JP2002241022A - シート処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート処理装置及び画像形成装置

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JP2002241022A
JP2002241022A JP2001036012A JP2001036012A JP2002241022A JP 2002241022 A JP2002241022 A JP 2002241022A JP 2001036012 A JP2001036012 A JP 2001036012A JP 2001036012 A JP2001036012 A JP 2001036012A JP 2002241022 A JP2002241022 A JP 2002241022A
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JP
Japan
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sheet
conveyance path
exhaust
unit
processing apparatus
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JP2001036012A
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English (en)
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Atsuteru Oikawa
及川  敦輝
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続される外部機器に設けられた排気手段を
塞ぐことなく、シートのカール取りを安定して行なうこ
とができ、さらに、排出後のシート裏面汚れや張り付き
を防止することができ、高品位な画像を保持可能なシー
ト処理装置及び画像形成装置を提供する。 【解決手段】 シート導入部に向けてシートを排出する
画像形成装置本体30に設けられた排気ファン301に
より排出される空気をバッファユニット1内に導入する
排気導入部を備え、排気ファン301の風を反転ユニッ
ト250内の搬送中のシートSに当て、さらに、シート
冷却ファン302によりシート搬送路109搬送中のシ
ートSを冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート等の記録媒
体上に画像を形成する機能を備えた、例えば、複写機、
プリンタ、あるいは、ファクシミリ装置などの画像形成
装置に関し、特に、これらの装置に備えられる、カール
を矯正してシート後処理装置へシートを導くシート処理
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式の画像形成装置にお
いては、像担持体である感光ドラム(電子写真感光体)
に形成されたトナー画像をシートに転写し、トナー画像
転写済みのシートを定着装置に通してトナーをシート面
に固着させて永久画像にする。なお、定着装置を通過す
るシートには一般的にシリコンオイルが塗布され、トナ
ーとシートが定着ローラに付着しないようにしている。
また、画像定着後のシートは、ソータやフィニッシャ等
のシート後処理装置によって仕分けられる。
【0003】電子写真方式の画像形成装置には、フルカ
ラー機のような4色のトナーをシート上に載せるフルカ
ラーモード、1色のトナーだけで画像形成を行なう単色
モード、2色、3色のトナーをシート上に載せて画像形
成を行なう2色、3色モードがある。一般的に、シート
の1面にトナー像を載せて加圧、加熱ローラを通過させ
て定着すると、シートには、トナー像を載せた画像面側
に反ったカールが発生する。
【0004】しかし、定着装置を通過したシートをソー
タやフィニッシャ等のシート後処理装置や排紙トレイ等
に収納する際にシートがカールしていると、ジャム等の
搬送不良が生じやすくなったり、あるいはソータやフィ
ニッシャ等のシート後処理装置の機能を十分に果たすこ
とができなくなる虞がある。このようなことから、一般
的に画像形成装置(の定着装置)とソータやフィニッシ
ャ等のシート後処理装置あるいは排紙トレイ等の間には
シートに付いたカールを矯正する装置であるバッファユ
ニットが配置されている。
【0005】図7は、従来の画像形成装置本体300の
排紙部(排紙ローラ31部)下流側に別体のシート搬送
経路109を有するバッファユニット100を設けさら
に下流にシート材後処理装置200を連結させた場合の
断面図である。
【0006】まず、装置本体300である画像形成装置
(フルカラー複写機)について簡単に説明する。
【0007】原稿(不図示)が自動原稿搬送装置DF上
に置かれ、ユーザによってスタートボタン(不図示)が
押される。すると、カセット16a,16bからシート
Sが給紙される。そして画像形成部とタイミングをとる
ために、シートSは、レジストローラ2で待機する。そ
の間に、原稿は原稿載置台3上に搬送され、光学系4を
走査してCCDに読み込まれる。ここで画像は、イエロ
ー画像(Y),マゼンダ画像(M),シアン画像
(C),黒画像(Bk)の成分に分解される。
【0008】そして、各成分ごとにレーザ光を点滅させ
ることによって、各Y,M,C,Bkの画像形成部で感
光ドラム5Y,5M,5C,5Bk上に現像を行う。画
像形成部には、説明は省略するが通常画像形成に必要な
1次帯電器6Y,6M,6C,6Bkや転写帯電器7
Y,7M,7C,7Bk、クリーニング装置8Y,8
M,8C,8Bk等がある。また、Y,M,C,Bkの
画像形成部を貫通する転写ベルト9が配設されており、
レジストローラ2に待機したシートSは、感光ドラム上
の現像とタイミングをとって、上記転写ベルト9上に静
電吸着して搬送されながら各色ごとに転写され、シート
S上に順次、重畳状に画像形成が行われる。
【0009】シートSは、その後定着装置10に搬送さ
れ、トナー画像を溶融定着し、機外に接続されているバ
ッファユニット100内に送られる。
【0010】その後シートSは、丁合いやグループ分け
を行うシート後処理装置(以下ソータという)200に
送られ、画像形成のプロセスは終了する。ソータ200
は、バッファユニット100から排出されるシートSを
搬入する搬入部202と、搬入されたシートSを引き込
む入口ローラ201を有している。シートSを分類しな
い場合には、排出ローラ203によりシートSは最上位
のBに排出され、シートSを分類する場合には、ソート
パス205を経て排出ローラ206により各Bに分類し
て排出される。なお、上記ソータ200は既存のもので
あり、排紙されたシートSをグループ分けしたり丁合い
を行うものであるので説明は省略する。
【0011】また、デジタルカラー複写機は複写機単独
で使用する以外に、システムのプリンタとして使用する
場合も現在ではでてきている。この時に、シートSのペ
ージ順を適正化する裏面排紙機能があるわけである。
【0012】図6において、シート搬送経路109上の
搬送ローラ101の下流側には、分岐部材102を備え
る分岐部106が配設されており、上記分岐部材102
は、反転ソレノイド(不図示)により、シートSを排紙
ローラ105へ導く状態と、シートSを反転搬送路10
7へ反転させる状態とに切り換えられるようになってい
る。シートSを裏面排紙する時には、分岐部材102に
より、図6(a)に示すように反転搬送路107側への
経路を形成する。
【0013】上記反転搬送路107には、正逆回転可能
な反転ローラ111,103が配設されている。この反
転ローラ111,103は、ステッピングモータからな
る反転用モータ(不図示)により、回転量及び回転方向
が制御されるようになっている。
【0014】裏面排紙時には、シートSは、図6(a)
の状態にある分岐部106の分岐部材102を通過し
て、反転搬送路107内に導かれ、シート後端が図6
(b)に示すように分岐部材102を通過後にシートS
は一旦停止する。シートSの通過は、センサでS1によ
り検知される。
【0015】その後、分岐部材102が制御されて排紙
ローラ105側に切り換わる(図6(c))。さらに、
反転ローラ111,103は、逆回転してシートSを反
転搬送する。この搬送されるシートSは、図6(c)に
示すように、分岐部材102を介して排紙ローラ105
側へ搬送され、さらに排紙ローラ105により、バッフ
ァユニット100外に排出される。
【0016】上記の作用過程により、シートSの表面と
裏面を反転して、シートSを搬送することができる。こ
のようにして、シートSを裏面排紙することにより、排
出されたシートSは、画像面を下向きにして、下から
1,2,…の正順のページに整合される。この結果、画
像形成装置本体300を外部装置の出力装置として使用
した場合であっても、排出シートのページ狂いの発生を
予め防止することができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
【0018】現在、画像形成装置の画像形成速度(プロ
ダクティビティ)は急速に高速化してきているが、高速
複写機の大きな問題として、機内昇温がある。そして、
機内昇温の具体的な対策として、複写機本体に排気ファ
ンを設け機内の空気を外部に吐き出している。しかし、
現在の製品化されているバッファユニットを複写機本体
に接続した場合、排気ファンの風の出口を塞いでしま
う、あるいはただ避けるだけの構成を採っている。
【0019】また、高速複写機に於いて、定着直後に排
出されるシートは、かなりの高温となっている。特に高
濃度画像を出力する場合、シートがバッファユニットを
通過し、大量の高温のシートが排紙後処理装置に積載さ
れ、画像上に載った紙の裏にトナーがオフセットして裏
汚れとなったり、場合によっては出力紙同士が張り付い
てしまうという現象が発生して形成した画像品質を劣化
させていた。
【0020】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、接続
される外部機器に設けられた排気手段を塞ぐことなく、
シートのカール取りを安定して行なうことができ、さら
に、排出後のシート裏面汚れや張り付きを防止すること
ができ、高品位な画像を保持可能なシート処理装置及び
画像形成装置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、シート導入部からシート排出部へ
シートが搬送されるシート搬送経路と、前記シート搬送
経路を搬送されるシートに発生したカールを矯正するカ
ール矯正手段と、を備えたシート処理装置において、前
記シート導入部に向けてシートを排出する外部機器に設
けられた排気手段により排出される空気を装置本体内に
導入する排気導入部を備えることを特徴とする。
【0022】前記シート搬送経路から分岐する分岐搬送
経路と、前記分岐搬送経路に設けられ、該分岐搬送経路
に搬送されたシートを一旦停止させ、該シートの前後を
逆にして再搬送させて、前記シート搬送経路に戻す反転
搬送手段と、を備え、前記カール矯正手段は、前記反転
搬送手段により前記分岐搬送経路で再搬送されたシート
が前記シート搬送経路に戻る位置又はその下流側に設け
られ、該シート搬送経路又は該分岐搬送経路を搬送され
たシートに発生したカールを矯正することも好適であ
る。
【0023】前記分岐搬送経路と前記排気導入部とは、
該分岐搬送経路を搬送されるシートが、前記排気導入部
から導入された空気を受ける位置に設けられることも好
適である。
【0024】前記排気導入部には、前記排気手段が配置
可能であることも好適である。
【0025】前記分岐搬送経路と、前記排気導入部に配
置される前記排気手段との位置関係は、該分岐搬送経路
を搬送されるシートが、該排気手段により排出される空
気を受ける位置にあることも好適である。
【0026】前記シート搬送経路のうち前記カール矯正
手段の下流側を搬送されるシート、又は、該カール矯正
手段を冷却するシート冷却手段を備えることも好適であ
る。
【0027】前記シート冷却手段は、外気を取り込んで
前記シート又は前記カール矯正手段に向けて送風する送
風手段を備えることも好適である。
【0028】前記排気導入部より導入された空気を、装
置本体に設けられた電装部に導く送風経路を設けたこと
も好適である。
【0029】画像形成装置にあっては、シートに画像を
形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により画像
が形成されたシートを、シートの後処理を行なうシート
後処理装置に導く上記記載のシート処理装置と、を備え
ることを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される
装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきもので
あり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣
旨のものではない。
【0031】(実施の形態1)図1は、本発明を画像形
成装置の一例としてフルカラー複写機に適用した場合の
概略断面図である。ここで、フルカラー複写機を例にし
たのは、本発明の複数の機能を説明するのに適当であっ
たためで、本発明を特にフルカラー複写機に限定を加え
るものではない。なお、従来の技術の項で説明した構成
と同様の構成については、同一の符号を付している。
【0032】まず、画像形成装置本体30(フルカラー
複写機)について簡単に説明する。
【0033】原稿(不図示)が自動原稿搬送装置DF上
に置かれ、ユーザによってスタートボタン(不図示)が
押される。すると、カセット16a,16bからシート
Sが給紙される。そして画像形成手段としての画像形成
部とタイミングをとるために、シートSは、レジストロ
ーラ2で待機する。その間に、原稿は原稿載置台3上に
搬送され、光学系4を走査してCCDに読み込まれる。
ここで画像は、イエロー画像(Y),マゼンダ画像
(M),シアン画像(C),黒画像(Bk)の成分に分
解される。
【0034】そして、各成分ごとにレーザ光を点滅させ
ることによって、各Y,M,C,Bkの画像形成部で感
光ドラム5Y,5M,5C,5Bk上に現像を行う。画
像形成部には、説明は省略するが通常画像形成に必要な
1次帯電器6Y,6M,6C,6Bkや転写帯電器7
Y,7M,7C,7Bk、クリーニング装置8Y,8
M,8C,8Bk等がある。また、Y,M,C,Bkの
画像形成部を貫通する転写ベルト9が配設されており、
レジストローラ2に待機したシートSは、感光ドラム上
の現像とタイミングをとって、上記転写ベルト9上に静
電吸着して搬送されながら各色ごとに転写され、シート
S上に順次、重畳状に画像形成が行われる。
【0035】シートSは、その後定着装置10に搬送さ
れ、トナー画像を溶融定着し、機外に接続されている本
発明を適用したシート処理装置としてのバッファユニッ
ト1内に送られる。
【0036】その後シートSは、丁合いやグループ分け
を行うシート後処理装置(以下ソータという)200に
送られ、画像形成のプロセスは終了する。
【0037】ソータ200は、バッファユニット1から
排出されるシートSを搬入する搬入部202と、搬入さ
れたシートSを引き込む入口ローラ201を有してい
る。シートSを分類しない場合には、排出ローラ203
によりシートSは最上位のBに排出され、シートSを分
類する場合には、ソートパス205を経て排出ローラ2
06により各Bに分類して排出される。なお、上記ソー
タ200は既存のものであり、排紙されたシートSをグ
ループ分けしたり丁合いを行うものであるので説明は省
略する。
【0038】以下に、本発明を適用したシート処理装置
であるバッファユニット1について詳細に説明する。
【0039】本実施の形態では、画像形成装置本体30
の排紙下部に排気手段としての排気ファン301を設け
ている。さらに、バッファユニット1内にシート冷却手
段の送風手段としてのシート冷却ファン302を設けて
いる。
【0040】まず、バッファユニット1でシートSをス
トレート排紙する時の動作を説明する。
【0041】画像形成装置本体30の排紙ローラ31か
ら排出される画像形成されたシートSはバッファユニッ
ト1のシート導入部の入り口ローラ101によりバッフ
ァユニット1内部に引き込まれる。ここで、分岐部材の
フラッパ102はストレート排紙のときは、作動せず、
シート搬送経路109を搬送される。フラッパ102を
通過したシートSは、下カール取り手段104を通過
し、さらに上カール取り手段110を通過した後、シー
ト排出部のバッファ排紙ローラ105によって、ソータ
200に送り込まれる。
【0042】ここで、カール矯正手段としてのカール取
り手段について説明する。カール取り手段は、金属ロー
ラと金属軸の外側にウレタンゴム等の材質を巻きつけた
スポンジローラの1組のローラ対で構成される。そし
て、シートSが通過する際、スポンジローラがカム制御
により金属ローラに侵入する。これにより、ニップを形
成しニップ部にシートを通過させることによってシート
のカールを矯正するものである。
【0043】画像形成装置本体30から片面画像、両面
画像に拘らず排出されるシートSの上面の画像濃度が高
い場合、ストレート排紙の時は、上カール取り手段11
0によりカールを矯正し、反転排紙時は下カール取り手
段104によりカールを矯正する。逆に、画像形成装置
本体30から排出されるシートSの下面の画像濃度が高
い場合、ストレート排紙の場合は、下カール取り手段1
04によりカールを矯正し、反転排紙時は上カール取り
手段110によりカールを矯正する。よって、上カール
取り手段110と下カール取り手段104が同時に作動
することはない。
【0044】次に、本実施の形態における特徴的な構成
について説明する。
【0045】排気ファン301は画像形成装置本体30
内の機内の空気をオゾンフィルタ400を通過させて、
機外に排気することにより画像形成装置本体30内の昇
温を防ぐ。
【0046】本実施の形態に係るバッファユニット1に
は、排気ファン301から排出される外部機器としての
画像形成装置本体30内の機内の空気を導入する排気導
入部が設けられており、さらに、排気ファン301は画
像形成装置本体30から突出した位置に有り、一部もし
くは全部がバッファユニット1の前記排気導入部に配置
されて機内に入る構成を採っている。
【0047】さらに、画像形成装置本体30から排気フ
ァン301によって排気される風は、そのままバッファ
ユニット1内の反転搬送手段としての反転ユニット25
0に当たるように設けられている。
【0048】ここで、図6を用いて、反転ユニット25
0による反転動作を説明する。
【0049】シート搬送経路109上の搬送ローラ10
1の下流側には、フラッパ102を備える分岐部106
が配設されており、上記フラッパ102は、反転ソレノ
イド(不図示)により、シートSを排紙ローラ105へ
導く状態と、シートSを分岐搬送経路としての反転搬送
路107へ反転させる状態とに切り換えられるようにな
っている。シートSを裏面排紙する時には、フラッパ1
02により、図6(a)に示すように反転搬送路107
側への経路を形成する。
【0050】上記反転搬送路107には、正逆回転可能
な反転ローラ111,103が配設されている。この反
転ローラ111,103は、ステッピングモータからな
る反転用モータ(不図示)により、回転量及び回転方向
が制御されるようになっている。
【0051】裏面排紙時には、シートSは、図6(a)
の状態にある分岐部106の分岐部材102を通過し
て、反転搬送路107内に導かれ、シート後端が図6
(b)に示すようにフラッパ102を通過後にシートS
は一旦停止する。シートSの通過は、センサでS1によ
り検知される。
【0052】その後、フラッパ102が制御されて排紙
ローラ105側に切り換わる(図6(c))。さらに、
反転ローラ111,103は、逆回転してシートSを反
転搬送する。この搬送されるシートSは、図6(c)に
示すように、フラッパ102を介して排紙ローラ105
側へ搬送され、さらに排紙ローラ105により、バッフ
ァユニット1外に排出される。
【0053】ここで、反転搬送路107について説明す
ると、反転搬送路107は、反転右ガイド151、反転
左ガイド152、から構成されている。そして、反転右
ガイド151、反転左ガイド152にはそれぞれシート
搬送方向に平行なスリットが開いている。よって、排気
ファン301によって排気された風は反転右ガイド15
1のスリットから、反転するシートSに風が当てられ
る。
【0054】画像形成装置本体30から排気ファン30
1によって排気される風の温度は、高速(プロセススピ
ード250mm/s)のフルカラー複写機で室温が25
℃の時、約45℃〜50℃である。また、画像形成装置
本体30から画像(4色トータルのトナーのり量が約
0.8g/A4:シートSは80g紙)が印刷された状
態で排紙されるシートSの本体排紙出直の温度は約80
℃であり、反転ユニット250に到達する頃には約55
℃に下がっている。
【0055】そこで本実施の形態のように、排気ファン
301からの風を、反転ユニット250で反転するシー
トSに当てることにより、シートSの急激な温度低下を
防ぐことができる。
【0056】これにより、ストレート通紙時、反転通紙
時に拘らず、シートSがカール取り手段104,110
の上流に到達する時のシートSの温度をほぼ同じ温度に
する事ができる。
【0057】画像形成装置本体30から画像(4色トー
タルのトナーのり量が約0.8g/A4:シートSは8
0g紙)が印刷された状態で排紙されるシートSのカー
ル取り時に、シートSの温度が10度異なる場合と、ほ
ぼ同じ温度である場合のカール取りを行った後に放置し
た時のカール量の絶対値はほぼ同じであるが、それぞれ
サンプルを20枚ずつ採ったときのばらつきは、12m
m(温度差10℃の時)、5mm(温度差無し)とな
り、明らかにシートSに温度差が無い時の方が、カール
矯正能力が安定していることがわかる。
【0058】シートSに乗せる4色トータルのトナーの
り量を一定量(0.8g/A4:シートSは80g紙)
にして、実際に本実施の形態の構成を用いてシートSの
温度測定を行った。ここで、測定したのはシート冷却フ
ァン302をOFF、排気ファン301をONにして、
ストレート通紙時/反転通紙時それぞれにおける下カー
ル取り手段104の直前でのシートSの温度を測定し
た。その結果、ストレート通紙時/反転通紙時ともに4
3℃となりほぼ同じ温度であることが確認された。ちな
みに、排気ファン301をOFFにした場合、ストレー
ト通紙時43度に対し、反転通紙時は38度となり約5
℃の差が出る。
【0059】以上の結果から、排気ファン301の風を
反転通紙時シートSに当てることにより、より安定した
カール矯正を行うことができる。したがって、シートS
は安定したカール矯正がされカールの無い状態でバッフ
ァユニット1から排出されるので、ソータ200へのシ
ートの受け渡しが安定し、ジャムを起こすことなく、且
つ整合性の高い排紙積載をすることができる。
【0060】次に、シート冷却ファン302の具体的な
効果について以下に説明する。
【0061】シート冷却ファン302は、シート搬送経
路109の上方に位置し、外気を取り込んで風としてシ
ート搬送経路109のカール取り手段104,110の
下流側に当てる。ストレート通紙のみしか行われない場
合であれば、カール取り手段104,110の下流側に
限らず、シート搬送経路109に当たればよい。
【0062】シート搬送経路109の上面には穴が開い
ており、この穴より風を取り込みシートSが通過する時
に、シートSを冷却することができる。これにより、高
濃度画像連続出力時の画像オフセットや出力紙同士の張
り付きなどを防ぐことができる。
【0063】本実施の形態では、排気ファン301から
の風を、反転ユニット250で反転するシートSに当て
ることにより、シートSの急激な温度低下を防いでいる
が、排気ファン301から画像形成装置本体30内の空
気を導入する排気導入部を設ければ、バッファユニット
1内の温度を上げることができるので、ストレート通紙
時と反転通紙時での、シートSがカール取り手段10
4,110の上流に到達する時のシートSの温度差を、
小さくする事ができる。そして、排気ファン301の風
の出口を塞いでしまう、あるいはただ避けるだけの従来
技術に対して、排気ファン301の排気を利用すること
により、バッファユニット1を接続した場合の画像形成
装置本体30内の昇温の問題を解消している。
【0064】(実施の形態2)図2には、実施の形態2
が示されている。なお、実施の形態1と同様の構成部分
については同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0065】本実施の形態では、実施の形態1に加え
て、バッファユニット1内のシート冷却ファン302
を、図2のようにカール取り手段104,110の上方
位置に備え付けている。
【0066】これにより、カール取り手段104,11
0の金属ローラ及びスポンジローラを冷却することが出
来る。よって、シートSが高温でカール取りされる場合
でも、冷却されたローラにシートSが当接することによ
り、シートSの熱がローラに移動し、冷却される。これ
により、高濃度画像連続出力時の画像オフセットなどを
防ぐことができる。
【0067】また、カール取り手段104,110の位
置で急激に冷却することができるので、図中の110〜
105までの経路、すなわち、カール取り手段104,
110の下流側のシート搬送経路109を短くすること
ができ、バッファユニット1自体の紙パス幅を実施の形
態1に対して短くすることが可能になり、図2に示すよ
うにバッファユニット1の小型化をすることができる。
【0068】(実施の形態3)図3〜図4には、実施の
形態3が示されている。なお、上述した実施の形態と同
様の構成部分については同一の符号を付して、その説明
は省略する。
【0069】本実施の形態は、実施の形態1または、実
施の形態2に対して、後側板500にルーバ穴510を
開け、排気ファン301から排気された風を電装部52
0(斜線部)に導く送風経路を設けた点で異なる。
【0070】以下に、詳細な説明を図3、図4を用いて
説明する。
【0071】図3、図4において、510は後側板50
0に開けたルーバ穴である。排気ファン301から排気
された風は、反転ユニット250内をシートSが通過し
ている時はシートSに当たっているが、シートSが通過
していない時は反転右ガイド151、反転左ガイド15
2ともにスリットが切ってあるため、図4の矢印のよう
に反転ユニットを通過し、排紙カバー530の内壁面に
当たり後側板500に向かい、510を通過し電装部5
20へと到達する。
【0072】電装部520には、ドライバ基板や電源基
板、モータなどが存在する(不図示)。
【0073】通常、基板等には放熱板が付いておりそれ
を冷却するファンを持っている。本実施の形態では、排
気ファン301の風を利用することによって、基板等の
電装部を冷却する。
【0074】これにより、電装部を冷却するためのファ
ンを少なくすることができ、コストダウンを図ることが
できる。
【0075】なお、上記3つの実施の形態では、バッフ
ァユニット1の下流側に接続されるものがソータ200
の場合を例にして説明したが、接続されるものは、これ
に限定されるものではない。
【0076】例えば、単なるスタッカ装置、又はスタッ
カとステイプラとを備えたフィニッシャ、または排紙ト
レイ20(図5)でもよい。これらを総称してシート後
処理装置という。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
外部機器に設けられた排気手段により排出される空気を
装置本体内に導入する排気導入部を備えることにより、
前記排気手段を塞いでしまう、あるいはただ避けるだけ
の従来技術に対して、前記排気手段からの空気を利用す
ることができ、シート処理装置を接続した場合の外部機
器の昇温の問題を解消するとともに、設計の自由度を大
きくすることができる。
【0078】そして、排気を導入することにより装置本
体内の温度を上げることができるので、分岐搬送経路及
び反転搬送手段を備えた場合においては、ストレート搬
送時・反転搬送時に拘らず安定したカール取りをするこ
とができる。
【0079】さらに、前記分岐搬送経路を搬送されるシ
ートが、前記排気導入部から導入された空気を受けるよ
うに設けたので、急激なシートの温度低下を防ぐことが
でき、より安定したカール矯正を行なうことが可能とな
る。
【0080】また、シート搬送経路を搬送されるシート
を冷却するシート冷却手段を備えるので、高濃度画像連
続出力時の画像オフセットや出力されたシート同士の張
り付きを防ぐことが可能となる。
【0081】また、シート冷却手段はカール矯正手段を
冷却することにより、シート搬送経路の長さを短くする
ことができるので、装置本体を小型化することが可能と
なる。
【0082】また、前記排気導入部より導入された空気
を、装置本体に設けられた電装部に導く送風経路を設け
たので、該電装部を冷却するための冷却手段を省くこと
ができ、構成の簡素化及びコストダウンを図ることが可
能となる。
【0083】したがって、高品位な画像を保持可能であ
り、信頼性の高いシート処理装置及び画像形成装置を提
供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係るバッファユニット及びこれ
を備えた画像形成装置の概略断面図である。
【図2】実施の形態2に係るバッファユニット及びこれ
を備えた画像形成装置の概略断面図である。
【図3】実施の形態3に係るバッファユニット及びこれ
を備えた画像形成装置の概略断面図である。
【図4】実施の形態3に係るバッファユニットにおい
て、排気ファンのエアフローを可視化した図である。
【図5】画像形成装置、バッファユニット及びシート後
処理装置のレイアウトの一例を示す図である。
【図6】反転ユニットによる反転動作を説明する図であ
る。
【図7】従来の一般的なフルカラー複写機としての画像
形成装置の概略断面図である。
【符号の説明】
1 バッファユニット 2 レジストローラ 3 原稿載置台 4 光学系 5Y,5M,5C,5Bk 感光ドラム 6Y,6M,6C,6Bk 1次帯電器 7Y,7M,7C,7Bk 転写帯電器 8Y,8M,8C,8Bk クリーニング装置 9 転写ベルト 10 定着装置 16a,16b カセット 20 排紙トレイ 30 画像形成装置本体 31 排紙ローラ 101 入り口ローラ 102 フラッパ 103,111 反転ローラ 104 下カール取り手段 105 排紙ローラ 106 分岐部 107 反転搬送路 109 シート搬送経路 110 上カール取り手段 151 反転右ガイド 152 反転左ガイド 200 ソータ 201 入口ローラ 202 搬入部 203,206 排出ローラ 205 ソートパス 250 反転ユニット 301 排気ファン 302 シート冷却ファン 400 オゾンフィルタ 500 バッファ後側板 510 後側板ルーバ穴 520 バッファ電装部 530 排紙カバー S シート B ビン

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート導入部からシート排出部へシートが
    搬送されるシート搬送経路と、 前記シート搬送経路を搬送されるシートに発生したカー
    ルを矯正するカール矯正手段と、 を備えたシート処理装置において、 前記シート導入部に向けてシートを排出する外部機器に
    設けられた排気手段により排出される空気を装置本体内
    に導入する排気導入部を備えることを特徴とするシート
    処理装置。
  2. 【請求項2】前記シート搬送経路から分岐する分岐搬送
    経路と、 前記分岐搬送経路に設けられ、該分岐搬送経路に搬送さ
    れたシートを一旦停止させ、該シートの前後を逆にして
    再搬送させて、前記シート搬送経路に戻す反転搬送手段
    と、を備え、 前記カール矯正手段は、前記反転搬送手段により前記分
    岐搬送経路で再搬送されたシートが前記シート搬送経路
    に戻る位置又はその下流側に設けられ、該シート搬送経
    路又は該分岐搬送経路を搬送されたシートに発生したカ
    ールを矯正することを特徴とする請求項1に記載のシー
    ト処理装置。
  3. 【請求項3】前記分岐搬送経路と前記排気導入部とは、
    該分岐搬送経路を搬送されるシートが、前記排気導入部
    から導入された空気を受ける位置に設けられることを特
    徴とする請求項1又は2に記載のシート処理装置。
  4. 【請求項4】前記排気導入部には、前記排気手段が配置
    可能であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    1項に記載のシート処理装置。
  5. 【請求項5】前記分岐搬送経路と、前記排気導入部に配
    置される前記排気手段との位置関係は、該分岐搬送経路
    を搬送されるシートが、該排気手段により排出される空
    気を受ける位置にあることを特徴とする請求項4に記載
    のシート処理装置。
  6. 【請求項6】前記シート搬送経路のうち前記カール矯正
    手段の下流側を搬送されるシート、又は、該カール矯正
    手段を冷却するシート冷却手段を備えることを特徴とす
    る請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート処理装
    置。
  7. 【請求項7】前記シート冷却手段は、外気を取り込んで
    前記シート又は前記カール矯正手段に向けて送風する送
    風手段を備えることを特徴とする請求項6に記載のシー
    ト処理装置。
  8. 【請求項8】前記排気導入部より導入された空気を、装
    置本体に設けられた電装部に導く送風経路を設けたこと
    を特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシ
    ート処理装置。
  9. 【請求項9】シートに画像を形成する画像形成手段と、 前記画像形成手段により画像が形成されたシートを、シ
    ートの後処理を行なうシート後処理装置に導く請求項1
    乃至8のいずれか1項に記載のシート処理装置と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6954602B2 (en) * 2002-11-08 2005-10-11 Canon Kabushiki Kaisha Sheet transport apparatus and image forming apparatus
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