JP2012028941A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿押さえ部を装置本体に固定するためのユーザーの手動操作を無くして、ユーザーの利便性を向上しつつ、ユーザーが原稿押さえ部の装置本体への固定を忘れても確実に原稿押さえ部が固定されるようにして、運搬時の支障や原稿押さえ部の破損を回避する。
【解決手段】原稿を押さえる開閉可能な原稿押さえ部13を備え、使用時には装置本体10を設置面上に設置し、運搬時には設置面から離して運搬する画像処理装置1であって、装置本体10を設置面から離すことによって原稿押さえ部13を閉状態に保持し、装置本体10を設置面上に設置することによって原稿押さえ部13の閉状態を解除するロック機構部50を備えている。
【選択図】図4

Description

本発明は、複写機、複合機、ファクシミリ、イメージスキャナなどの画像処理装置に関し、さらに詳しくは、原稿を押さえる原稿押さえ部を有する画像処理装置に関する。
複写機、複合機、ファクシミリ、イメージスキャナなどの画像処理装置は、装置本体を所定の場所に設置して使用するものもあるが、小型軽量化により、持ち運び可能なものも存在する。このような持ち運び可能な画像処理装置にあっては、装置本体を机やテーブル等の載置面上に平らに置いた横置き状態から、縦に起こして自由に持ち運びできるように、装置本体に把手を設けたいわゆるポータブル型の画像処理装置が知られている。
ポータブル型の画像処理装置においては、装置本体を縦にした状態で運搬するので、原稿押さえ部が固定されていないと、原稿押さえ部が開いて、運搬に支障を来したり、原稿押さえ部が何かにぶつかって破損する等の虞がある。そのため、原稿押さえ部が不用意に開かないように装置本体に固定することが従来から行われている。
このような従来のポータブル型の画像処理装置において、原稿押さえ部を固定して、運搬時に原稿押さえ部が開くことを防止するものとして、以下の特許文献1〜3記載のものがある。
特許文献1に記載の画像処理装置は、画像処理装置の給紙トレイに係止部を設け、持ち運び時にこの係止部を原稿押さえ部に係合させることで、原稿押さえ部が開くことを防止している。また、画像処理装置の使用時には、給紙トレイの係止部を指で起こすことで、原稿押さえ部の装置本体への固定を解除するようになっている。
また、特許文献2に記載の画像処理装置は、画像処理装置の原稿押さえ部に設けられたロック部を、持ち運びの際に手動で操作することで、原稿押さえ部が開くことを防止している。また、画像処理装置の使用時には、原稿押さえ部に設けられたロック部を固定時とは逆に手動で操作することで、原稿押さえ部の装置本体への固定を解除するようになっている。
また、特許文献3に記載の画像処理装置は、持ち運び時に、係止部を備えた原稿押さえ部を、弾性部材の反力に抗して装置本体側に押すと、係止部が装置本体に係合して、原稿押さえ部が開くことを防止している。また、画像処理装置の使用時には、原稿押さえ部の上面側に突出した係止部の一部を指で押すことにより、係止部が回転して、原稿押さえ部の装置本体への固定が解除できるようになっている。
さらに、ポータブル型の画像処理装置ではないが、原稿押さえ部材を固定して、原稿押さえ部材の開放を防止するものとして、次の特許文献4〜6記載のものがある。
特許文献4に記載の画像処理装置は、原稿押さえ部材に設けられたロック部を手動で操作することで、原稿押さえ部材が開くことを防止している。また、画像処理装置の使用時には、手動でロック部を固定時とは逆に操作することで、原稿押さえ部の装置本体への固定を解除できるようになっている。
また、特許文献5に記載の画像処理装置は、装置本体側に設けられたロック部を手動で操作することで、原稿押さえ部材が開くことを防止している。また、画像処理装置の使用時には、ロック部を固定時とは逆に手動で操作することで、原稿押さえ部の装置本体への固定を解除できるようになっている。
また、特許文献6に記載の画像処理装置は、原稿押さえ部材を一定角度以上開くと、原稿押さえ部材を開方向に付勢して、原稿押さえ部材を開いた状態に保持し、原稿押さえ部材を一定角度以下まで閉じると、原稿押さえ部材を閉方向に付勢して、原稿押さえ部材を閉じた状態に保持するように構成されている。
特開平1−288555号公報 特開昭63−265237号公報 実開昭62−23967号公報 特開平9−15757号公報 特開2008−60983号公報 特開平8−101466号公報
特許文献1ないし特許文献5記載の画像処理装置では、原稿押さえ部の装置本体への固定、及び原稿押さえ部の固定の解除に際し、手動で係止部を操作する必要があることから、ユーザーの利便性を損なっていた。すなわち、ユーザーが、原稿押さえ部の装置本体への固定を忘れて画像処理装置を持ち運んだ場合には、原稿押さえ部が勝手に開いて何かにぶつかり、破損する虞があるといった問題が依然として残されていた。
また、特許文献6に記載の画像処理装置では、原稿押さえ部の開閉を防止する構造が、原稿押さえ部を一定角度以上開いたときに原稿押さえ部を開方向に付勢し、かつ、原稿押さえ部を一定角度以下まで閉じたときに原稿押さえ部を閉方向に付勢するものであるが、このような構造は複雑であると共に精密性が要求され、コストが高くなるといった問題があった。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたものであり、その目的は、原稿押さえ部を装置本体に固定するためのユーザーの手動操作を無くして、ユーザーの利便性を向上しつつ、ユーザーが原稿押さえ部の装置本体への固定を忘れても確実に原稿押さえ部が固定されるようにして、運搬時の支障や原稿押さえ部の破損を回避することができると共に、簡素で安価な構成で原稿押さえ部を必要なときのみ確実に閉状態で固定することのできる画像処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の画像処理装置は、原稿を押さえる開閉可能な原稿押さえ部を備え、使用時には装置本体を設置面上に設置し、運搬時には前記設置面から離して運搬する画像処理装置であって、前記装置本体を前記設置面から離すことによって前記原稿押さえ部を閉状態に保持し、前記装置本体を前記設置面上に設置することによって前記原稿押さえ部の前記閉状態を解除するロック機構部を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、画像処理装置の持ち運び時や、持ち運び後の使用時に際して、原稿押さえ部を装置本体に対して係合(閉状態に保持)または係合解除(閉状態を解除)するためのユーザーの手動操作を無くすことができるため、ユーザーの利便性を向上することができる。また、画像処理装置の運搬に際して、ユーザーが原稿押さえ部の装置本体への係合(固定)を忘れてしまうといった事態も発生せず、確実に原稿押さえ部が装置本体に係合(固定)されるので、運搬への支障や運搬時に原稿押さえ部が突然開くことによる破損等を回避することができる。
また、本発明の画像処理装置によれば、前記ロック機構部は、前記原稿押さえ部に設けられた第1係合部と、前記装置本体に設けられた係合手段とからなり、前記係合手段は、前記第1係合部に係合して前記原稿押さえ部を閉状態に保持する第2係合部と、前記装置本体から退出可能に設けられて前記設置面に当接する駆動部と、前記駆動部の退出動作を前記第2係合部による前記第1係合部への係合及び解除動作に連動させる連動部とを備えた構成としている。
このように、第2係合手段を、第1係合部と係合する第2係合部と、設置面に当接する駆動部と、第2係合部と駆動部とを連動させる連動部とで構成したので、原稿押さえ部を装置本体に対して自動的に係合(固定)または係合解除(固定解除)する機構構造を、簡単な構成で実現することができる。
また、本発明の画像処理装置によれば、前記係合手段は、前記駆動部を前記装置本体から突出するように付勢する付勢部を備え、前記駆動部は、前記装置本体が前記設置面上に設置されているときには前記付勢部の付勢力に対抗して前記装置本体内に退没し、前記装置本体が前記設置面から離れたときには前記付勢部の付勢力によって前記装置本体から突出する構成としている。
また、本発明の画像処理装置によれば、前記連動部は、前記駆動部が前記装置本体から突出しているときには前記第1係合部に係合する位置に前記第2係合部を移動させ、前記駆動部が前記装置本体内に退没しているときには前記第1係合部への係合を解除する位置に前記第2係合部を移動させる構成としている。
すなわち、駆動部の装置本体からの出退動作が、装置本体を設置面に載置する動作と、設置面から持ち上げる動作とに連動し、その駆動部の出退動作を第2係合部の係合及び係合解除動作に連動させることで、画像処理装置を載置面上から持ち上げて運搬するときには、原稿押さえ部を確実に装置本体に係合(固定)し、運搬後に載置面上に再び載置した時点で、原稿押さえ部の係合(固定)を確実に解除することができる。これにより、原稿押さえ部の装置本体への係合(固定)及び係合解除(固定解除)のためのユーザーによる手動操作を無くすことができ、ユーザーにとって利便性に優れた画像処理装置とすることができる。
また、本発明の画像処理装置によれば、前記第1係合部を磁石、または、板金で構成し、前記第2係合部を前記磁石に吸着される板金または前記磁石と逆極性の磁石、または、前記板金を吸着する磁石で構成する。すなわち、第1係合部が磁石である場合には、第2係合部を前記磁石に吸着される板金または前記磁石と逆極性の磁石とする。また、第1係合部が板金である場合には、第2係合部を前記板金を吸着する磁石とする。このような組み合わせにより、第1係合部と第2係合部との係合、係合解除を確実に行うことができる。
また、本発明の画像処理装置によれば、前記第1係合部は、前記原稿押さえ部の原稿押さえ面に沿って固定配置され、前記第2係合部は、前記装置本体の前記原稿押さえ面と対向する原稿載置面に沿って配置されるとともに、前記原稿載置面に対して直交方向に上下動可能または上下回動可能に設けられ、前記連動部は、前記駆動部が前記装置本体から突出しているときには前記第1係合部と前記第2係合部とが吸着して係合するように前記第2係合部を上方に移動または回動させ、前記駆動部が前記装置本体内に退没しているときには前記第1係合部と前記第2係合部との吸着による係合が解除されるように前記第2係合部を下方に移動または回動させる構成としている。
すなわち、本発明では、連動部は、駆動部の上下方向の動きを、第2係合部の上下方向の動きに変換している。つまり、駆動部と第2係合部の動き方向が同じ上下方向であるため、連動部を比較的簡単な構成で実現することができる。
また、本発明の画像処理装置によれば、前記第1係合部は、前記原稿押さえ部の原稿押さえ面に沿って固定配置され、前記係合手段の前記第2係合部は、前記装置本体の前記原稿押さえ面と対向する原稿載置面に沿って配置されるとともに、前記原稿載置面に沿って横方向に移動可能に設けられ、前記連動部は、前記駆動部が前記装置本体から突出しているときには前記第1係合部と前記第2係合部とが吸着して係合するように前記第2係合部を前記第1係合部に対向する位置まで横方向に移動させ、前記駆動部が前記装置本体内に退没しているときには前記第1係合部と前記第2係合部との吸着による係合が解除されるように前記第2係合部を前記第1係合部に対向する位置から外れるように横方向に移動させる構成としている。
すなわち、本発明では、連動部によって、駆動部の上下方向の動きを第2係合部の横方向の動きに変換している。これにより、装置本体内に上下方向(すなわち、高さ方向)のスペースが少ない場合であっても、本発明のロック機構部を配置することができ、しかも、第2係合部を第1係合部に対して係合位置と係合解除位置とに確実に移動させることができる。
また、本発明の画像処理装置によれば、前記第1係合部を、前記原稿押さえ部の下面から下方に突出し、側面に開口部を有する係止凸部で構成し、前記第2係合部を、前記開口部から前記係止凹部の内部に挿入係止される係止爪で構成してもよい。このような係止爪による係止構造とすることで、磁石を用いる場合に比べて、原稿押さえ部の装置本体への係合(固定)及び係合解除(固定解除)をより確実に行うことができる。すなわち、磁着といった磁気作用を利用した固定ではなく、係止爪を係止凸部内に挿入係止するという直接的な係止構造であるため、原稿押さえ部の装置本体への係合(固定)及び係合解除(固定解除)をより確実に行うことが可能となる。
また、本発明の画像処理装置によれば、前記係合凸部は、前記原稿押さえ部の原稿押さえ面に設けられ、前記係止爪は、前記装置本体の前記原稿押さえ面と対向する原稿載置面に沿って配置されるとともに、前記原稿載置面に沿って横方向に移動可能に設けられ、前記連動部は、前記駆動部が前記装置本体から突出しているときには前記係合凸部の内部に挿入係止される位置に前記係止爪を移動させ、前記駆動部が前記装置本体内に退没しているときには前記係合凸部内から退出する位置に前記係止爪を移動させる構成としてもよい。
すなわち、本発明では、連動部によって、駆動部の上下方向の動きを係止爪の横方向の動きに変換している。これにより、装置本体内に上下方向(すなわち、高さ方向)のスペースが少ない場合であっても、本発明のロック機構部を配置することができ、しかも、第2係合部を第1係合部に対して係合位置と係合解除位置とに確実に移動させることができる。
また、本発明の画像処理装置によれば、前記原稿押さえ部は、装置本体の奥側を支持点として手前側を開放するように設けられ、前記第1係合部は、前記原稿押さえ部の手前側に配置され、前記係合手段は、前記装置本体の手前側の原稿載置面下部に配置されている。
本発明によれば、原稿押さえ部を係合及び係合解除するロック機構部を、原稿押さえ部の手前側(開放側)に配置しているので、原稿押え部のヒンジ側に配置する場合に比べて、原稿押え部に大きな荷重がかからず、構造も簡単なものとすることができる。また、ロック機構部原稿押さえ部の開放側に配置しても、原稿押え部を開放して原稿をセットしたり除去したりする作業の邪魔になることはない。
また、本発明の画像処理装置によれば、前記ロック機構部は、前記原稿押さえ部及び前記装置本体の手前側の左右両側に一対設けた構成としている。このように、左右一対設けることで、ロック自体も安定し、持ち運び時に不足にロックが外れるといった事態の発生も防止することができる。また、左右両側に設けているので、原稿押え部を開放して原稿をセットしたり除去したりする作業の邪魔になることはない。
本発明は上記のように構成したので、画像処理装置の持ち運び時や、持ち運び後の使用時に際して、原稿押さえ部を装置本体に対して係合または係合解除するためのユーザーの手動操作を無くすことができるため、ユーザーの利便性を向上することができる。また、画像処理装置の運搬に際して、ユーザーが原稿押さえ部の装置本体への係合を忘れてしまうといった事態も発生せず、確実に原稿押さえ部が装置本体に係合されるので、運搬への支障や運搬時に原稿押さえ部が突然開くことによる破損等を回避することができる。
本発明の画像処理装置が適用されるポータブル型の画像処理装置の平面図である。 原稿押さえ部を閉じた状態の斜視図である。 原稿押さえ部を開いた状態の側面図である。 図1のA−A線概略断面図である。 具体例1のロック機構部の構成を示す正面から見た概略断面図である。 具体例1のロック機構部の構成を示す正面から見た概略断面図である。 具体例2のロック機構部の構成を示す正面から見た概略断面図である。 具体例2のロック機構部の構成を示す正面から見た概略断面図である。 具体例3のロック機構部の構成を示す正面から見た概略断面図である。 具体例3のロック機構部の構成を示す正面から見た概略断面図である。 具体例4のロック機構部の構成を示す正面から見た概略断面図である。 具体例4のロック機構部の構成を示す正面から見た概略断面図である。 具体例5のロック機構部の構成を示す正面から見た概略断面図である。 具体例5のロック機構部の構成を示す上面から見た概略平面図である。 具体例5のロック機構部の構成を示す正面から見た概略断面図である。 具体例5のロック機構部の構成を示す上面から見た概略平面図である。 具体例6のロック機構部の構成を示す正面から見た概略断面図である。 具体例6のロック機構部の構成を示す側面から見た概略断面図である。 具体例6のロック機構部の構成を示す上面から見た概略平面図である。 具体例6のロック機構部の構成を示す正面から見た概略断面図である。 具体例6のロック機構部の構成を示す側面から見た概略断面図である。 具体例6のロック機構部の構成を示す上面から見た概略平面図である。 具体例7のロック機構部の構成を示す正面から見た概略断面図である。 具体例7のロック機構部の構成を示す正面から見た概略断面図である。 具体例8のロック機構部の構成を示す正面から見た概略断面図である。 具体例8のロック機構部の構成を示す正面から見た概略断面図である。 具体例9のロック機構部の構成を示す正面から見た概略断面図である。 具体例9のロック機構部の構成を示す正面から見た概略断面図である。 具体例10のロック機構部の構成を示す正面から見た概略断面図である。 具体例10のロック機構部の構成を示す正面から見た概略断面図である。 具体例10のロック機構部の構成を示す上面から見た概略平面図である。 具体例11のロック機構部の構成を示す正面から見た概略断面図である。 具体例11のロック機構部の構成を示す上面から見た概略平面図である。 具体例11のロック機構部の構成を示す正面から見た概略断面図である。 具体例11のロック機構部の構成を示す上面から見た概略平面図である。 具体例12のロック機構部の構成を示す正面から見た概略断面図である。 具体例12のロック機構部の構成を示す側面から見た概略断面図である。 具体例12のロック機構部の構成を示す上面から見た概略平面図である。 具体例12のロック機構部の構成を示す正面から見た概略断面図である。 具体例12のロック機構部の構成を示す側面から見た概略断面図である。 具体例12のロック機構部の構成を示す上面から見た概略平面図である。 具体例13のロック機構部の構成を示す正面から見た概略断面図である。 具体例13のロック機構部の構成を示す正面から見た概略断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の画像処理装置が適用されるポータブル型の画像処理装置の平面図、図2は、原稿押さえ部を閉じた状態の斜視図、図3は、原稿押さえ部を開いた状態の側面図、図4は、図1のA−A線概略断面図(ただし、各トレイは開いた状態としている。)である。
この画像処理装置1は、画像処理装置本体(以下単に「装置本体」という。)10の原稿台11上の原稿読み取りエリア(プラテンガラス)12に載置された原稿を上方から押さえる原稿押さえ板(原稿押さえ部)13を備えている。原稿押さえ板13は、装置本体10の奥側(図1ないし図3では左側)が左右一対のヒンジ部14によって装置本体10に連結されており、このヒンジ部14を回動支点として開閉可能に設けられている。
また、装置本体10の正面16には、操作パネル17とともに、記録用紙をセットするための手指しトレイ18が折り畳み可能(装置本体10に対して開閉可能)に設けられており、装置本体10の背面19には、排紙トレイ20が折り畳み可能(装置本体10に対して開閉可能)に設けられている。
また、本実施形態の画像処理装置1はポータブル型であるため、装置本体10の背面19に、画像処理装置1を持ち運ぶための把手22が、排紙トレイ20を跨ぐようにして設けられている。
手指しトレイ18及び排紙トレイ20は、図2及び図3に示す折り畳んだ状態(閉じた状態)において、その姿勢を維持するための図示しない簡単なロック機構(手で少し強く引っ張るとロックが外れて開く程度の強さのロック機構)を備えており、把持22を持って画像処理装置1を縦になるように持ち上げたとき、下側となる手指しトレイ18が自重によって不測に開かないようになっている。また、装置本体10の正面16側が持ち上がるような姿勢になった場合にも、背面19側の排紙トレイ20が不測に開かないようになっている。
装置本体10の内部には、図4に示すように、原稿台11の下部に図示しないCCDや密着センサ、各種レンズやレーザユニットなどで構成される画像読み取り部(光学系)24が設けられており、その下に、画像形成部25が設けられている。
画像形成部25は、手指しトレイ18にセットされた記録用紙を用紙搬送路に導入するための給紙ローラ27とサバキシート28とを備えている。給紙ローラ27によって用紙搬送路に導入された記録用紙は、用紙同期ローラ29を経て感光体ドラム30と転写ローラ31との間のニップ部に供給される。感光体ドラム30の周囲には、転写ローラ31の他にも、現像装置32や帯電ブラシ33等が配置されており、感光体ドラム30の感光層上に形成されたトナー像が、転写ローラ31によって記録用紙に転写される。トナー像が転写された記録用紙は、定着ローラ34と圧着ローラ35とからなる定着装置によってトナー像が定着された後、排紙ローラ36によって排紙トレイ20上に排紙されるようになっている。
上記構成において、本実施形態では、把持22を持って画像処理装置1を縦になるように持ち上げて運搬しているときに、原稿押さえ板13が不測に開かないようにロックするロック機構部50を備えている。このロック機構部50は、原稿押さえ板13の手前側(すなわち、装置本体10の正面16側)において、左右両側に一対設けた構成としている。このように、ロック機構部50を、原稿押さえ板13の手前側(開放側)に配置することで、原稿押え板13のヒンジ部14側に配置する場合に比べて、原稿押え板13に大きな荷重がかからず、構造も簡単なものとすることができる。また、ロック機構部50を左右一対設けることで、ロック自体も安定し、持ち運び時に不足にロックが外れるといった事態の発生も防止することができる。また、左右両側に設けているので、原稿押え板13を開放して原稿を原稿台11上にセットしたり除去したりする作業の邪魔になることはない。
次に、ロック機構部50の構成について具体的に説明する。
<具体例1>
図5A及び図5Bは、具体例1のロック機構部50Aの構成を示す概略断面図である。
このロック機構部50Aは、原稿押さえ板13に設けられた第1係合部51と、装置本体10に設けられた係合手段55とからなり、係合手段55は、第1係合部51に係合して原稿押さえ板13を閉状態に保持する第2係合部56と、装置本体10から退出可能に設けられて設置面501に当接する駆動部57と、駆動部57を装置本体10から突出するように付勢する付勢部58と、駆動部57の退出動作を第2係合部56による第1係合部51への係合及び解除動作に連動させる連動部59とを備えている。
ここで、具体例1では、第1係合部51は、磁石または板金で構成されており、第2係合部56は、第1係合部51を構成する磁石に吸着される板金または前記磁石と逆極性の磁石、または、前記板金を吸着する磁石で構成されている。具体的には、第1係合部51が磁石である場合には、第2係合部56を第1係合部51である磁石に吸着される板金、または第1係合部51である磁石と逆極性の磁石とする。また、第1係合部51が板金である場合には、第2係合部56を第1係合部51である板金を吸着する磁石とする。このような組み合わせにより、第1係合部51と第2係合部56との係合、係合解除を確実に行うことができる。この具体例1では、第1係合部51を磁石51M、第2係合部56を板金56Fとして以下説明する。
駆動部57は、棒状に形成されており、その下部側が、装置本体10の底面41に形成された凹部42内に挿通されている。凹部42は円筒形状であり、その内部上面43と内部下面44とに、駆動部(以下、駆動杆ともいう。)57を上下摺動可能に挿通支持するための挿通穴43a,44aがそれぞれ形成されている。また、駆動杆57には、下端部57bから所定高さ位置に環状の当止片57aが形成されており、この当止片57aと内部上面43との間に、付勢部58であるコイルスプリングが圧縮状態で嵌装されている。また、駆動杆57の上端部には、横方向に突出した連携ピン57cが形成されている。
連動部59は、直線状に形成された第1連動杆61と、L字状に形成された第2連動杆62とからなり、第1連動杆61の中央部と第2連動杆62の中央屈曲部とが、それぞれ支持軸63,64によって装置本体10の図示しないフレームに回動可能に支持されている。第1連動杆61の支持軸63を介した左右両側には、軸線方向に沿って延びる長穴65,66がそれぞれ形成されており、一方側(図5Aでは右側)の長穴65に駆動杆57の連携ピン57cがスライド移動可能に遊嵌されている。また、第1連動杆61の他方側(図5Aでは左側)の長穴66には、第2連動杆62の一方の腕片67の先端部に横方向に突出して形成された連携ピン67aがスライド移動可能に遊嵌されている。
また、第2連動杆62の他方の腕片68の先端部には、平板状に形成された板金(第2係合部)56Fが固定された構成となっている。
上記構成において、駆動杆57は、装置本体10が机等の設置面501上に設置されて、下端部57bが設置面501に当接しているときには、図5Bに示すように、コイルスプリング58が圧縮されて、装置本体10内に退没し、装置本体10が設置面501から離れたとき(持ち運び等)には、図5Aに示すように、コイルスプリング58の弾発力によって伸張し、当止片57aが内部下面44に当接するまで、下端部57bが装置本体10の底面41から突出するようになっている。
そして、駆動杆57の下端部57bが装置本体10の底面41から突出しているとき(持ち運び時等)には、図5Aに示すように、連動部59の第1連動杆61と第2連動杆62の一方の腕片67とが、横一直線の状態となり、第2連動杆62の他方の腕片68の先端部に固定された板金56Fが、原稿押さえ板13の下面13aに沿って配置固定された磁石51Mに近接して対峙するようになっている。従って、この場合には、磁石51Mの磁力によって板金56Fが磁着し、原稿押さえ板13が閉状態で保持されることになる。
一方、画像処理装置1を設置面501に設置した状態では、図5Bに示すように、駆動杆57の下端部57bが設置面501に当接して装置本体10内に押し込まれる(退没する)結果、駆動杆57は上方(図5B中、矢符X1方向)に移動し、この移動に伴って、連動部59の第1連動杆61と第2連動杆62の一方の腕片67とが略V字状に回動し、第2連動杆62の他方の腕片68が、図5B中矢符Y1方向に回動する。その結果、他方の腕片68の先端部に固定されている板金56Fが、原稿押さえ板13の下面13aに配置固定された磁石51Mの磁力に影響されない位置(すなわち、係合が解除される位置)まで移動する。従って、この場合には、磁石51Mの磁力が板金56Fには影響しないので、原稿押さえ板13は自由に開閉できる状態となる。
すなわち、画像処理装置1を載置面501上から持ち上げて運搬するときには、ロック機構部50Aは図5Aに示す状態となって、原稿押さえ板13を確実に装置本体10に係合(固定)し、運搬後に載置面501上に再び載置した時点で、ロック機構部50Aは図5Bに示す状態となって、原稿押さえ板13の係合(固定)を確実に解除することができる。これにより、原稿押さえ板13の装置本体10への係合(固定)及び係合解除(固定解除)のためのユーザーによる手動操作を無くすことができ、ユーザーにとって利便性に優れた画像処理装置1とすることができる。
<具体例2>
図6A及び図6Bは、具体例2のロック機構部50Bの構成を示す概略断面図である。
このロック機構部50Bは、基本的に具体例1のロック機構部50Aとほぼ同じであり、違うところは、連動部59の構成のみであるので、ここでは違うところを中心に説明する。なお、同じ構成部材については具体例1の符号を用いて説明する。
具体例2では、連動部59は、略L字状に形成された連動杆70によって構成されており、横方向に延びる第1の腕片71の横方向中央部が、支持軸74によって装置本体10の図示しないフレームに回動可能に支持されており、第1の腕片71の支持軸74を介した一方の端部(図6Aでは右側端部)には、駆動杆57の連携ピン57cを回転可能に挿通係止する、軸線方向に沿って延びる長穴72が設けられている。また、第1の腕片71の他方側(図6Aでは左側)には、上方に延びる第2の腕片73が設けられており、この第2の腕片73の先端部(上端部)に、平板状に形成された板金56Fが固定された構成となっている。
上記構成において、駆動杆57の下端部57bが装置本体10の底面41から突出しているとき(持ち運び時等)には、図6Aに示すように、連動杆70が水平状態となり、第2の腕片73の先端部に固定された板金56Fが、原稿押さえ板13の下面13aに配置固定された磁石51Mに近接して対峙するようになっている。従って、この場合には、磁石51Mの磁力によって板金56Fが磁着し、原稿押さえ板13が閉状態で保持されることになる。
一方、画像処理装置1を設置面501に設置した状態では、図6Bに示すように、駆動杆57の下端部57bが設置面501に当接して装置本体10内に押し込まれる(退没する)結果、駆動杆57は上方(図6B中、矢符X1方向)に移動し、この移動に伴って、連動杆70が支持軸74を中心に左回り(反時計回り)に回動(図6B中、矢符Y2方向に回動)する。その結果、連動杆70の第2の腕片73の先端部に固定されている板金56Fが、原稿押さえ板13の下面13aに配置固定された磁石51Mの磁力に影響されない位置(すなわち、係合が解除される位置)まで回動(移動)する。従って、この場合には、磁石51Mの磁力が板金56Fには影響しないので、原稿押さえ板13は自由に開閉できる状態となる。
すなわち、画像処理装置1を載置面501上から持ち上げて運搬するときには、ロック機構部50Bは図6Aに示す状態となって、原稿押さえ板13を確実に装置本体10に係合(固定)し、運搬後に載置面501上に再び載置した時点で、ロック機構部50Bは図6Bに示す状態となって、原稿押さえ板13の係合(固定)を確実に解除することができる。これにより、原稿押さえ板13の装置本体10への係合(固定)及び係合解除(固定解除)のためのユーザーによる手動操作を無くすことができ、ユーザーにとって利便性に優れた画像処理装置1とすることができる。
なお、具体例2のロック機構部50Bは、連動部59の配置場所に上下方向の比較的広いスペースが取れる場合に好適な構成例であり、上記した具体例1のロック機構部50Aは、連動部59の配置場所に上下方向のスペースがあまり無い場合に好適な構成例である。
<具体例3>
図7A及び図7Bは、具体例3のロック機構部50Cの構成を示す概略断面図である。
このロック機構部50Cは、具体例2のロック機構部50Bを一部変形した具体例であり、違うところは、第1係合部51の構成と連動部59の構成のみであるので、ここでは違うところを中心に説明する。なお、同じ構成部材については具体例2の符号を用いて説明する。また、具体例3では、第1係合部51を板金51Fで構成し、第2係合部56を磁石56Mで構成している場合について説明する。
すなわち、原稿押さえ板13の下面13aに配置固定される板金51Fは、原稿押さえ板13の下面13aに添設固定される平板状の支持板52と、この支持板52から原稿押さえ板13の下面13aに形成された開口穴13cを通って垂下された平板状の垂下板53とからなる断面略T字状に形成されている。
一方、連動部59は、横長に形成された連動杆75によって構成されている。そして、この連動杆75の横方向中央部が、支持軸78によって装置本体10の図示しないフレームに回動可能に支持されており、支持軸78を介した一方の端部(図7Aでは右側端部)には、駆動杆57の連携ピン57cを回転可能に挿通係止する、軸線方向に沿って延びる長穴76が設けられている。また、連動杆75の他方側(図7Aでは左側)には、先端部(左側端部)に、平板状に形成された磁石56Mが垂直な状態で固定された構成となっている。
また、装置本体10の原稿台11(プラテンガラス12を除く筐体部分)には、板金51Fの垂下板53が挿通可能な開口穴11aが形成されている。
上記構成において、駆動杆57の下端部57bが装置本体10の底面41から突出しているとき(持ち運び時等)には、図7Aに示すように、連動杆75が水平状態となり、連動杆75の先端部に固定された磁石56Mが、原稿押さえ板13の下面13aに配置固定され、装置本体10の原稿台11に設けられた開口穴11aから装置本体10内に挿通された板金51Fの垂下板53に近接して対峙するようになっている。従って、この場合には、磁石56Mの磁力によって板金51Fが磁着し、原稿押さえ板13が閉状態で保持されることになる。
一方、画像処理装置1を設置面501に設置した状態では、図7Bに示すように、駆動杆57の下端部57bが設置面501に当接して装置本体10内に押し込まれる(退没する)結果、駆動杆57は上方(図7B中、矢符X1方向)に移動し、この移動に伴って、連動杆75が支持軸78を中心に左回り(反時計回り)に回動(図7B中、矢符Y2方向に回動)する。その結果、連動杆75の先端部に固定されている磁石56Mが、板金51Fの垂下板53に磁力の影響を与えない位置(すなわち、係合が解除される位置)まで回動(移動)する。従って、この場合には、磁石56Mの磁力が板金51Fに影響を与えないので、原稿押さえ板13は自由に開閉できる状態となる。
すなわち、画像処理装置1を載置面501上から持ち上げて運搬するときには、ロック機構部50Cは図7Aに示す状態となって、原稿押さえ板13を確実に装置本体10に係合(固定)し、運搬後に載置面501上に再び載置した時点で、ロック機構部50Cは図7Bに示す状態となって、原稿押さえ板13の係合(固定)を確実に解除することができる。これにより、原稿押さえ板13の装置本体10への係合(固定)及び係合解除(固定解除)のためのユーザーによる手動操作を無くすことができ、ユーザーにとって利便性に優れた画像処理装置1とすることができる。
なお、具体例3のロック機構部50Cは、連動部59の配置場所に上下方向の比較的広いスペースが取れる場合に好適な構成例である。
<具体例4>
図8A及び図8Bは、具体例4のロック機構部50Dの構成を示す概略断面図である。
具体例4では、第1係合部51を磁石51Mで構成し、第2係合部56を板金56Fで構成している場合について説明する。
具体例4では、駆動部57は、棒状に形成されており、その下部側が、装置本体10の底面41に形成された凹部42内に挿通されている。凹部42は円筒形状であり、その内部上面43と内部下面44とに、駆動部(駆動杆)57を上下摺動可能に挿通支持するための挿通穴43a,44aがそれぞれ形成されている。また、駆動杆57には、下端部57bから所定高さ位置に環状の当止片57aが形成されており、この当止片57aと内部上面43との間に、付勢部58であるコイルスプリングが圧縮状態で嵌装されている。また、駆動杆57の上部側の一側面には、所定ピッチの歯切り部57dが形成されており、この歯切り部57dに、装置本体10の図示しないフレームに回転可能に軸支された平歯車80が噛み合った状態で配置されている。すなわち、駆動杆57の歯切り部57dと平歯車80とで、いわゆるラックアンドピニオンを構成している。
また、平歯車80を介して駆動杆57と対向するように作動杆81が配置されている。作動杆81は、駆動杆57と対向する縦杆82と、この縦杆82の上端部から水平方向に延設された横杆83とで構成されており、このように略逆L字状に形成された作動杆81は、装置本体10の図示しないフレームに対して、上下方向に摺動可能に支持されている。そして、縦杆82の平歯車80と対向する面には、所定ピッチの歯切り部82cが形成されており、横杆83の上面には、原稿押さえ部13の下面13aに配置固定された磁石51Mに対向するように、板金56Fが固定された構成となっている。
すなわち、具体例4では、駆動杆57に形成された歯切り部57d、平歯車80、及び作動杆81によって連動部を構成している。
上記構成において、駆動杆57の下端部57bが装置本体10の底面41から突出しているとき(持ち運び時等)には、図8Aに示すように、作動杆81が上方に位置し、横杆83の上面に固定された板金56Fが、原稿押さえ板13の下面13aに沿って配置固定された磁石51Mに近接して対峙するようになっている。従って、この場合には、磁石51Mの磁力によって板金56Fが磁着し、原稿押さえ板13が閉状態で保持されることになる。
一方、画像処理装置1を設置面501に設置した状態では、図8Bに示すように、駆動杆57の下端部57bが設置面501に当接して装置本体10内に押し込まれる(退没する)結果、駆動杆57は上方(図8B中、矢符X1方向)に移動し、この移動に伴って、作動杆81が下方(図8B中、矢符X2方向)に移動する。その結果、横杆83の上面に固定されている板金56Fが、原稿押さえ板13の下面13aに配置固定された磁石51Mの磁力に影響されない位置(すなわち、係合が解除される位置)まで移動する。従って、この場合には、磁石51Mの磁力が板金56Fには影響しないので、原稿押さえ板13は自由に開閉できる状態となる。
すなわち、画像処理装置1を載置面501上から持ち上げて運搬するときには、ロック機構部50Dは図8Aに示す状態となって、原稿押さえ板13を確実に装置本体10に係合(固定)し、運搬後に載置面501上に再び載置した時点で、ロック機構部50Dは図8Bに示す状態となって、原稿押さえ板13の係合(固定)を確実に解除することができる。これにより、原稿押さえ板13の装置本体10への係合(固定)及び係合解除(固定解除)のためのユーザーによる手動操作を無くすことができ、ユーザーにとって利便性に優れた画像処理装置1とすることができる。
<具体例5>
図9A及び図9Cは、具体例5のロック機構部50Eの構成を示す概略断面図、及び図9B及び図9Dは、具体例5のロック機構部50Eの構成を示す概略平面図である。
上記具体例1〜4は、第2係合部56である板金や磁石を上下方向に回動または移動させるものであったが、この具体例5以降は、第2係合部56を横方向に移動させるように構成した具体例である。なお、具体例5では、第1係合部51を磁石51Mで構成し、第2係合部56を板金56Fで構成している場合につい説明する。
具体例5では、駆動部57は、棒状に形成されており、その下部側が、装置本体10の底面41に形成された凹部42内に挿通されている。凹部42は円筒形状であり、その内部上面43と内部下面44とに、駆動部(駆動杆)57を上下摺動可能に挿通支持するための挿通穴43a,44aがそれぞれ形成されている。また、駆動杆57には、下端部57bから所定高さ位置に環状の当止片57aが形成されており、この当止片57aと内部上面43との間に、付勢部58であるコイルスプリングが圧縮状態で嵌装されている。また、駆動杆57の上部側の一側面(図9A,図9Cでは紙面に対して手前側の面)には、所定ピッチの歯切り部57eが形成されており、この歯切り部57eに、装置本体10の図示しないフレームに回転可能に軸支された平歯車85が噛み合った状態で配置されている。すなわち、駆動杆57の歯切り部57eと平歯車85とで、いわゆるラックアンドピニオンを構成している。
また、平歯車85の一方の面(図9A,図9Cでは左側面)には、かさ歯車86が同軸で一体形成されており、このかさ歯車86と噛合するように作動杆90が配置されている。
作動杆90は、短冊状の平板からなる本体部91を備えており、この本体部91の長手方向中央部が、ビスやネジ等の固定部材99によって原稿台11の下面に水平回動可能(すなわち、原稿台11の下面と平行に回動可能)に支持固定されている。
この本体部91の固定部材99を介した一方の側(図9Aでは右側)は、段差部92を介して1段下がった状態となっており、この1段下がった部分93の下面に、かさ歯車86と噛合する円盤状のかさ歯車94が設けられている。ただし、このかさ歯車94は、図9B及び図9Dに示す通り、円盤状の一部のみを形成しておけばよい。なお、この具体例5では、かさ歯車86と円盤状のかさ歯車94とによるいわゆるゼロールかさ歯車構造としているが、かさ歯車86の代わりに平歯車85を幅広に形成し、本体部91の1段下がった部分93の下面に設ける歯車を円盤状のかさ歯車94の代わりに円盤状の歯車とすることで、平歯車と円盤状の歯車とによるいわゆるフェースギヤ構造とすることも可能である。
また、本体部91の固定部材99を介した他方の側(図9Aでは左側)には、その上面に平板状の板金56Fが固定された構成となっている。
すなわち、具体例5では、駆動杆57に形成された歯切り部57e、平歯車85、かさ歯車86及び作動杆90によって連動部を構成している。
上記構成において、駆動杆57の下端部57bが装置本体10の底面41から突出しているとき(持ち運び時等)には、図9A及び図9Bに示すように、作動杆90に固定された板金56Fが、原稿押さえ板13の下面13aに配置固定された磁石51M(破線により示す)に近接して対峙するようになっている。従って、この場合には、磁石51Mの磁力によって板金56Fが磁着し、原稿押さえ板13が閉状態で保持されることになる。
一方、画像処理装置1を設置面501に設置した状態では、図9C及び図9Dに示すように、駆動杆57の下端部57bが設置面501に当接して装置本体10内に押し込まれる(退没する)結果、駆動杆57は上方(図9C中、矢符X1方向)に移動し、この移動に伴って、作動杆90が水平方向(図9D中、矢符Z1方向)に回動して移動する。その結果、作動杆90の上面に固定されている板金56Fが、原稿押さえ板13の下面13aに配置固定された磁石51M(破線により示す)の磁力に影響されない位置(すなわち、係合が解除される位置)まで移動する。従って、この場合には、磁石51Mの磁力が板金56Fには影響しないので、原稿押さえ板13は自由に開閉できる状態となる。
すなわち、画像処理装置1を載置面501上から持ち上げて運搬するときには、ロック機構部50Eは図9A及び図9Bに示す状態となって、原稿押さえ板13を確実に装置本体10に係合(固定)し、運搬後に載置面501上に再び載置した時点で、ロック機構部50Eは図9C及び図9Dに示す状態となって、原稿押さえ板13の係合(固定)を確実に解除することができる。これにより、原稿押さえ板13の装置本体10への係合(固定)及び係合解除(固定解除)のためのユーザーによる手動操作を無くすことができ、ユーザーにとって利便性に優れた画像処理装置1とすることができる。
<具体例6>
図10A,図10B,図10D及び図10Eは、具体例6のロック機構部50Fの構成を示す概略断面図、図10C及び図10Fは、具体例6のロック機構部50Fの構成を示す概略平面図である。ただし、図10Bは、図10Aを右方向から見た概略断面図、図10Eは、図10Dを右方向から見た概略断面図である。
具体例5では、第2係合部56である板金や磁石を水平方向に移動させる機構に歯車を用いているが、この具体例6では、歯車を使用しないで第2係合部56を水平方向に移動させる機構構造としたものである。なお、具体例6では、第1係合部51を磁石51Mで構成し、第2係合部56を板金56Fで構成している場合につい説明する。
具体例6では、駆動部57は、棒状に形成されており、その下部側が、装置本体10の底面41に形成された凹部42内に挿通されている。凹部42は円筒形状であり、その内部上面43と内部下面44とに、駆動部(駆動杆)57を上下摺動可能に挿通支持するための挿通穴43a,44aがそれぞれ形成されている。また、駆動杆57には、下端部57bから所定高さ位置に環状の当止片57aが形成されており、この当止片57aと内部上面43との間に、付勢部58であるコイルスプリングが圧縮状態で嵌装されている。また、図10Bに示すように、駆動杆57の上部は平板状に形成されおり、この平板部分571に、斜め方向に延びた長穴57fが形成されている。長穴57fは、水平面に対して例えば30度から60度程度(図では45度としている)の傾斜角度で形成されており、この長穴57fに、後述する作動杆100の連携ピン104が長穴57f内を摺動可能に挿入係止されるようになっている。
作動杆100は、短冊状の平板からなる本体部101を備えており、この本体部101の長手方向中央部が、ビスやネジ等の固定部材109によって原稿台11の下面に水平回動可能(すなわち、原稿台11の下面と平行に回動可能)に支持固定されている。
この本体部101の固定部材109を介した一方の側(図10Aでは右側)は、段差部102を介して1段下がった状態となっており、この1段下がった部分103の右端部から、駆動杆57の長穴57fに向かって連携ピン104(図10C等参照)が突出形成されている。
また、本体部101の固定部材109を介した他方の側(図10Aでは左側)には、その上面に平板状の板金56Fが固定された構成となっている。
すなわち、具体例6では、作動杆100が連動部を構成している。
上記構成において、駆動杆57の下端部57bが装置本体10の底面41から突出しているとき(持ち運び時等)には、図10Aないし図10Cに示すように、作動杆90に固定された板金56Fが、原稿押さえ板13の下面13aに配置固定された磁石51Mに近接して対峙するようになっている。従って、この場合には、磁石51Mの磁力によって板金56Fが磁着し、原稿押さえ板13が閉状態で保持されることになる。
一方、画像処理装置1を設置面501に設置した状態では、図10Dないし図10Eに示すように、駆動杆57の下端部57bが設置面501に当接して装置本体10内に押し込まれる(退没する)結果、駆動杆57は上方(図10D及び図10E中、矢符X1方向)に移動する。このとき、連携ピン104は、図10Bに示す位置から図10Eに示す位置に移動する。すなち、画像処理装置1の持ち運び時の図10Bに示す状態では、長穴57fの右上端部に位置していた連携ピン104が、画像処理装置1を設置面501に設置した時の図10Eに示す状態では、長穴57fの左下端部に移動している。これは、駆動杆57の上昇による長穴57fの上昇に伴ない、連携ピン104が長穴57fに沿って横方向(図10E中Z1方向)に移動したことを示しており、その移動距離は、長穴57fの横方向の長さL1である。
そして、この連携ピン104の移動に伴って、作動杆100が水平方向(図10E及び図10F中、矢符Z1方向)に回動して移動する。その結果、作動杆100の上面に固定されている板金56Fが、原稿押さえ板13の下面13aに配置固定された磁石51Mの磁力に影響されない位置(すなわち、係合が解除される位置)まで移動する。従って、この場合には、磁石51Mの磁力が板金56Fには影響しないので、原稿押さえ板13は自由に開閉できる状態となる。
すなわち、画像処理装置1を載置面501上から持ち上げて運搬するときには、ロック機構部50Fは図10Aないし図10Cに示す状態となって、原稿押さえ板13を確実に装置本体10に係合(固定)し、運搬後に載置面501上に再び載置した時点で、ロック機構部50Fは図10Dないし図10Fに示す状態となって、原稿押さえ板13の係合(固定)を確実に解除することができる。これにより、原稿押さえ板13の装置本体10への係合(固定)及び係合解除(固定解除)のためのユーザーによる手動操作を無くすことができ、ユーザーにとって利便性に優れた画像処理装置1とすることができる。
<具体例7>
図11A及び図11Bは、具体例7のロック機構部50Gの構成を示す概略断面図である。
具体例5では、第2係合部56である板金や磁石を水平方向に移動させる機構に歯車を用いているが、この具体例7では、バネを使用して第2係合部56を水平方向に移動させる機構構造としたものである。なお、具体例7では、第1係合部51を磁石51Mで構成し、第2係合部56を板金56Fで構成している場合について説明する。
具体例7では、駆動部57は、棒状に形成されており、その下部側が、装置本体10の底面41に形成された凹部42内に挿通されている。凹部42は円筒形状であり、その内部上面43と内部下面44とに、駆動部(駆動杆)57を上下摺動可能に挿通支持するための挿通穴43a,44aがそれぞれ形成されている。また、駆動杆57には、下端部57bから所定高さ位置に環状の当止片57aが形成されており、この当止片57aと内部上面43との間に、付勢部58であるコイルスプリングが圧縮状態で嵌装されている。
駆動杆57の上端部には、ワイヤー110の一端部が固定されている。このワイヤー110は、上方に延設され、原稿台11の下面近傍に配置されたプーリー111を介して水平方向に湾曲され、その先端部(他端部)が板金56Fの一端部に固定されている。また、板金56Fの他端部には、一端部が装置本体10のフレーム支持部10aに固定された別のワイヤー115の他端部が固定されている。ワイヤー115は、原稿台11の下面に平行となるように(水平方向に)配置されており、その中央部分がバネ形状部(例えば、コイルスプリング形状)116に形成されている。このワイヤー115は、板金56Fとフレーム支持部10aとの間に伸張状態で固定されている。すなわち、板金56Fを常にフレーム支持部10a側に引っ張るように設けられている。ただし、このバネ形状部116の引っ張り力(収縮力)は、駆動杆57を下方に付勢するコイルスプリング58の付勢力(弾発力)より弱い力となるように設定されている。なお、プーリー111も、装置本体10の図示しないフレームに支持固定されている。
すなわち、具体例7では、2本のワイヤー110,115とプーリー111とによって連動部を構成している。
上記構成において、駆動杆57の下端部57bが装置本体10の底面41から突出しているとき(持ち運び時等)には、図11Aに示すように、駆動杆57が下方に位置し、ワイヤー110,115によって支持された板金56Fが、原稿押さえ板13の下面13aに配置固定された磁石51Mに近接して対峙するようになっている。従って、この場合には、磁石51Mの磁力によって板金56Fが磁着し、原稿押さえ板13が閉状態で保持されることになる。
一方、画像処理装置1を設置面501に設置した状態では、図11Bに示すように、駆動杆57の下端部57bが設置面501に当接して装置本体10内に押し込まれる(退没する)結果、駆動杆57は上方(図11B中、矢符X1方向)に移動し、この移動に伴って、板金56Fがワイヤー115のバネ形状部116に引っ張られて(バネ形状部116の収縮力によって)フレーム支持部10a側(図11B中、矢符W1方向)に移動(原稿台11の下面に沿って横方向に移動)する。その結果、板金56Fが原稿押さえ板13の下面13aに配置固定された磁石51Mの磁力に影響されない位置(すなわち、係合が解除される位置)まで移動する。従って、この場合には、磁石51Mの磁力が板金56Fには影響しないので、原稿押さえ板13は自由に開閉できる状態となる。
すなわち、画像処理装置1を載置面501上から持ち上げて運搬するときには、ロック機構部50Gは図11Aに示す状態となって、原稿押さえ板13を確実に装置本体10に係合(固定)し、運搬後に載置面501上に再び載置した時点で、ロック機構部50Gは図11Bに示す状態となって、原稿押さえ板13の係合(固定)を確実に解除することができる。これにより、原稿押さえ板13の装置本体10への係合(固定)及び係合解除(固定解除)のためのユーザーによる手動操作を無くすことができ、ユーザーにとって利便性に優れた画像処理装置1とすることができる。
上記具体例1〜7は、第1係合部及び第2係合部として磁石または板金を用いる構成であったが、これから説明する具体例では、第1係合部を係合凸部とし、第2係合部を係止爪としている。
<具体例8>
図12A及び図12Bは、具体例8のロック機構部50Hの構成を示す概略断面図である。ただし、このロック機構部50Hの構成は、第1係合部を係合凸部とし、第2係合部を係止爪とする以外は、図5A及び図5Bに示した具体例1の構成と全く同じであるので、ここでは構成の違うところだけを説明し、同じ構成部材にいては同符号を付してそのまま用いることとする。
この具体例8では、原稿押さえ板13の下面13aの一部を下方に突出するように凹ませて係止凸部120を形成し、その一側面(図12A及び図12Bでは右側面)に係止用の開口穴121を形成している。
一方、この係止凸部120に対向する装置本体10の原稿台11に、前記係止凸部120を嵌合する嵌合凹部130を形成し、この嵌合凹部130の前記開口穴121に対向する側面(図12A及び図12Bでは右側面)に、同じく開口穴131を形成している。
一方、係止爪125は、第2連動杆62の他方の腕片68の先端部に形成されている。
上記構成において、駆動杆57の下端部57bが装置本体10の底面41から突出しているとき(持ち運び時等)には、図12Aに示すように、連動部59の第1連動杆61と第2連動杆62の一方の腕片67とが、横一直線の状態となり、第2連動杆62の他方の腕片68の先端部に設けられた係止爪125が、嵌合凹部130の開口穴131と、この嵌合溝部130に嵌合された係止凸部120の開口穴121とを通って、係止凸部120内に挿入係止されるようになっている。従って、この場合には、係止爪125と係止凸部120との係合によって、原稿押さえ板13が閉状態で保持されることになる。
一方、画像処理装置1を設置面501に設置した状態では、図12Bに示すように、駆動杆57の下端部57bが設置面501に当接して装置本体10内に押し込まれる(退没する)結果、駆動杆57は上方(図12B中、矢符X1方向)に移動し、この移動に伴って、連動部59の第1連動杆61と第2連動杆62の一方の腕片67とが略V字状に回動し、第2連動杆62の他方の腕片68が、図12B中矢符Y1方向に回動する。その結果、他方の腕片68の先端部に設けられた係止爪125が係止凸部120内から装置本体10内に後退(退没)するまで(すなわち、係合が解除される位置まで)移動する。従って、この場合には、原稿押さえ板13は自由に開閉できる状態となる。
すなわち、画像処理装置1を載置面501上から持ち上げて運搬するときには、ロック機構部50Hは図12Aに示す状態となって、原稿押さえ板13を確実に装置本体10に係合(固定)し、運搬後に載置面501上に再び載置した時点で、ロック機構部50Hは図12Bに示す状態となって、原稿押さえ板13の係合(固定)を確実に解除することができる。これにより、原稿押さえ板13の装置本体10への係合(固定)及び係合解除(固定解除)のためのユーザーによる手動操作を無くすことができ、ユーザーにとって利便性に優れた画像処理装置1とすることができる。
<具体例9>
図13A及び図13Bは、具体例9のロック機構部50Iの構成を示す概略断面図である。この具体例9は、図12A及び図12Bに示した具体例8の構成において、第1係合部の係止凸部の構造が異なるのみであり、その他の構成は具体例8と全く同様である。
すなわち、具体例9では、原稿押さえ板13の下面13aの一部を下方に突出するように延設して板状の係止板(係止凸部)127を形成し、この係止板127に係止用の開口穴128を形成している。一方、この係止板127に対向する装置本体10の原稿台11には、係止板127を装置本体10内部に挿通するための開口穴11aを設けた構成としたものである。
上記構成において、駆動杆57の下端部57bが装置本体10の底面41から突出しているとき(持ち運び時等)には、図13Aに示すように、連動部59の第1連動杆61と第2連動杆62の一方の腕片67とが、横一直線の状態となり、第2連動杆62の他方の腕片68の先端部に設けられた係止爪125が、装置本体10内に挿入された係止板127の開口穴128を通って挿入係止されるようになっている。従って、この場合には、係止爪125と係止板127との係合によって、原稿押さえ板13が閉状態で保持されることになる。
一方、画像処理装置1を設置面501に設置した状態では、図13Bに示すように、駆動杆57の下端部57bが設置面501に当接して装置本体10内に押し込まれる(退没する)結果、駆動杆57は上方(図13B中、矢符X1方向)に移動し、この移動に伴って、連動部59の第1連動杆61と第2連動杆62の一方の腕片67とが略V字状に回動し、第2連動杆62の他方の腕片68が、図13B中矢符Y1方向に回動する。その結果、他方の腕片68の先端部に設けられた係止爪125が係止板127の開口穴128から抜けるまで(すなわち、係合が解除される位置まで)移動する。従って、この場合には、原稿押さえ板13は自由に開閉できる状態となる。
すなわち、画像処理装置1を載置面501上から持ち上げて運搬するときには、ロック機構部50Iは図13Aに示す状態となって、原稿押さえ板13を確実に装置本体10に係合(固定)し、運搬後に載置面501上に再び載置した時点で、ロック機構部50Iは図13Bに示す状態となって、原稿押さえ板13の係合(固定)を確実に解除することができる。これにより、原稿押さえ板13の装置本体10への係合(固定)及び係合解除(固定解除)のためのユーザーによる手動操作を無くすことができ、ユーザーにとって利便性に優れた画像処理装置1とすることができる。
<具体例10>
図14Aないし図14Cは、具体例10のロック機構部50Jの構成を示す概略断面図である。この具体例10は、図8A及び図8Bに示した具体例4の応用例であり、作動杆を上下移動から横方向の移動に変更した具体例である。
具体例10では、駆動部57は、棒状に形成されており、その下部側が、装置本体10の底面41に形成された凹部42内に挿通されている。凹部42は円筒形状であり、その内部上面43と内部下面44とに、駆動部(駆動杆)57を上下摺動可能に挿通支持するための挿通穴43a,44aがそれぞれ形成されている。また、駆動杆57には、下端部57bから所定高さ位置に環状の当止片57aが形成されており、この当止片57aと内部上面43との間に、付勢部58であるコイルスプリングが圧縮状態で嵌装されている。また、駆動杆57の上部側の一側面(図14A及び図14Bでは右側面)には、所定ピッチの歯切り部57dが形成されており、この歯切り部57dに、装置本体10の図示しないフレームに回転可能に軸支された平歯車80の左側部分が噛み合った状態で配置されている。すなわち、駆動杆57の歯切り部57dと平歯車80とで、いわゆるラックアンドピニオンを構成している。
また、平歯車80の上部には、作動杆141が原稿台11に平行となるように配置されている。作動杆141は、装置本体10の図示しないフレームに支持された状態で、原稿台11に沿って横方向に往復移動可能に設けられている。また、作動杆141の右側の下面部分には、所定ピッチの歯切り部141aが形成されており、この歯切り部141aが平歯車80の上側部分に噛み合った状態となっている。すなわち、作動杆141の歯切り部141aと平歯車80とで、いわゆるラックアンドピニオンを構成している。また、作動杆141の左側部分は係止爪142となっている。
なお、平歯車80は、図14Cに示すように幅広に形成されている。そして、駆動杆57の歯切り部57dは、幅広の平歯車の手前側部分(図14Cでは下側部分、図14Aでは紙面手前側部分)と噛み合っており、作動杆141の歯切り部141aは、幅広の平歯車の奥側部分(図14Cでは上側部分、図14Aでは紙面奥側部分)と噛み合っている。これにより、駆動杆57の動線と作動杆141の動線とが図14Aにおいて前後方向(紙面垂直方向)にずれていることから、駆動杆57と作動杆141とがぶつかることはない。
一方、原稿押さえ板13の下面13aの一部を下方に突出するように凹ませて係止凸部120を形成し、作動杆141の係止爪142に対向する一側面(図14A及び図14Bにおいて右側面)に係止用の開口穴121を形成している。
一方、この係止凸部120に対向する装置本体10の原稿台11に、係止凸部120を嵌合する嵌合凹部130を形成し、この嵌合凹部130の前記開口穴121に対向する側面(図14A及び図14Bにおいて右側面)に、同じく開口穴131を形成している。
すなわち、具体例10では、駆動杆57に形成された歯切り部57d、平歯車80、及び作動杆141によって連動部を構成している。
上記構成において、駆動杆57は、装置本体10が机等の設置面501上に設置されて、下端部57bが設置面501に当接しているときには、図14Bに示すように、コイルスプリング58が圧縮されて、装置本体10内に退没し、装置本体10が設置面から離れたとき(持ち運び等)には、図14Aに示すように、コイルスプリング58の弾発力によって下端部57bが装置本体10の底面41から突出するようになっている。
そして、駆動杆57の下端部57bが装置本体10の底面41から突出しているとき(持ち運び時等)には、図14Aに示すように、作動杆141の係止爪142が、嵌合凹部130の開口穴131と、この嵌合溝部130に嵌合された係止凸部120の開口穴121とを通って、係止凸部120内に挿入係止されるようになっている。従って、この場合には、係止爪142と係止凸部120との係合によって、原稿押さえ板13が閉状態で保持されることになる。
一方、画像処理装置1を設置面501に設置した状態では、図14Bに示すように、駆動杆57の下端部57bが設置面501に当接して装置本体10内に押し込まれる(退没する)結果、駆動杆57は上方(図14B中、矢符X1方向)に移動し、この移動に伴って、作動杆141が横方向(図14Bでは右方向:矢符W1方向)に移動する。その結果、作動杆141の係止爪142が係止凸部120内から装置本体10内に後退(退没)するまで(すなわち、係合が解除される位置まで)移動する。従って、この場合には、原稿押さえ板13は自由に開閉できる状態となる。
すなわち、画像処理装置1を載置面501上から持ち上げて運搬するときには、ロック機構部50Jは図14Aに示す状態となって、原稿押さえ板13を確実に装置本体10に係合(固定)し、運搬後に載置面501上に再び載置した時点で、ロック機構部50Jは図14Bに示す状態となって、原稿押さえ板13の係合(固定)を確実に解除することができる。これにより、原稿押さえ板13の装置本体10への係合(固定)及び係合解除(固定解除)のためのユーザーによる手動操作を無くすことができ、ユーザーにとって利便性に優れた画像処理装置1とすることができる。
<具体例11>
図15A及び図15Cは、具体例11のロック機構部50Kの構成を示す概略断面図、図15B及び図15Dは、ロック機構部50Kの構成を示す概略平面図である。ただし、このロック機構部50Kの構成は、第1係合部を係合凸部とし、第2係合部を係止爪とする以外は、図9Aないし図9Dに示した具体例5の構成と全く同じであるので、ここでは構成の違うところだけを説明し、同じ構成部材にいては同符号を付してそのまま用いることとする。
この具体例11では、原稿押さえ板13の下面13aの一部を下方に突出するように凹ませて係止凸部120を形成し、その一側面(図15Aでは紙面奥側の側面、図15Bでは上側の側面)に係止用の開口穴121を形成している。
一方、この係止凸部120に対向する装置本体10の原稿台11に、前記係止凸部120を嵌合する嵌合凹部130を形成し、この嵌合凹部130の前記開口穴121に対向する側面(図15Aでは紙面奥側の側面、図15Bでは上側の側面)に、同じく開口穴131を形成している。一方、係止爪151は、本体部91の固定部材99を介した他方の側(図15A及び図15Bでは左側)において、前記開口孔121,131に対向する側面91aから原稿台11に沿う横方向に直交するように延設して設けられている。
すなわち、具体例11では、駆動杆57に形成された歯切り部57e、かさ歯車85,86及び作動杆90によって連動部を構成している。
上記構成において、駆動杆57の下端部57bが装置本体10の底面41から突出しているとき(持ち運び時等)には、図15A及び図15Bに示すように、作動杆90の本体部91の側面91aに形成された係止爪151が、嵌合凹部130の開口穴131と、この嵌合溝部130に嵌合された係止凸部120の開口穴121とを通って、係止凸部120内に挿入係止されるようになっている。従って、この場合には、係止爪151と係止凸部120との係合によって、原稿押さえ板13が閉状態で保持されることになる。
一方、画像処理装置1を設置面501に設置した状態では、図15C及び図15Dに示すように、駆動杆57の下端部57bが設置面501に当接して装置本体10内に押し込まれる(退没する)結果、駆動杆57は上方(図15C中、矢符X1方向)に移動し、この移動に伴って、作動杆90が水平方向(図15D中、矢符Z1方向)に回動して移動する。その結果、作動杆90の本体部91の側面91aに形成された係止爪151が係止凸部120内から装置本体10内に後退(退没)するまで(すなわち、係合が解除される位置まで)移動する。従って、この場合には、原稿押さえ板13は自由に開閉できる状態となる。
すなわち、画像処理装置1を載置面501上から持ち上げて運搬するときには、ロック機構部50Kは図15Aに示す状態となって、原稿押さえ板13を確実に装置本体10に係合(固定)し、運搬後に載置面501上に再び載置した時点で、ロック機構部50Kは図15Bに示す状態となって、原稿押さえ板13の係合(固定)を確実に解除することができる。これにより、原稿押さえ板13の装置本体10への係合(固定)及び係合解除(固定解除)のためのユーザーによる手動操作を無くすことができ、ユーザーにとって利便性に優れた画像処理装置1とすることができる。
<具体例12>
図16Aないし図16Fは、具体例12のロック機構部50Lの構成を示す概略断面図である。ただし、このロック機構部50Lの構成は、第1係合部を係合凸部とし、第2係合部を係止爪とする以外は、図10Aないし図10Fに示した具体例5の構成と全く同じであるので、ここでは構成の違うところだけを説明し、同じ構成部材にいては同符号を付してそのまま用いることとする。
この具体例12では、原稿押さえ板13の下面13aの一部を下方に突出するように凹ませて係止凸部120を形成し、その一側面(図16Aでは紙面奥側の側面、図16Bでは右側面、図16Cでは上側の側面)に係止用の開口穴121を形成している。
一方、この係止凸部120に対向する装置本体10の原稿台11に、前記係止凸部120を嵌合する嵌合凹部130を形成し、この嵌合凹部130の前記開口穴121に対向する側面(図16Aでは紙面奥側の側面、図16Bでは右側面、図16Cでは上側の側面)に、同じく開口穴131を形成している。
一方、係止爪151は、作動杆90の本体部91の固定部材99を介した他方の側(図16A及び図16Cでは左側)において、前記開口孔121,131に対向する側面91aから原稿台11に沿って横方向に直交するように延設して設けられている。
すなわち、具体例12では、作動杆90が連動部を構成している。
上記構成において、駆動杆57の下端部57bが装置本体10の底面41から突出しているとき(持ち運び時等)には、図16Aないし図16Cに示すように、作動杆90の本体部91の側面91aに設けられた係止爪151が、嵌合凹部130の開口穴131と、この嵌合溝部130に嵌合された係止凸部120の開口穴121とを通って、係止凸部120内に挿入係止されるようになっている。従って、この場合には、係止爪151と係止凸部120との係合によって、原稿押さえ板13が閉状態で保持されることになる。
一方、画像処理装置1を設置面501に設置した状態では、図16Dないし図16Fに示すように、駆動杆57の下端部57bが設置面501に当接して装置本体10内に押し込まれる(退没する)結果、駆動杆57は上方(図16D中、矢符X1方向)に移動し、この移動に伴って、作動杆90が水平方向(図16E及び図16F中、矢符Z1方向)に回動して移動する。その結果、作動杆90の本体部91の側面91aに設けられた係止爪151が係止凸部120内から装置本体10内に後退(退没)するまで(すなわち、係合が解除される位置まで)移動する。従って、この場合には、原稿押さえ板13は自由に開閉できる状態となる。
すなわち、画像処理装置1を載置面501上から持ち上げて運搬するときには、ロック機構部50Lは図16Aないし図16Cに示す状態となって、原稿押さえ板13を確実に装置本体10に係合(固定)し、運搬後に載置面501上に再び載置した時点で、ロック機構部50Lは図16Dないし図16Fに示す状態となって、原稿押さえ板13の係合(固定)を確実に解除することができる。これにより、原稿押さえ板13の装置本体10への係合(固定)及び係合解除(固定解除)のためのユーザーによる手動操作を無くすことができ、ユーザーにとって利便性に優れた画像処理装置1とすることができる。
<具体例13>
図17A及び図17Fは、具体例13のロック機構部50Mの構成を示す概略断面図である。ただし、このロック機構部50Mの構成は、第1係合部を係合凸部とし、第2係合部を係止爪とする以外は、図11A及び図11Bに示した具体例7の構成と全く同じであるので、ここでは構成の違うところだけを説明し、同じ構成部材にいては同符号を付してそのまま用いることとする。
この具体例13では、原稿押さえ板13の下面13aの一部を下方に突出するように凹ませて係止凸部120を形成し、その一側面(図17Aでは右側面)に係止用の開口穴121を形成している。
一方、この係止凸部120に対向する装置本体10の原稿台11に、前記係止凸部120を嵌合する嵌合凹部130を形成し、この嵌合凹部130の前記開口穴121に対向する側面(図17Aでは右側面)に、同じく開口穴131を形成している。
一方、係止爪161は、ワイヤー110,115によって支持された平板状の板金56Fの上面中央部から垂直に立ち上げ、その上端部を嵌合凹部130の開口穴131に向かって水平方向に屈曲した鉤形形状としている。
すなわち、具体例13では、2本のワイヤー110,115とプーリー111とによって連動部を構成している。
上記構成において、駆動杆57の下端部57bが装置本体10の底面41から突出しているとき(持ち運び時等)には、図17Aに示すように、駆動杆57が下方に位置し、ワイヤー110,115によって支持された板金56Fの係止爪161が、嵌合凹部130の開口穴131と、この嵌合溝部130に嵌合された係止凸部120の開口穴121とを通って、係止凸部120内に挿入係止されるようになっている。従って、この場合には、係止爪161と係止凸部120との係合によって、原稿押さえ板13が閉状態で保持されることになる。
一方、画像処理装置1を設置面501に設置した状態では、図17Bに示すように、駆動杆57の下端部57bが設置面501に当接して装置本体10内に押し込まれる(退没する)結果、駆動杆57は上方(図17B中、矢符X1方向)に移動し、この移動に伴って、板金56Fがワイヤー115のバネ形状部116に引っ張られて(バネ形状部116の収縮力によって)フレーム支持部10a側(図17B中、矢符W1方向)に移動(原稿台11の下面に沿って横方向に移動)する。その結果、板金56の係止爪161が、係止凸部120内から装置本体10内に後退(退没)するまで(すなわち、係合が解除される位置まで)移動する。従って、この場合には、原稿押さえ板13は自由に開閉できる状態となる。
すなわち、画像処理装置1を載置面501上から持ち上げて運搬するときには、ロック機構部50Mは図17Aに示す状態となって、原稿押さえ板13を確実に装置本体10に係合(固定)し、運搬後に載置面501上に再び載置した時点で、ロック機構部50Mは図17Bに示す状態となって、原稿押さえ板13の係合(固定)を確実に解除することができる。これにより、原稿押さえ板13の装置本体10への係合(固定)及び係合解除(固定解除)のためのユーザーによる手動操作を無くすことができ、ユーザーにとって利便性に優れた画像処理装置1とすることができる。
なお、今回開示した実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 画像処理装置
10 画像処理装置本体(装置本体)
10a フレーム支持部
11 原稿台
12 原稿読み取りエリア(プラテンガラス)
13 原稿押さえ板(原稿押さえ部)
13a 下面
14 ヒンジ部
16 正面
17 操作パネル
18 手指しトレイ
19 背面
20 排紙トレイ
22 把持
24 画像読み取り部(光学系)
25 画像形成部
27 給紙ローラ
28 サバキシート
29 用紙同期ローラ
30 感光体ドラム
31 転写ローラ
32 現像装置
33 帯電ブラシ
34 定着ローラ
35 圧着ローラ
36 排紙ローラ
41 底面
42 凹部
43 内部上面
44 内部下面
43a,44a 挿通穴
50,50A〜50M ロック機構部
51 第1係合部
55 係合手段
56 第2係合部
55F,56F 板金
55M,56M 磁石
57 駆動部(駆動杆)
57a 当接片
57b 下端部
57c 連携ピン
57d,57e 歯切り部
57f 長穴
58 付勢部(コイルスプリング)
59 連動部
61 第1連動杆
62 第2連動杆
63,64 支持軸
65,66 長穴
67,68 腕片
70 連動杆
71 第1の腕片
72,76 長穴
73 第2の腕片
74 支持軸
80,85 平歯車
81 作動杆
82 縦杆
83 横杆
86 かさ歯車
90,100 作動杆
91,101 本体部
92,102 段差部
93,103 1段下がった部分
94 かさ歯車
99 固定部材
104 連携ピン
110,115 ワイヤー
111 プーリー
116 バネ形状部(コイルスプリング形状)
120 係止凸部
121 開口穴
130 嵌合凹部
131 開口穴
141 作動杆
141a 歯切り部
142 係止爪
151 係止爪
161 係止爪

Claims (11)

  1. 原稿を押さえる開閉可能な原稿押さえ部を備え、使用時には装置本体を設置面上に設置し、運搬時には前記設置面から離して運搬する画像処理装置であって、
    前記装置本体を前記設置面から離すことによって前記原稿押さえ部を閉状態に保持し、前記装置本体を前記設置面上に設置することによって前記原稿押さえ部の前記閉状態を解除するロック機構部を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記ロック機構部は、前記原稿押さえ部に設けられた第1係合部と、前記装置本体に設けられた係合手段とからなり、
    前記係合手段は、前記第1係合部に係合して前記原稿押さえ部を閉状態に保持する第2係合部と、前記装置本体から退出可能に設けられて前記設置面に当接する駆動部と、前記駆動部の退出動作を前記第2係合部による前記第1係合部への係合・解除動作に連動させる連動部とを備えていることを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項2に記載の画像処理装置であって、
    前記係合手段は、前記駆動部を前記装置本体から突出するように付勢する付勢部を備え、前記駆動部は、前記装置本体が前記設置面上に設置されているときには前記付勢部の付勢力に対抗して前記装置本体内に退没し、前記装置本体が前記設置面から離れたときには前記付勢部の付勢力によって前記装置本体から突出することを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の画像処理装置であって、
    前記連動部は、前記駆動部が前記装置本体から突出しているときには前記第1係合部に係合する位置に前記第2係合部を移動させ、前記駆動部が前記装置本体内に退没しているときには前記第1係合部への係合を解除する位置に前記第2係合部を移動させることを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項2から請求項4までのいずれか1項に記載の画像処理装置であって、
    前記第1係合部が磁石、または、板金であり、
    前記第2係合部が前記磁石に吸着される板金または前記磁石と逆極性の磁石、または、前記板金を吸着する磁石であることを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項5に記載の画像処理装置であって、
    前記第1係合部は、前記原稿押さえ部の原稿押さえ面に沿って固定配置され、
    前記第2係合部は、前記装置本体の前記原稿押さえ面と対向する原稿載置面に沿って配置されるとともに、前記原稿載置面に対して直交方向に上下動可能または上下回動可能に設けられ、
    前記連動部は、前記駆動部が前記装置本体から突出しているときには前記第1係合部と前記第2係合部とが吸着して係合するように前記第2係合部を上方に移動または回動させ、前記駆動部が前記装置本体内に退没しているときには前記第1係合部と前記第2係合部との吸着による係合が解除されるように前記第2係合部を下方に移動または回動させることを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項5に記載の画像処理装置であって、
    前記第1係合部は、前記原稿押さえ部の原稿押さえ面に沿って固定配置され、
    前記係合手段の前記第2係合部は、前記装置本体の前記原稿押さえ面と対向する原稿載置面に沿って配置されるとともに、前記原稿載置面に沿って横方向に移動可能に設けられ、
    前記連動部は、前記駆動部が前記装置本体から突出しているときには前記第1係合部と前記第2係合部とが吸着して係合するように前記第2係合部を前記第1係合部に対向する位置まで横方向に移動させ、前記駆動部が前記装置本体内に退没しているときには前記第1係合部と前記第2係合部との吸着による係合が解除されるように前記第2係合部を前記第1係合部に対向する位置から外れるように横方向に移動させることを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項2から請求項4までのいずれか1項に記載の画像処理装置であって、
    前記第1係合部は、前記原稿押さえ部の下面から下方に突出し、側面に開口部を有する係止凸部であり、前記第2係合部は、前記開口部から前記係止凹部の内部に挿入係止される係止爪であることを特徴とする画像処理装置。
  9. 請求項8に記載の画像処理装置であって、
    前記係合凸部は、前記原稿押さえ部の原稿押さえ面に設けられ、
    前記係止爪は、前記装置本体の前記原稿押さえ面と対向する原稿載置面に沿って配置されるとともに、前記原稿載置面に沿って横方向に移動可能に設けられ、
    前記連動部は、前記駆動部が前記装置本体から突出しているときには前記係合凸部の内部に挿入係止される位置に前記係止爪を移動させ、前記駆動部が前記装置本体内に退没しているときには前記係合凸部内から退出する位置に前記係止爪を移動させることを特徴とする画像処理装置。
  10. 請求項2から請求項9までのいずれか1項に記載の画像処理装置であって、
    前記原稿押さえ部は、装置本体の奥側を支持点として手前側を開放するように設けられ、
    前記第1係合部は、前記原稿押さえ部の手前側に配置され、
    前記係合手段は、前記装置本体の手前側の原稿載置面下部に配置されていることを特徴とする画像処理装置。
  11. 請求項10に記載の画像処理装置であって、
    前記ロック機構部は、前記原稿押さえ部及び前記装置本体の手前側の左右両側に一対設けられていることを特徴とする画像処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014119601A (ja) * 2012-12-17 2014-06-30 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2017026674A (ja) * 2015-07-16 2017-02-02 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2020170167A (ja) * 2019-04-10 2020-10-15 キヤノン株式会社 画像形成装置

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