JP2019117275A - ダクト機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像形成装置に用いられるダクト機構において、定着部の熱をムラなく効果的に断熱することができる。【解決手段】 画像形成装置(100)は、装置本体12および排気部10を備える。排気部10は、第1のダクト90および第1のダクト90に設けられた第1排気ファン86を含む。第1排気ファン86は、第1のダクト90の内部の空気を吸引して、装置本体12の外部に送る。第1のダクト90は、定着ユニット44と隣り合う位置に配置される。この第1のダクト90は、内部が複数の空気流路に分割されている。【選択図】図2

Description

この発明は、画像形成装置に用いられるダクト機構に関する。詳しくは、画像形成装置が備える定着器の熱が装置内に伝わるのを防止するダクト機構に関する。
特許文献1には、背景技術の画像形成装置の一例が開示される。背景技術の画像形成装置は、定着器と、定着器の近傍に配設された駆動ローラと、定着器の上方に設けられた排気ダクトとを含む。排気ダクトは、定着器の加熱ローラおよび駆動ローラ等の軸方向に延びる管状の気流通気路を構成する。また、排気ダクトは、定着器と駆動ローラとの間に設けられた第1空間に連通し、排気ダクトには、第1空間の空気を画像形成装置の外部に排出するための排気ファンが設けられる。
特開2012−141645号公報
背景技術の画像形成装置では、排気ダクトに空気が吸い込まれる方向と、排気ダクト内で空気が流れる方向とが異なるため、排気ダクト内の空気の流れが均一にならずにムラが生じる。このため、排気ダクトによって定着部の熱を断熱する際に、均一に断熱することができず、排気ダクトの断熱効果にムラが生じてしまうという問題が有る。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、ダクト機構を提供することである。
この発明の他の目的は、画像形成装置に用いられるダクト機構において、定着部の熱をムラなく効果的に断熱することができる、ダクト機構を提供することである。
第1の発明は、装置本体と、装置本体の内部に設けられ、記録媒体に転写されたトナー像を加熱して定着させる定着部とを備える画像形成装置に用いられるダクト機構である。ダクト機構は、定着部と隣り合う位置に配置される第1のダクトと、第1のダクトの空気を装置本体の外部に排出する排気ファンとを備える。第1のダクトの内部は、複数の空気流路に分割されている。
第2の発明は、第1の発明に従属し、第1のダクトは、定着部の一側面に沿う定着側面ダクト部と、定着側面ダクト部から分かれ、定着部の天面に沿う定着天面ダクト部とを含む。
第3の発明は、第2の発明に従属し、定着天面ダクト部の定着部側壁は、耐熱性を有する材料によって構成される。
第4の発明は、第1ないし第3のいずれかの発明に従属し、第1のダクトは、定着部の記録用紙搬送方向の上流側に定着部の長手方向に沿って配置された複数の吸気口を有する。
第5の発明は、第4の発明に従属し、画像形成装置は、少なくとも感光体表面の残留トナーを除去するクリーニング手段を含むプロセスユニットをさらに備え、複数の吸気口は、プロセスユニットの定着部側の側面部の空気を吸引するように設けられる。
第6の発明は、第4の発明に従属し、第1のダクトの複数の吸気口に連通する連通部を有し、当該連通部を介して当該第1のダクトと連通する第2のダクト、および第2のダクトに設けられ、装置本体の側面に設けられた通気部から当該装置本体の外部の空気を吸引して第1のダクトに送る吸気ファンをさらに備える。
第7の発明は、第6の発明に従属し、複数の吸気口は、排気ファンまでの距離が互いに異なるように形成され、吸気ファンは、複数の吸気口のうち、排気ファンから最も遠い位置にある吸気口側に配置される。
第8の発明は、第7の発明に従属し、吸気ファンは、複数の吸気口の各々が、排気ファンから遠くなるにつれて、吸気ファンに近くなるように配置される。
第9の発明は、第6ないし第8のいずれかの発明に従属し、第2のダクトは、連通部に向かって流路が順次広がるダクト拡大部を有し、ダクト拡大部には、第1のダクトの吸気部側に互いに平行に設けられる複数の整流板と、複数の整流板のうち、吸気ファンから遠い位置に配置された整流板に空気を送るための分流板とが設けられる。
第10の発明は、第6ないし第9のいずれかの発明に従属し、画像形成装置は、少なくとも感光体表面の残留トナーを除去するクリーニング手段を含むプロセスユニットをさらに備え、第2のダクトから送られてきた空気が、プロセスユニットの定着部側の側面部を通過して複数の吸気口から第1のダクトに流れ込むように構成される。
第11の発明は、第6ないし第9のいずれかの発明に従属し、画像形成装置は、少なくとも感光体表面の残留トナーを除去するクリーニング手段を備えたプロセスユニットをさらに備え、連通部には、少なくとも一部が開口された開口部が形成され、プロセスユニットは、連通部と隣り合う位置に配置され、プロセスユニットの開口部と対向する壁部は、開口部を封止し連通部の壁面を形成する対向壁部である。
第11の発明は、第6ないし第9のいずれかの発明に従属し、画像形成装置は、少なくとも感光体表面の残留トナーを除去するクリーニング手段を備えたプロセスユニットをさらに備え、連通部には、少なくとも一部が開口された開口部が形成され、プロセスユニットは、連通部と隣り合う位置に配置され、開口部と対向する位置に、開口部と連通した連通空間を形成する対向壁部を有する。
第13の発明は、第11または第12の発明に従属し、対向壁部の一部が、プロセスユニットを画像形成装置に取り付ける際の案内ガイド部の一部であり、当該案内ガイド部によって、開口部が封止される。
第14の発明は、第11ないし第13のいずれかの発明に従属し、対向壁部は、プロセスユニットの内側に凹んだ傾斜面を有する。
第15の発明は、第11ないし第14のいずれかの発明に従属し、対向壁部は、連通部を流れる空気の流れに沿って延びるリブを有する。
この発明によれば、画像形成装置に用いられるダクト機構において、定着部の熱をムラなく効果的に断熱することができる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1はこの発明の第1実施例である画像形成装置を正面から見た場合の概略構成を示す図解図である。 図2は図1の画像形成装置が備える排気部の構造を示す概略断面図である。 図3は定着ユニットが離間した状態の排気部の構造を示す概略断面図である。 図4は微小粒子捕集ダクトおよび第1のダクトにおける空気の流れを示す概略断面図である。 図5は第1のダクトにおける空気の流れを示す概略断面図である。 図6は第2実施例の送風部および排気部の構造を示す概略断面図である。 図7は第2実施例の第1のダクトおよび第2のダクトが連結されない場合の空気の流れを示す概略図である。 図8は第2実施例の第1のダクトおよび第2のダクトが連結された場合の空気の流れを示す概略図である。 図9は第3実施例の第2のダクトの構造を示す概略斜視図である。 図10は第3実施例においてプロセスユニットが挿入される前の第1のダクトおよび第2のダクトの構造を示す概略断面図である。 図11(A)は第3実施例においてプロセスユニットが挿入される前の第1のダクトおよび第2のダクトの構造を示す概略図である。図11(B)は第3実施例においてプロセスユニットが挿入された後の第1のダクトおよび第2のダクトの構造を示す概略図である。 図12は第3実施例においてプロセスユニットが挿入された後の第1のダクトおよび第2のダクトの構造を示す概略断面図である。 図13は第4実施例のプロセスユニットの構造を示す概略斜視図である。 図14は第4実施例の第2のダクトの構造を示す概略斜視図である。
[第1実施例]
図1はこの発明の第1実施例である画像形成装置100の概略構成を示す図解図である。図1に示す画像形成装置100は、複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能などを有する複合機であって、電子写真方式によって記録媒体に対して単色の画像(モノクロ画像)を形成する。なお、記録媒体としては、用紙やオーバーヘッドプロジェクタ用シートなどを使用できるが、以下では、用紙を使用した場合について説明する。
ただし、この明細書では、画像形成装置100を正面から見た場合の水平方向のうち、向かって左側を左方向に規定し、向かって右側を右方向に規定する。また、画像形成装置100を上方(下方)から見た場合の奥行き方向のうち、画像形成装置100の正面側を前方向(正面方向)に規定し、画像形成装置100の背面側を後方向(背面方向)に規定する。
先ず、画像形成装置100の構成について概略的に説明する。図1に示すように、画像形成装置100は、画像形成部30を備える装置本体12と、その上方に配置される画像読取装置14とを含む。
画像読取装置14は、透明材によって形成される原稿載置台16を備える。原稿載置台16の上方には、ヒンジ等を介して原稿押えカバー18が開閉自在に取り付けられる。この原稿押えカバー18の上面には、原稿供給トレイ20が設けられており、その内部には、ADF(自動原稿送り装置)が設けられる。ADFは、原稿供給トレイ20に載置された原稿を画像読取位置22に対して1枚ずつ自動的に供給し、原稿排出トレイ24に排出する。
また、画像読取装置14に内蔵される画像読取部26は、光源、複数のミラー、結像レンズおよびラインセンサ等を備える。画像読取部26は、原稿表面を光源によって露光し、原稿表面から反射した反射光を複数のミラーによって結像レンズに導く。そして、結像レンズによって反射光をラインセンサの受光素子に結像させる。ラインセンサでは、受光素子に結像した反射光の輝度や色度が検出され、原稿表面の画像に基づく画像データが生成される。ラインセンサとしては、CCD(Charge Coupled Device)またはCIS(Contact Image Sensor)等が用いられる。
画像読取装置14の前面側には、ユーザによる印刷指示等の入力操作を受け付ける操作パネル(図示せず)が設けられる。操作パネルは、タッチパネル付きのディスプレイおよび複数の操作ボタン等を有する。
また、装置本体12には、CPUやメモリ等を含む制御部(図示せず)が設けられる。制御部は、操作パネルへの入力操作などに応じて、画像形成装置100の各部位に制御信号を送信し、画像形成装置100に種々の動作を実行させる。
画像形成部30は、露光ユニット(光走査ユニット)32、現像ユニット34、感光体ドラム36、クリーナユニット(クリーニングユニット)38、帯電ユニット40、転写ユニット42、定着ユニット(定着部)44およびトナー補給装置46等を備え、給紙カセット48等から搬送される用紙上に画像を形成し、画像形成済みの用紙を排紙トレイ50に排出する。用紙上に画像を形成するための画像データとしては、画像読取部26で読み取った画像データまたは外部コンピュータから送信された画像データ等が利用される。
感光体ドラム36は、導電性を有する円筒状の基体の表面に感光層が形成された像担持体であり、モータなどの回転駆動源(図示省略)によってその軸線まわりに回転されるように構成されている。帯電ユニット40は、この感光体ドラム36の表面を所定の電位に帯電させる。露光ユニット32は、レーザ出射部および反射ミラー等を備えたレーザスキャニングユニット(LSU)として構成され、帯電された感光体ドラム36の表面を露光することによって、画像データに応じた静電潜像を感光体ドラム36の表面に形成する。現像ユニット34は、トナーを収容する現像槽(現像ハウジング)を備え、感光体ドラム36の表面にトナーを供給し、感光体ドラム36の表面に形成された静電潜像をトナーによって顕像化する(トナー像を形成する)。なお、現像槽の内部には、トナー濃度を検知するトナー濃度検知センサが設けられている。このトナー濃度検知センサが検知したトナー濃度が所定値よりも低くなると、トナー補給装置46から現像槽にトナーが補給される。クリーナユニット(クリーニング手段)38は、感光体ドラム36の表面に当接するクリーニングブレード382(図12参照)および搬送スクリュ等を備え、現像および画像転写後における感光体ドラム36の表面に残留したトナーを除去して、廃トナーボックス(図示せず)に搬送する。ただし、第1実施例の画像形成装置100では、感光体ドラム36、帯電ユニット40およびクリーナユニット38はユニット化されており、これらを含むプロセスユニット64として装置本体12に着脱可能に設けられる。
転写ユニット42は、感光体ドラム36の表面に形成されたトナー像を用紙に転写するためのユニットであって、感光体ドラム36を押圧するように設けられる転写ローラ42a等を含む。画像形成時には、転写ローラ42aに所定の電圧が印加されることによって、感光体ドラム36と転写ローラ42aとの間に転写電界が形成される。そして、この転写電界の作用により、感光体ドラム36と転写ローラ42aとの間の転写ニップ部を用紙が通過する間に、感光体ドラム36の外周面に形成されたトナー像が用紙に転写される。
定着ユニット44は、ヒートローラ(定着ローラ)44aおよび加圧ローラ44bを備え、転写ユニット42の上方(用紙搬送方向下流側)に配置される。また、ヒートローラ44aは、加圧ローラ44bに対して排紙トレイ50側(左側)に配置される。さらに、ヒートローラ44aは、第1支持部材442に支持され、加圧ローラ44bは、第2支持部材444に支持される。また、第1支持部材442は、ヒートローラ44aの上面(天面)、左側面(一方側面)および下面(底面)の三方を囲むように構成される。第2支持部材444は、加圧ローラ44bの上面(天面)、右側面および下面(底面)の三方を囲むように構成される。
ヒートローラ44aは、所定の定着温度(たとえば160℃)となるように設定されており、ヒートローラ44aと加圧ローラ44bとの間の定着ニップ部を用紙が通過することによって、用紙に転写されたトナー像が溶融、混合および圧接されて、用紙に対してトナー像が熱定着(加熱定着)される。
このような装置本体12内には、用紙が搬送される第1用紙搬送路L1、第2用紙搬送路L2および第3用紙搬送路L3が形成される。第1用紙搬送路L1は、給紙カセット48等から搬送される用紙をレジストローラ56、転写ユニット42および定着ユニット44に送るために設けられる。第2用紙搬送路L2は、第1用紙搬送路L1に続いて、定着ユニット44による熱定着後の用紙を排紙トレイ50に送るために設けられる。第3用紙搬送路L3は、用紙に対して両面印刷を行う際に、片面印刷が終了して定着ユニット44を通過した後の用紙を、第2用紙搬送路L2から転写ローラ42a(転写ニップ部)の用紙搬送方向の上流側において第1用紙搬送路L1に戻すために設けられる。ただし、第1実施例の画像形成装置100は、いわゆる縦搬送型の画像形成装置である。したがって、第1用紙搬送路L1および第2用紙搬送路L2では、用紙は下側から上側に向かって搬送される。一方、第3用紙搬送路L3では、用紙は上側から下側に向かって搬送される。以下、単に「用紙搬送方向」という場合は、第1用紙搬送路L1および第2用紙搬送路L2における用紙搬送方向(下側から上側に向かう方向)を意味するものとする。
給紙カセット48には、用紙を収容する給紙トレイおよび給紙トレイに収容された用紙を1枚ずつ取り出して第1用紙搬送路L1に供給するためのピックアップローラ52および分離ローラ54が設けられる。また、第2用紙搬送路L2には、用紙に対して推進力を与えるための搬送ローラ58および用紙を排紙トレイ50に排出するための排出ローラ60が設けられる。さらに、第3用紙搬送路L3には、用紙に対して推進力を与えるための搬送ローラ62が適宜設けられる。
装置本体12において片面印刷を行う際には、用紙は、給紙カセット48から1枚ずつ第1用紙搬送路L1に導かれ、レジストローラ56まで搬送される。そして、レジストローラ56によって、用紙の先端と感光体ドラム36上の画像情報(トナー像)の先端とが整合するタイミングで用紙が転写ニップ部に搬送され、用紙上にトナー像が転写される。その後、定着ユニット44(定着ニップ部)を通過することによって用紙上の未定着トナーが熱定着される。熱定着後の用紙は、搬送ローラ58および排出ローラ60によって第2用紙搬送路L2を搬送されて、排紙トレイ50に排出される。
一方、両面印刷を行う際には、表面側の印刷が終了して定着ユニット44を通過した用紙の後端部が排出ローラ60まで到達したとき、排出ローラ60および搬送ローラ58を逆回転させることによって、用紙が逆走して第2用紙搬送路L2から第3用紙搬送路L3に導かれる。第3用紙搬送路L3に導かれた用紙は、搬送ローラ62によって第3用紙搬送路L3を搬送されて、レジストローラ56の用紙搬送方向の上流側において第1用紙搬送路L1に導かれる。この時点で用紙の表裏は反転されるので、その後、転写ニップ部および定着ニップ部を用紙が通過することによって、用紙の裏面側に印刷が行われる。
なお、上述したような画像形成装置100には、手差し給紙トレイが設けられたり、または外付けの給紙ユニットが装着されたりすることがある。このような場合には、給紙カセット48に代えて、手差し給紙トレイまたは給紙ユニットから第1用紙搬送路L1に用紙が給紙されるようにしても良い。
また、第1実施例の画像形成装置100は、装置本体12内の空気を装置本体12の外部に排出する排気部(排気装置)10を備える。以下、図面を参照して排気部10の構造について説明する。図2は図1の画像形成装置100が備える排気部10の構造を示す概略断面図である。図3は定着ユニット44が離間した状態の排気部10の構造を示す概略断面図である。図4は微小粒子捕集ダクト70および第1のダクト90における空気の流れを示す概略断面図である。図5は第1のダクト90における空気の流れを示す概略断面図である。
図2および図3に示すように、排気部10は、微小粒子捕集ダクト70および第1のダクト90を含む。微小粒子捕集ダクト70および第1のダクト90のそれぞれは、装置本体12の内部の空気を装置本体12の外部に導くためのダクトであり、前後方向に延びる概略筒状に形成され、互いに並行に配置される。また、微小粒子捕集ダクト70および第1のダクト90のそれぞれは、装置本体12の背面側の排気口(図示せず)に接続され、装置本体12の排気口を介して装置本体12の外部に連通される。さらに、詳細は後述するが、微小粒子捕集ダクト70および第1のダクト90の排気方向は、背面側に設定される。このため、微小粒子捕集ダクト70および第1のダクト90では、前面側が空気の流れ(空気流)の上流側となり、背面側が空気流の下流側となる。
まず、微小粒子捕集ダクト70の構成について説明する。微小粒子捕集ダクト70は、定着ユニット44の上方に配置される。具体的には、微小粒子捕集ダクト70は、ヒートローラ44aおよびヒートローラ44aを支持する第1支持部材442の上方に配置される。
この微小粒子捕集ダクト70は、微小粒子捕集ダクト70の下側を構成する微小粒子捕集ダクトA部702と、微小粒子捕集ダクト70の上側を構成する微小粒子捕集ダクトB部704と、微小粒子捕集ダクトA部702および微小粒子捕集ダクトB部704の間に挟まれるように形成される第2用紙搬送路L2(加熱定着後の用紙搬送空間)とを含む。
微小粒子捕集ダクトA部702は、微小粒子捕集ダクトA形成部材72および分離部材80によって区画される。微小粒子捕集ダクトA形成部材72は、下側に向けて開かれたU字状の断面を有し、前後方向に延びる部材である。分離部材80は、前後略水平方向に延びる板状の部材であり、微小粒子捕集ダクトA形成部材72の下側を封止する。すなわち、微小粒子捕集ダクト70の底面は、分離部材80によって封止される。ただし、分離部材80は、曲げ加工が施されており、凹凸が形成される。
微小粒子捕集ダクトB部704は、微小粒子捕集ダクトB形成部材74および微小粒子捕集ダクトB壁部材76によって区画される。微小粒子捕集ダクトB形成部材74は、微小粒子捕集ダクトA形成部材72の上方に所定の間隔をあけて配置され、上側に向けて開かれたU字状の断面を有し、前後方向に延びる部材である。微小粒子捕集ダクトB壁部材76は、前後略水平方向に延びる板状の部材であり、微小粒子捕集ダクトB形成部材74の上側を封止する。すなわち、微小粒子捕集ダクト70の天面は、微小粒子捕集ダクトB壁部材76によって封止される。
さらに、上述した第2用紙搬送路L2は、微小粒子捕集ダクト70を左右に横切るように構成される。具体的には、微小粒子捕集ダクト70を横切る部分の第2用紙搬送路L2は、微小粒子捕集ダクトA形成部材72の天面(天壁)と、微小粒子捕集ダクトA形成部材72の上方に配置される微小粒子捕集ダクトB形成部材74の底面(底壁)によって形成される。
また、図4に示すように、微小粒子捕集ダクトA形成部材72の天壁には、複数の連通口72aが形成され、微小粒子捕集ダクトB形成部材74の底壁には、複数の連通口74aが形成される。複数の連通口72aの各々および複数の連通口74aの各々は、微小粒子捕集ダクト70の空気流に沿って前後方向に並ぶように形成される。複数の連通口72aおよび複数の連通口74aによって、微小粒子捕集ダクトA部702、第2用紙搬送路L2および微小粒子捕集ダクトB部704が連通され、微小粒子捕集ダクト70の内部に一連の空間(通気路)が形成される。
ただし、上述したように、微小粒子捕集ダクト70は、微小粒子捕集ダクトB壁部材76および分離部材80によって天面および底面が封止される。したがって、第2用紙搬送路L2は、微小粒子捕集ダクト70によって、その入口および出口を除き、微小粒子捕集ダクト70以外の装置本体12の内部空間と分離される。
また、分離部材80は、熱伝導率の高い材料によって構成される。たとえば、分離部材80は、金属材料で構成される。分離部材80を構成する金属材料としては、アルミニウム、アルミニウム合金、SPCC等の冷間圧延鋼板、SECC等の電気亜鉛めっき鋼板、SGCC等の溶融亜鉛めっき鋼板、SUS等のステンレス鋼などを用いることができる。
次に、第1のダクト90の構成について説明する。図2および図3に示すように、第1のダクト90は、定着ユニット44の排紙トレイ50側の側面(左側面)、天面および底面の一部に沿って設けられる。すなわち、第1のダクト90は、定着ユニット44の三方を囲むように設けられる。具体的には、第1のダクト90は、ヒートローラ44aおよびヒートローラ44aを支持する第1支持部材442の左側面、天面および底面の一部に沿って設けられる。
この第1のダクト90は、定着ユニット44(第1支持部材442)の左側面および底面の一部を覆う第1ダクトA部(定着側面ダクト部)902と、定着ユニット44(第1支持部材442)の天面を覆う第1ダクトB部(定着天面ダクト部)904とを含む。
第1ダクトA部902は、第1ダクトA形成部材92によって区画される。第1ダクトA形成部材92は、定着ユニット44(第1支持部材442)の左側面に沿って上下方向に延びる空間を形成する縦長部と、この縦長部の下端に連結され、定着ユニット44(第1支持部材442)の底面に沿って定着ユニット44側(第1用紙搬送路L1側)に延びる空間を形成する下端部を含む。第1ダクトA部902の内部には、第1ダクトA形成部材92の縦長部および下端部によって区画される断面略L字状の空間(通気路)が形成される。
また、第1ダクトA部902(第1ダクトA形成部材92の下端部)の下方には、プロセスユニット64が配置される。すなわち、第1ダクトA部902の一部(第1ダクトA形成部材92の下端部)は、定着ユニット44とプロセスユニット64の間の隙間に入り込むように設けられる。
第1ダクトB部904は、第1ダクトB形成部材94および分離部材80によって区画される。第1ダクトB形成部材94は、第1ダクトA形成部材92の上側に隣接して設けられ、上側に向けて開かれたU字状の断面を有し、定着ユニット44(第1支持部材442)の天面に沿って前後方向に延びる部材である。ただし、第1ダクトB形成部材94は、前後方向から見た場合に上下方向が短く左右方向が長い扁平形状をなし、微小粒子捕集ダクト70の底面と定着ユニット44の間の隙間に入り込み、定着ユニット44の天面(第1支持部材442の天壁)を覆うように設けられる。また、第1ダクトB形成部材94の上側は、分離部材80によって封止される。すなわち、第1のダクト90の天面は、分離部材80によって封止される。
上述したように、分離部材80は、微小粒子捕集ダクト70の下面を封止するとともに、第1のダクト90の天面を封止する。すなわち、微小粒子捕集ダクト70と、第1のダクト90とは、分離部材80を隔てて隣り合うように設けられる。また、第1ダクトB部904は、微小粒子捕集ダクト70と定着ユニット44の間に形成されるとも言える。
ただし、第1ダクトB形成部材94の下面(第1ダクトB部904の定着部側壁)は、耐熱性を有する材料によって構成される。耐熱性を有するとは、耐熱温度が100度を越えることを意味する。また、第1ダクトB形成部材94の下面は、定着温度と同等かそれ以上の耐熱性を有していてもよい。たとえば、第1ダクトB形成部材94の下面を構成する材料としては、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、液晶ポリマー(LCP)、ポリエーテルニトリル(PEN)、ポリイミド(PI)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)およびポリエチレンテレフタレート(PET)などの一般的な耐熱性樹脂の他、これらの樹脂とガラス繊維、金属、セラミックス等からなる複合材料などを用いることができる。なお、第1ダクトB形成部材94の全体が耐熱性を有する材料によって構成されても良い。
また、図4および図5に示すように、第1のダクト90には、第1ダクトA部902と第1ダクトB部904とを連通する第1の連通口96および第2の連通口98が形成される。第1の連通口96および第2の連通口98のそれぞれは、第1ダクトA形成部材92の下面の一部および第1ダクトB形成部材94の下面の一部に形成された連通孔によって形成される。第1の連通口96は、第1のダクト90における空気流の上流側(前面側)に位置する。第2の連通口98は、第1のダクト90における空気流の下流側(背面側)に位置する。また、第1の連通口96と第2の連通口98とは、空気流に沿って(前後方向に)互いに離れた位置に形成され、第1の連通口96と第2の連通口98との間には、第1ダクトA部902と第1ダクトB部904とを分離する分離壁906が形成される。すなわち、第1のダクト90の内部流路は、複数の空気流路に分割されている。
さらに、図2ないし図5に示すように、第1のダクト90には、微小粒子捕集ダクト70以外の装置本体12の内部空間の空気を通す複数の吸気口92aが形成される。複数の吸気口92aは、第1ダクトA形成部材92の底壁に形成される。また、図2および図3に示すように、複数の吸気口92aは、第1ダクトA形成部材92の底壁の右側(定着ユニット44側または第1用紙搬送路L1側)端部に形成される。すなわち、複数の吸気口92aは、第1のダクト90が定着ユニット44の下側を覆う部分に形成されている。さらに、複数の吸気口92aは、定着ユニット44よりも用紙搬送方向の上流側に形成される。すなわち、複数の吸気口92aは、定着ユニット44よりも下側に形成される。
また、複数の吸気口92aは、プロセスユニット64の天面の近傍に形成されており、プロセスユニット64に向かって開口する。このため、複数の吸気口92aは、プロセスユニット64の定着ユニット44側の側面部の空気を吸引するように設けられる。また、第1のダクト90の右側壁の下端部と、プロセスユニット64の天壁とは、互いに隙間なく配置されており、第1用紙搬送路L1側の空間の空気を複数の吸気口92aに吸引しないように構成されている。
さらに、図4および図5に示すように、複数の吸気口92aのそれぞれは、第1のダクト90の空気流に沿って前後方向に所定の間隔で並ぶ。ただし、複数の吸気口92aのうちの少なくとも1つは、分離壁906の空気流の上流側(前面側)の端部よりも空気流の上流側(前面側)に位置する。また、複数の吸気口92aは、1つの開口部に対して複数のリブが対向配置されることによって形成されてもよい。
以上のように、微小粒子捕集ダクト70および第1のダクト90が形成される。また、図4に示すように、微小粒子捕集ダクト70には、微小粒子捕集ダクト排気ファン82およびフィルタ84が設けられる。微小粒子捕集ダクト排気ファン82は、微小粒子捕集ダクト70の背面側(空気流の下流側)の端部に配置され、フィルタ84は、微小粒子捕集ダクト排気ファン82のさらに背面側(空気流の下流側)に配置される。また、図4および図5に示すように、第1のダクト90には、第1排気ファン(排気ファン)86が設けられる。第1排気ファン86は、第1のダクト90の背面側(空気流の下流側)の端部に配置される。
微小粒子捕集ダクト排気ファン82および第1排気ファン86は、軸流ファンであり、たとえばプロペラファンである。また、微小粒子捕集ダクト排気ファン82の排気方向および第1排気ファン86の排気方向は、背面側に設定される。したがって、微小粒子捕集ダクト排気ファン82は、微小粒子捕集ダクト70の内部の空気を吸引して、背面側(装置本体12の外部)に送る。また、第1排気ファン86は、第1のダクト90の内部の空気を吸引して、装置本体12の外部に送る。微小粒子捕集ダクト排気ファン82および第1排気ファン86は、画像形成装置100の制御部によって制御され、制御部の指示に応じて作動および停止される。
フィルタ84は、定着ユニット44で用紙やトナーが加熱されることで発生するUFP(超微粒子:Ultra Fine Particle)を捕集するためのUFP用の捕集フィルタである。なお、フィルタ84は、UFP用の捕集フィルタに加えて、揮発性有機化合物(VOC:Volatile Organic Compound)またはオゾンなどを捕集するためのVOC用の捕集フィルタを含むようにしても良い。
次に、第1実施例の排気部10における空気の流れを説明する。まず、微小粒子捕集ダクト70における空気の流れを説明する。図4に示すように、微小粒子捕集ダクト70では、微小粒子捕集ダクト排気ファン82が作動されると、微小粒子捕集ダクトA部702、第2用紙搬送路L2および微小粒子捕集ダクトB部704の空気が微小粒子捕集ダクト排気ファン82に吸引される。
このように、微小粒子捕集ダクト70では、用紙が搬送される空間(第2用紙搬送路L2)およびその上下両側の空間(微小粒子捕集ダクトA部702および微小粒子捕集ダクトB部704)の空気がフィルタ84を通過して、装置本体12の外部に導かれる。すなわち、微小粒子捕集ダクト70は、UFP等の物質を捕集(回収)するためのダクトとして機能する。
次に、第1のダクト90における空気の流れを説明する。図4および図5に示すように、第1のダクト90では、第1排気ファン86が作動されると、第1ダクトA部902の空気は、第1排気ファン86に吸引される。また、複数の吸気口92aから第1ダクトA部902に空気が流入する。このとき、第1ダクトA部902と第1ダクトB部904とを分離する分離壁906よりも空気流の上流側(前面側)に位置する吸気口92aから第1ダクトA部902に流入した空気の一部は、第1の連通口96を上方に移動して第1ダクトB部904に流入し、第1ダクトB部904を背面側に向かって流れて、第2の連通口98を通って再び第1ダクトA部902に流入(合流)する。
この第1実施例では、第1のダクト90は、定着ユニット44の左側面および底面の一部に沿う第1ダクトA部902と、定着ユニット44の天面に沿う第1ダクトB部904とに分割されている。このように、定着ユニット44と対向する面毎にダクトを分割することによって、第1ダクトA部902および第1ダクトB部904のそれぞれにおいて、空気の流れにムラが生じることを防止し、空気流量を確保することができる。したがって、第1のダクト90では、第1ダクトA部902を流れる空気によって左側および下側に向かう定着ユニット44の熱を遮断し、第1ダクトB部904を流れる空気によって上側に向かう定着ユニット44の熱を遮断することができる。すなわち、定着ユニット44の熱をムラなく効果的に遮断することができる。
特に、上述したような構成の画像形成装置100では、ヒートローラ44aを支持する第1支持部材442の天面が高温になる。この第1実施例では、第1ダクトB部904を流れる空気によって上側に向かう定着ユニット44の熱が遮断されるので、微小粒子捕集ダクト70(第2用紙搬送路L2)が定着ユニット44の熱に直接さらされることを防止できる。したがって、微小粒子捕集ダクト70の内部の温度上昇を抑制できる。
また、第1実施例では、第1のダクト90には、第1ダクトA部902と第1ダクトB部904とを分離する分離壁906が設けられるので、吸気口92aから流入した空気が第1ダクトB部904にも流れ易くなる。このため、第1ダクトB部904を流れる空気の流量を確保し、定着ユニット44の天面側の断熱効果を確保することができる。
さらに、第1実施例では、第1支持部材442の天面に対向する第1ダクトB形成部材94(第1ダクトB部904の底壁)が耐熱性を有する材料によって構成される。このため、第1ダクトB部904の耐熱性を確保することができる。
さらに、定着ユニット44の熱がプロセスユニット64に伝わってしまうと、プロセスユニット64の内部が高温になり、クリーナユニット38のクリーニングブレードと感光体ドラム36との間にあるトナーが溶けてしまい、感光体ドラム36の表面にトナーが残留するクリーニング不良が発生するという問題がある。この第1実施例では、第1ダクトA部902の一部が、定着ユニット44とプロセスユニット64の間に形成されるので、第1ダクトA部902によって下側に向かう定着ユニット44の熱を遮断し、プロセスユニット64が定着ユニット44の熱に直接さらされることを防止できる。
さらにまた、複数の吸気口92aは、プロセスユニット64の周辺からの空気を通すように設けられるので、複数の吸気口92aに吸引される空気によってプロセスユニット64の天面が冷却される。このため、プロセスユニット64における温度上昇を抑制し、上述したクリーニング不良を防止することができる。
また、微小粒子捕集ダクト70には、UFP等の物質を捕集するための密度の高いフィルタ84が設けられる。このフィルタ84は、通気抵抗が大きいので、フィルタ84を通過する空気流の流速が低下し、微小粒子捕集ダクト70から装置本体12の外部に排出される空気の流量が低下してしまう。すなわち、微小粒子捕集ダクト70は、UFP等の物質を捕集する能力を有するが、冷却能力が低下しており、加熱定着後の用紙によって、微小粒子捕集ダクト70の内部の温度が高温になるという問題がある。一方、第1のダクト90には、フィルタが設けられていないので、第1のダクト90から装置本体12の外部に排出される空気の流量を確保することができる。ここで、微小粒子捕集ダクト70と、第1のダクト90とは、熱伝導率の高い材料によって構成される分離部材80を隔てて隣り合うように設けられる。すなわち、微小粒子捕集ダクト70と、第1のダクト90とは、分離部材80を介して間接的に熱的に結合された状態(熱結合状態)であり、微小粒子捕集ダクト70と、第1のダクト90との間では、相互に熱の受け渡しが可能である。したがって、微小粒子捕集ダクト70の内部の熱を、分離部材80を介して第1のダクト90を流れる空気に伝え、その空気を装置本体12の外部に排出することによって、微小粒子捕集ダクト70の内部が高温になることを抑制できる。すなわち、微小粒子捕集ダクト70の熱を第1のダクト90に放熱させて、微小粒子捕集ダクト70の冷却能力の低下を補うことができる。また、分離部材80には凹凸が形成されているので、分離部材80の表面積が大きくなり、微小粒子捕集ダクト70の放熱効果を高めることができる。
以上のように、第1のダクト90は、定着ユニット44の熱が画像形成装置100の他のコンポーネントに伝わらないように断熱する断熱効果、および画像形成装置100の機内温度の上昇を抑制する冷却効果を有する。ここで、第1のダクト90の吸気口92aは、定着ユニット44よりも用紙搬送方向の上流側に形成されるので、比較的温度の低い空気を第1のダクト90の内部に取り込むことができる。このため、上述の断熱効果および冷却効果を効率よく得ることができる。また、定着ユニット44よりも用紙搬送方向の上流側では、UFP等の物質は発生していないので、UFP等の物質が第1のダクト90に流入し、装置本体12の外部に排出されることがない。
[第2実施例]
第2実施例の画像形成装置100は、微小粒子捕集ダクト70および第1のダクト90に空気を送る送風部110をさらに備えるようにした以外は、第1実施例の画像形成装置100と同じであるため、第1実施例と異なる内容について説明し、重複した説明については省略することにする。
図6は第2実施例の送風部110および排気部10の構造を示す概略断面図である。図7は第2実施例の第1のダクト90および第2のダクト112が連結されない場合の空気の流れを示す概略図である。図8は第2実施例の第1のダクト90および第2のダクト112が連結された場合の空気の流れを示す概略図である。
図6に示すように、送風部(送風装置)110は、第2のダクト112を含む。第2のダクト112は、第2ダクト形成部材116によって形成され、装置本体12の外部の空気(フレッシュエア)を微小粒子捕集ダクト70および第1のダクト90に導くためのダクトである。第2のダクト112の一方端部は、装置本体12の左側面の前面側端部に設けられた通気部(図示せず)に接続され、装置本体12の通気部を介して装置本体12の外部に連通される。
また、第2のダクト112における装置本体12の通気部の下流側には、吸気ファン114が設けられる。吸気ファン114は、軸流ファンであり、たとえばプロペラファンである。また、吸気ファン114の排気方向は、右側に設定される。したがって、吸気ファン114は、装置本体12の外部の空気を前記通気部から吸引し、第2のダクト112の内部に送る。吸気ファン114は、画像形成装置100の制御部によって制御され、制御部の指示に応じて作動および停止される。
さらに、図7および図8に示すように、第2のダクト112は、吸気ファン114よりも空気流の下流側において、分離壁118によって、第2ダクトA部(ダクト拡大部)120と、第2ダクトB部130とに分岐(分離)される。第2ダクトA部120は、その下流側端部が第1のダクト90に連通され、第2ダクトB部130は、その下流側端部が微小粒子捕集ダクト70に連通される。したがって、吸気ファン114によって第2のダクト112の内部に送られた(供給された)空気は、第2ダクトA部120を通って第1のダクト90に送られ、第2ダクトB部130を通って微小粒子捕集ダクト70に送られる。
第2ダクトB部130は、装置本体12の内部の前面側を右側に延びて、微小粒子捕集ダクト70の前面側の端部に連通される。図6に示されるように、微小粒子捕集ダクト70の前面側の端部には、第2ダクトB部130に連通される流入口が形成される。したがって、微小粒子捕集ダクト70には、流入口から、吸気ファン114によって送られる空気が流入する。
第2ダクトA部120は、装置本体12の内部(排紙トレイ50の下方)を右側に延び、かつ、右側(第1のダクト90との連通部)に向かうにつれて前後方向(背面側)に流路が拡大するように形成される。そして、第2ダクトA部120の下流側端部は、第1のダクト90の下側に入り込み、複数の吸気口92aを介して第1のダクト90に連通される。ただし、第2ダクトA部120の下流側端部は、前後方向において、第1のダクト90の全ての吸気口92aを含むように形成される。したがって、第1のダクト90には、各吸気口92aから、吸気ファン114によって送られる空気が流入する。すなわち、第2のダクト112(第2ダクトA部120)および第1のダクト90によって構成される一連のダクト(通気路)は、吸気ファン114と第1排気ファン86とが直列配置されたプッシュプル構造となっている。このため、各吸気口92aを通過する空気流量を十分確保することができる。
また、第2ダクトA部120には、複数の分流整流リブ(整流板)122と、分流リブ(分流板)124とが設けられる。複数の分流整流リブ122は、第2ダクトA部120の下流側端部、すなわち第1のダクト90との連結部に配置される。複数の分流整流リブ122のそれぞれは、左右方向に延びる板状のリブであり、互いに所定の間隔を隔てて略平行に設けられる。第2ダクトA部120を流れる空気は、複数の分流整流リブ122よりも上流側においては、図6に示すように、右側から背面側にかけて放射状に流れ、複数の分流整流リブ122の各々によって向きが右方向(第1のダクト90における空気流の向きに垂直な方向)に変えられて、複数の吸気口92aに導かれる。
ただし、分流整流リブ122は、整流リブA(整流板)122aと、整流リブB(整流板)122bとを含む。整流リブB122bは、整流リブA122aよりも上流側に長く設定される。このため、整流リブB122bでは、整流リブA122aよりも多くの空気を流すことができる。したがって、所定の位置に整流リブB122bを配置することによって、第1排気ファン86から遠い吸気口92aを通過する空気流量を多くすることもできる。たとえば、前面側(吸気ファン114に近い方)から2番目および5番目の分流整流リブ122が整流リブB122bで構成され、それ以外の分流整流リブ122が整流リブA122aで構成される。
また、分流リブ124は、分流整流リブ122よりも空気流の上流側であって、第2ダクトA部120の流路が拡大する部分に配置される。この分流リブ124は、複数の分流整流リブ122のうち、吸気ファン114から遠い位置に配置された分流整流リブ122に空気を送り、複数の吸気口92aのそれぞれにバランスよく空気が流れるようにするために設けられる。
図6ないし図8に示すように、複数の吸気口92aの各々は、第1排気ファン86までの距離が互いに異なるように配置される。また、複数の吸気口92aの各々は、吸気ファン114までの距離が互いに異なるように配置される。
したがって、図7に示すように、第1のダクト90では、複数の吸気口92aのうち、第1排気ファン86までの距離が短い(第1排気ファン86から近い)吸気口92aと、第1排気ファン86までの距離が長い(第1排気ファン86から遠い)吸気口92aとでは、管路抵抗(管摩擦損失)が異なり、第1排気ファン86によって吸引される空気流量(吸気量)が不均一となる。このため、第1排気ファン86に近い背面側の吸気口92aでは、空気流量が確保できるが、第1排気ファン86から遠い前面側の吸気口92aでは、空気流量が減少してしまう。特に、前面側の吸気口92aの空気流量が減少してしまうと、第1ダクトB部904に流入する空気が少なくなり、この第1ダクトB部904の断熱性が悪くなる。
また、第2のダクト112では、第2のダクト112の下流側端部(第1のダクト90との連通部)の前面側と背面側では、吸気ファン114までの距離が異なり、管路抵抗の差が生じるので、吸気ファン114によって送り込まれる空気流量(各吸気口92aに導かれる空気の量)が不均一となる。このため、吸気ファン114に近い前面側の吸気口92aに導かれる空気流量は確保できるが、吸気ファン114から遠い背面側の吸気口92aに導かれる空気流量は減少してしまう。
このように、背面側の吸気口92aでは、第1排気ファン86によって吸引される空気流量が多い反面、吸気ファン114によって送り込まれる空気流量が少ない。一方、前面側の吸気口92aでは、第1排気ファン86によって吸引される空気流量が少ない反面、吸気ファン114によって送り込まれる空気流量が多い。
図8に示すように、このような特性を有する第1のダクト90と、第2のダクト112とが連結されることによって、各吸気口92aにおいて、第1排気ファン86によって吸引される空気流量と吸気ファン114によって送り込まれる空気流量とを合計した空気流量を均一化させることができる。すなわち、各吸気口92aを通過する空気流量を均一化させることができる。
また、第2実施例では、複数の分流整流リブ122によって、第1排気ファン86から遠い吸気口92aを通過する空気流量を多くすることができる。このため、管路抵抗の差によって第1排気ファン86から遠い吸気口92aを通過する空気流量が減少することを補って、各吸気口92aを通過する空気流量を均一化させることができる。
[第3実施例]
第3実施例の画像形成装置100は、第1のダクト90と第2のダクト112とをプロセスユニット64の一部が連結するようにした以外は、第2実施例の画像形成装置100と同じであるため、第2実施例と異なる内容について説明し、重複した説明については省略することにする。
図9は第3実施例の第2のダクト112の構造を示す概略斜視図である。図10は第3実施例においてプロセスユニット64が挿入される前の第1のダクト90および第2のダクト112の構造を示す概略断面図である。図11(A)は第3実施例においてプロセスユニット64が挿入される前の第1のダクト90および第2のダクト112の構造を示す概略図である。図11(B)は第3実施例においてプロセスユニット64が挿入された後の第1のダクト90および第2のダクト112の構造を示す概略図である。図12は第3実施例においてプロセスユニット64が挿入された後の第1のダクト90および第2のダクト112の構造を示す概略断面図である。なお、図8と図11は、第1ダクトと第2のダクトの係合状態を分かりやすく説明するために1つの平面上で係合しているように図示しているが、実際には第1のダクトは、紙面に対して垂直方向に角度を持って設置係合されている。
図9および図10に示すように、第3実施例では、第1のダクト90と第2のダクト112との間(連通部)に、間隙(開口部)126が形成される。この間隙126は、第2ダクト形成部材116に形成された開口部によって形成される。また、間隙126は、第2ダクトA部120の下流側端部において前後方向の全体に亘って形成される。さらに、図10に示すように、間隙126は、第1のダクト90の下方に形成され、複数の吸気口92aおよび第1のダクト90(第1ダクトB部904)の底壁に対向するように形成される。
また、図11(A)および図11(B)に示すように、プロセスユニット64は、前後方向に挿抜可能に設けられる。プロセスユニット64は、間隙126の下方に前面側から背面側に向かって挿入され、装置本体12に装着される。図11(A)に示すように、プロセスユニット64が装置本体12に装着される前の状態では、間隙126は解放されている。一方、図11(B)に示すように、プロセスユニット64が装置本体12に装着された状態では、プロセスユニットは、連通部と隣り合う位置に配置され、プロセスユニット64の天壁(対向壁部)642が間隙126を封止するように構成される。すなわち、プロセスユニット64の天壁642が連通部の壁面を形成し、このプロセスユニット64の天壁642によって、第1のダクト90と第2のダクト112とが連結される。
さらに、プロセスユニット64の天壁642には、左右方向に延びる2つのリブ648が形成されている。2つのリブ648の一方は、第1のダクト90(第1ダクトA部902)の上流側端部の前壁と、第2のダクト112(第2ダクトA部120)の下流側端部の前壁とを隙間なく連結するように天壁642の前面側に形成される。2つのリブ648の他方は、第1のダクト90の上流側端部の後壁と、第2のダクト112の下流側端部の後壁とを隙間なく連結するように天壁642の背面側に形成される。2つのリブ648によって、空気が前面側および背面側に漏れないように構成されている。この2つのリブ648は、壁状であってもよい。
また、図12に示すように、プロセスユニット64の天壁642の一方端部(空気流の下流側(右側)端部)には、係合片644が形成され、他方端部(空気流の上流側(左側)端部)には、係合片646が形成される。係合片644および係合片646の各々は、天壁642の一部であり、係合片644は、空気流の下流側に向かって延びる板状に形成され、係合片646は空気流の上流側に向かって延びる板状に形成される。また、係合片644および係合片646の各々は、プロセスユニット64の前後方向において、少なくとも2つのリブ648の間に亘って形成される。
さらに、間隙126を形成する開口端の空気流の下流側端部には、係合片644に係合する係合部1262が形成され、間隙126を形成する開口端の空気流の上流側端部には、係合片646に係合する係合部1264が形成される。係合部1262は、空気流の上流側に向けて開かれたU字状の断面を有し、係合部1264は、空気流の下流側に向けて開かれたU字状の断面を有する。係合部1262および係合部1264のそれぞれは、前後方向に延びる。プロセスユニット64が装置本体12に装着された状態では、係合片644と係合部1262とが係合され、係合片646と係合部1264とが係合される。すなわち、係合片644と係合部1262とが係合し、係合片646と係合部1264とが係合することによって、間隙126から空気が漏れないように構成されている。
ただし、係合片644は、係合部1262に対して摺動可能であり、係合片646は、係合部1264に対して摺動可能である。したがって、係合片644と係合部1262とが係合し、係合片646と係合部1264とが係合した状態で、プロセスユニット64は前後方向に摺動可能であり、装置本体12に挿入されたり、装置本体12から引き抜かれたりする。すなわち、係合片644、係合片646、係合部1262および係合部1264のそれぞれは、プロセスユニット64の挿抜ガイド部(案内ガイド)としても機能する。
そして、プロセスユニット64が装置本体12に装着(設置)されたときには、係合片644と646がプロセスユニット64の自重でU字状に形成された係合部1262と1264とにそれぞれ密着するので空気を漏れにくくすることができる。
さらに、プロセスユニット64は、天壁642の内側に、クリーナユニット38のクリーニングブレード382と、回収トナー搬送部材384とを備える。そして、天壁642は、クリーニングブレード382と回収トナー搬送部材384に近付くように、下方に傾斜する傾斜面6422,6423を備える。これらの傾斜面6422,6423は、複数の吸気口92aよりも空気の流れの上流側であって、第1のダクト90(第1ダクトA部902)の底壁の略真下に形成される。このため、プロセスユニット64の天壁642の上方を通過する空気は、傾斜面6422,6423に沿って下側に湾曲するように流れ、ひいては傾斜面6422,6423の近くに配置されたクリーニングブレード382と回収トナー搬送部材384を効果的に冷却することができる。そのため、クリーニング装置回収したトナーが定着部の熱で溶け、融着することで発生するクリーニング不良や、回収トナーの搬送不良を効果的に防止することができるようになる。
なお、クリーニングブレード382および回収トナー搬送部材384のどちらか片側だけを冷却したい場合や、両者が比較的天壁642に近い位置に配置される場合は、天壁642に凹んだ傾斜部を設けず平らに形成してもよい。
また、図10および図12に示すように、間隙126には、プロセスユニット64側に突出した案内部128が備えられていてもよい。案内部128は、プロセスユニット64側に向かって下方に傾斜する傾斜面を備えるので、間隙126を流れる空気を、プロセスユニット64側に向けて流すことができ、プロセスユニット64の天壁642を効果的に冷却できるようになる。
この第3実施例では、第1のダクト90と第2のダクト112との間に間隙126が形成され、プロセスユニット64の天壁642が間隙126を封止するようにしたので、プロセスユニット64の天壁642に間隙126部を流れる空気が直接触れるので、プロセスユニット64における温度上昇を効果的に抑制することができる。
また、第3実施例では、プロセスユニット64の天壁642に傾斜面6422,6423が形成されることによって、プロセスユニット64の天壁642の上方を通過する空気の流れを、クリーナユニット38に近づくように湾曲させる(プロセスユニット64の内側に凹ませている)。このため、クリーナユニット38を効果的に冷却して、クリーナユニット38における温度上昇を抑制し、クリーニング不良や回収トナーの搬送不良を防止することができる。
[第4実施例]
第4実施例の画像形成装置100は、プロセスユニット64の天壁642に、複数の整流リブ6424が形成されるようにした以外は、第3実施例の画像形成装置100と同じであるため、第3実施例と異なる内容について説明し、重複した説明については省略することにする。
図13は第4実施例のプロセスユニット64の構造を示す概略斜視図である。図14は第4実施例の第2のダクト112の構造を示す概略斜視図である。
図13に示すように、第4実施例では、プロセスユニット64の天壁642に、複数の整流リブ6424が形成される。複数の整流リブ6424のそれぞれは、第1のダクト90と第2のダクト112との連通部を流れる空気の流れに沿って左右方向に延びる板状のリブであり、天壁642の傾斜面6422に互いに所定の間隔を隔てて略平行に配置される。すなわち、図14に示すように、複数の整流リブ6424のそれぞれは、複数の分流整流リブ122に対して平行に配置される。また、複数の整流リブ6424のそれぞれは、前後方向において分流整流リブ122とは異なる位置に配置される。すなわち、複数の整流リブ6424と、分流整流リブ122とは前後方向において互い違いに配置される。そして、この複数の整流リブ6424は、間隙126部に設けられた案内部128との間に隙間を形成するように形成される。
この第4実施例では、プロセスユニット64の天壁642に、複数の整流リブ6424が形成されるので、プロセスユニット64の天壁642の表面積が増大する。このため、プロセスユニット64における温度上昇を効果的に抑制することができる。
なお、上記の各実施例では、画像形成装置100が複合機として構成されているが、本発明の画像形成装置は、プリンタ、複写機またはファクシミリとして構成されてもよい。
また、上記の各実施例では、画像形成装置100がモノクロ複合機として構成されているが、本発明の画像形成装置は、カラー印刷機またはカラー複合機として構成されてもよい。
さらに、上述の実施例で挙げた具体的な形状等は一例であり、実際の製品に応じて適宜変更することが可能である。
100…画像形成装置
10 …排気部
12 …装置本体
38 …クリーナユニット(クリーニング手段)
44 …定着ユニット(定着部)
70 …微小粒子捕集ダクト
90 …第1のダクト
64 …プロセスユニット
82 …微小粒子捕集ダクトファン
84 …フィルタ
86 …第1排気ファン(排気ファン)
92a…複数の吸気口
110…送風部
112…第2のダクト
114…吸気ファン
120…第2ダクトA部(ダクト拡大部)
122a…整流リブ(整流板)
122b…整流リブ(整流板)
124…分流リブ(分流板)
128…案内部
130…第2ダクトB部
642…天壁(対向壁部)
902…第1ダクトA部(定着側面ダクト部)
904…第1ダクトB部(定着天面ダクト部)

Claims (15)

  1. 装置本体と、前記装置本体の内部に設けられ、記録媒体に転写されたトナー像を加熱して定着させる定着部とを備える画像形成装置に用いられるダクト機構であって、
    前記定着部と隣り合う位置に配置される第1のダクトと、
    前記第1のダクトの空気を前記装置本体の外部に排出する排気ファンとを備え、
    前記第1のダクトの内部は、複数の空気流路に分割されている、ダクト機構。
  2. 前記第1のダクトは、前記定着部の一側面に沿う定着側面ダクト部と、前記定着側面ダクト部から分かれ、前記定着部の天面に沿う定着天面ダクト部とを含む、請求項1に記載のダクト機構。
  3. 前記定着天面ダクト部の定着部側壁は、耐熱性を有する材料によって構成される、請求項2に記載のダクト機構。
  4. 前記第1のダクトは、前記定着部の記録用紙搬送方向の上流側に前記定着部の長手方向に沿って配置された複数の吸気口を有する、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のダクト機構。
  5. 前記画像形成装置は、少なくとも感光体表面の残留トナーを除去するクリーニング手段を含むプロセスユニットをさらに備え、
    前記複数の吸気口は、前記プロセスユニットの前記定着部側の側面部の空気を吸引するように設けられる、請求項4に記載のダクト機構。
  6. 前記第1のダクトの前記複数の吸気口に連通する連通部を有し、当該連通部を介して当該第1のダクトと連通する第2のダクト、および
    前記第2のダクトに設けられ、前記装置本体の側面に設けられた通気部から当該装置本体の外部の空気を吸引して前記第1のダクトに送る吸気ファンをさらに備える、請求項4に記載のダクト機構。
  7. 前記複数の吸気口は、前記排気ファンまでの距離が互いに異なるように形成され、
    前記吸気ファンは、前記複数の吸気口のうち、前記排気ファンから最も遠い位置にある吸気口側に配置される、請求項6に記載のダクト機構。
  8. 前記吸気ファンは、前記複数の吸気口の各々が、前記排気ファンから遠くなるにつれて、前記吸気ファンに近くなるように配置される、請求項7に記載のダクト機構。
  9. 前記第2のダクトは、前記連通部に向かって流路が順次広がるダクト拡大部を有し、
    前記ダクト拡大部には、前記第1のダクトの吸気部側に互いに平行に設けられる複数の整流板と、前記複数の整流板のうち、前記吸気ファンから遠い位置に配置された整流板に空気を送るための分流板とが設けられる、請求項6ないし8のいずれか1項に記載のダクト機構。
  10. 前記画像形成装置は、少なくとも感光体表面の残留トナーを除去するクリーニング手段を含むプロセスユニットをさらに備え、
    前記第2のダクトから送られてきた空気が、前記プロセスユニットの定着部側の側面部を通過して前記複数の吸気口から前記第1のダクトに流れ込むように構成される、請求項6ないし9のいずれか1項に記載のダクト機構。
  11. 前記画像形成装置は、少なくとも感光体表面の残留トナーを除去するクリーニング手段を備えたプロセスユニットをさらに備え、
    前記連通部には、少なくとも一部が開口された開口部が形成され、
    前記プロセスユニットは、前記連通部と隣り合う位置に配置され、
    前記プロセスユニットの前記開口部と対向する壁部は、前記開口部を封止し前記連通部の壁面を形成する対向壁部である、請求項6ないし9のいずれか1項に記載のダクト機構。
  12. 前記画像形成装置は、少なくとも感光体表面の残留トナーを除去するクリーニング手段を備えたプロセスユニットをさらに備え、
    前記連通部には、少なくとも一部が開口された開口部が形成され、
    前記プロセスユニットは、前記連通部と隣り合う位置に配置され、前記開口部と対向する位置に、前記開口部と連通した連通空間を形成する対向壁部を有する、請求項6ないし9のいずれか1項に記載のダクト機構。
  13. 前記対向壁部の一部が、前記プロセスユニットを前記画像形成装置に取り付ける際の案内ガイド部の一部であり、当該案内ガイド部によって、前記開口部が封止される、請求項11または12に記載のダクト機構。
  14. 前記対向壁部は、前記プロセスユニットの内側に凹んだ傾斜面を有する、請求項11ないし13のいずれか1項に記載のダクト機構。
  15. 前記対向壁部は、前記連通部を流れる空気の流れに沿って延びるリブを有する、請求項11ないし14のいずれか1項に記載のダクト機構。
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