JP2023035446A - 画像形成装置 - Google Patents

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Figure 2023035446000001
【課題】1つの吸気ファンで装置内を効率よく冷却できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置10は、第1および第2のユニット収容室、用紙搬送路L1、第1吸気口82aと第1吹出口82bとを有し、吸気ファン80が設けられる第1ダクト82、および第2吸気口84aと第2吹出口84bとを有する第2ダクト84を備える。第1ユニット収容室は、第2吸気口と隣り合う第1開口70aと、第2ダクト84と連通する第2開口70bとを有し、第1ユニットを第1ユニット収容室に収容した状態で、第1開口から第1ユニット収容室内を通って第2開口まで延びる第3ダクト86が形成される。
【選択図】図1

Description

この発明は画像形成装置に関し、特にたとえば、装置本体に対して第1ユニットおよび第2ユニットが着脱可能に設けられる、画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置の一例が特許文献1に開示されている。特許文献1の画像形成装置は、筐体の外部から取り入れた空気を内部へ送るダクトと、ダクトの上流端に設けられた送風ファン(吸気ファン)と、ダクトの壁面に対向して設けられたトナーボトルと、トナーボトルよりも下流側に設けられた定着部(定着ユニット)とを備えている。特許文献1の技術では、ダクトがファン設置部よりも断面積が小さい部品対向部を有しており、部品対向部の壁部を介してトナーボトル周辺空気の熱を吸熱することで、トナーボトルが高温になることを防止している。
特開2019-101172号公報
特許文献1の技術では、定着ユニットの周辺部を冷却するためのダクトおよび吸気ファンとは別に、プロセスユニットを冷却するための補助ダクトおよび補助ファンが設けられる。ここで、低コスト化の観点からは、吸気ファンの数をできるだけ低減することが望ましい。しかしながら、単に吸気ファンの数を減らしてダクトを一本化するだけだと、ダクトの経路が長くかつ複雑となるため、ダクトの下流側まで適切に送風できない恐れがある。このため、1つの吸気ファンで画像形成装置の装置本体内を効率よく冷却できる技術が望まれる。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、画像形成装置を提供することである。
この発明の他の目的は、1つの吸気ファンで装置本体内を効率よく冷却できる、画像形成装置を提供することである。
第1の発明は、装置本体に対して第1ユニットおよび第2ユニットが着脱可能に設けられる画像形成装置であって、装置本体に設けられ、第1ユニットが収容される第1ユニット収容室、装置本体の第1ユニット収容室と隣り合う位置に設けられ、第2ユニットが収容される第2ユニット収容室、画像を形成する用紙を第1ユニットおよび第2ユニットを経由させて排紙部に送るための用紙搬送路、装置本体の一方側面から第1ユニット収容室の近傍位置まで延びるように設けられ、装置本体の外部と連通する第1吸気口と、第1ユニット収容室に向かって開口する第1吹出口とを有する第1ダクト、第1ダクトに設けられ、第1吸気口から空気を取り入れて第1吹出口に送る吸気ファン、および第1ユニット収容室および第2ユニット収容室の外側面に沿って延びるように設けられ、第1吹出口と対向する位置に形成される第2吸気口と、用紙搬送方向における第2ユニット収容室の下流側において用紙搬送路に向かって開口する第2吹出口とを有する第2ダクトを備え、第1ユニット収容室は、第1吹出口と対向する位置において第2吸気口と隣り合って形成される第1開口と、第2吸気口と第2吹出口との間の位置で第2ダクトと連通する第2開口とを有し、第1ユニットを第1ユニット収容室に収容した状態において、第1開口から当該第1ユニット収容室内を通って第2開口まで延びる第3ダクトが形成される、画像形成装置である。
第1の発明では、吸気ファンを駆動させると、装置本体外の空気が第1吸気口から第1ダクト内に取り入れられ、第1吹出口から吹き出される。第1吹出口から吹き出された空気は、その一部が第2吸気口から第2ダクト内に流入し、他の一部が第1開口から第3ダクト内に流入する。第2ダクト内に流入した空気は、複雑な経路を辿ることなく第2吹出口に至るので、十分な量の空気が第2ユニットの周辺部、特に第2ユニット後の用紙搬送路まで送られる。一方、第3ダクト内に流入した空気は、第1ユニットを冷却しつつ第2開口に至り、第2開口から吹き出されて第2ダクト内を流れる空気と合流する。
第1の発明によれば、1つの吸気ファンで第1ユニットを適切に冷却しつつ、十分な量の空気を第2ユニット後の用紙搬送路まで送ることができる。すなわち、1つの吸気ファンで装置本体内を効率よく冷却できる。
第2の発明は、第1の発明に従属し、第1ユニットは、当該第1ユニット内を貫通するように設けられるダクト部を有し、第1ユニットを第1ユニット収容室に収容した状態において、ダクト部が第1開口と第2開口との間に配置されて第3ダクトを構成する。
第2の発明によれば、第1ユニット内に配置された部品を効率よく冷却できる。
第3の発明は、第1または第2の発明に従属し、第2ダクトの第2吸気口から第2開口までの部分における最小流路断面積は、第3ダクトの最小流路断面積よりも大きい。
第3の発明によれば、第3ダクトよりも第2ダクト側に多くの空気が流れるので、より多くの空気を第2ユニット後の用紙搬送路まで送ることができる。また、第2開口部分において発生する負圧により、第3ダクト内の空気を第2開口から第2ダク内に効率よく吸い上げることができるので、第1ユニットを効率よく冷却できる。
第4の発明は、第1から第3のいずれかの発明に従属し、第2ダクトは、第1ユニット収容室と第2ユニット収容室との間を仕切るように突出する窪み部を有する。
第4の発明によれば、第1ユニットと第2ユニットとの間を断熱できる。
第5の発明は、第1から第4のいずれかの発明に従属し、第1ユニット収容室および第2ユニット収容室の第2ダクト側の壁部は、第2ダクトを形成する壁部の一部として用いられる。
第6の発明は、第1から第5のいずれかの発明に従属し、第2開口の両側縁部には、第1ユニット収容室に対する第1ユニットの取り付けを案内する一対のレール部が設けられ、第1ユニットを第1ユニット収容室に収容した状態において、当該第1ユニットの第2ダクト側の壁部が第2ダクトを形成する壁部の一部として用いられる。
第7の発明は、第1から第6のいずれかの発明に従属し、第1ユニットは、像担持体を含むプロセスユニットであり、第2ユニットは、熱源を含む定着ユニットである。
第8の発明は、第1から第7のいずれかの発明に従属し、第1ユニット収容室に対して第1ユニットとは個別に着脱可能に収容される第3ユニットを備え、第3ユニットは、プロセスユニットを挟んで定着ユニットの反対側に配置される現像ユニットであり、第1吹出口と第2吸気口および第1開口との間には、像担持体に対する画像書込み光路用の空間が形成される。
この発明によれば、1つの吸気ファンで第1ユニットを適切に冷却しつつ、十分な量の空気を第2ユニット後の用紙搬送路まで送ることができる。すなわち、1つの吸気ファンで装置本体内を効率よく冷却できる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う後述の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この発明の第1実施例の画像形成装置の内部構造を概略的に示す図解図である。 装置本体からプロセスユニット、現像ユニットおよび定着ユニットを取り外した状態の画像形成装置を概略的に示す図解図である。 画像形成装置が備える本体フレームの一部を示す斜視図である。 本体フレームのユニット収容室にプロセスユニット、現像ユニットおよび定着ユニットを取り付けるときの様子を示す斜視図である。 プロセスユニットを示す斜視図である。 プロセスユニットを示す断面図である。 本体フレームのユニット収容室にプロセスユニット、現像ユニットおよび定着ユニットを取り付けた状態を示す斜視図である。 本体フレームのユニット収容室にプロセスユニット、現像ユニットおよび定着ユニットを取り付けた状態を示す断面図である。 この発明の第2実施例の画像形成装置において、装置本体からプロセスユニットおよび定着ユニットを取り外した状態を概略的に示す図解図である。 この発明の第3実施例の画像形成装置の内部構造を概略的に示す図解図である。
[第1実施例]
図1および図2を参照して、この発明の第1実施例である画像形成装置10は、複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能などを有するモノクロ複合機であって、電子写真方式によって記録媒体に対して単色の画像を形成する。詳細は後述するように、画像形成装置10は、第1ユニットの一例であるプロセスユニット50と、第2ユニットの一例である定着ユニット42とを備える。また、画像形成装置10は、吸気ファン80(送風ファン)を用いて装置本体12内に外気を取り込むダクト機構100を備える。このダクト機構100は、主として、プロセスユニット50の冷却、定着ユニット42の断熱、および定着後の用紙搬送路L1の冷却に用いられる。
なお、この明細書では、ユーザの立ち位置に対向する面、つまり図示しない操作ユニットが設けられる側の面を前面(正面)として画像形成装置10およびその構成部材の前後方向(奥行方向)を規定する。また、画像形成装置10およびその構成部材の左右方向(横方向)は、前面側から画像形成装置10を見た状態を基準として規定する。
先ず、画像形成装置10の構成について概略的に説明する。図1および図2に示すように、画像形成装置10は、装置本体12およびその上方に配置される画像読取装置14を含む。
画像読取装置14は、透明材によって形成される原稿載置台16を備える。原稿載置台16の上方には、ヒンジ等を介して原稿押えカバー18が開閉自在に取り付けられる。図示は省略するが、この原稿押えカバー18には、自動原稿送り装置(ADF)を設けることもできる。また、原稿載置台16の前面側には、ユーザによる印刷開始指示などの入力操作を受け付ける操作ユニットが設けられる。操作ユニットには、タッチパネル付きのディスプレイおよび各種の操作ボタン等が設けられる。
また、画像読取装置14には、光源、複数のミラー、結像レンズおよびラインセンサ等を備える画像読取部20が内蔵される。画像読取部20は、原稿表面を光源によって露光し、原稿表面から反射した反射光を複数のミラーによって結像レンズに導く。そして、結像レンズによって反射光をラインセンサの受光素子に結像させる。ラインセンサでは、受光素子に結像した反射光の輝度や色度が検出され、原稿表面の画像に基づく画像データが生成される。ラインセンサとしては、CCD(Charge Coupled Device)またはCIS(Contact Image Sensor)等が用いられる。
装置本体12は、筐体22を備える。筐体22は、その骨格をなすと共に各コンポーネントを支持する本体フレーム24(図3参照)と、本体フレーム24の外側面を覆う外装部材(図示せず)とによって構成される。この筐体22内(つまり装置本体12内)には、CPUおよびメモリ等を含む制御部(図示せず)、および画像形成部26などが設けられる。制御部は、操作ユニットへの入力操作などに応じて、画像形成装置10の各部位に制御信号を送信し、画像形成装置10に種々の動作を実行させる。
画像形成部26は、露光ユニット28、現像ユニット30、感光体ドラム32、クリーニングユニット34、帯電ユニット36、トナー補給装置38、転写ユニット40および定着ユニット42等を備え、給紙トレイ44等から搬送される用紙上に画像を形成し、画像形成済みの用紙を排紙トレイ46に排出する。用紙上に画像を形成するための画像データとしては、画像読取部20で読み取った画像データまたは外部コンピュータから送信された画像データ等が利用される。なお、この第1実施例では、感光体ドラム32、クリーニングユニット34および帯電ユニット36は、一体化(カートリッジ化)されており、これらによってプロセスユニット50が構成される。
感光体ドラム32は、導電性を有する円筒状の基体の表面に感光層が形成された像担持体であって、回転軸が前後方向に延びるように設けられる。帯電ユニット36は、帯電ローラ52およびクリーニングローラ54(図6参照)等を備え、感光体ドラム32の表面を所定の電位に帯電させる。帯電部材として帯電ローラ52を採用することで、放電タイプのものと比較して、オゾンの発生量を大幅に減少させることができる。
露光ユニット28は、レーザダイオードおよびポリゴンミラー等を備えたレーザスキャニングユニット(LSU)として構成され、感光体ドラム32の左側に所定間隔をあけて配置される。露光ユニット28は、帯電された感光体ドラム32の表面を露光することによって、画像データに応じた静電潜像を感光体ドラム32の表面に形成する。
現像ユニット30は、現像槽56および現像ローラ58等を備え、感光体ドラム32の下側に配置される。現像ユニット30は、感光体ドラム32の表面にトナーを供給し、感光体ドラム32の表面に形成された静電潜像をトナーによって顕像化する(トナー像を形成する)。なお、現像槽56の内部には、トナー濃度を検知するトナー濃度検知センサが設けられている。このトナー濃度検知センサによって検知されたトナー濃度が所定値よりも低くなると、トナー補給装置38から現像槽56にトナーが補給される。
クリーニングユニット34は、感光体ドラム32の表面に当接するクリーニングブレード60および搬送スクリュ62(図6参照)等を備え、現像および画像転写後における感光体ドラム32の表面に残留したトナーを除去する。
転写ユニット40は、転写ローラ64を備え、感光体ドラム32の右側に配置される。転写ローラ64は、感光体ドラム32の表面に形成されたトナー像を用紙に転写するための部材であって、感光体ドラム32を押圧するように設けられる。画像形成時には、転写ローラ64に所定の電圧が印加されることによって、感光体ドラム32と転写ローラ64との間に転写電界が形成される。そして、この転写電界の作用により、感光体ドラム32と転写ローラ64との間のニップ域(転写ニップ部)を用紙が通過する間に、感光体ドラム32の外周面に形成されたトナー像が用紙に転写される。
定着ユニット42は、加熱体の一例である加熱ローラ66および加圧ローラ68等を備え、プロセスユニット50および転写ユニット40の上方に配置される。加熱ローラ66は、内部に設けられた熱源によって所定の定着温度となるように加熱される。そして、加熱ローラ66と加圧ローラ68との間のニップ域(定着ニップ部)を用紙が通過することによって、用紙に転写されたトナー像が溶融、混合および圧接されて、用紙に対してトナー像が熱定着される。
また、筐体22内には、給紙トレイ44等から搬送される用紙をレジストローラ、転写ニップ部および定着ニップ部を経由させて、つまりプロセスユニット50および定着ユニット42を経由させて排紙トレイ46(排紙部)に送るための第1用紙搬送路L1が形成される。また、用紙に対して両面印刷を行う際に、片面印刷が終了して定着ユニット42を通過した後の用紙を、転写ニップ部の用紙搬送方向の上流側において第1用紙搬送路L1に戻すための第2用紙搬送路L2が形成される。この第1用紙搬送路L1および第2用紙搬送路L2には、用紙に対して補助的に推進力を与えるための複数の搬送ローラが適宜設けられる。
さらに、筐体22内には、本体フレーム24によって形成されるユニット収容室が設けられる。このユニット収容室には、プロセスユニット50と第3ユニットの一例である現像ユニット30とを収容する第1ユニット収容室70、および定着ユニット42を収容する第2ユニット収容室72が含まれる。第1ユニット収容室70と第2ユニット収容室72とは、上下方向に隣り合うように配置され、後述する第1ダクト82に近い方の位置(つまり第2ユニット収容室72の下側)に第1ユニット収容室70が配置される。図3および図4からよく分かるように、現像ユニット30およびプロセスユニット50は、それぞれ個別に、第1ユニット収容室70に対して装置本体12の前面側から着脱可能である。また、定着ユニット42は、第2ユニット収容室72に対して装置本体12の右面側から着脱可能である。
図1および図2に戻って、筐体22の右側部には、定着ユニット42よりも上方に、排気ファン74およびフィルタ76が設けられる。排気ファン74は、遠心ファンまたは軸流ファンであって、主として定着ユニット42の上側(つまり定着後の用紙搬送路L1)の内気を装置本体12の外部に排出する。なお、排気ファンは、上述の制御部によって制御され、画像形成装置10の動作状態などに応じて、駆動されたり停止されたりする。フィルタ76は、微小粒子を捕集するためフィルタであって、揮発性有機化合物(VOC:Volatile Organic Compound)またはオゾンなどを捕集するためのVOC用の捕集フィルタ、および/または定着ユニット42で用紙やトナーが加熱されることで発生するUFP(超微粒子:Ultra Fine Particle)を捕集するためのUFP用の捕集フィルタを含む。
そして、この第1実施例では、装置本体12内に外気を取り込んでプロセスユニット50等のコンポーネントを冷却するダクト機構100を備える。上述のように、ダクト機構100は、主として、プロセスユニット50の冷却、定着ユニット42の断熱、および定着後の用紙搬送路L1の冷却を行う機構である。以下、ダクト機構100の構成について具体的に説明する。ただし、図7においては、ダクト機構100が見え易いように、現像ユニット30の前端部上部を省略している。
図1から図3に示すように、ダクト機構100は、1つの吸気ファン80と、第1ダクト82、第2ダクト84および第3ダクト86を含む一連のダクトとを備える。一連のダクトは、主として本体フレーム24によって形成される。
第1ダクト82は、露光ユニット28の下側に配置され、筐体22の左側面(一方側面)から第1ユニット収容室70の近傍位置まで延びるように設けられる。具体的には、第1ダクト82は、筐体22の前端部において右方向に延びた後、右斜め上方向に傾斜しつつ後ろ方向に拡がる平面視で略L字状に形成される。この第1ダクト82の左端部(送風方向における上流側端部)には、装置本体12の外部と連通する第1吸気口82aが形成され、第1ダクト82の右端部(送風方向における下流側端部)には、第1ユニット収容室70に向かって開口する第1吹出口82bが形成される。
この第1ダクト82内には、第1吸気口82aの近傍位置に、吸気ファン80が設けられる。吸気ファン80は、第1吸気口82aから空気(外気)を取り入れて第1吹出口82bに向けて送風する。吸気ファン80としては、プロペラファン等の軸流ファンが用いられる。ただし、吸気ファン80は、遠心ファンであってもよい。この吸気ファン80は、上述の制御部によって制御され、画像形成装置10の動作状態などに応じて、駆動されたり停止されたりする。
第2ダクト84は、第1ユニット収容室70および第2ユニット収容室72の左側に配置され、第1ユニット収容室70および第2ユニット収容室72の外側面に沿って上下方向に延びるように設けられる。この第2ダクト84は、第1吹出口82bと対向する位置に形成される第2吸気口84aと、用紙搬送方向における第2ユニット収容室72の下流側(つまり定着ユニット42の上側)において用紙搬送路L1に向かって開口する第2吹出口84bとを有する。この第2ダクト84を形成する壁部の一部として、第1ユニット収容室70および第2ユニット収容室72の第2ダクト84側の壁部が兼用される。
また、第2ダクト84は、第1ユニット収容室70と第2ユニット収容室72との間を仕切るように突出する窪み部84cを有する。第2ダクト84がこのような窪み部84cを有することで、第1ユニット収容室70と第2ユニット収容室72とが空気層(空気流路)によって仕切られる。したがって、定着ユニット42(特に加熱ローラ66)とプロセスユニット50と間が効果的に断熱されて、定着ユニット42の熱がプロセスユニット50に伝わることを適切に低減ないし防止できる。
一方、第1ユニット収容室70の左側面には、第1吹出口82bと対向する位置に、第2吸気口84aと隣り合うように第1開口70aが形成される。この第1開口70aおよび第2吸気口84aと第1吹出口82bとの間には、感光体ドラム32に対する画像書込み光路用の空間88が形成される。また、第1ユニット収容室70の上面(つまり第2吸気口84aと第2吹出口84bとの間の位置)には、第2ダクト84と連通する第2開口70bが形成される。この第2開口70bの両側縁部には、前後方向に延びる一対のレール部70cが形成される。一対のレール部70cは、後述するプロセスユニット50の一対の係止突起90bを係止して、第1ユニット収容室70に対するプロセスユニット50の取り付けを案内する。
また、第1ユニット収容室70に収容されるプロセスユニット50は、図5および図6に示すように、感光体ドラム32、クリーニングユニット34および帯電ユニット36等を備え、これらはプロセスユニットフレーム90によって所定の配置態様で一体的に保持される。プロセスユニットフレーム90は、下側開口の矩形箱状に形成されている。また、プロセスユニットフレーム90の天壁90aの両側縁部には、前後方向に延びる一対の係止突起90bが形成される。
また、プロセスユニット50には、その内部を貫通するようにダクト部92が設けられる。ダクト部92は、プロセスユニットフレーム90の左壁90c内面に沿って上下方向に延びるように設けられており、ダクト部92内には、帯電ユニット36が露出する。このダクト部92は、第1ユニット収容室70の第1開口70aと対応する位置に形成される第3吸気口92aと、第2開口70bと対応する位置に形成される第3吹出口92bとを有する。具体的には、第3吸気口92aは、左壁90cの下端と帯電ユニット36左下端との間の隙間によって形成され、第3吹出口92bは、天壁90aに前後方向に並ぶように設けられた複数の矩形孔によって形成される。また、ダクト部92は、第3吸気口92aと第3吹出口92bとの間に形成される補助吸気口92cを有する。補助吸気口92cは、左壁90cに前後方向に並ぶように設けられた複数の矩形孔によって形成される。
そして、図1、図7および図8に示すように、プロセスユニット50を第1ユニット収容室70に収容すると、ダクト部92が第1開口70aと第2開口70bとの間に配置されて、第1開口70aから第1ユニット収容室70内を通って第2開口70bまで延びる第3ダクト86が形成される。すなわち、この第1実施例では、プロセスユニット50に形成したダクト部92が第1ユニット収容室70内を通る第3ダクト86を構成する。また、プロセスユニット50を第1ユニット収容室70に収容した状態では、プロセスユニット50の第2ダクト84側の壁部(具体的には天壁90a)が第2ダクト84を形成する壁部の一部として用いられる。これにより、プロセスユニット50の上部、つまりクリーニングユニット34の搬送スクリュ62が第2ダクト84を流れる空気によって効果的に冷却される。
また、第2吸気口84aから第2開口70bまでの第2ダクト84の上流側部分(つまり第1ユニット収容室70の外部を通る空気流路)における最小流路断面積は、第3ダクト86(つまり第1ユニット収容室70の内部を通る空気流路)の最小流路断面積よりも大きい。つまり、第2ダクト84の上流側部分の流路抵抗は、第3ダクト86の流路抵抗よりも小さくなるように設定されている。
続いて、図1、図7および図8を参照して、ダクト機構100における空気の流れについて説明する。なお、図1、図7および図8において、一点鎖線の矢印は、吸気ファン80による空気の流れ(送風方向)を示している。吸気ファン80を駆動させると、装置本体12外の空気(外気)が第1吸気口82aから第1ダクト82内に取り入れられ、第1ダクト82内を流れる空気は、第1吹出口82bから吹き出される。第1吹出口82bから吹き出された空気は、主として、その一部が第2吸気口84aから第2ダクト84内に流入し、他の一部が第1開口70a(第3吸気口92a)から第3ダクト86(ダクト部92)内に流入する。なお、第1吹出口82bから吹き出された空気は、補助吸気口92cから第3ダクト86内に流入したり、帯電ユニット36の下側に流れたりもする。
第2ダクト84内に流入した空気は、複雑な経路を辿ることなく、第1ユニット収容室70および第2ユニット収容室72(定着ユニット42)の左側面に沿って流れて第2吹出口84bに至り、第2吹出口84bから定着後の用紙搬送路L1に向かって吹き出される。したがって、第2ダクト84によって、定着ユニット42を適切に断熱できると共に、十分な量の空気を定着ユニット42の周辺部、特に定着後の用紙搬送路L1まで送ることができる。また、第2ダクト84によって、トナー補給装置38も間接的に冷却される。一方、第3ダクト86内に流入した空気は、プロセスユニット50内の部品、特に帯電ユニット36を冷却しつつ第2開口70b(第3吹出口92b)に至り、第2開口70bから吹き出されて第2ダクト84内を流れる空気と合流する。
この際、この第1実施例では、第2ダクト84の上流側部分の最小流路断面積が第3ダクト86の最小流路断面積よりも大きいので、第3ダクト86よりも第2ダクト84側に多くの空気が流れる。したがって、より多くの空気を第2吹出口84b(延いては定着後の用紙搬送路L1)まで送ることができる。また、第2ダクト84側に流れる空気の量が多いことから、第2開口70b部分において発生する負圧によって第3ダクト86内の空気を第2開口70bから第2ダクト84内に効率よく吸い上げることができる。すなわち、第2ダクト84の上流側部分の最小流路断面積を第3ダクト86の最小流路断面積よりも大きくすることで、より多くの空気を第2吹出口84bまで送りつつ、プロセスユニット50を効率よく冷却できる。
以上のように、この第1実施例では、第2ダクト84の上流側部分(第2吸気口84aから第2開口70bまでの部分)が、第3ダクト86に対するバイパス管路(つまりプロセスユニット50を冷却する空気流路を迂回する迂回流路)として機能する。したがって、第3ダクト86を用いてプロセスユニット50を適切に冷却しつつ、第2ダクト84を用いて定着後の用紙搬送路L1まで十分な量の空気を送ることができる。
この第1実施例によれば、1つの吸気ファン80で、プロセスユニット50を適切に冷却できる共に、定着ユニット42の断熱、および定着後の用紙搬送路L1の冷却を適切に行うことができる。すなわち、1つの吸気ファン80で装置本体12内を効率よく冷却できる。
[第2実施例]
次に、図9を参照して、この発明の第2実施例である画像形成装置10について説明する。第2実施例では、プロセスユニット50の構成が上述の第1実施例と異なる。その他の部分については同様であるので、上述の第1実施例と共通する部分については、同じ参照番号を付し、重複する説明は省略または簡略化する。
上述の第1実施例では、感光体ドラム32、クリーニングユニット34および帯電ユニット36によってプロセスユニット50を構成した。これに対して、第2実施例では、現像ユニット30、感光体ドラム32、クリーニングユニット34および帯電ユニット36によってプロセスユニット50が構成される。すなわち、第1ユニットの一例であるプロセスユニット50には、現像ユニット30が含まれていてもよい。
この第2実施例においても、第1実施例と同様の作用効果を奏し、1つの吸気ファン80で装置本体12内を効率よく冷却できる。
[第3実施例]
次に、図10を参照して、この発明の第3実施例である画像形成装置10について説明する。第3実施例では、ガラス板102を備える点が上述の第1実施例と異なる。その他の部分については同様であるので、上述の第1実施例と共通する部分については、同じ参照番号を付し、重複する説明は省略または簡略化する。
上述の第1実施例では、第1開口70aおよび第2吸気口84aと第1吹出口82bとの間に画像書込み光路用の空間88が形成されており、第2吸気口84aと第1吹出口82bとの間には、露光ユニット28の収容室に繋がる開口が形成されている。これに対して、この第3実施例では、第2吸気口84aと第1吹出口82bとの間の開口を封止するガラス板102が設けられる。これにより、第1吹出口82bから吹き出された空気が露光ユニット28の収容室に流入することが防止される。
この第3実施例においても、第1実施例と同様の作用効果を奏し、1つの吸気ファン80で装置本体12内を効率よく冷却できる。また、ガラス板102を備えるので、より確実に、定着後の用紙搬送路L1まで十分な量の空気を送ることができる。
なお、上述の各実施例では、プロセスユニット50にダクト部92を設けて、第3ダクト86がプロセスユニット50の内部を通るようにしたが、第3ダクト86は、プロセスユニット50の外側を通るように設けられても構わない。たとえば、プロセスユニット50を第1ユニット収容室70に収容したときに、第1ユニット収容室70の左壁(第2ダクト84側の壁部)とプロセスユニット50の左壁90cとによって、第3ダクト86が形成されても構わない。また、たとえば、プロセスユニット50の左壁90cを設けないようにし、第1ユニット収容室70の左壁と、プロセスユニット50の構成部品であるクリーニングユニット34および帯電ユニット36とによって、第3ダクト86を形成することもできる。
なお、本明細書中で挙げた、画像形成装置10の具体的な構成は、いずれも単なる一例であり、実際の製品の仕様に応じて適宜変更可能である。たとえば、画像形成装置は、必ずしも複合機である必要はなく、複写機、ファクシミリおよびプリンタ等のいずれか、またはこれらの少なくとも2つを組み合わせた複合機であってもよい。また、画像形成装置は、モノクロ機に限定されず、多色の画像を形成可能なカラー機であってもよい。
また、上で挙げた具体的な部品形状および寸法などは、いずれも単なる一例であり、製品の仕様などの必要に応じて適宜変更可能である。
10 …画像形成装置
12 …装置本体
14 …画像読取装置
24 …本体フレーム
26 …画像形成部
28 …露光ユニット
30 …現像ユニット(第3ユニット)
32 …感光体ドラム
34 …クリーニングユニット
36 …帯電ユニット
42 …定着ユニット(第2ユニット)
50 …プロセスユニット(第1ユニット)
70 …第1ユニット収容室
70a …第1開口
70b …第2開口
72 …第2ユニット収容室
80 …吸気ファン
82 …第1ダクト
82a …第1吸気口
82b …第1吹出口
84 …第2ダクト
84a …第2吸気口
84b …第2吹出口
86 …第3ダクト
92 …ダクト部
92a …第3吸気口
92b …第3吹出口

Claims (8)

  1. 装置本体に対して第1ユニットおよび第2ユニットが着脱可能に設けられる画像形成装置であって、
    前記装置本体に設けられ、前記第1ユニットが収容される第1ユニット収容室、
    前記装置本体の前記第1ユニット収容室と隣り合う位置に設けられ、前記第2ユニットが収容される第2ユニット収容室、
    画像を形成する用紙を前記第1ユニットおよび前記第2ユニットを経由させて排紙部に送るための用紙搬送路、
    前記装置本体の一方側面から前記第1ユニット収容室の近傍位置まで延びるように設けられ、前記装置本体の外部と連通する第1吸気口と、前記第1ユニット収容室に向かって開口する第1吹出口とを有する第1ダクト、
    前記第1ダクトに設けられ、前記第1吸気口から空気を取り入れて前記第1吹出口に送る吸気ファン、および
    前記第1ユニット収容室および前記第2ユニット収容室の外側面に沿って延びるように設けられ、前記第1吹出口と対向する位置に形成される第2吸気口と、用紙搬送方向における前記第2ユニット収容室の下流側において前記用紙搬送路に向かって開口する第2吹出口とを有する第2ダクトを備え、
    前記第1ユニット収容室は、前記第1吹出口と対向する位置において前記第2吸気口と隣り合って形成される第1開口と、前記第2吸気口と前記第2吹出口との間の位置で前記第2ダクトと連通する第2開口とを有し、
    前記第1ユニットを前記第1ユニット収容室に収容した状態において、前記第1開口から当該第1ユニット収容室内を通って前記第2開口まで延びる第3ダクトが形成される、画像形成装置。
  2. 前記第1ユニットは、当該第1ユニット内を貫通するように設けられるダクト部を有し、
    前記第1ユニットを前記第1ユニット収容室に収容した状態において、前記ダクト部が前記第1開口と前記第2開口との間に配置されて前記第3ダクトを構成する、請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記第2ダクトの前記第2吸気口から前記第2開口までの部分における最小流路断面積は、前記第3ダクトの最小流路断面積よりも大きい、請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記第2ダクトは、前記第1ユニット収容室と前記第2ユニット収容室との間を仕切るように突出する窪み部を有する、請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記第1ユニット収容室および前記第2ユニット収容室の前記第2ダクト側の壁部は、前記第2ダクトを形成する壁部の一部として用いられる、請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記第2開口の両側縁部には、前記第1ユニット収容室に対する前記第1ユニットの取り付けを案内する一対のレール部が設けられ、
    前記第1ユニットを前記第1ユニット収容室に収容した状態において、当該第1ユニットの前記第2ダクト側の壁部が前記第2ダクトを形成する壁部の一部として用いられる、請求項1から5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記第1ユニットは、像担持体を含むプロセスユニットであり、
    前記第2ユニットは、熱源を含む定着ユニットである、請求項1から6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記第1ユニット収容室に対して前記第1ユニットとは個別に着脱可能に収容される第3ユニットを備え、
    前記第3ユニットは、前記プロセスユニットを挟んで前記定着ユニットの反対側に配置される現像ユニットであり、
    前記第1吹出口と前記第2吸気口および前記第1開口との間には、前記像担持体に対する画像書込み光路用の空間が形成される、請求項7記載の画像形成装置。
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