方向は収容部73の貫通方向、すなわち、タング本体40の幅方向である。スライダ62にはウェビング16が掛け回されるという構成上、スライダ62におけるタング40の幅方向に沿った寸法は、ウェビング16の幅寸法以上である。このため、クランプ方向やタング10の厚さ方向に比べて押圧片82のスライドストロークを充分に長く設定でき、これにより、タング本体40のクランプ方向や厚さ方向の寸法を大型化することなく、スライダ62をクランプ方向とは反対方向に付勢するための構成を設けることができる。
なお、本実施の形態では、ガイド斜面94は平面状の斜面であったが、平面状でなく曲面形状としてもよい。
また、本実施の形態ではガイド斜面94にガイド溝96を形成した構成であったが、ガイド斜面94とガイド溝96とは何れか一方だけが形成される構成でもよい。
<第2の実施の形態の構成>
次に、第2の実施の形態について説明する。
図8には第2の実施の形態に係るシートベルト装置用タング110(以下、単に「タング110」と称する)の全体構成の概略が側面断面図により示されている。
この図に示されるように、タング110はタング本体112を構成する芯金114を備えている。芯金114は金属平板を打ち抜き、更に、曲げ成形することにより形成されている。この芯金114は挿込部116を備えている。
また、芯金114におけるタング本体112の基端側は基部118とされている。図8に示されるように、基部118は側壁120を備えている。側壁120は挿込部116の基端部から芯金114を構成する板材をタング本体112の厚さ方向一方へ向けて屈曲させることで形成されている。
また、基部118は底壁122を備えている。底壁122は側壁120の挿込部116とは反対側の端部から連続して形成されている。底壁122は、側壁120の挿込部116とは反対側の端部を軸に、芯金114を構成する板材をタング本体112の基端側へ屈曲させることで形成されている。
さらに、図8に示されるように、基部118は側壁124を備えている。側壁124は底壁122の側壁120とは反対側の端部から連続して形成されている。側壁124は、底壁122の側壁120とは反対側の端部を軸に、芯金114を構成する板材をタング本体112の厚さ方向他方の側へ屈曲させることで形成されている。このように、基部118において側壁120、底壁122、及び側壁124にて構成される部分は、その断面形状がタング本体112の厚さ方向他方へ向けて開口した凹形状となっている。
また、この基部118には開口部126、128が形成されている。開口部126は側壁120から底壁122に亘って形成されている。これに対して開口部128は底壁122から側壁124に亘って形成されている。
このような構成の基部118は、合成樹脂材によって形成された被覆部132により被覆されている。この被覆部132において側壁120、底壁122、及び側壁124を被覆した部分はスライダ収容部134とされている。このスライダ収容部134は、断面形状がタング本体112の厚さ方向他方の側へ向けて開口した凹形状とされている。また、被覆部132にはウェビング通過孔138が形成されている。ウェビング通過孔138は上述した開口部126の内周部が被覆部132を構成する合成樹脂材により被覆されることで形成されており、被覆部132の内側であるスライダ収容部134の内側と被覆部132の外側とを連通している。
また、被覆部132にはウェビング通過孔140が形成されている。ウェビング通過孔140は上述した開口部128の内周部が被覆部132を構成する合成樹脂材により被覆されることで形成されている。但し、ウェビング通過孔140はその貫通方向がタング本体112の厚さ方向に沿っており、スライダ収容部134と被覆部132の外側とを連通している。
上述したウェビング16は、ショルダウェビング34がウェビング通過孔140を通過してスライダ収容部134の内側に入り込み、更に、ウェビング通過孔138を通過してタング本体112の外側へ延びている。さらに、スライダ収容部134は、その開口側からカバー136が装着される。これによって、スライダ収容部134が隠される。
このスライダ収容部134の内側にはクランプ部材としてのスライダ142が設けられている。スライダ142は、金属材料によってタング本体112の幅方向に貫通した筒形状に形成され、その内側は収容部73とされている。スライダ142はスライダ収容部134の底面に摺接しており、スライダ142はスライダ収容部134の底面に案内されて側壁120側や側壁124側へ移動可能である。なお、以下、スライダ収容部134の底面に沿ったスライダ142の側壁124側のスライド方向を便宜上『クランプ方向』と称する。
また、スライダ142は掛け回し部144を備えている。掛け回し部144の外周面にはウェビング通過孔138を通過してスライダ収容部134の内側に入り込んだウェビング16が掛け回される。
一方、スライダ142のクランプ方向側の部分はスライダ側クランプ部146とされている。これに対して、スライダ収容部134の内壁のうち、クランプ方向にスライダ側クランプ部146と対向する部分は厚肉部152とされている。この厚肉部152では、側壁124の厚さ方向に沿った被覆部132の寸法が他の部分よりも厚く形成されており、被覆部132において側壁124を被覆している部分のうちウェビング通過孔140より底壁122側の部分よりもスライダ収容部134の内側に庇状に突出している。
この厚肉部152におけるスライダ収容部134の内側で且つスライダ収容部134の底面側の角部は、本体側クランプ部154とされている。この本体側クランプ部154は、スライダ142のスライダ側クランプ部146とクランプ方向に対向している。図9に示されるように、スライダ142がクランプ方向にスライドすると、スライダ側クランプ部146が本体側クランプ部154に接近する。スライダ側クランプ部146が本体側クランプ部154に接近することによって、ウェビング16はスライダ側クランプ部146と本体側クランプ部154とにクランプされる。
一方、図10に示されるように、スライダ収容部134内には、アーム支持部162が形成されている。アーム支持部162は、スライダ収容部134の内壁のうちタング本体112の幅方向両側の壁部に形成されている。これらのアーム支持部162は、タング本体112の幅方向中央側へ向けて開口している。これらのアーム支持部162の内側には付勢手段を構成するアーム164の基端側が入り込んでいる。アーム164は収容部73の貫通方向及びクランプ方向の双方に対して直交する方向(図10における紙面奥行き方向及び紙面手前方向)を軸方向とする軸周りに回動可能にアーム支持部162に支持されている。
これらのアーム164の先端側は収容部73の開口端から収容部73の内側に入り込んでいる。また、アーム164の先端には、ばね係止突起166が形成されている。さらに、スライダ142の内側には付勢手段を構成する圧縮コイルばね172が設けられている。
この圧縮コイルばね172の一端は一方のアーム164のばね係止突起166に係止されており、他端が他方のアーム164のばね係止突起166に係止されている。両アーム164の先端側は、圧縮コイルばね172によって収容部73の貫通方向外側(タング本体112の幅方向外側)へ付勢されている。両アーム164の先端は圧縮コイルばね172の付勢力によって収容部73の内周部におけるクランプ方向とは反対側の部分に圧接しており、これにより、スライダ142がクランプ方向とは反対方向へ付勢される。
また、スライダ142の内側には可撓性を有するワイヤ174が設けられている。ワイヤ174の一端は一方のアーム164に係止されており、他端は他方のアーム164に係止されている。ワイヤ174が伸直した状態では、圧縮コイルばね172の付勢力によるアーム164の回動が規制される。このため、圧縮コイルばね172の付勢力に基づいてアーム164の先端がスライダ142の内周部に付与する押圧力の増加が抑制される。
<第2の実施の形態の作用、効果>
次に、本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
乗員30の身体に対するウェビング16の装着状態で、例えば、車両が急減速すると、乗員30の身体によって、ウェビング16におけるラップウェビング32及びショルダウェビング34の双方がシート20の前方へ引っ張られる。このようにラップウェビング32及びショルダウェビング34が引っ張られると、スライダ142がウェビング16によってクランプ方向へ引っ張られる。
一方、アーム164の先端は、圧縮コイルばね172の付勢力によってスライダ142の内周部に圧接され、これによって、スライダ142はクランプ方向とは反対方向へ付勢される。上述したウェビング16からスライダ142に付与された引っ張り力が、圧縮コイルばね172の付勢力によってアーム164の先端がスライダ142を押圧する押圧力を上回ると、図10の(B)や図9に示されるようにスライダ142はこの押圧力に抗してクランプ方向へスライドする。
このようにスライダ142がクランプ方向へスライドすると、ウェビング16がスライダ側クランプ部146に押圧されて本体側クランプ部154に圧接される。これにより、図9に示されるように、ウェビング16はスライダ142と本体側クランプ部154とによってクランプされる。このようにして、ウェビング16におけるショルダウェビング34側の部分がスライダ収容部134を通過してラップウェビング32側へ移動することを防止又は抑制できる。
このように本実施の形態では、スライダ142を付勢する圧縮コイルばね172の付勢方向は収容部73の貫通方向、すなわち、タング本体112の幅方向である。スライダ142にはウェビング16が掛け回されるという構成上、スライダ142においてタング本体112の幅方向に沿った寸法は、ウェビング16の幅寸法以上である。このため、クランプ方向やタング110の厚さ方向に比べて圧縮コイルばね172の弾性変形量を充分に長く設定できる。これによって、タング110におけるクランプ方向や厚さ方向の寸法を大型化することなく、スライダ142をクランプ方向とは反対方向に付勢するための構成を設けることができる。
<第3の実施の形態>
次に、第3の実施の形態について説明する。
図11には第3の実施の形態に係るシートベルト装置用タング190(以下、単に「タング190」と称する)の要部の構成の概略が、前記第2の実施の形態を説明するために用いた図10に対応する断面図により示されている。
この図に示されるように、タング190はワイヤ174を備えていない。また、本タング190ではスライダ142の内側に凸部192が形成されている。凸部192はスライダ142の内周部におけるクランプ方向とは反対側の部分に形成されている。
図11の(A)に示されるように、初期状態(スライダ142がクランプ方向へスライドしていない状態)においては、圧縮コイルばね172の中間部がクランプ方向側から凸部192に圧接している。これによって、スライダ142はクランプ方向とは反対方向へ付勢される。また、初期状態では、圧縮コイルばね172が収容部73の貫通方向に対して撓んでいる。このため、初期状態では、圧縮コイルばね172における収容部73の貫通方向に沿った付勢力が弱まる。
これに対して、図11の(B)に示されるように、スライダ142がクランプ方向へスライドし、これにより、アーム164におけるばね係止突起166の位置が、収容部73内でクランプ方向側へ回動すると、圧縮コイルばね172の撓みが解消される。このように、圧縮コイルばね172の撓みが解消されることで、圧縮コイルばね172の付勢力の向きをスライダ142の貫通方向に沿い、それまでよりも大きな力でスライダ142をクランプ方向とは反対方向へ付勢できる。
また、本実施の形態も基本的に前記第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
<第4の実施の形態>
次に、第4の実施の形態について説明する。
図12には第4の実施の形態に係るシートベルト装置用タング200(以下、単に「タング200」と称する)の要部の構成の概略が、前記第2の実施の形態を説明するために用いた図10に対応する断面図により示されている。
この図に示されるように、タング200は前記第2の実施の形態におけるアーム164に代わり付勢手段を構成するアーム202を備えている。アーム202は、前記第2の実施の形態におけるアーム164と同様に、アーム支持部162に支持されている。また、アーム202は、前記第2の実施の形態におけるアーム164と同様に、収容部73の貫通方向及びクランプ方向の双方に対して直交する方向(図12における紙面奥行き方向及び紙面手前方向)を軸方向とする軸周りに回動可能である。
また、これらのアーム202の先端側は、収容部73の開口端から収容部73の内側に入り込んでいる。また、各アーム202の先端には、ばね係止突起204が形成されている。さらに、収容部73の内側には、付勢手段を構成する引っ張りコイルばね206が設けられている。この引っ張りコイルばね206の一端は一方のアーム202のばね係止突起204に係止されており、他端が他方のアーム202のばね係止突起204に係止されている。両アーム202は、引っ張りコイルばね206の付勢力によって、基端側から先端側への向きが収容部73の貫通方向に沿うように付勢されている。
また、アーム202の中間部には圧接片208が形成されている。圧接片208の先端はスライダ142の内周部におけるクランプ方向とは反対側の部分に圧接しており、これにより、スライダ142がクランプ方向とは反対方向へ付勢される。
このように本実施の形態では、スライダ142を付勢する引っ張りコイルばね206の付勢方向は、前記第2の実施の形態における圧縮コイルばね172とは反対であるものの、収容部73の貫通方向(タング本体112の幅方向)である。スライダ142にはウェビング16が掛け回されるという構成上、スライダ142におけるタング本体112の幅方向に沿った寸法は、ウェビング16の幅寸法以上である。このため、クランプ方向やタング200の厚さ方向に比べて引っ張りコイルばね206の弾性変形量を充分に長く設定でき、これにより、タング200におけるクランプ方向や厚さ方向の寸法を大型化することなく、スライダ142をクランプ方向とは反対方向に付勢するための構成を設けることができる。
<第5の実施の形態>
次に、第5の実施の形態について説明する。
図13には、第5の実施の形態に係るシートベルト装置用タング250(以下、単に「タング250」と称する)の要部の構成の概略が、前記第1の実施の形態を説明するために用いた図2に対応する分解斜視図により示されている。また、図14にはタング250の要部の構成が平面断面図により示されている。
この図13及び図14の(A)に示されるように、本タング250は、押圧片82に代わり押圧部材として付勢手段を構成する押圧ピース252を備えている。
押圧ピース252は、第1押圧部254を備えている。第1押圧部254は本体256を備えている。本体256における収容部73の一端側の端部には係合突起258が形成されている。この係合突起258は、基本的に前記第1の実施の形態において押圧片82に形成された係合突起88と同じ構成である。また、本体256の基端部(本体256における収容部73の他端側の端部)には、ばね係止部260が形成されている。ばね係止部260の本体256とは反対側には圧縮コイルばね86が設けられており、圧縮コイルばね86はばね係止部260に圧接している。
また、このばね係止部260と、収容部73の内周部におけるクランプ方向側の部分との間には、収容部73の貫通方向に沿った所定長さの隙間261が形成されている。さらに、ばね係止部260の本体256とは反対側の端部には結合腕262が形成されている。結合腕262は、ばね係止部260のクランプ方向とは反対側の部分から収容部73の他端側へ延びるように形成されている。
また、押圧ピース252は、第2押圧部264を備えている。第2押圧部264は本体266を備えている。本体266における収容部73の他端側の端部には係合突起268が形成されている。この係合突起268は、基本的に前記第1の実施の形態において押圧片82に形成された係合突起88と同じ構成である。また、本体266の基端部(本体266における収容部73の一端側の端部)には、ばね係止部270が形成されている。ばね係止部270の本体266とは反対側には圧縮コイルばね86が設けられており、圧縮コイルばね86はばね係止部270に圧接している。
また、このばね係止部270と、収容部73の内周部におけるクランプ方向とは反対側の部分との間には、収容部73の貫通方向に沿った所定長さの隙間271が形成されている。この収容部73の貫通方向に沿った隙間271の長さは、上記の隙間261と同じ長さに設定されている。この隙間271における収容部73の一端側には、第1押圧部254の結合腕262の先端が入り込んでいる。
この結合腕262の先端とばね係止部270とは連結部282によって連結されている。さらに、ばね係止部270の本体266とは反対側の端部には結合腕272が形成されている。結合腕272は、ばね係止部270のクランプ方向側の部分から収容部73の一端側へ延びるように形成されている。この結合腕272の先端は、上記の隙間261における収容部73の他端側に入り込んでいる。結合腕272の先端とばね係止部260とは連結部284によって連結されている。
以上の構成の本実施の形態では、スライダ62がウェビング16によって比較的弱い力で引っ張られ、これによって、スライダ62がクランプ方向へ移動しようとすると、第1押圧部254の係合突起258及び第2押圧部264の係合突起268は、ガイド部92のガイド斜面94及びガイド溝96からの反力によって収容部73の貫通方向中央側へ移動しようとする。
ここで、第1押圧部254と第2押圧部264とは連結部282、284によって一体的に連結されている。第1押圧部254及び第2押圧部264が収容部73の貫通方向中央側へ移動しようとすると、連結部282、284にはせん断荷重が作用する。しかしながら、このせん断荷重が連結部282、284の機械的強度よりも低いと連結部282、284は破断されない。このため、第1押圧部254と第2押圧部264とは一体的に連結された状態で維持される。したがって、第1押圧部254及び第2押圧部264は、収容部73の貫通方向中央側へ移動できず、ひいては、スライダ62はクランプ方向へ移動できない。
一方、車両が急減速した際にウェビング16が乗員30の身体によって引っ張られた場合には、上述した連結部282、284に作用するせん断荷重が連結部282、284の機械的強度を上回る。これによって、連結部282、284が破断されると、第1押圧部254と第2押圧部264との連結が解消される。この状態では、図14の(B)に示されるように、スライダ62がクランプ方向へ移動するにしたがい、第1押圧部254及び第2押圧部264は、ガイド部92のガイド斜面94及びガイド溝96からの反力によって収容部73の貫通方向中央側へ移動する。
すなわち、このように連結部282、284が破断されて第1押圧部254と第2押圧部264との連結が解消された状態では、第1押圧部254及び第2押圧部264が、前記第1の実施の形態に係るタング10の押圧片82と同じ機能を奏する。このため、本実施の形態は、前記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、上記のように、第1押圧部254及び第2押圧部264は、連結部282、284が破断されて、第1押圧部254と第2押圧部264との連結が解消されないと、収容部73の貫通方向中央側へ移動できず、ひいては、スライダ62はクランプ方向へ移動できない。このため、ウェビング16が乗員30の身体に装着される際に連結部282、284に作用するせん断荷重では、連結部282、284が破断されないように連結部282、284の機械的強度を設定することによって、ウェビング16が乗員30の身体に装着される際にスライダ62がクランプ方向へ移動することを防止できる。これにより、圧縮コイルばね86の付勢力を、ウェビング16が乗員30の身体に装着される際に第1押圧部254及び第2押圧部264がガイド部92のガイド斜面94及びガイド溝96から受ける反力より小さく設定できる。
また、ウェビング16が乗員30の身体に装着される際にスライダ62に付与される引っ張り力では、スライダ62は押圧ピース252に設けられた連結部282、284によってクランプ方向への移動が規制される構成である。しかも、連結部282、284が形成された押圧ピース252はスライダ62の収容部73内に設けられる。このため、スライダ62の形状を単純化できる。
また、第1押圧部254と第2押圧部264とは一体的に連結され、しかも、第1押圧部254と第2押圧部264との間に圧縮コイルばね86が設けられる。このため、収容部73内に押圧ピース252や圧縮コイルばね86を配置する際の作業が容易になる。
10 シートベルト装置用タング
12 シートベルト装置
16 ウェビング
26 バックル
40 タング本体
42 芯金
44 挿込部
62 スライダ(クランプ部材)
73 収容部
82 押圧片(付勢手段、押圧部材)
86 圧縮コイルばね(付勢手段、付勢部材)
92 ガイド部
94 ガイド斜面
96 ガイド溝
110 シートベルト装置用タング
112 タング本体
114 芯金
116 挿込部
142 スライダ(クランプ部材)
164 アーム(付勢手段)
172 圧縮コイルばね(付勢手段)
190 シートベルト装置用タング
200 シートベルト装置用タング
202 アーム(付勢手段)
206 引っ張りコイルばね(付勢手段)
250 シートベルト装置用タング
252 押圧ピース(付勢手段、押圧部材)
254 第1押圧部
264 第2押圧部
282 連結部
284 連結部

Claims (6)

  1. ウェビングが内側を通過して前記ウェビングの長手方向に移動可能に前記ウェビングに設けられると共に、バックルに挿し込み可能な挿込部を有するタング本体と、
    前記タング本体に対して所定の方向へ移動可能に前記タング本体に設けられると共に、前記ウェビングが掛け回され、前記ウェビングに引っ張られることによって前記所定の方向へ移動して、前記タング本体とで前記ウェビングをクランプするクランプ部材と、
    前記タング本体の幅方向へ向いた付勢力を有し、この付勢力によって前記クランプ部材を間接的に前記所定方向とは反対方向へ付勢する付勢手段と、
    を備えるシートベルト装置用タング。
  2. 前記クランプ部材は、
    前記タング本体の幅方向側の端部にて開口した収容部を有し、
    前記付勢手段は、
    前記収容部の内側に設けられた押圧部材と、
    前記収容部の内側に設けられて前記収容部の開口側へ前記押圧部材を付勢する付勢部材と、
    前記押圧部材の先端と対向するように前記タング本体に形成されて、前記押圧部材からの押圧力に基づく反力で前記押圧部材と共に前記クランプ部材を前記所定の方向とは反対側へ移動させるガイド部と、
    を含んで構成された請求項1に記載のシートベルト装置用タング。
  3. 前記ガイド部の前記押圧部材との当接部位は、前記所定の方向へ向かうにつれて、前記タング本体の幅方向中央側へ変位する斜面又は曲面とされた請求項2に記載のシートベルト装置用タング。
  4. 前記ガイド部は、前記押圧部材の先端が入り込み可能に形成されると共に、前記所定の方向とは反対側へ向けて漸次開口幅が大きくなるガイド溝を含んで構成され、前記押圧部材が前記所定の方向とは反対側へ移動するにつれて、前記付勢部材の付勢力で前記ガイド溝の奥へ前記押圧部材が入り込むように構成された請求項2又は請求項3に記載のシートベルト装置用タング。
  5. 前記収容部は、
    前記タング本体の幅方向に前記クランプ部材を貫通し、
    前記押圧部材は、
    先端が前記収容部の一端側へ向き、前記付勢部材の付勢力によって先端が前記収容部の一端の外側で前記ガイド部に圧接可能な第1押圧部と、
    前記収容部内における前記第1押圧部の前記付勢部材とは反対側に設けられて、先端が前記収容部の他端側へ向き、前記付勢部材の付勢力によって先端が前記収容部の他端の外側で前記ガイド部に圧接可能な第2押圧部と、
    前記第1押圧部と前記第2押圧部とを一体的に連結すると共に、前記第1押圧部と前記第2押圧部とが互いに接近することによって破断されて、前記第1押圧部と前記第2押圧部との連結を解消する連結部と、
    を含んで構成された請求項2から請求項4の何れか1項に記載のシートベルト装置用タング。
  6. 先端側が車両用のシートにおける乗員の着座位置の側方で前記シート又は車両の車体に直接又は間接的に係止されたウェビングと、
    前記着座位置を介して前記ウェビングの先端側の係止位置とは反対側に設けられたバックルと、
    前記請求項1から請求項5の何れか1項に記載のシートベルト装置用タングと、
    を備えるシートベルト装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016060458A (ja) * 2014-09-22 2016-04-25 タカタ株式会社 ベルト挿通具及びシートベルト装置
JP2018187968A (ja) * 2017-04-28 2018-11-29 芦森工業株式会社 シートベルト用ロッキングタングおよびシートベルト装置

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