JP5344207B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5344207B2
JP5344207B2 JP2007207943A JP2007207943A JP5344207B2 JP 5344207 B2 JP5344207 B2 JP 5344207B2 JP 2007207943 A JP2007207943 A JP 2007207943A JP 2007207943 A JP2007207943 A JP 2007207943A JP 5344207 B2 JP5344207 B2 JP 5344207B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
image
duct
air
forming unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007207943A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009042534A (ja
Inventor
慎治 正木
浩一 粂田
聡 深田
正裕 森
智則 石川
剛 近藤
将士 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2007207943A priority Critical patent/JP5344207B2/ja
Publication of JP2009042534A publication Critical patent/JP2009042534A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5344207B2 publication Critical patent/JP5344207B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Description

本発明は、記録媒体上に定着トナー像からなる画像を形成する画像形成装置に関する。
複写機やプリンタあるいはファクシミリなどに用いられる電子写真方式の画像形成装置では、感光体ドラム等に代表される像保持体の周面を帯電装置で一様に帯電させ、画像の情報を保持した露光光をその像保持体周面に照射することによりその像保持体周面に静電潜像を形成し、その静電潜像を現像することにより像保持体周面にトナー像を形成し、形成されたトナー像を直接に、あるいは例えば中間転写体を介在させて、最終的に記録媒体上に転写し、そのトナー像を定着部で記録媒体上に定着することによりその記録媒体上に定着トナー像からなる画像が形成される。
このような画像形成装置の筐体に内包された、像保持体を帯電させる帯電装置は、オゾンおよび窒素酸化物に代表される放電生成物の発生源であり、帯電の際にそのような放電生成物を発生させる。この放電生成物が像保持体周面に付着し吸湿すると、記録媒体上に形成される画像にいわゆる白抜けという現象や画像流れという現象が引き起こされるおそれがある。
また、このような画像形成装置の筐体に内包された、記録媒体上にトナー像を定着させる定着部は、トナーを溶かすための高い熱を発する発熱源である。トナー像を形成する画像形成部が定着部で発生した熱の影響を受けてしまってトナーが溶融・凝集すると、像保持体周面をクリーニングするクリーニング装置におけるクリーニング不良や記録媒体上に形成される画像における画像欠損や機器の破損等が引き起こされるおそれがある。
そのため、従来より、放電生成物の除去や排熱のために、画像形成装置には、画像形成装置の筐体外面に設けられた吸気口および排気口と、放電生成物の発生源や発熱源を経由するダクトと、このダクト内の空気を排気口から排出させる排気ファンとから構成される送風・換気機構が配備されていることが多い。
このような送風・換気機構が配備された画像形成装置によれば、帯電の際に発生した放電生成物や発熱源で発生した熱が排気ファンによる強制空気流(エアフロー)によってダクトを経由して画像形成装置内部から画像形成装置外に排出されるため、上述した各種問題が解消される。
ここで、画像形成装置の筐体には、例えば、記録媒体の搬送経路における搬送ロールの駆動源や、像保持体の駆動源や、現像装置における現像ロールの駆動源や、転写部における転写ロールの駆動源や、定着部における定着ロールの駆動源などといった各種駆動源が配備されており、従来より、それらの駆動源で発生する音が画像形成装置外に漏れ出ることによる騒音が問題となっている。また、例えば、記録媒体を搬送する搬送経路において記録媒体が大きく曲がる箇所で記録媒体自体から発生する音が画像形成装置外に漏れ出ることによる騒音も問題となっている。そして、このような騒音は、主に、画像形成装置の筐体外面に設けられた吸気口や排気口から画像形成装置外に漏れ出る音によるところが大きい。そのため、吸気口や排気口に着目した、騒音を低減するための様々な技術が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照。)。
特許文献1に提案された技術のうちの第1実施例では、排気ファンを筐体底面に配置するとともに、その排気ファンと対面する筐体底面に排気口を設けることによって、排気口から漏れ出る音を床側に向かわせ、その漏れ出る音による騒音を低減している。また、筐体側面に必要最小限の外気導入口(吸気口)を設けることによって、外気導入口の数や面積を減らし、外気導入口からの音漏れを低減している。
また、特許文献1に提案された技術のうちの第2実施例では、排気ファンを筐体底面に配置して、その排気ファンと対面する筐体底面に排気口を設けることに加え、外気導入口も筐体底面に設けることによって、筐体側面からの音漏れを回避している。
また、特許文献2に提案された技術では、筐体の前面カバー下側に吸気口および吸気ファンを設け、排気ファンは、筐体の背面カバーの内側に隔壁板を設けて形成した中空の排気ダクトの下側に設け、前面カバーの下方から電源ユニット、感光体ユニット、現像ユニット、および光学ユニットなどの周囲を通り背面の排気ダクトを通過して排気ファンによって下方の床方向に流出する空気の流れを形成することによって、漏れ出る音が下方に向けて発せられることとなり、その漏れ出る音による騒音を低減している。
また、特許文献3に提案された技術では、排気ファンから装置本体下面もしくはその近傍に設けた吹き出し口開口(排気口)までを繋ぐダクトを設けることによって、装置内の空気が本体下方へ吐き出されるとともに吹き出し口開口から漏れ出る音が下方に向けて発せられることとなり、その漏れ出る音による騒音を低減している。
特開平6−132683号公報 特開平10−149081号公報 特開平7−271272号公報
ところが、特許文献1に提案された技術のうちの第1実施例では、必要最小限といえども筐体側面に外気導入口を設けており、さらに、その外気導入口を設けるにあたり、装置内の騒音源となる箇所の考慮がなされていないことから、外気導入口の数や面積を減らしたとしても、外気導入口からの音漏れによる騒音が問題となるおそれがある。
また、特許文献1に提案された技術のうちの第2実施例では、排気口に加えて外気導入口も筐体底面に設けて騒音低減を果たしているものの、外気導入口を筐体底面に設けると圧力損失が増大することとなるため、排気のための所望の風量を得るためには排気ファンの回転数を上げたり、大容量の排気ファンを用いるといった対策が必要であり、排気ファン自体の騒音によってかえって騒音が増すおそれや、消費電力やコストの上昇を招くおそれがある。
また、特許文献2に提案された技術では、下方排気により騒音低減を果たしているものの、吸気側の前面カバーのダクトと背面の排気ダクトとの間の物理的な流路が形成されていないため、トナー像を形成する画像形成部で発生する例えばオゾンおよび窒素酸化物に代表される放電生成物や静電潜像を現像した際に静電潜像には吸着することなく飛散した所謂トナークラウドなどといった不要物を嫌う個所にその不要物が飛散して不具合を招くおそれがある。
また、特許文献3に提案された技術では、下方排気により騒音低減を果たしているものの、吸気口に関する考慮がなされておらず、吸気口からの音漏れによる騒音が発生するおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑み、画像形成部で発生する不要物の飛散および筐体内の温度上昇を防止するとともに静音性に優れた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の画像形成装置は、
周面に像を保持するロール状の像保持体を有し、この像保持体の周面を帯電させ、その帯電させた像保持体周面に静電潜像を形成し、その静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成する画像形成部と、
上記画像形成部によって形成されたトナー像を上記像保持体の周面から記録媒体上へと転写する転写部と、
上記トナー像が転写された記録媒体上のそのトナー像を加熱することによりその記録媒体上にそのトナー像を定着させる定着部と、
上記画像形成部、上記転写部、および上記定着部を内包した、箱形の、上記像保持体の一端に対向した壁面には吸気口が設けられて底面には排気口が設けられた筐体と、
上記筐体内に、上記吸気口から上記排気口までを繋いで設けられた、内部に空気を上記画像形成部経由で通すことで、この画像形成部で発生する不要物を除去する、その吸気口からその排気口に至る経路の途中で上記画像形成部と上記定着部との間を横切るダクトと、
上記ダクト内の空気を上記排気口から排出させる排気ファンとを備えたことを特徴とする。
ここで、本発明にいうダクトにおける「繋いで」とは、そのダクトが上記吸気口から上記排気口まで完全に連続した形態に限らず、一連のダクトとして機能する程度に断続した、実質的には繋がった形態も意味する。
本発明の画像形成装置は、上記画像形成部、上記転写部、および上記定着部を内包した、箱形の筐体の、上記像保持体の一端に対向した壁面に吸気口が設けられており、底面に排気口が設けられている。そして、本発明の画像形成装置は、上記ダクト内の空気を、排気ファンを用いて、上記筐体の底面に設けられた排気口から排出させるものである。
ここで、画像形成装置の筐体には、背景技術の欄で説明したように、例えば記録媒体を搬送する搬送経路において記録媒体が大きく曲がる箇所や各種駆動源などに代表される騒音発生源が内包されている。そして、一般に、記録媒体を搬送する搬送経路は、画像形成装置に内包された像保持体に対してほぼ垂直な方向に形成され、その騒音発生源は、その搬送経路に沿って配備される。その結果、騒音発生源は、像保持体から離れた位置に配備されるものが多い。
本発明の画像形成装置は、上述したように、像保持体の一端に対向した壁面に吸気口が設けられるため、上記騒音発生源の近辺を避けて吸気口を配備することができ、吸気口からの音漏れが低い。さらに、本発明の画像形成装置は、排気口から漏れ出る音が下方に向けて発せられることとなるため、排気口からの音漏れも低い。従って、本発明の画像形成装置は静音性に優れる。
また、本発明の画像形成装置では、上記筐体内に、上記吸気口から上記排気口までを繋いで設けられたダクトが、内部に空気を上記画像形成部経由で通すので、この画像形成部で発生する、例えばオゾンおよび窒素酸化物に代表される放電生成物やトナークラウドなどといった不要物を除去することができる。さらに、本発明の画像形成装置は、そのダクトが、上記吸気口から上記排気口に至る経路の途中で上記画像形成部と上記定着部との間を横切るものであるため、高い熱を発する発熱源である定着部から画像形成部への伝熱が遮断され、定着部で発生した熱の影響を受けてしまって画像形成部でトナーが溶融・凝集するといった問題が回避される。従って、本発明の画像形成装置によれば、画像形成部で発生する不要物の飛散および画像形成部の温度上昇が防止される。
ここで、上記本発明の画像形成装置は、上記ダクトが、内部の空気を、上記画像形成部と上記定着部との間を横切らせた後でその画像形成部へと経由させるものであることが好ましい。
このような好ましい形態によれば、上記吸気口から上記筐体内に取り入れられた空気の温度がより低い状態で、その空気を上記画像形成部と上記定着部との間を横切らせることができるため、定着部から画像形成部への伝熱がより確実に遮断される。
また、上記本発明の画像形成装置は、上記ダクトが、内部の空気を、上記画像形成部内の、上記像保持体の周面を帯電させる帯電箇所経由で通すものであることがさらに好ましい。
上記帯電箇所は、オゾンおよび窒素酸化物に代表される放電生成物の発生源であり、帯電の際にそのような放電生成物を発生させる。この放電生成物が像保持体周面に付着し吸湿すると、記録媒体上に形成される画像にいわゆる白抜けという現象や画像流れという現象が引き起こされるおそれがある。これに対し、このような好ましい形態によれば、上記内部の空気にのって放電生成物が排気口から排出されることとなるため、放電生成物に起因した問題が回避される。
さらに、上記本発明の画像形成装置は、
「上記画像形成部が、上記像保持体の周面を、この像保持体のロールが延びる方向に長尺な帯電箇所で帯電させるものであり、
上記ダクトが、内部の空気を、上記帯電箇所に交差する向きにその帯電箇所を経由させて通す、内部には、空気の流れをその帯電箇所の長尺方向に分散させる整流板を有するものである」
ことも好ましい形態である。
このような好ましい形態によれば、上記内部の空気にのって放電生成物が排気口から確実に排出される。
また、上記本発明の画像形成装置は、上記筐体内に設けられて上記記録媒体を、上記画像形成部、上記転写部、および上記定着部を経由させて搬送する、搬送に際してその記録媒体が他の箇所よりも大きく曲がる箇所については、上記吸気口が設けられた壁面を除く他の壁面に沿って設けられている搬送経路を備えたという形態も好ましい。
搬送に際してその記録媒体が他の箇所よりも大きく曲がる箇所は騒音発生源となる箇所であるため、このような好ましい形態によれば、騒音発生源となる箇所が吸気口に近接して配備されることが回避されることとなり、吸気口からの音漏れが低い。
さらに、上記本発明の画像形成装置は、上記筐体内に設けられて上記記録媒体の表裏を、上記吸気口が設けられた壁面を除く他の壁面に沿った反転経路で反転させる反転装置を備えたことも好ましい形態である。
上記反転経路は騒音発生源となる箇所であるため、このような好ましい形態によれば、騒音発生源となる箇所が吸気口に近接して配備されることが回避されることとなり、吸気口からの音漏れが低い。
本発明によれば、画像形成部で発生する不要物の飛散および筐体内の温度上昇を防止するとともに静音性に優れた画像形成装置が提供される。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態を前面斜め上から見た外観斜視図である。また、図2は、図1に示す画像形成装置1を正面から見た内部構成図であり、図3は、図1に示す画像形成装置1を側面から見た内部構成図である。
この画像形成装置1は、図2に示すように、例えばB5サイズの用紙やA4サイズの用紙に代表される定形サイズの用紙が収容される用紙カセット20、用紙カセット20に収容されている用紙を用紙搬送路17に引き込む用紙引込部16、用紙搬送路17に沿って用紙を搬送する搬送ロール30、静電潜像を形成し現像してトナー像を形成する画像形成部11、画像形成部11によって形成されたトナー像を用紙搬送路17に沿って搬送されてきた用紙上へと転写する転写部12、転写部12でトナー像が転写された用紙を搬送する搬送ベルト31、搬送ベルト31で搬送されてきた用紙上のトナー像を加熱することによりその用紙上にトナー像を定着させる定着部13、定着トナー像からなる画像が形成された用紙の表裏を必要に応じて反転させる反転装置14、およびこれらの各要素を内包した箱形の筐体10を備えている。筐体10は、本発明にいう筐体の一例に相当するものであり、画像形成部11は、本発明にいう画像形成部の一例に相当するものであり、転写部12は、本発明にいう転写部の一例に相当するものであり、定着部13は、本発明にいう定着部の一例に相当するものであり、反転装置14は、本発明にいう反転装置の一例に相当するものである。
画像形成部11は、周面に像を保持する、反時計回り方向に回転するロール状の感光体ドラム111と、この感光体ドラム111の周囲に配備された、コロナ放電によりこの感光体ドラム111の周面に所定の電荷を付与してその周面を帯電する帯電装置112、帯電された感光体ドラム111の周面を露光し静電潜像を形成する露光装置113、この静電潜像をトナーで現像して感光体ドラム111の周面にトナー像を形成する現像装置114、および、転写部12において用紙上へと転写されずに感光体ドラム111の周面に残留するトナーをクリーニングするクリーニング装置115を有している。感光体ドラム111は、本発明にいう像保持体の一例に相当するものである。
転写部12は、感光体ドラム111と対向する位置に配備された転写ロール121を有している。
定着部13は、加熱機構1311を有する定着ロール131、および定着ロール131に対向するように設けられた圧力ロール132を有している。
筐体10には、図1に示すように、ユーザが画像形成装置1を使用する際に正面を向く壁面101に吸気口1011が設けられ、底面102に排気口1021が設けられている。そして、筐体10内の感光体ドラム111は、この壁面101に回転軸の一端が対向する位置に配備されている。
さらに、画像形成装置1は、図2,図3に示すように、筐体10内に、吸気口1011から排気口1021までを繋いで設けられた、内部に空気を画像形成部11経由で通すことで、画像形成部11で発生する不要物を除去するダクト15を備えている。不要物としては、オゾンおよび窒素酸化物に代表される放電生成物やトナークラウドなどが発生する。このダクト15は、吸気口1011から出発して、まず画像形成部11のクリーニング装置115と定着部13との間を横切り、その後、画像形成部11の帯電装置112を経由して排気口1021に至る。ダクト15は、本発明にいうダクトの一例に相当するものである。尚、ダクト15についての詳細な説明は後述する。
従って、吸気口1011から筐体10内に取り入れられた空気が熱を吸収して温度上昇してしまう前に画像形成部11と定着部13との間を横切らせることができるため、高い熱を発する発熱源である定着部13から画像形成部11への伝熱が確実に遮断される。この結果、定着部13で発生した熱の影響を受けて画像形成部11でトナーが溶融・凝集するといった問題が回避される。従って、本実施形態の画像形成装置1によれば、画像形成部11の温度上昇が防止される。
また、ダクト15内の排気口1021近傍位置には、ダクト15内の空気を排気口1021から排出させる排気ファン40が配備され、ダクト15内に配備された排気ファン40よりも上流位置には、画像形成部11で発生する不要物を吸着するフィルタ50が配備されている。排気ファン40は、本発明にいう排気ファンの一例に相当するものである。
帯電装置112は、オゾンおよび窒素酸化物に代表される放電生成物の発生源であり、帯電の際にそのような放電生成物を発生させる。この放電生成物が感光体ドラム111周面に付着し吸湿すると、用紙上に形成される画像にいわゆる白抜けという現象や画像流れという現象が引き起こされるおそれがある。これに対し、本実施形態の画像形成装置1では、排気ファン40の作用によりダクト15内部の空気にのって放電生成物が除去され、フィルタ50に吸着されることとなるため、放電生成物に起因した問題が回避される。
ここで、画像形成装置1の筐体10に内包された、例えば搬送ロール30の駆動源や、感光体ドラム111の駆動源や、転写ロール121の駆動源や、定着ロール131の駆動源などといった各種駆動源は、騒音発生源となる箇所である。また、画像形成装置1の筐体10に内包された、例えば用紙引込部16や反転装置14では、用紙が大きく曲がることにより用紙自体から音が発生するため、この用紙引込部16や反転装置14も騒音発生源となる箇所である。そして、このような騒音発生源となる箇所の多くは、像保持体に対してほぼ垂直な方向に形成された搬送経路に沿って、感光体ドラム111から離れた位置に配備されている。尚、騒音発生源のうち感光体ドラム111の駆動源は、感光体ドラム111の両端のうちの一方に配備されている。
本実施形態の画像形成装置1は、上述したように、ユーザが画像形成装置1を使用する際に正面を向く壁面101に吸気口1011が設けられ、感光体ドラム111の回転軸の両端のうち駆動源が配備されていない方の一端が、その壁面101と対向している。つまり、その吸気口1011が、上記騒音発生源となる箇所の近辺を避けて配備されているため、その騒音発生源で発生する音が吸気口1011から画像形成装置外に漏れ出ることによる騒音が低い。さらに、本実施形態の画像形成装置1は、排気口1021から漏れ出る音が下方に向けて発せられることとなるため、排気口1021からの音漏れも低い。従って、本実施形態の画像形成装置1は静音性に優れる。
感光体ドラム111の周面は、帯電装置112によって一様に負極性に帯電される。尚、この帯電装置112は、コロナ放電により感光体ドラム111を帯電するスコロトロン帯電装置であって、放電を受ける感光体ドラム111のロールが延びる方向に沿って張架されたワイヤからなる放電電極112aと、感光体ドラム111側に開口し放電電極112aの周囲を取り囲む対向電極112bとを備え、放電電極112aに高電圧を印加することにより放電して帯電用の電荷を発生する。
帯電装置112により一様に負極性に帯電した感光体ドラム111の周面には、露光装置113より画像の情報を有するレーザ光113aが照射されて感光体ドラム111の周面に静電潜像が形成される。現像装置114は、二成分現像方式を採用したものであり、この現像装置114には、磁性キャリアと負極性に帯電したトナーとからなる二成分現像剤が収容されている。また、現像装置114には現像ロール114aが配備されている。現像ロール114aの周面には、トナーが付着した磁性キャリアが層状となった現像剤層(いわゆる磁気層)が形成され、負極性に帯電したトナーは、この現像剤層から静電潜像を保持した感光体ドラム111の周面に供給される。静電潜像は負極性に帯電したトナーの供給を受けて現像されトナー像となる。
転写ロール121には、トナーの極性とは逆極性の正極性の転写バイアスが印加されており、感光体ドラム111の周面に形成されたトナー像は、感光体ドラム111の周面から、用紙カセット20から用紙搬送路17に引き込まれ所定のタイミングで転写部12へと搬送されてきた用紙上に転写される。
転写部12でトナー像が転写された用紙は、搬送ベルト31で搬送されて定着部13へと送り込まれる。定着部13の、互いに対向する定着ロール131と圧力ロール132との間に、転写部12を通過した用紙が搬送されてくると、用紙上のトナー像を構成するトナーは、定着ロール131の加熱機構1311により溶融され用紙上に定着され、用紙上に定着トナー像からなる画像が形成される。
また、感光体ドラム111の周面に形成されたトナー像が転写部12で用紙上に転写した後に、感光体ドラム111の周面に残留する残留トナーは、クリーニング装置115によってクリーニングされる。
図4(a)は、図2に示す画像形成装置1に配備された感光体ドラム111、帯電装置112、およびダクト15の外観斜視図であり、図4(b)は、図4(a)に示すダクト15内の空気の流れを示す模式図である。また、図5(a)は、図4(a)に示すダクト15のうちの第1ダクト151の外観斜視図であり、図5(b)は、図5(a)に示す第1ダクト151の内部構成図である。
図4(a)に示すように、ダクト15は、画像形成部11の帯電装置112を経由する部分を境に2分割されたものであり、吸気口1011(図1参照)に対向して配備される吸気部分1511から帯電装置112を経由する部分までの第1ダクト151と、帯電装置112を経由する部分から排気口1021(図1参照)に対向して配備される排気部分1521までの第2ダクト152によって構成されている。尚、第1ダクト151と第2ダクト152との境界部分の隙間は、露光装置113より感光体ドラム111の周面に照射されるレーザ光113aが通るだけの隙間となっている。そのため、その隙間から内部の空気が漏れ出ることなく吸気口1011(図1参照)から排気口1021(図1参照)まで内部に空気を通すこととなるため、第1ダクト151と第2ダクト152とからなるダクト15は、実質的には、上述したように吸気口1011(図1参照)から排気口1021(図1参照)までを繋いで設けられたダクトとして機能する。
また、図4(b)に示すように、帯電装置112の対向電極112bの上面には、感光体ドラム111のロールが延びる方向に長尺な開口112cが設けられており、図4(a),図4(b)に示すように、第1ダクト151を通った空気は、長尺な開口112cの全体に広がってその開口112cから対向電極112bに向かって流れ込み、感光体ドラム111の周面と対向電極112bとの間を通った後に第2ダクト152に流れ込み、まとまって排気部分1521に向かう。ここで、図5(a),図5(b)に示すように、ダクト15における第1ダクト151は、内部を通る空気を4つの流路に分散する整流板1512aとそれらの整流板1512aで分散された空気を混ぜ合わせる整流板1512bとを有しており、これらの整流板1512a,1512bによって内部の空気が分散されることにより、内部の空気は、感光体ドラム111の周面と対向電極112bとの間の全体に行き渡る。従って、帯電装置112で発生する放電生成物が内部の空気の流れにのって確実に除去される。整流板1512a,1512bは、本発明にいう整流板の一例に相当するものである。
尚、上述した実施形態では、ダクトが、一連のダクトとして機能する程度に断続した例について説明したが、本発明にいうダクトは、これに限られるものではなく、吸気口から排気口まで完全に連続したものであってもよい。
また、上述した実施形態では、ダクトが、内部の空気を、上記画像形成部と上記定着部との間を横切らせた後でその画像形成部へと経由させる例について説明したが、本発明にいうダクトは、これに限られるものではなく、逆に、画像形成部を経由した後で画像形成部と定着部との間を横切るものであってもよい。
また、上述した実施形態では、ダクトが、内部の空気を、上記画像形成部内の、上記像保持体の周面を帯電させる帯電箇所経由で通す例について説明したが、本発明にいうダクトは、これに限られるものではなく、帯電箇所を経由せずにもっぱらトナークラウドなどを除去するものであってもよい。
また、上述した実施形態では、内部に整流板を有するダクトの例について説明したが、本発明にいうダクトは、内部に整流板を有さず、空気流が分散されないものであってもよい。
本発明の一実施形態を前面斜め上から見た外観斜視図である。 図1に示す画像形成装置を正面から見た内部構成図である。 図1に示す画像形成装置を側面から見た内部構成図である。 図2に示す画像形成装置に配備された感光体ドラム、帯電装置、およびダクトの外観斜視図である。 図4(a)に示すダクト内の空気の流れを示す模式図である。 図4(a)に示すダクトのうちの第1ダクトの外観斜視図である。 図5(a)に示す第1ダクトの内部構成図である。
符号の説明
1 画像形成装置
10 筐体
101 壁面
1011 吸気口
102 底面
1021 排気口
11 画像形成部
111 感光体ドラム
112 帯電装置
112a 放電電極
112b 対向電極
112c 開口
113 露光装置
113a レーザ光
114 現像装置
114a 現像ロール
115 クリーニング装置
12 転写部
121 転写ロール
13 定着部
131 定着ロール
1311 加熱機構
132 圧力ロール
14 反転装置
15 ダクト
151 第1ダクト
1511 吸気部分
1512a,1512b 整流板
152 第2ダクト
1521 排気部分
16 用紙引込部
17 用紙搬送路
20 用紙カセット
30 搬送ロール
31 搬送ベルト
40 排気ファン
50 フィルタ

Claims (4)

  1. 周面に像を保持するロール状の像保持体を有し、該像保持体の周面を帯電させ、その帯電させた像保持体周面に静電潜像を形成し、その静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部によって形成されたトナー像を前記像保持体の周面から記録媒体上へと転写する転写部と、
    前記トナー像が転写された記録媒体上の該トナー像を加熱することにより該記録媒体上に該トナー像を定着させる定着部と、
    前記画像形成部、前記転写部、および前記定着部を内包した、箱形の、前記像保持体の一端に対向した壁面には吸気口が設けられて底面には排気口が設けられた筐体と、
    前記筐体内に、前記吸気口から前記排気口までを繋いで設けられた、内部に空気を前記画像形成部経由で通すことで、該画像形成部で発生する不要物を除去する、該吸気口から該排気口に至る経路の途中で前記画像形成部と前記定着部との間を横切るダクトと、
    前記ダクト内の空気を前記排気口から排出させる排気ファンとを備え、
    前記画像形成部が、前記像保持体の周面を、該像保持体のロールが延びる方向に長尺な帯電箇所で帯電させるものであり、
    前記ダクトが、前記吸気口から前記画像形成部に至る空気流路を形成した第1ダクトと、該第1ダクトから流出した空気の全てが実質的に、該画像形成部で発生する不要物を取り込んだ上で流入するように、該第1ダクトの空気流出口に近接して配置された空気流入口を有し該画像形成部から前記排気口に至る空気流路を形成した第2ダクトとを有し、内部の空気を、前記帯電箇所に交差する向きに該帯電箇所を経由させて通すものであり、
    前記第1ダクトが、内部に、空気の流れを複数の流路に分散させる第1の整流板と、該第1の整流板よりも空気の流れ方向における下流側に設けられて該第1の整流板で分散された空気を混ぜ合わせるとともに空気の流れを前記帯電箇所の長尺方向に分散させる第2の整流板とを有するものであることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ダクトが、内部の空気を、前記画像形成部と前記定着部との間を横切らせた後で該画像形成部へと経由させるものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記筐体内に設けられて前記記録媒体を、前記画像形成部、前記転写部、および前記定着部を経由させて搬送する、搬送に際して該記録媒体が他の箇所よりも大きく曲がる箇所については、前記吸気口が設けられた壁面を除く他の壁面に沿って設けられている搬送経路を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記筐体内に設けられて前記記録媒体の表裏を、前記吸気口が設けられた壁面を除く他の壁面に沿った反転経路で反転させる反転装置を備えたことを特徴とする請求項1からのうちいずれか1項記載の画像形成装置。
JP2007207943A 2007-08-09 2007-08-09 画像形成装置 Expired - Fee Related JP5344207B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007207943A JP5344207B2 (ja) 2007-08-09 2007-08-09 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007207943A JP5344207B2 (ja) 2007-08-09 2007-08-09 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009042534A JP2009042534A (ja) 2009-02-26
JP5344207B2 true JP5344207B2 (ja) 2013-11-20

Family

ID=40443319

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007207943A Expired - Fee Related JP5344207B2 (ja) 2007-08-09 2007-08-09 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5344207B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5476939B2 (ja) * 2009-11-17 2014-04-23 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP5402568B2 (ja) * 2009-11-25 2014-01-29 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP5790060B2 (ja) * 2011-03-25 2015-10-07 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP5900396B2 (ja) * 2013-03-22 2016-04-06 富士ゼロックス株式会社 送風管、送風装置及び画像形成装置
JP7225724B2 (ja) * 2018-11-16 2023-02-21 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置及び該現像装置を備えた画像形成装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06317951A (ja) * 1993-05-07 1994-11-15 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置の光学装置の防塵装置
JPH07271272A (ja) * 1994-03-29 1995-10-20 Canon Inc 画像形成装置
JPH10115958A (ja) * 1996-10-14 1998-05-06 Ricoh Co Ltd 画像形成装置の冷却装置
JP4113643B2 (ja) * 1999-12-24 2008-07-09 株式会社リコー 画像形成装置
JP2001235998A (ja) * 2000-02-21 2001-08-31 Canon Inc 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009042534A (ja) 2009-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6119323B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP5790060B2 (ja) 画像形成装置
JP5790059B2 (ja) 画像形成装置
US7526223B2 (en) Heat exhausting structure and image forming apparatus
JP5344207B2 (ja) 画像形成装置
JP5137452B2 (ja) 画像形成装置
JP5648341B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP4086175B2 (ja) 画像形成装置
JP2005084564A (ja) 現像カートリッジ及び画像形成装置
JP5420048B2 (ja) 画像形成装置
JP2000047551A (ja) 画像形成装置
JP5601120B2 (ja) 画像形成装置
JP6852307B2 (ja) 画像形成装置
JP4333461B2 (ja) 画像形成装置
JP4218268B2 (ja) 画像形成装置
JP5822093B2 (ja) 画像形成装置
JP2003295714A (ja) カラー画像形成装置
JP3378676B2 (ja) 画像形成装置
JP2004288676A (ja) 電子機器
JPH10123889A (ja) 画像形成装置
JP5521950B2 (ja) 画像形成装置
JP2011191429A (ja) 画像形成装置
JP2010151882A (ja) 画像形成装置
JP2005181805A (ja) 画像形成装置
JP2024073197A (ja) 現像装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120904

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121102

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130718

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130731

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5344207

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees