JP3655050B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3655050B2
JP3655050B2 JP13788297A JP13788297A JP3655050B2 JP 3655050 B2 JP3655050 B2 JP 3655050B2 JP 13788297 A JP13788297 A JP 13788297A JP 13788297 A JP13788297 A JP 13788297A JP 3655050 B2 JP3655050 B2 JP 3655050B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
air
image
screw pump
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP13788297A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10312141A (ja
Inventor
聡 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP13788297A priority Critical patent/JP3655050B2/ja
Publication of JPH10312141A publication Critical patent/JPH10312141A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3655050B2 publication Critical patent/JP3655050B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンター、ファクシミリ装置、複写機あるいはこれらの複合機等の電子写真方式の画像形成装置の改良に関し、特に、スクリューポンプ手段によってリサイクルトナーを現像器に戻すことにより、リサイクルトナーを含むトナーを画像担持体上に形成した静電潜像に供給して画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
乾式1成分又は乾式2成分の現像剤を用いたプリンター、ファクシミリ装置、複写機あるいはこれらの複合機等の電子写真方式の画像形成装置においては、一旦は感光体上に転移しながら、転写体上に転写されなかったトナーを、クリーニング手段で回収した後、再び現像器に戻して再利用するリサイクル現像により画像形成が行われるようになっている。従来からトナーを現像部にポンプを使って気体の流れに乗せて循環輸送して供給するようにした技術は公知である(特公昭63−3308号等の公報を参照)。
図4は従来のトナーリサイクル機構の分解図、図5はスクリューポンプの断面図であり、各図において、ドラム形状の感光体である画像担持体101上、又は、図示しないベルト形状の転写体に付着して残留したトナーを、クリーニングユニット114のクリーニングブレード114aで掻き落とし、回収したトナーを現像器に移送して再使用することが行われるが、この場合には、排出管114bから排出される回収トナーを接続手段115を介して横搬送スクリューケース115a内に落とし込み、駆動モータ116の回転駆動力を回転駆動力伝達手段116aのプーリとベルトを介して横搬送スクリューケース115a内の横搬送スクリュー115bを、スクリューポンプ手段103のステータ103a内のロータ103bと一体に回転させ、横搬送スクリュー115bの回転で回収トナーをステータ103a内へと送り込んでいる。
スクリューポンプ手段103を構成するステータ103a内のロータ103bの回転でトナーをステータ103a内から出口103dを通して押し出すことにより、出口103dに接続したトナー移送手段105の弾性管105a内に送り込むと共に、空気供給手段104で空気を空気移送管104aを通してスクリューポンプ手段103内に導入してトナー移送手段105の弾性管105a内に送り込み、現像器102の容器内に搬送するようになっている。
然し、上記従来の画像形成装置において、画像担持体上に形成された静電潜像を現像する空気との混合気のトナーは、空気抜きのエアフィルタを設けて空気抜きを行うようにした現像器内に送り込んだとしでも、現像器内が少しでも高圧になると、高温になった空気と共にトナーが現像器の容器の隙間や開口部から外部に漏れて飛散したり、空気供給器に空気と混入又は逆流したり、高温でトナーが凝縮して目詰まりや異物の混入でも画像品質が低下する等の不具合が生じていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来の画像を形成する装置は、画像担持体上に形成された静電潜像を現像するために送り込まれる空気と混合されたトナーは、空気抜きのエアフィルタを設けて空気抜きを行うようにした現像器内に送り込んだとしても、現像器内が少しでも高圧になると、高温になった空気と共に飛散して現像器の容器の隙間や開口部から漏れたり、空気供給器に空気と混入又は逆流したり、高温でトナーが凝縮して目詰まりや異物の混入でも画像品質が低下したりすると言う等の問題が生じていた。そこで本発明の課題は、このような問題点を解決するものである。即ち、画像担持体上に形成された静電潜像を現像する空気との混合気のトナーを、現像手段内に送り込んだとしでも、空気と共に飛散して現像手段の容器の隙間や開口部から漏れたり、空気供給手段に空気と混入又は逆流したり、高温でトナーが凝縮して目詰まりを起こすことを防止し、更に異物が混入することによる画像品質の低下を防止して高品質の画像形成が行われる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、画像担持体上に形成した静電潜像にトナーを供給して画像を形成する画像形成装置において、形成画像を担持する画像担持体と、上記画像担持体上に形成された静電潜像にトナーを供給して現像する現像手段と、上記現像手段に上記画像担持体から回収された回収トナーのみを移送するスクリューポンプ手段と、上記スクリューポンプ手段により移送される上記回収トナーを流動化させるために空気を供給して混合気とする空気供給手段と、上記スクリューポンプ手段により移送される上記混合気を移送する回収トナー移送手段と、上記回収トナー移送手段を構成する弾性管内を移送される混合気から分離した空気を上記空気供給手段に移送して循環使用する経路を形成する循環経路、とを有することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、上記循環経路は、循環する空気を冷却する冷却手段を有することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2記載の画像形成装置において、上記空気供給手段と上記スクリューポンプ手段との間に、逆流防止手段を配置したことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1、2又は3記載の画像形成装置において、逆流防止手段及び空気供給手段を、スクリューポンプ手段よりも高い位置に配置したことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項3又は4記載の画像形成装置において、上記逆流防止手段は、逆流防止弁であることを特徴とする。
請求項6の発明は、画像担持体上に形成した静電潜像にスクリューポンプで移送されるトナーを供給して画像を形成する画像形成装置において、形成画像を担持する画像担持体と、上記画像担持体上に形成された静電潜像にトナーを供給して現像する現像手段と、上記現像手段に上記画像担持体から回収され回収トナーのみを移送するスクリューポンプ手段と、上記スクリューポンプ手段により移送される上記回収トナーを流動化させるために空気を供給して混合気とする空気供給手段と、上記スクリューポンプ手段と上記空気供給手段との間に配置された逆流防止手段と、を有することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6記載の画像形成装置において、上記逆流防止手段は、スクリューポンプ手段より高い位置に配置されていることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項6記載の画像形成装置において、上記逆流防止手段は、逆流防止弁であることを特徴とする画像形成装置。
【0005】
【作用】
上記のように構成された画像形成装置は、請求項1においては、画像担持体上に形成された静電潜像にトナーを供給して現像する現像手段に、新規トナー又は回収したリサイクルのトナーを、回転することにより軸方向に移動させるロータと上記ロータを包み込むように配置された通路を有しロータと接触係合する固定されたステータとを有するスクリューポンプ手段により移送する。この際、移送されるトナー中にトナーを流動化させるために空気供給手段から空気を供給して混合気とし、この混合気を回収トナー移送手段の弾性管内を移送する。
また、この混合気から分離した空気を循環使用する経路を形成する循環経路から空気供給手段が吸入してスクリューポンプ手段に移送して再使用するようにした。このため、画像担持体上に形成された静電潜像を現像するトナーは、スクリューポンプ手段により移動するトナーを流動化させるために空気供給手段からスクリューポンプ手段に供給する空気と共に飛散して漏れたりすることがなくなり、高品質の画像形成が行われる画像形成装置を提供することが出来るようにする。
請求項2においては、上記循環経路に、循環する空気を冷却する冷却手段を設けたので、請求項1の効果に加えて、トナーを冷却することができるので、高温でトナーが凝縮して目詰まりが発生したり、異物の混入により画像品質が低下すること等を防止して高品質の画像形成が行われる画像形成装置を提供することが出来る。
請求項3においては、空気供給手段とスクリューポンプ手段との間にトナーの逆流を防止する逆流防止手段を設けたので、スクリューポンプ手段により移動するトナーを流動化させるために空気供給手段からスクリューポンプ手段に供給する空気と共にトナーが飛散して外部に漏れたり、空気供給手段に空気と混入又は逆流することを防止して高品質の画像形成が行われる画像形成装置を提供することが出来る。
【0006】
請求項4においては、スクリューポンプ手段より高い位置に空気供給手段及び、又は逆流防止手段を配置し、これらを介してスクリューポンプ手段に移送して再使用するようにしたので、画像担持体上に形成された静電潜像を現像するトナーは、スクリューポンプ手段により移動するトナーを流動化させるために空気供給手段からスクリューポンプ手段に供給する空気と共に飛散して漏れたり、新たな部品を使用することなく簡単な方法で空気供給手段に空気と混入又は逆流することを防止して高品質の画像形成が行われる画像形成装置を提供することが出来る。
請求項5においては、上記逆流防止手段を、逆流防止弁としたので、画像担持体上に形成された静電潜像を現像するトナーが、スクリューポンプ手段により移動するトナーを流動化させるために空気供給手段からスクリューポンプ手段に供給する空気と共に飛散して漏れたり、空気供給手段に空気と混入又は逆流することを確実に防止して高品質の画像形成が行われる画像形成装置を提供することが出来る。
【0007】
請求項6においては、画像担持体上に形成された静電潜像にトナーを供給して現像する現像手段に、新規トナー又は回収したリサイクルの回収して供給されたトナーを、回転することにより軸方向に移動させるロータと上記ロータを包み込むように配置された通路を有しロータと接触係合する固定されたステータとを有するスクリューポンプ手段により移送するトナーを流動化させるための空気供給手段から供給される空気を空気供給手段が吸入して逆流防止手段を介してスクリューポンプ手段に移送するようにしたので、画像担持体上に形成された静電潜像を現像するトナーは、スクリューポンプ手段により移動するトナーを流動化させるために空気供給手段からスクリューポンプ手段に供給する空気と共に飛散して漏れたり、空気供給手段に空気と混入又は逆流することを防止して高品質の画像形成が行われる画像形成装置を提供することが出来る。
請求項7においては、スクリューポンプ手段より高い位置に空気供給手段及び、又は逆流防止手段を配置して、スクリューポンプ手段に移送して再使用するようにしたので、画像担持体上に形成された静電潜像を現像するトナーは、スクリューポンプ手段により移動するトナーを流動化させるために空気供給手段からスクリューポンプ手段に供給する空気と共に飛散して漏れたり、新たな部品を使用することなく簡単な方法で空気供給手段に空気と混入又は逆流することを防止して高品質の画像形成が行われる画像形成装置を提供することが出来る。
請求項8においては、上記逆流防止手段を、逆流防止弁としたので、画像担持体上に形成された静電潜像を現像するトナーは、スクリューポンプ手段により移動するトナーを流動化させるために空気供給手段からスクリューポンプ手段に供給する空気と共に飛散して漏れたり、空気供給手段に空気と混入又は逆流することを確実に防止して高品質の画像形成が行われる画像形成装置を提供することが出来る。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明を適用した画像形成装置の画像形成部の全体略図であり、図2はトナーリサイクル機構の分解斜視図である。同図において、ドラム形状感光体の画像担持体1は、図示しない側板に回動自在に支持されており、図示しない駆動手段により図示の矢印A方向の時計方向に回転駆動される。画像担持体1の外周面上は、電子写真作像工程により、帯電器9により均一に帯電された後に、露光手段10による露光により画像部に応じた露光が行われて静電潜像が形成され、この静電潜像に対して現像手段2によってトナーを供給することにより現像されてトナー像となる。尚、画像担持体としては、ドラム形状の感光体以外にも、無端ベルト形状の感光体でもよいし、更に、上記露光手段10は、図示しないが、アナログ光学系の複写機の光学系に接続してもよいし、又は、レーザ光源と偏向器を備えたレーザ走査光学系を用いたレーザプリンター等の光学系に接続してもよい。つまり、本発明は、アナログ式画像形成装置、デジタル式画像形成装置等に適用することができる。
【0009】
現像手段2は、画像担持体1上に形成されて担持された静電潜像にトナーを供与する現像ローラ2a、トナーを攪拌して搬送するパドラ2b、パドラ2c、現像ローラ周面の現像剤(D)層の高さを規制するブレード2d、及び、これらを収容して保持する容器2eとからなり、スクリューポンプ手段3と空気供給手段4により回収トナー移送手段5の弾性管5a内を移送されて上記容器2e内に再利用されるリサイクルのトナー又は新規トナー(D)が補給されるようになっている。従って、現像手段2と別体に設けられて図示しないトナー貯留手段に適宜補給される新規のトナー(D)は、図示しないスクリューポンプ手段3と図示しない空気供給手段4により回収トナー移送手段5の弾性管5a内を移送されて容器2e内に補給されるようになっている。画像担持体1上に形成されて担持された静電潜像は、現像手段2から供与されるトナーにより、乾式1成分又は乾式2成分の現像方式で磁気ブラシ現像方式により可視像化される。
【0010】
現像手段2の容器2e内のトナーは、パドラ2b、パドラ2cにより攪拌されながら搬送されてトナーとキャリアが摩擦してキャリアにトナーが付着する。そして、図示しない磁石を内蔵した現像ローラ2a上にキャリアが磁気ブラシを形成し、キャリアに付着したトナーにより画像担持体1上の静電潜像が現像される。給紙部11には各種サイズの転写紙(P)が収容された複数の給紙カセットが設置されている。
画像形成動作が開始されると、画像担持体1が帯電器9により帯電され、露光手段10からの原稿像が露光され静電潜像が形成される。この静電潜像は現像手段2の乾式1成分現像剤、又は、乾式2成分の現像剤を構成するトナーによって現像され、画像担持体1上にトナー像が形成される。画像担持体1上のトナー像は、給紙部11から転写紙(P)が給紙され、レジストローラー12を介して画像担持体1と転写装置13とのニップ部の転写位置に給紙された転写紙(P)に転写される。トナー像が転写された転写紙(P)は、転写装置13から定着ユニット17に搬送され、定着ユニット17でトナー像が転写紙(P)に定着され、定着後の転写紙(P)は排紙ローラ18を介して排紙されて収納されるようになっている。
【0011】
一方、トナー像転写後の画像担持体1上に付着した残留トナーは、クリーニングユニット14のクリーニングブレード14aにより掻き落とされて、排出管14bから排出される回収トナーは、接続手段15を介して横搬送スクリューケース15a内に落とし込まれ、駆動モータ16の回転駆動力を回転駆動力伝達手段16aのプーリとベルトを介して横搬送スクリューケース15a内の横搬送スクリュー15bをステータ3a内のロータ3bと一体に回転し、横搬送スクリュー15bの回転力によりステータ3a内へと送り込む。排出管14bから横搬送スクリュー15bの回転によりスクリューポンプ手段3に搬送された回収トナーは、スクリューポンプ手段3に対して空気供給手段4から供給される空気と混合されて混合気となり、この混合気は回収トナー移送手段5内の弾性管5aを移送されて、再使用されるリサイクルトナーは現像手段2の容器2e内に補給され、廃棄されるトナーは図示しない廃トナータンクに移送される。
スクリューポンプ手段3は、現像手段2と別体に設けられて図示しないトナー貯留手段に適宜補給される新規トナー(D)、又は、上記排出管14bにより供給される回収トナーを、回転することにより軸方向に移動させるロータ3bと、上記ロータ3bを包み込むように配置された通路を有しロータ3bと接触係合する固定されたステータ3aとを有する。
【0012】
スクリューポンプ手段3により移動するトナーとそのトナーを流動化する空気供給手段4から供給される空気との混合気は、回収トナー移送手段5の弾性管5a内を搬送されて、現像手段2の容器2e内にトナーを供給するトナー供給部2fに移送される。トナー供給部2fは、回収トナー移送手段5の弾性管5a内を搬送されてトナー供給部内に吐出された混合気中のトナーを重力により落下させて容器2eに適宜供給する。
トナー供給部2f内でフィルタ2f1によってトナーから分離された空気は、循環使用する経路を形成する循環経路6を通って空気供給手段4に吸入されてから、空気供給手段4により空気移送管4a内を搬送されてスクリューポンプ手段3に供給されて再使用されようになっている。トナー供給部2f内でフィルタ2f1により分離されてから空気供給手段4により供給された空気は、画像形成中の発熱によって熱せられ、例えば、横搬送スクリュー15bの部分では50℃近くになり、更にステータ3aとロータ3bとの接触係合部で発生する摩擦熱でますます高温になるが、空気移送管4aに設けられた冷却装置7の放熱フィン7aにファン7bで送風することにより、又は、図示しないヒートパイプ等で冷却することにより、トナーの融着や凝集によるトナー詰まりや白抜け画像等の発生が防止されて高品質の画像が形成される。
尚、上記冷却装置7は、常時稼動させてもよいが、図示しない主駆動源と同期して、所定のタイミングで断続的に稼動するようにすれば省エネルギー化を図ることができる。この形態例では、空気供給手段4とスクリューポンプ手段3との間に、スクリューポンプ手段3からの混合気の逆流を防止するための逆流防止手段8を配置し、この逆流防止手段8及び、又は空気供給手段4は、スクリューポンプ手段3よりも高い位置(h)に配置されている。
【0013】
図3は逆流防止手段の一例の構成を示す断面図であり、同図において、空気供給手段4は、スクリューポンプ手段3より混合気の逆流を防止するための逆流防止手段8を備えている。この逆流防止手段8は、空気移送管4aの途中に逆流防止弁8aを設けたものであり、逆流防止弁8aは、空気の圧力で弁8a1を開けて、図示の矢印B方向のみ流れるようにしている。
上記の説明の逆流防止手段8は、図示のように空気供給手段4のスクリューポンプ手段3に供給する空気を、循環使用する経路を形成する循環経路6を通って吸入して再使用するものについて説明したが、新規の空気を吸入する場合にも混合気の逆流を防止することが出来る。つまり、この逆流防止手段8は、循環経路を有しないタイプのトナーリサイクル機構においても適用することができる。従って、画像担持体1上に形成された静電潜像を現像するトナーは、スクリューポンプ手段3により移動するトナーを流動化させるために空気供給手段4からスクリューポンプ手段3に供給する空気と共に飛散して外部に漏れたり、空気供給手段4に空気と混入したり、又はスクリューポンプ手段から空気供給手段4に逆流することを防止し、また高温でトナーが凝縮した異物が混入した場合であっても画像品質が低下すること等を防止して高品質の画像形成が行われる画像形成装置を提供することが出来る。
仮に、現像手段内の内圧が高まろうとしても、現像手段と連通するトナー供給部は循環経路を介して空気供給手段と連通しているので、従来であれば内圧上昇時に現像装置の外部に漏れようとする混合気が、循環経路を介して適切に流出するので、混合気、空気の外部への洩れが皆無となる。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、画像担持体上に形成された静電潜像にトナーを供給して現像する現像手段に対して、新規トナー又は回収したリサイクルのトナーを、回転することにより軸方向に移動させるロータと上記ロータを包み込むように配置された通路を有しロータと接触係合する固定されたステータとを有するスクリューポンプ手段を用いて移送する。この際、移送されるトナー中にトナーを流動化させるために空気供給手段から空気を供給して混合気とし、この混合気を回収トナー移送手段の弾性管内を移送する。また、エアフィルタを用いてこの混合気から分離した空気を、循環使用する経路を形成する循環経路から空気供給手段が吸入してスクリューポンプ手段に移送して再使用するようにした。
このため、画像担持体上に形成された静電潜像を現像するトナーは、スクリューポンプ手段により移動するトナーを流動化させるために空気供給手段からスクリューポンプ手段に供給する空気と共に飛散して漏れたりすることがなくなり、高品質の画像形成が行われる画像形成装置を提供することが出来るようにする。仮に、現像手段内の内圧が高まろうとしても、現像手段と連通するトナー供給部は循環経路を介して空気供給手段と連通しているので、従来であれば内圧上昇時に現像装置の外部に漏れようとする混合気が、循環経路を介して適切に流出するので、混合気、空気の外部への洩れが皆無となる。
【0015】
請求項2においては、上記循環経路に、循環する空気を冷却する冷却手段を設けたので、請求項1の効果に加えて、従来であれば過熱される傾向にあるトナーを冷却することができるので、高温でトナーが凝縮して目詰まりが発生したり、異物の混入により画像品質が低下すること等を防止して高品質の画像形成が行われる画像形成装置を提供することが出来る。
請求項3においては、空気供給手段とスクリューポンプ手段との間にトナーの逆流を防止する逆流防止手段を設けたので、スクリューポンプ手段により移動するトナーを流動化させるために空気供給手段からスクリューポンプ手段に供給する空気と共にトナーが飛散して外部に漏れたり、空気供給手段からの空気と混入又は逆流することを防止して高品質の画像形成が行われる画像形成装置を提供することが出来る。
請求項4においては、スクリューポンプ手段より高い位置に空気供給手段及び、又は逆流防止手段を配置し、これらを介してスクリューポンプ手段に移送して再使用するようにしたので、画像担持体上に形成された静電潜像を現像するトナーは、スクリューポンプ手段により移動するトナーを流動化させるために空気供給手段からスクリューポンプ手段に供給する空気と共に飛散して漏れることがなくなる。また、新たな部品追加、大幅な改造を伴うことなく簡単な方法で空気供給手段に空気と混入又は逆流することを防止するので、高品質の画像形成が行われる画像形成装置を提供することが出来る。
請求項5においては、上記逆流防止手段を、逆流防止弁としたので、画像担持体上に形成された静電潜像を現像するトナーが、スクリューポンプ手段により移動するトナーを流動化させるために空気供給手段からスクリューポンプ手段に供給する空気と共に飛散して漏れたり、空気供給手段に空気と混入又は逆流することを確実に防止して高品質の画像形成が行われる画像形成装置を提供することが出来る。
【0016】
請求項6においては、画像担持体上に形成された静電潜像にトナーを供給して現像する現像手段に、新規トナー又は回収したリサイクルの回収して供給されたトナーを、回転することにより軸方向に移動させるロータと上記ロータを包み込むように配置された通路を有しロータと接触係合する固定されたステータとを有するスクリューポンプ手段により移送するトナーを流動化させるための空気供給手段から供給される空気を空気供給手段が吸入して逆流防止手段を介してスクリューポンプ手段に移送するようにしたので、画像担持体上に形成された静電潜像を現像するトナーは、スクリューポンプ手段により移動するトナーを流動化させるために空気供給手段からスクリューポンプ手段に供給する空気と共に飛散して漏れたり、空気供給手段からの空気と混入又は逆流することを防止して高品質の画像形成が行われる画像形成装置を提供することが出来る。
請求項6は、請求項3とは異なり、循環経路を有しないタイプのトナーリサイクル機構において、逆流防止手段を設けた場合を想定しており、この場合も逆流防止による画質低下防止を実現できる。
請求項7においては、スクリューポンプ手段より高い位置に空気供給手段及び、又は逆流防止手段を配置して、スクリューポンプ手段に移送して再使用するようにしたので、画像担持体上に形成された静電潜像を現像するトナーは、スクリューポンプ手段により移動するトナーを流動化させるために空気供給手段からスクリューポンプ手段に供給する空気と共に飛散して漏れたり、新たな部品を使用することなく簡単な方法で空気供給手段に空気と混入又は逆流することを防止して高品質の画像形成が行われる画像形成装置を提供することが出来る
請求項8においては、上記逆流防止手段を、逆流防止弁としたので、画像担持体上に形成された静電潜像を現像するトナーは、スクリューポンプ手段により移動するトナーを流動化させるために空気供給手段からスクリューポンプ手段に供給する空気と共に飛散して漏れたり、空気供給手段に空気と混入又は逆流することを確実に防止して高品質の画像形成が行われる画像形成装置を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態例の画像形成装置の画像形成部の構成説明図。
【図2】 図1の画像形成部の要部(トナーリサイクル機構)の展開斜視図である。
【図3】 本発明の実施の形態例の要部(逆流防止手段)を説明する拡大説明図である。
【図4】 従来の画像形成装置の要部を説明する展開説明図である。
【図5】 従来の画像形成装置の他の要部を説明する拡大断面図である。
【符号の説明】
1 画像担持体、2 現像手段、2a 現像ローラ、2b パドラ、2c パドラ、2dブレード、2e 容器、2f トナー供給部、2f1 フィルタ、3 スクリューポンプ手段、3a ステータ、3b ロータ、3c ホルダ、3d 出口、4 空気供給手段、4a 空気移送管、5 回収トナー移送手段、5a 弾性管、6 循環経路、7 冷却手段、7a 放熱フィン、7b ファン、8 逆流防止手段、8a 逆流防止弁、9 帯電器、10 露光手段、11 給紙部、12 レジストローラー、13 転写装置、14 クリーニングユニット、14a クリーニングブレード、14b 排出管、15 接続手段、15a 横搬送スクリューケース、15b 横搬送スクリュー、16 駆動モータ、16a 回転駆動力伝達手段、17 定着ユニット、18 排紙ローラ、101 画像担持体、102 現像器、103 スクリューポンプ手段、103a ステータ、103b ロータ、103c ホルダ、103d 出口、104 空気供給手段、104a 空気移送管、105 回収トナー移送手段、105a 弾性管、114 クリーニングユニット、114a クリーニングブレード、114b 排出管、115 接続手段、115a 横搬送スクリューケース、115b 横搬送スクリュー、116 駆動モータ、116a 回転駆動力伝達手段

Claims (8)

  1. 画像担持体上に形成した静電潜像にトナーを供給して画像を形成する画像形成装置において、形成画像を担持する画像担持体と、上記画像担持体上に形成された静電潜像にトナーを供給して現像する現像手段と、上記現像手段に上記画像担持体から回収された回収トナーのみを移送するスクリューポンプ手段と、上記スクリューポンプ手段により移送される上記回収トナーを流動化させるために空気を供給して混合気とする空気供給手段と、上記スクリューポンプ手段により移送される上記混合気を移送する回収トナー移送手段と、上記回収トナー移送手段を構成する弾性管内を移送される混合気から分離した空気を上記空気供給手段に移送して循環使用する経路を形成する循環経路、とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、上記循環経路は、循環する空気を冷却する冷却手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2記載の画像形成装置において、上記空気供給手段と上記スクリューポンプ手段との間に、逆流防止手段を配置したことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1、2又は3記載の画像形成装置において、上記逆流防止手段又は空気供給手段を、上記スクリューポンプ手段よりも高い位置に配置したことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項3又は4記載の画像形成装置において、上記逆流防止手段は、逆流防止弁であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 画像担持体上に形成した静電潜像にスクリューポンプで移送されるトナーを供給して画像を形成する画像形成装置において、形成画像を担持する画像担持体と、上記画像担持体上に形成された静電潜像にトナーを供給して現像する現像手段と、上記現像手段に上記画像担持体から回収され回収トナーのみを移送するスクリューポンプ手段と、上記スクリューポンプ手段により移送される上記回収トナーを流動化させるために空気を供給して混合気とする空気供給手段と、上記スクリューポンプ手段と上記空気供給手段との間に配置された逆流防止手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6記載の画像形成装置において、上記逆流防止手段、又は空気供給手段は、スクリューポンプ手段より高い位置に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項6記載の画像形成装置において、上記逆流防止手段は、逆流防止弁であることを特徴とする画像形成装置。
JP13788297A 1997-05-12 1997-05-12 画像形成装置 Expired - Lifetime JP3655050B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13788297A JP3655050B2 (ja) 1997-05-12 1997-05-12 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13788297A JP3655050B2 (ja) 1997-05-12 1997-05-12 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10312141A JPH10312141A (ja) 1998-11-24
JP3655050B2 true JP3655050B2 (ja) 2005-06-02

Family

ID=15208900

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13788297A Expired - Lifetime JP3655050B2 (ja) 1997-05-12 1997-05-12 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3655050B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3948606B2 (ja) * 2002-01-10 2007-07-25 株式会社リコー トナー補給容器、トナー補給装置及び方法
JP2004272144A (ja) * 2003-03-12 2004-09-30 Ricoh Co Ltd 現像装置及び画像形成装置
JP5703642B2 (ja) * 2010-09-10 2015-04-22 株式会社リコー 現像装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10312141A (ja) 1998-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5638033B2 (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2008299217A (ja) 現像装置・画像形成装置
JP2002072686A (ja) 画像形成装置
JP2007148243A (ja) 液体現像装置およびこれを搭載した画像形成装置
JP3655050B2 (ja) 画像形成装置
JP2006098540A (ja) 現像装置
JPH11160985A (ja) 現像剤補給装置
JP2015007810A (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP3568383B2 (ja) 画像形成装置
JP2005266249A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置
US6996359B2 (en) Image forming apparatus
JP2012003058A (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2012003059A (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP3596800B2 (ja) 画像形成装置
JP6667132B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP6460389B2 (ja) 画像形成装置及び構造体
JP2002229331A (ja) トナー飛散防止装置、およびそれを備える画像形成装置
JP5532403B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JPH05346735A (ja) 現像装置
JP4198178B2 (ja) 画像形成装置
JP2001066893A (ja) 現像装置および画像形成装置
JP2004191785A (ja) 現像装置
JP4312886B2 (ja) 画像形成装置
JP2013025124A (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2007140313A (ja) 現像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040903

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040913

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050302

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090311

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100311

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110311

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120311

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130311

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140311

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term