JP2014182273A - 画像形成システムおよび用紙処理装置 - Google Patents

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光昭 黒田
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Abstract

【課題】筐体間で用紙の受け渡しを行う画像形成システムにおいて、一方の筐体側の構成を簡略化する。
【解決手段】本発明の画像形成システム1は、用紙に画像を形成する二次転写装置30を有する筐体101と、筐体101に対峙して設けられ、筐体101の二次転写装置30によって画像が形成された用紙を冷却する冷却装置71を有する筐体201とを備える。また、この画像形成システム1は、筐体101および筐体201が対峙する領域において、筐体201が筐体101に向かって突出する支持部70を有し、筐体101は支持部70が内部に配置される開口102を有するとともに、支持部70に設けられ、駆動を受けて回転しながら筺体101の二次転写装置30によって画像が形成された用紙Pを受け筐体201の冷却装置71に向けて搬送する受け取りロール67を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成システムおよび用紙処理装置に関する。
特許文献1には、上部筐体が下部筐体に重ね合わされた状態における両者の外れ止め状態を確実に確保した上で、上部筐体のみの運搬を効率的に、かつ、安全に行うことができるようにする事務機器が開示されている。この事務機器においては、下部筐体には下部筐体用フレームの天板から上方に突出したL型結合金具が設けられている一方、上部筐体には、底板にL型結合金具を貫通させる底板側貫通孔が穿設されている。また、上部筐体用フレームの側板に底板側貫通孔を貫通したL型結合金具に対向する挿通窓が穿設され、L型結合金具が底板側貫通孔に貫通した状態で、挿通窓に挿通される。さらに、L型結合金具を係止することによりL型結合金具の底板側貫通孔からの抜け出しを阻止する挿脱自在の角型把手部材が設けられている。
特開2005−134590号公報
本発明の目的は、筐体間で用紙の受け渡しを行う画像形成システムにおいて、一方の筐体側の構成を簡略化することにある。
請求項1に記載の発明は、用紙に画像を形成する画像形成部を有する第1筐体と、前記第1筐体に対峙して設けられ、当該第1筐体の前記画像形成部によって画像が形成された用紙に予め定めた処理を施す処理部を有する第2筐体とを備え、前記第1筐体および前記第2筐体が対峙する領域において、当該第1筐体および当該第2筐体のいずれか一方が他方に向かって突出する凸部を有し、当該他方は当該凸部が内部に配置される凹部を有するとともに、前記凸部に設けられ、駆動を受けて回転しながら前記第1筺体の前記画像形成部によって画像が形成された用紙を受け前記第2筐体の前記処理部に向けて搬送する搬送部を備えることを特徴とする画像形成システムである。
請求項2に記載の発明は、前記第1筐体が前記凹部を有し、前記第2筐体が前記凸部を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成システムである。
請求項3に記載の発明は、前記第2筐体は、前記凸部に設けられた前記搬送部と、前記処理部とへ駆動力を供給する駆動部を備えることを特徴とする請求項2記載の画像形成システムである。
請求項4に記載の発明は、前記処理部によって前記予め定めた処理が施された用紙を再び画像形成部へ搬送するとともに、前記第1筐体および前記第2筐体が対峙する領域において、前記凸部および前記凹部以外の領域を通過する再搬送路を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成システムである。
請求項5に記載の発明は、前記第1筐体は、トナー像を記録材に定着させる定着部と当該定着部によってトナー像が転写された用紙の巻き癖を矯正する矯正部とを有し、前記第2筐体の前記処理部は、前記矯正部によって矯正された用紙を冷却することを特徴とする請求項1記載の画像形成システムである。
請求項6に記載の発明は、前記第1筐体および前記第2筐体の少なくとも一方は、他方に対する位置を決める位置決め部を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成システムである。
請求項7に記載の発明は、用紙に画像を形成する画像形成装置に対する位置を決める位置決め部と、前記画像形成装置の内部に挿入可能に設けられ、駆動を受けて回転しながら当該画像形成装置によって画像が形成された用紙を当該画像形成装置の内部で受け取る受取部と、前記受取部によって受け取られた用紙に予め定めた処理を施す処理部とを備えることを特徴とする用紙処理装置である。
請求項1の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、筐体間で用紙の受け渡しを行う画像形成システムにおいて、一方の筐体側の構成を簡略化できる。
請求項2の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、画像形成部を備える第1筐体の駆動系を簡略化できる。
請求項3の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、処理部において用紙にしわが生じることを抑制できる。
請求項4の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、画像形成部へ用紙を再び搬送する経路周辺の構成を簡略化できる。
請求項5の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、巻き癖の矯正をより強力に行える。
請求項6の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、第1筐体および第2筺体の位置決めが容易に行える。
請求項7の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、画像形成装置から用紙処理装置へ用紙の受渡しを行う構成において、画像形成装置側の構成を簡略化できる。
本実施の形態が適用される画像形成システムの全体構成を示した図である。 画像形成装置を端面側から見た斜視図である。 用紙処理装置を端面側から見た斜視図である。 受け取りロール周辺を説明するための図である。 総合制御部の機能構成を示す図である。 処理制御部の機能構成を示す図である。 単独で使用される画像形成装置の全体構成を示した図である。 画像形成装置および用紙処理装置が接続される領域の変形例の図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用される用紙処理システム(画像形成システム)1の全体構成を示した図である。
図1に示す用紙処理システム1は、例えば電子写真方式によって用紙Pに対してカラーのトナー像を形成する画像形成装置(トナー像形成部)100と、画像形成装置100によってトナー像が形成された用紙Pに対して予め定められた処理を施す用紙処理装置200とを備えている。
ここで、本実施形態では、電子写真方式によって画像を形成する画像形成装置100を例示するが、画像形成装置100は、例えばインクジェットプリンタで構成するようにしてもよい。
また、用紙Pに冷却等を施す用紙処理装置200を例示するが、画像が形成された用紙Pに予め定めた処理を施すものであれば、例えば、画像が形成された用紙Pを束ねて綴じ処理を施す綴じ装置や、穿孔処理を施す穿孔装置を備える構成にしてもよい。
なお、図1に示す用紙処理システム1の紙面手前側を「フロント側」とよび、紙面奥側を「リア側」とよぶことがある。
<画像形成装置100>
図1に示す画像形成装置100は、所謂タンデム型の構成を有するものであって、電子写真方式により各色成分のトナー像を形成する複数の画像形成ユニット10(10Y、10M、10C、10K)を備えている。また、画像形成装置100には、画像形成装置100にネットワークなどを介して接続される例えばPC(パーソナルコンピュータ、図示せず)などから、画像形成のための画像データや印刷指示を受け付けるとともに、画像形成装置100を構成する各装置および各部の動作を制御する総合制御部80(後述)が設けられている。また、画像形成装置100には、表示パネルにより構成され、ユーザから受けた指示を総合制御部80に出力するとともに総合制御部80からの情報をユーザに提示するユーザインタフェース(UI)90が設けられている。また、画像形成装置100は、画像形成装置100を構成する部材を支持あるいは収容する筐体101(第1筐体)を備える。
また、画像形成装置100は、各画像形成ユニット10にて形成された各色成分トナー像が順次転写(一次転写)されトナー像を保持する中間転写ベルト20と、中間転写ベルト20上のトナー像を用紙Pに一括転写(二次転写)する二次転写装置30とを備えている。ここで、各画像形成ユニット10、中間転写ベルト20、および二次転写装置30は、用紙Pに画像を形成する画像形成部として捉えることができる。
また、画像形成装置100には、二次転写装置30に向けて搬送される用紙Pが通過する第1用紙搬送経路R1、二次転写装置30を通過した後の用紙Pが通過する第2用紙搬送経路R3、用紙処理装置200と対峙する面である端面100Aから延び第1用紙搬送経路R1に接続される第3搬送経路R7とが設けられている。
また、これらの第1用紙搬送経路R1、第2用紙搬送経路R3、および第3用紙搬送経路R7には、用紙Pを搬送する搬送ロール48が複数設けられている。
また、画像形成装置100の筐体101には、開口102が形成されている。ここで、第2用紙搬送経路R3に沿って搬送されてきた用紙Pは、この開口102を通じて筐体101の外部に排出される。なお、筐体101における開口102が形成されている端面100Aには、位置決め孔103が形成されている。
また、画像形成装置100には、第1用紙搬送経路R1にそれぞれ用紙Pを供給する第1用紙供給装置410、第2用紙供給装置420、第3用紙供給装置430が設けられている。なお、第1用紙供給装置410乃至第3用紙供給装置430は同様に構成されており、第1用紙供給装置410乃至第3用紙供給装置430の各々には、用紙Pを収容する用紙収容部41、この用紙収容部41に収容された用紙Pを取り出して搬送する取り出しロール42が設けられている。
また、第2用紙搬送経路R3上には、二次転写装置30により用紙P上に二次転写された画像をこの用紙Pに定着させる定着装置(定着部)50が設けられている。この定着装置50には、内蔵されたヒータ(不図示)により加熱される加熱ベルト50Aと、加熱ベルト50Aを押圧する押圧ロール50Bとが設けられている。そして、これらの加熱ベルト50Aと押圧ロール50Bとが互いに押圧するニップ部Nを用紙Pが通過する際に、用紙Pが加圧および加熱されることで、用紙P上の画像が用紙Pに定着される。
また、二次転写装置30と定着装置50との間には、二次転写装置30を通過した用紙Pを定着装置50へ搬送する搬送装置51が設けられている。ここで、この搬送装置51は、周回移動するベルト51Aを有しており、このベルト51A上に用紙Pを載せて用紙Pの搬送を行う。
また、第2用紙搬送経路R3上に、定着装置50により画像が定着した用紙Pの曲がり(カール)を矯正するカール矯正装置(矯正部)52が設けられている。ここで、このカール矯正装置52は、剛性ロール52Aと、この剛性ロール52Aを押圧しながら用紙Pを駆動する弾性ロール52Bとを含むロール対を第2用紙搬送経路R3上に2組持つ。第2用紙搬送経路R3を挟んで設けられる剛性ロール52Aおよび弾性ロール52Bの第2用紙搬送経路R3に対する位置は、一方の組と他方の組とで反対となるように配置されている。
さて、画像形成ユニット10の各々は、回転可能に取り付けられた感光体ドラム11を備えている。また、感光体ドラム11の周囲には、感光体ドラム11を帯電する帯電装置12、感光体ドラム11を露光して静電潜像を書き込む露光装置13、感光体ドラム11上の静電潜像をトナーにより可視像化する現像装置14が設けられている。さらに、感光体ドラム11上に形成された各色成分トナー像を中間転写ベルト20に転写する一次転写装置15、感光体ドラム11上の残留トナーを除去するドラム清掃装置16が設けられている。
中間転写ベルト20は、3本のロール部材21〜23に掛け渡され、回転するように設けられている。これら3本のロール部材21〜23のうち、ロール部材22は、中間転写ベルト20を駆動するようになっている。また、ロール部材23は、中間転写ベルト20を挟んで二次転写ロール31に対向配置されており、これら二次転写ロール31およびロール部材23によって二次転写装置30が構成されている。なお、中間転写ベルト20を挟んでロール部材21と対向する位置には、中間転写ベルト20上の残留トナーを除去するベルト清掃装置24が設けられている。
<用紙処理装置200>
上記の画像形成装置100は、単体でも用紙Pに画像を形成することができる(後述)が、本実施の形態においては、画像形成装置100に対して、別体(所謂オプション)として構成される用紙処理装置200を接続する。なお、ここでは例示として図示のような用紙処理装置200を接続することを説明するが、画像形成装置100には、用紙Pを処理するための他の装置も接続し得る。
まず、用紙処理装置200は、画像形成装置100の定着装置50にて定着画像が形成された用紙Pを受け取る受け取りロール67と、受け取りロール67によって受け取られた用紙Pをさらに搬送するとともに移動可能に設けられた可動搬送ロール69と、受け取りロール67と可動搬送ロール69との間に設けられ第5用紙搬送経路R11の一部を形成するとともに、受け取りロール67を通過した用紙Pを可動搬送ロール69へ案内する案内部材(所謂シュート)68とが設けられている。また、用紙処理装置200は、用紙処理装置200を構成する部材を支持あるいは収容する筐体201(第2筐体)を備える。
また、用紙処理装置200は、上の各色トナー像を冷却し、用紙P上への各色トナー像の定着を促進する冷却装置71と、用紙Pに定着されたトナー像の濃度欠陥、画像欠陥、画像位置欠陥等を光学的に検出するインラインセンサ73と、インラインセンサ73を通過した用紙Pを用紙処理装置200の装置外へと排出する排出ロール53と、用紙処理装置200を構成する各装置および各部の動作を制御する処理制御部180(後述)とを備える。
また、用紙処理装置200には、画像形成装置100から排出され搬送される用紙Pが通過する第5用紙搬送経路R11、インラインセンサ73よりも下流側にて第5用紙搬送経路R11から分岐する第2反転搬送経路R13と、第2反転搬送経路R13から分岐し画像形成装置100の第3搬送経路R7と接続される第2再搬送経路R15と、第2反転搬送路R13から分岐し第5用紙搬送経路R11に接続される第6用紙搬送経路R17とが設けられている。
また、これらの第5用紙搬送経路R11、反転搬送経路R13、第2再搬送経路R15および第6用紙搬送経路R17には、用紙Pを搬送する搬送ロール48が複数設けられている。
また、用紙処理装置200の筐体201には、開口202が形成されている。ここで、第5用紙搬送経路R11に沿って搬送されてきた用紙Pは、排出ロール53によってこの開口202から筐体201の外部に排出される。
また、筐体201における画像形成装置100と対峙する面である端面200Aにおいて、画像形成装置100の開口102に対応する位置には、筐体201の外側に向けて突出する位置決めピン203を備える。なお、画像形成装置100に用紙処理装置200を接続する際に、位置決めピン203を位置決め孔103へ挿入することにより、画像形成装置100に対する用紙処理装置200の位置が定められる。なお、位置決めピン203あるいは位置決め孔103を位置決め部として捉えることができる。
ここで、受け取りロール(搬送部)67は、駆動源であるモータM1(後述する図4参照)と、このモータM1からの駆動を受けて回転する駆動ロール67Aと、駆動ロール67Aの回転に従動回転する従動ロール67Bとを備える。
案内部材68は、それぞれ受け取りロール67から可動搬送ロール69へ向かう方向に沿って設けられた板状部材であり、互いに対峙して設けられる、第1案内部68Aおよび第2案内部68Bを備える。
可動搬送ロール69は、第1ロール69Aおよび第2ロール69Bからなる一対のロールを備える。この第1ロール69Aは、受け取りロール67と同一の駆動源(駆動系)であるモータM1の駆動を受けることにより回転する。また、詳細は後述するが、第1ロール69Aは、第5用紙搬送経路R11を挟んで、第2ロール69Bに対して進退可能に設けられる。
また、処理部の一例である冷却装置71は、第5用紙搬送経路R11上の用紙Pの上下面を挟みながら搬送する搬送ベルト71A、71Bと、外部に設けられたファン(図示せず)からの送風を受けて搬送ベルト71A、71Bを冷却する複数のフィンからなるヒートシンク71Cと、さらには搬送ベルト71A、71Bそれぞれを張架しながら回転移動させる複数の張架ロール等とを備える。
ここで、搬送ベルト71Aは、受け取りロール67および可動搬送ロール69と同一の駆動源(駆動系)であるモータM1の駆動を受けることにより回転移動する。
ヒートシンク71Cは、搬送ベルト71Aの内周面に接して搬送ベルト71Aの熱を吸収する。これにより、定着装置50にて加熱された用紙Pが冷却され、用紙Pの表面のトナーが平滑性を維持したまま固化する。
インラインセンサ73は、白熱灯や白色発光ダイオードなどにより構成される光源73Aと、CCD(Charge Coupled Device)などにより構成される受光素子73Bとを有する。
ここで、受光素子73Bは、光源73Aから照射され、第5用紙搬送経路R11上の用紙Pで反射された光を受光する。そして、この受光した光の強度に基づいて、画像形成装置100の総合制御部80に信号を出力する。総合制御部80は、インラインセンサ73からの信号に基づいて、画像形成ユニット10において形成される画像を補正する。例えば、露光装置13による照射光の強度や、画像形成の位置等がインラインセンサ73からの信号に基づいて補正される。
さて、本実施形態の用紙処理装置200においては、一方の面に対して画像が形成された用紙Pが、必要に応じて、反転搬送経路R13により切り返される。そして、切り返されて搬送方向の先端と後端とが入れ替わった用紙Pは、第6用紙搬送経路R17あるいは第2再搬送経路R15へと搬送される。
ここで、反転搬送経路R13から第6用紙搬送経路R17へ搬送される用紙Pは、表裏が反転した状態で、第6用紙搬送経路R17および第5用紙搬送経路R11上を搬送され、用紙処理装置200の装置外へと排出される。
一方、反転搬送経路R13から第2再搬送経路R15へと搬送される用紙Pは、表裏が反転した状態で、第3搬送経路R7および第1用紙搬送経路R1を介して、再び二次転写装置30へと搬送される。このことにより、表裏が反転した状態の用紙Pは、二次転写装置30にて他方の面に画像が形成される。すなわち、用紙Pの両面に対して画像が形成される。なお、第2反転搬送経路R13は、スイッチバックパスあるいは両面印刷パスとして捉えることができる。
なお、図1に示すように、画像形成装置100の第2用紙搬送経路R3と用紙処理装置200の第5用紙搬送経路R11とが接続される第1接続部C1は、画像形成装置100の第3搬送経路R7と用紙処理装置200の第2再搬送経路R15へと接続される第2接続部C2よりも、画像形成装置100の内側(図中左側)に配置される。
<画像形成装置100側の接続領域>
次に、図2を参照しながら、画像形成装置100および用紙処理装置200が接続される領域(第1筐体および第2筐体が対峙する領域)のうち、画像形成装置100側について説明をする。なお、図2は、画像形成装置100を端面100A側から見た斜視図である。
図2に示すように、画像形成装置100の端面100Aには、開口102および位置決め孔103が形成されている。
開口102は、長手方向がフロント側からリア側に向かう方向に沿う略長方形の開口である。この開口102は、フロント側およびリア側の両端において上方に突出するように開口領域が拡がる凸部102Aを備える。
位置決め孔103は、フロント側とリア側とに2つ設けられる略円形の孔である。さらに説明をすると、2つの位置決め孔103は、それぞれ開口102のフロント側およびリア側にそれぞれ設けられる凸部102Aの上方に位置する。このことにより、可動支持部70A(後述)が移動することにともない、可動支持部70Aが凸部102Aの縁に仮に接触した場合であっても、2つの位置決め孔103に挿入される位置決めピン203が支持することにより、画像形成装置100と用紙処理装置200との位置がずれることが抑制される。
<用紙処理装置200側の接続領域>
次に、図3を参照しながら、画像形成装置100および用紙処理装置200が接続される領域のうち、用紙処理装置200側について説明をする。なお、図3は、用紙処理装置200を端面200A側から見た斜視図である。
図3に示すように、用紙処理装置200の端面200Aからそれぞれ突出して、位置決めピン203および受け取りロール67が設けられている。
位置決めピン203は、略円柱状の本体203Aと、本体203Aの根元側に設けられ本体203Aよりも直径が大きい根元部203Bとを備える。
位置決めピン203を位置決め孔103へ挿入する際に、画像形成装置100の端面100Aが、根元部203Bが突き当たることにより、画像形成装置100に対する用紙処理装置200の位置が定められる。
受け取りロール67は、支持部70(後述)によって支持される。ここで、支持部70は、用紙処理装置200の端面200Aから突出する凸部として捉えることができる。
さて、図示の例においては、位置決めピン203が端面200Aから突出する長さは、支持部70が突出する長さとは略等しくなるように形成されている。このことにより、画像形成装置100と用紙処理装置200とを接続する際に、画像形成装置100と用紙処理装置200との位置がずれて接続されても、位置決めピン203が画像形成装置100に突き当たることで、支持部70あるいは支持部70によって支持される受け取りロール67等が、画像形成装置100と衝突し損傷を受けることが抑制される。
<受け取りロール67周辺>
次に、図4を参照しながら、画像形成装置100および用紙処理装置200が接続される領域のうち受け取りロール67周辺の構成を説明する。なお、図4は、受け取りロール67周辺を説明するための図である。
図4に示すように、用紙処理装置200は、受け取りロール67、案内部材68、および可動搬送ロール69を支持する支持部70を備える。この支持部70は、用紙処理装置200の筐体201に対して移動可能に設けられる可動支持部70Aと、この筐体201に対して固定して設けられる固定支持部70Bとを備える。
可動支持部70Aは、フロント側とリア側とに対峙して設けられる一組の板状部材を含み、案内部材68の第1案内部68Aおよび可動搬送ロール69の第1ロール69Aが設けられる。また、可動支持部70Aは、用紙Pの搬送方向上流側の端部70Cに回転軸を備え、この回転軸を中心として搬送方向下流側の端部70Dは回転可能となる(図中矢印参照)。
また、固定支持部70Bは、受け取りロール67、案内部材68の第2案内部68Bおよび可動搬送ロール69の第2ロール69Bが設けられる。
ここで、受け取りロール67が用紙Pを搬送している際に、紙詰まり(所謂ジャム)が発生した場合には、可動支持部70Aを回転させ用紙搬送方向下流側の端部70Dを、固定支持部70Bから離間させる(開放させる)。このことにより、案内部材68における第1案内部68Aと第2案内部68Bとの間、および可動搬送ロール69における第1ロール69Aと第2ロール69Bとの間が開かれ、ユーザが用紙Pを除去する作業が容易となる。
なお、図示の例とは異なり、画像形成装置100の内部に入り込む可動支持部70Aの上流側の端部70Cを開放させる場合と比較して、可動支持部70Aの下流側の端部70Dを開放することにともない、可動支持部70Aが画像形成装置100の部材と接触することを抑制し得る。
さて、図4に示すように、受け取りロール67の周辺において、画像形成装置100が凹部(開口102)を備え、用紙処理装置200が凸部(支持部70)を備える構成として捉えることができる。この開口102に受け取りロール67および支持部70が挿入されることによって、画像形成装置100の内部で受け取りロール67が用紙Pを受け取る状態となる。
また、図4に示すように、画像形成装置100および用紙処理装置200が接続(ドッキング)された状態においては、受け取りロール67が端面100Aよりも画像形成装置100の中央側に位置する。
この受け取りロール67の位置は、用紙Pの搬送方向長さに応じて定められる。すなわち、受け取りロール67よりも上流側に位置し、受け取りロール67に対して用紙Pを受け渡す部材(例えばカール矯正装置52)から受け取りロール67までの距離(搬送ロール間の長さ)が、用紙処理システム1によって画像形成が行われる用紙Pの最短用紙長よりも短くなるように、受け取りロール67は配置される。さらに説明をすると、受け取りロール67および支持部70の突出量を変化させることにより、画像形成装置100の構成部材の配置を変更することなく搬送ロール間の長さを調整することが可能となる。
<総合制御部80>
次に、図5を参照しながら、総合制御部80について説明をする。なお、図5は、総合制御部80の機能構成を示す図である。
この総合制御部80は、例えば、プログラム制御により機能するプロセッサと、プロセッサを制御するプログラムを格納した不揮発性メモリと、プロセッサによるデータ処理等に使用される揮発性メモリにより実現される。
この総合制御部80は、処理制御部180とデータ交換を行うための送受信制御部81と、処理制御部180の情報を保持するための処理装置情報取得部82および処理装置情報格納部83と、用紙処理装置200により実行すべき処理を指示する処理指示部84と、画像形成装置100を構成する各装置等の動作を制御するためのジョブ制御部85とを備える。
送受信制御部81は、予め定められた物理インターフェイスを介して処理制御部180に接続され、予め定められた通信プロトコルに従って、処理制御部180との間でデータ交換を行う。
処理装置情報取得部82は、送受信制御部81を介して処理制御部180から取得した用紙処理装置200に関する情報を受け付けて、処理装置情報格納部83に格納する。ここで受信される情報は、用紙処理装置200の識別情報や機能に関する情報である。また、処理装置情報取得部82は、予め定めたタイミングで用紙処理装置200の処理制御部180に対して、用紙処理装置200に関する情報の取得要求を送信する。
処理装置情報格納部83は、例えばRAM(Random Access Memory)で実現され、処理装置情報取得部82により受け付けられた情報を保持する。
処理指示部84は、用紙処理装置200に対して画像形成装置100の制御に必要な情報を要求する等の指示を行う。また、処理装置情報格納部83に格納されている情報に基づき、必要に応じて、処理制御部180に対して用紙処理装置200が実行すべき処理を指示することもできる。
ジョブ制御部85は、通常の画像形成における動作の制御を行うが、処理装置情報格納部83に格納されている情報および処理指示部84の内容に応じて、実行される処理に応じた制御を行うことができる。
<処理制御部180>
次に、図6を参照しながら、処理制御部180について説明をする。なお、図6は、処理制御部180の機能構成を示す図である。
この処理制御部180は、例えば、プログラム制御により機能するプロセッサと、プロセッサを制御するプログラムを格納した不揮発性メモリと、プロセッサによるデータ処理等に使用される揮発性メモリにより実現される。
この処理制御部180は、総合制御部80とデータ交換を行うための送受信制御部181と、用紙処理装置200の機能に関する情報を、画像形成装置100の総合制御部80に提供するための、情報保持部182および情報提供部183とを備える。
送受信制御部181は、予め定められた物理インターフェイスを介して総合制御部80に接続され、予め定められた通信プロトコルに従って、総合制御部80との間でデータ交換を行う。
情報保持部182は、用紙処理装置200の識別情報(ID)および用紙処理装置200がどのような機能を持っているかについての情報を保持する。
情報提供部183は、送受信制御部181を介して、総合制御部80から受信した情報の取得要求に応じて、情報保持部182から用紙処理装置200の識別情報および機能に関する情報を取得し、総合制御部80に返送する。
上記のように構成された、総合制御部80および処理制御部180は、例えば、用紙処理システム1に電源が投入された際に、総合制御部80および処理制御部180間で通信を確立する。そして、総合制御部80が、処理制御部180から識別情報を受けることにより、総合制御部80は、画像形成装置100に対して用紙処理装置200が接続されていることを認識することができる。
なお、ここでは、総合制御部80が、処理制御部180から識別情報を受けることにより用紙処理装置200が接続されていることを認識することを説明したが、例えば用紙処理装置200を接続した際に、UI90等を介して用紙処理装置200の識別についてのユーザによる指定を受け付けてももちろんよい。
<用紙処理システム1の動作>
続いて、図1を参照しながら、本実施の形態における用紙処理システム1の画像形成動作について説明する。
不図示のPC等にて形成された画像データが総合制御部80にて受け付けられると、総合制御部80では、画像データに対して画像処理を施す。画像処理が施された画像データは、露光装置13に出力される。画像データを取得した露光装置13は、帯電装置12により帯電した感光体ドラム11を選択的に露光することで感光体ドラム11上に静電潜像を形成する。感光体ドラム11に形成された静電潜像は、現像装置14により例えば黒(K)のトナー像として現像される。
一方、画像形成のタイミングに合わせて取り出しロール42が回転し、用紙収容部41から第1用紙搬送経路R1へと用紙Pが供給される。この用紙Pは、感光体ドラム11の回転タイミングに合わせて、二次転写装置30へと搬送される。そして、二次転写装置30において、感光体ドラム11に形成されたトナー像が用紙Pに転写される。
その後、トナー像が転写された用紙Pは、第2用紙搬送経路R3上を搬送されながら、定着装置50にて定着処理を受ける。そして、定着画像が形成された用紙Pは、カール矯正装置52にて用紙Pの曲がりが矯正される。その後、カール矯正装置52を通過した用紙Pは、筐体101に設けられた開口102から排出される。
画像形成装置100の開口102から排出された用紙Pは、用紙処理装置200の第5用紙搬送経路R11上を搬送されながら、冷却装置71にて冷却され、インラインセンサ73によってトナー像の検知が行われる。そして、用紙Pは第5用紙搬送経路R11上を搬送されながら、筐体201の開口202から排出され、用紙積載部(不図示)へと積載される。
なお、画像形成ユニット10において画像形成を行い、感光体ドラム11のトナー像を用紙Pに転写した後に、感光体ドラム11上に残留トナーが付着している場合がある。この感光体ドラム11上の残留トナーは、ドラム清掃装置16によって除去される。同様に、中間転写ベルト20上の残留トナーは、ベルト清掃装置24によって除去される。
一方、両面印刷が施される場合には、上述した過程によって用紙Pの一方の面上に定着画像が形成されインラインセンサ73を通過した用紙Pは、第5用紙搬送経路R11から反転搬送経路R13へと導かれる。その後、反転搬送経路R13により切り返された用紙Pは、第2再搬送経路R15、第3用紙搬送経路R7および第1用紙搬送経路R1を介して、再び二次転写装置30へと搬送される。なお、第2再搬送経路R15、第3用紙搬送経路R7および第1用紙搬送経路R1を再搬送路として捉えることができる。
そして、他方の面上にトナー像が形成された用紙Pは、二次転写装置30およびカール矯正装置52を再び通過する。その後、用紙Pは、開口102から排出される。画像形成装置100の開口102から排出された用紙Pは、第5用紙搬送経路R11上を搬送されながら、冷却装置71、インラインセンサ73および開口202を経て、用紙積載部(不図示)へと積載される。
さて、上述のように、冷却装置71によって用紙Pを冷却することにより、用紙積載部において積載された用紙Pのトナーが、予め定めた温度以下まで冷却されないまま重なって、用紙P同士が張り付くことが抑制される。
また、本実施の形態においては、第2用紙搬送経路R3および第5用紙搬送経路R11上を搬送される用紙Pは、定着装置50、カール矯正装置52、および冷却装置71をこの順で通過する。
ここで、用紙Pの画像形成に用いられるトナーは、熱可塑性の性質をもつ。本実施の形態においては、定着装置50においてトナー(定着画像)が加熱された直後に、カール矯正装置52を通過させることで、トナーの温度が高く、変形が容易な状態で用紙Pのカールの矯正を行う。このことにより、本実施の形態とは異なり、冷却装置71をカール矯正装置52よりも用紙Pの搬送方向上流側に配置し、冷却装置71によって用紙Pを冷却後にカールを矯正する場合と比較して、カールをより確実に取り除き得る。すなわち、本実施の形態は、より効果的(強力)にカールの矯正を行い得る。
また、本実施の形態においては、カールが矯正された用紙Pを、冷却装置71の搬送ベルト71A、71Bによって挟み込みながら冷却する。このことにより、カール矯正装置52で一旦カールが矯正された用紙Pを冷却することにともない、この用紙Pにカールが再び発生することを抑制し得る。
さらに、図示の例においては、定着装置50に対してカール矯正装置52を近づけて配置させた。このことにより、カール矯正装置52は、画像形成装置100の端面100Aから離間する。ここで、このカール矯正装置52から離間した端面100A付近において、画像形成装置100の外部に用紙Pを排出する排出ロール(図示せず)を設けた場合、この排出ロールのための駆動系を別途設けるか、カール矯正装置52を駆動させる駆動系を排出ロールまでの伸ばすことが必要となる。しかしながら、図示の例においては、用紙処理装置200側から突出させた部分に受け取りロール67を設けるとともに、この受け取りロール67が用紙処理装置200側から駆動を受けることで、カール矯正装置52よりも用紙Pの搬送方向下流側の構成が簡略化される。
また、本実施の形態においては、上述のように受け取りロール67、可動搬送ロール69、および冷却装置71は、同一の駆動系であるM1からの駆動を受ける。このことにより、受け取りロール67、可動搬送ロール69、および冷却装置71における用紙Pを搬送する速度差が発生することが抑制される。
ここで、例えば図示の例のように、搬送ベルト71A、71Bに挟み込んで搬送する型の冷却装置71を用いた場合に、受け取りロール67(あるいは可動搬送ロール69)と冷却装置71との用紙Pを搬送する速度差により、用紙Pにしわや姿勢の乱れ等が発生し得る。しかしながら、上記のように受け取りロール67および冷却装置71が同一系統の駆動を受けることによって、用紙Pのしわの発生が抑制される。
また、図示の例において用紙処理装置200の端面200Aから突出する受け取りロール67および支持部70は、用紙Pの搬送速度が変化し得る画像形成装置100および用紙処理装置200間で用紙Pの受け渡しを行う箇所(図1の第1接続部C1参照)から、冷却装置71までの距離を延ばす態様として捉えることができる。
また、図1に示すように、画像形成装置100から用紙処理装置200へ用紙Pを受け渡す箇所(図1の第1接続部C1参照)においては、画像形成装置100および用紙処理装置200の境界に凹凸が形成されている。一方で、用紙処理装置200から画像形成装置100へ用紙Pを受け渡す箇所(図1の第2接続部C2参照)においては、凹凸が形成されていない。付言すると、用紙処理装置200から画像形成装置100へ用紙Pを受け渡す箇所は、画像形成装置100から用紙処理装置200へ用紙Pを受け渡す箇所の凹凸以外の部分を通過するように配置される。このことにより、画像形成装置100における用紙処理装置200から用紙Pを受け取る領域の空間をより大きく確保される。
<画像形成装置100単独の構成>
次に、図1および図7を参照しながら、用紙処理装置200を接続せずに、画像形成装置100を単独で使用する場合について説明をする。なお、図7は、単独で使用される画像形成装置100の全体構成を示した図である。
本実施の形態の画像形成装置100は、用紙処理装置200等を接続せずに、画像形成装置100を単独で使用することが可能である。この画像形成装置100は、図1に示す構成でも使用可能であるが、図7に示す構成でも使用可能である。
ここで、図1および図7の画像形成装置100の構成としては、定着装置50よりも用紙Pの搬送方向下流側の搬送経路が異なる。すなわち、図7の画像形成装置100は、定着装置50よりも搬送方向下流側にて、第2用紙搬送経路R3から分岐する第2反転搬送経路R25が設けられている。また、図7の画像形成装置100は、図1の画像形成装置100における第3搬送経路R7に替えて、第2反転搬送経路R25から分岐し第1用紙搬送経路R1に接続される第3再搬送経路R27と、この第2反転搬送経路R25から分岐し第2用紙搬送経路R3に接続される第3用紙搬送経路R29とが設けられている。
この画像形成装置100が両面印刷を行う場合を用いて、画像形成装置100の動作を説明すると、上述した過程によって用紙Pの一方の面上に定着画像が形成されカール矯正装置52を通過した用紙Pは、第2反転搬送経路R25へと導かれる。そして、第2反転搬送経路R25により切り返された用紙Pは、第3再搬送経路R27および第1用紙搬送経路R1を介して再び二次転写装置30へと搬送される。
そして、他方の面上にトナー像が形成された用紙Pは、二次転写装置30およびカール矯正装置52、および開口102を通過し、画像形成装置100から排出され、用紙積載部(不図示)へと積載される。
ここで、図1に示す画像形成装置100と図7に示す画像形成装置100とでは、第3搬送経路R7、第2反転搬送経路R25、第3再搬送経路R27、および第3用紙搬送経路R29以外の構成部材は共通化し得る。このことにより、画像形成装置100を様々な態様で使用可能となるともに、画像形成装置100の製造コストも抑制される。
<変形例>
次に、図8を参照しながら、画像形成装置100および用紙処理装置200が接続される領域の変形例について説明をする。なお、図8は、画像形成装置100および用紙処理装置200が接続される領域の変形例の図である。
上記の説明においては、画像形成装置100が凹部を備え、用紙処理装置200が凸部を備える構成を説明したが、図8に示すように、画像形成装置100が凸部を備え、用紙処理装置200が凹部を備える構成であってもよい。
この変形例における画像形成装置100は、定着装置50にて定着画像が形成されカール矯正装置52を通過した用紙Pをさらに搬送するとともに移動可能に設けられた可動搬送ロール169と、可動搬送ロール169からの用紙Pを受け画像形成装置100から排出する排出ロール167と、可動搬送ロール169と排出ロール167との間に設けられ第2用紙搬送経路R3の一部を形成するとともに、可動搬送ロール169を通過した用紙Pを排出ロール167へ案内する案内部材168とが設けられている。
また、可動搬送ロール169および排出ロール167は、カール矯正装置52と同一の駆動源(駆動系)であるモータM2から駆動を受ける。
また、画像形成装置100は、可動搬送ロール169、案内部材168、および排出ロール167を支持する支持部170を備える。この支持部170は、用紙処理装置200の筐体201に対して移動可能に設けられる可動支持部170Aと、この筐体201に対して固定して設けられる固定支持部170Bとを備える。
この可動支持部170Aは、用紙Pの搬送方向下流側の端部170Cに回転軸を備え、この回転軸を中心として搬送方向上流側の端部170Dが回転可能となる(図中矢印参照)。この図示の変形例において紙詰まりが発生した場合には、可動支持部170Aを回転させ用紙搬送方向上流側の端部170Dを、固定支持部170Bから離間させ、ユーザが用紙Pを除去する作業を容易とする。
ここで、上記のように画像形成装置100は単独でも用紙Pに画像を形成できるものであり、用紙処理装置200は、この画像形成装置100に対して必要に応じて接続する所謂オプションである。したがって、画像形成装置100を単独で使用することを考慮すると、図8に示すような画像形成装置100が凸部を備える構成よりも、図1等に示すような画像形成装置100が凹部を備える構成の方が好ましい。画像形成装置100が凸部ではなく凹部を備えることで、画像形成装置100全体の寸法を抑制できるとともに、単独で使用されている画像形成装置100の凸部に例えばユーザが引っ掛かることが抑制される。
なお、用紙処理装置200の凸部は、画像形成装置100の凹部に挿入された状態で使用されることから、用紙処理装置200が凸部を備えることによって、用紙処理システム1の全体の寸法が大きくなることはない。また、用紙処理装置200の凸部が画像形成装置100の凹部に挿入された状態においては、用紙処理装置200の凸部に例えばユーザが引っ掛かることもない。
1…用紙処理システム、50…定着装置、67…受け取りロール、68…案内部材、69…可動搬送ロール、70…支持部、71…冷却装置、100…画像形成装置、102…開口、103…位置決め孔、200…用紙処理装置、203…位置決めピン、R1…第1用紙搬送経路、R3…第2用紙搬送経路、R7…第3用紙搬送経路、R11…第5用紙搬送経路、R13…第2反転搬送経路、R15…第2再搬送経路

Claims (7)

  1. 用紙に画像を形成する画像形成部を有する第1筐体と、
    前記第1筐体に対峙して設けられ、当該第1筐体の前記画像形成部によって画像が形成された用紙に予め定めた処理を施す処理部を有する第2筐体と
    を備え、
    前記第1筐体および前記第2筐体が対峙する領域において、当該第1筐体および当該第2筐体のいずれか一方が他方に向かって突出する凸部を有し、当該他方は当該凸部が内部に配置される凹部を有するとともに、
    前記凸部に設けられ、駆動を受けて回転しながら前記第1筺体の前記画像形成部によって画像が形成された用紙を受け前記第2筐体の前記処理部に向けて搬送する搬送部を備える
    ことを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記第1筐体が前記凹部を有し、前記第2筐体が前記凸部を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
  3. 前記第2筐体は、前記凸部に設けられた前記搬送部と、前記処理部とへ駆動力を供給する駆動部を備えることを特徴とする請求項2記載の画像形成システム。
  4. 前記処理部によって前記予め定めた処理が施された用紙を再び画像形成部へ搬送するとともに、前記第1筐体および前記第2筐体が対峙する領域において、前記凸部および前記凹部以外の領域を通過する再搬送路を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
  5. 前記第1筐体は、トナー像を記録材に定着させる定着部と当該定着部によってトナー像が転写された用紙の巻き癖を矯正する矯正部とを有し、
    前記第2筐体の前記処理部は、前記矯正部によって矯正された用紙を冷却することを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
  6. 前記第1筐体および前記第2筐体の少なくとも一方は、他方に対する位置を決める位置決め部を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
  7. 用紙に画像を形成する画像形成装置に対する位置を決める位置決め部と、
    前記画像形成装置の内部に挿入可能に設けられ、駆動を受けて回転しながら当該画像形成装置によって画像が形成された用紙を当該画像形成装置の内部で受け取る受取部と、
    前記受取部によって受け取られた用紙に予め定めた処理を施す処理部と
    を備えることを特徴とする用紙処理装置。
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