JP2007065404A - 冷却機構、及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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昭浩 近藤
Atsushi Kano
篤 狩野
Shuji Fujisawa
修二 藤澤
Kikunosuke Tsuji
菊之助 辻
Naoyuki Ishida
直行 石田
Yoshihiro Ando
由博 安藤
Hideki Kitagawa
英樹 北川
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Abstract

【課題】 埃等の多い劣悪な環境下においても、異常画像の発生を抑制することが可能な画像形成装置を提供すること。
【解決手段】 外部の空気を装置内に吸引する吸引手段21、吸引手段21の上流側に設けられたフィルタ手段22、少なくとも被冷却部を冷却するために、吸引手段21から吸引される空気を被冷却部へと導く空気路20、23、及び、装置内の全部又は一部の気圧を外部よりも高くするための圧力調整手段24を有する冷却機構と、用紙に画像を形成するための画像形成部5、6と、用紙に、形成された画像を定着させる定着部12とを備え、被冷却部は、少なくとも定着部12を含む、画像形成装置である。
【選択図】図2

Description

本発明は、冷却機構、並びにそれを用いた複写機、プリンタ、及びファックス等の画像形成装置に関する。
プリンタ、複写機等では、感光ドラム上に形成された静電潜像にトナーが付着され、可視像が形成され、更に、このトナーは用紙に転写され、定着部において用紙に熱定着される。この熱定着において発生する熱は、感光ドラムや電子部品に悪影響を与えるおそれがあるため、従来の複写機などでは、定着部の近傍にファンを配置し、このファンによって装置内の空気を外部へ排出していた。
このような構成により、装置の嵌合部等の隙間から吸引された空気は、装置内を冷却しつつ、定着部で発生した余分な熱とともに、装置外部へ排出されることになる。すなわち、定着部で加熱された空気は、他の電子部品に熱による影響を与えずに、装置外部へと排気される。
一方、感光体に静電潜像を形成するためのレーザー書き込みユニット内に発生するオゾンを効率よく排除するような構成が、例えば特許文献1に開示されている。この特許文献1では、ユニット内に外部から空気を吸引し、ユニット内の気圧を高めることによってトナーや埃の侵入を阻止している。
特開平6−110287号公報
上述した装置内の空気を外部へ排出する構成の画像形成装置を、例えば、舗装されていない道路脇に設置する場合や、外国で砂埃が絶えず舞っているような状況で使用される場合、装置の嵌合部等から埃や砂などが舞い込むため、異常画像の原因となっていた。
また、上述したユニット外部の空気を内部へと吸引する構成を、仮に画像形成装置に適用したとしても、容積が大きく、内部に多くの構成部材があるため所望の効果を発揮出来ないと考えられる。
本発明は、上記従来の装置の課題を考慮して、埃等の多い劣悪な環境下においても、異常画像の発生を抑制することが可能な冷却機構及びそれを用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の本発明は、
外部の空気を装置内に吸引する吸引手段と、
前記吸引手段の上流側に設けられたフィルタ手段と、
少なくとも被冷却部を冷却するために、前記吸引手段から吸引される空気を前記被冷却部へと導く空気路と、
前記装置内の全部又は一部の気圧を外部よりも高くするための圧力調整手段とを備えた、冷却機構である。
また、第2の本発明は、
第1の本発明の冷却機構と、
用紙に画像を形成するための画像形成部と、
前記用紙に、前記形成された画像を定着させる定着部とを備え、
前記被冷却部は、少なくとも前記定着部を含む、画像形成装置である。
また、第3の本発明は、
前記吸引手段は、ファンであり、
前記空気路は、
前記画像形成部上に、前記画像形成部の感光ドラムの回転軸と実質上平行に配置されたダクトと、
前記ダクト内の空気を前記定着部へと導くための反射板とを有し、
前記反射板に、空気の流れる方向を分散させるための前記圧力調整手段が形成されている、第2の本発明の画像形成装置である。
また、第4の本発明は、
前記吸引手段は、ファンであり、
前記空気路は、
前記画像形成部と前記定着部の間に配置されているダクトと、
前記定着部側へと空気を排出する定着側排出孔と、
前記画像形成部側へと空気を排出する画像形成部側排出孔と、
前記ダクトの先端に設けられた反射板とを有し、
前記反射板に、空気の流れる方向を分散させるための前記圧力調整手段が形成されている、第2の本発明の画像形成装置である。
また、第5の本発明は、
前記吸引手段は、ファンであり、
前記空気路は、
前記画像形成部上方に配置され、前記定着部側へと開口部が形成された流路と、
前記流路から分かれた分岐流路と、
前記分岐流路の先端に設けられた反射板とを有し、
前記反射板に、空気の流れる方向を分散させるための前記圧力調整手段が形成されている、第2の本発明の画像形成装置である。
また、第6の本発明は、
前記圧力調整手段は、前記反射板の表面に配置されたスポンジ、布、フェルト、又は植毛である、第3〜5のいずれかの本発明の画像形成装置である。
また、第7の本発明は、
前記圧力調整手段は、前記反射板の表面に形成された凹凸である、第3〜5のいずれかの本発明の画像形成装置である。
また、第8の本発明は、
前記吸引手段は、少なくとも2つ以上のファンであり、
前記空気路は、
一方の前記ファンから吸引された空気を、前記定着部の上部を通過させて、装置外部へと排出させるために、前記定着部を熱交換可能に設けられたダクトを有し、
他方の前記ファンは、前記画像形成部の近傍に設けられており、
前記圧力調整手段は、前記他方のファンである、第2の本発明の画像形成装置である。
本発明によれば、埃等の多い劣悪な環境下においても、異常画像の発生を抑制することが可能な冷却機構及びそれを用いた画像形成装置を提供することが出来る。
以下、本発明にかかる画像形成装置の実施の形態について図面を参照しながら説明するとともに、本発明の冷却機構の一例についても同時に述べる。
(実施の形態1)
図1は、本発明にかかる実施の形態1の複写機の側面から見た構成図である。図1に示すように、本実施の形態1の複写機は、用紙を本体に供給する給紙カセット1と、用紙を手差しで本体に給紙する手差し給紙機構11と、露光ランプ、レンズ、ミラー等により原稿の画像光を結像する露光部3と、その結像された画像光により感光され静電潜像が形成される感光体ドラムを有するドラム部5と、その感光体ドラムの静電潜像を現像する現像部6と、その現像された感光体ドラム上のトナー画像を給紙カセット1または手差し給紙機構11から搬送されてきた用紙に転写、分離する転写・分離部8と、用紙に転写されたトナー画像を熱により定着する定着部12とを備えている。
なお、図1に示されている点線の矢印は光路を示しており、矢印がドラム部5に接している部分で感光体ドラムに静電潜像が形成される。また、実線矢印は、紙の搬送路を示している。
また、定着部12にドラム部5から分離された用紙を搬送する搬送部9と、定着部12によって定着が終了した用紙を本体の外へ排出する排出部7が設けられている。さらに、ドラム部5の感光体ドラムに帯電を行う主帯電部2と、転写の終了した感光体表面の残留トナーを除去するクリーニング部10と、両面コピーを行う場合に、用紙を反転させるための反転・分岐部4が設けられている。
また、主帯電部2の上部には、ダクト20が設けられている。図2は、図1のAA′断面の概略構成図である。図2に示すように、ダクト20は、本実施の形態1の複写機の側壁からドラム部5の感光体ドラムの回転軸と実質上平行に配置されている。このダクト20は、断面が矩形状であり、複写機の側壁側の端には、内側から順に吸引ファン21と、吸引空気から塵を除去するためのフィルター22が配置されている。
また、ダクト20の先端20aには反射板23が設けられている。この反射板23は、その平面が複写機本体の底面に対して実質上垂直であって、現像部6側の側面20bに取り付けられており、定着部12側に向かって傾斜するように配置されている。この反射板23の空気が当たる表面23aには、図3の斜視図に示すようにフェルト24が貼られている。尚、図2の矢印は空気の流れを示している。
尚、本発明の圧力調整手段の一例は、本実施の形態1のフェルト24に相当し、本発明の吸引手段の一例は、本実施の形態1の吸引ファン21に相当する。また、本発明の空気路の一例は、本実施の形態1のダクト20に相当する。また、本発明の画像形成部は、例えば、本実施の形態1のドラム部5及び現像部6に相当する。また、本発明の冷却機構の一例は、本実施の形態1のダクト20、吸引ファン21、フィルター22、反射板23、及びフェルト24に相当する。
次に、本実施の形態1の複写機の動作について以下に説明する。
吸引ファン21が回転し、フィルター22によって埃等が除かれた外部の空気がダクト20内に吸引される。吸引された空気は、反射板23によって反射して定着部12側へと導かれる。
定着部12側へと導かれた空気は、定着部12を冷却し、横側面に設けられたスリット25や複写機の筐体の嵌合部の隙間から外部へと排出されることになる。
ここで、ドラム部5及び現像部6では、筐体内の温度上昇によってトナーが付着し難いといった問題が発生することがあり得るため、温度上昇を出来るだけ抑制する必要がある。本実施の形態1では、ダクト20から主として定着部12へと向かう空気の流れを作ることにより、定着部12で発生する熱を吸収した空気を直接外部へと排出することが可能となる。これにより、、ドラム部5や現像部6周辺の温度上昇も防止出来る。
しかしながら、反射板23から定着部12への一方向にだけ空気の流れが生じると、特に現像部6側において負圧になる場合があり、外部から筐体の嵌合部の隙間を通って内部へと導かれる空気の流れが発生することになり、そこから埃等が侵入する可能性が生じる。そこで、本実施の形態1では、反射板23にフェルト24を貼り付けているために、空気は、定着部12方向だけでなく、多方向に分散されることになり、複写機の内部全体に渡って気圧が外部よりも高くすることができる。これにより外部から内部への空気の流れが発生しなくなり、埃等の侵入を抑制することが可能となる。
なお、本実施の形態1では、反射板23にフェルト24を貼り付けているが、空気の流れが分散しさえすれば、フェルトに限らずスポンジ等であってもよく、更に、図4(a)に示すように金属粒子を溶射付着させてもよい。また、反射板23自体を図4(b)に示すような突起形状、図4(c)に示すような穴加工、又は図4(d)に示すような溝又はリブ加工であってもよい。
また、本実施の形態1の複写機において、定着部12側の筐体の嵌合部の隙間を大きくし、現像部6側の筐体の嵌合部の隙間をできるだけふさぎ、定着部12側よりも狭くするような筐体の構成であってもよい。具体的には、例えば、紙の搬送路と定着部12の間に板状部材等を設けることによってローラ部分以外の隙間を出来るだけふさぐことが可能となる。また、この板状部材として給紙・搬送路の周囲に設けられているガイド板を利用してもよい。このような構成では、反射板23上にフェルト24を設けず、一方向にだけ空気の流れが生じた場合であっても、現像部6側に隙間がないため、外部から内部への空気の流れが生じないので埃等の侵入を防ぐことが可能となる。
(実施の形態2)
以下に、本発明にかかる実施の形態2における複写機について説明する。図5は、本実施の形態2における複写機の断面構成図である。また、図6は、図5のBB′断面の概略構成図である。なお、図5に示されている点線の矢印は光路を示しており、実線矢印は紙の搬送路を示している。又、図6の矢印は空気の流れを示している。
図5及び図6に示すように、本実施の形態2の複写機は、その基本的構成は実施の形態1と同じであるが、ダクト30の配置及び形状が異なる。そのため、本相違点を中心に説明する。尚、図5及び図6において実施の形態1と同一の構成要素については同一番号を付している。
図5及び図6に示すように、ダクト30は、定着部12とドラム部5の間に、感光体ドラムの回転軸と実質上平行に設けられている。又、ダクト30は実施の形態1のダクト20と同様に断面が矩形状であるが、実施の形態1と異なり、その内側空間を定着部12側とドラム部5側に分けるための仕切板31がダクト30の上流から下流に渡り設けられている。さらに、ダクト30の、定着部12側の側面30aには、空気を噴出するための定着側排出孔32が長さ方向に沿って複数個形成されており、同様にドラム部5側にも画像形成部側排出孔34が複数個形成されている。
又、図6に示すように、ダクト30の先端部30cは開放されている。そして、仕切板31の先端部に2枚の反射板33a、33bが、その平面が複写機本体の底面に対して実質上垂直になるように設けられている。これら2枚のうち1方の反射板33aは、仕切板31の先端部31aに取り付けられており、定着部12側に傾斜するように配置されており、他方の反射板33bは、仕切板31の先端部31aに取り付けられており、ドラム部5側に傾斜するように配置されている。反射板33a及び反射板33bの空気が当たる面には、実施の形態1と同様にフェルト24が貼り付けられている。
又、図5に示すように、ダクト30の上下には、定着部12によって温められた空気がドラム部5側に出来るだけ流れ込まないようにするためのカバー35が設けられている。
尚、本発明の空気路の一例は、本実施の形態2では、ダクト30、定着側排出孔32、画像形成部側排出孔34、反射板33a、及び反射板33bに相当する。また、本発明の圧力調整手段の一例は、本実施の形態2の2枚の反射板33a、33bに設けられたフェルト24に相当する。また、本発明の冷却機構の一例は、本実施の形態2では、フィルター22、吸引ファン21、ダクト30、仕切板31、定着側排出孔32、画像形成部側排出孔34、反射板33a、反射板33b、及びフェルト24に相当する。
上記構成によって、フィルター22によって埃を除かれ、吸引ファン21によって吸引された空気は、ダクト30内において仕切板31によって定着部12側とドラム部5側に分けられ、定着側排出孔32、画像形成部側排出孔34、及びダクト20の先端部30cから流れ出す。そして、流れ出した空気は、定着部12、又はドラム部5及び現像部6を冷却し、複写機の筐体の嵌合部の隙間から外部へと流出する。
本実施の形態2の複写機では、複写機内部のほぼ中央部から多方向に空気の流れが発生しているため、複写機の内部全体に渡って気圧が外部よりも高くすることができるため、埃等の侵入を抑制することが可能となる。
又、カバー35を設けているために、定着部12で発生する熱を吸収した空気を、ドラム部5や現像部6へと出来るだけ移動させずに外部へと排出することが可能となる。
なお、本実施の形態2では、反射板33a、33bにフェルト24を貼り付けているが、実施の形態1と比較して、空気の流れが一方向では無いため、貼り付けなくても良いし、さらに、反射板33a、33b自体を設けずに、ダクト30の先端部30cから複写機の内側壁に向かって空気を排出してもよい。
(実施の形態3)
以下に、本発明にかかる実施の形態3における複写機について説明する。図7は、本実施の形態3における複写機の側断面図である。図8は、図7のCC′断面の概略図である。図9は、本実施の形態3の複写機のダクト先端部の拡大斜視図である。なお、図7に示されている点線の矢印は光路を示しており、実線矢印は紙の搬送路を示している。又、図8の矢印は空気の流れを示している。
図7〜図9示すように、本実施の形態3の複写機は、基本的構成は実施の形態1と同じであるが、ダクト40の配置と形状が異なる。そのため、本相違点を中心に説明する。尚、図7及び図8において実施の形態2と同一の構成要素については、同一符号を付している。
図7及び図8に示すように、ダクト40は、実施の形態1と異なり、現像部6から定着部12に向かって、ドラム部5の感光体ドラムの回転軸に実質上垂直に配置されている。又、図8及び図9に示すように、ダクト40は断面が矩形状であり、その内側空間には2枚の仕切板41が配置されており、この2枚の仕切板41によってダクト40の内側空間は、3分割されており、内側流路40aとその両端の2つの外側流路40bに分けられている。
又、2つの仕切板41のそれぞれの先端41aには、ダクト40の外側に向けて傾斜した反射板42が設けられている。これらの反射板42の吸引ファン21側の面には、フェルト24が貼り付けられている。
尚、本発明の空気路の一例は、本実施の形態3では、内側流路40a、外側流路40b、及び反射板42に相当する。また、本発明の圧力調整手段の一例は、本実施の形態3の2枚の反射板42に設けられたフェルト24に相当する。また、本発明の、定着部側へと開口部が形成された流路の一例は、本実施の形態3の内側流路40aに相当し、本発明の分岐流路の一例は、本実施の形態3の外側流路40bに相当する。また、本発明の冷却機構の一例は、本実施の形態3では、フィルター22、吸引ファン21、ダクト40、仕切板41、内側流路40a、外側流路40b、反射板42、及びフェルト24に相当する。
上記構成により、フィルター22によって埃を除かれ、吸引ファン21によって吸引された空気は、仕切板41によって内側流路40aと外側流路40bに分けられる。そして、内側流路40aから流れ出した空気は定着部12側へと向かい、定着部12からの放熱による高温の空気を外部へ排出する。一方、外側流路40bから流れ出した空気は、反射板42によって反射され、感光体ドラムの回転軸の両端方向に主に流れるが、反射板42にフェルト24が貼り付けられているために、反射方向は一定方向だけにはならず多方向に空気の流れが生ずることになる。
このように本実施の形態3の複写機では、多方向に空気の流れが発生しているため、複写機の内部全体に渡って気圧が外部よりも高くすることができるため、埃等の侵入をより防止することが可能となる。
又、ドラム部5及び現像部6から定着部12へと向かう空気の流れを作ることにより、定着部12で発生する熱を吸収した空気を、ドラム部5や現像部6へと出来るだけ移動させずに外部へと排出することが可能となる。
尚、複写機の内部全体に渡って気圧が外部よりも高くするためには、フェルト24の代わりに、ダクト40の側面40cに空気穴を設けることによって空気の流れる方向を多方向にしてもよいし、フェルト24と空気孔の双方を設けても良い。
(実施の形態4)
以下に、本発明にかかる実施の形態4における複写機について説明する。図10は、本実施の形態4における複写機の断面図である。また、図11は、図10のDD′断面の概略図である。なお、図10に示されている点線の矢印は光路を示しており、実線矢印は紙の搬送路を示している。又、図11の矢印は空気の流れを示している。
図10及び図11に示すように、本実施の形態4の複写機は、基本的構成は実施の形態1と同じであるが、ダクト50の配置と形状が異なる。そのため、本相違点を中心に説明する。尚、図10及び図11において実施の形態1と同一の構成要素については、同一符号を付している。
図10及び図11に示すように、本実施の形態4における複写機において、ダクト50は、定着ローラの回転軸と実質上平行であって、定着部12を覆っているカバー12aの上部と熱交換可能に接触して配置されている。このダクト50は、上流端50aはファン21側の複写機の内壁に接続しており、下流端50bは、それに対向する内壁に接続されている。ダクト50の上流端50aには、実施の形態1と同様に複写機の外側から順に、防塵用のフィルター22と吸引ファン21が順に配置されており、下流端50bには、スリットなどが設けられ開口されている。
また、ドラム部5及び現像部6の近傍であって、感光体ドラムの回転軸方向の内側面にも防塵用のフィルター52と吸引ファン53が設けられている。この吸引ファン53と、ドラム部5及び現像部6の間には、吸引ファン53から、ドラム部5及び現像部6に向かって放射状に4枚の整流板51が配置されている。
なお、本発明の空気流路の一例は、本実施の形態4のダクト50に相当し、本発明の圧力調整手段の一例は、吸引ファン53及び整流板51に相当する。また、本発明の冷却機構の一例は、本実施の形態4では、フィルター22、吸引ファン21、ダクト50、フィルター52、及び吸引ファン53、及び整流板51に相当する。
上記構成により、吸引ファン21によって吸引された空気は、ダクト50内に流れ込み、下方に配置されている定着部12で発生する余分な熱を奪い、下流端50bを通ってスリットなどの開口部から複写機の外部へと排出される。一方、吸引ファン53によって吸引された空気は、主にドラム部5と現像部6の回転軸方向に流れていくが、整流板51によって多方向にも流れていく。
以上により、定着部12から熱を奪った空気は、そのまま外部へと排出されるため、定着部12で発生した熱は、ドラム部5及び現像部6、他の電子部品などに影響を与えることなく外部へと放出されることになる。
又、整流板51によって空気の流れが一方向でなく多方向となるため、複写機の内部全体に渡って気圧が外部よりも高くなり、埃等の侵入をより防止することが可能となる。
尚、本実施の形態4では、整流板51には何も貼っていないが、実施の形態1で述べたようなフェルト、スポンジ等を貼り付けてもよい。
又、本実施の形態4の4枚の整流板51は、本発明の圧力調整手段の一例に相当するが、複写機内部に負圧が発生しなければ、設けなくても良い。
又、本実施の形態4では、本発明の圧力調整手段の一例である吸引ファン53は1つだけ設けられているが、2つ以上設けられていても良い。実施の形態1〜3においても圧力調整手段として、ファンを設けても良い。
又、実施の形態1〜4で、本発明の画像形成装置の一例として複写機を用いて説明したが、プリンタ、ファックス等であってもよい。更に、本発明の冷却機構は、画像形成装置に限らず他の電子機器に対しても適用可能である。
本発明の冷却機構及び画像形成装置は、埃等の多い劣悪な環境下においても、異常画像の発生を抑制することが可能な効果を有し、複写機、プリンタ、ファックス等に適用可能である。
本発明にかかる実施の形態1における複写機の側断面図 図1のAA′断面の概略構成図 本発明にかかる実施の形態1における複写機のダクト先端部の拡大斜視図 本発明にかかる実施の形態1における複写機の変形例を説明するための反射板の拡大図 本発明にかかる実施の形態2における複写機の側断面図 図5のBB′断面の概略構成図 本発明にかかる実施の形態3における複写機の側断面図 図7のCC′断面の概略構成図 本発明にかかる実施の形態3における複写機のダクト先端部の拡大斜視図 本発明にかかる実施の形態4における複写機の側断面図 図10のDD′断面の概略構成図
符号の説明
1 給紙カセット
2 主帯電部
3 露光部
4 反転・分岐部
5 ドラム部
6 現像部
7 排出部
8 転写・分離部
9 搬送部
10 クリーニング部
11 給紙機構
12 定着部
20 ダクト
21 吸引ファン
22 フィルター
23 反射板
24 フェルト

Claims (8)

  1. 外部の空気を装置内に吸引する吸引手段と、
    前記吸引手段の上流側に設けられたフィルタ手段と、
    少なくとも被冷却部を冷却するために、前記吸引手段から吸引される空気を前記被冷却部へと導く空気路と、
    前記装置内の全部又は一部の気圧を外部よりも高くするための圧力調整手段とを備えた、冷却機構。
  2. 請求項1記載の冷却機構と、
    用紙に画像を形成するための画像形成部と、
    前記用紙に、前記形成された画像を定着させる定着部とを備え、
    前記被冷却部は、少なくとも前記定着部を含む、画像形成装置。
  3. 前記吸引手段は、ファンであり、
    前記空気路は、
    前記画像形成部上に、前記画像形成部の感光ドラムの回転軸と実質上平行に配置されたダクトと、
    前記ダクト内の空気を前記定着部へと導くための反射板とを有し、
    前記反射板に、空気の流れる方向を分散させるための前記圧力調整手段が形成されている、請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記吸引手段は、ファンであり、
    前記空気路は、
    前記画像形成部と前記定着部の間に配置されているダクトと、
    前記定着部側へと空気を排出する定着側排出孔と、
    前記画像形成部側へと空気を排出する画像形成部側排出孔と、
    前記ダクトの先端に設けられた反射板とを有し、
    前記反射板に、空気の流れる方向を分散させるための前記圧力調整手段が形成されている、請求項2記載の画像形成装置。
  5. 前記吸引手段は、ファンであり、
    前記空気路は、
    前記画像形成部上方に配置され、前記定着部側へと開口部が形成された流路と、
    前記流路から分かれた分岐流路と、
    前記分岐流路の先端に設けられた反射板とを有し、
    前記反射板に、空気の流れる方向を分散させるための前記圧力調整手段が形成されている、請求項2記載の画像形成装置。
  6. 前記圧力調整手段は、前記反射板の表面に配置されたスポンジ、布、フェルト、又は植毛である、請求項3〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記圧力調整手段は、前記反射板の表面に形成された凹凸又は溝である、請求項3〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記吸引手段は、少なくとも2つ以上のファンであり、
    前記空気路は、
    一方の前記ファンから吸引された空気を、前記定着部の上部を通過させて、装置外部へと排出させるために、前記定着部を熱交換可能に設けられたダクトを有し、
    他方の前記ファンは、前記画像形成部の近傍に設けられており、
    前記圧力調整手段は、前記他方のファンである、請求項2記載の画像形成装置。
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