JP2010002439A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】主搬送路側に外気が直接流入するのを抑制しつつ、主搬送路側の熱を効果的に放出することができ、再搬送路を通過するシートを効果的に冷却する。
【解決手段】転写部103及び定着部104を有する主搬送路110と、定着部104による定着後のシートを上方から下方に搬送し、再度、転写部103に搬送するための再搬送路109とが装置本体51内に配置されている。そして、主搬送路110側の熱を前記再搬送路109側に放熱する放熱板10が装置本体51内に配置され、装置本体51の一側面51aには、吸気口11及び排気口12が形成されている。そして、吸気口11から放熱板10に沿って排気口12に延び、外気が流れる風路200を形成している。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機、レーザープリンタ、ファクシミリ等のシートに画像を形成する画像形成装置に関するものである。
現在、トナー像をシートに転写する転写手段としての転写部と、転写部の上方に配置され、転写部により転写されたトナー像をシートに定着させる定着手段としての定着部とを有する主搬送路を備えた画像形成装置が知られている。また、シートの表面と裏面との両面に画像を形成するために、表面に定着後のシートを上方から下方に搬送し、再度転写ローラに搬送するための再搬送路を備えた画像形成装置が知られている。
この種の画像形成装置において、装置本体の側部に吸気口と、その反対側の側部に排気口とを設け、排気口近傍にファンを配置し、シート搬送方向と直交する幅方向に空気が流れるように風路を形成したものが提案されている(特許文献1参照)。
図7は、従来の画像形成装置の概略構成を示す説明図であり、図8は、図7の矢印C方向から見た画像形成装置の概略構成を示す説明図である。
図7において、画像形成装置は、像担持体としての感光体ドラム101a、帯電ローラ、現像スリーブ、クリーナ、トナー容器等の電子写真プロセス部品が一体化されたプロセスカートリッジ101を備えている。また、画像形成装置は、レーザ露光装置及び反射ミラーが一体化されたレーザスキャナ102を備えている。そして、感光体ドラム101aと、感光体ドラム101aに圧接する転写ローラ103aとで転写部103が構成されている。また、画像形成装置は、転写部103及び転写部103の上方に配置された定着部104を有する主搬送路110と、両面印刷時のシートが転写部に再給送される再搬送路109とを備えている。更に画像形成装置は、レジストローラ105と、シート排出ローラ106と、シート排出トレイ107と、再搬送路109に配設される再搬送ローラ108と、本体下部に配置されるシート給送装置53を備えている。このシート給送装置53は、シートが積載される給送トレイ53aと、給送トレイ53a上のシートを1枚ずつ給送する給送ローラ53bとを有している。
この画像形成装置は、図8に示すように、装置本体のシート搬送方向と直交する幅方向の両側に形成された吸気口1110及び排気口1080を備えている。そして、画像形成装置には、吸気口1110から排気口1080に延びる風路1090が形成され、排気口1080近傍にファン133が設けられている。
このように構成することで、吸気口1110から吸い込まれた外気は、転写部と直交する幅方向に設けた風路1090を通り、排気口1080より機外に排出される。これにより、再搬送路109や主搬送路110の熱気とそこを通過するシートによる熱を、ファン133により機外に排出することができる。従って、両面印刷する場合には、定着部104で定着後に再搬送路109に搬送されたシートを冷却することができ、冷却したシートを転写部に導くことができる。
特開2001−242745号公報
しかし、従来の画像形成装置では、再搬送路のみならず主搬送路にも外気が通過するように構成したので、定着前のシートの姿勢や未定着トナー像に影響を及ぼし、画質が低下したり、定着部の熱効率が低下して定着性が低下したりしてしまうなどの問題があった。そして、定着部には、幅方向に外気が通過するので、定着部における幅方向の左右端に温度差が発生し、定着不良が発生してしまうという問題があった。
これを解決するために、主搬送路に外気が流入しないように主搬送路を遮蔽して、再搬送路を通過するシートを冷却することも考えられる。しかし、単に遮蔽したのでは、再搬送したシートの余熱等により転写部近傍の温度が上昇し、転写部近傍に配置したクリーナや現像スリーブのトナーが固まってしまい、シートの画像不良や、廃トナー搬送不良等が発生してしまうという問題があった。
また、従来の画像形成装置では、再搬送路において外気が通過するのは、再搬送路の搬送方向と直交する幅方向の狭いエリアに限定されてしまうため、再搬送路におけるシートの冷却効果が低いという問題があった。そして、定着部において幅方向に外気が通過してしまうと、吹き付けられる端部が他の部分よりも温度が低下してしまい、定着部において幅方向に温度差が生じてしまい、画像の定着不良が発生してしまうおそれがあった。
そこで、本発明は、主搬送路側に外気が直接流入するのを抑制しつつ、主搬送路側の熱を効果的に放出することができ、再搬送路を通過するシートを効果的に冷却することができる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、トナー像をシートに転写する転写手段、及び前記転写手段の上方に配置され、前記転写手段により転写されたトナー像をシートに定着させる定着手段を有する主搬送路と、前記定着手段による定着後のシートを上方から下方に搬送し、再度、前記転写手段に搬送するための再搬送路と、を備え、前記主搬送路及び前記再搬送路が装置本体内に配置された画像形成装置において、前記装置本体内に配置され、前記主搬送路と前記再搬送路とを仕切るように上下方向に延び、前記主搬送路側の熱を前記再搬送路側に放熱する放熱部材と、前記装置本体の前記再搬送路の下部近傍位置に形成された吸気口と、前記装置本体の前記再搬送路の上部近傍位置に形成された排気口と、を備え、前記装置本体内に、前記吸気口から前記放熱部材に沿って前記排気口に延び、外気が流れる風路を形成した、ことを特徴とするものである。
本発明によると、放熱部材により主搬送路側の熱が吸収され、風路を流れる外気により放熱部材の熱が放出されるので、主搬送路側に外気が直接流入するのを抑制しつつ、主搬送路側の熱を効果的に放出することができる。これにより、転写手段によってトナー像が転写されたシートに外気が直接吹き付けられるのを抑制することができ、画質低下を抑制することができる。そして、放熱部材により主搬送路側の熱を効果的に放出することができるので、転写手段近傍の温度上昇を抑制することができ、それに起因するシートの画像不良を抑制することができる。
更に、再搬送路を通過するシートは、風路を流れる外気によって効果的に冷却することができ、冷却されたシートが主搬送路に搬送されるので、シートによって主搬送路側に熱が流入するのを抑制することができる。
また、定着部には、シート搬送方向と直交する幅方向から外気が流れることはないので、良好な画像を得ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る画像形成装置の一例としてのプリンタの概略構成を示す説明図である。
図1において、50は、画像形成装置としてのプリンタ、51は、装置本体である。
このプリンタ50は、画像形成部としてのプロセスカートリッジ101と、プロセスカートリッジ101にシートPを給送するシート給送装置53と、レーザ露光装置及び反射ミラーが一体化されたレーザスキャナ102と、を備えている。
ここで、プロセスカートリッジ101は、像担持体としての感光体ドラム101a、不図示の帯電ローラ、不図示の現像スリーブ、不図示のクリーニング手段としてのクリーナ、不図示のトナー容器等を有し、これらが一体化されている。また、シート給送装置53はシートPを積載する給送トレイ53aと、給送トレイ53a上のシートPを1枚ずつ給送する給送ローラ53bとを有している。
また、プリンタ50は、シートPにトナー像を転写する転写部103と、転写部103により転写されたシートPを熱により定着させる定着部104とを有する主搬送路110を備えている。
更に、プリンタ50は、定着部104による定着後のシートPを上方から下方に搬送し、再度転写部103に搬送するための再搬送路109を備えている。
主搬送路110は、転写部103のシート搬送方向上流側に配置されるレジストローラ105を有している。また、主搬送路110は、転写部103と定着部104との間に配置され、転写部103によりトナー像が転写されたシートPを定着部104に案内する転写搬送ガイド113を有している。
転写部103は、感光体ドラム101aと、感光体ドラム101aに圧接して転写ニップを形成すると共に、この転写ニップをシートPが通過する際、感光体ドラム101a上のトナー画像をシートPに転写する転写ローラ103aとにより構成されている。
定着部104は、加熱ローラ104aと、加熱ローラ104aに圧接する加圧ローラ104bとを有し、シートPを挟持搬送しながら、シートPにトナー像を定着させる。
主搬送路110は、装置本体内に略垂直に配置されている。具体的に説明すると、レジストローラ105の上方に転写部103が配置され、転写部103の上方に、転写搬送ガイド113及び定着部104が順次配置されている。この定着部104のやや斜め上方には、シート排出ローラ106が配置されている。
再搬送路109は、装置本体内に略垂直に(即ち、主搬送路110と略平行に)配置されている。具体的に説明すると、再搬送路109は、略垂直な垂直部109aと、定着部104側に略L字形状に屈曲する上部109bと、主搬送路110のレジストローラ105側に略L字形状に屈曲する下部109cとを有している。
この再搬送路109は、再搬送ローラ108を有しており、主搬送路110のシート搬送方向上流側に配設されたレジストローラ105にシートPを搬送することができる。
次に、このように構成されたプリンタ50における画像形成動作について説明する。
画像形成動作が開始されると、まず感光体ドラム101aが回転し、不図示の帯電ローラによって所定の極性、所定の電位に一様に帯電される。そして、表面が帯電された後の感光体ドラム101aに対し、レーザスキャナ102のレーザ発光部から画像情報に基づいてレーザ光が照射され、感光体ドラム101a上には静電潜像が形成される。トナー容器の中にはトナーが充填されており、現像スリーブの回転に伴い、適量のトナーが適度の帯電を受けた後、感光体ドラム101a上に供給される。そして、現像スリーブ上のトナーは感光体ドラム101aの静電潜像に付着し、潜像が現像されトナー像として可視化される。これらの現像動作はプロセスカートリッジ101内で行われている。
一方、このようなトナー像形成動作に並行して給送トレイ53aに積載収納されているシートPが、給送ローラ53bにより送り出された後、レジストローラ105に搬送される。そして、このようにレジストローラ105に搬送されたシートPは、レジストローラ105により斜行が補正された後に感光体ドラム101a上に形成される潜像とのタイミングをとって転写部103に搬送される。この後、この転写部103にて感光体ドラム101a上に形成されたトナー像が転写ローラ103aによりシートP上の所定位置に転写される。
なお、転写されずに感光体ドラム101a上に残った転写残トナーはクリーニング手段としてのクリーナにより廃トナー容器に収納され、表面がクリーニングされた感光体ドラム101aは繰り返し次の画像形成プロセスに入る。これらの動作もプロセスカートリッジ101内で行われている。
次に、このようにトナー画像が転写されたシートPは、加熱ローラ104a及び加圧ローラ104bを有する定着部104に搬送され、この定着部104において、未定着トナー像が加熱・加圧されてシートPの表面に定着される。
なお、本第1実施形態におけるプリンタ50は、シートPの両面に画像形成を行う両面プリントモードと、片面(1面)にのみ画像形成を行う片面プリントモードを備えている。
そして、片面プリントモードの場合には、片面に転写されたトナー像に対する定着処理の後に、シートPは正逆転可能なシート排出ローラ106により装置本体51の上面に設けられたシート排出トレイ107上に排出される。
また、両面プリントモードの場合には、片面に転写されたトナー像に対する定着処理の後、シートPは、まずシート後端がシート排出ローラ106に挟持されている状態で一部がシート排出トレイ107上に送り出された後に一時停止される。
続いて、シートPは、シート排出ローラ106の逆転により再搬送路109に案内され、再搬送路109を経由して再びレジストローラ105に達する。
次に、シートPは、レジストローラ105により斜行が補正された後に、再び転写部103に案内されて転写ローラ103aによりシートPの裏面(2面目)のトナー像が転写され、この後、定着部104によりトナー像が定着される。そして、このようにトナー像が定着された後、シートPは、シート排出ローラ106によりシート排出トレイ107上に排出される。
図2は、図1の矢印A方向から見た画像形成装置の一例としてのプリンタの概略構成を示す説明図である。なお、実際は、装置本体51の一側面51aにより内部が覆われているが、図2では、説明上、一部分を露出して図示している。
ところで、本第1実施形態では、プリンタ50は、図1及び図2に示すように、装置本体51内に配置され、主搬送路110と再搬送路109とを仕切るように上下方向に延びる放熱部材としての放熱板10を備えている。放熱板10は、例えばアルミニウム等の金属により形成されている。この放熱板10には、主搬送路110側の熱(具体的には、定着部104や転写部103等の熱)が輻射される。従って、放熱板10は、主搬送路110側の熱を、再搬送路109側に放熱する。この放熱板10は、再搬送路側に上下方向に延びる不図示の複数のフィンが形成されている。
放熱板10は、装置本体51内に略垂直(つまり、主搬送路110と略平行)に配置されており、装置本体51の不図示のシャーシに固定されている。放熱板10のシート搬送方向と直交する幅方向の長さは、主搬送路110の幅方向の長さ以上に設定されている。
また、装置本体51は、再搬送路109の下部近傍位置に形成された吸気口11と、再搬送路109の上部近傍位置に形成された排気口12と、を有している。具体的には、装置本体51の再搬送路109に対向する側の一側面51aに、吸気口11及び排気口12が形成されている。そして、図2に示すように、吸気口11及び排気口12のそれぞれは、装置本体51に幅方向に、装置本体51の幅方向中心に対して左右対称に略等間隔に複数設けられている。
そして、装置本体51内には、吸気口11から放熱板10に沿って排気口12に延び、外気が流れる風路200が形成されている。
本第1実施形態では、放熱板10は、転写部103、転写搬送ガイド113及び定着部106を遮蔽するように、転写部103、転写搬送ガイド113及び定着部106に臨んで配置されている。つまり、放熱板10は、少なくとも主搬送路110における転写部103と定着部104との間に臨むように配置されている。本第1実施形態では、放熱板10の下端が、再搬送路109の略L字形状に屈曲した下部109cまで延出し、転写部103の下方に配置したレジストローラ105に臨んで配置されている。なお、装置本体51には、装置本体51の底部から上方に向かって再搬送路109の下部109cまで延出する遮蔽板51sが形成されている。これら放熱板10及び遮蔽板51sにより、吸気口11から風路200に流入した外気が主搬送路110側に流入するのを抑制している。
再搬送路109は、再搬送路109を構成している部品同士の隙間或いは再搬送路109に設けた不図示のルーバなどにより、至る所に不図示の開口部が形成されており、外気が再搬送路109内、或いは再搬送路109を横切って流れるように構成されている。
本第1実施形態では、定着部104は、再搬送路109側に配置されたカバー104cによって覆われている。そして、放熱板10の上端は、定着部104のカバー104cの下部に接触しており、実質的に定着部104の上部まで風路200を通過する外気から遮蔽している。
なお、本第1実施形態では、定着部104がカバー104cで覆われているので、放熱板10の上端を、定着部104の下部まで延出させたが、放熱板10の上端を、定着部104の上部まで延出させてもよい。
定着部104の上方には、風路200に連通する連通風路201が形成されている。これにより、主搬送路110側(主に定着部104)の熱は、上昇気流により連通風路201に排出される。そして、この連通風路201に排出された熱気が風路200の上部を介して排気口12を経て機外に排出されることとなる。更に、この連通風路201は、シート排出ローラ106側の開口部115と連通している。従って、定着部104上方に排出された主搬送路110側の熱気が、開口部115側或いは排気口12側に排出される。
次に本第1実施形態の画像形成装置における空気の流れについて説明する。図1中の風路200及び連通風路201における矢印は空気の流れを示している。
片面プリントモードにおいて、シートPの片面に画像形成が行われた場合、連通風路201に排出しきれなかった主搬送路110側の熱は、装置本体51のシャーシや転写搬送ガイド113を横切って対流する空気により、放熱板10に伝達される。これにより、主搬送路110側の熱によって放熱板10が暖められる。
風路200では、暖められた放熱板10により、上昇気流が発生し、自然対流によって外気が吸気口11から風路200に吸い込まれる。このように吸気口11から風路200に吸い込まれた外気は、主に再搬送路109の下部109cを横切って再搬送路109と放熱板10との間に流れ、残りはそのまま排気口12に流れていく。
再搬送路109を横切った外気は、放熱板10に沿って上昇し、その過程で放熱板10と熱交換して放熱板10を冷却することとなる。このとき、外気が放熱板10の幅方向全域に亘って放熱板10に沿って上昇するので、放熱板10の高い冷却効果を得ることができる。
そして、放熱板10で暖められた外気は、再搬送路109の上部109bを横切って風路200の上部に達し、主に排気口12から機外に排出される。また、僅かではあるが、連通風路201を通過して開口部115から機外に排出される。
また、両面プリントモードの場合、再搬送路109にシートPが搬送されるまでは、上述したように外気が風路200を流れる。これにより、放熱板10が冷却される。
シートPの表面にトナー像を定着した後、シート排出ローラ106でシートPをニップしたままスイッチバックして再搬送路109を通って再搬送されてレジストローラ105へ送られ、裏面に画像が形成される。このとき、シートPの表面に画像を形成した後、再搬送路109を通過するシートPは、吸気口11から吸い込まれ、再搬送路109のシート搬送方向と平行な方向に沿って上昇する外気により冷却される。
具体的に説明すると、シートPが再搬送路109の下部109cに到達するまでは、外気が再搬送路109を横切って放熱板10を冷却して上昇する。シートPが再搬送路109の下端に到達した後、吸気口11から流入した外気は、再搬送路109のシートPに遮断されて放熱板10側に流れるのは僅かであり、ほとんどは再搬送路109内を上昇するように流れる。具体的には、外気は再搬送路109の垂直部109a内を上昇する。つまり、シートPは、再搬送路109内をシート搬送方向と平行な方向に流れる外気によって効果的に冷却されることとなる。これにより、シートPは、幅方向のみ冷却されるのではなく、シートP全体が再搬送路109内を流れる外気によって効果的に冷却される。つまり、再搬送路109の略垂直部分である垂直部109aにおいて、シートPが幅方向全域に亘ってシート搬送方向と平行な方向に流れる外気によって効果的に冷却される。このように再搬送路109を上昇して暖められた外気は、再搬送路109の上部109bから抜けて排気口12から機外に排出される。
そして、定着部104によって熱を帯びたシートPが、効果的に冷却されて転写部103に再び搬送されるので、転写部103においてトナーが熱で固化してしまうのを抑制することができる。従って、転写部103近傍の温度上昇を抑制でき、転写部103近傍に配置した不図示のクリーナや現像スリーブのトナーが固化してしまうのを抑制できる。従って、現像スリーブのトナーの固化に起因するシートPの画像不良を抑制でき、クリーナの廃トナーの固化に起因する廃トナー搬送不良を抑制することができる。
以上、本第1実施形態のプリンタ50によれば、吸気口11から吸い込んだ外気が主搬送路110側に流入するのを抑制できる。これにより、転写部103でトナー像が転写されたシートPに、外気が直接吹き付けられるのを抑制することができ、転写部103近傍の空気が乱れるのを抑制できるので、シートに形成される画質の低下を抑制することができる。また、放熱板10によって外気と熱交換することができるので、主搬送路110側の熱を効果的に放出することができる。従って、転写部103近傍の温度上昇を抑制することができ、それに起因するシートPの画像不良を抑制することができる。
更に、再搬送路109を通過するシートPは、風路200を流れる外気によって効果的に冷却することができ、冷却されたシートPが主搬送路110に搬送されるので、シートPによって主搬送路110側に熱が流入するのを抑制することができる。
また、定着部104には、外気が流入し難く、外気が定着部104の幅方向に沿って流れることもないので、定着部104における幅方向の温度差が発生するのを抑制することができ、良好な画質を安定して得ることができる。
また、装置本体51の一側面51aに吸気口11と排気口12とを形成したので、両側面に外気の出入口を形成するものと比較して、設置の自由度が増し、安定した冷却効果を得ることができる。
また、風路200は、プリンタ50を水平方向に貫通する風路ではないので、装置本体51の不図示の駆動部や基板配置の設置の自由度が増す。また、風路200には、ファンを設置しなくても、放熱板10の熱によって発生する自然対流による上昇気流により外気が流れるので、装置の小型が可能となる。
なお、本第1実施形態では、装置本体51の一側面51aに吸気口11及び排気口12を形成したが、これに限定するものではない。
図3は、第1実施形態の画像形成装置の一例としてのプリンタおいて吸気口及び排気口の形成位置を変更した場合を示す説明図である。
この図3に示すように、吸気口11は、装置本体51の底面51bに形成され、排気口12は、装置本体51の上面51cに形成されている。このように形成することで、プリンタ50を壁際に設置しても吸気口11及び排気口12を閉塞することはないので、設置するための自由度が更に増し、装置を設置するための占有面積を小さくすることが可能となる。
[第2実施形態]
上記第1実施形態では、自然対流によって外気が風路を流れる場合について説明した。本第2実施形態では、ファンによって外気が風路を流れる場合について説明する。なお、上記第1実施形態と同一の構成については、同一符号を付して説明を省略する。
図4は、第2実施形態に係る画像形成装置の一例としてのプリンタの概略構成を示す説明図である。図5は、図1の矢印B方向から見た画像形成装置の一例としてのプリンタの概略構成を示す説明図である。なお、実際は、装置本体151の一側面151aにより内部が覆われているが、図5では、説明上、一部分を露出して図示している。
画像形成装置としてのプリンタ150は、装置本体151を備えており、装置本体151の一側面151aには、吸気口15及び排気口16が形成されている。そして、装置本体151内には、吸気口15から放熱板10に沿って排気口16に延び、外気が流れる風路200が形成されている。
プリンタ150は、風路200に配置され、吸気口15から排気口16に外気を流すファン13を備えている。
このファン13は、吸気口15近傍に配置されている。そして、吸気口15の幅方向の長さは、ファン13の幅方向の長さと略同一に設定されている。これにより、ファン13による外気の吸入効率を上げることができる。そして、排気口16の幅方向の長さは、再搬送路109の幅方向の長さ以上に設定されている。
以上、本第2実施形態によれば、ファン13によって風路200に強制的に外気を吸い込むことができるので、より確実に放熱板10を冷却することができ、再搬送路109を通過するシートPを冷却することができる。そして、このファン13は、自然対流による上昇気流と同じ方向に強制対流させるので、気流が乱れるのを防ぐことができ、効果的に放熱板10及び再搬送路109のシートPの熱を排出することができる。
なお、本第2実施形態では、ファン13を吸気口15近傍に配置したが、これに限定するものではなく、ファンは風路に設置されていればよい。図6は、第2実施形態の画像形成装置の一例としてのプリンタにおいてファンの設置位置を変更した場合を示す説明図である。
この図6に示すように、ファン14を排気口16近傍に配置してもよい。このようにファン14を排気口16近傍に配置することで、風路200に吸い込んだ外気を、確実に排気口16から排出することができる。従って、放熱板10及び再搬送路109を通過した外気がより確実に機外に排出することができるので、高い冷却効果を得ることができる。
なお、本第2実施形態においても、吸気口15を装置本体151の底面151bに形成し、排気口16を装置本体151の上面151cに形成してもよい。
第1実施形態に係る画像形成装置の一例としてのプリンタの概略構成を示す説明図である。 図1の矢印A方向から見た画像形成装置の一例としてのプリンタの概略構成を示す説明図である。 第1実施形態の画像形成装置の一例としてのプリンタにおいて吸気口及び排気口の形成位置を変更した場合を示す説明図である。 第2実施形態に係る画像形成装置の一例としてのプリンタの概略構成を示す説明図である。 図1の矢印B方向から見た画像形成装置の一例としてのプリンタの概略構成を示す説明図である。 第2実施形態の画像形成装置の一例としてのプリンタにおいてファンの設置位置を変更した場合を示す説明図である。 従来の画像形成装置の概略構成を示す説明図である。 図7の矢印C方向から見た画像形成装置の概略構成を示す説明図である。
符号の説明
10 放熱部材(放熱板)
11,15 吸気口
12,16 排気口
13,14 ファン
50,150 画像形成装置(プリンタ)
51,151 装置本体
51a,151a 一側面
51b,151b 底面
51c,151c 上面
103 転写手段(転写部)
104 定着手段(定着部)
109 再搬送路
110 主搬送路
200 風路
201 連通風路

Claims (7)

  1. トナー像をシートに転写する転写手段、及び前記転写手段の上方に配置され、前記転写手段により転写されたトナー像をシートに定着させる定着手段を有する主搬送路と、前記定着手段による定着後のシートを上方から下方に搬送し、再度、前記転写手段に搬送するための再搬送路と、を備え、前記主搬送路及び前記再搬送路が装置本体内に配置された画像形成装置において、
    前記装置本体内に配置され、前記主搬送路と前記再搬送路とを仕切るように上下方向に延び、前記主搬送路側の熱を前記再搬送路側に放熱する放熱部材と、
    前記装置本体の前記再搬送路の下部近傍位置に形成された吸気口と、
    前記装置本体の前記再搬送路の上部近傍位置に形成された排気口と、を備え、
    前記装置本体内に、前記吸気口から前記放熱部材に沿って前記排気口に延び、外気が流れる風路を形成した、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記風路は、前記再搬送路におけるシート搬送方向と略平行に、前記再搬送路に沿って形成され、
    前記吸気口から吸い込まれた外気が、前記再搬送路を横切って前記風路に流入する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記吸気口及び前記排気口は、前記装置本体の一側面に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記吸気口は、前記装置本体の底面に形成され、前記排気口は、前記装置本体の上面に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記放熱部材は、少なくとも前記主搬送路における前記転写手段と前記定着手段との間に臨むように配置されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記風路に配置され、前記吸気口から前記排気口に外気を流すファンを備えた、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記定着手段の上方に、前記風路に連通する連通風路を形成した、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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