JP2007253732A - シートベルト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗員上体の拘束性を向上させることができる。
【解決手段】シートベルト装置10では、ショルダーウエビング18の第1拘束部18Aと第2拘束部18Bとが乗員の車両外側の肩部に二股状に装着されるので、乗員16の肩部にかかる荷重は第1拘束部18Aと第2拘束部18Bとの2本のウエビングに分散される。したがって、ショルダーウエビング18による乗員16上体の拘束性が向上する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用のシートベルト装置に関する。
従来、3点式及び4点式の両方として装着できるシートベルト装置が考案されている(例えば、特許文献1参照)。このシートベルト装置では、座席の車両内側部に設けられた第1ショルダーウエビングと第1ラップウエビングとの接続部分にはバックル装置が設けられている。また、座席の車両外側部に設けられた第2ショルダーウエビングと第2ラップウエビングとの接続部分にはバックル装置に係止されるタングプレートが設けられており、バックル装置及びタングプレートは、乗員腰部の車両内側または乗員腰部の中央部付近に配置できるようになっている。
上記構成のシートベルト装置では、バックル装置及びタングプレートが乗員腰部の中央部付近に配置された状態では、第1ショルダーウエビングが乗員の一方の肩部に装着されると共に第2ショルダーウエビングが乗員の他方の肩部に装着され、4点式シートベルト装置の状態となる。このため、乗員の肩部にかかる荷重は2本のショルダーウエビングに分散されるので、乗員上体の拘束性を向上させることができる。
このように、シートベルト装置では、乗員の肩部にかかる荷重を分散させて、乗員上体の拘束性を向上できることが好ましい。
特開2001−247007号公報
本発明は、上記事実を考慮して、乗員上体の拘束性を向上させることができるシートベルト装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明に係るシートベルト装置は、各一端部が車両の座席側方の異なる位置で車両に支持されると共に、互いに接続された各他端部が前記座席に対して前記一端部と反対側で車両に係止されることで乗員の一方の肩部に二股状に装着される第1拘束部及び第2拘束部を有し、前記第1拘束部及び前記第2拘束部の両方で乗員の上体を拘束するショルダーウエビングを備えたことを特徴としている。
請求項1記載のシートベルト装置では、乗員の一方の肩部に二股状に装着される第1拘束部及び第2拘束部の両方で乗員の上体を拘束する。このため、乗員の一方の肩部にかかる荷重は第1拘束部と第2拘束部とに分散されるので、乗員上体の拘束性を向上させることができる。
請求項2に記載の発明に係るシートベルト装置は、請求項1に記載のシートベルト装置において、一端部が前記座席側方で車両に係止されると共に中間部が前記座席に対して前記一端部と反対側で車両に係止され、乗員の腰部を拘束するラップウエビングと、前記ラップウエビングの他端部が係止されると共に、前記第1拘束部と前記第2拘束部との前記各他端部の接続部分が巻き掛けられるリングと、を備えたことを特徴としている。
請求項2に記載のシートベルト装置では、ラップウエビングの中間部が車両に係止されると、ラップウエビングが乗員の腰部に装着されると共に、ショルダーウエビングの第1拘束部及び第2拘束部の各他端部がリング及びラップウエビングを介して車両に係止され、第1拘束部及び第2拘束部が乗員の一方の肩部に装着される。このように、ラップウエビングの中間部を車両に係止するだけで、ラップウエビング及びショルダーウエビングを装着できるので、装着が容易である。
請求項3に記載の発明に係るシートベルト装置は、請求項2に記載のシートベルト装置において、前記ショルダーウエビングは、一端部が車両のピラーの下部に設けられたリトラクタの巻取軸に係止され、中間部が前記ピラーの上部に揺動可能に取り付けられた上支持部材に巻き掛けられてから前記リングに巻き掛けられ、他端部が前記上支持部材と前記リトラクタの間で前記ピラーに取り付けられた下支持部材に係止され、かつ、前記リングと前記上支持部材との間が前記第1拘束部とされ、前記リングと前記下支持部材との間が前記第2拘束部とされることを特徴としている。
請求項3に記載のシートベルト装置では、ラップウエビングの中間部が車両に係止された状態では、リングと上支持部材との間が第1拘束部となり、リングと下支持部材との間が第2拘束部となる。また、ラップウエビング中間部の車両への係止状態が解除されると、ショルダーウエビングは、一端側がリトラクタの巻取軸に巻き取られることで中間部が上支持部材及びリングと摺動すると共に、リングが上支持部材及び下支持部材に接近し、ラップウエビングがピラー側へ引き寄せられる。これにより、ショルダーウエビング及びラップウエビングが収納される。
請求項4に記載の発明に係るシートベルト装置は、請求項2に記載のシートベルト装置において、前記ショルダーウエビングは、一端部が車両のピラーの下部に設けられたリトラクタの巻取軸に係止され、中間部が前記リトラクタの車両上方で前記ピラーに揺動可能に取り付けられた下支持部材に巻き掛けられてから前記リングに巻き掛けられ、他端部が前記下支持部材の車両上方で前記ピラーに取り付けられた上支持部材に係止され、かつ、前記リングと前記上支持部材との間が前記第1拘束部とされ、前記リングと前記下支持部材との間が前記第2拘束部とされることを特徴としている。
請求項4に記載のシートベルト装置では、ラップウエビングの中間部が車両に係止された状態では、リングと上支持部材との間が第1拘束部となり、リングと下支持部材との間が第2拘束部となる。また、ラップウエビング中間部の車両への係止状態が解除されると、ショルダーウエビングは、一端側がリトラクタの巻取軸に巻き取られることで中間部が下支持部材及びリングと摺動すると共に、リングが上支持部材及び下支持部材に接近し、ラップウエビングがピラー側へ引き寄せられる。これにより、ショルダーウエビング及びラップウエビングが収納される。
請求項5に記載の発明に係るシートベルト装置は、請求項2に記載のシートベルト装置において、前記ショルダーウエビングは、一端部が車両のピラーの下部に設けられたリトラクタの巻取軸に係止され、中間部が前記リトラクタの車両上方で前記ピラーに揺動可能に取り付けられた上支持部材に巻き掛けられてから前記リングに巻き掛けられ、他端部が前記上支持部材と前記リトラクタとの間で前記ピラーに揺動可能に取り付けられた下支持部材に巻き掛けられてから前記上支持部材と前記リトラクタとの間で自らの中間部に係止され、かつ、前記リングと前記上支持部材との間が前記第1拘束部とされ、前記リングと前記下支持部材との間が前記第2拘束部とされることを特徴としている。
請求項5に記載のシートベルト装置では、ラップウエビングの中間部が車両に係止された状態では、リングと上支持部材との間が第1拘束部となり、リングと下支持部材との間が第2拘束部となる。また、ラップウエビング中間部の車両への係止状態が解除されると、ショルダーウエビングは、一端側がリトラクタの巻取軸に巻き取られることで、他端側がリトラクタ側へ引き込まれ、中間部が上支持部材、下支持部材及びリングと摺動すると共に、リングが上支持部材及び下支持部材に接近し、ラップウエビングがピラー側へ引き寄せられる。これにより、ショルダーウエビング及びラップウエビングが収納される。
請求項6に記載の発明に係るシートベルト装置は、請求項3乃至請求項5の何れか1項に記載のシートベルト装置において、前記下支持部材は、車両上下方向に所定範囲移動可能に前記ピラーに取り付けられ、通常は前記移動範囲の上部に保持されると共に、所定の機会に前記保持を解除して前記下支持部材を車両下方へ移動させる移動手段を有することを特徴としている。
請求項6に記載のシートベルト装置では、移動手段が所定の機会に下支持部材を車両下方へと移動させると、下支持部材に係止又は巻き掛けられた第2拘束部の一端部が車両下方へと移動される。これにより、乗員の一方の肩部に二股状に装着される第1拘束部と第2拘束部との成す角が大きくなる。したがって、第1拘束部及び第2拘束部すなわちショルダーウエビングが乗員肩部の広い範囲を拘束するので、ショルダーウエビングによる乗員上体の拘束性が一層向上する。
請求項7に記載の発明に係るシートベルト装置は、請求項6記載のシートベルト装置において、前記ショルダーウエビングを前記リトラクタ側へ引き込むプリテンショナ機構を有すると共に、当該プリテンショナ機構は、前記移動手段が前記下支持部材を車両下方へ移動させてから作動されることを特徴としている。
請求項7に記載のシートベルト装置では、移動手段が下支持部材を車両下方へ移動させることで第1拘束部と第2拘束部との成す角が大きくされてから、プリテンショナ機構が作動されるので、ショルダーウエビングは乗員肩部の広い範囲に緊密に装着される。これにより、ショルダーウエビングによる乗員上体の拘束性がより一層向上する。
以上説明したように、本発明のシートベルト装置によれば、乗員上体の拘束性を向上させることができる。
<第1の実施形態>
図1には、本発明の第1の実施形態に係る車両用のシートベルト装置10の主要部の構成が斜視図にて示されている。また、図2には、このシートベルト装置10の構成が正面図にて示されており、図3には、このシートベルト装置10の構成が側面図にて示されている。なお、図中矢印UPは車両上方を示し、矢印FRは車両前方を示し、矢印OUTは車両幅方向外方を示している。
シートベルト装置10は、車両12の座席14に着座した乗員16の上体を拘束するための長尺帯状のショルダーウエビング18を備えている。ショルダーウエビング18の長手方向一端部は、車両12のセンターピラー20の下端部に固定されたリトラクタ22の巻取軸(図示省略)に係止されており、巻取軸はぜんまいばね(図示省略)の付勢力によって常にショルダーウエビング18の巻取回転方向に付勢されている。このリトラクタ22は、巻取軸を強制的にショルダーウエビング18の巻取回転方向に回転させてショルダーウエビング18を強制的に巻取軸に巻き取る(すなわちショルダーウエビング18を強制的にリトラクタ22へ引き込む)プリテンショナ機構22Aを有している。このプリテンショナ機構22Aは図示しない制御装置によって所定の機会(例えば、車両12の衝突時、車両12の衝突予知時、車両12の急減速時など)に作動されるようになっている。なお、プリテンショナ機構22Aは、例えばモータやインフレータ等を用いて構成することができる。
また、ショルダーウエビング18は、長手方向中間部がセンターピラー20の上部に取り付けられた上支持部材としてのショルダーアンカ24のウエビング挿通孔24Aに挿通されて折り返されると共に、長手方向他端部がリトラクタ22とショルダーアンカ24との間(本第1の実施形態では乗員16の肩部近傍)でセンターピラー20に取り付けられた下支持部材としてのアンカプレート26に係止されている。なお、ショルダーアンカ24は車両前後方向へ揺動可能とされると共に、車両上下方向に沿った配置を所定の範囲内で調節可能とされている。
さらに、ショルダーウエビング18のショルダーアンカ24とアンカプレート26との間の長手方向中間部にはスリップリング28が設けられている。スリップリング28は、鉄等の金属材料によって矩形平板状に形成されたものであり、板厚方向片側(乗員16に接する部分)にはゴム等の弾性体からなるクッション29(図1参照)が取り付けられている。また、スリップリング28は、板厚方向に貫通する2つのウエビング挿通孔28A、28Bを有している。これらのウエビング挿通孔28A、28Bはスリット状に形成されて平行に配置されている。一方のウエビング挿通孔28Aにはショルダーウエビング18の中間部が摺動可能に挿通されており、ショルダーウエビング18はウエビング挿通孔28Aの孔縁部に巻き掛けられている。
一方、シートベルト装置10は、座席14に着座した乗員16の腰部を拘束するための長尺帯状のラップウエビング30を備えている。ラップウエビング30は、長手方向一端部がセンターピラー20の下端部近傍に固定されたアンカプレート32に係止されており、長手方向他端部がスリップリング28の他方のウエビング挿通孔28Bに巻き掛けられてスリップリング28に係止されている。
また、ラップウエビング30のアンカプレート32とスリップリング28との間の長手方向中間部にはタングプレート34が設けられている。タングプレート34は、ラップウエビング30が摺動可能に挿通されるウエビング挿通孔34Aを有しており、座席14のセンターピラー20と反対側の側部に取り付けられたバックル装置36に係止されるようになっている。
ここで、乗員16が車両12の座席14に着座してショルダーウエビング18及びラップウエビング30を装着する際には、乗員16によってタングプレート34がバックル装置36の方向に引っ張られる。そして、タングプレート34がバックル装置36に係止されると、図2に示されるように、ラップウエビング30の長手方向中間部がタングプレート34、バックル装置36、及び座席14を介してセンターピラー20と反対側で車両12に係止されると共に、ラップウエビング30の長手方向他端部が係止されたスリップリング28が乗員16の胸部の中央部付近に配置され、ショルダーウエビング18の長手方向中間部がスリップリング28、ラップウエビング30、タングプレート34、バックル装置36、及び座席14を介してセンターピラー20と反対側で車両12に係止される。
この状態では、ラップウエビング30が乗員16の腰部及び乗員16の脇腹から胸部にかけて装着されると共に、ショルダーウエビング18はスリップリング28が乗員16の胸部の中央付近に配置されることで、スリップリング28への巻き掛け前後の部分が二股状に折り返され、乗員16の胸部中央付近から車両外側の肩部にかけて二股状に装着される。なお、本第1の実施形態では、上述の如く乗員16がショルダーウエビング18及びラップウエビング30を装着した状態では、ショルダーウエビング18のスリップリング28とショルダーアンカ24との間が第1拘束部18Aとなり、ショルダーウエビング18のスリップリング28とアンカプレート26との間が第2拘束部となる。すなわち、第1拘束部18Aの長手方向一端部はショルダーアンカ24を介して車両12に支持され、第2拘束部18Bの長手方向一端部はアンカプレート26を介して車両12に支持され、第1拘束部18Aと第2拘束部18Bの各長手方向他端部は、スリップリング28への巻き掛け前後で連続した(互いに接続された)状態となる。また、第1拘束部18Aは乗員16の肩部の鎖骨付近に装着され、第2拘束部18Bは乗員16の肩部の関節付近に装着される。
次に、本第1の実施形態の作用について説明する。
上記構成のシートベルト装置10では、車両12の座席14に着座した乗員16がタングプレート34をバックル装置36に係止させると、ショルダーウエビング18の第1拘束部18Aと第2拘束部18Bとが乗員16の車両外側の肩部に二股状に装着される。ここで、例えば車両12が急減速状態になると、図3に示すように、乗員16は腰部を中心に上体が車両12に対して前方へ相対移動(前傾)しようとするが(矢印A参照)、このシートベルト装置10では、上述の如くショルダーウエビング18の第1拘束部18Aと第2拘束部18Bとが乗員16の車両外側の肩部に二股状に装着されるので、乗員16の肩部にかかる荷重は第1拘束部18Aと第2拘束部18Bとの2本のウエビングに分散される(矢印B及び矢印C参照)。したがって、ショルダーウエビング18によって乗員16の上体を効率よく拘束することができ、ショルダーウエビング18による乗員16上体の拘束性が向上する。しかも、乗員16がショルダーウエビング18及びラップウエビング30を装着する際には、タングプレート34をバックル装置36に係止するだけでよいため、装着するのが容易である。
また、このシートベルト装置10では、上述の如く車両12が急減速状態になると、図示しない制御装置がリトラクタ22のプリテンショナ機構22Aを作動させるので、図4に示すように、ショルダーウエビング18の長手方向一端側がリトラクタ22の図示しない巻取軸に強制的に巻き取られる(矢印D参照)。このため、第1拘束部18Aがショルダーアンカ24側へ引き込まれ(矢印E参照)、ショルダーウエビング18は、長手方向中間部がショルダーアンカ24及びスリップリング28と摺動することで、第1拘束部18Aと第2拘束部18Bとの長さ寸法を短くされながら弛みを除去される。これにより、スリップリング28がショルダーアンカ24及びアンカプレート26側へ引き寄せられ、ラップウエビング30は、長手方向中間部がタングプレート34と摺動することで、スリップリング28に係止された長手方向他端側がショルダーアンカ24及びアンカプレート26側へ引き寄せられ(矢印F参照)、弛みを除去される。これにより、ショルダーウエビング18が乗員16の車両外側の肩部に緊密に装着されると共に、ラップウエビング30が乗員16の腰部に緊密に装着され、ショルダーウエビング18及びラップウエビング30の乗員拘束性が一層向上する。
ところで、背景技術の欄で説明した従来のシートベルト装置では、バックル装置が乗員腰部の中央付近に配置された状態(すなわち4点式シートベルト装置としての使用状態)で、乗員から第1ショルダーウエビング及び第2ショルダーウエビングに車両前方側へ向いた荷重が作用すると、バックル装置が車両上方へとずり上がり、第1ラップウエビング及び第2ラップウエビングによる乗員腰部の拘束性が低下する。
この点、本第1の実施形態に係るシートベルト装置10では、上述の如くショルダーウエビング18による乗員16上体の拘束性を向上させることができ、しかも、ラップウエビング30による乗員16腰部の拘束性は、一般的な3点式シートベルト装置と同等の性能に確保される。
一方、乗員16がタングプレート34のバックル装置36に対する係止状態を解除すると、ショルダーウエビング18は、長手方向一端側がリトラクタ22の図示しない巻取軸に巻き取られることで、長手方向中間部がショルダーアンカ24及びスリップリング28と摺動すると共に、スリップリング28がショルダーアンカ24及びアンカプレート26側へ引き寄せられ、ラップウエビング30がセンターピラー20側へ引き寄せられる。これにより、ショルダーウエビング18とラップウエビング30とがセンターピラー20側へ収納される。
なお、上記第1の実施形態に係るシートベルト装置10では、ショルダーウエビング18は長手方向他端部がアンカプレート26を介してセンターピラー20に係止され、長手方向中間部がスリップリング28に巻き掛けられて折り返された構成であるため、リトラクタ22によってショルダーウエビング18が巻き取られる際(プリテンショナ機構22Aが作動した際も含む)のタングプレート34の移動速度は、リトラクタ22(プリテンショナ機構22A)によるショルダーウエビング18の巻取速度の半分になる。このため、リトラクタ22(プリテンショナ機構22A)の巻取速度は、一般的なリトラクタの巻取速度の2倍になるように調節することが好ましい。この点は以下に説明する本発明の第2、第4、第5の実施形態においても同様である。
また、上記第1の実施形態に係るタングプレート34は、ラップウエビング30に対してスリップリング28に接近する方向へ相対移動する際にはラップウエビング30に対する摺動抵抗が大きくなり、アンカプレート32に接近する方向へ相対移動する際にはラップウエビング30に対する摺動抵抗が小さくなるように構成する(ワンウェイ機能を持たせる)ことが好ましい。このようにすることで、乗員16がショルダーウエビング18及びラップウエビング30を装着した際にラップウエビング30に生じる弛みを少なくできると共に、スリップリング28を乗員16の胸部中央付近の適切な位置に配置させることができる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。なお、前記第1の実施形態と基本的に同様の構成・作用については前記第1の実施形態と同符号を付し、その説明を省略する。
<第2の実施形態>
図5には、本発明の第2の実施形態に係るシートベルト装置50の主要部の構成が斜視図にて示されている。
この実施形態に係るシートベルト装置50は、前記第1の実施形態に係るシートベルト装置10と基本的に同様の構成とされているが、このシートベルト装置50では、ショルダーウエビング18の長手方向他端部は、センターピラー20の上部に固定された上支持部材としてのアンカプレート52に係止されており、ショルダーウエビング18の長手方向中間部は、アンカプレート52とリトラクタ22との間(乗員16の肩部近傍)でセンターピラー20に取り付けられた下支持部材としてのショルダーアンカ54のウエビング挿通孔54Aに挿通されてショルダーアンカ54に巻き掛けられている。すなわち、ショルダーアンカとアンカプレートとの車両上下方向に沿った配置関係が前記第1の実施形態に係るシートベルト装置10とは逆になっている。なお、ショルダーアンカ54は、前記第1の実施形態に係るショルダーアンカ24と同様に、車両前後方向へ揺動可能とされると共に、車両上下方向に沿った配置を所定の範囲内で調節可能とされている。
このシートベルト装置50では、座席14に着座した乗員16がタングプレート34をバックル装置36に係止させた状態では、ショルダーウエビング18のアンカプレート52とスリップリング28との間が第1拘束部18Aとなり、ショルダーウエビング18のショルダーアンカ54とスリップリング28との間が第2拘束部18Bとなる。
一方、乗員16がタングプレート34のバックル装置36に対する係止状態を解除すると、ショルダーウエビング18は、長手方向一端側がリトラクタ22の図示しない巻取軸に巻き取られることで、長手方向中間部がショルダーアンカ54及びスリップリング28と摺動すると共に、スリップリング28がショルダーアンカ54及びアンカプレート52側へ引き寄せられ、ラップウエビング30がセンターピラー20側へ引き寄せられる。これにより、ショルダーウエビング18とラップウエビング30とがセンターピラー20側へ収納される。
上記構成のシートベルト装置50においても、乗員16の車両外側の肩部にショルダーウエビング18の第1拘束部18A及び第2拘束部18Bの両方(2本のウエビング)が装着されるので、乗員16上体の拘束性が向上し、前記第1の実施形態に係るシートベルト装置10と基本的に同様の作用効果を奏する。
しかも、このシートベルト装置50では、ショルダーアンカ24の位置が低い(リトラクタ22に近い)ため、プリテンショナ機構22が作動した際に、前記第1の実施形態に係るシートベルト装置10の場合よりも早くショルダーウエビング18及びラップウエビング30の弛みを除去することができる。
また、このシートベルト装置50では、乗員16の肩部の関節付近に装着される第2拘束部18Bの長手方向一端部がショルダーアンカ54に巻き掛けられているため、乗員18はショルダーアンカ54の車両上下方向の位置を調節することで、第2拘束部18Bの肩部関節付近への触れ具合を調節することができる。
<第3の実施形態>
図6には、本発明の第3の実施形態に係るシートベルト装置60の主要部の構成が斜視図にて示されている。また、図7には、このシートベルト装置60の構成が正面図にて示されている。
この実施形態に係るシートベルト装置50は、前記第1の実施形態に係るシートベルト装置10と基本的に同様の構成とされているが、前記第1の実施形態に係るアンカプレート26の代わりに下支持部材としてのショルダーアンカ62を有している。ショルダーアンカ62は、ショルダーアンカ24とリトラクタ22との間(乗員16の肩部近傍)でセンターピラー20に取り付けられており、車両前後方向へ揺動可能とされると共に、車両上下方向に沿った配置を所定の範囲内で調節可能とされている。
また、ショルダーウエビング18の長手方向他端部は、上述したショルダーアンカ62のウエビング挿通孔62Aに挿通されてショルダーアンカ62に巻き掛けられてから、ショルダーアンカ24とリトラクタ22との間で自らの長手方向中間部に係止されている。
このシートベルト装置60では、座席14に着座した乗員16がタングプレート34をバックル装置36に係止させた状態では、ショルダーウエビング18のショルダーアンカ24とスリップリング28との間が第1拘束部18Aとなり、ショルダーウエビング18のショルダーアンカ62とスリップリング28との間が第2拘束部18Bとなる。
一方、乗員16がタングプレート34のバックル装置36に対する係止状態を解除させると、ショルダーウエビング18は、長手方向一端側がリトラクタ22の図示しない巻取軸に巻き取られることで、長手方向他端側がリトラクタ22側へ引き込まれ、長手方向中間部がショルダーアンカ24、ショルダーアンカ62及びスリップリング28と摺動すると共に、スリップリング28がショルダーアンカ24及びショルダーアンカ26に接近し、ラップウエビング30がセンターピラー20側へ引き寄せられる。これにより、ショルダーウエビング18及びラップウエビング30がセンターピラー20側へ収納される。
上記構成のシートベルト装置60においても、乗員16の車両外側の肩部にショルダーウエビング18の第1拘束部18A及び第2拘束部18Bの両方(2本のウエビング)が装着されるので、乗員16上体の拘束性が向上し、前記第1の実施形態に係るシートベルト装置10と基本的に同様の作用効果を奏する。
しかも、このシートベルト装置60では、ショルダーウエビング18の長手方向一端側がリトラクタ22に巻き取られる際(プリテンショナ機構22が作動した際も含む)には、図8に示すように、第1拘束部18Aがショルダーアンカ24側へ引き込まれると共に(矢印E参照)、第2拘束部18Bがショルダーアンカ62側へ引き込まれる(矢印G参照)。したがって、ショルダーウエビング18の長手方向一端側がリトラクタ22に巻き取られる量と、スリップリング28がショルダーアンカ24側へ引き寄せされる量とが同等になるので、一般的な巻き取り量設定のリトラクタ22やプリテンショナ機構22を適用して構成することができる。
<第4の実施形態>
図9には、本発明の第4の実施形態に係るシートベルト装置70の主要部の構成が斜視図にて示されている。また、図10には、このシートベルト装置70の構成が正面図にて示されている。
この実施形態に係るシートベルト装置70は、前記第1の実施形態に係るシートベルト装置10と基本的に同様の構成とされているが、前記第1の実施形態に係るアンカプレート26の代わりに、ショルダーウエビング18の長手方向他端部が係止される下支持部材としてのスライドピース72を備えている。スライドピース72はショルダーアンカ24とリトラクタ22との間(乗員16の肩部近傍)に配置されており、センターピラー20に取り付けられたガイドレール74(移動手段)に沿って車両上下方向に所定範囲移動可能とされている。このスライドピース72は通常は図示しない保持機構(例えば、破断可能なピン等)によってガイドレール74の上部に保持されている。
また、このシートベルト装置70では、前記第1の実施形態に係るリトラクタ22とは異なるリトラクタ76を備えている。リトラクタ76は前記第1の実施形態に係るリトラクタ22と基本的に同様の構成とされているが、引込機構76Aを有している。引込機構76Aは、スライドピース72との間に掛け渡されたワイヤ78(移動手段)を自らの内側へ強制的に引き込むようになっており、これにより、スライドピース72は上記保持機構による保持を解除され、車両下方へと移動される。この引込機構76Aは図示しない制御装置によって作動を制御されるようになっており、本第4の実施形態ではプリテンショナ機構22Aが作動される前に作動される構成となっている。
上記構成のシートベルト装置70においても、乗員16の車両外側の肩部にショルダーウエビング18の第1拘束部18A及び第2拘束部18Bの両方(2本のウエビング)が装着されるので、乗員16上体の拘束性が向上し、前記第1の実施形態に係るシートベルト装置10と基本的に同様の作用効果を奏する。
しかも、このシートベルト装置70では、引込機構76Aが作動されることで、ワイヤ78を介してスライドピース72が車両下方へと移動されるので、第1拘束部18Aと第2拘束部18Bとの成す角が図10に示されるθ1から図11に示されるθ2に拡大される(θ1<θ2)。したがって、第1拘束部18A及び第2拘束部18Bが乗員16の肩部の広い範囲に装着される。そして、このように第1拘束部18Aと第2拘束部18Bとの成す角が大きくされてから、プリテンショナ機構22が作動されるので、ショルダーウエビング18は乗員肩部の広い範囲に緊密に装着され、これにより、ショルダーウエビング18による乗員上体の拘束性がより一層向上する。
なお、前記第1の実施形態乃至前記第3の実施形態においても、上記第4の実施形態に係る移動手段等を用いて、下支持部材(アンカプレート26、ショルダーアンカ54、ショルダーアンカ62)をプリテンショナ機構22Aの作動前に車両下方へと移動させる構成とすれば、上記第4の実施形態のようにショルダーウエビング18による乗員16上体の拘束性を一層向上させることができる。
<第5の実施形態>
図12には、本発明の第5の実施形態に係るシートベルト装置80の主要部の構成が斜視図にて示されている。また、図13には、このシートベルト装置80の構成が正面図にて示されている。
この実施形態に係るシートベルト装置80は、前記第1の実施形態に係るシートベルト装置10と基本的に同様の構成とされているが、バックル装置36はプリテンショナ機構82を介して座席14に取り付けられている。このプリテンショナ機構82は、図14に示されるようにバックル装置36を車両下方へと引き込むことができるようになっており(矢印J参照)、図示しない制御装置によって所定の機会(例えば、車両12の衝突時、車両12の衝突予知時、車両12の急減速時など)に作動される。また、このシートベルト装置80では、リトラクタ22はプリテンショナ機構22Aが省略された構成となっている。
上記構成のシートベルト装置80においても、乗員16の車両外側の肩部にショルダーウエビング18の第1拘束部18A及び第2拘束部18Bの両方(2本のウエビング)が装着されるので、乗員16上体の拘束性が向上し、前記第1の実施形態に係るシートベルト装置10と基本的に同様の作用効果を奏する。
しかも、このシートベルト装置80では、図示しない制御装置が所定の機会にプリテンショナ機構82を作動させると、図14に示されるようにバックル装置36がタングプレート34と共に車両下方へと引き込まれる。これにより、ラップウエビング30の弛みが除去されてラップウエビング30が乗員16の腰部に緊密に装着されると共に、スリップリング28がバックル装置36側へ引き込まれることで(矢印K参照)、ショルダーウエビング18の弛みが除去され(矢印L参照)、ショルダーウエビング18が乗員16の肩部に緊密に装着される。なお、スリップリング28がバックル装置36側へ引き込まれることで、ショルダーウエビング18はリトラクタ22から引き出されそうになるが、リトラクタ22に設けられた図示しないロック機構が作動することで、ショルダーウエビング18のリトラクタ22からの引き出しが阻止される。
このように、このシートベルト装置80では、スリップリング28がバックル装置36側へ引き込まれるため、ショルダーウエビング18の第1拘束部18A及び第2拘束部18Bの長さが長くなり、第1拘束部18A及び第2拘束部18Bが乗員16の上体に接する範囲が長くなる。これにより、ショルダーウエビング18による乗員16上体の拘束性が一層向上する。また、上述の如くラップウエビング30が乗員16の腰部に緊密に装着されるので、ラップウエビング30による乗員16腰部の拘束性が向上する。
なお、前記第1の実施形態乃至上記第5の実施形態においては、第1拘束部18Aと第2拘束部18Bの接続部分(すなわちショルダーウエビング18の長手方向中間部)がスリップリング28に巻き掛けられた構成としたが、これに限らず、スリップリング28を省略し、第1拘束部18Aと第2拘束部18Bの接続部分をタングプレート34に巻き掛ける構成としてもよい。この場合でも、第1拘束部18A及び第2拘束部18Bの2本のウエビングで乗員16の上体を拘束することができる。但しこの場合、ラップウエビング30用のタングプレート及びバックル装置を別途設ける構成となる。
また、前記第1の実施形態乃至上記第5の実施形態において、アンカプレート32の代わりに、ラップウエビング30用のリトラクタを設ける構成としてもよい。これにより、ラップウエビング30の収納性を向上させることができる。またこの場合、ショルダーウエビング18は、第1拘束部18Aと第2拘束部18Bの各長手方向一端部がセンターピラー16に係止された構成としてもよい。このようにすれば、ショルダーウエビング18用のリトラクタやショルダーアンカ等を省略することができる。さらにこの場合、ショルダーウエビング18は、第1拘束部18Aと第2拘束部18Bとの長手方向他端部がラップウエビング30に係止された構成としてもよい。なお、第1拘束部18Aと第2拘束部18Bとの長手方向他端部は互いに接続されて(連続して)いてもよく、分割されていてもよい。このようにすれば、スリップリング28を省略することができる。
本発明の第1の実施形態に係るシートベルト装置の主要部の構成を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るシートベルト装置を車両前方から見た正面図である。 本発明の第1の実施形態に係るシートベルト装置を車両側方から見た側面図である。 本発明の第1の実施形態に係るシートベルト装置のリトラクタのプリテンショナ機構が作動した状態を示す図2に対応した正面図である。 本発明の第2の実施形態に係るシートベルト装置の主要部の構成を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係るシートベルト装置の主要部の構成を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係るシートベルト装置を車両前方から見た正面図である。 本発明の第3の実施形態に係るシートベルト装置のリトラクタのプリテンショナ機構が作動した状態を示す図7に対応した正面図である。 本発明の第4の実施形態に係るシートベルト装置の主要部の構成を示す斜視図である。 本発明の第4の実施形態に係るシートベルト装置を車両前方から見た正面図である。 本発明の第4の実施形態に係るシートベルト装置のリトラクタのプリテンショナ機構が作動した状態を示す図10に対応した正面図である。 本発明の第5の実施形態に係るシートベルト装置の構成を示す斜視図である。 本発明の第5の実施形態に係るシートベルト装置を車両前方から見た正面図である。 本発明の第5の実施形態に係るシートベルト装置のリトラクタのプリテンショナ機構が作動した状態を示す図13に対応した正面図である。
符号の説明
10 シートベルト装置
12 車両
14 座席
16 乗員
18 ショルダーウエビング
18A 第1拘束部
18B 第2拘束部
20 センターピラー
22 リトラクタ
22A プリテンショナ機構
24 ショルダーアンカ(上支持部材)
26 アンカプレート(下支持部材)
28 スリップリング(リング)
30 ラップウエビング
50 シートベルト装置
52 アンカプレート(上支持部材)
54 ショルダーアンカ(下支持部材)
60 シートベルト装置
62 ショルダーアンカ(下支持部材)
70 シートベルト装置
72 スライドピース(下支持部材)
74 ガイド溝(移動手段)
76 リトラクタ
76A 引込機構(移動手段)
78 ワイヤ(移動手段)
80 シートベルト装置

Claims (7)

  1. 各一端部が車両の座席側方の異なる位置で車両に支持されると共に、互いに接続された各他端部が前記座席に対して前記一端部と反対側で車両に係止されることで乗員の一方の肩部に二股状に装着される第1拘束部及び第2拘束部を有し、前記第1拘束部及び前記第2拘束部の両方で乗員の上体を拘束するショルダーウエビングを備えたシートベルト装置。
  2. 一端部が前記座席側方で車両に係止されると共に中間部が前記座席に対して前記一端部と反対側で車両に係止され、乗員の腰部を拘束するラップウエビングと、前記ラップウエビングの他端部が係止されると共に、前記第1拘束部と前記第2拘束部との前記各他端部の接続部分が巻き掛けられるリングと、を備えたことを特徴とする請求項1に記載のシートベルト装置。
  3. 前記ショルダーウエビングは、一端部が車両のピラーの下部に設けられたリトラクタの巻取軸に係止され、中間部が前記ピラーの上部に揺動可能に取り付けられた上支持部材に巻き掛けられてから前記リングに巻き掛けられ、他端部が前記上支持部材と前記リトラクタの間で前記ピラーに取り付けられた下支持部材に係止され、かつ、前記リングと前記上支持部材との間が前記第1拘束部とされ、前記リングと前記下支持部材との間が前記第2拘束部とされることを特徴とする請求項2に記載のシートベルト装置。
  4. 前記ショルダーウエビングは、一端部が車両のピラーの下部に設けられたリトラクタの巻取軸に係止され、中間部が前記リトラクタの車両上方で前記ピラーに揺動可能に取り付けられた下支持部材に巻き掛けられてから前記リングに巻き掛けられ、他端部が前記下支持部材の車両上方で前記ピラーに取り付けられた上支持部材に係止され、かつ、前記リングと前記上支持部材との間が前記第1拘束部とされ、前記リングと前記下支持部材との間が前記第2拘束部とされることを特徴とする請求項2に記載のシートベルト装置。
  5. 前記ショルダーウエビングは、一端部が車両のピラーの下部に設けられたリトラクタの巻取軸に係止され、中間部が前記リトラクタの車両上方で前記ピラーに揺動可能に取り付けられた上支持部材に巻き掛けられてから前記リングに巻き掛けられ、他端部が前記上支持部材と前記リトラクタとの間で前記ピラーに揺動可能に取り付けられた下支持部材に巻き掛けられてから前記上支持部材と前記リトラクタとの間で自らの中間部に係止され、かつ、前記リングと前記上支持部材との間が前記第1拘束部とされ、前記リングと前記下支持部材との間が前記第2拘束部とされることを特徴とする請求項2に記載のシートベルト装置。
  6. 前記下支持部材は、車両上下方向に所定範囲移動可能に前記ピラーに取り付けられ、通常は前記移動範囲の上部に保持されると共に、所定の機会に前記保持を解除して前記下支持部材を車両下方へ移動させる移動手段を有することを特徴とする請求項3乃至請求項5の何れか1項に記載のシートベルト装置。
  7. 前記ショルダーウエビングを前記リトラクタ側へ引き込むプリテンショナ機構を有すると共に、当該プリテンショナ機構は、前記移動手段が前記下支持部材を車両下方へ移動させてから作動されることを特徴とする請求項6に記載のシートベルト装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011156902A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Honda Motor Co Ltd シートベルト装置
JP2015171838A (ja) * 2014-03-11 2015-10-01 三菱自動車工業株式会社 シートベルト装置

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