JP6119323B2 - 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、像担持体上に形成された潜像を現像して可視像化する現像装置、その現像装置を収容するプロセスカートリッジ及びそれらを備える複写機、プリンタ、ファクシミリ、プロッタ、あるいはこれらのうち少なくとも1つを備えた複合機等の画像形成装置に関するものである。
現像装置を搭載する画像形成装置は、像担持体としての感光体に、露光手段により画像情報に基づいて静電潜像を形成し、該静電潜像を現像装置によりトナー像として可視化している。トナー像は、直接に、あるいは中間転写体を介して記録媒体に転写され、定着装置を通ることにより、トナー像は記録媒体に定着される。
このような画像形成装置において、トナーと磁性キャリアとからなる2成分現像剤(外添剤等を添加する場合も含むものとする。)や、トナーのみからなる1成分現像剤(外添剤等を添加する場合も含むものとする。)を収容して現像工程をおこなう現像装置が多く用いられている。
例えば、現像装置は、装置内においてトナーと磁性キャリアとを混合、撹拌して、適正なトナー濃度に調整制御した二成分現像剤(以下、単に「現像剤」という。)を現像ローラ(現像剤担持体)上に担持させる。現像ローラ上に担持された現像剤は、ドクターブレード(現像剤規制部材)によってその量が規制された後に、感光体(潜像担持体)と対向する現像領域において感光体上の静電潜像に付着して、トナー像が形成される。現像装置内におけるトナーの大部分は、キャリアとの摩擦帯電によってキャリア表面に静電的に吸着し、現像領域において、現像ローラと感光体との間に形成された現像電界の影響を受けて、感光体上の静電潜像に付着する。
ここで粉体であるトナーの中には充分な帯電能力を有しないトナーや、キャリアとの摩擦帯電が不充分なトナーがあり、さらに、現像装置内の現像剤中のキャリアは長期間の使用にともない帯電能力が低下するものもある。このような点より帯電不足のトナーは電気的な力による拘束を受けにくいため、装置内に生じる気流に乗って装置内を浮遊する。このように浮遊したトナーは、現像装置内全体の平均的な圧力(以下、単に「内圧」という。)が高いと、現像装置の隙間から装置外へ吹き出して、トナー飛散を生じるという問題が知られている。
ここで、現像ユニットからのトナー飛散の要因の一つとしての現像装置(現像ユニット)内部の内圧上昇について説明する。
内圧上昇の発生としては、搬送ローラ/現像ローラ等の回転による気流変化であり、特に現像ローラは外気と接しており、回転方向に対し、外気に出る側は、ドクターブレードと現像剤で塞がれている。入る側はケーシングギャップ(CG)と呼ばる現像ローラとケースの開口縁とのギャップがあり、回転に伴う吸い込み気流が発生し、内圧を高めることとなる。なお、このCGは現像重要特性値の1つとなっている。
現像ローラの回転による吸い込み気流により内圧上昇となる訳だが、現像ローラ長手方向に対して均一に吸い込みが行われている訳では無い。それは、CGのギャップ差にもよるが、端部/中央との差はCGよりも現像ローラ端部のケース側板が近いという点が内圧上昇の影響となっている。ここで中央は吸い込まれても左右に流れられる為に圧上昇が発生しないが、端部は壁がある為に、吸い込まれた圧が上昇し易くなる点が考えられる。
更に、現像ローラに内蔵しているマグネットは現像ローラの長さよりも短いため、磁力範囲外領域となる現像ローラ両端部では現像剤が搬送されないことに起因し、磁力範囲内領域で発生した気流が、気流の発生しない端部側に押し寄せる。しかも、現像ローラ下方の現像剤搬送部材(搬送スクリュ)の横方向への循環による気流変化の影響も無視できず、両端部が同じ現象にならず片方から飛散が多い等々はこの影響によるものと考えられる。
ここで、特許文献1には、現像ローラが回転することで現像ローラと現像ケースの開口縁の隙間より気流が流入し、装置内における内圧が上昇しトナー飛散が顕著となる点が記載される。ここでは現像ケースの内部の壁部に現像ケースの長手方向に長く吸気口が形成され、同吸気口からの気流が通過するフィルタを備え、フィルタカバーで覆われた現像ケースの長手方向に排気空間が設けられている。ここでは現像ケース内の気流を現像現像装置長手方向端部の開口に導き、機外に排出し、内圧増を抑えているが、ここでの開口部は現像ケースの長手方向の端部に形成されるのみであり、内圧の排出性に偏りが生じやすい。
一方、特許文献2には、現像ローラが回転して該現像ローラと現像ケースの開口縁より気流が流入するが、像担持体とは反対側の現像ケースの傾斜した壁部に気流を機外に導く吸気口が形成される。この吸気口は現像ケース長手方に沿い等間隔で同一形状の貫通孔を左右対称に複数配備し、現像ケース内の気流を現像ケース長手方に分散する複数の貫通孔よりフィルタを通して機外に排気して、内圧増を抑えている。
更に、特許文献3には現像ケースの上部で現像槽内気流を上向きの開口より上方に排出する構成が、特許文献4には現像ケースの上部の流通口の気流を上向きのスリット開口より上方に排出する構成が記載される。
更に、特許文献5には現像ケース内気流をケース上部の圧抜き用の開口より上方に排出する構成が、特許文献6には現像ケース内気流をケース上部の圧抜き用の開口より上方に排出する構成が記載される。更に、特許文献7には現像ケース内気流をケース上部の傾斜壁に設けた圧抜き用の開口より斜め上方に排出する構成が記載される。なお、特許文献8の現像装置では、現像ローラと現像ケースの上開口縁の隙間であるケーシングギャップに開口の幅方向中央で気流が現像ケースの内部に向かい、幅方向両端部で外へ向かう気流が生じる。そこで、ケース部の上開口縁の現像ローラとの対向面の現像剤担持体の回転方向に沿った長さを開口の幅方向中央部より端部を長くして外へ向かう気流を抑制し、トナー飛散を防止している。
上述のように、従来の現像装置においては、現像装置内全体の内圧が高いと、現像ケースの隙間から装置外へ気流が吹き出して、トナー飛散が生じることに対処する必要がある。そこで、現像ケースにエア抜きファンを取り付けて現像ケースの内圧上昇を抑制することが考えられるが、この場合、効果は期待できるが、他の駆動系ユニット等との干渉を回避することが出来るようなスペース確保が難しいという問題がある。
そこで、従来の特許文献2〜7の現像装置では現像ケースに設けた現像装置長手方向に長い減圧用空間に気流を導き、その減圧用空間の気流を現像ケース長手方に長く設けられた開口部より機外に内圧の偏りなく排出するようにしている。この際、開口は現像ケースの長手方に沿ってほぼ等間隔で複数配備され、複数開口部を分散させることで現像ケースの剛性確保を図れるようにしている。その上で、現像ケースの長手方向にほぼ均一な開口面積を確保するよう分散して開口部を設けることで排気の排出性に偏りが生じないようにしている。
ところが、上述のように、現像ケース内のケース側板に近いという影響や、現像ローラの磁力配置による影響や、現像剤が現像剤容器の長手方向に流動することによる影響が加わり、減圧用空間の気流は端部側に偏向する。
このため、特許文献2〜7の現像ケースに設けた開口のように、現像ケースの長手方に均一な開口面積を確保する構成では、減圧用空間の長手方向で端部の内圧が長手方向中央部より高まる。このように減圧用空間の端部の内圧が高まると、現像ケースの端部のシール性が不充分な隙間からトナーが噴出し飛散する。このような不具合を特許文献1〜8の現像装置では解決できていない。
更に、特許文献1〜8の現像装置では、その現像ケース内より気流が、上壁や傾斜上壁に設けた開口部よりほぼ上方に向けて排出される。ところが、カラー複写機等の場合で、複数各色の現像装置が中間転写ベルトの下側に列状に配備された画像形成部を採用する構成のものがある。このようなレイアウト構成を採る場合、上流側で転写されたトナー像が下流側の他の現像装置内の現像ケースより上流に吹き出す気流にあたり、トナー飛散が生じる場合があり、これが低濃度画像の要因となり、問題となっている。
このような、現像ケースより吹き出す気流の向きが低濃度画像の発生要因となる点について、特許文献1〜8の現像装置では解決できていない。
本発明は、現像装置内の減圧部における長手方向端部側の圧力上昇を開口部の面積を調整することで抑制し、現像装置の内圧低減によるトナー飛散防止を図るようにした現像装置を提供する。更にそのような現像装置を収容するプロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は前記課題を達成するため以下の構成とした。
本発明である現像装置は、現像剤を収容し該現像剤を撹拌した上で像担持体上に形成される潜像の現像に供するようにした現像装置であって、前記像担持体に対向するとともに、現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に対向するとともに、現像剤を搬送しながら前記現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤搬送部材と、装置の上部の壁部により囲まれた空間を有する減圧部と、を備え、前記減圧部は内部に設置されたフィルタと、現像装置長手方向に対し直交する方向に向けて開口する開口部と、を有し、該開口部は、上記現像装置長手方向に並んで複数設置されるとともに、長手方向中央部よりも端部に多く設けられることを特徴とする。
本発明によれば、装置上部に設けた減圧部の開口部が現像装置長手方向での中央部よりも端部に多く設けられる。このため、減圧部の長手方向中央部より端部側に押し寄せる傾向にある気流による端部圧力の上昇があるとしても、端部に多く設けられた開口部が開口面積を比較的大きく確保でき、容易に機外への気流放出性を向上させるので、端部が昇圧することを抑制でき、現像装置内の内圧低減による、トナー飛散防止を図れ、フィルタの端部側のトナーによる目詰まりを防止でき、メンテナンス期間の短縮を防止できる。
本発明に係る実施形態である現像装置と同装置を付設した画像形成装置としての複写機の全体構成図である。 図1の現像装置の概略側断面図である。 図1の現像装置を収容するプロセスカートリッジの側断面図である。 図1の画像形成装置の各色のプロセスカートリッジの配列説明図である。 図1の現像装置の開口側斜視図である。 図1の現像装置の現像上ケースとカバー部材の分解斜視図である。 図1の現像装置のカバー部材の開放時の斜視図である。 図1の現像装置の気流排出特性の説明図である。 本発明の他の実施形態としての現像装置の気流排出特性の説明図である。 図1の現像装置内の現像剤搬送部材の機能説明図である。 他の実施形態の現像装置の概略側断面図である。
以下、本発明の実施形態を図を参照して説明する。
図1に基づいて第1の実施形態に係るフルカラー画像の形成が可能なフルカラー複写機100(以下、「画像形成装置」という)の構成の概要を説明する。
なお、以下、本発明の実施形態及び変形例等に亘り、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
ここでの画像形成装置100は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像を記録媒体としての転写紙50に形成する。この画像形成装置100は、中間転写ベルト129を用いたタンデム型の構成を有している。なお、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の各色に対応するユニットなどを、以下、符号の末尾に各々Y、M、C、Kを付けて示す。
画像形成装置100は、装置本体102と、給紙ユニット103と、レジストローラ対110と、中間転写ユニット104と、二次転写手段としての二次転写ローラ126とを備えている。
また、画像形成装置100は、図3に示すように定着装置105と、露光手段としてのレーザ書き込みユニット122とを備えている。
レーザ書き込みユニット122は、感光体ドラム上に画像情報に基づいて静電潜像を形成する。
この画像形成装置は、図1、4に示すように、中間転写ベルト129の下部に作像装置を成すプロセスカートリッジ106Y、106M、106C、106K(以後符号を106Y〜106Kとも記す)を直列状に配備する。ここで各作像装置としてのプロセスカートリッジ106Y〜106Kは装置本体102に対して着脱自在に設けられている。
図1に示すように、給紙ユニット103は、転写紙50を重ねて収容するとともに装置本体102に出し入れ自在な給紙カセット123と、給紙ローラ124とを備えている。
給紙ローラ124は、給紙カセット123内の一番上の転写紙50に押し当てられており、図示しない分離部材との協働作用で最上紙を1枚ずつ分離し、レジストローラ対110へ送り出す。
レジストローラ対110は、給紙ユニット103から二次転写部位へ搬送される転写紙50の搬送経路に設けられている。
レジストローラ対110は、ローラ間に転写紙50を挟み込み、中間転写体としての中間転写ベルト129上の画像を転写させ得るタイミングで送り出す。
中間転写ユニット104は、プロセスカートリッジ106Y〜106Kの上方に設けられている。
中間転写ユニット104は、駆動ローラ128と、従動ローラ127と、中間転写ベルト129と、一次転写手段としての一次転写ローラ130Y、130M、130C、130K(以後符号を130Y〜130Kとも記す)とを備えている。
駆動ローラ128は、二次転写ローラ126の対向位置に配置されており、駆動源としてのモータなどによって回転駆動される。
従動ローラ127は、装置本体102に回転自在に支持されている。
中間転写ベルト129は、無端ベルト状に形成されており、駆動ローラ128と従動ローラ127との双方に掛け渡されている。
中間転写ベルト129は、駆動ローラ128が回転駆動されることで、図中反時計回り方向に循環移動する。
一次転写ローラ130Y〜130Kは、それぞれ、各プロセスカートリッジ106の像担持体としての感光体ドラム108の対向位置に中間転写ベルトを挟むように配置されている。
中間転写ユニット104では、各プロセスカートリッジ106にて形成された各色トナー像が各一次転写ローラ130にて中間転写ベルト上でカラーのトナー像として重ね合わせられる。
カラートナー像は中間転写ベルト129の移動によって二次転写部位へ搬送され、該二次転写部位で二次転写ローラ126により転写紙50へ転写される。
トナー像が転写された転写紙50は定着装置105に向けて搬送される。
定着装置105は、搬送されてきた転写紙50を加熱・加圧することで、転写紙50上に転写されたトナー像を、該転写紙50に定着させる。
本実施形態ではベルト定着方式の定着装置を例示しているが、定着ローラと加圧ローラとで定着ニップを形成する熱ローラ方式でもよい。
定着を終えた転写紙50は排紙ローラ対152により排紙トレイ部153へ排出される。図1において、符号154は画像読み取り部を示している。
レーザ書き込みユニット122は、プロセスカートリッジ106Y〜106Kの下部に取り付けられている。
レーザ書き込みユニット122は、各プロセスカートリッジ106Y〜106Kに対応している。
レーザ書き込みユニット122は、後述の帯電ローラ109により一様に帯電された感光体ドラム108の外表面が露光位置P(図2参照)に達した際にレーザ光を照射して、画像情報に基づいて静電潜像を形成する。
プロセスカートリッジ106Y〜106Kは、中間転写ユニット104と、レーザ書き込みユニット122との間に設けられており、中間転写ベルト129の搬送方向に沿って互いに並設されている。
各プロセスカートリッジ106は、カートリッジケース(ハウジング)106の中に像担持体としての感光体ドラム(以下、単に「感光体」ともいう)108と現像装置113とを纏めて収容可能な形状を有する。図3に示すように、感光体ドラム108の回りには、帯電手段としての帯電ローラ109と、露光位置Pと、現像装置113と、クリーニング手段としてのクリーニングブレード112とを対向配備する。
帯電ローラ109は、感光体ドラム108の外表面を一様に帯電する。
感光体ドラム108は、現像装置113の現像ローラ115と間隔(現像ギャップ)をおいて配置されている。
クリーニングブレード112は、図1に示す中間転写ベルト129に感光体ドラム108のトナー像を転写した後に、感光体ドラム108の外表面に残留した転写残トナーを除去する。
図2、3に示すように、現像装置113はそのケーシングを成す現像ケース41を備える。ここで、現像ケース41は現像剤担持体と現像剤搬送部材とを保持する現像下ケース412と、現像下ケース412に対してその上方に取り付けられる現像上ケース411と、を備え、両者は互いが適所で一体的に結合されている。
現像ケース41を成す上下ケースの間で感光体ドラム108との対向側に現像装置長手方向に長く所定幅の開口413(図2,5参照)が形成される。この開口413からは、内部にマグネットローラ414を備えた現像剤担持体としての現像ローラ115の回転面の一部が突き出すよう配備される。
図2に示すように、現像下ケース412には現像ローラ115に対して下部側に位置し、現像ローラ115(現像剤担持体)に現像剤を供給する現像剤搬送部材である第1の攪拌スクリュ118a、第2の攪拌スクリュ118bが配備される。更に、現像下ケース412には現像剤規制部材としてのドクターブレード116が収容支持される。
現像下ケース412の下部には第1の攪拌スクリュ118a、第2の攪拌スクリュ118bを互いの流路を区分して並列状に形成する現像剤収容器421が一体形成され、そこにはトナーとキャリアからなる二成分現像剤を収容し、搬送攪拌可能としている。
ここで、図1の画像形成装置の作動を概略説明する。
感光体ドラム108は、不図示の駆動部によって図2中の時計方向に回転駆動され、これに連動して、帯電部109で、感光体ドラムの表面が一様に帯電され、露光位置Pで露光部122から発せられたレーザ光による露光走査によって静電潜像が形成される。
その後、感光体ドラム108の表面は現像装置113と対向して、静電潜像が現像されて、所望のトナー像が形成される。
詳しくは、現像装置113内には、トナーとキャリア(磁性キャリア)とからなる2成分現像剤が収容され、トナー濃度(現像剤中のトナーの割合である。)が所定の範囲内になるように調整される。すなわち、現像装置113のトナー消費に応じて、トナー搬送パイプ(不図示)からトナー補給口418(図5参照)を介して第2搬送経路r2内に、トナーが補給される。
トナー搬送パイプ(不図示)は、図1を参照して、装置本体100の上方のボトル収容器31に設置されたトナーボトル155Y、155M、155C、155K(以後符号を155Y〜155Kとも記す)のうち対応するトナーボトルに連通し、トナー搬送部が構成される。このトナー搬送部によって、各色のトナーが収容されたトナーボトル155Y〜155Kから、不図示のトナー搬送パイプを介して、各現像装置113にそれぞれ搬送される。
その後、第2搬送経路r2内に補給されたトナーは、第2搬送スクリュ118b及び第1搬送スクリュ118aによって、現像剤とともに混合・撹拌されながら、仕切部材412cで隔絶された第1、第2搬送経路r1、r2(図2、図10参照)を循環する。
このように循環経路中を循環する現像剤G中のトナーは、キャリアとの摩擦帯電によりキャリアに吸着して、現像ローラ115上に形成された複数の磁極によってキャリアとともに現像ローラ115上に担持される。
ここで、図2に示すように、現像ローラ115は、内部にマグネット414と、マグネット414の周囲を回転するスリーブ415とで構成される。そして、複数の磁極が形成されたマグネット414の周囲をスリーブ415が回転することで、現像剤が現像ローラ115を移動する。
現像ローラ115上に担持された現像剤は、矢印方向の回転(図3参照)にともなって搬送されて、ドクターブレード112の位置で適量に規制された後に、感光体ドラム108との対向位置(現像領域である)まで搬送される。その現像領域に形成された電界(DC成分の現像バイアスによる電界)によって、感光体ドラム108上に形成された潜像にトナーが吸着される。
なお、本実施の形態における現像ローラ115は、外径が18mm、長手方向の長さが326mmに設定されている。また、現像ローラ115のスリーブ415の表面は、V字状の溝を円周方向に等ピッチ間隔で形成してもよいし、ブラスト加工を施してもよい。
また、現像ローラ115と感光体ドラム108とのギャップ(現像ギャップ)は0.3±0.05mmに設定され、現像ローラ115とドクターブレード112とのギャップ(ドクターギャップ)は0.5±0.04mmに設定されている。なお、ドクターブレード112は、ステンレス材料で形成された板状部材である。
さらに、第1搬送スクリュ118a及び第2搬送スクリュ118bは、いずれも、外径が5mmの軸部上に、外径が14mmのスクリュ部(羽根)が20mmピッチで螺旋状に形成されたものである。
ここでマグネット414によって現像ローラ115の周囲には、複数の磁極が形成されている。複数の磁極は、感光体ドラム108との対向位置に形成された主磁極P1、第1搬送スクリュ118aとの対向位置からドクターブレード112との対向位置にかけて形成された汲上げ磁極(ドクタ対向磁極)P5、第1搬送経路r1の上方に形成された剤離れ磁極P4、主磁極P1と剤離れ磁極4との間に形成された搬送磁極P2,P3、等で構成される。
まず、汲上げ磁極P5が磁性体としてのキャリアに作用して、第1搬送経路r1内を移動する現像剤の一部が現像ローラ115上に担持される。現像ローラ115上に担持された現像剤は、その一部がドクターブレード112で掻き取られて、第1搬送経路r1に戻される。一方、ドクターギャップを通過して現像ローラ115上に担持された現像剤は、主磁極P1の位置で穂立ちして現像領域において磁気ブラシとなって感光体ドラム108に摺接する。こうして、現像ローラ115に担持された現像剤中のトナーが感光体ドラム108の潜像に付着する。その後、主磁極P1の位置を通過した現像剤は、搬送磁極P2によって剤離れ磁極の位置P4まで搬送される。そして、剤離れ磁極P4の位置で、反発磁界がキャリアに作用して、現像ローラ115上に担持されていた現像工程後の現像剤が脱離される。脱離後の現像剤は、再び第1搬送経路r1に戻される。図10に示すように、現像剤は第1搬送経路r1を下流側に向けて搬送され、第1中継部U1を介して第2搬送経路r2の上流側に移動する。さらに、第2搬送経路r2の上流側に移動した現像剤は、トナー補給口418側から補給された補給トナーとともに、第2搬送経路54の下流側に達して、第2中継部U2を介して第1搬送経路r1の上流側に移動する。このような一連の現像剤の循環が繰り返される。
上述した現像工程の後感光体ドラム108上には、僅かながら未転写トナーが残存するので、その後、クリーニング部を成すクリーニングブレード112との対向位置において残存した未転写トナーがこのクリーニングブレードによって回収される。
このような駆動をする図1の画像形成装置に配備の現像装置113には該現像装置113の内圧を減ずるための減圧部60が設けられる。
図2に示すように、減圧部60は、現像上ケース41の上部より上方に開口し、現像装置長手方向に連続して長い凹空間を形成し、その開口を密閉蓋状のカバー部材42で閉鎖して、現像装置長手方向に連続して長い圧抜き空間Eを形成している。
図6、7に示すように、減圧部60は現像装置長手方向に連続して長いフィルタ45を配設し、該フィルタ上方を隙間を介してカバー部材(密閉蓋)42(図2,6参照)が覆う。この際、フィルタ45の複数個所が密閉蓋42の不図示の突起gにより押圧され、ずれを防止する。
図2に示すように、現像上ケース411は減圧部60の圧抜き空間Eより下方に延び、マグネット414の剤離れ磁極近傍の剤離れ位置に向けて吸気口417を形成する。この吸気口417は、現像装置長手方向に連続して長く形成され、剤離れ位置近傍の空気を圧抜き空間Eに導く。この吸気口417からの気流はフィルタ45を通過して圧抜き空間Eの現像装置長手方向に分散して流入する。
図2に示すように、現像上ケース411の一部であって、感光体ドラム108とは反対側に位置し、減圧部60の外壁を成し、現像装置長手方向に長い排気側壁部(現像上ケースの一部)419が形成されている。この排気側壁部419は圧抜き空間Eの気流を機外に排出するため、複数の排気用の開口溝415が形成される。
図2、6に示すように、減圧部60の上部を成すカバー部材42は現像装置長手方向に連続する圧抜き空間Eを覆う主部421と、主部421の一端より下方に突き出す差込フック422を備える。しかも、圧抜き空間Eより外側であり、排気側壁部419より突き出ると共に、主部421の他端、即ち、カバーの外縁部より突き出た位置より下方に延出するガイド部423を一体形成している。
図6に示すように、主部421は現像装置長手方向に延びる排気側壁部419(図2参照)の突端に形成される複数の係止片416を嵌合させる係止穴424が複数形成され、これら両者が係合することでカバー部材42のガイド部423及び主部421が離脱規制されて取り付けられる。なお、主部421の一端の差込フック422(図2参照)は現像上ケース41の減圧部60の内壁に押し込まれ、弾性変位の上で内壁側の凹溝に係合し、離脱規制されて取り付けられる。
このように、図1,2に示す現像装置113では、カバー部材42で閉鎖された減圧部60の内部にフィルタ45を設けている。このため、ユーザーが現像装置113(プロセスカートリッジ106Y〜106K)を交換するときにトナーが詰まったフィルタ45に触れて汚れる不具合が抑止される。
更に、図1,2に示す現像装置113では、図6,7に示すように、感光体ドラム108(像担持体)を有する側と逆側の装置の壁部である排気側壁部419に形成される複数の排気用の開口溝415が形成される。しかも、開口溝415は現像装置長手方向に並んで複数設置されるとともに、図8に示すように、長手方向中央部aよりも端部bに多く設けられている。開口部である排出口m1
これにより、カバー部材42が一体結合されることで、ガイド部423と対向し、現像装置長手方向に対し直交する方向に向けて開口部である排出口m1が複数形成される。更に、これら排出口m1は現像装置長手方向中央部aよりも端部bに多く設けられる。このような排出口m1はガイド部423と対向するため、排出口m1から排出された気流が下方に向かう下向流fdとなり、ここでのガイド部423が下向きダクトのように機能する。
このような現像装置113の内圧を減ずるための減圧部60の作動を説明する。
現像ローラ115や搬送スクリュ118a、118bの回転によって現像装置113の内圧が上昇しそうになると、現像装置113内の空気が吸気口417から減圧部60に流入して、フィルタ45によって空気中に浮遊するトナーが捕集された後に、図8に示すように、フィルタ45を通過した空気が排出口m1から現像装置113の外部に排出されることになる。こうして、現像装置5の内圧の上昇が抑止されて、現像装置113からのトナー飛散が低減される。
ここで、現像装置113内の空気は、図8に示すように、吸気口417からフィルタ(不図示)を通過して現像装置長手方向に延びる圧抜き空間E(減圧部60内)に流入する。この際、流入気流aは現像上ケース412の両端側のケース側板w1に近いという影響や、現像ローラ115の磁力配置(中央部が両端より搬送能力が高い点)による影響や、現像剤が第1、第2搬送経路r1、r2に沿って流動することによる影響(図10の矢視気流参照)を受ける。これらの影響が加わり、図8に示すように、圧抜き空間Eの気流aは両端側に偏向する。
ここで、減圧部60の複数の開口部m1が現像装置長手方向での中央apよりも端部bpに多く設けられている。このように端部に多く設けられた開口部m1により端部側の開口面積が比較的大きく確保されているので、減圧部60の長手方向中央部より端部側に押し寄せる傾向にある気流aは容易に機外への気流放出性を向上させることが出来る。このため、端部が昇圧することを抑制でき、現像装置内の内圧低減による、トナー飛散を確実に防止できる。更に、フィルタ45の現像装置長手方向での端部側がトナーによる目詰まりを早期に生じることを防止でき、メンテナンス期間の短縮を防止できる。
更に、ここでの現像装置113の排出口m1から外部に排出される気流はガイド部42により下向きに流れる。
ここで、現像装置113に対して重力方向で上方に中間転写ベルト129(中間転写部材)が配置される。
これに対し、ここでの排出口m1が排出する下向流fdは現像装置の下方に排出され、現像装置の上方を移動する中間転写ベルト129(図1、4参照)の下面には向かわない。
即ち、図4に示すように、各プロセスカートリッジ106Y〜106Kは中間転写ベルト129に対して上流側より下流側に向けて直列配備され、各プロセスカートリッジで各色のトナー像が順次転写される。この際、上流側プロセスカートリッジで転写されたトナー像が下流側のプロセスカートリッジで別色のトナー像を転写されるに先立ち下流側の現像装置113の上部を通過する。この際、下流側の現像装置113の排出口m1から排出された気流は下向流fdとなり排出されるので、排出口m1からの排出気流が上流側プロセスカートリッジで転写されたトナー像に向かうことが無い。このように、現像装置113側の現像ケースのガイド部423は下向きダクトのように機能することが出来る。このため、タンデム型の画像形成装置にここでの現像装置113が採用された場合、中間転写ベルト129の下面に一次転写されているトナー像が気流で吹き飛ばされ、画像濃度が低下するという不具合を確実に防止できる。
最後に、本実施の形態における現像装置113で用いられるトナーについて説明する。
本実施の形態におけるトナーは、形状係数SF−1が100〜180、SF−2が100〜180に設定されている。これにより、トナー1粒子に付着する外添剤の量を増加することができ、キャリアとの衝突等による外部ストレスからトナー母体表面を保護する無機微粒子を増加させることができる。
また、本実施の形態におけるトナーは、2μm以下のトナー微分が30%以下含有されたものである。トナー中にトナー微粉が30%を超えて含有されていると、トナー1粒子に付着する無機微粒子の個数が減少するため、トナー間の凝集力が増大して、現像剤の流動性悪化が生じてしまう。そして、補給トナーの現像剤中への分散性が悪くなってしまう。
なお、トナーの形状係数SF−1、SF−2は、以下のように求められたものである。
形状係数SF−1は、トナー形状の丸さの割合を示すものであり、トナーを2次元平面に投影してできる形状の最大長MXLNGの二乗を図形面積AREAで除して100π/4を乗じた値である。すなわち、次式で表すことができる。
SF−1={(MXLNG)2/AREA}×(100π/4)
SF−1の値が100の場合はトナーの形状が真球となり、SF−1の値が大きくなるほど不定形になる。
また、形状係数SF−2は、トナーの形状の凹凸の割合を示すものであり、トナーを2次元平面に投影してできる図形の周長PERIの二乗を図形面積AREAで除して100/4πを乗じた値である。すなわち、次式で表すことができる。
SF−2={(PERI)2/AREA}×(100/4π)
SF−2の値が100の場合はトナー表面に凹凸が存在しなくなり、SF−2の値が大きくなるほどトナー表面の凹凸が顕著になる。
形状係数の測定は、具体的に、走査型電子顕微鏡「S−800」(日立製作所社製)でトナーの写真を撮り、これを画像解析装置「LUSEX3」(ニレコ社製)に導入して解析して計算したものである。
上述のように、第1実施形態では、減圧部60の複数の開口部m1は現像装置長手方向での中央部よりも端部に多く設けられるとの構成を採っていた。これに代えて第2実施形態として、図9に示すように、現像装置113aを構成してもよい。ここで現像装置113aの減圧部60aの外壁を成す排気側壁部419aに現像装置長手方向に並んで複数開口部を設置するにあたり、長手方向中央部apに設けた開口部m2cよりも端部bpに設けた開口部m2sの方が開口面積が大きくなるよう構成する。この場合、中央部の開口部m2cの長さLmcよりも端部に設けられた開口部m2sの方が長さLmsが大きく、高さ同一で形成される。
なお、場合により、高さも端部に設けられた開口部m2sの方が高くなるように構成してもよく、いずれの場合も、中央より端部の開口面積を拡大させ、端部からの気流排出を向上させるようにすればよい。
この場合も、第1実施形態と同様に、圧抜き空間Eの気流aが両端側に偏向するが、この両端側に向かう気流は開口面積の大きい端部の開口部m2sより容易に機外に排出される。このため、減圧部60の長手方向中央部より端部側に押し寄せる傾向にある気流aは容易に機外へ排出され、放出性を向上させることが出来、端部が昇圧することを抑制できる。この第2実施形態の現像装置113aも第1実施形態の現像装113と同様の作用効果が得られる。
上述のところにおいて、開口部m1、m2からの気流はカバー部材42に一体形成されたガイド部423により下方に排気されていたが、これに代えて、図11に示すように、第3実施形態として、カバー部材42bよりガイド部を排除し、下向流fdを形成できるダクトd1を設けてもよい。この場合も、第1実施形態と同様に、中間転写ベルト129の下面に一次転写されているトナー像が上向き気流で吹き飛ばされることを防止でき、画像濃度が低下するという不具合を確実に防止できる。
なお、画像形成装置としてカラー複写機を説明したが、これに代えて、プリンタ、ファクシミリ装置等、の画像処理装置に適用することができる。
なお、上記実施形態では、二成分系現像剤を対象として説明したが、本発明はこれに限ることなく攪拌動作などによって現像槽内の圧力が上昇する構成を対象として一成分系現像剤に対しても適用可能である。
42 カバー部材
45 フィルタ
60 減圧部
100 カラー複写機(画像形成装置)
106Y、106M、106C、106K プロセスカートリッジ
108 像担持体
113 現像装置
115 現像剤担持体
118a、118b 現像剤搬送部材
m1、m2、m2s、m2c 開口部
特許5106191号公報 特開2010−237635号公報 特開2010−008978号公報 特開2010−054932号公報 特開2007−140288号公報 特開2009−020276号公報 特開2010−217425号公報 特許4535852号公報

Claims (11)

  1. 現像剤を収容し該現像剤を撹拌した上で像担持体上に形成される潜像の現像に供するようにした現像装置であって、
    前記像担持体に対向するとともに、現像剤を担持する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体に対向するとともに、現像剤を搬送しながら前記現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤搬送部材と、
    装置の上部の壁部により囲まれた空間を有する減圧部と、を備え、
    前記減圧部は内部に設置されたフィルタと、現像装置長手方向に対し直交する方向に向けて開口する開口部と、を有し、
    該開口部は、上記現像装置長手方向に並んで複数設置されるとともに、長手方向中央部よりも端部に多く設けられることを特徴とする現像装置。
  2. 現像剤を収容するとともに、像担持体上に形成される潜像を現像する現像装置であって、
    前記像担持体に対向するとともに、現像剤を担持する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体に対向するとともに、現像剤を搬送しながら前記現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤搬送部材と、
    壁部に囲まれた空間を装置の上方に有する減圧部と、を備え、
    前記減圧部は、内部に設置されたフィルタと、現像装置長手方向に対し直交する方向に向けて開口する開口部と、を有し、
    該開口部は、上記現像装置長手方向に並んで複数設置されるとともに、長手方向中央部に設けられた開口部よりも端部に設けられた開口部の方が開口面積が大きいことを特徴とする現像装置。
  3. 請求項1または2に記載の現像装置において、
    上記開口部は、前記現像剤担持体を有する側と逆側の装置の壁部に設けられていることを特徴とする現像装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一つに記載の現像装置において、
    前記フィルタは、前記現像剤搬送部材に対向するように設置されたことを特徴とする現像装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一つに記載の現像装置において、
    上記開口部からの気流が、下方に向けて流れるようにガイドするガイド部を有することを特徴とする現像装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一つに記載の現像装置において、
    該現像装置は前記現像剤担持体と前記現像剤搬送部材とを保持する現像下ケースと、
    前記減圧部を有し該現像下ケースに対して取り付けられる現像上ケースと、を備え、
    該現像上ケースには、前記フィルタを覆うカバーが取り付けられることを特徴とする現像装置。
  7. 請求項6に記載の現像装置において、
    前記現像上ケースであって前記現像剤担持体を有する側と逆側の壁部に前記開口部が設置されることを特徴とする現像装置。
  8. 請求項6又は7に記載の現像装置において、
    前記カバーの外縁部であって前記現像上ケースの開口部が形成された逆側の壁部より突き出た上で下方に延出する部位が前記開口部からの気流を下方に向けて流れるようにガイドするガイド部を成すことを特徴とする現像装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一つに記載の現像装置を収容するプロセスカートリッジであって、少なくとも像担持体を纏めて収容するハウジングを備えたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  10. 請求項1〜8のいずれか一つに記載の現像装置と前記像担持体とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項10に記載の画像形成装置において、
    前記現像装置は上記開口部からの気流が、下方に向けて流れるようにガイドするガイド部を有し、且つ、中間転写部材が現像装置に対して重力方向で上方に配置されることを特徴とする画像形成装置。
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