JP2005266249A - 現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 現像装置の高速化にともない、摩擦熱により現像剤の温度が上昇して現像装置が高温となることを、大型化することなく、かつ効率的に阻止する。
【解決手段】 現像ケース(現像容器)70内の現像剤に接触するとともに、現像ローラ(現像剤担持体)74の回転方向で層厚規制位置aの上流位置に、ドクターブレード(層厚規制部材)73に接触して高熱伝導部材80を設ける。そして、現像ローラ上の現像剤の層厚を、ドクターブレードで規制するより大きな値で規制する。高熱伝導部材は、鉄以上の熱伝導率をもつ金属、熱伝導性フィラーを添加した樹脂などでつくり、凹形状として凹み側に複数の放熱フィン81を設けてその凹み側を上向きに配置する。ドクターブレードに面で接触するように設けるとよい。
【選択図】 図3

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリまたはそれらの複合機などの画像形成装置に関する。例えば、潜像担持体上に形成したトナー画像を直接または間接的に転写して、シート・OHPフィルム等の記録媒体に画像を記録する電子写真式の画像形成装置に関する。さらに、そのような画像形成装置などにおいて、少なくとも潜像担持体とともに現像装置を備えて一体的に構成し、画像形成装置本体に対して一括して着脱自在とするプロセスカートリッジに関する。また、上述のような画像形成装置などにおいて、現像剤を付着して潜像担持体上の静電潜像を可視像化する現像装置に関する。
従来、電子写真式の画像形成装置では、例えば図8に示すように、潜像担持体である感光体ドラム1のまわりに現像装置2を配置する。現像装置2は、現像容器である現像ケース3内に、攪拌搬送部材である平行な2本の攪拌スクリュ4・5、現像剤担持体である現像ローラ6、層厚規制部材であるドクターブレード7などを配置し、トナーのみからなる一成分現像剤や、トナーとキャリアとよりなる二成分現像剤を収納していた。
そして、攪拌スクリュ4・5を回転することにより、現像剤を攪拌搬送して現像ローラ6に付着し、現像ローラ6の矢示方向への回転とともに、その現像ローラ6で担持する現像剤の層厚を層厚規制位置aでドクターブレード7により規制してから、その層厚規制後の現像剤を感光体ドラム1に対向し、現像ローラ6に印加する現像バイアスにより電界を形成してその電界の作用により、矢示方向に回転する感光体ドラム1に順次現像剤を転移してその感光体ドラム1上の静電潜像を可視像化していた。
ところで、この種の画像形成装置では、近年、高画質でかつ高速化の方向に向かっている。それに伴ない、現像装置2にあっては、現像ローラ6へ現像剤を安定供給すべく、現像剤の攪拌および搬送の高速化が不可欠となっている。現像剤の攪拌および搬送を高速化すると、例えば層厚規制位置aなどで、現像剤同士や、現像剤とドクターブレード7との摩擦により現像剤が発熱する。特に、二成分現像剤を使用するものでは、攪拌スクリュ4・5を高速回転し、現像剤の攪拌および搬送を高速で行っていることから、一成分現像剤に比べて一層現像剤の温度上昇が大きかった。その結果、現像装置2が高温となり、現像剤が軟化して固着するなどの問題を生じ、画像品質を低下していた。
このような問題を解消すべく、従来の画像形成装置の中には、
1)現像ケース3を、熱伝導性のよいアルミニウム等の金属材料を用いてつくり、現像ケース3を空冷して現像剤の熱を現像ケース3を介して逃すようにしたもの
2)攪拌スクリュ4・5の回転軸4a・5aを中空とし、その回転軸4a・5a内に空気を通して放熱するもの(特許文献1)
3)金属であるドクターブレード7に、ヒートシンクやヒートパイプなどを接触してドクターブレードを介して熱を逃すもの(特許文献2)
4)現像ローラ6で担持する現像剤層に沿って気流が流れる気流路を形成し、フィンを設けて放熱するもの(特許文献3)
などがあった。
特開平10−239965号公報 特開平7−248673号公報 特開2002−278268号公報
しかし、従来の構成では、摩擦熱を発生する現像剤などを直接冷却しないから、冷却効率が悪く、また現像ケース3のまわりにフィンや気流路などを設置するから、現像装置2が大型化する、という問題があった。
そこで、この発明の目的は、現像装置の高速化にともない、摩擦熱により現像剤の温度が上昇して現像装置が高温となることを、大型化することなく、かつ効率的に阻止することにある。
かかる目的を達成すべく、請求項1に記載の発明は、現像容器内に設ける現像剤担持体を回転し、その現像剤担持体で現像容器内の現像剤を担持してその担持する現像剤の層厚を層厚規制位置で層厚規制部材により規制してから、その層厚規制後の現像剤を搬送して潜像担持体に転移し、その潜像担持体上の静電潜像を可視像化する現像装置において、現像容器内の現像剤に接触するとともに、現像剤担持体の回転方向で層厚規制位置の上流位置に、層厚規制部材に接触して高熱伝導部材を設ける、ことを特徴とする。
そして、現像容器内の現像剤の熱を高熱伝導部材に逃し、またその高熱伝導部材の熱を層厚規制部材に逃す。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の現像装置において、高熱伝導部材に、放熱フィンを設ける、ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、そのような請求項1または2に記載の現像装置において、高熱伝導部材を、層厚規制部材に面で接触して設ける、ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか1に記載の現像装置において、現像剤担持体の回転方向において、層厚規制位置に向けて現像剤担持体に漸次接近するように、高熱伝導部材を設ける、ことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか1に記載の現像装置において、高熱伝導部材に冷却手段を接続する、ことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、プロセスカートリッジにおいて、請求項7に記載の発明は、画像形成装置において、それぞれ請求項1ないし5のいずれか1に記載の現像装置を備える、ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、現像容器内の現像剤に接触するとともに、現像剤担持体の回転方向で層厚規制位置の上流位置に、層厚規制部材に接触して高熱伝導部材を設け、現像容器内の現像剤の熱を高熱伝導部材に逃し、またその高熱伝導部材の熱を層厚規制部材に逃すので、摩擦熱による現像剤の温度上昇を防ぎ、現像装置が高温となることを阻止し、現像剤が軟化して固着することを防止することができる。
また、高熱伝導部材を現像容器内に設けるから、現像容器のまわりにフィンや気流路などを設置することなく、現像装置が大型化することもない。しかも、摩擦熱により温度上昇する現像剤に直接、高熱伝導部材を接触して熱を逃すから、現像剤を効率的にかつ有効に冷却することができる。
請求項2に記載の発明によれば、高熱伝導部材に放熱フィンを設けるので、放熱フィンで放熱して現像剤の冷却効果を高め、現像剤の温度上昇をより効果的に防ぎ、現像装置が高温となることを一層有効に阻止することができる。
請求項3に記載の発明によれば、高熱伝導部材を層厚規制部材に面で接触して設けるので、大きな面積で接触して高熱伝導部材の熱を層厚規制部材に的確に逃がし、現像剤の冷却効果を高めて現像剤の温度上昇をより効果的に防ぎ、現像装置が高温となることを一層有効に阻止することができる。
請求項4に記載の発明によれば、現像剤担持体の回転方向において、層厚規制位置に向けて現像剤担持体に漸次接近するように、高熱伝導部材を設けるので、高熱伝導部材に対して現像剤が接触する面積を大きくし、現像剤の放熱効果を高めて現像剤の温度上昇をより効果的に防ぎ、現像装置が高温となることを一層有効に阻止することができる。
請求項5に記載の発明によれば、高熱伝導部材に冷却手段を接続し、空気や冷却液を流して高熱伝導部材を強制的に冷却するので、例えば画像形成装置内の雰囲気温度以下に冷却し、現像剤の冷却効果を高めて現像剤の温度上昇をより効果的に防ぎ、現像装置が高温となることを一層有効に阻止することができる。また、温度を適温に保つことで、現像を安定化して画像品質を安定化することができる。
請求項6に記載の発明によれば、プロセスカートリッジにおいて、請求項1ないし5のいずれか1に記載の現像装置を備えるので、摩擦熱による現像剤の温度上昇を防ぎ、現像装置が高温となることを阻止し、現像剤が軟化して固着することを防止することができる。また、高熱伝導部材を現像容器内に設けるから、現像容器のまわりにフィンや気流路などを設置することなく、現像装置が大きくなってプロセスカートリッジが大型化することもない。しかも、摩擦熱により温度上昇する現像剤に直接、高熱伝導部材を接触して現像剤を冷却するから、現像剤を効率的に有効に冷却することができる。
請求項7に記載の発明によれば、画像形成装置において、請求項1ないし5のいずれか1に記載の現像装置を備えるので、摩擦熱による現像剤の温度上昇を防ぎ、現像装置が高温となることを阻止し、現像剤が軟化して固着することを防止することができる。また、高熱伝導部材を現像容器内に設けるから、現像容器のまわりにフィンや気流路などを設置することなく、現像装置が大きくなって画像形成装置が大型化することもない。しかも、摩擦熱により温度上昇する現像剤に直接、高熱伝導部材を接触して現像剤を冷却するから、現像剤を効率的に有効に冷却することができる。
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の最良形態につき説明する。
図1には、画像形成装置の一例であるカラー複写機の全体概略構成を示す。
図中符号100は複写機本体、200はそれを載せる給紙テーブル、300は複写機本体100上に取り付けるスキャナ、400はさらにその上に取り付ける自動原稿搬送装置(ADF)である。
複写機本体100には、中央に、無端ベルト状の中間転写体10を、図示例では1つの駆動ローラ14と2つの従動ローラ15・16に掛け回して図中時計回りに回転搬送可能に設ける。もちろん、別途中間転写体10の片寄りを調整するローラに掛け回すなど、4つ以上のローラに掛け回すようにしてもよい。なお、中間転写体10は、図示例ではほぼ水平に張り渡すが、水平ではなく、斜めに傾斜して張り渡すようにしてもよい。
この図示例では、一方の従動ローラ15の左に、画像転写後に中間転写体10上に残留する残留トナーを除去するベルトクリーニング装置17を設ける。
また、駆動ローラ14と従動ローラ15間に水平に張り渡した中間転写体10上には、その搬送方向に沿って、ブラック・イエロ・マゼンタ・シアンの4つの単色作像手段18を横に並べて配置して全体でタンデム作像装置20を設ける。タンデム作像装置20の上には、さらに露光装置21を設ける。
一方、中間転写体10の張り渡し領域の下方には、二次転写装置22を備える。二次転写装置22は、図示例では、2つのローラ23間に、無端ベルトである二次転写ベルト24を掛け渡して構成し、他方の従動ローラ16に押し当てて中間転写体10上の画像を記録媒体に転写する。
二次転写装置22の横には、記録媒体上の転写画像を定着する定着装置25を設ける。定着装置25は、無端ベルトである定着ベルト26に加圧ローラ27を押し当てて構成する。そして、全部でもよいが、図示例ではその一部を、中間転写体10の張り渡し領域の下方に入り込ませて備えてなる。
上述した二次転写装置22には、画像転写後の記録媒体をこの定着装置25へと搬送する媒体搬送機能も備えている。もちろん、二次転写装置22として、非接触のチャージャを配置してもよく、そのような場合は、この媒体搬送機能を併せて備えることは難しくなる。
さて、このような二次転写装置22および定着装置25の下には、中間転写体10の張り渡し方向と平行に、記録媒体の両面に画像を形成すべく記録媒体を反転する記録媒体反転装置28を備える。
ところで、いまこのカラー複写機を用いてコピーをとるときは、自動原稿搬送装置400の原稿台30上に原稿をセットする。または、自動原稿搬送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、自動原稿搬送装置400を閉じてそれで押さえる。
そして、不図示のスタートスイッチを押すと、自動原稿搬送装置400に原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス32上へと移動してから、スキャナ300を駆動して原稿内容を読み取る。コンタクトガラス32上に原稿をセットしたときは、そのまま原稿内容を読み取る。
また、不図示のスタートスイッチを押すと、不図示の駆動モータで駆動ローラ14を回転駆動して従動ローラ15・16を従動回転し、中間転写体10を回転搬送する。同時に、個々の単色作像手段18で、潜像担持体である感光体ドラム40を回転して各感光体ドラム40上にそれぞれ、ブラック・イエロ・マゼンタ・シアンの単色画像を形成する。そして、中間転写体10の搬送とともに、それらの単色画像を順次重ね一次転写して中間転写体10上に合成カラー画像を形成する。
一方、不図示のスタートスイッチを押すと、給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つを選択回転し、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセット44の1つから記録媒体を繰り出し、分離ローラ45で1枚ずつ分離して給紙路46に入れ、搬送ローラ47で搬送して複写機本体100内の給紙路48に導き、レジストローラ49に突き当てて止める。
または、給紙ローラ50を回転して手差しトレイ51上の記録媒体を繰り出し、分離ローラ52で1枚ずつ分離して手差し給紙路53に入れ、同じくレジストローラ49に突き当てて止める。
そして、中間転写体10上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転し、中間転写体10と二次転写装置22との間に記録媒体を送り込み、二次転写装置22で中間転写体10上の合成カラー画像を一括して二次転写して記録媒体上にカラー画像を形成する。
この二次転写部分において、記録媒体裏面に負極性のバイアス電圧、例えば−800〜−2000Vを印加し、また例えば50N/cm程度の圧力をかける。この印加電圧によって発生した電界による静電気力と圧力とによって、中間転写体10のトナーを引き寄せ、記録媒体に一括転写する(二次転写)。
画像転写後の記録媒体は、二次転写装置22で搬送して定着装置25へと送り込み、定着装置25で熱と圧力とを加えて転写画像を定着して後、切換爪55で切り換えて排出ローラ56で排出し、排紙トレイ57上にスタックする。または、切換爪55で切り換えて記録媒体反転装置28に入れ、そこで反転して再び転写位置へと導き、裏面にも画像を形成して後、排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出する。
一方、画像転写後の中間転写体10は、ベルトクリーニング装置17で、画像転写後に中間転写体10上に残留する残留トナーを除去し、タンデム作像装置20による再度の画像形成に備える。
さて、上述したタンデム作像装置20において、各単色作像手段18は、詳しくは、例えば図2に示すように、感光体ドラム40のまわりに、帯電装置60、現像装置61、一次転写装置62、クリーニング装置63、除電装置64などを備えてなる。
図示省略するが、これら単色作像手段18を構成する部分の全部または一部でプロセスカートリッジを形成し、複写機本体100に対して一括して着脱自在としてメンテナンス性を向上するようにしてもよい。
単色作像手段18を構成する部分のうち、帯電装置60は、図示例では帯電ローラを用い、感光体ドラム40に接触して帯電バイアスを印加することによりその感光体ドラム40の帯電を行う。
現像装置61は、図示例では、磁性キャリアと非磁性トナーとよりなる二成分現像剤を使用する。そして、その二成分現像剤を攪拌しながら搬送して現像スリーブ65に付着する攪拌部66と、その現像スリーブ65に付着した二成分現像剤のうちのトナーを潜像担持体10に転移する現像部67とで構成し、その現像部67より攪拌部66を低い位置とする。
攪拌部66には、現像容器である現像ケース70で回転自在に支持して、攪拌搬送部材である平行な2本の攪拌スクリュ68を設ける。2本の攪拌スクリュ68の間は、両端部を除いて仕切り板69で仕切る。また、現像ケース70にトナー濃度センサ71を取り付ける。
一方、現像部67には、現像ケース70で回転自在に支持して、現像剤担持体である現像ローラ74を設ける。現像ローラ74は、現像ケース70の開口を通して感光体ドラム40と対向してアルミニウム製の現像スリーブ65を設けるとともに、その現像スリーブ65内に固定配置してマグネット72を設ける。また、層厚規制位置aで、現像ローラ74の現像スリーブ65に先端を接近して、層厚規制部材であるドクタブレード73を設ける。
そして、2成分現像剤を2本の攪拌スクリュ68で攪拌しながら搬送循環し、回転する現像スリーブ65に順次供給する。現像スリーブ65に供給された現像剤は、マグネット72により汲み上げて保持し、現像スリーブ65で担持する。現像剤の層厚は、現像スリーブ65の回転とともに、層厚規制位置aでドクタブレード73によって掻き落として適正な量に規制する。除去された現像剤は、攪拌部66に戻される。
層厚規制後の現像剤は、現像スリーブ65の回転とともに現像剤を現像位置へと搬送し、感光体ドラム40に対向して現像剤を感光体ドラム40に転移し、その感光体ドラム40上の静電潜像を可視像化する。可視像化後、現像スリーブ65上に残った現像剤は、マグネット72の磁力がないところで現像スリーブ65から離れて攪拌部66に戻す。この繰り返しにより、攪拌部66内のトナー濃度が薄くなると、それをトナー濃度センサ71で検知して攪拌部66にトナー補給する。
一次転写装置62は、ローラ状とし、中間転写体10を挟んで感光体ドラム40に押し当てて設ける。別に、ローラ状に限らず、非接触のチャージャであってもよい。
クリーニング装置63は、先端を感光体ドラム40に押し当てて、例えばポリウレタンゴム製のクリーニングブレード75を備えるとともに、外周を感光体ドラム40に接触して導電性のファーブラシ76を矢示方向に回転自在に備える。また、ファーブラシ76にバイアスを印加する金属製電界ローラ77を矢示方向に回転自在に備え、その電界ローラ77にスクレーパ78の先端を押し当てる。さらに、除去したトナーを回収する回収スクリュ79を設ける。
そして、感光体ドラム40に対してカウンタ方向に回転するファーブラシ76で、感光体ドラム40上の残留トナーを除去する。ファーブラシ76に付着したトナーは、ファーブラシ76に対してカウンタ方向に回転してバイアスを印加する電界ローラ77で取り除く。電界ローラ77は、スクレーパ78でクリーニングする。除去したトナーは、回収スクリュ79で不図示の廃トナーボトルへと搬送し、または現像装置61へと戻して再利用する。
除電装置64は、例えばランプであり、光を照射して感光体ドラム40の表面電位を初期化する。
そして、感光体ドラム40の回転とともに、まず帯電装置60で感光体ドラム40の表面を一様に帯電し、次いでスキャナ300の読取り内容に応じて上述した露光装置21からレーザやLED等による書込み光Lを照射して感光体ドラム40上に静電潜像を形成する。
その後、現像装置61によりトナーを付着して、感光体ドラム40が担持する静電潜像を可視像化し、その可視像を一次転写装置62で中間転写体10上に転写する。画像転写後の感光体ドラム40の表面は、クリーニング装置63で残留トナーを除去して清掃し、除電装置64で除電して再度の画像形成に備える。
ところで、この発明では、図3に示すように、現像ケース70内の現像剤に接触するとともに、図中矢示する現像ローラ74の回転方向でドクターブレード73の上流位置、すなわち層厚規制位置aの上流位置に、そのドクターブレード73に接触して高熱伝導部材80を設ける。そして、現像ローラ74上の現像剤の層厚を、ドクターブレード73で規制するより大きな値で規制する。
高熱伝導部材80は、鉄以上の熱伝導率をもつ金属、熱伝導性フィラーを添加した樹脂などでつくり、凹形状として凹み側に複数の放熱フィン81を設けてその凹み側を上向きに配置する。そして、ドクターブレード73で塞いで凹み内に現像剤が入り込まないようにするとともに、現像ケース70内の現像剤の熱を高熱伝導部材80に逃し、またその高熱伝導部材80の熱をドクターブレード73に逃す。通常、ドクターブレード73は、モールドに比べて放熱効果の高い金属材料を用いてつくるから、摩擦熱による現像剤の温度上昇を防ぎ、現像装置61が高温となることを阻止し、現像剤が軟化して固着することを防止することができる。
また、高熱伝導部材80を現像ケース70内に設けるから、現像ケース70のまわりにフィンや気流路などを設置することなく、現像装置61が大型化することがない。しかも、摩擦熱により温度上昇する現像剤に直接、高熱伝導部材80を接触して熱を逃すから、現像剤を効率的にかつ有効に冷却することができる。
図4には、現像装置61の他例を示す。
この図4に示す例では、高熱伝導部材80を、現像ローラ74の回転方向において、層厚規制位置aに向けて現像ローラ74に漸次接近するように設ける。このようにすると、高熱伝導部材80に対して現像剤が接触する面積を大きくし、現像剤の放熱効果を高めて現像剤の温度上昇をより効果的に防ぎ、現像装置61が高温となることを一層有効に阻止することができる。
図5には、現像装置61のさらに他例を示す。
この図5に示す例では、高熱伝導部材80をドクターブレード73に面80aで接触して設ける。このようにすると、大きな面積で接触して高熱伝導部材80の熱をドクターブレード73に的確に逃がし、現像剤の冷却効果を高めて現像剤の温度上昇をより効果的に防ぎ、現像装置61が高温となることを一層有効に阻止することができる。
図6には、現像装置61のまたさらに他例を示す。
この図6に示す例では、高熱伝導部材80に不図示のチューブやパイプなどを介して、冷却手段であるファン82を接続し、ファン82で吸引した空気を不図示のチューブやパイプを通して高熱伝導部材80に導き、高熱伝導部材80に沿って流して高熱伝導部材80の熱を奪い排出する。
図7には、現像装置61のまたさらに他例を示す。
この図7に示す例では、高熱伝導部材80にチューブやパイプなどの液管84を介して、冷却手段である熱交換器83を接続し、熱交換器83からの冷却液を液管84を通して高熱伝導部材80に導き、高熱伝導部材80に沿って流して高熱伝導部材80の熱を奪い、再び熱交換器83に戻して冷却して再供給する。
また、この他にも、冷却手段としてヒートパイプを用い、高熱伝導部材80に接続するようにしてもよい。
このようにすると、空気や冷却液を流して高熱伝導部材80を強制的に冷却し、例えば画像形成装置内の雰囲気温度以下に冷却し、現像剤の冷却効果を高めて現像剤の温度上昇をより効果的に防ぎ、現像装置が高温となることを一層有効に阻止することができる。また、温度を適温に保つことで、現像を安定化して画像品質を安定化することができる。
ところで、上述した例では、カラー複写機に適用した場合について説明したが、カラー複写機に限らず、ファクシミリやプリンタなどのその他の画像形成装置にも適用することができ、もちろんカラーに限らず、モノクロや二色などの画像形成装置にも適用することができる。
また、潜像担持体上に形成したトナー画像を中間転写体を介して間接的に記録媒体に転写する間接転写方式の画像形成装置に適用する例を示したが、それに限らず、潜像担持体上に形成したトナー画像を中間転写体を介さずに直接記録媒体に転写する直接転写方式の画像形成装置にも同じように適用することができる。
潜像担持体が感光体ドラム40である例を示したが、当然ドラムでなくベルトであってもよく、同様に現像剤担持体として現像ローラ74を用いたが、、ローラでなくベルトであってもよい。また、現像剤は、トナーとキャリアとよりなる二成分現像剤に限らず、トナーのみからなる一成分現像剤を用いる場合にも、同様に適用することができる。
さらに、この発明は、少なくとも潜像担持体とともに現像装置を有し、複写機本体等の画像形成装置本体に対して一括して着脱自在とするプロセスカートリッジにも適用し、現像容器内の現像剤に接触するとともに、現像剤担持体の回転方向で層厚規制位置の上流位置に、層厚規制部材に接触して高熱伝導部材を設けるようにすることもできる。
画像形成装置の一例であるカラー複写機の全体概略構成図である。 そのカラー複写機に備えるタンデム作像装置における単色作像手段の概略構成図である。 その単色作像手段に備える現像装置の概略構成図である。 現像装置の他例の概略構成図である。 現像装置のさらに他例の概略構成図である。 冷却手段を備えた現像装置のまたさらに他例の概略構成図である。 同じく冷却手段を備えた現像装置のまたさらに他例の概略構成図である。 従来の現像装置の概略構成図である。
符号の説明
40 感光体ドラム(潜像担持体)
61 現像装置
70 現像ケース(現像容器)
73 ドクターブレード(層厚規制部材)
74 現像ローラ(現像剤担持体)
80 高熱伝導部材
80a 高熱伝導部材の面
81 放熱フィン
82 ファン(冷却手段)
83 熱交換器(冷却手段)
a 層厚規制位置

Claims (7)

  1. 現像容器内に設ける現像剤担持体を回転し、その現像剤担持体で前記現像容器内の現像剤を担持してその担持する現像剤の層厚を層厚規制位置で層厚規制部材により規制してから、その層厚規制後の現像剤を搬送して潜像担持体に転移し、その潜像担持体上の静電潜像を可視像化する現像装置において、
    前記現像容器内の現像剤に接触するとともに、前記現像剤担持体の回転方向で前記層厚規制位置の上流位置に、前記層厚規制部材に接触して高熱伝導部材を設けることを特徴とする、現像装置。
  2. 前記高熱伝導部材に、放熱フィンを設けることを特徴とする、請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記高熱伝導部材を、前記層厚規制部材に面で接触して設けることを特徴とする、請求項1または2に記載の現像装置。
  4. 前記現像剤担持体の回転方向において、前記層厚規制位置に向けて前記現像剤担持体に漸次接近するように、前記高熱伝導部材を設けることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1に記載の現像装置。
  5. 前記高熱伝導部材に冷却手段を接続することを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか1に記載の現像装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1に記載の現像装置を備えることを特徴とする、プロセスカートリッジ。
  7. 請求項1ないし5のいずれか1に記載の現像装置を備えることを特徴とする、画像形成装置。
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