JP6369401B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、画像形成装置に関し、特に、濃度センサーの表面を清掃する技術に関する。
画像形成装置として、例えば、電荷を持たない感光体を一様に帯電させ(帯電工程)、電荷を帯びた感光体表面に、コピー原稿に基づいたレーザー光を照射して、感光体表面に原稿の潜像を形成し(露光工程)、潜像をトナーで可視像化し(現像工程)、可視像化することによって形成されたトナー像を、転写ベルトに載置された用紙等の記録媒体に転写し(転写工程)、転写したトナー像を記録媒体に定着させる(定着工程)、といった5つのプロセスからなる電子写真方式のものがよく知られている。
ここで、転写ベルトに転写されるトナー像の濃度は、温度や湿度等によって変化する。そのため、転写ベルトに転写されたトナー像の濃度を、濃度センサーで検知し、濃度センサーで検知された結果を画像形成プロセスにフィードバックすることによって、適切な濃度のトナー像を得られるようにしているものがある。
濃度センサーは一般的に光学式のものが採用され、センサー表面が転写ベルトの表面に対向するように配置されている。このため、センサー表面が飛散したトナーや塵埃等で汚れていると、センサー表面を透過する光量が変化し、精度の高い検知が難しくなる。
そのため、濃度センサーの表面を清掃することが必要であり、例えば、下記の特許文献1には、開閉カバーの開閉動作に連動させて、濃度センサーの表面を清掃する技術について開示されている。
特開2007−225671号公報
特許文献1に記載されている技術は、小型の画像形成装置(開閉カバーと濃度センサーとの距離が短いもの)に採用する場合を想定していると考えられるため、開閉カバーと濃度センサーとの距離が長くなる大型の画像形成装置に対しては、採用が困難である。このため、大型の画像形成装置であっても、開閉カバーの開閉動作に連動させて、濃度センサーの表面を清掃する構成の実現が望まれる。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、開閉カバーと濃度センサーとの距離が長くても、比較的簡易な構成で開閉カバーの開閉動作に連動させて、濃度センサーのセンサー表面を適切に清掃可能にすることを目的とする。
本発明の一局面に係る画像形成装置は、トナー像が転写される転写ベルトの表面に対向配置された濃度センサーと、
前記濃度センサーの表面に沿って摺接部を摺接させながらスライド移動が可能に配設された清掃部と、
装置本体に対する接離方向に回動する開閉動作により開位置と閉位置との間を移動する開閉カバーと、
一端が前記開閉カバーに連結され、他端が本画像形成装置の本体に前記開閉カバーと反対方向へ付勢する第1付勢部材を介して連結されたワイヤーと、
一端部が前記清掃部に取り付けられ、他端部が前記ワイヤーに接続可能とされ、当該一端部及び他端部間に設けられた回転軸を回転中心として前記スライド移動の方向に回転する回転部材と
前記開閉カバーと前記回転部材との間に、前記ワイヤーに対する接離方向に移動可能に配設され、前記ワイヤーとの接触時に前記ワイヤーが張架される張架プーリーと、
前記張架プーリーを前記ワイヤーに対する接離方向に移動させるレールと、を備え、
前記第1付勢部材は、スプリングを含み、
前記開閉カバーが前記装置本体から離れる方向に回動して、前記ワイヤーが当該方向に移動するとき、当該ワイヤーが前記回転部材の前記他端部を当該方向に回転させ、前記回転部材の前記一端部は当該方向とは反対方向に回転して前記清掃部及び前記摺接部を前記スライド移動させ
前記張架プーリーが前記レール上を前記ワイヤーに接近する方向に移動して前記ワイヤーを張架することによって、前記他端部の位置にある前記ワイヤーを前記離れる方向に移動させることで、前記他端部を前記離れる方向に回転させるものである。
本発明によれば、開閉カバーの開位置への移動に連動してワイヤーが移動して、当該ワイヤーの移動に応じて回転部材が回転し、その一端部が清掃部をスライド移動させるので、これにより清掃部の摺接部が濃度センサーのセンサー表面を摺接することになり、センサー表面に付着していたトナーや塵埃等を払拭することができる。
また、ワイヤーという細い部材を用いているため、開閉カバーと濃度センサーとの距離が長くても、複雑な構成にすることなく、回転部材を回転させて清掃部をスライド移動させることができ、これにより、開閉カバーの動作に連動させて、濃度センサーを清掃することができる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の構造を示した模式的な部分断面正面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置を構成する中間転写ベルト及びその周辺部を模式的に示した図であり、(A)はその斜視図であり、(B)はその側面図である。 (A)は本発明の第1実施形態に係る画像形成装置を構成する中間転写ベルト及びその周辺部を模式的に示した側面図であり、(B)は清掃部を上方から見た模式図である。 回転部材を図3(A)における矢印S3の方向から視認した側面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置を構成する中間転写ベルト及びその周辺部を模式的に示した図であり、(A)はその斜視図であり、(B)はその側面図である。 (A)は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置を構成する中間転写ベルト及びその周辺部を模式的に示した側面図であり、(B)は、清掃部を上方から見た模式図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置を構成する中間転写ベルト及びその周辺部を模式的に示した側面図であり、(A)は清掃部が移動する前の状態を示した図であり、(B)は清掃部が移動した後の状態を示した図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置を構成する中間転写ベルト及びその周辺部を模式的に示した図であり、(A)はその斜視図であり、(B)はその側面図である。 本発明の第3実施形態に係る画像形成装置を構成する中間転写ベルト及びその周辺部を模式的に示した側面図であり、(A)は清掃部が移動する前の状態を示した図であり、(B)は清掃部が移動した後の状態を示した図である。
以下、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の構造を示した模式的な部分断面正面図である。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置1は、例えば、コピー機能や、プリンター機能、スキャナー機能、ファクシミリ機能のような複数の機能を備えた複合機である。画像形成装置1は、装置本体11に、操作部47、原稿給送部6、及び原稿読取部5を含んで構成されている。
操作部47は、画像形成装置1が実行可能な各種動作及び処理について操作者から画像形成動作実行指示や原稿読取動作実行指示等の指示を受け付けるものであり、操作者への操作案内等を表示する表示部473を備えている。
画像形成装置1で原稿読取動作が行われる場合について説明する。原稿給送部6により給送されてくる原稿、又は原稿載置ガラス161に載置された原稿の画像を、読取機構163を備えた原稿読取部5が光学的に読み取り、そして画像データを生成する。原稿読取部5により生成された画像データは、内臓HDD(Hard Disk Drive)、又はネットワーク接続されたコンピューター等に保存される。
画像形成装置1で画像形成動作が行われる場合について説明する。原稿読取動作により生成された画像データや、内臓HDDに記憶されている画像データ、ネットワーク接続されたコンピューターから受信した画像データ等に基づいて、画像形成部12が、給紙部14から給紙される記録紙としての用紙Pにトナー像を形成する。
画像形成部12は、ブラック(Bk)用の画像形成ユニット12Bk、イエロー(Y)用の画像形成ユニット12Y、シアン(C)用の画像形成ユニット12C、及びマゼンタ(M)用の画像形成ユニット12Mを含んで構成され、これら画像形成ユニット12Bk,12Y,12C,12Mはそれぞれドラム型の感光体121Bk,121Y,121C,121Mを備え、感光体121Bk,121Y,121C,121Mは、図中の反時計回りに回転駆動するようになっている。
転写ユニット120は、その外周面にトナー像が転写される中間転写ベルト125、駆動ローラー125A、従動ローラー125B、及び一次転写ローラー126を含んで構成されている。
中間転写ベルト125は、駆動ローラー125Aと従動ローラー125Bとの間に張架され、感光体121Bk,121Y,121C,121Mの周面に当接した状態で駆動ローラー125Aによって駆動され、感光体121Bk,121Y,121C,121Mと同期しながら、無端走行する。なお、中間転写ベルト125は、特許請求の範囲における転写ベルトの一例となる。
次に、カラー印刷が行われる場合について説明する。感光体121Bk,121Y,121C,121Mの周囲が一様に帯電され(帯電工程)、電荷を帯びた感光体121Bk,121Y,121C,121Mの表面に、画像データに基づいて、レーザー光が照射されて潜像が形成され(露光工程)、潜像がトナーで可視像化され(現像工程)、可視像化することによって形成されたトナー像が一次転写ローラー126によって中間転写ベルト125上に転写されるようになっている。
中間転写ベルト125上に転写される各色(ブラック、イエロー、シアン、マゼンタ)のトナー像は、転写タイミングを調整して中間転写ベルト125上で重ね合わされ、カラーのトナー像となる。
二次転写ローラー210は、中間転写ベルト125の表面に形成されたカラーのトナー像を、中間転写ベルト125を挟んだ、駆動ローラー125Aとのニップ部Nにおいて、給紙部14から搬送路190を搬送されてきた用紙Pに転写させるものである。なお、ここまで説明したのはカラー印刷の場合であり、モノクロ印刷の場合には、イエロー用、シアン用、及びマゼンタ用の感光体121Y,121C,121Mは使用されず、ブラック用の感光体121Bkだけが使用されることになる。
また、モノクロ印刷時には、中間転写ベルト125をイエロー用、シアン用、及びマゼンタ用の感光体121Y,121C,121Mから離すといった機能(いわゆる、3色解除のための離間機能)を有しており、これにより、カラー用の画像形成ユニット12Y,12C,12Mを構成する部品の消耗速度を抑えることができる。
定着部13は、熱圧着によりトナー像を用紙Pに定着させるものであり、定着処理が施されたカラー画像形成済みの用紙Pは、排出トレイ151に排出されることになる。
給紙部14は、複数の給紙カセット、及び各給紙カセットに収容された記録紙をピックアップするためのピックアップローラー145を含んで構成され、操作者による指示等で指定されたサイズの記録紙をピックアップするように、対応するピックアップローラー145を回転駆動させて、指定された記録紙をニップ部Nに向けて搬送するものである。
画像形成装置1で両面印刷が行われる場合について説明する。画像形成部12により一方の面に画像が形成された用紙Pを、排出ローラー対159に挟まれた状態とした後、用紙Pを排出ローラー対159によりスイッチバックさせて反転搬送路195に送り、搬送ローラー対19により用紙Pを搬送方向上流域へ再度搬送する。これにより、用紙Pのもう一方の面にも画像を形成することができる。
図2(A)は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置を構成する中間転写ベルト125及びその周辺部を示した斜視図であり、(B)は、その側面図である。
開閉カバー211は、装置本体11の外壁に対する接離方向に回動する開閉動作により開位置と閉位置との間を移動する。
濃度センサー212,213は、中間転写ベルト125に転写されたトナー像の濃度を検知するものであり、トナー像に向けて光を照射する発光部(図示せず)と、トナー像からの反射光を受光する受光部(図示せず)とを有し、中間転写ベルト125の表面に対向配置されている。
回転部材220は、回転軸230に回転可能に支持されるとともに、回転軸230を中心に回転する。
ワイヤー240は、一端がガイドローラー260,261に誘導されて、ガイド部214を介して、開閉カバー211に連結されている。開閉カバー211は、装置本体11に対する接離方向に回動する開閉動作により開位置と閉位置との間を移動する。ワイヤー240は、他端が装置本体11に開閉カバー211と反対方向(図中S1方向)へ付勢する付勢部材250を介して連結されている。付勢部材250は、例えば、スプリングを含んで構成され、特許請求の範囲における第1付勢部材の一例となる。
回転部材220は、その一端部220Aが清掃部200に取り付けられ、他端部220Bがワイヤー240に接続可能とされている。回転部材220は、当該一端部220A及び他端部220B間に設けられている上記回転軸230を回転中心として、清掃部200がスライド移動する方向に回転する。
また、ワイヤー240は、回転部材220の下側となる上記他端部220Bに形成されたスリット222(図4)に挿通され、このスリット222と付勢部材250との間に配置される膨出部241を有している。なお、膨出部241は、特許請求の範囲における第1膨出部の一例となる。
清掃部200は、濃度センサー212,213のセンサー表面を清掃する。清掃部200は、中間転写ベルト125の表面と平行にスライド移動可能に構成されている。また、清掃部200は、固定ボルト201を有し、固定ボルト201は、回転部材220の上側となる一端部220Aに形成された調節孔221に係合されている。
図3(A)は、中間転写ベルト125及びその周辺部を模式的に示した側面図であり、(B)は、清掃部200を上方から見た模式図である。
図3(A)に示すように、清掃部200はT字型をしており、回転部材220が回転軸230を中心にして図中の時計回りに回転すると、一端部220AがS1方向(開閉カバー211が装置本体11に対して接近する方向)に回動して移動する。この一端部220Aの移動により、回転部材220から清掃部200に形成された固定ボルト201に対してS1方向に向かう力が加わるので、固定ボルト201が調節孔221内を摺動しながら、清掃部200が中間転写ベルト125の表面に平行にS1方向へスライド移動する。
また、清掃部200は、図中S2方向(開閉カバー211が装置本体11に対して離れる方向)へ付勢する付勢部材251を介して、装置本体11に連結されている。付勢部材251は、例えば、スプリングを含んで構成され、特許請求の範囲における第2付勢部材の一例となる。
図3(B)に示すように、清掃部200は両端に矩形状の開口202,203が形成され、これら開口202,203を通して濃度センサー212,213のセンサー表面が中間転写ベルト125の表面に対して光を発光すると共にその反射光を受光可能とされている。開口202,203の端部、図3(B)では開口202,203のそれぞれの左端には、濃度センサー212,213のセンサー表面に沿って摺接しながら、清掃部200のスライド移動に伴ってスライド移動する摺接部204,205が形成されている。
摺接部204,205としては、不織布や弾性部材など、比較的高い柔軟性を有するものが望ましいが、摺接部204,205の部材としては、これらに限定されるものではなく、濃度センサー212,213のセンサー表面を傷つけたりすることなく、センサー表面に付着している汚れなどを取れるものであれば良い。
図4は、回転部材220を図3(A)における矢印S3の方向から視認した側面図である。回転部材220の他端部220Bにはスリット222が形成され、スリット222に膨出部241を有したワイヤー240が挿通され、膨出部241はスリット222と付勢部材250(図3(A))との間に配置されている。ワイヤー240の直径はスリット222の幅D1よりも小さく、ワイヤー240の膨出部241の直径D2はスリット222の幅D1よりも大きい。また、回転部材220の下端には、ワイヤー240の膨出部241を引っ掛けるフック223が形成されている。
この実施形態によれば、開閉カバー211が開放されて装置本体11から離れる方向に回動すると、図5(A)(B)及び図6(A)(B)に示すように、ワイヤー240がS2方向(図3(A))へ移動し、ワイヤー240の膨出部241が回転部材220に当接する。膨出部241が回転部材220に当接した状態で、ワイヤー240が更にS2方向へ移動すると、回転部材220が回転軸230を中心に図5(A)(B)及び図6(A)(B)の各図中の時計回りに回転し、一端部220BがS2方向に回転して移動する。
回転部材220が時計回りに回転すると、一端部220AはS1方向に回転して移動する。これにより、清掃部200が中間転写ベルト125の表面に平行にS1方向(図2(B),図3(A))へスライド移動し、清掃部200が有する摺接部204,205が濃度センサー212,213のセンサー表面に沿って摺接しながらスライド移動するので、センサー表面に付着したトナーや塵埃等を払拭することができる。
また、ワイヤー240という細い部材を使って、回転部材220を回転させて清掃部200を移動させるので、開閉カバー211と濃度センサー212,213との距離が長かったとしても、複数の部材を組み合わせる等の複雑な構成を採ることなく、開閉カバー211の動作に連動させて清掃部200及び摺接部204,205がスライド移動する構成を実現できるため、濃度センサー212,213を清掃することができる。
さらに、開閉カバー211に連結されているワイヤー240については、開閉カバー211の自重落下の防止にも役立てることができる。画像形成装置1が大型の場合、開閉カバー211が大型化し、それに比例して開閉カバー211の自重落下の可能性も高くなるため、上記効果は非常に有益となる。
開閉カバー211が閉じられると、付勢部材250の付勢によってワイヤー240はS1方向へ移動して元の位置へ戻る。また、回転部材220を時計回りに回転させる力が無くなるので、清掃部200は、付勢部材251の付勢によってS2方向へ移動して元の位置へ戻る。
清掃部200がS2方向へ移動すると、清掃部200の固定ボルト201から回転部材220の一端部220Aに対してS2方向に向かう力が加わるので、固定ボルト201が調節孔221内を摺動しながら、回転部材220が回転軸230を中心にして図中の反時計回りに回転して元の位置へ戻る。
また、開閉カバー211の移動量(上記接離方向への回動量)と清掃部200の移動量との関係は、回転部材220の支点比率(回動軸230から一端部220Aまでの距離と、回動軸230から他端部220Bまでの距離の比率)によって調整することができる。すなわち、開閉カバー211の移動量と、清掃部200の移動量との関係は、他端部220Bが膨出部241と当接する位置から回転軸230までの距離と、一端部220Aが清掃部200と係合している位置(すなわち、固定ボルト201)から回転軸230までの距離との比率によって調整することができる。
濃度センサー212,213のセンサー表面は比較的小さいものであり、清掃部200を20mm〜30mm程度移動させれば十分である。この移動量に比べると、開閉カバー211の上記移動量の方が大きくなるため、膨出部241が回転部材220と当接する位置から回転軸230までの距離は、清掃部200が回転部材220と係合する位置から回転軸230までの距離よりも長くするのが望ましい。但し、膨出部241が回転部材220と当接する位置から回転軸230までの距離と、清掃部200が回転部材220と係合する位置から回転軸230までの距離とが、上記関係とは逆の関係になることを除外する趣旨ではなく、逆の関係とすることも可能である。
また、図2(A)(B)及び図3(A)(B)に示したように、開閉カバー211が閉じた状態の時、膨出部241は回転部材220から離れた場所に位置し、開閉カバー211の開動作によるワイヤー240の移動が、回転部材220の回転動作及び清掃部200の移動動作にすぐには反映されない構成を採ることが可能になっている。これにより、回転部材220の回転動作及び清掃部200の移動動作における起点のオーバーストロークを作成できるため、開閉カバー211の開閉時における移動量のバラツキを吸収すること等が可能になる。
図7(A)(B)は、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置を構成する中間転写ベルト及びその周辺部を模式的に示した側面図である。第1実施形態とは、張架プーリー262と、張架プーリー262を鉛直方向(ワイヤー240に対する接離方向)に移動させるレール263とを備えている点で相違する。
張架プーリー262は、ワイヤー240を張架するものであり、駆動機構264の駆動に連動して、レール263上を鉛直方向に移動し、通常時は、図7(A)に示すように、ガイドローラー260とガイドローラー261との間の図7(A)での上方に位置している。なお、張架プーリー262は滑車機構であり、特許請求の範囲における張架部材の一例となる。
また、駆動機構264としては、例えば、レバー操作やスイッチ操作等が行われた時に駆動する、開閉カバー211以外の機構や、ジャム(紙詰まり)処理時等に駆動する機構が挙げられる。
この実施形態によれば、駆動機構264の駆動に連動して、張架プーリー262が下方へ移動し、図7(B)に示すように、ワイヤー240が張架されると、回転部材220が回転軸230を中心に図中の時計回りに回転し、清掃部200が中間転写ベルト125の表面に平行にS1方向へ移動し、清掃部200が有する摺接部204,205が濃度センサー212,213のセンサー表面に沿って摺接する。
従って、開閉カバー211の開動作が行われない場合でも、濃度センサー212,213のセンサー表面の清掃を行うことができる。なお、図8は、第2実施形態に係る画像形成装置を構成する中間転写ベルト125及びその周辺部を示した図であり、(A)は張架プーリー262が下方へ移動した場合の斜視図であり、(B)はその側面図である。
上記第1実施形態、第2実施形態では、清掃部200をS2方向へ移動させて元の位置へ戻すために、付勢部材251(図3,図6,図7)を使用する場合について説明しているが、清掃部200をS2方向へ移動させる手段はこれに限定されるものではなく、例えば、図9(A)(B)に示すように、第3実施形態では、開閉カバー211と回転部材220のスリット222(図4)との間に配置される、スリット222の幅よりも直径が大きい膨出部242をワイヤー240に形成する。なお、膨出部242は、特許請求の範囲における第2膨出部の一例となる。
図9(A)は、開閉カバー211が閉じた状態を示しており、図9(B)は、開閉カバー211が開いた状態を示している。
図9(B)に示すように、開閉カバー211が開いているとき、膨出部241が回転部材220の他端部220Bに当接して、上記と同様に、清掃部200をS1方向にスライド移動させる。
これに対して、開閉カバー211が閉じているときは、図9(A)に示すように、膨出部242が回転部材220の他端部220Bに当接するように配置されている。すなわち、開閉カバー211が閉じられると、付勢部材250の付勢によってワイヤー240はS1方向へ移動して、ワイヤー240の膨出部242が回転部材220の他端部220Bに当接し、この当接状態で、ワイヤー240が更にS1方向へ移動すると、回転部材220が回転軸230を中心に図中の反時計回りに回転する。
回転部材220が反時計回りに回転すると、回転部材220の一端部220Aから清掃部200に形成された固定ボルト201に対してS2方向に向かう力が加わるので、固定ボルト201が調節孔221内を摺動しながら、清掃部200が中間転写ベルト125の表面に平行にS2方向へ移動して元の位置へ戻る。これにより、付勢部材251を設けなくても、清掃部200を元の位置に戻すスライド移動が可能になる。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。また、上記実施形態では、本発明に係る画像形成装置の一実施形態として複合機を用いて説明しているが、これは一例に過ぎず、他の電子機器、例えば、プリンター、コピー機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置でもよい。
また、図1から図9(B)までの各図を用いて上記実施形態により示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
1 画像形成装置
11 装置本体
125 中間転写ベルト
200 清掃部
204,205 摺接部
211 開閉カバー
212,213 濃度センサー
220 回転部材
222 スリット
230 回転軸
240 ワイヤー
241,242 膨出部
250,251 付勢部材

Claims (6)

  1. トナー像が転写される転写ベルトの表面に対向配置された濃度センサーと、
    前記濃度センサーの表面に沿って摺接部を摺接させながらスライド移動が可能に配設された清掃部と、
    装置本体に対する接離方向に回動する開閉動作により開位置と閉位置との間を移動する開閉カバーと、
    一端が前記開閉カバーに連結され、他端が本画像形成装置の本体に前記開閉カバーと反対方向へ付勢する第1付勢部材を介して連結されたワイヤーと、
    一端部が前記清掃部に取り付けられ、他端部が前記ワイヤーに接続可能とされ、当該一端部及び他端部間に設けられた回転軸を回転中心として前記スライド移動の方向に回転する回転部材と
    前記開閉カバーと前記回転部材との間に、前記ワイヤーに対する接離方向に移動可能に配設され、前記ワイヤーとの接触時に前記ワイヤーが張架される張架プーリーと、
    前記張架プーリーを前記ワイヤーに対する接離方向に移動させるレールと、
    を備え、
    前記第1付勢部材は、スプリングを含み、
    前記開閉カバーが前記装置本体から離れる方向に回動して、前記ワイヤーが当該方向に移動するとき、当該ワイヤーが前記回転部材の前記他端部を当該方向に回転させ、前記回転部材の前記一端部は当該方向とは反対方向に回転して前記清掃部及び前記摺接部を前記スライド移動させ
    前記張架プーリーが前記レール上を前記ワイヤーに接近する方向に移動して前記ワイヤーを張架することによって、前記他端部の位置にある前記ワイヤーを前記離れる方向に移動させることで、前記他端部を前記離れる方向に回転させる画像形成装置。
  2. 前記回転部材に、前記スライド移動の方向に貫通するスリットが形成され、
    前記スリットに前記ワイヤーが挿通され、
    前記ワイヤーは、前記スリットと前記第1付勢部材との間に配置される、前記スリットの幅よりも大きい第1膨出部を有し、
    前記第1膨出部が前記回転部材の前記他端部に当接し、前記開閉カバーの前記離れる方向への回動に合わせて前記ワイヤーが移動することによって、前記他端部を前記離れる方向に回転させる請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1膨出部が前記回転部材の前記他端部と当接する位置から前記回転軸までの距離が、
    前記清掃部に前記回転部材が取り付けられている位置から前記回転軸までの距離よりも長い請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ワイヤーは、前記開閉カバーと前記スリットとの間に配置される、前記スリットの幅よりも大きい第2膨出部を有し、
    前記開閉カバーによる前記装置本体に接近する方向への回動に合わせて前記ワイヤーが当該方向に移動することによって、前記第2膨出部が、前記回転部材に当接し、前記他端部を当該方向に回転させる請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記清掃部を、前記離れる方向に向けて付勢する第2付勢部材を備える請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記開閉カバーが閉じた状態のとき、前記第1膨出部は、前記回転部材から離れた場所に位置する、請求項2に記載の画像形成装置。
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