JP2003223093A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003223093A
JP2003223093A JP2002023695A JP2002023695A JP2003223093A JP 2003223093 A JP2003223093 A JP 2003223093A JP 2002023695 A JP2002023695 A JP 2002023695A JP 2002023695 A JP2002023695 A JP 2002023695A JP 2003223093 A JP2003223093 A JP 2003223093A
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Japan
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sheet material
image forming
image
paper
forming apparatus
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JP2002023695A
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Atsuteru Oikawa
及川  敦輝
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 像形成後、高温の定着器により像を定着し排
出される紙同士の接着を防ぎ、高品位な画像を提供す
る。 【解決手段】 排紙ローラ上部に、排紙冷却ファン、排
紙冷却ダクトから成るユニットを設け、排紙冷却ファン
により外気を取り込み、排紙冷却ダクトを介して風を排
紙上面中央部、又は放射状に排紙上面全域へ当てる構
成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート材上に電子
写真方式やインクジェット方式等の画像形成手段により
画像形成が可能な複写機、プリンタ等の画像形成装置に
適用され、形成画像を伴うシート材を排出時に冷却する
冷却手段を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置、特に電子写真方式
で帯電器等の高圧放電を利用したものでは、装置内部の
暖まった内部空気を排出するための排気ファンが設けら
れている。
【0003】また近年では、一分間に30枚以上の高速
出力が可能なカラー画像形成装置が実用化され始めてい
る。このような装置では、たとえば、イエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの四色のトナーを重ね合わせ、熱
ローラー定着器により溶融・混色させることによりフル
カラー画像を形成する方式がとられる。そして、四色分
のトナーを完全に混色させるために、定着時に短時間で
多くの熱量を与える構成となっている。
【0004】その一例を図10に示す。図10の装置
は、フルカラー画像形成装置であり、1は本体であり以
下の主要構成部を備えている。2は、複写する原稿を読
み取るリーダー部である。5a,5b,5c,5dはそ
れぞれブラック、イエロー、マゼンタ、シアンのトナー
像を形成する画像記録部であり、6はシート材を各画像
記録部5a〜5dに移動させて転写動作を行う転写部で
ある。
【0005】また、3は本体内でシート材を収容するカ
セット、4は、カセット3から転写部6にシート材を搬
送するシート材搬送部である。7は定着・排紙部であ
る。また、8は、反転・両面搬送部、810は中間トレ
イである。
【0006】40は本体1に対して外付けされた給紙装
置である。この給紙装置40は、位置決めピンとフック
の組み合わせ等の係合手段により、本体1に対して位置
決め、固定されている。
【0007】この装置での基本的に画像形成動作は以下
のようになる。
【0008】リーダー部2で画像が読み込まれるとその
信号はデジタル化されて画像形成部5a〜5dに送られ
る。そして、その信号はレーザー光により画像記録部5
a〜5dの感光ドラム上に潜像として記録され現像器に
よりトナーを載せられ可視像となる。
【0009】一方、シート材はカセット3、給紙装置4
0、手差し部301のいずれかから画像記録部の画像形
成タイミングにあわせて送られて、転写部6で感光ドラ
ム上の可視像を転写され定着部7によって加熱定着され
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来技術による画像形成装置には以下のような問題が
あった。
【0011】定着直後に排出されるシート材は、かなり
の高温となっている。通常定着直後には排紙ローラから
排紙トレイに排出されるが、そのため、排紙トレイ上に
大量の高温の出力紙が積載され、画像上に載った紙の裏
にトナーがオフセットして裏汚れとなってしまったり、
場合によっては出力紙同士が張り付いてしまうという現
象が発生して形成した画像品質を劣化させていた。
【0012】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、シート
材を冷却する冷却手段の制御を画像形成装置の運転状況
に対応して行うことで、シート材裏面汚れや張り付きを
防止して、高品位な画像を形成することの可能な画像形
成装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、シート材に画像を形成する画像形
成部と、形成した画像を定着して装置外部に排出する定
着・排出部と、前記定着・排紙部において、前記画像形
成部から搬送され、排紙トレイ上に排出されたシート材
の上面側に取り込んだ外気を当ててシート材を冷却する
冷却手段を備えた画像形成装置である。
【0014】また、前記定着・排出部の下流側に排出さ
れたシート材を分別する排紙後処理装置を備え、この排
紙後処理装置が装着された場合に前記冷却手段の送風方
向を変化させることも好適である。
【0015】シート材の厚みを検出する紙厚検知センサ
を前記画像形成部の上流側に備え、シート材の厚みが所
定値以下の場合にのみ前記冷却手段を停止させることも
好適である。
【0016】さらに、画像形成装置外部の環境状態を検
出する環境センサを備え、外部環境状態により前記冷却
手段を停止させることも好適である。
【0017】また、前記冷却手段を動作させる場合に
は、シート材が排出されるタイミングのみ前記冷却手段
を動作させることも好適である。
【0018】シート材に塗布されるトナー量を検出する
トナー量検出手段を備え、トナー量が所定値以下である
場合に前記冷却手段を停止させることも好適である。
【0019】さらに、前記冷却手段を、シート材厚み、
環境温度条件、トナーのり量等により制御することで、
排出時、および両面トレイ内のシート材温度を一定値以
下に抑え、シート材のカール量も最小に抑えることがで
きる。そして、機内汚染も少なく、安定した通紙性・積
載性をもった画像形成装置を得ることができる。
【0020】以上、本発明を整理して要約すれば以下の
構成に集約できる。
【0021】(1)シート材に画像を形成する画像形成
手段と、形成した画像を定着して装置外部に排出する定
着・排出手段と、排出されたシート材を受ける排出トレ
イを有する画像形成装置において、前記排出トレイ上に
排出されたシート材に対して上方から前記シート材上面
に風を当て、該風が排出されたシート材上面全体に広が
る送風手段を有することを特徴とする画像形成装置。
【0022】(2)シート材に画像を形成する画像形成
手段と、形成した画像を定着して装置外部に排出する定
着・排出手段と、排出されたシート材を受ける排出トレ
イを有する画像形成装置において、前記排出トレイ上に
排出されたシート材に対して上方から放射状に風を当
て、該風が排出されたシート材上面全体に広がる送風手
段を有することを特徴とする画像形成装置。
【0023】(3)前記排出トレイ上に排出されるシー
ト材の大きさ、厚み又は種類を検出する紙種検知センサ
を前記画像形成部の上流側に備え、その検出結果に応じ
て、風送り方向を変える手段を有することを特徴とする
前記(1)または(2)記載の画像形成装置。
【0024】(4)前記送風手段の動作はシート材が前
記定着・排紙部を通過するタイミングに同期させること
を特徴とする前記(1)または(2)記載の画像形成装
置。
【0025】(5)画像形成装置外部の環境状態を検出
する環境センサを備え、その検出結果に応じて、前記送
風手段の導入する風量を変更することを特徴とする前記
(1)または(2)記載の画像形成装置。
【0026】(6)シート材に形成される画像の濃度を
検出する濃度検出手段を備え、その検出結果に応じて、
風量を変える手段を有することを特徴とする前記(1)
または(2)記載の画像形成装置。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の態様を図面
を用いて説明する。
【0028】(第1の実施例)まず、本発明に係る画像
形成装置の第1の実施の形態の構成を、図1を用いて説
明する。
【0029】1は、本体、2は、複写する原稿を読み取
るリーダー部である。201は原稿を照射する光源、2
02は、原稿からの反射光をうけて電気信号に変換する
CCD、203,204は、原稿からの反射光をCCD
に導くミラーユニットおよびレンズユニットである。ま
た、205は原稿をセットする原稿台である。
【0030】3は、シート材を収容するカセット部、3
01は、手差しによりシート材を給紙するための手差し
部、4は、シート材をカセット部から後述の転写部に送
るシート材搬送部である。また、410は給紙タイミン
グをとるためのレジストローラ、さらに、405は給紙
ローラの移動量からシート材の厚みを読み取る紙種検知
センサ、404は装置の環境(温度、湿度等)を測定す
る環境センサである。
【0031】40は、本体1に対して着脱自在に設けら
れた給紙装置、5a,5b,5c,5dは、電子写真方
式を用いた画像記録部で、添字a,b,c,dはそれぞ
れイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像に対応
している。500は、不図示のレーザー発光装置からの
レーザー光を走査するポリゴンミラー、510a,51
0b,510c,510dは、ポリゴンミラーからのレ
ーザー光を後述の感光ドラムに導くミラーユニット、5
15a,515b,515c,515dは、一次帯電
器、520a,520b,520c,520dは、感光
ドラム、530a,530b,530c,530dは感
光ドラム上の潜像をトナーで可視化する現像器、540
a,540b,540c,540dは、クリーナーであ
る。
【0032】6は、転写部で、601は、シート材を吸
着搬送する転写ベルト、602は、転写ベルト601を
駆動する駆動ローラ、603は、転写ベルト601を帯
電する帯電器、610a,610b,610c,610
d、615a,615b,615c,615dは、感光
ドラム上のトナー像をシート材に転写するバックアップ
部材と、転写帯電器である。
【0033】7は、シート材にトナー像を固着させた後
に排出する定着・排出部であり、701は、後述の定着
ローラ対のニップ部にシート材を導くガイド部材であ
る。702は、上ローラ、703は、下ローラで、両者
の加圧接触したニップ部において定着動作がおこなわれ
る。また、704aは定着器7からシート材が排出され
たことを検知する定着後センサである。750は、排紙
部で、751は、排紙ローラ対、752は排紙トレイ、
753は、フラッパーで、排紙方向と後述の反転部方向
にシート材の行き先を切り替える。また、709は、定
着後のシート材のカールを矯正するカール取りローラで
ある。さらに、704bは、シート材が機外に排出され
たことを検知する排紙センサである。
【0034】8は、反転経路で、801,802は搬送
ローラ対、803は、回転方向が正・逆転する反転ロー
ラである。804,805,806,807,808
は、搬送ローラ対、810は、両面画像形成時の表面の
み画像形成されたシート材を、一時収容しておく中間ト
レイ、811,812は、サイズごとに中間トレイに収
容するためのフラッパーである。
【0035】100は、排紙トレイ752上に排紙され
るシート材の上面を冷却するために外気を取り込み風を
送る冷却手段としての排紙冷却ファン、101は、排紙
冷却ファン100からの風を排紙上面全域に当てる手段
である送風ダクトである。
【0036】この装置での代表的な複写画像形成動作の
ステップを、図6に示すとともに以下に説明する。
【0037】原稿が原稿台205に置かれ不図示のスタ
ートキーが押されると、光源201とミラーユニット2
03は原稿面に沿って移動する。原稿からの反射光はミ
ラーユニット203、レンズユニット204によってC
CDに導かれ、順次電気信号に変換される(S2)。
【0038】電気信号に変換された画像信号は、不図示
のレーザー・発光装置に送られて発光を制御する。
【0039】そして、画像信号に応じたレーザー光はポ
リゴンミラー500により走査され、ミラーユニット5
10a〜dによって画像記録部5a〜dの感光ドラム5
30a〜dに照射され、潜像になる(S3)。
【0040】感光ドラム530a〜dは図中右方向に回
転し、潜像の現像器530a〜dによりトナー像として
可視化される(S4)。
【0041】一方、シート材は、あらかじめ設定される
かまたは原稿をプリスキャンして自動的に選択された、
カセット部3、手差し部301、給紙装置40のうちの
いずれかからシート材搬送部4を経てレジストローラ4
10に送られる(S6)。
【0042】そして、前述の画像信号とのタイミングを
とられた後に、転写ベルト601に送られる。転写ベル
ト601は、駆動ローラ602によってレジストローラ
401の搬送スピードよりもやや低いスピードで回転し
ていて、帯電器603によりあたえられたベルト表面の
電荷により、シート材を吸着する(S7)。
【0043】吸着されたシート材は、感光ドラム530
a〜d上の画像信号と同期して搬送される。まず、画像
記録部5aにおいて、バックアップ部材610aが転写
ベルト601を押し上げ、転写ベルト601上のシート
材を感光ドラム530aに接触させる。そして、転写帯
電器615aにより、感光ドラム530a上のトナー像
をシート材に転写する。以下、画像記録部5b〜dにお
いて同様にトナー像が転写され、ブラック、イエロー、
マゼンタ、シアンのトナーによりフルカラー画像が形成
される(S8)。
【0044】そして、シート材上のトナー像はガイド部
材701により定着器7に送り込まれ、定着ローラ70
2と加圧ローラ703によって形成されるニップで熱と
圧力によって定着される(S9)。
【0045】ここで、両面一面目かそれ以外かによりシ
ーケンスが分かれる(S10)。
【0046】両面出力の場合は、フラッパー753によ
って反転・両面搬送部に送られ、搬送ローラ対801,
802により反転ローラ803に送られる。反転ローラ
803はシート材の後端付近で逆転し、シート材を搬送
ローラ804方向に送り出す。送り出されたシート材
は、搬送ローラ804〜808により中間トレイ810
に収納される。サイズが大きい場合には、その大きさに
応じてフラッパー811,812により中間トレイに収
納される位置が切り替えられる(S11)。
【0047】中間トレイに収容されたシート材は、再ス
タートの後前述のプロセスに従って残りの面の画像が形
成されて、排出される(S12)。
【0048】片面出力、または両面二面目の場合は、排
紙部750の排紙ローラ対751により排紙トレイ75
2上に排出される(S13)。
【0049】次に、図2〜図3を用いて、上記画像形成
装置における排出部周辺の構成と動作について詳しく説
明する。図2は本実施例を実施する画像形成装置におけ
る排出部周辺の概略構成を示す模式断面図、図3は本実
施例を実施する画像形成装置における排紙方向から見た
排出部周辺の概略構成である。
【0050】9は排紙ファン部であり、100は排紙冷
却ファン、101は排紙冷却ファンダクト、102は排
紙部カバー、600はシート材が排紙トレイ上に積載さ
れる時のシート材後端がくる位置を示し、700は排紙
トレイ手前と奥両方に設ける風方向規制板である。
【0051】次に動作を説明する。
【0052】従来例で示したような画像形成プロセスに
よって用紙上に作像されたトナー像は、ガイド部材70
1により案内されて定着器7に送り込まれ、定着ローラ
702と加圧ローラ703によって形成されるニップで
熱と圧力によってシート材上に定着される。その際、定
着ローラ702は、シート材先端が定着ニップに突入す
る前に約2回転するタイミングで回転駆動を開始する。
そして、シート材後端が定着ニップを抜けてから約1回
転した後、停止する。連続複写時にはこの動作を繰り返
す。また、排紙ローラ対751は定着ローラ702と同
一駆動源から駆動されているため、同じ動作タイミング
で回転する。本実施例では、排紙冷却ファンとして必要
な風量を得ることができるシロッコファンを印加電圧2
4Vで駆動している。排紙冷却ファン100はシート材
が排紙トレイ752上に積載される時のシート材後端が
くる位置600のほぼ真上に配置される。また、図3の
ように排紙口のほぼ中央に排紙冷却ファンを配置するこ
とにより、シート材が排紙トレイ752上に積載された
ときに最も蓄熱するシート材中央部に風が最も強く当た
るようにし冷却効果を高めている。
【0053】排紙冷却ファン100によって装置外から
導入された空気は、図2の矢印のように排紙冷却ファン
ダクト101に案内されて、排紙トレイ752へ向けて
吹き出す。吹き付けられた風は排紙トレイ752の風方
向規制板700に沿って排出されたシート材後端から先
端へ向けて流れ、シート材上面全体に広がり冷却され
る。さらに、排出されるシート材のサイズが小さいと
き、該排紙冷却ユニット9が排紙トレイ752を冷却す
る効果もあり、より排紙冷却効果を高める。これによ
り、画像上に載った紙の裏にトナーがオフセットした
り、出力紙同士が張り付いてしまうという現象も発生せ
ず高品位な画像を提供することができる。
【0054】また、連続コピー動作時に排紙冷却ファン
100を動作させたままにすると、整列性が悪くなるこ
とがある。そこで、前述の定着部の駆動に同期させて、
用紙排出後に排紙冷却ファン100をいったん停止させ
ることも可能である。
【0055】(第2の実施例)第2実施例に係る画像形
成装置について図4〜5を用いて説明する。図4は本実
施例を実施する画像形成装置における排出部周辺の概略
構成を示す模式断面図、図5は本実施例を実施する画像
形成装置における排紙方向から見た排出部周辺の概略構
成である。
【0056】尚、前述した実施形態と同一機能を有する
部材には同記号を付し、説明は省略する。10は排紙フ
ァン部であり、100は排紙冷却ファン、105は放射
排紙冷却ファンダクト、102は排紙部カバー、600
はシート材が排紙トレイ上に積載される時のシート材後
端がくる位置を示し、700は排紙トレイ手前と奥両方
に設ける風方向規制板である。
【0057】本実施例が第1の実施例と異なる点は、排
紙冷却ファン100によって取り込まれた外気が、図4
矢印のように放射排紙冷却ファンダクト105に案内さ
れて、放射状に排紙トレイ752へ向けて吹き出す点で
ある。これにより、排紙トレイ752上に排紙されるシ
ート材上面に対し、シート材搬送方向に広く均一に風を
当てることが出来、排紙冷却効果が高まる。これにより
排紙は冷却され、画像上に載った紙の裏にトナーがオフ
セットしたり、出力紙同士が張り付いてしまうという現
象も発生せず高品位な画像を提供することができる。
【0058】また、連続コピー動作時に排紙冷却ファン
100を動作させたままにすると、整列性が悪くなるこ
とがある。そこで、前述の定着部の駆動に同期させて、
用紙排出後に排紙冷却ファン100をいったん停止させ
ることも可能である。
【0059】(第3の実施例)第3実施例に係る画像形
成装置について図1を用いて説明する。なお、前述の画
像形成動作と共通の部分は省略する。
【0060】本実施例では、シート材の紙種や厚さを検
出する紙種検出手段としての紙種検知センサ405を設
け、該紙種検知センサ405の検出結果に応じて、排紙
冷却ファン100の風量を変更するように構成してい
る。これにより、使用者による設定が不要となり、より
良好となる。
【0061】図7(ステップ図)を用いてシート材排出
時の動作について説明する。尚、図6と同一ステップの
説明は省略する。
【0062】カセット給紙部3又は手差し給紙部301
ら給紙された用紙は(S6)紙種センサ405を通過す
る(S21)。ここで、64g紙等の薄紙用紙か80
g、104gなどの普通紙か、157g、207gなど
の厚紙か、OHPなどの特殊紙かが判別される。その
後、用紙にはトナー像が転写され(S8)、転写終了
後、所定時間の後に定着駆動モータがONされる(S2
2)。ここで、前述の紙種センサ405での判定結果を
もとに、排紙冷却ファン100の駆動電圧を決定し(S
23)、定着モータと同期してファン動作を開始する
(S24、S25)。用紙は定着部7で定着され(S
9)、排紙トレイ752上に排出される(S13)。
【0063】その所定時間後、定着モータはOFFされ
(S26)、排紙冷却ファン100も動作を停止する
(S27)。
【0064】以上のような機構、動作により、使用者が
紙種の設定を行わなくても前述した実施例1、実施例2
と同様の効果を得ることができる。
【0065】(第4の実施例)第4実施例に係る画像形
成装置について図1を用いて説明する。尚、前述した実
施形態と同一機能を有する部材には同記号を付し、説明
は省略する。
【0066】排紙トレイ752上でのシート材の積載時
の貼り付きは、一般的に、室内の環境が高温、高湿下で
顕著である。逆に、室温が低い場合には、自然冷却のみ
で貼り付きを防止することができ、排紙冷却ファン10
0が不要な場合もある。一方、排紙冷却ファン100を
動作させなければ、風量が少しでもある場合よりも、排
紙トレイ752上での整合性がさらに良好である。ま
た、極力必要ないファンを停止させることで、装置全体
の消費電力を低減させる点でも有利である。
【0067】そこで、本実施例では、普通紙などのシー
ト材の排紙トレイ752上への積載に、環境状態を検出
する環境検知手段としての環境センサ404の検出結果
に応じて、予め実験的に求めて規定した室温以上の場合
には排紙冷却ファン100を前述した第1実施例と同様
に動作させ、規定した室温以下の場合には排紙冷却ファ
ン100の動作を停止させるようにしている。尚、本実
施例では、その境界温度を実験的に求め、約15℃程度
としている。
【0068】図8を用いてシート材排出時の動作につい
て説明する。尚、図6と同一ステップの説明は省略す
る。
【0069】使用者がコピーまたはプリンタをスタート
させると(S1)、他の動作と並行して、環境センサ4
04で装置のおかれている室温を検出する(S21)。
転写(S8)終了後、所定時間の後に定着駆動モータが
ONされる(S22)。ここで、前述の環境センサ40
4での検出結果をもとに室温が15℃以上であるか否か
を判定し、排紙冷却ファン100の駆動電圧を決定し
(S23)、定着モータと同期してファンの動作を開始
する。室温が15℃以上の場合には排紙ファンは24V
で駆動され(S24)、15℃以下の場合にはファン動
作は行わない(S25)。その後、用紙は定着部7で定
着され(S9)、排紙トレイ752上に排出される(S
13)。その所定時間後、定着モータはOFFされ(S
26)、排紙冷却ファン100も動作を停止する(S2
7)。
【0070】これによって、排紙トレイ752上での整
合性をよりよくすることが可能であり、装置全体の消費
電力を低減させる点でもより良い。
【0071】(第5の実施例)弟5実施例に係る画像形
成装置について図9を用いて説明する。尚、前述した実
施形態と同一機能を有する部材には同記号を付し、説明
は省略する。
【0072】排紙トレイ752上でのシート材積載時の
貼り付きは、一般的に、画像濃度(=トナーのり量)が
大きいほど顕著である。逆に一般的な文字原稿などでは
排紙冷却ファン100が不要な場合もある。
【0073】一方、排紙冷却ファン100を動作させな
ければ、風量小の場合よりもトレイ上での整合性がさら
に良好である。また、極力必要ないファンを停止させる
ことで、装置全体の消費電力を低減させる点でも有利で
ある。
【0074】そこで、シート材のトレイ上への積載時
に、レーザーユニットに送られる画像信号のビデオカウ
ント量により、シート材に転写されるトナー量を検出
し、あらかじめ実験的に求めて規定した量以上の場合に
は、排紙冷却ファン100を実施例1と同様に動作さ
せ、規定したトナー量以下の場合には排紙冷却ファン1
00の動作を停止させる。尚、本実施例では、その境界
画像濃度を実験的に求めトナーのり量が1cm2あたり
0.6×10.3g程度としている。
【0075】図9を用いてシート材排出時の動作につい
て説明する。尚、図6と同一ステップの説明は省略す
る。
【0076】リーダー部2で原稿画像を読み込むと(S
2)、原稿からの反射光はCCD202に導かれ、電気
信号に変換される。そして、読み込まれた原稿や、操作
部での濃度調整等により決定された、レーザーユニット
に送られる画像信号のビデオカウント量により用紙に転
写されるトナー量を検出する(S21)。その後、用紙
にはトナー像が転写され(S8)、転写終了後、所定時
間の後に定着駆動モータがONされる(S22)。ここ
で、前述のトナー量判定の結果が所定量以上であれば
(S23)排紙ファンを動作させ(S24)、所定量以
下であれば(S25)、そのままOFFにしておく。
【0077】用紙は定着部7で定着され(S9)、排紙
トレイ752上に排出される(S13)。その所定時間
後、定着モータはOFFされ(S26)、排紙冷却ファ
ン100も動作を停止する(S27)。
【0078】これによって、整合性をよりよくすること
が可能であり、装置全体の消費電力を低減させる点でも
より良い。
【0079】
【発明の効果】排紙冷却ファンによって導入された外気
は排紙冷却ダクト、排紙トレイの風方向規制板により、
排紙中央部を中心に排紙後端から先端へ向けて排紙上面
全体に広がり排紙は冷却される。または、放射状に排紙
上面に対し、シート材搬送方向に広く均一に風を当てる
ことにより、より排紙は冷却され、画像上に載った紙の
裏にトナーがオフセットしたり、出力紙同士が張り付い
てしまうという現象の発生を防ぎ、高品位な画像を提供
することができる。
【0080】また、シート材の紙種や厚さを検出する紙
種検出手段としての紙種検知センサを設け、該紙種検知
センサの検出結果に応じて、排紙冷却ファンの風量を変
更するようにすることにより、使用者による設定が不要
となり、より良好となる。
【0081】また、環境センサの検知信号により制御を
加えることで、排紙トレイ上での整合性をよりよくする
ことが可能であり、装置全体の消費電力を低減させる点
でもより良い。
【0082】また、シート材に転写されるトナー量によ
る制御を加えることで、排紙トレイ上での整合性をより
よくすることが可能であり、装置全体の消費電力を低減
させる点でもより良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態を適用した画像形成装置
【図2】 第1の実施の形態を適用した画像形成装置に
おける排出部周辺の概略構成を示す模式断面図
【図3】 第1の実施の形態を適用した画像形成装置に
おける排紙方向から見た排出部周辺の概略構成図
【図4】 第2の実施の形態を適用した画像形成装置に
おける排出部周辺の概略構成を示す模式断面図
【図5】 第2の実施の形態を適用した画像形成装置に
おける排紙方向から見た排出部周辺の概略構成図
【図6】 画像形成装置の基本動作を示すフローチャー
【図7】 第3の実施の形態の動作を示すフローチャー
【図8】 第4の実施の形態の動作を示すフローチャー
【図9】 第5の実施の形態の動作を示すフローチャー
【図10】 従来のフルカラー画像形成装置を示す主要
断面図
【符号の説明】 1 本体 2 リーダー部 3 カセット部 4 シート材搬送部 5a,5b,5c,5d 画像形成部 6 転写部 7 定着・排出部 8 反転経路 9 排紙冷却ユニット 10 放射排紙冷却ユニット 40 給紙装置 100 排紙冷却ファン 101 排紙冷却ダクト 102 排紙カバー 105 放射排紙冷却ダクト 404 環境センサ 405 紙種検知センサ 500 ポリゴンミラー 600 シート材が排紙トレイ上に積載される時のシー
ト材後端位置 700 風方向規制板 752 排紙トレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA11 DA14 DB01 DC02 DC05 DC10 DC19 JA11 JB12 JB16 JB24 JC13 2H033 AA13 AA35 BA10 BA29 BA59 BB00 CA08 CA09 CA17 CA18 CA22 CA26 2H072 AA32 AA36 AB07 AB15 BA03 BA12 BA13 CA01 CA02 CB09 3F049 FA01 LA03 LA07 LB03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材に画像を形成する画像形成手段
    と、形成した画像を定着して装置外部に排出する定着・
    排出手段と、排出されたシート材を受ける排出トレイを
    有する画像形成装置において、前記排出トレイ上に排出
    されたシート材に対して上方から前記シート材上面に風
    を当て、該風が排出されたシート材上面全体に広がる送
    風手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 シート材に画像を形成する画像形成手段
    と、形成した画像を定着して装置外部に排出する定着・
    排出手段と、排出されたシート材を受ける排出トレイを
    有する画像形成装置において、前記排出トレイ上に排出
    されたシート材に対して上方から放射状に風を当て、該
    風が排出されたシート材上面全体に広がる送風手段を有
    することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記排出トレイ上に排出されるシート材
    の大きさ、厚み又は種類を検出する紙種検知センサを前
    記画像形成部の上流側に備え、その検出結果に応じて、
    風送り方向を変える手段を有することを特徴とする請求
    項1または2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記送風手段の動作はシート材が前記定
    着・排紙部を通過するタイミングに同期させることを特
    徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 画像形成装置外部の環境状態を検出する
    環境センサを備え、その検出結果に応じて、前記送風手
    段の導入する風量を変更することを特徴とする請求項1
    または2記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 シート材に形成される画像の濃度を検出
    する濃度検出手段を備え、その検出結果に応じて、風量
    を変える手段を有することを特徴とする請求項1または
    2記載の画像形成装置。
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