JP2005037732A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明は、像担持体F 、現像手段G と転写手段H 、定着手段I 、複数の通気口16c を有するガイド板24、開口18a を有する排気ダクト18、少なくとも像担持体F を収容して前記本体ケースS に着脱可能なプロセスカートリッジN を備えている。
ガイド板24は、画像形成経路47に沿って転写手段H から定着手段I へと向かって搬送される被記録媒体P をガイドする複数のガイド部17を有する。排気ダクト18は、排気経路51,52 の一部を形成するために、定着手段I とプロセスカートリッジN の間に設けられている。排気ダクト18の開口18a は、プロセスカートリッジN と定着手段I の間に設けられている。ガイド板24の通気口16a,16b,16c は、空気を通すために、排気ダクト18の開口18a よりも被記録媒体P の搬送方向上流側の領域に設けられている。
【選択図】 図1(a)
Description
そして、静電潜像形成時に、例えばポリゴンミラーを回転させレーザ光等を走査し露光を行うためのスキャナモータや、トナー等の転写された被記録媒体を加熱加圧してトナーを定着させる定着手段から発生される熱が、ダクトを介して本体ケース外に排出されている。
以上の問題を未然に防ぐために、通常、画像形成装置に冷却用ファンを設けることが公知である。
そのような従来技術の例として次のものが挙げられる。
前記転写ローラ203 は、前記感光ドラム201 上に形成された可視像を転写材Pに転写する。前記定着ローラ204 は、前記転写材P上の前記可視像を定着する。前記電装基板205 には電気回路が実装されている。
以上の構成により、風路は矢印Fで示すように形成される。
前記像担持体には、静電潜像が形成される。前記現像手段は、前記像担持体の静電潜像を現像剤により現像して現像剤像を形成する。前記転写手段は、前記現像手段により前記像担持体に形成された現像剤像を被記録媒体に転写する。前記定着手段は、前記転写手段により前記被記録媒体に転写された現像剤像を加熱して定着する。前記プロセスカートリッジは、少なくとも前記像担持体を収容して前記本体ケースに着脱可能に設けられている。
そして、本発明は、上記目的を達成するために以下のような幾つかの特徴を有している。本発明は、以下の特徴を単独で、若しくは、適宜組合わして備えている。
本発明の画像形成装置は、更に、通気口を有するガイド板と、開口を有する排気ダクトとを備える。
前記ガイド板は、前記転写手段から前記定着手段へと向かって搬送される被記録媒体をガイドするガイド部を有する。前記排気ダクトは、排気経路の一部を形成するために、前記定着手段と前記プロセスカートリッジの間に設けられている。
前記排気ダクトの開口は、前記プロセスカートリッジと前記定着手段の間に設けられている。前記ガイド板の通気口は、空気を通すために、前記排気ダクトの開口よりも被記録媒体の搬送方向上流側の領域に設けられている。
その結果、プロセスカートリッジへの定着手段の熱による悪影響を除去する。
前記通気口が設けられる領域が、前記本体ケースに装着された前記プロセスカートリッジの前記定着手段側端部よりも被記録媒体の搬送方向上流側に位置する。
上記構成によれば、前記通気口から前記排気ダクトの開口への気流の向きが前記定着手段側へと傾き、前記定着手段へ向けた流れが生じる。その結果、前記プロセスカートリッジへの定着手段の熱による悪影響をより良く除去する。
前記通気口が設けられる領域が、前記転写手段が設けられた位置よりも更に、被記録媒体の搬送方向上流側に位置する。
上記構成によれば、前記通気口から前記排気ダクトの開口への気流の向きが更に前記定着手段側へと傾き、より前記定着手段へ向けた流れが生じる。その結果、前記プロセスカートリッジへの定着手段の熱による悪影響を更により良く除去する。
前記ガイド板の前記排気ダクトの開口よりも被記録媒体の搬送方向下流側の領域には、空気を通すための通気口が設けられていない。
上記構成によれば、前記排気ダクトの開口よりも被記録媒体の搬送方向下流側の領域には通気口が設けられていないので、搬送方向下流側に配置されている前定着手段側から前記排気ダクトの開口への積極的な気体の流れが生じない。その結果、定着手段側の昇温された気体がプロセスカートリッジ側へ流れ込むことがなく、プロセスカートリッジへ悪影響を与えることはない。
前記排気ダクトの開口が、排気ダクトの下端に設けられている。
上記構成によれば、前記排気ダクトの開口から気体が流れ込むとき、定着手段側の昇温された気体がプロセスカートリッジ側へ流れ込むことがなく、プロセスカートリッジへ悪影響を与えることはない。
しかし、本発明においては、前記排気ダクトの開口は排気ダクトの下端に設けられているので、上記のような問題が生じない。
前記排気ダクトは被記録媒体の搬送方向と直交する方向に延びており、その一端部に上方に開口するファンケースが形成されている。前記ファンケースに前記排気ダクトから気体を上方へ吐き出す吐き出しファンが収納されている。
本体ケース内の熱気は下から上へと自然に上昇する傾向がある。上記構成によれば、前記吐き出しファンによってその気体の自然の流れに沿って下から上へと効率良く気体を吐き出すことができる。そのため、前記通気口から前記排気ダクトの開口へと、そして、前記排気ダクトのファンへと空気の流れを本体ケース内で積極的に形成することができる。その結果、プロセスカートリッジへの熱による悪影響を更に確実に除去することができる。
前記吐き出しファンによる気体の吐き出し方向が、真上方向から本体ケースの外側方向、且つ、後側方向へ傾くように、前記吐き出しファンが傾斜して配置されている。
上記構成によれば、吐き出し方向が、真上方向から本体ケースの外側方向へ傾いていると、排気ダクトから上方へ気体を吐き出す吐き出しファンへ速やかにダクト内の気体が移動する。
そして、吐き出し方向が後方に傾いていると、ユーザに排気風が当たらない。
前記排気ダクトは前記本体ケース内の左右の側面フレームによって前記本体ケースの背面側に支持されている。前記吐き出しファンが設けられた一端側とは反対側の他端側を支持する側面フレームの前記本体ケースの正面側に吸気口が設けられている。更に、前記左右の側面フレーム間の前記吸気口と前記吐き出しファンの間に前記プロセスカートリッジが収容されている。
その結果、前記左右の側面フレーム間の前記吸気口と前記吐き出しファンの間に収容されているプロセスカートリッジ全体に気体が流れて冷却効率を良くする。
前記排気ダクトの開口部における、前記吐き出しファンと前記吸気口とを結ぶ線と、前記排気ダクトが交差する位置にオゾンフィルターが配置されている。
例えば、オゾンフィルターを排気ダクト全長に渡って設けると排気効率が低下するので好ましくない。加えて、オゾンフィルターを全長に渡って設けると製品単価の増加を招き好ましくない。
その結果、排気効率の低下及び、製品単価の増加を抑えることができる。
前記通気口は前記本体ケースの左右方向に沿って前記ガイド板に設けられている。前記通気口の開口率が前記吐き出しファンから離れるに従って大きくなる。
前記本体ケースの左右方向の一端側に前記排気ダクトの吐き出しファンが設けられているため、前記吐き出しファンに近い程、吐き出し効果が強く作用する。即ち、排気ダクトへの気体の単位時間当たりの流入量が前記吐き出しファンから離れる程少なくなってしまう。
その結果、前記本体ケースの左右方向に均一に排気ダクトへ気体が流れ込み、通気口から排気ダクトへの気体の流れをスムーズにする。
図1(a)において、左方が画像形成装置の前面側となる。太線は用紙P の搬送経路を示している。搬送経路は、第1 供給経路44、第2供給経路45、第3供給経路46、画像形成経路47、排紙経路48、反転経路49、再搬送経路50から構成されている。用紙P は本体ケースS 内で下方の給紙トレイ2 等から供給されて上方へと移動して上面の排紙トレイ41上へ排出される。
そして、前記プロセスカートリッジN は少なくとも前記像担持体F を収容し、本体ケースS に対して着脱可能である。前記スキャナユニットQ は前記露光手段E を収容する。
前記各手段は左の側面フレーム21a と右の側面フレーム21b の間に収容され、本体ケースS の所定の位置に支持されている。
前記スキャナユニットQ 、前記プロセスカートリッジN 、前記定着手段I は本体ケースS 内でそれぞれの間に排気経路51,52 を形成可能なように適当な隙間を有して配置されている。加えて、前記排気手段K を構成する排気ダクト18は、本体ケースS 内で排気経路51,52 の一部を形成するために、前記定着手段I と前記プロセスカートリッジN の間に延出して設けられている。
多目的トレイ6 はヒンジ6aを中心に前方に回動すると装置の前面側に突出し、利用者による用紙の挿入が可能な状態となる。多目的トレイ6 に挿入された用紙P は前記第3 供給手段C を構成する第 2搬送ローラ8 及び第2紙粉取ローラ9 間へ供給される。
前記第1若しくは第2供給手段A,B から送られてきた用紙P は、前記第 2搬送ローラ8及び第2紙粉取ローラ9 に挟まれて紙粉が取り除かれる。そして、前記第 3搬送ローラ10と第3 紙粉取ローラ12間へと供給される。
図2 に前記ガイド板24の上面図を示す。前記2 つの凹部14a,14b のうち、前方の凹部14a に前記下側のレジストローラ13b が、後方の凹部14b に前記転写手段H を構成する転写ローラ36が収納される。
前記3つの通気口16a,16b,16c は、空気を通すために、前記排気手段K を構成する排気ダクト18の開口18a よりも用紙P の搬送方向上流側の領域に設けられている。また、前記ガイド板24における前記排気ダクト18の開口18a よりも用紙P の搬送方向下流側の領域には、空気を通すための通気口が設けられていない。
特に、前記通気口16a,16b,16c が設けられる領域は、前記転写手段H が設けられた位置よりも更に、用紙P の搬送方向上流側に位置することが好ましい。
本実施形態においては、前記一対のレジストローラ13a,13b と前記転写手段H との間の傾斜面24a に前記通気口16a,16b,16c が設けられている。前記傾斜面24a は転写ローラ36を収納する凹部14b の一部を構成している。
前記ガイド手段D の通気口16a,16b,16c は、用紙P の搬送方向と直交する方向、即ち、前記本体ケースS の左右方向に沿って前記ガイド板24に設けられている。前記通気口16a,16b,16c の開口率は前記吐き出しファン20から離れるに従って大きくなっている。
尚、前記ガイド手段D の通気口の開口率を前記吐き出しファン20から離れるに従って大きくする構成としては、上述の構成に限らず、例えば、以下のような構成であっても良い。すなわち、用紙P の搬送方向と直交する方向、即ち、前記本体ケースS の左右方向に沿って延びる略直角三角の通気口を設けてもよい。この場合、前記略直角三角の通気口の直角を形成する一辺を用紙P の搬送方向に沿わせ、他方を用紙P の搬送方向と直交する方向に沿わせ、前記略直角三角の通気口の高さを前記吐き出しファン20から離れるに従って高くする構成にすれば良い。
このように配置すると、前記吐き出しファン20による気体の吐き出し方向が、装置の真上方向O から本体ケースS の外側方向、且つ、後側方向へ傾く。
そして、前記左右の側面フレーム21a,21b 間の前記吸気口22と前記吐き出しファン20の間に前記プロセスカートリッジN が収容される。
具体的には、図3 に示すように、吸気口22として前記右側面フレーム21b の正面側に設けられた複数の孔22が存在する範囲の略中心位置22a から、前記ファンケース19内部と前記排気ダクト18内部を連通させる連通部の略後部位置19a を結ぶ線U と、前記排気ダクト18が交差する位置にオゾンフィルター23が配置されている。
前記ポリゴンミラー25が、図示しないレーザ発光部より出射されたレーザ光を回転駆動して主走査方向に走査する。ヒートシンク26は、前記ポリゴンミラー25が発生する熱を放熱する。f θレンズ27は、ポリゴンミラー25に走査されたレーザ光の走査速度を一定にする。前記反射ミラー28a,28b は、走査されたレーザ光を反射する。前記リレーレンズ29は、レーザ光を感光体ドラムF 上で結像するために焦点位置を調整する。前記反射ミラー28c は、調整されたレーザ光を反射させてプロセスカートリッジN の感光体ドラムF の表面上に露光走査する。そして、前記感光体ドラムF に静電潜像を形成する。
トナーボックス35は、供給ローラ34の側方位置に設けられており、その内部に供給ローラ34を介して現像ローラ33に供給されるトナー(現像剤)を充填している。
供給ローラ34は、金属製のローラ軸と、前記軸を被覆する導電性の発泡材料からなるローラから構成されている。供給ローラ34は現像ローラ33に対して圧縮するような状態で当接しており、現像ローラ33に供給するトナーを摩擦帯電する。
現像ローラ33は、金属製のローラ軸と、前記軸を被覆する導電性のゴム材料からなるローラから構成されている。図示されていない現像バイアス印加電源から現像バイアスが印加され、前記感光体ドラムF の静電潜像を現像剤により現像して現像剤像を形成する。
転写ローラ36は、感光体ドラムF の下方位置に配設されている。前記転写ローラ36は、金属製のローラ軸と、前記軸を被覆するイオン導電性のゴム材料からなるローラから構成されている。転写時には、転写バイアス印加電源から転写バイアス( 転写順バイアス) が印加される。それにより、前記転写手段H は、前記現像手段G により前記感光体ドラムF に形成された現像剤像を用紙P に転写する。
前記第1クリーニングローラ53は、感光体ドラムF の側方位置に配置されている。前記第1クリーニングローラ53に接触するように、第1 クリーニングローラ53を挟んで感光体ドラムF の反対側となる位置に第2 クリーニングローラ54が設けられている。さらに、前記第2 クリーニングローラ54には摺接部材55が当接されている。
前記加熱ローラ37は、金属製で、筒状のローラの内部に加熱のためのハロゲンランプを備えている。前記押圧ローラ38は、前記加熱ローラ37を押圧する。プロセスカートリッジN において用紙P 上に転写されたトナーによる像は、用紙P が加熱ローラ37と押圧ローラ38との間を通過する間に加圧加熱されて用紙P 上に定着する。そして、加熱ローラ37および押圧ローラ38より下流側の用紙搬送経路に設けられた3つの搬送ローラ39によって、排紙手段R を構成する排紙ローラ40へ搬送される。
本体ケースS 内で暖かくなった空気は部品等の間をすり抜けて自然に下から上へと移動する傾向がある。
本実施形態において、前記排気ダクト18の開口18a は、前記プロセスカートリッジN と前記定着手段I の間に設けられている。前記ガイド板24の通気口16a,16b,16c は、前記排気ダクト18の開口18a よりも用紙P の搬送方向上流側の領域に設けられている。
そのため、ガイド板24に遮られることなく、通気口16a,16b,16c から前記排気ダクト18の開口18a へと積極的な気体の流れが生じる。
その結果、プロセスカートリッジN (感光体ドラムF 、スコロトロン型帯電器32、現像手段G 、転写手段H 、クリーニング手段W 、トナー等)への定着手段の熱による悪影響を除去する。
そのため、搬送方向下流側に配置されている定着手段I 側から前記排気ダクトの開口への積極的な気体の流れが生じない。その結果、定着手段I 側の昇温された気体がプロセスカートリッジN 側へ流れ込むことがなく、プロセスカートリッジN へ悪影響を与えることはない。
そのため、前記通気口16a,16b,16c から前記排気ダクト18の開口18a への気流の向きが前記定着手段I 側へと傾き、前記定着手段I へ向けた流れが生じる( 排気経路51参照) 。その結果、前記プロセスカートリッジN への定着手段I の熱による悪影響をより良く除去する。
加えて、本実施形態において、前記複数の通気口16a,16b,16c はガイド板24の傾斜面24a に設けられているので、仕切り板M の複数の通気口31から傾斜面24a に複数の通気口16a,16b,16c を経て転写ローラ36の下方を通り、排気ダクト18の開口18a とスムーズに風が流れる(図1(b)参照)。
そのため、前記通気口16a,16b,16c から前記排気ダクト18の開口18a への気流の向きが更に前記定着手段I 側へと傾き、より前記定着手段I へ向けた流れが生じる( 排気経路51参照) 。即ち、ガイド板24の通気口16a,16b,16c からプロセスカートリッジN を抜けて風が通る。その結果、前記プロセスカートリッジN への定着手段I の熱による悪影響を更により良く除去する。
そのため、前記排気ダクト18の開口18a から気体が流れ込むとき、定着手段I 側の昇温された気体がプロセスカートリッジN 側へ流れ込むことがなく、プロセスカートリッジN へ悪影響を与えることはない。
また、定着手段I 側に前記排気ダクト18の開口18a が設けられていると、プロセスカートリッジN 側の気体が前記排気ダクト18へ流入しにくくなる。そして、ガイド板24のプロセスカートリッジN 側の通気口16a,16b,16c から前記排気ダクト18の開口18a への気体の流れが悪くなり、冷却効果が薄れる。
しかし、本実施形態においては、前記排気ダクト18の開口18a が、排気ダクト18の下端に設けられているので、このような問題が生じない。
そのため、本体ケースS 内の熱気は下から上へと自然に上昇する傾向があるが、前記吐き出しファン20によってその気体の自然の流れに沿って下から上へと効率良く気体を吐き出すことができる。即ち、前記ガイド板24の通気口16a,16b,16c から前記排気ダクト18の開口18a へと、そして、前記排気ダクト18のファン20へと空気の流れを本体ケースS 内で積極的に形成することができる。その結果、プロセスカートリッジN への熱による悪影響を更に確実に除去することができる。
そこで、本実施形態において、前記吐き出しファン20から離れるに従って前記ガイド板24の通気口16a,16b,16c の開口率を大きくした。
そのため、前記吐き出しファン20から離れる程、排気ダクト18への気体の単位時間当たりの流入量が少なくなることを防止する。その結果、排気ダクト18へ気体が流れ込む際の前記本体ケースS の左右方向のかたよりを少なくする。前記ガイド板24の通気口16a,16b,16c から排気ダクト18への気体の流れをスムーズにする。
そのため、排気ダクト18から上方へ気体を吐き出す吐き出しファン20へ速やかにダクト内の気体が移動する。そして、吐き出し方向が後方に傾くので、ユーザに排気風が当たらない。
その結果、前記左右の側面フレーム21a,21b 間の前記吸気口22と前記吐き出しファン20の間に収容されているプロセスカートリッジN 全体に気体が流れて冷却効率を良くする。特に、図1(a)に示した排気経路52を抜けて前記プロセスカートリッジN の上面をなでるように風が通る。
そのため、排気ダクト18の一部分にオゾンフィルター23を配置しただけであっても、途中プロセスカートリッジN 内の感光体ドラムF を帯電させる帯電器32を通過してオゾンを含んだ気流から効率良くオゾンを除去する(図1(a)の排気経路52参照)。
即ち、オゾンフィルターを排気ダクト全長に渡って設けることによる排気効率の低下がない。加えて、オゾンフィルターを全長に渡って設けることによる製品単価の増加を招くことがない。その結果、排気効率の低下及び、製品単価の増加を抑えることができる。
16a,16b,16c 通気口
18 排気ダクト
18a 開口
24 ガイド板
47 画像形成経路
51,52 排気経路
F 像担持体
G 現像手段
H 転写手段
I 定着手段
N プロセスカートリッジ
P 被記録媒体
S 本体ケース
Claims (10)
- 静電潜像が形成される像担持体と、当該像担持体の静電潜像を現像剤により現像して現像剤像を形成する現像手段と、当該現像手段により前記像担持体に形成された現像剤像を被記録媒体に転写する転写手段と、当該転写手段により被記録媒体に転写された現像剤像を加熱して定着する定着手段と、本体ケースに着脱可能に設けられ、少なくとも前記像担持体が収容されたプロセスカートリッジとを備えた画像形成装置であって、
前記転写手段から前記定着手段へと向かって搬送される被記録媒体をガイドするガイド部を有するガイド板と、
前記定着手段と前記プロセスカートリッジの間に設けられ、排気経路の一部を形成するための排気ダクトと、
前記排気ダクトには、前記プロセスカートリッジと前記定着手段の間に開口が設けられ、且つ、 前記ガイド板における前記排気ダクトの開口よりも被記録媒体の搬送方向上流側の領域には、空気を通すための通気口が設けられていることを特徴とする画像形成装置。 - 前記通気口が設けられる領域は、前記本体ケースに装着された前記プロセスカートリッジの前記定着手段側端部よりも被記録媒体の搬送方向上流側に位置することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記通気口が設けられる領域は、前記転写手段が設けられた位置よりも更に、被記録媒体の搬送方向上流側に位置することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記ガイド板の前記排気ダクトの開口よりも被記録媒体の搬送方向下流側の領域には、空気を通すための通気口が設けられていないことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記排気ダクトの開口は、排気ダクトの下端に設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記排気ダクトは被記録媒体の搬送方向と直交する方向に延びており、その一端部に上方に開口するファンケースが形成され、当該ファンケースに前記排気ダクトから気体を上方へ吐き出す吐き出しファンを収納したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記吐き出しファンによる気体の吐き出し方向が、真上方向から本体ケースの外側方向、且つ、後側方向へ傾くように、前記吐き出しファンが傾斜して配置されていることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
- 前記排気ダクトは前記本体ケース内の左右の側面フレームによって前記本体ケースの背面側に支持されており、前記吐き出しファンが設けられた一端側とは反対側の他端側を支持する側面フレームの前記本体ケースの正面側に吸気口を設け、更に、前記左右の側面フレーム間の前記吸気口と前記吐き出しファンの間に前記プロセスカートリッジを収容したことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記吐き出しファンと前記吸気口を結ぶ線と、前記排気ダクトとが交差する位置に前記排気ダクトの開口部の一部を覆うオゾンフィルターが配置されていることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
- 前記通気口は前記本体ケースの左右方向に沿って前記ガイド板に設けられており、前記通気口の開口率が前記吐き出しファンから離れるに従って大きくなることを特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載の画像形成装置。
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