JP2024002123A - 現像装置 - Google Patents

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Yoshiro Nishino
真純 曽根
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Abstract

【課題】現像容器内の現像剤の温度上昇を抑制しつつ、コストの低下を図る。【解決手段】現像装置4は、開口部409を有して現像剤を収容する樹脂製の現像容器400と、開口部409を塞ぎ、第1スクリュ401に上下方向に対向する金属製の蓋30とを備える。蓋30は、互いに接合された板状の第1部材31及び第2部材32を含む複数部材からなり、第1部材31及び第2部材32の少なくとも一方を曲げ加工により現像容器400の外部に突出するように設けられたリブ33と、第1スクリュ401との間で現像容器400内の現像剤が接触して第1スクリュ401の回転方向に通過可能な接触面34と、接触面34から現像容器400の内側に向けて突出し、第1スクリュ401との間で現像剤の第1スクリュ401の回転方向への通過を規制する凸部35とを有する。【選択図】図9

Description

本発明は、像担持体に形成された静電潜像を現像剤により現像する現像装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置においては、感光ドラムなどの像担持体に形成された静電潜像を現像装置により現像することでトナー像を形成する。現像装置は、トナーを含む現像剤を収容する現像容器と、現像容器内の現像剤を担持して搬送する現像剤担持体と、現像容器内において現像剤を撹拌・搬送する搬送部材とを有している。
このような現像装置では、内部に収容した現像剤を搬送部材により撹拌・搬送するため、現像剤と搬送部材や現像剤同士の摺擦による摩擦熱が発生し、現像剤の温度が上昇する傾向がある。現像剤の温度が上昇すると、トナーの帯電性が劣化し、画像濃度が低下する画像不良が発生する虞がある。また、トナーが融点以上に昇温すると、溶融して現像剤担持体に融着する虞がある。この場合、現像剤担持体上の現像剤のコート量が不均一となって、濃度ムラや画像スジ等の画像不良が発生する虞がある。
現像剤の温度上昇への対策として、現像容器をアルミニウム合金などの金属製とし、現像容器から外部に突出したリブ状の放熱部を現像容器と一体形成した現像装置が開発されている(特許文献1参照)。このような現像装置によれば、現像容器内の温度上昇を抑制可能である。
特開2016-75876号公報
しかしながら、特許文献1に記載した現像装置では、放熱部と現像容器とをアルミニウム合金製で一体形成している。このため、アルミダイカストにより製造したり、押出材をフライス加工などで二次加工することによって製造しなければならず、現像容器が高価になってしまう。
本発明は、現像容器内の現像剤の温度上昇を抑制しつつ、コストの低下を図ることができる構成を提供することを目的とする。
本発明の現像装置は、上部に開口部を有して現像剤を収容する樹脂製の現像容器と、像担持体に形成された静電潜像を現像するために前記現像容器の内部の現像剤を担持搬送する回転可能な現像剤担持体と、前記現像容器の内部で現像剤を循環搬送する複数の搬送スクリュと、前記現像容器の前記開口部を塞ぎ、かつ、複数の前記搬送スクリュの少なくとも一部に上下方向に対向して設けられる金属製の蓋と、を備える現像装置であって、前記蓋は、互いに接合された各々板状の第1部材及び第2部材を含む複数部材からなり、前記第1部材及び第2部材の少なくとも一方を曲げ加工により前記現像容器の外部に突出するように設けられた突出部と、前記搬送スクリュとの間で前記現像容器の内部の現像剤が接触して前記搬送スクリュの回転方向に通過可能な接触面と、前記接触面から前記現像容器の内側に向けて突出し、前記搬送スクリュとの間で現像剤の前記搬送スクリュの回転方向への通過を規制する凸部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、現像容器内の現像剤の温度上昇を抑制しつつ、コストの低下を図ることができる。
実施形態に係る画像形成装置を示す概略の断面図である。 実施形態に係る画像形成部を示す正面図である。 実施形態に係る画像形成部を示す断面図である。 実施形態に係る冷却ダクトを示す底面図である。 実施形態に係る現像装置を示す断面図である。 実施形態に係る蓋を示す断面図である。 実施形態に係る現像装置を示す縦断面図である。 図7のA-A線で切断した状態を示す断面図である。 図7のB-B線で切断した状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を、図1~図9を参照しながら詳細に説明する。
まず、本実施形態の画像形成装置の概略構成について説明する。
[画像形成装置]
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の一例を示す概略構成断面図である。図1に示す画像形成装置100は、電子写真式のフルカラーレーザプリンタである。尚、図1中、画像形成装置100に対してユーザが操作する側、即ち、後述する現像装置4などの交換を行う側を前側とし、画像形成装置100の背面側を後側とし、画像形成装置100の左右方向を第1方向D1とする。画像形成装置100は、画像形成装置本体101の内部に並設されている第1、第2、第3、第4の画像形成部Py,Pm,Pc,Pbによって異なる色の4色のトナー画像を帯電、露光、現像、転写の各プロセスを経てトナー画像を形成するようになっている。
制御部19は、CPUと、ROMやRAMなどのメモリを有する。制御部19は、ホストコンピュータなどの外部インターフェースから出力されるプリント指令信号を入力するとメモリに記憶されている画像形成制御シーケンスに従って画像形成部Py,Pm,Pc,Pbを順次動作させる。
各画像形成部Py,Pm,Pc,Pbにおいて、像担持体としての感光ドラム1が所定の周速度(プロセススピード)で回転する。そして各画像形成部Py,Pm,Pc,Pbの感光ドラム1に跨るよう、駆動ローラ6aと従動ローラ6bとテンションローラ6cに掛け渡されている中間転写ベルト7が、駆動ローラ6aによって各感光ドラム1の回転周速度と対応した周速度で回転される。そして1色目のイエローの画像形成部Pyにおいて、感光ドラム1の外周面(表面)は帯電器2によって所定の極性・電位に一様に帯電される。次に、露光装置3が外部装置からの画像情報に基づいて生成したレーザ光を感光ドラム1表面の帯電面に走査露光する。これにより、感光ドラム1表面の帯電面に画像情報に応じた静電潜像が形成される。
感光ドラム1に形成された静電潜像は、現像装置4によってイエローのトナー(現像剤)を用いて現像され、感光ドラム1表面上にイエローのトナー画像(現像)が形成される。現像装置4内のトナー(現像剤)が消費されると、補給装置20yからトナー(現像剤)が補給される。同様の帯電、露光、現像の各工程が、2色目のマゼンタの画像形成部Pm、3色目のシアンの画像形成部Pc、4色目のブラックの画像形成部Pbにおいても行われる。
各画像形成部Py,Pm,Pc,Pbにおいて感光ドラム1表面に形成された各色のトナー画像は、中間転写ベルト7を挟んで感光ドラム1と対向配置されている一次転写ローラ8によって中間転写ベルト7の外周面(表面)上に順次重ねて転写される。これにより、中間転写ベルト7表面上にフルカラーのトナー画像が形成される。トナー画像転写後の感光ドラム1は、感光ドラム1表面に残留している転写残トナーがドラムクリーナ5によって除去され、次の画像形成に供される。
一方、給送カセット10から記録材Pが送出ローラ11により搬送路12aを通じてレジストローラ13に搬送される。記録材Pは、例えば、用紙やプラスチックシートなどのシート材である。次いで記録材Pはレジストローラ13により中間転写ベルト7と二次転写ローラ14との間の二次転写ニップ部Tnに搬送される。そして、この二次転写ニップ部Tnで記録材Pが挟持搬送され、この搬送過程において二次転写ローラ14により中間転写ベルト7表面上のトナー画像が記録材P上に転写される。トナー画像転写後の中間転写ベルト7は、中間転写ベルト7表面に残留している転写残トナーがベルトクリーナ9によって除去され、次の画像形成に供される。
未定着のトナー画像を担持する記録材Pは、画像担持面を上側にし、その状態で定着装置15のニップ部に導入される。そして、この記録材Pは定着装置15のニップ部で挟持搬送されることによって、トナー画像が記録材P上に加熱定着される。記録材Pの片面だけに画像を形成する場合、定着装置15から排出された記録材Pは切換部材16で排出ローラ17を通して画像形成装置本体101の側面に設けられている排出トレイ18上に排出される。
記録材Pの両面に画像を形成する場合は、定着装置15から排出された記録材Pを切換部材16で下方の反転搬送路12bに案内する。反転搬送路12bでは、記録材Pの先端が反転ポイントRpに達したとき記録材Pをスイッチバックし画像担持面を上側にし、その状態で両面用搬送路12cに送り出す。両面用搬送路12cにて、記録材Pは搬送路12aを通じてレジストローラ13に搬送される。この記録材Pは、レジストローラ13で二次転写ニップ部Tnに搬送され、この二次転写ニップ部Tnで挟持搬送される。そしてこの搬送過程において二次転写ローラ14により中間転写ベルト7表面上のトナーが記録材P上に転写される。
未定着のトナー画像を担持する記録材Pは、画像担持面を上側にし、その状態で定着装置15のニップ部に導入される。そしてこの記録材Pは定着装置15のニップ部で挟持搬送されることによってトナー画像が記録材P上に加熱定着される。定着装置15から排出された記録材Pは切換部材16で排出ローラ17を通して排出トレイ18上に排出される。
画像形成装置本体101上部には、給気口212があり、給気ファン211によって給気ダクト210に外部から空気が送り込まれる。給気ダクト210は、画像形成部Py,Pm,Pc,Pbの前方に配置された接続口214で画像形成部Py,Pm,Pc,Pb内に気流を導く冷却ダクト215と接続し、それぞれの画像形成部Py,Pm,Pc,Pb内の現像装置4に冷却用の気流を導入する。画像形成部Py,Pm,Pc,Pbを冷却した気流は、画像形成装置本体101の後方に配置される電装部を冷却し、排気ファン213により、排気口(不図示)から画像形成装置100の外に排出される。
[ダクト経路]
次に画像形成部Py,Pm,Pc,Pbを通るダクト経路について説明する。本実施形態では画像形成部Pyについて説明するが、画像形成部Py,Pm,Pc,Pbは、現像剤の色が異なるのみで内部の配置は同様である。図2に、画像形成部Pyを前側から視た概略の正面図を示す。画像形成部Pyの前方には冷却ダクト215の接続口214が配置されており、接続口214で給気ダクト210と接続する。給気ダクト210と冷却ダクト215が接続することで、給気ダクト210内の気流216(図4参照)を冷却ダクト215に導入している。
図3に、画像形成部Pyの概略断面図を示す。感光ドラム1は反時計回りに回転し、上部に帯電器2と、左側に現像装置4が配置されている。現像装置4の感光ドラム1に対向する面と反対側の面に加圧部材40が配置され、現像装置4を感光ドラム1に向けて加圧することで感光ドラム1と現像装置4が所定の距離を保つよう配置される。感光ドラム1の下部には中間転写ベルト7が配置され、右側にドラムクリーナ5が配置されている。現像装置4の上部には現像装置4を冷却するための冷却ダクト215が形成されており、ダクト内に給気口212から給気された気流216(図4参照)を流すことで現像装置4内の現像剤を冷却している。
図4に冷却ダクト215の概略下面図を示す。冷却ダクト215は、画像形成部Pyの前方の接続口214で、画像形成装置本体101に設けられた給気ダクト210と接続し、現像装置4の上部に気流を導いている。冷却ダクト215は、現像装置4の上部でダクト壁217と蓋30とに分割される。冷却ダクト215は、画像形成装置本体側のダクト壁217が上側を形成し、現像装置4が画像形成装置本体101に装着され、画像形成可能な状態になると現像装置4の上部に配置された蓋30がダクトの下側を形成する。現像装置4の上部よりも気流216の流れる方向の下流では、冷却ダクト215は、再び、画像形成装置本体101に設けられた接続ダクト220に接続される。そして、接続ダクト220は装置本体内部の後方に配置された電装部に接続されている。冷却ダクト215の詳しい構成は後述する。
[現像装置]
次に、現像装置4について説明する。図5に現像装置周辺の概略断面図を示す。現像装置4は、画像形成装置本体101(図1参照)に対して着脱可能である。具体的には、現像装置4は、画像形成装置本体101に対して図1の紙面垂直方向に挿入及び抜き出しが可能である。また、現像装置4は、感光ドラム1に対して図5に示す矢印A方向に離間可能である。即ち、現像装置4は、後述する現像位置と離間位置とに画像形成装置本体101に対してスライド移動可能である。ここでの現像位置とは、第1現像ローラ404及び第2現像ローラ405により感光ドラム1に形成された静電潜像を現像可能な位置である。また、離間位置とは、現像位置よりも感光ドラム1から離間し、画像形成装置本体101に対して現像装置4を着脱可能な位置である。
具体的には、現像装置4を画像形成装置本体101から抜き出す際には、現像装置4を感光ドラム1から矢印A方向にスライド移動させて離間位置に位置させる。現像装置4のスライド方向は、感光ドラム1の回転軸線方向に直交する方向で、本実施形態では、中間転写ベルト7の駆動ローラ6aとテンションローラ6cとに掛け渡され、感光ドラム1からトナー像が転写される転写面に沿った方向である。
一方、現像装置4を画像形成装置本体101に挿入し、所定位置に装着した場合には、現像装置4を矢印A方向と逆方向に移動させる。そして、第1現像ローラ404及び第2現像ローラ405が感光ドラム1に対して所定の隙間を介して対向する現像位置(加圧位置)に位置させる。この際、現像装置4は、感光ドラム1に向けてバネなどの加圧部材40により加圧されており、現像装置4の一部と感光ドラム1側の一部とが当接することで、上述の隙間を適切な大きさに維持するようにしている。
感光ドラム1の長手方向の両端部にフランジが設けられている場合は、例えば、第1現像ローラ404及び第2現像ローラ405の長手方向の両端部に設けられた突き当てコロを、感光ドラム1の長手方向の両端部に設けられたフランジに突き当てる。これにより、上述の隙間が適切な大きさに維持される。
一方、感光ドラム1の長手方向の両端部にフランジが設けられていない場合は、例えば、第1現像ローラ404及び第2現像ローラ405の長手方向の両端部に設けられた突き当てコロを、感光ドラム1の素管に突き当てる。これにより、上述の隙間が適切な大きさに維持される。
現像装置4は、感光ドラム1に形成された静電潜像をトナーとキャリアを含む現像剤により現像する。本実施形態の現像剤は、非磁性トナーと磁性を有するキャリアを含む所謂二成分現像剤である。現像装置4は、上部に開口部409を有して、筐体として内部に現像剤を収容する樹脂製の現像容器400と、現像容器400の開口部409を塞ぐと共にヒートシンクとしても機能する蓋30とを有している。現像容器400は、その内部に配置された第1スクリュ401、第2スクリュ402、及び第3スクリュ403を回転可能に支持している。複数の搬送スクリュの一例である第1スクリュ401、第2スクリュ402、及び第3スクリュ403は、現像容器400の内部で現像剤を循環搬送する。
現像容器400の感光ドラム1に対向する面には、現像剤担持体の一例である第1現像ローラ404及び第2現像ローラ405が回転可能に支持されている。第2現像ローラ405は、第1現像ローラ404の下方に位置し、第1現像ローラ404と所定の隙間を介して並列に配置される。第1現像ローラ404及び第2現像ローラ405は、感光ドラム1に形成された静電潜像を現像するために現像容器400の内部の現像剤を担持搬送するよう回転可能に設けられている。第1現像ローラ404及び第2現像ローラ405は、それぞれ円筒状に形成され、内部にマグネットが非回転に配置されている。第1現像ローラ404及び第2現像ローラ405は、それぞれ図5に示す矢印の方向に回転駆動され、マグネットの磁気吸着力により現像剤を担持搬送する。
現像容器400は、水平方向に延在する隔壁400cによって、第1室としての上側の現像室400aと、現像室400aの下方に配置された第2室としての撹拌室400bとに区画される。現像室400aは、第1現像ローラ404に現像剤を供給する機能室であり、開口部409が形成されている。撹拌室400bは、第2現像ローラ405から回収された回収現像剤と、現像室400aにおいて第1現像ローラ404に供給されなかった余剰現像剤と、現像装置4の外部から補給された補給現像剤とを受け入れて撹拌する機能室である。
現像室400aと撹拌室400b内にはそれぞれ、第1スクリュ401、第2スクリュ402及び第3スクリュ403が設けられている。第1スクリュ401、第2スクリュ402及び第3スクリュ403は、何れも第1現像ローラ404及び第2現像ローラ405の回転軸線方向(長手方向)と略平行に配置される回転軸上に螺旋状の羽根を設けたスクリュ部材である。
隔壁400cの長手方向両端部側には、現像室400aと撹拌室400bの間で現像剤を相互に搬送する受け渡し部である第1連通部41と第2連通部42が設けられている(図7参照)。第1スクリュ401及び第2スクリュ402は、互いに逆方向に現像剤を搬送する。そして、第1連通部41において撹拌室400bから現像室400aに現像剤が移動し、第2連通部42において現像室400aから撹拌室400bに現像剤が移動することで、現像剤の循環経路が形成されている。
第2スクリュ402及び第1スクリュ401によって搬送された現像剤は、第1現像ローラ404の表面に沿って搬送され、現像ブレード407によって所定の厚さに制限される。そして、感光ドラム1に対向する現像位置において、感光ドラム1表面に形成された静電潜像を現像する。第1現像ローラ404に残った現像剤は第1現像ローラ404で搬送された後、第2現像ローラ405に受け渡され、第2現像ローラ405表面に沿って搬送された後、第2現像ローラ405と回収ローラ406の間から現像容器400内に回収される。現像容器400内に回収された現像剤は第3スクリュ403と第2スクリュ402によって撹拌・搬送され、第1スクリュ401に搬送される。現像容器400の下方で、第2スクリュ402によって撹拌・搬送される現像剤に面する位置には、温度センサ408が配置され、現像容器内の現像剤の温度を検知している。
第1現像ローラ404の感光ドラム対向面上流側の位置には第1現像ローラ404と所定の間隔を持って、現像ブレード407が固定されている。現像ブレード407は、第1現像ローラ404に担持された現像剤の層厚を規制する。即ち、現像ブレード407は、第1現像ローラ404の表面に対して所定の隙間を介して対向し、第1現像ローラ404に担持された現像剤の層厚を規制する規制部材の一例である。現像ブレード407は、現像容器400に取り付けられた支持部材410によって支持されている。
蓋30と現像容器400との間には、シール部材81が介在され、蓋30と支持部材410との間には、シール部材82が介在されている。各シール部材81,82は、例えば発泡ウレタンフォーム(スポンジ)などの弾性材からなり、蓋30と現像容器400及び支持部材410との間を密封することで、現像容器400内の現像剤が外部に漏出することを抑制している。各シール部材81,82は、例えば蓋30に予め接着されており、蓋30を現像容器400に組み付けることで、現像容器400及び支持部材410との間で潰れて変形して密封する。
[蓋]
蓋30は、例えばアルミニウム合金からなる金属製であり、第1スクリュ401に上下方向に対向して設けられている。尚、本実施形態では、蓋30は第1スクリュ401に上下方向に対向して設けられているが、これには限られず、第1スクリュ401、第2スクリュ402、第3スクリュ403の少なくとも一部に上下方向に対向して設けられていればよい。
図6は、蓋30の断面図を示す。蓋30は、互いに接合された各々板状の第1部材31及び第2部材32の複数部材からなる。本実施形態では、蓋30は2つの部材からなるものとしているが、これには限られず、3つ以上の板状の部材からなるようにしてもよい。ここで、現像剤と第1スクリュ401及び第2スクリュ402や現像剤同士の摺擦による摩擦熱により、トナーの帯電量低下や、第1現像ローラ404にトナーが融着することで画像品位が低下してしまう虞がある。その対策として、現像容器をアルミニウム合金などの金属材料で構成することで、現像容器内の温度上昇を抑制することが考えられるが、これでは現像容器が高額になってしまう。また、現像容器を樹脂製として、放熱部を有する蓋をアルミニウム合金などの金属材料で構成して現像容器に組み付けることが考えられる。しかしながら、そのような蓋は、アルミニウム合金などの金属を材料とする押出材を、フライス加工などで、二次加工することによって製造しなければならず、加工費が高くなり現像装置が高価になってしまう。そこで、本実施形態では、2つ以上のアルミニウム合金などの金属製の板材で蓋30を構成することで、プレス加工で部品を製作可能なため、加工費を大幅に削減することができ、安価な現像装置4を得ることができるようにしている。
蓋30は、現像容器400の外部に突出するように設けられたリブ33と、第1スクリュ401に対向する接触面34と、接触面34から現像容器400の内側に向けて突出した凸部35と、を有している。リブ33は、第1部材31及び第2部材32の少なくとも一方を曲げ加工により現像容器400の外部に突出するように設けた突出部の一例であり、本実施形態では、第1部材31の1つのリブ31aと第2部材32の2つのリブ32a,32bとを有している。リブ33は、本実施形態では、第1スクリュ401の回転軸線方向に沿って蓋30の全体に亘って設けられている。但し、突出部の形状は蓋30の全体に亘って設けられた長いリブ形状には限られず、回転軸線方向に関して断続的なリブ形状としたり、短いフィン状やピン状などとしてもよい。
接触面34は、第1スクリュ401との間で現像容器400の内部(現像容器内)の現像剤が接触して第1スクリュ401の回転方向に通過可能な面である(図6参照)。凸部35は、第1部材31と第2部材32とが接合された部位であって、接触面34から現像容器400の内側に向けて突出し、第1スクリュ401との間で現像剤の前記搬送スクリュの回転方向への通過を規制する(図6参照)。本実施形態では、凸部35と第1スクリュ401の外周との間隔は約1mm程度としている。但し、1mmに限られないことは勿論である。また、本実施形態では、凸部35は、第1部材31と第2部材32とが接合された部位であるようにしているが、これには限られない。例えば、第1部材31と第2部材32とが接合された部位は突出しないか、あるいは外部に向けて突出した形状とし、接合箇所とは別に、接触面34から現像容器400の内側に向けて突出した凸部を形成するようにしてもよい。
本実施形態では、第1部材31と第2部材32とは、第1方向D1の略中央部同士が加締められることにより接合されている。凸部35は、第1部材31と第2部材32との加締めにより突出した部位である。これにより、第1スクリュ401の回転軸線方向から視た場合、凸部35の第1方向D1の両側に第2部材32のリブ32a、32bがそれぞれ配置され、凸部35の第1方向D1の一方側に第1部材31のリブ31aが配置される。
本実施形態では、図7に示すように、凸部35は、第1スクリュ401の回転軸線方向に関して、断続的に複数設けられている。具体的には、一例として、凸部35の直径を4mm程度とし、40mmピッチで6~7個設けられている。尚、凸部35の直径とピッチはこれに限られない。
図6に示すように、蓋30は、現像容器400の内側に面した内側面30aと、現像容器400の外側に面した外側面30bとを有している。内側面30aには、接触面34と凸部35が露出し、表面積をS1としている。外側面30bには、リブ33が露出し、表面積をS2としている。このように、本実施形態では、外側面30bに複数のリブ33を設けて面積を確保することにより、内側面30aと外側面30bとの面積比をS1:S2=1:2.5~1:3.5とし、効率よく放熱を行うようにしている。尚、内側面30aと外側面30bとの面積比は、好ましくは例えば1:3である。
蓋30を製造する際は、板材である第1部材31及び第2部材32にプレス加工によって曲げ加工してリブ33を形成し、第1部材31の上に第2部材32を重ね、第2部材32の方から第1部材31に向けて加締めを実行する。この加締め作業を第1スクリュ401の回転軸線方向の複数個所に行うことで、蓋30が製造される。尚、本実施形態では、第1部材31及び第2部材32の両方にリブ33が形成されている場合について説明したが、これには限られず片方の部材のみにリブ33が形成されるようにしてもよい。また、加締め工程を第1スクリュ401の回転軸線方向の複数個所に行うことには限られない。例えば、第1スクリュ401の回転軸線方向を長手方向とするリブ状の加締め部材を用いて、1回の加締め作業により第1部材31及び第2部材32を加締めるようにしてもよい。
[冷却ダクト]
近年、画像形成装置100のプロセススピードの高速化と小型化を両立することが求められている。画像形成装置100のプロセススピードを高速化した場合、現像装置4内での現像剤の搬送速度など各部の駆動速度が上昇するなどして、現像装置4内の現像剤の温度が上昇し易くなる。また、画像形成装置100の小型化を図った場合、画像形成装置本体101内部で発生した熱を逃す空間が狭くなり、更に、現像剤の温度上昇が発生し易くなる。そこで、本実施形態では、上述のように、現像装置4の上部に現像剤を冷却するために内部に気流が流れる冷却ダクト215を設けている。
冷却ダクト215は、図5に示すように、ダクト壁217と、蓋30とを有する。ダクト壁217は、画像形成装置本体側に設けられており、現像装置4が現像位置(加圧位置)と離間位置との間で移動しても移動しない。ダクト壁217は、現像装置4の着脱方向、本実施形態では、画像形成装置100の前後方向に沿って配置されている。ダクト壁217は、蓋30と同じ材質としても良いし、異なる材質としても良い。また、ダクト壁217は、現像容器400よりも熱伝導率が高い材質とすることが好ましい。本実施形態では、例えばアルミニウム合金などの金属製としているが、熱伝導率が高い樹脂としても良い。また、ダクト壁217は、天面部218と、接合壁219aと、接合壁219bとを有する。
蓋30は、現像容器側に設けられ、ダクト壁217との間で気流が流れる気流空間215aを形成する。蓋30は、ダクト壁217と同様に、現像装置4の着脱方向に沿って配されている。このため、各リブ31a,32a,32bも、冷却ダクト215内を気流216が流れる方向に沿って配置されており、具体的には、ダクト壁217と同様に、現像装置4の着脱方向に沿って配置されている。ダクト壁217の接合壁219a、219bが、蓋30のリブ31a、32bと接合することで、ダクト壁217と蓋30との間で、内部を気流216が通過可能な冷却ダクト215を形成する。
冷却ダクト215について、より詳しく説明する。上述のように、現像装置4上部には、現像容器400よりも熱伝達率が高い材質の蓋30が配置されている。例えば、現像容器400は、PC+ABS(ポリカーボネート-アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン混合)樹脂製であり、蓋30はアルミニウム合金である。なお、蓋30は、アルミニウム合金以外にも、現像容器400よりも熱伝導率が高ければ、銅などの他の金属でも良い。
また、ダクト壁217は、上述のように、接合壁219a、219bを有する。接合壁219aは、現像装置4が現像位置から離間位置にスライド移動する方向を所定方向(図5の矢印A方向)とした場合に、天面部218の所定方向下流端から蓋30側に突出する。接合壁219bは、天面部218の所定方向上流端から蓋30側に突出する。接合壁219a、219bは、互いに略平行であり、対向面218aに対して略直角に設けられている。
一方、蓋30は、上述のように、リブ31a、32bを有する。リブ31aは、接合壁219aよりも所定方向下流側に配置され、接合壁219aと接合することで、気流空間215aの所定方向下流側を塞ぐ。リブ32bは、接合壁219bよりも所定方向下流側に配置され、接合壁219bと接合することで、気流空間215aの所定方向上流側を塞ぐ。なお、本実施形態では、接合壁219aとリブ31aとはシール部材83を介して接合し、接合壁219bとリブ32bとはシール部材84を介して接合する。
シール部材83、84は、それぞれ可撓性を有する弾性材などの部材であり、現像位置において、接合壁219aとリブ31aとの間、及び、接合壁219bとリブ32bとの間にそれぞれ弾性的に圧縮された状態で配置される。これにより、気流空間215aの所定方向上流側と下流側を密閉するようにしている。
なお、シール部材83、84は、現像容器400に対して熱伝導率の高い材質を用いることが好ましい。このようなシール部材83、84としては、例えば、電磁波シールドに用いるようなガスケットなどが挙げられる。このガスケットは、金属のメッシュがスポンジ状の材料の外側を巻くように配置されているため、熱伝導率が良い。また、シール部材83、84の材料自体でも、シリコングリスに近い用途で用いられる高熱伝導の材料を用いるようにしても良い。シール部材83、84をこのような構成にすることで、蓋30から熱伝導によってダクト壁217に熱を伝達することが可能となり、蓋30に加え、ダクト壁217でも放熱が可能となるため、より効率的に現像剤を冷却することが可能となる。
蓋30は、第1現像ローラ404の回転方向に関して現像ブレード407の上流側の空間に向けて突出する接触部36を有する。この空間は、第1現像ローラ404に担持された現像剤が現像ブレード407に突入する前の空間であり、現像剤が滞留している現像剤溜り43となっている。このように蓋30の一部である接触部36を現像ブレード407の上流の現像剤溜り43に位置させることで、現像ブレード407に突入する前の現像剤の熱を蓋30側に逃がすことができる。この結果、現像ブレード407に突入する前の現像剤の冷却を効率的に行うことができる。
次に、本実施形態において、現像容器400に収容された現像剤が蓋30によって冷却される動作について、図8及び図9を用いて説明する。上述したように、現像剤と第1スクリュ401及び第2スクリュ402や現像剤同士の摺擦による摩擦熱により、トナーの帯電量低下や、第1現像ローラ404にトナーが融着することで画像品位が低下してしまう虞がある。その対策として、本実施形態では、2つ以上のアルミニウム合金などの金属製の板材で蓋30を構成することで、安価で放熱効率の高い蓋30を得るようにしている。
図8に示すように、摩擦により高温となった現像剤DHは、第1スクリュ401により掻き揚げられた際に、蓋30の接触面34に当接し、蓋30に放熱する。現像剤から接触面34を介して受け取った熱は、蓋30の外側面30bに熱伝導によって伝熱し、画像形成装置本体101の外部からから導入されて冷却ダクト215内を流れる気流216と熱交換が行われる(図4参照)。蓋30の外側面30bに、表面積を大きくするため複数個のリブ33が配置され、リブ33間に空気を流すことで熱交換の効率を高めている。このように本実施形態では、蓋30を介して冷却ダクト215内を流れる気流との間で熱交換を行うことで、現像容器440の内部の現像剤を効率良く冷却するようにしている。
高温だった現像剤DHは接触面34への接触により冷却される。温度が低下した現像剤DLが第1スクリュ401を乗り越えて第1現像ローラ404側に移動して第1現像ローラ404の近傍で熱を有した現像剤DHに剤面DSから混ざり合うことで、現像剤Dの温度上昇を低減することができる。即ち、現像剤DHが接触面34に接触して第1スクリュ401の回転方向に通過する。本実施形態では、蓋30の内側面30aと外側面30bとの面積比をS1:S2=1:2.5~1:3.5としている(図6参照)。現像容器400の内部側の表面積S1よりも現像容器400の外部側の表面積S2を大きくすることで、蓋30の接触面34から外側面30bに、現像剤の熱を伝達し、空気中へ効率よく放熱させることができる。
また、例えば、接触面34が平坦面であると、第1スクリュ401の回転軸線方向に関して、接触面34の全域で現像剤が通過して第1現像ローラ404側に移動する。この場合、低温の現像剤DLは第1スクリュ401を中心として第1現像ローラ404側に偏在することになり、現像剤の全体としては冷却効率が高くない。これに対し、本実施形態では、図9に示すように、第1スクリュ401の回転軸線方向に関して、接触面34の一部には凸部35が設けられている。第1スクリュ401により掻き揚げられた現像剤DHの一部は、凸部35に当接し、第1スクリュ401を乗り越えることができずに第1現像ローラ404とは反対側の剤面DSに戻される。即ち、凸部35は、第1スクリュ401との間で現像剤の第1スクリュ401の回転方向への通過を規制する。このとき、現像剤DHは接触面34及び凸部35への接触により冷却される。第1スクリュ401の回転軸線方向に関して、隣り合う凸部35同士の間では、接触面34に接触して温度が低下した現像剤DLが第1スクリュ401を乗り越えて第1現像ローラ404側に移動する。凸部35は、第1スクリュ401の回転軸線方向に関して、断続的に複数設けられている(図7参照)。このため、現像室400aにおいて、第1スクリュ401により撹拌されている現像剤が凸部35に衝突する現像剤と衝突しない現像剤とに分けられる。摩擦熱を有した現像剤DHに、摩擦熱を放熱した現像剤DLが全体的に偏りを抑えて混ざり合うことになるため、現像剤の温度を更に効率よく低減することができる。
また、本実施形態では、蓋30の一部を現像ブレード407の上流の現像剤溜り43に侵入させて、現像剤の冷却を行うようにしている。蓋30は、第1現像ローラ404の回転方向に関して現像ブレード407の上流側に位置し、第1現像ローラ404が回転して現像剤を担持して搬送している際に現像ブレード407の上流に生じる現像剤溜り43に接触する接触部36を有する。
蓋30の一部である接触部36は、第1部材31の第1現像ローラ404側の端部により形成されている。そして、接触部36を現像剤溜り43に接触させることで、現像剤溜り43に存在する速度の遅い現像剤を冷却することができ、現像ブレード407と第1現像ローラ404の隙間を現像剤が通過する前に現像剤の温度を十分に下げることができる。このため、隙間を通過する際に発生する摩擦熱により、現像剤が高温になることを効率よく防ぐことができる。
上述したように、本実施形態の現像装置4によれば、蓋30を2つ以上のアルミニウム合金などの金属製の板材で構成している。このため、アルミダイカストにより製造したり、押出材をフライス加工などで二次加工することによって製造する場合に比べて、プレス加工で製作可能なため、加工費を大幅に削減することができる。これにより、現像容器400の内部の現像剤の温度上昇を抑制しつつ、コストの低下を図ることができる。
また、本実施形態の現像装置4によれば、蓋30を構成する第1部材31と第2部材32とは加締められることにより接合されている。このため、簡易な方法で接合することができ、加工コストの増加を抑えることができる。
また、本実施形態の現像装置4によれば、蓋30は現像容器400の内側に向いて突出した凸部35を有している。このため、現像室400aにおいて、第1スクリュ401により撹拌されている現像剤が凸部35に衝突する現像剤と衝突しない現像剤とに分けられる。これにより、摩擦熱を有した現像剤DHに、摩擦熱を放熱した現像剤DLが全体的に偏りなく混ざり合うことになるため、現像剤の温度を更に効率よく低減することができる。
また、本実施形態の現像装置4によれば、凸部35は、第1スクリュ401の回転軸線方向に関して、断続的に複数設けられている。このため、現像室400aにおいて、第1スクリュ401により撹拌されている現像剤が凸部35に衝突する現像剤と衝突しない現像剤とに分けられる。これにより、現像剤の撹拌性を確保しながらも、摩擦熱を有した現像剤DHに、摩擦熱を放熱した現像剤DLが全体的に偏りを抑えて混ざり合うことになるため、現像剤の温度を更に効率よく低減することができる。
[他の実施形態]
本実施形態では、凸部35は、第1スクリュ401の回転軸線方向に関して、断続的に複数設けられている構成について説明したが、これには限られない。例えば、第1スクリュ401の回転軸線方向に関して、連続した1つの形状であってもよい。この場合も、凸部35が設けられていない部分では、現像剤は凸部35に衝突せずに第1現像ローラ404側に撹拌されるので、摩擦熱を放熱した現像剤DLが全体的に偏りなく混ざり合うことになり、現像剤の温度を効率よく低減することができる。また、凸部35を第1スクリュ401の回転軸線方向に関して全域に設けた場合でも、凸部35の突出高さの設定により、第1スクリュ401により撹拌されている現像剤が凸部35に衝突する現像剤と衝突しない現像剤とに分けられるようにすればよい。
本実施形態では、第1部材31と第2部材32とを加締めにより接合した場合について説明したが、これには限られない。例えば、接着や圧着など、適宜な方法により接合することができる。尚、接着の場合は、熱伝導率が高い接着剤を使用することが好ましい。
本実施形態では、現像装置4として、現像剤担持体が2つある構成について説明したが、現像剤担持体が1つである現像装置にも適用可能である。
なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)
上部に開口部を有して現像剤を収容する樹脂製の現像容器と、
像担持体に形成された静電潜像を現像するために前記現像容器の内部の現像剤を担持搬送する回転可能な現像剤担持体と、
前記現像容器の内部で現像剤を循環搬送する複数の搬送スクリュと、
前記現像容器の前記開口部を塞ぎ、かつ、複数の前記搬送スクリュの少なくとも一部に上下方向に対向して設けられる金属製の蓋と、を備える現像装置であって、
前記蓋は、互いに接合された各々板状の第1部材及び第2部材を含む複数部材からなり、前記第1部材及び第2部材の少なくとも一方を曲げ加工により前記現像容器の外部に突出するように設けられた突出部と、前記搬送スクリュとの間で前記現像容器の内部の現像剤が接触して前記搬送スクリュの回転方向に通過可能な接触面と、前記接触面から前記現像容器の内側に向けて突出し、前記搬送スクリュとの間で現像剤の前記搬送スクリュの回転方向への通過を規制する凸部と、を有する、
現像装置。
(2)
前記第1部材と前記第2部材とは、加締められることにより接合され、
前記凸部は、前記第1部材と前記第2部材との加締めにより突出した部位である、
前記(1)に記載の現像装置。
(3)
前記凸部は、前記搬送スクリュの回転軸線方向に関して、断続的に複数設けられる、
前記(1)又は(2)に記載の現像装置。
(4)
前記現像剤担持体の表面に対して所定の隙間を介して対向し、前記現像剤担持体に担持された現像剤の層厚を規制する規制部材と、
前記規制部材を支持する支持部材と、
前記蓋と前記支持部材との間に介在されるシール部材と、を備える、
前記(1)乃至(3)のいずれか1つに記載の現像装置。
1…感光ドラム(像担持体)、30…蓋、31…第1部材、31a…リブ(突出部)、32…第2部材、32a…リブ(突出部)、32b…リブ(突出部)、33…リブ(突出部)、34…接触面、35…凸部、82…シール部材、400…現像容器、401…第1スクリュ(搬送スクリュ)、404…第1現像ローラ(現像剤担持体)、407…現像ブレード(規制部材)、409…開口部

Claims (4)

  1. 上部に開口部を有して現像剤を収容する樹脂製の現像容器と、
    像担持体に形成された静電潜像を現像するために前記現像容器の内部の現像剤を担持搬送する回転可能な現像剤担持体と、
    前記現像容器の内部で現像剤を循環搬送する複数の搬送スクリュと、
    前記現像容器の前記開口部を塞ぎ、かつ、複数の前記搬送スクリュの少なくとも一部に上下方向に対向して設けられる金属製の蓋と、を備える現像装置であって、
    前記蓋は、互いに接合された各々板状の第1部材及び第2部材を含む複数部材からなり、前記第1部材及び第2部材の少なくとも一方を曲げ加工により前記現像容器の外部に突出するように設けられた突出部と、前記搬送スクリュとの間で前記現像容器の内部の現像剤が接触して前記搬送スクリュの回転方向に通過可能な接触面と、前記接触面から前記現像容器の内側に向けて突出し、前記搬送スクリュとの間で現像剤の前記搬送スクリュの回転方向への通過を規制する凸部と、を有する、
    ことを特徴とする現像装置。
  2. 前記第1部材と前記第2部材とは、加締められることにより接合され、
    前記凸部は、前記第1部材と前記第2部材との加締めにより突出した部位である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記凸部は、前記搬送スクリュの回転軸線方向に関して、断続的に複数設けられる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。
  4. 前記現像剤担持体の表面に対して所定の隙間を介して対向し、前記現像剤担持体に担持された現像剤の層厚を規制する規制部材と、
    前記規制部材を支持する支持部材と、
    前記蓋と前記支持部材との間に介在されるシール部材と、を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
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