JP4961823B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は電子写真方式を用いた画像形成装置に関し、特に、画像形成装置内で発生する飛散トナーの回収に関する。
電子写真方式を用いた画像形成装置では、感光体ドラムなどの像担持体表面を一様に帯電させ、この上にレーザ光などで原稿画像を結像させて静電潜像を形成し、これをトナーで現像してトナー画像とし、これを記録媒体としての用紙に転写し、定着装置でトナーを加熱溶融させて定着させている。
トナーには、磁性トナーからなる一成分磁性現像剤と、磁性キャリアとトナーを混合してなる2成分現像剤とがあるが、ここでは、トナーという場合、双方を含むものとしている。
画像形成装置では、コロナ放電に伴ってコロナ帯電器からオゾンが発生したり、現像操作に伴って現像装置からトナーが飛散したりするが、これらオゾンやトナーが、環境や画質に好ましくない影響を与えることは知られている。
オゾンについては、コロナ帯電器の構成を工夫したり、発生したオゾンを吸引ファンで強制的に吸引するとともに、その途上に設けたフィルタで臭気をとる構成などが提案されている。
また、飛散トナーについても、感光体表面に現像装置が近接する位置に、トナー吸引ダクトの吸引口を設ける構成が知られている。そして、吸引された飛散トナーは、トナー吸引ダクト内を飛翔して広い吸引室に入り、この吸引室の吸引ファン側に設けられたフィルターに捕捉される。
しかしながら、多量の飛散トナーを捕捉すると、フィルターは目詰まりを起こして、吸引力が低下し、飛散トナーの捕捉能力が低下する。
そこで、特許文献1(特開2005−242195号)では、フィルターが設けられたフィルター室のフィルターの上流側の床面に磁石体を設け、フィルターに吸着される前のトナーを磁力によって落下させ、フィルターに吸着させないようにした現像剤回収部を提案している。
しかし、上記特許文献1の現像剤回収部では、飛散トナーには、ファンで吸引する力と、磁石による磁力の双方が加わり、トナーはこれらの合成された力の方向に移動するが、ファンの吸引力の方が大きいので、実質的にはフィルターに向かって進み、磁石には殆ど吸着されない。したがって、磁石に吸着させるためには、ファンを停止しなければならず、ファンを停止すればトナーを吸引できない、という二律背反の問題があった。また、トナーが磁石の上にある程度溜まると、トナーを落下させる磁力が低下して、トナーを吸着できなくなるという問題もあった。これらの問題から、フィルターの目詰まりが起こり易かった。
特開2005−242195号
本発明は、このような問題の解決を図ったもので、フィルターの目詰まりを防止して飛散トナーの回収が確実にできる画像形成装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために本発明の画像形成装置は、像担持体と、該像担持体上の潜像をトナーで現像する現像装置と、該現像装置近傍に発生した飛散トナーを吸引するために像担持体の近傍に吸引口が設けられたトナー吸引ダクトと、該トナー吸引ダクト内の空気を吸引する吸引手段と、該吸引手段の上流側に設けられた飛散トナーを吸着するフィルターと、該フィルターを振動させる振動手段と、該振動手段と前記吸引手段を制御する制御装置とを有し、前記フィルターは、蛇腹状に構成された複数の吸着面を有し、前記吸着面の水平方向に対する角度が鋭角であり、前記制御装置は、前記吸引手段が停止したときに前記振動手段を駆動することを特徴としている。
前記制御装置が、画像形成枚数を数えるカウンターを有し、予め設定された枚数ごとに前記振動手段を駆動してフィルターを振動させる構成としたり、前記制御装置が、画像形成装置全体の制御を行い、画像形成動作中に前記振動手段を駆動してフィルターを振動させる構成としたり、前記画像形成装置が、用紙を搬送するための給送系モータを有し、前記制御装置が、該給送系モータが動作中に前記振動手段を駆動する構成としたり、前記制御装置が、前記像担持体が停止していることを条件に、前記吸引手段を停止する構成としたり、更に、帯電器から出るオゾンを排出するためのオゾン吸引ダクトと、前記帯電器に外気を導くための空気導入ダクトを有し、前記トナー吸引ダクト、前記オゾン吸引ダクト及び前記空気導入ダクトは、仕切壁により区分され、階層状に重ねてダクトブロックを構成し、前記ダクトブロックを前記帯電器と前記現像装置との間に配置した構成としたりすることができる。
像担持体と現像装置との間に発生する飛散トナーは、トナー吸引ダクトで吸引され、フィルターに捕捉される。振動手段により振動を加えられるとフィルターが振動し、フィルターに付着していたトナーがフィルターから剥離し、フィルターの目詰まりを防止することができる。ただし、吸引手段と振動手段が同時に稼働すると、トナーがフィルターから剥離しにくくなる。そこで、制御装置が、フィルターを振動させるときは、吸引手段が吸引を停止するように制御するようにした。これによって、フィルターに付着したトナーが剥離し易くなり、フィルターの目詰まりを防止することができる。
前記制御装置が、画像形成枚数を数えるカウンターを有し、予め設定された枚数ごとに前記振動手段を駆動してフィルターを振動させる構成とすることで、定期的にフィルターに付着したトナーをふるい落とすことができ、効果的に目詰まりを防止することができる。
また、制御装置が、画像形成動作中に前記振動手段を稼働してフィルターを振動させたり、あるいは、給送系モータが動作中に前記振動手段を駆動することで、フィルターを振動させる際の音を、画像形成中の音と重ねることができ、騒音を防止することができる。
また、像担持体が動いている場合は、飛散トナーが発生しているので、吸引手段は、像担持体が停止しているときだけしか停止させないようにすることで、飛散トナーの回収を確実なものにすることができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の1実施例としての画像形成装置の構成を示す図である。ただし、都合によりダクトブロックと集塵装置は省略している。図1に示すように、この画像形成装置はタンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、原稿自動搬送手段30、画像読取装置60、画像書込装置3Y,3M,3C,3K、像担持体としての感光体1Y,1M,1C,1K、帯電器2Y,2M,2C,2K、現像装置4Y,4M,4C,4K、定着装置24、中間転写ベルトからなる像担持体6、給紙カセット20a,20b,20c、搬送系22等を有する。
5Y,5M,5C,5Kは、現像装置4Y,4M,4C,4Kにそれぞれ新規トナーを補給するトナー補給手段である。
原稿自動搬送手段30は両面又は片面の原稿dを自動搬送する手段である。画像読取装置60は、走査光学系により画像情報が読み取られる装置で、原稿載置台上から給送される多数枚の原稿dの内容を、3枚の可動ミラー60cで反射し、集光レンズ60bにより、CCDからなる撮像素子60a上に結像して読み取る。
イエロー色の画像を形成する画像形成部10Yは、像担持体としての感光体1Yの周囲に配置された帯電器2Y、画像書込装置3Y、現像装置4Y及びクリーニング装置8Yを有する。マゼンタ色の画像を形成する画像形成部10Mは、像担持体としての感光体1Mの周囲に帯電器2M、画像書込装置3M、現像装置4M及びクリーニング装置8Mを有する。シアン色の画像を形成する画像形成部10Cは、像担持体としての感光体1C、帯電器2C、画像書込装置3C、現像装置4C及びクリーニング装置8Cを有する。黒色画像を形成する画像形成部10Kは、像担持体としての感光体1K、帯電器2K、画像書込装置3K、現像装置4K及びクリーニング装置8Kを有する。帯電器2Yと画像書込装置3Y、帯電器2Mと画像書込装置3M、帯電器2Cと画像書込装置3C及び帯電器2Kと画像書込装置3Kとは、各色の潜像形成手段を構成する。
中間転写ベルトである像担持体6は、無端状のベルトであり、複数のローラにより張架され、回動可能に支持されている。この像担持体6には、クリーニング装置9が設けられており、クリーニング装置9は、クリーニングローラとクリーニングブレードとを備えている。
撮像素子60a上に結像した画像情報の信号は、図示しない画像処理部に送られる。画像処理部は、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等を行った後、画像書込装置3Y,3M,3C,3Kに各色ごとの信号を送る。
画像書込装置3Y,3M,3C,3Kでは、レーザ光源としての半導体レーザを用い、半導体レーザが出射した光ビームはポリゴンミラーなどの光学要素により走査光ビームに形成されて被走査体としての感光体1Y,1M,1C,1Kに入射し、各色の静電潜像を形成する。
画像形成部10Y,10M,10C,10Kより形成された各色の画像は、回動する像担持体6上に1次転写装置としての転写装置7Y,7M,7C,7Kにより逐次転写されて(1次転写)、合成されたカラー画像が形成される。給紙カセット20a,20b,20c内に収容された用紙Pは、給紙手段21a,21b,21cにより給紙され、搬送系22を経て、レジストローラ23でタイミングを合わせて2次転写装置としての転写装置7aに搬送され、用紙P上にカラー画像が転写される(2次転写)。カラー画像が転写された用紙Pは、定着装置24により定着処理され、排紙ローラ25に挟持されて機外の排紙トレイ26上に載置される。
一方、転写装置7aにより用紙Pにカラー画像を転写した後、用紙Pを分離した像担持体6は、クリーニング装置9によりクリーニングされる。
図2は図1の画像形成ユニットと集塵装置の部分を示す拡大図で、図3は、図2の一番上方のダクトブロック100Yとその周辺をさらに拡大した図である。
イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の4色の画像形成ユニットと、中間転写体としての像担持体6等は、図示しないプロセス架台に取りつけられている。このプロセス架台は、装置本体側に設けられた図示しないレールを介して紙面に対して垂直方向に出し入れできるようになっている。各帯電器2Y,2M,2C,2Kも紙面に対して垂直方向に取り付け、取り外しができる。
ダクトブロック100Yはイエロー(Y)の画像形成ユニットの帯電器2Yと、現像装置4Yとの間に配置されている。同様に、マゼンタ(M)の画像形成ユニットには、ダクトブロック100Mが、シアン(C)の画像形成ユニットには、ダクトブロック100Cが、ブラック(K)の画像形成ユニットには、ダクトブロック100Kがそれぞれ配置されている。以下の説明では、帯電器2Yと現像装置4Yとの間に設けられたダクトブロック100Yについて説明するが、特に断りがない限り、他のダクトブロック100M,100C,100Kも同じ構成である。また、以下の説明では、ダクトブロック100Y,100M,100C,100Kを総称してダクトブロック100として説明する。同様に感光体、帯電器、現像装置もそれぞれ総称して感光体1、帯電器2、現像装置4として説明する。
前記ダクトブロック100は、仕切壁101,102,103,104により区分された3つのダクト110,120,130を階層状に重ねた構成となっている。
中間にある空気導入ダクト120は、外気を帯電器内に導くためのダクトであり、その上に形成された、オゾン吸引ダクト110は、帯電器2から出るオゾン(コロナ放電電極の作動に伴って発生する)を当該帯電器2内またはその周囲から除去・排出するためのダクトである。
前記オゾン吸引ダクト110は、ダクトブロック100の頂部の仕切壁101と、空気導入ダクト120との境界となる仕切壁102との間に形成されている。オゾン吸引ダクト110の吸入口は、感光体1の回転方向(反時計方向)に見て帯電器2の下流に位置する。
前記仕切壁103の感光体1寄りには、帯電器2を取り付ける取付手段があり、帯電器2を取り付けた状態で、帯電器2の底面とその背後に対向する仕切壁103との間に空間121が形成されている。帯電器2の底面には、孔が穿設されていて、空気導入ダクト120から供給される空気は、帯電器2を通過して感光体1に達するようになっている。
空気導入ダクト120は、プロセス架台に設けられる別のダクトに接続される。このダクトには、ファン等が設けられていて、外気を帯電器2を通して感光体1に送り込む。
なお、前記ダクトブロック100の下面(具体的には、左斜め下方に傾斜した前記仕切壁103部分を含む下面)と、前記仕切壁103の下面と同様の形状を持った下側の現像装置4の上面とにより、下側の感光体1の現像領域に連通する飛散トナー排出のための通路105を形成している。仕切壁104の先端には、下側の現像装置4の上面との間を閉止するシール104aが設けられている。そして、上側の現像装置4の下部にあるダクトブロック100のトナー吸引ダクト130は、下方の感光体1とその現像装置4との間で発生した飛散トナーを吸引することになる。
最上部の感光体1Yとその現像装置4Yとの間に発生する飛散トナーは、現像装置4Yの上面に沿って形成されたトナー吸引ダクト131により吸引される。
前記オゾン吸引ダクト110およびトナー排出用のトナー吸引ダクト130の一方端部は開放されており、図2に示す集塵装置200に接続される。
図4は集塵装置200の内部構造を示す斜視図である。感光体1は紙面に垂直な方向に延びる円筒形状であり、その一方端側、この実施例では、プロセス架台を引き出したときの奥側に集塵装置200が配置されている。
集塵装置200には、上方に1つの接続口201と、側面に4カ所の接続口202,203,204,205とがある。そして、接続口201には、トナー吸引ダクト131が接続される。接続口202には、現像装置4Yの下にあるダクトブロック100Yのトナー吸引ダクト130とオゾン吸引ダクト110が接続される。同様に、接続口203には、現像装置4Mの下のダクトブロック100Mのトナー吸引ダクト130とオゾン吸引ダクト110が、接続口204には、現像装置4Cの下のダクトブロック100Cのトナー吸引ダクト130とオゾン吸引ダクト110がそれぞれ接続される。一番下の接続口205には、現像装置4Kの下のダクトブロック100Kのオゾン排出用のオゾン吸引ダクト110のみが接続される。
集塵装置200の内部空間は、貯留部210と、フィルター220と、吸引室230とに分けられている。吸引室230の上方には、吸引口240があり、ここに吸引手段260としての吸引ファンが接続される。集塵装置200の下部には、フィルター220に振動を与えるための振動手段250が設けられている。
貯留部210は、各トナー吸引ダクト130やオゾン吸引ダクト110で吸引された飛散トナーやオゾンが一時的に収容される空間である。トナー吸引ダクト130やオゾン吸引ダクト110内は断面積が小さいので流速が速いが、この貯留部210は断面積が大きくなっており、流速を十分に低下させるので、トナーの一部は下方に落下し、落下しないトナーがフィルター220に達し捕捉される。貯留部210の下部には、落下したトナーを収容する空間としてのトナー回収部211が形成されている。
フィルター220は、トナー吸着用のフィルターとオゾン除去用の活性炭入りフィルターの双方を兼ねるものであり、1枚のシート状のフィルターを、同じ巾で複数回折って蛇腹状にしたものである。蛇腹状に折ることで、フィルター220の剛性を増加し、振動手段250による振動を伝え易くすることができる。また、フィルター220の吸着面220aが層状に多数形成されることになり、吸着面220aの総面積が増加し、集塵容量を上げることができる。
この実施例における振動手段250は、モータに偏心して取り付けられた円板状の錘251を回転することで、フィルター220に振動を与える構成のものである。モータの軸は水平方向にあるので、錘251は垂直方向の振動をフィルター220に与えることになる。ただし、振動手段250は、実施例の構成のものに限定されるものではない。フィルター220が蛇腹状で、蛇腹の各折目が垂直方向になっていると、垂直方向の振動によって、フィルター220の吸着面220aに吸着した飛散トナーが落下し易くなる。
蛇腹状に折られたことによってフィルター220には多数の吸着面220aが若干の隙間を持って層状に配置されているが、最初の吸着面220aが大半のトナーを吸着することになる。そして、最初の吸着面220aを通過した若干のトナーは、第2、第3……と続く複数の吸着面220aのいずれかに吸着される。フィルター220の吸着面220aの図4に示す角度αが鈍角の場合は、振動により剥離したトナーは吸着面220a上を滑りながら落ちることになる。
一方、この角度αが図示のように鋭角であると具合がよい。鋭角とは、すなわち、トナー吸引ダクトの上流側から見て上方が上流側に寄り、下方が下流側に寄る傾斜をしていることであるが、その理由は以下の通りである。フィルター220に達した飛散トナーの大部分は、フィルター220の最初の吸着面220aに捕捉される。振動手段250がフィルター220に振動を加えた場合、角度αが鋭角であれば、最初の吸着面220aから剥離したトナーは直ちにこの吸着面220aから離れて下方に落下し、トナー回収部211に回収できることになるからである。
なお、第2、第3以降の吸着面220aで吸着されたトナーは、振動により当該吸着面220aからは剥離するが、落下して前の吸着面220aの裏面上に落ち、この吸着面220a上を滑り落ちることになる。下方に落下したトナーは、貯留部210の下部に形成されたトナー回収部211に溜まる。
次に、上記した実施の形態の作動を説明する。
画像形成が始まると、感光体1Yが反時計方向に回転し、帯電器2Yがコロナ放電により感光体1Yの表面に一様に帯電させる。感光体1Yの帯電された表面に、画像書込装置3Yから、書込光路に沿ってレーザ光ビームを照射し、感光体1Y上にイエロー色の静電潜像を形成する。以下、図1で説明したようにして各色の静電潜像が形成され、トナー画像となり、中間転写体としての像担持体6に転写され、用紙上に画像形成がされ、定着装置24で定着される。
このような画像形成過程において、感光体1Yが回転すると、感光体1Y表面の空気が一緒に動いて表層流が生じる。また、帯電器2Yからはオゾンが発生する。発生したオゾンは、表層流に乗って現像装置4Yの下部に向かって流れる。
表層流に乗って現像装置4Y下部に向かったオゾンの流れは、オゾン吸引ダクト110の負圧によって吸い込まれ、集塵装置200のフィルター220に含まれるオゾン除去用の活性炭でオゾンが除去され、オゾンの無い空気となって機外に排出される。
感光体1Yと現像装置4Yとの間で発生した飛散トナーは、トナー吸引ダクト131の負圧によって吸い込まれ、集塵装置200内に入る。そして、集塵装置200内で速度が低下し、一部が重力により落下してトナー回収部211に回収される。落下しなかったトナーは、フィルター220に達する。フィルター220の目はトナー粒子より小さいので、フィルター220の最初の吸着面220aでトナーの大部分が捕捉される。若干のトナーは最初の吸着面220aを通過するが、第2、第3と続く吸着面のどこかに吸着される。
感光体1Mとその現像装置4Mとの間で発生した飛散トナーは、現像装置4Yの下部にあるダクトブロック100の通路105に入り、これに連通するトナー吸引ダクト130を通過し、集塵装置200のフィルター220で捕捉される。感光体1C、感光体1Kで発生するオゾンや飛散トナーも同様にそれぞれのトナー吸引ダクト130とオゾン吸引ダクト110に吸引され、集塵装置200に入る。
オゾン吸引ダクト110と、トナー吸引ダクト130とで帯電器2Y近くの空気を吸引するので、帯電器2Y近傍は低圧になる。そこで、空気導入ダクト120から外気を導入することになる。これら3つのダクトは分離して整然と階層状に配置されているので、オゾンを含む風、飛散トナーを含む風、外から供給される風の3つの風のコントロールがうまくできる。
フィルター220の吸着面220aには飛散トナーが付着する。放置しておくと、やがて目詰まりをおこしてフィルター機能が失われる。そこで、振動手段250を稼働させ、フィルター220を振動させる。この振動によって、吸着面220aに付着しているトナーが剥離して落下し、トナー回収部211に溜まる。トナーの剥離によりフィルター220の目詰まりを防止することができる。
フィルター220は、シート状のものを蛇腹状に折り曲げているので、剛性が高くなり、振動を良く伝え、トナーの剥離を促進することができる。また、吸着面220aは上下方向に広がっているので、剥離したトナーは下方に落下し易い。特に、実施例では、吸着面220aに角度αが鋭角になるような傾斜を設けているので、剥離したトナーはフィルター220を離れて落下し、トナー回収部211に回収し易くなっている。
しかしながら、フィルター220を振動中に吸引手段260のファンが吸引していると、フィルター220の吸着面220aにあるトナーがフィルターの目をすり抜け易くなる。フィルターの目をすり抜けると、外気にトナーが放出されることになるので問題となる。また、フィルターを振動させることで、騒音が発生するという問題もあった。そこで、本発明では、以下のようにしてこれらの問題の解決を図っている。
図5は、本発明の画像形成装置の制御系のブロック図である。制御装置70は、画像形成装置に取り付けられた各装置を協働させるためのものであり、コンピュータを主体として構成され、図示しないCPUや記憶装置を有し、画像処理等の制御プログラムがインストールされている。
操作パネル71は操作者が用紙のサイズ又はコピー枚数等の数値又は各種設定を入力する装置であり、テンキーや各種の押しボタンを備えている。表示部72はそれらの設定値を表示する液晶パネル等の表示装置であるが、この表示部72をタッチパネルにして操作の一部を行えるようにすることもできる。
画像処理手段73は、画像読取装置60で読みこまれた画像に対して回転等の画像処理を行い、画像形成部75を介してプリンタ制御部76で画像を用紙に転写する。
給送系モータ20は、各サイズの用紙の収容された給紙カセット20a,20b,20cと搬送系22をクラッチなどによって択一的に駆動でき、選択された給紙カセットから用紙を搬送するための制御をする。さらに、制御装置70は、振動手段250と吸引手段260とを制御し、プリンタ制御部76を介して感光体1Y,1M,1C,1Kの回転・停止も検知することができる。枚数カウンタ77は、振動手段250が停止した後の画像形成枚数をカウントするものである。
図6から図8のフローチャートによって、本発明の吸引手段と振動手段の制御の仕方を説明する。
図6による第1の制御方法では、まず、前回振動手段250がフィルター220を振動し、停止した後に行われた画像形成枚数をカウントする。そして、予め決められた所定枚数がカウントされると(#101)、画像形成装置の本体が作像動作中か否かをチェックする(#103)。作像動作中でなければ、作像動作が開始されるのを待ち、作像動作中であることを確認して、吸引手段260を停止する(#105)。そして、振動手段250を駆動してフィルター220を振動させ、予め設定されている所定の時間経過後に停止する(#107)。その後、吸引手段260を再始動し(#109)、枚数カウンターの数値を0払いして新たに枚数のカウントを始める。
このような制御により、吸引手段260が停止したときに、振動手段250がフィルター220を振動させることになり、トナーがフィルター220の目をすり抜けることを防止することができる。
また、作像動作中にフィルターを振動させることによって、振動による騒音を目立たなくすることができる。さらに、所定枚数毎にフィルターを振動させることで、定期的にフィルターに付着したトナーをふるい落として、効果的にフィルターの目詰まりを防止することができる。
図7による第2の制御方法では、図6と同様に、まず、前回振動手段250がフィルター220を振動し、停止した後に行われた画像形成枚数をカウントする。そして、予め決められた所定枚数がカウントされると(#111)、画像形成装置の用紙を搬送する給送系モータ20が動作中か否かをチェックする(#113)。給送系モータ20が停止している場合は、次の画像形成動作で給送系モータ20が動作中に吸引手段260を停止する(#115)。そして、振動手段250を駆動してフィルター220を振動させ、予め設定されている所定の時間経過後に停止する(#117)。その後、吸引手段260を再始動し(#119)、枚数カウンターの数値を0払いして新たに枚数のカウントを始める。
この制御方法によれば、図6の制御方法による効果に加え、次の効果を奏する。すなわち、作像動作のうち、用紙の給送動作による発生音が大きいので、この音と重ねて振動手段250を駆動することで、フィルター220の振動の際に発生する騒音を目立たなくすることができる。
図8による第3の制御方法では、図7と同様に、まず、前回振動手段250がフィルター220を振動し、停止した後に行われた画像形成枚数をカウントする。そして、予め決められた所定枚数がカウントされると(#121)、画像形成装置の用紙を搬送する給送系モータ20が動作中か否かをチェックする(#123)。給送系モータ20が動作中であることを確認したら、次に、感光体1Y,1M,1C,1Kのいずれかが動作中であるか否かをチェックする(#125)。そして、全ての感光体が停止しているのを確認してから、吸引手段260を停止する(#127)。そして、振動手段250を駆動してフィルター220を振動させ、予め設定されている所定の時間経過後に停止する(#129)。その後、吸引手段260を再始動し(#131)、枚数カウンターの数値を0払いして新たに枚数のカウントを始める。
感光体1Y,1M,1C,1Kのいずれかが回転している場合は、回転している感光体の現像装置4Y,4M,4C,4Kからトナーが供給され、飛散トナーも発生していることになる。この状態で吸引手段260が停止すると、飛散トナーを吸引できなくなってしまい、その結果、飛散トナーは機内の他の領域に流れてしまう。そこで、現像装置が停止中に吸引手段を停止させることで、この問題を解決することができる。
本発明の画像形成装置の構成を示す図である。 図1の画像形成ユニットと集塵装置の部分を示す拡大図である。 図2の一番上方のダクトブロックとその周辺を拡大した図である。 集塵装置の内部構造を示す斜視図である。 本発明の画像形成装置の制御系のブロック図である。 本発明における吸引手段と振動手段の第1の制御方法を示すフローチャートである。 本発明における吸引手段と振動手段の第2の制御方法を示すフローチャートである。 本発明における吸引手段と振動手段の第3の制御方法を示すフローチャートである。
符号の説明
1,1Y,1M,1C,1K 感光体
4,4Y,4M,4C,4K 現像装置
20 給送系モータ
70 制御装置
77 枚数カウンタ
110 オゾン吸引ダクト
130,131 トナー吸引ダクト
200 集塵装置
211 トナー回収部
220 フィルター
220a 吸着面
250 振動手段
260 吸引手段

Claims (6)

  1. 像担持体と、該像担持体上の潜像をトナーで現像する現像装置と、該現像装置近傍に発生した飛散トナーを吸引するために像担持体の近傍に吸引口が設けられたトナー吸引ダクトと、該トナー吸引ダクト内の空気を吸引する吸引手段と、該吸引手段の上流側に設けられた飛散トナーを吸着するフィルターと、該フィルターを振動させる振動手段と、該振動手段と前記吸引手段を制御する制御装置とを有し、前記フィルターは、蛇腹状に構成された複数の吸着面を有し、前記吸着面の水平方向に対する角度が鋭角であり、前記制御装置は、前記吸引手段が停止したときに前記振動手段を駆動することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御装置が、画像形成枚数を数えるカウンターを有し、予め設定された枚数ごとに前記振動手段を駆動してフィルターを振動させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御装置が、画像形成装置全体の制御を行い、画像形成動作中に前記振動手段を駆動してフィルターを振動させることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成装置が、用紙を搬送するための給送系モータを有し、前記制御装置が、該給送系モータが動作中に前記振動手段を駆動することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記制御装置が、前記像担持体が停止していることを条件に、前記吸引手段を停止することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 更に、帯電器から出るオゾンを排出するためのオゾン吸引ダクトと、前記帯電器に外気を導くための空気導入ダクトを有し、前記トナー吸引ダクト、前記オゾン吸引ダクト及び前記空気導入ダクトは、仕切壁により区分され、階層状に重ねてダクトブロックを構成し、前記ダクトブロックを前記帯電器と前記現像装置との間に配置したことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の画像形成装置。
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