JP3902577B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関し、さらに詳しくは、その装置に用いられる開閉可能な構造体の位置決め構造に関する。
画像形成方式の一つである電子写真複写方式においては、原稿に応じた潜像を感光体上に形成し、その潜像をトナーにより可視像処理した上で普通紙などの転写材に転写し、転写されたトナー像を定着することで複写物を得るようになっている。このような電子写真複写方式を用いる装置には、複写機やプリンタあるいはファクシミリ装置などがある。
画像形成装置では、感光体からトナー像を転写された転写材が搬送路で詰った場合、あるいはトナー像を得るための現像工程に用いられるトナーを補給する場合のために、装置を構成する構造体を2分割して構造体の一方を開閉できるようにし、開放時には内部が露呈できるようにした構成を備えたものがある。
2分割された構造体からなる画像形成装置は、2分割された構造体が閉じられた際に、構造体の一方が不用意に開放されないように、互いの構造体を所定位置に位置決めする構造が提案されている(例えば、特許文献1乃至3)。
特許文献1には、開閉自在の構造体の一方が、その開閉支点軸を他方の構造体の長穴内に挿通させて開閉自在に支持し、上記一方の構造体を他方の構造体に対して閉じた場合には、一方の構造体の開閉端に位置するギヤの回転軸を他方の構造体に形成されている溝に嵌合させるとともにフックによって上記ギヤの回転軸を挟持する構成が開示されている。
特許文献2および3には、開閉ではないが、一方の構造体に対して他方の構造体が着脱自在に支持される構成が示されており、装着時には、一方の構造体の側板に形成されている溝を、他方の構造体に配置されて搬送部材の一方をなすローラの回転軸に嵌合させるとともに、その状態を一方の構造体に有するフックが他方の構造体に形成されている突起部に係合することにより保持させるようにした構成が開示されている。
実開平5ー6973号公報 特開平1ー133822号公 特開平1ー133823号公報
分割された構造体の一方にトナー像の定着を行うための定着装置を配置する場合がある。定着装置を開放可能な構造体の一方に配置するのは、定着装置の下方に現像装置が配置されている構造である場合に、構造体の一方を開放して内部を露呈させることにより、現像装置へのトナーの補給を可能にするためである。
構造体の一方に配置されている定着装置は、内部に転写材の搬送を兼ねてトナー像の定着を行う加熱ローラおよび加圧ローラとを組合わせたローラ対が設けられており、ローラ対は、ギヤ等の伝達部材を介して駆動力を伝達されるようになっている。
ローラ対に装備されている伝達部材は、ローラの軸方向一端に取り付けられている関係上、ローラの軸方向端部での負荷が異なる。この場合にはギヤからの噛み合い反力が作用する端部とそうでない端部とに区別される。このため、ローラの軸線が他の搬送用ローラの軸線に平行しないで傾いた状態を呈することがある。
転写材の搬送路中に配置されている搬送部材であるローラ同士での軸線の方向が平行しない場合には、搬送部材間で受け渡しされる転写材の挟持搬送を行う方向が変化してしまい、転写材の幅方向に皺が発生したり、あるいは、転写材の進行方向に対するトナー像の転写位置が傾いてしまったりする現象が発生する。しかも、軸線が平行しない場合には、伝達部材間での軸間距離も変化してしまい、これによって、伝達部材であるギヤ同士の噛み合いが不安定となったり、ギヤの空転現象の一つである歯飛び現象が発生する。
構造体の一方に配置されている定着装置は、構造体の一方とともに他方の構造体に対して開閉され、閉じられた際には他方の構造体に被せられて固定されるので、固定された定着装置の下方に位置する画像形成処理装置の位置を保持するために用いられることもある。例えば、定着装置の下方近傍に感光体の帯電処理を行う帯電装置が配置されているような場合、帯電装置の上面との間に弾性体を介在させて帯電装置の上面を押圧して帯電装置の位置を保持する構成がある。この場合には、弾性体の反力が定着装置を押上げる向きに作用するために、定着装置内のローラ対の位置と他の搬送用ローラとの間の搬送路長が長くなる傾向で変化することがある。この結果、ローラ対による転写材の挟持タイミングが狂ってしまい、他の搬送用ローラから繰り出された転写材の先端が定着装置のローラ対に至る前に垂れ下がってしまってジャムの原因を引き起こす虞がある。この様な現象は、上述したローラの軸方向での負荷の違いによるだけでなく、こられ部材を支持する構造体での加工誤差等が原因して発生することが多い。ローラ同士の軸線の傾きを矯正する際には、例えば、一々各ローラの位置決め状態を確認する必要も生じることがあり、構造体の開閉操作の他に位置決め状態の確認という煩雑な手順が必要となる。
本発明の目的は、従来の画像形成装置、特に、開閉あるいは着脱自在の構造体を組合わせた場合に生じる構造体の位置決めを簡単な操作により正確に行うことができる構成を備えた画像形成装置を提供することにある。特に、上記構造体として、定着装置が配置されている構造体を一方の構造体とし、画像形成装置本体を他方の構造体とした場合に構造体の一方の位置決めを正確に行なえるようにして、転写材の皺や画像の傾き等の発生を防止することができる構成を備えた画像形成装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、2分割された第1および第2の構造体を備え、第2の構造体により開閉自在に支持されている第1の構造体に、搬送部材をなすローラ対を有する定着装置が配置されている構成を備えた画像形成装置において、上記第2の構造体に対して回動可能に設けられて上記第1の構造体が閉じられた際に上記第1の構造体を係止可能な第1の保持手段と、上記第1の構造体に対して回動可能に設けられて上記第1の構造体が閉じられ際に上記第2の構造体に嵌合可能な第2の保持手段とを備え、第1の保持手段は、その一部に上記第2の保持手段と対向するように設けられた押圧部が上記第1の構造体が閉じられた際に上記第2の保持手段によって押圧されることによって、上記第1の構造体を係止する方向に回動されるよう構成されるとともに、上記第2の保持手段が上記第2の構造体との嵌合を解除されるのに連動して上記第1の構造体の係止を解除する方向に回動されるように構成されていることを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、上記第1の保持手段は、上記第1の構造体における開閉支点からの半径が大きい開閉端側に対応させて上記第2の構造体に設けられ、上記第2の保持手段は、上記第1の構造体における開閉支点からの半径が小さい開閉基端に対応させて第1の構造体に設けられていることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明に加えて、上記第2の保持手段は、揺動支軸を中心にして長手方向一方に第2の構造体に対する嵌合部分、長手方向他方にオペレータにより回動操作される操作部がそれぞれ設けられ、上記第1の保持手段は、上記第1の構造体に対する係止部分とは別に、上記第2の保持手段における嵌合部分によって上記第1の構造体との係止部分を係止する方向に押圧する押圧部と、係止する方向とは逆方向に押し戻される押し戻し部とが設けられ、上記第2の保持手段における嵌合部分が上記押圧部あるいは押し戻し部の何れかに作用することにより上記第1の構造体の係止および係止解除を行うことを特徴としている。
請求項1および3記載の発明によれば、第1の保持手段の一部が第2の保持手段に対向し、第1の構造体が閉じられる際に第2の保持手段により押圧されて第1の構造体を係止する態位と第2の保持手段が第2の構造体との嵌合を解除されるのに連動して第1の構造体の係止を解除する構成を備えているので、第2の保持手段により第1の保持手段による第1の構造体の係止をより確実に行えるとともに、第1の保持手段の係止解除を第2の保持手段により連動操作することが可能となる。
請求項2記載の発明によれば、上記第1の保持手段は、上記第1の構造体における開閉支点からの半径が大きい開閉端側に対応させて上記他方の構造体に設けられ、上記第2の保持手段は、上記第1の構造体における開閉支点からの半径が小さい開閉基端に対応させて第1の構造体に設けられているので、第1の構造体の開閉基端側から開閉端側に至るほぼ全域を確実に係止してローラ軸の傾きが発生するのを防止することが可能となる。
以下、図面により本発明の実施のための最良の形態について説明する。
図1は、本発明の実施例に係る画像形成装置の一つである複写機を示す図であり、同図において複写機1は、2分割された構造体2および3(以下、便宜上、第1,第2の構造体という)を備えて構成されており、第1の構造体2は、図2に示すように、第2の構造体3をなす装置本体(以下、装置本体3という)に対して開閉支点となるヒンジ部Hを介して開閉自在に支持されている。
装置本体3の内部には、潜像担持体としてドラム状の感光体(以下、感光体ドラムという)4が配置されており、感光体ドラム4の周辺には、感光体ドラム4に対して画像形成処理を行うための帯電装置5、画像書込装置6、現像装置7および転写装置8が配置されている。
装置本体3の下部には、装置本体3に対して挿脱可能な給紙装置9が配置され、装置本体3の上面には、トナー画像を担持した転写材Sを収容する排紙台10が配置されている。
感光体ドラム4は、図示矢印方向に回転することができ、その回転過程において、帯電装置5による一様帯電、画像書込装置6による露光、現像装置7によるトナー像の形成および転写装置8による転写材Sへのトナー像の転写がそれぞれ行われる。転写装置8により転写材Sに静電転写されたトナー像は、定着装置11によって定着される。
定着装置11は、複写機1を構成する一方の構造体、つまり、第1の構造体2に固定されているハウジング12を備えており、そのハウジング12の内部には、加熱ローラ13および加圧ローラ14とからなるローラ対が備えられている。
ハウジング12は、図2において、第1の構造体2の開閉支点となるヒンジ部H(図2参照)からの半径が大きい位置を開閉端とされ、上記ヒンジ部Hからの半径が小さい位置を開閉基端とされている。
ローラ対は、転写材Sに担持されているトナー像を加熱定着するとともに、転写材Sを搬送する機能を有しており、このため、ローラ対を構成する加熱ローラ13および加圧ローラ14は互いに当接して回転できるように支持されている。ローラ対は、感光体ドラム4と転写装置8に有する転写ローラとで挟持されて繰り出される転写材Sを挟持搬送できる位置に配置されており、その位置は、後述する保持手段により規定されている。
図3は、本発明の実施例による画像形成装置に用いられる前提構成となる保持手段の構成を説明するための図であり、同図において、保持手段は、ハウジング12の2ヵ所を係止するために備えられており、ハウジング12の開閉端側に対応させて装置本体3の側壁3aに設けられている第1の保持手段16と、ハウジング12の開閉基端側に対応させてハウジング12に設けられている第2の保持手段17とで構成されている。
第1の保持手段16は、支持ピン18によって基端を支持された揺動可能な板金部材で構成されており、揺動端には折曲片16aを有し、その折曲片16aの頂部には上方に向け折り曲げられた起上片16bが形成されている。第1の保持手段16の揺動端には、図3において第1の保持手段16を時計方向に付勢する弾性体19が配置されている。
第1の保持手段16は、弾性体19の付勢によって装置本体3の側壁3aに設けられているストッパ(図示されず)に衝合することで時計方向の揺動量が規定され、起上片16bが略垂直方向に向く態位を通常の態位とされている。この通常態位は、第1の構造体2が閉じられた際にハウジング12を係止することができる態位に相当させてある。
第2の保持手段17は、ハウジング12の下面に設けられている支持部12aに挿通された支軸20により回転可能に支持されている板金製係止爪で構成されている。支軸20は、第1の構造体2が閉じられる際に装置本体3の側壁3aに形成されている凹部3bに嵌合されて支持される。凹部3bは、構造体2が閉じられた際にハウジング12の位置を規定するために用いられる。
第2の保持手段17は、図示しない、つる巻バネにより、図3において反時計方向に付勢されている。
第2の保持手段17には、支軸20を中心にして長手方向一方端に爪部17aが形成され、長手方向他方端に操作部17bが設けられている。
操作部17bは、図4に示すように、ハウジング12の上方に向け延長されたレバーで構成されている。操作部17bは図示されない案内溝に挿通されてハウジング12の上方に突出しており、案内溝に衝止されることで第2の保持手段17の回転量を規制している。なお、図4以降の図では、定着装置11に有するローラ対、ハウジング12および第1、第2の保持手段16、17の構成を主に示しており、搬送ガイド等、定着装置11内にある他の部材に関しては省略されている。
第1の保持手段16に対応するハウジング12の側底部には、第1の保持手段16の折曲片16aに向け張り出す係止片12bが形成されている。
係止片12bは、折曲片16aとの接触面の大きさ(図3中、符号Lで示す範囲の長さが相当している)が、折曲片16aにより上面を係止されるとともに構造体2が開放される際に、第1の保持手段16を揺動させながら折曲片16aから離脱しやすい大きさに設定されている。
第2の保持手段17に対応する装置本体3の側壁3aには、爪部17aと係合可能な突部21aを有する係合部材21が一体的に形成されている。
以上の構成においては、その作用を説明すると図5に示す通りである。
図5(A)は、構造体2が完全に閉じられた状態を示している。この状態では、第1の構造体2が装置本体3(図では、側壁3aのみが示されている)によって閉じ位置を規定される。
第1の構造体2が完全に閉じられると、第1の保持手段16の折曲片16aの下面にハウジング12の係止片12bが入り込んで係合することにより押圧され、第2の保持手段17の爪部17aが装置本体3の係合部材21の突部21aに係合する。これにより、定着装置11は、ハウジング12の開閉端側が第1の保持手段16によって、またハウジング12の開閉基端側が第2の保持手段17によって2ヵ所をそれぞれ係止されて位置決めされるので、ローラ対の位置が感光体ドラム4(図1参照)と転写装置8(図1参照)に有する転写ローラとの対向位置に対して所定の位置関係に設定される。
図5(B)は、第1の構造体2が装置本体3に向け閉じられる途中を示しており、この場合には、第1の構造体2が閉じられるのに連動してハウジング12の係止片12bが第1の保持手段16の起上片16bに向け、図中、矢印で示すように移動する。
図6に示すように、第1の構造体2が完全に閉じられる状態に近付くと、ハウジング12の係止片12bが第1の保持手段16の起上片16bに衝合し、弾性体19の付勢に抗して第1の保持手段16を図中、反時計方向に揺動させてハウジング12の係止片12bを第1の保持手段16の折曲片16aの下面に入り込ませる。第1の保持手段16とハウジング12の係止片12bとが係合するのにあわせて第2の保持手段17の爪部17aが装置本体3の側壁3aに有する係合部材21の突部21aに係合する。これにより、図5(A)に示した状態が得られる。
第1の構造体2が装置本体3から離れる向きに開放される場合には、第2の保持手段17は、操作部17bがオペレータにより操作されることにより、爪部17aを係合部材21の突部21aから離間させる。これにより、第2の保持手段17によるハウジング12の拘束が解除されるので、第1の構造体2の移動にハウジング12が連動すると、ハウジング12の係止片12bが第1の保持手段16の折曲片16aから離脱することができる。
以上のような構成においては、ハウジング12の一部を位置決めのための保持機構の一部として用いることができるので、位置決めに要する構造を簡略化することが可能になる。しかも、転写材の搬送部材をなすローラ対のローラ同士が予めハウジング12に設置されているので、ローラ同士を個別に位置決めする場合に比べてローラ同士の当接力等の調整が不要となり、位置決め操作が簡単になる。
上記実施例において、定着装置11を利用して、図1に示すように、その近傍に位置する帯電装置5の位置保持を行うためにハウジング12の底部に弾性体Pを配置した構成とすることも可能である。
次に、上記構成を前提として本発明の実施例を図7において説明する。
図7に示す実施例は、図3に示した第1の保持手段を第2の保持手段に対して連動できる構成としたことを特徴としている。なお、図7に示す部材のうちで図3に示したものと同じ構成部材については同符号により示してある。図7においては、図4に示した第2の保持手段17に有する操作部17bは一部のみが示されている。
図7(A)において、第1の保持手段30は、側面視形状がL字状とされ、図3に示した例と同様に折曲片30aおよび起上片30bを備えているとともに、これら片部とは別に、第2の保持手段17の爪部17aの下面に対向する押圧片30cおよび爪部17aの上面に対向する押し戻し片30dが設けられている。
第1の保持手段30の揺動端は、折曲片30aおよび起上片30bが設けられている揺動端に対し、支持ピン18を中心にして位相が略90°ずらされて押圧片30cおよび押し戻し片30dが第2の保持手段17に対向している。
本実施例は以上のような構成であるから、その作用を説明すると次の通りである。
図7(A)は、第1の構造体2が完全に閉じられた状態を示している。この状態では、第1の保持手段30の折曲片30aによってハウジング12の係止片12bが押さえ付けられ、第2の保持手段17の爪部が装置本体3の係合部材21の突部21aに嵌合している。第2の保持手段17の爪部先頭部は、第1の保持手段30の押圧片30cを押圧している。これにより、ハウジング12を有する定着装置11は、ハウジング12の開閉端側を第1の保持手段30によって、またハウジング12の開閉基端側を第2の保持手段17によって2ヵ所をそれぞれ係止されて位置決めされるので、ローラ対の位置が感光体ドラム4(図1参照)と転写装置8(図1参照)に有する転写ローラとの対向位置に対して所定の位置関係に設定される。しかも、第1の保持手段30の押圧片30cが第2の保持手段17の爪部先頭部の揺動に応じた押圧動作によって図7(A)中、下向きに押圧されているので、第1の保持手段30が第2の保持手段17の移動に連動してハウジング12の係止片12bを押圧することができる。
図7(B)は、第1の構造体2が装置本体3に向け閉じられる途中を示しており、この場合には、第1の構造体2が閉じられるのに連動してハウジング12の係止片12bが第1の保持手段16の起上片16bに向け、移動する。第1の構造体2が閉じられると、ハウジング12の係止片12bの上面が第1の保持手段16の折曲片16aに対向当接しているが、第2の保持手段17が操作部17b(図4参照)を操作されることによって所定位置まで完全に回動させられると、第2の保持手段17の爪部先頭部によって第1の保持手段30の押圧片30cが、図7(B)において下方に向け押圧されるので、図7(B)において第1の保持手段30が時計方向に回転する。これにより、仮に、ハウジング12の係止片12bが浮き上がっていたとしても、折曲片30aの下面により押し下げられて図7(A)に示す状態に変位して位置決めされる。
第1の構造体2が装置本体3を離れる向きに開放される場合には、第2の保持手段17が操作部17bをオペレータにより操作されることにより爪部17aを係合部材21の突部21aから離間させる。これにより、第2の保持手段17の爪部先頭部が第1の保持手段30の押し戻し片30dに衝合して第1の保持手段30が図7(A)において反時計方向に回転させられる。第1の保持手段30が反時計方向に回転すると、折曲片30aがハウジング12の係止片12bから離脱するので、ハウジング12の開放が可能になる。
以上のような実施例によれば、第1の保持手段30と第2の保持手段17との一部を互いに係合する関係を設定するだけで、第1の保持手段30によるハウジング12の係止片12bに対する押圧作用を不十分であっても、第2の保持手段17によって係止片12bの押圧作用を充分なものとすることができるので、確実に定着装置11の位置決めが行える。
本発明実施例を適用する前提構成となる第1,第2の構造体を備えた画像形成装置を示す図である。 図1に示した画像形成装置における構造体の開放状態を示す図である。 図1に示した画像形成装置の構造体に用いられる保持機構の構成を説明するための斜視図である。 図3に示した保持機構に用いられる第2の保持手段の操作部を説明する図である。 図3中、符号Kで示す方向の矢視図であり、(A)は構造体の一方が閉じられた状態を示し、(B)は構造体の一方が閉じられる途中を示している。 図3に示した要部構成に用いられる構造体の一方が閉じられる途中の状態を示す図である。 本発明実施例による画像形成装置の要部構成を示す図であり、(A)は構造体の一方が閉じられた状態を示し、(B)は構造体の一方が閉じられる途中を示している。
符号の説明
1 画像形成装置の一つである複写機
2 構造体の一方
3 構造体の他方をなす装置本体
4 感光体ドラム
8 転写装置
11 定着装置
12 ハウジング
12b 係止片
13 加熱ローラ
14 加圧ローラ
16,30 第1の保持手段
17 第2の保持手段
17a 爪部
17b 操作部
20 第2の保持手段用揺動支軸
30c 押圧片
30d 押し戻し片

Claims (3)

  1. 2分割された第1および第2の構造体を備え、上記第2の構造体により開閉自在に支持されている第1の構造体に、搬送部材をなすローラ対を有する定着装置が配置されている構成を備えた画像形成装置において、
    上記第2の構造体に対して回動可能に設けられて上記第1の構造体が閉じられた際に上記第1の構造体を係止可能な第1の保持手段と、
    上記第1の構造体に対して回動可能に設けられて上記第1の構造体が閉じられ際に上記第2の構造体に嵌合可能な第2の保持手段とを備え、
    第1の保持手段は、その一部に上記第2の保持手段と対向するように設けられた押圧部が上記第1の構造体が閉じられた際に上記第2の保持手段によって押圧されることによって、上記第1の構造体を係止する方向に回動されるよう構成されるとともに、上記第2の保持手段が上記第2の構造体との嵌合を解除されるのに連動して上記第1の構造体の係止を解除する方向に回動されるように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    上記第1の保持手段は、上記第1の構造体における開閉支点からの半径が大きい開閉端側に対応させて上記第2の構造体に設けられ、上記第2の保持手段は、上記第1の構造体における開閉支点からの半径が小さい開閉基端に対応させて第1の構造体に設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1記載の画像形成装置において、
    上記第2の保持手段は、揺動支軸を中心にして長手方向第1に上記第2の構造体に対する嵌合部分、長手方向他方にオペレータにより回動操作される操作部がそれぞれ設けられ、
    上記第1の保持手段は、上記第1の構造体に対する係止部分とは別に、上記第2の保持手段における嵌合部分によって上記第1の構造体との係止部分を係止する方向に押圧する押圧部と、係止する方向とは逆方向に押し戻される押し戻し部とが設けられ、上記第2の保持手段における嵌合部分が上記押圧部あるいは押し戻し部の何れかに作用することにより上記第1の構造体の係止および係止解除を行うことを特徴とする画像形成装置。
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