JP2007025496A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 筐体内における排気ファンから遠い位置にあるオゾンであっても除去可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】 本体ケース2内部の排気ダクト150には、6つの吸気口153と、各吸気口153と対応して互いに仕切られ、各吸気口153で吸気された空気をオゾンフィルタ165に個別に導く6つの排気流路154と、が設けられており、6つの排気流路154のうち、吸気口153からオゾンフィルタ165に至る経路の短い排気流路154は、吸気口153からオゾンフィルタ165に至る経路の長い排気流路154よりも所定経路長当りの流路抵抗が大きくなっている。
【選択図】 図7

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
レーザプリンタ等の画像形成装置は、放電により感光ドラムを帯電させる帯電器や、トナー像をシートに転写する転写ローラ等の電気的負荷を有する構成が筐体の内部に備えられている。
かかる電気的負荷に起因して空気中の酸素等が反応してオゾンが発生することがあるが、このオゾンは、帯電器の放電等を不安定にし、画質を低下させる要因になる。また、感光ドラムの寿命を低下させる要因にもなりうる。
そこで、筐体内部に生じたオゾンを除去するため、筐体の側壁に排気ファンを設置して筐体内部に生じたオゾンが筐体の外部に排出されるものが用いられている。ここで、オゾンをそのまま筐体の外部に排出すると環境面等から望ましくないため、オゾンフィルタ等を通すことにより外部に影響を与えない程度までオゾンを除去した後に排出するようになっている。
具体的には、例えば、特許文献1に示すように、定着器とプロセスユニットとの間に、オゾンが発生する箇所(帯電器の放電部分等)に対応して、搬送される用紙の幅方向の全体に亘って吸気口を有するダクトを設け、当該幅方向の一部にオゾンフィルタが配置されているものがある。そして、筐体の一方の側壁の排出孔に設けられる排気ファンを回転させると、ダクトを通った空気がオゾンフィルタを介して排出孔から排出されるようになっている。
特開2004−93708公報
しかしながら、上記特許文献1の構成では、ダクトの吸気口から吸気された空気の全てがオゾンフィルタに導かれるわけではないため、オゾンを含んだ空気からオゾンが十分に除去されないおそれがある。
そこで、ダクトを通った全ての空気がオゾンフィルタに導かれる構成とすることも考えられるが、この場合には、排気ファンから近い位置でダクトに吸引される空気の量が多くなってしまい、排気ファンから遠い位置ではダクトに十分に空気が吸引されず、排気ファンから遠い位置のオゾンが十分に除去されないおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、筐体内における排気ファンから遠い位置にあるオゾンであっても除去可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、電気的負荷を有し、被記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段が収容され、外部と連通する排出孔が設けられる筐体と、前記筐体内部の空気を前記排出孔に導く排気ダクトと、前記排気ダクト内に設けられ、前記排気ダクトを通る空気に含まれるオゾンを除去可能なオゾンフィルタと、前記排出孔に備えられ、前記排気ダクトからの空気を吸引して前記排出孔から前記筐体の外部に放出可能な排気ファンと、を備え、前記排気ダクトには、前記被記録媒体の搬送経路の幅方向において異なる位置に設けられる複数の吸気口と、各吸気口と対応して互いに仕切られ、各吸気口で吸気された空気を前記オゾンフィルタに個別に導く複数の排気流路と、が設けられており、前記複数の排気流路のうち、前記吸気口から前記オゾンフィルタに至る経路の短い排気流路は、前記吸気口から前記オゾンフィルタに至る経路の長い排気流路よりも所定経路長当りの流路抵抗が大きい構成としたところに特徴を有する。
なお、「経路」とは、排気流路の中心(軸)を通るものであり、「経路長」はかかる経路の長さを意味する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記複数の排気流路は、各排気流路の吸気口からオゾンフィルタに至る経路全体の流路抵抗がほぼ等しくされているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記流路抵抗は、前記排気流路内に設けられ、前記排気流路を流れる流体の流れを妨げる抵抗部材により与えられるところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載のものにおいて、前記抵抗部材は、前記各排気流路の内面から内方に突設される複数の突壁であり、前記排気流路内の空気は、前記複数の突壁と衝突しながら前記オゾンフィルタに導かれるところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項4に記載のものにおいて、前記抵抗部材は、前記各排気流路における前記突壁の先端と対向する内面との間に開口ギャップが設けられており、前記吸気口から前記オゾンフィルタに至る経路の短い排気流路における前記抵抗部材の開口ギャップは、前記吸気口から前記オゾンフィルタに至る経路の長い排気流路における前記抵抗部材の開口ギャップよりも小さいところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のものにおいて、前記排気ダクトの排気口は、前記排気ファンの回転軸方向と直交する方向に向けて設けられているところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項6に記載のものにおいて、前記排気ダクトには、前記オゾンフィルタを通った空気が導かれ、当該空気が排出される排気口を有するサブダクトが設けられており、前記排気ファンは、前記サブダクトの排気口を介して前記排気ダクトの空気を吸引するところに特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項7に記載のものにおいて、前記サブダクトの排気口は、前記排気ファンの一部と対向して配されており、前記排気ファンの一部により前記サブダクトから空気を吸引するとともに、前記排気ファンの他の部分により、前記筐体内部の熱を含んだ空気を前記筐体外部に放出するところに特徴を有する。
請求項9の発明は、請求項7又は請求項8に記載のものにおいて、前記サブダクトの排気口は、前記排気ファンと対向するように設けられるとともに、前記排気口は、前記排気ファンの中心よりも外方側が前記排気ファンに近づく傾斜部を有するところに特徴を有する。
請求項10の発明は、請求項3に記載のものにおいて、前記抵抗部材は、スポンジ等の多孔質の部材であるところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
筐体の内部で発生したオゾンを含んだ空気は、排気ファンに近いものの方がより空気の吸引力が強いためオゾンフィルタに導かれやすく、排気ファンから遠くなるにしたがって空気の吸引力が弱くなるため、オゾンを含んだ空気がオゾンフィルタに導かれにくく、排気ファンから遠い部分のオゾンが十分に除去されないおそれがある。
そこで、本構成によれば、複数の排気流路のうち、吸気口からオゾンフィルタに至る経路の短い排気流路は、吸気口からオゾンフィルタに至る経路の長い排気流路よりも所定経路長当りの流路抵抗が大きいから、排気ファンから遠い位置にある空気であっても、オゾンフィルタに十分に導くことができるから、排気ファンから遠い位置にあるオゾンを除去することができる。
<請求項2の発明>
本構成によれば、排気ファンからの距離によらずに、オゾンフィルタにほぼ等しい量の空気を導くことができる。
<請求項3の発明>
本構成によれば、簡易な構成で、排気流路に流路抵抗を与えることができる。
<請求項4の発明>
本構成によれば、簡易な構成で、排気流路に流路抵抗を与えることができる。また、オゾンが突壁に衝突することにより、オゾンの分解(除去)を促進することができる。
<請求項5の発明>
本構成によれば、簡易な構成で、複数の排気流路の流路抵抗を異ならせることができる。
<請求項6の発明>
本構成によれば、排気ダクトの排気口を直接ファンに向けるよりも、排気ダクトを排気ファンの回転軸方向に小型化することができる。また、排気される空気の方向が変わることにより、オゾンフィルタにおけるオゾンの分解(除去)を促進することができる。
<請求項7の発明>
本構成によれば、サブダクトを介することにより排気ダクト内の空気を確実に排出孔から排気することができる。
<請求項8の発明>
画像形成装置内には定着器等の熱を発生する機構が設けられており、かかる熱により画像形成に与える悪影響を防止するために、外部に熱を放出する必要がある。本構成によれば、オゾン除去するために空気を吸引するファンと、筐体内部で発生する熱を放出するファンとを共通化することができる。
<請求項9の発明>
サブダクトの排気口を排気ファンに近づけるほど、吸引力は強くなるものの、排気ファンと排気口との間に生じる風切り音が大きくなる。本構成によれば、サブダクトの排気口は、比較的風切り音が生じない排気ファンの中心から離れた側がより排気ファンに近づく傾斜部を有する構成としたから、風切り音を小さくしつつ、必要な吸引力を確保することが可能になる。
<請求項10の発明>
本構成によれば、簡易な構成で、排気流路に流路抵抗を与えることができる。また、オゾンが多孔質の部材を通過することにより、オゾンの分解(除去)を促進することができる。
<実施形態1>
以下、本発明に係る画像形成装置の実施形態1に係るレーザプリンタ1について、図面を参照して説明する。図1は、レーザプリンタ1の中央断面図である。
1.レーザプリンタの全体構成
図1に示すように、レーザプリンタ1は、本体ケース2(本発明の「筐体」に相当)内に、被記録媒体としての用紙3を給紙するためのフィーダ部4や、給紙された用紙3に印刷するための画像形成手段を構成するスキャナユニット16、プロセスカートリッジ17および定着器18等を備えている。尚、レーザプリンタ1において、図中右手方向が前面となる。
排紙トレイ46は、本体ケース2の上部中央より前側にかけての位置に、印刷された用紙3を積層保持できるように、本体ケース2の前側ほど傾斜が小さくなる凹部が形成されている。また、本体ケース2の前面の上寄り部位には、プロセスカートリッジ17の挿入のための一部開放状の空間があり、プロセスカートリッジ17は、本体ケース2の前面側(図中右手側)のカバー54を下向きに回動させて大きく開いた状態で着脱される。
本体ケース2内の後部(図中左手側)には、本体ケース2内の下部後端側に設けられた定着器18から排出された用紙3が上部に設けられた排紙トレイ46に導かれるように、本体ケース2の背面に沿って上下方向に半弧を描くように排紙パス44が設けられ、この排紙パス44に、用紙3の搬送を行う排紙ローラ45が設けられている。
フィーダ部4は、本体ケース2内の底部に設けられた給紙ローラ8と、レーザプリンタ1の前面より前後方向に着脱可能に装着される給紙カセット6と、給紙カセット6内に設けられ、用紙3を積層保持して用紙3を給紙ローラ8に圧接する用紙押圧板7と、給紙カセット6の一端側端部の上方に設けられ、給紙ローラ8に向かって押圧され、給紙時に給紙ローラ8と協働して用紙3を一枚毎に分離する分離パッド9と、給紙ローラ8に対して用紙3の搬送方向の下流側に設けられ、用紙3の搬送を行う搬送ローラ11と、その搬送ローラ11に用紙3を介して接触して紙粉を除去するとともに搬送ローラ11と協働して用紙3の搬送を行う紙粉取りローラ10と、搬送ローラ11に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられ、印刷の際の用紙3の送り出しのタイミングを調整するレジストローラ12とを備えている。
用紙押圧板7は、用紙3を積層状にスタックすることができ、給紙ローラ8に対して遠い方の端部に設けられた支軸7aが給紙カセット6の底面に支持されることによって、この支軸7aを回動中心として、近い方の端部が上下方向に移動可能とされており、また、その裏側からバネ7bによって給紙ローラ8の方向に付勢されている。
なお、給紙カセット6の上方には、両面印刷ユニット26が配設されている。両面印刷ユニット26には、反転搬送ローラ50a,50b,50cが略水平方向に設けられており、その両末端側にはそれぞれ反転搬送パス47a,47bが設けられている。反転搬送パス47aは、用紙3の搬送方向における排紙パス44の末端位置で、用紙3が逆方向に搬送される際に排紙パス44から分岐され、両面印刷ユニット26に導かれるように、排紙ローラ45と反転搬送ローラ50aとを接続している。反転搬送パス47bは、その用紙3を画像形成手段に導くように、反転搬送ローラ50cとレジストローラ12とを接続している。
また、両面印刷ユニット26と画像形成手段との間の位置には、単相100Vの電圧を、例えば24Vの電圧に降下させるための低圧電源基板90、プロセスカートリッジ17の各部に印加する高電圧のバイアスを発生する高圧電源基板95およびレーザプリンタ1の各ローラ等の機械的な動作をともなう部品の駆動源であるDCモータ75(図3参照)等を駆動させるためのエンジン基板98が設けられている。これらDCモータ75等を駆動させるためには比較的大きな電流が必要であり、この電流を制御するためエンジン基板98上に配置された一部の電子部品の発熱性が高くなっている。
画像形成手段のスキャナユニット16は、本体ケース2内において排紙トレイ46の直下に配置され、レーザ光を出射するレーザ発光部(図示しない)、レーザ発光部より出射されたレーザ光を回転駆動して主走査方向に走査するポリゴンミラー19、ポリゴンミラー19に走査されたレーザ光の走査速度を一定にするfθレンズ20、走査されたレーザ光を反射する反射ミラー21a,21b、反射ミラー21aで反射されたレーザ光を反射ミラー21bを介して感光体ドラム27上で結像するために焦点位置を調整するリレーレンズ22等で構成されている。スキャナユニット16は、印刷データに基づいてレーザ発光部から出射されるレーザ光を、図中1点鎖線Aで示すように、ポリゴンミラー19、fθレンズ20、反射ミラー21a、リレーレンズ22、反射ミラー21bの順に通過あるいは反射させて、プロセスカートリッジ17の感光体ドラム27の表面上に露光走査するものである。
画像形成手段の定着器18は、プロセスカートリッジ17の側方下流側に配設され、加熱ローラ41、この加熱ローラ41を押圧する加圧ローラ42、およびこれら加熱ローラ41および加圧ローラ42の下流側に設けられる一対の搬送ローラ43を備えている。加熱ローラ41は、中空のアルミ製の軸にフッ素樹脂がコーティングされ焼成されたローラであり、筒状のローラの内部に加熱のためのハロゲンランプ41aを備えている。加圧ローラ42は、低硬度シリコンゴムからなる軸にフッ素樹脂のチューブが被膜されたローラであり、スプリング(図示しない)によってその軸が加熱ローラ41の方向に付勢されることで、加熱ローラ41に対して押圧されている。定着器18では、プロセスカートリッジ17において用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ41と加圧ローラ42との間を通過する間に加圧加熱定着させ、その後、その用紙3を搬送ローラ43によって、排紙パス44に搬送するようにしている。
画像形成手段のプロセスカートリッジ17は、ドラムカートリッジ23と、ドラムカートリッジ23に着脱可能な現像カートリッジ24とから構成されている。ドラムカートリッジ23は、感光体ドラム27、スコロトロン型帯電器29、転写ローラ30等を備えている。現像カートリッジ24は、現像ローラ31、供給ローラ33、トナーホッパー34等を備えている。
ドラムカートリッジ23の感光体ドラム27は、現像ローラ31と接触する状態で矢印方向(図中時計方向)に回転可能に配設されている。この感光体ドラム27は、導電性基材の上に、正帯電の有機感光体を塗布したものであり、電荷発生材料が電荷輸送層に分散された正帯電有機感光体である。感光体ドラム27はレーザ光等の照射を受けると、光吸収によって電荷発生材料で電荷が発生され、電荷輸送層で感光体ドラム27の表面と、導電性基材とにその電荷が輸送されて、スコロトロン型帯電器29に帯電されたその表面電位をうち消すことで、照射を受けた部分の電位と、受けていない部分の電位との間に電位差を設けることができるようになっている。印刷データに基づいてレーザ光を露光走査することにより、感光体ドラム27には静電潜像が形成されるのである。
帯電手段としてのスコロトロン型帯電器29(電気的負荷)は、感光体ドラム27の上方に、感光体ドラム27に接触しないように、所定の間隔を隔てて配設されている。スコロトロン型帯電器29は、タングステンなどの放電用のワイヤからコロナ放電を発生させるスコロトロン型の帯電器であり、高圧電源基板95の帯電バイアス回路部(図示しない)によりオンされて感光体ドラム27の表面を一様に正極性に帯電させるように構成されている。
ここで、帯電の際に空気中の酸素が分解されてオゾンが生成されることがある。このオゾンは、スコロトロン型帯電器29の放電等を不安定にし、画質を低下させる要因になりうるだけでなく、感光体ドラム27の寿命を低下させる要因にもなりうる。
そこで、帯電の際に発生するオゾン等の生成物をプロセスカートリッジ17に滞留させないように(外方に排出できるように)、スコロトロン型帯電器29の設けられた部位のプロセスカートリッジ17の筐体の上面には、外気連通する開口60が設けられている(図6参照)。なお、オゾンを筐体の外部に排出すると環境面等から望ましくないため、後述する排気ダクト150及びオゾンフィルタ165等を通すことにより外部に影響を与えない程度までオゾンが除去された後に筐体の外部に排出されるようになっている。
また、現像カートリッジ24がドラムカートリッジ23に装着された状態では、現像ローラ31は、感光体ドラム27の回転方向(図中時計方向)におけるスコロトロン型帯電器29の配置位置より下流に配設されており、矢印方向(図中反時計方向)に回転可能に配設されている。この現像ローラ31は、金属製のローラ軸に導電性のゴム材料からなるローラが被覆されており、高圧電源基板95の現像バイアス回路部(図示しない)から、例えば約300〜400Vの正の現像バイアスが印加される。
次に、供給ローラ33は、現像ローラ31の側方位置で、現像ローラ31を挟んで感光体ドラム27の反対側の位置に回転可能に配設されており、現像ローラ31に対して圧縮するような状態で当接されている。この供給ローラ33は、金属製のローラ軸に、導電性の発泡材料からなるローラが被覆されており、現像ローラ31に供給するトナーを摩擦帯電するようになっている。このため、供給ローラ33は、現像ローラ31と同方向となる矢印方向(図中反時計方向)に回転可能に配設されている。
また、トナーホッパー34は、供給ローラ33の側方位置に設けられており、その内部に供給ローラ33を介して現像ローラ31に供給される現像剤を充填している。本実施の形態では、現像剤として正帯電性の非磁性1成分のトナーが使用されており、このトナーは、重合性単量体、例えばスチレンなどのスチレン系単量体やアクリル酸、アルキル(C1〜C4)アクリレート、アルキル(C1〜C4)メタアクリレートなどのアクリル系単量体を、懸濁重合などの公知の重合方法によって共重合させることにより得られる重合トナーである。このような重合トナーには、カーボンブラックなどの着色剤やワックスなどが配合されるとともに、流動性を向上させるために、シリカなど外添剤が添加されている。その粒子径は、約6〜10μm程度である。
アジテータ36は、断面視、略くの字形状を有し、軸方向(図中紙面表裏方向)に伸びる粗い網目状の板体であり、一端に回転軸35が設けられ、他端と、くの字形状の中腹部分との2箇所に、トナーホッパー34の内壁を摺擦するように構成されているフィルム部材36aがそれぞれ設けられている。そして、トナーホッパー34の長手方向の両端中心位置で軸35が支持されたアジテータ36が矢印方向(図中時計方向)へ回転することによって、トナーホッパー34内に収容されたトナーが攪拌される。
また、感光体ドラム27の回転方向の現像ローラ31の下流で、感光体ドラム27の下方位置には、転写ローラ30(電気的負荷)が配設されており、矢印方向(図中反時計方向)に回転可能に支持されている。この転写ローラ30は、金属製のローラ軸に、イオン導電性のゴム材料からなるローラが被覆されており、転写時には、高圧電源基板95の転写バイアス回路部(図示しない)から転写バイアスが印加されるように構成されている。転写バイアスとは、感光体ドラム27の表面上に静電付着したトナーが転写ローラ30の表面上に電気的に吸引される方向に電位差が生じるように転写ローラ30に印加するバイアスである。
2.本体ケース内部で発生するオゾン及び熱を除去するための構成
スコロトロン型帯電器29や転写ローラ30等の電気的負荷に印加される電圧等により空気中の酸素が分解されてオゾンが生成されることがあるが、以下の構成により空気中のオゾンが除去された後に、オゾンが除去された空気が熱と共に本体ケース2の外部に放出されるようになっている。
図2は、左右のフレーム100,110を右斜め前方から見た斜視図である。図3は、左右のフレーム100,110を左斜め後方から見た斜視図である。図4は、図3のサブダクト152を取り外した斜視図である。図5は、排気ダクト150の斜視図である。図6は、排気ダクト150等における排気通路を示す斜視図である。図7は、排気ダクト150における排気通路を示す断面図である。図8は、排気ダクト150を下方から見た図である。
尚、図2〜図4において、−Z方向、−X方向、+X方向、+Z方向、+Y方向および−Y方向が、それぞれレーザプリンタ1の前面方向、左手方向、右手方向、背面方向、上面方向および底面方向となる。
図1に示すように、レーザプリンタ1の本体ケース2の内部には、給紙カセット6、スキャナユニット16、プロセスカートリッジ17、定着器18などの各構成部品を左右から支持するための左のフレーム100および右のフレーム110が設けられている。
図2に示すように、左右のフレーム100,110は、それぞれ略長方形をした樹脂製の板面100a,110aの縁部が外方に張り出して形成されている。そして、この左右のフレーム100,110の間に、スキャナユニット16を支持するための鉄製のトレー120と、低圧電源基板90や高圧電源基板95等の上方をカバーするシュート80と、鉄製の2本のアンダーバー130とがそれぞれ架設されている。
また、右のフレーム110の板面110aのうち、プロセスカートリッジ17の装着位置よりも定着器18寄りの位置で、その定着器18の上方の位置には、には排気孔110bが開口されるとともに、この排気孔110bと対向する位置の本体ケース2の側面にも同様に開口する排気孔(図示しない)が設けられている。そして、これら排気孔の位置に、左右のフレーム100,110間の空気を排気するための排気ファン115が配され、この排気ファン115の回転によって、本体ケース2内の空気が本体ケース2の外部に排気されるようになっている。
なお、図3に示すように、左のフレーム100の板面100aの外面側には、プロセスカートリッジ17や定着器18などの有する各ローラを回転駆動させるための駆動系を構成する複数のギア(図示しない)やカム(図示しない)等を固定するための複数の軸受70が設けられている。そして、この左のフレーム100の中央位置よりやや下方寄りの位置には、レーザプリンタ1の前後方向(図中Z軸方向)に長辺を有する略長方形の吸込口101が開口されている。
次に、図3に示すように、トレー120は、略長方形の鉄板で、その縁部が上方に張り出すトレー形状をなし、左右のフレーム100,110に架設されている。このトレー120の上面側には、スキャナユニット16(図1参照)が固定されるようになっている。
シュート80は、図3に示すように、左右のフレーム100,110の上下方向(図中Y軸方向)の略中央位置にて、左右のフレーム100,110間に架設されており、樹脂製の部品からなる。
次に、図1に示すように、画像形成手段のスキャナユニット16と、プロセスカートリッジ17と、定着器18と、シュート80の上面とで囲まれた部分には、主に定着器18から発せられる熱を含む空気と、プロセスカートリッジ17等から発生されるオゾンを含む空気を排気するための排気ダクト150が設けられている。
排気ダクト150は、図5に示すように、合成樹脂製で前後方向にはやや薄い略直方体状をなし、下端部周辺の空気(図6の開口6等から放出され本体ケース2内部に滞留するオゾンを含んだ空気)を吸引するダクト本体151と、ダクト本体151の後面側に取り付けられ、ダクト本体151からの空気を排気ファン115に導くサブダクト152とから構成されている。
ダクト本体151は、図4に示すように、長手方向が両フレーム100,110間の全体(用紙の搬送経路と直交する方向である幅方向の全体。図4のX軸方向)に亘る大きさであって、両フレーム100,110間に架設されている。
このダクト本体151は、図7に示すように、ダクト本体151の下端面に幅方向に並んで設けられる6つ(複数)の吸気口153(153a〜153f)と、各吸気口153a〜153fに対応して設けられ、各吸気口153a〜153fからの空気を個別に導く6つ(複数)の排気流路154(154a〜154f)と、各排気流路154a〜154fにより導かれた空気が集められる1つの集合室160と、を備えて構成されている。
6つの吸気口153a〜153fは、図8に示すように、それぞれ略長方形状の開口を有するとともに、6つの吸気口153a〜153fのうち、排気ファン115側の3つの吸気口153a〜153cの開口面積が、排気ファン115とは異なる側の3つの吸気口153d〜153fの開口面積よりも小さくなっている。
この6つの排気流路154a〜154fは、それぞれ各吸気口153a〜153fと対応して設けられており、各排気流路154a〜154fの間には、ダクト本体151内部で他の吸気口153a〜153fから吸引された空気と混ざらない(吸引された空気を個別に導く)ように仕切り壁157が設けられている。
ここで、6つの排気流路154a〜154fのうち、排気ファン115側の3つの排気流路154a〜154cは、吸気口153a〜153cから直線状の経路で集合室160に連通される一方、排気ファン115とは異なる側の3つの排気流路154d〜154fは、吸気口153d〜153fからL字状の経路で集合室160に連通されている。
これにより、排気ファン115とは異なる側の3つの排気流路154d〜154fについては、より排気ファン115から離れるほど、吸気口153d〜153fから集合室160に至る経路が長くなるようになっている。なお、ここでいう排気流路154a〜154fの経路とは、仕切り壁157によって囲まれる排気流路154a〜154fの中心軸を通る場合の経路(図7の点線A〜Fの経路)のことをいう。
さらに、排気流路154a〜154fの径(通路の大きさ)は、対応する吸気口153a〜153fの径(大きさ)と同じであって、排気ファン115側の3つの排気流路154a〜154cの径が、排気ファン115とは異なる側の3つの排気流路154d〜154fの径よりも小さくなっている。これにより、排気ファン115とは異なる側の3つの吸気口153d〜153fは、排気ファン115側の3つの吸気口153d〜153fよりも空気が通りやすい(所定経路長当りの流路抵抗が少ない)ようになっている。
また、各排気流路154a〜154fには、図7に示すように、排気流路154a〜154fの内面から内方に突設される複数の突壁155(155a1,155a2,・・・155f3,155f4)が設けられている。
具体的には、複数の突壁155は、排気流路154a〜154fを両側から仕切る仕切り壁157の左右から交互に設けられており、突壁155の先端と対向する仕切り壁157(排気流路154a〜154fの内面)との間隔は、所定の大きさの開口ギャップGとされている。
ここで、各排気流路154a〜154fにおける所定経路長当りの突壁155の枚数は、排気ファン115に近づくほど多くなっている。
具体的には、排気ファン115から近い位置にある吸気口153と対応する排気流路154(154a等)に設けられる突壁155(155a1,155a2等)の所定経路長(例えば、吸気口153aから集合室160に至るまでの経路長)当りの枚数は、排気ファン115から遠い(離れた)位置にある吸気口153と対応する排気流路154(154f等)に設けられる突壁155(155f1,155f2等)の枚数よりも多くなっている。
また、突壁155と仕切り壁157との間の開口ギャップGの大きさは、図8に示すように、排気ファン115から近い位置にある吸気口153と対応する排気流路154における開口ギャップG(Ga等)は、排気ファン115から遠い(離れた)位置にある吸気口153と対応する排気流路154における開口ギャップG(Gf等)よりも小さくされている(図8では、Ga<Gb<Gc<Gd<Gf)。
そして、上記した吸気口153(排気流路154)の大きさ(開口面積)、突壁155の枚数、突壁155の先端と対向する排気流路154の内面(仕切り壁157)との間の開口ギャップGの大きさ、等により排気流路154の所定経路長当りの流路抵抗が定められるようになっている。
なお、吸気口153(排気流路154)の大きさ、突壁155の枚数、突壁155の先端と対向する仕切り壁157との間の開口ギャップGの大きさ、等の要素のうちの1つ又は2つ以上の要素を排気ファン115からの距離に応じて異ならせることにより所定経路長当りの流路抵抗を異ならせるようにしてもよい。
また、各吸気口153からオゾンフィルタ165に至る排気流路154の全流路抵抗は、所定経路長当りの流路抵抗を全経路長分だけ積算して求められるものであるが、本実施形態では、各排気流路154a〜154fのそれぞれの全流路抵抗は、いずれもほぼ等しい値となるように、各排気流路154a〜154fごとに所定経路長当りの流路抵抗が与えられている。
これにより、複数の吸気口153a〜153f(排気流路154a〜154f)からは、ほぼ同じ流量の空気が吸引されるようになっている。また、吸気口153に吸引されるオゾンが含まれた空気は、突壁155に衝突してオゾンが分解(除去)されつつ、開口ギャップGを通り、集合室160に集められる(導かれる)ようになっている。
集合室160は、図7に示すように、ダクト本体151のうち排気ファン115側の角部に設けられる略直方体状の空間であって、複数の排気流路154a〜154fを通った空気が集められるようになっている。
ダクト本体151(集合室160)の後方(図4参照。即ち、排気ファン115の回転軸方向と直交する方向に向くダクト本体151の排気口の後方。ダクト本体151の排気口が請求項6の「排気ダクトの排気口」に相当)には、集合室160に集められた空気からオゾンを除去するためのオゾンフィルタ165が配されている。このオゾンフィルタ165は、ダクト本体151の後面のうち集合室160の孔縁部に凸設される挟持部166により幅方向から挟持されてダクト本体151に固定されており、集合室160に集められたほぼ全ての空気がオゾンフィルタ165を通るようになっている。そして、オゾンフィルタ165を覆うようにサブダクト152が取り付けられる。なお、オゾンフィルタ165は、ハニカム(蜂の巣状)構造を有するフィルタであり、オゾンフィルタ165を通過するときに、オゾンが分解される仕組みになっており、例えば、触媒や活性炭を用いたものがある。
サブダクト152は、図6に示すように、排気ファン115側には排気口152aが開口する一方、他端側が閉塞された角筒状をなし、サブダクト152の側面には、オゾンフィルタ165を介して集合室160と連通する開口部(図示しない)が形成されている。これにより、オゾンフィルタ165を通った空気がサブダクト152を介して、排気ファン115に導かれるようになっている。
また、サブダクト152の排気口152aは、排気ファン115の中心よりも外方側が排気ファン115により近づくように傾斜する傾斜部152bとなっている。
具体的には、図7に示すように、傾斜部152bは、サブダクト152の上端部が排気ファン115のほぼ中心軸115bと対向し、サブダクト152の下端部が排気ファン115のほぼ下端部115cに対向する位置に配されるようになっている(即ち、サブダクト152の排気口152aは排気ファン115の一部115aと対向して配されている)。
これにより、サブダクト152の排気口152aは、比較的風切り音が生じない排気ファン115の中心から離れた側がより排気ファン115に近づくから、風切り音を小さくしつつ、必要な吸引力を確保することが可能になる。また、排気ファン115によりサブダクト152からの空気を吸引するだけでなく、本体ケース2内部で発生する熱を放出することができ、熱を放出するファンと、オゾン除去するために空気を吸引するファンと、を共通化することができる。
3.本実施形態の効果
本体ケース2(筐体)の内部で発生したオゾンを含んだ空気は、排気ファン115に近いものの方がより空気の吸引力が強いためオゾンフィルタ165に導かれやすく、排気ファン115から遠くなるにしたがって空気の吸引力が弱くなるため、オゾンを含んだ空気がオゾンフィルタ165に導かれにくく、排気ファン115から遠い部分のオゾンが十分に除去されないおそれがある。
そこで、本実施形態によれば、複数の排気流路154のうち、吸気口153からオゾンフィルタ165に至る経路の短い排気流路154は、吸気口153からオゾンフィルタ165に至る経路の長い排気流路154よりも所定経路長当りの流路抵抗が大きいから、排気ファン115から遠い位置にある空気であっても、オゾンフィルタ165に十分に導くことができ、排気ファン115から遠い位置にあるオゾンを除去することができる。
また、排気ダクト150のダクト本体151により後方に(排気ファン115の回転軸方向と直交する方向に向けて)排気された空気が、排気ファン115(及びサブダクト152)により向きが変えられて排気されるから、ダクト本体から直接ファンに排気するよりも、排気ファン115の回転軸方向に排気ダクト150を小型化することができる。また、排気される空気の方向が変わることにより、オゾンフィルタ165におけるオゾンの分解(除去)を促進することができる。
さらに、排気ダクト150には、オゾンフィルタ165を通った空気が導かれ、当該空気が排出される排気口152aを有するサブダクト152が設けられている。したがって、排気ファン115は、サブダクト152の排気口152aを介して排気ダクト150の空気を吸引するから、排気ダクト150内の空気を確実に排出孔から排気することができる。
また、サブダクト152の排気口152aは、排気ファン115の一部と対向して配されており、排気ファン115の一部115aによりサブダクト152から空気を吸引するとともに、排気ファン115の他の部分により、本体ケース2(筐体)内部の熱を含んだ空気を本体ケース2(筐体)外部に放出する。したがって、レーザプリンタ1(画像形成装置)内で定着器18等の熱を発生する機構から生じた熱により画像形成に与える悪影響を防止するために、本体ケース2内部で発生する熱を放出するファンと、オゾン除去するために空気を吸引するファンと、を共通化することができる。
さらに、サブダクト152の排気口152aは、比較的風切り音が生じない排気ファン115の中心から離れた側がより排気ファン115に近づく傾斜部152bを有する構成としたから、風切り音を小さくしつつ、必要な吸引力を確保することが可能になる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、各排気流路154a〜154fの全経路長における全流路抵抗は、複数の排気流路154a〜154fのいずれも等しいこととしたが、排気ファン115に近い側と遠い側において、所定経路長当りの流路抵抗が近い側の方が高くなるようにすれば、複数の排気流路154a〜154fにおけるそれぞれの全流路抵抗が異なるようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、吸気口153(排気流路154)の大きさ、突壁155の枚数、突壁155の先端と対向する排気流路154の内面との間の開口ギャップGの大きさ、の要素を異ならせることにより、流路抵抗を異ならせることとしたが、これらの要素に限られず、仕切り壁157の表面粗さを変えたり、各排気流路154a〜154f内に、突起を設けたり、スポンジ等からなるフィルタを設けるなどの他の要素により流路抵抗を異ならせるようにしてもよい。
例えば、図9に示すように、排気流路154内に突壁155を設けず、スポンジ201a〜201f(請求項10の「多孔質の部材」に相当)を対応する各排気流路154a〜154f内に隙間なく挿入することにより、排気流路154を通過する空気(オゾン)に流路抵抗を与えるようにしてもよい。
具体的には、図9に示すように、スポンジ201a〜201fのうち、吸気口153からオゾンフィルタ165に至る経路の短い3つの排気流路154a〜154cに挿入されるスポンジ201a〜201cの厚み(排気流路の軸方向の長さ)は同じとし、吸気口153からオゾンフィルタ165に至る経路の長い3つの排気流路154d〜154fに挿入されるスポンジ201d〜201fの厚み(排気流路の軸方向の長さ)については、排気ファン115から遠い吸気口153と対応する排気流路154に挿入されるスポンジ201ほど、薄い(排気流路の軸方向の長さの短い)ものを用いるようにすればよい(即ち、スポンジの厚み=201f<201e<201d<201c=201c=201a)。これにより、スポンジ201d〜201fが挿入される排気流路154d〜154fは、スポンジ201a〜201cが挿入される排気流路154a〜154cよりも流路抵抗が小さくなる。
また、吸気口153からオゾンフィルタ165に至る経路の短い3つの排気流路154a〜154cに挿入される3つのスポンジ201a〜201cは、排気ファン115から吸気口153までの距離が遠い排気流路154に挿入されるスポンジ201ほど、空孔率(体積中の空孔の占める率)が大きいものが用いられている(即ち、空孔率=201c>201c>201a)。これにより、スポンジ201a〜201cが挿入される排気流路154a〜154cのうち、排気ファン115から遠い側に吸気口153を有するものほど流路抵抗が小さくなる。
このように、空孔率(空孔率の大小で流路抵抗の差を設定)や、スポンジ201の厚み(オゾンの通過方向のスポンジの厚み)の組み合わせにより、複数の排気流路154のうち、吸気口153からオゾンフィルタ165に至る経路の短い排気流路154は、吸気口153からオゾンフィルタ165に至る経路の長い排気流路154よりも所定経路長当りの流路抵抗が大きくなる。したがって、簡易な構成で、排気ファン115から遠い位置にある空気に含まれたオゾンを除去することができる。
(3)吸気口153及び排気流路154の数は上記実施形態の6個に限られず、これ以上若しくはこれ以下であってもよい。
(4)排気流路154の流路抵抗は、吸気口153からオゾンフィルタ165に至る経路の長い排気流路154ほど流路抵抗が小さくなるのであれば、上記した突壁155、スポンジ201、吸気口153の開口面積、開口ギャップGの大きさ、等の任意の組み合わせにより、流路抵抗を異ならせるようにしてもよい。
レーザプリンタの中央断面図 左右のフレームを右斜め前方から見た斜視図 左右のフレームを左斜め後方から見た斜視図 図3のサブダクトを取り外した斜視図 排気ダクトの斜視図 排気ダクト等における排気通路を示す斜視図 排気ダクトにおける排気通路を示す断面図 排気ダクトを吸気口側から見た概略図 他の実施形態の排気ダクトを示す断面図
符号の説明
29…スコロトロン型帯電器
30…転写ローラ
115…排気ファン
150…排気ダクト
151…ダクト本体
152…サブダクト
152a…排気口
152b…傾斜部
153(153a〜153f)…吸気口
154(154a〜154f)…排気流路
155…突壁(抵抗部材)
160…集合室
165…オゾンフィルタ
201…スポンジ(抵抗部材)

Claims (10)

  1. 電気的負荷を有し、被記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段が収容され、外部と連通する排出孔が設けられる筐体と、
    前記筐体内部の空気を前記排出孔に導く排気ダクトと、
    前記排気ダクト内に設けられ、前記排気ダクトを通る空気に含まれるオゾンを除去可能なオゾンフィルタと、
    前記排出孔に備えられ、前記排気ダクトからの空気を吸引して前記排出孔から前記筐体の外部に放出可能な排気ファンと、を備え、
    前記排気ダクトには、
    前記被記録媒体の搬送経路の幅方向において異なる位置に設けられる複数の吸気口と、
    各吸気口と対応して互いに仕切られ、各吸気口で吸気された空気を前記オゾンフィルタに個別に導く複数の排気流路と、が設けられており、
    前記複数の排気流路のうち、前記吸気口から前記オゾンフィルタに至る経路の短い排気流路は、前記吸気口から前記オゾンフィルタに至る経路の長い排気流路よりも所定経路長当りの流路抵抗が大きいことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記複数の排気流路は、各排気流路の吸気口からオゾンフィルタに至る経路全体の流路抵抗がほぼ等しくされていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記流路抵抗は、前記排気流路内に設けられ、前記排気流路を流れる流体の流れを妨げる抵抗部材により与えられることを特徴とする請求項1記載又は請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記抵抗部材は、前記各排気流路の内面から内方に突設される複数の突壁であり、
    前記排気流路内の空気は、前記複数の突壁と衝突しながら前記オゾンフィルタに導かれることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記抵抗部材は、前記各排気流路における前記突壁の先端と対向する内面との間に開口ギャップが設けられており、
    前記吸気口から前記オゾンフィルタに至る経路の短い排気流路における前記抵抗部材の開口ギャップは、前記吸気口から前記オゾンフィルタに至る経路の長い排気流路における前記抵抗部材の開口ギャップよりも小さいことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記排気ダクトの排気口は、前記排気ファンの回転軸方向と直交する方向に向けて設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記排気ダクトには、前記オゾンフィルタを通った空気が導かれ、当該空気が排出される排気口を有するサブダクトが設けられており、
    前記排気ファンは、前記サブダクトの排気口を介して前記排気ダクトの空気を吸引することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記サブダクトの排気口は、前記排気ファンの一部と対向して配されており、
    前記排気ファンの一部により前記サブダクトから空気を吸引するとともに、前記排気ファンの他の部分により、前記筐体内部の熱を含んだ空気を前記筐体外部に放出することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記サブダクトの排気口は、前記排気ファンと対向するように設けられるとともに、前記排気口は、前記排気ファンの中心よりも外方側が前記排気ファンに近づく傾斜部を有することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記抵抗部材は、多孔質の部材であることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
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