JP2020003596A - 画像形成装置 - Google Patents

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三洋 古川
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Abstract

【課題】 現像剤担持体の回転速度を大きくしても、排出用流路部に空気を向かいやすくする。【解決手段】 流入用流路部と排出用流路部を隔てる流路形成部材48を有し、排出用流路部と流入用流路部とが互いに隣り合うように配置された構成において、前記流路形成部材48に対向した位置にフィルタ90を設ける。【選択図】 図9

Description

本発明は、電子写真方式を用いて画像を形成する画像形成装置に関し、特に、複写機、プリンタ、FAX、或いは、これら複数の機能を備えた複合機等の画像形成装置に関する。
レーザープリンタや複合機などと呼ばれる電子写真方式を用いた画像形成装置は、一般的に次のようなプロセスによって画像を形成している。
像担持体である感光ドラムの表面を帯電装置で一様に帯電させた後、入力された画像情報に応じてレーザーを用いた露光装置で露光する。露光した領域では表面電位が低下することで、感光ドラムの表面に画像情報に応じた静電潜像が形成される。形成された静電潜像は現像装置によって現像されて、トナー像が形成される。現像後のトナー像は転写装置によって中間転写体を介し、記録材へ転写される。そして、記録材に転写されたトナー像は、定着装置によって熱及び圧力により記録材に溶融定着されて、最終的な出力物となる。転写後に感光ドラムと中間転写体はクリーニング装置によって残留したトナーが除去され、次回の画像形成プロセスに備える。
このような画像形成装置の現像装置のうち高速出力や高画質出力を行う機種では二成分現像方式を採用しているものがある。二成分現像装置では、トナーと磁性粒子であるキャリアを混合した現像剤を収容する現像装置内で攪拌搬送することでトナーは摩擦帯電する。そして、現像装置に設けられた現像剤担持体である現像スリーブが、トナーとキャリアを担持搬送して回転することで、感光ドラムに対向する現像部では静電潜像をトナーで現像する方式である。
近年、画像形成装置では出力画像の高速化が要求されることに伴い、現像スリーブを高速で回転させる構成となっている。その結果、現像スリーブが現像剤を表面に担持して回転する事で発生した気流が現像装置内の内圧を高め、現像装置内部から外部に向かう気流を引き起こし、トナーが外部に飛散しやすくなる懸念がある。
この対策として、特許文献1では、図14のように内圧制御のために現像器内に空気を流入させる流入用流路部と、流入用流路部と隣り合い、現像器内の空気を排出する排出用流路部を有する構成が提案されている。そして、排出用流路部を長くすることで、排出用流路部の気圧と外部気圧との差を小さくすることができ、排出用流路部から空気が勢いよく排出されることを妨げる構成が提案されている。
特開2015−72331号公報
しかしながら、さらなる高速化を図るために、現像スリーブを高速で回転させると、引用文献1の構成では、現像容器内の内圧がさらに高まる。その結果、現像装置内の内圧が高まり、排出用流路以外に、現像スリーブと排出量流路部の間からも空気が排出されることになる。そのため、この新たな空気流が生じやすくなるため、飛散量が増加する虞が生ずる。
そこで、本願発明は、現像剤担持体の回転速度を大きくしても、排出用流路部に空気を向かいやすくすることができる現像装置を提供することを目的とする。
そこで、本発明は現像剤を担持搬送し、像担持体に形成された静電潜像を現像部で現像するための回転可能な現像剤担持体と、鉛直方向において前記現像剤担持体より下方に設けられ、前記現像剤担持体に担持される現像剤量を規制するための規制部材と、前記現像剤担持体と前記規制部材と現像剤とを収容する収容容器と、前記現像剤担持体の回転方向において前記現像部よりも下流側であって前記規制部材よりも上流側で、前記収容容器の内壁と前記現像剤担持体との間に配置され、前記収容容器の内壁と前記現像剤担持体とに対してそれぞれ間隙を有するように配置された内カバーと、を有し、前記内カバーと前記内カバーに対向する収容容器の内壁との間の空間に前記収容容器の内部から前記収容容器の外部に空気を排出する排出流路が形成される現像装置において、前記収容容器には前記内カバーと対向する領域に通気性を有するフィルタが設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、現像剤担持体の回転速度を大きくしても、排出用流路部に空気を向かいやすくすることができる。
本発明に係わる代表的な実施形態を示した図である。 本発明を実施可能な画像形成装置の概略断面図である。 本発明を実施可能な画像形成部の概略構成図である。 本発明に係る画像形成装置の現像装置の上面断面図である。 本発明に係る画像形成装置の補給構成の断面図である。 一般的な画像形成装置の現像装置のエアフローの模式図である。 本発明に係る現像スリーブ周りの断面図である。 本発明に係る現像スリーブ周りのエアフローの模式図である。 実施例1に係る現像スリーブ周りの断面図である。 実施例1に係る実験結果のグラフである。 実施例2に係る現像スリーブ周りの断面図である。 実施例2に係る実験結果のグラフである。 フィルタを用いた現像装置の概略構成図である。 特許文献1に係る現像装置の概略構成図である。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
[画像形成装置の全体構成及び動作]
先ず、本実施形態の画像形成装置の全体構成及び動作について説明する。図2は電子写真方式の画像形成装置の全体概略図を示す。図3は画像形成部の概略構成図を示す。本実施形態の画像形成装置100は、該画像形成装置100本体に接続された原稿読み取り装置或いは該画像形成装置100本体に通信可能に接続されたパーソナルコンピュータ等のホスト機器からの画像情報に従って記録材10に画像を形成する。例えば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色フルカラー画像を後述の電子写真方式の画像形成部を利用して記録シート、プラスチックシート、布等の記録材10に形成する。
本実施形態の画像形成装置100は、タンデム式の画像形成装置100である。複数の画像形成部として、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像を形成する第1、第2、第3、第4の画像形成部PY,PM,PC,PKを有する。そして、転写装置5が備える中間転写体となる中間転写ベルト51が図2の矢印方向に移動して各画像形成部PY〜PKを通過する間に、中間転写ベルト51上に各画像形成部PY〜PKにおいて各色の画像が重ねられる。そして、この中間転写ベルト51上で重ね合わされた多重トナー画像を記録材10に転写することで記録画像が得られる。本実施例では、プロセススピードは400mm/sである。
尚、以下の実施形態では、各画像形成部PY,PM,PC,PKの構成は、現像色が異なる以外は実質的に同一とされる。以下、特に区別を要しない場合は、何れかの画像形成部PY〜PKに属する要素であることを示すために符号に与えた添え字Y,M,C,Kは省略し、画像形成部Pのように総括的に説明する。
画像形成部Pは、画像情報に応じて静電潜像を担持する像担持体としての感光ドラム1を有する。感光ドラム1の外周には、帯電装置となる帯電ローラ2、レーザー露光光学系からなる露光装置3、現像装置4、転写装置5、クリーニング装置7が設けられている。8はトナーカートリッジである。転写装置5は、中間転写体としての中間転写ベルト51を有する。中間転写ベルト51は複数のローラに掛け回されて、図2の矢印方向に回転する。また、中間転写ベルト51を介して各感光ドラム1に対向する位置には一次転写部材52が配置されている。また、中間転写ベルト51が掛け回されたローラのうち一つに対向する位置に二次転写部材53が設けられている。
画像形成時には、先ず、帯電ローラ2によって、回転する感光ドラム1の表面を一様に帯電させる。次いで、露光装置3が帯電した感光ドラム1の表面を画像情報信号に応じて露光することによって、感光ドラム1上に静電潜像を形成する。感光ドラム1に形成された静電潜像は、現像装置4を用いて現像剤のトナーによりトナー画像として顕像化される。本実施例では、現像剤は、トナーと磁性キャリアからなる二成分現像剤である。
感光ドラム1上に形成されたトナー画像は、中間転写ベルト51と感光ドラム1とが当接する一次転写ニップ部において、一次転写部材52に印加される一次転写バイアス電圧の作用によって中間転写ベルト51上に一次転写される。例えば、4色フルカラー画像の形成時には、画像形成部PYから順次に、各感光ドラム1から中間転写ベルト51上にトナー画像が転写され、該中間転写ベルト51上に4色のトナー画像が重ね合わされた多重トナー画像が形成される。
一方、給送カセット9に収容されている記録材10がピックアップローラ、搬送ローラ及びレジストローラ等によって搬送される。記録材は中間転写ベルト51と二次転写部材53とが当接する二次転写ニップ部に中間転写ベルト51上のトナー画像と同期がとられて搬送される。そして、中間転写ベルト51上の多重トナー画像は、二次転写ニップ部において、二次転写部材53に印加される二次転写バイアス電圧の作用により、記録材10上に転写される。
その後、中間転写ベルト51から分離された記録材10は定着装置6へと搬送される。記録材10上に転写されたトナー画像は、定着装置6によって加熱、加圧されることによって記録材10上に定着される。その後、記録材10は機外へ排出される。
一次転写工程後に感光ドラム1上に残留したトナーは、クリーニング装置7によって回収される。これにより、感光ドラム1は、次の画像形成工程に備える。また、二次転写工程後に中間転写ベルト51上に残留したトナーは、中間転写体クリーナ54によって除去される。
尚、本実施形態の画像形成装置100は、例えばブラック単色の画像など、所望の単色または4色のうちいくつかの色用の画像形成部を用いて、単色またはマルチカラーの画像を形成することも可能である。
[現像装置の基本構成]
次に、図3及び図4を参照して現像装置4の構成について更に説明する。現像装置4は、非磁性トナーと磁性キャリアとを備える二成分現像剤を収容する収容容器である現像容器41を有する。現像容器41には、現像剤担持体としての現像スリーブ44、該現像スリーブ44内に固定して配置されたマグネットとしての磁石からなるマグネットロール44aが設けられる。更に現像スリーブ44の表面に現像剤の薄層を形成する(現像剤量を規制する)規制部材としての現像ブレード42、現像容器41内の現像剤を攪拌し且つ搬送するスクリュー部材41d、41eが配置されている。本実施例では、鉛直方向において規制ブレード42が現像スリーブ44よりも下方にある構成となっている。
現像容器41の内部は垂直方向に延在する隔壁41cによって現像室41aと攪拌室41bとに区画されている。そして、現像室41aにスクリュー部材41dが配置され、攪拌室41bにスクリュー部材41eが配置されている。隔壁41cの長手方向両端部(図4左側及び右側)には、現像室41aと攪拌室41bとの間での現像剤の通過を許す受渡し部41f、41gが設けられている。
本実施形態では、スクリュー部材41f、41gは、それぞれ、磁性体の軸(回転軸)の周りに、搬送部としての螺旋状羽根を設けて形成されている。また、スクリュー部材41eには、螺旋状羽根に加えて、軸からその半径方向に突出し、現像剤の搬送方向に所定の幅を有する攪拌リブ41e1が設けられている。攪拌リブ41e1は、軸の回転に伴って現像剤を攪拌する。
スクリュー部材41dは現像室41a内の現像剤を攪拌し且つ搬送する。また、スクリュー部材41eは、自動トナー補給制御(以下、「ATR :Automatic Toner Replenisher」制御という)のもとでトナー濃度を均一化する。即ち、トナー補給部49において供給されたトナーと、既に攪拌室41b内にあるトナーと磁性キャリアとからなる現像剤とを攪拌し且つ搬送してトナー濃度を均一化する。
スクリュー部材41d、41eは、現像スリーブ44の回転軸方向に沿って略平行に配置されている。そして、スクリュー部材41dと、スクリュー部材41eとは、現像スリーブ44の回転軸方向に沿って互いに逆方向に現像剤を搬送する。こうして、現像剤はスクリュー部材41d、41eによって受渡し部41f,41gを介して現像容器41内を循環する。つまり、スクリュー部材41d、41eの搬送力により、現像工程でトナーが消費されてトナー濃度が低下した現像室41a内の現像剤が、一方の受渡し部41f(図4の左側)を介して攪拌室41b内へ移動する。
また、攪拌室41bの最上流部にはトナーを補給するためのトナー補給口46が設けられており、図5に示す補給用トナーが収容される補給容器となる補給用現像剤収容器8へと連絡している。そして、上述のATR制御によって画像形成時の画像比率、トナー濃度センサとしてのインダクタンスセンサ45、パッチ画像濃度検知センサ(不図示)によるパッチ画像の濃度検知結果に応じて補給用現像剤収容器8の動作を制御しトナーを攪拌室41bの最上流部に補給する。
そして、トナーが補給されて攪拌された攪拌室41b内の現像剤が他方の受渡し部41g(図4の右側)を介して現像室41aへ移動する。また、現像装置4の現像室41aは、感光ドラム1に対面した現像領域に相当する位置が開口しており、この現像容器41の開口部に、一部露出するようにして現像スリーブ44が回転可能に配置されている。本実施形態では、現像スリーブ44は非磁性材料で構成され、現像動作時には図3の矢印方向に回転する。そして、現像スリーブ44の内部には、磁界発生手段としての周方向に沿って複数の磁極を有するマグネットロール44aが固定されている。
現像室41a内の現像剤は、スクリュー部材41dにより現像スリーブ44に供給され、該現像スリーブ44に供給された現像剤は、マグネットロール44aが発生する吸着用磁極S1により現像スリーブ44上に所定の量が担持され現像剤溜まりを形成する。現像スリーブ44上の二成分現像剤は、現像スリーブ44が回転することによって、現像剤溜まりを通過して現像ブレード42によって層厚が規制されると共に、感光ドラム1と対向する現像領域へと搬送される。現像領域で、現像スリーブ44上の現像剤は第一磁極である現像用磁極S2にて穂立ちして磁気穂を形成する。
その後、現像スリーブ44上の現像剤は、第一磁極と隣り合い、第一磁極と異極の第二磁極である搬送用磁極N2により、現像スリーブ44の表面に対する現像剤の吸着を維持し現像器内部へと現像剤を搬送する。そして、第三磁極である離間用磁極S3により現像剤が現像スリーブ表面から離間される。そして、離間用磁極S3は、第四磁極の吸着用磁極S1と同極となっている。現像スリーブ44は、十分にトナーを供給するために感光ドラム1に対して周速差をつけており、680mm/s(対ドラム周速170%)で回転している。
[補給装置の構成]
図5に補給構成断面を示す。本補給構成は、補給用現像剤収容器8の排出口82から補給用搬送経路83が延び、現像装置4の補給口46に連結している構成を基とする。
まず、従来構成としてひとつの補給用搬送経路83を用いた補給構成について説明する。上述の現像装置4において、補給口46は攪拌室41b最上流且つ現像剤循環経路の外側に備えられている。該補給口46の近傍の現像剤搬送部材には、現像剤循環経路の現像剤は殆ど存在しなく、補給用現像剤が通過するのみである。そして、補給口46は補給用搬送経路83である正方形断面の筒状部材下方端部と連結している。また、前記筒状部材はもう一方の端部である上方端部は補給用現像剤収容器8の排出口82と連結している。
補給用現像剤収容器8は、円筒状の容器に内壁に螺旋状の溝を掘った構成となっており、補給用現像剤収容器8自体が回転することで長手方向へと搬送力を発生させて排出口82へと補給用現像剤を搬送する。排出口82まで搬送された補給用現像剤は、排出口82を通って補給用搬送経路83に排出される。そして、補給用搬送経路83を通って現像装置4の補給口46に到達する。
[トナー飛散の概要]
次に現像器上蓋41kと現像スリーブ44とで構成される現像容器41内部と現像容器41外部の連通口からのトナー飛散について図6を用いて説明する。ここでのトナー飛散とは現像剤の攪拌・搬送やトナー補給によって現像容器4内に生じる遊離トナーが連通口を通って現像容器外部に排出され、現像容器に回収しきれないもののことをさす。
まずトナー遊離について説明する。前記現像容器41に収容されている二成分現像剤は攪拌室41b及び現像室41aにおいて摩擦帯電され、摩擦帯電によって生じる静電付着力及び表面性などによって生じる非静電付着力によってトナーはキャリアに付着している。このキャリアに付着しているトナーに対し衝撃やせん断力を加えられると、トナーがキャリアから引き剥がされ現像容器内で遊離する。この時の衝撃やせん断力として、現像スリーブ44による現像剤搬送の際の現像剤挙動がある。現像剤は前記のとおり現像スリーブ44の磁極上で磁力線に沿ったチェーン状の構造である磁気穂を形成する。磁極直前に磁気穂が前方に立ち上がり、磁極上を通過すると磁気穂は前傾し倒れる。このとき、磁気穂の回転方向は現像スリーブ44の方向と同一方向である。この磁気穂が倒れるときの衝撃や遠心力によってトナーがキャリアから引き剥がされる事がトナー遊離の原因となっている。現像スリーブ44での現像剤搬送の内、トナー遊離への寄与の大きいものは反発磁界を生成する離間用磁極S3によるものである。この離間用磁極S3では現像剤を現像スリーブ44から剥離するため、磁極によって現像スリーブ44と逆方向の磁気力を加え、現像剤の速度を落とし滞留させる。このとき前記の磁気穂の長さが長くなるため磁気穂が倒れるときの衝撃や遠心力が大きくなり、トナー遊離量が増加する傾向がある。なお磁気穂が倒れるときの衝撃は現像用磁極S2や搬送用磁極N2でも発生するため、離間用磁極S3よりは少ないものの現像用磁極S2や搬送用磁極N2でもトナー遊離は発生する。
また、前記補給によってトナー補給口46からのトナーが補給される際に、十分に攪拌される前に舞い上がったトナーも現像容器内で遊離トナーの要因となっている。前述のとおりトナー補給口46において供給されたトナーは、既に攪拌室41b内にある現像剤と攪拌且つ搬送される。この時、補給トナーと現像剤の混合領域では一時的にトナーの現像剤に対する混合比が高くなる。トナーの現像剤に対する混合比が高い場合、トナーの帯電量が低下し、前記トナー−キャリア間静電付着力が低下する。現像剤と混合しきれなかった補給トナーはそのまま、もしくはスクリュー部材41d、41eによる現像剤の攪拌・搬送時の衝撃で遊離され、遊離トナーが現像容器44内で舞いあがることが知られている。
次に図6を用いて現像装置4近傍の断面における気流について説明する。現像装置4近傍において気流を生成するのは現像スリーブ44及び感光ドラム1である。ここではそれぞれ説明する。
現像スリーブ44の回転及び磁極上の磁気穂挙動により、現像スリーブの回転と同方向に気流を生成する。この現像スリーブと同方向に気流は、現像容器41内部と現像容器41外部の連通口から現像容器41内部に空気を取り込む。また、現像容器41には前記トナー補給によっても空気が流入する。
現像装置4長手断面を略閉空間と考える。空気は流体であるため連続の方程式が適用できる。空気の流速をv、密度をρとすると、現像室内で空気の湧き出しがないため
∂ρ/∂t+∇ρv=0 ・・・(1)
と記述できる。さらに定常状態を考えると現像容器41内の各領域において密度ρはおおよそ一定となっている。そのため式(1)は下記のように記述できる。
ρ∇v=0 ・・・(2)
この式から空気の流量ρvは保存される。現像装置4近傍の長手断面では流量ρvの収支は0となり、前記の現像スリーブ44と補給によって流入する空気流量と同一の量を現像装置4外に排出することになる。ここで現像器上蓋41kと現像スリーブ44とで構成される連通口を通して現像スリーブ44の回転に伴い現像容器4内に流入する空気流量をQa(スリーブ流入)、排出経路は現像容器41内部と現像容器41外部の連通口から排出される空気流はこの連通口から取り込まれる流れに対向するように現像器上蓋41k側を排出される空気流量をQb(スリーブ排出)、前記現像装置への補給に伴って流入する空気流量をQd(補給流入)とすると次の関係が成り立つ。
Qa(スリーブ流入)+Qd(補給流入)=Qb(スリーブ排出) ・・・(3)
現像スリーブによって取り込まれ現像スリーブに沿って流れる気流が排出されるためには現像装置内で折り返す必要がある。一般的には前記離間用磁極S3の現像剤滞留部で現像スリーブ44から離脱しその後折り返す。この時前記現像容器41内で発生した遊離トナーを含有して排出方向に向かう。
このQb(スリーブ排出)に含有した遊離トナーが現像容器41外へ排出される工程は主に二つである。第一として連通口より現像装置4外に排出されたQb(スリーブ排出)が現像器上蓋41kと感光ドラム1の間隙より直接より排出されるものである。第二としてはQb(スリーブ排出)が感光ドラム1近傍で混合される、もしくは遊離トナーが慣性力で感光ドラム1が生成する気流gに移ることで、感光ドラム1が生成する気流に乗って排出されるものである。
飛散トナーは以上の二つの内少なくとも一つ以上の要因により現像容器41外に排出されて現像装置1の周囲、現像容器41外壁や感光ドラム1、露光装置3や転写装置5を汚染してしまうためである。この現象は、画像形成装置の高速化によりプロセススピードが上がり、それに伴って現像スリーブの周速が上がるほど現像スリーブの回転による流入気流が増加するため顕著になる。
次に本実施例1の現像装置4の詳細構成について図7を用いて説明する。
図中の角度θ1、θ2・・・は水平面を基準と見た時のなす角を示している。現像装置4は、現像領域下流で現像スリーブ44を覆うように現像器上蓋41kを有ししており、現像器上蓋41kは、現像容器内壁47、内カバーである流路形成部材48で構成される。流路形成部材48は、現像容器内壁47と現像スリーブ44との間に配置され、現像容器内壁47と現像スリーブ44とに対してそれぞれギャップ(間隙)を有するように配置されている。また、流路形成部材48の長手方向の長さは、現像スリーブ44が現像剤を担持する長さと同じ、或いは現像剤を担持する長さよりも長い構成である。この構成により、流路形成部材48と現像容器内壁47との間の空間に現像容器41の内部から現像容器41の外部に空気を排出する空気流が形成される。また、現像スリーブ44の回転方向において流路形成部材48の上流端部の位置は、現像スリーブ44の回転方向における現像容器内壁47の上流端部よりも下流側にある。また、現像スリーブ44の回転方向において流路形成部材48の下流端部の位置は、吸着用磁極S1よりも回転方向において上流側にある。排出流路θ1〜θ2の領域において現像スリーブ44に沿うように流路形成部材48と現像容器内壁47との隙間をL1に設定し、流路F1を形成している。さらにその下流θ2〜θ4の領域では隙間を徐々に小さくして、θ3〜θ4の領域で流路形成部材48と現像容器内壁47との隙間をL2に設定している。また、流路形成部材48と現像スリーブ44の間に流路F2を形成している。この流路F1と流路F2は流路形成部材48を間に挟むようにして互いに隣り合うように配置され、流路F1の排出口と流路F2の流入口も互いに隣り合うように配置されることになる。
図8に示すように、現像スリーブ44近傍では現像スリーブ44の回転に伴って巻き込まれるように気流aが発生し現像容器41内に空気が流入する。流入することで現像容器41内の内圧が高まり、現像容器41内から器外に向けて内圧を平衡状態に保つように気流bを生じる。
ここで、離間用磁極S3の穂立ちの移動に伴って気流cが発生し、気流cによって現像容器内部に取り込まれた空気は気流dによって逆流する。[トナー飛散の概要]の項で説明したように気流cには離間用磁極S3の穂立ちが寝始める時に発生する飛散トナーが含まれる。
そこで本実施例では、離間用磁極S3と、吸着用磁極S2とを含み、前記排出用流路部は、前記回転体44の回転中心と前記離間用磁極S3とを結ぶ線分よりも前記回転体44の回転方向における下流側ある。また、前記排出用流路部は、前記回転中心と前記吸着用磁極S2とを結ぶ線分よりも前記回転体44の回転方向における上流側の位置から前記現像容器41内の空気が流入するように配置する。このように流路形成部材48が現像スリーブ44を覆う範囲(θ1〜θ4)を離間用磁極S3の位置θ3を包含するように設けることで、排気経路として飛散トナー量の少ない気流eおよびbを形成することが可能となる。
また、排出用流路F1における排出口近傍の流路形成部材48と現像容器内壁47との距離L1は入り口近傍の流路形成部材48と現像容器内壁47との距離L2よりも大きくしている。そして、排出用流路F1の幅は入り口から排出口まで一定である。このため、排出用流路部F1は矢印bおよびeで示す方向である気流方向と直行する断面積が入り口においてよりも排出口において大きくなっている。これにより、排出口に近いほど圧力が低くなり、排出用流路部F1内における圧力勾配が形成され、最終的に排出用流路の外部の圧力に近づいていくことになる。当該実施系においては、距離L1を2.0mm〜3.5mm程度、距離L2を1.5mm〜3.0mm程度、距離L3を1.5mm〜3.0mmとし、距離L4は2.0mm〜3.5mmに設定している。また、排出口近傍における現像容器内壁47の末端は、流路形成部材48の末端よりもドラム側に突出しており、当該実施系においては1mmとしている。この時、流路形成部材48の厚みは2.0mmである。
しかしながら、このような気流制御を実現した構成において従来の現像スリーブ周速では、安定してトナー飛散を抑制することが可能となったが、さらなる高速化によってトナー飛散が増加することがあった。そこで、本実施例ではそのような高速化に対応するため、図9に示す位置に現像容器4内に通気性を有するフィルタ90を設置した。具体的には、流路形成部材48が現像スリーブ44を覆う範囲(θ1〜θ4)の現像容器内壁47にフィルタ90を設ける。即ち、フィルタ90は、現像容器内壁47が流路形成部材48と対向する領域内の位置に現像容器内壁47に配置される。これにより、フィルタ90を介して排出経路F1に流入した飛散トナー量の少ない気流eを現像容器外へ排気するため、フィルタの目詰まりを抑制することが可能となる。本実施例では、気流eを現像容器外へ排気しやすくするため、排出経路F1内の気流において内外気圧差が相対的に大きくなる上流側にフィルタ90を設けた。なお、使用するフィルタは、例えば、紙、布、不織布、起毛材やスポンジ材または多孔質からなる合成樹脂等にて構成され、物理ろ過、静電吸着法等で現像剤を捕集できるものである。またフィルタはトナーを通さないようにするためにトナー平均粒径よりも孔の口径が小さいものが望ましい。本実施例では、現像容器44の長手方向における位置は、現像スリーブ44が現像剤を担持する領域内であり、その長手方向のフィルタの大きさは20mmである。このように、フィルタは、現像スリーブ44が現像剤を担持する領域内に配置されるが、現像剤を担持する領域全域にわたって配置する必要はない。また、本実施例での現像スリーブ44の回転方向における位置は、回転方向において流路形成部材48の中央から流路形成部材48の下流端部の間に配置される。なお、本実施例では、一つのフィルタを設ける構成であるが、複数のフィルタを設ける構成であってもいい。
次に検証実験として、本実施例と従来例および比較例の飛散量の比較を行った。まず今回の検証実験で採用したトナー飛散量の計測方法の概略について述べる。現像装置4の長手両端を除く領域では、飛散トナーは現像容器内壁47のドラム対向領域と感光ドラム1との間である流路を通過し気流hを経て外部へ飛散する。そこで現像スリーブ44や感光ドラム1と垂直になるように流路の略中央に対してラインレーザーを照射する。ラインレーザーとは一定の線幅を持つライン状に照射され扇形の2次元平面の光路を形成するレーザーであり、通常ドットレーザーをシリンドリカルレンズやロッドレンズによって一定方向に散乱させることによって作成する。ラインレーザーの光路上を飛翔している飛散トナーは、レーザー光を散乱させる。そのためラインレーザーの照射方向と略垂直な方向からハイスピードカメラなどで観察することにより、レーザーを照射した範囲に存在する飛散トナーの個数や軌跡を計測することが可能である。前記計測には高出力のレーザー(クラス3R以上)を使用するため、厚生労働省の指針に基づく安全設備(警告表示、レーザー遮蔽設備、インターロックなど)のある環境で実験を行う必要がある。そこで前記のようにトナー飛散に寄与が大きい現像装置4と感光ドラム1及びそれらの位置関係・駆動・制御を切りだした実験装置を作成し、前記安全設備のもと実験を行っている。
ラインレーザーは光源として日本レーザー社製のYAGレーザーを使用し、シリンドリカルレンズを用いた光学系を前記流路でライン幅が0.5mmとなるように調整し照射した。観察はフォトロン社製ハイスピードカメラSA−3を使用し、前記ラインレーザー上の飛散トナーが観察できるようにハイスピードカメラの撮影条件(フレームレートや露光時間)や光学系(レンズなど)を選定している。
以上の方法で得られた流路略中央を通過する飛散トナー数を、ライン幅と観察時間からA4用紙1枚当たりに相当する飛散するトナー数に換算した。今回の換算では画像領域端部の寄与や画像形成装置内部のエアフローによるトナー飛散への影響は考慮していないため実際の画像形成装置内における、現像装置4の流路からの飛散トナーの個数とは異なる場合がある。ただし、本発明の寄与を調査するには適当な条件であるためこの評価手法を用いる。
図10にその結果を示す。上述した実施例1の構成に対し、従来例としては同様の排出経路を有するが、フィルタを設けていないもの、比較例としては図13のようにフィルタを設けてはいるが、排出経路を有していないものを同様の手法で検証した。
まず従来速度におけるトナー飛散量は、排出経路を有している実施例1および従来例では飛散トナーが抑えられているのに対し、比較例ではトナー飛散量が多くなっている。さらに速度を約1.33倍の680mm/sで動作させて得られたトナー飛散量は、従来例や比較例では増えてしまっているのに対し、実施例1の構成では、速度が上がっても飛散量が比較的抑えられている。これは、高速化によって、現像容器内に入ってくる流入気流が増えてもフィルタを介して空気が排出されるため、内圧の上昇を防いでトナー飛散を抑制することができたと考えられる。一方、従来例の構成では高速化に伴う流入気流の増加によって現像容器内の内圧が上昇し、流入経路F2における逆流気流dの割合が増えて現像容器の流入口から排出する空気が増え飛散トナーが増加してしまったと考えられる。また、比較例の構成では、高速化に伴う流入気流の増加による内圧上昇に対して、フィルタが設けられているものの、効果的な位置にフィルタが設けられていないため、実施例1ほどの効果が得られていない。
気流の収支を示すと以下のように考えられる。
Ja:流入口気流の流量 Jb:排出口気流の流量 Jd:補給口気流の流量
Jf:フィルタを通過する気流の流量
[定常時] Ja=Jb
[逆流発生時] Ja↑=Jb+Jd↑
[フィルタ配置時] Ja=Jb+Jd↓+Jf↑
つまり、高速化によって流入気流が増加すると内圧が上昇し、流入経路における逆流気流Jdが発生しやすくなる。そこで、フィルタを配置することでJfを増やし、Jdを減少させることで飛散を抑制することが可能となる。
実施例1では排出経路に入った気流を現像容器内から現像容器外へ排出する位置にフィルタを設けることで内圧上昇が発生するような構成においても開口部からのトナー飛散を抑制することができた。実施例2では、このような高速化したもので耐久を行い、長期にわたってよりフィルタの機能が維持できる構成を提案する。
上記条件で現像器の寿命であるA4換算で600000枚イメージ相当の空回転で現像剤を定期的に交換しながら行った。実施例1では、高速化時でもそん色ないトナー飛散量に抑えられていたが、現像器寿命相当の空回転を行った後のトナー飛散量は増えてしまった。つまり、実施例1のフィルタ位置では耐久後に多少フィルタの目詰まりが発生してしまい、フィルタの圧力損失が上昇し内圧上昇抑制効果が低下してしまったということである。そこでフィルタへの現像剤や遊離トナーの侵入を防ぐため、実施例2ではフィルタの位置をさらに限定する。
図11を用いて示す。実施例1で示した通り離間用磁極S3極部では現像剤を現像スリーブ44から剥離している。この剥離した現像剤のうち気流eに乗ったごく一部は、流路形成部材48の外側位置で磁極S3の磁力によりトラップされる。トラップされた現像剤のうち、特に一部トナーが遊離した後のキャリアは飛散トナーを静電的に吸着するため、排出気流の飛散トナー吸着層として機能する(図11飛散キャリア吸着層)。つまり、流路形成部材48が現像スリーブ44を覆う範囲(θ1〜θ4)のうちS3極の排出気流下流方向の範囲(θ1〜θ3)にフィルタを設ける。この構成により、現像容器内の飛散トナーが排出経路に侵入しても、まず飛散トナー吸着層で吸着されるため、フィルタに着く飛散トナーの量が減少する。なお、θ3の位置はS3極の磁束密度のピーク位置とする。此れにより現像剤によるフィルタ目詰まり抑制が期待できる。本実施例ではS3極と流路形成部材48の対抗する位置から排出気流eの下流方向にフィルタを配置した。本実施例2においても、実施例1同様距離L2を1.5mm〜3.0mm程度、距離L4は2.0mm〜3.5mmに設定している。流路形成部材48の厚みは2.0mmである。この構成において、マグネットロール44aのS3極の磁力が20mT〜150mTの範囲で目詰まり抑制効果を確認できた。20mT以下では吸着層が形成されず、150mT以上では吸着層が大きくなりすぎて流路形成部材48の外側の流量を減少させ、内圧上昇抑制効果そのものが低下してしまう。実施例2におけるS3極の磁力は35mTを用いた。
図12にその結果を示す。これによれば実施例2では実施例1より耐久後においてもトナー飛散量が抑えられていることがわかる。つまり、現像容器内で巻き上げられた現像剤が排出経路に侵入しても飛散トナー吸着層で吸着されることで直接フィルタにいくことを防ぎ、フィルタの目詰まりを長期にわたって抑制することができたと考えられる。
なお、上記の実施例では、二成分現像剤を用いて説明したが、本発明は二成分現像剤に限定されるものではなく、一成分現像剤を用いる現像装置に対しても適用可能である。
100 画像形成装置
1 像担持体(感光ドラム)
2 帯電装置(帯電ローラ)
3 露光装置
4 現像装置
41 現像容器
41a 第1の現像剤搬送経路(現像室)
41b 第2の現像剤搬送経路(攪拌室)
41c 隔壁
41d 第1の現像剤搬送部材(第1のスクリュー)
41e 第2の現像剤搬送部材(第2のスクリュー)
41f 受渡し部(第2から第1)
41g 受渡し部(第1から第2)
41k 現像器上蓋
42 現像剤層規制部材(現像ブレード)
44 現像剤担持体(現像スリーブ)
44a マグネットロール
45 現像剤濃度センサ(インダクタンスセンサ)
46 補給口
47 現像容器内壁
48 流路形成部材
51 中間転写体(中間転写ベルト)
52 一次転写部材
53 二次転写部材
54 中間転写クリーナ
6 定着装置
7 クリーニング装置
8 補給用現像剤収容器(トナーボトル)
82 排出口
83 補給用搬送経路
90 フィルタ
9 給紙装置
10 記録材
P(PY,PM,PC,Pk) 画像形成ステーション

Claims (7)

  1. 現像剤を担持搬送し、像担持体に形成された静電潜像を現像部で現像するための回転可能な現像剤担持体と、鉛直方向において前記現像剤担持体より下方に設けられ、前記現像剤担持体に担持される現像剤量を規制するための規制部材と、前記現像剤担持体と前記規制部材と現像剤とを収容する収容容器と、前記現像剤担持体の回転方向において前記現像部よりも下流側であって前記規制部材よりも上流側で、前記収容容器の内壁と前記現像剤担持体との間に配置され、前記収容容器の内壁と前記現像剤担持体とに対してそれぞれ間隙を有するように配置された内カバーと、を有し、前記内カバーと前記内カバーに対向する収容容器の内壁との間の空間に前記収容容器の内部から前記収容容器の外部に空気を排出する排出流路が形成される現像装置において、
    前記収容容器には前記内カバーと対向する領域に通気性を有するフィルタが設けられていることを特徴とする現像装置。
  2. 前記フィルタは、前記前記現像剤担持体の回転方向において前記内カバーの中央よりも下流側に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記現像剤担持体の回転方向において前記内カバーの下流端部と前記収容容器の内壁との間のギャップは、前記現像剤担持体の回転方向において前記内カバーの上流端部と前記収容容器の内壁との間のギャップよりも小さいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記現像剤担持体の内部に複数の磁極を有するマグネットが配置され、前記マグネットは現像部に対向する第一磁極と、前記現像剤担持体の回転方向において前記第一磁極の下流側で前記第一磁極と隣り合う位置に設けられ、前記第一磁極と異極の第二磁極と、前記回転方向において前記第二磁極の下流側で前記第二磁極と隣り合う位置に設けられ、前記第二磁極と異極の第三磁極と、を有し、前記第二磁極と前記第三磁極は前記内カバーに対向することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の現像装置。
  5. 前記回転方向において前記第三磁極の下流側で前記第三磁極と隣り合う位置に設けられ、前記第三磁極と同極の第四磁極を有し、前記回転方向において前記内カバーの下流端部は前記第四磁極よりも上流側にあることを特徴とする請求項4に記載の現像装置。
  6. 前記現像剤担持体の回転方向において前記内カバーの上流端部は、前記回転方向における前記収容容器の内壁の上流端部よりも下流側にあることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の現像装置。
  7. 前記内カバーの長手方向における前記内カバーの長さは、前記現像剤担持体が現像剤を担持する領域と等しいまたは現像剤を担持する領域よりも大きいことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の現像装置。
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