JP2016080785A - 冷却装置と画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像装置の発熱に関して、冷却対象部が書込手段と対向するレイアウト構成においても、書込手段の光照射との干渉を防ぎながら、その発熱を抑制することができるようにする。【解決手段】像担持体に静電潜像を書き込む書込手段と冷却対象部との間に介在するとともに前記書込手段の長手方向に沿って設けられ前記冷却対象部を冷却する冷却装置であって、前記冷却装置が、前記書込手段の照射領域に対して開放されているとともに、前記照射領域の外側に前記冷却対象部に送風する吹出口又は前記冷却対象部から吸気を行う吸気口を有する。【選択図】図6

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの機能を併せ持った複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置における冷却装置に関し、より詳しくは、像担持体に静電潜像を書き込む書込装置に対向する位置にある冷却対象部を冷却するための冷却装置に関するものである。
電子写真方式の画像形成装置における画像形成速度の高速化に伴い、その現像装置では、パドルやスクリュー等の現像剤攪拌搬送手段が高速回転することにより、スクリュー軸受のような駆動部が発熱し、また現像剤の摩擦発熱が起こり、現像装置全体が昇温し、内部のトナーが軟化して、動作上あるいは画像品質上の問題を引き起こす原因となっている。両面印刷機構を備えた画像形成装置では、片面印刷された記録紙が転写部へ戻ると定着部で加えられた熱によっても現像装置が加熱作用を受け得る。このような駆動部の発熱や現像剤の摩擦発熱や記録紙の熱による現像装置の昇温を抑制するために、様々な提案がなされている。
例えば、特許文献1では、現像剤規制部材(ドクターブレード)と、この現像剤規制部材によって一定量に規制する前に、いったんその量より多い量で層厚を規制する高熱伝導性埋め部材とを備え、この埋め部材の、長手方向に対して垂直に切った断面形状が中空であり、現像容器の外側に向いた面に一部分のみ穴が開けられ、その他は囲い形状部材となっている構成が提案されている。
また特許文献2では、現像剤規制部材の一部分が現像剤収容ケースよりも外側に延設され、その現像剤規制部材を冷却する冷却手段が、現像剤収容ケースの外側に設けられ、現像剤収容ケースよりも外側に延設された現像剤記載部材の一部分が、画像形成装置に設けられたガイド面上をスライドし装置本体を着脱方向に移動させるスライド部材として兼用させる構成が提案されている。
いずれにせよ、これらの冷却構成は、現像剤規制部材や現像容器/現像剤収容ケースのような冷却対象部の長手方向に沿う向きでの全領域を冷却することが一般的である。しかしながら、冷却対象部が書込装置と対向する構成である場合、書込装置の照射光が通過する領域に冷却構成を配置することができない。
本発明の課題は、現像装置の発熱に関して、冷却対象部が書込手段と対向するレイアウト構成においても、書込手段の光照射との干渉を防ぎながら、その発熱を抑制することができるようにすることにある。
上記課題は、像担持体に静電潜像を書き込む書込手段と冷却対象部との間に介在するとともに前記書込手段の長手方向に沿って設けられ前記冷却対象部を冷却する冷却装置であって、前記冷却装置が、前記書込手段の照射領域に対して開放されているとともに、前記照射領域の外側に前記冷却対象部に送風する吹出口又は前記冷却対象部から吸気を行う吸気口を有することによって、解決される。
本発明によれば、書込手段と対向する冷却対象部に対して、の光照射との干渉を防ぎながら、冷却することができる。
本発明を適用する画像形成装置の一実施形態に係るモノクロ複写機の概略的な全体構成図である。 図1のモノクロ複写機から自動原稿搬送装置を取り外した状態の斜視図である。 図2のモノクロ複写機において、前面開閉カバー、側面開閉カバーを開放した状態の斜視図である。 図2のモノクロ複写機の前面開閉カバーを開放した状態の別角度での斜視図である。 感光体・現像ユニットと、本発明の一実施形態に係る冷却装置と、レーザー書込装置の配置関係を示した概略構成図である。 冷却装置の構成を示す概略斜視図である。 冷却装置のダクト本体における吹出口と装置本体フレームのスリットとの配置関係を示す図で、図7aはドクターブレード端部を冷却する吹出口がスリットの長手方向両端に位置することを示し、図7bはそれら吹出口がレーザー光の照射領域の外側に位置することを示している。 ダクト本体内部の気流案内部を説明する図であり、図8aは正面図、図8bは平面図である。 感光体・現像ユニットを、冷却装置の側から見た斜視図である。 冷却装置の固定方法を説明する図であり、図10aはダクト本体のドクターブレード後側端部冷却のための吹出口に係止爪、突起部がある様子を、図10bはそれら部材によってダクト本体が装置本体フレームに係合する様子を示している。 冷却装置の固定方法を説明する図であり、図11aはダクト本体の吸気ファン側端面に係止爪がある様子を、図11bはそれら部材と締結ネジによってダクト本体が装置本体フレームに固定される様子を示している。 冷却装置の固定方法を説明する図であり、吸気ファンが装置本体フレームに固定される様子を示している。 本発明を適用する画像形成装置の別の実施形態に係るカラー複写機の概略的な全体構成図である。 図13のカラー複写機に本発明の実施形態に係る冷却装置を取り付けた状態を示す概略的な全体構成図である。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式の複写機(以下、複写機という)500の一実施形態について説明する。本実施形態では、複写機500として、モノクロ機を例に挙げて説明するが、本発明は、公知のカラー画像形成装置についても同様に適用することができる。
まず、複写機500の全体構成について説明する。図1において、複写機500の装置本体100は、記録紙バンク300上に載置され、装置本体100の上に画像読取装置200が取り付けられている。画像読取装置200の上には、背面側(図中、紙面奥側)を支点にして回動自在に構成された自動原稿搬送装置400が取り付けられている。
装置本体100の内部には、像担持体、潜像担持体としてドラム状の感光体10が設けられている。感光体10の周りには、画像を形成するのに必要な所定の装置、例えば、帯電装置11、現像装置12、転写装置13、感光体クリーニングブレードを有したクリーニング装置14、除電ランプ9が配置されている。感光体10、帯電装置11、現像装置12、クリーニング装置14はプロセスカートリッジとして一体に構成され、感光体・現像ユニットを形成するが、これについては後述する。
帯電装置11は、回転駆動する感光体10の表面を一様帯電せしめるもので、本実施形態では帯電ローラを用いているが、帯電ブラシやスコロトロンチャージャー等、周知のものを用いることができる。現像装置12は、一様帯電した感光体表面を後述するレーザー書込装置から発せられるレーザー光によって形成された静電潜像を可視像化するものである。可視像化にあたり、トナーとして重合法により製造した重合トナーを用い、その重合トナーを現像剤担持体である現像ローラによって感光体10の静電潜像に付着させる。
転写装置13は、第一ベルト張架ローラ15と第二ベルト張架ローラ16に掛け回された転写ベルト17を備えており、この転写ベルト17は、転写位置Bで感光体10の周面に押し当てられている。記録媒体である記録紙Pを分離した後の転写ベルト17上に残った残留トナーや紙粉等の異物は、転写ベルト17を介して第一ベルト張架ローラ15に当接するクリーニングブレードによって掻き落とされる。
また、装置本体100には、帯電装置11やクリーニング装置14の図中左側に、現像装置12に新しいトナーを補給するトナー補給装置20が設けられている。更に装置本体100には、記録紙バンク300の記録紙カセット61から送り出された記録紙Pを、転写位置Bを経て排出スタック部39まで搬送する記録紙搬送装置60が設けられている。この記録紙搬送装置60は、給紙供給路R1又は手差し供給路R2、及び、記録紙搬送路Rに沿って、記録紙Pを搬送する。記録紙搬送路R上には、転写位置Bに対して記録紙搬送方向の上流側にレジストローラ対21が設けられている。
一方、転写位置Bに対して記録紙搬送路Rの記録紙搬送方向下流側には、熱定着装置22が設けられている。この熱定着装置22では、加熱ローラ30と加圧ローラ32との間に記録紙Pを挟み込んで加熱加圧定着を行う。熱定着装置22の更に記録紙搬送方向下流側には、排出分岐爪34、排出ローラ35、第一加圧ローラ36、第二加圧ローラ37及びコシ付ローラ38が設けられている。熱定着装置22を経た画像形成済みの記録紙Pは、これらを経て排出スタック部39(排出トレイ)にスタックされる。
また、装置本体100には、スイッチバック装置42が設けられている。図中右側に示されたスイッチバック装置42では、排出分岐爪34が配置された位置から分岐した反転路R3と、この反転路R3を通る記録紙Pを再び記録紙搬送路Rのレジストローラ対21の位置まで導く再搬送路R4とに沿って記録紙Pを搬送する。反転路R3にはスイッチバックローラ対43が設けられており、再搬送路R4には、複数の記録紙搬送ローラ対66が設けられている。
現像装置12の図中左側に、書込手段であるレーザー書込装置47が設けられている。このレーザー書込装置47は、レーザー光源、走査用の回転多面鏡であるポリゴンミラー、ポリゴンモータ、及び、fθレンズ等の走査光学系を備えている。
また、装置本体100の上に取り付けられた画像読取装置200は、光源53、複数のミラー54、結像用光学レンズ55及びイメージセンサ56等を備えており、その上面にはコンタクトガラス57が設けられている。自動原稿搬送装置400には、原稿セット台が設けられ、原稿の排出位置には、原稿スタック台が設けられている。自動原稿搬送装置400では、公知のように、複数の原稿搬送ローラ原稿搬送ローラによって、原稿が、原稿セット台から画像読取装置200のコンタクトガラス57上の読取位置を経て原稿スタック台まで搬送される。
記録紙バンク300には、内部に、記録材である紙やOHPフィルム等の記録紙Pを収納する記録紙カセット61が複数重ねて設けられている。各記録紙カセット61には、それぞれ呼出ローラ62、供給ローラ63、分離ローラ64が設けられている。記録紙カセット61の図中右側に、装置本体100の記録紙搬送路Rへ通じる上述した給紙供給路R1が形成されている。この給紙供給路R1にも、記録紙Pを搬送する幾つかの記録紙搬送ローラ対66が設けられている。装置本体100の図中右側に、手差し給紙部68が設けられている。この手差し給紙部68には、手差しトレイ67が開閉自在に設けられており、その手差しトレイ67上にセットされた記録紙Pを記録紙搬送路Rへと導く上述した手差し供給路R2が形成されている。この手差し給紙部68にも、記録紙カセット61の場合と同様、呼出ローラ62、供給ローラ63及び分離ローラ64が設けられている。
次に、複写機500の動作について説明する。
複写機500を用いてコピーをとるとき、自動原稿搬送装置400の原稿セット台上か、自動原稿搬送装置400を開いて画像読取装置200のコンタクトガラス57上に原稿をセットする。その後、操作パネル上のスタートスイッチを押すと、自動原稿搬送装置400に原稿をセットした場合には、その原稿を原稿搬送ローラにより原稿搬送路を通してコンタクトガラス57上へと移動させてから画像読取装置200が駆動する。そして、原稿内容を読み取って原稿スタック台上に排出する。一方、コンタクトガラス57上に原稿をセットしたときは、直ちに画像読取装置200が駆動して原稿内容を読み取る。
原稿内容を読み取る際、画像読取装置200は、光源53をコンタクトガラス57に沿って移動させながら、その光源53からの光をコンタクトガラス57上の原稿面に照射する。そして、その反射光を複数のミラー54で結像用光学レンズ55まで案内してイメージセンサ56に入れ、そのイメージセンサ56で原稿内容を読み取る。
複写機500では、原稿内容の読み取りと同時に、感光体10を回転させる。そして、帯電装置11により感光体10の表面を例えば−1000V前後に一様帯電する。次いで画像読取装置200で読み取った原稿内容に応じてレーザー書込装置47から感光体10にレーザー光を照射してレーザー書き込みを行い、感光体10の表面に静電潜像を形成する。レーザー光が照射された部分(潜像部)の表面電位は例えば0V〜−200Vとなる。その後、その静電潜像に現像装置12を用いてトナーを付着させ、これを可視像化する。
複写機500では、スタートスイッチを押すと同時に、記録紙バンク300に備えられた複数の記録紙カセット61のうち選択サイズに対応するものから、呼出ローラ62により記録紙Pが送り出される。そして、送り出された記録紙Pを供給ローラ63及び分離ローラ64で一枚ずつ分離して、その一枚を供給路R1へ案内し、記録紙搬送ローラ対66で記録紙搬送路Rへと導く。記録紙搬送路Rへ搬送された記録紙Pは、レジストローラ対21に突き当たって止められる。
手差し給紙部68を使う場合、その手差しトレイ67を開け、ここに記録紙Pをセットする。この場合も、手差しトレイ67上にセットされた記録紙Pは、呼出ローラ62、供給ローラ63及び分離ローラ64によって一枚だけ手差し供給路R2へ搬送され、記録紙搬送ローラ対66で記録紙搬送路Rへと導かれる。記録紙搬送路Rに導かれた記録紙Pは、レジストローラ対21に突き当たって止められる。
このようにして、レジストローラ対21に止められた記録紙Pは、感光体10上の可視像化したトナー像の先端が転写位置Bへ進入するタイミングに合わせて改めて回転を開始するレジストローラ対21によって、転写位置Bへ送り込まれる。転写位置Bへ送り込まれた記録紙Pは、転写装置13により感光体10上のトナー像が転写され、その表面にトナー像を担持する。転写後の感光体10は、その表面に残留した残留トナーがクリーニング装置14で除去され、除電ランプにより感光体10上の残留電位も除去される。残留電位が除去されることで、表面電位が例えば0V〜−150Vの基準電位に平均化され、帯電装置11から始まる次の画像形成に備えられる。
一方、トナー像を担持した記録紙Pは、転写ベルト17により搬送されて熱定着装置22に入る。そして、加熱ローラ30と加圧ローラ32との間を搬送されながら熱と圧力とが加えられて、記録紙P上のトナー像が定着する。その後、記録紙Pは、排出ローラ35、第一加圧ローラ36、第二加圧ローラ37及びコシ付ローラ38により、コシを付けられ、排出スタック部39上に排出され、そこにスタックされる。
記録紙Pの両面に画像を形成する場合には、排出分岐爪34を切り替え、記録紙Pの片面にトナー像を転写して定着した後、この記録紙Pを記録紙搬送路Rから反転路R3に入れる。反転路R3に入れられた記録紙Pは、記録紙搬送ローラ対66で搬送してスイッチバック位置44へ入れられた後、スイッチバックローラ対43でスイッチバックし、今度は再搬送路R4に入り、記録紙搬送ローラ対66で再び記録紙搬送路Rに導かれる。そして、再搬送路R4を通過した記録紙Pの反対面にも上述と同様にしてトナー像を転写する。
以上のような構成を有する複写機500から自動原稿搬送装置400を取り外した状態を、図2に斜視図として示す。複写機500の前面開閉カバー95、側面開閉カバー96を開放した状態の斜視図が図3である(排出スタック部39を含む排紙カバー部40や感光体・現像ユニットは取り外されている)。排紙カバー部40が取り外されることで、後述する冷却装置を挿入可能な挿入空間41が形成される。また、図4は、複写機500の前面開閉カバー95を開放した状態の別角度での斜視図である。外装カバーの一部である前面開閉カバー95や側面開閉カバー96は、トナーボトルの交換やメンテナンスの際に開放される。図3や図4では、前面開閉カバー95を開放することで、前面インナーカバー97が露出している。更に、図3や図4では、トナー補給装置20が備えるトナーボトルが抜かれた状態であり、前面インナーカバー97におけるトナーボトルが挿入される部分であるボトルセット穴20aが開口した状態となっている。また、複写機500における前面開閉カバー95の下方には、記録紙カセット61を引き出すための取っ手部を備えた記録紙カセット外装カバー61aが配置されている。
次に、プロセスカートリッジとして一構成された感光体・現像ユニットについて説明する。ちなみに、プロセスカートリッジは、本実施形態における感光体・現像ユニット80のような構成に限られず、少なくとも現像装置と感光体とを有すれば足りるものである。図5において、感光体・現像ユニット80の現像装置12には、感光体10の静電潜像にトナーを付着させる現像ローラ81、トナーを含む現像剤の層厚を規制するドクターブレード6、現像剤を撹拌搬送する攪拌搬送スクリュー82、83が設けられている。また、感光体・現像ユニット80のクリーニング装置14には、感光体クリーニングブレード8が取り付けられている。感光体・現像ユニット80のクリーニング装置14より前側(図中、紙面手前側)には、感光体10上に乗って使用されなかったトナーを回収するトナー回収ケース7が設けられている。このユニットを装置本体に対して着脱する際には、そのユニット筐体85が装置前面板から装置背面板にかけて延びる装置本体フレームとしての側面フレーム90に形成されたガイドレール91上をスライドして、ユニットを着脱方向へ移動させ、装置本体から取り外し可能とする。
感光体10に静電潜像を形成する際、レーザー書込装置47のレーザー光46は、ガイドレール91、したがって側面フレーム90に形成されたスリットを通って感光体10に照射される。図5は、感光体・現像ユニット80と、本発明の一実施形態に係る冷却装置70と、レーザー書込装置47の配置関係を示しており、冷却装置70とレーザー書込装置47は装置本体90を介して感光体・現像ユニット80と反対側に配されている。冷却装置70のダクト本体73は、レーザー書込装置47の長手方向と平行に、レーザー書込装置47と感光体・現像ユニット80の間に介在している。感光体・現像ユニット80の発熱部を効率良く冷却するために、冷却装置70は、レーザー書込装置47から照射されるレーザー光46と感光体10を結ぶ領域近傍にダクト本体73の吹出口を配置する必要がある。一方、レーザー光46が側面フレーム90のスリットを抜けて進むものなので、冷却装置70はレーザー光46の進行に干渉しないようになっていなければならない。
そのため、側面フレーム90に固定される冷却装置70は、図6に示すような形状、構成を有している。即ち、装置の外装カバーに形成されたルーバーやカバー隙間から入り込んだ外気を冷却装置に取り込む吸気ファン71、取り込まれた空気を内部に案内するダクト本体73、ダクト本体73内を流れる空気を冷却対象部へ送風する吹出口から構成されている。吹出口から冷却対象部が比較的離れている場合には、冷却風を確実に吹き付けるために、その吹出口に延長ノズル74を取り付けることもできる。本実施形態では、吹出口73aからは攪拌搬送スクリューの軸受に向けて冷却風が吹き付けられ、吹出口73b、73cからはドクターブレード6の端部に向けて冷却風が吹き付けられ、延長ノズル74からはトナー回収ケース7に向けて冷却風が吹き付けられる。吹出口73bからの冷却風はドクターブレードの前側端部(装置前面板寄り)を、吹出口73cからの冷却風はドクターブレードの後側端部(装置背面板寄り)を冷却する。太矢印によって、ダクト本体73内に取り込まれた空気が2つの内部流路を流れ、延長ノズル74、吹出口73a〜73cから冷却対象部へ送風される様子を示す。このように、ダクト本体73から複数の箇所に直接冷却風を吹き付け、冷却することで冷却効率を高めることが可能である。冷却装置70は、照射領域を開放するように、吹出口73b、73cの間が空いている。吸気ファン71は、ファン固定部材72に固定された上で、装置本体フレームに固定される。吸気ファン71が排気ファンであれば、空気の流れが逆になるが、冷却対象部の熱をダクト本体に73に引き入れて、同様に冷却できる。この場合、吹出口は吸気口となる。
図5の感光体・現像ユニット80の側から見た図が図7である。ガイドレール91を兼ねる側面フレーム90には、潜像書き込みのためのレーザー光46を通過させるためのスリット90aが形成されている。スリット90aの幅(長手方向幅)は、レーザー光46がスリット面上を通過する照射領域よりも少し大きく設定されている。ドクターブレードの前側端部を冷却する吹出口73bと、ドクターブレードの後側端部を冷却する吹出口73cとは、レーザー光46の照射領域の外側に位置するとともに、スリット90aの長手方向の両端に収まるように位置する。したがって、冷却装置は、レーザー光46を遮断することなく、ドクターブレードを冷却することが可能となる。
次に、図6の太矢印でドクターブレード端部を冷却する吹出口73b、73cからの送風が内方側に向いていることについて、説明する。これは、ダクト本体73の内部に設けられた気流案内部によるものである。図7aに示すように、ドクターブレードの前側端部を冷却する吹出口73bの一部には、冷却風をドクターブレード長手方向中央側に案内する気流案内部73dが備えられている。このような気流案内部73dにより、図7bに示すように、吹出口73bから排出される冷却風はドクターブレード6の長手方向中央側にも向けられ、ドクターブレード6に冷却風が直接当たる冷却領域6aは、長手方向中央側に広がる。送風領域を広範囲にすることによって、気流案内部73dを設けない場合よりも、冷却効率が向上する。
同様に、図7bに示すように、ドクターブレード6の後側端部を冷却する吹出口73c付近のダクト内壁は、冷却風をドクターブレード長手方向中央側に案内する気流案内部73eとなっている。このような気流案内部73eにより、吹出口73cから排出される冷却風がドクターブレード6に直接当たる冷却領域6bは、気流案内部73eを設けない場合よりも、長手方向中央側に広範囲となり、冷却効率が向上する。
つまり、これらの気流案内部73d、73eにより、冷却領域6a、6bは、レーザー光46の照射領域両端よりも長手方向中央側にも位置させることが可能となって、冷却領域が広がり、ドクターブレード中央域の冷却効率を高めることが可能である。
図9は、感光体・現像ユニット80を図5の右側、即ち、冷却装置70の側から見た斜視図である。ユニット筐体85には、内部に配置されたドクターブレード6が部分的に露出しており(4箇所)、このうちの両端の部分85a、85bに冷却装置の吹出口が対向し、ドクターブレード6を送風・冷却する。
ここで、側面フレーム90に冷却装置70を固定するやり方について説明する。冷却装置は、画像形成装置を組み立てる際に装置本体に組み付けて固定することもできるし、画像形成装置に後付けすることもできる。後付けは、ユーザの要望に応じて、製造現場で行ってもよく、画像形成装置の設置場所において行ってもよい。
冷却装置のダクト本体73の筐体表面には複数の係止部が備えられている。例えば、スリット長手方向の一端側に対応するダクト本体73の吹出口73cには、第1係止部である第1係止爪73f及び突起部73gが備えられている(図10a)。また、ダクト本体73の吸気ファン71(図6)を取り付ける側の端面(他端側)には、夫々第2係止部として、上端に第2係止爪73iが、下端近傍に第3係止爪73hが備えられている(図11a)。
冷却装置70を後付けする場合、図3に示すように、排紙カバー部40が取り外され、側面開閉カバー96が開放された状態にする。また、前面インナーカバー97を取り外して正面フレーム92を露出させる。そして、複写機500の正面から挿入空間41へ冷却装置70を上方から下方へ挿入する。
次に、本冷却装置を画像形成装置の本体に固定する際には、先ず、第1係止爪73fを、ガイドレールを形成する側面フレーム90としての第1フレーム片のスリット90aの端部下縁に係止する(図10b)。即ち、スリット90aの端部は第1係止爪73fに対応する第1係合穴を兼ねる。その際、突起部73gがスリット90aの上端に当接し、ダクト本体73が上方へ位置ずれすることを防止する。なお、吹出口73c自体がスリット90aに突き出ることで、スリット端部に係止すると共にダクト本体73の上方への位置ずれを防止するスリット係合部として構成されてもよい。なお、スリット90aは図3に示す側面開閉カバー96側から視認可能である。したがって、第1係止爪73fがスリット90aの端部下縁に係止していることを側面開閉カバー96側から視認しながら作業することで、確実に冷却装置70を取り付けることができる。
次いで、第2係止爪73iと第3係止爪73hが、装置本体フレーム90を構成する第2フレーム片であり第1フレーム片と交差する正面フレーム92に形成された夫々の第2係合穴に係止する。これにより、第1係止爪73fと突起部73gにより一端側をスリット90aに係合されたダクト本体73は、正面フレーム92に仮固定される(図11b)。その後、締結ネジ98によりダクト本体73と正面フレーム92を固定する。このように、複数の係止部を用いて装置本体フレームにダクト本体を係合させることで、ダクト本体の組付作業が簡易化し、締結部材の使用低減と構造の簡易化が可能となる。
最後に、吸気ファン71の装置本体フレームへの固定について説明する。吸気ファン71はファン固定部材72に固定された上で、正面フレーム92に、したがって装置本体フレームに締結ネジ99を用いて固定される。
上記の実施形態は、モノクロ機の複写機に関して述べたが、本発明は、当然ながらカラー画像形成装置についても適用可能である。図13に示すように、カラー複写機550は、上下方向に積層状態で設けられた4つの感光体・現像ユニット80a、80b、80c、80dと、これらに対応してそれぞれ水平配置された4つのレーザー書込装置47a、47b、47c、47dを有している。各感光体・現像ユニット80a、80b、80c、80dでは夫々、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、Bk(ブラック)の色トナーで静電潜像が可視像化される。なお、本カラー複写機550において、図1における同じ部材については、同じ参照番号を付して、その説明を省略する。レーザー書込装置47a〜47dと感光体・現像ユニット80a〜80dの間には、装置本体フレーム90が配され、レーザー書込装置から照射されるレーザー光は装置本体フレームのスリット90aを通って、感光体・現像ユニットの感光体に静電潜像を形成する。図14に示すように、各々の感光体・現像ユニットに対する冷却装置70a、70b、70c、70dが、各色に対する潜像を形成するためにレーザー光が通過する各スリット90aに重複するように配置されている。ただ、冷却装置が書込装置の照射領域と干渉しないように、冷却装置は図6に示すと同じように、照射領域を開放して、冷却風の吹出口はスリットにおけるレーザー光照射領域の外側で位置する。本例の場合、冷却装置による冷却対象部は感光体・現像ユニットの筐体そのものである。
6 ドクターブレード
7 トナー回収ケース
8 感光体クリーニングブレード
10 感光体
12 現像装置
14 クリーニング装置
46 レーザー光
47 レーザー書込装置
70 冷却装置
73 ダクト本体
80 感光体・現像ユニット
81 現像ローラ
82、83 撹拌搬送スクリュー
85 ユニット筐体
90 側面フレーム
91 ガイドレール
特開2009−208812号公報 特許第5252273号公報

Claims (10)

  1. 像担持体に静電潜像を書き込む書込手段と冷却対象部との間に介在するとともに前記書込手段の長手方向に沿って設けられ前記冷却対象部を冷却する冷却装置であって、
    前記冷却装置は、前記書込手段の照射領域に対して開放されているとともに、前記照射領域の外側に前記冷却対象部に送風する吹出口又は前記冷却対象部から吸気を行う吸気口を有することを特徴とする冷却装置。
  2. スリットを介して像担持体に静電潜像を書き込む書込手段の長手方向と平行に設けられるとともに当該スリットと対向する冷却対象部を冷却する冷却装置であって、
    前記冷却装置は、前記スリットの長手方向の外側に形成され前記冷却対象部に送風する吹出口又は前記冷却対象部から吸気を行う吸気口を有することを特徴とする冷却装置。
  3. 前記冷却装置は、ファンとダクト本体と前記吹出口又は前記吸気口を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の冷却装置。
  4. 前記吹出口又は前記吸気口が前記冷却対象部の長手方向内方側へ送風又は吸気する案内部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の冷却装置。
  5. 前記吹出口又は前記吸気口がスリットの端部に係止するスリット係合部を有することを特徴とする請求項2に記載の冷却装置。
  6. 前記冷却装置のダクト本体が、前記スリットが形成されているフレームに係止する係止部を有することを特徴とする請求項2に記載の冷却装置。
  7. 前記係止部は、前記スリットの長手方向の一端側に対応して設けられた第1係止部と、他端側に対応して設けられた第2係止部とを有することを特徴とする請求項6に記載の冷却装置。
  8. 像担持体に静電潜像を書き込む書込手段と、
    前記書込手段が照射する光を通過させるスリットを有するフレームと、
    前記スリットと対向する冷却対象部と、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の冷却装置と、
    を有し、
    前記書込手段と前記冷却装置は、前記フレームを介して前記冷却対象部とは反対側に設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  9. 像担持体に静電潜像を書き込む書込手段と、
    前記書込手段が照射する光を通過させるスリットを有するフレームと、
    前記スリットと対向する冷却対象部と、
    請求項7に記載の冷却装置と、
    を有し、
    前記フレームは、スリットが形成されている第1フレーム片と、この第1フレームと交差する第2フレーム片とを有し、前記第1フレーム片は前記第1係止部と係合する第1係合穴を有し、前記第2フレーム片は前記第2係止部と係合する第2係合穴を有することを特徴とする画像形成装置。
  10. 前記フレームの上方に、画像形成済みの記録媒体を排出する排出トレイを備え、前記排出トレイが取り外されることで、前記ダクトを挿入可能な挿入空間が形成されることを特徴とする請求項8又は9に記載の画像形成装置。
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