JP2012098446A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】像保持体の温度上昇を部分ごとに対応させて抑制することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置10は、像保持体68と記録媒体に画像を定着させる定着装置76との間を吸気する経路F1、F2、F3と、記録媒体Pを排出する第1の排出部82及び第2の排出部86付近を吸気するF5と、経路F1、F2、F3に接続され、第1の吸気開口部252を備える第1の空気案内部242と、経路F1、F2、F3、F5に接続され、第2の吸気開口部254を備える第2の空気案内部244と、経路F5から第1の空気案内部242へ風が通るのを防止する通風防止部172と、を有し、第1の吸気開口部252は、像保持体68の軸方向の奥側端部領域W1に開口し、第2の吸気開口部254は、像保持体68の軸方向の中央領域W2に開口する。
【選択図】図11

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
特許文献1は、ポリゴンモータと、該ポリゴンモータを収容するケーシングからなる書込ユニットを備える画像形成装置において、上記ケーシングの上記ポリゴンモータの取付部をアルミ材等の熱伝導率の良い部材によって構成し、上記ポリゴンモータの取付部にエアを吹き付けるファンを配置し、かつ該ファンからの冷却エアの出口に回路基板等の熱源を配置したことを特徴とする画像形成装置の冷却装置を開示する。
特許文献2は、少なくとも像担持体を有するプロセスカートリッジと、このプロセスカートリッジによりシート上に形成されたトナー像をシートに定着させる定着装置とを具備する画像形成装置において、前記プロセスカートリッジを挟んで吸気ファンと排気ファンとを設けて、前記プロセスカートリッジと前記定着装置との間に空気流を生じるようにした空気通路を構成したことを特徴とする画像形成装置を開示する。
特許文献3は、トナー像を担持する像担持体と、この像担持体を露光する露光部と、前記像担持体に形成されたトナー像を記録媒体上に転写する転写部と、前記記録媒体上に転写されたトナー像を前記記録媒体に定着させる定着装置と、制御部と、電源部と、空気の流れを発生させる送風手段とを有し、前記送風手段によって発生する空気の流れの上流側に前記制御部、前記電源部及び前記露光部が配置され、下流側に前記定着装置が配置されてなることを特徴とする画像形成装置を開示する。
特許文献4は、感光材料の送り方向に対する横断方向に光ビームを放射することにより前記感光材料を走査露光する露光ユニットが前面壁と後面壁を有するハウジングによって作り出された内部空間に配置されている画像形成装置において、前記内部空間を区分けするように前面壁と後面壁との間にわたって設けられた境界プレートの表面と前記露光ユニットのケーシングの一面との間に隙間空間が作り出されるように前記露光ユニットが設置されるとともに、前記前面壁に形成された前側外気流通孔から後面壁に形成された後側外気流通孔に達する冷却空気流路を作り出すために前記隙間空間に前記前面壁から後面壁に延びる少なくとも2つの封鎖部材が間隔をあけて設けられていることを特徴とする画像形成装置を開示する。
特許文献5は、画像形成装置の筐体内に装備されている書き込みユニットに外気取り込み用の強制吸気手段を設けるとともに書き込みユニットには取り込んだ空気を作像ユニット側に向け吐出可能な書き込み光出射開口を設け、取り込まれた空気の移動方向上流側から下流側に向けて書き込みユニット、作像ユニットおよび定着装置を配置する構成とし、さらに、空気の移動方向途中には定着装置の発熱源を冷却するための強制吸気手段を設け、移動方向下流側に位置する定着装置の近傍に筐体内から空気を排出する強制排気手段を設けて定着装置からの熱気の影響が上流側の部材に及ばないようにしたことを特徴とする画像形成装置を開示する。
特開2002−072124号公報 特開2004−205651号公報 特開2004−341374号公報 特開2005−250015号公報 特開2006−337589号公報
本発明は、画像形成装置本体内の温度上昇を部分ごとに対応させて抑制することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る本発明は、記録媒体に転写する画像を保持する像保持体と、前記像保持体から画像が転写された記録媒体に画像を定着させる定着装置と、前記定着装置により画像が定着された記録媒体を排出する排出部と、前記像保持体と前記定着装置との間を吸気する第1の吸気路と、前記排出部から前記定着装置へ空気を導くように吸気する第2の吸気路と、前記第1の吸気路に接続され、第1の吸気開口部を備える第1の空気案内部と、前記第1の吸気路及び前記第2の吸気路に接続され、第2の吸気開口部を備える第2の空気案内部と、前記第2の吸気路から前記第1の空気案内部へ風が通るのを防止する通風防止部と、を有し、前記第1の吸気開口部は、前記像保持体の軸方向の1つの領域に開口し、前記第2の吸気開口部は、前記像保持体の軸方向の他の領域に開口する画像形成装置である。
請求項2に係る本発明は、前記第2の吸気開口部は、前記像保持体の軸方向に対して前記第1の吸気開口部よりも前記像保持体の中央側に設けられている請求項1記載の画像形成装置である。
請求項3に係る本発明は、前記定着装置と前記第1の空気案内部の間に設けられ、当該定着装置を支持する枠体、をさらに有し、前記排出部は、前記第1の吸気開口部の重力方向上方に設けられ、前記通風防止部は、前記排出部と前記第1の吸気開口部の間であって当該第1の吸気開口部の重力方向上側を覆うように設けられている請求項1又は2記載の画像形成装置である。
請求項4に係る本発明は、前記通風防止部は、前記第1の吸気開口部を重力方向上側と前記像保持体の軸方向両側とで覆うことを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の画像形成装置である。
請求項5に係る本発明は、前記通風防止部は、前記第1の空気案内部側から前記枠体に向けて突出して設けられている請求項1乃至4いずれか記載の画像形成装置である。
請求項6に係る本発明は、前記通風防止部は、前記枠体から前記第1の空気案内部側に向けて突出して設けられている請求項1乃至4いずれか記載の画像形成装置
請求項1に係る本発明によれば、画像形成装置本体内の温度上昇を部分ごとに対応させて抑制することができる。
請求項2に係る本発明によれば、本構成を有さない場合と比較して、像保持体の軸方向中央側よりも端部側をより冷却することができる。
請求項3に係る本発明によれば、請求項1又は2に係る本発明の効果に加え、本構成を有さない場合と比較して、他の構成に影響を与えることなく、画像形成装置本体内の温度上昇を部分ごとに対応させて抑制することができる。
請求項4に係る本発明によれば、請求項1乃至3いずれかに係る本発明の効果に加え、本構成を有さない場合と比較して、より画像形成装置本体内の温度上昇を部分ごとに対応させて抑制することができる。
請求項5に係る本発明によれば、請求項1乃至4いずれかに係る本発明の効果に加え、本構成を有さない場合と比較して、構成を簡易にすることができる。
請求項6に係る本発明によれば、請求項1乃至4いずれかに係る本発明の効果に加え、本構成を有さない場合と比較して、構成を簡易にすることができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略図である。 本発明の実施形態に係る画像形成ユニットの概略図である。 本発明の実施形態に係る定着装置及びその周辺構造の概略図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置本体の前側近傍の断面図である。 本発明の実施形態に係る第1の吸気部及び第2の吸気部を、画像形成装置本体内の配置に対応させて表した斜視図である。 本発明の実施形態に係る流入ダクト部の斜視図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置本体の上面周辺の斜視図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置本体の上面周辺を左側からみた概略図である。 本発明の実施形態に係る排出ダクト部及び導入ダクト部の斜視図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置本体内の空気の流れを説明する上方からみた説明図である 本発明の実施形態に係る定着装置及び第1の空気案内部周辺の空気の流れを前側からみた説明図である。 本発明の実施形態に係る定着装置及び第2の空気案内部周辺の空気の流れを前側からみた説明図である。 第2の実施形態に係る画像形成装置本体の上面周辺を左側からみた概略図である。
[第1実施形態]
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態としての画像形成装置10の概略図を示す。
以下、画像形成装置10の横方向(図1における左右方向)をX方向、このX方向と直交する水平方向(図1における前後(奥行き)方向)をY方向、これらX方向及びY方向と直交する垂直方向(図1における上下方向)をZ方向として説明する。
画像形成装置10は、下部に設けられ記録媒体Pを供給する記録媒体供給部12と、上部に設けられ原稿Dを読取る原稿読取部14と、この原稿読取部14で読み取った画像情報、あるいは、外部装置から入力された画像情報に基づいて記録媒体Pに画像形成処理を行う画像形成処理部16と、を有する。
記録媒体供給部12は、記録媒体Pを積層した状態で収納する例えば一つの記録媒体収納部22と、この記録媒体収納部22に収納された記録媒体Pを送り出す送出ロール24と、記録媒体Pを一枚ずつ搬送する搬送ロール26とを有する。
原稿読取部14は、原稿載置台32に載置された原稿Dを自動で搬送する原稿搬送装置34と、この原稿搬送装置34の下方に設けられ原稿Dが載置されるプラテン部材36と、X方向に移動可能に設けられ、原稿Dに光を照射しこの原稿Dからの反射光に基づいて原稿Dを読取る読取装置38とを有する。
原稿搬送装置34は、原稿Dを一枚ずつ送り出す送出ロール40と、自動搬送路42と、読取った原稿Dを排出する原稿排出台44とを有する。自動搬送路42には、原稿Dを搬送する例えば5つの搬送ロール46a、46b、46c、46d、46eが設けられており、この自動搬送路42は、その一部がプラテン部材36上(読取位置)を通るように形成されている。
読取装置38は、原稿搬送装置34によって搬送される原稿Dをプラテン部材36の左端部側で停止した状態で読み取り、また、プラテン部材36上に載置された原稿DをX方向に移動しながら読み取るようになっている。
画像形成処理部16は画像形成装置本体50を有し、この画像形成装置本体50内には、像形成部52と、主搬送路54と、第1の吸気部56と、第2の吸気部58とが設けられている。
画像形成装置本体50の上部には、この画像形成装置本体50の上向きの面であって左側の一部が湾曲した上面50aと、この上面50aと下端部で接続して立設されたYZ面である第1の側壁50bと、この第1の側壁50bと直交しY方向奥側に立設されたXZ面である第2の側壁50cとが設けられている。第2の側壁50cには、側壁導入口50dが形成されている。
少なくとも上面50a及び第1の側壁50bによって、記録媒体Pが排出される排出空間60が構成される。
また、画像形成装置本体50には、記録媒体Pの両面に画像を形成する際、この記録媒体Pを反転させる反転搬送ユニット62が取り付けられている。画像形成装置本体50と反転搬送ユニット62との間には隙間64が形成されており、この隙間64から画像形成装置本体50内に外気が流入するようになっている。
像形成部52は、像保持体68を備える画像形成ユニット70と、この画像形成ユニット70の像保持体68に光を照射しこの像保持体68の表面に潜像を形成する潜像形成装置72と、画像形成ユニット70が形成した現像剤像を記録媒体Pに転写する転写装置74と、この転写装置74によって記録媒体Pに転写された現像剤像を記録媒体Pに定着する定着装置76とを有する。
画像形成ユニット70の上部には、この画像形成ユニット70の像保持体68を覆う位置とこの像保持体68を露出させる位置との間で移動するシャッタ部材78が設けられている
潜像形成装置72は、例えば、潜像形成装置本体内に半導体レーザ、ポリゴンミラー、結像レンズ、及び複数のミラー(いずれも非図示)が設けられた構成となっている。これにより、半導体レーザから出射された光は、ポリゴンミラーで偏向走査され、結像レンズとミラーを介して像保持体68の外周面に露光光Lとして照射されて、像保持体68の表面に、画像情報に応じた静電潜像が形成されるようになっている。
転写装置74は、画像形成ユニット70の像保持体68と対向する位置に、この像保持体68とは反対方向に回転するように設けられ、現像剤の極性(例えばマイナス)とは逆極性の電圧が給電部(非図示)から給電されるようになっている。
像保持体68の内側は接地されており、転写装置74に給電されることで、この像保持体68の表面と転写装置74との間に電位差が生じる。この電位差(電界)によって、像保持体68の表面に存在する現像剤像が記録媒体P上に転写される。
定着装置76は、転写装置74により現像剤像が転写された記録媒体Pに現像剤像を転写させる。
主搬送路54は、記録媒体供給部12から供給された記録媒体Pを排出空間60に向けて搬送する搬送路である。主搬送路54には、記録媒体Pの搬送方向上流側から順に、レジストロール80と、転写装置74と、定着装置76と、排出ロールである第1の排出部82と、搬送ロール84と、排出ロールである第2の排出部86とが配置されている。
レジストロール80は、記録媒体Pを一旦停止させるとともに、所定のタイミングで転写装置74へ供給する。
第1の排出部82は、第2の排出部86の下方に設けられており、定着装置76により現像剤像が定着された記録媒体Pを排出空間60に排出する。
搬送ロール84は、記録媒体Pを、定着装置76から第2の排出部86に搬送する。
第2の排出部86は、搬送ロール84から搬送された記録媒体Pを排出空間60に排出する。
記録媒体Pの両面に画像を形成する場合、第2の排出部86は、排出空間60に記録媒体Pを排出するときとは反対方向に回転し、一方の面に画像が形成された記録媒体Pを後端部から搬送ロール84を介して反転搬送ユニット62へ搬送する。
このように、定着装置76により現像剤像が定着された記録媒体Pは、第1の排出部82又は第2の排出部86から排出空間60に排出されるようになっている。
排出空間60に、第1の排出部82及び第2の排出部86それぞれから排出される記録媒体Pを仕切るように仕切板を設け、これら第1の排出部82及び第2の排出部86それぞれから排出される記録媒体Pを仕分けるようにしてもよい。
反転搬送ユニット62には、一端が定着装置76よりも下流側、他端がレジストロール80よりも上流側で、主搬送路54と接続された反転搬送路92が設けられている。
反転搬送路92は、一方の面に画像が形成された記録媒体Pを反転させるとともに、再度、レジストロール80の上流側に向けて搬送する。反転搬送路92には、例えば二つの反転搬送ロール94a、94bが配置されている。
画像形成装置本体50内には、潜像形成装置72の上方に、画像形成ユニット70に供給する例えば黒色(K)の現像剤像を収容したトナーカートリッジ100が着脱自在に設けられている。
また、画像形成装置本体50内には、潜像形成装置72の下方に、高電圧電源部102が設けられている。さらに、第1の吸気部56の右側には壁部104が設けられており、この壁部104に対して第1の吸気部56の反対側には、低電圧電源部106が設けられている。
高電圧電源部102及び低電圧電源部106は、画像形成装置10の各部の電源供給源として機能する。
第1の吸気部56は少なくともその中央が、潜像形成装置72の設置高さ(潜像形成装置72の上端)よりも高くなるように設置されており、この第1の吸気部56から画像形成装置本体50内に流れる空気が、この潜像形成装置72の上方を流れるようになっている。
次に、画像形成ユニット70の詳細について説明する。
図2は、画像形成ユニット70の概略図を示す。
画像形成ユニット70は、感光体カートリッジ112と、この感光体カートリッジ112の下方に配置される現像カートリッジ114と、シャッタ部材78とにより構成される。
潜像形成装置72から照射された露光光Lは、感光体カートリッジ112の底壁と、現像カートリッジ114の上壁とで形成される進路116を通って、感光体カートリッジ112の像保持体68の外周面に照射されるようになっている。
感光体カートリッジ112は、感光体カートリッジ本体112aを有する。
感光体カートリッジ本体112a内には、矢印+R方向(図2において時計回り方向)に回転するように設けられた像保持体68と、この像保持体68の外周面と接触して設けられ電源(非図示)により印加される電圧で生じる電位差により像保持体68を帯電させる帯電ロール122と、転写後の像保持体68の外周面に光を照射するイレーズランプ124と、イレーズランプ124の照射後の像保持体68の外周面を清掃するクリーニング部材126とが設けられている。
クリーニング部材126の右側には、サブ現像剤補給ユニット130が設けられている。サブ現像剤補給ユニット130は、トナーカートリッジ100に接続されており、このトナーカートリッジ100から現像剤像が補給されるようになっている。
サブ現像剤補給ユニット130の側壁には、像保持体68の軸方向と直交する方向に延びる突起部132が設けられている。突起部132を画像形成装置10のカートリッジ受部(非図示)に差し込むことで、画像形成装置10内に画像形成ユニット70が装着されるようになっている。
現像カートリッジ114には、潜像形成装置72によって像保持体68の表面に形成された静電潜像を、現像剤を用いて現像する現像ロール140が設けられている。
現像ロール140の下方には、現像剤収容室142内に収容された現像剤を軸方向へ搬送しながら拡散する第1の搬送部材144及び第2の搬送部材146が設けられている。
現像ロール140の右側には、現像剤補給ユニット148が設けられており、現像剤収容室142と現像剤補給ユニット148との間に設けられた供給部材150が回転することで、この現像剤補給ユニット148から現像剤収容室142へ現像剤が補給されるようになっている。
現像剤補給ユニット148には、供給管(非図示)を介してサブ現像剤補給ユニット130から現像剤が補給されるようになっている。
モータ(非図示)により、第1の搬送部材144及び供給部材150は−R方向(図2において反時計回り方向)に回転し、第2の搬送部材146は+R方向に回転する。
第1の搬送部材144及び第2の搬送部材146から供給された現像剤は、現像ロール140の外周面に付着するとともに、この現像ロール140の回転により像保持体68と対向する位置まで搬送される。そして、像保持体68の表面に形成された静電潜像が、現像ロール140上の現像剤によって現像剤像として可視化される構成となっている。
シャッタ部材78は、感光体カートリッジ本体112aに対して、像保持体68を覆う位置と像保持体68を露出させる位置(開放状態)との間で、―S方向(図2において反時計回り方向)及び+S方向(図2において時計回り方向)に移動するように設けられている。
シャッタ部材78は、画像形成ユニット70を画像形成装置10から離脱させたとき、像保持体68の表面を覆い、画像形成ユニット70を画像形成装置10に装着したとき、像保持体68の表面を主搬送路54に向けて露出するようになっている。
シャッタ部材78は、画像形成ユニット70を画像形成装置10に装着して像保持体68が露出した状態においては、感光体カートリッジ112と定着装置76との間に配置されるようになっている。
シャッタ部材78は、例えば、案内部材(非図示)によって+S方向及び−S方向に移動するように設けられ、バネ等の付勢手段により像保持体68を覆う方向に付勢するようにして構成される。そして、画像形成装置10の画像形成装置本体50側にシャッタ部材78と接触する突起を設け、画像形成ユニット70の装着時に、シャッタ部材78とこの突起とを接触させることで、このシャッタ部材78を像保持体68が露出する方向へ移動させる機構が挙げられる。
次に、定着装置76及びその周辺構造の詳細について説明する。
図3は、定着装置76及びその周辺構造の概略図を示す。
定着装置76は、定着装置本体76aを有し、この定着装置本体76a内に、記録媒体P上の現像剤像面側に配置され内部にヒータを備えた加熱回転体としての加熱ロール162と、この加熱ロール162の表面と対向して配置され記録媒体Pを加熱ロール162に向けて加圧する加圧回転体としての加圧ロール164とが収容されている。
定着装置76は、加熱ロール162及び加圧ロール164で記録媒体Pを挟むことで記録媒体Pを加熱及び加圧して、記録媒体P上の現像剤像を定着させるようになっている。
枠体(フレーム)170は、前述した画像形成装置本体50の第1の側面50bと定着装置本体76aとの間に配置されている。この枠体170は、画像形成装置本体50を補強する補強部材として機能するとともに、この定着装置76が発する熱から周囲の構成部を保護する耐熱部材として機能する。
この枠体170には、第1の側壁50bに形成された板状の通風防止部172が接触するようになっている。
枠体170の上部には、定着装置76から第1の排出部82までの主搬送路54の一部を構成する記録媒体案内部182が形成されている。
主搬送路54の定着装置76と搬送ロール84との間には、第1の切替部材184と、この第1の切替部材184よりも記録媒体搬送方向下流側に配置された第2の切替部材186とが設けられている。
第1の切替部材184は、軸部184aを軸として回転自在に設けられており、第2の切替部材186は、軸部186aを軸として回転自在に設けられている。
第1の切替部材184及び第2の切替部材186は、例えば、隙間をもって(櫛歯状に)形成されており、相互にX方向に対してすれ違えるようになっている。
定着装置76から第1の排出部82へ記録媒体Pを搬送する場合、第1の切替部材184は右側へ移動し、第2の切替部材186は左側へ移動する(第1の切替部材184及び第2の切替部材186は実線で示す位置へ移動する)。これにより、記録媒体Pは、第1の切替部材184及び第2の切替部材186の右側を通過し、記録媒体案内部182に案内されて第1の排出部82へ搬送される。
定着装置76から第2の排出部86へ記録媒体Pを搬送する場合、第1の切替部材184は左側へ移動し、第2の切替部材186は第1の切替部材184と交差して右側へ移動する(第1の切替部材184及び第2の切替部材186は二点鎖線で示す位置へ移動する)。これにより、記録媒体Pは、第1の切替部材184の右側及び第2の切替部材186の左側を通過し、第2の排出部86へ搬送される。
例えば両面印刷を行う場合のように、第2の排出部86から反転搬送路92へ記録媒体Pを搬送する場合、第1の切替部材184は右側へ移動し、第2の切替部材186は左側へ移動する(定着装置76から第1の排出部82へ記録媒体Pを搬送する場合と同様に、第1の切替部材184及び第2の切替部材186は実線で示す位置へ移動する)。これにより、記録媒体Pは、搬送ロール84を介して、第1の切替部材184及び第2の切替部材186の左側を通過し、反転搬送路92へ搬送される。
次に、画像形成装置本体50の前側の構成について説明する。
図4は、画像形成装置本体50の前側近傍の断面図を示す。
画像形成装置本体50の前側(Y方向手前側)には、フロントカバー202が開閉自在に設けられている。フロントカバー202は、トナーカートリッジ100を奏脱着する際等に開閉される。
フロントカバー202の下端には、Z方向に貫通した開口部202aが形成されており、このフロントカバー202の底面と記録媒体供給部12の上面との隙間から、フロントカバー202の内側に外気が流入するようになっている。
画像形成装置本体50のフロントカバー202の内側には、インナーカバー204が設けられている。
インナーカバー204は中空の直方体状に形成されており、このインナーカバー204のフロントカバー202側の前壁204aの下部には、インナーカバー204内と外部とを連通する複数のルーバー206が形成されている。ルーバー206は、複数のスリット206aを有する。
インナーカバー204の前壁204aには、Y方向にフロントカバー202まで突出したリブ208が形成されており、このリブ208によって複数のルーバー206が囲まれている。
これにより、開口部202aから流入した外気が、複数のルーバー206を通過してインナーカバー204内に流入するようになっている。
インナーカバー204の前壁204aと対向して配置された後壁204bの上部には、画像形成装置本体50の内へ向けて開口した開口部210が形成されている。
開口部210に、第1の吸気部56が設けられている。具体的には、開口部210の周縁に、第1の吸気部56の吸気ファン212がねじで取り付けられている。これにより、吸気ファン212が作動して吸気が行われると、フロントカバー202の開口部202aから、インナーカバー204のルーバー206を経由して開口部210へ外気が流入し、第1の吸気部56の送風ダクト214を経由して画像形成装置本体50内に外気が送風されるようになっている。
次に、第2の吸気部58の詳細について説明する。
図5は、第1の吸気部56及び第2の吸気部58を、画像形成装置本体50内の配置に対応させて表した斜視図を示す。
図6は、流入ダクト部220の斜視図を示す。
図7は、上面50a周辺の斜視図を示す。
図8は、上面50a周辺をX方向左側から見た概略図を示す。
図9は、排出ダクト部222及び導入ダクト部226の斜視図を示す。
図5に示すように、第2の吸気部58は、第1の吸気部56の左奥側に配置されている。
第2の吸気部58は、開放状態にあるシャッタ部材78のX方向の端部と並んで配置され空気が流入する流入ダクト部220と、この流入ダクト部220の奥側に配置された排出ダクト部222と、この排出ダクト部222内の空気を外部に排気する排気ファン224と、排出空間60の空気を側壁導入口50d(図1参照)を介して排出ダクト部222に導入する導入ダクト部226と、画像形成装置本体50の奥側に設けられた背面パネルに取り付けられた排気カバー228とにより構成される。
排気カバー228には、排出ダクト部222及び導入ダクト部226を通って、画像形成装置本体50の外部へ排出される空気の臭気を除去するための臭気フィルタ230が設けられている。
まず、流入ダクト部220について説明する。
図5、図6に示すように、流入ダクト部220は、開放状態にあるシャッタ部材78から排出ダクト部222へ向かって、平面(XY面)視で台形状に形成されたXY面である底板232を有する。底板232の上面の両端部には、外縁に沿ってZ方向上方に向けて側壁234a、234bが立設されている。底板232の上面であって、側壁234aと側壁234bとの略中央には、仕切壁236が立設されている。
底板232の上方に画像形成装置本体50の上面50aが配置されることで、仕切壁236を挟んで第1の空気案内部242と第2の空気案内部244とが形成される。
具体的には、第1の空気案内部242は、空気の流れる方向(図6における矢印A)からみて、Z方向下側に配置された底板232と、Y方向奥側に配置された側壁234aと、この側壁234aよりもY方向手前側に配置された仕切壁236と、上面50aから下方に向かって凸状に形成され仕切壁236の上端部と突き当たる上面仕切壁246と、Z方向上側に配置された上面50aと、で囲まれた筒状の構成となっている。
第1の空気案内部242は、平面(XY面)視でL字状に形成されている。
第1の空気案内部242のシャッタ部材78側の端部には、空気を吸気する第1の吸気開口部252が形成されており、この第1の吸気開口部252との反対側(排出ダクト部222側)の端部には、第1の吸出開口部262が形成されている。
第2の空気案内部244は、空気の流れる方向(図6における矢印A)からみて、Z方向下側に配置された底板232と、Y方向奥側に配置された仕切壁236及び上面仕切壁246と、これら仕切壁236及び上面仕切壁246よりもY方向手前側に配置された側壁234bと、上面50aから下方に向かって凸状に形成され側壁234bの上端部と突き当たる上面側壁248と、Z方向上側に配置された上面50aとで囲まれた筒状の構成となっている。
第1の空気案内部242と第2の空気案内部244とは、仕切壁236及び上面仕切壁246とにより構成される仕切部材270によって、全長にわたって仕切られた構成となっている。
第2の空気案内部244は、平面(XY面)視でL字状に形成されている。
第2の空気案内部244のシャッタ部材78側の端部には、空気を吸気する第2の吸気開口部254が形成されており、この第2の吸気開口部254との反対側(排出ダクト部222側)の端部には、第2の吸出開口部264が形成されている。
このように、第2の空気案内部244は、第1の空気案内部242の外側にL字状に形成されており、第1の空気案内部242と第2の空気案内部244との流路の長さは異なる。
ここで、像保持体68を回転軸方向(Y方向)奥側から、奥側端部領域W1、この奥側端部領域W1よりも手前に配置された中央領域W2、この中央領域W2よりも手前側に配置された手前側端部領域W3の3つの領域に区分すると、第1の吸気開口部252は、奥側端部領域W1と対向するように配置される。
同様に、第2の吸気開口部254は、中央領域W2と対向するように配置されっている。
手前側端部領域W3と対向する位置には、流入ダクト部220は設けられておらず、後述する第2の密閉部材284が設けられている。
なお、仕切部材270のY方向における位置は、例えば、加熱ロール162の回転軸方向(Y方向)において、冷却が必要とされる部位の冷却風量を考慮して決定される。
本実施形態において、仕切部材270は、第1の吸気開口部252の開口面積と第2の吸気開口部254の開口面積との比が、第1の排出口262の開口面積と第2の排出口264の開口面積との比と同様となる位置に設けられている。
このため、第1の空気案内部242及び第2の空気案内部244を流れる空気量の均衡が、本構成を有さない場合と比較して良好に保たれる。また、本構成を有さない場合と比較して、これら第1の空気案内部242及び第2の空気案内部244を流れる空気の量の制御が容易となる。
第1の空気案内部242及び第2の空気案内部244を仕切部材270で仕切る構成とすることで、本構成を有さない場合と比較して、第1の吸気開口部252及び第2の吸気開口部254に生じる吸引力(風量)の偏りが抑制される(仕切部材270を設けない場合、吸引力が高くなる部位が所定の箇所に決定される)。
密閉部材272は、シャッタ部材78と上面50aとの間に形成される隙間を塞ぐようになっている。密閉部材272は、奥側端部領域W1及び中央領域W2と対向する第1の密閉部材282と、手前側端部領域W3と対向する第2の密閉部材284とにより構成される。
第1の密閉部材282は、流入ダクト部220の底板232の下面から下方に突出したリブ232a(図10参照)に例えば接着剤等により貼り付けられている。
第2の密閉部材284は、上面50aから下方へ突出したリブ(非図示)に例えば接着剤等により貼り付けられている。
第1の密閉部材282及び第2の密閉部材284はそれぞれ、例えば、直方体状のポリウレタンフォームで成形されている。第1の密閉部材282及び第2の密閉部材284はそれぞれ、シャッタ部材78が開放状態のときに、このシャッタ部材78の端部と接触して、弾性変形するように配置されている。
図7、図8に示すように、第1の側壁50bの、第1の吸気開口部252の上方に対応する位置に、通風防止部172が流入ダクト部220(第1の空気案内部242)側から枠体170に向けて突出するようにして形成されている。通風部材172は、Y方向に対して第1の吸気開口部252よりも長く、Y方向においてこの第1の吸気開口部252を覆うように設けられている。
通風防止部172は、Z方向にあって上方から第1の吸気開口部252に向かう空気の量を第2の吸気開口部254に向かう空気の量よりも少なくするとともに、像保持体68の端部から第1の吸気開口部252に向かう空気の量を多くするようになっている。
次に、排出ダクト部222及び導入ダクト部226について説明する。
図9に示すように、排出ダクト部222は、流入ダクト部220と導入ダクト部226とに接続されている。排出ダクト222には、流入ダクト部222の第1の空気案内部242及び導入ダクト部226に接続された第1の排出案内部302と、流入ダクト部220の第2の空気案内部244と接続された第2の排出案内部304とが設けられている。
これにより、排気ファン224を可動させると、第1の空気案内部242及び導入ダクト部226から排出ダクト部222に流れ込んだ空気は、第1の排出案内部302を介して外部へ排出され、また、第2の空気案内部244から排出ダクト部222に流れ込んだ空気は、第2の排出案内部304を介して外部へ排出されるようになっている。
第1の排出案内部302は、空気の流れる方向(図9における矢印B)からみて、Z方向下側に配置された底板306と、この底板306のX方向左側端部に立設された側壁308aと、底板306の略中央に立設された仕切壁310と、Z方向上側に配置され上面50aと同様の傾斜角度で傾斜する上壁312とで囲まれた筒状の構成となっている。
仕切壁310は、上壁312の傾斜に合わせて、側壁308aよりも高く(Z方向に長く)されている。
第2の排出案内部304は、空気の流れる方向(図9における矢印B)からみて、Z方向下側に配置された底板306と、X方向左側に配置された仕切壁310と、底板306のX方向右側端部に立設された側壁308bと、上側に配置された上壁312とで囲まれた筒状の構成となっている。
側壁308bは、上壁312の傾斜に合わせて、仕切壁310よりも高く(Z方向に長く)されている。
導入ダクト部226は、排出ダクト部222の上面からZ方向に伸びる筒部320と、この筒部320の上端でY方向手前側に向けて縦長の矩形状に開口した導入口322とを有する。導入口322のY方向手前側に、第2の側壁50cに形成された側壁導入口50dが配置されている。
これにより、排気ファン224を可動させると、排出空間60内の空気が側壁導入口50dを通って、導入口322から導入ダクト部226内に流入するようになっている。
次に、画像形成装置本体50内の空気の流れの概要について説明する。
図10は、画像形成装置本体50内の空気の流れを上方からみた説明図を示す。
図11は、定着装置76及び第1の空気案内部242周辺の空気の流れを前側からみた説明図を示す。図11は、第1の吸気開口部252を通るXZ面における概略図となっている。
図12は、定着装置76及び第2の空気案内部244周辺の空気の流れを前側からみた説明図を示す。図12は、第2の吸気開口部254を通るXZ面における概略図となっている。
画像形成装置本体50の隙間64、第1の吸気部56、及び第1の排出部82、第2の排出部86それぞれから、第2の吸気部58へ流れる空気の流れの一例として、経路F1、F2、F3,F4、F5がある。
図10、図11に示すように、経路F1は、画像形成装置本体50の隙間64から定着装置76の周囲を通り、定着装置76とシャッタ部材78との間を通過して、第1の空気案内部242及び第1の排出案内部302を通って、画像形成装置本体50から外部へ排出される流れである。
図10、図12に示すように、経路F2は、画像形成装置本体50の隙間64から定着装置76の周囲を通り、定着装置76とシャッタ部材78との間を通過して、第2の空気案内部244及び第2の排気案内部304を通って、画像形成装置本体50から外部へ排出される流れである。
経路F2により、像保持体68付近の空気(例えば、加熱ロール162で温度が上昇した中央領域W2及び手前側端部領域W3の空気)が、第2の空気案内部244を通って、画像形成装置本体50の外側に排出される。
図10〜図12に示すように、経路F3は、第1の吸気部56からトナーカートリッジ100と潜像形成装置72との間を通り、流入ダクト部220及びシャッタ部材78の下側を通過してX方向左側から回り込むようにしてシャッタ部材78の上側を通り、経路F1又は経路F2と合流して排気カバー228から画像形成装置本体50の外部へ排出される流れである。
経路F1、経路F3により、像保持体68付近の空気(例えば加熱ロール162で温度が上昇した奥側端部領域W1の空気)が、第1の空気案内部242を通って、画像形成装置本体50の外側に排出される。
図10に示すように、経路F4は、第1の吸気部56からトナーカートリッジ100の周囲を通り、第2の吸気部58の周囲を通って、画像形成装置本体50の外部へ排出される流れである。
図12に示すように、経路F5は、第1の排出部82及び第2の排出部86から、定着装置76の補強部材170と第1の側壁50bとの間を通り、流入ダクト部220及び排出ダクト部222を通って、画像形成装置本体50から外部へ排出される流れである。
主搬送路54の定着装置76よりも記録媒体搬送方向下流側である第1の搬出部82及び第2の搬出部86近傍には、例えば加熱ロール162により加熱された記録媒体Pの搬送に起因して、水滴が発生(結露)する場合がある。このような第1の搬出部82及び第2の搬出部86近傍に発生する水滴は、経路F5により、流入ダクト部220を通って、画像形成装置本体50の外側に排出される。
また、経路F5により排出空間60内の空気が、流入ダクト部220を通って、画像形成装置50の外側に排出される。
本実施形態においては、経路F1、F2、F3によって、像保持体68付近を吸気する第1の吸気路が構成され、経路F5によって、第1の排出部82及び第2の排出部86付近を吸気する第2の吸気路が構成される。
ここで、第1の空気案内部242の第1の吸気開口部252の上方には、通風防止部172が設けられおり、この通風防止部172は、経路F5(第2の吸気路)から第1の空気案内部242への通風を防止する。
このため、第1の空気案内部242については、通風防止部172によって経路F5の空気の流れが防止されるようになっている(図11、図12参照)。経路F5の空気の流れが低減あるいは遮断されると、第1の吸気開口部252の吸気力は、経路F1及び経路F3の流れの空気に向かうこととなる。
したがって、第1の空気案内部242は、第2の空気案内部244よりも像保持体68側(経路F1(経路F2)及び経路F3)の流れの空気を吸気し易くなっている。
このように、第1の吸気開口部252が対向する奥側端部領域W1においては、中央領域W2及び手前側領域W3と比較して、像保持体68側からの空気が多く吸気、排気されるように構成されている。
例えば、駆動モータ等の熱源が像保持体68の軸方向一方側にだけ設けられている場合には、この一方側の冷却効果を特に高める必要がある。
本実施形態においては、駆動モータ等の熱源が奥側端部領域W1側に設けられている。このため、奥側端部領域W1側は、中央領域W2及び手前側端部領域W3と比較して、温度が上昇し易くなる。この場合、奥側端部領域W1において、経路F5よりも経路F1及び経路F3の空気の流れを促進することで、像保持体68の奥側端部領域W1側は、中央領域W2及び手前側端部領域W3よりも冷却され易くなる。
上記実施形態においては、通風防止部172は、第1の空気案内部242の上方に設けられている構成について説明したが、これに限らず、冷却が必要とされる部位の冷却風量を考慮して適宜変更することができる。
通風防止部172は、第1の側壁50bに形成される構成に限らず、枠体170に設けられるようにしてもよいし、又は、定着装置本体76aに設けるようにしてもよい。
また、通風防止部172は、第1の側壁50bや枠体170、定着装置本体76aと一体に形成されてもよいし、別の部材として着脱自在に構成されるようにしてもよい。
さらに、通風防止部172は、流入ダクト部220(第1の空気案内部242)側から枠体170に向かって突出する構成に限らず、枠体170又は定着装置本体76aから流入ダクト部220側に向かって突出する構成としてもよい。
上記実施形態においては、流入ダクト部220に第1の空気案内部242及び第2の空気案内部244が設けられた構成について説明したが、これに限らず、空気案内部を3個以上設けるようにしてもよい。
また、第1の空気案内部242と第2の空気案内部244とを仕切る仕切壁236及び上面仕切壁246を、基端部を溝部(非図示)に差し込むことで、底板232、上面50aに固定させるようにしてもよい。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。
図13は、第2実施形態における上面50a周辺をX方向左側から見た概略図を示す。
第2実施形態においては、第1の側壁50bに通風防止部400が形成されている。通風防止部400は、第1の吸気開口部252のZ方向上方、Y方向奥側及び手前側を覆う「コ」の字状に形成されている。通風防止部400のZ方向に伸びる側壁は、シャッタ部材78に向かって伸びている。
通風防止部400がこのように形成されている場合、本構成を有さない場合と比較して、より第1の空気案内部242は、第2の空気案内部252よりも像保持体68側のからの流れの空気を吸気し易くなる。
なお、通風防止部400のZ方向に伸びる側壁の下端部は、シャッタ部材78の移動を阻害しない範囲で、このシャッタ部材78と接触するようにしてもよい。
また、シャッタ部78に溝部を形成し、この溝部に通風防止部400のZ方向に伸びる側壁の下端部が嵌った状態で、このシャッタ部78が移動するようにしてもよい。
10 画像形成装置
12 記録媒体供給部
14 原稿読取部
16 画像形成処理部
50 画像形成装置本体
50a 上面
50b 第1の側壁
50c 第2の側壁
50d 側壁導入口
52 像形成部
54 主搬送路
56 第1の吸気部
58 第2の吸気部
60 排出空間
62 反転搬送ユニット
64 隙間
68 像保持体
70 画像形成ユニット
72 潜像形成装置
74 転写装置
76 定着装置
78 シャッタ部材
82 第1の排出部
86 第2の排出部
92 反転搬送路
170 枠体
172 通風防止部
182 記録媒体案内部
184 第1の切替部材
186 第2の切替部材
220 流入ダクト部
222 排出ダクト部
224 排気ファン
226 導入ダクト部
228 排気カバー
242 第1の空気案内部
244 第2の空気案内部
252 第1の吸気開口部
254 第2の吸気開口部
262 第1の吸出開口部
264 第2の吸出開口部
270 仕切部材
272 密閉部材
302 第1の排出案内部
304 第2の排出案内部
W1 奥側端部領域
W2 中央領域
W3 手前側端部領域

Claims (6)

  1. 記録媒体に転写する画像を保持する像保持体と、
    前記像保持体から画像が転写された記録媒体に画像を定着させる定着装置と、
    前記定着装置により画像が定着された記録媒体を排出する排出部と、
    前記像保持体と前記定着装置との間を吸気する第1の吸気路と、
    前記排出部から前記定着装置へ空気を導くように吸気する第2の吸気路と、
    前記第1の吸気路に接続され、第1の吸気開口部を備える第1の空気案内部と、
    前記第1の吸気路及び前記第2の吸気路に接続され、第2の吸気開口部を備える第2の空気案内部と、
    前記第2の吸気路から前記第1の空気案内部へ風が通るのを防止する通風防止部と、
    を有し、
    前記第1の吸気開口部は、前記像保持体の軸方向の1つの領域に開口し、
    前記第2の吸気開口部は、前記像保持体の軸方向の他の領域に開口する画像形成装置。
  2. 前記第2の吸気開口部は、前記像保持体の軸方向に対して前記第1の吸気開口部よりも前記像保持体の中央側に設けられている請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記定着装置と前記第1の空気案内部の間に設けられ、当該定着装置を支持する枠体、
    をさらに有し、
    前記排出部は、前記第1の吸気開口部の重力方向上方に設けられ、
    前記通風防止部は、前記排出部と前記第1の吸気開口部の間であって当該第1の吸気開口部の重力方向上側を覆うように設けられている請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記通風防止部は、前記第1の吸気開口部を重力方向上側と前記像保持体の軸方向両側とで覆うことを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の画像形成装置。
  5. 前記通風防止部は、前記第1の空気案内部側から前記枠体に向けて突出して設けられている請求項1乃至4いずれか記載の画像形成装置。
  6. 前記通風防止部は、前記枠体から前記第1の空気案内部側に向けて突出して設けられている請求項1乃至4いずれか記載の画像形成装置。
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