JP4896563B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機やプリンタに代表される画像形成装置に関する。
複写機やプリンタに代表される画像形成装置においては、未定着トナー像を用紙に定着させる方法として、熱ローラ定着方式が広く採用されている。熱ローラ定着方式では、ニップを形成するローラ対の少なくとも一方のローラに熱源を内蔵させ、この熱源によって加熱されたローラ対のニップに未定着トナー像を担持した用紙を挿通することによって用紙にトナーを定着する。
しかしながら、中間転写体を用いた画像形成装置では、中間転写体自体が熱を保持し易く、特に近年の画像形成装置においては高速化が推進されており、その温度上昇が著しい。そして、この中間転写体の温度上昇が、画像形成装置の運転に支障をきたすとして懸念されている。
中間転写体の温度が上昇すると、トナー像転写後、その表面に残留するトナーが溶融し、中間転写体表面に固着してしまう恐れがある。これにより、次の画像形成に悪影響が及び、像のオフセットといった画像不良が発生する可能性がある。そして、中間転写体表面に固着したトナーが、さらに堆積すると、画像品質が大幅に低下する。したがって、トナー像転写後の中間転写体は、早急に冷却する必要がある。
一方、中間転写体の温度上昇に起因する、トナー像転写後の中間転写体表面に残留するトナーを除去するクリーニング装置周辺の温度上昇も深刻な問題となっている。クリーニング装置周辺の温度が上昇すると、その装置内のトナーが溶融して流動性が悪くなり、トナーを搬送、攪拌するためのスクリュー等に固着してしまう恐れがある。スクリューにトナーが固着して、さらに堆積すると、トナーの搬送性能が大幅に低下する。そして、廃トナーが溢れて周辺を汚染したり、廃トナーが再度中間転写体に付着したりしてクリーニング性能が低下する可能性がある。また、スクリューの回転に制動が掛かることにより、スクリューを破損してしまう恐れもある。
このような問題を解決すべく、中間転写体の温度上昇を回避する様々な手法が提案され、その例を特許文献1、及び2に見ることができる。特許文献1に記載された画像形成装置では、中間転写ベルト(中間転写体)の表面をクリーニングするクリーニング装置の、ベルト回転方向下流側で、ファンによりベルト表面に送風して中間転写ベルトを冷却している。また、特許文献2に記載された画像形成装置では、定着装置と画像形成部との間を区画する区画部材を設け、中間転写ベルトに、定着装置の熱の影響が及ばないようにしている。
特開2003−29540号公報(第3−4頁、図1) 特開2005−301112号公報(第4−6頁、図3)
特許文献1に記載された画像形成装置では、ファンを用いてベルト表面に向かって送風することにより、中間転写ベルト(中間転写体)の温度上昇を防止することが可能である。しかしながら、冷却する箇所は、中間転写ベルトのクリーニング装置のベルト回転方向下流側であるので、トナー像の転写後、クリーニング装置に到達する前に、中間転写ベルト表面に残留するトナーを直接冷却することができない。これにより、熱を帯びたトナーが、クリーニング装置に回収されることになり、装置内で溶融、固着する可能性がある。
特許文献2に記載された画像形成装置では、区画部材により定着装置の熱の影響が及ばないようにしているので、定着装置からの輻射熱による中間転写ベルト(中間転写体)の温度上昇を防止することが可能である。しかしながら、この方法では、トナー像を用紙に転写する転写部において、両面印刷時、用紙から中間転写ベルトに伝達される熱を冷却できるわけではなく、また熱が伝達するのを防止することもできない。したがって、熱の影響による、中間転写ベルトへのトナーの固着や、クリーニング装置での不具合の発生を、確実に防止することは困難である。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、用紙へのトナー像の二次転写後、クリーニング装置に到達する前に、中間転写体自体、及び中間転写体表面に残留するトナーを効率良く冷却することができ、意図しないトナーの溶融、固着等の不具合の発生を防止して、好適な画像形成動作を遂行することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、少なくとも一色以上のトナー像を、像担持体から中間転写体に一次転写し、中間転写体から用紙に二次転写するとともに、トナー像の二次転写後、クリーニング装置により前記中間転写体表面に残留するトナーをクリーニングする画像形成装置において、二次転写部の前記中間転写体回転方向下流側であって、前記クリーニング装置の上流側に、中間転写体の表面に空気を吹付ける吹付けファンと、中間転写体の熱、及び中間転写体表面の残留トナーを誘導する排気ダクトと、この排気ダクトに誘導された残留トナーを回収するトナー回収タンクとが設けられた冷却装置を備えることとした。
また、上記構成の画像形成装置において、前記排気ダクトは、前記吹付けファンが吹付ける空気を、前記中間転写体の幅方向略中央部に導くガイド板を備えることとした。
また、上記構成の画像形成装置において、前記排気ダクトは、強制的に気流を発生させる排気ファンを備えることとした。
また、本発明は、少なくとも一色以上のトナー像を、像担持体から中間転写体に一次転写し、中間転写体から用紙に二次転写するとともに、トナー像の二次転写後、クリーニング装置により前記中間転写体表面に残留するトナーをクリーニングする画像形成装置において、二次転写部の前記中間転写体回転方向下流側であって、前記クリーニング装置の上流側に、中間転写体の裏面からその熱を吸収する吸熱部と、熱を外部に放出する放熱部とを有し、これらの吸熱部と放熱部との間で熱を移動させるヒートパイプが設けられた冷却装置を備えることとした。
また、上記構成の画像形成装置において、前記放熱部は、放熱フィンと、この放熱フィンを冷却する冷却ファンとを備えることとした。
本発明の構成によれば、用紙へのトナー像の二次転写後、クリーニング装置により中間転写体表面に残留するトナーをクリーニングする画像形成装置において、二次転写部の中間転写体回転方向下流側であって、クリーニング装置の上流側に、中間転写体の表面に空気を吹付ける吹付けファンと、中間転写体の熱、及び中間転写体表面の残留トナーを誘導する排気ダクトと、この排気ダクトに誘導された残留トナーを回収するトナー回収タンクとが設けられた冷却装置を備えることとしたので、中間転写体のクリーニング装置の中間転写体回転方向下流側で、中間転写体表面の残留トナーを直接冷却することが可能である。さらに、トナー回収手段も備えているので、中間転写体表面への空気の吹付けによる残留トナーの飛散も防止することができる。これにより、用紙へのトナー像の二次転写後、クリーニング装置に到達する前に、中間転写体自体、及び中間転写体表面に残留するトナーを効率良く冷却することができる。したがって、中間転写体の温度上昇が回避でき、クリーニング装置における意図しないトナーの溶融、固着等、温度上昇に起因する様々な不具合の発生を防止して、好適な画像形成動作を遂行することが可能な画像形成装置を提供することができる。
また、排気ダクトは、吹付けファンが吹付ける空気を、中間転写体の幅方向略中央部に導くガイド板を備えることとしたので、比較的温度上昇し易い中間転写体の幅方向中央部に対して、集中的に空気を吹付けることができる。これにより、中間転写体の冷却効率が高められ、トナーの溶融、固着といった不具合の発生を防止する作用を向上させることが可能である。
また、排気ダクトは、強制的に気流を発生させる排気ファンを備えることとしたので、中間転写体から奪った熱を帯びた空気を、迅速に排出することができる。したがって、中間転写体の冷却効率をさらに向上させることができ、トナーの溶融、固着等の不具合の発生を防止した、好適な画像形成動作の遂行に対する作用をより一層高めることが可能となる。
また、本発明の構成によれば、用紙へのトナー像の二次転写後、クリーニング装置により中間転写体表面に残留するトナーをクリーニングする画像形成装置において、二次転写部の中間転写体回転方向下流側であって、クリーニング装置の上流側に、中間転写体の裏面からその熱を吸収する吸熱部と、熱を外部に放出する放熱部とを有し、これらの吸熱部と放熱部との間で熱を移動させるヒートパイプが設けられた冷却装置を備えることとしたので、中間転写体のクリーニング装置の中間転写体回転方向下流側で、中間転写体を冷却することが可能である。さらに、ヒートパイプで中間転写体裏面を冷却するので、空気の吹付け等による残留トナーの飛散が発生することはない。これにより、用紙へのトナー像の二次転写後、クリーニング装置に到達する前に、中間転写体自体、及び中間転写体表面に残留するトナーを効率良く冷却することができる。したがって、中間転写体の温度上昇が回避でき、クリーニング装置における意図しないトナーの溶融、固着等、温度上昇に起因する様々な不具合の発生を防止して、好適な画像形成動作を遂行することが可能な画像形成装置を提供することができる。
また、放熱部は、放熱フィンと、この放熱フィンを冷却する冷却ファンとを備えることとしたので、中間転写体から奪った熱を迅速に放熱し、ヒートパイプを冷却することができる。したがって、中間転写体の冷却効率をさらに向上させることができ、トナーの溶融、固着等の不具合の発生を防止した、好適な画像形成動作の遂行に対する作用をより一層高めることが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図1〜図5に基づき説明する。
最初に、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置について、図1を用いてその構造の概略を説明しつつ、画像出力動作を説明する。図1は、画像形成装置の模型的垂直断面正面図である。この画像形成装置は、中間転写ベルトを用いてトナー像を用紙に転写するカラー印刷タイプのものである。
図1に示すように、画像形成装置1の本体2の下部には、用紙収容部であるカセット式給紙部3が配置されている。カセット式給紙部3には、印刷前のカットペーパー等の用紙Pが積載して収容され、ここから1枚ずつ分離して用紙Pが送り出される。カセット式給紙部3には、2段の用紙カセット4が備えられている。給紙カセット4は、本体2に対して前面側にスライドして引き出すことが可能である。
本体2の右側面上部の外部には、手差し給紙部5が備えられている。手差し給紙部5には、カセット式給紙部3に収容していないサイズの用紙Pや、OHPシートのように1枚ずつ送り込みたいものが載置される。
画像形成装置1は、その内部に用紙搬送部6を備えている。用紙搬送部6は、カセット式給紙部3に関して言えば、その給紙方向である右方に位置し、手差し給紙部5に関して言えば、その左方に位置する。カセット式給紙部3から送り出された用紙Pは用紙搬送部6により本体2の側面に沿って垂直上方に、手差し給紙部5から送り出された用紙Pは略水平左方に搬送される。
用紙搬送部6の用紙搬送方向下流端であって、二次転写部11のすぐ上流側には、レジストローラ7が備えられている。レジストローラ7は、用紙Pの斜め送りを矯正しつつ、中間転写ベルト8表面に形成されるトナー像と同期をとって、二次転写部11に向けて用紙Pを送り出す。
レジストローラ7の箇所の上方には、無端ベルトの形で用いた中間転写体である中間転写ベルト8が備えられている。中間転写ベルト8は、複数のローラに巻き掛けられて支持され、図示しない駆動装置により図1において時計方向に回転する。
中間転写ベルト8は、これを支持する各ローラの軸線方向と直角をなす断面形状が略三角形状になるようにして、各ローラに巻き掛けられている。中間転写ベルト8は上面が略水平になるようにして設けられ、その上面に計5台の画像形成部9が備えられている。5台の画像形成部9は、中間転写ベルト8の回転方向に沿って、回転方向上流側から下流側に向けて一列に並べて配置された所謂タンデム方式である。
各画像形成部9では、図示しない露光装置によって照射されたレーザ光により原稿画像の静電潜像が形成され、この静電潜像からトナー像が現像される。各画像形成部9が中間転写ベルト8と接触する箇所には一次転写部10が設けられ、この一次転写部10において、画像形成部9で形成されたトナー像が中間転写ベルト8表面に一次転写される。そして、中間転写ベルト8の回転とともに所定のタイミングで各画像形成部9のトナー像が中間転写ベルト8に順次転写されることにより、中間転写ベルト8表面には計5色のトナー像が重ね合わされた多重フルカラートナー像が形成される。
中間転写ベルト8が用紙搬送路に懸かる箇所には、二次転写部11が配置されている。中間転写ベルト8表面のカラートナー像は、レジストローラ7によって同期をとって送られてきた用紙Pに、二次転写部11において二次転写される。
トナー像の二次転写後、中間転写ベルト8表面に残留するトナーは、二次転写部11に対してベルト回転方向下流側に設けられたベルト用クリーニング装置12によってクリーニング、回収される。
二次転写部11の用紙搬送方向下流側には、定着部13が備えられている。二次転写部11にて未定着トナー像を担持した用紙Pは、定着部13へと送られ、熱ローラと加圧ローラとによりトナー像が加熱、加圧されて定着される。
定着部13の下流側であって、本体2の左側面の近傍には、分岐部14が備えられている。定着部13から排出された用紙Pは、両面印刷を行わない場合には、分岐部14から機外の用紙排出部である用紙受けトレイ15に排出される。
レジストローラ7の箇所から分岐部14にかけての部分の下方であって、カセット式給紙部3の上方には、両面印刷装置である両面印刷部16が備えられている。両面印刷を行う場合には、第一面の印刷が終了して定着部13から排出された用紙Pが、分岐部14を通って両面印刷部16へと送られる。両面印刷部16へ送られた用紙Pは、続いて第二面の印刷のために搬送方向が切り替えられ、再度用紙搬送部6、レジストローラ7を介して二次転写部11へと送られる。
このような画像形成装置1において、二次転写部11のベルト回転方向下流側であって、ベルト用クリーニング装置12の上流側に、中間転写ベルト8表面を冷却するための冷却装置20が備えられている。
続いて、この冷却装置20の詳細な構成について、図1に加えて、図2〜図4を用いて説明する。図2は冷却装置の模型的垂直断面正面図、図3は冷却装置の斜視図、図4は冷却装置の吹付けファン周辺を示す部分拡大斜視図である。なお、図2、及び図4において、図中の白抜き矢印は空気が流れる方向を示す。
図2、及び図3に示すように、冷却装置20には、排気ダクト21と、吹付けファン22と、排気ファン23と、トナー回収タンク24とが設けられている。
排気ダクト21は、中間転写ベルト8の、二次転写部11のベルト回転方向下流側であって、ベルト用クリーニング装置12の上流側の箇所から、図1に示す画像形成装置1の本体2の左側面まで延びる形で設けられている。
図2に示すように、排気ダクト21の、空気流通方向最上流部であって、最も中間転写ベルト8に近接してその熱を奪い去る箇所には、吸熱ボックス21aが設けられている。吸熱ボックス21aは、中間転写ベルト8の下方において、ベルト回転方向と直角をなすベルト幅方向に延びる直方体の、中間転写ベルト8表面に対向する面が開口した箱状をなしている。排気ダクト21は、この吸熱ボックス21aの開口部から中間転写ベルト8表面の熱を奪い去る。
この排気ダクト21の吸熱ボックス21aの箇所には、図3に示すように、吹付けファン22が備えられている。吹付けファン22は、中間転写ベルト8のベルト幅方向において、吸熱ボックス21aの両端2箇所に設けられている。吹付けファン22は、シロッコファンで構成され、画像形成装置1外部から吸入した空気を、中間転写ベルト8表面に吹付ける形で配置されている。また、図3、及び図4に示すように、吸熱ボックス21aの内部であって、吹付けファン22の吹出し口22aの先には、吹付けファン22が吹付ける空気を、中間転写ベルト8のベルト幅方向略中央部に導くためのガイド板21bが設けられている。このガイド板21bは、2個の吹付けファン22に対して各々1個ずつ備えられている(図3参照)。
さらに、吸熱ボックス21aの内部であって、ガイド板21bの空気流通方向下流側には、排気ファン23が備えられている。排気ファン23は、クロスフローファンで構成され、その軸線が、ベルト幅方向において、中間転写ベルト8の表面と略平行になるように設けられている。排気ファン23は、排気ダクト21内に強制的に気流を発生させるものである。
排気ダクト21の空気流通方向最下流には、図2に示すように、排気口21cが設けられている。排気口21cは、画像形成装置本体2の左側面に設けられている(図1参照)。排気ダクト21内を流通する空気は、この排気口21cから画像形成装置1外部に排出される。
排気ダクト21の排気口21cのやや上流側には、フィルター21dが設けられている。フィルター21dは、吸熱ボックス21aの箇所から排気ダクト21内に吸入した空気に含まれる残留トナーを、排気口21cから外部に放出しないように捕集する。
一方、排気ダクト21は、フィルター21dのすぐ上流側の箇所で、排気口21cに続く流路と、下方に続く流路とに分岐している。その下方に続く流路の先には、トナー回収タンク24が設けられている。フィルター21dで捕集された残留トナーは、自由落下したり、フィルター21dに振動を与える等したりすることにより、トナー回収タンク24で回収される。なお、このため、フィルター21dは、図2に示すように、垂直方向より傾斜させた状態で排気ダクト21内に取り付けられている。
このようにして、用紙Pへのトナー像の二次転写後、ベルト用クリーニング装置12により中間転写体である中間転写ベルト8表面に残留するトナーをクリーニングする画像形成装置1において、二次転写部11のベルト回転方向下流側であって、ベルト用クリーニング装置12の上流側に、中間転写ベルト8の表面に空気を吹付ける吹付けファン22と、中間転写ベルト8の熱、及び中間転写ベルト8表面の残留トナーを誘導する排気ダクト21と、この排気ダクト21に誘導された残留トナーを回収するトナー回収タンク24とが設けられた冷却装置20を備えるので、中間転写ベルト8のクリーニング装置12のベルト回転方向下流側で、中間転写ベルト8表面の残留トナーを直接冷却することが可能である。さらに、トナー回収手段であるトナー回収タンク24も備えているので、中間転写ベルト8表面への空気の吹付けによる残留トナーの飛散も防止することができる。これにより、用紙Pへのトナー像の二次転写後、ベルト用クリーニング装置12に到達する前に、中間転写ベルト8自体、及び中間転写ベルト8表面に残留するトナーを効率良く冷却することができる。したがって、中間転写ベルト8の温度上昇が回避でき、ベルト用クリーニング装置12における意図しないトナーの溶融、固着等、温度上昇に起因する様々な不具合の発生を防止して、好適な画像形成動作を遂行することが可能な画像形成装置1を提供することができる。
また、排気ダクト21は、吹付けファン22が吹付ける空気を、中間転写ベルト8の幅方向略中央部に導くガイド板21bを備えるので、比較的温度上昇し易い中間転写ベルト8の幅方向中央部に対して、集中的に空気を吹付けることができる。これにより、中間転写ベルト8の冷却効率が高められ、トナーの溶融、固着といった不具合の発生を防止する作用を向上させることが可能である。
さらに、排気ダクト21は、強制的に気流を発生させる排気ファン23を備えるので、中間転写ベルト8から奪った熱を帯びた空気を、迅速に排出することができる。したがって、中間転写ベルト8の冷却効率をさらに向上させることができ、トナーの溶融、固着等の不具合の発生を防止した、好適な画像形成動作の遂行に対する作用をより一層高めることが可能となる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置について、図5を用いてその構造を説明する。図5は、画像形成装置の模型的垂直断面正面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は、前記第1の実施形態と同じであるので、第1の実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号を付し、共通する箇所の図面の描画、及び説明は省略するものとする。
第2の実施形態において、冷却装置20は、ヒートパイプ25を備えている。そして、このヒートパイプ25は、吸熱部26と、放熱部27とを備えている。
ヒートパイプ25は、中間転写ベルト8の、二次転写部11のベルト回転方向下流側であって、ベルト用クリーニング装置12の上流側の箇所から、図1に示す画像形成装置1の本体2の左側面まで延びる形で設けられている。
吸熱部26は、ヒートパイプ25の、最も中間転写ベルト8に近接した箇所に設けられている。吸熱部26は、中間転写ベルト8の上方、すなわち中間転写ベルト8の裏面の箇所においてベルト幅方向と略平行に延び、中間転写ベルト8裏面に接触させて設けられている。ヒートパイプ25は、この吸熱部26で、中間転写ベルト8裏面の熱を吸収する。
放熱部27は、ヒートパイプ25の、吸熱部26から延びた画像形成装置本体2の左側面近傍の箇所に設けられている。放熱部27も、吸熱部26と同様にベルト幅方向に延びる形で構成されている。そして、この放熱部27には、放熱フィン28と、冷却ファン29とが備えられている。
放熱フィン28は、薄い平板形状をなし、ヒートパイプ25が延びる方向、すなわち図5の紙面奥行き方向に複数枚並べて、ヒートパイプ25に固定されている。
冷却ファン29は、画像形成装置本体2の左側面に面する形で設けられている。そして、冷却ファン29を駆動すると、本体2の内側から外側に向かう気流が発生し、放熱フィン28の箇所では、フィン間を空気が流通することとなる。これにより、冷却ファン29で放熱フィン28が冷却される。
このようにして、用紙Pへのトナー像の二次転写後、ベルト用クリーニング装置12により中間転写ベルト8表面に残留するトナーをクリーニングする画像形成装置1において、二次転写部11のベルト回転方向下流側であって、ベルト用クリーニング装置12の上流側に、中間転写ベルト8の裏面からその熱を吸収する吸熱部26と、熱を外部に放出する放熱部27とを有し、これらの吸熱部26と放熱部27との間で熱を移動させるヒートパイプ25が設けられた冷却装置20を備えることとしたので、中間転写ベルト8のクリーニング装置12のベルト回転方向下流側で、中間転写ベルト8を冷却することが可能である。さらに、ヒートパイプ25で中間転写ベルト8裏面を冷却するので、空気の吹付け等による残留トナーの飛散が発生することはない。これにより、用紙Pへのトナー像の二次転写後、ベルト用クリーニング装置12に到達する前に、中間転写ベルト8自体、及び中間転写ベルト8表面に残留するトナーを効率良く冷却することができる。したがって、中間転写ベルト8の温度上昇が回避でき、ベルト用クリーニング装置12における意図しないトナーの溶融、固着等、温度上昇に起因する様々な不具合の発生を防止して、好適な画像形成動作を遂行することが可能な画像形成装置1を提供することができる。
また、放熱部27は、放熱フィン28と、この放熱フィン28を冷却する冷却ファン29とを備えたので、中間転写ベルト8から奪った熱を迅速に放熱し、ヒートパイプ25を冷却することができる。したがって、中間転写ベルト8の冷却効率をさらに向上させることができ、トナーの溶融、固着等の不具合の発生を防止した、好適な画像形成動作の遂行に対する作用をより一層高めることが可能となる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
例えば、本発明の第1の実施形態では、吹付けファン22、及び排気ファン23を、各々シロッコファン、及びクロスフローファンで構成することとしたが、各々のファンの種類はこれらに限定されるわけではなく、中間転写ベルト8表面への空気の吹付け、及び排気ダクト21内での強制的な気流の発生を成し得る他の種類のファンに代えても構わない。
本発明は、中間転写体を用いて画像形成動作を実行する画像形成装置において利用可能である。
本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の模型的垂直断面正面図である。 図1に示す画像形成装置の冷却装置の模型的垂直断面正面図である。 図2に示す冷却装置の斜視図である。 図3の冷却装置の吹付けファン周辺を示す部分拡大斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置の模型的垂直断面正面図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 本体
8 中間転写ベルト(中間転写体)
11 二次転写部
12 ベルト用クリーニング装置(クリーニング装置)
13 定着部
20 冷却装置
21 排気ダクト
21b ガイド板
22 吹付けファン
23 排気ファン
24 トナー回収タンク
25 ヒートパイプ
26 吸熱部
27 放熱部
28 放熱フィン
29 冷却ファン

Claims (5)

  1. 少なくとも一色以上のトナー像を、像担持体から中間転写体に一次転写し、中間転写体から用紙に二次転写するとともに、トナー像の二次転写後、クリーニング装置により前記中間転写体表面に残留するトナーをクリーニングする画像形成装置において、
    二次転写部の前記中間転写体回転方向下流側であって、前記クリーニング装置の前記中間転写体回転方向上流側の前記中間転写体の表面に空気を吹付ける吹付けファンと、前記吹付けファンにより吹付けられた空気を前記中間転写体の熱及前記中間転写体表面の残留トナーとともに誘導する排気ダクトと、この排気ダクトに誘導された残留トナーを回収するトナー回収タンクとが設けられた冷却装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記排気ダクトは、前記吹付けファンが吹付ける空気を、前記中間転写体の幅方向略中央部に導くガイド板を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記排気ダクトは、強制的に気流を発生させる排気ファンを備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 少なくとも一色以上のトナー像を、像担持体から中間転写体に一次転写し、中間転写体から用紙に二次転写するとともに、トナー像の二次転写後、クリーニング装置により前記中間転写体表面に残留するトナーをクリーニングする画像形成装置において、
    二次転写部の前記中間転写体回転方向下流側であって、前記クリーニング装置の前記中間転写体回転方向上流側の前記中間転写体の裏面から前記中間転写体の熱を吸収する吸熱部と、熱を外部に放出する放熱部とを有し、これらの吸熱部と放熱部との間で熱を移動させるヒートパイプが設けられた冷却装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記放熱部は、放熱フィンと、この放熱フィンを冷却する冷却ファンとを備えることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
JP2006097070A 2006-03-31 2006-03-31 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4896563B2 (ja)

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