JP2014119601A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014119601A
JP2014119601A JP2012274658A JP2012274658A JP2014119601A JP 2014119601 A JP2014119601 A JP 2014119601A JP 2012274658 A JP2012274658 A JP 2012274658A JP 2012274658 A JP2012274658 A JP 2012274658A JP 2014119601 A JP2014119601 A JP 2014119601A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating member
image forming
magnetic body
forming apparatus
metal body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012274658A
Other languages
English (en)
Inventor
Genta Hagiwara
元太 萩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2012274658A priority Critical patent/JP2014119601A/ja
Publication of JP2014119601A publication Critical patent/JP2014119601A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

【課題】破損の虞が少なく、回動部材の不意な回動を抑制できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】装置本体100の上部に設けられると共に、装置本体100に対して第1の支軸150を中心に先端部が上方へ回動可能に構成された第1の回動部材101と、第1の回動部材101の上部に設けられると共に、第1の回動部材101に対して第2の支軸350を中心に第1の回動部材101と同方向に回動可能に構成された第2の回動部材300とを備える画像形成装置において、第1の回動部材101と第2の回動部材300のうちの一方に磁性体22を設けると共に、他方に、磁性体22と吸着可能な金属体23を設け、第1の回動部材101を上方へ回動させた状態で、磁性体22とこれと吸着可能な金属体23とが互いに接近するように構成した。
【選択図】図5

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等の画像形成装置に関する。
例えば、図10に示すように、装置本体100の上部に原稿画像を読み取る画像読取部200を備えた画像形成装置において、画像読取部200が回動可能な上カバー101に一体的に設けられたものが知られている。また、一般的に、画像読取部200には、原稿を押さえる原稿押さえ部材としての圧板300又は圧板を兼ねた自動原稿送り装置が回動可能に設けられている。
この種の画像形成装置において、上カバー101と圧板300とが同じ方向に回動するようになっている場合、図11に示すように、上カバー101を上方へ大きく回動させると、図12に示すように、圧板300が不意に開いてしまうことがある。このような圧板の予期しない回動は、圧板のヒンジ部の破損や、圧板自体の脱落を引き起こす要因となる。
そこで、従来、このような問題を解決するため、圧板の回動を規制するためのロック機構として、係止部に係脱可能なロック爪を設けた画像形成装置が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、上記のようなロック爪を設けた構成の場合、ロックした状態で、圧板に無理な力がかかると、ロック機構が破損する虞がある。そして、ロック機構が破損した場合、その後、圧板のロック機能が得られなくなることが懸念される。
本発明は、斯かる事情に鑑み、破損の虞が少なく、圧板等の回動部材の不意な回動を抑制できる画像形成装置を提供しようとするものである。
上記課題を解決するため、本発明は、装置本体の上部に設けられると共に、装置本体に対して第1の支軸を中心に先端部が上方へ回動可能に構成された第1の回動部材と、前記第1の回動部材の上部に設けられると共に、第1の回動部材に対して第2の支軸を中心に第1の回動部材と同方向に回動可能に構成された第2の回動部材とを備える画像形成装置において、前記第1の回動部材と前記第2の回動部材のうちの一方に磁性体を設けると共に、他方に、前記磁性体と吸着可能な金属体又は磁性体を設け、前記第1の回動部材を上方へ回動させた状態で、前記磁性体とこれと吸着可能な前記金属体又は前記磁性体とが互いに接近するように構成したことを特徴とする。
本発明によれば、第1の回動部材を上方へ回動させた状態で、磁性体とこれと吸着可能な金属体又は磁性体とが互いに接近することにより、その磁性体と金属体との間又は磁性体同士の間で生じる磁力によって、第2の回動部材を第1の回動部材に対して吸着保持することができる。これにより、第1の回動部材を上方へ回動させた状態で、第2の回動部材が第1の回動部材に対して回動するのを抑制することができる。
本発明の実施の一形態に係る画像形成装置の外観斜視図である。 画像形成装置の内部構成を示す概略断面図である。 画像形成装置の上カバーと前カバーを開放した状態の概略断面図である。 本発明の第1実施形態の概略構成図である。 上カバーを開いた状態を示す図である。 本発明の第2実施形態の概略構成図である。 上カバーを開いた状態を示す図である。 本発明の第3実施形態の概略構成図である。 上カバーを開いた状態を示す図である。 従来の画像形成装置の構成を示す図である。 上カバーを開いた状態を示す図である。 圧板が不意に開いた状態を示す図である。
以下、添付の図面に基づき、本発明の実施形態について説明する。なお、各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
図1は、本発明の実施の一形態に係る画像形成装置の外観斜視図、図2は、その画像形成装置の内部構成を示す概略断面図、図3は、前記画像形成装置の上カバーと前カバーを開放した状態の概略断面図である。
図1に示すように、本実施形態の画像形成装置は、装置本体100と、装置本体100の上部に設けられた上カバー101と、装置本体100の正面に設けられた前カバー103と、上カバー101の上方に一体的に設けられた画像読取部(スキャナ装置)200と、画像読取部200の上方に設けられた原稿押さえ部材としての圧板300とを備える。上カバー101と画像読取部200との間には、排紙空間102が形成されている。また、原稿押さえ部材は、圧板を兼ねた自動原稿送り装置(ADF装置)であってもよい。
図2に示すように、装置本体100の中央には、画像形成部としての4つのプロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkが着脱可能に装着されている。各プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkは、カラー画像の色分解成分に対応する、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の異なる色のトナーを収容している以外は同様の構成となっている。具体的に、各プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkは、表面に静電潜像を担持する感光体2と、感光体2の表面を帯電させる帯電手段3と、感光体2上の静電潜像にトナーを供給して現像する現像手段4と、感光体2の表面をクリーニングするクリーニング手段5等を備える。なお、図2では、イエローの画像を形成するプロセスユニット1Yが備える感光体2、帯電手段3、現像手段4、クリーニング手段5のみに符号を付しており、その他のプロセスユニット1M,1C,1Bkにおいては符号を省略している。
図2において、各プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkの上方には、各感光体2の表面に静電潜像を形成する潜像形成手段としての露光装置6が配設されている。本実施形態の露光装置6は、光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラー等を有し、画像データに基づいて各感光体2の表面へレーザー光を照射するように構成されているが、LEDアレイを用いたものであってもよい。
一方、各プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkの図の下方には、記録媒体としての用紙にトナー画像を転写する転写装置7が配設されている。転写装置7は、被転写体としての無端状のベルトから成る中間転写ベルト8を有する。この中間転写ベルト8は、駆動ローラ9と従動ローラ10に掛け渡されている。駆動ローラ9が図の反時計回りに回転することによって、中間転写ベルト8は図の矢印に示す方向に周回走行(回転)するように構成されている。
4つの感光体2に対向した位置に、一次転写手段としての4つの一次転写ローラ11が配設されている。各一次転写ローラ11はそれぞれの位置で中間転写ベルト8の内周面を押圧しており、中間転写ベルト8の押圧された部分と各感光体2とが接触する箇所に一次転写ニップが形成されている。各一次転写ローラ11は、図示しない電源に接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が一次転写ローラ11に印加されるようになっている。
また、駆動ローラ9に対向した位置に、二次転写手段としての二次転写ローラ12が配設されている。この二次転写ローラ12は中間転写ベルト8の外周面を押圧しており、二次転写ローラ12と中間転写ベルト8とが接触する箇所に二次転写ニップが形成されている。二次転写ローラ12は、一次転写ローラ11と同様に、図示しない電源に接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が二次転写ローラ12に印加されるようになっている。
中間転写ベルト8の図の右端側の外周面には、中間転写ベルト8の表面をクリーニングするベルトクリーニング装置13が配設されている。このベルトクリーニング装置13から伸びた図示しない廃トナー移送ホースは、転写装置7の下方に配設された廃トナー収容器14の入り口部に接続されている。
装置本体100の図の下部には、記録媒体としての用紙Pを収容する給紙トレイ15や、給紙トレイ15から用紙Pを給送する給紙ローラ16等が設けてある。ここで、用紙Pには、厚紙、はがき、封筒、普通紙、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ等が含まれる。また、記録媒体として、OHPシートやOHPフィルム等を用いることも可能である。
一方、装置本体100の図の上部には、用紙を排紙空間102へ排出するための一対の排紙ローラ17が配設されている。また、装置本体100内には、用紙Pを給紙トレイ15から二次転写ニップを通って排紙空間102へ搬送するための搬送路Rが配設されている。搬送路Rにおいて、二次転写ローラ12の位置よりも用紙搬送方向上流側には、搬送タイミングを計って二次転写ニップへ用紙を搬送するタイミングローラとしての一対のレジストローラ19が配設されている。一方、二次転写ローラ12の位置よりも用紙搬送方向下流側には、用紙に転写された未定着画像を定着するための定着装置20が配設されている。
続いて、図2を参照して、作像動作について説明する。
作像動作が開始されると、各プロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkの各感光体2が図示しない駆動装置によって図の時計回りに回転駆動され、各感光体2の表面が帯電手段3によって所定の極性に一様に帯電される。画像読取部200で読み取った画像情報、あるいは図示しないコンピュータ等から入力された画像情報に基づいて、露光装置6からの露光により、各感光体2の帯電面に静電潜像が形成される。このとき、各感光体2に露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。このように感光体2上に形成された静電潜像に、各現像手段4によってトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像として可視画像化(顕像化)される。
また、作像動作が開始されると、中間転写ベルト8が図の矢印の方向に回転駆動を開始する。さらに、各一次転写ローラ11に、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧又は定電流制御された電圧が印加される。これにより、一次転写ニップにおいて転写電界が形成される。
その後、各感光体2の回転に伴い、感光体2上の各色のトナー画像が一次転写ニップに達したときに、一次転写ニップにおいて形成された上記転写電界によって、各感光体2上のトナー画像が中間転写ベルト8上に順次重ね合わせて転写される。かくして、中間転写ベルト8の表面にフルカラーのトナー画像が担持される。また、中間転写ベルト8に転写しきれなかった各感光体2上のトナーは、クリーニング手段5によって除去される。次いで、各感光体2の表面が図示しない除電装置によって除電作用を受け、その表面電位が初期化されて次の画像形成に備えられる。
また、給紙ローラ16が回転駆動を開始し、給紙トレイ15から用紙Pが搬送路Rに送り出される。搬送路Rに送り出された用紙Pは、レジストローラ19によってタイミングを計られて、二次転写ニップに送られる。このとき、二次転写ローラ12には、中間転写ベルト8上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加されており、これにより、二次転写ニップに転写電界が形成されている。
その後、中間転写ベルト8の回転に伴って、中間転写ベルト8上のトナー画像が二次転写ニップに達したときに、二次転写ニップにおいて形成された上記転写電界によって、中間転写ベルト8上のトナー画像が用紙P上に一括して転写される。また、用紙Pに転写しきれなかった中間転写ベルト8上のトナーは、ベルトクリーニング装置13によって除去された後、廃トナー収容器14へと搬送される。
その後、用紙Pは定着装置20へと搬送され、定着装置20によって用紙P上のトナー画像が当該用紙Pに定着される。そして、用紙Pは、排紙ローラ17によって装置外へ排出され、排紙空間102に排出される。
以上の説明は、用紙上にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、4つのプロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2つ又は3つのプロセスユニットを使用して、2色又は3色の画像を形成したりすることも可能である。
また、図2に示すように、上記圧板300は、支軸350を中心に回動するように構成されている。圧板300を、略水平状に配設された閉鎖状態から図の矢印A方向に回動させ、先端部が上方へ揺動した開放状態にすると、画像読取部200のコンタクトガラス201上に原稿を載置できるようになる。そして、コンタクトガラス201上に原稿を載置した状態で、圧板300を図の矢印A方向とは反対方向に回動させることにより、圧板300によって原稿を押さえることができる。
また、図3に示すように、上カバー101と前カバー103は、それぞれ支軸150,160を中心に回動可能に構成されている。上カバー101を、略水平状に配設された閉鎖状態から図の矢印B方向に回動させ、先端部が上方へ揺動した開放状態にすると、装置本体100の上部が開放される。この状態で、装置本体100の上方からプロセスユニット1Y,1M,1C,1Bkを取り出して交換することが可能となる。また、前カバー103を、略鉛直状に配設された閉鎖状態から図の矢印C方向に回動させ、先端部が前方へ揺動した開放状態にすることにより、装置本体100の正面部が開放される。このようにすることで、装置本体100の正面側から紙詰まりの処理や、廃トナー収容器14の交換が可能となる。
また、上カバー101と圧板300は同方向に回動可能に構成されている。すなわち、上カバー101と圧板300は、いずれも支軸150,350が同じ端部側(図2の左端部側)に配設されており、反対側の端部(先端部)が同じ方向へ揺動可能に構成されている。このような構成の場合、図10〜図12を用いて先に説明したが、上カバー101を、特に、略鉛直状となるまで回動させた場合に(図3に示す状態)、圧板300が不意に回動しないようにする対策が必要である。そのため、本発明に係る画像形成装置では、下記のような対策を講じている。
以下、図4と図5に基づき、本発明の第1実施形態の構成について説明する。
図4は、上カバー101と圧板300を共に閉じた状態の図、図5は、上カバー101のみ開いた状態の図である。
本発明の第1実施形態では、圧板300の揺動する先端部側に、磁性体である磁石22が設けられている。一方、上カバー101の揺動する先端部側には、圧板300に設けられた磁石22と磁力によって吸着可能な金属体23が設けられている。この金属体23は、上カバー101に設けられた可動手段24によって移動するように構成されている。これにより、磁石22と金属体23との互いの相対的距離を変化させることができるようになっている。
具体的に、可動手段24は、金属体23を磁石22に接近させる方向へ付勢する付勢手段としての圧縮バネ25と、上カバー101の回動に連動して金属体23を磁石22に対して接離可能に移動させる連動手段としてのリンク機構26とを有している。リンク機構26は、金属体23を保持する第1のリンク部材27と、第1のリンク部材27に連動連結された第2のリンク部材28とで構成されている。
詳しくは、第1のリンク部材27は、その長手方向の中央部に設けられた支軸29を中心に回動可能に構成されており、一端部側で金属体23を保持し、他端部側で第2のリンク部材28と連結されている。また、金属体23は、第1のリンク部材27に対して支軸30を介して回動可能に保持されており、第1のリンク部材27と第2のリンク部材28も支軸31を介して回動可能に連結されている。
第2のリンク部材28は、その長手方向にスライド移動可能に構成されている。具体的には、第2のリンク部材28に、長手方向に延びるガイド溝32が設けられており、このガイド溝32に、上カバー101に設けられた凸状のガイド部33が挿入されている。そして、第2のリンク部材28が、ガイド部33に沿って移動することで、第2のリンク部材28は、上カバー101の底面101aと交差又は直交する方向に移動可能となっている。
図4に示すように、上カバー101を閉じた状態では、金属体23が、リンク機構26により圧縮バネ25の付勢力に抗して磁石22から離間した状態で保持される。この場合、第1のリンク部材27は、圧縮バネ25の付勢力によって図の反時計回りに回動する方向の力を受け、これに伴い、第2のリンク部材28が図の下方へ移動する方向の力を受ける。しかしながら、第2のリンク部材28は、その下端部において装置本体100の上面に当接しているので、それ以上の下方への移動が規制される。これにより、金属体23は磁石22から離間した状態で保持される。
このように、上カバー101を閉じた状態では、金属体23が磁石22から離間した状態で保持されることで、金属体23と磁石22との間で磁力による吸着力がほとんど生じない。このため、図4に示す状態から圧板300を開く際、磁力による負荷をほとんど受けることなく圧板300を操作性良く開けることができる。
一方、図5に示すように、上カバー101を開くと、装置本体100に対する第2のリンク部材28の当接が解除されるため、第2のリンク部材28が、圧縮バネ25の付勢力により、上カバー101の底面101aから図の矢印D方向に突出する。その結果、第1のリンク部材27が、図の反時計回りに回動し、金属体23が磁石22に接近した状態で保持される。
これにより、金属体23と磁石22との間で磁力による吸着力が発生し、この吸着力によって圧板300は上カバー101に対して閉じた状態で保持される。このように、第1実施形態の構成によれば、上カバー101を略鉛直状となるまで回動させた場合であっても、金属体23と磁石22との間で生じる吸着力により、圧板300が上カバー101に対して不意に開くのを抑制することができる。
また、図5に示す状態から、再び上カバー101を閉じた場合は、上カバー101の底面101aから突出した第2のリンク部材28の端部が装置本体100に当接することで、第1のリンク部材27が図の時計回りに回動する。これにより、金属体23が圧縮バネ25の付勢方向とは反対方向に移動せしめられ、図4に示すように、金属体23が磁石22から離間した状態に戻される。
次に、図6と図7に基づき、本発明の第2実施形態の構成について説明する。
なお、図6は、上カバー101と圧板300を共に閉じた状態の図、図7は、上カバー101のみ開いた状態の図である。
本発明の第2実施形態では、上記第1実施形態と同様に、圧板300に磁石22を設け、上カバー101に金属体23を設けているが、金属体23を磁石22に対して接離可能に移動させる可動手段24の構成が第1実施形態とは異なる。
具体的に、第2実施形態では、可動手段24として、金属体23を磁石22に対して離間させる方向へ付勢する付勢手段としての引張バネ40と、上カバー101の回動に連動して金属体23を移動させる連動手段としてのリンク機構26とを有している。また、本実施形態では、リンク機構26として、金属体23に接続された可撓性を有する線材であるワイヤー34と、ワイヤー34に接続されたリンク部材35とを用いている。ワイヤー34は、その一端部が金属体23と接続され、他端部がリンク部材35の先端部に接続されている。本実施形態では、ワイヤー34を回転可能なプーリー36に掛け渡して支持しているが、プーリー36に代えて、回転しない支持部によってワイヤー34を支持することも可能である。
リンク部材35の基端部(ワイヤー34が接続された端部とは反対側の端部)は、装置本体100に対して支軸37を中心に回動可能に設けられている。一方、リンク部材35の先端部には、凸状のガイド部38が設けられている。このガイド部38は、上カバー101に設けられたガイド溝39に挿入されている。これにより、リンク部材35の先端部は、ガイド溝39に沿ってスライド移動可能となっている。なお、第2実施形態において、その他の構成は、上記体1実施形態と基本的に同様である。
図6に示すように、上カバー101を閉じた状態では、金属体23が、引張バネ40の付勢力により磁石22から離間した位置に保持されている。この状態では、金属体23と磁石22との間で磁力による吸着力がほとんど生じないので、圧板300を開く際、磁力による負荷をほとんど受けることなく圧板300を操作性良く開けることができる。
一方、図7に示すように、上カバー101を開くと、リンク部材35が図の反時計回りに回動しつつ、先端部がガイド溝39に沿って上カバー101の支軸150に近づく方向へスライド移動する。このリンク部材35の回動及びスライド移動に伴って、ワイヤー34が引張バネ40の付勢力に抗して金属体23を図の矢印E方向に引っ張る。これにより、金属体23が、引張バネ40の付勢方向とは反対方向に移動せしめられ、磁石22に接近した位置で保持される。その結果、金属体23と磁石22との間で磁力による吸着力が発生する状態となり、圧板300が上カバー101に対して不意に開くのが抑制される。
また、図7に示す状態から、再び上カバー101を閉じた場合は、図6に示すように、リンク部材35が図の時計回りに回動しつつ、先端部が上記とは反対方向(上カバー101の支軸150から遠ざかる方向)へスライド移動する。これにより、ワイヤー34による引っ張り力が緩められ、金属体23が引張バネ40によって磁石22から離間した状態に戻される。
続いて、図8と図9に基づき、本発明の第3実施形態の構成について説明する。
なお、図8は、上カバー101と圧板300を共に閉じた状態の図、図9は、上カバー101のみ開いた状態の図である。
本発明の第3実施形態では、上記各実施形態と同様に、圧板300に磁石22を設け、上カバー101に金属体23を設けているが、金属体23を移動させる可動手段24の構成が各実施形態とは異なる。
具体的に、第3実施形態では、可動手段24として、金属体23を磁石22に対して接近させる方向へ付勢する付勢手段としての引張バネ43と、上カバー101の回動に連動して金属体23を磁石22に対して接離可能に移動させる連動手段としてのリンク機構26とを有している。また、本実施形態では、リンク機構26として、金属体23を保持する第1のリンク部材41と、第1のリンク部材41と当接可能に構成された第2のリンク部材42とで構成されている。
詳しくは、第1のリンク部材41は、その長手方向の中央部に設けられた支軸44を中心に回動可能に構成されており、一端部側で金属体23を保持し、他端部側で第2のリンク部材28と当接するようになっている。
第2のリンク部材42の基端部(第1のリンク部材27と当接する端部とは反対側の端部)は、上カバー101に対して支軸45を中心に回動可能に設けられている。一方、第2のリンク部材42の先端部には、凸状のガイド部46が設けられている。このガイド部46は、装置本体100に設けられたガイド溝47に挿入されている。これにより、第2のリンク部材42の先端部は、ガイド溝47に沿ってスライド移動可能となっている。なお、第3実施形態において、上記説明した以外の構成は、上記各実施形態と基本的に同様である。
図8に示すように、上カバー101を閉じた状態では、金属体23が、第1のリンク部材41と第2のリンク部材42との当接により、引張バネ43の付勢力に抗して磁石22から離間した状態で保持される。この状態では、金属体23と磁石22との間で磁力による吸着力がほとんど生じないので、圧板300を開く際、磁力による負荷をほとんど受けることなく圧板300を操作性良く開けることができる。
一方、図9に示すように、上カバー101を開くと、第2のリンク部材42が図の時計回りに回動しつつ、先端部がガイド溝47に沿って上カバー101の支軸150に近づく方向へスライド移動する。また、この第2のリンク部材42の回動及びスライド移動によって、第2のリンク部材42と第1のリンク部材41との当接が解除される。これにより、第1のリンク部材41が、引張バネ43の付勢力によって図の矢印F方向に回動し、金属体23が磁石22に接近した位置で保持される。その結果、金属体23と磁石22との間で磁力による吸着力が発生する状態となり、圧板300が上カバー101に対して不意に開くのが抑制される。
また、図9に示す状態から、再び上カバー101を閉じた場合は、図8に示すように、第2のリンク部材42が図の時計回りに回動しつつ、先端部が上記とは反対方向(上カバー101の支軸150から遠ざかる方向)へスライド移動する。これにより、第2のリンク部材42の先端部が第1のリンク部材41に当接し、第1のリンク部材41が引張バネ43の付勢力に抗して図の反時計回りに回動する。その結果、金属体23が、引張バネ43の付勢方向とは反対方向に移動せしめられ、磁石22から離間した状態に戻される。
以上のように、本発明によれば、圧板300を閉じたまま上カバー101を開いても、磁石22と金属体23との間の吸着力により、圧板300を閉じた状態で保持することができる。これにより、上カバー101を開いた際に、圧板300が不意に回動するのを抑制することができる。しかも、本発明の構成では、圧板300を吸着保持した状態で、無理な力が作用して圧板300が開いたとしても、従来のロック爪を設けた構成のように破損する虞がない。このように、本発明によれば、破損の虞が少なく、メンテナンス性に優れた画像形成装置を提供することが可能である。
また、上カバー101を閉じた状態では、磁石22と金属体23とを離間させ、吸着力がほとんど生じない状態とすることで、圧板300の開放操作時の操作性を確保することができる。さらに、上記実施形態のように、磁石22と金属体23との接離動作を、上カバー101の開閉操作と連動して行うようにすることで、操作性を向上させることができる。その場合、上記実施形態のようなリンク機構26を設けることで、磁石22と金属体23との接離動作を確実に行うことができる。特に、図6及び図7に示す実施形態のように、リンク機構26としてワイヤー34を用いた場合は、狭小スペースにもリンク機構26を配設することができるため、部品配置レイアウトの自由度が上がると共に、装置の小型化にも寄与できる。
ところで、従来のような部材同士の係止によるロック機構を、回動軸近傍に設けると、上カバーを略鉛直状に開いた場合に、ロック機構のガタによって圧板の先端部が多少開いてしまい、外観品質を損ねるといった問題がある。また、この問題を解消するために、ロック機構を圧板の先端部側に設ける対応策もあるが、この場合、圧板を開いた際に、ロック機構を構成するフック状の部材やこれと嵌合する部材が見える状態となるため、やはり外観品質の観点から好ましくない。
これに対し、本発明の構成では、上記のようなロック機構のガタは必要ないため、上カバー101を開いた状態でも、圧板300を確実に閉じた状態で保持することが可能である。また、本発明の構成の場合、ロック機構を装置外に露出させることなく構成することができる。すなわち、本発明によれば、外観品質の向上も図れるようになる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。例えば、本発明を適用する画像形成装置としては、プリンタ、複写機、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等を用いることができる。また、本発明を適用する画像形成装置の作像方式は、上記のような電子写真方式に限らない。インクジェット方式等の任意の作像方式の装置にも本発明を適用可能である。
また、上述の実施形態では、磁石22を圧板300に設け、金属体23を上カバー101に設けているが、反対に、磁石22を上カバー101に設け、金属体23を圧板300に設けてもよい。あるいは、圧板300と上カバー101の両方に、互いに吸着可能な磁石を設けることも可能である。
また、上述の実施形態では、固定された磁石22に対して金属体23を移動させることにより、互いの相対的距離を変化させるように構成しているが、反対に、金属体23を固定して、磁石22を移動させるように構成してもよい。また、磁石22と金属体23の両方を移動させて、互いの相対的距離を変化させるようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、装置本体の上部に設けられると共に、装置本体に対して第1の支軸を中心に先端部が上方へ回動可能に構成された第1の回動部材として、上カバー101を設け、前記第1の回動部材の上部に設けられると共に、第1の回動部材に対して第2の支軸を中心に第1の回動部材と同方向に回動可能に構成された第2の回動部材として、圧板300を設けた画像形成装置に対して、本発明を適用した場合を例に説明したが、本発明の構成はこれに限定されるものではない。第1の回動部材や第2の回動部材として、他の部材を適用した場合も、上記と同様の作用・効果を奏することが可能である。
22 磁石
23 金属体
24 可動手段
25 圧縮バネ(付勢手段)
26 リンク機構(連動手段)
27 第1のリンク部材
28 第2のリンク部材
34 ワイヤー(線材)
35 リンク部材
40 引張バネ(付勢手段)
41 第1のリンク部材
42 第2のリンク部材
43 引張バネ(付勢手段)
100 装置本体
101 上カバー(第1の回動部材)
300 圧板(第2の回動部材)
特開2009−38787号公報

Claims (8)

  1. 装置本体の上部に設けられると共に、装置本体に対して第1の支軸を中心に先端部が上方へ回動可能に構成された第1の回動部材と、
    前記第1の回動部材の上部に設けられると共に、第1の回動部材に対して第2の支軸を中心に第1の回動部材と同方向に回動可能に構成された第2の回動部材とを備える画像形成装置において、
    前記第1の回動部材と前記第2の回動部材のうちの一方に磁性体を設けると共に、他方に、前記磁性体と吸着可能な金属体又は磁性体を設け、
    前記第1の回動部材を上方へ回動させた状態で、前記磁性体とこれと吸着可能な前記金属体又は前記磁性体とが互いに接近するように構成したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1の回動部材を上方へ回動させない状態では、前記磁性体とこれと吸着可能な前記金属体又は前記磁性体とが互いに離間するように構成した請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記磁性体とこれと吸着可能な前記金属体又は前記磁性体のうちの少なくとも一方を移動させて、互いの相対的距離を変化させる可動手段を備えた請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記可動手段は、前記磁性体とこれと吸着可能な前記金属体又は前記磁性体のうちの少なくとも一方を一方向に付勢する付勢手段と、
    前記第1の回動部材の回動に連動して、前記付勢手段によって付勢される前記磁性体又は前記金属体を付勢方向とは反対方向に移動させる連動手段とを有する請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記連動手段は、前記第1の回動部材の回動に伴って前記装置本体に当接することで、前記付勢手段によって付勢される前記磁性体又は前記金属体を付勢方向とは反対方向に移動させるリンク部材を有する請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記連動手段は、前記第1の回動部材の回動に伴って、前記付勢手段によって付勢される前記磁性体又は前記金属体を付勢方向とは反対方向に引っ張る線材を有する請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 前記連動手段は、前記付勢手段によって付勢される前記磁性体又は前記金属体を保持すると共に、回動可能に構成された第1のリンク部材と、
    前記第1の回動部材の回動に伴って前記第1のリンク部材に当接して、前記磁性体又は前記金属体を付勢方向とは反対方向に移動させるように前記第1のリンク部材を回動させる第2のリンク部材とを有する請求項4に記載の画像形成装置。
  8. 前記第1の回動部材は、画像読取部が設けられた上カバーであり、
    前記第2の回動部材は、原稿押さえ部材である請求項1から7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
JP2012274658A 2012-12-17 2012-12-17 画像形成装置 Pending JP2014119601A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012274658A JP2014119601A (ja) 2012-12-17 2012-12-17 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012274658A JP2014119601A (ja) 2012-12-17 2012-12-17 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014119601A true JP2014119601A (ja) 2014-06-30

Family

ID=51174486

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012274658A Pending JP2014119601A (ja) 2012-12-17 2012-12-17 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014119601A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018105915A (ja) * 2016-12-22 2018-07-05 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 ロック装置及び画像形成装置
JP2020170167A (ja) * 2019-04-10 2020-10-15 キヤノン株式会社 画像形成装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63231459A (ja) * 1987-03-20 1988-09-27 Sharp Corp 複写機
JP2007065066A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Ricoh Printing Systems Ltd 画像形成装置
JP2007225795A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 Oki Data Corp 画像処理装置及び複合装置
JP2012028941A (ja) * 2010-07-21 2012-02-09 Sharp Corp 画像処理装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63231459A (ja) * 1987-03-20 1988-09-27 Sharp Corp 複写機
JP2007065066A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Ricoh Printing Systems Ltd 画像形成装置
JP2007225795A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 Oki Data Corp 画像処理装置及び複合装置
JP2012028941A (ja) * 2010-07-21 2012-02-09 Sharp Corp 画像処理装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018105915A (ja) * 2016-12-22 2018-07-05 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 ロック装置及び画像形成装置
JP2020170167A (ja) * 2019-04-10 2020-10-15 キヤノン株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5910937B2 (ja) 原稿搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置
JP4509169B2 (ja) 画像形成装置
US7731170B2 (en) Open/close mechanism for paper tray for use in image forming apparatus
JP2007240834A (ja) 画像形成装置
JP4765431B2 (ja) 画像形成装置
US8028991B2 (en) Image forming apparatus
JP2009069674A (ja) 画像形成装置及び規制部材
JP6132133B2 (ja) ユニット落下防止機構及び画像形成装置
US9977375B2 (en) Image forming device
JP6338014B2 (ja) 画像形成装置
JP2014119601A (ja) 画像形成装置
JP2014163956A (ja) 画像形成装置
US8965232B2 (en) Positioning device to position a first member relative to a second member and image forming apparatus incorporating same
JP2007121858A (ja) ロック装置及び画像形成装置
JP5690782B2 (ja) シート搬送装置、およびこれを備える画像形成装置
JP2006284805A (ja) カバー開閉機構および画像形成装置
JP5591572B2 (ja) 媒体搬送装置及び画像形成装置
JP5483017B2 (ja) ベルト装置及び画像形成装置
JP5768500B2 (ja) 画像形成装置
JP5961729B2 (ja) 給紙装置、およびこれを備えた画像読取装置、画像形成装置
JP2006234855A (ja) 画像形成装置
JP2005234333A (ja) 画像形成装置
JP2022069774A (ja) 画像形成装置
JP2021076769A (ja) 開閉装置、画像形成装置
US9329568B1 (en) Developing device and image forming apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160822

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170301