JP2006267944A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 粉体現像剤を用いる画像形成装置において、浮遊トナーが画像形成装置の外部に排出されること、あるいは浮遊トナーによって画像形成装置の機能が低下することを防止する。
【解決手段】 感光体ドラム3、現像ユニット2、帯電手段5、転写手段6、定着装置8が設けられた空間を、その外部の空間から隔離するための隔離壁1を設ける。これにより、粉体状態のトナー(定着装置8によって記録材に定着される前のトナー)が存在する空間を、その外部の空間から隔離する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子写真記録方式や静電記録方式によって感光体上に形成された静電潜像を、粉体現像剤を用いて可視像化する画像形成装置に関するものである。
従来より、複写装置やプリンター、ファクシミリ装置等の画像形成装置として、電子写真方式の画像形成装置が普及している。
電子写真方式の画像形成装置は、感光体ドラムの感光面を帯電装置によって帯電させ、帯電させた感光面を露光装置によって露光することで、この感光面に静電潜像を形成する。そして、形成した静電潜像を現像装置によって現像し、感光面にトナー像(可視像)を生成する。そして、このトナー像を、転写装置によってシート(記録材;普通紙やOHP記録紙等)に転写した後、定着装置によって定着するようになっている。
定着装置は、加熱および加圧によって記録紙などの記録媒体に対してトナーを定着させるものである。定着装置としては、定着(加熱)ローラと加圧ローラとの圧接領域に未定着トナー像が形成されたシートを通過させて定着を行うローラ対方式の定着装置が一般的である。
ところが、定着装置の熱が画像形成装置内に籠ってしまうと、画像形成装置における他の装置に悪影響を及ぼすという問題がある。そこで、画像形成装置内の熱を外部に排出するために、排気ファンを設ける場合が多い。例えば、特許文献1には、排熱用ファンを備えた画像形成装置において、排熱用ファンの送風路に膨張型消音器を設けることで、排熱用ファンの騒音を低減する技術が開示されている。
また、特許文献2には、画像形成装置本体の高温部から吸熱を行い、低温部に排熱する温度調節装置を備えることで、ファン冷却能力の低減またはファン自体の廃止を図る技術が開示されている。
また、特許文献3には、加圧ローラ側の面の熱吸収率がその反対側の熱吸収率よりも大きい熱良導体を、加圧ローラを囲むように配置する技術が開示されている。この技術では、熱良導体の内面の熱吸収率を高くすることで、加圧ローラからの熱を吸収し、吸収した熱を熱良導体の全域に均一に配分して加圧ローラに放射させるようになっている。また、外面の熱吸収率を内面より小さくすることで、加圧ローラからの熱が外部に放散しにくいようにしている。これにより、特許文献3では、熱の有効利用を図るとともに、機内昇温を抑えて、排熱ファンに要求される能力の低減が図られている。
特開2003−150026号公報(2003年5月21日公開) 特開平6−258904号公報(1994年9月16日公開) 特開平8−63019号公報(1994年8月26日公開)
しかしながら、上記従来の技術では、電子写真記録方式や静電記録方式によって感光体上に形成された静電潜像を、粉体現像剤(トナー)を用いて可視像化する画像形成装置において、画像形成装置内の熱を外部に放出するための排気ファンを設ける場合、画像形成装置内の浮遊トナーが周囲に放散されてしまい、画像形成装置の周囲の環境を汚染してしまうという問題がある。
特に、近年、画像品質を向上させるためにトナーの小粒径化、あるいは印刷速度の高速化が進んでいる。このため、画像形成装置内においてトナーの飛散・浮遊が生じやすく、画像形成装置からの排気に含まれる浮遊トナーが特に問題となっている。
また、上記特許文献2の技術では、画像形成装置内の高温部の熱を低温部へ排熱する温度調節装置を備えることで、ファン自体の廃止を図ることが記載されている。しかしながら、高温部の熱を十分に排熱できない場合には、装置内の温度が上昇して画像形成装置内の各部材に悪影響を与える可能性がある。また、ファンを設けない場合であっても、装置内で浮遊したトナーが、記録材の搬送経路等から装置外に排出される場合がある。また、ファンを廃止することが可能になったとしても、画像形成装置内の浮遊トナーが露光装置の光学部材等に付着して画像品質を低下させるといった問題が生じる場合がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、粉体現像剤を用いる画像形成装置において、浮遊トナーが画像形成装置の外部に排出されること、あるいは浮遊トナーによって画像形成装置の機能が低下することを防止することにある。
本発明の画像形成装置は、上記の課題を解決するために、静電潜像を形成される感光体と、上記感光体上に形成された静電潜像を、粉体現像剤を用いて可視像化する現像手段と、上記可視像化された画像を記録材に転写する転写手段と、上記記録材上の粉体現像剤を加熱溶融して定着させる定着手段とを備えた画像形成装置において、上記記録材に定着される前の粉体現像剤が存在する空間を、その外部の空間から隔離する隔離手段を設けたことを特徴としている。
上記の構成によれば、隔離手段によって、上記記録材に定着される前の粉体現像剤が存在する空間を、その外部の空間から隔離できる。これにより、画像形成装置100内で未定着状態の粉体現像剤が浮遊しても、浮遊した粉体現像剤が上記隔離壁の外部に排出されることを防止できる。したがって、浮遊した粉体現像剤が画像形成装置の外部に排出されること、および、隔離壁の外部に備えられた構成部材に付着することを防止できる。それゆえ、画像形成装置の周辺環境が汚染されることや、浮遊トナーによって画像形成装置の機能が低下することを防止できる。
また、上記隔離手段の外面に、当該隔離手段内の熱が外部へ放熱することを促進する放熱手段が設けてもよい。
上記の構成によれば、粉体現像剤を隔離手段の外部に排出することなく、隔離手段内の熱を外部に放熱できる。これにより、隔離手段内の温度上昇を抑制することができる。
また、上記現像手段の熱が上記隔離手段に伝熱することを促進させるための伝熱部材を設けていてもよい。上記伝熱部材としては、上記隔離手段内の空気よりも熱伝導率の高い材質からなるものを用いることができる。
上記の構成によれば、現像手段内の熱が隔離手段に伝熱することを促進することにより、現像手段の温度が上昇することを抑制できる。
また、上記定着手段内の熱が上記隔離手段内に拡散することを抑制するための断熱手段を設けてもよい。例えば、上記断熱手段として、外包材の内側を真空にして密封した真空断熱手段、あるいは、外包材の内側を大気圧以下に減圧して密封した減圧断熱手段を用いることができる。
上記の構成によれば、定着手段内の熱が隔離手段内に拡散することを抑制することで、隔離手段内の温度が上昇することを抑制できる。また、定着手段における定着処理のための熱が、この定着手段の駆動系に回り込むなどして悪影響を及ぼすことを防止できる。
また、上記定着手段から上記隔離手段内に拡散する熱を回収し、回収した熱を、上記定着手段に備えられる加熱部材に供給する熱回収手段を備えてもよい。
上記の構成によれば、定着手段において加熱のために用いられるエネルギーを削減し、消費電力を低減することができる。
また、上記感光体を帯電させるための帯電手段を備えており、上記帯電手段は、当該帯電手段と上記感光体との間の空気を当該帯電手段内に吸引し、当該帯電手段内を通過させる吸引手段と、上記吸引されて帯電手段内を通過した空気に含まれるオゾンを除去または分解するオゾン除去手段とを備え、上記オゾン除去手段によってオゾンを除去または分解した後の空気を上記帯電手段から排出する構成としてもよい。
上記の構成によれば、帯電手段5において発生したオゾンが感光体の方向に排出されたりあるいは隔離手段内に滞留するなどして感光体の表面に達し、感光体表面に窒素酸化物を生成することを防止できる。したがって、感光体表面の帯電の均一性が低下し、感光体上で現像される画像の画像濃度が不安定になることを防止できる。
また、上記感光体の表面を露光して静電潜像を形成するための露光手段を、上記隔離手段の外部の空間に備えている構成としてもよい。
上記の構成によれば、浮遊した粉体現像剤が、露光手段内に備えられる光学部材に付着することを防止できる。したがって、浮遊した粉体現像剤が、露光手段内に備えられる光学部材に付着し、露光手段の光学系を汚染して画像形成精度が低下することを防止できる。
また、原稿上の画像を読み取る画像読取手段を、上記隔離手段の外部の空間に備えている構成としてもよい。
上記の構成によれば、隔離手段内に浮遊した粉体現像剤が画像読取手段に飛散することを防止できるので、粉体現像剤が画像読取手段に備えられる光学部材に付着するなどして画像読取精度を低下させることを防止できる。
また、上記現像手段は、当該現像手段と上記感光体との間の空気を当該現像手段内に吸引する第2の吸引手段と、上記現像手段内に吸引された空気中に含まれる粉体現像剤を除去する現像剤除去手段とを備え、上記現像剤除去手段によって粉体現像剤を除去した後の空気を上記現像手段から排出する構成としてもよい。
上記の構成によれば、上記第2の吸収手段によって、現像手段と感光体との間の空気を現像手段内に吸引することで、現像手段内の粉体現像剤が隔離手段内に飛散することを防止できる。また、第2の吸収手段によって吸収した空気から現像剤除去手段によって粉体現像剤を除去した後の空気を、現像手段の外部に排出することで、隔離手段内に浮遊・飛散する粉体現像剤の量を低減できる。
また、上記隔離手段は、当該隔離手段内で露結した水分を外部に排出する排出孔を備え、かつ、上記定着装置の上部に位置する領域が、その領域に露結した水分を上記排出孔に導くように、鉛直方向に垂直な平面に対して傾斜している構成としてもよい。
上記の構成によれば、例えば、記録材に含有されていた水分が定着手段で加熱されることによって蒸発し、蒸発した水蒸気が隔離手段における定着手段の上部に位置する領域で露結しても、露結した水分を上記の傾斜によって排出孔へ導き、排気孔から隔離手段の外部に排出することができる。したがって、隔離手段内に露結した水分が蓄積されることを防止できる。
また、上記排出孔に、上記隔離手段から排出される水分を通過させるとともに、上記粉体現像剤を除去する第2の現像剤除去手段を備えている構成としてもよい。
上記の構成によれば、隔離手段内の水分を外部に排出するとともに、隔離手段内で浮遊した粉体現像剤が隔離手段の外部に排出されることを防止できる。
また、上記隔離手段は、当該隔離手段の内部に記録材を搬入する搬入手段と、当該隔離手段の外部に記録材を搬出する搬出手段とを備え、上記隔離手段と上記搬入手段との間、および上記隔離手段と上記搬出手段との間に、隔離手段に浮遊した粉体現像剤が隔離手段の外部に排出されることを防止するためのシール材を備えている構成としてもよい。
上記の構成によれば、隔離手段内で浮遊している粉体現像剤が、搬入手段および搬出手段の周囲から隔離手段の外部に排出されることを防止できる。
また、上記隔離手段の内部の圧力を、当該隔離手段の外部の圧力と均等にするための均圧手段を備えている構成としてもよい。
上記の構成によれば、隔離手段内に浮遊した粉体現像剤が、隔離手段の外部に排出されることをより適切に防止できる。また、例えば、メンテナンス等で隔離手段を開放したときでも、隔離手段内で浮遊した粉体現像剤が、隔離手段の内部と外部との差圧によって急激に飛散することを防止できる。
本発明の画像形成装置は、記録材に定着される前の粉体現像剤が存在する空間を、その外部の空間から隔離する隔離手段を備えている。
それゆえ、浮遊した粉体現像剤が画像形成装置の外部に排出されること、および、隔離壁の外部に備えられた構成部材に付着することを防止できる。これにより、画像形成装置の周辺環境が汚染されることや、浮遊トナーによって画像形成装置の機能が低下することを防止できる。
〔実施形態1〕
本発明の一実施形態について説明する。図1は、本実施形態にかかる画像形成装置100の断面図である。なお、画像形成装置100は、トナー(粉体現像剤)とキャリアとを含む2成分現像剤を用いて画像形成を行うものである。また、画像形成装置100は、外部機器から入力される画像データに基づいてシート(記録材)に画像を形成するためのものである。
図1に示すように、画像形成装置100は、感光体ドラム3、帯電手段5、光走査ユニット11、現像ユニット2、転写手段6、クリーニングユニット4、除電ランプ12、定着装置8等の画像形成プロセスの各機能を担うプロセスユニットを備えている。なお、帯電手段5、光走査ユニット(露光手段、露光光学系)11、現像ユニット2、転写手段6、クリーニングユニット4および除電ランプ12は、感光体ドラム3の周囲にこの順で配置されている。
また、画像形成装置100は、感光体ドラム3、帯電手段5、現像ユニット2、転写手段6、クリーニングユニット4、除電ランプ12、定着装置8を内包し、これらの各部材を外部の空間と隔離(遮蔽)する隔離壁(隔離手段)1を備えている。これにより、画像形成装置100では、装置内の浮遊トナーが装置外へ排出されることを防止している。なお、隔離壁1の詳細については後述する。
帯電手段5は、感光体ドラム3上に光走査ユニット11によって静電潜像を形成させるために、感光体ドラム3の表面を均一に帯電させる。なお、帯電手段5の詳細については後述する。
光走査ユニット(露光手段)11は、画像読取装置30によって読み取られた画像データや外部装置から受信した画像データに基づいて、感光体ドラム3にレーザー光を照射(露光)し、均一に帯電された感光体ドラム3上に光像を走査して静電潜像を書き込むものである。
現像ユニット2は、光走査ユニット11によって感光体ドラム3上に書き込まれた静電潜像をトナー補給容器7から供給されるトナーによって顕像化し、感光体ドラム3上にトナー像を形成するものである。なお、現像ユニット2の詳細については後述する。
転写手段6は、感光体ドラム3上に顕像化されたトナー像をシート(記録材)上に転写(静電転写)するものである。
クリーニングユニット4は、感光体ドラム3上に残留したトナーを除去して感光体ドラム3上に新たな静電潜像およびトナー像を記録することを可能にするものである。また、除電ランプ12は、感光体ドラム3表面の電荷を除去するものである。
定着装置8は、シートに転写されたトナー像を定着させるものである。定着装置8は、定着ローラ(加熱ローラ)81と加圧ローラ82とを備えており、転写手段6によってトナー像を転写されたシートを順次受け入れて、定着ローラ81と加圧ローラ82との間を通過させることにより、熱と圧力によりシート上に転写されたトナー像(現像画像)をシートに定着させるものである。これにより、シート上に画像が記録される。
また、定着装置8の周囲には、図1に示すように、断熱壁(断熱手段、真空断熱手段)83が設けられている。図2は、断熱壁83の要部の構成を示す断面図である。この図に示すように、断熱壁83は、外壁部(外包材)84・84間の領域に第1の層(スペーサー材)85および第2の層(スペーサー材)86が形成されている。そして、外壁部84・84の内部は真空状態で密封されている。第1の層85は、例えば、シリカ、パーシュライト、ケイ酸カルシウム、ケイソウ土などの無機質微粉末からなり、第2の層86よりも定着装置8側に設けられている。また、スペーサー材86は、例えば、連通気泡ウレタンフォームからなる。なお、スペーサー材86は、これに限るものではなく、有機物であっても無機物であってもよいが、気泡径が十分に小さく、完全に連通化しているものを用いることが好ましい。
また、画像形成装置100の下部には、画像形成装置100本体内に内装された供給トレイ10が配置されている。
供給トレイ10は、シート(記録材)を収容する記録材収容トレイである。供給トレイ10に収容されたシートは、ピックアップローラ16等により1枚ずつ分離され、搬送ローラ(搬入手段)24を介してレジストローラ14に搬送され、レジストローラ14によって感光体ドラム3上に形成されたトナー像がシートの所定の位置に転写されるようにタイミングが計られて、転写手段6と感光体ドラム3との間に順次供給される。そして感光体ドラム3上に記録再現されたトナー像はシート上に転写される。なお、供給トレイ10へのシートの補給は、画像形成装置100の正面側(操作側)に、供給トレイ10を引き出して行う。
また、定着装置8によってトナー像を定着されたシート(画像が記録されたシート)は、搬送ローラ(搬出手段)25によってさらに搬送され、切換えゲート9を通過する。そして、シートの排出先が画像形成装置100の外装に備えられた積載トレイ15に設定されている場合は、反転ローラ26により積載トレイ15に排出される。
また、画像形成装置100には、画像形成装置100に備えられた各部材の動作を制御する回路基板および外部機器からの画像データを受け入れるインターフェイス基板(ともに図示せず)等を備えた制御部110が備えられている。上記インターフェイスは、無線通信あるいは有線通信によって、パーソナルコンピュータやファクシミリ装置などの外部機器と通信を行うものである。これにより、画像形成装置100は、外部機器から受信したデータに基づく画像を画像形成装置100によってシート上に記録できるようになっている。
また、画像形成装置100には、画像形成装置100に備えられた各部材に対して電力を供給する電源装置111が設けられている。
次に、隔離壁1について詳細に説明する。図1に示したように、隔離壁1は、感光体ドラム3、帯電手段5、現像ユニット2、転写手段6、クリーニングユニット4、除電ランプ12、定着装置8を内包し、これらの各部材が形成された空間を、隔離壁1の外部の空間から遮蔽するように設けられている。なお、隔離壁1の材質は特に限定されるものではないが、隔離壁1内の熱を隔離壁1の外部に効果的に放散できるように、伝熱係数の大きい材質を用いることが好ましい。また、隔離壁1は、例えば隔離壁1内に内包される各部材のメンテナンス時や、隔離壁1内で搬送ジャムが発生した場合などには、開放して内部を露出できるようになっている。
図3は、搬送ローラ24および隔離壁1を、シート搬送方向上流側から見た平面図である。この図に示すように、搬送ローラ24は互いに当接するように設けられた2つのローラ24a,24bからなり、ローラ24aと24bとの間にシートを挟持しながら、ローラ24aおよび24bを互いに逆方向に回転させることで、シートを搬送するようになっている。
また、ローラ24aおよび24bの回転軸方向(延在方向)の両端部における隔離壁1との間には、フェルトからなるシール材101が設けられている。また、ローラ24aおよび24bの側面(両ローラの当接面と反対側の面)における隔離壁1との間には、ポリエチレンテレフタレートフィルム(例えば、デュポン社のマイラーフィルム(商品名))等の可撓性を有する材質からなるシール材102が設けられている。そして、搬送ローラ24aおよび24bは、シール材101およびシール材102と摺動するようになっている。
なお、ここでは搬送ローラ24と隔離壁1との間に備えられるシール材101,102について説明したが、搬送ローラ25と隔離壁1との間にも同様のシール材が備えられている。
また、隔離壁1における、光走査ユニット11から感光体ドラム3へ照射されるレーザー光の通過部分には、透明なガラス等からなる透明カバー部材(カバーガラス)27が形成されている。そして、光走査ユニット11は、この透明カバー部材27を介して隔離壁1の外側に設けられている。なお、この透明カバー部材27は、隔離壁1の一部として備えられるものであってもよく、光走査ユニット11に備えられ、隔離壁1に設けられた開口部に装着されるものであってもよい。
また、隔離壁1の外面における現像ユニット2の下部には、放熱フィン(放熱部材)29aが設けられている。また、現像ユニット2と隔離壁1との間には、例えばアルミニウムなどの伝熱係数の大きい材質からなる伝熱部材28が挟持されている。
また、隔離壁1における定着装置8の側方外面には、隔離壁1の内部と隔離壁1の外部との間での熱交換を促進させるための放熱フィン(放熱部材)29bが備えられている。また、画像形成装置100には、この放熱フィン29bによって隔離壁1の外部に放散された熱を、画像形成装置100の外部に放散させるためのファン(送風手段)113が備えられている。
また、隔離壁1における定着装置8の上方面は、放熱フィン29aに近づくほど低くなるように傾斜した構造になっている。そして、この上方面における放熱フィン29aとの近接部には、水分を隔離壁1の外部に形成された放熱フィン29bの近傍に排出するドレーン孔(排出孔)112が設けられている。また、ドレーン孔112には、水分を通過させる一方、トナーが隔離壁1の外部に排出されることを防止するためのフィルタ手段(図示せず)が設けられている。また、このドレーン孔112により、隔離壁1の内部と外部とは均等な圧力に保たれている。
次に、画像形成装置100に備えられる帯電手段5の詳細について説明する。図4は、帯電手段5の斜視図である。図5は、帯電手段5の断面図である。図6(a)は図5に示したA−A断面を感光体ドラム3側から見た断面図であり、図6(b)はこのA−A断面を図6(a)とは反対側から見た断面図である。図7は、帯電手段5を側方から見た平面図である。
図4に示すように、帯電手段5は、ケース51、支持部材52、鋸歯電極(放電手段)53、グリッド電極54を備えている。
鋸歯電極53は、電圧の印加により放電を行う、いわゆる帯電電極である。鋸歯電極53は、尖突形状の放電電極53aを複数有しており、これら放電電極53aが一定方向に配列した鋸歯形状をしている。また、鋸歯電極53は、ケース51内の支持部材52によって、帯電手段5を画像形成装置100に配設したときに、放電電極53aの先端部(尖端部)が感光体ドラム3の方向を向くように支持されている。そして、この鋸歯電極53に、図示しない高圧電源から電圧を印加することにより、感光体ドラム3との間でコロナ放電を生じるようになっている。
ケース51は、帯電手段5を画像形成装置100に配設したときに感光体ドラム3側となる部分、すなわち放電電極53aの尖端部方向の部分が開口しており、この開口部分にはグリッド電極54が配設されている。
グリッド電極54は、ワイヤメッシュを電極として配置したものであり、鋸歯電極53に接続された高圧電源とは異なる電源(図示せず)に接続されている。グリッド電極54には、この電源からバイアス電圧(グリッド電圧)が印加される。そして、グリッド電極54は、このグリッド電圧により、コロナイオン流を制御し、感光体ドラム3へ到達するイオン量を調節する。
また、図5に示すように、ケース51における、グリッド電極54が備えられる面とは反対側の面には、ダクト57が配設されている。なお、ケース51および支持部材52におけるダクト57側の面には、開口部55および56が設けられている(図5,図6(a),図6(b)参照)。
ダクト57は、図7に示すように、長手方向の一端側が閉塞しており、他端側にはオゾンフィルタ58およびファン59が設けられている。
オゾンフィルタ58は、帯電手段5において放電生成物として発生したオゾンを吸収(吸着)するものである。オゾンフィルタ58としては、例えば、東洋紡社のKFハニカムオゾンフィルタ(商品名)などの活性炭方式のオゾンフィルタを用いる。
ファン59は、ダクト57内の空気を吸引し、オゾンフィルタ58を介して帯電手段5の外部に排出するものである。これにより、図5および図7に破線の矢印で示したように、ケース51における感光体ドラム3側の開口部(グリッド電極54が設けられた開口部)から空気が吸引され、吸引された空気は鋸歯電極53の周囲を通過してダクト57へ導かれ、オゾンフィルタ58によってオゾンを吸収・除去された後、帯電手段5の外部に排出される。
次に、画像形成装置100に備えられる現像ユニット2の詳細について説明する。図8は、現像ユニット2の概略構成を表す断面図である。
この図に示すように、現像ユニット2は、現像ローラ61、撹拌ローラ62および63、トナー濃度センサー64、現像槽60a、ファン67などを備えている。
現像槽60aは、トナーおよびキャリアを収容するための収容槽であり、現像槽60a内には、現像ローラ61、撹拌ローラ62,63が備えられている。また、現像槽60aにおける撹拌ローラ62と対向する位置には、トナー濃度センサー64が備えられている。また、現像槽60aにおける、撹拌ローラ63の上部には開口部が設けられており、この開口部を介してトナー補給容器7からトナーが供給されるようになっている。
また、現像槽60aは感光体ドラム3に近接して配置されており、この現像槽60aにおける感光体ドラム3との対向面には、開口部が設けられている。なお、
この開口部における感光体ドラム3の回転方向下流側の縁部と感光体ドラム3との間隔は2mm以下に設定されている。上記間隔を2mm以下とすることにより、感光体ドラム3の回転によって現像槽60a内から外部へ流出する空気流を抑制でき、トナーの飛散を抑えることができる。
現像ローラ61は、現像槽60aにおける感光体ドラム3との対向面に設けられた開口部から一部が露出し、この露出した部分が感光体ドラム3と対向するように設けられた、円筒状の回転ローラである。現像ローラ61は、現像槽60a内に収容されているトナーを担持して上記露出部における感光体ドラム3との対向部に搬送する。これにより、感光体ドラム3上に形成された静電潜像に、トナーを付着させて、感光体ドラム3上の静電潜像を現像してトナー像を形成する。なお、現像ローラ61は、図8に示した矢印の方向に回転する。
撹拌ローラ62,63は、現像槽60a内のトナーを撹拌することで、トナーを微小に帯電させるとともに、トナーを現像ローラ61へ搬送するものである。
トナー濃度センサー64は、現像槽60a内のトナー濃度を検出するセンサーであり、検出した結果を制御部110に伝達する。制御部110は、この検出結果に基づいて、トナー補給容器7に設けられた補給ローラ(図示せず)を駆動し、必要量のトナーをトナー補給容器7から現像槽60aに補給させる。
ファン67は、図8に破線の矢印で示したように、感光体ドラム3と現像槽60aとの隙間から通じて外気が現像槽60a内に流入するように、現像槽60a内の空気を吸引して現像ユニット2の外部へ排気するものである。
現像槽60aにおける現像ローラ61の下方の部分には、感光体ドラム3および現像ローラ61の軸方向の略全体に渡る排気ダクト69が設けられている。また、現像槽60aにおける排気ダクト69との対向面には、中央部吸気口65および両端部吸気口66が設けられている。図9は、現像槽60aにおける、中央部吸気口65および両端部吸気口66が設けられた部分を現像ローラ61側から見た平面図である。この図に示すように、中央部吸気口65は現像槽60aにおける現像ローラ61の長手方向の中央部付近に設けられており、両端部吸気口66・66は現像槽60aにおける現像ローラ61の長手方向の中央部付近にそれぞれ設けられている。また、この図に示すように、排気ダクト69の側面にはトナーフィルタ(第2の現像剤除去手段)67aとファン67とが設けられている。
感光体ドラム3と現像槽60aとの隙間から現像槽60a内に流入した空気は、現像ローラ61の周囲を通り、現像槽60aの下面に設けられた中央部吸気口65および両端部吸気口66を通って排気ダクト69に入った後、トナーフィルタ67aによってトナーが除去(除塵)されて現像ユニット2の外へ排出される。
以上のように、画像形成装置100は、感光体ドラム3、帯電手段5、現像ユニット2、転写手段6、クリーニングユニット4、除電ランプ12、定着装置8を内包し、これらの各部材が形成された空間を、その外部の空間から隔離(遮蔽)する隔離壁1が設けられている。つまり、隔離壁1によって、粉末状態(粉体状態)のトナーを使用する空間(定着装置8によってシートに定着される前のトナー(未定着トナー)が存在する空間)を、その外部の空間から隔離している。これにより、画像形成装置100内で浮遊あるいは飛散したトナーが、画像形成装置100の外部に排出されることを防止できる。
また、画像形成装置100は、隔離壁1における定着装置8の側方に位置する領域に、隔離壁1内の熱を隔離壁1の外部に放散させるための放熱フィン(放熱手段)29bを備えている。これにより、定着装置8から隔離壁1の内部に放散された熱の、隔離壁1の外部への放熱を促進でき、隔離壁1内の温度上昇を抑制できる。
また、画像形成装置100は、隔離壁1における現像ユニット2の下方に位置する領域に、隔離壁1内の熱を隔離壁1の外部に放散させるための放熱フィン29aを備えている。また、現像ユニット2と隔離壁1との間には、現像ユニット2内の熱を隔離壁1に効果的に伝熱させるための、アルミニウム等の伝熱係数の大きい材質からなる伝熱部材28が設けられている。これにより、現像ユニット2内の熱を、伝熱部材28を介して隔離壁1に伝熱させ、隔離壁1の外面に設けた放熱フィン29aによって隔離壁1の外部に効果的に放散させることができるようになっている。
なお、本実施形態では、伝熱部材28を現像ユニット2と隔離壁1との間にのみ設けているが、これに限らず、隔離壁1内の他の部材と隔離壁1との間にさらに伝熱部材28を設けてもよい。また、本実施形態では、現像ユニット2の下部および定着装置8の側方にのみ、放熱フィンが設けられているが、これに限らず、隔離壁1の周囲にさらに放熱フィンを設けてもよい。また、隔離壁1に備えられる放熱手段は、放熱フィンに限るものではなく、隔離壁1の表面積を増大させるなどして、隔離壁1内の熱が外部に放熱されることを促進できるものであればよい。
また、画像形成装置100では、定着装置8の周囲に断熱壁83を設けている。これにより、定着装置8内の熱が隔離壁1内に拡散することを防止でき、隔離壁1内の温度上昇を抑制することができる。また、定着ローラ81や加圧ローラ82の熱が、定着装置8の図示しない駆動系等に伝熱され(回り込み)、悪影響を及ぼすことを防止できる。
なお、断熱壁83の構成は、図2に示した構成に限るものではない。例えば、断熱壁83を、図10に示すように、外壁部(外包材)84によって密閉された中空部分に波形形状からなるスペーサー材87を備え、この中空部分を真空状態としたものを用いてもよい。また、この場合、外壁部84およびスペーサー材87として、例えばステンレス等の金属材料を用い、スペーサー材87と外壁部84との当接部をスポット溶接によって接合してもよい。また、スペーサー材87に代えて、例えばガラスビーズなどのスペーサー(図示せず)を用いてもよい。また、上記した各構成の断熱壁83では、外包材の内側を真空にして密封した真空断熱壁(真空断熱手段)を用いているが、これに限らず、外包材の内側を大気圧以下に減圧して密封した減圧断熱手段を用いてもよい。あるいは、上記した構成の断熱手段に限らず、種々の断熱手段を用いることができる。
また、定着装置8において、断熱壁83を通過して隔離壁1内に放散される熱を回収し、回収した熱エネルギーを定着ローラ(加熱部材)81および/または加圧ローラ(加熱部材)82に供給する熱回収手段を設けてもよい。このような熱回収手段としては、例えば、図11(a)に示すように、定着装置8の周囲に配設されるヒートポンプ87を用いることができる。
図11(b)は、ヒートポンプ87の概略構成を示す説明図である。この図に示すように、ヒートポンプ87は、コンプレッサー(圧縮機)87a、放熱部87b、膨張弁87c、吸熱部87dを備えており、ヒートポンプ87の内部には作動流体(図示せず)が封入されている。
コンプレッサー87aは、飽和蒸気状態の作動流体を圧縮するものである。コンプレッサー87aによって圧縮されて液体状態となった作動流体は、放熱部87bに送られる。放熱部87bは、加圧ローラ82の近傍あるいは加圧ローラ82内部に設けられており、作動流体と加圧ローラ82との間で熱交換を行い、作動流体の熱を加圧ローラ82に放熱させるものである。なお、放熱部87bで放熱して冷却された作動流体は飽和液体となって膨張弁87cへ送られる。そして、膨張弁87cで膨張した作動流体は、湿り蒸気状態となって吸熱部87dへ送られる。吸熱部87dは、断熱壁83に近接して設けられており、定着装置8の内部から断熱壁83を通過した熱を作動流体に吸収(吸熱)させる。そして、吸熱部87dで断熱壁83からの熱を吸熱した作動流体は、再び飽和蒸気となってコンプレッサー87aへ送られ、上記した各動作を繰り返す。
このように、ヒートポンプ87は、定着装置8から断熱壁83を通過して放散される熱を回収し、回収した熱を加圧ローラ82に供給する。これにより、定着装置8において加熱のために用いられるエネルギーを削減し、消費電力を低減することができる。
また、定着ローラ81および加圧ローラ82を駆動するための図示しないギヤ(ギヤトレーン)は、熱伝導率の小さい物質で形成することが好ましい。例えば、耐熱性材料であるPPS(ポリフェニレンスルフィド)に、粒径30μm〜70μm程度のガラス中空球(例えば住友スリーエム社のスコッチライト(商品名))を体積比で20%〜30%配合して成形したものを用いる。なお、必要に応じてガラスフィラー等を配合し、強度を向上させてもよい。
また、画像形成装置100は、コロナ放電方式の帯電手段5を用いている。コロナ放電を用いる帯電手段では、放電生成物としてオゾンが発生することが知られている。そして、帯電手段で発生したオゾンが感光体ドラム3の表面に達すると、感光体ドラム3の表面に窒素酸化物が生成され、感光体ドラム3における帯電の均一性が低下し、感光体ドラム3上に形成されるトナー像の画像濃度が不安定になる場合がある。
そこで、本実施形態にかかる画像形成装置100では、帯電手段5に、オゾンフィルタ58およびファン59を備えている。そして、ファン59によって、帯電手段5における感光体ドラム3との対向面に設けられた開口部から帯電手段5内に空気を吸引し、吸引した空気を、鋸歯電極53の周囲を通過させてオゾンフィルタ58に導き、オゾンフィルタ58を通過させてオゾンを吸収・除去した後、帯電手段5の外部に排出する。
これにより、帯電手段5(鋸歯電極53)におけるコロナ放電によって発生したオゾンが感光体ドラム3の方向に排出されたり、あるいは隔離壁1内にオゾンが滞留するなどして感光体ドラム3の表面に達し、窒素酸化物を生成することを防止できる。
なお、本実施形態では、オゾンフィルタ58として活性炭方式のオゾンフィルタを用いているが、これに限るものではなく、オゾンを除去できるものであればよい。例えば、東洋紡社のCAOフィルタ(商品名)などの触媒方式のオゾンフィルタを用いてもよい。また、オゾンフィルタ58に代えて、オゾンを非汚染物質に分解する手段を設けてもよい。
また、本実施形態ではコロナ放電方式の帯電手段5を用いているが、これに限るものではなく、接触帯電式の帯電手段を用いてもよい。例えば、図12に示すように、コロナ放電方式の帯電手段5に代えて、接触帯電式の帯電手段である帯電ローラ(帯電手段)5aを設けてもよい。なお、接触帯電方式の帯電手段としては、帯電ローラ以外にも、例えば、帯電ブラシを用いたものなどを用いることができる。
接触帯電方式の帯電手段を用いる場合、帯電手段に対する印加電圧および電流量を、コロナ放電方式の帯電手段の場合よりも低くできる。したがって、電源供給手段の小型化、や消費電力の低減を図れるとともに、オゾン発生量を少なく抑えられる。
また、接触帯電方式の帯電手段を用いる場合でも、ファン59によって帯電ローラ5aの周囲の空気をオゾンフィルタ58に導き、帯電手段で発生したオゾンを吸収・除去することが好ましい。これにより、オゾンが隔離壁1内に滞留するなどして感光体ドラム3の表面に達することをより確実に防止できる。
また、画像形成装置100では、光走査ユニット11が、透明カバー部材27を介して隔離壁1の外側に設けられている。これにより、隔離壁1内で浮遊(飛散)したトナーが、光走査ユニット11に備えられる各光学部材に付着し、光走査ユニット11の光学系を汚染して画像形成精度が低下することを防止できる。
また、画像形成装置100に備えられる現像ユニット2は、現像槽60aと感光体ドラム3との隙間の空気を現像槽60a内に吸入するファン(第2の吸引手段)67を備えている。これにより、現像槽60a内のトナーが、現像槽60aの外部に飛散することを抑制できる。
また、現像ユニット2は、トナーを除去するためのトナーフィルタ(現像剤除去手段)67aを備えている。これにより、現像槽60aと感光体ドラム3との隙間から吸入した空気からトナーを除去して現像ユニット2の外部に排出することができる。したがって、隔離壁1内に浮遊・飛散するトナーの量を低減できる。
また、画像形成装置100では、隔離壁1における定着装置8の上方面が、鉛直方向に垂直な平面に対して傾斜した構造になっている。また、この傾斜した上方面における鉛直方向の高さが低い位置には、水分を隔離壁1の外部に排出するためのドレーン孔(排気孔)112が設けられている。
これにより、シートが定着装置8で加熱されることによって、シートに含有されていた水分が蒸発し、蒸発した水蒸気が隔離壁1における定着装置8の上方面で露結しても、露結した水分を上方面の傾斜によってドレーン孔112へ導き、ドレーン孔112から隔離壁1の外部に排出することができる。
また、ドレーン孔112には、水分を通過させる一方、トナーが隔離壁1の外部に排出されることを防止するためのフィルタ手段が設けられている。これにより、隔離壁1内で浮遊あるいは飛散したトナーが隔離壁1の外部に排出されることを防止できる。
また、隔離壁1の外面におけるドレーン孔112の近傍には、上記した放熱フィン29bが設けられている。また、画像形成装置100には、画像形成装置100内における隔離壁1の外部の空気を、画像形成装置100の外部に排出するためのファン113が備えられている。これにより、ドレーン孔112から排出された水分を、放熱フィン29bで蒸発させ、ファン113によって画像形成装置100の外部に排出できる。
また、隔離壁1と搬送ローラ24との間、および、隔離壁1と搬送ローラ25との間には、隔離壁1内の浮遊トナーが隔離壁1の外部に排出されることを防止するためのシール材101,102が設けられている。これにより、隔離壁1内で浮遊あるいは飛散しているトナーが、搬送ローラ24および搬送ローラ25の周囲から隔離壁1の外部に飛散することを防止できる。
なお、本実施形態では、フェルトからなるシール材101と、ポリエチレンテレフタレートフィルムからなるシール材102を用いているが、シール材101および102の材質はこれに限るものではない。ただし、シール材101およびシール材102は、搬送ローラ24aおよび24bの表面を傷つけにくく、また、搬送ローラ24aおよび24bと摺動しても磨耗,破損等を生じにくい材質であることがこのましい。また、搬送ローラ24aおよび24bとの摩擦抵抗が小さいことが好ましい。
また、画像形成装置100では、上記したドレーン孔112により、隔離壁1の内部と外部とは均等な圧力に保たれている。つまり、ドレーン孔112は、隔離壁1の内部の圧力を隔離壁1の外部の圧力と均等にするための均圧手段として機能する。これにより、隔離壁1の浮遊トナーが隔離壁1の外部に排出されることを、より適切に防止できる。また、メンテナンス等で隔離壁1を開放したときでも、隔離壁1内で浮遊したトナーが、隔離壁1の内部と外部との差圧によって急激に飛散することを防止できる。
なお、本実施形態では、隔離壁1の内部と外部とを均等な圧力に保つための均圧手段としてドレーン孔112を用いているが、これに限るものではない。例えば、上記したシール材101および102を均圧手段として、機能させてもよい。つまり、シール材101および102として、浮遊したトナーが隔離壁1の外部に排出されることを確実に防止でき、かつ、通気性を有する材質を用いることで、隔離壁1の内部と外部とが均等な圧力に保たれるようにしてもよい。また、隔離壁1内で浮遊したトナーを隔離壁1の外部に排出させることなく、隔離壁1の内部と外部とが均等な圧力に保つことのできる他の手段を設けてもよい。
また、画像形成装置100は、各種周辺機器を拡張機器として装着できるようになっている。例えば、図13に示すように、画像読取装置(画像読取手段、読取光学系)30、記録材供給装置70、記録材供給装置76、記録材再供給搬送装置90、中継搬送装置91、後処理装置などを着脱自在に装着することができる。また、制御部110が、画像形成装置100の各部の動作と、装着される各拡張機器の動作とを連動させて統括的に制御できるようになっている。
画像読取装置30は、図13に示すように、透明ガラスからなる原稿載置台35、原稿載置台35上へ自動的に原稿を供給搬送するための自動原稿搬送装置36、及び原稿載置台35上に載置された原稿の画像を走査して読み取るための原稿画像読み取りユニット、すなわちスキャナユニット40から構成されている。これにより、画像読取装置30は、透明な原稿載置台35上にセットされた原稿の画像を露光走査して光電変換素子上に結像し、原稿画像を電気的信号に変換した上で画像データとして画像形成装置100へと送られ、画像データに対して所定の画像処理が施される。
自動原稿搬送装置36は、所定の原稿トレイ(図示せず)上に複数枚の原稿を一度にセットしておき、セットされた原稿を1枚ずつ自動的に原稿載置台35上へ給送する装置である。そして、スキャナユニット40による原稿画像の読み取りが行われた後、所定の取り出し位置にまで搬出する機能を有している。
スキャナユニット40は、原稿載置台35上に搬送された原稿の画像を、1ライン毎に読み取る原稿画像読み取りユニットである。そして、図13に示すように、第1走査ユニット40a,第2走査ユニット40b,光学レンズ43およびCCD44を有している。
第1走査ユニット40aは、原稿載置台35に沿って左から右へと一定速度Vで移動しながら原稿を露光するものである。そして、図13に示すように、光を照射するためのランプリフレクターアセンブリ41と、原稿からの反射光を第2走査ユニット40bに導く第1の反射ミラー42aとを有している。
第2走査ユニット40bは、第1走査ユニット40aに追随してV/2の速度で移動するようになっている。そして、第1の反射ミラー42aに反射される光を光学レンズ43およびCCD44の方向へ導くための、第2・第3の反射ミラー42b・42cを備えている。
光学レンズ43は、この第3の反射ミラー42cに反射される光を、CCD44上で結像させるものである。
CCD(光電変換素子)44は、光学レンズ43によって結像された光を、電気信号(電気的画像信号)に変換するためのものである。このCCD44によって得られたアナログの電気信号は、CCD44を備えたCCDボード(図示せず)によってデジタル信号の画像データに変換される。そして、この画像データは、画像処理部において各種の画像処理が施された後にメモリに記憶される(図示せず)。そして、制御部110の指示に応じて、画像形成装置100に伝達されるように設定されている。
また、原稿面の上面に対して原稿を露光する光源、光像を光電変換素子まで導く光学レンズ、光像を画像データに変換する光電変換素子などから一体的に構成される密着イメージセンサ(CIS、図示せず)を自動原稿搬送装置に具備している。これにより、画像読取装置30は、自動原稿搬送装置によって原稿搬送経路に沿って原稿を搬送する過程において、原稿の下方および上方から、原稿画像を同時に走査して読み取ることができるようになっている。
このように、画像読取装置30は、自動原稿搬送装置36とスキャナユニット40との互いに関連した動作により、原稿載置台35上に読み取るべき原稿を順次載置させながら、原稿載置台35の下面に沿ってスキャナユニット40を移動させて原稿画像を読み取るように構成されている。
また、画像読取装置30は、自動読取モードと、手動読取モードとを備えている。自動読取モードは、シート状の原稿を、自動原稿搬送装置により自動的に供給して1枚ずつ順次露光走査して原稿画像を読み取る方式である。手動読取モードは、書籍等の原稿、もしくは自動原稿搬送装置により自動供給が不可能なシート状の原稿等をマニュアル操作により原稿載置台35上にセットして原稿画像を読み取る方式である。
なお、画像形成装置100では、隔離壁1によって、装置内の浮遊トナーが画像読取装置30に飛散することを防止できるので、浮遊トナーが画像読取装置30に備えられる各光学部材(レンズ、ミラー等)に付着するなどして画像読取精度を低下させることを防止できる。
記録材供給装置70は、画像形成装置100によって記録材として用いられるシートを収容する記録材収容トレイであり、図13に示すように、記録材供給部71〜73と記録材排出部74とにより構成されている。これらの記録材供給部には、例えば、サイズや材質の異なるシートをそれぞれ収容することもできる。また、記録材供給装置70は、画像形成装置100を載置するデスク機能を有するユニットでもあり、画像形成装置100に着脱自在となっている。
記録材供給部71〜73は画像形成装置100に供給するためのシート(記録材)を収容している。記録材供給装置70は、記録材供給装置60は、画像形成装置100に備えられた制御部110に応じて、選択された記録材供給部71〜73のピックアップローラ75等を選択的に動作させ、記録材供給部71〜73に収容されたシートを、記録材排出部74に向かって分離供給する。また、記録材排出部74から排出されるシートは、画像形成装置100の下部に設けられたシート受口17へ受け渡される。
なお、図1に示したように、画像形成装置100の下面には、記録材供給装置70から送られてくるシートを受け入れ、感光体ドラム3と転写手段6との間(転写部)に向かってシートを順次供給するためのシート受口17が設けられている。これにより、画像形成装置100は、記録材供給装置70から送られてくるシートに対して、供給トレイ10に収容されているシートに画像形成を行う場合と同様の処理を行うことができる。
記録材供給部71〜73にシートを補給する場合、あるいは記録材供給部71〜73に収容されているシートを交換する場合には、記録材供給装置70本体の前面側方向に記録材供給部71〜73を引き出して行う。
なお、ここでは、記録材供給装置70は3つの記録材供給部71〜73により構成されているが、少なくとも1つ、もしくはそれ以上の記録材供給部と記録材排出部とからなる構成としてもよい。
記録材供給装置76は、図13に示すように、記録材供給部77、記録材排出部78を備えている。記録材供給部77はシートを収容する記録材収容トレイである。なお、記録材供給装置81は、画像形成装置100に内装された供給トレイ10、あるいは記録材供給装置70の記録材供給部71〜73に収容できるシートの量よりも大量のシートを収容することができるようになっている。
記録材供給装置76は、画像形成装置100に備えられた制御部110からの指示に応じて、ピックアップローラ79等を動作させ、記録材供給部77に収容されたシートを、記録材供給装置76の右側面上部に設けられた記録材排出部78に向かって分離供給する。また、記録材排出部78から排出されるシートは、画像形成装置100の下部に設けられた拡張記録材受入部18へ受け渡される。
なお、図1に示したように、画像形成装置100の側面下部には、記録材供給装置76から送られてくるシートを受け入れ、感光体ドラム3と転写手段6との間(転写部)に向かってシートを順次供給するための拡張記録材受入部18が設けられている。これにより、画像形成装置100は、記録材供給装置76から送られてくるシートに対して、供給トレイ10に収容されているシートに画像形成を行う場合と同様の処理を行うことができる。
記録材再供給搬送装置(記録材搬送経路ユニット)90は、シートの両面に対して画像を記録するために、片面に画像を記録されたシートを記録材の表裏を反転した上で、再度、画像形成装置100における感光体ドラム3と転写手段6との間(転写部)に向かって供給するためのものである。
画像形成装置100において両面画像形成を行う場合、定着装置8によって片面にトナー像を定着されたシートを、一旦反転ローラ26により積載トレイ15に向けて搬送する。ただし、この場合、シートを完全に排出せず、シートを狭持させたまま反転ローラ26を逆転させる。そして、シートを逆方向、つまり記録材再供給搬送装置90の装着されている方向に、反転搬送する。
このとき、切換えゲート9は、図1の実線の状態から破線の状態に切換えられる。これにより、反転搬送されたシートは、記録材再供給搬送装置90を通り、再び画像形成装置100の転写部に供給される。
中継搬送装置91は、図13に示すように、記録材再供給搬送装置90と後処理装置93との間に配設され、画像形成装置100から排出される画像形成後のシートを後処理装置93に搬送するものである。なお、中継搬送装置91は、後処理装置93との連結部である回動支点92を中心に、中継搬送装置91全体が回動可能となるよう支持されている。
後処理装置93は、画像形成装置100から排出される画像形成後のシートに対して、ステープル,パンチ等の後処理を施すものである。
図13に示すように、後処理装置93は、受け取り搬送部94、第1の記録材排出部95、第2の記録材排出部96を備えている。受け取り搬送部94は、画像形成装置100から中継搬送装置91を介して排出されてきたシートを受け取る。また、後処理装置93は、制御部110からの指示に応じて、画像形成装置100から排出される画像形成後のシートを、第1の記録材排出部95または第2の記録材排出部96のいずれかに搬送するようになっている。
第1の記録材排出部95は、受け取り搬送部94によって受け取ったシートを、そのままの状態で排出する排出部である。
第2の記録材排出部96は、受け取り搬送部94によって受け取ったシートに対して、ステープル,パンチ等の後処理を行う後処理手段(図示せず)により後処理を施し、後処理後のシートを排出する排出部である。
なお、上記後処理手段としては、例えば、所定枚数のシートに対してステープル処理を施す後処理手段、あるいはシートの紙折りする後処理手段、あるいはファイリング用の穴をあける後処理手段、あるいは数ビン〜数10ビンの記録材排出部を有し、ソートや仕分けを行う後処理手段等を用いることができる。なお、後処理装置93には、これらの後処理手段の何れか1つ以上を選択して装着できるようになっている。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、電子写真記録方式や静電記録方式によって感光体上に形成された静電潜像を、粉体現像剤を用いて可視像化する画像形成装置全般に適用できる。
本発明の一実施形態にかかる画像形成装置の断面図である。 本発明の一実施形態にかかる画像形成装置における定着装置の周囲に設けられる断熱壁の構成例を示す断面図である。 本発明の一実施形態にかかる画像形成装置における、隔離壁および搬送ローラを示す平面図である。 本発明の一実施形態にかかる画像形成装置に備えられる帯電手段の一部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる画像形成装置に備えられる帯電手段の断面図である。 本発明の一実施形態にかかる画像形成装置に備えられる帯電手段の一部を示す平面図である。 本発明の一実施形態にかかる画像形成装置に備えられる帯電手段の側面図である。 本発明の一実施形態にかかる画像形成装置に備えられる現像ユニットの断面図である。 本発明の一実施形態にかかる画像形成装置に備えられる現像ユニットの一部を示す平面図である。 本発明の一実施形態にかかる画像形成装置に定着装置の周囲に設けられる断熱壁の他の構成例を示す断面図である。 (a)は、本発明の一実施形態にかかる画像形成装置において、定着装置にヒートポンプを備える場合の構成例を示す断面図である。(b)は、(a)に示したヒートポンプの構成を示す説明図である。 本発明の一実施形態にかかる画像形成装置において、帯電手段として帯電ローラを用いる場合の構成例を示す断面図である。 本発明の一実施形態にかかる画像形成装置に、各種拡張機器を接続した場合の構成例を示す断面図である。
符号の説明
1 隔離壁(隔離手段)
2 現像ユニット(現像手段)
3 感光体ドラム(感光体)
5 帯電手段
5a 帯電ローラ(帯電手段)
6 転写手段
8 定着装置(定着手段)
11 光走査ユニット(露光手段)
24 搬送ローラ(搬入手段)
25 搬送ローラ(搬出手段)
28 伝熱部材
29a,29b 放熱フィン(放熱手段)
30 画像読取装置(画像読取手段)
58 オゾンフィルタ(オゾン除去手段)
59 ファン(吸引手段)
67 ファン(第2の吸引手段)
67a トナーフィルタ(第2の現像剤除去手段)
81 定着ローラ(加熱部材)
82 加圧ローラ(加熱部材)
83 断熱壁(断熱手段)
84 外壁部(外包材)
87 ヒートポンプ(熱回収手段)
100 画像形成装置
101,102 シール材(均圧手段)
112 ドレーン孔(排出孔、均圧手段)
113 ファン

Claims (14)

  1. 静電潜像を形成される感光体と、上記感光体上に形成された静電潜像を、粉体現像剤を用いて可視像化する現像手段と、上記可視像化された画像を記録材に転写する転写手段と、上記記録材上の粉体現像剤を加熱溶融して定着させる定着手段とを備えた画像形成装置において、
    上記記録材に定着される前の粉体現像剤が存在する空間を、その外部の空間から隔離する隔離手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 上記隔離手段の外面に、当該隔離手段内の熱が外部へ放熱することを促進する放熱手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 上記現像手段の熱が上記隔離手段に伝熱することを促進させるための伝熱部材を設けたことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 上記定着手段内の熱が上記隔離手段内に拡散することを抑制するための断熱手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 上記断熱手段は、
    外包材の内側を真空にして密封した真空断熱手段、または、外包材の内側を大気圧以下に減圧して密封した減圧断熱手段であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 上記定着手段から上記隔離手段内に拡散する熱を回収し、回収した熱を、上記定着手段に備えられる加熱部材に供給する熱回収手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 上記感光体を帯電させるための帯電手段を備えており、
    上記帯電手段は、
    当該帯電手段と上記感光体との間の空気を当該帯電手段内に吸引し、当該帯電手段内を通過させる吸引手段と、
    上記吸引されて帯電手段内を通過した空気に含まれるオゾンを除去または分解するオゾン除去手段とを備え、
    上記オゾン除去手段によってオゾンを除去または分解した後の空気を上記帯電手段から排出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 上記感光体の表面を露光して静電潜像を形成するための露光手段を、上記隔離手段の外部の空間に備えていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 原稿上の画像を読み取る画像読取手段を、上記隔離手段の外部の空間に備えていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 上記現像手段は、
    当該現像手段と上記感光体との間の空気を当該現像手段内に吸引する第2の吸引手段と、
    上記現像手段内に吸引された空気中に含まれる粉体現像剤を除去する現像剤除去手段とを備え、
    上記現像剤除去手段によって粉体現像剤を除去した後の空気を上記現像手段から排出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  11. 上記隔離手段は、
    当該隔離手段内で露結した水分を外部に排出する排出孔を備え、かつ、上記定着手段の上部に位置する領域が、その領域に露結した水分を上記排出孔に導くように、鉛直方向に垂直な平面に対して傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  12. 上記排出孔に、上記隔離手段から排出される水分を通過させるとともに、上記粉体現像剤を除去する第2の現像剤除去手段を備えていることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 上記隔離手段は、
    当該隔離手段の内部に記録材を搬入する搬入手段と、当該隔離手段の外部に記録材を搬出する搬出手段とを備え、
    上記隔離手段と上記搬入手段との間、および上記隔離手段と上記搬出手段との間に、隔離手段に浮遊した粉体現像剤が隔離手段の外部に排出されることを防止するためのシール材を備えていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  14. 上記隔離手段の内部の圧力を、当該隔離手段の外部の圧力と均等にするための均圧手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

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