JP2014111422A - シートベルト装置用タング及びシートベルト装置 - Google Patents

シートベルト装置用タング及びシートベルト装置 Download PDF

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輝彦 小出
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Abstract

【課題】ウェビングにその長手方向先端側への引っ張り力が付与された場合にクランプ部材を所定の方向へスライドさせることができるシートベルト装置用タング及びシートベルト装置を得る。
【解決手段】ウェビング16がその長手方向基端側に引っ張られると、パウル92はウェビング16との抗力によってパウル側係合歯96をクランパ側係合歯98に噛み合わせる方向への回転力が付与される。この場合にはパウル側係合歯96とクランパ側係合歯98とに噛み合いが維持され、クランパ62のクランプ方向へのスライドが制限される。これに対して、ウェビング16がその長手方向先端側に引っ張られると、パウル92はウェビング16との抗力によって回転される。これにより、パウル側係合歯96がクランパ側係合歯98から離間される。この場合にはパウル側係合歯96とクランパ側係合歯98との噛み合いが解除され、クランパ62はクランプ方向へスライドできる。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両のシートベルト装置に適用されるシートベルト装置用タング及びこのようなタングを備えたシートベルト装置に関する。
車両の三点式シートベルト装置を構成するウェビングはタングを備えている。このタングが、シート側方のバックルに装着されると、ウェビングにおけるタングよりもウェビング巻取装置側(長手方向基端側)は、ショルダウェビングとされて、乗員の肩部や胸部がショルダウェビングによって拘束される。また、ウェビングにおけるタングよりもアンカ側(長手方向先端側)は、ラップウェビングとされて乗員の腰部がラップウェビングによって拘束される。
一方、特許文献1に開示されたタング(特許文献1では「安全ベルト用ロッキングタング」と称している)は、クランプ部材(特許文献1では「ロッキングカム」と称している)を備えている。クランプ部材は、タングのベースの幅方向を軸方向とする軸周りに回動可能にベースに取り付けられている。このクランプ部材にはウェビングが掛け回されている。また、ベースにはスリット状の開口であるウェビングスロットが形成されている。
さらに、クランプ部材は捩じりコイルばねにより中心軸線周りの一方へ付勢されている。ウェビングに付与された引っ張り力が捩じりコイルばねの付勢力を上回ると、ウェビングとの抗力でクランプ部材が中心軸線周りの他方へ回動する。これにより、ウェビングがクランプ部材とベースとにクランプされる。
米国特許出願公開第2012/0068520号明細書
ところで、上記のようなクランプ部材には、ウェビングによって引っ張られることで直線的にスライドしてウェビングをクランプする構成もある。しかしながら、このような構成では、ウェビングは長手方向基端側(すなわち、ショルダウェビング側)、先端側(すなわち、ラップウェビング側)の何れの向きに引っ張られても、クランプ部材はスライドしようとする。
本発明は、上記事実を考慮して、ウェビングにその長手方向先端側への引っ張り力が付与された場合にクランプ部材を所定の方向へスライドさせることができるシートベルト装置用タング及びシートベルト装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係るシートベルト装置用タングは、ウェビング格納手段に長手方向基端側が係止されたウェビングが内側を通過して前記ウェビングの長手方向に移動可能に前記ウェビングに設けられると共に、バックルに挿し込み可能な挿込部を有するタング本体と、前記ウェビングが掛け回され、前記ウェビングに引っ張られることによって前記タング本体に対して所定の方向へ直線的にスライドし、前記所定の方向へスライドすることによって、前記ウェビングを前記タング本体とでクランプして、前記ウェビングがその長手方向に移動することを規制するクランプ部材と、前記クランプ部材の前記所定の方向へのスライドを制限すると共に、前記ウェビングが掛け回され、長手方向先端側へ引っ張られた前記ウェビングによって移動されて前記クランプ部材に対するスライド制限を解除する制限手段と、を備えている。
請求項1に記載の本発明に係るシートベルト装置用タングでは、タング本体の挿込部がバックルに挿し込まれる。この状態でウェビングがシートに着座した乗員の身体に掛け回されていれば、ウェビングは乗員の身体に装着され、乗員の身体はウェビングによって拘束される。
また、タング本体にはクランプ部材が設けられる。このクランプ部材にはウェビングが掛け回される。タング本体がバックルに装着される場合や、ウェビング格納手段に設けられたモータやプリテンショナが作動した場合には、ウェビングはその長手方向基端側へ引っ張られ、ウェビングが掛け回されたクランプ部材はウェビングによって所定の方向へ引っ張られる。しかしながら、この状態では、クランプ部材の所定の方向へのスライドが制限手段によって制限される。このため、この状態では、クランプ部材は所定の方向へスライドすることがなく、したがって、ウェビングがクランプ部材とタング本体とにクランプされることがない。
これにより、タング本体がバックルに装着される際には、ウェビングがタング本体内を自由に通過でき、容易にタング本体をバックルに装着できる。また、プリテンショナやモータが作動した場合には、ウェビングをその長手方向基端側へ引っ張って移動させることができる。これにより、ウェビングの弛み、特に、ウェビングにおいてタング本体よりも長手方向先端側の部分での弛みを容易に除去でき、ウェビングによって効果的に乗員の身体を拘束できる。
一方、例えば、車両が急減速すると、乗員の身体は車両前方側へ慣性移動しようとする。これによって、ウェビングにおいてタング本体よりも長手方向先端側の部分は、乗員の身体(例えば、腰部)に引っ張られる。このように、ウェビングがその長手方向先端側へ引っ張られると、制限手段によるクランプ部材の移動制限が解除される。
このため、この状態でクランプ部材がウェビングに引っ張られると、クランプ部材は所定の方向へ直線的にスライドする。このようにクランプ部材がスライドすると、ウェビングが、クランプ部材とタング本体とでクランプされる。これにより、ウェビングはその長手方向に移動することが規制される。このため、上記のように車両前方へ慣性移動しようとする乗員の身体が効果的に拘束される。
請求項2に記載の本発明に係るシートベルト装置用タングは、請求項1に記載の本発明において、前記制限手段は、前記タング本体に設けられると共に、前記クランプ部材に係合して前記クランプ部材の前記所定の方向へのスライドを制限し、前記ウェビングがその長手方向先端側へ引っ張られた場合に前記タング本体に対して移動して、前記クランプ部材との係合が解除されて前記クランプ部材に対するスライド制限を解除する。
請求項2に記載の本発明に係るシートベルト装置用タングによれば、タング本体に設けられた制限手段は、クランプ部材に係合している。これによって、クランプ部材は、所定の方向へのスライドが制限される。ウェビングがその長手方向先端側へ引っ張られると、制限手段はウェビングによってタング本体に対して移動される。このように制限手段が移動すると、制限手段はクランプ部材との係合が解除され、これにより、クランプ部材の制限手段によるスライド制限が解除される。
請求項3に記載の本発明に係るシートベルト装置用タングは、請求項2に記載の本発明において、前記制限手段は、前記タング本体に回動可能に支持されると共に、前記ウェビングが掛け回され、長手方向先端側へ移動しようとする前記ウェビングによって回動されて、前記クランプ部材に対する係合を解除する。
請求項3に記載の本発明に係るシートベルト装置用タングによれば、制限手段はタング本体に回動可能に支持される。この制限手段にはウェビングが掛け回される。ウェビングがその長手方向先端側へ移動しようとすると、制限手段はウェビングによって回動される。このように制限手段が回動すると、制限手段はクランプ部材との係合が解消され、クランプ部材は所定の方向へスライドできる。
請求項4に記載の本発明に係るシートベルト装置用タングは、請求項1に記載の本発明において、前記制限手段は、前記クランプ部材に設けられる共に、前記タング本体に係合し、前記タング本体に係合した状態では、前記クランプ部材の前記所定の方向へのスライドを制限し、前記ウェビングがその長手方向先端側へ引っ張られた場合に前記クランプ部材に対して移動して前記タング本体との係合が解除され、前記クランプ部材に対するスライド制限を解除する。
請求項4に記載の本発明に係るシートベルト装置用タングによれば、制限手段はクランプ部材に設けられる。この制限手段は、タング本体に係合しており、これによって、クランプ部材は、所定の方向へのスライドが制限される。ウェビングがその長手方向先端側へ引っ張られると、制限手段はウェビングによってクランプ部材に対して移動される。このように制限手段が移動すると、制限手段はタング本体との係合が解除され、これにより、クランプ部材の制限手段によるスライド制限が解除される。
請求項5に記載の本発明に係るシートベルト装置用タングは、請求項4に記載の本発明において、前記制限手段は、前記クランプ部材に回動可能に支持されて、回動中心よりも一端側が前記タング本体に形成された凹部に入り込んで前記クランプ部材の前記所定の方向へのスライドを制限すると共に、前記回動中心よりも他端側は前記クランプ部材の外側で前記ウェビングが掛け回され、前記他端側が長手方向先端側へ移動しようとする前記ウェビングによって前記クランプ部材の外周面に沿って回動されると、前記一端側が前記凹部から抜け出る。
請求項5に記載の本発明に係るシートベルト装置用タングによれば、制限手段はクランプ部材に回動可能に支持される。このクランプ部材は、回動中心よりも一端側がタング本体に形成された凹部に入り込んでおり、これによって、クランプ部材は所定の方向へのスライドが制限される。
これに対して、クランプ部材における回動中心よりも他端側は、クランプ部材の外側でウェビングが掛け回される。ウェビングが長手方向先端側へ移動しようとし、これによって、クランプ部材の他端側がクランプ部材の外周面に沿って回動されると、クランプ部材の一端側がタング本体の凹部から抜け出る。これにより、クランプ部材の制限手段によるスライド制限が解除される。
請求項6に記載の本発明に係るシートベルト装置用は、車両用のシートにおける乗員の着座位置の側方で長手方向先端側が前記シート又は車両の車体に直接又は間接的に係止されたウェビングと、前記着座位置を介して前記ウェビングの長手方向先端側の係止位置とは反対側に設けられたバックルと、前記請求項1から請求項5の何れか1項に記載のシートベルト装置用タングと、
を備えている。
請求項6に記載のシートベルト装置によれば、ウェビングの長手方向先端側は、車両用のシートにおける乗員の着座位置の側方でシート又は車両の車体に直接又は間接的に係止される。また、シートにおける乗員の着座位置を介してウェビングの長手方向先端側の係止位置とは反対側にバックルが設けられる。シートに着座した乗員が身体にウェビングを装着する際には、ウェビングが乗員の身体に掛け回された状態で、シートベルト装置用タングがバックルに装着される。シートベルト装置用タングがバックルに保持されて、乗員の身体に対するウェビングの装着状態になる。
ここで、本発明に係るシートベルト装置を構成するシートベルト装置用タングは、上述した請求項1から請求項5の何れか1項に記載されたシートベルト装置用タングである。このため、上述した請求項1から請求項5の何れか1項の本発明と同じ作用を奏し、その結果、上述した請求項1から請求項5の何れか1項の本発明と同じ効果を得ることができる。
以上、説明したように、本発明は、ウェビングがその長手方向先端側へ引っ張られた場合にクランプ部材を所定の方向へスライドさせることができる。
第1の実施の形態に係るシートベルト装置の構成を概略的に示す正面図である。 第1の実施の形態に係るシートベルト装置用タングの構成を概略的に示す分解斜視図である。 第1の一実施の形態に係るシートベルト装置用タングの構成を概略的に示す側面断面図である。 ウェビングがクランプされた状態を示す図3に対応した側面断面図である。 制限手段及びクランプ部材の変形例を示す図3に対応した側面断面図である。 ウェビングがクランプされた状態を示す図5に対応した側面断面図である。 第2の実施の形態に係るシートベルト装置用タングの要部の構成を概略的に示す分解斜視図である。 第2の一実施の形態に係るシートベルト装置用タングの構成を概略的に示す図3に対応した側面断面図である。 制限手段の一端側が凹部から抜け出た状態を示す図8に対応した側面断面図である。 ウェビングがクランプされた状態を示す図0に対応した側面断面図である。
次に、本発明の各実施の形態について説明する。なお、以下の各実施の形態を説明するに際して、説明している実施の形態よりも前出の実施の形態と基本的に同一の部位に関しては、同一の符号を付与してその詳細な説明を省略する。
<第1の実施の形態の構成>
図1には第1の実施の形態に係るシートベルト装置用タング10(以下、単に「タング10」と称する)を用いたシートベルト装置12の全体構成の概略が正面図により示されている。
この図に示されるように、本シートベルト装置12は、ウェビング格納手段としてのウェビング巻取装置14を備えている。ウェビング巻取装置14は、例えば、車両のセンターピラーの下端側で、車両を構成する車体に固定されている。このウェビング巻取装置14にはスプール15が、例えば、車両の前後方向を軸方向とする軸周りに回転可能に設けられている。スプール15には、可撓性を有する長尺帯状に形成されたウェビング16の長手方向基端側が係止されている。ウェビング16の長手方向基端側は、上記のスプール15の外周部に巻取られた状態で格納されている。
また、ウェビング巻取装置14はプリテンショナ17を備えている。プリテンショナ17は、例えば、マイクロガスジェネレータが一端に装着されたシリンダを備えている。このシリンダの内側にはピストンが摺動可能に設けられている。ピストンにはラックバーが一体的に設けられており、マイクロガスジェネレータが作動してシリンダ内にガスが供給されると、このガスの圧力によってピストンと共にラックバーがシリンダの他端側へ移動される。このようにラックバーが移動すると、ラックバーがピニオンに噛み合い、これによって、ピニオンが回転される。このピニオンの回転力が上記のスプール15に伝わると、スプール15がウェビング16を巻取る巻取方向に回転され、これによって、ウェビング16がスプール15に巻取られる。
なお、プリテンショナ17の構成は上記のような構成に限定されるものではなく、作動することでスプール15を巻取方向に回転させる構成であればよい。
一方、ウェビング16におけるスプール15よりも先端側は、センターピラーに沿って車両の上方へ引出され、センターピラーの上端部近傍に設けられたショルダアンカ18を通過して、車両の下方へ折り返されている。車両下方へ折り返されたウェビング16の長手方向先端は、車両用のシート20の側方で車体に固定されたアンカ部材としてのアンカ22に係止されている。本実施の形態に係るタング10は、ウェビング16の長手方向先端(アンカ22に係止される部分)とショルダアンカ18との間に設けられている。
なお、本実施の形態は、車体側にウェビング巻取装置14やアンカ22が固定された構成である。しかしながら、例えば、ウェビング巻取装置14はシート20を構成するシートバック24に内蔵される構成であってもよいし、シートバック24の後方にウェビング巻取装置14が設けられる構成であってもよい。また、アンカ22も車体ではなく、シート20の骨格等を構成する部材に取り付けられる構成であってもよい。
シート20を介してウェビング巻取装置14やアンカ22の配置位置と反対側にはバックル26が車体又はシート20の骨格等を構成する部材に固定されている。詳細に関しては後述するが、タング10はバックル26に装着できるようになっている。シート20のシートクッション28に着座した乗員30がタング10を引っ張ると、ウェビング16がウェビング巻取装置14のスプールから引出される。このようにして引出されたウェビング16が、前方から乗員30の身体に掛け回されて、タング10がバックル26に装着されると、乗員30の身体にウェビング16が装着される。
この状態では、ウェビング16におけるタング10とアンカ22との間の部分は、ラップウェビング32とされて、乗員30の腰部がラップウェビング32によって前方から拘束される。これに対して、ウェビング16におけるショルダアンカ18とタング10との間の部分は、ショルダウェビング34とされて、乗員30の肩部や胸部等がショルダウェビング34によって前方から拘束される。
なお、本実施の形態のシートベルト装置12は、例えば、車両の運転席や助手席等の一人掛のシート20に対応した構成であるが、例えば、車両の後部座席等に用いられる複数人掛のベンチシートに本発明を適用することができる。このようなベンチシートに本発明を適用する場合、ベンチシートにおける乗員30の着座位置に対してシート幅方向一方の側にウェビング巻取装置14やアンカ22が設けられ、他方の側にバックル26が設けられる。
<タング10の構成>
図2にはタング10の構成の概略が分解斜視図により示されており、図3にはタング10の構成が側面断面図により示されている
これらの図に示されるように、タング10は、タング本体40を構成する芯金42を備えている。芯金42は、金属平板を打ち抜き、更に、曲げ成形することにより形成されている。芯金42は、挿込部44を備えている。挿込部44は、タング10をバックル26に装着する際にバックル26に形成された開口から挿入される。挿込部44には透孔46が形成されている。挿込部44がバックル26に挿入されると、バックル26に設けられたラッチが透孔46に入り込む。挿込部44がバックル26から抜け出ようとすると、ラッチが透孔46の内周部に当接する。これによって、挿込部44は、バックル26から抜け出る方向への移動が規制され、タング10がバックル26に装着される。
また、図3に示されるように、芯金42は基部48を備えている。基部48は、その幅方向を軸方向とする軸周りにクランク状(鉤状)に曲げ成形することによって形成されている。基部48においてクランク状に曲げ成形された部分には、基部48の厚さ方向に貫通した図示しない孔部(例えば、矩形孔)が形成されている。さらに、基部48は合成樹脂材によって形成された被覆部52により被覆されている。
この被覆部52にはクランパ収容部54が形成されている。クランパ収容部54は、上述した基部48の孔部に対応する部分に形成されている。このクランパ収容部54は基部48の厚さ方向一方の側(図3の右側)で開口していると共に挿込部44側(図3の下側)で開口している。
また、被覆部52にはウェビング通過孔56が形成されている。ウェビング通過孔56は挿込部44側とその反対側で開口するように被覆部52を貫通している。ウェビング通過孔56の挿込部44側の端部はクランパ収容部54に繋がっている。ショルダアンカ18からアンカ22へ向かうウェビング16は、ウェビング通過孔56を通過してからクランパ収容部54を通過する。
また、クランパ収容部54の内側にはクランプ部材としてのクランパ62が設けられている。クランパ62は外面が平面状の摺接部64を備えている。クランパ収容部54において摺接部64と対向する部分はガイド面66とされている。ガイド面66は挿込部44側の方向へ向けて漸次芯金42の厚さ方向一方の側へ変位する傾斜面とされ、クランパ62は、このガイド面66に案内されて移動する。
また、クランパ62にはクランプ部68が形成されている。クランプ部68は摺接部64に対してクランパ62の外周方向に沿った側方に形成されている。このクランプ部68では、クランパ62の外周面が凹形状に開口するように湾曲している。クランパ収容部54の内側には、クランプ部68に対向するように本体側クランプ部70が形成されている。
本体側クランプ部70は側面断面形状が芯金42の幅方向を軸方向とする軸周りに適宜に屈曲又は湾曲した波状に形成されている。この本体側クランプ部70における凸部は、ガイド面66沿ったクランパ62の移動方向にクランプ部68と対向している。このため、クランパ62がガイド面66に案内されて本体側クランプ部70側へスライドすると、クランプ部68の内側に本体側クランプ部70の凸部が入り込み、ウェビング16をその幅方向を軸方向とする軸周りに湾曲させつつ挟み込む。
このクランパ62のクランプ部68とは反対側は掛け回し部71とされている。この掛け回し部71にはウェビング16が掛け回される。ウェビング16は掛け回し部71(クランパ62)に掛け回された部分よりも先端側がラップウェビング32となり、掛け回し部71(クランパ62)に掛け回された部分よりも基端側がショルダウェビング34となる。クランパ62はクランプ部68とは反対側の掛け回し部71にウェビング16が掛け回されているため、ウェビング16が引っ張られると、クランパ62がウェビング16によって引っ張られる。これによって、クランパ62はガイド面66に案内されて本体側クランプ部70に接近する方向(以下、便宜上、この方向を「クランプ方向」と称する)へ移動できる。
また、図2に示されるように、クランパ62にはその長手方向(ウェビング16において掛け回し部71に掛け回された部分の幅方向)に沿って貫通した貫通孔72が形成されている。この貫通孔72には一対の復帰ピン74が収容されている。一方の復帰ピン74はその先端側が貫通孔72の一方の開口端から突出し、他方の復帰ピン74はその先端側が貫通孔72の他方の開口端から突出している。一方の復帰ピン74と他方の復帰ピン74との間には圧縮コイルばね76が配置されており、復帰ピン74を互いに離間させる方向へ付勢している。
これらの復帰ピン74は、その先端がクランパ収容部54の内面の一部である復帰斜面78と対向しており、復帰ピン74の先端は圧縮コイルばね76の付勢力によって復帰斜面78に圧接されている。両復帰斜面78の間隔は、クランプ方向へ向けて漸次狭くなっている。このため、クランパ62がクランプ方向へスライドすると、両復帰ピン74は、圧縮コイルばね76の付勢力に抗して互いに接近する。クランパ62をクランプ方向へ移動させるための外力が解消されると、クランパ62は、復帰ピン74の先端が受ける復帰斜面78からの押圧反力によってクランプ方向とは反対側へスライドされる。これによって、クランパ62は元の状態に戻る。
また、図2に示されるように、本タング10は制限手段としてのパウル92を備えている。パウル92はクランパ62における摺接部64とは反対側に設けられる。パウル92は係合部94を備えている。係合部94は長手方向がクランパ62の長手方向に沿った棒状又は板状に形成されている。この係合部94のクランパ62側の面にはパウル側係合歯96が形成されている。これに対して、クランパ62にはクランパ側係合歯98が形成されている。クランパ側係合歯98は、クランパ62の摺接部64とは反対側の面に形成されており、パウル側係合歯96はクランパ側係合歯98に噛み合うことができる。
一方、係合部94の長手方向両端には取付部100が形成されている。これらの取付部100には円孔102が形成されている。両取付部100の円孔102は、係合部94の長手方向に互いに同軸的に形成されている。これらの円孔102にはシャフト104が貫通配置されており、取付部100、すなわち、パウル92はシャフト104周りに回動が可能である。
このシャフト104の長手方向両端はクランパ収容部54の内面に形成された透孔に嵌め込まれることで固定されている。このようなシャフト104に支持されたパウル92はパウル側係合歯96がクランパ62のクランパ側係合歯98に噛み合うことで、クランパ62がクランプ方向へ移動することを制限する。
また、このパウル92における係合部94のパウル側係合歯96とは反対側の面にはウェビング16が掛け回される。ウェビング16がその長手方向に移動すると、パウル92はウェビング16との抗力によってシャフト104周りに回動される。ウェビング16がその長手方向基端側へ移動すると、パウル92はウェビング16によって係合部94のパウル側係合歯96をクランパ側係合歯98に噛み合わせる向きに回動される。これに対して、ウェビング16がその長手方向先端側へ移動すると、パウル92はウェビング16によって係合部94のパウル側係合歯96をクランパ側係合歯98から離間させる向きに回動される。
<本実施の形態の作用、効果>
本タング10を適用したシートベルト装置12では、乗員30がウェビング16を装着する際にタング10が把持され、タング10と共にウェビング16が引っ張られる。これによって、ウェビング巻取装置14のスプール15からウェビング16が引出される。このようにして引出されたウェビング16は、前方から乗員30の身体に掛け回される。この状態でタング10の挿込部44がバックル26に装着されると、タング10はバックル26によって保持され、ウェビング16が乗員30の身体に装着される。この状態で、ウェビング16のうちラップウェビング32が乗員30の腰部に掛け回され、ショルダウェビング34が乗員30の肩部から胸部を経て腹部に亘る範囲に掛け回される。
ここで、このようにウェビング16が乗員30によってタング10と共に引っ張られると、クランパ62はウェビング16によってクランプ方向へ引っ張られる。しかしながら、この状態でウェビング16に付与される引っ張り力は、ウェビング16の長手方向基端側(図3のF2方向)である。したがって、この状態でのパウル92の回転は、パウル92のパウル側係合歯96とクランパ62のクランパ側係合歯98との噛み合いを維持するように作用する。このため、クランパ62はクランプ方向へ移動することができない。
これにより、乗員30がウェビング16を装着するためにタング10と共にウェビング16を引っ張っても、クランパ62のクランプ部68とタング本体40の本体側クランプ部70とでウェビング16がクランプされることがない。このため、タング10と共にウェビング16が引っ張られた際には、ウェビング16は円滑にクランパ収容部54及びウェビング通過孔56を通過でき、タング10の芯金42をバックル26に容易に挿し込むことができる。
一方、車両が衝突した場合等の急減速状態が生じると、プリテンショナ17が作動する。このような場合には、ウェビング16がその基端側からスプール15に巻取られる。このため、このような場合にもウェビング16に付与される引っ張り力は、ウェビング16の長手方向基端側(図3のF2方向の荷重)である。このため、このような場合にも上記のようにパウル92のパウル側係合歯96とクランパ62のクランパ側係合歯98との噛み合いが維持される。
したがって、プリテンショナ17が作動した際にウェビング16がクランプされないため、プリテンショナ17によってスプール15にウェビング16を巻取らせ、ウェビング16のラップウェビング32やショルダウェビング34によって乗員30の身体を効果的に拘束できる。
次いで、プリテンショナ17の作動が終了した状態で乗員30の身体が車両前方側へ慣性移動しようとすると、ウェビング16におけるラップウェビング32が乗員30の身体によって引っ張られる。これにより、ウェビング16にはその長手方向先端側への引っ張り力(図3のF1方向の荷重)が作用する。このような引っ張り力でウェビング16におけるショルダウェビング34側の部分がラップウェビング32側へ移動しようとすると、パウル92はウェビング16によってパウル側係合歯96をクランパ62のクランパ側係合歯98から離間させる方向に回動する。
これによってパウル92のパウル側係合歯96とクランパ62のクランパ側係合歯98との噛み合いが解消されると、パウル92によるクランパ62のクランプ方向へのスライド制限が解除される。この状態で更にウェビング16がその長手方向先端側へ引っ張られると、クランパ62がウェビング16によってクランプ方向へ引っ張られる。これにより図4に示されるようにクランパ62がクランプ方向へ移動すると、ウェビング16がクランパ62のクランプ部68とタング本体40の本体側クランプ部70とによってクランプされる。
これによってウェビング16におけるショルダウェビング34側がラップウェビング32側へ移動することを防止又は抑制でき、ラップウェビング32によって乗員30の腰部を効果的に拘束できる。
このように、本タング10は、ウェビング16をショルダウェビング34側からラップウェビング32側へ移動させるような引っ張り力がウェビング16に作用した場合に、ウェビング16がこのような引っ張り力の向きへ移動することを防止又は抑制でき、ラップウェビング32がそれ以上長くなることを防止又は抑制できる。
また、本タング10は、ウェビング16をラップウェビング32側からショルダウェビング34側へ移動させるような引っ張り力がウェビング16に作用した場合に、ウェビング16がクランパ62とタング本体40とにクランプされることがない。このため、タング10がバックル26に装着される場合や、プリテンショナ17が作動した場合にウェビング16をその長手方向基端側へ円滑に移動させることができる。
しかも、本タング10では、クランパ62が直線的にスライドする構成で、クランパ62のクランプ方向への移動はウェビング16の引っ張りによるものである。このため、クランパ62のウェビング16との摺接部分に摩耗等が生じても、ウェビング16に付与された引っ張り力でクランパ62をクランプ方向へ移動させることができる。
なお、本実施の形態は、パウル92にパウル側係合歯96を形成してクランパ62にクランパ側係合歯98を形成し、パウル側係合歯96とクランパ側係合歯98とを噛み合わせることによってクランパ62のクランプ方向への移動を制限する構成であった。しかしながら、制限手段によるクランプ部材の移動規制の構造がこのような構成に限定されるものではない。
例えば、図5及び図6に示されるように、制限手段をウェビング16が掛け回されたカム116とし、ウェビング16がその長手方向基端側へ移動しようとした際のウェビング16との抗力によりカム116に生じた回転力がカム116に係合するクランパ62のクランプ方向への移動を制限し、ウェビング16がその長手方向先端側へ移動しようとした際のウェビング16との抗力によりカム116が回転した際には、カム116によるクランパ62のクランプ方向への移動制限が解除される構成としてもよい。
<第2の実施の形態の構成>
図8には第2の実施の形態に係るシートベルト装置用タング120(以下、単に「タング120」と称する)の要部の構成が前記第1の実施の形態に係るタング10を説明した図3に対応する断面図によって示されている。
図8に示されるように、本タング120は、制限手段としての制限レバー122を備えている。図7に示されるように、制限レバー122は一対のレバー部124を備えている。一方のレバー部124はクランパ62の長手方向一端部の側方に設けられ、他方のレバー部124はクランパ62の長手方向他端部の側方に設けられる。これらのレバー部124の長手方向中間部には透孔126が形成されている。透孔126はクランパ62の長手方向に貫通しており、互いに同軸的に形成されている。これらの透孔126には支持シャフト128が貫通配置されている。
一方、クランパ62には透孔130が形成されている。透孔130はクランパ62の長手方向にクランパ62を貫通している。この透孔130には上記の支持シャフト128が貫通配置されている。これによって、レバー部124は支持シャフト128周りにクランパ62に対して回動可能に連結されている。これらのレバー部124の長手方向一端側は、後述する凹部134に入り込んでいる。これに対して、レバー部124の長手方向他端側には掛け回しシャフト132が設けられている。
掛け回しシャフト132は、長手方向がクランパ62の長手方向に沿った棒状に形成されている。両レバー部124は、掛け回しシャフト132によって一体的に連結されている。また、この掛け回しシャフト132は、クランパ62の掛け回し部71の外側に設けられており、レバー部124が支持シャフト128周りに回動すると、掛け回しシャフト132がクランパ62の掛け回し部71に沿って回動する。さらに、この掛け回しシャフト132には、ウェビング16が掛け回される(すなわち、掛け回しシャフト132は、クランパ62とウェビング16との間に設けられる)。
一方、クランパ収容部54のガイド面66には凹部134が形成されている。凹部134はクランプ方向側の斜面136と、クランプ方向とは反対側の斜面138とを備えている。上記のように、凹部134の内側にはレバー部124の長手方向一端側が入り込んでいる。レバー部124の長手方向一端側は、支持シャフト128周りの一方(図8の右回り方向)に斜面138と対向している。このため、レバー部124は、支持シャフト128周りの一方へ回動しようとすると、斜面138がレバー部124の長手方向一端側に当接する。このため、レバー部124は支持シャフト128周りの一方へ回動することができない。
これに対して、斜面136は、レバー部124が支持シャフト128周りの他方(図8の左回り方向)へ回動した際に、その回動を規制しないようにガイド面66に対する傾斜角度等が設定されている。但し、レバー部124の長手方向一端側が凹部134に入り込んだ状態で、クランパ62がクランプ方向へスライドしようとすると、レバー部124の長手方向一端が斜面136に当接する。したがって、この状態では、レバー部124はクランプ方向へ移動できず、ひいては、クランパ62がクランプ方向へスライドできない。
また、クランパ62の長手方向両端部の側方には捩じりコイルばね142が設けられている。これらの捩じりコイルばね142は一端がクランパ62に係止されて、他端がレバー部124に係止され、クランパ62に対してレバー部124を支持シャフト128周りの一方(図8の右回り方向)へ付勢している。
<第2の実施の形態の作用、効果>
本タング120では、ウェビング16がその長手方向基端側(図8の矢印F2方向)へ引っ張られると、掛け回しシャフト132は、ウェビング16との抗力によって、支持シャフト128周りの一方(図8の右回り方向)へ回動しようとする。これによって、レバー部124が支持シャフト128周りの一方(図8の右回り方向)へ回動しようとすると、レバー部124の長手方向一端側が凹部134の斜面138に当接する。このため、レバー部124の長手方向一端側が凹部134から抜け出ることはない。
この状態で、クランパ62がウェビング16に引っ張られて、制限レバー122を伴ってクランプ方向へスライドしようとすると、レバー部124の長手方向一端側が凹部134の斜面136に当接する。レバー部124の長手方向一端側が凹部134の斜面136に当接した状態では、レバー部124はクランプ方向へ移動できない。このため、この状態では、クランパ62はクランプ方向へスライドできず、タング本体40とでウェビング16をクランプすることができない。すなわち、本タング120では、タング120がバックル26に装着される場合や、プリテンショナ17が作動した場合にウェビング16をその長手方向基端側へ円滑に移動させることができる。
一方、本タング120では、ウェビング16がその長手方向先端側(図8の矢印F1方向)へ引っ張られると、掛け回しシャフト132は、ウェビング16との抗力によって、支持シャフト128周りの他方(図8の左回り方向)へ回動する。これによって、レバー部124が支持シャフト128周りの他方(図8の左回り方向)へ回動すると、図9に示されるように、レバー部124の長手方向一端側は凹部134から抜け出る。
この状態で、クランパ62がウェビング16に引っ張られると、クランパ62は制限レバー122を伴ってクランプ方向へスライドする。このようにクランパ62がスライドすると、図10に示されるように、ウェビング16がクランパ62のクランプ部68とタング本体40の本体側クランプ部70とによってクランプされる。
これによってウェビング16におけるショルダウェビング34側がラップウェビング32側へ移動することを防止又は抑制でき、ラップウェビング32によって乗員30の腰部を効果的に拘束できる。
このように、本タング120は、ウェビング16をショルダウェビング34側からラップウェビング32側へ移動させるような引っ張り力がウェビング16に作用した場合に、ウェビング16がこのような引っ張り力の向きへ移動することを防止又は抑制でき、ラップウェビング32がそれ以上長くなることを防止又は抑制できる。
以上のように、本実施の形態においても、前記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
10 シートベルト装置用タング
12 シートベルト装置
14 ウェビング巻取装置(ウェビング格納手段)
16 ウェビング
26 バックル
40 タング本体
42 芯金
44 挿込部
62 クランパ(クランプ部材)
92 パウル(制限手段)
116 カム(制限手段)
120 シートベルト装置用タング
122 制限レバー(制限手段)
134 凹部

Claims (6)

  1. ウェビング格納手段に長手方向基端側が係止されたウェビングが内側を通過して前記ウェビングの長手方向に移動可能に前記ウェビングに設けられると共に、バックルに挿し込み可能な挿込部を有するタング本体と、
    前記ウェビングが掛け回され、前記ウェビングに引っ張られることによって前記タング本体に対して所定の方向へ直線的にスライドし、前記所定の方向へスライドすることによって、前記ウェビングを前記タング本体とでクランプして、前記ウェビングがその長手方向に移動することを規制するクランプ部材と、
    前記クランプ部材の前記所定の方向へのスライドを制限すると共に、前記ウェビングが掛け回され、長手方向先端側へ引っ張られた前記ウェビングによって移動されて前記クランプ部材に対するスライド制限を解除する制限手段と、
    を備えるシートベルト装置用タング。
  2. 前記制限手段は、前記タング本体に設けられると共に、前記クランプ部材に係合して前記クランプ部材の前記所定の方向へのスライドを制限し、前記ウェビングがその長手方向先端側へ引っ張られた場合に前記タング本体に対して移動して、前記クランプ部材との係合が解除されて前記クランプ部材に対するスライド制限を解除する請求項1に記載のシートベルト装置用タング。
  3. 前記制限手段は、前記タング本体に回動可能に支持されると共に、前記ウェビングが掛け回され、長手方向先端側へ移動しようとする前記ウェビングによって回動されて、前記クランプ部材に対する係合を解除する請求項2に記載のシートベルト装置用タング。
  4. 前記制限手段は、前記クランプ部材に設けられる共に、前記タング本体に係合し、前記タング本体に係合した状態では、前記クランプ部材の前記所定の方向へのスライドを制限し、前記ウェビングがその長手方向先端側へ引っ張られた場合に前記クランプ部材に対して移動して前記タング本体との係合が解除され、前記クランプ部材に対するスライド制限を解除する請求項1に記載のシートベルト装置用タング。
  5. 前記制限手段は、前記クランプ部材に回動可能に支持されて、回動中心よりも一端側が前記タング本体に形成された凹部に入り込んで前記クランプ部材の前記所定の方向へのスライドを制限すると共に、前記回動中心よりも他端側は前記クランプ部材の外側で前記ウェビングが掛け回され、前記他端側が長手方向先端側へ移動しようとする前記ウェビングによって前記クランプ部材の外周面に沿って回動されると、前記一端側が前記凹部から抜け出る請求項4に記載のシートベルト装置用タング。
  6. 車両用のシートにおける乗員の着座位置の側方で長手方向先端側が前記シート又は車両の車体に直接又は間接的に係止されたウェビングと、
    前記着座位置を介して前記ウェビングの長手方向先端側の係止位置とは反対側に設けられたバックルと、
    前記請求項1から請求項5の何れか1項に記載のシートベルト装置用タングと、
    を備えるシートベルト装置。
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