JP2007140313A - 現像装置 - Google Patents

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Onori Nagao
大典 長尾
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Abstract

【課題】本発明は、小型でトナーの循環性の良い現像装置を提供することを目的とする。
【解決手段】第1実施形態に係るブラック現像装置13dは、攪拌パドル45とスクリュー46との間に備えられ、その長手方向の両端部が互いに連通した第1トナー室42と第2トナー室43を形成する仕切板41に複数の穴41aが、ブレード48によって現像ローラ47から取り除かれた磁性トナー49が実線矢印Cの方向に移動して第2トナー室43から第1トナー室42へ流通される位置に設けられた構成とされている。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置等に搭載される現像装置に関するものである。
画像形成装置に搭載される従来の現像装置においては、現像剤として1成分磁性トナーを使用するものがある。図10は、従来の現像装置を模式的に示す縦断面図である。従来の現像装置100は、図10に示すように、現像装置100内を2つのトナー室101、102に分ける仕切板105と、1成分磁性トナー103が収容され、仕切板105で分けられた2つのトナー室101、102と、トナー室101内の1成分磁性トナー103を攪拌するとともに、仕切板105の長手方向の両端部と筐体104間の2つのトナー流通路(図10の紙面手前側と奥側)の一方を介して1成分磁性トナー103をトナー室102に搬送するスクリュー106と、トナー室102内の1成分磁性トナー103を攪拌するとともに、もう一方のトナー流通路を介して1成分磁性トナー103をトナー室101に搬送するスクリュー107と、現像ローラ108の表面に付着した1成分磁性トナー103から余分な1成分磁性トナー103を取り除いて、現像ローラ108の表面に付着した1成分磁性トナー103を所定の厚さにするブレード109と、1成分磁性トナー103を付着させ、ブレード109により所定の厚さに薄層化された1成分磁性トナー103を感光体ドラム(不図示)上に供給する現像ローラ108と、を有して成る。なお、図10の実線矢印110は、現像ローラ108の回転方向を示す。
そして、従来の現像装置100では、トナー室101内の1成分磁性トナー103が、スクリュー106によって攪拌されるとともに、一方のトナー流通路を介してトナー室102に搬送される。また、スクリュー107によって、トナー室102内の1成分磁性トナー103が攪拌されるとともに、もう一方のトナー流通路からトナー室101に搬送される。更に、現像ローラ108に付着した1成分磁性トナー103が、現像ローラ108が回転することで、ブレード109によって所定の厚さにされた後、回転する現像ローラ108に所定の厚さで付着した1成分磁性トナー103が、感光体ドラム(不図示)上に形成された静電潜像に付着してトナー画像の現像が行われる。
なお、現像装置について参考となる先行技術文献として、現像室内でトナーの粒状の固まりが発生し、その固まりの多くが2成分現像剤の上で浮遊することがあっても、その固まりを仕切板でせき止めて攪拌ローラで一度攪拌してから、仕切板下の通路を通して次のパドルに送ってもう一度攪拌しながら現像ローラへ搬送する電子写真装置の現像装置が開示・提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開平8−166711号公報
確かに、上記構成から成る従来の現像装置100においては、トナー室102の容積が1成分磁性トナー103を攪拌および循環させるのに十分大きい場合には、ブレード109によって現像ローラ108から取り除かれた1成分磁性トナー103がトナー室102の内壁および仕切板105に固着することなく、十分攪拌された1成分磁性トナー103を現像ローラ108から感光体ドラム(不図示)に供給することが可能である。
しかしながら、近年、画像形成装置の小型化の要求に伴って、現像装置の小型が要求されている。従来の現像装置100が小型化された場合においては、ブレード109によって現像ローラ108から取り除かれた1成分磁性トナー103を十分に攪拌および循環させる空間となるトナー室102の容積が小さいため、その現像ローラ108から取り除かれた1成分磁性トナー103が、実線矢印111の方向へ進んでトナー室102の内壁および仕切板105に押し付けられ、更に1成分磁性トナー103の磁性による拘束力も伴って、トナー室102の内壁および仕切板105に付着して固まり112となってしまう。
そのため、従来の現像装置100おいては、トナー室102内の古い1成分磁性トナー103から新しい1成分磁性トナー103への入れ換わりおよび1成分磁性トナー103の攪拌が不十分となり、不均一な1成分磁性トナー103が現像ローラ108に付着してしまい、感光ドラム(不図示)上に形成されるトナー画像の濃度が不均一になってしまう。最終的に、従来の現像装置100が搭載された画像形成装置において、記録紙上に良好なトナー画像を得ることができない。このような場合、従来の現像装置100の交換が早期に必要となってしまう。このため、トナー室102の内壁および仕切板105に付着して固まり112を発生させることなく、従来の現像装置100を小型化することが困難であった。
本発明は、上記の問題点に鑑み、小型でトナーの循環性の良い現像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る現像装置は、トナーを攪拌および搬送する複数の攪拌部材と、該複数の攪拌部材のうち少なくとも2つの攪拌部材の間に備えられ、その両端部が互いに連通した第1トナー室と第2トナー室を形成する仕切板と、該第2トナー室内のトナーを付着させて像担持体にトナーを供給する現像ローラと、該現像ローラが回転することで、該現像ローラに付着したトナーから余分なトナーを取り除き、該現像ローラに付着したトナーを所定の厚さにする薄層化部材と、を有して成り、前記仕切板が、前記薄層化部材により前記現像ローラから取り除かれたトナーが前記第1トナー室へ流通される第1の開口部を有して成る構成とされている。このような構成とすることにより、
薄層化部材によって現像ローラから取り除かれたトナーが、仕切板や第2トナー室の内壁に押し付けられて固まりとならないため、トナーの滞留を防止してトナーの循環性を向上させることが可能となり、トナーの不均一な粒径分布やトナーの劣化による画像品質の低下(画像濃度の低下や地肌かぶり等)を抑えることが可能となる。これにより、第1トナー室および第2トナー室に収容されるトナーの長寿命化を図ることができるとともに、現像装置の小型化および長寿命化を図ることが可能となる。
また、上記構成から成る現像装置における前記仕切板が、前記第2トナー室にある攪拌部材により前記第1トナー室のトナーが前記第2トナー室へ引き込まれる第2の開口部を有して成る構成とされている。このような構成とすることにより、第1トナー室で攪拌されたトナーを第2トナー室へ効率よく高速に搬送することが可能となる。また、トナー流通路が多くなることで、現像ローラへのトナー供給速度を平均化することが可能となる。
また、上記構成から成る現像装置は、更に前記第1トナー室へトナーを補給するためのトナー補給口を有して成り、前記第1の開口部および前記第2の開口部が、前記トナー補給口と対向する位置からずれた位置に設けられている構成とされている。このような構成とすることにより、トナー補給口から供給された新しいトナーが、攪拌部材により攪拌されることなく、仕切板の第1開口部および第2開口部を通過して現像ローラに付着することを防ぐことが可能となる。
また、上記構成から成る現像装置における前記第1トナー室および前記第2トナー室にある攪拌部材のうち、一方の攪拌部材が、その回転軸に羽部材を備えたパドルである構成とされている。このような構成とすることにより、パドルの長手方向へのトナーの搬送能力を低減し、一方、トナーの攪拌能力を向上させることが可能となる。これにより、トナーの不均一な粒径分布やトナーの劣化による画像品質の低下(画像濃度の低下や地肌かぶり等)を抑えることが可能となる。
また、上記構成から成る現像装置は、周方向に沿って配置されたトナーの色に対応する複数の現像装置から成る回転現像ユニットにおける少なくとも1つの現像装置である構成とされている。このような構成とすることにより、トナーの不均一な粒径分布やトナーの劣化による画像品質の低下(画像濃度の低下や地肌かぶり等)を抑えることが可能となる。これにより、トナーの長寿命化を図ることができるとともに、回転現像ユニットの小型化および長寿命化を図ることが可能となる。
上記したように、本発明に係る現像装置であれば、薄層化部材によって現像ローラから取り除かれたトナーが仕切板や第2トナー室の内壁に押し付けられて固まりとならず、トナーの循環性を向上させることが可能となるとともに、装置の小型化が可能となる。
以下、本発明の実施形態について図を参照しながら詳細に説明を行う。図1は、本発明に係る現像装置を備えたプリンタの要部構造を示す縦断面図である。図1に示すように、プリンタ1は、LAN(Local Area Network)やインターネット等の通信ネットワークを介して1台または複数台の端末装置(不図示)と接続されている。そして、プリンタ1は、端末装置より送られてくる印刷データに含まれる画像データに基づきカラー画像またはモノクロ画像を出力するプリンタ機能を有している。また、このプリンタ1は、記録紙の片面に画像を印刷する片面印刷モードと記録紙の両面に画像を印刷する両面印刷モードとを備えている。
なお、図1に示すプリンタ1において、紙面の右側をプリンタ1の手前側、紙面の左側をプリンタ1の奥側とする。
プリンタ1は、図1に示すように、表面に静電潜像が形成される像担持体の感光体ドラム10と、感光体ドラム10の表面全体を所定の電位で一様に帯電させる帯電ローラ11と、画像データに基づいて感光体ドラム10の表面にレーザ光を照射して静電潜像を形成する露光ユニット12と、感光体ドラム10の表面に形成される静電潜像にトナーを付着させることで現像を行う回転現像ユニット13と、回転現像ユニット13に供給するためのトナーが収容されるトナー収容部14と、トナー収容部14に収容されたトナーを回転現像ユニット13に供給するためのトナー供給ユニット15と、記録紙に転写されたトナーを記録紙に定着させる定着ユニット16と、感光体ドラム10の表面に残留するトナー等の付着物を除去するクリーニングユニット17と、を備えている。
また、プリンタ1は、図1に示すように、感光体ドラム10の表面に形成された各トナーに対応する画像が重ねて転写される中間転写ベルト18と、中間転写ベルト18の裏面(即ち、画像が転写される面と反対側の面)に当接するとともに中間転写ベルト18を実線矢印Aで示す方向に移動させる従動ローラ19および駆動ローラ20と、中間転写ベルト18を介して感光体ドラム10に圧接するとともに感光体ドラム10の表面に形成されたトナー画像を中間転写ベルト18の表面に転写するための1次転写ローラ21と、中間転写ベルト18を介して駆動ローラ20に当接するとともに中間転写ベルト18の表面に形成されたトナー画像を記録紙に転写するための2次転写ローラ22と、中間転写ベルト18の表面に残留するトナー等の付着物を除去するベルトクリーニングユニット23と、を備えている。
また、プリンタ1は、図1に示すように、多数の記録紙が収容可能に構成されるとともに記録紙を1枚ずつ給紙する給紙部24と、給紙部24より給紙された記録紙をプリンタ1の内部を搬送する搬送部25と、搬送部25を搬送される間にトナー画像が印刷された記録紙が排出される排紙部26と、を備えている。
感光体ドラム10は、図1に示すように、装置内部の中央付近に回転自在に設置されており、その回転軸が装置の手前側から見て装置の設置面と水平な方向に、即ち、紙面に対して垂直な方向に延びている。
帯電ローラ11は、図1に示すように、感光体ドラム10の上方であって、この感光体ドラム10に近接する位置に設置されている。そして、帯電ローラ11に所定の大きさの電圧を印加すると、帯電ローラ11の放電により感光体ドラム10の表面が一様に帯電する。
露光ユニット12は、プリンタ1に接続される端末装置より送られてきた画像データに基づき、半導体レーザ(不図示)より感光体ドラム10へ向けてレーザ光を照射するものである。図1に示すように、この露光ユニット12は、感光体ドラム10の上方であって、回転現像ユニット13の回転軸よりも奥側に設置されている。また、プリンタ1には、図1に示すように、露光ユニット12から感光体ドラム10へ至るレーザ光の光路に反射ミラー27が設置されている。そして、図1に一点鎖線で示すように、露光ユニット12より出射されたレーザ光が、反射ミラー27で所定の角度に反射した後に感光体ドラム10へ向けて照射されることで、感光体ドラム10のうちレーザ光が当たった部分に静電潜像が形成される。
回転現像ユニット13は、図1に示すように、円筒状に形成されており、感光体ドラム10に隣接するとともにこの感光体ドラム10の奥側に設置されている。また、回転現像ユニット13は、90°間隔で回転軸より放射状に延びる回転枠28と、回転枠28に支持されるとともにシアン、マゼンタ、イエロー、およびブラックのトナーがそれぞれ収容されるシアン現像装置13a、マゼンタ現像装置13b、イエロー現像装置13c、およびブラック現像装置13dと、を備えている。また、シアン現像装置13a、マゼンタ現像装置13b、イエロー現像装置13c、およびブラック現像装置13dは、回転枠28によって回転現像ユニット13の周方向に4等分された4つの区画のそれぞれに配置されている。そして、この回転枠28は、感光体ドラム10の回転軸と平行な軸の回りに回転自在に形成されており、モータやギアから成る駆動機構(不図示)によって駆動される。
また、シアン現像器13a、マゼンタ現像器13b、およびイエロー現像器13cには1成分非磁性トナーが収容される。また、ブラック現像器13dには、1成分磁性トナーが収容される。
そして、回転現像ユニット13が回転し、各現像装置13a〜13dに収容されるトナーが感光体ドラム10の表面に形成された静電潜像に付着することによって現像が行われる。
トナー収容部14には、各現像装置13a〜13dに対応する色のトナーを収容する4つのトナーカートリッジ(不図示)が、装置の手前側から見て装置の設置面と水平な方向に、即ち、紙面に対して垂直な方向に並べて装着されており、4つのトナーカートリッジのそれぞれが装置の手前側から取り出すことが可能となっている。
トナー供給ユニット15は、トナー収容部14の各トナーカートリッジに収容された4色のトナーのそれぞれをトナーの色に対応する各現像装置13a〜13dに供給するためのものである。
ドラムクリーニングユニット17は、図1に示すように、感光体ドラム10の手前側であって感光体ドラム10に隣接するとともに、中間転写ベルト18の上方に設置されている。
中間転写ベルト18は、図1に示すように、感光体ドラム10およびトナー収容部14の下方に設置されており、この中間転写ベルト18の裏面に当接する従動ローラ19と駆動ローラ20との間に掛け渡されている。また、図1に示すように、感光体ドラム10の下方であって中間転写ベルト18を介して感光体ドラム10と対向する部分には1次転写ローラ21が設置されており、この1次転写ローラ21は感光体ドラム10と圧接している。
2次転写ローラ22は、図1に示すように、駆動ローラ20の下方であって中間転写ベルト18を介して駆動ローラ20と対向する位置に設置されており、この中間転写ベルト18と圧接している。そして、印刷動作時において、駆動ローラ20と2次転写ローラ22の間に形成されるニップ部を記録紙が通過する際に、中間転写ベルト18の表面に形成されたトナー画像が記録紙に転写される。
給紙部24は、図1に示すように、多数の記録紙が載置されるリフト板29が取り付けられた給紙カセット30と、リフト板29に載置された記録紙に当接するとともに、給紙カセット30より記録紙を送り出す給紙コロ31と、を備えている。そして、この給紙カセット30は、プリンタ1の手前側に取り出し可能となっている。
搬送部25は、図1に示すように、給紙部24と排紙部26の間に設置されている。この搬送部25は、給紙部24から2次転写ローラ22へ至る第1搬送路32と、2次転写ローラ22から定着ユニット16へ至る第2搬送路33と、定着ユニット16から排紙部26へ至る第3搬送路34と、から構成されている。また、図1に示すように、第3搬送路34における定着ユニット16の下流側に分岐爪35が設置されるとともに、第2搬送路33の下方には、両面印刷モードにおいて定着ユニット16を通過した記録紙をこの分岐爪35によって第1搬送路32へ戻すための戻し搬送路36が設置されている。
搬送部25において、第1〜第3搬送路32、33、34のそれぞれには、記録紙を案内しながら搬送するガイド板およびローラ対(何れも不図示)が設置されている。また、第1搬送路32には、図1に示すように、給紙カセット30より給紙された記録紙を後述するレジストローラ38へ向けて搬送する搬送ローラ37と、搬送ローラ37を通過した記録紙の向きを矯正するとともに、記録紙が搬送されるタイミングを調整する一対のローラからなるレジストローラ38と、が設置されている。そして、この第1搬送路32は、搬送ローラ37に沿って形成される湾曲路39と、湾曲路39から2次転写ローラ22へ至る直線路40と、から構成されている。
第2搬送路33は、図1に示すように、概ね直線状に形成されており、プリンタ1の手前側から奥側へ向かってプリンタ1の設置面と水平な方向に延びている。また、第3搬送路34は、図1に示すように、定着ユニット16から分岐爪35へと至る部分が概ね直線状に形成され、プリンタ1の手前側から奥側へ向かってプリンタ1の設置面と水平な方向に延びるとともに、分岐爪35から排紙部26へと至る部分がプリンタ1の上方へ向かってプリンタ1の設置面と垂直な方向に延びている。
更に、戻し搬送路36は、図1に示すように、第3搬送路34における分岐爪35が設置される部分から下方に分岐するとともに、定着ユニット16、第2搬送路33、2次転写ローラ22、およびレジストローラ38の下方をプリンタ1の奥側から手前側へ向かってプリンタ1の設置面と水平な方向に延びている。そして、この戻し搬送路36は、第1搬送路32の直線路40におけるレジストローラ38の直ぐ上流側に接続している。尚、戻し搬送路36にも、第1〜第3搬送路32、33、34と同様、記録紙を案内しながら搬送するガイド板およびローラ対(何れも不図示)が設置されている。
また、排紙部26は、図1に示すように、プリンタ1の外部におけるプリンタ1の上面に形成されている。そして、定着ユニット16を通過した記録紙は、第3搬送路34を通ってプリンタ1の外部へ送り出され、排紙部26に排出される。
なお、プリンタ1は、図示はしていないが、装置全体を制御する中央演算処理装置(以下、CPU[Central Processing Unit]と呼ぶ)と、各種制御プログラム等が格納されたROM[Read Only Memory]やワーク領域として用いられるRAM[Random Access Memory]から成るメモリ部と、帯電ローラ11、駆動ローラ20、1次転写ローラ21、2次転写ローラ22、およびレジストローラ38等の各種ローラや感光体ドラム10および回転現像ユニット13等を回転させるモータと、露光ユニット12、トナー供給ユニット15、定着ユニット16、ドラムクリーニングユニット17、およびベルトクリーニングユニット23等の各ユニット、およびモータに電力を供給する電源ユニットと、を当然に有して成る。
次に、上記構成から成るプリンタ1の印刷動作について説明を行う。プリンタ1に通信の接続された端末装置(不図示)から通信ネットワークを介して印刷データが入力されると、CPUにより、印刷開始が認識されるとともに印刷データから画像データが抽出される。そして、プリンタ1では、CPUにより出力される制御信号に基づいてプリンタ1の各ユニット等の動作が制御されることで、帯電工程、露光工程、現像工程、1次転写工程、2次転写工程、および定着工程の各工程が順に行われる。なお、以下では、片面印刷モードおよび両面印刷モードについて説明を行う。
最初に、プリンタ1における片面印刷モードでの印刷動作について説明を行う。片面印刷モードでの印刷動作が開始すると、まず、帯電工程において、帯電ローラ11の放電により感光体ドラム10の表面が所定の電位に均一に帯電される。また、次に、露光工程において、露光ユニット12の半導体レーザ(不図示)より感光体ドラム10へ向けてレーザ光が照射され、反射ミラー27で所定の角度に反射したレーザ光が感光体ドラム10上を走査することにより、感光体ドラム10の表面のうちレーザ光が当たった部分の電圧が変化してこの部分に静電潜像が形成される。
続いて、現像工程において、感光体ドラム10の表面における静電潜像が形成された部分に回転現像ユニット13における各現像装置13a〜13dによってトナーが供給されることで感光体ドラム10の表面にトナー画像の現像が行われる。
続いて、1次転写工程において、感光体ドラム10の表面に形成されたトナー画像が、所定の速度で駆動される中間転写ベルト18の表面に転写される。このとき、感光体ドラム10の表面に形成されたトナー画像が、トナーの色ごとに所定のタイミングで中間転写ベルト18の表面に重ねて転写され、中間転写ベルト18の表面に複数の色から成る画像が形成される。
なお、1次転写工程の終了後、感光体ドラム10の表面に残留したトナー等の付着物は、ドラムクリーニングユニット17によって感光体ドラム10の表面より削り取られ、回収部(不図示)に回収される。
次工程の2次転写工程開始までに、給紙コロ31の回転によって給紙カセット30から送り出された記録紙が搬送ローラ37へ向けて搬送され、第1搬送路32の湾曲路39を通過する。第1搬送路32の湾曲路39を通過した記録紙は、第1搬送路39の直線路40を通ってレジストローラ38へと搬送され、このレジストローラ38において記録紙の向きが矯正されるとともに、搬送タイミングが調整された後、駆動ローラ20と2次転写ローラ22の間のニップ部へ向けて搬送される。
その後、2次転写工程において、中間転写ベルト18の表面に付着して所定の電位に帯電したトナーと逆電位の電圧を2次転写ローラ22に印加すると、中間転写ベルト18の表面に付着して所定の電位に帯電したトナーと2次転写ローラ22との電位差に応じて静電気力が生じ、駆動ローラ20と2次転写ローラ22の間のニップ部を通過する記録紙に中間転写ベルト18の表面に形成されたトナー画像が転写される。そして、2次転写工程においてトナー画像が転写された記録紙は、第2搬送路33を通り、定着ユニット16へ向けて搬送される。
なお、2次転写工程の終了後、中間転写ベルト18の表面に付着したトナー等の付着物は、ベルトクリーニングユニット23によって剥ぎ取られるとともに回収部(不図示)に回収される。
続いて、定着工程において、定着ユニット16によって記録紙上のトナー画像が、加熱および加圧されることで、トナー画像が記録紙に定着する。定着工程においてトナー画像が定着した記録紙は、第3搬送路34を通り、分岐爪35の位置を通過した後、プリンタ1の外部へ送り出されて排紙部26に排出される。
次にプリンタ1における両面印刷モードでの印刷動作について説明を行う。両面印刷モードによる印刷動作が行われるとき、定着工程においてトナー画像が定着した片面印刷後の記録紙は、分岐爪35の位置を通過する際に、この分岐爪35によって戻し搬送路36へと搬送される。戻し搬送路36へ搬送された片面印刷後の記録紙は、この戻し搬送路36を通って第1搬送路32の直線路40へと搬送され、一対のレジストローラ38においてその向きが矯正されるとともに、搬送タイミングが調整された後、駆動ローラ20と2次転写ローラ22の間のニップ部へ向けて搬送される。
続いて、片面印刷モードによる印刷動作と同様の印刷動作が行われることによって、片面が印刷された記録紙のもう一方の面にトナー画像が印刷される。このようにして両面にトナー画像が印刷された記録紙は、分岐爪35の位置を通過した後、プリンタ1の外部へ送り出されて排紙部26に排出される。
次に、本発明に係るブラック現像装置13dの第1実施形態について図1〜図5に基づいて説明を行う。図2は、第1実施形態のブラック現像装置13dを模式的に示す縦断面図である。図3は、図2に示す第1実施形態のブラック現像装置13dのYYでの縦断面図である。図4は、第1実施形態のブラック現像装置13dにおける要部構成部材の展開図である。図5は、第1実施形態のブラック現像装置13dにおける仕切板を模式的に示す斜視図である。なお、以下では、1成分磁性トナーを磁性トナーと呼ぶこととする。
第1実施形態のブラック現像装置13dは、ブラック現像装置13dの各構成部材が搭載される筐体44と、ブラック色の磁性トナー49の流通路となる複数の矩形状の穴41a(第1の開口部に相当)が設けれ、その長手方向の両端部が互いに連通した後述の第1トナー室42および第2トナー室43を形成する仕切板41と、磁性トナー49が収容され、その長手方向の両端部が互いに連通した第1トナー室42および第2トナー室43と、第1トナー室42に収容される磁性トナー49を攪拌するとともに、仕切板41の長手方向の両端部とブラック現像装置13dの筐体44間の図3に示す2つのトナー流通路50、51のうち、トナー流通路50(図2では、紙面の奥側)を通過させて第1トナー室42内の磁性トナー49を第2トナー室43に搬送する攪拌部材の攪拌パドル45と、第2トナー室43に収容される磁性トナー49を攪拌するとともに、図3に示すトナー流通路51および仕切板41の各穴41aから第2トナー室43内の磁性トナー49を第1トナー室42に搬送する攪拌部材のスクリュー46と、後述する現像ローラ47の表面に付着した磁性トナー49から余分の磁性トナー49を取り除き、現像ローラ47の表面に付着した磁性トナー49を均一に所定の厚さに薄層化する薄層化部材のブレード48と、磁性トナー49を付着させ、ブレード48により均一に所定の厚さにされた磁性トナー49を感光体ドラム10の表面に供給する現像ローラ47と、を有して成る。
仕切板41は、その長手方向において、攪拌パドル45およびスクリュー46の長手方向よりも短く、攪拌パドル45とスクリュー46の間の位置に備えられている。仕切板41がその位置に備えられることで、ブラック現像装置13d内が、第1トナー室42と第2トナー室43に分けられるととともに、仕切板41の長手方向の両端部と筐体44の間に、トナー流通路50、51が形成されている。
また、仕切板41は、図4および図5に示すように、スクリュー46がその現像ローラ47側に所定の距離を隔てて配置される湾曲部41bと、12個の矩形状の穴41aが設けられた平面部41cと、から成る。また、仕切板41の平面部41cには、ブレード48によって現像ローラ47に付着した余分の磁性トナー49が除去される除去位置Pに対向する位置に12個の矩形状の穴41aが設けられている。すなわち、仕切板41の各穴41aは、ブレード48によって現像ローラ47から取り除かれた磁性トナー49が、スクリュー46の外周方向への攪拌力およびブレード48によって取り除かれたことによる実線矢印Cの方向への力を受けて、実線矢印Cの方向に移動して第1トナー室42へ流通される位置に設けられている。
よって、ブラック現像装置13dは、仕切板41に複数の穴41aが設けられることで、ブレード48によって現像ローラ47から取り除かれた磁性トナー49が、実線矢印Cの方向に進んで第2トナー室43から仕切板41の各穴41aを通じて第1トナー室42へ流通するため、仕切板41や筐体44の内壁に押し付けられて固まりとならず、磁性トナー49の流通経路が狭くなって磁性トナー49の循環が妨げられることを防止することが可能となる。
ブラック現像装置13dの筐体44には、トナー供給ユニット15から第1トナー室42内に新しい磁性トナー49が補給される補給口(不図示)が設けられている。その補給口(不図示)は、トナー供給ユニット15から補給される磁性トナー49が、仕切板41の穴41aおよびトナー流通路50、51の直上に供給されない位置に設けられている。
攪拌パドル45は、図2〜図4に示すように、第1トナー室42に備えられており、樹脂からなる回転軸45aと、回転軸45aの後述の装着部45dに装着される羽部材45eと、を有して成る。また、攪拌パドル45の回転軸45aには、攪拌パドル45の長手方向の両端部にギア45b、45cと、ギア45bとギア45c間に変形自在なペット樹脂からなる羽部材45eを装着するため装着部45dと、が形成されている。また、攪拌パドル45は、このような構成にされることで、攪拌パドル45の長手方向への磁性トナー49の搬送能力が低減され、一方、磁性トナー49の攪拌能力が向上されている。そして、攪拌パドル45は、モータ(不図示)の駆動力がギア等(不図示)を介して、ギア45b、45cに伝達されることで、回転軸45aを中心にして図2に示す実線矢印Bの方向に往復運動を行う。攪拌パドル45は、実線矢印Bの方向に往復運動を行うことで、第1トナー室42内にトナー供給ユニット15から供給された新しい磁性トナー49および第1トナー室42内に先にある磁性トナー49(第1トナー室42内に第2トナー室43から仕切板41の各穴41aおよびトナー流通路51を通過してきた磁性トナー49を含む)を攪拌するとともに、その攪拌された磁性トナー49がトナー流通路50を通過して第2トナー室43へ搬送される。
スクリュー46は、図2〜図4に示すように、現像ローラ47と仕切板41との間に備えられている。また、スクリュー46は、樹脂から一括成形されたものであり、その回転軸46aの外周にスパイラル46b、回転軸46aの軸端の一方にギア46cが設けられている。また、スパイラル46bのピッチ(すなわち、スパイラル46bの回転軸46a一周分)は、スクリュー46の長手方向の搬送能力を少なくして、スクリュー46の周方向への磁性トナー49の搬送能力を向上させるために、回転軸46aの周方向におけるスパイラル46bの先端間の径に対して、3倍に設定されている。また、スパイラル46bのピッチは、トナー供給ユニット15から供給された新しい磁性トナー49が、その供給から2分後に、現像ローラ47に一部到達し、5分後に第1トナー室42および第2トナー室43の全域に行き渡るように、調整されている。なお、スパイラル46bのピッチは、回転軸46aの周方向におけるスパイラル46bの先端間の径に対して、3倍以上に設定されることが好ましい。
そして、スクリュー46は、モータ(不図示)の駆動力がギア等(不図示)を介して、ギア46cに伝達されることで、図2に示す実線矢印Dの方向に回転する。スクリュー46は、実線矢印Dの方向に回転することで、第1トナー室42から第2トナー室43内に供給された磁性トナー49、ブレード48によって現像ローラ47から除去された磁性トナー49、および第2トナー室43内に先にある磁性トナー49を攪拌する。また、スクリュー46は、その攪拌された磁性トナー49をトナー流通路51の方向に搬送し、更に第1トナー室42へトナー流通路51を通過させて搬送するとともに、第2トナー室43内の磁性トナー49を仕切板41の各穴41aを通過させて第1トナー室42に搬送する。
現像ローラ47は、図1〜図4に示すように、その外周の一部が第2トナー室43に露出し、ブラック現像装置13dが感光ドラム10に対向する位置に回転された際に、感光体ドラム10と当接するように、ブラック現像装置13dの筐体44に備えられている。また、現像ローラ47は、その外周部がアルミニウムからなり、現像ローラ47の回転軸とその外周部との間に複数の磁石(不図示)が備えられている。そして、現像ローラ47は、現像工程において、モータ(不図示)の駆動力がギア等(不図示)を介して、現像ローラ47のギア(不図示)に伝達されることで、図2に示す実線矢印Eの方向に回転する。そして、現像ローラ47に電源ユニット(不図示)から所定の電位が印加されて、磁性トナー49が現像ローラ47の表面に付着し、更に現像ローラ47が実線矢印Eの方向に回転することで、ブレード48によって余分の磁性トナー49が取り除かれる。そして、現像ローラ47によって、その表面に所定の厚さで均一に付着した磁性トナー49が感光体ドラム10上に形成された静電潜像に供給されて、トナー画像の現像が行われる。
次に、上記構成から成る第1実施形態に係るブラック現像装置13dにおける磁性トナー49の循環動作について説明を行う。第1実施形態に係るブラック現像装置13dでは、図1〜図3に示すように、トナー供給ユニット15から第1トナー室42に供給された新しい磁性トナー49は、攪拌パドル45によって、第1トナー室42内に先にある磁性トナー49(第1トナー室42内に第2トナー室43から仕切板41の各穴41aおよびトナー流通路51を通過してきた磁性トナー49を含む)と攪拌される。そして、その攪拌された磁性トナー49は、攪拌パドル45によって、更に攪拌されながらトナー流通路50を通過して第2トナー室43へ搬送される。
第2トナー室43に搬送された磁性トナー49は、スクリュー46によって、第2トナー室43内に先にある磁性トナー49(ブレード48により現像ローラ47から除去された磁性トナー49を含む)と攪拌される。その攪拌された磁性トナー49の一部は、スクリュー46によって、攪拌されながらトナー流通路51に向かって搬送され、トナー流通路51を通過して第1トナー室42に搬送される。また、その攪拌された磁性トナー49の一部は、所定の電位の電圧が印加された現像ローラ47に付着する。そして、現像ローラ47が、実線矢印Eの方向に回転することで、ブレード48によって現像ローラ47に付着した磁性トナー49にうち、余分の磁性トナー49が取り除かれる。ブレード48によって現像ローラ47から取り除かれた磁性トナー49は、仕切板41に複数の穴41aが設けられているため、仕切板41や筐体44の内壁に押し付けられて固まりとならず、スクリュー46の外周方向への攪拌力およびブレード48によって取り除かれたことによる実線矢印Cの方向への力を受けて、仕切板41の各穴41aを通過して第1トナー室42に搬送される。
また、上記の構成から成る第1実施形態に係るブラック現像装置13dにおける新旧の磁性トナー49の入れ替わり性を確認したところ、トナー供給ユニット15から第1トナー室42に供給された新しい磁性トナー49が、その供給から2分後に、現像ローラ47に一部到達し、5分後に第1トナー室42および第2トナー室43の全域に行き渡った。また、第1実施形態に係るブラック現像装置13dは、仕切板41に穴41aが設けられていないブラック現像装置よりも磁性トナー49の劣化が小さいことが確認できた。
以上で説明したように、第1実施形態に係るブラック現像装置13dは、攪拌パドル45とスクリュー46との間に備えられ、その長手方向の両端部が互いに連通した第1トナー室42と第2トナー室43を形成する仕切板41に複数の穴41aが、ブレード48によって現像ローラ47から取り除かれる余分の磁性トナー49が実線矢印Cの方向に移動して第2トナー室43から第1トナー室42へ流通される位置に設けられている。よって、第1実施形態に係るブラック現像装置13dであれば、仕切板41に複数の穴41aが設けられることで、ブレード48によって現像ローラ47から取り除かれて実線矢印Cの方向に進む磁性トナー49が、仕切板41や筐体44の内壁に押し付けられて固まりとならいため、磁性トナー49の滞留を防止して磁性トナー49の循環性を向上させることが可能となる。更には、磁性トナー49の不均一な粒径分布や磁性トナー49の劣化による画像品質の低下(画像濃度の低下や地肌かぶり等)を抑えることが可能となる。これに伴って、第1トナー室42および第2トナー室43に収容される磁性トナー49の長寿命化を図ることが可能になるとともに、ブラック現像装置13dの小型化および長寿命化を図ることが可能となる。
次に、本発明に係るブラック現像装置13dの第2実施形態について図1および図6〜図9に基づいて説明を行う。ブラック現像装置13dの第1実施形態では、トナー供給ユニット15から第1トナー室42内に新しい磁性トナー49が補給される補給口(不図示)が、仕切板41の各穴41aおよびトナー流通路50、51の直上に設けられていない構成であった。しかしながら、第1実施形態における仕切板41の穴41aの直上に補給口が設けられた場合、第1トナー室42に補給された新しい磁性トナー49の一部が、既に第1トナー室42にある古い磁性トナー49と攪拌されずに、仕切板41の穴41aを通過して現像ローラ47に付着する可能性がある。この場合、記録材上に印刷されるトナー画像に濃度差や地肌かぶりなどが生じ、記録紙に印刷されるトナー画像の品質が低下する問題が発生してしまう可能性がある。そこで、ブラック現像装置13dの第2実施形態では、仕切板41の上方に補給口(不図示)が設けられた場合においても、ブレード48によって現像ローラ47から取り除かれた磁性トナー49が、仕切板41や筐体44の内壁に押し付けられて固まりとなることなく、記録紙に印刷されるトナー画像の品質の低下を防止するブラック現像装置13dの特徴について説明を行う。
図6は、第2実施形態のブラック現像装置13dを模式的に示す縦断面図である。図7は、図6に示す第2実施形態のブラック現像装置13dのYYでの縦断面図である。図8は、第2実施形態のブラック現像装置13dにおける要部構成部材の展開図である。図9は、第2実施形態のブラック現像装置13dにおける仕切板を模式的に示す斜視図である。なお、本実施形態のブラック現像装置13dの構成要素において、前述の第1実施形態と同様なものについては、特に必要がない限り同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、本実施形態を理解しやすいように、図8に示す仕切板41上にトナー補給口44aの投影図を破線で記載している。
第2実施形態に係るブラック現像装置13dは、後述の位置にトナー供給ユニット15から第1トナー室42に新しい磁性トナー49が供給されるトナー補給口44aが設けられ、ブラック現像装置13dの各構成部材が搭載される筐体44と、ブラック色の磁性トナー49の流通路となる8個の矩形状の穴41a(第1の開口部に相当)と8個の矩形状の穴41e(第2の開口部に相当)が設けられ、その長手方向の両端部が互いに連通した後述の第1トナー室42および第2トナー室43を形成する仕切板41と、1成分磁性トナー49が収容されるとともに、仕切板41で分けられることでその長手方向の両端部が互いに連通した第1トナー室42および第2トナー室43と、第1トナー室42に収容される磁性トナー49を攪拌するとともに、仕切板41の長手方向の両端部とブラック現像装置13dの筐体44間の図7に示す2つのトナー流通路50、51のうち、トナー流通路50(図6では、紙面の奥側)および仕切板41の各穴41eを通過させて第1トナー室42内の磁性トナー49を第2トナー室43に搬送する攪拌部材の攪拌パドル45と、第2トナー室43に収容される磁性トナー49を攪拌するとともに、図7に示すトナー流通路51および仕切板41の各穴41aを通過させて第2トナー室43内の磁性トナー49を第1トナー室42に搬送する攪拌部材のスクリュー46と、後述する現像ローラ47の表面に付着した磁性トナー49から余分の磁性トナー49を取り除き、現像ローラ47の表面に付着した磁性トナー49を均一に所定の厚さに薄層化する薄層化部材のブレード48と、磁性トナー49を付着させ、ブレード48により均一に所定の厚さにされた磁性トナー49を感光体ドラム10の表面に供給する現像ローラ47と、を有して成る。
仕切板41は、図6〜図9に示すように、その長手方向において、攪拌パドル45およびスクリュー46の長手方向よりも短く、攪拌パドル45とスクリュー46の間の位置に備えられている。仕切板41がその位置に備えられることで、ブラック現像装置13dの筐体44内が、第1トナー室42と第2トナー室43に分けられるととともに、仕切板41の長手方向の両端部と筐体44の間に、トナー流通路50、51が形成されている。
また、仕切板41は、図8および図9に示すように、その現像ローラ47側に所定の距離を隔ててスクリュー46が配置され、8個の矩形状の穴41eが設けられた湾曲部41bと、8個の矩形状の穴41aが設けられた平面部41cと、から成る。また、仕切板41の8個の穴41aは、現像ローラ47に付着した余分の磁性トナー49がブレード48によって除去される除去位置Pに上方に対向する位置で、仕切板41の上方にあるトナー補給口44aと対向せず、トナー補給口44aの対向する仕切板41上の位置から長手方向に所定の距離を隔てた位置から所定の間隔をあけて設けられている。なお、所定の距離とは、ブラック現像装置13dが用いられて、記録紙にトナー画像が印刷された際にトナー画像に不具合、例えば、トナー画像濃度の濃淡や地肌かぶりが発生しない距離である。また、仕切板41の8個の穴41eは、仕切板41の湾曲部41bの端部側に穴41aに対応して仕切板41の長手方向に所定の間隔で設けられている。この仕切板41の8個の穴41eは、攪拌パドル45により攪拌された磁性トナー49の第1トナー室42から第2トナー室43への搬送を促進させるために設けられたものである。
すなわち、仕切板41の穴41aは、ブレード48によって現像ローラ47から取り除かれた磁性トナー49が、スクリュー46の外周部への攪拌力およびブレード48によって取り除かれたことによる実線矢印Cの方向への力を受けて、実線矢印Cの方向に移動して第2トナー室43から第1トナー室42へ流通される位置で、かつ、トナー補給口44aと対向する位置からずれた位置に設けられている。また、仕切板41の穴41eは、トナー補給口44aと対向する位置からずれた位置で、第1トナー室42で攪拌パドル45により攪拌された磁性トナー49が、スクリュー46によって第1トナー室42から第2トナー室43に引き込まれる位置に設けられている。
よって、ブラック現像装置13dは、仕切板41に複数の穴41aが設けられることで、トナー補給口44aから供給された新しい磁性トナー49の一部が、既に第1トナー室42にある古い磁性トナー49と攪拌されずに、仕切板41の各穴41aを通過して現像ローラ47に付着することを防止することが可能であるとともに、ブレード48によって現像ローラ47から取り除かれた磁性トナー49が、実線矢印Cの方向に進んで第2トナー室43から仕切板41の各穴41aを通じて第1トナー室42へ流通するため、仕切板41や筐体44の内壁に押し付けられて固まりとならず、磁性トナー49の流通経路が狭くなり磁性トナー49の循環が妨げられることを防止することが可能となる。また、ブラック現像装置13dは、仕切板41に複数の穴41eが設けられることで、既に第1トナー室42にある古い磁性トナー49と攪拌されずに、仕切板41の穴41eを通過して現像ローラ47に付着することを防ぐことが可能となるとともに、第1トナー室42で攪拌パドル45によって攪拌された磁性トナー49を、仕切板41に穴41eがない場合よりも第1トナー室42から第2トナー室43へ高速で攪拌パドル45およびスクリュー46によって搬送させることが可能となる。
攪拌パドル45は、第1トナー室42に備えられており、樹脂からなる回転軸45aと、回転軸45aの後述の装着部45dに装着される変形自在なペット樹脂からなる羽部材45eと、を有して成る。また、攪拌パドル45の回転軸45aには、攪拌パドル45の長手方向の両端部にギア45b、45cと、ギア45bとギア45c間に羽部材45eを装着するための装着部45dと、が形成されている。また、攪拌パドル45は、このような構成にされることで、攪拌パドル45の長手方向への磁性トナー49の搬送能力が低減され、一方、磁性トナー49の攪拌能力が向上されている。
そして、攪拌パドル45は、モータ(不図示)の駆動力がギア等(不図示)を介して、ギア45b、45cに伝達されることで、回転軸45aを中心にして図6に示す実線矢印Bの方向に往復運動を行う。攪拌パドル45は、実線矢印Bの方向に往復運動を行うことで、第1トナー室42内にトナー供給ユニット15から供給された新しい磁性トナー49および第1トナー室42内に先にある磁性トナー49(第1トナー室42内に第2トナー室42から仕切板41の穴41aおよびトナー流通路51を通過してきた磁性トナー49を含む)を攪拌する。そして、攪拌パドル45は、その攪拌した第1トナー室42内の磁性トナー49をトナー流通路50および仕切板41の各穴41eを通過させて第2トナー室43へ搬送する。
スクリュー46は、現像ローラ47と仕切板41との間に備えられている。また、スクリュー46は、樹脂から一括成形されたものであり、その回転軸46aの外周にスパイラル46bと、回転軸46aの軸端の一方にギア46cとが設けられている。また、スパイラル46bのピッチ(すなわち、スパイラル46bの回転軸46a一周分)は、スクリュー46の長手方向の搬送能力を少なくして、スクリュー46の周方向への磁性トナー49の搬送能力を向上させるために、回転軸46aの周方向におけるスパイラル46bの先端間の径に対して、3倍に設定されている。また、スパイラル46bのピッチは、トナー供給ユニット15から第1トナー室42に供給された新しい磁性トナー49が、その供給から1分後に、現像ローラ47に一部到達し、3分後に第1トナー室42および第2トナー室43の全域に行き渡るように、調整されている。また、スパイラル46bのピッチは、回転軸46aの周方向におけるスパイラル46bの先端間の径に対して、3倍以上に設定されることが好ましい。
そして、スクリュー46は、モータ(不図示)の駆動力がギア等(不図示)を介して、ギア46cに伝達さえることで、図6に示す実線矢印Dの方向に回転する。スクリュー46は、実線矢印Dの方向に回転することで、第1トナー室42から磁性トナー49を仕切板41の穴eを通過させて第2トナー室43内に引き込むとともに、トナー流通路50および仕切板41の穴41eを通じて第2トナー室43内に搬送された磁性トナー49、ブレード48によって現像ローラ47から取り除かれた磁性トナー49、および第2トナー室43内に先にある磁性トナー49を攪拌する。また、スクリュー46は、その攪拌された磁性トナー49をトナー流通路51の方向に搬送し、更に第1トナー室42へトナー流通路51を通過させて搬送するとともに、第2トナー室43内の磁性トナー49を仕切板41の各穴41aを通過させて第1トナー室42に搬送する。
現像ローラ47は、その外周の一部が第2トナー室43に露出し、ブラック現像装置13dが感光ドラム10に対向する位置に回転された際に、感光体ドラム10と当接するように、ブラック現像装置13dの筐体44に備えられている。また、現像ローラ47は、その最外周部がアルミニウムからなり、現像ローラ47の回転軸とその外周部との間に複数の磁石(不図示)が備えられている。そして、現像ローラ47は、現像工程において、モータ(不図示)の駆動力がギア等(不図示)を介して、現像ローラ47のギア(不図示)に伝達されることで、図6に示す実線矢印Eの方向に回転する。そして、現像ローラ47に電源ユニット(不図示)から所定の電位が印加されて、磁性トナー49が現像ローラ47の表面に付着し、更にブレード48によって余分の磁性トナー49が取り除かれる。そして、現像ローラ47によって、現像ローラ47の表面に所定の厚さで均一に付着した磁性トナー49が感光体ドラム10上に形成された静電潜像に供給されて、トナー画像の現像が行われる。
次に、上記構成から成るブラック現像装置13dにおける磁性トナー49を循環動作について説明を行う。ブラック現像装置13dでは、トナー供給ユニット15からトナー補給口44aを介して第1トナー室42内に供給された新しい磁性トナー49は、攪拌パドル45によって、第1トナー室42内に先にある磁性トナー49(第1トナー室42内に第2トナー室42から仕切板41の穴41aおよびトナー流通路51を通過してきた磁性トナー49を含む)と攪拌される。そして、その攪拌された磁性トナー49の一部は、攪拌パドル45によって、攪拌されながらトナー流通路50を通過して第2トナー室43へ搬送される。また、その攪拌された磁性トナー49の一部は、攪拌パドル45およびスクリュー46によって仕切板41の各穴41eを通過して第2トナー室43へ搬送される。
第2トナー室43に搬送された磁性トナー49は、スクリュー46によって、第2トナー室43内に先にある磁性トナー49(ブレード48により現像ローラ47から除去された磁性トナー49を含む)と攪拌される。その攪拌された磁性トナー49の一部は、スクリュー46によって、攪拌されながらトナー流通路51に向かって搬送され、トナー流通路51を通過して第1トナー室42に搬送される。また、その攪拌された磁性トナー49の一部は、所定の電位の電圧が印加された現像ローラ47に付着する。そして、現像ローラ47が、実線矢印Eの方向に回転されることで、ブレード48によって現像ローラ47に付着した磁性トナー49にうち、余分の磁性トナー49が取り除かれる。ブレード48によって現像ローラ47から取り除かれた磁性トナー49の一部は、仕切板41や筐体44の内壁に押し付けられて固まりとならず、スクリュー46の外周方向への攪拌力およびブレード48によって磁性トナー49が取り除かれたことによる実線矢印Cの方向への力を受けて、仕切板41の穴41aを通過して第1トナー室42に搬送される。
また、上記の構成から成る第2実施形態に係るブラック現像装置13dにおける磁性トナー49の入れ替わり性を確認したところ、トナー供給ユニット15から第1トナー室42に供給された新しい磁性トナー49が、その供給から1分後に、現像ローラ47に一部到達し、3分後に第1トナー室42および第2トナー室43の全域に行き渡った。また、第2実施形態に係るブラック現像装置13dは、仕切板41に穴41aおよび穴41eが設けられていないブラック現像装置よりも磁性トナー49の劣化が小さいことが確認できた。
以上で説明したように、第2実施形態に係るブラック現像装置13dは、攪拌パドル45とスクリュー46との間に備えられ、その長手方向の両端部が互いに連通した第1トナー室42と第2トナー室43を形成する仕切板41に複数の穴41aが、ブレード48によって現像ローラ47から取り除かれた磁性トナー49がスクリュー46の外周部への攪拌力およびブレード48によって取り除かれたことによる実線矢印Cの方向への力を受けて、実線矢印Cの方向に移動して第2トナー室43から第1トナー室42へ流通される位置で、かつ、トナー補給口44aと対向する位置からずれた位置に設けられている。更に、仕切板41に複数の穴41eが、トナー補給口44aと対向する位置からずれた位置で、第1トナー室42で攪拌パドル45により攪拌された磁性トナー49が、スクリュー46によって第1トナー室42から第2トナー室43に引き込まれる位置に設けられている。
よって、第2実施形態に係るブラック現像装置13dであれば、仕切板41に複数の穴41aがそのような位置に設けられることで、ブレード48によって現像ローラ47から取り除かれて実線矢印Cの方向に移動する磁性トナー49が、仕切板41や筐体44の内壁に押し付けられて固まりとならないため、磁性トナー49の流通経路が狭くなり磁性トナー49の循環が妨げられることを防止することが可能となるとともに、トナー補給口44aから供給された新しい磁性トナー49の一部が、既に第1トナー室42にある古い磁性トナー49と攪拌されずに、仕切板41の穴41aを通過して現像ローラ47に付着することを防ぐことが可能となる。また、仕切板41に複数の穴41eが設けられることで、既に第1トナー室42にある古い磁性トナー49と攪拌されずに、仕切板41の穴41eを通過して現像ローラ47に付着することを防ぐことが可能となるとともに、第1トナー室42内の磁性トナー49を第1トナー室42から高速に第2トナー室43内に搬送することが可能となる。また、仕切板41に複数の穴41a、41eを設けることでトナー流通路が多くなり、現像ローラ47へのトナー供給速度を平均化することが可能となる。このため、ブレード48によって現像ローラ47から取り除かれて実線矢印Cの方向に進む磁性トナー49が、仕切板41や筐体44の内壁に押し付けられて固まりとならないため、磁性トナー49の滞留を防止して磁性トナー49の循環性を向上させることが可能となる。この効果により、更に磁性トナー49の不均一な粒径分布や磁性トナー49の劣化による画像品質の低下(画像濃度の低下や地肌かぶり等)を抑えることが可能となる。これに伴って、第1トナー室42および第2トナー室43に収容される磁性トナー49の長寿命化を図ることができるとともに、ブラック現像装置13dの小型化および長寿命化を図ることができる。
なお、ブラック現像装置13dの第1実施形態および第2実施形態における仕切板41の穴aおよび穴eの形状および数は、本実施形態のものに限定される必要はない。
また、ブラック現像装置13dの第1実施形態および第2実施形態において、攪拌部材である攪拌パドル45およびスクリュー46は、それぞれ第1トナー室42および第2トナー室43に備えられていたが、第1トナー室42および第2トナー室43にそれぞれ攪拌パドル45およびスクリュー46が、複数備えられてもよい。
また、第1実施形態に係るブラック現像装置13dでは、仕切板41に複数の穴41aが設けられた構成であったが、第1実施形態に係るブラック現像装置13における仕切板41にスクリュー46により第1トナー室42にある磁性トナー49が第2トナー室43に引き込まれるように、複数の穴41aに対応して仕切板41に所定の大きさの穴が複数追加されてもよい。これにより、第1実施形態に係るブラック現像装置13dにおいて、第1トナー室42で攪拌された磁性トナー49を第2トナー室43へ更に効率よく高速に搬送することが可能となる。また、トナー流通路が多くなり、現像ローラ47へのトナー供給速度を平均化することが可能となる。
また、第1実施形態および第2実施形態に係るブラック現像装置13dは、回転現像ユニットに搭載される構成であったが、本発明の構成はこれに限定されるものではなく、単独でモノクロのプリンタやカラーのプリンタに搭載されてもよい。
また、第1実施形態および第2実施形態に係るブラック現像装置13dの構成が、シアン現像装置13a、マゼンタ現像装置13bおよびイエロー現像装置13cのカラーの現像装置に用いられてもよい。
また、本発明の構成は、上記実施形態のほか、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。
本発明は、現像装置の小型化および長寿命化に関して有用な技術である。
は、本発明に係る現像装置を備えたプリンタの要部構造を示す縦断面図である。 は、第1実施形態のブラック現像装置13dを模式的に示す縦断面図である。 は、図2に示す第1実施形態のブラック現像装置13dのYYでの縦断面図である。 は、第1実施形態のブラック現像装置13dにおける要部構成部材の展開図である。 は、第1実施形態のブラック現像装置13dにおける仕切板を模式的に示す斜視図である。 は、第2実施形態のブラック現像装置13dを模式的に示す縦断面図である。 は、図6に示す第2実施形態のブラック現像装置13dのYYでの縦断面図である。 は、第2実施形態のブラック現像装置13dにおける要部構成部材の展開図である。 は、第2実施形態のブラック現像装置13dにおける仕切板を模式的に示す斜視図である。 は、従来の現像装置を模式的に示す縦断面図である。
符号の説明
1 プリンタ
10 感光体ドラム
11 帯電ローラ
12 露光ユニット
13 回転現像ユニット
13a シアン現像装置
13b マゼンタ現像装置
13c イエロー現像装置
13d ブラック現像装置
14 トナー収容部
15 トナー供給ユニット
16 定着ユニット
17 クリーニングユニット
18 中間転写ベルト
19 従動ローラ
20 駆動ローラ
21 1次転写ローラ
22 2次転写ローラ
23 ベルトクリーニングユニット
24 給紙部
25 搬送部
26 排紙部
27 反射ミラー
28 回転枠
29 リフト板
30 給紙カセット
31 給紙コロ
32 第1搬送路
33 第2搬送路
34 第3搬送路
35 分岐爪
36 戻し搬送路
37 搬送ローラ
38 レジストローラ
39 湾曲路
40 直線路
41 仕切板
41a、41e 穴
41b 湾曲部
41c 平面部
42 第1トナー室
43 第2トナー室
44 筐体
44a トナー補給口
45 攪拌パドル
45a 回転軸
45b、45c ギア
45d 装着部
45e 羽部材
46 スクリュー
46a 回転軸
46b スパイラル
46c ギア
47 現像ローラ
48 ブレード
49、103 1成分磁性トナー(磁性トナー)
50、51 トナー流通路
100 従来の現像装置
101、102 トナー室
104 筐体
105 仕切板
106、107 スクリュー
108 現像ローラ
109 ブレード

Claims (5)

  1. トナーを攪拌および搬送する複数の攪拌部材と、該複数の攪拌部材のうち少なくとも2つの攪拌部材の間に備えられ、その両端部が互いに連通した第1トナー室と第2トナー室を形成する仕切板と、該第2トナー室内のトナーを付着させて像担持体にトナーを供給する現像ローラと、該現像ローラが回転することで、該現像ローラに付着したトナーから余分なトナーを取り除き、該現像ローラに付着したトナーを所定の厚さにする薄層化部材と、を有して成る現像装置において、
    前記仕切板は、前記薄層化部材により前記現像ローラから取り除かれたトナーが前記第1トナー室へ流通される第1の開口部を有して成ることを特徴とする現像装置。
  2. 前記仕切板は、前記第2トナー室にある攪拌部材により前記第1トナー室のトナーが前記第2トナー室へ引き込まれる第2の開口部を有して成ることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記第1トナー室へトナーを補給するためのトナー補給口を有し、
    前記第1の開口部および前記第2の開口部は、前記トナー補給口と対向する位置からずれた位置に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記第1トナー室および前記第2トナー室にある攪拌部材のうち、一方の攪拌部材は、その回転軸に羽部材を備えたパドルであることを特徴する請求項1〜請求項3のいずれかに記載の現像装置。
  5. 請求項1〜請求項4に記載の現像装置は、周方向に沿って配置されたトナーの色に対応する複数の現像装置から成る回転現像ユニットにおける少なくとも1つの現像装置であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の現像装置。
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