JP2007245786A - シートベルト装置 - Google Patents

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誠 関塚
Yuichi Kitagawa
裕一 北川
Yasuji Ito
保司 伊藤
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Abstract

【課題】乗員への負担を軽減する。
【解決手段】シートベルト装置10では、車両の前面衝突時に、乗員胸部からショルダベルト部38へ作用する荷重によって乗員胸部のショルダベルト部通過位置が下側へ変位して、ショルダベルト部38が乗員の肋軟骨から下位肋骨を通過する可能性がある。ここで、シートベルト24のショルダベルト部38及びショルダアンカ28とタングプレート32とに支持される領域が、幅広部24Aにされて、リトラクタ26に格納可能にされた一般部24Bに比し幅寸法を広くされている。このため、仮にショルダベルト部38が乗員の肋軟骨から下位肋骨を通過しても、乗員胸部のショルダベルト部通過領域が広いと共に、ショルダアンカ28及びタングプレート32に支持されるシートベルト24の幅が広いため、ショルダベルト部38から乗員胸部へ作用する荷重を良好に分散させることができ、乗員への負担を軽減できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の乗員にシートベルトが装着されるシートベルト装置に関する。
シートベルト装置としては、乗員の胸部に装着されるショルダベルトの乗員に触れる部分に、柔軟材内にクッション材が内蔵された幅広部材を取り付けたものがある(例えば、特許文献1参照)。
ここで、このようなシートベルト装置では、仮に車両の前面衝突時に乗員の胸部からショルダベルトへ作用する荷重によりショルダベルトの下端が乗員側へ移動されて乗員胸部のショルダベルト通過位置が下側へ変位しても、乗員への負担が増えることを抑制できるのが好ましい。
特開2005−82141公報
本発明は、上記事実を考慮し、車両の衝突時に乗員への負担を軽減できるシートベルト装置を得ることが目的である。
請求項1に記載のシートベルト装置は、車両の乗員の胸部に装着され、車両の衝突時に乗員の胸部を拘束可能にされたシートベルトと、前記シートベルトの一端側を格納可能にされたリトラクタと、前記シートベルトを乗員の胸部の上側において支持する上支持部材と、前記シートベルトを乗員の胸部の下側において支持する下支持部材と、前記シートベルトの前記上支持部材と前記下支持部材との間の領域と前記上支持部材及び前記下支持部材に支持される領域とに設けられ、前記シートベルトの前記リトラクタに格納可能にされた領域に比し幅寸法を広くされた幅広部と、を備えている。
請求項2に記載のシートベルト装置は、請求項1に記載のシートベルト装置において、前記シートベルトの他端側を格納可能にされた追加リトラクタを備えた、ことを特徴としている。
請求項1に記載のシートベルト装置では、車両の乗員の胸部にシートベルトが装着されて、車両の衝突時に乗員の胸部をシートベルトが拘束可能にされている。また、シートベルトの一端側がリトラクタに格納可能にされており、上支持部材がシートベルトを乗員の胸部の上側において支持すると共に、下支持部材がシートベルトを乗員の胸部の下側において支持している。
ここで、シートベルトの上支持部材と下支持部材との間の領域が幅広部にされており、幅広部では、シートベルトのリトラクタに格納可能にされた領域に比し、幅寸法を広くされている。このため、仮に車両の衝突時に乗員胸部のシートベルト通過位置が下側へ変位しても、乗員胸部のシートベルト通過領域が広いため、シートベルトから乗員胸部へ作用する荷重を良好に分散させることができ、乗員への負担を軽減することができる。
さらに、シートベルトの上支持部材及び下支持部材に支持される領域も、幅広部にされて、シートベルトのリトラクタに格納可能にされた領域に比し、幅寸法を広くされている。このため、仮に車両の衝突時に乗員胸部のシートベルト通過位置が下側へ変位しても、シートベルトの上支持部材及び下支持部材に支持される幅が広いため、乗員胸部からシートベルトへ作用する荷重を上支持部材及び下支持部材がシートベルト幅方向へ良好に分散して受けることができて、シートベルトから乗員胸部へ作用する荷重をシートベルト幅方向へ良好に分散させることができ、乗員への負担を良好に軽減することができる。
また、シートベルトのリトラクタに格納可能にされた領域は、幅広部に比し幅寸法を狭くされているため、リトラクタの大型化を抑制できる。
請求項2に記載のシートベルト装置では、シートベルトの他端側が追加リトラクタに格納可能にされている。このため、リトラクタによるシートベルト一端側の格納のみではシートベルトを良好に格納できない場合でも、追加リトラクタがシートベルトの他端側を格納することで、シートベルトを良好に格納することができる。
[第1の実施の形態]
図1には、本発明の第1の実施の形態に係るシートベルト装置10が車両左斜め前方から見た斜視図にて示されており、図2には、シートベルト装置10の乗員装着状態が車両右斜め前方から見た斜視図にて示されている。さらに、図3には、シートベルト装置10の乗員装着解除状態が車両左斜め前方から見た斜視図にて示されている。なお、図面では、車両前方を矢印FRで示し、車幅方向外方を矢印OUTで示し、上方を矢印UPで示す。
本実施の形態に係るシートベルト装置10が適用された車両14では、車室16の床板上に固定されたシート(図示省略)に乗員12が車両前方を向いて着席している。シートの車幅方向外側における車体の側壁には、開口18が形成されており、開口18は、車室16内を開放すると共に、サイドドア(図示省略)の開閉操作によって開閉可能にされている。また、開口18の車両後側の車体には、筒状のピラー20(例えばセンタピラー)が設けられると共に、開口18の下側の車体には、筒状のロッカ22が設けられている。
シートに着席する乗員12には、シートベルト装置10のシートベルト24(ウエビング)が装着されている。
シートベルト24の一端側(図1の矢印A側)は、リトラクタ26(巻取装置)に巻き取られて格納されており、リトラクタ26は、ピラー20の下部内に取り付けられると共に、シートベルト24を一端側へ付勢している。リトラクタ26には、ロック機構(図示省略)が設けられており、車両14の衝突時(衝突予知時でもよい)には、ロック機構が作動されることで、リトラクタ26からのシートベルト24の引き出しをロック可能にされている。リトラクタ26には、プリテンショナ(図示省略)が設けられており、車両14の衝突時(衝突予知時でもよい)には、プリテンショナが作動されることで、リトラクタ26にシートベルト24を巻取可能にされている。
シートベルト24は、上支持部材としてのショルダアンカ28(ショルダ金具)の上挿通孔30に折り返された状態で移動可能に挿通されており、ショルダアンカ28が乗員胸部12Aの車幅方向外側かつ上側におけるピラー20の上部に取り付けられることで、シートベルト24が乗員胸部12Aの車幅方向外側かつ上側に移動可能に支持されている。また、上挿通孔30の乗員12側(下側)の端面は、上支持面30Aにされており、上支持面30Aは、平面状にされると共に、シートベルト24の幅方向全体を支持している。
シートベルト24は、ショルダアンカ28より他端側(図1の矢印B側)において、下支持部材としてのタングプレート32の下挿通孔34に折り返された状態で移動可能に挿通されており、タングプレート32は、バックル36に離脱可能に装着されている。バックル36の下部には、ステー部36Aが設けられており、バックル36がステー部36Aにおいて乗員腰部12Bの車幅方向内側かつ下側における車室16床板に取り付けられることで、シートベルト24が乗員腰部12Bの車幅方向内側かつ下側に移動可能に支持されている。これにより、シートベルト24は、ショルダアンカ28とタングプレート32との間において、ショルダベルト部38にされて、乗員12の胸部12A(図2に2点鎖線で示す如く、乗員12の車幅方向外側の肩部(鎖骨40)から肋軟骨42(鳩尾部)の上側及び下位肋骨44を介して腰部12Bの車幅方向内側)に装着されている。また、下挿通孔34の乗員12側(上側)の端面は、下支持面34Aにされており、下支持面34Aは、平面状にされると共に、シートベルト24の幅方向全体を支持している。
シートベルト24の他端(タングプレート32より他端側)は、ラップアンカとしてのラップベルト取付金具46に固定されており、ラップベルト取付金具46が乗員腰部12Bの車幅方向外側かつ下側におけるロッカ22に取り付けられることで、シートベルト24が乗員腰部12Bの車幅方向外側かつ下側に支持されている。これにより、シートベルト24は、タングプレート32とラップベルト取付金具46との間において、ラップベルト部48にされて、乗員12の腰部12Bに車幅方向へ装着されている。
シートベルト24は、ショルダアンカ28に支持される領域(ショルダアンカ28に支持される部分の一端側近傍)から、ショルダアンカ28とタングプレート32との間におけるショルダベルト部38の領域を介して、タングプレート32に支持される領域(タングプレート32に支持される部分の他端側近傍)までにおいて、幅広部24Aにされており、幅広部24Aは、幅広部24A以外の一般部24Bに比し、幅寸法を広くされている(例えば、一般部24Bの幅寸法(図1の寸法S)は48mm以上50mm以下にされる一方、幅広部24Aの幅寸法(図1の寸法T)は75mmにされている)。さらに、シートベルト24の幅広部24Aに対応して、ショルダアンカ28の上挿通孔30の長さ寸法(上支持面30Aの長さ寸法を含む)及びタングプレート32の下挿通孔34の長さ寸法(下支持面34Aの長さ寸法を含む)も、長くされている。
図3に示す如く、シートベルト24の乗員12への装着が解除される際には、タングプレート32がバックル36から離脱されて、リトラクタ26がシートベルト24に付与する付勢力によってシートベルト24の一端側の一般部24Bを巻取格納することで、シートベルト24がショルダアンカ28の上挿通孔30を一端側へ通過して、シートベルト24のショルダアンカ28とラップベルト取付金具46との間における弛みが除去される。さらに、シートベルト24が乗員12に装着された際にタングプレート32が配置されるシートベルト24の位置より他端側に設けられた突起部50によって、タングプレート32のシートベルト24他端側への移動が係止されることで、タングプレート32が乗員胸部12Aの車幅方向外側の位置に配置される。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
以上の構成のシートベルト装置10では、タングプレート32がバックル36に装着されることで、シートベルト24のショルダベルト部38が乗員12の胸部12Aに装着されると共に、シートベルト24のラップベルト部48が乗員12の腰部12Bに装着されている。
車両14の前面衝突時には、リトラクタ26のロック機構が作動されてリトラクタ26からのシートベルト24の引き出しがロックされると共に、プリテンショナが作動されてリトラクタ26にシートベルト24が巻き取られることで、ショルダベルト部38が乗員12の胸部12Aの慣性力による車両前側への移動を拘束すると共に、ラップベルト部48が乗員12の腰部12Bの慣性力による車両前側への移動を拘束する。
また、乗員12の胸部12Aからショルダベルト部38へ作用する荷重によって、バックル36(特にステー部36A)が乗員12側へ変形されたり、バックル36が当接するシートが乗員12側へ変形されると、図2に1点鎖線で示す如く、乗員胸部12Aのショルダベルト部通過位置が下側へ変位して、ショルダベルト部38が乗員12の肋軟骨42(鳩尾部)から下位肋骨44を通過する可能性がある。
ここで、ショルダベルト部38が、シートベルト24の幅広部24Aにされて、シートベルト24の一般部24B(リトラクタ26に巻取格納可能にされた領域)に比し、幅寸法を広くされている。このため、仮にショルダベルト部38が乗員12の肋軟骨42から下位肋骨44を通過しても、乗員胸部12Aのショルダベルト部通過領域が広いため、ショルダベルト部38から乗員胸部12Aへ作用する荷重を良好に分散させることができ、乗員12の肋軟骨42や下位肋骨44に荷重が集中することを抑制できて、乗員12への負担を軽減することができる。
さらに、ショルダアンカ28の上挿通孔30の上支持面30A及びタングプレート32の下挿通孔34の下支持面34Aに支持されるシートベルト24の領域も幅広部24Aにされると共に、これに対応して上支持面30A及び下支持面34Aの長さ寸法も長くされている。このため、仮にショルダベルト部38が乗員12の肋軟骨42から下位肋骨44を通過しても、上支持面30A及び下支持面34Aに支持されるシートベルト24の幅が広いため、乗員胸部12Aからショルダベルト部38へ作用する荷重を上支持面30A及び下支持面34Aがシートベルト24の幅方向へ良好に分散して受けることができて、ショルダベルト部38から乗員胸部12Aへ作用する荷重をショルダベルト部38の幅方向へ良好に分散させることができ、乗員12の肋軟骨42や下位肋骨44に荷重が集中することを良好に抑制できて、乗員12への負担を良好に軽減することができる。
しかも、上支持面30A及び下支持面34Aが平面状にされている。このため、仮にショルダベルト部38が乗員12の肋軟骨42から下位肋骨44を通過しても、乗員胸部12Aからショルダベルト部38へ作用する荷重を上支持面30A及び下支持面34Aがシートベルト24の幅方向へ一層良好に分散して受けることができて、ショルダベルト部38から乗員胸部12Aへ作用する荷重をショルダベルト部38の幅方向へ一層良好に分散させることができ、乗員12の肋軟骨42や下位肋骨44に荷重が集中することを一層良好に抑制できて、乗員12への負担を一層良好に軽減することができる。
また、シートベルト24のリトラクタ26に巻取格納可能にされた領域は、幅広部24Aに比し幅寸法を狭くされた一般部24Bであるため、リトラクタ26がシートベルト24の幅方向に大型化することを防止できる。このため、リトラクタ26のピラー20下部内への取付スペースを大型化する必要がなく(ピラー20下部内で当該取付スペースを大型化するのは現実的には困難である)、リトラクタ26を容易に取り付けることができる。しかも、高価なリトラクタ26を大型化せず、安価なショルダアンカ28及びタングプレート32を大型化したため、コストアップを抑制することができる。
[第2の実施の形態]
図4には、本発明の第2の実施の形態に係るシートベルト装置60が車両左斜め前方から見た斜視図にて示されている。
本実施の形態に係るシートベルト装置60は、上記第1の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
本実施の形態に係るシートベルト装置60では、シートベルト24の他端側(タングプレート32より図4の矢印B側)が、追加リトラクタ62(追加巻取装置)に巻き取られて格納されており、追加リトラクタ62は、シートベルト24を他端側へ付勢している。追加リトラクタ62は、乗員腰部12Bの車幅方向外側かつ下側におけるロッカ22内に取り付けられており、シートベルト24は乗員腰部12Bの車幅方向外側かつ下側に支持されている。これにより、シートベルト24は、タングプレート32と追加リトラクタ62との間において、ラップベルト部48にされて、乗員12の腰部12Bに車幅方向へ装着されている。
追加リトラクタ62には、ロック機構(図示省略)が設けられており、車両14の衝突時(衝突予知時でもよい)には、ロック機構が作動されることで、追加リトラクタ62からのシートベルト24の引き出しをロック可能にされている。追加リトラクタ62には、プリテンショナ(図示省略)が設けられており、車両14の衝突時(衝突予知時でもよい)には、プリテンショナが作動されることで、追加リトラクタ62にシートベルト24を巻取可能にされている。
シートベルト24の乗員12への装着が解除される際には、タングプレート32がバックル36から離脱されて、リトラクタ26がシートベルト24に付与する付勢力によってシートベルト24の一端側(図4の矢印A側)の一般部24Bを巻取格納することでシートベルト24がショルダアンカ28の上挿通孔30を一端側へ通過すると共に、追加リトラクタ62がシートベルト24に付与する付勢力によってシートベルト24の他端側の一般部24Bを巻取格納して、シートベルト24のショルダアンカ28と追加リトラクタ62との間における弛みが除去される。さらに、シートベルト24が乗員12に装着された際にタングプレート32が配置されるシートベルト24の位置より他端側に設けられた突起部50によって、タングプレート32のシートベルト24他端側への移動が係止されることで、タングプレート32が乗員胸部12Aの車幅方向外側の位置に配置される。
このため、シートベルト24の他端側への移動が係止されたタングプレート32がショルダアンカ28に当接したり、ショルダアンカ28からリトラクタ26までの距離が短くて(当該距離を充分に確保できなくて)、リトラクタ26がシートベルト24の一端側の一般部24Bを巻取格納するのみでは、シートベルト24のショルダアンカ28と追加リトラクタ62との間における弛みが除去されない場合でも、追加リトラクタ62がシートベルト24の他端側の一般部24Bを巻取格納することで、シートベルト24のショルダアンカ28と追加リトラクタ62との間における弛みを除去することができる。
ここで、本実施の形態でも、上記第1の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
さらに、車両14の前面衝突時には、リトラクタ26のプリテンショナのみならず追加リトラクタ62のプリテンショナも作動されて、リトラクタ26及び追加リトラクタ62にシートベルト24が巻取格納される。このため、ショルダアンカ28の上挿通孔30の上支持面30A及びタングプレート32の下挿通孔34の下支持面34Aに支持されるシートベルト24の領域が幅広部24Aにされると共に、上支持面30A及び下支持面34Aの長さ寸法が長くされて、仮に上支持面30A及び下支持面34Aとシートベルト24の幅広部24Aとの摩擦力が大きくなっても、シートベルト24のショルダベルト部38が乗員12の胸部12Aを良好に拘束できると共に、シートベルト24のラップベルト部48が乗員12の腰部12Bを良好に拘束することができる。
また、シートベルト24の追加リトラクタ62に巻取格納可能にされた領域は、幅広部24Aに比し幅寸法を狭くされた一般部24Bであるため、追加リトラクタ62がシートベルト24の幅方向に大型化することを防止できる。このため、追加リトラクタ62のロッカ22内への取付スペースを大型化する必要がなく(ロッカ22内で当該取付スペースを大型化するのは現実的には困難である)、追加リトラクタ62を容易に取り付けることができる。しかも、高価な追加リトラクタ62を大型化せず、安価なショルダアンカ28及びタングプレート32を大型化したため、コストアップを抑制することができる。
なお、本実施の形態では、追加リトラクタ62にプリテンショナを設けた構成としたが、追加リトラクタ62にはプリテンショナを設けても設けなくてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係るシートベルト装置を示す車両左斜め前方から見た斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るシートベルト装置の乗員装着状態を示す車両右斜め前方から見た斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るシートベルト装置の乗員装着解除状態を示す車両左斜め前方から見た斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係るシートベルト装置を示す車両左斜め前方から見た斜視図である。
符号の説明
10 シートベルト装置
12 乗員
12A 胸部
14 車両
24 シートベルト
24A 幅広部
26 リトラクタ
28 ショルダアンカ(上支持部材)
32 タングプレート(下支持部材)
60 シートベルト装置
62 追加リトラクタ

Claims (2)

  1. 車両の乗員の胸部に装着され、車両の衝突時に乗員の胸部を拘束可能にされたシートベルトと、
    前記シートベルトの一端側を格納可能にされたリトラクタと、
    前記シートベルトを乗員の胸部の上側において支持する上支持部材と、
    前記シートベルトを乗員の胸部の下側において支持する下支持部材と、
    前記シートベルトの前記上支持部材と前記下支持部材との間の領域と前記上支持部材及び前記下支持部材に支持される領域とに設けられ、前記シートベルトの前記リトラクタに格納可能にされた領域に比し幅寸法を広くされた幅広部と、
    を備えたシートベルト装置。
  2. 前記シートベルトの他端側を格納可能にされた追加リトラクタを備えた、ことを特徴とする請求項1記載のシートベルト装置。
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