JP2011191429A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 送風ファンと送風ダクトを用いて作像ユニットにエアを供給している画像形成装置において、ダクトの圧力損失を小さくし、作像ユニットの冷却効率を高めること。
【解決手段】 作像ユニット10(Y,M,C,K)と、この作像ユニットと隙間23をおいて対向配置される光走査装置9と、エアを供給する送風ファン30と、この送風ファンと接続されて送風ファンからのエアを作像ユニットと光走査装置の隙間に送る送風ダクト40とを具備した画像形成装置である。送風ファン30は、ケーシングの内面がベンチュリー形状に形成され、送風ダクト40は、送風ファンからのエアを前記隙間に送る吹出口までの内面形状が送風ファンのベンチュリー形状に合わせて繋がっている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタなどの電子写真方式を用いた画像形成装置に関し、特に画像形成装置内に設置した作像ユニットと光走査装置間の隙間に送風ファンと送風ダクトからエアを供給して、作像ユニットに対する冷却効率を高めることができる技術に係るものである。
電子写真方式の画像形成装置は、機器の高速化(線速アップ)や機器の小型化に伴い、増加する発熱量に対する過密空間への冷却の課題が無視できない項目となってきている。特に作像ユニットの自己発熱による温度上昇が懸念されており、現像部に対するより効率的な冷却方法が求められている。この出願人の提案に係る特開2008−33135号公報(特許文献1)は、前記のような実情に鑑み、光走査装置ないし該光走査装置を備えた画像形成装置の温度上昇を抑制することを目的とし、光走査装置に吸気ファン及び排気ファンによるエアの流れ方向にエアの流路を形成するものである。
すなわち、特許文献1は、その図8に示すようにプリンタの左側に吸気ファン、右側に排気ファンを互いに対向するように設け、筐体の外周面底部にエア流通路を形成している。また、前記エア流通路を形成する両側壁部をエアの流れと略平行に設け、かつ流通路の一端を吸気ファンに対向させ、同他端を排気ファンに対向させている。このように構成することにより、装置外部から吸気ファンによって吸入されたエアを、流通路に流れ込ませ、該流通路内を移動させ、排気ファンによって装置外部へ排出させる。しかし、吸気ファン及び排気ファンを用いて光走査装置にエアを供給する特許文献1の技術では、作像ユニットであるプロセスカートリッジが光走査装置の鉛直方向下方の離れた位置に配置されていることもあり、作像ユニットまで冷却することは難しかった。
作像ユニットへもエアを供給して冷却するものとして、特開2004−294949号公報(特許文献2)に開示されている技術もある。これは光走査装置と該装置を載置する部品との間に形成した空気流通空間を流通するエアで光走査装置の発熱部を冷却するとともに、該エアを現像装置へ通過させる開口部を設けることにより該現像装置をも冷却するものである。しかし、この特許文献2の技術をもってしても、ある程度の成果は期待できるが、エアを供給するファンと、前記空気流通空間との間が離れていて、ファンから供給されるエアを空気流通空間に有効に送り込みにくい面があった。
そこで、吸気ファンに吸気ダクトを接続し、該ダクトの先を作像ユニットである画像形成ユニットに向けて接続した構成の特許第3888022号公報(特許文献3)のような技術も提案されている。しかし、ここに開示されている吸気ダクトは、その図5に詳示するように平面形状が細長い略三角形状に形成されているとともに、その開口面積が吸気ファン側より吸気ファンと反対側が小さくなるように設定され、上端部が各画像形成ユニットの長手方向の手前側から奥側に向けて給気するように開口されているものである。
しかし、このようなダクトを各画像形成ユニットの一側に設置するにはそれなりの大きなスペースが設置側に必要であり、小型化を指向する画像形成装置にとっては採用し難い技術である。また、送風ダクトの形状は前記のような平面形状が細長い略三角形状で結ばれているだけであるととともに、吸気ファン自体も前記ダクトとの接続に際してそのケーシングの形状等に格別な工夫が施されていないことから、前記吸気ファンからのエアを送るダクトの圧力損失が大きく、作像ユニットである各画像形成ユニットまで冷却することは難しく、冷却効率が悪いという問題は解消できていない。
そこでこの発明は、前記従来の問題点を解決し、その目的とするところは、送風ファンと送風ダクトを用いて作像ユニットにエアを供給している画像形成装置において、ダクトの圧力損失を小さくし、作像ユニットの冷却効率を高めることである。
前記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、作像ユニットと、この作像ユニットと隙間をおいて対向配置される光走査装置と、エアを供給する送風ファンと、この送風ファンと接続されて送風ファンからのエアを前記作像ユニットと光走査装置の隙間に送る送風ダクトとを具備した画像形成装置において、前記送風ファンは、ケーシングの内面がベンチュリー形状に形成され、前記送風ダクトは、前記送風ファンからのエアを前記隙間に送る吹出口までの内面形状が送風ファンのベンチュリー形状に合わせて繋がっていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記送風ダクトは、吹出口が隙間と見合う高さの細長く平べったい長方形状に形成され、前記送風ファンから吹出口までの内面形状が漏斗状に形成されていることを特徴とする。請求項3に記載の発明は、請求項2記載の画像形成装置において、前記送風ダクトは、吹出口の長さ方向の少なくとも一側が外方に向けて拡開状に形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置において、装置本体の筐体を構成する前側板と後側板の間には、ユニット底板が配設され、このユニット底板の上方空間は、複数の仕切板により仕切られた作像ユニットをセットするセットスペースに形成され、このセットスペースには前側板に形成した開口から作像ユニットが着脱可能に装着され、またユニット底板には、下方に位置する光走査装置からの走査光を像担持体上に導入させるための導入開孔が設けられ、送風ファンからのエアが前記導入開孔から各セットスペースへ流入可能になっていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像形成装置において、装置本体の筐体を構成する前側板と後側板の間であって、かつセットスペースを形成するエア流入最前の仕切板と近接して対向する位置には、送風ファンが複数基、所定間隔をおいて並設されていることを特徴とする。請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置において、光走査装置は、光学ハウジング内部に光偏向器を収納し、光源からの光ビームを前記光偏向器により偏向させ、光学系を介して像担持体の被走査面を走査するようになっていることを特徴とする。
この発明は、前記のようであって、請求項1ないし3に記載の発明によれば、送風ファンは、ケーシングの内面がベンチュリー形状に形成され、送風ダクトは、送風ファンと接続されて送風ファンからのエアを隙間に送る吹出口までの内面形状が送風ファンのベンチュリー形状に合わせて繋がっているので、送風ファンと送風ダクトを用いて画像形成装置の作像ユニットにエアを圧力損失が大きくなることなく供給することができて、作像ユニットの冷却効率を高めることができる。請求項4ないし6に記載の発明によれば、ユニット底板に設けた導入開孔を介して各作像ユニット及び光走査装置の冷却も行なうことができ、タンデム型の画像形成装置においても有効に適用できる。
この発明に係る画像形成装置の一例であるカラープリンタの全体構成概略を示す断面図である。 同上における送風ファンを示し、(A)はその正面図、(B)は側断面図である。 同上の送風ファンに接続した送風ダクト内のエアの流れを表した拡大断面図である。 同上の送風ファンに接続した送風ダクトの吹出口側から見た斜視図である。 同上の送風ファンと送風ダクトの接続構造を示し、(A)はその中央断面図、(B)は断面斜視図である。 同上の送風ダクトを示し、(A)はその平面図、(B)はダクト内のエアの流れを表した断面図である。 同上の送風ファンから送られるエアの流れを、作像ユニットのセットスペース等とともに模式的に示した横断平面図である。 同上の光走査装置の一例を示す斜視図である。
<画像形成装置の構成>
以下、図面を参照しながら、この発明を適用した画像形成装置について説明する。この発明においては、画像形成装置の作像部である作像ユニットに冷却するためのエアを供給する送風ファンと送風ダクトの形状を送風ファンのベンチュリー形状に合わせて繋げていることが特徴になっている。
図1は、画像形成装置の一例であるカラープリンタ100の全体構成概略を示す図である。この図に示すカラープリンタ100は、タンデム方式を採用してフルカラー画像を形成可能なものである。カラープリンタ100は、装置本体101のほぼ中央部に4個のプロセスカートリッジとなる作像ユニット10(Y,M,C,K)を配設している。各作像ユニット10(Y,M,C,K)は、中間転写体となる中間転写ベルト56の下部走行辺に沿って並設されている。複数の支持ローラ52〜55に巻き掛けられた中間転写ベルト56は、矢印Aで示すように図中反時計回りに走行駆動される。中間転写ベルト56の内側には、各作像ユニット10が備える像担持体となる感光体ドラム1(Y,M,C,K)に対向するように、一次転写手段としての転写ローラ5(Y,M,C,K)がそれぞれ設けられている。中間転写ベルト56を巻き掛けた左側の支持ローラ55の外側には、中間転写ベルト56をクリーニングするベルトクリーニングユニット57が配置されている。
各作像ユニット10は、扱うトナーの色が異なるのみで構成は同一であり、感光体ドラム1(Y,M,C,K)をそれぞれ具備している。これら感光体ドラム1の周りには、詳しく示していないが周知の帯電手段、現像装置、潤滑剤塗布装置、クリーニング装置等がそれぞれ配置される。各作像ユニット10は、プロセスカートリッジとして装置本体101に着脱可能に設けられている。
各作像ユニット10の現像装置は、感光体ドラム1(Y,M,C,K)と対向する位置に現像スリーブが配置されている。現像スリーブの下方には2つのスクリューが備えられている。トナーと磁性キャリアからなる二成分現像剤は、ドクターブレードによって所定の現像剤層の厚みに規制され、現像スリーブに担持される。なお、ここでは、二成分現像方式で説明したが、これに限るものではなく、一成分現像方式の現像装置も使用可能である。
4つの作像ユニット10(Y,M,C,K)が並ぶタンデム作像部の下方には、小さな隙間23をおいて光走査装置となる光書き込み装置9が設けられている。光書き込み装置9は、後述するようにポリゴンミラーやミラー群等及び光学ハウジングを有しており、光変調されたレーザ光を各色作像ユニット10の感光体ドラム1(Y,M,C,K)の表面に照射する。
図1において各作像ユニット10及び光書き込み装置9の左方には、冷却手段を構成する送風ファン30が配置され、機外から吸入したエア(気流)を、タンデム作像部と光書き込み装置9の間に形成された隙間23内に、送風ダクト40を介して送風するように構成されている。これにより、光書き込み装置9および各作像ユニット10(Y,M,C,K)は送風ファン30からのエアによって空冷される。
装置本体101の最下部には、記録材となる用紙を積載する給紙トレイ20が配設されている。給紙トレイ20の上方には給紙トレイに積載された用紙を送り出す給紙ローラ21と図示しない分離手段が配置されている。給紙ローラ21の上方(用紙搬送方向の下流側)にはレジストローラ22が対で設けられている。レジストローラ22対の上方には、二次転写手段としての転写ローラ61が、中間転写ベルト56を介して支持ローラ(転写対向ローラ)52と対向配置されていて、二次転写部を形成している。
二次転写部の上側には定着装置70が設けられている。定着装置70は、加熱ローラ72と定着ローラ73に掛け渡された定着ベルト71を有するものであり、これに加圧ローラ74が圧接された構成を採る。定着装置70は、二次転写部にて未定着トナー像が転写された用紙を加熱及び加圧することにより定着する。定着装置70の斜め上方には排紙ローラ91が設けられ、本体上面に形成された排紙トレイ102上に定着後の用紙を排出する。
<画像形成装置の作用>
このように構成されたカラープリンタ100における画像形成の動作を要約して説明する。各作像ユニット10(Y,M,C,K)の各感光体ドラム1が図示しない駆動手段によって図中時計方向に回転駆動され、各感光体ドラム1の表面が帯電手段によって所定の極性に一様に帯電される。帯電された感光体ドラム1の表面には、それぞれ光書き込み装置9からのレーザ光が照射され、これによって各感光体ドラム1の表面に静電潜像が形成される。カラー画像を形成する場合、各感光体ドラム1に露光される画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、マゼンタ、シアン及び黒の色情報に分解した単色の画像情報である。このように形成された静電潜像に各現像装置から各色トナーがそれぞれ付与され、トナー像として可視化される。また、中間転写ベルト56が図中反時計回りに走行駆動され、各作像ユニット10において各一次転写ローラ5(Y,M,C,K)の作用により各感光体ドラム1から中間転写ベルト56に各色トナー像が順次重ね転写される。このようにして中間転写ベルト56はその表面にフルカラーのトナー像を担持する。
なお、各作像ユニット10(Y,M,C,K)のいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2色又は3色の画像を形成したりすることもできる。モノクロプリントの場合は、4個の作像ユニットのうち、図1において一番右側に配置された黒の作像ユニット10Kを用いて画像形成を行う。
トナー像を転写した後の各感光体ドラム1表面に付着する残留トナーは、クリーニング手段によってそれぞれ感光体ドラム1の表面から除去され、次いでその表面が除電器の作用を受けて表面電位が初期化されて次の画像形成に備える。
一方、給紙トレイ20からは、用紙が給送され、レジストローラ22対によって中間転写ベルト56上に担持されたトナー像とのタイミングを取って二次転写位置に向けて送り出される。この実施の形態では、二次転写ローラ61には中間転写ベルト表面のトナー像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加され、これによって中間転写ベルト56の表面のトナー像が用紙上に一括して転写される。トナー像を転写された用紙は、定着装置70を通過するとき、熱と圧力によってトナー像が用紙に熔融定着される。定着された用紙は、排紙ローラ91により装置本体101の上面の排紙トレイ102に排出される。
そして、中間転写ベルト56上の残留トナーはベルトクリーニングユニット57によってクリーニングされる。
<送風ファンと送風ダクト>
送風ファン30は、図2(A),(B)に拡大して示すように駆動モータ31、インペラ部32、ケーシング33から構成されている。通電することでモータ31が駆動し、インペラ部32が回転することで送風されるエアは増速され、旋回流となって図2(B)の矢印方向に送風される。ケーシング33の内面はインペラ部32が配置されるところではインペラ部32とケーシング33の隙間が一定となるように平坦形状に形成され、そこからケーシング33の端に向かうにつれて吸気側、排気側ともに拡大するベンチュリー形状に形成されている。
送風ダクト40の内面形状は、送風ファン30への取り付け面では図3に示した送風ファン30のベンチュリー形状に合わせて繋げられている。すなわち、送風ダクト40は、本体41の一端開口部が送風ファン30のケーシング33の排気側の端のベンチュリー形状の最大径(外縁)部と接続された大径口42に形成され、他端開口部が隙間23に効率的にエアを吹き込めるようそれに見合う高さの細長く平べったい長方形状の吹出口43に形成されており、前記大径部42と吹出口43間の本体41の内面は大径部側から吹出口側に向けて漏斗状の形状に形成されている。換言すると、内面が漏斗状に形成された本体41と、該本体内と連通して本体41の中心部(図3で本体41の高さ方向中間位置)に吹出口43を有する長方形体45とが一体成形されて構成されているものである。これにより、図3に示すように送風ファン30の回転により生ずるエアの旋回流44が急拡大などにより損失を起こすことなく吹出口43から吹き出せれる。そのため、従前のファンの単純なR形状で構成された送風ダクトではとかく、送風ファンから送風されるエアが送風ダクトを通過する際は圧力損失が大きく、効率が悪くなることがあったが、送風ダクト40では図に示すような内面形状とすることで、ダクトの圧力損失を小さくし、効率を高めることができる。
また、送風ダクト40の吹出口43は、図4〜6、特に図6から明らかなように、吹出口43の吹き出し長さ方向の一方の側が外方に向けて拡開状に形成されている。つまり、吹出口43の一側面が吹き出されるエアが直進するように吹き出し方向と平行な面46に形成され、他側面が吹き出されるエアが直進せず外向き拡開状に進行するように傾斜面47に形成されている。これは吹出口43から吹き出すエアのうち他側面方向へのエアをより広範囲に吹き出せるようにするためである。この実施の形態では、他側面のみ傾斜面47としたが、必要によっては一側面も他側面と同様な傾斜面に形成してもよいし、前記とは逆に一側面を傾斜面、他側面を平行面としてもよい。
前記のように接続されている送風ファン30及び送風ダクト40は、図7に示すように装置本体101の筐体を構成する前側板111と後側板112の間の間隔に2基、一方の送風ダクト40の一側面が前側板111と平行に、他方の送風ダクト40の一側面が後側板112と平行になり、両方の送風ダクト40の他側面が互いの方向を向くように設置される。
<装置本体の筐体構成>
図7は、送風ファン30から送られるエア(気流)の流れを、各作像ユニット10(Y,M,C,K)をセットするセットスペース等とともに模式的に示したものである。同図において、装置本体101の筐体を構成する前側板111と後側板112の間には、ユニット部材となる4枚のユニット底板113が配設されている。ここでは4枚のユニット底板113を備えているが1枚のユニット底板で構成してもよい。ユニット底板113の上方空間は、複数の仕切板114により仕切られていて、各作像ユニット10(Y,M,C,K)をセットするセットスペース116(Y,M,C,K)となっている。図7では、一番右のセットスペース116Kに黒の作像ユニット10Kを仮想線にて示している。
前側板111には、各作像ユニット10(Y,M,C,K)を着脱できるように、開口111aY〜111aKが4つ形成されている。また、各ユニット底板113には、下方に位置する光書き込み装置9からの走査光を各感光体ドラム1上に導入させるための導入開孔115Y〜115Kが設けられている。
光書き込み装置9の上方と各作像ユニット10(Y,M,C,K)の下方に配置された各ユニット底板113の間には、前記したように前後を前側板111と後側板112で区切られた隙間23が形成されている。この隙間23は送風ファン30側から見ると、細長く平べったい空間となっている。この隙間23において左側の端には、送風ファン30と接続した送風ダクト40の吹出口43が近接して臨むようになっており、送風ファン30が回転することで発生するエアの気流Rを隙間23に流入させ、光書き込み装置9をその上部側から、タンデム作像部となる各作像ユニット10をその下部側から冷却する。
光書き込み装置9は、図示しない回転多面鏡を備えており、該回転多面鏡およびその駆動手段からの発熱が、光書き込み装置9の筐体を介して隙間23側に配置された上カバー(図示せず)に伝わる。したがって、隙間23を流れるエアの気流Rによって前記上カバーを冷却することで、光書き込み装置9全体の冷却が行える。隙間23に送り込まれたエアの気流Rは、ユニット底板113に設けた各導入開孔115を通って各セットスペース116Y〜116K内に導かれ、現像装置等により発熱される作像ユニット10(Y,M,C,K)の冷却が行える。
図7のフィルタ120を通して装置外部より吸い込まれたエアは2基の送風ファン30により各々図の矢印R方向へ送風される。送風されたエアは、前記したように送風ダクト40の吹出口43の吹き出し形状が、一側面を平行面46、他側面を傾斜面47として、各々内側に広がった非対称の形状となっているため、図左の吹き出し側より図右の下流に向かうにつれて流れが合流し一様に左から右に流れる。この吹出口43の非対称の形状と送風ファン30から送り出されるエアの回転方向(=ファンの回転方向)を合わせることで、より効率的にエアを供給することが可能となる。したがって、隙間23内におけるエアの気流Rの合流がより促進され、冷却効率も向上する。なお、121はCTLである。
<光書き込み装置の構成>
図8は、この発明に適用可能な光走査装置である光書き込み装置9の一例を示す斜視図である。この図に示す光書き込み装置9はマルチビーム方式であり、マルチビーム光源ユニットを構成する第1及び第2の半導体レーザ251,252を備えている。半導体レーザ251,252から出射したマルチビームは、それぞれコリメートレンズ253,254で平行な光束に変えられ、合成プリズム255によって合成され、シリンダレンズ256で副走査方向に絞り込まれる。続いて、回転偏向器としてのポリゴンミラー257により反射されたビームは、fθレンズ258及びトロイダルレンズ259を通過することで主走査方向のドットピッチが均等化される。このような処理がなされたマルチビームは、反射鏡260により反射され、感光体ドラム1上を走査する。これにより印字データの書き込みが行われる。
また、画像領域外には同期検知センサ261が配置されており、この同期検知センサ261によって第1の半導体レーザ251からのレーザビーム照射が検出されると、この検出タイミングが主走査第1ラインの書き込み開始位置の基準となる。また、同期検知センサ261に第2の半導体レーザ252からのレーザビーム照射が検出されると、この検出タイミングが主走査第2ラインの書き込み開始位置の基準となる。これを主走査のラインごとに行い、主走査画像位置を合わせる。
<エアの気流の作用>
前記のようであって、モータ31の駆動に伴って回転する送風ファン30によってもたらされるエアは、内面がベンチュリー形状の送風ファン30のケーシング33と、その内面を該ベンチュリー形状に合わせて接続された送風ダクト40とを経て、該ダクトの吹出口43から、送風ファン30の回転により生ずる旋回流44が急拡大などにより損失を起こすことなく吹き出されるため、ダクトの圧力損失を小さくし、効率を高めることができる。そして、吹出口43から吹き出されるエアは、光書き込み装置9と作像ユニット10(Y,M,C,K)間に形成された隙間23に吹き込まれる。隙間23に吹き込まれたエアは、図7に矢印で示すように装置本体101の筐体を構成する前側板111と後側板112の間のスペースに、偏ることなく一様に満遍なく行き渡り、光書き込み装置9をその上部側から、各作像ユニット10をその下部側から冷却する。すなわち、光書き込み装置9はその上方を通るエアを前記上カバーで受けることにより冷却される。また、各作像ユニット10は通過するエアが開口115を経てセットスペース116(Y,M,C,K)に入り込むことにより冷却される。
したがって、従前のように作像ユニットにエアを圧力損失が大きくなることなく供給することができ、各作像ユニット10(Y,M,C,K)の冷却効率を高めることができる。また、各作像ユニット10(Y,M,C,K)ばかりでなく、光書き込み装置9の冷却も行うことができる。そのため、この実施の形態のようなタンデム型の画像形成装置において、有効である。また、送風ファン30及び送風ダクト40の設置スペースも従前のような大きなスペースを要せず、装置の小型化にも十分な対応が可能となる。
前記の実施の形態は、好ましい一例を示したにすぎず、この発明の主要な構成部材の細部構造、形状等は特許請求の範囲に記載した範囲内において、さらに異なる適宜の実施の形態をも含むものである。
1(Y,M,C,K) 感光体ドラム(像担持体)
9 光書き込み装置(光走査装置)
10(Y,M,C,K) 作像ユニット
23 隙間
30 送風ファン
31 駆動モータ
32 インペラ部
33 ケーシング
40 送風ダクト
41 本体
42 大径口
43 吹出口
44 旋回流
46 平行面
47 傾斜面
100 カラープリンタ(画像形成装置)
101 装置本体
111 前側板
111aY〜111aK 開口
112 後側板
113 ユニット底板
114 仕切板
115Y〜115K 導入開孔
116(Y,M,C,K) セットスペース
特開2008−033135号公報 特開2004−294949号公報 特許第3888022号公報

Claims (6)

  1. 作像ユニットと、この作像ユニットと隙間をおいて対向配置される光走査装置と、エアを供給する送風ファンと、この送風ファンと接続されて送風ファンからのエアを前記作像ユニットと光走査装置の隙間に送る送風ダクトとを具備した画像形成装置において、前記送風ファンは、ケーシングの内面がベンチュリー形状に形成され、前記送風ダクトは、前記送風ファンからのエアを前記隙間に送る吹出口までの内面形状が送風ファンのベンチュリー形状に合わせて繋がっていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、前記送風ダクトは、吹出口が隙間と見合う高さの細長く平べったい長方形状に形成され、前記送風ファンから吹出口までの内面形状が漏斗状に形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2記載の画像形成装置において、前記送風ダクトは、吹出口の長さ方向の少なくとも一側が外方に向けて拡開状に形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置において、装置本体の筐体を構成する前側板と後側板の間には、ユニット底板が配設され、このユニット底板の上方空間は、複数の仕切板により仕切られた作像ユニットをセットするセットスペースに形成され、このセットスペースには前側板に形成した開口から作像ユニットが着脱可能に装着され、またユニット底板には、下方に位置する光走査装置からの走査光を像担持体上に導入させるための導入開孔が設けられ、送風ファンからのエアが前記導入開孔から各セットスペースへ流入可能になっていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置において、装置本体の筐体を構成する前側板と後側板の間であって、かつセットスペースを形成するエア流入最前の仕切板と近接して対向する位置には、送風ファンが複数基、所定間隔をおいて並設されていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置において、光走査装置は、光学ハウジング内部に光偏向器を収納し、光源からの光ビームを前記光偏向器により偏向させ、光学系を介して像担持体の被走査面を走査するようになっていることを特徴とする画像形成装置。
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