JP2015197558A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】センサを保護する開閉可能なシャッター部材に付着して堆積したトナーなどの付着物が不用意に落ちることによる画像汚れなどの不具合を抑制することのできる画像形成装置を提供する。【解決手段】移動可能な像搬送体7と、像搬送体7に対向して配置され像搬送体7上の検知対象の状態を検知するセンサ102、103と、センサ102、103と像搬送体との間に配置され開位置と閉位置との間で移動可能なシャッター部材106と、を有する画像形成装置10は、シャッター部材106に振動を与える加振手段172bと、画像形成履歴情報に基づいて加振手段172bによりシャッター部材106に振動を与える加振動作を実行させる制御手段200と、を有する構成とする。【選択図】図14

Description

本発明は、感光体、中間転写体、転写材担持体などの像搬送体上の検知対象の状態を検知するためのセンサを備えた画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真プロセスなどを用いた画像形成装置では、像搬送体上に形成された基準画像を検知手段としてのセンサによって読み取り、その読み取り結果の基準からのズレ量を算出して、色ズレ量や画像濃度を補正して適正に保つことが行われている。この場合、センサとしては光学センサが用いられる。像搬送体としては、感光体、中間転写体、転写材担持体などが挙げられる。
例えば、中間転写方式を採用したタンデム型の画像形成装置の場合、各色の画像形成部により中間転写体上に各色の色ズレ補正用の基準画像が形成され、各色の基準画像の位置がセンサによって検知されて、色ズレ補正が行われる。また、このような画像形成装置では、各色の画像形成部により中間転写体上に各色の濃度補正用の基準画像が形成され、各色の基準画像の濃度がセンサによって検知されて、各色の濃度補正が行われる。
ここで、上述のようなセンサの検知精度を悪化させる一つの要因として、検知対象である基準画像のばたつきが挙げられる。例えば無端ベルト状の中間転写体がセンサの深度方向にばたつくと、基準画像の検知結果がばらついてしまう。これを回避するために、中間転写体の内周面側のセンサと対向する位置にローラを配置することで中間転写体のばたつきを抑えることがある。ところが、中間転写体の表面に転写されている画像(出力用画像や基準画像)が、これに対して電位差を持つ上記ローラ上の位置を通過するときに、中間転写体の表面からトナーが飛散することがある。これにより、中間転写体に近接して配置されたセンサの検知面に向けてトナーが飛び散り、飛び散ったトナーがセンサの検知面に付着することがある。
また、特許文献1に記載されるように、センサを保護するために開閉可能なシャッター部材(保護部材)がセンサと中間転写体との間に設けられることがある。
特許第4724288号公報
上述のようにセンサを保護するためのシャッター部材が設けられる場合、センサが作動しない時にはシャッター部材を閉じることによって、例えば上述のような理由で中間転写体の表面から飛散したトナーがセンサの検知面に付着することを抑制できる。
しかしながら、そのような飛散したトナーは、センサと中間転写体との間に配置されたシャッター部材の表面にも付着することがある。この付着したトナーは、これを除去する手段がなく、画像形成が繰り返されることによって徐々に堆積してしまうことがある。そして、この堆積したトナーが不用意に中間転写体上に形成された画像の上に落ち、「ぼた落ち」という画像汚れなどの不具合が発生してしまうことがある。
以上では、像搬送体が中間転写体であり、センサの検知対象が像搬送体上に形成されたトナー像である場合について従来の課題を説明した。しかし、例えば像搬送体が感光体や転写材担持体である場合や、検知対象が像搬送体の表面電位である場合などにも、同様の課題が生じ得る。
したがって、本発明の目的は、センサを保護する開閉可能なシャッター部材に付着して堆積したトナーなどの付着物が不用意に落ちることによる画像汚れなどの不具合を抑制することのできる画像形成装置を提供することである。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、移動可能な像搬送体と、前記像搬送体に対向して配置され前記像搬送体上の検知対象の状態を検知するセンサと、前記センサと前記像搬送体との間に配置され、前記センサを前記像搬送体に対して露出させる開位置と、前記センサを前記像搬送体に対して遮蔽する閉位置との間で移動可能なシャッター部材と、を有する画像形成装置において、前記シャッター部材に振動を与える加振手段と、画像形成履歴情報に基づいて前記加振手段により前記シャッター部材に振動を与える加振動作を実行させる制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、センサを保護する開閉可能なシャッター部材に付着して堆積したトナーなどの付着物が不用意に落ちることによる画像汚れなどの不具合を抑制することができる。
画像形成装置の概略断面図である。 画像形成装置の要部の概略制御ブロック図である。 センサユニットの内部を示す斜視図である。 センサユニットの取り付け部の近傍の斜視図である。 レジセンサの斜視図である。 濃度センサの斜視図である。 センサユニットに設けられるシャッター部材の斜視図である。 センサユニットをセンサの検知面側から見た斜視図である。 シャッター駆動部を示す斜視図である。 駆動カムとシャッター部材の動きを示す模式図である。 駆動カムとシャッター部材の動きを示す模式図である。 駆動カムとシャッター部材の動きを示す模式図である。 駆動カムとシャッター部材の動きを示す模式図である。 加振動作の実行を判断する処理の流れを示すフロー図である。 加振手段の他の例を示すセンサユニットの近傍の概略側面図である。 加振手段の他の例を示すセンサユニットの近傍の概略側面図である。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
実施例1
1.画像形成装置の全体的な構成及び動作
図1は、本発明の一実施例に係る画像形成装置の概略断面図である。本実施例の画像形成装置10は、電子写真方式を利用してフルカラー画像の形成が可能な、中間転写方式を採用したタンデム型のカラー複写機である。
画像形成装置10は、複数の画像形成部として、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の画像を形成する第1、第2、第3、第4の画像形成部(ステーション)PY、PM、PC、PKを有する。本実施例では、各画像形成部PY、PM、PC、PKの構成及び動作は、使用するトナーの色が異なることを除いて実質的に同一である。したがって、以下、特に区別を要しない場合は、いずれかの色用の要素であることを示す符号の末尾のY、M、C、Kは省略して、当該要素について総括的に説明する。また、以下の説明において、図1の紙面手前側を画像形成装置10の前(正面)側とし、図1の紙面奥側を画像形成装置10の奥(背面)側とする。また、画像形成装置10を前側から見たときの左側、右側を、それぞれ画像形成装置10の左側、右側とする。画像形成装置10の前側と奥側とを結ぶ奥行き方向は、後述する感光ドラム1の回転軸線方向と略平行であるものとする。
画像形成部Pには、像担持体としてのドラム型(円筒形)の電子写真感光体(感光体)である感光ドラム1が配置されている。感光ドラム1は、駆動手段としての駆動モータ(図示せず)により図中矢印R1方向に回転駆動される。感光ドラム1の周りには、その回転方向に沿って、次の各手段が配置されている。まず、帯電手段としての帯電器2が配置されている。次に、露光手段としての露光装置(レーザースキャナー装置)3が配置されている。次に、現像手段としての現像装置4が配置されている。次に、一次転写手段としてのローラ状の一次転写部材である一次転写ローラ5が配置されている。次に、感光体クリーニング手段としてのドラムクリーナ6が配置されている。
回転する感光ドラム1は帯電器2により一様に帯電させられる。帯電した感光ドラム1の表面が露光装置3によって走査露光されることにより、感光ドラム1上に静電潜像(静電像)が形成される。感光ドラム1上に形成された静電潜像は、現像装置4によって現像剤としてのトナーを用いて現像される。
なお、露光装置3には、画像信号に合わせて発光制御されるレーザーと、レーザー光を感光ドラム1上に導光する複数のミラー部と、が設けられている。このレーザーの発光タイミングやミラーを調整することにより、画像の書き込みタイミングを調整することができ、各色の書き出し位置の調整を行うことができる。また、感光ドラム1の電位とレーザー光量を調整することにより、画像濃度の調整を行うことができる。
一方、各画像形成部PY、PM、PC、PKを水平に貫通する態様で、各感光ドラム1Y、1M、1C、1Kの下方には、無端ベルト状の中間転写体である中間転写ベルト7が配置されている。中間転写ベルト7は、移動可能な像搬送体の一例である。中間転写ベルト7は、複数の支持ローラ(張架ローラ)としての、駆動ローラ71、二次転写対向ローラ72、テンションローラ73及びバックアップローラ74に巻回されている。中間転写ベルト7は、駆動手段として駆動モータ(図示せず)から駆動ローラ71に駆動力が入力されることで、図中矢印R2方向に回転(周回移動)する。また、中間転写ベルト7は、テンションローラ73が内周面側から外周面側に付勢されることで所定の張力が付与された状態で、上記複数の支持ローラに張架されている。中間転写ベルト7の内周面側において、各感光ドラム1に対向する位置に、上記各一次転写ローラ5が配置されている。一次転写ローラ5は、中間転写ベルト7を介して感光ドラム1に向けて付勢(押圧)されており、中間転写ベルト7と感光ドラム1とが接触する一次転写部(一次転写ニップ部)N1が形成されている。また、中間転写ベルト7の外周面側において、二次転写対向ローラ72に対向する位置には、二次転写手段としてのローラ状の二次転写部材である二次転写ローラ8が配置されている。二次転写ローラ8は、中間転写ベルト7を介して二次転写対向ローラ72に向けて付勢(押圧)されており、中間転写ベルト7と二次転写ローラ8とが接触する二次転写部(二次転写ニップ部)N2が形成されている。また、中間転写ベルト7の外周面側において、駆動ローラ71に対向する位置には、中間転写体クリーニング手段としてのベルトクリーナ75が配置されている。中間転写ベルト7、中間転写ベルト7の支持ローラ71、72、73、74、ベルトクリーナ75などによって、中間転写ベルトユニット70が構成される。
感光ドラム1上に形成されたトナー像は、一次転写部N1において、一次転写電圧(一次転写バイアス)が印加される一次転写ローラ5の作用により、中間転写ベルト7に転写(一次転写)される。例えばフルカラー画像の形成時には、第1、第2、第3、第4の画像形成部PY、PM、PC、PKにおいて各色のトナー像が中間転写ベルト7上に順次に重ね合わせるようにして転写される。中間転写ベルト7に転写されたトナー像は、二次転写部N2において、二次転写電圧(二次転写バイアス)が印加される二次転写ローラ8の作用により、記録用紙などの転写材(シート材)Sに転写(二次転写)される。例えばフルカラー画像の形成時には、中間転写ベルト7上に重ね合わされた4色のトナー像が一括して転写材Sに転写される。転写材Sは、転写材供給部の収納庫11から給送され、レジスト調整部12で姿勢を整えられた後に、二次転写部N2に搬送される。
トナー像が転写された転写材Sは、無端ベルト状の搬送部材である搬送ベルト13上に担持されて搬送される。搬送ベルト13は、駆動手段としての駆動モータ(図示せず)により駆動される。搬送ベルト13の内周面側には転写材Sを吸着するために吸引ファン(図示せず)が配置されており、これにより転写材Sは搬送ベルト13上に吸着される。その後、転写材Sは、その搬送方向において搬送ベルト13の下流に配置された定着手段としての定着装置14に搬送される。転写材Sは、定着装置14によって加熱及び加圧されて、その上にトナー像が定着される。これにより、転写材S上に画像が得られる。その後、転写材Sは、転写材排出部に搬送され、画像形成装置10の装置本体9の外部(機外)の転写材排出トレー15上に排出される。
また、一次転写後に感光ドラム1に残留したトナー(一次転写残トナー)などの付着物は、ドラムクリーナ6によって感光ドラム1から除去されて回収される。また、二次転写後に中間転写ベルト7に残留したトナー(二次転写残トナー)などの付着物は、ベルトクリーナ75によって中間転写ベルト7から除去されて回収される。
画像形成装置10は、転写材Sの搬送方向において最下流の一次転写部N1Kよりも下流、かつ、二次転写部N2の上流において中間転写ベルト7の外周面に対向するように配置された、センサユニット100を有する。センサユニット100は、中間転写ベルト7とされる像搬送体に対向して配置され像搬送体上の検知対象の状態を検知するセンサとして、光学センサであるレジセンサ102(図5)及び濃度センサ103(図6)を有する。中間転写ベルト7の内周面側のセンサユニット100と対向する位置には、バックアップローラ74が配置されている。センサユニット100については、後述して更に詳しく説明する。
図2は、本実施例の画像形成装置10の要部の概略制御態様を示す。画像形成装置10に設けられた制御手段としての制御部200は、演算処理を行う中心的素子であるCPU201、記憶素子であるROM、RAMなどのメモリ202などを有して構成される。RAMには、センサの検知結果、演算結果などが格納され、ROMには制御プログラム、予め求められたデータテーブルなどが格納されている。本実施例では、制御部200は、画像形成装置10の各部を統括的に制御する。本実施例との関係では、制御部200は、レジセンサ102、濃度センサ103の検知結果に基づいて、画像形成部Pの動作を補正して、各色の書き出し位置の調整、画像濃度の調整を行う制御を実行する。また、制御部200は、詳しくは後述するようにしてセンサユニット100のシャッター開閉カム駆動モータ171の駆動の制御を実行する。また、制御部200には、シャッター開閉カム駆動モータ171の駆動の制御に用いる画像形成履歴情報としての累積画像形成枚数を積算して記憶するカウンタ203が接続されている。
2.センサユニット
次に、本実施例のセンサユニット100の全体な構成及び動作について説明する。図3は、センサユニット100の内部を画像形成装置10の右側から見た斜視図である。図4は、センサユニット100の取り付け部の近傍の斜視図である。図5は、レジセンサ102の斜視図である。図6は、濃度センサ103の斜視図である。図7は、センサユニット100に設けられるシャッター部材106の斜視図である。図8は、センサユニット100に取り付けられたレジセンサ102及び濃度センサ103を検知面112側から見た斜視図である。
図3に示すように、本実施例のセンサユニット100は、主要な構成要素として、次の各要素を有する。まず、センサユニット100は、センサユニット100のベースとなるフレーム101を有する。また、センサユニット100は、中間転写ベルト7上に形成されるトナー像である色ズレ補正用の基準画像(色ズレ補正用パッチ)を読み取る、光学センサであるレジセンサ102を有する。また、センサユニット100は、中間転写ベルト7上に形成されるトナー像である濃度補正用の基準画像(濃度補正用パッチ)を読み取る、光学センサである濃度センサ103を有する。また、センサユニット100は、レジセンサ102及び濃度センサ103が取り付けられるセンサ支持板104を有する。フレーム101とセンサ支持板104とで、レジセンサ102及び濃度センサ103を収容する筐体110が構成される。そして、センサ支持板104に、レジセンサ102及び濃度センサ103の検知面112(図5、図6)を中間転写ベルト7に対して露出させる検知開口部113(図8)が形成されている。また、センサユニット110は、筐体110の内部でレジセンサ102及び濃度センサ103を密閉し検知開口部113に空気を誘導するダクト(センサダクト)105を有する。また、センサユニット100は、レジセンサ102及び濃度センサ103が作動しない時にレジセンサ102及び濃度センサ103の検知面112を保護する開閉可能なシャッター部材(保護部材、開閉部材)106を有する。また、センサユニット100は、シャッター部材106を開閉駆動するシャッター駆動部107を有する。さらに、センサユニット100は、レジセンサ102、濃度センサ103及びシャッター駆動部107の電気信号を処理する電気基板108を有する。
図3、図4に示すように、フレーム101とセンサ支持板104とで構成される筐体110は、中間転写ベルト7の幅方向(搬送方向と略直交する方向)に長い箱形状とされる。フレーム101は、筐体110の前側、後側、左側、右側及び上側の側面を形成し、センサ支持板104が下側の側面を形成する。センサユニット100は、フレーム101に設けられた位置決め部109が、装置本体9に設けられたユニット位置決め部(図示せず)に嵌合し、装置本体9に固定される。センサ支持板104は、中間転写ベルト7に対して略垂直方向にスライド移動可能なようにフレーム101に取り付けられている。そして、センサ支持板104は、筐体110の内部に設けられた付勢手段としての押圧バネ(図示せず)によって中間転写ベルト7に向けて付勢されている。センサ支持板104には、中間転写ベルト7と、レジセンサ102及び濃度センサ103と、の距離を一定に保つために、センサ位置決め部119が設けられている。このセンサ位置決め部119は、中間転写ベルトユニット70に設けられた突き当て部76に突き当てられる。突き当て部76は、中間転写ベルト7の内周面側に配置されたバックアップローラ74の回転軸上に設けられている。また、このバックアップローラ74により、中間転写ベルト7のばたつきが抑えられている。これにより、レジセンサ102及び濃度センサ103の検知性能が安定する。
なお、本実施例では、中間転写ベルト7のばたつきを抑える目的でバックアップローラ74を設けているが、これに限定されるものではない。例えば、中間転写ベルト7のばたつきを抑える支持板金など、他の任意の形態の支持部材(バックアップ部材)を設けてもよい。
図8に示すように、センサ支持板104に取り付けられたレジセンサ102及び濃度センサ103の検知面112は、センサ支持板104に設けられた検知開口部113を通して中間転写ベルト7の表面に臨む。これにより、レジセンサ102、濃度センサ103は、それぞれ中間転写ベルト7の表面の検知対象である色ズレ補正用パッチ、濃度補正用パッチを検知することができる。レジセンサ102は、中間転写ベルト7の幅方向に3個配置されている。そして、このレジセンサ102によるイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の位置ズレ補正用パッチの検知結果に基づいて各色のズレ量が算出される。ここで算出されるズレ量は、中間転写ベルト7の搬送方向の各色の書き出し位置ズレ、中間転写ベルト7の幅方向の各色の書き出し位置ズレ、基準方向に対する各色の傾きズレ、及び各色の倍率ズレが含まれる。算出されたズレ量は、制御部200の画像制御コントローラで処理されて出力画像にフィードバックされる。また、濃度センサ103は、中間転写ベルト7の幅方向に3個配置されている。そして、このレジセンサ103によってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の濃度補正用パッチが検知され、その検知結果に基づいて各色の濃度変化量が算出される。算出された濃度変化量は、制御部200の濃度制御コントローラで処理されて画像形成部Pの制御にフィードバックされる。なお、レジセンサ102、濃度センサ103の数は、本実施例のものに限定されるものではない。
図5に示すように、レジ検知センサ102は、主要な構成要素として、次の各要素を有する。まず、レジセンサ102は、センサ筐体114を有する。また、レジセンサ102は、センサ筐体114の内部に、光源(本実施例ではLED光源)115と、検知対象からの反射光を集光するレンズ116と、集光された光を受光する受光部(本実施例ではフォトダイオード)117と、を有する。また、レジセンサ102は、光源115と受光部117とが実装される基板118を有する。また、レジセンサ102は、検知対象の方向を向くように中間転写ベルト7に対向して設けられた、防塵部材としてのガラス板で形成された検知面(カバーガラス)112を有する。検知面112と中間転写ベルト7の表面との間の距離は5mm程度に設定されている。なお、レジセンサ102の構成は、本実施例のものに限定されるものではない。
図6に示すように、濃度センサ103は、主要な構成として、次の各要素を有する。なお、レジセンサ102のものと同一又は対応する機能を有する要素には同じ符号を付している。まず、濃度センサ103は、センサ筐体114を有する。また、濃度センサ103は、センサ筐体114の内部に、光源(本実施例ではLED光源)115と、検知対象からの反射光を受光する受光部(本実施例ではフォトダイオード)117と、を有する。また、濃度センサ103は、光源115と受光部117とが実装される基板118を有する。また、濃度センサ103は、検知対象の方向を向くように中間転写ベルト7に対向して設けられた、防塵部材としてのガラス板で形成された検知面(カバーガラス)112を有する。検知面112と中間転写ベルト7の表面との間の距離は5mm程度に設定されている。なお、濃度センサ103の構成は、本実施例のものに限定されるものではない。
本実施例では、レジセンサ102によって、中間転写ベルト7から反射される光量と色ズレ補正用パッチから反射される光量の差分に基づいて各色の色ズレ補正用パッチのズレ量が測定され、各色の書き出し位置の補正量が算出される。また、本実施例では、濃度センサ103によって、シャッター部材106に設けられた濃度基準部材(後述)から反射される光量と濃度補正用パッチから反射される光量との差分が測定される。そして、この差分に基づいて各色の濃度補正用パッチの画像濃度が測定され、各色の画像濃度の補正量が算出される。
図3に示すように、シャッター部材106は、シャッター部材106と一体に形成されるか又はシャッター部材106に連結されたフォロワー165(本実施例では一体に形成されている。)を介して、シャッター駆動部107に連結されている。シャッター部材106は、中間転写ベルト7の幅方向に長い略矩形の略板状部材であり、中間転写ベルト7の幅方向にスライド移動可能なようにフレーム101に取り付けられている。また、シャッター部材106は、付勢手段としての引張りバネ166(図10)によって中間転写ベルト7の幅方向に沿って後方に向けて付勢されている。そして、シャッター部材106は、シャッター駆動部107に設けられた駆動モータ(シャッター開閉カム駆動モータ)171と駆動カム(シャッター開閉カム)172とによって開閉される。シャッター駆動部107については、後述して更に詳しく説明する。
シャッター部材106は、筺体110と中間転写ベルト7との間に配置される。すなわち、シャッター部材106は、検知開口部113から露出するレジセンサ102及び濃度センサ103と中間転写ベルト7との間に配置される。そして、シャッター部材106は、レジセンサ102及び濃度センサ103の検知面112を中間転写ベルト7に対して露出させる開位置と、その検知面112を中間転写ベルト7に対して遮蔽する閉位置との間で移動可能である。本実施例では、詳しくは後述するように、シャッター部材106は、駆動カム172で上記引張りバネの付勢力に抗して前方に移動させられることで閉位置となり、駆動カム172による押圧が解除されて後方に移動することで開位置となる。図7に示すように、シャッター部材106は、開位置にあるときにレジセンサ102及び濃度センサ103の検知面112を中間転写ベルト7に対して露出させる露出部161を有する。また、シャッター部材106は、閉位置にあるときにレジセンサ102及び濃度センサ103の検知面112と中間転写ベルト7との間に配置される遮蔽部162を有する。シャッター部材106が開位置にある時に、レジセンサ102及び濃度センサ103が中間転写ベルト7の表面の検知対象を検知できるように、開口部である露出部161が検知面112の下に配置される。シャッター部材106が閉位置にある時は、レジセンサ102及び濃度センサ103にトナーなどの汚れが付着しないように、検知面112が遮蔽部162で覆われる。また、シャッター部材106には、シャッター部材106が閉位置にある時に濃度センサ103の検知面112の下に配置されるように、濃度センサ103の検出結果を補正するための濃度基準部材(濃度基準板)163が配置されている。
本実施例では、シャッター部材106が開位置にある時にはセンサユニット100の全てのセンサ102、103が検知可能となり、シャッター部材106が閉位置にある時にはセンサユニット100の全てのセンサ102、103が検知不可能となる。
3.シャッター駆動部
次に、シャッター駆動部107の構成について更に詳しく説明する。図9は、センサユニット100の内部を画像形成装置10の右側から見た、シャッター駆動部107の近傍をより詳しく示す斜視図である。また、図10〜図13は、シャッター駆動部107の動作を示す模式図である。
上述のように、シャッター駆動部107は、駆動モータ171と、シャッター部材106を移動させる回動可能な駆動カム172と、を有する。そして、シャッター部材106は、フォロワー165を介して、シャッター駆動部107に連結されており、駆動モータ171と駆動カム172とによって開閉される。
また、シャッター駆動部107は、駆動カム172の位相(回転位置)を検知する位相検知手段としてホームポジションセンサ175を有する。ホームポジションセンサ175は、駆動カム172と同軸上に固定され駆動カム172と同位相で回動するフラグ173と、フラグ173を検出するフォトインタラプタ174と、を有して構成される。このホームポジションセンサ175によって駆動カム172の位相を検出し、制御部200がその検出結果に基づいて駆動モータ171の駆動を制御することで、シャッター部材106の位置を制御することができる。
なお、本実施例では、シャッター部材106は、画像形成装置10の前後方向に沿って往復移動可能である。このとき、シャッター部材106の前側から後側に向けた移動方向を第1の移動方向とし、これとは逆の移動方向を第2の移動方向とする。また、本実施例では、駆動カム172は、シャッター部材106の移動方向と略直交する方向(シャッター部材106の面と略平行)に沿う回動軸線O(図9)の周りを回動可能である。このとき、画像形成装置10の右側(図10〜図13の紙面手前側)から駆動カム172の回動軸線方向に沿って見て、時計回りの回動方向を正方向(第1の回動方向)、これとは逆の回動方向を逆方向(第2の回動方向)とする。
ここで、前述のように、中間転写ベルト7の表面から飛散したトナーは、レジセンサ102及び濃度センサ103と中間転写ベルト7との間に配置されたシャッター部材106の表面に付着して堆積してしまうことがある。そして、この堆積したトナーが不用意に中間転写ベルト7上に形成された画像の上に落ち、「ぼた落ち」という画像汚れなどの不具合が発生してしまうことがある。
そこで、本実施例では、以下で詳しく説明するように、制御部200は、次のような第1のモードと、第2のモードと、を選択的に実行するように構成されている。すなわち、第1のモードでは、駆動カム172を第1の位相の範囲で回動させることでシャッター部材106を開閉する。そして、第2のモードでは、駆動カム172を少なくとも上記第1の位相とは異なる第2の位相の範囲を経由して回動させることでシャッター部材106に振動を与える。図10に示すように、駆動カム172は、駆動カムが上記第1の位相の範囲で回動するときにシャッター部材106に作用してこれを移動させるための第1の領域(開閉領域)Aを有する。また、駆動カム172は、駆動カム172が上記第2の位相の範囲を回動するときにシャッター部材106に作用してこれに衝撃を与えるための第2の領域(加振領域)Bを有する。本実施例では、第1の領域Aには、駆動カム172の回動中心からの距離が周方向に連続的に増加又は減少するカム面である開閉部172aが設けられている。また、本実施例では、第2の領域Bには、シャッター部材106に振動を与える加振手段としての、段差である加振部172bが設けられている。
次に、第1のモード(第1の開閉モード)におけるシャッター部材106の開閉動作について説明する。
図10は、シャッター部材106が閉位置にある状態(第2の移動方向の終点まで移動した状態)を示している。このとき、駆動カム172の略最大径部分である開閉部172aの第1の端部aにフォロワー165が当接した状態となる。一方、図11は、シャッター部材106が開位置にある状態(第1の移動方向の終点まで移動した状態)を示している。このとき、駆動カム172の略最小径部分である開閉部172aの第2の端部cにフォロワー165が当接した状態となる。
第1のモードにおいてシャッター部材106を閉じた状態から開いた状態にする場合には、図10に示すようにシャッター部材106が閉位置にある状態から、駆動カム172を逆方向(第2の回動方向)に回動させる。これにより、シャッター部材106を第1の移動方向に移動させて、図11に示すようにシャッター部材106が開位置にある状態に移行させる。つまり、駆動カム172の略最大径部分である開閉部172aの第1の端部aがフォロワー165に当接する状態から、駆動カム172の略最小径部分である開閉部172aの第2の端部cがフォロワー165に当接する状態に移行する。これにより、シャッター部材106は閉じた状態から開いた状態となる。
また、第1のモードにおいてシャッター部材106を開いた状態から閉じた状態にする場合には、図11に示すようにシャッター部材106が開位置にある状態から、駆動カム172を正方向(第1の回動方向)に回動させる。これにより、シャッター部材106を第2の移動方向に移動させて、図10に示すようにシャッター部材106が閉位置にある状態に移行させる。つまり、駆動カム172の略最小径部分である開閉部172aの第2の端部cがフォロワー165に当接する状態から、駆動カム172の略最大径部分である開閉部172aの第1の端部aがフォロワー165に当接する状態に移行する。これにより、シャッター部材106は開いた状態から閉じた状態となる。
このように、第1のモードでは、駆動カム172は、図10に示す状態と図11に示す状態との間の第1の位相の範囲で、正逆方向に略半周の回動を繰り返すことで、シャッター部材106の開閉動作を行う。なお、駆動カム172の回動方向及び回動角度の具体的な態様は、本実施例のものに限定されない。また、本実施例では、シャッター部材106とフォロワー165が一体とされているが、これに限定されるものではなく、これらが別体であって作動的に結合されていてもよい。
次に、第1のモードにおけるシャッター部材106の開閉動作のタイミングについて説明する。
本実施例では、制御部200は、ホームポジションセンサ175の検出結果に基づいて、シャッター部材106の開閉位置を制御する。このとき、制御部200は、パッチをセンサ102、103で検知するタイミングに合わせてシャッター部材106を開くように制御する。つまり、制御部200は、中間転写ベルト7上に形成されたパッチがセンサ102、103との対向部を通過する直前にシャッター部材106を開位置とし、パッチがセンサ102、103との対向部を通過した直後にシャッター部材106を閉位置とする。例えば、一の期間で連続して検知される一連のパッチがセンサとの対向部に搬送される直前にシャッター部材106を開位置とし、その一連のパッチがセンサとの対向部を通過した直後にシャッター部材106を閉位置とするように制御することができる。本実施例では、シャッター部材106が開いている時間を、およそ0.3秒とした。なお、このシャッター部材106を開くタイミングや開いている時間は、本実施例のものに限定されない。
次に、第2のモード(第2の開閉モード)におけるシャッター部材106に対する加振動作について説明する。
図12は、図10に示すシャッター部材106が閉位置にある状態から更に駆動カム172が正方向(第1の回動方向)に回動した状態を示している。このとき、駆動カム172は、第1の位相の範囲を出て第2の位相の範囲に入って行き、駆動カム172の第2の領域Bに設けられた段差である加振部172bの直前に、フォロワー165が当接した状態となる。また、駆動カム172の加振部172bの直前の位置は略最大径部分であるので、シャッター部材106は閉位置にある状態を維持する。
図13は、図12の状態から更に駆動カム172が正方向(第1の回動方向)に回動した状態を示している。このとき、駆動カム172のフォロワー165に対する当接位置が、駆動カム172の略最大径部分である頂部b1から略最小径部分である底部b2に、急激に移行する。ここで、シャッター部材106は、引張りバネ166により第1の移動方向に付勢されている。そのため、上述のようにフォロワー165に対する駆動カム172の当接位置が移行することで、シャッター部材106が第1の移動方向に勢いよく移動して、フォロワー165が駆動カム172の加振部172bの底部b2に衝撃力を持って当たる。これにより、シャッター部材106に振動が与えられる。また、駆動カム172の加振部172bの底部b2は略最小径部分であるので、シャッター部材106は開位置にある状態となる。こうしてシャッター部材106に振動を与えた後は、駆動カム172を更に正方向(第1の回動方向)に回動させる。これにより、開閉部172aの第2の端部c、第1の端部aを順次フォロワー165に当接させるようにして、シャッター部材106を閉位置にある状態に移行させる(図10)。
このようにして、第2のモードでは、シャッター部材106に加振することができる。1回の第2のモードによる加振動作で、加振部172bがフォロワー165との当接位置を1回通過してシャッター部材106に1回振動を与えるようにしてもよいし、複数回通過して複数回繰り返して振動を与えるようにしてもよい。シャッター部材106に付着したトナーなどの付着物を十分に振り落すことができるように、適宜、設定することができる。
色ズレ補正や濃度補正を行う際には、第1のモードでシャッター部材106を動作させることで、シャッター部材106の表面に付着して堆積したトナーを振るい落とすことを抑制することができる。一方、第2のモードでシャッター部材106を動作させることで、シャッター部材106に振動を与えて、シャッター部材106に付着して堆積したトナーを振るい落とすことができる。シャッター部材106から振るい落とされたトナーは、中間転写ベルト7上に落下する。
なお、段差の高さなどの加振部172bの具体的な形状は、シャッター部材106に付着したトナーなどの付着物を十分に振り落すことのできる衝撃荷重をシャッター部材106に与えられるように、適宜、設定することができる。ここで、シャッター部材106に付着する付着物はトナーに限定されるものではなく、例えばトナーの外添剤、紙粉など、装置本体9の内部で飛散あるいは浮遊してシャッター部材106に付着する可能性のある任意の物質(主に紛体あるいは粒子状物質)を含む。また、本実施例では、加振部172bにおいて、フォロワー165は、加振部172bの頂部b1から底部b2へと、駆動カム172の周面に沿わずに落下するようにして変位する。しかし、加振部172bが、十分にシャッター部材106に振動を与えられる程度に急峻に駆動カム172の回動中心からの距離が漸減するカム面で構成され、フォロワー165がこれに沿うようにして変位するようになっていてもよい。この場合、加振部172bにおいてシャッター部材106が典型的には開閉部172aにおけるよりも速い変位速度で変位し、また変位の終点において十分な衝撃荷重がシャッター部材106に与えられるようにする。また、本実施例では、加振部172bは、1個の段差によって構成されているが、複数の段差が設けられていてもよい。
次に、第2のモードにおけるシャッター部材106に対する加振動作のタイミングについて説明する。
前述のように、中間転写ベルト7の表面から飛散してシャッター部材106に付着するトナーは、画像形成が繰り返されることによって徐々に堆積していく。したがって、一度第2のモードを実行してシャッター部材106からトナーを振るい落とした後は、一定期間第2のモードを実行しなくても、「ぼた落ち」などの不具合は発生し難い。
そこで、本実施例では、制御手段としての制御部200は、画像形成履歴情報に基づいて、加振手段としての駆動カム172によりシャッター部材106に振動を与える加振動作を実行させる。
なお、上述のように、第2のモードでシャッター部材106を動作させると、シャッター部材106から中間転写ベルト7上にトナーが落下する。したがって、第2のモードを実行する際には、シャッター部材106に対向する中間転写ベルト7上には、転写材Sに記録して出力するための出力用画像、あるいは基準画像(色ズレ補正用パッチや濃度補正用パッチなど)がないことが必要である。すなわち、第2のモードは、画像形成履歴情報に基づいて実行するか否かが判断されると共に、像搬送体によって搬送される像がセンサとの対向部にない時に実行される。本実施例では、第2のモードは、出力用画像を形成する画像形成時以外の非画像形成時において、シャッター部材106との対向部にパッチを搬送していない所定のタイミングに実行される。非画像形成時としては、次のものが挙げられる。画像形成装置の電源投入時やスリープモードからの復帰時などの所定の準備動作が実行される前多回転時がある。また、ジョブ(一の開始指示による単一又は複数の転写材に対する一連の画像形成動作)の信号が入力されてから実際に画像を書き出すまでに所定の準備動作が実行される前回転時がある。また、複数の転写材に対し連続して画像形成を行うジョブにおける転写材と転写材との間に対応する紙間時がある。また、ジョブが終了した後に所定の整理動作(準備動作)が実行される後回転時がある。また、ジョブの信号の入力を待つ待機時がある。
本実施例では、画像形成履歴情報として、連続して画像を形成するジョブの画像形成数(連続画像形成枚数)と、前回第2のモードを実行した後の累積画像形成枚数と、を用いる。より具体的には、本実施例では、連続画像形成枚数が6,500枚に到達した場合、又は累積画像形成枚数が5,500枚に到達した場合に、ジョブの終了後の後回転時に、中間転写ベルト7が回転している状態で第2のモードを実行する。
図14は、本実施例における第2のモードでのシャッター部材106に対する加振動作の実行を判断する処理の流れの概略を示す。制御部200は、ジョブが終了すると(ステップ1)、メモリ202に記憶されているそのジョブの情報から、そのジョブの連続画像形成枚数を確認する(ステップ2)。次に、制御部200は、連続画像形成枚数が6,500枚以上であるか否かを判断する(ステップ3)。そして、制御部200は、ステップ3において連続画像形成枚数が6,500枚以上であると判断した場合(ステップ3で“Yes”)、後回転時に第2のモードでのシャッター部材106に対する加振動作を実行させる(ステップ6)。その後、カウンタ203に記憶されている累積画像形成枚数を0にクリアして(ステップ7)、処理を終了する。
一方、制御部200は、ステップ3において連続画像形成枚数が6,500枚未満であると判断した場合(ステップ3で“No”)、次にカウンタ203から前回第2のモードを実行した後の累積画像形成枚数を読み込む(ステップ4)。次に、制御部200は、累積画像形成枚数が5,500枚以上であるか否かを判断する(ステップ5)。そして、制御部200は、ステップ5において累積画像形成枚数が5,500枚以上であると判断した場合(ステップ5で“Yes”)、後回転時に第2のモードでのシャッター部材106に対する加振動作を実行させる(ステップ6)。その後、カウンタ203に記憶されている累積画像形成枚数を0にクリアして(ステップ7)、処理を終了する。また、制御部200は、ステップ5において累積画像形成枚数が5,500枚未満であると判断した場合(ステップ5で“No”)、後回転時に第2のモードでのシャッター部材106に対する加振動作を実行させないで、処理を終了する。
なお、画像形成履歴情報としての連続画像形成枚数、累積画像形成枚数と比較される所定値(閾値)は、本実施例のものに限定されるものではなく、シャッター部材106へのトナーなどの付着物の付着、堆積のしやすさなどに応じて適宜設定することができる。また、画像形成履歴情報として、連続画像形成枚数と累積画像形成枚数とのいずれか一方のみを用いてもよい。すなわち、画像形成履歴情報として連続して形成した画像の枚数の情報を用い、その値が所定値以上になった場合に加振動作を実行することができる。あるいは、画像形成履歴情報として前回加振動作を実行した後の累積の画像形成枚数の情報を用い、その値が所定値以上になった場合に加振動作を実行することができる。ここで、連続画像形成枚数の情報や累積画像形成枚数の情報は、枚数自体であってもよいし、枚数と相関する情報であってもよい。枚数と相関する情報としては、例えば画像を形成する際に回転する回転部材の回転数、回転時間などが挙げられる。例えば、回転部材の連続回転数、累積回転数を記憶し、その値が所定値以上となった場合に第2のモードを実行することができる。また、画像形成履歴情報は、連続画像形成枚数、累積画像形成枚数に限定されるものではない。例えば、シャッター部材106に付着、堆積するトナーの量は、一般に、中間転写ベルト7に形成されてシャッター部材106との対向部を通過する画像のトナー量によって変わる。したがって、画像形成履歴情報として画像形成に用いられたトナー量の情報を用い、その値が所定値以上になった場合に加振動作を実行することができる。ここで、トナー量の情報は、トナー量自体であってもよいし、トナー量と相関する情報であってもよい。トナー量と相関する情報としては、例えば形成される画像の濃度情報などが挙げられる。例えば、各画素の濃度情報の積算値を記憶し、その値が所定値以上となった場合に第2のモードを実行することができる。
また、第2のモードでのシャッター部材106に対する加振動作を実行するタイミングにおいては、中間転写ベルト7が回転していることが好ましい。すなわち、第2のモードは、像搬送体の移動中に実行されることが好ましい。つまり、振動が与えられることでシャッター部材106から中間転写ベルト7に落下したトナーは、センサユニット100との対向部よりも中間転写ベルト7の搬送方向の下流にあるベルトクリーナ75により回収することができる。あるいは、二次転写ローラ8をクリーニングする二次転写部材クリーナ(図示せず)が設けられている場合には、中間転写ベルト7から二次転写ローラ8に転移したトナーはこの二次転写部材クリーナによって回収することができる。このとき、第2のモードでのシャッター部材106に対する加振動作を中間転写ベルト7の回転中に行うことで、中間転写ベルト7の搬送方向の一箇所に多くのトナーを落下させることなく散らして、上記クリーナの回収負荷を低減させることができる。ただし、これに限定されるものではなく、所望により中間転写ベルト7が回転していないタイミングで第2のモードでのシャッター部材106に対する加振動作を行ってもよい。
以上、本実施例によれば、センサ102、103を保護する開閉可能なシャッター部材106に付着して堆積したトナーなどの付着物が不用意に落ちることによる画像汚れなどの不具合を抑制することができる。また、第2のモードでのシャッター部材106に対する加振動作を不必要に実行することを抑制でき、例えば後回転などの処理が不必要に長くなることなどを抑制できる。
実施例2
次に、本発明の他の実施例について説明する。本実施例の画像形成装置の基本的な構成及び動作は、実施例1のものと同じである。したがって、実施例1のものと同一又はそれに対応する機能又は構成を有する要素については、実施例1と同一の符号を付して、詳しい説明は省略する。
図15は、本実施例におけるセンサユニット100の近傍を示す概略側面図である。本実施例では、画像形成装置10は、シャッター部材106を振動させる加振手段として、超音波振動発生装置120を有する。超音波振動発生装置120としては、圧電素子や磁歪素子を用いて超音波振動を発生させるものを任意に用いることができるが、圧電素子は小型、低価格、信頼性の面で好ましい。本実施例では圧電素子により超音波振動を発生する超音波振動発生装置120を用いた。
この超音波振動発生装置120によりシャッター部材106に与えられる振動で、シャッター部材106に付着して堆積したトナーは、中間転写ベルト7上に落下する。このとき、圧電素子を用いた超音波振動発生装置120で発生させる超音波振動は、トナーの固有振動数と同じ振動数を有することが好ましい。固有振動数とは、物体に振動を加えたときに共振現象が生ずるその物体固有の振動数である。トナーの固有振動数fは、トナーの粒径により決まり、次式、
f=V0/2λ(λ:トナーの粒径、V0:音速)
で表される。ここで、トナーの粒径を6μmと、音速を340m/sとすると、f=2.8×107Hzとなる。ただし、この固有振動数は、温度、湿度の影響によって若干変化するので、超音波振動発生装置120で発生させる超音波振動の振動数は、このトナーの固有振動数である上記数値と同一の値に限定されるものではない。超音波振動発生装置120で発生させる超音波振動の振動数が、トナーの固有振動数に対し±20%の誤差範囲内であれば、同様の効果が期待できる。ここでは、この誤差範囲内の振動数を含み、トナーの固有振動数と略同一の振動数とする。
なお、1回の加振動作において、超音波振動を所定時間発生させることを、1回だけ行ってもよいし、複数回繰り返して行ってもよい。また、1回の加振動作で超音波振動発生装置120により超音波振動を発生させる時間や回数は、シャッター部材106に付着したトナーなどの付着物を十分に振り落すことができるように、適宜、設定することができる。
本実施例では、制御部材200が、所定のタイミングで超音波振動発生装置120によりシャッター部材106に振動を与える加振動作を実行させる。本実施例におけるシャッター部材106に対する加振動作の実行タイミングは、実施例1と同様である。すなわち、画像形成履歴情報が所定の条件に合致した場合に、後回転時に、中間転写ベルト7が回転しており、かつ、パッチがシャッター部材106との対向部に搬送されていないタイミングで、シャッター部材106に対する加振動作を実行する。
なお、本実施例では、シャッター部材106を開閉するための駆動カム172としては、段差が有しないものが用いられる。
以上、本実施例によれば、実施例1と同様の効果が得られると共に、シャッター部材106に振動を与えるための構成を比較的簡易にすることができる。
実施例3
次に、本発明の他の実施例について説明する。本実施例の画像形成装置の基本的な構成及び動作は、実施例1のものと同じである。したがって、実施例1のものと同一又はそれに対応する機能又は構成を有する要素については、実施例1と同一の符号を付して、詳しい説明は省略する。
図16(a)(b)は、本実施例におけるセンサユニット100の近傍を示す概略側面図である。本実施例では、画像形成装置100は、シャッター部材106に振動を与える叩き装置130を有する。図16(a)は、叩き装置130による加振動作を実行していない状態を示しており、図16(b)は、叩き装置130による加振動作を実行している状態を示している。
叩き装置130は、付勢手段としての金属製の板ばね131と、シャッター部材106を振動させる加振手段としてのシャッター部材106に衝突して振動を与える衝突部材132と、衝突部材駆動カム(段差付きカム)133と、を有する。衝突部材駆動カム133は、実施例1におけるシャッター駆動部107の駆動カム172と同様のカム形状とされる。すなわち、衝突部材駆動カム133は、略最大径部分と略最小径部分との間で回動中心からの距離が周方向に連続的に漸増又は漸減するカム面133aと、回動中心からの距離が急激に小さくなる段差133bと、を有する。衝突部材駆動カム133は、センサユニット100の筐体110の長手方向と略平行な回動軸線の周りを回動可能である。そして、衝突部材駆動カム133は、衝突部材駆動モータ(図示せず)によって、所定のタイミングで図中矢印方向(時計回り)に回転駆動される。
板ばね131は、その一方の端部側が固定手段としてのビス(図示せず)により衝突部材132に固定され、衝突部材132と一体化されている。そして、板ばね131は、その他方の端部側が、センサユニット100の筐体110の右側の側面から略垂直方向に突出して設けられた取付壁134に、固定手段としてのビス(図示せず)により固定されている。これにより、衝突部材132は、板ばね131を介して取付壁134に揺動可能に支持されている。衝突部材132は、シャッター部材106に衝突する衝突部132aと、衝突部材駆動カム133が当接するフォロワー部132bと、を有する。板ばね131と一体化された衝突部材132には、板ばね131により、センサユニット100の筐体110の右側の側面に向けて、図中左側に付勢力が働く。
図16(a)に示す状態では、衝突部材駆動カム133は、略最大径部分で衝突部材132のフォロワー部132bに当接している。これにより、衝突部材132は、板ばね131の付勢力に抗して、該付勢力の方向とは逆方向に移動させられ、衝突部132aがシャッター部材106から離間した位置に保持される。加振動作を実行しないときは、叩き装置130はこの状態に維持される。
叩き装置130によりシャッター部材106に振動を与える際には、図16(a)の状態から、衝突部材駆動カム133を図中時計回りに回動させる。これにより、図16(b)に示すように、衝突部材132のフォロワー部132bに対する衝突部材駆動カム133の当接位置が、衝突部材駆動カム133の略最大径部分である段差の頂部から略最小径部分である段差の底部に、急激に移行する。この際、板ばね131の付勢力により、衝突部材132の衝突部132aがシャッター部材106に衝撃力を持って当たり、シャッター部材106に振動が与えられる。これにより、シャッター部材106に付着して堆積したトナーTは、シャッター部材106の表面から中間転写ベルト7上に落下する。
なお、1回の加振動作において、衝突部材132をシャッター部材106に衝突させることを、1回だけ行ってもよいし、複数回繰り返して行ってもよい。シャッター部材106に付着したトナーなどの付着物を十分に振り落すことができるように、適宜、設定することができる。
本実施例では、制御部材200が、所定のタイミングで叩き装置130によりシャッター部材106に振動を与える加振動作を実行させる。本実施例におけるシャッター部材106に対する加振動作の実行タイミングは、実施例1と同様である。すなわち、画像形成履歴情報が所定の条件に合致した場合に、後回転時に、中間転写ベルト7が回転しており、かつ、パッチがシャッター部材106との対向部に搬送されていないタイミングで、シャッター部材106に対する加振動作を実行する。
なお、本実施例では、シャッター部材103を開閉するための駆動カム172としては、段差が有しないものが用いられる。
以上、本実施例の構成によっても、実施例1と同様の効果が得られる。また、本実施例によれば、実施例1のようにセンサユニット100の内部に加振手段を組み込めない場合などにも対応できる。
その他の実施例
以上、本発明を具体的な実施例に即して説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではない。
例えば、上述の実施例では、シャッター部材は、引張りバネによる付勢方向に移動することで閉位置から開位置となるが、これに限定されるものではない。このような移動態様とすることで、シャッター部材を開ける動作を比較的高速で行うことができる。ただし、シャッター部材の移動方向と開閉位置との関係は、上述の実施例のものに限定されず、上述の実施例とは逆であってもよい。
また、上述の実施例では、像搬送体が中間転写体である場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、当業者には周知のように、概略、像搬送体として上述の実施例における中間転写体の代わりに転写材担持体を有し、この転写材担持体に担持された転写材上にトナー像を転写して画像を形成する直接転写方式の画像形成装置がある。転写材担持体としては、例えば上述の実施例における中間転写ベルトと同様の転写材担持ベルトが用いられる。このような画像形成装置においても、転写材担持体上又は転写材担持体に担持された転写材上に基準画像(色ズレ補正用パッチや濃度補正用パッチなどの調整用のトナー像)を形成し、これをセンサで検知して色ズレや画像濃度を補正する制御が行われる。したがって、このような画像形成装置のセンサユニットに関して本発明を適用することで、上述の実施例と同様の効果を得ることができる。その他、像搬送体は、ドラム型や無端ベルト状の感光体であってもよく、その上に形成された基準画像(濃度補正用パッチなどの調整用のトナー像)を検知するセンサユニットに関して本発明を適用することで、上述の実施例と同様の効果を得ることができる。
また、上述の実施例では、センサは光学センサであったが、これに限定されるものではなく、移動可能な像搬送体に対向して配置され像搬送体上の検知対象の状態を検知するセンサであれば、任意のセンサであってよい。例えば、像搬送体が感光体である場合などには、センサは感光体上の状態として感光体の表面電位を検知する電位センサなどであってもよい。
7 中間転写ベルト
74 バックアップローラ
100 センサユニット
102 レジセンサ
103 濃度センサ
106 シャッター部材
107 シャッター駆動部
165 フォロワー
171 駆動モータ
172 駆動カム
172a 開閉部
172b 加振部
120 超音波振動発生装置
130 叩き装置
132 衝突部材

Claims (12)

  1. 移動可能な像搬送体と、
    前記像搬送体に対向して配置され前記像搬送体上の検知対象の状態を検知するセンサと、
    前記センサと前記像搬送体との間に配置され、前記センサを前記像搬送体に対して露出させる開位置と、前記センサを前記像搬送体に対して遮蔽する閉位置との間で移動可能なシャッター部材と、
    を有する画像形成装置において、
    前記シャッター部材に振動を与える加振手段と、
    画像形成履歴情報に基づいて前記加振手段により前記シャッター部材に振動を与える加振動作を実行させる制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成履歴情報は、連続して形成した画像の枚数の情報であり、前記制御手段は、該連続して形成した画像の枚数が所定値以上になった場合に、前記加振動作を実行させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成履歴情報は、前回加振動作を実行した後の累積の画像形成枚数の情報であり、前記制御手段は、該累積の画像形成枚数が所定値以上になった場合に、前記加振動作を実行させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成履歴情報は、画像形成に用いられたトナー量の情報であり、前記制御手段は、画像形成に用いられたトナー量が所定値以上になった場合に、前記加振動作を実行させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記シャッター部材を開閉させるのに用いられる回動可能なカムを有し、該カムは、前記加振手段として前記シャッター部材に作用しこれに衝撃を与える加振部を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記加振部は、前記カムに形成された段差であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記加振手段として、超音波振動発生装置を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記加振手段として、前記シャッター部材に衝突して振動を与える衝突部材を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記加振動作は、前記像搬送体が前記センサとの対向部に像を搬送していない非画像形成時に実行されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記加振動作は、前記像搬送体の移動中に実行されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記像搬送体は、複数の支持ローラに巻回された無端ベルト状であり、前記センサは前記像搬送体を介して前記複数の支持ローラのうち一つの支持ローラに対向する位置に配置されることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 前記センサの検知対象は、前記像搬送体上又は前記像搬送体に担持された転写材上に形成されたトナー像であることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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