JPH0720753A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0720753A
JPH0720753A JP5191755A JP19175593A JPH0720753A JP H0720753 A JPH0720753 A JP H0720753A JP 5191755 A JP5191755 A JP 5191755A JP 19175593 A JP19175593 A JP 19175593A JP H0720753 A JPH0720753 A JP H0720753A
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JP
Japan
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image forming
opening
exhaust fan
image
exhaust
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JP5191755A
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English (en)
Inventor
Hideaki Kurihara
秀明 栗原
Kunihiko Kitayama
邦彦 北山
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 多色画像形成装置で各画像形成ステーション
の排気が均一に充分になされ、一次帯電器において飛散
トナーによる汚れがなくかつコスト上有利な画像形成装
置を提供する。 【構成】 画像形成装置の後側に排気ダクト8を設け、
排気ダクト8に、各画像形成ステーション1M,1C,
1Y,1BKの後方近傍において開口部P1〜P5を設
け、排気ダクト8の端部に排気ファン7を設けた。各開
口部P1〜P5は各画像形成ステーションの図略の現像
器、クリーニング器に位置を合せてある。排気ファン8
が運転されると各開口部P1〜P5から吸引される開口
部P1〜P5前の空気は夫々開口部が対応する画像形成
ステーションの範囲内で流れほぼ感光ドラム101M,
101C,101Y,101BKに沿うので飛散トナー
が一次帯電器へ付着するのが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば複写機、ファク
シミリ等の電子写真法を利用して像担持体上を露光して
画像を形成する画像形成装置に係り、特に複数個の像担
持体を有し多重、多色またはフルカラー画像を形成する
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、像担持体を複数有する画像形
成装置としては、例えば図7に示すものが知られてい
る。
【0003】図7は4ドラムフルカラー式の画像形成装
置の構成を説明する概略図である。1M,1C,1Y,
1BKはそれぞれマゼンタ、シアン、イエロー、ブラッ
クの各色の画像を形成する画像形成ステーションであ
り、各画像形成ステーション1M,1C,1Y,1BK
はそれぞれ像担持体として感光ドラム101M,101
C,101Y,101BKと、現像器102M,102
C,102Y,102BKと、クリーニング器103
M,103C,103Y,103BKと一次帯電器10
4M,104C,104Y,104BKと送風装置10
5M,105C,105Y,105BK等を有する。こ
れらの画像形成ステーション1M,1C,1Y,1BK
に対しては、画像書き込み装置として、例えばレーザー
光学系LM,LC,LY,LBKがそれぞれ設けられて
いる。
【0004】このような装置では、給紙部21より給紙
されさらに転写搬送ベルト2によって矢印A方向に搬送
される転写材S上に、画像形成ステーション1M,1
C,1Y,1BKにおいて公知の電子写真法により形成
されたマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの各画像
が転写帯電器106M,106C,106Y,106B
Kにより順次転写され、定着部22において各色のトナ
ーが転写材S上に定着され、多色画像が得られる。
【0005】送風装置105M,105C,105Y,
105BKは夫々ファン、ダクトおよびフィルターで構
成され、フィルターを用いて清浄にした空気を、一次帯
電器104M,104C,104Y,104BKに供給
する。その目的としては、一次帯電器104M,104
C,104Y,104BKに現像器102M,102
C,102Y,102BKやクリーニング器103M,
103C,103Y,103BKから飛散したトナーが
侵入することを妨げ、これらの一次帯電器104M,1
04C,104Y,104BKの帯電線汚れを防止する
こと等があげられる。
【0006】図8は図7に示される画像形成装置の画像
形成ステーション1M,1C,1Y,1BK部を上から
見た平面図である。本体後側板31を開口して短いダク
ト35を設け、ダクト35に排気ファン7及びフィルタ
ー6を設けてある。排気ファン7およびフィルター6は
画像形成ステーション1M,1C,1Y,1BK部で生
じたオゾンや飛散トナーを画像形成ステーション1M,
1C,1Y,1BK部より排出し、画像形成ステーショ
ン部の部品の劣化を防ぐ。そのとき、オゾンや飛散トナ
ーはフィルター6により捕集され清浄にされた空気が機
外に排出される。矢印Dは空気の流れを示すものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例においては以下に述べる欠点を有している。
【0008】第1点としては、空気の流れが図8矢印D
に示されるように各所の空気が排気ファンに向かって、
画像形成ステーションを横断しながら流れる。よって、
現像器やクリーニング器からの飛散トナーを含む空気が
一次帯電器をまたぐことになる。一次帯電器においては
清浄な空気が外部より吸入され一次帯電器下方より空気
を排出することにより飛散トナーの侵入を妨げている
が、実際には奥行き方向で空気の排出量に不均一が生じ
飛散トナーの侵入を防止するに充分でない領域が生じて
しまうことが多くある。したがって、矢印Dによって示
される横断的な空気の流れに含まれる飛散トナーが一次
帯電器に侵入し帯電線汚れをひき起こすことになる。
【0009】第2点としては、両側の画像形成ステーシ
ョンの方が中央の画像形成ステーションよりも排気の風
路が長く風路周辺部材と空気との摩擦が大きいため両側
の画像形成ステーションからの排出風量の方が中央の画
像形成ステーションからの排出風量よりも風量が少なく
なる。排気ファンの能力が低く両側の画像形成ステーシ
ョンの排気が充分になされない場合、画像形成ステーシ
ョンで生じたオゾン等は排気ファンに隣接したフィルタ
ーを介さず機外に拡散する恐れがある。両側の画像形成
ステーションの排気を充分に行なうため排気ファンの能
力を高くすると、中央の画像形成ステーションでの風量
及び風速が強くなりすぎ現像器におけるトナー飛散現象
を助長促進する恐れが生じる。
【0010】また、図示は省略するが、上述の2つの問
題点を解決するものとして各画像形成ステーション毎に
排気ファンを設置する方法が考えられるが、ファンの数
が多いため騒音のレベルが高くなったり、ファンの位置
が画像書き込み装置や像担持体に近いため、これらはフ
ァンの振動の影響を受けやすく光路振動による画像ムラ
が発生し易いという欠点がある。また、コストも当然の
ことながら高くなり、消費電力も増大する。
【0011】本発明は上記問題点に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、各画像形成ステーション
の排気が均一に充分になされ、一次帯電器において飛散
トナーによる汚れがなくかつコスト上有利な画像形成装
置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は夫
々が像担持体の回りに一次帯電器、現像器、クリーニン
グ器を備えた複数の画像形成ステーションを並置し、該
複数の画像形成ステーションにて現像像を形成し、転写
材に該現像像を順次転写して多色画像を得る画像形成装
置において、各画像形成ステーションの付近の空気を均
等に吸込むように複数の開口部を画像形成ステーション
に近接して有し、各開口部からの吸入空気を排気ダクト
に備える排気ファンに向かって合流するように、各開口
部を排気ダクトに連通させたことを特徴とする画像形成
装置である。
【0013】本発明の第2の発明は夫々が像担持体の回
りに一次帯電器、現像器、クリーニング器を備えた複数
の画像形成ステーションを並置し、該複数の画像形成ス
テーションにて現像像を形成し、転写材に該現像像を順
次転写して多色画像を得る画像形成装置において、該複
数の画像形成ステーションと、その上部に配設された画
像書き込み装置との仕切部材或は、本体側板に隣接して
排気ダクトを各画像形成ステーションにわたって形成
し、該排気ダクトに複数の開口部を画像形成ステーショ
ンの近接位置に夫々設け、かつ、該排気ダクトの長手方
向の一端又は両端に排気ファンを設けて成ることを特徴
とする画像形成装置である。
【0014】本発明の第3の発明は複数の開口部は排気
ダクトに設けられた排気ファンからの距離に応じて、開
口面積あるいは開口形状を変化させることを特徴とする
第1又は第2の発明に記載の画像形成装置である。
【0015】本発明の第4の発明は1つの排気ファンを
有し、排気ファンに近い側の開口部の面積を排気ファン
に遠い側の開口部の面積よりも小さくしたことを特徴と
する第3の発明に記載の画像形成装置である。
【0016】本発明の第5の発明は複数の等しい面積の
開口部の一部又は全部に通気抵抗を異にするフィルター
を設けてなることを特徴とする第1又は第2の発明に記
載の画像形成装置である。
【0017】本発明の第6の発明は排気ダクト内に各開
口部から夫々排気ファンの近傍まで空気を送る風路を形
成する仕切り部材を設け、各開口部から、排気ファンの
近傍までの風路が、互いに独立してなることを特徴とす
る第1又は第2の発明に記載の画像形成装置である。
【0018】本発明の第7の発明は排気ダクト内に設け
た仕切り部材による独立風路の断面積は、排気ファンか
ら各開口部までの距離に応じて変化してなることを特徴
とする第6の発明に記載の画像形成装置である。
【0019】本発明の第8の発明は排気ダクト内仕切り
部材による独立風路の断面積は、排気ファンに近い側の
開口部からの独立風路の断面積を排気ファンに遠い側の
開口部からの独立風路の断面積よりも小さくしたことを
特徴とする第7の発明に記載の画像形成装置である。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。
【0021】「実施例1」本発明の実施例1を図1およ
び図2を用いて説明する。
【0022】なお、前述する従来例と同一の部分は同一
の名称および符号を用い説明を省略する。尚送風装置1
05M,105C,105Y,105BKは本発明の各
実施例では備えているが、送風装置を備えない画像形成
装置に対しても有効である。
【0023】図1は、本発明の主要部を表わす斜視図で
あり、また図2は、それを上方より見た図である。
【0024】図1の排気ダクト8は感光ドラム101
M,101C,101Y,101BK以外図略した各画
像形成ステーション1M,1C,1Y,1BK近傍と排
気ファン7とを接続するもので、図2に示すように排気
ダクト8の開口部P1〜P5は各画像形成ステーション
1M,1C,1Y,1BKの現像器102M,102
C,102Y,102BKとクリーニング器103M,
103C,103Y,103BKとの後方に設けられ
る。ただし、本実施例においては隣接したクリーニング
器と現像器(符号103Mと102C、103Cと10
2Y、103Yと102BK)後方には開口部を別々に
設けず1つにした形の開口部P2,P3,P4とした。
図3に開口部と現像器、クリーニング器との位置関係を
断面図にして示す。図1に示した排気ダクト8はダクト
自体が開口部P1〜P5を有しているが、図2に示して
あるように画像形成装置の本体後側板31をダクトの一
部として利用し本体後側板31に開口部P1〜P5を有
するようにした方がダクト形状の簡易化、コストダウン
が計れる。
【0025】矢印Bは排気される空気の流れを示す。感
光ドラム101M,101C,101Y,101BK上
方の不図示の送風装置によって一次帯電器104M,1
04C,104Y,104BKに送られて一次帯電器1
04M,104C,104Y,104BK(図示せず)
から排気される空気は図2の矢印b1に示すように感光
ドラム101M,101C,101Y,101BK上を
経由し現像器102M,102C,102Y,102B
Kおよびクリーニング器103M,103C,103
Y,103BK上方に流れる。その後、図2の矢印b2
に示すように開口部P1〜P5に向かって本体前方から
後方に空気は流れ、排気ダクト8、排気ファン7、フィ
ルター6を通過し装置外部に排気される。上述した空気
の流れにおいて一次帯電器104M,104C,104
Y,104BKは現像器102M,102C,102
Y,102BKおよびクリーニング器103M,103
C,103Y,103BKの空気の流れに関し上流に位
置し、矢印b1のように吹き出しているので、現像器1
02M,102C,102Y,102BKやクリーニン
グ器103M,103C,103Y,103BKからの
飛散トナーが一次帯電器104M,104C,104
Y,104BKに侵入しずらくなる。
【0026】各画像形成ステーション1M,1C,1
Y,1BKからの排気量は均一であることが望まれる。
それは、画像形成ステーション1M,1C,1Y,1B
Kに対応する開口部P1〜P5に吸込まれる風量に差が
生ずると風量の多い開口部P1〜P5の一部に向かって
より多くの空気が流れるので従来例にて説明したように
一次帯電器104M,104C,104Y,104BK
への飛散トナー侵入が発生しやすくなるためである。発
明者らが実験にて確認したところ、開口部P1〜P5の
開口面積を全て同じにし排気ダクト8の断面形状が変化
のない場合は、排気ファン7に近い開口部ほど風量が多
いという結果が得られた。(開口部P5の風量が最も多
い)したがって、各画像形成ステーション1M,1C,
1Y,1BKの排気量を略一致させるためには何らかの
工夫が必要となる。図1および図2には各開口部P1〜
P5の面積を変えている例を示した。排気ファン7に近
い開口部P5の開口面積を一番せまくし、排気ファン7
から遠くにいくにつれて開口部P2〜P5の開口面積を
順次広くしてある。これにより開口部P1〜P5の各排
気量は略均一となる。中央部の開口部P2〜P4が隣り
合う現像器とクリーニング器を(103Mと102C、
103Cと102Y、103Yと102BK)合わせて
2つと対向しているのに対し、端部の開口部P1,P5
は現像器102M又はクリーニング器103BK1つだ
けと対向しているので、各開口部P1〜P5での排気量
は均一であるよりもむしろ端部の開口部P1,P5の排
気量が中央部の開口部P2,P3,P4よりも少なめの
方が良い場合もあると考えられる。その場合は端部の開
口部面積を相対的にせまくすることで対処すると良い。
【0027】図4は、上述の例とは別の方法で排気量の
均一化を計る方法を示す図である。上述の例において
は、開口部面積を画像形成ステーションにより変えるこ
とで排気量の均一化を計ったが、図1、図2を見てわか
るように、排気ファン7より遠い開口部(P1やP2)
の面積が大きくなり、帯電コネクターや現像器、クリー
ニング器の駆動系部品やクリーニング器からの廃トナー
搬送部品等の実装の点で不具合が生じる場合がある。
【0028】この問題を回避するために開口部P1〜P
5の面積を全て一回り小さくするという方法もあるが、
この場合、開口面積の小さい開口部P5やP4におい
て、流量が他の開口部と同じでも、流速が極度に多角な
り、現像器やクリーニングよりの飛散を促進助長すると
いう弊害が生ずることが考えられる。
【0029】図4に示した例はこの問題を解決するため
のもので、開口部P1〜P5の面積は全て同じである。
排気量を均一にするために開口部P1〜P5に夫々フィ
ルターF1〜F5を取り付け、さらに各フィルターF1
〜F5の厚みを排気ファン7に近い側の開口部に設けた
フィルターを順次に厚くしている。
【0030】フィルターF1〜F5の空気摩擦抵抗即ち
通気抵抗を異にすることで、各開口部P1〜P5の流量
および流速の均一化を計ったものである。また、フィル
ターF1〜F5の空気摩擦抵抗を変える方法としては、
厚みを変えることの他にフィルターF1〜F5の目の粗
さを変える方法であっても良い。
【0031】以上、排気量の均一化を計る方法として、
開口面積を変える方法と、摩耗抵抗を利用する方法につ
いて別々に述べたが、これらの方法を組み合わせても良
い。或は又、開口部の開口形状を変えて同面積でも流量
係数を異にすることにより、各開口部の排気量を変更す
るようにしてもよい。
【0032】「実施例2」図5は、他の実施例を示す装
置主要部の平面図である。
【0033】前述の実施例と異なる点は排気ダクト8を
左右に貫通させ排気ダクト8の両端に夫々排気ファン7
およびフィルター6を取付け、排気ファン7およびフィ
ルター6を1個から2個に増やした点である。排気ファ
ン7が1個では充分な排気量を得られない場合や、開口
部P1〜P5の面積を大きくとると部品の配置設計に支
障をきたすような場合に適用すると良い。
【0034】また、例えば現像器102M,102C,
102Y,102BKやクリーニング器103M,10
3C,103Y,103BKからの飛散が前後方向の端
部で顕著な場合は装置後方だけでなく前方からも排気す
るとより飛散トナーの回収が効率良く行なわれる。図6
に排気ファン7が1つで排気ダクト8を画像形成ステー
ション1M,1C,1Y,1BKの前後にまたがるよう
に設けた例を示す。図に示すように本体前側板32を前
側排気ダクト8Fの壁面を兼ねて開口部P1〜P5に対
向して開口部P1a,P2a,P3a,P4a,P5a
を設け、排気ダクト8F,8R間をダクト8Cで結んで
ある。排気は矢印b3,b4の流れから夫々矢印bR,
bFの流れとなって前線へ進んで各開口部P1〜P5,
P1a〜P5aから夫々ダクト8R,8F中へ入って矢
印BR,BFの流れに合流し、矢印BFの流れは連結ダ
クト8C中へ流れ、矢印BR,BFの流れは合流して矢
印Bの流れとなり排気ファン7に吸い込まれ排出され
る。また、排気ファンが1つでは充分な排気量が得られ
ない場合は、図2に示してある排気ダクト8に装着した
排気ファン7、フィルター6を後側排気ダクト8Rだけ
でなく前側排気ダクト8Fにも設け、前後の排気ダクト
8F,8Rをダクト8Cで結合することなく夫々独立し
た排気装置を有する装置にすると良い。(図示せず) 「実施例3」図9はもう一つの他の実施例3を示す装置
主要部を示す縦断面図である。仕切板33は、画像形成
ステーション1M,1C,1Y,1BKよりの飛散トナ
ーがレーザー光学系LM,LC,LY,LBKに侵入す
るのを防止するための部材である。
【0035】本実施例では、仕切板33に隣接して排気
ダクト8を設ける。そして現像器102M,102C,
102Y,102BKとクリーニング器103M,10
3C,103Y,103BKの近傍の飛散トナーを吸引
するため、現像器102M,102C,102Y,10
2BKとクリーニング器103M,103C,103
Y,103BKの上方に開口Q1,Q2,Q3,Q4,
Q5を設ける。開口Q1,Q2,Q3,Q4,Q5はほ
ぼ感光ドラム101M,101C,101Y,101B
Kと同長としてあるが、それより短くしてもよい。各開
口Q1〜Q5上は夫々図9の紙面に垂直方向の条溝とな
っている。
【0036】レーザー光学系LM,LC,LY,LBK
より感光ドラム101M,101C,101Y,101
BKへ照射される光路が仕切板33を通過する部分に
は、防塵ガラス34M,34C,34Y,34BKが配
設される。図10は排気ダクト8の平面図である。排気
ダクト8は上記した光路を遮へいしないように配設す
る。
【0037】前述の実施例では本体側板に隣接して排気
ダクトを設けたが、通常、駆動系を構成する部品や電気
基板、配線部材が本体側板に多数取り付けられるので配
置上排気ダクトを取り付けることが困難になる場合があ
る。この場合本実施例のように仕切板を利用して排気ダ
クトを形成することが有効である。
【0038】「実施例4」図11は排気ダクト8内に仕
切り部材40を設けることにより各画像形成ステーショ
ン1M,1C,1Y,1BKに対応する開口部P1〜P
5からの風路を排気ファン7の近傍まで独立風路とし、
開口部P1〜P5の面積を等しくした実施例を示す。
【0039】本構成によれば、先にのべた実施例による
開口部P1〜P5の面積可変や、開口部P1〜P5への
フィルターF1〜F5の取り付けと同様に各開口部P1
〜P5での風量のバラツキを小さくすることがて可能と
なる。
【0040】図11においては仕切り部材40による独
立風路の断面積は、排気ファン7から開口部P1〜P5
近傍部までは等しくなっており、各開口部P1〜P5の
近傍では排気ファン7からの距離に応じて大きくなって
いる。本発明者らの実験によれば、この構成をとった場
合、各開口部P1〜P5における風量のバラツキは最大
でも10%以下になることが確認されており、この風量
のバラツキに対応して、各画像形成ステーション1M,
1C,1Y,1BKでの、トナー飛散状況等も(定量的
な判断は困難であるが、)バラツキが小さくおさえられ
改善されている。
【0041】本構成においても、先に述べた開口部の面
積可変、開口部へのフィルター取付等の方法の併用が可
能であり、その場合は更に高精度で高安定な画像形成ス
テーション回りの排気系が実現される。
【0042】本実施例によれば各開口部P1〜P5に入
った空気の流れは互いに干渉することなく、排気ファン
に達するため、各開口部P1〜P5における排気量が安
定する。
【0043】
【発明の効果】本発明の第1の発明は各画像形成ステー
ションの付近の空気を吸込むように複数の開口部を画像
形成ステーションに近接して有し、各開口部からの吸入
空気を排気ダクトに備える排気ファンに向って合流する
ように、各開口部を排気ダクトに連通させたから、各画
像形成ステーションの排気が均一に充分になされ、一次
帯電器において飛散トナーによる汚れが発生しずらくな
るという効果が得られる。また、各画像形成ステーショ
ン毎に排気ファンを設ける方法に比べ、ファンの数が少
ないため騒音のレベルが下がり、且つコストを上昇させ
ない。
【0044】本発明の第2の発明は複数の画像形成ステ
ーションと、その上部に配設された画像書き込み装置と
の仕切部材、或は、本体側板に隣接して排気ダクトを各
画像形成ステーションにわたって形成し、該排気ダクト
に開口部を各画像形成ステーションの現像器およびクリ
ーニング器の近接位置に夫々設け、かつ、該排気ダクト
の長手方向の一端又は両端に排気ファンを設けたことに
より、上記第1の発明の効果に加えて、排気ファンの位
置を排気ダクトの端部に配設することにより、画像書き
込み装置および像担持体より振動源である排気ファンを
遠ざけることができるので排気ファンによる振動に基因
する画像ムラが発生しずらくなるという効果が得られ
る。
【0045】本発明の第3の発明は第1又は第2の発明
において、複数の開口部は排気ダクトに設けられた排気
ファンからの距離に応じて、開口面積あるいは開口形状
を変化させることとしたので、各開口部に流入する夫々
の画像形成ステーションからの風量を加減でき、飛散ト
ナーが一次帯電器を汚すことのない最適な排気を行うこ
とができる。
【0046】本発明の第4の発明は第3の発明において
1つの排気ファンを有し、排気ファンに近い側の開口部
の面積を排気ファンに遠い側の開口部の面積よりも小さ
くしたため、開口部の大きさを順次縮小又は拡大して設
けるという簡単なことで開口部の排気量を一定に出来
る。
【0047】本発明の第5の発明は第1又は第2の発明
において複数の開口部の一部又は全部にフィルターを設
けたことにより、開口部を同一大きさとした上でフィル
ターの厚さ又は目の粗さを各画像形成ステーションによ
り異にすることもできるので開口部の排気量を一定にで
きる。
【0048】本発明の第6の発明は第1又は第2の発明
において排気ダクト内に、各開口部から排気ファンの近
傍まで空気を送る風路を形成する仕切り部材を設け、開
口部から、排気ファンの近傍までの風路を独立させたの
で各開口部から吸込まれた空気流が排気ファンの近傍ま
で互いに干渉せず、1つの開口部のすぐ近くの排気ダク
ト内に吸い込まれた空気流が他の開口部から流入した空
気流により影響を受けて吸込み空気流が変化するという
ことがなく、安定した排気が行われる。
【0049】本発明の第7の発明は第6の発明において
排気ダクト内に設けた仕切り部材による独立風路の断面
積は、排気ファンから各開口部までの距離に応じて変化
したので、各開口部からの吸込風量を夫々の開口部にお
いて最適な吸込風量にできる。
【0050】本発明の第8の発明は第7の発明において
排気ダクト仕切り部材による独立風路の断面積は、排気
ファンに近い側の開口部からの独立風路の断面積を排気
ファンに遠い側の開口部からの独立風路の断面積よりも
小さくしたから各開口部の吸込風量を均一化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を示す装置主要部斜視図であ
る。
【図2】本発明の実施例1の一部断面で示す平面図であ
る。
【図3】本発明の実施例1を示す装置主要部の正面図で
ある。
【図4】本発明の実施例1の変形例の平面図である。
【図5】本発明の他の実施例2の一部断面で示す平面図
である。
【図6】本発明の実施例2の変形例を一部断面で示す平
面図である。
【図7】従来例を示す装置本体の縦断面図である。
【図8】従来例を示す装置主要部の一部断面で示す平面
図である。
【図9】本発明の実施例3を示す装置主要部の縦断面図
である。
【図10】図9の平面図である。
【図11】本発明の実施例4を一部断面で示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1M,1C,1Y,1BK 画像形成ステーション 101M,101C,101Y,101BK 感光ドラ
ム 102M,102C,102Y,102BK 現像器 103M,103C,103Y,103BK クリーニ
ング器 104M,104C,104Y,104BK 一次帯電
器 6 フィルター 7 排気ファン 8 排気ダクト 31 本体後側板 32 本体前側板 33 仕切板 40 ダクト内仕切部材 P1〜P5 開口部 Q1〜Q5 開口部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 夫々が像担持体の回りに一次帯電器、現
    像器、クリーニング器を備えた複数の画像形成ステーシ
    ョンを並置し、該複数の画像形成ステーションにて現像
    像を形成し、転写材に該現像像を順次転写して多色画像
    を得る画像形成装置において、各画像形成ステーション
    の付近の空気を均等に吸込むように複数の開口部を画像
    形成ステーションに近接して有し、各開口部からの吸入
    空気を排気ダクトに備える排気ファンに向かって合流す
    るように、各開口部を排気ダクトに連通させたことを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】夫々が像担持体の回りに一次帯電器、現像
    器、クリーニング器を備えた複数の画像形成ステーショ
    ンを並置し、該複数の画像形成ステーションにて現像像
    を形成し、転写材に該現像像を順次転写して多色画像を
    得る画像形成装置において、該複数の画像形成ステーシ
    ョンと、その上部に配設された画像書き込み装置との仕
    切部材或は、本体側板に隣接して排気ダクトを各画像形
    成ステーションにわたって形成し、該排気ダクトに複数
    の開口部を画像形成ステーションの近接位置に夫々設
    け、かつ、該排気ダクトの長手方向の一端又は両端に排
    気ファンを設けて成ることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 複数の開口部は排気ダクトに設けられた
    排気ファンからの距離に応じて、開口面積あるいは開口
    形状を変化させることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 1つの排気ファンを有し、排気ファンに
    近い側の開口部の面積を排気ファンに遠い側の開口部の
    面積よりも小さくしたことを特徴とする請求項3に記載
    の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 複数の等しい面積の開口部の一部又は全
    部に通気抵抗を異にするフィルターを設けてなることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 排気ダクト内に各開口部から夫々排気フ
    ァンの近傍まで空気を送る風路を形成する仕切り部材を
    設け、各開口部から、排気ファンの近傍までの風路が、
    互いに独立してなることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 排気ダクト内に設けた仕切り部材による
    独立風路の断面積は、排気ファンから各開口部までの距
    離に応じて変化してなることを特徴とする請求項6に記
    載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 排気ダクト内仕切り部材による独立風路
    の断面積は、排気ファンに近い側の開口部からの独立風
    路の断面積を排気ファンに遠い側の開口部からの独立風
    路の断面積よりも小さくしたことを特徴とする請求項7
    に記載の画像形成装置。
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