JP2017119457A - ロッキングタング - Google Patents
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Description
前記ウェビング挿通孔内を移動可能に前記タング本体に保持されるロック部材と、
を有し、前記ロック部材が所定の方向に移動することで、前記ウェビング挿通孔に挿通される前記ウェビングをクランプして前記ウェビングの移動を防止するロッキングタングであって、
前記ウェビング挿通孔を構成する互いに対向する面のいずれか一方の面は、前記ロック部材の移動を案内可能な案内面を有し、
前記ウェビングは、前記ロック部材と、前記互いに対向する面のいずれか他方の面との間を通過するように、前記ウェビング挿通孔内を挿通し、
前記ロック部材は、前記案内面と摺接可能なスライド面と、該スライド面から前記ウェビング挿通孔の案内面側に突出する凸面形状のバンプ部を有し、
前記バンプ部は、通常時、前記案内面と対向する位置から離間して、前記案内面を含む仮想平面と交差するように配置されており、
前記ウェビングに所定値以上の力が作用したとき、前記ロック部材は前記ウェビングの張力によって押圧され、前記ロック部材のスライド面が前記ウェビング挿通孔の案内面に沿って前記所定の方向にスライドした後に、前記バンプ部が前記案内面に乗り上げて、前記ロック部材が回転することで、前記ウェビングを前記ロック部材と前記他方の面とでクランプし、前記ウェビングの移動を防止することを特徴とするロッキングタング。
(2) バックルに結合可能であると共に、ウェビングが挿通されるウェビング挿通孔を有するタング本体と、
前記ウェビング挿通孔内を移動可能に前記タング本体に保持されるロック部材と、
を有し、前記ロック部材が所定の方向に移動することで、前記ウェビング挿通孔に挿通される前記ウェビングをクランプして前記ウェビングの移動を防止するロッキングタングであって、
前記ウェビング挿通孔を構成する互いに対向する面のいずれか一方の面は、前記ロック部材の移動を案内可能な案内面を有し、
前記ウェビングは、前記ロック部材と、前記互いに対向する面のいずれか他方の面との間を通過するように、前記ウェビング挿通孔内を挿通し、
前記ロック部材は、前記案内面と摺接可能なスライド面と、該スライド面から前記ウェビング挿通孔の案内面側に突出する凸面形状のバンプ部を有し、
前記バンプ部は、通常時、前記案内面と対向する位置から離間して、前記スライド面を延長した仮想平面から突出するように設けられており、
前記ウェビングに所定値以上の力が作用したとき、前記ロック部材は前記ウェビングの張力によって押圧され、前記ロック部材のスライド面が前記ウェビング挿通孔の案内面に沿って前記所定の方向にスライドした後に、前記バンプ部が前記案内面に乗り上げて、前記ロック部材が回転することで、前記ウェビングを前記ロック部材と前記他方の面とでクランプし、前記ウェビングの移動を防止することを特徴とするロッキングタング。
(3) 前記ウェビング挿通孔の前記案内面および前記ロック部材の前記スライド面の少なくともいずれかの面は、平らな表面であることを特徴とする(1)または(2)に記載のロッキングタング。
(4) 前記ウェビング挿通孔は、前記互いに対向する面によって前記所定の方向に向かって幅狭となるくさび形状を有することを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載のロッキングタング。
(5) 前記ロック部材は、前記所定の方向に向かって徐々に幅狭となるくさび形状を有することを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載のロッキングタング。
(6) 前記互いに対向する面のいずれか一方の面は、前記互いに対向する面のいずれか他方の面よりも前記所定の方向に延出している(1)〜(5)のいずれかに記載のロッキングタング。
(7) (1)〜(6)のいずれかに記載のロッキングタングを備えることを特徴とするシートベルト装置。
そして、ウェビングに所定値以上の力が作用したとき、ロック部材はウェビングの張力によって押圧され、ロック部材のスライド面がウェビング挿通孔の案内面に沿って所定の方向にスライドした後に、バンプ部が案内面に乗り上げて、ロック部材が回転することで、ウェビングをロック部材と他方の面とでクランプし、ウェビングの移動を防止する。これにより、ロック部材のストローク量が短くなり、タングのサイズや重量を低減することができる。また、同じ量ストロークさせた場合には、強いクランプ力を得ることができる。
具体的に、樹脂モールド16は、幅方向孔15aの周囲を含めてタングプレート15の幅広部分を覆い、幅方向孔15aに対して開口部14寄りの開口部側部分17と、タングプレート15のブランク20を覆い、ウェビング3が折り返される折り返し部分18と、ウェビング挿通孔12の幅方向両側で、開口部側部分17と折り返し部分18とを繋ぐ一対の連結部分19と、を備える。これにより、ウェビング挿通孔12は、開口部側部分17と折り返し部分18の互いに対向する面21、22によって構成され、これらの面21、22はいずれも樹脂によって構成されている。
なお、ロック部材30は、樹脂によって構成されているが、金属材料など、他の材料によって構成されてもよい。また、バンプ部32は、凸曲面形状が好ましいが、凸面形状であればよく、傾斜平面を有する形状であってもよい。
また、本実施形態のバンプ部32は、通常時、案内面21aと対向する位置から離間して、スライド面31を延長した仮想平面P1から突出するように設けられている。なお、図3(a)では、ロック部材30のスライド面31とウェビング挿通孔12の案内面21aとが当接しているので、仮想平面Pと仮想平面P1とは、一致している。
例えば、ウェビング挿通孔の案内面およびロック部材のスライド面は、本実施形態のような平らな表面であることが好ましいが、ロック部材が本実施形態のように作動するものであれば、平らな表面に限定されない。
2 リトラクタ
3 ウェビング
4 ラップアンカー
5 ショルダーアンカー
6 ショルダーベルト
7 バックル
8 ラップベルト
10 ロッキングタング
11 タング本体
12 ウェビング挿通孔
12a ショルダー側開口
12b ラップ側開口
15 タングプレート
16 樹脂モールド
30 ロック部材
31 スライド面
32 バンプ部
Claims (7)
- バックルに結合可能であると共に、ウェビングが挿通されるウェビング挿通孔を有するタング本体と、
前記ウェビング挿通孔内を移動可能に前記タング本体に保持されるロック部材と、
を有し、前記ロック部材が所定の方向に移動することで、前記ウェビング挿通孔に挿通される前記ウェビングをクランプして前記ウェビングの移動を防止するロッキングタングであって、
前記ウェビング挿通孔を構成する互いに対向する面のいずれか一方の面は、前記ロック部材の移動を案内可能な案内面を有し、
前記ウェビングは、前記ロック部材と、前記互いに対向する面のいずれか他方の面との間を通過するように、前記ウェビング挿通孔内を挿通し、
前記ロック部材は、前記案内面と摺接可能なスライド面と、該スライド面から前記ウェビング挿通孔の案内面側に突出する凸面形状のバンプ部を有し、
前記バンプ部は、通常時、前記案内面と対向する位置から離間して、前記案内面を含む仮想平面と交差するように配置されており、
前記ウェビングに所定値以上の力が作用したとき、前記ロック部材は前記ウェビングの張力によって押圧され、前記ロック部材のスライド面が前記ウェビング挿通孔の案内面に沿って前記所定の方向にスライドした後に、前記バンプ部が前記案内面に乗り上げて、前記ロック部材が回転することで、前記ウェビングを前記ロック部材と前記他方の面とでクランプし、前記ウェビングの移動を防止することを特徴とするロッキングタング。 - バックルに結合可能であると共に、ウェビングが挿通されるウェビング挿通孔を有するタング本体と、
前記ウェビング挿通孔内を移動可能に前記タング本体に保持されるロック部材と、
を有し、前記ロック部材が所定の方向に移動することで、前記ウェビング挿通孔に挿通される前記ウェビングをクランプして前記ウェビングの移動を防止するロッキングタングであって、
前記ウェビング挿通孔を構成する互いに対向する面のいずれか一方の面は、前記ロック部材の移動を案内可能な案内面を有し、
前記ウェビングは、前記ロック部材と、前記互いに対向する面のいずれか他方の面との間を通過するように、前記ウェビング挿通孔内を挿通し、
前記ロック部材は、前記案内面と摺接可能なスライド面と、該スライド面から前記ウェビング挿通孔の案内面側に突出する凸面形状のバンプ部を有し、
前記バンプ部は、通常時、前記案内面と対向する位置から離間して、前記スライド面を延長した仮想平面から突出するように設けられており、
前記ウェビングに所定値以上の力が作用したとき、前記ロック部材は前記ウェビングの張力によって押圧され、前記ロック部材のスライド面が前記ウェビング挿通孔の案内面に沿って前記所定の方向にスライドした後に、前記バンプ部が前記案内面に乗り上げて、前記ロック部材が回転することで、前記ウェビングを前記ロック部材と前記他方の面とでクランプし、前記ウェビングの移動を防止することを特徴とするロッキングタング。 - 前記ウェビング挿通孔の前記案内面および前記ロック部材の前記スライド面の少なくともいずれかの面は、平らな表面であることを特徴とする請求項1または2に記載のロッキングタング。
- 前記ウェビング挿通孔は、前記互いに対向する面によって前記所定の方向に向かって幅狭となるくさび形状を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のロッキングタング。
- 前記ロック部材は、前記所定の方向に向かって徐々に幅狭となるくさび形状を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のロッキングタング。
- 前記互いに対向する面のいずれか一方の面は、前記互いに対向する面のいずれか他方の面よりも前記所定の方向に延出している請求項1〜5のいずれか1項に記載のロッキングタング。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載のロッキングタングを備えることを特徴とするシートベルト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015256261A JP6373249B2 (ja) | 2015-12-28 | 2015-12-28 | ロッキングタング |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110353363A (zh) * | 2018-03-26 | 2019-10-22 | 上海和励信息科技有限公司 | 一种用于安全带的锁止锁舌及一种安全带 |
CN113752979A (zh) * | 2020-06-03 | 2021-12-07 | 宏霖工业股份有限公司 | 锁扣构件 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE8533769U1 (de) * | 1985-11-30 | 1987-09-03 | Autoflug GmbH & Co Fahrzeugtechnik, 2084 Rellingen | Selbstklemmende Verschlußzunge für einen Sicherheitsgurtverschluß |
JP2014131885A (ja) * | 2013-01-07 | 2014-07-17 | Ashimori Ind Co Ltd | ロッキングタング及びシートベルト装置 |
WO2014127910A1 (de) * | 2013-02-25 | 2014-08-28 | Trw Automotive Gmbh | Steckzunge für einen sicherheitsgurt |
JP2015003568A (ja) * | 2013-06-19 | 2015-01-08 | 株式会社東海理化電機製作所 | ウェビング装置 |
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2015
- 2015-12-28 JP JP2015256261A patent/JP6373249B2/ja active Active
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