JP2010237452A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像が熱定着された用紙を効率良く冷却することで、画質の低下を防止しつつ、装置の小型化に対応可能な電子写真式の画像形成装置を提供する。
【解決手段】レーザプリンタ1は、定着器43による熱定着後の用紙4が搬送される搬送経路に面して、送風ダクト90及び冷却ファン80を有する。送風ダクト90は、熱定着後に搬送される用紙4の幅方向に沿って延びるダクト本体部92を有する。ダクト本体部92は、当該用紙4の幅方向に沿って列設された複数の送風口94を備え、各送風口94から冷却ファン80による風を用紙4に吹き付ける。風量調整リブ95が、各送風口94の一長辺に沿って形成されている。各風量調整リブ95は、ダクト本体部92における近接する送風口94の位置に応じた突出量、幅により形成され、当該送風口94の位置に応じた一方の長辺に形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像が熱定着された用紙を冷却可能な電子写真方式の画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置は、トナーを用いて用紙に画像を形成し、形成した画像を熱定着することで、所望の印刷を用紙に施す。この時、用紙は、熱定着における加熱の影響によって高熱となる。その後、画像形成装置は、熱定着後の用紙を冷却(自然冷却や送風による冷却)して、排紙し、ユーザに印刷物を提供する。
ここで、用紙の冷却が不十分である場合、画像形成装置の内部は、用紙自体の熱によって高まる。この結果、画像形成装置内部の温度が高温となり、用紙上に形成される画像の画質の低下(例えば、濃度ムラや画像スジ等)を生じさせる。又、用紙の冷却が不十分である場合、当該用紙の熱によって、ユーザによる用紙の取扱いが困難になる。
又、用紙の表面・裏面の両者に印刷を行う場合、画像形成装置は、まず、表面に画像を形成し熱定着を行う。その後、画像形成装置は、当該用紙の裏面に対して、画像を形成し熱定着を行う。ここで、表面印刷時の用紙の冷却が不十分であると、用紙に含まれる水分量は、熱定着による加熱の影響で減少する。用紙に含まれる水分量は、用紙に施される印刷画質に影響を与える。従って、表面印刷時における冷却が不十分な場合、画像形成装置は、表面と裏面で画質に差がある両面印刷物をユーザに提供してしまう。
ここで、熱定着がなされた用紙の冷却に関する発明として、特許文献1記載の画像形成装置に関する発明が知られている。特許文献1記載の画像形成装置は、熱定着後の用紙の搬送経路に面して、送風ファンを有している。当該画像形成装置は、当該送風ファンの駆動制御を行うことにより、直接、用紙に風を吹き付ける。即ち、当該画像形成装置は、送風ファンの風によって、熱定着後の用紙を冷却する。
特開2003−307959号公報
当該特許文献1記載の画像形成装置においては、送風ファンにより生じた風は、何ら案内されることなく、用紙4に吹き付けられる。ここで、熱定着後の用紙における熱分布は、全てが均一はない。具体的には、用紙における熱分布は、用紙の幅方向中央部に高熱部分が位置し、用紙の幅方向両端部に向かうにつれて低温になるように分布している。従って、当該特許文献1記載の画像形成装置は、用紙の冷却を確実且つ十分に行うことができない場合があり、効率良く用紙を冷却し得ない。この結果、当該画像形成装置は、上述のような画質の低下を生じる可能性がある。
又、画像形成装置の分野においても、装置の小型化が要望されている。熱定着後の用紙を効率良く冷却するために、送風ファンやこれに付随する部材を画像形成装置に配設する場合には、装置の小型化に十分に配慮する必要がある。
本明細書は、画像が熱定着された用紙を効率良く冷却することで、画質の低下を防止しつつ、装置の小型化に対応可能な電子写真式の画像形成装置を提供する。
本発明の請求項1に係る画像形成装置は、被記録媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送された被記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により被記録媒体に形成された画像を熱定着する定着手段と、前記定着手段により画像が定着された被記録媒体に吹き付けられる風を発生させる送風ファンと、前記定着手段により画像が定着された被記録媒体へ前記送風ファンにより生じた風を導く流路となる送風ダクトと、を有し、風を吹き付けることにより当該被記録媒体を冷却する送風手段と、を備える画像形成装置であって、前記送風ダクトは、前記搬送手段により前記定着手段近傍に搬送された熱定着後の被記録媒体の搬送方向に交差する当該被記録媒体の幅方向に沿って間隔をおいて列設され、前記送風ファンにより生じた風が当該被記録媒体に対して、吹き出される複数の送風口を有し、当該被記録媒体の幅方向に沿って延びるダクト本体部と、前記被記録媒体の幅方向に沿ったダクト本体部の一端と、前記送風ファンと、を接続する接続部と、を備え、前記複数の送風口は、前記ダクト本体部における送風方向に沿う幅寸法よりも大きく、前記送風方向と直交する相互に対向する長辺を有し、前記送風口の前記長辺に沿って前記ダクト本体部の流路内部側へ突出して形成され、当該送風口から吹き出される送風量を調整する風量調整リブを夫々備え、前記風量調整リブの突出量を、前記ダクト本体部における送風方向下流側に位置する風量調整リブほど大きくすることにより、前記被記録媒体の幅方向中央部に対する送風量が前記被記録媒体の幅方向両端部に対する送風量よりも大きい送風態様で、被記録媒体に対して送風することを特徴とする。
当該画像形成装置は、送風ダクトと、送風ファンを備える。送風ダクトは、熱定着後の被記録媒体の幅方向に沿ったダクト本体部と、接続部を備え、接続部に接続された送風ファンにより生じた風をダクト本体部へと導く。従って、当該画像形成装置は、装置の小型化に配慮しつつ、送風ファン、送風ダクトを配設し得る。そして、ダクト本体部には、複数の送風口が、上記被記録媒体の幅方向に沿って、列設されており、ダクト本体部に至った風を被記録媒体へ吹き出す。従って、当該画像形成装置は、送風ファンにより生じた風を確実に被記録媒体に吹き付け得る。そして、送風ダクトは、前記当該送風口の長辺に沿いつつ、ダクト本体部における流路内部側に突出した風量調整リブを有している。風量調整リブは、ダクト本体部を流れる風の流れを案内又は阻害することで、送風口における風量を調整し得る。そして、風量調整リブの突出量は、前記ダクト本体部における送風方向下流側に位置する風量調整リブほど大きく形成されている。従って、当該画像形成装置は、前記被記録媒体の幅方向中央部に対する送風量が前記被記録媒体の幅方向両端部に対する送風量よりも大きい送風態様で、被記録媒体に対して送風し得る。この結果、当該画像形成装置は、熱定着後の被記録媒体の熱分布に対応しつつ、当該被記録媒体を効率良く冷却し得る。これにより、当該画像形成装置は、熱定着後の被記録媒体の冷却不足に起因する種々の問題を解決し得る。
そして、請求項2記載の画像形成装置は、請求項1記載の画像形成装置であって、各風量調整リブは、当該風量調整リブが配設された送風口の長辺方向における幅の広狭により、当該送風口における送風量に対する変化量を決定し、前記風量調整リブの幅は、前記送風方向の下流側に位置する風量調整リブほど広く形成されていることを特徴とする。
当該画像形成装置において、各風量調整リブは、当該風量調整リブが配設された送風口の長辺方向における幅の広狭により、当該送風口における送風量に対する変化量を決定する。そして、当該風量調整リブの幅は、前記送風方向の下流側に位置する風量調整リブほど広く形成されている。これにより、当該画像形成装置は、確実に、熱定着後の被記録媒体の熱分布に対応しつつ、当該被記録媒体を効率良く冷却し、熱定着後の被記録媒体の冷却不足に起因する種々の問題を解決し得る。
又、請求項3記載の画像形成装置は、請求項1又は請求項2記載の画像形成装置であって、前記ダクト本体部における送風方向上流側に位置する送風口における風量調整リブは、当該送風口の対向する長辺のうち、前記送風方向の上流側に位置する上流側長辺に沿って形成され、前記ダクト本体部における送風方向下流側に位置する送風口における風量調整リブは、当該送風口の対向する長辺のうち、前記送風方向の下流側に位置する下流側長辺に沿って形成されていることを特徴とする。
当該画像形成装置において、ダクト本体部における送風方向上流側に位置する送風口における風量調整リブは、上流側長辺に沿って形成される。この場合、当該風量調整リブは、当該送風口に対する風の流れを阻害し、当該送風口から吹き出される風量を低下させる。そして、前記送風方向下流側に位置する送風口における風量調整リブは、下流側長辺に沿って形成されている。この場合、当該風量調整リブは、当該風量調整リブ近傍の風を、送風口へと案内し、当該送風口における風量を増加させる。従って、当該画像形成装置は、確実に、熱定着後の被記録媒体の熱分布に対応しつつ、当該被記録媒体を効率良く冷却し、熱定着後の被記録媒体の冷却不足に起因する種々の問題を解決し得る。
そして、請求項4記載の画像形成装置は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の画像形成装置であって、前記定着手段近傍に搬送された被記録媒体の幅方向中央部に対応する送風口ほど、当該送風口の長辺寸法を長く形成されていることを特徴とする。
当該画像形成装置において、前記送風口は、前記定着手段近傍に搬送された被記録媒体の幅方向中央部に対応する送風口ほど、当該送風口の長辺寸法を長く形成されている。送風口の長辺寸法を長くすることにより、送風口の送風量は増加する。従って、当該画像形成装置は、確実に、熱定着後の被記録媒体の熱分布に対応しつつ、当該被記録媒体を効率良く冷却し、熱定着後の被記録媒体の冷却不足に起因する種々の問題を解決し得る。
又、請求項5記載の画像形成装置は、請求項1乃至請求項4の何れかに記載の画像形成装置であって、前記複数の送風口は、前記ダクト本体部における送風方向に沿った幅寸法が同一寸法で形成されていることを特徴とする。
当該画像形成装置において、複数の送風口は、前記ダクト本体部における送風方向に沿った幅寸法が同一寸法で形成されている。風量調整リブの形状・配置、送風口の長辺寸法等を容易に決定することができるので、当該画像形成装置は、確実に、熱定着後の被記録媒体の熱分布に対応しつつ、当該被記録媒体を効率良く冷却し、熱定着後の被記録媒体の冷却不足に起因する種々の問題を解決し得る。
そして、請求項6記載の画像形成装置は、請求項1乃至請求項5の何れかに記載の画像形成装置であって、前記送風ダクトは、前記送風口及び前記風量調整リブが形成された送風口形成面を有する第1部材と、前記送風口形成面に対向し、前記風量調整リブの突出方向側で離間した位置に配設される被覆面を有する第2部材と、により構成されることを特徴とする。
当該画像形成装置において、送風ダクトは、第1部材と、第2部材とにより構成される。即ち、第1部材は、第2部材と個別に製造され得る。従って、第1部材を構成する送風口や風量調整リブは、高い精度で容易に製造され得る。この結果、当該画像形成装置は、確実に、熱定着後の被記録媒体の熱分布に対応しつつ、当該被記録媒体を効率良く冷却し、熱定着後の被記録媒体の冷却不足に起因する種々の問題を解決し得る。
又、請求項7記載の画像形成装置は、請求項6記載の画像形成装置であって、前記搬送手段、前記画像形成手段、前記定着手段及び前記送風手段を収納する筐体の一側面を構成する筐体パネルを備え、前記第2部材の被覆面は、前記筐体パネルの前記筐体内部側の面に形成されていることを特徴とする。
当該画像形成装置は、筐体パネルの筐体内部側の面を、第2部材の被覆面として利用する。即ち、第2部材を筐体パネルと別に設けることはないので、当該画像形成装置は、送風ダクトが占有する範囲を削減し得る。この結果、当該画像形成装置は、装置の小型化に更に対応し得る。又、当該画像形成装置は、部品点数を削減することができ、製造コストを下げ、製造作業の負担を低減し得る。
そして、請求項8記載の画像形成装置は、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の画像形成装置において、前記搬送手段により、前記被記録媒体が前記画像形成手段及び前記定着手段を経由して搬送される第1搬送経路と、前記第1搬送経路上における前記定着手段よりも被記録媒体の搬送方向下流側に位置する分岐位置から分岐し、前記画像形成手段経由時における搬送方向の下流側に位置する被記録媒体の後端部を先頭にして、当該被記録媒体が前記第1搬送経路へ再度搬送される第2搬送経路と、を有することを特徴とする。
当該画像形成装置は、第1搬送経路と、第2搬送経路を有する。当該画像形成装置は、被記録媒体は、第1搬送経路を搬送される被記録媒体に、所望の印刷を行い得る。そして、当該被記録媒体を第2搬送経路によって、再び第1搬送経路へと搬送することにより、当該画像形成装置は、当該被記録媒体の印刷が施された面の裏面側に画像を印刷し得る。即ち、当該画像形成装置は、被記録媒体に対して、所謂、両面印刷を行い得る。そして、両面印刷を行う場合に、当該被記録媒体は、送風ダクトの送風口の前方を複数回通過する。従って、当該画像形成装置は、両面印刷を行う場合であっても、確実に、熱定着後の被記録媒体の熱分布に対応しつつ、当該被記録媒体を効率良く冷却し、熱定着後の被記録媒体の冷却不足に起因する種々の問題を解決し得る。
又、請求項9記載の画像形成装置は、被記録媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送された被記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により被記録媒体に形成された画像を熱定着する定着手段と、前記定着手段により画像が定着された被記録媒体に吹き付けられる風を発生させる送風ファンと、前記定着手段により画像が定着された被記録媒体へ前記送風ファンにより生じた風を導く流路となる送風ダクトと、を有し、風を吹き付けることにより当該被記録媒体を冷却する送風手段と、前記搬送手段、前記画像形成手段、前記定着手段及び前記送風手段を収納する筐体と、を備える画像形成装置であって、前記筐体上面に形成され、画像が定着された被記録媒体が収納される排紙トレイと、前記筐体側面に沿って当該筐体内部に形成され、前記搬送手段により、前記被記録媒体が前記画像形成手段及び前記定着手段を経由した後、被記録媒体の搬送方向を前記筐体の上面方向に変更しつつ前記排紙トレイに向かって搬送される第1搬送経路と、前記第1搬送経路上における前記定着手段よりも被記録媒体の搬送方向下流側に位置する分岐位置から分岐し、前記筐体側面に沿って当該筐体内部に形成されると共に、前記画像形成手段経由時における搬送方向下流側に位置する被記録媒体の後端部を先頭に、当該被記録媒体が、前記第1搬送経路の下方を経由して、当該被記録媒体の搬送方向を180度転換しつつ前記第1搬送経路へ再度搬送される第2搬送経路と、を有し、前記送風ダクトは、前記搬送手段により前記分岐位置近傍に搬送された熱定着後の被記録媒体の搬送方向に交差する当該被記録媒体の幅方向に沿って間隔をおいて列設され、前記送風ファンにより生じた風が当該被記録媒体に対して吹き出される複数の送風口が形成された送風口形成面を有し、前記分岐位置近傍に位置する被記録媒体の幅方向に沿って延びると共に、当該送風口形成面を長辺とする扁平形状に形成されたダクト本体部と、前記接続部近傍に位置する被記録媒体の幅方向に沿ったダクト本体部の一端部と、前記送風ファンと、を接続する接続部と、を備え、前記複数の送風口は、前記ダクト本体部における送風方向に沿う幅寸法よりも大きく、前記送風方向と直交する相互に対向する長辺を有し、前記送風口の長辺に沿って前記ダクト本体部の流路内部側へ突出して形成され、当該送風口から吹き出される送風量を調整する風量調整リブと、を夫々備え、前記風量調整リブの突出量を、前記送風方向の下流側に位置する風量調整リブほど大きくすることにより、前記被記録媒体の幅方向中央部に対する送風量が前記被記録媒体の幅方向両端部に対する送風量よりも大きい送風態様で、被記録媒体に対して送風することを特徴とする。
当該画像形成装置は、送風ダクトと送風ファンを備える。送風ダクトは、熱定着後の被記録媒体の幅方向に沿ったダクト本体部と、接続部を備え、接続部に接続された送風ファンにより生じた風をダクト本体部へと導く。従って、当該画像形成装置は、装置の小型化に配慮しつつ、送風ファン、送風ダクトを配設し得る。そして、送風ダクトは、前記当該送風口の長辺に沿いつつ、ダクト本体部における流路内部側に突出した風量調整リブを有している。風量調整リブは、ダクト本体部を流れる風の流れを案内又は阻害することで、送風口における風量を調整し得る。そして、風量調整リブの突出量は、前記ダクト本体部における送風方向下流側に位置する風量調整リブほど大きく形成されている。従って、当該画像形成装置は、熱定着後の被記録媒体の熱分布に対応しつつ、当該被記録媒体を効率良く冷却し得る。これにより、当該画像形成装置は、熱定着後の被記録媒体の冷却不足に起因する種々の問題を解決し得る。又、当該画像形成装置は、第1搬送経路と、第2搬送経路とを備える。即ち、当該画像形成装置は、被記録媒体に対して、所謂、両面印刷を施し得る。両面印刷を行う場合に、当該被記録媒体は、送風ダクトの送風口の前方を複数回通過する。従って、当該画像形成装置は、両面印刷を行う場合であっても、確実に、熱定着後の被記録媒体の熱分布に対応しつつ、当該被記録媒体を効率良く冷却し、熱定着後の被記録媒体の冷却不足に起因する種々の問題を解決し得る。
本実施形態に係るレーザプリンタの構成に関する説明図である。 背面パネルをはずした状態のレーザプリンタを示す説明図である。 レーザプリンタに配設される送風ファン、送風ダクトを示す外観斜視図である。 送風ダクトの送風流路内部の構成を示す正面図である。 図4におけるX−X断面を示す断面図である。 送風口と風量調整リブ近傍の風の流れに関する説明図(1)である。 送風口と風量調整リブ近傍の風の流れに関する説明図(2)である。 送風口と風量調整リブ近傍の風の流れに関する説明図(3)である。
以下、本発明に係る画像形成装置を、レーザプリンタ1に具体化した一実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
先ず、本実施形態に係るレーザプリンタ1の概略構成について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、レーザプリンタ1の概略構成を示す断面図である。尚、図1における左側を前方(装置正面)とする。
本実施形態に係るレーザプリンタ1は、直接転写タンデム方式のカラーレーザプリンタである。図1に示すように、レーザプリンタ1は、略箱型の本体ケーシング2を備えている。本体ケーシング2は、背面パネル3を含む複数枚のパネル部材により構成される。背面パネル3は、本体ケーシング2の背面側の側面を構成する。又、背面パネル3は、本体ケーシング2の内側に面する所定位置に、後述する送風ダクト90、冷却ファン80を備える。この点については後に詳細に説明する。
本体ケーシング2は、本体ケーシング2の上面に、排紙トレイ5を有している。排紙トレイ5は、本体ケーシング2内部から排紙された用紙4を積層状態で収納する。用紙4は、レーザプリンタ1における被記録媒体である。
そして、本体ケーシング2は、本体ケーシング2の下部に給紙カセット7を有している。給紙カセット7は、レーザプリンタ1における画像形成前の用紙4を積載している。当該給紙カセット7は、本体ケーシング2下部において、前方へ引き出し可能に装着されている。
給紙カセット7の前端上方位置には、給紙ローラ9、分離ローラ10、及び分離パッド11が配設されている。給紙ローラ9は、給紙カセット7に収納されている用紙を給紙カセット7から搬送する。分離ローラ10、及び分離パッド11は、給紙ローラ9による用紙搬送方向の下流側に配設されており、給紙ローラ9によって搬送された用紙4を一枚毎に分離する。
分離ローラ10、及び分離パッド11によって分離された一枚の用紙は、一対の搬送ローラ12によって、レジストローラ13に向かって搬送される。レジストローラ13は、搬送された用紙4を所定のタイミングで、ベルトユニット15に向かって送り出す。
ベルトユニット15は、一対のベルト支持ローラ16と、搬送ベルト18と、4つの転写ローラ19により構成される。又、当該ベルトユニット15は、本体ケーシング2に対して着脱可能に構成されている。ベルト支持ローラ16は、本体ケーシング2内部において、前後に離間して配設されている。
搬送ベルト18は、一対のベルト支持ローラ16の間に、水平に架設されている。当該搬送ベルト18は、ポリカーボネート等の樹脂材からなる無端状のベルトである。そして、当該搬送ベルト18は、本体ケーシング2の後方に位置するベルト支持ローラ16が回転駆動することにより、所定方向(図1中、時計回り方向)に循環移動する。これにより、搬送ベルト18上に載置された用紙4は、本体ケーシング2の後方へ向かって搬送される。
図1に示すように、4つの転写ローラ19は、搬送ベルト18の内側に、本体ケーシング2の前後方向に沿って、一定間隔で並んで設けられている。各転写ローラ19は、後述する4つの画像形成ユニット26を構成する各感光体ドラム31と、搬送ベルト18を挟んで対向配置されている。
本体ケーシング2は、上述したベルトユニット15、スキャナユニット20、及びプロセス部25を当該本体ケーシング2内部に収納している。スキャナユニット20は、本体ケーシング2内の上部に配設されている。スキャナユニット20は、所定の画像データに基づいて、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の色毎のレーザ光を照射する。そして、スキャナユニット20は、各色に対応するレーザ光を、それぞれの色に対応する感光体ドラム31の表面上へ導き、感光体ドラム31の表面を高速走査する。スキャナユニット20の構成については後に詳細に説明する。
プロセス部25は、スキャナユニット20の下方で、ベルトユニット15の上方に配設されている(図1参照)。プロセス部25は、4つの画像形成ユニット26を備えている。4つの画像形成ユニット26は、レーザプリンタ1の前方から後方に向かって並んで配設されている。4つの画像形成ユニット26は、レーザプリンタ1の前方から後方に向かって、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の順に、夫々、カラー画像を構成する色に対応している。
図1に示すように、画像形成ユニット26は、感光体ドラム31、帯電器32、現像カートリッジ34等を備えて構成されている。感光体ドラム31は、接地された金属製のドラム本体を備え、その表層を正帯電性の感光層で被覆することにより構成される。当該感光層は、ポリカーボネート等により構成される。
帯電器32は、感光体ドラム31の後側斜め上方において、感光体ドラム31の表面から所定間隔を隔てて、感光体ドラム31と対向配置されている。当該帯電器32は、所謂、スコロトロン型帯電器である。そして、帯電器32は、タングステン等により構成される帯電ワイヤ33を有している。従って、帯電器32は、帯電ワイヤ33からコロナ放電を発生させることで、感光体ドラム31の表面を一様に正極性に帯電させ得る。
現像カートリッジ34は、略箱形に形成されており、トナー収容室38、供給ローラ39、現像ローラ40、及び層厚規制ブレード41を有している。トナー収容室38は、現像カートリッジ34の内部上方に形成されている。各トナー収容室38は、画像形成ユニット26に対応する一色(即ち、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの何れか)の正帯電性非磁性を有する一成分トナーを収容している。又、各トナー収容室38は、夫々アジテータ42を有している。アジテータ42は、トナー収容室38に収容されているトナーを撹拌する。
供給ローラ39、現像ローラ40、及び層厚規制ブレード41は、現像カートリッジ34の下部に配設されている。供給ローラ39は、金属製のローラ軸を導電性の発泡材料で被覆することにより構成されている。そして、現像ローラ40は、金属製のローラ軸を導電性のゴム材料で被覆することにより構成されている。
図1に示すように、記録材であるトナーは、トナー収容室38から放出されると、供給ローラ39の回転により現像ローラ40に供給される。この時、当該トナーは、供給ローラ39と現像ローラ40の間で正に摩擦帯電される。当該トナーは、現像ローラ40上に供給されると、現像ローラ40の回転に伴って、層厚規制ブレード41と現像ローラ40の間に進入する。この時、当該トナーは、更に十分に摩擦帯電されて、一定厚さの薄層として現像ローラ40上に担持される。
一方、感光体ドラム31の表面は、まず、当該感光体ドラム31の回転時、帯電器32によって一様に正に帯電される。その後、感光体ドラム31の表面は、スキャナユニット20から照射されたレーザ光の高速走査によって露光される。これにより、用紙4に形成すべき画像に対応した静電潜像が、感光体ドラム31の表面に形成される。
上述したように、現像ローラ40上に担持されているトナーは、正に帯電している。従って、当該トナーは、現像ローラ40の回転によって、感光体ドラム31に対向して接触すると、感光体ドラム31表面の静電潜像に供給される。供給されたトナーは、感光体ドラム31の露光部分にのみ付着することによって、トナー像を形成する。即ち、感光体ドラム31の表面には、トナー像が担持される。これにより、感光体ドラム31の静電潜像は可視像化される。
その後、各感光体ドラム31の表面上に担持されたトナー像は、搬送ベルト18によって用紙4が感光体ドラム31と転写ローラ19との間を搬送される際に、転写ローラ19に定電流制御で印加される負極性の転写バイアスによって、用紙4に順次転写される。図1に示すように、用紙4は、トナー像が転写されると、本体ケーシング2の後方に配設されている定着器43へ搬送される。
定着器43は、本体ケーシング2内における搬送ベルト18の後方に配置されている(図1参照)。当該定着器43は、加熱ローラ44と、加圧ローラ45を有している。加熱ローラ44は、ハロゲンランプ等の熱源を備え、回転駆動可能に配設されている。加圧ローラ45は、加熱ローラ44の下方に対向配置され、加熱ローラ44を押圧するように接触している。当該加圧ローラ45は、加熱ローラ44の回転駆動に伴い従動回転する。即ち、定着器43は、4色のトナー像を坦持した用紙4を加熱しつつ、加熱ローラ44と加圧ローラ45とによって狭持搬送する。これにより、定着器43は、用紙4上のトナー像を、用紙4に熱定着し得る。
トナー像が熱定着されると、用紙4は、定着器43の斜め後上方へ搬送され、排紙ローラ46とピンチローラ47との間に至る。ここで、排紙ローラ46は正逆両方向に回転可能に構成されている。用紙4は、排紙ローラ46とピンチローラ47に挟まれつつ搬送され、カールを除去されつつ、排紙トレイ5に向かう。本体ケーシング2の上部には、最終排紙ローラ48と2つのピンチローラ47が、排紙トレイ5への搬送経路上に設けられている。用紙4は、排紙トレイ5へ搬送される際に、最終排紙ローラ48とピンチローラ47に挟まれ、更にカールを除去された上で排紙トレイ5へ排紙される。
図1に示すように、スキャナユニット20は、本体ケーシング2の上部に配設されている。当該スキャナユニット20は、樹脂により形成された箱型のハウジング50を備えている。ハウジング50内の略中央部分には、六面のポリゴンミラー52が回転可能に配設されている。当該ポリゴンミラー52は、ポリゴンモータ51により駆動される。又、ハウジング50には、4つのレーザ光源(図示せず)が、ポリゴンミラー52近傍に配設されている。各レーザ光源は、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの内の一色に対応するレーザ光を照射する。
尚、ブラックの画像データに対応するレーザ光を「レーザ光Lk」といい、イエローの画像データに対応するレーザ光を「レーザ光Ly」という。又、マゼンタの画像データに対応するレーザ光を「レーザ光Lm」といい、シアンの画像データに対応するレーザ光を「レーザ光Lc」という。
レーザ光Lk及びレーザ光Lyを出射するレーザ光源は、ポリゴンミラー52の一偏向面を向いて配設されている。レーザ光Lk及びレーザ光Lyは、ポリゴンミラー52の一偏向面により、レーザプリンタ1の前面側に導かれ、第1走査レンズ53(例えば、fθレンズ)を透過する。第1走査レンズ53を透過すると、レーザ光Lk及びレーザ光Lyは、反射ミラー54により反射され、第2走査レンズ56(例えばトーリックレンズ)を透過する。そして、レーザ光Lkは、ブラックに対応する画像形成ユニット26(レーザプリンタ1の最前面に位置する)の感光体ドラム31表面に至る。又、レーザ光Lyは、イエローに対応する画像形成ユニット26(レーザプリンタ1前面から2番目に位置する)の感光体ドラム31の表面に至る。
レーザ光Lm及びレーザ光Lcを照射するレーザ光源は、ポリゴンミラー52の一偏向面を向いて配設されている。当該ポリゴンミラー52の一偏向面は、レーザ光Lk及びレーザ光Lyの場合の偏向面に隣接する偏向面である。レーザ光Lm及びレーザ光Lcは、ポリゴンミラー52の一偏向面により、レーザプリンタ1の後面側に導かれ、レーザプリンタ1の後面側に位置する第1走査レンズ53を透過する。第1走査レンズ53を透過すると、レーザ光Lm及びレーザ光Lcは、反射ミラー54により反射され、第2走査レンズ56を透過する。そして、レーザ光Lmは、マゼンタに対応する画像形成ユニット26(レーザプリンタ1前面から3番目に位置する)の感光体ドラム31の表面に至る。又、レーザ光Lcは、シアンに対応する画像形成ユニット26(レーザプリンタ1前面から4番目に位置する)の感光体ドラム31の表面に至る。
図1に示すように、再搬送機構70が、給紙カセット7下部に設けられている。再搬送機構70は、排紙ローラ46が逆回転した場合に、用紙4を、搬送ローラ12、搬送ベルト18へ向かって搬送する。即ち、この場合、用紙4は、図1中に破線で示す経路を通過して、搬送ローラ12、搬送ベルト18へ搬送される。
再搬送機構70は、給紙カセット7の下面に沿って前後方向に延びる再搬送経路71を有している。再搬送経路71は、排紙ローラ46から下方に搬送された用紙4を本体ケーシング2の前方へと搬送し、搬送ローラ12へと案内する。又、複数組の再搬送ローラ73が、再搬送経路71上に回転可能に設けられている。当該再搬送ローラ73は、用紙4に接触しつつ回転することで、用紙4を本体ケーシング2の前方へ搬送する。
この再搬送機構70を有するので、当該レーザプリンタ1は、所謂、両面印刷を行い得る。具体的に説明すると、上述したように、レーザプリンタ1は、ベルトユニット15により用紙4を搬送しつつ、プロセス部25によって、用紙4の片面に画像を形成する。片面に画像が形成された用紙4は、用紙4の後端近傍が排紙ローラ46とピンチローラ47で挟持されるまで搬送される。用紙4の他方の面にも画像を形成する場合、レーザプリンタ1は、この状態から排紙ローラ46を逆回転で駆動する。これにより、用紙4は、再搬送機構70により、再搬送経路71を経由して、搬送ローラ12へ搬送される。ベルトユニット15に搬送されると、用紙4の他方の面がプロセス部25に面し、画像が形成された面は搬送ベルト18に面する。従って、レーザプリンタ1は、用紙4の表面、裏面の何れにも画像を形成する両面印刷を行い得る。
図1に示すように、レーザプリンタ1は、本体ケーシング2内部の背面側に、送風ダクト90を備えている。送風ダクト90は、背面パネル3と、ダクト部材91により構成される。そして、当該送風ダクト90は、定着器43による熱定着後の用紙4の搬送経路と、両面印刷時における用紙4の再搬送機構70へ向かう搬送経路に面する位置に配設されている。具体的には、送風ダクト90は、定着器43よりも高く、排紙ローラ46よりも低い位置で、背面パネル3の内面側に配設される(図1参照)。
ダクト部材91は、断面コ字状の溝状に形成されており、その厚み(即ち、溝の深さ方向の寸法)は薄く形成されている。又、ダクト部材91の一端部(図2中、左側端部)は閉塞されており、他端部(図2中、右側端部)には、後述する冷却ファン80が接続される。従って、ダクト部材91と背面パネル3により、送風ダクト90を構成すると、送風ダクト90は、ダクト部材91の内面と、背面パネル3の内面により区画された送風流路を備える。
そして、図2に示すように、送風ダクト90(ダクト部材91)は、ダクト本体部92と、ファン接続部93と、を有している。ダクト本体部92は、レーザプリンタ1背面側を搬送される用紙4の幅方向に沿って直線状に延びる部分である。ファン接続部93は、ダクト本体部92の一端部と、冷却ファン80の吹出口を接続する部分である。当該ファン接続部93は、冷却ファン80の下面に形成された吹出口と、本体ケーシング2の左右方向に延びるダクト本体部92の一端部を、背面パネル3に沿って弧を描くように接続している。従って、冷却ファン80により生じた風は、まず、レーザプリンタ1の下方に向かって吹き出され、ファン接続部93内の送風流路に吹き込まれる。そして、当該風は、ファン接続部93により向きを変えつつ、ダクト本体部92の送風流路へ吹き込まれる。
又、ダクト本体部92は、用紙4の搬送経路に面する開口形成面に、複数の送風口94を有している(図2、図3参照)。本実施形態においては、ダクト本体部92は、21個の送風口94を有している。各送風口94は、ダクト本体部92に吹き込まれた風を、送風ダクト90の前方を搬送される用紙4に対して吹き付ける。そして、複数の送風口94は、ダクト本体部92の長手方向に沿って列設されている。従って、送風ダクト90は、当該複数の送風口94を介して、送風ダクト90の前方を搬送される用紙4の幅方向全域に対して、冷却ファン80により生じた風を吹き付け、冷却し得る。
図3、図4に示すように、各送風口94は、略長方形状に開口されている。各送風口94の長辺は、ダクト本体部92の長手方向(即ち、ダクト本体部92における送風方向)に対して直交している。送風口94の長辺寸法は、搬送される用紙4の幅方向中央に対応する位置に形成された送風口94(即ち、ダクト本体部92における送風方向上流から11番目の送風口94)が最も長く形成されている。そして、当該送風口94から離れた位置に形成された送風口94ほど、送風口94の長辺寸法は、短く形成されている(図4参照)。尚、各送風口94の短辺は、全て同一寸法である。
次に、送風ダクト90の内部構成について、図面を参照しつつ詳細に説明する。上述したように、送風ダクト90は、背面パネル3と、ダクト部材91により構成される。ここで、背面パネル3における送風ダクト90を構成する部分は、平面状に形成されている。従って、本実施形態の特徴であるダクト部材91の内部構成について詳細に説明する。
図4に示すように、ファン接続部93の内部には、ガイドリブ93Aが立設されている。ガイドリブ93Aは、ファン接続部93が描く弧と同様に、冷却ファン80の吹出口近傍と、ダクト本体部92の端部を結ぶ弧を描く。従って、冷却ファン80から吹き出された風は、ガイドリブ93Aに案内され、円滑にダクト本体部92へ吹き込まれる。
上述したように、ダクト本体部92は、略長方形状の送風口94を複数有している。図4、図5に示すように、各送風口94の一長辺には、風量調整リブ95が、前記開口形成面から、送風流路内部に向かって突出するように立設されている。風量調整リブ95は、略直方体形状をなし、当該送風口94の長辺に沿って形成されている。従って、風量調整リブ95は、当該送風口94近傍における風の流れに影響を及ぼし、当該送風口94から用紙4へ吹き出される送風量を加減する。
尚、本実施形態においては、或る送風口94の長辺に沿って形成されている風量調整リブ95が、当該送風口94に対応するものとする。そして、この場合における送風口94を対応送風口といい、この場合における風量調整リブ95を対応風量調整リブという。
又、本実施形態において、風量調整リブ95の突出量とは、開口形成面の表面から風量調整リブ95の自由端までの高さ(長方形状の高さに相当)を意味する。又、風量調整リブ95の幅とは、送風口94の長辺に沿った方向における風量調整リブ95の寸法を意味する。そして、風量調整リブ95の壁面とは、風量調整リブ95の突出量と、風量調整リブ95の高さにより規定される側面の内、ダクト本体部92における送風方向上流側に位置する側面を意味する。
図4、図5に示すように、風量調整リブ95は、対応送風口の位置に応じて、夫々、異なる位置、形状(即ち、突出量、幅)で形成されている。具体的に説明すると、送風方向Wの上流側から1番目〜3番目に位置する送風口94においては、風量調整リブ95は、送風口94の長辺の内、送風方向W上流側に位置する長辺(以下、上流側長辺という)に沿って形成されている(図4、図5参照)。一方、送風方向W上流側から4番目〜21番目に位置する送風口94では、風量調整リブ95は、送風口94の長辺の内、送風方向Wの下流側に位置する長辺(以下、下流側長辺という)に沿って形成されている(図4、図5参照)。
そして、図5に示すように、風量調整リブ95の突出量は、ダクト本体部92における対応送風口の位置によって異なる。即ち、対応送風口が送風方向W上流側に位置する場合、風量調整リブ95の突出量は小さい。そして、対応送風口の位置が送風方向W下流側に位置するほど、風量調整リブ95の突出量は大きい。又、図4に示すように、風量調整リブ95の幅も、ダクト本体部92における対応送風口の位置によって異なる。
次に、風量調整リブ95が対応送風口における送風量に与える影響について、図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、風量調整リブ95の突出量の相違が、対応送風口の送風量に与える影響について、図6を参照しつつ説明する。
先ず、図6(A)に示す場合について説明する。この図6(A)は、例えば、送風方向Wの上流側から6番目に位置する送風口94及び対応風量調整リブ近傍の風の流れを模式的に示している。図6(A)に示す場合、風量調整リブ95は、下流側長辺に沿って形成されている。
この場合、対応送風口近傍を流れる風は、当該風量調整リブ95の壁面によって、その流れの向きを、対応送風口に向かう方向に変えられる。従って、対応送風口近傍を流れる風の一部は、風量調整リブ95によって案内され、対応送風口から用紙4へ向かって吹き出される。そして、対応送風口近傍を流れる風の他の部分は、対応送風口から吹き出されることなく、送風方向Wへ向かって流れる。従って、図6(A)に示す場合、風量調整リブ95がない場合に比べて、対応送風口の送風量は大きくなる。
次に、図6(B)に示す場合について説明する。この図6(B)は、例えば、送風方向Wの上流側から12番目に位置する送風口94及び対応風量調整リブ近傍の風の流れを模式的に示している。図6(B)に示す場合も、風量調整リブ95は、下流側長辺に沿って形成されている。そして、図6(B)に示す場合、風量調整リブ95の突出量は、図6(A)に示す場合に比べて大きい。
この場合においても、対応送風口近傍を流れる風の一部は、当該風量調整リブ95の壁面によって案内され、対応送風口から吹き出される。ここで、この場合における風量調整リブ95の突出量は、図6(A)の場合よりも大きいため、当該風量調整リブ95は、図6(A)の場合に比べ、より多くの風を対応送風口へ案内することができる。
続いて、図6(C)に示す場合について説明する。この図6(C)は、例えば、送風方向Wの上流側から18番目に位置する送風口94及び対応風量調整リブ近傍の風の流れを模式的に示している。図6(C)に示す場合も、風量調整リブ95は、下流側長辺に沿って形成されている。そして、図6(C)に示す場合、風量調整リブ95の突出量は、図6(A)、図6(B)に示す場合に比べて大きい。
この場合においても、対応送風口近傍を流れる風の一部は、当該風量調整リブ95の壁面によって案内され、対応送風口から吹き出される。ここで、この場合における風量調整リブ95の突出量は、図6(A)、図6(B)の場合よりも大きいため、当該風量調整リブ95は、図6(A)、図6(B)の場合に比べ、より多くの風を対応送風口へ案内することができる。
図6に基づいて説明したように、風量調整リブ95を対応送風口の下流側長辺に沿って形成した場合、風量調整リブ95は、風量調整リブ95の突出量が大きければ大きいほど、より多くの風を対応送風口へ案内することができる。
続いて、風量調整リブ95の位置(即ち、上流側長辺か、下流側長辺)の相違が、対応送風口の送風量に与える影響について、図7を参照しつつ説明する。
先ず、風量調整リブ95が対応送風口の上流側長辺に沿って形成されている場合について、図7(A)に基づいて説明する。図7(A)は、例えば、送風方向Wの上流側から3番目に位置する送風口94及び対応風量調整リブ近傍の風の流れを模式的に示している。
図7(A)に示すように、風量調整リブ95は、対応送風口に向かって流れる風の一部について、当該風の向きを、風量調整リブ95の壁面に沿って、対応送風口から離間する方向(図7(A)中、上方向)へ変更し、対応送風口への流れを阻害する。従って、風量調整リブ95を対応送風口の上流側長辺に形成した場合、当該風量調整リブ95は、対応送風口における送風量を減少させる。
次に、風量調整リブ95が対応送風口の下流側長辺に沿って形成されている場合について、図7(B)に基づいて説明する。図7(B)は、例えば、送風方向Wの上流側から4番目に位置する送風口94及び対応風量調整リブ近傍の風の流れを模式的に示している。
図7(B)に示す場合は、上述した図6の場合と同様に、風量調整リブ95は、対応送風口近傍を流れる風の一部を対応送風口へ案内する。従って、風量調整リブ95を対応送風口の下流側長辺に形成した場合、当該風量調整リブ95は、対応送風口における送風量を増大させる。
図7に基づいて説明したように、風量調整リブ95を形成する位置(即ち、上流側長辺又は下流側長編)を変更することにより、風量調整リブ95は、対応送風口の送風量に対して果たす機能を変更する。つまり、上流側長辺に形成した場合、風量調整リブ95は、対応送風口の送風量を減少させる機能を果たす。一方、下流側長辺に形成した場合、風量調整リブ95は、対応送風口の送風量を増大させる機能を果たす。
次に、風量調整リブ95の幅の相違が、対応送風口の送風量に与える影響について、図8を参照しつつ説明する。
先ず、図8(A)に示す場合について説明する。この図8(A)は、例えば、送風方向Wの上流側から13番目に位置する送風口94及び対応風量調整リブ近傍の風の流れを模式的に示している。図8(A)に示す場合、風量調整リブ95は、下流側長辺に沿って形成されている。
この場合、対応送風口近傍を流れる風の一部は、当該風量調整リブ95の壁面によって、対応送風口に向かって案内される。ここで、風量調整リブ95の壁面は、風量調整リブ95の幅寸法に従って大きくなり、より多くの風の向きを変えることができる。
次に、図8(A)に示す場合について説明する。この図8(B)は、例えば、送風方向Wの上流側から9番目に位置する送風口94及び対応風量調整リブ近傍の風の流れを模式的に示している。図8(B)に示す場合も、風量調整リブ95は、下流側長辺に沿って形成されている。そして、図8(B)に示す場合、風量調整リブ95の幅は、図8(A)に示す場合に比べて大きい。
この場合においても、対応送風口近傍を流れる風の一部は、当該風量調整リブ95の壁面によって案内され、対応送風口から吹き出される。ここで、この場合における風量調整リブ95の幅は、図8(A)の場合よりも大きいため、当該風量調整リブ95の壁面の面積は、図8(A)の場合に比べ大きくなる。この結果、図8(B)における風量調整リブ95は、図8(A)の場合に比べ、より多くの風を対応送風口へ案内することができる。
図8に基づいて説明したように、風量調整リブ95を対応送風口の下流側長辺に沿って形成した場合、風量調整リブ95は、風量調整リブ95の幅が大きければ大きいほど、より多くの風を対応送風口へ案内することができる。
尚、図6、図8においては、風量調整リブ95が下流側長辺に形成されている場合における風量調整リブ95の突出量、幅の相違が与える影響について説明した。この点、風量調整リブ95が上流側長辺に形成されている場合については、対応送風口の送風量に対して、下記の影響を与える。
風量調整リブ95が上流側長辺に形成されている場合、風量調整リブ95は、風量調整リブ95の突出量が大きければ大きくなるほど、対応送風口の送風量をより多く減少させる。又、風量調整リブ95の幅が大きければ大きくなるほど、風量調整リブ95は、対応送風口の送風量をより多く減少させる。
以上、説明したように、本実施形態に係るレーザプリンタ1は、冷却ファン80と、送風ダクト90を有する。送風ダクト90は、熱定着された用紙4の搬送経路に面して、複数の送風口94を有している。従って、当該レーザプリンタ1は、冷却ファン80からの風を複数の送風口94から吹き付けることで、熱定着後の用紙4を冷却し得る。
そして、レーザプリンタ1において、送風ダクト90は、ダクト本体部92と、ファン接続部93を有している。従って、レーザプリンタ1は、本体ケーシング2における送風ダクト90及び冷却ファン80の配設位置を適宜変更することで、装置の小型化に対応し得る。
送風ダクト90は、各送風口94の長辺に沿って風量調整リブ95を有している。当該風量調整リブ95は、対応送風口の送風量を増加又は減少させる。そして、風量調整リブ95は、対応送風口のダクト本体部92における位置に基づいて、対応送風口の上流側長辺又は下流側長辺に形成される。又、風量調整リブ95は、対応送風口のダクト本体部92における位置に基づく突出量、幅を有している。従って、当該レーザプリンタ1は、送風ダクト90の前方を搬送される用紙4に対して、当該用紙4の幅方向中央部分に多くの風を吹き付けつつ、用紙4の幅方向端部に向かうにつれて、少ない風量で風を吹き付け得る。即ち、当該レーザプリンタ1は、熱定着された用紙4の熱分布に対応した風量で風を吹き付けることで、効率良く用紙4を冷却し得る。これにより、当該レーザプリンタ1は、熱定着後の用紙4の冷却不足に起因する種々の問題(画質の低下等)を解決し得る。
又、当該レーザプリンタ1において、各送風口94の長辺寸法は、熱定着後の用紙4の幅方向中央部分に対応する送風口ほど長く、当該用紙4の幅方向端部に向かうにつれて短くなっている。従って、当該レーザプリンタ1は、送風ダクト90の前方を搬送される用紙4に対して、当該用紙4の幅方向中央部分に多くの風を吹き付けつつ、用紙4の幅方向端部に向かうにつれて、少ない風量で風を吹き付け得る。即ち、当該レーザプリンタ1は、熱定着された用紙4の熱分布に対応した風量で風を吹き付けることで、効率良く用紙4を冷却し得る。これにより、当該レーザプリンタ1は、熱定着後の用紙4の冷却不足に起因する種々の問題(画質の低下等)を解決し得る。
更に、当該レーザプリンタ1においては、送風ダクト90は、ダクト部材91と背面パネル3により構成される。従って、ダクト部材91は、背面パネル3と個別に製造され得る。この結果、ダクト部材91に形成される各送風口94及び各風量調整リブ95は、高い精度で容易に製造され得る。そして、レーザプリンタ1は、確実に、熱定着後の用紙4の熱分布に対応しつつ、当該用紙4を効率良く冷却し得る。これにより、レーザプリンタ1は、熱定着後の用紙4の冷却不足に起因する種々の問題を解決し得る。又、レーザプリンタ1は、送風ダクト90を構成する部材として、背面パネル3を兼用することにより、送風ダクト90が占有する範囲を少なくし得る。即ち、当該レーザプリンタ1は、装置の小型化にも対応し得る。
更に、レーザプリンタ1は、排紙ローラ46、再搬送機構70等により、用紙4に対して両面印刷を行い得る。この場合に、用紙4は、表面に対する画像の熱定着後、再搬送機構70への搬送時、裏面に対する画像の熱定着後の3回、送風ダクト90における送風口94の前方を搬送される。従って、レーザプリンタ1は、両面印刷を行った場合であっても、確実に用紙4を冷却することができ、表面と裏面の画質の相違を軽減し得る。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能である。
例えば、本実施形態においては、送風ダクト90を、ダクト部材91と背面パネル3により構成していたが、この態様に限定されるものではない。即ち、背面パネル3とは別に、ダクト部材91と組み合わせて送風ダクト90を構成する部材を用いる態様であってもよい。例えば、ダクト部材91に対して、ポリエチレンテレフタレート製のフィルムを貼着するように構成することも可能である。
又、本実施形態においては、ダクト部材91を溝状部材として構成し、背面パネル3におけるダクト部材91の取付部分を平板状の部分として構成していたが、この態様に限定されるものではない。例えば、背面パネル3に溝状部分を形成し、ダクト部材91を平板状の部材として構成することも可能である。この場合においても、ダクト部材91には、複数の送風口94、風量調整リブ95が形成されていることは言うまでもない。
1 レーザプリンタ
2 本体ケーシング
3 背面パネル
5 排紙トレイ
7 給紙カセット
15 ベルトユニット
20 スキャナユニット
25 プロセス部
43 定着器
46 排紙ローラ
47 ピンチローラ
70 再搬送機構
71 再搬送経路
80 冷却ファン
90 送風ダクト
91 ダクト部材
92 ダクト本体部
93 ファン接続部
94 送風口
95 風量調整リブ

Claims (9)

  1. 被記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送された被記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により被記録媒体に形成された画像を熱定着する定着手段と、
    前記定着手段により画像が定着された被記録媒体に吹き付けられる風を発生させる送風ファンと、前記定着手段により画像が定着された被記録媒体へ前記送風ファンにより生じた風を導く流路となる送風ダクトと、を有し、風を吹き付けることにより当該被記録媒体を冷却する送風手段と、
    を備える画像形成装置であって、
    前記送風ダクトは、
    前記搬送手段により前記定着手段近傍に搬送された熱定着後の被記録媒体の搬送方向に交差する当該被記録媒体の幅方向に沿って間隔をおいて列設され、前記送風ファンにより生じた風が当該被記録媒体に対して、吹き出される複数の送風口を有し、当該被記録媒体の幅方向に沿って延びるダクト本体部と、
    前記被記録媒体の幅方向に沿ったダクト本体部の一端と、前記送風ファンと、を接続する接続部と、
    を備え、
    前記複数の送風口は、前記ダクト本体部における送風方向に沿う幅寸法よりも大きく、前記送風方向と直交する相互に対向する長辺を有し、
    前記送風口の前記長辺に沿って前記ダクト本体部の流路内部側へ突出して形成され、当該送風口から吹き出される送風量を調整する風量調整リブを夫々備え、
    前記風量調整リブの突出量を、前記ダクト本体部における送風方向下流側に位置する風量調整リブほど大きくすることにより、前記被記録媒体の幅方向中央部に対する送風量が前記被記録媒体の幅方向両端部に対する送風量よりも大きい送風態様で、被記録媒体に対して送風する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置であって、
    各風量調整リブは、
    当該風量調整リブが配設された送風口の長辺方向における幅の広狭により、当該送風口における送風量に対する変化量を決定し、
    前記風量調整リブの幅は、前記送風方向の下流側に位置する風量調整リブほど広く形成されている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の画像形成装置であって、
    前記ダクト本体部における送風方向上流側に位置する送風口における風量調整リブは、当該送風口の対向する長辺のうち、前記送風方向の上流側に位置する上流側長辺に沿って形成され、
    前記ダクト本体部における送風方向下流側に位置する送風口における風量調整リブは、当該送風口の対向する長辺のうち、前記送風方向の下流側に位置する下流側長辺に沿って形成されている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の画像形成装置であって、
    前記定着手段近傍に搬送された被記録媒体の幅方向中央部に対応する送風口ほど、当該送風口の長辺寸法を長く形成されている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れかに記載の画像形成装置であって、
    前記複数の送風口は、
    前記ダクト本体部における送風方向に沿った幅寸法が同一寸法で形成されている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れかに記載の画像形成装置であって、
    前記送風ダクトは、
    前記送風口及び前記風量調整リブが形成された送風口形成面を有する第1部材と、
    前記送風口形成面に対向し、前記風量調整リブの突出方向側で離間した位置に配設される被覆面を有する第2部材と、により構成される
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6記載の画像形成装置であって、
    前記搬送手段、前記画像形成手段、前記定着手段及び前記送風手段を収納する筐体の一側面を構成する筐体パネルを備え、
    前記第2部材の被覆面は、
    前記筐体パネルの前記筐体内部側の面に形成されている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記搬送手段により、前記被記録媒体が前記画像形成手段及び前記定着手段を経由して搬送される第1搬送経路と、
    前記第1搬送経路上における前記定着手段よりも被記録媒体の搬送方向下流側に位置する分岐位置から分岐し、前記画像形成手段経由時における搬送方向の下流側に位置する被記録媒体の後端部を先頭にして、当該被記録媒体が前記第1搬送経路へ再度搬送される第2搬送経路と、を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 被記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送された被記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により被記録媒体に形成された画像を熱定着する定着手段と、
    前記定着手段により画像が定着された被記録媒体に吹き付けられる風を発生させる送風ファンと、前記定着手段により画像が定着された被記録媒体へ前記送風ファンにより生じた風を導く流路となる送風ダクトと、を有し、風を吹き付けることにより当該被記録媒体を冷却する送風手段と、
    前記搬送手段、前記画像形成手段、前記定着手段及び前記送風手段を収納する筐体と、
    を備える画像形成装置であって、
    前記筐体上面に形成され、画像が定着された被記録媒体が収納される排紙トレイと、
    前記筐体側面に沿って当該筐体内部に形成され、前記搬送手段により、前記被記録媒体が前記画像形成手段及び前記定着手段を経由した後、被記録媒体の搬送方向を前記筐体の上面方向に変更しつつ前記排紙トレイに向かって搬送される第1搬送経路と、
    前記第1搬送経路上における前記定着手段よりも被記録媒体の搬送方向下流側に位置する分岐位置から分岐し、前記筐体側面に沿って当該筐体内部に形成されると共に、前記画像形成手段経由時における搬送方向下流側に位置する被記録媒体の後端部を先頭に、当該被記録媒体が、前記第1搬送経路の下方を経由して、当該被記録媒体の搬送方向を180度転換しつつ前記第1搬送経路へ再度搬送される第2搬送経路と、
    を有し、
    前記送風ダクトは、
    前記搬送手段により前記分岐位置近傍に搬送された熱定着後の被記録媒体の搬送方向に交差する当該被記録媒体の幅方向に沿って間隔をおいて列設され、前記送風ファンにより生じた風が当該被記録媒体に対して吹き出される複数の送風口が形成された送風口形成面を有し、前記分岐位置近傍に位置する被記録媒体の幅方向に沿って延びると共に、当該送風口形成面を長辺とする扁平形状に形成されたダクト本体部と、
    前記接続部近傍に位置する被記録媒体の幅方向に沿ったダクト本体部の一端部と、前記送風ファンと、を接続する接続部と、
    を備え、
    前記複数の送風口は、
    前記ダクト本体部における送風方向に沿う幅寸法よりも大きく、前記送風方向と直交する相互に対向する長辺を有し、
    前記送風口の長辺に沿って前記ダクト本体部の流路内部側へ突出して形成され、当該送風口から吹き出される送風量を調整する風量調整リブと、を夫々備え、
    前記風量調整リブの突出量を、前記送風方向の下流側に位置する風量調整リブほど大きくすることにより、前記被記録媒体の幅方向中央部に対する送風量が前記被記録媒体の幅方向両端部に対する送風量よりも大きい送風態様で、被記録媒体に対して送風する
    ことを特徴とする画像形成装置。
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