JP3347539B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3347539B2
JP3347539B2 JP19593695A JP19593695A JP3347539B2 JP 3347539 B2 JP3347539 B2 JP 3347539B2 JP 19593695 A JP19593695 A JP 19593695A JP 19593695 A JP19593695 A JP 19593695A JP 3347539 B2 JP3347539 B2 JP 3347539B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート材上に電子
写真方式やインクジェット方式等の画像形成手段により
画像形成が可能な複写機、プリンタ等の画像形成装置に
適用され、形成画像を伴うシート材を排出時に冷却する
冷却手段を備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置、特に電子写真方式
で帯電器等の高圧放電を利用したものでは、装置内部の
暖まった内部空気を排出するための排気ファンが設けら
れている。
【0003】また近年では、一分間に30枚以上の高速
出力が可能なカラー画像形成装置が実用化され始めてい
る。このような装置では、たとえば、イエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの四色のトナーを重ね合わせ、熱
ローラー定着器により溶融・混色させることによりフル
カラー画像を形成する方式がとられる。そして、四色分
のトナーを完全に混色させるために、定着時に短時間で
多くの熱量を与える構成となっている。
【0004】その一例を図10に示す。図10の装置
は、フルカラー画像形成装置であり、201は本体であ
り以下の主要構成部を備えている。202は、複写する
原稿を読み取るリーダー部である。203a,203
b,203c,203dはそれぞれブラック、イエロ
ー、マゼンタ、シアンのトナー像を形成する画像記録部
であり、204はシート材を各画像記録部203a〜2
03dに移動させて転写動作を行う転写部である。
【0005】また、205は本体内でシート材を収容す
るカセット、206は、カセット205から転写部20
4にシート材を搬送するシート材搬送部である。207
は定着、排紙部である。また、208は、反転・両面搬
送部、209は中間トレーである。
【0006】210は本体201に対して外付けされた
給紙装置である。この給紙装置201は、位置決めピン
とフックの組み合わせ等の係合手段により、本体201
に対して位置決め、固定されている。また、211は定
着器周辺の昇温防止用の排熱ファンである。
【0007】この装置での基本的に画像形成動作は以下
のようになる。
【0008】リーダー部202で画像が読み込まれると
その信号はデジタル化されて画像形成部203に送られ
る。そして、その信号はレーザー光により画像記録部2
03a〜203dの感光ドラム上に潜像として記録され
現像器によりトナーを載せられ可視像となる。
【0009】一方、シート材S’はカセット205、給
紙装置210、手差し部212、のいずれかから画像記
録部の画像形成タイミングにあわせて送られて、転写部
204で感光ドラム上の可視像を転写され定着部207
によって加熱定着される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来技術による画像形成装置には以下のような問題が
あった。
【0011】定着直後に排出されるシート材は、かなり
の高温となっている。通常定着直後には排紙ローラーか
ら排紙トレーに排出されるが、そのため、排紙トレー上
に大量の高温の出力紙が積載され、画像上に載った紙の
裏にトレーがオフセットして裏汚れとなってしまった
り、場合によっては出力紙同士が張り付いてしまうとい
う現象が発生して形成した画像品質を劣化させていた。
【0012】また、この種の装置では手差し部からの紙
搬送路は直線的に設けられていることで多種の紙、特に
厚さの異なる紙を使用することができるが、そのすべて
をトレー上に整列積載するための排紙ローラーと排紙ト
レーまわりの設定(ローラー速度、けりだし角度、トレ
イ角度等)が難しく、さらに、画像濃度による出力紙の
コシが大きく異なるので、すべての紙種・濃度の出力紙
をトレー上に整列積載することは困難であった。
【0013】そのための対策として、シート材の上面お
よび下面から風を当てる方法がとられているものがある
(図11)。この装置では、排熱・冷却ファン301の
風を風向板303によってシート材の記録面に、下冷却
ファン302によって装置外部の空気をシート材の裏に
当てている。通常、トナー面を急激に冷却するとカール
が増大するが、この方法だと機内の比較的暖かい空気が
トナー面に、冷たい空気が裏面に当たるので、カールの
増大を抑えつつシート材の温度を下げるにはかなり効果
がある。またシート材の裏に当たった風がそのままシー
ト材の裏を伝って機外に排出されるので、A3サイズ等
の排紙方向に長いシート材でもトレー上に整列積載され
やすくなっていた。
【0014】しかし、この装置でも以下の問題点があっ
た。
【0015】反転・両面搬送部208ではシート材のト
ナー面に冷たい空気が当たるので、特に高濃度でトナー
のり量の多いシート材のカールを増大させて、ジャムを
発生させやすくしていた。
【0016】この解決策として、実公平7−3404で
は両面モードの一面目では冷却ファンを停止させる、と
いう方法が開示されている。しかし、この方法では両面
モードの一面目はまったく冷却されず、本装置のよう
に、4色分のトナーが転写される装置ではトナーの量が
多く温度が下がりにくいので、中間トレー209に積載
されたシート材においても、前述のシート材裏面汚れや
張り付きが発生していた。また、特に厚紙等の熱容量の
大きいシート材においては、その傾向が顕著であった。
【0017】さらに、下冷却ファンが外気を導入するこ
とにより定着ローラ周囲の温度が下がったり、定着ロー
ラそのものの温度が低下し、特に室温の低い環境下では
画像のつやがなくなったり定着不良を起こすことがあっ
た。
【0018】さらに、通紙間隔が広い場合は、定着後の
シート材により暖められることがない上に、下冷却ファ
ンによる冷たい外気があたり続けるので、カール取りロ
ーラ304が冷えすぎてしまい、そのことによるシート
材の逆カールが発生し、通紙性、積載性に支障が生じる
こともあった。
【0019】また、下冷却ファンは装置の比較的低い位
置にあり、さらにシート材の排出されるすぐ下に配置さ
れているので、下冷却ファンが常に動作していると、紙
粉等の吸い込み量が多くなり機内を汚しやすくもなって
いた。
【0020】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、シート
材を冷却する冷却手段の制御を画像形成装置の運転状況
に対応して行うことで、シート材裏面汚れや張り付き、
定着不良やカールを防止して、高品位な画像を形成する
ことの可能な画像形成装置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、シート材に画像を形成する画像形
成部と、形成した画像を定着して装置外部に排出する定
着・排出部と、前記定着・排出部において、前記画像形
成部から搬送されたシート材の画像形成面側に装置の内
部空気を当てて冷却する第1の冷却手段と、シート材の
裏面に装置外部から導入する外部空気を当てて冷却する
第2の冷却手段と、前記第2の冷却手段側にシート材の
表裏を反転させて前記画像形成部に再供給する反転経路
を備えた画像形成装置であって、前記反転経路によりシ
ート材が搬送されている場合には、前記第1の冷却手段
を動作させた状態で前記第2の冷却手段を停止させる。
【0022】また、前記定着・排出部の下流側に排出さ
れたシート材を分別する排紙後処理装置を備え、この排
紙後処理装置が装着された場合に前記第2の冷却手段を
停止した状態でシート材の両面一面目または両面一面目
以外に画像形成を行うことも好適である。
【0023】シート材の厚みを検出する紙厚検知センサ
を前記画像形成部の上流側に備え、シート材の厚みが所
定値以下の場合は前記第2の冷却手段を停止した状態で
シート材の両面一面目に画像形成を行うことも好適であ
る。
【0024】さらに、画像形成装置外部の環境状態を検
出する環境センサを備え、外部環境状態により前記第2
の冷却手段を停止した状態でシート材の両面一面目また
両面一面目以外に画像形成を行うことも好適である。
【0025】また、第2の冷却手段を動作させる場合に
は、シート材が排出されるタイミングのみ第2の冷却手
段を動作させることも好適である。
【0026】シート材に塗布されるトナー量を検出する
トナー量検出手段を備え、トナー量が所定値以下である
場合に前記第2の冷却手段を停止した状態でシート材の
両面一面目または両面一面目以外に画像形成を行うこと
も好適である。従って、シート材を冷却する冷却手段の
うち、排紙口より装置上方に位置するシート材の画像形
成面側を冷却する第1の冷却手段はすべての動作状態に
おいて動作させ、排紙口より装置下方に位置するシート
材の裏面を冷却する第2の冷却手段を反転経路にシート
材が搬送されている場合に停止させることで、排紙トレ
ー上だけでなく両面モードにおける中間トレー上のオフ
セット、貼り付きを防止できる。
【0027】さらに、第2の冷却手段を、シート材厚
み、環境温度条件、トナーのり量等により制御すること
で、排出時、および両面トレー内のシート材温度を一定
値以下に抑え、シート材のカール量も最小に抑えること
ができる。そして、機内汚染も少なく、安定した通紙性
・積載性をもった画像形成装置を得ることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の態様を図面
を用いて説明する。
【0029】(実施の形態1)まず、本発明に係る画像
形成装置の第1の実施の形態の構成を、図3を用いて説
明する。
【0030】1は、本体、2は、複写する原稿を読みと
るリーダー部である。2aは原稿を照射する光源、2b
は、原稿からの反射光をうけて電気信号に変換するCC
D、2c,2dは、原稿からの反射光をCCDに導くミ
ラーユニットおよびレンズユニットである。また、2e
は原稿をセットする原稿台である。
【0031】3は、シート材を収容するカセット部、3
aは、手差しによりシート材を給紙するための手差し
部、4は、シート材をカセット部から後述の転写部に送
るシート材搬送部である。また、4aは給紙タイミング
をとるためのレジストローラ、4bは手差し部3aから
シート材を給紙する給紙ローラである。さらに、4cは
給紙ローラ4bの移動量からシート材の厚みを読み取る
紙厚検知センサ、4dは装置の環境(温度、湿度等)を
測定する環境センサである。
【0032】40は、本体1に対して着脱自在に設けら
れた給紙装置、5a,5b,5c,5dは、電子写真方
式を用いた画像記録部で、添字a,b,c,dはそれぞ
れイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像に対応
している。50は、不図示のレーザー発光装置からのレ
ーザー光を走査するポリゴンミラー、51a,51b,
51c,51dは、ポリゴンミラーからのレーザー光を
後述の感光ドラムに導くミラーユニット、52a,52
b,52c,52dは、一次帯電器、53a,53b,
53c,53dは、感光ドラム、54a,54b,54
c,54dは感光どらむ上の潜像をトナーで可視化する
現像器、55a,55b,55c,55dは、クリーナ
ーである。
【0033】6は、転写部で、61は、シート材を吸着
搬送する転写ベルト、62は、転写ベルト61を駆動す
る駆動ローラ、63は、転写ベルト61を帯電する帯電
器、64a,64b,64c,64d、65a,65
b,65c,65dは、感光ドラム上のトナー像をシー
ト材に転写するバックアップ部材と、転写帯電器であ
る。
【0034】7は、シート材にトナー像を固着させた後
に排出する定着・排出部であり、71は、後述の定着ロ
ーラ対のニップ部にシート材を導くガイド部材である。
72は、上ローラ、73は、下ローラで、両者の加圧接
触したニップ部において定着動作がおこなわれる。ま
た、74aは定着器7からシート材が排出されたことを
検知する定着後センサである。75は、排紙部で、76
は、排紙ローラ対、77は排紙トレー、78は、フラッ
パーで、排紙方向と後述の反転部方向にシート材の行き
先を切り替える。また、79は、定着後のシート材のカ
ールを矯正するカール取りローラである。さらに、74
bは、シート材が機外に排出されたことを検知する排紙
センサである。
【0035】8は、反転経路で、81a,81bは搬送
ローラ対、82は、回転方向が正・逆転する反転ローラ
である。81c,81d,81e,81f,81gは、
搬送ローラ対、83は、両面画像形成時の表面のみ画像
形成されたシート材を、一時収容しておく中間トレイ、
84,85は、サイズごとに中間トレイに収容するため
のフラッパである。
【0036】91は、定着部7の過昇温を防止しシート
材のトナー面を冷却するための第1の冷却手段としての
排熱・冷却ファン、92は、排紙ローラ対76とカール
取りローラ79との間でシート材の裏面を装置外部から
導入する外部空気により冷却する第2の冷却手段として
の下冷却ファンである。また、93は、排熱ファン91
の風を一部シート材の上面に当て温度を下げるための風
向板である。
【0037】この装置での代表的に複写画像形成動作の
ステップを、図1に示すとともに以下に説明する。
【0038】原稿が原稿台2eに置かれ不図示のスター
トキーが押されると、電源投入時から低速で回転してい
る排熱・冷却ファン91は、コピースタートと同時に所
定の回転数にアップする。下冷却ファン92はコピース
タート時に所定の回転数で動作を始める(S1)。
【0039】一方、光源2aとミラーユニット2cは原
稿面に沿って移動する。原稿からの反射光はミラーユニ
ット2c、レンズユニット2dによってCCDに導か
れ、順次電気信号に変換される(S2)。
【0040】電気信号に変換された画像信号は、不図示
のレーザ・発光装置に送られて発光を制御する。そし
て、画像信号に応じたレーザー光はポリゴンミラー50
により走査され、ミラーユニット51a〜dによって画
像記録部5a〜dの感光ドラム53a〜dに照射され、
潜像になる(S3)。
【0041】感光ドラム53a〜dは図中右方向に回転
し、潜像の現像器54a〜dによりトナー像として可視
化される(S4)。
【0042】一方、シート材は、あらかじめ設定される
かまたは原稿をプリスキャンして自動的に選択された、
カセット部3、手差し部3a、給紙装置40のうちのい
ずれかからシート材搬送部4を経てレジストローラ4a
に送られる(S6)。
【0043】そして、前述の画像信号とのタイミングを
とられた後に、転写ベルト61に送られる。転写ベルト
61は、駆動ローラ62によってレジストローラ4aの
搬送スピードよりもやや低いスピードで回転していて、
帯電器63によりあたえられたベルト表面の電荷によ
り、シート材を吸着する(S7)。
【0044】吸着されたシート材は、感光ドラム53a
〜d上の画像信号と同期して搬送される。まず、画像記
録部5aにおいて、バックアップ部材64aが転写ベル
ト61を押し上げ、転写ベルト61上のシート材を感光
ドラム53aに接触させる。そして、転写帯電器65a
により、感光ドラム53a上のトナー像をシート材に転
写する。以下、画像記録部5b〜dにおいて同様にトナ
ー像が転写され、ブラック、イエロー、マゼンタ、シア
ンのトナーによりフルカラー画像が形成される(S
8)。
【0045】そして、シート材上のトナー像はガイド部
材71により定着器7に送り込まれ、上ローラ72と下
ローラ73によって形成されるニップで熱と圧によって
定着される(S9)。
【0046】ここで、両面一面目かそれ以外かによりシ
ーケンスが分かれる(S10)。
【0047】両面出力の場合は、フラッパー78によっ
て反転・両面搬送部に送られ、搬送ローラ対81a,8
1bにより反転ローラ83に送られる。反転ローラ83
はシート材の後端付近で逆転し、シート材を搬送ローラ
81c方向に送り出す。送り出されたシート材は、搬送
ローラ81c〜81gにより中間トレイ83に収納され
る。サイズが大きい場合には、その大きさに応じてフラ
ッパー84,85により中間トレイに収納される位置が
切り替えられる(S11)。
【0048】中間トレイに収容されたシート材は、再ス
タートの後前述のプロセスに従って残りの面の画像が形
成されて、排出される(S12)。
【0049】片面出力、または両面二面目の場合は、排
紙部75の排紙ローラ対76により排紙トレー77上に
排出される(S13)。
【0050】次に、本発明を示す装置動作のステップ
を、図2を用いて説明する。なお、前述の画像形成動作
と共通の部分は省略する。
【0051】まず、不図示のスタートキーが押される
と、排熱・冷却ファン91は、スタンバイ時の低速状態
から所定の回転数にスピードアップする(SS0)。そ
して、操作部の片面/両面の指定により、両面一面目の
場合には下冷却ファン92を停止したままにしておき、
両面一面目以外のときには下冷却ファン92を動作させ
る(SS1)。そして、その後の動作は図1に示すステ
ップ2(S2)以降と同様である。
【0052】(実施の形態2)図4に、第2の実施の形
態のシーケンス図を示す。
【0053】まず、不図示のスタートキーが押される
と、排熱・冷却ファン91は、スタンバイ時の低速状態
から所定の回転数にスピードアップする(SS0)。そ
して、操作部の片面/両面の指定により、両面一面目の
場合には下冷却ファン92を停止したまま次のステップ
に進み、両面一面目以外のときには下冷却ファン92を
動作させる(SS1)。つぎのステップでは、紙厚検知
センサ4cによって検知されたシート材厚みにより、そ
の値が所定値以下の場合には、下冷却ファン92を停止
したままにしておき、以上のときには下冷却ファン92
を動作させる(SS2)。
【0054】そして、その後の動作は図1に示すステッ
プ2(S2)以降と同様である。こときの所定値は、た
とえば、定着ローラ温度が160〜190℃、定着ロー
ラ搬送スピードが45〜140mm/秒、最大トナーの
り量が1cm2 あたり1.3〜1.6×10-2g、の装
置では、0.14〜0.16mmである。
【0055】(実施の形態3)図5に、第3の実施の形
態のシーケンス図を示す。
【0056】まず、不図示のスタートキーが押される
と、排熱・冷却ファン91は、スタンバイ時の低速状態
から所定の回転数にスピードアップする(SS0)。そ
して、環境センサ4dによって検知される環境温度が、
所定値以下の場合には冷却ファン92は停止状態のまま
で図1のステップ2(S2)以降に進む。
【0057】そして、環境温度が所定値以上の場合に
は、コピーモードの判断のステップに進む(SS0
1)。そして、操作部の片面/両面の指定により、両面
一面目の場合には下冷却ファン92を停止したまま次の
ステップに進み、両面一面目以外のときには下冷却ファ
ン92を動作させる(SS1)。
【0058】つぎのステップでは、紙厚検知センサ4c
によって検知されたシート材厚みにより、その値が所定
値以下の場合には、下冷却ファン92を停止したままに
しておき、以上のときには下冷却ファン92を動作させ
る(SS2)。
【0059】そして、その後の動作は図1に示すステッ
プ2(S2)以降と同様である。
【0060】このときの環境温度、およびシート材厚み
の所定値は、たとえば、定着ローラ温度が160〜19
0℃、定着ローラ搬送スピードが45〜140mm/
秒、最大トナーのり量が1cm2 あたり1.3〜1.6
×10-3g、A4サイズ横送りで毎分30枚程度のスピ
ードで、定着ローラから排紙トレーまで約1秒で排紙さ
れる装置では、23〜25℃、および0.14〜0.1
6mmである。
【0061】(実施の形態4)図6に、第4の実施の形
態のシーケンス図を示す。
【0062】まず、不図示のスタートキーが押される
と、排熱・冷却ファン91は、スタンバイ時の低速状態
から所定の回転数にスピードアップする(SS0)。そ
して、環境センサ4dによって検知される環境温度が、
所定値以下の場合には冷却ファン92は停止状態のまま
で図1のステップ2(S2)以降に進む。
【0063】そして、環境温度が所定値以上の場合に
は、コピーモードの判断のステップに進む(SS0
1)。そして、操作部の片面/両面の指定により、両面
一面目の場合には下冷却ファン92を停止したまま次の
ステップに進み、両面一面目以外のときには下冷却ファ
ン92を動作させるための待機モードに入る(SS
1)。
【0064】つぎのステップでは、紙厚検知センサ4c
によって検知されたシート材厚みにより、その値が一定
の数値以下の場合には、下冷却ファン92を停止したま
まにしておき、以上のときには下冷却ファン92を動作
させる待機モードにはいる(SS2)。そして、シート
材が定着後センサ74aに達すると、冷却ファン92が
動作する。
【0065】そして、その後の動作は図1に示すステッ
プ2(S2)以降と同様である。
【0066】(実施の形態5)図7に、第5の実施の形
態のシーケンス図を示す。
【0067】まず、不図示のスタートキーが押される
と、排熱・冷却ファン91は、スタンバイ時の低速状態
から所定の回転数にスピードアップする(SS0)。一
方、光源2aとミラーユニット2cは原稿面に沿って移
動する。原稿からの反射光はミラーユニット2c、レン
ズユニット2dによってCCDに導かれ、順次電気信号
に変換される(S2)。
【0068】そして、読み込まれた原稿や操作部での調
整等により決定された、レーザーユニットに送られる画
像信号のビデオカウント量により、そのときのシート材
に転写されるトナー量をパラメータとし、その量が所定
値以下なら下冷却ファン92を停止状態にしておき、所
定値以上なら次のステップに進む(SS02)。
【0069】次に、操作部の片面/両面の指定により、
両面一面目の場合には下冷却ファン92を停止したまま
にしておき、両面一面目以外のときには下冷却ファン9
2を動作させる(SS1)。そして、その後の動作は図
1に示すステップ3および6(S3,6)以降と同様で
ある。
【0070】また、上記トナー量の所定値の例は、実施
例3に示した装置条件下で、最大トナーのり量が1cm
2 あたり0.5〜0.8×10-3g程度である。
【0071】(実施の形態6)図9に、他の実施の形態
を示す。
【0072】本装置においては、排紙トレー77のかわ
りに、排紙後処理装置BSが装着されている。この装置
では、本体から排出されたシート材は、シート材のカー
ルを矯正するバッファBと、シート材を複数部数に仕分
けするソータSからなっている。
【0073】本装置での、装置動作のステップを図8に
示す。
【0074】まず、不図示のスタートキーが押される
と、排熱・冷却ファン91は、スタンバイ時の低速状態
から所定の回転数にスピードアップする(SS0)。そ
して、バッファやソーター等の排紙後処理装置が装着さ
れている場合には、下冷却ファン92を停止したままに
しておき、その後の動作は図1に示すステップ2(S
2)以降と同様である。排紙後処理装置が装着されて
ない場合には、その他の下冷却ファン動作判断モード
(SS1,SS01,SS02等)に移行する(SS
4)。
【0075】
【発明の効果】本発明によるとシート材を冷却する冷却
手段の制御を画像形成装置の運転状況に対応して行わ
れ、排紙トレーまたはシート材の裏面に画像を形成する
ために反転させたシート材を一時的に保管する中間トレ
ー上でシート材が貼り付くことがなく、シート材のカー
ルも最小に抑え良好な紙搬送及び形成画像の劣化を発生
させないことが可能な画像形成装置を得ることができ
る。
【0076】さらに、シート材の厚みによる制御を加え
ることで、両面一面目での薄紙の搬送性と厚紙の張り付
き防止を両立させることができる。
【0077】また、環境センサの検知信号により制御を
加えることで、低温下での定着性も確保され、適正なカ
ール補正も行えるので搬送性も安定する。
【0078】また、シート材に転写されるトナー量によ
る制御を加えることで、カール量をさらに安定させより
良好な搬送性を得ることができる。
【0079】そして、上記の制御により必要なとき以外
は第2の冷却手段は動作せずに、機外の空気を取り込む
ことによる機内の汚れも最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は画像形成装置の基本動作を示すフローチ
ャート。
【図2】図2は本発明の第一の実施の形態の動作を示す
フローチャート。
【図3】図3は画像形成装置を示す主要断面図。
【図4】図4は第2の実施の形態の動作を示すフローチ
ャート。
【図5】図5は第3の実施の形態の動作を示すフローチ
ャート。
【図6】図6は第4の実施の形態の動作を示すフローチ
ャート。
【図7】図7は第5の実施の形態の動作を示すフローチ
ャート。
【図8】図8は第6の実施の形態の動作を示すフローチ
ャート。
【図9】図9は第6の実施の形態を適用した画像形成装
置。
【図10】図10は従来のフルカラー画像形成装置を示
す主要断面図。
【図11】図11は従来のフルカラー画像形成装置を示
す主要断面図。
【符号の説明】
1 本体 2 リーダー部 3 カセット部 4 シート材搬送部 4c 紙厚検知センサ 4d 環境センサ 5a,5b,5c,5d 画像形成部 6 転写部 7 定着・排出部 8 反転経路 40 給紙装置 91 排熱・冷却ファン(第1の冷却手段) 92 下冷却ファン(第2の冷却手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−150677(JP,A) 特開 平5−309971(JP,A) 実開 平3−66953(JP,U) 実開 昭63−115151(JP,U) 実開 昭64−6641(JP,U) 実開 昭63−191360(JP,U) 実開 昭64−55956(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 370 - 540 G03G 21/20 G03G 15/00 303 G03G 15/20 - 15/20 302 G03G 15/00 106 G03G 15/00 510 - 534

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート材に画像を形成する画像形成部と、 形成した画像を定着して装置外部に排出する定着・排出
    部と、 前記定着・排出部において、前記画像形成部から搬送さ
    れたシート材の画像形成面側に装置の内部空気を当てて
    冷却する第1の冷却手段と、 シート材の裏面に装置外部から導入する外部空気を当て
    て冷却する第2の冷却手段と、 前記第2の冷却手段側にシート材の表裏を反転させて前
    記画像形成部に再供給する反転経路を備えた画像形成装
    置であって、 前記反転経路によりシート材が搬送されている場合に
    は、前記第1の冷却手段を動作させた状態で前記第2の
    冷却手段を停止してなることを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】前記定着・排出部の下流側に排出されたシ
    ート材を分別する排紙後処理装置を備え、この排紙後処
    理装置が装着された場合に前記第2の冷却手段を停止し
    た状態でシート材の両面一面目または両面一面目以外
    画像形成を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】シート材の厚みを検出する紙厚検知センサ
    を前記画像形成部の上流側に備え、シート材の厚みが所
    定値以下の場合は前記第2の冷却手段を停止した状態で
    シート材の両面一面目に画像形成を行うことを特徴とす
    る請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】画像形成装置外部の環境状態を検出する環
    境センサを備え、外部環境状態により前記第2の冷却手
    段を停止した状態でシート材の両面一面目または両面一
    面目以外に画像形成を行うことを特徴とする請求項1に
    記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】シート材に塗布されるトナー量を検出する
    トナー量検出手段を備え、トナー量が所定値以下である
    場合に前記第2の冷却手段を停止した状態でシート材の
    両面一面目または両面一面目以外に画像形成を行うこと
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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