JP2023019293A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像装置4内の現像剤を冷却するための冷却ダクト215による冷却効率を高められる構成を提供する。【解決手段】現像装置4は、現像位置と、現像位置よりも感光ドラム1から離間した離間位置とにスライド移動可能である。冷却ダクト215は、現像装置4内の現像剤を冷却するために内部に気流が流れる。また、冷却ダクト215は、画像形成装置本体側に設けられたダクト壁217と、現像容器400側に設けられ、ダクト壁217との間で気流空間215aを形成するヒートシンク409と、ヒートシンク409から気流空間215a内に向けて突出するように設けられた複数のリブ412、416と、を有する。ダクト壁217は、複数のリブ412、416の先端412aと対向する対向面218aを有し、現像装置4がスライド移動する方向は、対向面218aに対して±10°以内の方向である。【選択図】図5

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複数の機能を有する複合機などの画像形成装置に関する。
画像形成装置では、感光ドラムなどの像担持体に形成された静電潜像を現像装置により現像することでトナー像を形成する。現像装置では、内部に収容した現像剤を攪拌搬送するため現像剤の温度が上昇する傾向がある。一方、メンテナンス作業のために現像装置を画像形成装置本体に対して着脱可能とする構成が多く、現像装置を像担持体上の静電潜像を現像可能な現像位置と、現像位置から離間した離間位置との回動可能とした構成が知られている。
このような現像剤の温度上昇の抑制と、現像装置の着脱構成とを両立すべく、現像容器と、画像形成装置本体に設けられた現像トレイとで、内部に気流が流れる冷却ダクトを形成する構成が提案されている(特許文献1)。特許文献1に記載の構成の場合、現像装置を離間位置とした場合に現像容器の一部を冷却ダクト内の気流空間に侵入させるようにしている。
特開2017-187738号公報
ここで、冷却ダクトによる冷却効率を高めるべく、現像容器の冷却ダクトを構成する部分に気流空間に向けて突出するように複数の放熱部を設けることが考えられる。これにより冷却ダクト内で気流に接触する表面積を大きくして冷却効率を高めることができる。しかしながら、特許文献1に記載の構成のように、現像装置を離間位置とした場合に現像容器の一部を冷却ダクト内の気流空間に侵入させる場合、離間位置としても複数の放熱部が干渉しないように、複数の放熱部と現像トレイとの間の空間を大きくする必要がある。
このように複数の放熱部と現像トレイとの間の空間を大きくした場合、現像位置において、複数の放熱部と現像トレイとの間の空間が更に大きくなってしまう。この場合、複数の放熱部と現像トレイとの間の空間の流路抵抗が、複数の放熱部同士の間の流路抵抗よりも著しく小さくなり、この空間に流れる空気の流量に対して複数の放熱部同士の間を流れる空気の流量が少なくなってしまう。この結果、複数の放熱部からの放熱効率が低下し、複数の放熱部を設けたとしても冷却ダクトによる冷却効率を十分に高めることができない虞がある。
本発明は、現像装置内の現像剤を冷却するための冷却ダクトによる冷却効率を高められる構成を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、像担持体と、現像剤を収容する現像容器と、前記像担持体に形成された静電潜像を現像剤により現像するために現像剤を担持搬送すべく回転する現像剤担持体と、を有し、画像形成装置本体に対して着脱可能な現像装置であって、前記現像剤担持体により前記像担持体に形成された静電潜像を現像可能な現像位置と、前記現像位置よりも前記像担持体から離間し、前記画像形成装置本体に対して前記現像装置を着脱可能な離間位置とに前記画像形成装置本体に対してスライド移動可能な現像装置と、前記現像装置内の現像剤を冷却するために内部に気流が流れる冷却ダクトと、を備え、前記冷却ダクトは、前記画像形成装置本体側に設けられた本体側壁部と、前記現像容器側に設けられ、前記本体側壁部との間で気流が流れる気流空間を形成する現像側壁部と、前記現像側壁部から前記気流空間内に向けて突出するように設けられた複数の放熱部と、を有し、前記本体側壁部は、前記複数の放熱部の先端と対向する対向面を有する対向壁部を有し、前記現像装置がスライド移動する方向は、前記対向面に対して±10°以内の方向であることを特徴とする。
本発明によれば、現像装置内の現像剤を冷却するための冷却ダクトによる冷却効率を高められる。
実施形態に係る画像形成装置の概略構成断面図。 実施形態に係る画像形成部の正面図。 実施形態に係る画像形成部の断面図。 実施形態に係る冷却ダクトを下方から見た図。 実施形態に係る現像装置の断面図。 実施形態に係る給気ファンの制御構成を示すブロック図。 実施形態に係る給気ファンの制御のフローチャート。 実施形態に係る現像装置の離間位置における断面図。
実施形態について、図1ないし図8を用いて説明する。まず、本実施形態の画像形成装置の概略構成について説明する。
[画像形成装置]
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の一例を示す概略構成断面図である。図1に示す画像形成装置100は、電子写真式のフルカラーレーザープリンタである。画像形成装置100は、画像形成装置本体101の内部に並設されている第1、第2、第3、第4の画像形成部Py,Pm,Pc,Pbによって異なる色の4色のトナー画像を帯電、露光、現像、転写の各プロセスを経てトナー画像を形成するようになっている。
制御部19は、CPUと、ROMやRAMなどのメモリを有する。制御部19は、ホストコンピュータなどの外部インターフェースから出力されるプリント指令信号を入力するとメモリに記憶されている画像形成制御シーケンスに従って画像形成部Py,Pm,Pc,Pbを順次動作させる。
各画像形成部Py,Pm,Pc,Pbにおいて、像担持体としての感光ドラム1が所定の周速度(プロセススピード)で回転する。そして各画像形成部Py,Pm,Pc,Pbの感光ドラム1に跨るよう、駆動ローラ6aと従動ローラ6bとテンションローラ6cに掛け渡されている中間転写ベルト7が、駆動ローラ6aによって各感光ドラム1の回転周速度と対応した周速度で回転される。そして1色目のイエローの画像形成部Pyにおいて、感光ドラム1の外周面(表面)は帯電器2によって所定の極性・電位に一様に帯電される。次に露光装置3が外部装置からの画像情報に基づいて生成したレーザー光を感光ドラム1表面の帯電面に走査露光する。これにより感光ドラム1表面の帯電面に画像情報に応じた静電潜像が形成される。
感光ドラム1に形成された静電潜像は、現像装置4によってイエローのトナー(現像剤)を用いて現像され、感光ドラム1表面上にイエローのトナー画像(現像)が形成される。現像装置4内のトナー(現像剤)が消費されると補給装置20yからトナー(現像剤)が補給される。同様の帯電、露光、現像の各工程が、2色目のマゼンタの画像形成部Pm、3色目のシアンの画像形成部Pc、4色目のブラックの画像形成部Pbにおいても行われる。
各画像形成部Py,Pm,Pc,Pbにおいて感光ドラム1表面に形成された各色のトナー画像は、中間転写ベルト7を挟んで感光ドラム1と対向配置されている一次転写ローラ(転写部材)8によって中間転写ベルト7の外周面(表面)上に順次重ねて転写される。これにより中間転写ベルト7表面上にフルカラーのトナー画像が形成される。トナー画像転写後の感光ドラム1は、感光ドラム1表面に残留している転写残トナーがドラムクリーナ5によって除去され、次の画像形成に供される。
一方、給送カセット10から記録材Pが送出ローラ11により搬送路12aを通じてレジストローラ13に搬送される。記録材Pは、例えば、用紙やプラスチックシートなどのシート材である。次いで記録材Pはレジストローラ13により中間転写ベルト7と二次転写ローラ14との間の二次転写ニップ部Tnに搬送される。そしてこの二次転写ニップ部Tnで記録材Pが挟持搬送され、この搬送過程において二次転写ローラ14により中間転写ベルト7表面上のトナー画像が記録材P上に転写される。トナー画像転写後の中間転写ベルト7は、中間転写ベルト7表面に残留している転写残トナーがベルトクリーナ9によって除去され、次の画像形成に供される。
未定着のトナー画像を担持する記録材Pは、画像担持面を上側にし、その状態で定着装置15のニップ部に導入される。そしてこの記録材Pは定着装置15のニップ部で挟持搬送されることによってトナー画像が記録材P上に加熱定着される。記録材Pの片面だけに画像を形成する場合、定着装置15から排出された記録材Pは切換部材16で排出ローラ17を通して画像形成装置本体101の側面に設けられている排出トレイ18上に排出される。
記録材Pの両面に画像を形成する場合は、定着装置15から排出された記録材Pを切換部材16で下方の反転搬送路12bに案内する。反転搬送路12bでは、記録材Pの後端が反転ポイントRpに達したとき記録材Pをスイッチバックし画像担持面を上側にし、その状態で両面用搬送路12cに送り出す。両面用搬送路12cにて、記録材Pは搬送路12aを通じてレジストローラ13に搬送される。この記録材Pは、レジストローラ13で二次転写ニップ部Tnに搬送され、この二次転写ニップ部Tnで挟持搬送される。そしてこの搬送過程において二次転写ローラ14により中間転写ベルト7表面上のトナーが記録材P上に転写される。
未定着のトナー画像を担持する記録材Pは、画像担持面を上側にし、その状態で定着装置15のニップ部に導入される。そしてこの記録材Pは定着装置15のニップ部で挟持搬送されることによってトナー画像が記録材P上に加熱定着される。定着装置15から排出された記録材Pは切換部材16で排出ローラ17を通して排出トレイ18上に排出される。
画像形成装置本体101上部には、給気口212があり、給気ファン211によって給気ダクト210に外部から空気が送り込まれる。給気ダクト210は、画像形成部Py,Pm,Pc,Pbの前方に配置された接続口214で画像形成部Py,Pm,Pc,Pb内に気流を導く冷却ダクト215と接続し、それぞれの画像形成部Py,Pm,Pc,Pb内の現像装置4に冷却用の気流を導入する。画像形成部Py,Pm,Pc,Pbを冷却した気流は、画像形成装置本体101の後方に配置される電装部を冷却し、排気ファン213により、排気口(不図示)から画像形成装置100の外に排出される。なお、画像形成装置100の前側は、操作者が操作する側で、本実施形態では、現像装置4などの交換を行う側である。後側は、画像形成装置100の背面側である。
[ダクト経路]
次に画像形成部Py,Pm,Pc,Pbを通るダクト経路について説明する。本実施形態では画像形成部Pyについて説明するが、画像形成部Py,Pm,Pc,Pbは、現像剤の色が異なるのみで内部の配置は同様である。図2に画像形成部Pyの前側の概略図を示す。画像形成部Pyの前方には冷却ダクト215の接続口214が配置されており、接続口214で給気ダクト210と接続する。給気ダクト210と冷却ダクト215が接続することで給気ダクト210内の気流216を冷却ダクト215に導入している。
図3に画像形成部Pyの概略断面図を示す。感光ドラム1は反時計回りに回転し、上部に帯電器2と、左側に現像装置4が配置されている。現像装置4の感光ドラム1に対向する面と反対側の面に加圧部材40が配置され、現像装置4を感光ドラム1に向けて加圧することで感光ドラム1と現像装置4が所定の距離を保つよう配置される。感光ドラム1の下部には中間転写ベルト7が配置され、右側にドラムクリーナ5が配置されている。現像装置4の上部には現像装置4を冷却するための冷却ダクト215が形成されており、ダクト内に給気口212から給気された気流216を流すことで現像装置4内の現像剤を冷却している。
図4に冷却ダクト215の概略下面図を示す。冷却ダクト215は、画像形成部Pyの前方の接続口214で、画像形成装置本体101に設けられた給気ダクト210と接続し、現像装置4の上部に気流を導いている。冷却ダクト215は、現像装置4の上部でダクト壁217とヒートシンク409とに分割される。冷却ダクト215は、画像形成装置本体側のダクト壁217が上側を形成し、現像装置4が画像形成装置本体101に装着され、画像形成可能な状態になると現像装置4の上部に配置されたヒートシンク409がダクトの下側を形成する。現像装置4の上部よりも気流216の流れる方向の下流では、冷却ダクト215は、再び、画像形成装置本体101に設けられた接続ダクト220に接続される。そして、接続ダクト220は装置本体内部の後方に配置された電装部に接続されている。冷却ダクト215の詳しい構成は後述する。
[現像装置]
次に現像装置4について説明する。図5に現像装置周辺の概略断面図を示す。現像装置4は、画像形成装置本体101(図1)に対して着脱可能である。具体的には、現像装置4は、画像形成装置本体101に対して図1の紙面垂直方向に挿入及び抜き出しが可能である。また、現像装置4は、感光ドラム1に対して図5に示す矢印A方向に離間可能である。即ち、現像装置4は、後述する第1現像ローラ404及び第2現像ローラ405により感光ドラム1に形成された静電潜像を現像可能な現像位置と、現像位置よりも感光ドラム1から離間し、画像形成装置本体101に対して現像装置4を着脱可能な離間位置とに画像形成装置本体101に対してスライド移動可能である。
具体的には、現像装置4を画像形成装置本体101から抜き出す際には、現像装置4を感光ドラム1から矢印A方向にスライド移動させて離間位置に位置させる。現像装置4のスライド方向は、感光ドラム1の回転軸線方向に直交する方向で、本実施形態では、中間転写ベルト7の駆動ローラ6aとテンションローラ6cとに掛け渡され、感光ドラム1からトナー像が転写される転写面に沿った方向である。
一方、現像装置4を画像形成装置本体101に挿入し、所定位置に装着した場合には、現像装置4を矢印A方向と逆方向に移動させ、第1現像ローラ404及び第2現像ローラ405が感光ドラム1に対して所定の隙間を介して対向する現像位置(加圧位置)に位置させる。この際、現像装置4は、感光ドラム1に向けてバネなどの加圧部材40により加圧されており、現像装置4の一部と感光ドラム1側の一部とが当接することで、上述の隙間を適切な大きさに維持するようにしている。
感光ドラム1の長手方向の両端部にフランジが設けられている実施形態においては、例えば、第1現像ローラ404及び第2現像ローラ405の長手方向の両端部に設けられた突き当てコロを、感光ドラム1の長手方向の両端部に設けられたフランジに突き当てる。これにより、上述の隙間が適切な大きさに維持される。
一方、感光ドラム1の長手方向の両端部にフランジが設けられていない実施形態においては、例えば、第1現像ローラ404及び第2現像ローラ405の長手方向の両端部に設けられた突き当てコロを、感光ドラム1の素管に突き当てる。これにより、上述の隙間が適切な大きさに維持される。
現像装置4は、感光ドラム1に形成された静電潜像をトナーとキャリアを含む現像剤により現像する。本実施形態の現像剤は、非磁性トナーと磁性を有するキャリアを含む所謂二成分現像剤である。現像装置4は、筐体として内部に現像剤を収容する現像容器400を備え、現像容器内に配置された第1スクリュー401、第2スクリュー402、及び第3スクリュー403を回転支持している。搬送部材としての第1スクリュー401、第2スクリュー402、及び第3スクリュー403は、現像容器400内部の現像剤を攪拌、搬送する。
現像容器400の感光ドラム1に対向する面には、現像剤担持体及び第1現像剤担持体としての第1現像ローラ404、第2現像剤担持体としての第2現像ローラ405が回転可能に支持されている。第2現像ローラ405は、第1現像ローラ404の下方に位置し、第1現像ローラ404と所定の隙間を介して並列に配置される。
第1現像ローラ404及び第2現像ローラ405は、それぞれ円筒状に形成され、内部にマグネットが非回転に配置されている。第1現像ローラ404及び第2現像ローラ405は、それぞれ図5に示す矢印の方向に回転駆動され、マグネットの磁気吸着力により現像剤を担持搬送する。また、第1現像ローラ404の感光ドラム対向面上流側の位置には第1現像ローラ404と所定の間隔を持って、規制部材としての現像ブレード407が固定されている。現像ブレード407は、第1現像ローラ404に担持された現像剤の層厚を規制する。
現像容器400は、水平方向に延在する隔壁400cによって、第1室としての上側の現像室(現像剤搬送経路)400aと、現像室400aの下方に配置され、第2室としての攪拌室(現像剤搬送経路)400bとに区画される。現像室400aは、第1現像ローラ404に現像剤を供給する機能室である。攪拌室400bは、第2現像ローラ405から回収された回収現像剤と、現像室400aにおいて第1現像ローラ404に供給されなかった余剰現像剤と、現像装置4の外部から補給された補給現像剤とを受け入れて攪拌する機能室である。
現像室400aと攪拌室400b内にはそれぞれ、第1スクリュー401、第2スクリュー402及び第3スクリュー403が設けられている。第1スクリュー401、第2スクリュー402及び第3スクリュー403は、何れも第1現像ローラ404及び第2現像ローラ405の回転軸線方向(長手方向)と略平行に配置される回転軸上に螺旋状の羽根を設けたスクリュー部材である。
隔壁400cの長手方向両端部側には、現像室400aと攪拌室400bの間で現像剤を相互に搬送する受け渡し部(現像剤搬送経路)である第1連通部と第2連通部が設けられている。第1スクリュー401及び第2スクリュー402は、互いに逆方向に現像剤を搬送する。そして、第1連通部において攪拌室400bから現像室400aに現像剤が移動し、第2連通部において現像室400aから攪拌室400bに現像剤が移動することで、現像剤の循環経路が形成されている。
第2スクリュー402及び第1スクリュー401によって搬送された現像剤は、第1現像ローラ404の表面に沿って搬送され、現像ブレード407によって所定の厚さに制限される。そして、感光ドラム1に対向する現像位置において、感光ドラム1表面に形成された静電潜像を現像する。第1現像ローラ404に残った現像剤は第1現像ローラ404で搬送された後、第2現像ローラ405に受け渡され、第2現像ローラ405表面に沿って搬送された後、第2現像ローラ405と回収ローラ406の間から現像容器400内に回収される。現像容器400内に回収された現像剤は第3スクリュー403と第2スクリュー402によって攪拌・搬送され、第1スクリュー401に搬送される。現像容器400の下方で、第2スクリュー402によって攪拌、搬送される現像剤に面する位置には、温度センサ408が配置され、現像容器内の現像剤の温度を検知している。
[冷却ダクト]
近年、画像形成装置100のプロセススピードの高速化と小型化を両立することが求められている。画像形成装置100のプロセススピードを高速化した場合、現像装置4内での現像剤の搬送速度など各部の駆動速度が上昇するなどして、現像装置4内の現像剤の温度が上昇し易くなる。また、画像形成装置100の小型化を図った場合、画像形成装置本体101内部で発生した熱を逃す空間が狭くなり、更に、現像剤の温度上昇が発生し易くなる。そこで、本実施形態では、上述のように、現像装置4の上部に現像剤を冷却するために内部に気流が流れる冷却ダクト215を設けている。
冷却ダクト215は、図5に示すように、ダクト壁217と、ヒートシンク409と、複数のリブ412、416とを有する。本体側壁部としてのダクト壁217は、画像形成装置本体側に設けられており、現像装置4が現像位置(加圧位置)と離間位置との間で移動しても移動しない。ダクト壁217は、現像装置4の着脱方向、本実施形態では、画像形成装置100の前後方向に沿って配置されている。ダクト壁217は、ヒートシンク409と同じ材質としても良いし、異なる材質としても良い。また、ダクト壁217は、現像容器400よりも熱伝導率が高い材質とすることが好ましい。本実施形態では、例えばアルミニウム合金などの金属製としているが、後述するヒートシンク409と同様に、熱伝導率が高い樹脂としても良い。また、ダクト壁217は、対向壁部としての天面部218と、突出壁部又は本体側第1壁部としての接合壁219aと、本体側第2壁部としての接合壁219bとを有する。
一方、現像側壁部としてのヒートシンク409は、現像容器側に設けられ、ダクト壁217との間で気流が流れる気流空間215aを形成する。ヒートシンク409は、ダクト壁217と同様に、現像装置4の着脱方向に沿って配されている。また、ヒートシンク409は、接触壁部410と、現像側第1壁部としての側壁414aと、現像側第2壁部としての側壁414bとを有する。
複数の放熱部としての複数のリブ412、416は、ヒートシンク409から気流空間内に向けて突出するように設けられている。複数のリブ412、416は、冷却ダクト215内を気流216が流れる方向に沿って配置されており、具体的には、ダクト壁217と同様に、現像装置4の着脱方向に沿って配置されている。
ダクト壁217の接合壁219a、219bが、ヒートシンク409の側壁414a、414bと接合することで、ダクト壁217とヒートシンク409との間で、内部を気流216が通過可能な冷却ダクト215を形成する。また、冷却ダクト215内の気流空間215a内には、気流216の流れ方向に沿って複数のリブ412、416が配置されている。
冷却ダクト215について、より詳しく説明する。上述のように、現像装置4上部には、現像容器400よりも熱伝達率が高い材質のヒートシンク409が配置されている。本実施形態では、ヒートシンク409が、現像容器400の上方を覆う上蓋としても機能し、現像室400aの上方に長手方向に沿って配置されている。例えば、現像容器400は、PC+ABS(ポリカーボネート-アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン混合)樹脂製であり、ヒートシンク409はアルミニウム合金である。なお、ヒートシンク409は、アルミニウム合金以外にも、現像容器400よりも熱伝導率が高ければ、銅などの他の金属でも良いし、高熱伝導の機能を付加した樹脂材料でも良い。
ヒートシンク409は、現像容器400内の現像剤と接触可能な接触面410aを有する接触壁部410を有する。複数のリブ412、416は、接触壁部410の接触面410aと反対側の面である放熱面410bから突出するように設けられている。一方、ダクト壁217の天面部218は、複数のリブ412、416の先端412aと対向する対向面218aを有する。本実施形態では、対向面218aと放熱面410bとは互いに略平行としており、且つ、現像装置4が現像位置と離間位置とでスライド移動する方向とも略平行としている。なお、略平行とは、相対角度が±10°以内、より好ましくは±5°以内であり、以下で登場する場合も同様である。
また、ダクト壁217は、上述のように、接合壁219a、219bを有する。接合壁219aは、現像装置4が現像位置から離間位置にスライド移動する方向を所定方向(図5の矢印A方向)とした場合に、天面部218の所定方向下流端からヒートシンク409側(現像側壁部側)に突出する。接合壁219bは、天面部218の所定方向上流端からヒートシンク409側に突出する。接合壁219a、219bは、互いに略平行であり、対向面218aに対して略直角に設けられている。略直角とは、一方の方向に対して他方の方向が90°±10°以内、より好ましくは±5°以内であり、以下で登場する場合も同様である。
一方、ヒートシンク409は、上述のように、側壁414a、414bを有する。側壁414aは、接合壁219aよりも所定方向下流側に配置され、接合壁219aと接合することで、気流空間215aの所定方向下流側を塞ぐ。側壁414bはと、接合壁219bよりも所定方向下流側に配置され、接合壁219bと接合することで、気流空間215aの所定方向上流側を塞ぐ。なお、本実施形態では、接合壁219aと側壁414aとは第1シール部材415aを介して接合し、接合壁219bと側壁414bとは第2シール部材415bを介して接合する。
第1シール部材415a及び第2シール部材415bは、それぞれ可撓性を有する弾性材などの部材であり、現像位置において、接合壁219aと側壁414aとの間、及び、接合壁219bと側壁414bとの間にそれぞれ弾性的に圧縮された状態で配置される。これにより、気流空間215aの所定方向上流側と下流側を密閉するようにしている。
なお、第1シール部材415a及び第2シール部材415bは、現像容器400に対して熱伝導率の高い材質を用いることが好ましい。このようなシール部材としては、例えば、電磁波シールドに用いるようなガスケットなどが挙げられる。このガスケットは、金属のメッシュがスポンジ状の材料の外側を巻くように配置されているため、熱伝導率が良い。また、シール部材の材料自体でもシリコングリスに近い用途で用いられる高熱伝導の材料を用いるようにしても良い。第1シール部材415a及び第2シール部材415bをこのような構成にすることで、ヒートシンク409から熱伝導によってダクト壁217に熱を伝達することが可能となり、ヒートシンク409に加え、ダクト壁217でも放熱が可能となるため、より効率的に現像剤を冷却することが可能となる。
ヒートシンク409の接触壁部410の所定方向下流端には、ダクト壁217に向けて折り曲げられ、更に、所定方向下流側に折り曲げられた折れ曲がり部413aが設けられている。第1シール部材415aは、折れ曲がり部413a上に配置されている。一方、複数のリブ412、416のうち、所定方向最上流に位置するリブ412には、所定方向上流に向けて突出する突出部413bが設けられており、突出部413bの先端に側壁414bが形成されている。また、突出部413bには、現像ブレード407を支持する支持部材407aが固定されており、第2シール部材415bは支持部材407a上に配置されている。
更に、ヒートシンク409の接触壁部410の所定方向上流端には、更に所定方向上流側に突出する放熱突出部411が設けられている。放熱突出部411は、接触壁部410から第1現像ローラ404の回転方向に関して現像ブレード407の上流側の空間に向けて突出している。この空間は、第1現像ローラ404に担持された現像剤が現像ブレード407に突入する前の空間であり、現像剤が滞留している現像剤溜りとなっている。このようにヒートシンク409の一部である放熱突出部411を現像ブレード407の上流の現像剤溜りに位置させることで、現像ブレード407に突入する前の現像剤の熱をヒートシンク409側に逃がすことができる。この結果、現像ブレード407に突入する前の現像剤の冷却を効率的に行うことができる。
本実施形態の場合、上述の放熱突出部411に加えて、ヒートシンク409の現像容器400内に面する接触面410aが第1スクリュー401上部で第1スクリュー401から現像ローラ404に向けて搬送される現像剤と接触し、熱交換を行っている。また、現像装置4の長手方向で考えると、現像室400aの長手方向の半分程度は現像剤の剤面が接触面410aに接触する程度の高さがあるため、その部分の現像剤についても接触面410aと接触することで、熱交換が行われる。なお、本実施形態では、ヒートシンク409が現像容器400の上方に配置されているため、現像剤と接触状態が上述のようになるが、ヒートシンクの配置はこれに限らず、ヒートシンクの接触面の全体が現像剤に接触するようにヒートシンク409を配置しても良い。
何れにしても、このように現像剤から受け取った熱は、ヒートシンク409の現像容器外側に面する放熱面410bに熱伝導によって伝熱し、上述のように画像形成装置本体101の外部からから導入されて冷却ダクト215内を流れる気流216と熱交換が行われる。ヒートシンク409の放熱面410bに、表面積を大きくするため複数個のリブ412、416が配置され、リブ412、416間に空気を流すことで熱交換の効率を高めている。このように本実施形態では、ヒートシンク409を介して冷却ダクト215内を流れる気流との間で熱交換を行うことで、現像容器内の現像剤を効率良く冷却するようにしている。
[給気ファンの制御]
次に、冷却ダクト215内に空気を送り込む給気ファン211の制御について、図6及び図7を用いて説明する。図6に示すように、給気ファン211は、各画像形成部Py、Pm、Pc、Pbの現像装置4に設けられた温度センサ408の信号に基づいて、制御部19により制御される。現像剤の温度が所定の温度よりも低い場合は、給気ファン211は低速で回転している。しかし、温度センサ408が現像装置4内の現像剤の温度を検知し、所定の温度を超えた場合は冷却能力を高めるため、制御部19からの指示により給気ファン211の回転数を変更し、高速で回転させ、現像装置4内の現像剤の温度が高くなりすぎないようにしている。
図7に画像形成装置100の給気ファン211を駆動するフローチャートを示す。まず、制御部19は、現像装置4内の現像剤の温度を温度センサ408により検知する(S101)。そして、制御部19は、温度センサ408により検知した温度が所定の温度に対して現像剤の温度が満足するか、即ち、所定の温度以下か否かを判断する(S102)。S102にて所定の温度以下であった場合は、給気ファン211の回転数は高速に変更せず(即ち、低速のまま、S103)、フローを終了する。S102にて所定の温度より高かった場合は、給気ファン211の回転数を高速に変更し(S104)、フローを終了する。
[現像装置の着脱]
上述のように、本実施形態では、給気ファン211により冷却ダクト215内に空気を送り込み、現像装置4内の現像剤を冷却するようにしている。現像装置4は、画像形成装置本体101に対して着脱する際に、感光ドラム1との干渉を防ぐため、上述のように離間位置に移動する。この離間位置への移動方向として、従来、現像装置を回動させることにより行うものがあった。本実施形態のように、冷却ダクトを現像装置側と画像形成装置本体側とで分割する構成の場合、現像装置の回動により、放熱部としてのリブと、リブと対向するダクト壁との干渉を防ぐため、リブとダクト壁との間の空間を大きくする必要があった。このように構成した場合、この空間に対してリブ間の流路抵抗が大きくなり、冷却効率を十分に高めにくかった。
なお、回動によって現像装置がダクト部と反対側に移動する構成とすることが考えられる。即ち、離間位置への移動でリブとダクト壁との間の空間が大きくなるように、現像装置とダクト壁との位置関係を規定することが考えられる。但し、このように構成した場合、現像装置が退避するためのスペースをダクト壁とは別に設ける必要がある。このため、スペース効率が低下し、画像形成装置本体の大型化を招く。
そこで、本実施形態では、現像装置4を現像位置と離間位置との間で移動する方向は、回動方向ではなく、スライド方向としている。また、現像装置4がスライド移動する方向は、ダクト壁217の対向面218aに対して±10°以内の方向、好ましくは±5°以内の方向としている。即ち、現像装置4は、対向面218aと略平行に移動するようにしている。これにより、現像装置4が離間位置に移動する際に、画像形成装置本体101側のダクト壁217と、現像装置4と共に移動するヒートシンク409の複数のリブ412、416との干渉を防ぐと共に、複数のリブ412、416とダクト壁217の対向面218aとの間隔の変化を抑制できる。
また、現像装置4がスライド移動する方向は、複数のリブ412、416が突出する方向に対して90°±10°以内、好ましくは90°±5°以内としている。即ち、現像装置4は、複数のリブ412、416の突出方向に対して略直角な方向に移動するようにしている。複数のリブ412、416は、互いに平行に、且つ、接触壁部410の放熱面410bに対して略直角に放熱面410bから突出している。また、放熱面410bと対向面218aとは略平行である。したがって、複数のリブ412、416の先端412aと対向面218aとの間隔を狭くしても、現像装置4の移動により複数のリブ412、416と対向面218aとが干渉することを防ぐことができる。
また、複数のリブ412、416のうちの少なくとも1つのリブ412の先端412aと対向面218aとの距離は、リブ412の先端412aと放熱面410bとの距離よりも小さくしている。全てのリブ412、416がこのような長さとなることが好ましい。これにより、リブ412、416間で形成される空間の流路抵抗が、リブ412、416の先端412aと対向面218aとで形成される空間の流路抵抗に対して小さくなる、或いは、大きくなり過ぎることがない。このため、冷却ダクト215内を通過する気流216はリブ412、416間もまんべんなく通過するようになり、ヒートシンク409と気流216の熱交換効率を高めることが可能となる。
次に、現像装置4を画像形成装置本体101から取り外す際の動作について説明する。画像形成を行う場合、図5に示すように現像装置4は感光ドラム1に向けて加圧され、感光ドラム1に対して所定の距離を持って隣接する現像位置(加圧位置)に位置している。一方、現像装置4をメンテナンスなどで画像形成装置本体101から取り外す際は、現像装置4の加圧を解除することで現像装置4を感光ドラム1から離間する離間位置に移動させ、その後、本体前方に現像装置4を引き抜くことで画像形成装置本体101からの着脱を可能としている。図8に現像装置4が離間位置にある状態を示す。
加圧位置では、図5に示すように、ダクト壁217は冷却ダクト215の上側を形成している。ダクト壁217は、天面部218と、天面部218から下方に延伸する接合壁219a、219bを形成している。接合壁219a、219bに対し、ヒートシンク409の側壁414a、414bは第1、第2シール部材415a、415bを挟んで接合しており、接合部からの気流216の漏れを防止し、ダクトとして内部に気流216を通過させている。
一方、離間位置では、図8に示すように、現像装置4は、対向面218aに対して略平行、リブ412、416の延伸方向に対し略直角方向である矢印A方向(所定方向)に移動することで、感光ドラム1から離間する。上述のように、側壁414a、414bは、接合壁219a、219bに対してそれぞれ所定方向下流側に位置する。このため、離間位置では、ダクト壁217の接合壁219a、219bとヒートシンク409の側壁414a、414bは離間し、現像装置4を画像形成装置本体101から引き出す際に互いに干渉することがない。
また、本実施形態では、複数のリブ412、416のうち、所定方向に関しても最も下流側に位置するリブ416の先端412aと対向面218aとの距離は、接合壁219aの先端と対向面218aとの距離よりも大きくしている。言い換えれば、ヒートシンク409には、接合壁419aの先端から天面部218の対向面218aまでの距離に対し、リブの先端412aから対向面218aまでの距離を大きくしたリブ416を設けている。このリブ416を設けることで、加圧位置から離間位置に移動する際、接合壁219aと干渉する位置にもリブ416を配置することが可能となり、ヒートシンク409の表面積をより大きくすることが可能となる。
これらにより、ヒートシンク409を備える現像装置4で、ヒートシンク409のリブ412、416間に効率的に気流を通過させることが可能となり、現像装置内の現像剤の効率的な冷却とメンテナンス性を両立させることが可能となる。この結果、より安定した画像を形成することが可能となる。
[他の実施形態]
本実施形態では、現像装置として、現像剤担持体が2つある構成について説明したが、現像剤担持体が1つで現像装置にも適用可能である。
1・・・感光ドラム(像担持体)
4・・・現像装置
100・・・画像形成装置
101・・・画像形成装置本体
215・・・冷却ダクト
217・・・ダクト壁(本体側壁部)
218・・・天面部(対向壁部)
218a・・・対向面
219a・・・接合壁(突出壁部、本体側第1壁部)
219b・・・接合壁(本体側第2壁部)
400・・・現像容器
404・・・第1現像ローラ(現像剤担持体、第1現像剤担持体)
405・・・第2現像ローラ(第2現像剤担持体)
409・・・ヒートシンク(現像側壁部)
410・・・接触壁部
410a・・・接触面
410b・・・放熱面
411・・・放熱突出部
412、416・・・リブ(放熱部)
414a・・・側壁(現像側第1壁部)
414b・・・側壁(現像側第2壁部)
415a・・・第1シール部材
415b・・・第2シール部材

Claims (10)

  1. 像担持体と、
    現像剤を収容する現像容器と、前記像担持体に形成された静電潜像を現像剤により現像するために現像剤を担持搬送すべく回転する現像剤担持体と、を有し、画像形成装置本体に対して着脱可能な現像装置であって、前記現像剤担持体により前記像担持体に形成された静電潜像を現像可能な現像位置と、前記現像位置よりも前記像担持体から離間し、前記画像形成装置本体に対して前記現像装置を着脱可能な離間位置とに前記画像形成装置本体に対してスライド移動可能な現像装置と、
    前記現像装置内の現像剤を冷却するために内部に気流が流れる冷却ダクトと、を備え、
    前記冷却ダクトは、前記画像形成装置本体側に設けられた本体側壁部と、前記現像容器側に設けられ、前記本体側壁部との間で気流が流れる気流空間を形成する現像側壁部と、前記現像側壁部から前記気流空間内に向けて突出するように設けられた複数の放熱部と、を有し、
    前記本体側壁部は、前記複数の放熱部の先端と対向する対向面を有する対向壁部を有し、
    前記現像装置がスライド移動する方向は、前記対向面に対して±10°以内の方向である
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記現像装置がスライド移動する方向は、前記複数の放熱部が突出する方向に対して90°±10°以内の方向である
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記現像側壁部は、前記現像容器内の現像剤と接触可能な接触面を有する接触壁部を有し、
    前記複数の放熱部は、前記接触壁部の前記接触面と反対側の面である放熱面から突出するように設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記現像装置は、前記現像剤担持体に担持された現像剤の層厚を規制する規制部材を有し、
    前記現像側壁部は、前記接触壁部から前記現像剤担持体の回転方向に関して前記規制部材の上流側の空間に向けて突出する放熱突出部を有する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記複数の放熱部のうちの少なくとも1つの放熱部の先端と前記対向面との距離は、前記放熱部の先端と前記放熱面との距離よりも小さい
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  6. 前記本体側壁部は、前記現像装置が前記現像位置から前記離間位置にスライド移動する方向を所定方向とした場合に、前記対向壁部の前記所定方向下流端から前記現像側壁部側に突出する突出壁部を有し、
    前記複数の放熱部のうち、前記所定方向に関しても最も下流側に位置する放熱部の先端と前記対向面との距離は、前記突出壁部の先端と前記対向面との距離よりも大きい
    ことを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記本体側壁部は、前記突出壁部を本体側第1壁部とした場合に、前記対向壁部の前記所定方向上流端から前記現像側壁部側に突出する本体側第2壁部を有し、
    前記現像側壁部は、前記本体側第1壁部よりも前記所定方向下流側に配置され、前記本体側第1壁部と接合することで、前記気流空間の前記所定方向下流側を塞ぐ現像側第1壁部と、前記本体側第2壁部よりも前記所定方向下流側に配置され、前記本体側第2壁部と接合することで、前記気流空間の前記所定方向上流側を塞ぐ現像側第2壁部と、を有する
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記本体側第1壁部と前記現像側第1壁部とは第1シール部材を介して接合し、
    前記本体側第2壁部と前記現像側第2壁部とは第2シール部材を介して接合する
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記現像側壁部と前記複数の放熱部は、前記現像容器よりも熱伝導率が高い材質で構成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし8の何れか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記現像装置は、前記現像剤担持体を第1現像剤担持体とした場合に、前記像担持体に形成された静電潜像を現像するために、前記第1現像剤担持体と所定の隙間を介して並列に配置されて現像剤を担持搬送する第2現像剤担持体を有する
    ことを特徴とする請求項1ないし9の何れか1項に記載の画像形成装置。
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