JP2008216709A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の画像形成ユニットを冷却ファンにより均一かつ効果的に冷却することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】冷却ファン52の送風口52aとトナーボックス51との間を、フレキシブルチューブ53〜56で変形させながら連結することができる。これらのフレキシブルチューブ53〜56は内径が異なって形成されているため、高熱発生領域から発生する熱を受けて画像形成ユニット26〜29の間で上昇する温度が異なっている場合でも、吹き付ける冷却風量が異なり、各画像形成ユニット26〜29を冷却ファンにより均一かつ効果的に冷却することが可能となる。
【選択図】図4

Description

本発明は、印刷用紙等の印刷媒体に画像を印刷する画像形成装置に係り、特に、冷却ファンにより画像形成ユニット等の被冷却部を冷却する構成に関するものである。
従来、プリンタや複写機、ファクシミリ装置、それらの機能を併せ持つ複合機などの画像形成装置には、装置本体内において感光体ドラム(像担持体)を備えた画像形成ユニットが内蔵されている。画像形成ユニットは、感光体ドラム表面にて静電潜像を形成したり、これを現像してトナー画像を形成したりする際に熱を発するため、この感光体ドラム面を適度に冷却する必要がある。以下の特許文献1に記載されたタンデム式画像形成装置では、冷却ファンの吹出し口と画像形成ユニットとの間を主ダクトと分岐ダクトとで連結し、冷却ファンから画像形成ユニットに冷却風を送って感光体ドラム面等を冷却している(特許文献1参照)。
また、タンデム方式のフルカラー印刷に対応した画像形成装置は、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの各色別の画像形成ユニットを備えており、各色別の画像形成ユニットは、それぞれ色別のトナーを収納した4個のトナーボックスを有している。これらの4個のトナーボックス(被冷却部)では、トナーを攪拌する際に攪拌軸の摺動部やブレードの摩擦で熱を発生するが、この熱を適度に冷却しないと、トナーボックス内のトナーが熱によって流動性を失い、適正な画像を形成できなくなるおそれがある。
このため公知の画像形成装置では、冷却ファンの吹出し口と各トナーボックスとの間を4本の分岐ダクトでそれぞれ連結して、冷却ファンからの冷却風を各ダクトを介して各トナーボックスに供給することにより、各トナーボックスを冷却している。
特開2002−6697号公報(図1)
しかしながら、一般に画像形成装置の内部には、画像形成ユニットの他にも各種の発熱源として、例えば定着ユニットが設けられている。定着ユニットは加熱ローラを備えており、この加熱ローラは、印刷用紙に転写されたトナー画像を加熱して定着させることから、画像形成ユニットよりも高熱を発生している。このため、複数ある画像形成ユニットの中でも、装置内で定着ユニットに近接した位置にある画像形成ユニットと、比較的離れた位置にある画像形成ユニットとでは、定着ユニットから発生する熱の影響の度合が異なっている。
このような場合に、従来技術における分岐ダクトを用いてそれぞれの画像形成ユニットに同じ風量の冷却風を吹き付けても、定着ユニットとの距離が小さい画像形成ユニットでは他の画像形成ユニットと同様に熱を冷却させることができず、各画像形成ユニットを均一にばらつき無く効果的に冷却させることができないという問題があった。
そこで本発明は、複数の画像形成ユニットを冷却ファンにより均一かつ効果的に冷却することが可能な画像形成装置を提供することを課題とする。
本発明の画像形成装置は、装置本体内の各所に設けられた複数の被冷却部に対して冷却風を供給する冷却ファンを備えており、この冷却ファンから冷却風が吹き出される送風口と複数の被冷却部のそれぞれとの間を連結することで冷却風を各被冷却部に吹き付けている。その上で本発明は、装置本体内において画像の形成に伴い加熱動作を行う高熱発生領域からから最も離れた位置にある被冷却部から高熱発生領域に最も近接した位置にある被冷却部にかけて順々に冷却風の流量を増大させる複数の送風流路を備えることで上記の課題を解決する。
このような構成により、複数の被冷却部のうち高熱発生領域から離れた被冷却部と近い被冷却部とで、高熱発生領域から発生する熱を受ける熱の影響の度合が異なっていても、複数の送風流路を用いることで、それぞれが受ける熱影響の度合に応じて冷却風の流量を適切に配分することができる。このため、高熱発生領域により近い被冷却部に対してより多くの冷却風を吹き付けることができ、各被冷却部を冷却ファンにより均一かつ効果的に冷却することが可能となる。
上述の画像形成装置において、複数の送風流路は、高熱発生領域から最も離れた位置にある被冷却部から高熱発生領域に最も近接した位置にある被冷却部にかけて順々に内径が大きく形成された複数のフレキシブルチューブであっても良い。このような構成より、装置本体内にダクト等を設けるスペースが無くても、フレキシブルチューブを適宜に変形させて各構成要素間の隙間を縫うようにして取り回し、冷却ファンと複数の被冷却部との間を確実に連結することができる。
また、上述の画像形成装置において、複数の被冷却部は、マゼンタ、シアン、イエロー及びブラックのトナー画像を像担持体に形成させる複数の画像形成ユニットであっても良い。このような構成により、フルカラー印刷に対応した画像形成装置において、各画像形成ユニットを冷却ファンにより均一かつ効果的に冷却することが可能となる。
更に、上述の画像形成装置において、高熱発生領域は、装置本体内においてトナー画像を印刷媒体に定着させる定着ユニットが設けられた領域であっても良い。このような構成により、複数の被冷却部のうち定着ユニットから離れた位置にある被冷却部と、比較的近い位置にある被冷却部とで熱影響の度合いが異なっていても、定着ユニットにより近い被冷却部に対して多くの冷却風を供給することで、各被冷却部を均一かつ効果的に冷却することが可能となる。
本発明に係る他の画像形成装置は、装置本体内の各所に設けられた複数の被冷却部と、これら複数の被冷却部に対して冷却風を供給する冷却ファンと、装置本体内において画像の形成に伴い加熱動作を行う高熱発生領域と、冷却ファンから冷却風が吹き出される送風口と複数の被冷却部のそれぞれとの間を連結するとともに、高熱発生領域に最も近接した位置にある被冷却部に対して、その他の被冷却部よりも冷却風の流量を多くする複数の送風流路とを備えた構成である。
このような構成により、複数の被冷却部のうち高熱発生領域から離れた位置にある被冷却部と近接した位置にある被冷却部とで、高熱発生領域から発生する熱の影響の度合が異なっていても、複数の送風流路を用いて高熱発生領域と最も近い位置にある被冷却部に対して他の被冷却部よりも多くの冷却風を供給することで、各被冷却部を冷却ファンにより均一かつ効果的に冷却することが可能となる。
あるいは、本発明に係る他の画像形成装置は、装置本体内に設けられたマゼンタ、シアン、イエロー及びブラックのトナー画像を像担持体に形成させるための複数の画像形成ユニットと、これら複数の画像形成ユニットに対して冷却風を供給する冷却ファンと、装置本体内において複数の画像形成ユニットにより形成された各色別のトナー画像を重ね合わせて一次転写する中間転写体と、中間転写体から印刷媒体に転写されたトナー画像を定着させる定着ユニットと、冷却ファンから冷却風が吹き出される送風口と複数の画像形成ユニットのそれぞれとの間を連結するとともに、定着ユニットから最も離れた位置にある画像形成ユニットから定着ユニットに最も近接した位置にある画像形成ユニットにかけて順々に内径を拡大して形成された複数のフレキシブルチューブとを備えた構成である。
このような構成により、複数の画像形成ユニットのうち定着ユニットから離れた位置にある画像形成ユニットと近い位置にある画像形成ユニットとで、定着ユニットから発生する熱の影響の度合が異なっていても、複数のフレキシブルチューブを用いて定着ユニットに近い位置にある画像形成ユニットに対してより多くの冷却風を供給することにより、各画像形成ユニットを冷却ファンにより均一かつ効果的に冷却することが可能となる。
本発明に係る画像形成装置によれば、複数の画像形成ユニットを冷却ファンにより均一かつ効果的に冷却することができる。これにより、装置本体内に複数の画像形成ユニット(被冷却部)が設けられている場合、それらの配置の違いによる熱影響のばらつきを適正に解消することで、より安定した高品質の画像形成を可能とする。
以下、本発明の一実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態である画像形成装置1の構成例を示した説明図である。画像形成装置1は、例えば外部から入力された画像情報に基づいて印刷用紙等の印刷媒体の表面にトナー画像を転写して印刷を行うプリンタ、複写機、ファクシミリ装置、それらの機能を併せ持つ複合機などの装置によって実現され、印刷動作により装置本体内で画像形成ユニット等の熱が発生する部分を冷却させる冷却ファンを備えた装置である。
図1に示される画像形成装置1は例えばタンデム型のカラープリンタである。画像形成装置1は、内部で用紙にカラー画像を形成(プリント)する四角箱状の装置本体2を備え、この装置本体2の上面部には、カラー画像が印刷された用紙を排出するための用紙排出部(排出トレイ)3が設けられている。
装置本体2内において、その下部には、用紙を収納する給紙カセット5が配設されている。また装置本体2内の中央部には、手差しの用紙を供給するスタックトレイ6が配設されている。そして装置本体2の上部には、装置外部から送信されてくる文字や絵柄などの画像データに基づいて用紙に画像を形成する画像形成部7が設けられている。また、図1中でみて装置本体2の左部には、給紙カセット5から繰り出された用紙を画像形成部7に搬送する第1の搬送路9が配設されており、右部から左部にかけては、スタックトレイ6から繰り出された用紙を画像形成部7に搬送する第2の搬送路10が配設されている。また装置本体2内の左上部には、画像形成部7で画像が形成された用紙に対して定着処理を行う定着ユニット14と、定着処理の行われた用紙を用紙排出部3に搬送する第3の搬送路11とが配設されている。
給紙カセット5は、装置本体2の外部(例えば図1中の手前側)に引き出すことにより用紙の補充を可能にしたものである。この給紙カセット5は、給紙方向のサイズが異なる少なくとも2種類の用紙を選択的に収納可能な収納部16を備えており、この収納部16に収納されている用紙が給紙ローラ17及び捌きローラ18により1枚ずつ第1の搬送路9側に繰り出される。
スタックトレイ6は、装置本体2外の右部に手差し用の用紙が積載されるトレイ19を備えており、このトレイ19に積載されている用紙がピックアップローラ20及び捌きローラ21により1枚ずつ第2の搬送路10側に繰り出される。
第1の搬送路9と第2の搬送路10とはレジストローラ22の手前で合流しており、二次転写ローラ23で、後述する中間転写ベルト40上のフルカラーのトナー画像が用紙に二次転写される。この後、定着ユニット14でトナー画像が定着された用紙は、必要に応じて第4の搬送路12で反転され、最初とは反対側の面にも二次転写ローラ23でフルカラーのトナー画像が二次転写される。そして、反対面のトナー画像が定着ユニット14で定着された後、第3の搬送路11を通って排出ローラ24により用紙排出部3に排出される。
画像形成部7は、ブラック(B)のトナー画像を形成する第1の画像形成ユニット26と、イエロー(Y)のトナー画像を形成する第2の画像形成ユニット27と、シアン(C)のトナー画像を形成する第3の画像形成ユニット28と、マゼンタ(M)のトナー画像を形成する第4の画像形成ユニット29と、各画像形成ユニット26〜29で形成されるフルカラーのトナー画像を用紙に転写する転写搬送部30とを備えている。
各画像形成ユニット26〜29は、感光体ドラム32と、感光体ドラム32の周面に対向して配設された帯電部33と、帯電部33の下流側であって感光体ドラム32の周面上の特定位置にレーザビームを照射するレーザ走査ユニット34と、レーザ走査ユニット34からのレーザビーム照射位置の下流側であって感光体ドラム32の周面に対向して配設された現像部35と、現像部35の下流側であって感光体ドラム32の周面に対向して配設されたクリーニング部36とを備えている。
なお、各画像形成ユニット26〜29の感光体ドラム32は、図示しない駆動モータにより図中の反時計回り方向に回転する。また、各画像形成ユニット26〜29の現像部35には、各トナーボックス51にブラックトナー、イエロートナー、シアントナー及びマゼンタトナーがそれぞれ収納されている。
転写搬送部30は、第1の画像形成ユニット26の近傍位置に配設された後ローラ(駆動ローラ)38と、第4の画像形成ユニット29の近傍位置に配設された前ローラ(従動ローラ)39と、後ローラ38と前ローラ39とに跨って配設された中間転写ベルト40と、各画像形成ユニット26〜29の感光体ドラム32における現像部35の下流側の位置に中間転写ベルト40を介して圧接可能に配設された4つの転写ローラ41とを備えている。
この転写搬送部30では、各画像形成ユニット26〜29の転写ローラ41の位置で、中間転写ベルト40上に各色別のトナー画像がそれぞれ重ね合わせて転写されて、最後にはフルカラーのトナー画像となる。
第1の搬送路9は、給紙カセット5から繰り出されてきた用紙を転写搬送部30側に搬送するものであり、装置本体2内で所定の位置に配設された複数の搬送ローラ43と、転写搬送部30の手前に配設され、画像形成部7における画像形成動作と給紙動作とのタイミングを取るためのレジストローラ22とを備えている。
定着ユニット14は、画像形成部7でトナー画像が転写された用紙を加熱することにより定着させる処理を行うものであり、内蔵されたヒータにより加熱される定着ローラ(加熱ローラ)44と、この定着ローラ44に圧接して配設された加圧ローラ45と、定着ローラ44及び加圧ローラ45の上流側に配設され、転写搬送部30により搬送されてきた用紙を定着ローラ44及び加圧ローラ45間に案内する前搬送路46と、定着ローラ44及び加圧ローラ45の下流側に配設され、定着ローラ44及び加圧ローラ45間を通過した用紙を第3の搬送路11に案内する後搬送路47とを備えている。
この定着ユニット14が設けられた装置本体2内の領域は、定着ローラ44が上記のように加熱動作を行うために他所と比べて高熱が発生する領域(高熱発生領域)となっている。
第3の搬送路11は、定着ユニット14で定着処理の行われた用紙を用紙排出部3に搬送するものであり、所定位置に搬送ローラ48が配設されると共に、出口側に前記排出ローラ24が配設されている。
一方、画像形成部7の各画像形成ユニット26〜29の現像部35の各トナーボックス51に、ブラックトナー、イエロートナー、シアントナー及びマゼンタトナーがそれぞれ収納されていて、4個のトナーボックス(被冷却部)51において、トナーの攪拌時に攪拌軸の摺動部やブレード等の摩擦により熱を発散するが、この熱によってトナーが流動性を失って適正な画像を形成できなくなるおそれがある。
そこで本実施形態では、例えば以下の図2〜図6に示すように、4個のトナーボックス(被冷却物)51を1台の冷却ファン52で冷却することとしている。
図2に示されるように、装置本体2内の右部には、冷却ファン(シロッコファン)52が取付けられている。また、図3に示されるように、冷却ファン52から冷却風が吹き出される送風口52aには4つのノズルが形成されている。送風口52aには、各ノズルから吹き出された冷却風を送るための送風流路を成す4本のフレキシブルチューブ53〜56の後端部がそれぞれ差し込まれている。そして、これらのフレキシブルチューブ53〜56の先端吹出し部53a〜56aがトナーボックス51の底面に対向するように配置されて冷却ファン52と各画像形成ユニット26〜29とが連結されている。
ここで、これらの4本のフレキシブルチューブ53〜56は、図4〜図6に示すように、それぞれ先端吹出し部53a〜56aから吹き出す風量が異なるように、その内径が異なって形成されている。即ち、上記の高熱発生領域からの距離が最も大きい第4の画像形成ユニット29に連結されたフレキシブルチューブ56の内径が最も小さく形成され、そこからフレキシブルチューブ55,54の順に高熱発生領域に近づくにつれて内径が大きくなっていき、最も距離が小さい第1の画像形成ユニット26に連結されたフレキシブルチューブ53の内径は、4本中で最も大きく形成されている。図3には詳しく示されていないが、冷却ファン52の送風口52aについても、フレキシブルチューブ56の後端部が差し込まれるノズルの口径が最も小さく、そしてフレキシブルチューブ55,54,53の各後端部が差し込まれるノズルの順に口径が大きくなっている。
これにより、高熱発生領域に最も近い第1の画像形成ユニット26に冷却風を吹き付ける風量(流量)が最も多く、画像形成ユニット26〜29の順に風量は少なくなっていき、高熱発生領域から離れた第4の画像形成ユニット29に冷却風を吹き付ける風量が最も少なくなっている。
なお、装置本体2内の右部には、他の被冷却物を冷却するための冷却ファン60,61も取付けられているが、これらの冷却ファン60,61は、例えば図示しないダクトを介して被冷却物に連結されている。
図4及び図6に示されるように、装置本体2の手前部には、各トナーボックス51の下方に位置して本体フレーム57のフレーム側板57pが配置され、このフレーム側板57pの前面には、上下方向に4段で各フレキシブルチューブ53〜56をそれぞれ嵌め込んでガイドする凹部57a〜57dが左右方向に延びて形成されている。なお、凹部57a〜57dは、本体フレーム57のフレーム側板57p以外に、例えばレーザ走査ユニット34のフレームのフレーム側板に形成することもできる。各フレキシブルチューブ53〜56は、冷却ファン52を取付けた装置本体2内の右部の位置からフレーム側板57pの貫通穴57e〜57hを裏面側から貫通させ、前面側の対応する凹部57a〜57d内に引き出されて、凹部57a〜57dに嵌め込まれるようになる。
最上段の凹部57dは、マゼンタ(M)のトナー画像を形成する第4の画像形成ユニット29のトナーボックス51の下方付近まで左方に延びている。また、その下段の凹部57cは、シアン(C)のトナー画像を形成する第3の画像形成ユニット28のトナーボックス51の下方付近まで左方に延びている。さらに、その下段の凹部57dは、イエロー(Y)のトナー画像を形成する第2の画像形成ユニット27のトナーボックス51の下方付近まで左方に延びている。そして最下段の凹部57aは、ブラック(B)のトナー画像を形成する第1の画像形成ユニット26のトナーボックス51の下方付近まで左方に延びている。
ここで、凹部57a〜57dは、図4〜図6に示されるように、4本のフレキシブルチューブ53〜56のそれぞれ異なる内径に応じて、その延び方向の幅が異なるように形成されている。即ち、内径が最も小さく形成されたフレキシブルチューブ56が嵌め込まれる凹部57dの幅は最も小さく形成されており、次いで凹部57dから凹部57aの順に幅が大きくなっていき、そして内径が最も大きく形成されたフレキシブルチューブ53を嵌め込む凹部57aの幅は、4つの中で最も大きく形成されている。
そして、各凹部57a〜57dは、対応するトナーボックス51の下方付近から、トナーボックス51の底面に向かって上方に湾曲されて、図6に示されるように、その上端部分には、フレキシブルチューブ53〜56の先端吹出し部〜56a(図3参照)をトナーボックス51の底面(冷却部分)に対向させるように差し込んで位置決めする差し込み穴57iがそれぞれ形成されている。
以上のように、装置本体2内のトナーボックス51を冷却するための冷却ファン52の送風口52aとトナーボックス51との間をフレキシブルチューブ53〜56で連結することにより、冷却ファン52の吹出し口52aとトナーボックス51との間にダクトを設けるスペースの余裕が無い場合でも、フレキシブルチューブ53〜56を装置本体2内のちょっとした隙間に這わせるように変形させながら、トナーボックス51に連結することができる。このため、フレキシブルチューブ53〜56の先端吹出し部53a〜56aから吹出された冷却風は、図6中に矢印aで示すように、トナーボックス51の底面(冷却部分)に沿って良好に流れることから、冷却ファン52によるトナーボックス51の冷却が可能となる。
そして、これらのフレキシブルチューブ53〜56は、中でもフレキシブルチューブ53の先端吹出し部53aから冷却風が吹き出す量(流量)が最も多くなるように内径が異なって形成されている。このため、装置本体2内の高熱発生領域から発生する熱を受けて画像形成ユニット26〜29の間で熱の影響により上昇する温度の幅が異なっている場合でも、最も温度上昇幅が大きい第1の画像形成ユニット26に対する冷却風量が最も多く、最も温度上昇幅が少ない第4の画像形成ユニット29に対する冷却風量が少なくなるため、各画像形成ユニット26〜29を冷却ファンにより均一かつ効果的に冷却することが可能となる。
その一方で、高熱発生領域からの距離が最も小さい第1の画像形成ユニット26に吹き付ける冷却風量が最も多く、画像形成ユニット26〜29の順に冷却風量が少なくなっていくことから、高熱発生源からの距離が大きい第4の画像形成ユニット29を過度に冷却してしまうことがなく、画像形成ユニット26〜29間での温度のばらつきを解消することができる。
また本実施形態では、フルカラーの4個のトナーボックス51をそれぞれ冷却できることから、トナーの攪拌時等に発生する熱によってトナーが流動性を失うことを未然に防止でき、常に高品質なフルカラー画像を形成することができる。
さらに、フレキシブルチューブ53〜56は、本体フレーム57のフレーム側板57pの凹部57a〜57dに嵌め込んでガイドできるとともに、フレキシブルチューブ53〜56の先端吹出し部53a〜56aは、フレーム側板57pの差し込み穴57iに差し込めば、トナーボックス51の底部(冷却部分)に対向するように正確に位置決めできるので、フレキシブルチューブ53〜56の組み付けが容易に行えるようになる。
上述した実施形態では、フルカラー対応の4個の画像形成ユニット26〜29に対する冷却を挙げて説明しているが、例えば単色(ブラック)の画像形成ユニットとその他の構成要素(被冷却部)との関係においても本実施形態を適用することができる。
あるいは、本実施形態を他の被冷却部(例えば、感光体ドラム32、CPU、ポリゴンモータ、定着ユニット14等)の冷却にも適用できることは言うまでもない。
本実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す説明図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の画像形成ユニットと冷却ファンとの位置関係を示す斜視図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の画像形成ユニットと冷却ファンとの位置関係及びフレキシブルチューブの連結状態を示す斜視図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の側面斜視図である。 本実施の形態に係る画像形成装置のフレーム側板の凹部を示す斜視図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の画像形成ユニットのトナーボックスとフレキシブルチューブの先端吹出し部との位置関係を示す説明図である。
符号の説明
2 装置本体
35 現像部
51 トナーボックス
52 冷却ファン
52a 送風口
53〜56 フレキシブルチューブ
53a〜56a 先端吹出し部
57 本体フレーム
57a〜57d 凹部

Claims (6)

  1. 装置本体内の各所に設けられた複数の被冷却部と、
    前記複数の被冷却部に対して冷却風を供給する冷却ファンと、
    前記装置本体内において画像の形成に伴い加熱動作を行う高熱発生領域と、
    前記冷却ファンから冷却風が吹き出される送風口と前記複数の被冷却部のそれぞれとの間を連結するとともに、前記高熱発生領域から最も離れた位置にある被冷却部から前記高熱発生領域に最も近接した位置にある被冷却部にかけて順々に冷却風の流量を増大させる複数の送風流路とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記複数の送風流路は、
    前記高熱発生領域から最も離れた位置にある被冷却部から前記高熱発生領域に最も近接した位置にある被冷却部にかけて順々に内径が大きく形成された複数のフレキシブルチューブであることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像形成装置において、
    前記複数の被冷却部は、
    マゼンタ、シアン、イエロー及びブラックのトナー画像を像担持体に形成させる複数の画像形成ユニットであることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記高熱発生領域は、
    前記装置本体内においてトナー画像を印刷媒体に定着させる定着ユニットが設けられた領域であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 装置本体内の各所に設けられた複数の被冷却部と、
    前記複数の被冷却部に対して冷却風を供給する冷却ファンと、
    前記装置本体内において画像の形成に伴い加熱動作を行う高熱発生領域と、
    前記冷却ファンから冷却風が吹き出される送風口と前記複数の被冷却部のそれぞれとの間を連結するとともに、前記高熱発生領域に最も近接した位置にある被冷却部に対して、その他の被冷却部よりも冷却風の流量を多くする複数の送風流路とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 装置本体内に設けられたマゼンタ、シアン、イエロー及びブラックのトナー画像を像担持体に形成させるための複数の画像形成ユニットと、
    前記複数の画像形成ユニットに対して冷却風を供給する冷却ファンと、
    前記装置本体内において前記複数の画像形成ユニットにより形成された各色別のトナー画像を重ね合わせて一次転写する中間転写体と、
    前記中間転写体から印刷媒体に転写されたトナー画像を定着させる定着ユニットと、
    前記冷却ファンから冷却風が吹き出される送風口と前記複数の画像形成ユニットのそれぞれとの間を連結するとともに、前記定着ユニットから最も離れた位置にある画像形成ユニットから前記定着ユニットに最も近接した位置にある画像形成ユニットにかけて順々に内径を拡大して形成された複数のフレキシブルチューブとを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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