JP2006282050A - 車輌のシュラウド - Google Patents

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Abstract

【課題】 設計やデザインの自由度が向上し、また、破損時の交換に時間が掛かからず、しかも全体を交換する必要がなく経済的である車輌のシュラウドを提供する。
【解決手段】 車輌(たとえば、オフロード型自動二輪車10)に装着されるシュラウド20であって、該シュラウド20は、複数の部材(たとえば、上部シュラウド21および下部シュラウド22)で構成されている。
【選択図】 図2

Description

本願発明は、車輌のシュラウドに関し、特に、オフロード型自動二輪車のシュラウド構造に関し、さらに特には、燃料タンクおよびラジエータを覆うシュラウドの構造に関する。
オフロード型、特にモトクロス型の自動二輪車にあっては、レース用に軽量化するために合成樹脂から成型した燃料タンクの側面と、その下方に配設されたラジエータの側面とを保護するシュラウドと呼ばれるカバーが取り付けられる(たとえば、特許文献1参照)。
最近では、上記のような本来の保護目的に加えて、シュラウドのデザイン性も重要視されるようになり、複雑な形状、色彩のものが多くなってきている。
形状が複雑になると、ライダーのブーツ上端が引っ掛かり易くなり、ライディング・ポジションのスムーズな変更を阻害することになる(たとえば、特許文献2参照)。また、色彩が複雑になると、たとえば、ステッカーでは設計変更やデザイン変更に対応し難く、塗装による着色では色ムラが生じ易い。また、ライダーのブーツ上部が当たる部分(典型的には、シュラウド下部)では塗装が剥げ易い。
さらに、モトクロス・レースでは転倒することが多いので、シュラウド下部は破損し易い個所でもある。このことから、燃料タンクだけでなくラジエータまで覆うために比較的大きな面積を有するに至ったシュラウドは、下部の破損だけでシュラウド全体を交換するのは不経済であるという不満があった(たとえば、特許文献3および4参照)。
特開平5-85440号公報 特開平6-321153号公報 特開2002-321676号公報 特開2004-123092号公報
本願発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、設計やデザインの自由度が向上し、また、破損時にシュラウド全体を交換する必要がなく経済的である車輌のシュラウドを提供することを目的とする。
本願発明に係る車輌のシュラウドは、車輌に装着されるシュラウドであって、該シュラウドは、複数の部材で構成されている。
上記発明によれば、シュラウドが複数の部材で構成されているので、設計やデザインの自由度が向上し、また、破損時にシュラウド全体を交換する必要がなく経済的である。
上記車輌は、燃料タンクと、該燃料タンクの下方に配設されたラジエータとを備えるオフロード型自動二輪車であることが可能である。この場合、この自動二輪車は、前記燃料タンクの側方に沿って延びこれを覆う上部シュラウドと、前記ラジエータの側方を覆う下部シュラウドとを備え、前記上部および下部シュラウドは、分離可能に結合されることが可能である。
代わりに、上記車輌は、ヘッドパイプと、該ヘッドパイプに前端部を相互に結合されて後方且つ下方へ相互に離隔して延びる一対のメインパイプと、前記ヘッドパイプに前端部を結合されて下方へ延びるダウンチューブと、該ダウンチューブの下端部に前端部を結合されて後方へ延び、前記一対のメインパイプの後端部に結合されたロアフレームと、前記ダウンチューブの中途部を前記一対のメインパイプの中途部とそれぞれ結合するクロスパイプと、前記ダウンチューブに沿って配設されたラジエータと、前記一対のメインパイプと前記ダウンチューブと前記クロスパイプとにより形成される空間に配設された燃料タンクとを備えるオフロード型自動二輪車であることが可能である。この場合、この自動二輪車は、前記ラジエータ上部から前記メインパイプを横切って前記燃料タンク側方を実質的に全体に亘って覆う上部シュラウドと、前記ラジエータ下部からダウンチューブを横切って前記クロスパイプに沿って後方へ延びた下部シュラウドとを備え、前記上部および下部シュラウドは、分離可能に結合されることが可能である。
さらに代わりに、上記車輌は、騎乗型シートと、その前方に配設された燃料タンクと、エンジン後方に配設されたフットレストとを備えるオフロード型自動二輪車のシュラウド構造であることが可能である。この場合、この自動二輪車は、ライダーが前記騎乗型シートに着座して前記フットレストに足を乗せた通常のライディング・ポジションで前記ライダーが前記燃料タンクをニーグリップする位置に配設された上部シュラウドと、前記通常のライディング・ポジションから前記ライダーが前方へと足を延ばしたときに前記ライダーが履いているブーツの上端が当たる位置に配設された下部シュラウドとを備え、前記上部および下部シュラウドは、分離可能に結合されることが可能である。
前記上部および下部シュラウドの結合部は、実質的に前後方向に延びることが可能である。
前記上部および下部シュラウドは、互いに前部で結合されることが可能であり、後部には互いに上下方向に離隔するように欠落部を形成されることが可能である。
前記欠落部は、前記ラジエータを通過してシュラウドで囲まれた空間を流れる空気をシュラウド外部へ排出する十分な大きさを有することが可能である。
前記欠落部に沿って対応する側のメインパイプが露出して実質的にシュラウドと連続する面を構成することが可能である。
以下、本願発明に係る車両の一例としてのオフロード型自動二輪車のシュラウド構造について添付の図面を参照しながら具体的に説明する。
図1は、本願発明の実施の形態に係る自動二輪車10を示す図である。この自動二輪車10は、典型的なモトクロス仕様の自動二輪車であり、クレードル型の車体フレーム11にエンジンEを装備し、フレーム11の前端部には、実質的に上下方向に延びるステアリングコラム13Aがその長手方向軸回りの旋回自在に取り付けられている。ステアリングコラム13Aの下端部からは、左右に適長離隔して一対のフロントフォーク13Bが下方へ延び、それらの下端部の間には、前輪12Fが回転自在に支持されている。一対のフロントフォーク13Bの上端部間の空間には、ステアリングコラム13Aの下端部に取り付けられるフロントフェンダー13Dが前後方向に延びている。ステアリングコラム13Aの上端部には、実質的に左右方向に延びるハンドルバー13Cが取り付けられている。
ライダー(図10参照)がハンドルバー13Cを左右に旋回させると、ステアリングコラム13A、フロントフォーク13B、そして前輪12Fがその方向へ旋回し、ハンドルバー13Cの旋回方向に走向させることができるようになっている。
車体フレーム11の上部であってハンドルバー13Cのすぐ後ろには、合成樹脂製の燃料タンク14が配設されている。該燃料タンク14の後方にはこれに連続するようにライダー(図10参照)が跨る騎乗型シート15が設けられている。さらに、シート15の後方にはこれに連続するようにリヤフェンダ16が設けられている。シート15の後ろ半部の左右両側からは、それぞれサイドフェンダ17が下方へ延びている。これらサイドフェンダ17の間には、マフラ18が配設され、該マフラ18は、前方のエンジンEの排気ポート(図示せず)に接続されている。
車体フレーム11の後端部には、スイングアーム19が前端部を揺動自在に支持され、該スイングアーム19は、後端部で後輪12Rを回転自在に支持している。後輪12Rは、その回転軸120Aにドリブンスプロケット120を備え、チェーン19Aを介してエンジンEの駆動力を与えられる。スイングアーム19と車体フレーム11との間には、スプリング・ダンパー機構を備えたサスペンションユニット19Bが介在されている。
図2から詳しく分かるように、燃料タンク14の下方には、ラジエータ30が配設されている。燃料タンク14の左右両側面と、ラジエータ30の左右両側面とは、シュラウド20で覆われている。図7も参照して、シュラウド20のラジエータ30よりも前方に張り出した部分は、大きく左右に開いた形状をなしており、これによって旋回するフロントフェンダ13Dとの干渉を防止すると共に、ラジエータ30への空気の取り込みを促進している。
シュラウド20は、典型的には、エンジンEの冷却を阻害しないように、エンジンEの側面を避けて覆うような形状をなしている。本実施の形態においては、シュラウド20は、ラジエータ30上部にて上下に分割可能な構成とされており、分割線は、実質的に前後方向に延びている。ここでは、説明の便宜上、分割した上側のシュラウドを「上部シュラウド」21、下側のシュラウドを「下部シュラウド」22、とそれぞれ記述する。
シュラウド20の詳細な構成を説明する前に、まず、車体フレーム11の構成について次に詳述する。
図3およびその側面図である図4を参照して、車体フレーム11は、ヘッドパイプ110、メインパイプ111、ダウンチューブ112、ロアフレーム113、およびクロスパイプ114を備えている。ステアリングコラム13A(図1および図2参照)を旋回自在に支持するヘッドパイプ110は、所定角度後方へ傾倒して上下方向へ延びる筒状をなしている。ヘッドパイプ110の上部周面からは、ほぼ左右方向に所定角度開くように一対のメインパイプ111がそれぞれ延びている。これらメインパイプ111は、中央部で互いにほぼ平行に延び、そして、後(下)部分は若干前方へ湾曲されている。これらメインパイプ111は、全体としては、矩形断面を有し、後方且つ下方へ延びている。
なお、参照符号「118A」は、実質的に上下方向に延びるサスペンションユニット19Bの上端部を接続するためのブラケットであり、参照符号「118B」は、スイングアーム19の前端部を揺動自在に支持するブラケットである。
ヘッドパイプ110の下部周面からは、1本のダウンチューブ112がほぼ下方へ延び、ブラケット112Aを介して2本のロアフレーム113に連結されている。これらロアフレーム113は、左右に適長離隔して平行に後方へ延び、前述したブラケット118Bを介してメインパイプ111の下端部に接続している。
メインパイプ111の中央部(ブラケット118Aとほぼ同じ高さ位置)には、湾曲したクロスフレーム114の端部がそれぞれ結合され、湾曲した中央部は、ダウンチューブ112の中途部に固定されている。
次に、図5およびその側面図である図6を参照して、車体フレーム11への燃料タンク14およびラジエータ30の配置構成について説明する。
燃料タンク14は、一対のメインパイプ111とダウンチューブ112とクロスパイプ114とから規定される空間117(図3および図4参照)に収容され、その側面はメインパイプ112とクロスパイプ114よりも外側へ露出しないような形状とされている。なお、便宜上、図6においてはタンクキャップ14A(たとえば、図2参照)の取付部14Bを図示しているが、図5においては、この取付部14Bを図示していない。
本実施の形態においては、ラジエータ30は、ダウンチューブ112の左側面に沿って配置されている。これに代えて、ラジエータ30をダウンチューブ112の右側面に配置することも可能であるし、さらには、2つのラジエータ30をダウンチューブ112の左右両側に配置することも可能である。このように、本実施の形態においては、ラジエータ30は左側だけにしかないが、左右のシュラウド20は、典型的には鏡面対称な形状である。
次に、図7およびその側面図である図8を参照して、シュラウド20の配置構成について次に詳述する。
前述したように、本実施の形態においては、左右のシュラウド20は、それぞれ上部シュラウド21と下部シュラウド22とを備えている。上部シュラウド21は、ラジエータ30上部の前方から、ラジエータ30上部の側面、メインパイプ111の側面、そして燃料タンク14の後部側面にまで延びている。上部シュラウド21は、その上部が燃料タンク14にほぼ密着し、下部が前方へ行くに従って末広がりな形状とされている。上部シュラウド21の末広がりの度合いは前方へ行くに従って大きくなっており、この部分で下部シュラウド22と結合されている。下部シュラウド22は、ラジエータ30下部の前方から、ラジエータ30下部の側面、そしてクロスパイプ114に沿って後方へ延びている。
上部シュラウド21と下部シュラウド22とは、前部だけで互いに結合されており、後部はメインパイプ111を露出するように欠落部20Aを形成されている。図7においてより明確に示されるように、この欠落部20Aから露出するメインパイプ111により、このメインパイプ111の側面と、その上方の上部シュラウド21の後部と、下方の下部シュラウド22後部とがほぼ連続した面F(図7において斜線で示してある)となり、ライダー(図10参照)によるニーグリップに対して強度を確保している。後で詳述するが、実際には、ニーグリップは、上部シュラウド21の後部とメインパイプ111の側面とに亘る領域で主としてなされることが多い。
図9に示すように、欠落部20Aの前端部は、メインパイプ111よりもさらに前方まで延びている。これにより、白抜き矢符で示すようにラジエータ30に前面から接近する空気は、ラジエータ30の熱交換部分(図示せず)を通過し、シュラウド20前部で囲まれた空間を通り、そして、黒塗り矢符で示すように主として欠落部20Aの前端部から外部へ排出されるように構成されている。
図10においては、ライダー90がシート15に着座してフットレスト113Aに足を乗せた通常のライディング・ポジションを実線で示している。フットレスト113Aは、エンジンEの後方であり、メインパイプ111とロアフレーム113との結合部に取り付けられている。
上記の通常のライディング・ポジションにあるとき、ライダー90は、図7でも説明したように、上部シュラウド21の後部(およびメインパイプ111の側面)を主としてニーグリップし、ライダー90が履いているブーツ91の上端部91A(ここでは特に内側部分をいう)は、上部シュラウド21の下側に位置し、この上部シュラウド21の下端部に接触してライダー90のライディング・ポジションの変更を阻害することはないようになっている。
さらに、図10において二点鎖線で示すように、上記通常のライディング・ポジションから前方へ足を延ばした場合を考える。このようなライダー90の姿勢は、たとえば、コーナリング時に地面に片足を着く場合であり、このとき実際には車体は足を着く側へ傾斜する。この足を延ばした姿勢においては、ブーツ91の上端部91Aは、下部シュラウド22の前部領域内にあり、この下部シュラウド22の縁部に接触してライダー90のライディング・ポジションの変更を阻害することはないようになっている。
図11に示すように、上部シュラウド21の燃料タンク14(図7参照)に密着する部分には、2つの孔211A,211Bが前後に所定距離離隔して形成されている。これら2つの孔211A,211Bの位置は、たとえば、燃料タンク14の前端部と後端部である。これら孔211A,211Bに対応する燃料タンク14の部位は、肉厚に形成されており、ネジ孔(図示せず)が形成される。
同様に、図2も参照して、下部シュラウド22の下端部であってラジエータ30の下部に対応する位置に1つの孔221A、そして、下部シュラウド22の後端部であってクロスパイプ114の後端部に対応する位置に1つの孔211Bがそれぞれ形成されている。
図2に示すように、上部シュラウド21の2つの孔211A,211Bには、それぞれネジ201が挿通されて燃料タンク14に固定される。同様に、下部シュラウド22の孔221A,221Bにもネジ201が挿通されて、ラジエータ30、クロスパイプ114にそれぞれ固定される。
図12に上部シュラウド21前部と下部シュラウド22前部との結合部を断面で示す。図11および図12を参照して、上部シュラウド21前部の下端縁から所定寸法上方の位置から内方へ複数のボス部215(本実施の形態においては5個)が、この下端縁に沿って間欠的に形成されている。ボス部215には、内側からネジ孔215aが形成される。
下部シュラウド22前部の上端縁は、上部シュラウド21前部の下端縁を回避して内側へクランク状に屈曲した形状とされ、ボス部215に対応する部分は、該ボス部215をそれぞれ内側から覆うようにさらに延びている。この部分には、ボス部215に形成されるネジ孔215aに対応した孔225aが形成されている。
下部シュラウド22は、上部シュラウド21の下側から内側に差し込まれ、下部シュラウド22の孔225aにそれぞれ挿通するネジ25により上部シュラウド21のネジ孔215aに固定される。
本実施の形態においては、装飾性を考えて、上部シュラウド21および下部シュラウド22を内側からネジ25止めにて結合するように構成してあるが、これに代えて、外側からネジ止めすることも可能である。また、結合方法は、ネジ止めに限らずその他の簡易な方法であってもよい。また、ネジ止めの個数も限定されない。
以上のように、シュラウド20を上部シュラウド21と下部シュラウド22との2分割構造としたので、たとえば、モトクロス・レースで下部シュラウド22だけが破損した場合であっても、シュラウド20全体を交換する必要はない。代わりに、ネジ25を外して下部シュラウド22を取り外し、逆の手順にて新しいものを取り付ければよい。
さらに、このように2分割構造としたので、シュラウド20のデザイン性の自由度が向上し、設計変更などにも対応し易い。また、塗装による個別の着色が容易となり、たとえブーツ上部が当たって下部シュラウド22の塗装が剥げても、この下部シュラウド22だけ新しいものに交換することが可能である。
上記の実施の形態においては、モトクロス仕様の自動二輪車を例に挙げたが、本願発明は、ストリート仕様などの他の自動二輪車のほか、不整地走行車(ATV)などの任意の車輌に適用可能である。また、シュラウドの分割数は、2分割以上であってもよい。さらには、分割線は、車輌の前後方向に限らず任意の方向に設定可能である。
以上のように、本願発明に係る車両のシュラウドによれば、設計やデザインの自由度が向上し、また、破損時の交換に時間が掛かからず、しかも全体を交換する必要がなく経済的である等、本願発明は優れた効果を奏する。
本願発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 シュラウドの構成を示す図1の拡大図である。 本願発明の実施の形態に係る自動二輪車のフレーム構造を示す左後方からの斜視図である。 図3の左側面図である。 本願発明の実施の形態に係る自動二輪車のラジエータおよび燃料タンクの配置構成を示す左後方からの斜視図である。 図5の左側面図である。 本願発明の実施の形態に係る自動二輪車のシュラウドの配置構成を示す左後方からの斜視図である。 図7の左側面図である。 本願発明の実施の形態に係る自動二輪車のシュラウドを通じたラジエータのベンチレーション・ルートを示す左後方からの斜視図である。 本願発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図であり、ライダーの足の位置について説明している。 図2に示したシュラウドの詳細構成を示す図であり、特に、上部シュラウドと下部シュラウドとの結合部を示している。 図11のXII-XII線に沿った断面図であり、特に、上部シュラウドと下部シュラウドとの結合部を示している。
符号の説明
10 オフロード型自動二輪車
11 車体フレーム
14 燃料タンク
15 騎乗型シート
20 シュラウド
20A 欠落部
21 上部シュラウド
22 下部シュラウド
30 ラジエータ
90 ライダー
91 ブーツ
91A ブーツ上端部
110 ヘッドパイプ
111 メインパイプ
112 ダウンチューブ
113 ロアフレーム
114 クロスパイプ
117 燃料タンク収容空間
201 ネジ
E エンジン
F 連続面

Claims (8)

  1. 車輌に装着されるシュラウドであって、
    該シュラウドは、複数の部材で構成されていることを特徴とする車輌のシュラウド。
  2. 燃料タンクと、該燃料タンクの下方に配設されたラジエータとを備えるオフロード型自動二輪車のシュラウド構造であって、
    前記燃料タンクの側方に沿って延びこれを覆う上部シュラウドと、
    前記ラジエータの側方を覆う下部シュラウドと
    を備え、
    前記上部および下部シュラウドは、分離可能に結合されていることを特徴とするオフロード型自動二輪車のシュラウド構造。
  3. ヘッドパイプと、該ヘッドパイプに前端部を相互に結合されて後方且つ下方へ相互に離隔して延びる一対のメインパイプと、前記ヘッドパイプに前端部を結合されて下方へ延びるダウンチューブと、該ダウンチューブの下端部に前端部を結合されて後方へ延び、前記一対のメインパイプの後端部に結合されたロアフレームと、前記ダウンチューブの中途部を前記一対のメインパイプの中途部とそれぞれ結合するクロスパイプと、前記ダウンチューブに沿って配設されたラジエータと、前記一対のメインパイプと前記ダウンチューブと前記クロスパイプとにより形成される空間に配設された燃料タンクとを備えるオフロード型自動二輪車のシュラウド構造であって、
    前記ラジエータ上部から前記メインパイプを横切って前記燃料タンク側方を実質的に全体に亘って覆う上部シュラウドと、
    前記ラジエータ下部からダウンチューブを横切って前記クロスパイプに沿って後方へ延びた下部シュラウドと
    を備え、
    前記上部および下部シュラウドは、分離可能に結合されていることを特徴とするオフロード型自動二輪車のシュラウド構造。
  4. 前記上部および下部シュラウドの結合部は、実質的に前後方向に延びていることを特徴とする請求項3記載のオフロード型自動二輪車のシュラウド構造。
  5. 前記上部および下部シュラウドは、互いに前部で結合され、後部には互いに上下方向に離隔するように欠落部を形成されていることを特徴とする請求項3記載のオフロード型自動二輪車のシュラウド構造。
  6. 前記欠落部は、前記ラジエータを通過してシュラウドで囲まれた空間を流れる空気をシュラウド外部へ排出する十分な大きさを有していることを特徴とする請求項5記載のオフロード型自動二輪車のシュラウド構造。
  7. 前記欠落部に沿って対応する側のメインパイプが露出して実質的にシュラウドと連続する面を構成していることを特徴とする請求項6記載のオフロード型自動二輪車のシュラウド構造。
  8. 騎乗型シートと、その前方に配設された燃料タンクと、エンジン後方に配設されたフットレストとを備えるオフロード型自動二輪車のシュラウド構造であって、
    ライダーが前記騎乗型シートに着座して前記フットレストに足を乗せた通常のライディング・ポジションで前記ライダーが前記燃料タンクをニーグリップする位置に配設された上部シュラウドと、
    前記通常のライディング・ポジションから前記ライダーが前方へと足を延ばしたときに前記ライダーが履いている前記ライダーが履いているブーツの上端が当たる位置に配設された下部シュラウドと
    を備え、
    前記上部および下部シュラウドは、分離可能に結合されていることを特徴とするオフロード型自動二輪車のシュラウド構造。
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