JP4674798B2 - 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 Download PDF

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Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機やデジタルダイレクト製版機等の画像形成装置と、そこに設置される現像装置及びプロセスカートリッジとに関するものである。
従来から、複写機等の画像形成装置に設置される現像装置において、装置内に収容するトナーが装置外に飛散する不具合を防止するための、種々の技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
詳しくは、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤を用いる現像装置では、装置内においてトナーとキャリアとを混合・撹拌して、適正なトナー濃度に調整制御した現像剤を現像ローラ(現像剤担持体)上に搬送している。現像ローラ上に担持された現像剤は、現像ローラの上方に設置されたドクターブレード(現像剤規制部材)によってその量が規制された後に、感光体ドラム(像担持体)との対向位置(現像領域である。)まで搬送される。そして、その位置で、現像ローラ上に担持された現像剤中のトナーが、感光体ドラム上に形成された静電潜像に付着して、所望のトナー像が形成される。
さらに詳しくは、現像装置内のトナーの大部分は、キャリアとの摩擦帯電によって発生する静電気力によりキャリアに吸着する。そして、キャリアに吸着したトナーは、現像領域において、現像ローラと感光体ドラムとの間に形成された電界の影響を受けて、感光体ドラム上の静電潜像(画像部である。)に付着する。すなわち、現像領域の電界から受ける力がキャリアとの静電気力を上回って、トナーはキャリアから離れて感光体ドラム側に飛翔する。
ここで、粉体であるトナーはその物理的特性が均一ではなく、トナーの中には充分な帯電能力を有しないトナーがある。また、装置内の一部に偏って滞留するトナー等のように、キャリアとの摩擦帯電が不充分になって帯電不足となるトナーもある。さらに、現像装置内の現像剤中のキャリアは長期間の使用にともない帯電能力が低下するために、そのような場合にトナーの帯電不足を生じさせる。
このような帯電不足のトナーは、電気的な力による拘束を受けにくいために、装置内に生じる気流に乗って装置内を浮遊する。このような浮遊したトナーはさらに気流にのって現像装置外に飛散して、画像形成装置内を汚染することになる。
このような現像装置からのトナー飛散を防止するために、一般的に、現像装置を構成する部品と部品との隙間にはシール部材が貼着されている。
一方、特許文献1等には、現像装置内の内圧の上昇を抑えてトナー飛散を防止することを目的として、現像ローラの下方を覆うハウジングに開口部を設ける技術が開示されている。なお、開口部には、装置外にトナーが漏出するのを防止するフィルタが設置されている。
特開2000−122418号公報
上述した従来の技術は、現像装置内における気流が安定しないために、トナー飛散を充分に抑止することができなかった。
詳しくは、以下の通りである。
現像装置には、感光体ドラムに対して現像ローラを対向して設置するための開口が設けられている。この開口に設置された現像ローラや装置内に配設された撹拌部材が回転することにより、現像装置内には気流が発生する。この気流によって、装置内における内圧が変化する。装置内の内圧が上昇すると、内外の圧力差によって、装置を構成する部品間の隙間から装置内に浮遊するトナーが噴出することになる。
特に、近年の高速化された画像形成装置においては、現像ローラの回転数が高くて装置内の圧力上昇も大きくなるので、上述の問題は無視できないものになっている。このような場合には、現像装置を構成する部品間にシール部材を設置していても、充分にトナー飛散を抑止できない場合が多い。すなわち、トナーはその粒径が微細であるために、シール性が不充分な僅かな隙間から噴出してしまう。特に、近年の現像装置では、高画質化を目的として、より微細な小径トナーが多く用いられているため、上述の問題はさらに無視できないものになっている。
これに対して、上述の特許文献1等の技術によれば、現像装置に開口部(現像ローラが設置される開口とは異なる。)を設けているので、装置内の圧力上昇を抑止する効果がある程度期待できる。
しかし、特許文献1等の技術によれば、開口部が現像ローラの下方を覆うハウジングに設けられているために、現像装置内に収容された現像剤によって開口部が埋没してしまい開口部として機能しない可能性がある。したがって、装置内に浮遊するトナーは、現像ローラの回転によって感光体ドラムに対向する開口から飛散したり、構成部品間の隙間等から飛散したりする可能性が高い。すなわち、現像装置内には、フィルタが設けられた開口部から装置内の気体を確実に排出する気流が発生しないために、トナー飛散を確実に抑止することができない。
他方、現像装置の上方(収容された現像剤の上方である。)にフィルタを備えた開口部を設ける方策も考えられる。しかし、その場合にも、現像ローラの回転によって装置内に導かれる気体は、装置内に収容された現像剤によってその進入をある程度妨げられるので、フィルタを備えた開口部から装置内の気体を確実に排出する気流が発生しない。したがって、装置内に浮遊するトナーは、現像ローラの回転によって感光体ドラムに対向する開口から飛散したり、構成部品間の隙間等から飛散したりすることになる。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、所定の開口部に向けて安定した気体の流路を形成してトナー飛散を抑止する現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる現像装置は、像担持体上に形成される潜像を現像するための現像剤を収容する現像装置であって、前記現像剤を担持して所定方向に回転することにより当該現像剤を搬送するとともに、前記像担持体に対向する現像剤担持体と、前記現像剤担持体と前記像担持体との対向位置に対して当該現像剤担持体の回転方向下流側の位置で当該現像剤担持体の上方を覆うとともに、当該現像剤担持体に担持された前記現像剤が当該現像剤担持体との対向面に接触するように形成されたケースと、装置外に通ずるように前記ケースに形成された開口部と、前記ケースにおける前記現像剤が接触する箇所と前記開口部との間の位置から下方に向けて延出して、前記現像剤担持体に担持された現像剤が当該現像剤担持体から脱離される位置と前記開口部との間の空間を遮るように形成された壁部と、を備え、前記壁部は、前記現像剤担持体に対向する対向面の一部が当該現像剤担持体に担持された前記現像剤に接触するように形成されるとともに、その先端部が当該現像剤担持体に担持された前記現像剤に接触しない位置まで延出するように形成され、前記像担持体との対向位置を通過した前記現像剤担持体と前記ケースとの間から装置内に気体が流入されて、その流入された気体が前記現像剤担持体の回転にともない前記ケースとの対向面と前記壁部との対向面とを通過した後に前記開口部から装置外に排出されるように気体の流路を形成したものである。
また、請求項2記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項1に記載の発明において、前記開口部は、装置内に収容された前記現像剤に埋没されない位置に設けられるとともに、前記現像剤担持体に対して前記壁部を介した位置に設けられ、前記壁部は、装置内に収容された前記現像剤に埋没されない位置に設けられたものである。
また、請求項3記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記像担持体との対向位置に向けて移動する前記現像剤担持体上の現像剤の量を規制する現像剤規制部材を備え、前記現像剤規制部材は、前記現像剤担持体の下方に設置されたものである。
また、請求項4記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明において、前記ケースは、前記現像剤担持体の上方を覆うように設置され、前記壁部は、前記ケースと一体化されたものである。
また、請求項5記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項1〜請求項4のいずれかに記載の発明において、前記像担持体との対向位置を通過した前記現像剤担持体と前記ケースとの間において、前記現像剤担持体に担持された前記現像剤が前記ケースの対向面の一部に対して長手方向にわたり接触するように構成され、前記現像剤担持体と前記壁部との間において、前記現像剤担持体に担持された前記現像剤が前記壁部の対向面の一部に対して長手方向にわたり接触するように構成されたものである。
また、請求項6記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項1〜請求項5のいずれかに記載の発明において、前記壁部は、装置内に向けて延出する長さが長手方向中央部よりも長手方向端部において大きくなるように形成されたものである。
また、請求項7記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の発明において、前記壁部は、装置内に向けて延出する先端部であって長手方向端部にマグネットを備えたものである。
また、請求項8記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項1〜請求項7のいずれかに記載の発明において、前記壁部は、装置内に向けて延出する先端部から前記現像剤担持体の中心位置までの距離をR1として、前記現像剤担持体に担持された前記現像剤の先端部から当該現像剤担持体の中心位置までの距離をR2としたときに、
R1>R2
なる関係が成立するように形成されたものである。
また、請求項9記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項1〜請求項8のいずれかに記載の発明において、前記開口部にトナーを捕集するフィルタを設置したものである。
また、請求項10記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項9に記載の発明において、前記フィルタは、装置内側のメッシュ密度が装置外側のメッシュ密度よりも大きくなるように形成されたものである。
また、請求項11記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項10に記載の発明において、前記フィルタは、メッシュ密度の異なる複数のフィルタを一体的に形成したものである。
また、請求項12記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項10に記載の発明において、前記フィルタは、メッシュ密度の異なる複数のフィルタを分離自在に形成したものである。
また、請求項13記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項9〜請求項12のいずれかに記載の発明において、前記フィルタに振動を伝達する振動伝達手段をさらに備えたものである。
また、請求項14記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項13に記載の発明において、前記振動伝達手段は、外部から振動波が入力されるとともに通気孔を有する板材であって、前記板材は、前記フィルタの装置内側の面に設置されたものである。
また、請求項15記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項13又は請求項14に記載の発明において、前記振動伝達手段は、現像工程前のウォーミングアップ時に稼動されるものである。
また、請求項16記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項1〜請求項15のいずれかに記載の発明において、前記開口部から排出される気体を吸気する吸気手段が接続されるものである。
また、請求項17記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項16に記載の発明において、前記吸気手段が一体化されたものである。
また、請求項18記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項1〜請求項17のいずれかに記載の発明において、前記像担持体との対向位置を通過した前記現像剤担持体と前記ケースとの間であってその長手方向端部にシール部材を設けたものである。
また、請求項19記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項18に記載の発明において、前記シール部材は、前記現像剤担持体に担持された現像剤に接触する位置に設置されたものである。
また、請求項20記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項1〜請求項19のいずれかに記載の発明において、前記ケースは、前記像担持体との対向位置を通過した前記現像剤担持体との間隙が長手方向中央部よりも長手方向端部において小さくなるように形成されたものである。
また、請求項21記載の発明にかかる現像装置は、上記請求項1〜請求項20のいずれかに記載の発明において、前記現像剤担持体に担持された現像剤が当該現像剤担持体から脱離される位置を挟んで当該現像剤担持体上に形成される2つの磁極は、互いに同極であって、その間の磁束密度が10mT以下となるように形成されたものである。
また、請求項22記載の発明にかかるプロセスカートリッジは、請求項1〜請求項21のいずれかに記載の現像装置と前記像担持体とが一体化されたものである。
また、請求項23記載の発明にかかる画像形成装置は、請求項1〜請求項21のいずれかに記載の現像装置を備えたものである。
なお、本願において、「プロセスカートリッジ」とは、像担持体を帯電する帯電部と、像担持体上に形成された潜像を現像する現像部(現像装置)と、像担持体上をクリーニングするクリーニング部とのうち、少なくとも1つと、像担持体とが、一体化されて、画像形成装置本体に対して着脱自在に構成されたユニットと定義する。
本発明は、現像装置内に確実に気体を流入してその気体が開口部から排出される気体の流路を形成している。これにより、装置内の気流が安定してトナー飛散が確実に抑止される、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1〜図5にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、図1及び図2にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1は画像形成装置としてのプリンタを示す構成図であり、図2はその作像部を示す拡大図である。
図1に示すように、中間転写ユニット15の中間転写ベルト8に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部6Y、6M、6C、6Kが並設されている。なお、装置本体100に設置される4つの作像部6Y、6M、6C、6Kは、作像プロセスに用いられるトナーの色が異なる以外はほぼ同一構造であるので、図2において、作像部6と感光体ドラム1と1次転写バイアスローラ9とにおける符号のアルファベット(Y、M、C、K)を省略して図示する。
図2を参照して、作像部6は、像担持体としての感光体ドラム1と、感光体ドラム1の周囲に配設された帯電部4、現像部5(現像装置)、クリーニング部2、除電部(不図示である。)等で構成されている。そして、感光体ドラム1上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程)がおこなわれて、感光体ドラム1上に所望のトナー像が形成されることになる。
作像部6を構成する、感光体ドラム1、帯電部4、現像部5、クリーニング部2は、それぞれ、画像形成装置本体100に対して着脱自在に設置できるように構成されている。そして、それぞれが、寿命に達したときに、新品のものに交換される。
なお、本実施の形態1では、作像部6を構成する、感光体ドラム1、帯電部4、現像部5Y、クリーニング部2を、それぞれ、単独のユニットとしたが、これらを一体化して、装置本体100に着脱自在に設置されるプロセスカートリッジとすることもできる。その場合、作像部6のメンテナンスをおこなう際の作業性が向上する。
図2を参照して、感光体ドラム1は、不図示の駆動部によって図2中の時計方向に回転駆動される。そして、帯電部4の位置で、感光体ドラム1の表面が一様に帯電される(帯電工程である。)。
その後、感光体ドラム1の表面は、露光部7(図1を参照できる。)から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によって静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム1の表面は、現像装置としての現像部5との対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、所望のトナー像が形成される(現像工程である。)。
その後、感光体ドラム1の表面は、中間転写ベルト8及び第1転写バイアスローラ9との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上のトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム1上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体1の表面は、クリーニング部2との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上に残存した未転写トナーがクリーニングブレード2aによって回収される(クリーニング工程である。)。
最後に、感光体ドラム1の表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
なお、上述した作像プロセスは、4つの作像部6Y、6M、6C、6Kで、それぞれおこなわれる。すなわち、図1を参照して、作像部の下方に配設された露光部7から、画像情報に基いたレーザ光Lが、各作像部6Y、6M、6C、6Kの感光体ドラム上に向けて照射される。詳しくは、露光部7は、光源からレーザ光Lを発して、そのレーザ光Lを回転駆動されたポリゴンミラーで走査しながら、複数の光学素子を介して感光体ドラム上に照射する。その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
ここで、図1を参照して、中間転写ユニット15は、中間転写ベルト8、4つの1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9K、2次転写バックアップローラ12、クリーニングバックアップローラ13、テンションローラ14、中間転写クリーニング部10等で構成される。中間転写ベルト8は、3つのローラ12〜14によって張架・支持されるとともに、1つのローラ12の回転駆動によって図1中の矢印方向に無端移動される。
4つの1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kは、それぞれ、中間転写ベルト8を感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kとの間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。そして、1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kに、トナーの極性とは逆極性の転写バイアスが印加される。
そして、中間転写ベルト8は、矢印方向に走行して、各1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写される。
その後、各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト8は、2次転写ローラ19との対向位置に達する。この位置では、2次転写バックアップローラ12が、2次転写ローラ19との間に中間転写ベルト8を挟み込んで2次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト8上に形成されたカラートナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された転写紙等の被転写材P上に転写される。このとき、中間転写ベルト8には、被転写材Pに転写されなかった未転写トナーが残存する。
その後、中間転写ベルト8は、中間転写クリーニング部10の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト8上の未転写トナーが回収される。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
ここで、2次転写ニップの位置に搬送された被転写材Pは、装置本体100の下方に配設された給紙部26から、給紙ローラ27やレジストローラ対28等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、給紙部26には、転写紙等の被転写材Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の被転写材Pがレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対28に搬送された被転写材Pは、回転駆動を停止したレジストローラ対28のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト8上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対28が回転駆動されて、被転写材Pが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、被転写材P上に、所望のカラー画像が転写される。
その後、2次転写ニップの位置でカラー画像が転写された被転写材Pは、定着部20の位置に搬送される。そして、この位置で、定着ローラ及び圧力ローラによる熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像が被転写材P上に定着される。
その後、被転写材Pは、排紙ローラ対29のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対29によって装置本体100外に排出された被転写Pは、出力画像として、スタック部30上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2〜図5にて、作像部における現像装置の構成・動作について、さらに詳しく説明する。
現像部5(現像装置)は、感光体ドラム1に対向する現像剤担持体としての現像ローラ51、現像ローラ51の下方に設置された現像剤規制部材としてのドクターブレード52、現像剤収容部53、54内に配設された2つの搬送スクリュ55、56、現像剤G中のトナー濃度を検知するトナー濃度センサ57、現像ローラ51の上方を覆うケース50、装置外に通ずるようにケース50に設けられた開口部50a、開口部50aに設けられたフィルタ61、現像ローラ51の側方を覆うようにケース50に一体的に設けられた壁部58、等で構成される。現像剤収容部53、54内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤Gが収容されている。
現像ローラ51は、内部に固設されたマグネットや、マグネットの周囲を回転するスリーブ等で構成される。図2及び図3を参照して、現像ローラ51のマグネットには、P1極〜P5極の5つの磁極が形成されている。そして、5つの磁極が形成されたマグネットの周囲をスリーブが回転することで、その回転にともない現像剤Gが現像ローラ51上(スリーブ上である。)を移動することになる。なお、図2及び図3の現像ローラ51に付した放射状の線分は、P1極〜P5極のそれぞれの磁力がピークになる位置を示すものである。
詳しくは、現像ローラ51のP4極からP5極に至る領域では、双方の磁極が磁性体としてのキャリアに作用して、現像剤収容部53に収容された現像剤Gが現像ローラ51上に担持される。現像ローラ51上に担持された現像剤Gは、その一部がドクターブレード52の位置で掻き取られて、現像剤収容部53に戻される。一方、ドクターブレード52との間隙を通過して現像ローラ51上に担持された現像剤Gは、P1極の位置で穂立ちして、現像剤G中のトナーが感光体ドラム1上の潜像に付着する。P1極を通過してP2極に至る領域では、後述するように、現像工程後の現像剤Gを担持する現像ローラ51とケース50との間から気体(空気)が流入される。さらに、P3極からP4極に至る領域では、同極性である双方の磁極により形成される反発磁界がキャリアに作用して、現像ローラ51上に担持されていた現像工程後の現像剤Gが現像ローラ51から脱離される。脱離後の現像剤Gは、再び現像剤収容部53に戻されて、現像剤収容部53、54内を循環する。このような一連の現像剤Gの流れが繰り返される。
なお、P3極とP4極との極間における磁束密度は、10mT以下になるように形成されている。このように同極の反発する磁界が形成されて、極間の磁束密度が小さくなるように形成されているために、P3極を通過した現像剤は現像ローラ51から弾き飛ばされるように現像剤収容部53に落下する。これにより、現像剤収容部53に収容された現像剤の上方の気体が強い動圧を受けて、この動圧に付勢されて開口部50aから気体が効率よく排出される。ここで、開口部50aは現像剤収容部53の上方に離れて設置されているとともに、現像剤が落下する位置からずれた位置に設置されているために、現像剤の落下によって跳ね上がる現像剤が開口部50aにまで達する不具合を抑止することができる。
ここで、現像ローラ51は、感光体ドラム1に対向する位置に設けられた現像部5の開口に、その一部が露呈するように設置されている。そして、現像ローラ51の上方には、現像ローラ51を覆うように樹脂材料等からなるケース50が設置されている。さらに、現像ローラ51の下方(現像ローラ51の回転中心を原点とした座標の水平軸よりも下側である。)には、ドクターブレード52が設置されている。このようにドクターブレード52が現像ローラ51の下方に設置されることで、後述するように、現像ローラ51とケース50との間から開口部50aに至る気体の流路を、現像剤収容部53、54内の現像剤Gに遮断されることなく、確保することができる。
現像ローラ51の上方に設置されたケース50には、壁部58と開口部50aとが設けられている。壁部58は、現像ローラ51のP2極を通過してP3極からP4極に至る領域近傍を覆うように設置されている。開口部50aは、現像ローラ51に対して壁部58を介した位置であって、現像剤Gに埋没しない現像剤収容部53の上方の位置に、装置外に通ずるように設けられている。これらによって、現像ローラ51とケース50との間から開口部50aに至る気体の流路(図2中の破線矢印で示す流路である。)を確保することができる。
なお、開口部50aには、開口部50aを覆うようにフィルタ61が設置されている。フィルタ61は、発泡ウレタンや不織布等の多孔質材料からなり、装置内側から進入するトナーを捕集して空気を装置外側に通過させる。これにより、開口部50aから装置内(現像部内)の気体を排出する際に、装置外(現像部外)へのトナー飛散を防止することができる。
また、2つの現像剤収容部53、54は、その長手方向(図2の紙面垂直方向である。)の両端部を除く領域が仕切り部材によって隔絶されている。そして、現像剤収容部53、54に設置された搬送スクリュ55、56は、現像剤Gをそれぞれ相反する方向に搬送する。これにより、現像剤収容部53、54に収容された現像剤Gは、双方の現像剤収容部55、56の間を長手方向に循環することになる。
なお、一方の現像剤収容部54の上方には、トナー搬送パイプ43のトナー補給口44が接続されている。これにより、現像剤収容部54内にトナー搬送パイプ43からフレッシュトナーが適宜に補給される。
このように構成された現像部5は、次のように動作する。
現像ローラ51のスリーブは、図2の矢印方向に回転している。そして、マグネットにより形成された磁界によって現像ローラ51上に担持された現像剤Gは、上述したように、スリーブの回転にともない現像ローラ51上を移動する。
ここで、現像部5内の現像剤Gは、現像剤G中のトナーの割合(トナー濃度)が所定の範囲内になるように調整される。詳しくは、現像部5内のトナー消費に応じて、トナー搬送パイプ43からトナー補給口44を介して現像剤収容部54内に、トナーが補給される。
なお、トナー搬送パイプ43は、図1を参照して、装置本体100の上方のボトル収容器31に設置されたトナーボトル32Y、32M、32C、32Kのうち対応するトナーボトルに連通している。これにより、各色のトナーが収容されたトナーボトル32Y、32M、32C、32Kから、トナー搬送パイプ43を介して、各現像部5にそれぞれ各色のトナーが搬送される。
その後、現像剤収容部54内に補給されたトナーは、第2搬送スクリュ56、第1搬送スクリュ55によって、現像剤Gとともに混合・撹拌されながら、2つの現像剤収容部53、54を循環する(図2の紙面垂直方向の移動である。)。そして、現像剤G中のトナーは、キャリアとの摩擦帯電によりキャリアに吸着して、現像ローラ51上に形成された磁力によりキャリアとともに現像ローラ51上に担持される。
現像ローラ51上に担持された現像剤Gは、図2中の矢印方向に搬送されて、ドクターブレード52の位置に達する。そして、現像ローラ51上の現像剤Gは、この位置で適量に規制された後に、感光体ドラム1との対向位置(現像領域である。)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界によって、感光体ドラム1上に形成された潜像にトナーが吸着される。その後、現像ローラ51上に残った現像剤Gはスリーブの回転にともない、ケース50との対向面、壁部58との対向面を順次通過する。さらに、現像ローラ51上の現像剤Gは現像剤収容部53の上方に達して、この位置で現像ローラ51から離脱される。
ここで、上述した一連の現像部5の動作において、現像部5には図2の破線矢印で示す気体の流路が形成される。
すなわち、現像ローラ51とケース50との間から流入した気体は、現像ローラ51の回転にともないケース50との対向面と壁部58との対向面とを通過して、壁部58の先端部に至る。そして、装置内に流入した気体は、壁部58の先端部を回り込んで、フィルタ61が設置された開口部50aから装置外に排出される。ここで、壁部58の先端部が現像剤Gに埋没しない位置に設置されているので、装置内に流入した気体は現像剤収容部53内の現像剤Gに遮断されることなく、開口部50aまでの流路が確保される。
ここで、本実施の形態1では、現像ローラ51上に担持された現像剤Gが、ケース50との対向面の一部に、長手方向(図3中の紙面垂直方向である。)にわたり接触するように構成している。さらには、現像ローラ51上に担持された現像剤Gが、壁部58との対向面の一部に、長手方向にわたり接触するように構成している。
以下、図3を用いて、ケース50及び壁部58の対向面における現像剤Gの接触状態について詳述する。図3は、現像ローラ51の近傍を拡大して示す図であって、現像剤Gが担持された状態を簡略化して示したものである。
現像ローラ51上の現像剤Gは、現像ローラ51内のマグネットが発する磁力線に沿って整列しようとする。しかし、現像ローラ51表面から離れた位置では、磁力が弱まることから、図3に示すように、P2極、P3極等の磁極付近では現像剤Gがブラシ状に整列する(この状態を磁気ブラシと呼ぶ。)。
図3を参照して、P2極の磁力のピーク付近では、現像剤Gの磁気ブラシの先端がケース50の対向面(内壁)に長手方向にわたって接触して、現像ローラ51との間隙を埋めている。すなわち、P2極の近傍では、磁気ブラシが形成されることにより、現像ローラ51とケース50との間に連続的に移動する複数の空隙60が形成される。なお、図3は、上述の現象についての理解を容易にするために、磁気ブラシの状態を簡略化して示している。
このように、P2極近傍で形成される磁気ブラシをケース50の対向面に接触させることで、現像ローラ51とケース50との間から流入した気体が磁気ブラシ間に形成された空隙60に封じ込められた状態で装置内に確実に搬送される。すなわち、P2極近傍で形成される磁気ブラシがポンプのごとく作用することで、装置外の気体が装置内に確実に流入することになる。
さらに、本実施の形態1では、P3極付近においても、現像剤Gの磁気ブラシの先端が壁部58の対向面(内壁)に長手方向にわたって接触して、現像ローラ51との間隙を埋めている。すなわち、P3極の近傍でも、P2極の近傍と同様に、磁気ブラシが形成される。
このように、P3極近傍で形成される磁気ブラシを壁部58の対向面に接触させることで、現像ローラ51とケース50との間から流入してP2極を通過した気体が、さらにP3極近傍の磁気ブラシ間に形成された空隙に封じ込められた状態で現像剤収容部53に搬送される。このとき、P3極からP4極に至る位置近傍では、現像ローラ51上に担持されていた現像剤Gが現像ローラ51から離脱して、現像剤収容部53内の気体に強い動圧を与える。このときに現像剤収容部53内に作用する動圧によって、現像剤収容部53内の気体は開口部50aに向けて流動する。そして、フィルタ61が設置された開口部50aから、装置内の気体が排気される。
以上説明したように、本実施の形態1では、現像部5内において、図2の破線矢印で示す気体の流路が安定的に形成される。すなわち、現像ローラ51とその上方に設置されたケース50との間から気体を流入して、その流入した気体を現像剤収容部53に収容した現像剤Gに遮られることなく開口部50aに導きフィルタ61を介して装置外に排出している。これによって、現像部5内に浮遊するトナーを、現像部5内の気体とともに現像部5内に強制的に形成した気流に乗せて開口部50aに搬送して、フィルタ61で確実に捕集することができる。こうして、現像部5における装置外へのトナー飛散が抑止される。
ここで、本実施の形態1では、上述の効果を確実にするために、現像ローラ51とケース50との間であって、その長手方向の両端部に、シール部材65を設置している。
図4にて、その構成・動作を説明する。図4は、現像部5の現像ローラ51近傍を、感光体ドラム1側から長手方向(図2の紙面垂直方向である。)にみた正面図である。
図4に示すように、ケース50の長手方向両端部には、それぞれ、現像ローラ51との隙間をシールするシール部材65が貼着されている。シール部材65は、例えば、発泡ポリウレタン等の弾性材料の表面(現像ローラ51との当接面である。)にポリエステルフィルム等の低摩擦材料を貼着してなる。また、ケース50に貼着されたシール部材65は、現像ローラ51上に担持された現像剤G(図4中に網点状に示す領域である。)に僅かに接触するように設置されている。
なお、現像剤Gが現像ローラ51の長手方向全域に担持されないのは、現像ローラ51に内設したマグネットの長さによるものである。すなわち、現像ローラ51内のマグネットによる磁力の及ぶ現像ローラ51上の領域に、現像剤Gが担持される。
このようにシール部材65を設けることにより、現像ローラ51とケース50との間における長手方向両端部からトナーが飛散する不具合が防止される。すなわち、現像工程後の現像ローラ51上に担持された現像剤Gは、長手方向両端部において、シール部材65を回り込むようにしてケース50との間に入り込む。これにより、現像ローラ51とケース50との間の長手方向両端部における気密性を保持しつつ、図3で説明したポンプ作用による気体の流入をおこなうことができる。したがって、上述した気体の流路を、損失なく確実に形成することができる。
さらに、本実施の形態1では、上述の効果を確実にするために、現像剤収容部53内に向けて延出する壁部58の長さが、その長手方向中央部よりも長手方向両端部で長くなるように形成している。
図5にて、その構成・動作を説明する。図5は、現像部5の長手方向両端部(図4におけるシール部材65が設置された領域に相当する。)の断面図である。なお、先に説明した図2は、現像部5の長手方向中央部(図4における現像剤Gが担持された領域に相当する。)の断面図である。
図5に示すように、現像部5の長手方向両端部においては、壁部端部58aが現像剤収容部53内に収容された現像剤G(又は第1搬送スクリュ55)に近接するように形成されている。
このように、現像剤収容部53内の長手方向両端部において、内部に収容された現像剤Gと壁部58との隙間を限りなく小さくすることで、現像剤収容部53内の両端部に回り込む気流の損失を軽減することができる。したがって、上述した気体の流路を、効率よく確実に形成することができる。
以上説明したように、本実施の形態1では、現像部5内に確実に気体を流入して、その気体がフィルタ61を設けた開口部50aから排出される、気体の流路を形成している。これにより、現像部5内に生じる気流が安定して、トナー飛散を確実に抑止することができる。
実施の形態2.
図6にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図6は、実施の形態2における画像形成装置の作像部近傍を示す断面図であって、前記実施の形態1における図2に相当する図である。本実施の形態2の現像部5は、開口部50aの近傍に吸気ファンを設けている点が、前記実施の形態1のものとは相違する。
図6に示すように、本実施の形態2では、開口部50aに設置したフィルタ61の外側に、吸気手段としての吸気ファン70が現像部5に一体的に設けられている。吸気ファン70は、現像部5内の気体を現像部5外に吸気するように設置される。
これによって、現像部5の内圧が常に外圧よりも小さくなるために、現像部5を構成する筐体に隙間がある場合であってもその隙間には吸い込み気流が発生することになる。すなわち、筐体の隙間からトナー飛散が生じることなく、現像部5内に浮遊するトナーは、すべて、開口部50aからフィルタ60及び吸気ファン70を介して現像部5外に排出される。
また、同様に、現像部5の内圧が常に外圧よりも小さくなるために、現像ローラ51とケース50との間では、前記実施の形態1で説明したポンプ作用がさらに強められて、強い吸い込み気流によって気体が流入される。
以上説明したように、本実施の形態2では、吸気ファン70によって強い吸い込み気流が発生して現像部5内に確実に気体を流入して、その気体がフィルタ61を設けた開口部50aから確実に排出される。これにより、現像部5内に生じる気流が安定して、トナー飛散を確実に抑止することができる。
なお、本実施の形態2では、開口部50aから排出される気体を吸気する吸気手段として吸気ファン70を用いた。しかし、吸気手段はこれに限定されることなく、吸気ファン70の替わりに、吸気手段としてエアポンプやブロワ等を用いることもできる。
また、本実施の形態2では、吸気手段としての吸気ファン70を現像部5と一体化した。これに対して、現像部5と一体化せずに、現像部5から離れた位置に吸気手段を独立して装置本体100に設置することもできる。この場合、現像部5から吸気手段までを、ダクトやチューブ等によって接続して流路を形成することになる。
実施の形態3.
図7にて、この発明の実施の形態3について詳細に説明する。
図7は、実施の形態3における画像形成装置の作像部の長手方向端部近傍を示す断面図であって、前記実施の形態1における図5に相当する図である。本実施の形態3の現像部5は、壁部端部58aの先端部にさらにマグネット69を設けている点が、前記実施の形態1のものとは相違する。
図7に示すように、現像剤収容部53内に向けて延出する壁部58の長さが、長手方向中央部よりも長手方向両端部で長くなるように、前記実施の形態1と同様に、壁部端部58aが形成されている。さらに、壁部端部58aの先端部には、マグネット69が貼着されている。
このように、現像剤収容部53内の長手方向両端部において、内部に収容された現像剤Gに近接するようにマグネット69を設置することで、マグネット69の磁力によってマグネット69上に現像剤G1が磁着する。そして、マグネット69に吸着した現像剤G1によって、現像剤収容部53内に収容された現像剤Gと壁部端部58aとの隙間が塞がれる。これによって、現像剤収容部53内の両端部に回り込む気流の損失を軽減することができる。したがって、前記実施の形態1で説明した気体の流路を、さらに効率よく確実に形成することができる。
以上説明したように、本実施の形態3では、現像部5内に確実に気体を流入して、その気体がフィルタ61を設けた開口部50aから損失なく確実に排出される。これにより、現像部5内に生じる気流が安定して、トナー飛散を確実に抑止することができる。
実施の形態4.
図8にて、この発明の実施の形態4について詳細に説明する。
図8は、実施の形態4における現像部の現像ローラ近傍を感光体ドラム側からみた正面図であって、前記実施の形態1における図4に相当する図である。本実施の形態4の現像部5は、ケース50の長手方向両端部に現像ローラ51に近接するケース端部50bを設けている点が、前記実施の形態1のものとは相違する。
図8に示すように、現像ローラ51とケース50との間隔が、長手方向中央部に比べて長手方向両端部が小さくなるように、ケース端部50bを形成している。すなわち、ケース50の長手方向両端部においては、ケース端部50bが現像ローラ51に近接するように形成されている。なお、ケース端部50b近傍には、前記実施の形態1と同様に、シール部材65が設置されている。
このように、現像ローラ51とケース50との長手方向両端部における間隔を、限りなく小さくすることで、現像部5内の両端部に回り込む気流の損失を軽減することができる。したがって、前記実施の形態1で説明した気体の流路を、効率よく確実に形成することができる。
以上説明したように、本実施の形態4では、現像部5内に損失なく確実に気体を流入して、その気体がフィルタ61を設けた開口部50aから確実に排出される。これにより、現像部5内に生じる気流が安定して、トナー飛散を確実に抑止することができる。
実施の形態5.
図9及び図10にて、この発明の実施の形態5について詳細に説明する。
図9は、実施の形態5における現像部の現像ローラ近傍を示す部分拡大図であって、前記実施の形態1における図3に相当する図である。
図9に示すように、本実施の形態5の現像部5も、前記各実施の形態のものと同様に、現像ローラ51の上方に設置されたケース50に壁部58と開口部とが設けられて、トナー飛散を抑止するための気体の流路が形成されている。壁部58は、現像ローラ51のP2極を通過してP3極からP4極に至る領域近傍を覆うように設置されている。
さらに、壁部58は、現像部5(現像剤収容部53)内に向けて延出する先端部58bから現像ローラ51の中心位置(中心軸)までの距離をR1として、現像ローラ51に担持された現像剤G(壁部58に当接していない状態のものである。)の先端部から現像ローラ51の中心位置(中心軸)までの距離をR2としたときに、
R1>R2
なる関係が成立するように形成されている。
これにより、壁部58の裏面(開口部が設けられている側の壁面である。)に現像剤Gが堆積して、気体の流路を塞ぐ不具合が抑止される。
すなわち、図10を参照して、壁部58が上記条件式を満足しない場合(R1≦R2となる場合である。)には、P3極からP4極に移動する現像ローラ51上の現像剤Gの一部が、壁部58の裏面に回り込んでしまうことがある。これは、P3極とP4極との間の領域が磁束密度の低い領域であるために、現像ローラ51上に保持された現像剤が離脱しやすくなっているためである。そして、このように離脱した現像剤が壁部58の裏面に回り込むと、壁部58の裏面にまで作用するP3極の磁束によって、壁部58の裏面に現像剤が吸着してしまう。さらに、そのような現像剤が堆積されることで、開口部50aに至る気体流路が塞がれて、現像部5内の内圧が高まってトナー飛散が生じてしまう。
以上説明したように、本実施の形態5では、現像部5内に確実に気体を流入して、その気体がフィルタ61を設けた開口部50aから排出される、気体の流路を経時においても安定的に形成している。これにより、現像部5内に生じる気流が安定して、経時においてもトナー飛散を確実に抑止することができる。
実施の形態6.
図11及び図12にて、この発明の実施の形態6について詳細に説明する。
図11は、実施の形態6における現像部のフィルタ近傍を示す部分拡大図である。本実施の形態6のフィルタ61は、装置内側のメッシュ密度が装置外側のメッシュ密度よりも大きくなるように形成されている点が、前記実施の形態1のものとは相違する。
図11に示すように、本実施の形態6の現像部5も、前記各実施の形態のものと同様に、現像ローラ51の上方に設置されたケース50に壁部58と開口部50aとが設けられて、トナー飛散を抑止するための気体の流路が形成されている。また、開口部50aには、開口部50aを覆うように多孔質材料からなるフィルタ61が設置されている。
本実施の形態6では、フィルタ61が多層構造で構成されている。具体的には、現像部5(現像剤収容部53)外側にはメッシュ密度の小さい第1フィルタ61aが設置されていて、現像部5(現像剤収容部53)内側にはメッシュ密度の大きい第2フィルタ61bが設置されている。例えば、第1フィルタ61aのメッシュ密度はトナーTの粒径よりも小さく設定して、第2フィルタ61bのメッシュ密度はトナーTの粒径よりも大きく設定することができる。
図12(A)は本実施の形態6のフィルタ61にトナーTが捕集された状態を示す図であって、図12(B)は単層構造のフィルタ61(第1フィルタ61aのみで構成される。)にトナーTが捕集された状態を示す図である。
図12(A)に示すように、実施の形態6のフィルタ61を用いた場合、開口部50a近傍に浮遊するトナーTは、第2フィルタ61b内で分散されて捕集されることになる。すなわち、トナーTは第2フィルタ61b内に3次元的に捕集されるために、フィルタ61が目詰まりして寿命に至るまでの時間を長くできる。
これに対して、図12(B)に示すように、単層構造のフィルタ61を用いた場合、開口部50a近傍に浮遊するトナーTは、フィルタ61の底面上で捕集されることになる。すなわち、トナーTはフィルタ61の表面に2次元的に捕集されるために、フィルタ61が目詰まりして寿命に至るまでの時間が短くなってしまう。
なお、本願発明者が図12(A)のフィルタ61と図12(B)のフィルタ61をそれぞれ現像部5に設置して、トナー濃度過多の状態で加速テストをおこなった結果、前者が後者に比べて2倍以上の寿命であることを確認した。ここで、フィルタの寿命は、フィルタが目詰まりして現像部の内圧の上昇が飽和するまでの時間で判断した。
以上説明したように、本実施の形態6では、現像部5内に確実に気体を流入して、その気体が長寿命化されたフィルタ61を設けた開口部50aから排出される、気体の流路を形成している。これにより、現像部5内に生じる気流が安定して、経時においてもトナー飛散を確実に抑止することができる。
なお、本実施の形態6では、フィルタ61を第1フィルタ61aと第2フィルタ61bとの2層構造としたが、3層以上の多層構造とすることもできる。
また、本実施の形態6のフィルタ61は、第1フィルタ61aと第2フィルタ61bとを一体的に形成することもできるし、第1フィルタ61aと第2フィルタ61bとを分離自在に形成することもできる。前者の場合には双方のフィルタ61a、61bを同時に交換できるために交換作業性が向上し、後者の場合には目詰まりしやすい一方のフィルタ61bのみを交換できるために経済性が向上する。
実施の形態7.
図13及び図14にて、この発明の実施の形態7について詳細に説明する。
図13は、実施の形態7における現像部のフィルタ近傍を示す部分拡大図である。本実施の形態7のフィルタ61は、フィルタ61に振動を伝達する振動伝達手段67、68が設置されている点が、前記実施の形態1のものとは相違する。
図13に示すように、本実施の形態7の現像部5も、前記各実施の形態のものと同様に、現像ローラ51の上方に設置されたケース50に壁部58と開口部50aとが設けられて、トナー飛散を抑止するための気体の流路が形成されている。また、開口部50aには、開口部50aを覆うように多孔質材料からなるフィルタ61が設置されている。
図13を参照して、本実施の形態7のフィルタ61は、現像部5(現像剤収容部53)内側の面(底面)に、金属材料、樹脂材料等からなる板材68が設置されている。板材68は、図14の上面図を参照して、開口部58aに対応する位置に複数の通気孔68aが形成されている。これにより、開口部58a、板材68、フィルタ61を介しての気体流路が確保される。
また、図13に示すように、板材68には発振器67が接続されていて、発振器67から板材68に振動波が入力される。そして、発振器67から板材68に振動波が入力されることによって、その振動がフィルタ61にも伝播されて、フィルタ61に目詰まりしたトナーが現像部5内に振るい落とされる。このように、フィルタ61に振動伝達手段67、68を設置することで、フィルタ61の目詰まりの軽減にともない通気性が確保されて、フィルタ61が長寿命化される。
本願発明者が図13の現像部5を用いて実験をおこなった結果、振動伝達手段67、68によってフィルタ61に適宜に振動を伝達することで、フィルタ61の寿命が格段に向上することを確認した。ここで、フィルタの寿命は、フィルタが目詰まりして現像部の内圧の上昇が飽和するまでの時間で判断した。
なお、振動伝達手段67、68によるフィルタ61への振動伝達(フィルタ61の目詰まりトナーの除去である。)は、現像工程前のウォーミングアップ時におこなうことが好ましい。すなわち、振動伝達手段67、68の稼動は常時おこなう必要がなくて、所定間隔ごとにおこなえばその効果が充分に達成される。また、現像工程時(画像形成時)に振動伝達手段67、68の稼動をおこなった場合には、現像部5や感光体ドラム1に振動が伝達されて画像上の不具合が生じる可能性がある。これらのことから、現像工程前のウォーミングアップ時に振動伝達手段67、68を稼動してフィルタ61の目詰まりトナーを除去することが好ましい。
以上説明したように、本実施の形態7では、現像部5内に確実に気体を流入して、その気体が長寿命化されたフィルタ61を設けた開口部50aから排出される、気体の流路を形成している。これにより、現像部5内に生じる気流が安定して、経時においてもトナー飛散を確実に抑止することができる。
なお、本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、上記各実施の形態の中で示唆した以外にも、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
この発明の実施の形態1における画像形成装置を示す全体構成図である。 図1の画像形成装置における現像部近傍を示す断面図である。 図2の現像部における現像ローラ近傍を示す部分拡大図である。 図2の現像部における現像ローラ近傍を感光体ドラム側からみた正面図である。 図2の現像部の端部を示す断面図である。 この発明の実施の形態2における現像部近傍を示す断面図である。 この発明の実施の形態3における現像部の端部を示す断面図である。 この発明の実施の形態4における現像部の現像ローラ近傍を感光体ドラム側からみた正面図である。 この発明の実施の形態5における現像部の現像ローラ近傍を示す部分拡大図である。 別の現像部の現像ローラ近傍を示す部分拡大図である。 この発明の実施の形態6における現像部のフィルタ近傍を示す部分拡大図である。 フィルタにトナーが捕集された状態を示す図である。 この発明の実施の形態7における現像部のフィルタ近傍を示す部分拡大図である。 図13のフィルタに設置される板材を示す上面図である。
符号の説明
1、1Y、1M、1C、1K 感光体ドラム(像担持体)、
2 クリーニング部、 4 帯電部、 5 現像部(現像装置)、
6、6Y、6M、6C、6K 作像部、 7 露光部、 8 中間転写ベルト、
9、9Y、9M、9C、9K 1次転写バイアスローラ、
15 中間転写ユニット、 19 2次転写ローラ、 20 定着部、
26 給紙部、 31 ボトル収容器、
32Y、32M、32C、32K トナーボトル、
43 トナー搬送パイプ、 44 トナー補給口、
50 ケース、 50a 開口部、 50b ケース端部、
51 現像ローラ(現像剤担持体)、
52 ドクターブレード(現像剤規制部材)、 53、54 現像剤収容部、
55 第1搬送スクリュ、 56 第2搬送スクリュ、
57 トナー濃度センサ、 58 壁部、 58a 壁部端部、
60 空隙、 61 フィルタ、 65 シール部材、
67 発振器、 68 板材、 68a 通気孔、
69 マグネット、 70 吸気ファン(吸気手段)、
100 画像形成装置本体(装置本体)、 G 現像剤。

Claims (23)

  1. 像担持体上に形成される潜像を現像するための現像剤を収容する現像装置であって、
    前記現像剤を担持して所定方向に回転することにより当該現像剤を搬送するとともに、前記像担持体に対向する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体と前記像担持体との対向位置に対して当該現像剤担持体の回転方向下流側の位置で当該現像剤担持体の上方を覆うとともに、当該現像剤担持体に担持された前記現像剤が当該現像剤担持体との対向面に接触するように形成されたケースと、
    装置外に通ずるように前記ケースに形成された開口部と、
    前記ケースにおける前記現像剤が接触する箇所と前記開口部との間の位置から下方に向けて延出して、前記現像剤担持体に担持された現像剤が当該現像剤担持体から脱離される位置と前記開口部との間の空間を遮るように形成された壁部と、
    を備え、
    前記壁部は、前記現像剤担持体に対向する対向面の一部が当該現像剤担持体に担持された前記現像剤に接触するように形成されるとともに、その先端部が当該現像剤担持体に担持された前記現像剤に接触しない位置まで延出するように形成され、
    前記像担持体との対向位置を通過した前記現像剤担持体と前記ケースとの間から装置内に気体が流入されて、その流入された気体が前記現像剤担持体の回転にともない前記ケースとの対向面と前記壁部との対向面とを通過した後に前記開口部から装置外に排出されるように気体の流路を形成したことを特徴とする現像装置。
  2. 前記開口部は、装置内に収容された前記現像剤に埋没されない位置に設けられるとともに、前記現像剤担持体に対して前記壁部を介した位置に設けられ、
    前記壁部は、装置内に収容された前記現像剤に埋没されない位置に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記像担持体との対向位置に向けて移動する前記現像剤担持体上の現像剤の量を規制する現像剤規制部材を備え、
    前記現像剤規制部材は、前記現像剤担持体の下方に設置されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記ケースは、前記現像剤担持体の上方を覆うように設置され、
    前記壁部は、前記ケースと一体化されたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の現像装置。
  5. 前記像担持体との対向位置を通過した前記現像剤担持体と前記ケースとの間において、前記現像剤担持体に担持された前記現像剤が前記ケースの対向面の一部に対して長手方向にわたり接触するように構成され、
    前記現像剤担持体と前記壁部との間において、前記現像剤担持体に担持された前記現像剤が前記壁部の対向面の一部に対して長手方向にわたり接触するように構成されたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の現像装置。
  6. 前記壁部は、装置内に向けて延出する長さが長手方向中央部よりも長手方向端部において大きくなるように形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の現像装置。
  7. 前記壁部は、装置内に向けて延出する先端部であって長手方向端部にマグネットを備えたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の現像装置。
  8. 前記壁部は、装置内に向けて延出する先端部から前記現像剤担持体の中心位置までの距離をR1として、前記現像剤担持体に担持された前記現像剤の先端部から当該現像剤担持体の中心位置までの距離をR2としたときに、
    R1>R2
    なる関係が成立するように形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の現像装置。
  9. 前記開口部にトナーを捕集するフィルタを設置したことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の現像装置。
  10. 前記フィルタは、装置内側のメッシュ密度が装置外側のメッシュ密度よりも大きくなるように形成されたことを特徴とする請求項9に記載の現像装置。
  11. 前記フィルタは、メッシュ密度の異なる複数のフィルタを一体的に形成したものであることを特徴とする請求項10に記載の現像装置。
  12. 前記フィルタは、メッシュ密度の異なる複数のフィルタを分離自在に形成したものであることを特徴とする請求項10に記載の現像装置。
  13. 前記フィルタに振動を伝達する振動伝達手段をさらに備えたことを特徴とする請求項9〜請求項12のいずれかに記載の現像装置。
  14. 前記振動伝達手段は、外部から振動波が入力されるとともに通気孔を有する板材であって、
    前記板材は、前記フィルタの装置内側の面に設置されたことを特徴とする請求項13に記載に現像装置。
  15. 前記振動伝達手段は、現像工程前のウォーミングアップ時に稼動されることを特徴とする請求項13又は請求項14に記載の現像装置。
  16. 前記開口部から排出される気体を吸気する吸気手段が接続されることを特徴とする請求項1〜請求項15のいずれかに記載の現像装置。
  17. 前記吸気手段が一体化されたことを特徴とする請求項16に記載の現像装置。
  18. 前記像担持体との対向位置を通過した前記現像剤担持体と前記ケースとの間であってその長手方向端部にシール部材を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項17のいずれかに記載の現像装置。
  19. 前記シール部材は、前記現像剤担持体に担持された現像剤に接触する位置に設置されたことを特徴とする請求項18に記載の現像装置。
  20. 前記ケースは、前記像担持体との対向位置を通過した前記現像剤担持体との間隙が長手方向中央部よりも長手方向端部において小さくなるように形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項19のいずれかに記載の現像装置。
  21. 前記現像剤担持体に担持された現像剤が当該現像剤担持体から脱離される位置を挟んで当該現像剤担持体上に形成される2つの磁極は、互いに同極であって、その間の磁束密度が10mT以下となるように形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項20のいずれかに記載の現像装置。
  22. 請求項1〜請求項21のいずれかに記載の現像装置と前記像担持体とが一体化されたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  23. 請求項1〜請求項21のいずれかに記載の現像装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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