JPWO2013099590A1 - ロッキングタング - Google Patents
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Abstract
Description
第1のウェビング挿通孔から離間した解放位置と前記第1のウェビング挿通孔に接近したロック位置との間で移動可能に前記タング本体に保持され、前記ロック位置に移動することで、前記第1のウェビング挿通孔に挿通されるウェビングをクランプして前記ウェビングの移動を防止するロック部材と、を有するロッキングタングであって、
前記第1のウェビング挿通孔は、前記ウェビングの幅方向に沿った対向する二つの長手側壁のうち、一方の前記長手側壁の長さが長くなる台形形状を有することを特徴とするロッキングタング。
(2) 前記一方の長手側壁は、前記ロック部材が解放位置に位置するときの前記ロック部材に近い側の第1の長手側壁であることを特徴とする(1)に記載のロッキングタング。
(3) 前記第1の長手側壁は、前記ウェビングの幅方向の両端部において、当該幅方向外側に向かうにつれて前記ロック部材が解放位置に位置するときの前記ロック部材に近い側に向かって傾斜していることを特徴とする(2)に記載のロッキングタング。
(4) 前記タング本体は、前記ロック部材を前記解放位置に位置決めするための位置決め部を有し、
前記ロック部材は、前記ウェビングに所定値以上の力が作用したとき、前記位置決め部による位置決めを解除して、前記ロック位置に移動することを特徴とする(1)から(3)のいずれかに記載のロッキングタング。
(5) 前記タング本体は、バックルが結合される開口部を有するタングプレートと、該タングプレートを部分的に覆い、前記ウェビング挿通孔を形成する樹脂モールドと、を有し、
前記位置決め部は、前記樹脂モールドによって一体形成される突起部であり、
前記ロック部材は、前記ウェビングに所定値以上の力が作用したとき、前記突起部を破断して、前記ロック位置に移動することを特徴とする(4)に記載のロッキングタング。
(6) 通常使用時に前記ロック部材が前記解放位置に位置するように、前記ロック部材を前記解放位置に向けて付勢する付勢部材をさらに有し、
前記ロック部材は、前記ウェビングに所定値以上の力が作用したとき、前記付勢部材の付勢力に抗して、前記ロック位置に移動することを特徴とする(1)から(3)のいずれかに記載のロッキングタング。
(7) 前記付勢部材は、中間部を湾曲されたワイヤ状のばね部材であり、
前記ロック部材は、前記ばね部材の中間部を保持する中間部保持部を有し、
前記タング本体は、前記中間部保持部よりもロック位置寄りで、前記ばね部材の両端部を保持する一対の端部保持部を有することを特徴とする(6)に記載のロッキングタング。
(8) 前記タング本体には、前記第1のウェビング挿通孔に挿通された前記ウェビングが挿通される第2のウェビング挿通孔が形成され、且つ、
前記タング本体は、前記第1のウェビング挿通孔と前記第2のウェビング挿通孔とが形成される湾曲部分を有し、
前記ロック部材は、前記第1のウェビング挿通孔と前記第2のウェビング挿通孔との間に位置する前記湾曲部分の内側案内面によって回転移動可能に支持され、且つ、前記第1のウェビング挿通孔と前記第2のウェビング挿通孔との間に位置する前記ウェビングと接触することを特徴とする(1)から(7)のいずれかに記載のロッキングタング。
(9) (1)〜(8)のいずれかに記載のロッキングタングを備えることを特徴とするシートベルト装置。
例えば、図6(d)に示すように、第1の長手側壁23の傾斜した両端部23aと平行に、対向するロック部材30のロック位置側(即ち、規制部25に近い側)の第2の長手側壁22の両端部22aも幅方向外側に向かうにつれてロック部材30の第1の長手側壁23側に傾斜してもよい。
図7及び図8は、本発明の他の実施形態に係るロッキングタング10を示す。なお、上記実施形態と同一または同等部分については、同一または相当符号を付して説明を省略或いは簡略化する。
なお、その他の構成及び作用については、上記実施形態のものと同様である。また、付勢部材としては、ばね部材40と同様に、ロック部材30を解放位置に向けて付勢するものであれば、本実施形態のばね部材40の形状に限定されるものではない。
例えば、本実施形態では、肩部側ウェビング挿通孔の対向する二つの長手側壁22、23のうち、第1の長手側壁23が第2の長手側壁22より長くなる構成としたが、適切に形状を設定することで、第2の長手側壁22の側を長くした場合にも、本発明の効果を得ることが可能である。
また、本発明は、2011年12月26日出願の日本特許出願(特願2011−283842)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
3 ウェビング
7 バックル
10 ロッキングタング
11 タング本体
12 肩部側ウェビング挿通孔(第1のウェビング挿通孔)
13 腰部側ウェビング挿通孔(第2のウェビング挿通孔)
14 開口部
15 タングプレート
16 樹脂モールド
17 平坦部分
18 湾曲部分
19 内側案内面
20 突起部(位置決め部)
21 ガイド溝
22,23 長手側壁
24 短手側壁
30 ロック部材
31 ノッチ
32 ガイド部
Claims (9)
- バックルに結合可能であると共に、ウェビングが挿通される少なくとも2つのウェビング挿通孔を有するタング本体と、
第1のウェビング挿通孔から離間した解放位置と前記第1のウェビング挿通孔に接近したロック位置との間で移動可能に前記タング本体に保持され、前記ロック位置に移動することで、前記第1のウェビング挿通孔に挿通されるウェビングをクランプして前記ウェビングの移動を防止するロック部材と、を有するロッキングタングであって、
前記第1のウェビング挿通孔は、前記ウェビングの幅方向に沿った対向する二つの長手側壁のうち、一方の前記長手側壁の長さが長くなる台形形状を有することを特徴とするロッキングタング。 - 前記一方の長手側壁は、前記ロック部材が解放位置に位置するときの前記ロック部材に近い側の第1の長手側壁であることを特徴とする請求項1に記載のロッキングタング。
- 前記第1の長手側壁は、前記ウェビングの幅方向の両端部において、当該幅方向外側に向かうにつれて前記ロック部材が解放位置に位置するときの前記ロック部材に近い側に向かって傾斜していることを特徴とする請求項2に記載のロッキングタング。
- 前記タング本体は、前記ロック部材を前記解放位置に位置決めするための位置決め部を有し、
前記ロック部材は、前記ウェビングに所定値以上の力が作用したとき、前記位置決め部による位置決めを解除して、前記ロック位置に移動することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のロッキングタング。 - 前記タング本体は、バックルが結合される開口部を有するタングプレートと、該タングプレートを部分的に覆い、前記ウェビング挿通孔を形成する樹脂モールドと、を有し、
前記位置決め部は、前記樹脂モールドによって一体形成される突起部であり、
前記ロック部材は、前記ウェビングに所定値以上の力が作用したとき、前記突起部を破断して、前記ロック位置に移動することを特徴とする請求項4に記載のロッキングタング。 - 通常使用時に前記ロック部材が前記解放位置に位置するように、前記ロック部材を前記解放位置に向けて付勢する付勢部材をさらに有し、
前記ロック部材は、前記ウェビングに所定値以上の力が作用したとき、前記付勢部材の付勢力に抗して、前記ロック位置に移動することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のロッキングタング。 - 前記付勢部材は、中間部を湾曲されたワイヤ状のばね部材であり、
前記ロック部材は、前記ばね部材の中間部を保持する中間部保持部を有し、
前記タング本体は、前記中間部保持部よりもロック位置寄りで、前記ばね部材の両端部を保持する一対の端部保持部を有することを特徴とする請求項6に記載のロッキングタング。 - 前記タング本体には、前記第1のウェビング挿通孔に挿通された前記ウェビングが挿通される第2のウェビング挿通孔が形成され、且つ、
前記タング本体は、前記第1のウェビング挿通孔と前記第2のウェビング挿通孔とが形成される湾曲部分を有し、
前記ロック部材は、前記第1のウェビング挿通孔と前記第2のウェビング挿通孔との間に位置する前記湾曲部分の内側案内面によって回転移動可能に支持され、且つ、前記第1のウェビング挿通孔と前記第2のウェビング挿通孔との間に位置する前記ウェビングと接触することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のロッキングタング。 - 請求項1〜8のいずれか1項に記載のロッキングタングを備えることを特徴とするシートベルト装置。
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